JP2009024505A - 排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関からの排気中に含まれるNOxを吸蔵するNOx吸蔵還元型触媒を備えた排気浄化装置において、エミッションの保証距離を長くする。
【解決手段】NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を考慮した通常目標温度でのS被毒回復制を一定期間毎(積算S被毒量が所定量に達する毎)に実施し、これに加えて、制御目標温度を通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、通常制御よりも大きな間隔毎に実施してSOxの放出性を一時的に向上させる。このように、S被毒回復制御時の制御目標温度を常に高く設定するのではなく、所定の期間毎に間欠的に高く設定することで、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保することが可能となり、長距離走行後のエミッションの悪化を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関(以下、エンジンともいう)からの排気を浄化する排気浄化装置に関し、さらに詳しくは、排気中に含まれる窒素酸化物(NOx)を吸蔵するNOx吸蔵還元型触媒を備えた排気浄化装置に関する。
一般に、ディーゼルエンジンや希薄燃焼式ガソリンエンジンのように、高い空燃比(リーン雰囲気)の混合気を燃焼させる運転領域が全運転領域の大部分を占めるエンジンにおいては、排気中に含まれるNOxを除去することが要求されている。このため、エンジンの排気通路に、排気中に含まれるNOxを吸蔵(吸収)するNOx吸蔵還元型触媒を配置して排気を浄化するようにしている。
NOx吸蔵還元型触媒としては、例えばNSR(NOx Storage Reduction)触媒や、DPNR(Diesel Particulate−NOx Reduction system)触媒などが用いられている。
このようなNOx吸蔵還元型触媒では、排気空燃比(A/F)がリーンである場合、つまり、周囲の雰囲気が高酸素濃度状態である場合には排気中のNOxを吸蔵する。一方、排気空燃比がリッチ側になった場合、詳しくは、周囲の雰囲気が低酸素濃度状態となり、かつ、排気中に炭化水素(HC)や一酸化炭素(CO)などの未燃燃料成分を含む状態になった場合には、NOx吸蔵還元型触媒は吸蔵しているNOxを放出及び還元する。具体的には、酸素濃度の低下によってNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵されているNOxが放出され、放出されたNOxが排気に含まれる未燃燃料成分との反応によって還元浄化される。
また、エンジンの燃料(例えばガソリンや軽油)中には、硫黄成分が含まれている場合が多い。このため、エンジンの運転時には、上記NOxのみならず、SO2やSO3などといった硫黄酸化物(SOx)も同時に生成され排気中に含まれる。このようなSOxもNOxと同様にNOx吸蔵還元型触媒に吸収される。そして、NOx吸蔵還元型触媒に吸収されたSOxは、エンジン運転時間の経過とともに硫酸塩等の化学的に安定した物質となってNOx吸蔵還元型触媒に徐々に蓄積されるため、いわゆる硫黄被毒(S被毒)が生じる。
S被毒が進行すると、NOx吸蔵還元型触媒によるNOxの吸蔵量の限界値やNOxの吸蔵効率が減少し、結果としてNOx浄化効率が低下する。これを解消するため、エンジン運転中の所定のタイミングでSOxをNOx吸蔵還元型触媒から放出させるS被毒回復制御が行われている。
S被毒回復制御は、エンジンの運転状態の履歴に基づいてNOx吸蔵還元型触媒のSOx吸蔵量(S被毒量)を算出し、そのS被毒量の積算値が許容値に達する毎に実行される(例えば、特許文献1及び2参照)。このS被毒回復制御では、例えば、排気通路への燃料添加により、排気温度を上昇させてNOx吸蔵還元型触媒の床温を目標温度まで昇温させるとともに、その高温下で排気空燃比をリッチにすることにより、NOx吸蔵還元型触媒からのSOxの放出及びその還元を促進してNOx吸蔵能力を回復する。
このようなS被毒回復制御に用いる制御目標温度(触媒の目標床温)は、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化、SOxの放出性、及び、エミッションの保証距離(耐久走行距離(例えば10万km)などを考慮して適合されている。なお、このようにS被毒制御時の触媒の熱劣化を考慮して適合された制御目標温度を「通常目標温度」という。
特許第3203931号明細書 特許第3558017号明細書 特開2001−152836号公報 特開2004−092524号公報
ところで、従来のS被毒回復制御においては、制御目標温度を走行距離に関係なく一定としている。このため、以下の点が問題となる。
まず、熱劣化を考慮した通常目標温度でS被毒回復制御を実行した場合、NOx吸蔵還元型触媒に吸蔵されたSOxの全てを放出することができず、ある程度の量のSOxがNOx吸蔵還元型触媒に残存する(以下、この残存するSOxの量を「S被毒残存量」という)。
このようなS被毒残存量は、同じ条件(目標温度一定)でS被毒回復制御を繰り返していくうちに増加する。例えば、図7に示すように、走行距離が短いときにはS被毒残存量は少ないが、目標温度を一定としてS被毒回復制御を行うと、走行距離が長くなるにつれてSOxの放出量が減少し、S被毒残存量が増加していく。ここで、S被毒残存量と走行距離との関係(S被毒残存量の増加傾向)を、実験・計算等により求めたところ、走行距離が上記したエミッションの保証距離を超えたあたりからS被毒残存量が急増し、長距離走行後のエミッションが悪化することが判明した。
なお、以上のようなS被毒残存量の増加を抑えるには、S被毒回復制御時の制御目標温度を通常目標温度よりも高くすればよいが、目標温度を高くすると、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化が生じるので、その熱劣化が問題となる。
本発明はそのような実情を考慮してなされたもので、内燃機関からの排気中に含まれるNOxを吸蔵するNOx吸蔵還元型触媒を備えた排気浄化装置において、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のエミッション(NOx、THC、COエミッション)の悪化を防止することが可能な技術を提供することを目的とする。
本発明では、S被毒回復制御を実施する際の制御目標温度を常に一定に設定するのではなく、制御目標温度を間欠的に高くしてSOxの放出性を一時的に高めることで、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保してエミッションの悪化を防止する点に特徴がある。
本発明の具体的な構成について説明する。
まず、本発明は、車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設されたNOx吸蔵還元型触媒と、前記NOx吸蔵還元型触媒の床温を通常目標温度に制御して当該NOx吸蔵還元型触媒から硫黄成分を放出させるS被毒回復制御を一定期間毎または一定走行距離毎に実施するS被毒回復制御手段とを備えた排気浄化装置を前提としており、このような排気浄化装置において、制御目標温度を前記通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、前記一定期間よりも大きな間隔毎、または、前記一定走行距離よりも長い距離毎に実施することを特徴としている。
そして、このような構成の発明によれば、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を考慮した通常目標温度でのS被毒回復制御(通常制御)を一定期間毎(または一定走行距離毎)に実施し、これに加えて、制御目標温度を通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、前記通常制御よりも大きな間隔毎(または長い走行距離毎)に実施して、SOxの放出性を一時的に高めているので、走行距離が長くなってもSOxの放出性を確保することが可能となり、S被毒残存量の増加を抑制することができる。しかも、S被毒回復制御時の制御目標温度を常に高く設定するのではなく、所定の期間毎(所定の走行距離毎)に間欠的に高く設定しているので、一時的な触媒の熱劣化は発生するものの、長距離走行後のトータルの熱劣化量は少なくて済む。これによって触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保することが可能となり、長距離走行後のエミッションの悪化を防止することができる。その結果として、エミッションの保証距離を従来よりも長くすることができる。
また、本発明は、車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設されたNOx吸蔵還元型触媒と、前記NOx吸蔵還元型触媒の床温を通常目標温度に制御して当該NOx吸蔵還元型触媒から硫黄成分を放出させるS被毒回復制御を一定期間毎または一定走行距離毎に実施するS被毒回復制御手段とを備えた排気浄化装置を前提としており、このような排気浄化装置において、前記NOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定し、その推定S被毒量が所定値以上であるときに、制御目標温度を前記通常目標温度よりも高くしてS被毒回復制御を実施することを特徴としている。
この発明の具体的な構成として、通常目標温度でのS被毒回復制御の実施時に、NOx吸蔵還元型触媒の床温の温度上昇率を求め、その温度上昇率に基づいてNOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定するという構成を挙げることができる。
また、通常目標温度でのS被毒回復制御の実施時に、当該S被毒回復制御の開始から終了までのS被毒回復完了時間を計時し、そのS被毒回復完了時間に基づいてNOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定するという構成を挙げることができる。
この発明においても、NOx吸蔵還元型触媒の熱劣化を考慮した通常目標温度でのS被毒回復制御(通常制御)を一定期間毎に実施し、これに加えて、制御目標温度を通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、通常制御よりも大きな間隔でS被毒状態に応じて実施してSOxの放出性を一時的に高めているので、走行距離が長くなっても、SOxの放出性を確保することが可能となり、S被毒残存量の増加を抑制することができる。しかも、S被毒回復制御時の制御目標温度を常に高く設定するのではなく、推定S被毒量が所定量に達する毎に間欠的に高く設定しているので、一時的な触媒の熱劣化は発生するものの、長距離走行後のトータルの熱劣化量は少なくて済む。これによって、触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保することが可能となり、長距離走行後のエミッションの悪化を防止することができる。その結果として、エミッションの保証距離を従来よりも長くすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−エンジン−
本発明を適用するディーゼルエンジンの概略構成を図1を参照して説明する。
この例のディーゼルエンジン1(以下、「エンジン1」という)は、例えばコモンレール式筒内直噴4気筒エンジンであって、燃料供給系2、燃焼室3、吸気通路6、及び、排気通路7などを主要部として構成されている。
燃料供給系2は、サプライポンプ21、コモンレール22、インジェクタ(燃料噴射弁)23、遮断弁24、燃料添加弁25、燃圧制御弁26、燃料調量弁27、機関燃料通路28、及び、添加燃料通路29などを備えている。
サプライポンプ21は、燃料タンクから燃料を汲み上げ、この汲み上げた燃料を高圧にした後、機関燃料通路28を介してコモンレール22に供給する。コモンレール22は、サプライポンプ21から供給された高圧燃料を所定圧力に保持(蓄圧)する蓄圧室としての機能を有し、この蓄圧した燃料を各インジェクタ23に分配する。インジェクタ23は所定電圧が印加されたときに開弁して、燃焼室3内に燃料を噴射供給する電磁駆動式の開閉弁である。
また、サプライポンプ21は、燃料タンクから汲み上げた燃料の一部を、添加燃料通路29を介して燃料添加弁25に供給する。燃料添加弁25は、所定電圧が印加されたときに開弁して、排気通路7(後述するNSR触媒41の上流側の排気マニホールド72)に燃料を添加する電磁駆動式の開閉弁である。遮断弁24は、緊急時に添加燃料通路29を遮断して燃料供給を停止する。
吸気通路6は、シリンダヘッドに形成された吸気ポートに接続される吸気マニホールド63と、この吸気マニホールド63に接続される吸気管64とを備えている。また、吸気通路6には、上流側から順にエアクリーナ65、エアフローメータ32、スロットルバルブ62、吸気温センサ33、及び、吸気圧センサ34が配設されている。
排気通路7は、シリンダヘッドに形成された排気ポート71に接続される排気マニホールド72と、この排気マニホールド72に接続される排気管73とを備えている。排気通路7を構成する排気管73には、NSR触媒41、DPNR触媒42、及び、酸化触媒43が配置されている。酸化触媒43は、排気中のCOやHCを酸化して浄化するものである。なお、NSR触媒41及びDPNR触媒42の詳細については後述する。
以上のNSR触媒41、DPNR触媒42、酸化触媒43、燃料添加弁25、添加燃料通路29、及び、燃料添加弁25の開閉制御などを実行するECU(Electronic Control Unit)100等によって排気浄化装置が構成されている。
エンジン1には、ターボチャージャ(過給機)5が設けられている。このターボチャージャ5は、タービンシャフト51を介して連結されたタービンホイール52及びコンプレッサインペラ53を備えている。コンプレッサインペラ53は吸気管64内部に臨んで配置され、タービンホイール52は排気管73内部に臨んで配置されている。このようなターボチャージャ5は、タービンホイール52が受ける排気流(排気圧)を利用してコンプレッサインペラ53を回転させることにより吸入空気を過給する。この例のターボチャージャ5は、可変ノズル式ターボチャージャであって、タービンホイール52側に可変ノズルベーン機構54が設けられており、この可変ノズルベーン機構54の開度を調整することにより、エンジン1の過給圧を調整することができる。
吸気通路6の吸気管64には、ターボチャージャ5での過給によって昇温した吸入空気を強制冷却するためのインタークーラ61が設けられている。このインタークーラ61の下流側にスロットルバルブ62が設けられている。スロットルバルブ62は、その開度を無段階に調整することが可能な電子制御式の開閉弁であり、所定の条件下において吸入空気の流路面積を絞り、この吸入空気の供給量を調整(低減)する機能を有している。
また、エンジン1には、吸気通路6と排気通路7とを接続するEGR通路(排気還流通路)8が設けられている。EGR通路8は、排気の一部を適宜吸気通路6に還流させて燃焼室3へ再度供給することにより燃焼温度を低下させ、これによってNOx発生量を低減させるものである。また、EGR通路8には、EGRバルブ81と、EGR通路8を通過(還流)する排気を冷却するためのEGRクーラ82とが設けられており、EGRバルブ81の開度を調整することにより、排気通路7から吸気通路6に導入されるEGR量(排気還流量)を調整することができる。
−NSR触媒・DPNR触媒−
次に、排気通路7(排気管73)に配置されたNSR触媒41及びDPNR触媒42について説明する。
NSR触媒41は、NOx吸蔵還元型触媒であって、例えば、アルミナ(Al23)を担体とし、この担体上に例えばカリウム(K)、ナトリウム(Na)、リチウム(Li)、セシウム(Cs)のようなアルカリ金属、バリウム(Ba)、カルシウム(Ca)のようなアルカリ土類、ランタン(La)、イットリウム(Y)のような希土類と、白金(Pt)のような貴金属とが担持された構成となっている。
NSR触媒41は、排気中に多量の酸素が存在している状態においてはNOxを吸蔵し、排気の酸素濃度が低くかつ還元成分(例えば燃料の未燃成分(HC))が多量に存在している状態においてはNOxをNO2もしくはNOに還元して放出する。NO2やNOとして放出されたNOxは、排気中のHCやCOと速やかに反応することによってさらに還元されてN2となる。また、HCやCOは、NO2やNOを還元することで、自身は酸化されてH2OやCO2となる。
DPNR触媒42は、例えば多孔質セラミック構造体にNOx吸蔵還元型触媒を担持させたものであり、排気中に含まれるPM(Particulate Matter)は、多孔質セラミック構造体の壁を通過する際に捕集される。また、排気の空燃比がリーンの場合、排気中のNOxはNOx吸蔵還元型触媒に吸蔵され、空燃比がリッチになると吸蔵したNOxはNOxはHCやCO等によって還元・放出される。
なお、以下、NSR触媒41及びDPNR触媒42を総称して「NOx吸蔵還元型触媒40」という場合もある。
−センサ類−
エンジン1の各部位には、各種センサが取り付けられており、それぞれの部位の環境条件や、エンジン1の運転状態に関する信号を出力する。
例えば、エアフローメータ32は、吸気通路6のスロットルバルブ62の上流側に配置され、吸入空気量に応じた検出信号を出力する。吸気温センサ33は、吸気マニホールド63に配置され、吸入空気の温度に応じた検出信号を出力する。吸気圧センサ34は、吸気マニホールド63に配置され、吸入空気圧力に応じた検出信号を出力する。
空燃比センサ35はDPNR触媒42の下流側に配置され、排気空燃比(排気A/F)に応じた検出信号を出力する。第1排気温度センサ36はNSR触媒41の下流側に配置され、NSR触媒41を通過した直後の排気の温度に応じた検出信号を出力する。第2排気温度センサ37はDPNR触媒42の下流側に配置され、DPNR触媒42を通過した直後の排気の温度に応じた検出信号を出力する。レール圧センサ38はコモンレール22内に蓄えられている燃料の圧力に応じた検出信号を出力する。
−ECU−
ECU100は、図2に示すように、CPU101、ROM102、RAM103及びバックアップRAM104などを備えている。
ROM102は、各種制御プログラムや、それら各種制御プログラムを実行する際に参照されるマップ等が記憶されている。CPU101は、ROM102に記憶された各種制御プログラムやマップに基づいて各種の演算処理を実行する。また、RAM103は、CPU101での演算結果や各センサから入力されたデータ等を一時的に記憶するメモリであり、バックアップRAM104は、例えばエンジン1の停止時にその保存すべきデータ等を記憶する不揮発性のメモリである。
以上のROM102、CPU101、RAM103及びバックアップRAM104は、バス107を介して互いに接続されるとともに、入力インターフェース105及び出力インターフェース106と接続されている。
入力インターフェース105には、エンジン1の冷却水温に応じた検出信号を出力する水温センサ31、エアフローメータ32、吸気温センサ33、吸気圧センサ34、空燃比センサ35、第1排気温度センサ36、第2排気温度センサ37、レール圧センサ38、アクセルペダルへの踏み込み量に応じた検出信号を出力するアクセル開度センサ39、及び、エンジン1の出力軸であるクランクシャフトの回転数(エンジン回転数)を検出するクランクポジションセンサ40などが接続されている。一方、出力インターフェース106には、インジェクタ23、遮断弁24、燃料添加弁25、可変ノズルベーン機構54、スロットルバルブ62、及び、EGRバルブ81などが接続されている。
そして、ECU100は、上記した各種センサの出力に基づいて、燃料噴射量制御などを含むエンジン1の各種制御を実行する。さらに、ECU100は下記のS被毒回復制御を実行する。
−S被毒回復制御−
まず、従来のS被毒回復制御では、上述したように、S被毒回復制御を実施する際の制御目標温度(目標触媒床温)を、走行距離に関係なく常に一定としているので、走行距離が進むにつれてSOxの放出量が減少し(図7参照)、これに伴ってエミッションが悪化するという課題がある。
これに対し、この例では、S被毒回復制御を実施する際の制御目標温度を常に一定に設定するのではなく、図4に示すように、制御目標温度を定期的に高くしてSOxの放出性を一時的に高めることで、NOx吸蔵還元型触媒40の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保してエミッションの悪化を防止する点に特徴がある。
その具体的な制御の例を以下に示す。ここで、この例において、定期的に高く設定する制御目標温度を「床温向上目標温度」と言い、その床温向上目標温度を、NOx吸蔵還元型触媒40の熱劣化を考慮した通常目標温度(例えば600℃前後)よりも所定量(例えば50℃)だけ高い値としている。
図3はS被毒回復制御の制御ルーチンを示すフローチャートである。図3に示す制御ルーチンはECU100において所定時間毎に繰り返して実行される。
まず、ステップST11において、エンジン1の運転履歴に基づいてNOx吸蔵還元型触媒40に吸蔵しているSOx吸蔵量(S被毒量)を積算する。具体的には、燃料噴射量(指令値)及び燃料のS濃度(ppm)に基づいてS被毒量[S被毒量=燃料噴射量×S濃度]を算出し、そのS被毒量を積算する。
ここで、この例では、図4に示すように、通常目標温度でS被毒回復制御(通常制御)を一定期間毎に実施し、これに加えて、床温向上目標温度でS被毒回復制御(床温向上制御)を定期的に実施するので、それら通常制御用の積算S被毒量Qaと、床温向上制御用の積算S被毒量QbとをステップST11において算出する。
ステップST12では、ステップST11で算出した通常制御用の積算S被毒量Qaが所定の閾値Tha(例えば1g)に達している否かを判定し、その判定結果が否定判定である場合はリターンする。ステップST12の判定結果が肯定判定である場合はステップST13に進み、床温向上制御用の積算S被毒量Qbが所定の閾値Thb(例えば20g)に達している否かを判定する。
以上のステップST12の判定結果が肯定判定であり、ステップST13の判定結果が否定判定である場合は、ステップST14において通常目標温度でS被毒回復制御を実施する。具体的には、制御目標温度を通常目標温度とし、第1排気温度センサ36、第2排気温度センサ37の各出力信号から推定される触媒床温、及び、空燃比センサ35の出力信号から算出される排気空燃比などに基づいて燃料添加弁25の開閉を制御し、NSR触媒41の上流側の排気通路7に燃料添加弁25から燃料を間欠的に添加することにより、NOx吸蔵還元型触媒40からSOxを放出させてNOx吸蔵能力を回復する。
このS被毒回復制御が終了した後、ステップST15において通常制御用の積算S被毒量Qaをクリア(Qa←0)してリターンする。
以上の通常目標温度でのS被毒回復制御は、通常制御用の積算S被毒量Qaが閾値Thaに達する毎に順次繰り返して実行される。
そして、床温向上制御用の積算S被毒量Qbが閾値Thbに達したとき(ステップST13の判定結果が肯定判定となったとき)には、ステップST16において床温向上目標温度でS被毒回復制御を実施する。
具体的には、通常目標温度よりも高い床温向上目標温度を制御目標温度とし、第1排気温度センサ36、第2排気温度センサ37の各出力信号から推定される触媒床温、及び、空燃比センサ35の出力信号から算出される排気空燃比などに基づいて燃料添加弁25の開閉を制御し、NSR触媒41の上流側の排気通路7に燃料添加弁25から燃料を間欠的に添加することにより、NOx吸蔵還元型触媒40からSOxを放出させてNOx吸蔵能力を回復する。
このS被毒回復制御が終了した後、ステップST17において床温向上制御用の積算S被毒量Qbをクリア(Qb←0)してリターンする。
以上のように、この例のS被毒回復制御によれば、NOx吸蔵還元型触媒40の熱劣化を考慮した通常目標温度でのS被毒回復制御(通常制御)を一定期間毎(積算S被毒量Qaが閾値Thaに達する毎)に実施し、これに加えて、制御目標温度を通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、通常制御よりも大きな間隔毎(積算S被毒量Qbが閾値Thb(Thb>Tha)に達する毎)に間欠的に実施してSOxの放出性を一時的に高めているので、図4に示すように、走行距離が長くなっても、SOxの放出性を確保することが可能となり、S被毒残存量の増加を抑制することができる。
しかも、S被毒回復制御時の制御目標温度を常に高く設定するのではなく、所定の期間毎に間欠的に高く設定しているので、一時的な触媒の熱劣化は発生するものの、長距離走行後のトータルの熱劣化量は少なくて済む。これによって、触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保することが可能となり、長距離走行後のエミッション(NOx、THC、COエミッション)の悪化を防止することができる。その結果として、エミッションの保証距離を従来よりも長くすることができる。
ここで、以上のS被毒回復制御において、床温向上目標温度、及び、その床温向上目標温度で実施するS被毒回復制御の実施タイミング(Thb;図4参照)は、特に限定されず、長距離走行後のトータルの触媒熱劣化量による影響を低く抑えながら、長距離走行後のSOxの放出性を十分に確保することが可能な範囲内の値であれば、他の値を設定してもよい。
また、以上のS被毒回復制御では、一定期間毎に通常目標温度でS被毒回復制御(通常制御)を実施し、その通常制御よりも大きな間隔毎に制御目標温度を高くして床温向上目標温度でS被毒回復制御を実施しているが、これに限られることなく、車両の走行距離が一定距離(例えば1000km)に達する毎に通常目標温度でS被毒回復制御(通常制御)を実施し、その通常制御よりも長い距離(例えば2万km)に達する毎に、制御目標温度を高くして床温向上目標温度でS被毒回復制御を実施するようにしてもよい。
−S被毒回復制御の他の例−
この例では、床温向上目標温度で実行するS被毒回復制御の実施時期を、積算S被毒量や走行距離に基づいて決定するのではなく、NOx吸蔵還元型触媒40の実際のS被毒量を推定し、その推定S被毒量に基づいて、床温向上目標温度で実行するS被毒回復制御の実施時期を決定する。その具体的な制御の例を図5を参照して説明する。図5に示す制御ルーチンはECU100において所定時間毎に繰り返して実行される。
この例において実行するS被毒量推定処理について説明する。
まず、S被毒回復制御を実施する際に、排気温度を上昇させたときのNOx吸蔵還元型触媒40の触媒床温の温度上昇は、NOx吸蔵還元型触媒40の活性状態つまりSOx吸蔵量(S被毒量)に応じて変化する。例えば図6に示すように、排気温度を通常目標温度(例えば600℃前後)に上昇させたときに、NOx吸蔵還元型触媒40が活性状態でありS被毒量が少ない場合には触媒床温の温度上昇率は高く、S被毒量が多くなればなるほど触媒床温の温度上昇率は低くなる(通常目標温度に対する実触媒床温の乖離度が高くなる)。このような点を利用してNOx吸蔵還元型触媒40のS被毒量を推定する。
具体的には、通常目標温度でS被毒回復制御を実施する際に、NSR触媒41の下流側の排気温度及びDPN触媒42の下流側の排気温度をそれぞれ第1排気温度センサ36及び第2排気温度センサ37の各出力信号から算出し、それら排気温度に基づいて触媒床温の温度上昇率を求める。そして、そのようにして算出した温度上昇率に基づいてマップ等を参照して実際のS被毒量を推定する。
なお、第1排気温度センサ36及び第2排気温度センサ37の各出力信号から得られる排気温度が異なる場合(通常は異なる場合が多い)、これら2つの排気温度のうち、低い側の排気温度を用いて触媒床温の温度上昇率を求めてS被毒量を推定する。
また、S被毒量推定に用いるマップとしては、通常目標温度、触媒床温の温度上昇率、S被毒量などをパラメータとし、それら触媒床温の温度上昇率とS被毒量との関係を、予め実験・計算等により経験的に求めてマップ化したものを用いる。このS被毒量推定用のマップはECU100のROM102に記憶しておく。
次に、この例のS被毒回復制御を図5の各ステップ毎に説明する。
まず、ステップST21において、前回の処理(後述するステップST25)にて推定した推定S被毒量が所定の閾値Thc以上であるか否かを判定する。ステップST21の判定結果が否定判定である場合はステップST22に進み、肯定判定である場合はステップST27に進む。なお、S被毒状態を判定する閾値Thcは、その閾値Thcに達したときのS被毒量を、後述するステップST27の処理つまり床温向上目標温度でのS被毒回復制御によって放出することが可能となるような値を設定する。
ステップST22では、エンジン1の運転履歴に基づいてNOx吸蔵還元型触媒40に吸蔵しているSOx吸蔵量(S被毒量)を積算する。具体的には、燃料噴射量(指令値)及び燃料のS濃度(ppm)に基づいてS被毒量[S被毒量=燃料噴射量×S濃度]を算出し、そのS被毒量を積算して積算S被毒量をQaを算出する。
ステップST23では、ステップST22で算出した積算S被毒量Qaが所定の閾値Tha(例えば1g)に達している否かを判定し、その判定結果が否定判定である場合はリターンする。ステップST23の判定結果が肯定判定である場合はステップST24に進む。
ステップST24においては通常目標温度でS被毒回復制御を実施する。具体的には、制御目標温度を通常目標温度とし、第1排気温度センサ36、第2排気温度センサ37の各出力信号から推定される触媒床温、及び、空燃比センサ35の出力信号から算出される排気空燃比などに基づいて燃料添加弁25の開閉を制御し、NSR触媒41の上流側の排気通路7に燃料添加弁25から燃料を間欠的に添加することにより、NOx吸蔵還元型触媒40からSOxを放出させてNOx吸蔵能力を回復する。
また、このような通常目標温度でのS被毒回復制御の実施時に、NOx吸蔵還元型触媒40の現状のS被毒量を上記した手法で推定する(ステップST25)。このステップST25で推定した推定S被毒量は、次回のステップST21での判定処理に用いる。そして、S被毒回復制御が終了した後、ステップST26において積算S被毒量Qaをクリア(Qa←0)してリターンする。
以上の通常目標温度でのS被毒回復制御は、通常制御用の積算S被毒量Qaが閾値Thaに達する毎に順次繰り返して実行される。
そして、ステップST25の処理で推定されたS被毒推定量が閾値Thc以上になったとき(ステップST21の判定結果が肯定判定となったとき)には、ステップST27において床温向上目標温度でS被毒回復制御を実施する。
具体的には、通常目標温度よりも高い床温向上目標温度を制御目標温度とし、第1排気温度センサ36、第2排気温度センサ37の各出力信号から推定される触媒床温、及び、空燃比センサ35の出力信号から算出される排気空燃比などに基づいて燃料添加弁25の開閉を制御し、NSR触媒41の上流側の排気通路7に燃料添加弁25から燃料を間欠的に添加することにより、NOx吸蔵還元型触媒40からSOxを放出させてNOx吸蔵能力を回復する。このS被毒回復制御が終了した後にリターンする。
以上のように、この例のS被毒回復制御においても、NOx吸蔵還元型触媒40の熱劣化を考慮した通常目標温度でのS被毒回復制御(通常制御)を一定期間毎(積算S被毒量Qaが閾値Thaに達する毎)に実施し、これに加えて、制御目標温度を通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、通常制御よりも大きな間隔で触媒のS被毒状態に応じて実施して、SOxの放出性を一時的に高めているので、走行距離が長くなってもSOxの放出性を確保することが可能となり、S被毒残存量の増加を抑制することができる(図4参照)。
しかも、S被毒回復制御時の制御目標温度を常に高く設定するのではなく、NOx吸蔵還元型触媒40のS被毒量が所定量に達する毎に間欠的に高く設定しているので、一時的な触媒の熱劣化は発生するものの、長距離走行後のトータルの熱劣化量は少なくて済む。これによって触媒の熱劣化を抑えつつ、長距離走行後のSOxの放出性を確保することが可能となり、長距離走行後のエミッション(NOx、THC、COエミッション)の悪化を防止することができる。その結果として、エミッションの保証距離を従来よりも長くすることができる。
なお、図5のS被毒回復制御では、NOx吸蔵還元型触媒の温度上昇率からS被毒量を推定しているが、他の方法でS被毒量の推定してもよい。
例えば、NOx吸蔵還元型触媒40のS被毒量が多くなると、触媒活性に要する時間が長くなるという点を利用し、通常目標温度でS被毒回復制御を実施するときに、当該S被毒回復制御の開始から終了までのS被毒回復完了時間を計時し、そのS被毒回復完了時間に基づいてNOx吸蔵還元型触媒40の現状のS被毒量を推定するという方法を採用してもよい。
この場合、例えば、NOx吸蔵還元型触媒40のS被毒量とS被毒回復完了時間とをパラメータとするマップを用い、S被毒回復制御の実施時に計時したS被毒回復完了時間に基づいてマップを参照して現状のS被毒量を推定し、その推定S被毒量が閾値Thc以上であるときに、制御目標温度を床温向上目標温度とするS被毒回復制御を実施するようにすればよい。
−他の実施形態−
以上の例では、本発明の排気浄化装置を筒内直噴4気筒ディーゼルエンジンに適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、例えば筒内直噴6気筒ディーゼルエンジンなど他の任意の気筒数のディーゼルエンジンにも適用できる。また、筒内直噴ディーゼルエンジンに限られることなく、他のタイプのディーゼルエンジンにも本発明を適用することは可能である。
さらに、本発明の排気浄化装置は、高い空燃比(リーン雰囲気)の混合気を燃焼に供して機関運転を行う運転領域が、全運転領域の大部分を占める希薄燃焼式ガソリンエンジンにも適用可能である。
以上の例では、NSR触媒及びDPNR触媒が排気通路に配置されたエンジンに本発明を適用した例を示したが、これに限られることなく、例えばNSR触媒及びDPF(Diesel Particulate Filter)が排気通路に配置されたエンジン、あるいは、NSR触媒及びDPR(Diesel Particulate Reactor)が排気通路に配置されたエンジンにも本発明を適用することができる。
本発明を適用するディーゼルエンジンの一例を示す概略構成図である。 ECU等の制御系の構成を示すブロック図である。 S被毒回復制御の一例を示すフローチャートである。 S被毒回復制御の一例を示すタイミングチャートである。 S被毒回復制御の他の例を示すフローチャートである。 S被毒回復制御時の触媒床温の昇温状態を示す図である。 制御目標温度を一定にしたS被毒回復制御を実施したときの走行距離とS被毒残存量との関係を模式的に示すグラフである。
符号の説明
1 エンジン(内燃機関)
2 燃料供給系
21 サプライポンプ
23 インジェクタ
24 遮断弁
25 燃料添加弁
29 添加燃料通路
41 NSR触媒(NOx吸蔵還元型触媒)
42 DPNR触媒(NOx吸蔵還元型触媒)
7 排気通路
71 排気ポート
72 排気マニホールド
73 排気管
35 空燃比センサ
36 第1排気温度センサ
37 第2排気温度センサ
100 ECU

Claims (4)

  1. 車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設されたNOx吸蔵還元型触媒と、前記NOx吸蔵還元型触媒の床温を通常目標温度に制御して当該NOx吸蔵還元型触媒から硫黄成分を放出させるS被毒回復制御を一定期間毎または一定走行距離毎に実施するS被毒回復制御手段とを備えた排気浄化装置において、
    制御目標温度を前記通常目標温度よりも高くしたS被毒回復制御を、前記一定期間よりも大きな間隔毎、または、前記一定走行距離よりも長い距離毎に実施することを特徴とする排気浄化装置。
  2. 車両に搭載される内燃機関の排気通路に配設されたNOx吸蔵還元型触媒と、前記NOx吸蔵還元型触媒の床温を通常目標温度に制御して当該NOx吸蔵還元型触媒から硫黄成分を放出させるS被毒回復制御を一定期間毎または一定走行距離毎に実施するS被毒回復制御手段とを備えた排気浄化装置において、
    前記NOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定し、その推定S被毒量が所定値以上であるときに、制御目標温度を前記通常目標温度よりも高くしてS被毒回復制御を実施することを特徴とする排気浄化装置。
  3. 請求項2記載の排気浄化装置において、
    前記通常目標温度でのS被毒回復制御の実施時に、前記NOx吸蔵還元型触媒の床温の温度上昇率を求め、その温度上昇率に基づいて前記NOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定することを特徴とする排気浄化装置。
  4. 請求項2記載の排気浄化装置において、
    前記通常目標温度でのS被毒回復制御の実施時に、当該S被毒回復制御の開始から終了までのS被毒回復完了時間を計時し、そのS被毒回復完了時間に基づいて前記NOx吸蔵還元型触媒の現状のS被毒量を推定することを特徴とする排気浄化装置。
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