JP2009023462A - ラックハウジングの結合構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特殊な工具を使用せずにラックハウジングの組み立てを簡単に行うことができるラックハウジングの結合構造を提供する。
【解決手段】第1フランジ50に形成したねじ穴51及び第2フランジ55に形成したボルト通過穴56を、互いに一致する穴軸芯P2が第2フランジから第1フランジに向かうに従い徐々に第1ラックハウジング分割部40a及び第2ラックハウジング分割部40bのハウジング軸P1に近接し、このハウジング軸に対して斜めに交差するように形成した。これにより、第1フランジ及び第2フランジを結合する際には、ボルト43の頭部43aがハウジング軸から離れた位置となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ピニオンに噛合するラックシャフトの軸方向変位により操舵輪を操舵するようにしたラック&ピニオン式ステアリング装置の軸方向に分割されているラックハウジングの結合構造に関する。
図7及び図8は、ピニオンアシスト式電動パワーステアリング装置を示すものである。
このステアリング装置10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するステアリングコラム12を備えている。ステアリングシャフト11は、その上端にステアリングホイール(不図示)が装着され、ステアリングシャフト11の下端にはユニバーサルジョイント14を介して中間シャフト15が連結されている。中間シャフト15にはその下端にユニバーサルジョイント16を介してステアリングギヤ17が連結されている。このステアリングギヤ17の後述するラックシャフト27がタイロッド18を介して左右の操舵輪(不図示)に連結されており、ラックシャフト27及びタイロッド18の連結部はダストブーツ30で覆われている。
ステアリングギヤ17は、ステアリングギヤハウジング21と、このステアリングギヤハウジング21に一体化されたラックハウジング40とを備えている。
ステアリングギヤハウジング21は、ラック&ピニオン機構23とピニオンアシスト型の電動アシスト機構24とを保持している。ラック&ピニオン機構23は、図8に示すように、ピニオン25aを形成したピニオンシャフト25と、ピニオン25aに噛合するラック26を形成したラックシャフト27とを備えている。
ラックハウジング40は、ラックシャフト27が軸方向に移動自在となるように支持しており、ラックシャフト27の一方の端部は、タイロッド18を介して左右の一方の操舵輪に連結され、ラックシャフト27の他方の端部は、タイロッド18を介して左右の他方の操舵輪に連結されている。
また、図8に示すように、ピニオンシャフト25にはトーションバー28の一端部が連結されている。トーションバー28は、ピニオンシャフト25に同軸に配置した円筒形状のインプットシャフト29の軸穴29aに挿通され、その他端部が軸穴29aに内嵌されている。そして、インプットシャフト29は、ユニバーサルジョイント16に結合されている。
電動アシスト機構24は、パワーアシスト制御装置(図示せず)に駆動制御される電動モータ31と、電動モータ31のシャフト32に固着されたウォーム33と、ピニオンシャフト25の外周に固着されてウォーム33に噛合するウォームホイール34等から構成されている。
そして、運転者がステアリングホイールを左右いずれかの方向に操舵すると、トルクセンサ35が操舵トルクを検出することにより、パワーアシスト制御装置からの駆動電流を受けて電動モータ31が起動される。これにより、電動モータ31のシャフト32に固着されたウォーム33が回転し、その回転力がウォームホイール34を介してピニオンシャフト25に伝達される。ピニオンシャフト25が回転すると、ピニオン25aにラック26が噛み合ったラックシャフト27が軸方向に駆動され、タイロッド18に連結された左右の操舵輪が操舵される。
ところで、ステアリングギヤ17を構成するラックハウジング40は鋳造部材であり、ラックハウジング40を一つの鋳型を用いて形成すると、長尺な鋳造部材なので複雑な形状の鋳型を必要とし、製造コストの面で問題がある。
そこで、例えば特許文献1は、ラックハウジングを軸方向に2分割した鋳造部材とし、これら2つの鋳造部材をボルト締結により結合することで、複雑な形状の鋳型を用いずに製造コストの低減を図るようにしている。
特開2004−243988号公報
図9は、特許文献1の2つの鋳造部材からなるラックハウジング40を具体的に示した図である。図9の構造は、ステアリングギヤハウジングを一体に形成している円筒形状の第1ラックハウジング分割部40aと、この第1ラックハウジング分割部40aと同軸に連結する円筒形状の第2ラックハウジング分割部40bとを互いの連結端部に形成したフランジ41、42を当接し、ボルト43で締結することで結合するものである。
しかし、図9で示した特許文献1の構造は、フランジ41,42に形成されているねじ穴41a,ボルト通過穴42aが、第1及び第2ラックハウジング分割部40a,40bの軸芯P1と平行に形成されているので、ボルト43を回してねじ穴41aにねじ込むボルト締め付け工具44が第2ラックハウジング分割部40b(或いは第1ラックハウジング分割部40a)に干渉しやすい。そのため、第1、第2ラックハウジング分割部40a,40bを結合するためには専用のボルト締め付け工具が必要となり、ラックハウジング40の組み立てを簡単に行うことができない。
また、ボルト締め付け工具44が第2ラックハウジング分割部40b(或いは第1ラックハウジング分割部40a)に干渉しないように、外径寸法の大きなフランジ41,42を形成してねじ穴41a,ボルト通過穴42aのピッチ円半径PCRを大きくすることが考えられるが、ラックハウジング40が大型構造になってしまい、重量も増大してしまうことから軽量化を図ることができず、鋳物材料の使用量が増大してコストアップに繋がるおそれがある。
本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、特殊な工具を使用せずにラックハウジングの組み立てを簡単に行うことができるとともに、ラックハウジングの軽量化を図り、鋳物材料の使用量を抑制してコストアップを防止することができるラックハウジングの結合構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係るラックハウジングの結合構造は、ピニオンに噛合するラックシャフトの軸方向変位により操舵輪を操舵するようにしたラック&ピニオン式ステアリング装置の前記ラックシャフトを支持するラックハウジングを、少なくともハウジング軸方向に2分割して第1ラックハウジング分割部及び第2ラックハウジング分割部からなる形状とし、これら第1ラックハウジング分割部及び第2ラックハウジング分割部の互いの結合端部にそれぞれ形成した第1フランジ及び第2フランジをボルトを介して結合するラックハウジングの結合構造において、前記第1フランジに、前記ボルトがねじ込まれるねじ穴を形成し、前記第2フランジに、前記ねじ穴に向かって前記ボルトが通過するボルト通過穴を形成し、これら前記ねじ穴及び前記ボルト通過穴を、互いに一致する穴軸芯が前記第2フランジから前記第1フランジに向かうに従い徐々に前記ハウジング軸に近接し、前記ハウジング軸に対して斜めに交差するように形成した。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のラックハウジングの結合構造において、前記第1フランジ及び前記第2フランジの一方に、前記ハウジング軸を円中心とした円環形状のインロー凸部を形成し、前記第1フランジ及び前記第2フランジの他方に、前記インロー凸部が嵌まり込む前記ハウジング軸を円中心とした円形状のインロー凹部を形成した。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のラックハウジングの結合構造において、前記第1フランジ及び前記第2フランジの一方に、前記ハウジング軸を中心としたテーパ形状のインロー凸部を形成し、前記第1フランジ及び前記第2フランジの他方に、前記インロー凸部が嵌まり込む前記ハウジング軸を中心としたテーパ形状のインロー凹部を形成した。
また、請求項4記載の発明は、請求項2又は3記載のラックハウジングの結合構造において、前記インロー凸部を、前記ねじ穴を形成した前記第1フランジに設けている。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載のラックハウジングの結合構造において、前記第1フランジのフランジ当接面に、前記穴軸芯に直交する座ぐり底面を有する座ぐりを形成した。
本発明に係るラックハウジングの結合構造によると、第1フランジに形成したねじ穴及び第2フランジに形成したボルト通過穴を、互いに一致する穴軸芯が第2フランジから第1フランジに向かうに従い徐々に第1ラックハウジング分割部及び第2ラックハウジング分割部のハウジング軸に近接し、このハウジング軸に対して斜めに交差するように形成したことから、第1フランジ及び第2フランジを結合する際には、ボルトの頭部がハウジング軸から離れた位置となる。このため、ボルト締め付け工具を使用してボルトを回す場合には、ボルト締め付け工具と、第2フランジを形成している第2ラックハウジング分割部の外周との間に十分な空間を確保することができる。したがって、ボルト締め付け工具が第2ラックハウジング分割部に干渉しないので、第1及び第2ラックハウジング分割部を結合するために専用のボルト締め付け工具が不要となり、ラックハウジングの組み立てを容易に行うことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図7から図9で示した構成と同一構成部分には同一符号を付してその説明を省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明に係るラックハウジングの結合構造の第1実施形態を示すものである。
本実施形態のラックハウジング40は、ステアリングギヤハウジング21を一体に形成した円筒形状の第1ラックハウジング分割部40aと、この第1ラックハウジング分割部40aと同軸に結合する円筒形状の第2ラックハウジング分割部40bとで構成されている。
図2に示すように、第1ラックハウジング分割部40aの端部外周には、径方向外方に突出する第1フランジ50が形成されており、この第1フランジ50には、複数のねじ穴51が形成されている。これらねじ穴51の穴軸芯P2は、第1フランジ50のフランジ当接面50aからフランジ厚さ方向に向かうに従い徐々に第1ラックハウジング分割部40aの軸芯P1に近接し、その延長線が軸芯P1に対して斜めに交差するように延在している。
この第1ラックハウジング分割部40aのフランジ当接面50aの内径側には、軸芯P1を中心とした円環形状のインロー凸部52が突出して形成されている。そして、インロー凸部52の外周には、Oリング53を装着するための環状溝54が形成されている。
一方、第1ラックハウジング分割部40aに結合する第2ラックハウジング分割部40bの端部外周には、第1フランジ50と同様に径方向外方に突出する第2フランジ55が形成されており、この第2フランジ55にも、複数のボルト通過穴56が形成されている。これらボルト通過穴56は、第1フランジ50の複数のねじ穴51に対応する位置に形成されており、ボルト通過穴56の軸芯は、第2フランジ55の背面55a(フランジ当接面55bに対して逆側の面)からフランジ当接面55bに向けてフランジ厚さ方向に向かうに従い徐々に第2ラックハウジング分割部40bの軸芯P1に近接し、第1フランジ50のフランジ当接面50aにフランジ当接面55bが当接したときに、第1フランジ50の穴軸芯P2と一致するように延在している。
この第2ラックハウジング分割部40bのフランジ当接面55bの内径側には軸芯P1を中心とした円形状のインロー凹部57が形成されており、このインロー凹部57の内径は、第1ラックハウジング分割部40aに形成したインロー凸部52の外径と略同一寸法に設定されている。
そして、第2ラックハウジング分割部40bのインロー凹部57に第1ラックハウジング分割部40aのインロー凸部52を挿入し、フランジ当接面50a,55b同士を当接して第1及び第2フランジ50,55のねじ穴51及びボルト通過穴56を対応させてから、各ボルト通過穴56に通過させたボルト43を各ねじ穴51にねじ込むことで、第1ラックハウジング分割部40a及び第2ラックハウジング分割部40bが結合される。
なお、本発明のハウジング軸が、軸芯P1に対応している。
次に、本実施形態の作用効果について図2を参照しながら説明する。
本実施形態は、第1及び第2フランジ50,55のねじ穴51、ボルト通過穴56の穴軸芯P2が、ボルト43を挿入する側(ボルト通過穴56側)からねじ込む側(ねじ穴51側)に向かうに従い徐々に第2ラックハウジング分割部40bの軸芯P1に近接し、軸芯P1に対して斜めに交差するように延在しているので、第1及び第2フランジ50,55を結合する際には、ボルト43の頭部43aが軸芯P1から離れた位置となる。
このため、ボルト締め付け工具44を使用してボルト43を回す場合には、ボルト締め付け工具44と、第2ラックハウジング分割部40bの外周との間に十分な空間を確保することができるので、ボルト締め付け工具44が第2ラックハウジング分割部40bに干渉しない。したがって、第1及び第2ラックハウジング分割部40a,40bを結合するために専用のボルト締め付け工具が不要となり、ラックハウジング40の組み立てを容易に行うことができる。
また、ボルト締め付け工具44及び第2ラックハウジング分割部40bの干渉を避けるために第1及び第2フランジ50,55の外径寸法を大きくする必要もないので、小型のステアリングギヤ17となって軽量化を図ることができ、さらには鋳物材料の使用量が抑制されるのでコストアップも防止することができる。
さらに、本実施形態の第1ラックハウジング分割部40aは、インロー凸部52を形成したことで肉厚が厚い形状となっているので、図2に示すように、ねじ穴51の一部を、第1フランジ50よりさらに肉厚が厚い部位まで達して形成することができる。これにより、ねじ穴51が軸芯P1に近接することから、さらに第1及び第2フランジ50,55の外径寸法を小さくすることができ、ラックハウジング40の軽量化、鋳物材料の使用量抑制によるコストダウンを促進することができる。
(第2実施形態)
次に、図3及び図4は、本発明に係るラックハウジングの結合構造の第2実施形態を示すものである。なお、図2に示す構成と同一構成部分には、同一符号を付してその説明を省略する。
本実施形態の第1ラックハウジング分割部40aには、第1フランジ50のフランジ当接面50aに座ぐり58が形成されている。この座ぐり58の座ぐり底面58aは、第1フランジ50に形成すべきねじ穴51の穴軸芯P2に対して直交し、中心が穴軸芯P2に一致する円形の平面として形成されている。
このため、ねじ形成用のドリル(不図示)を座ぐり58に向けて移動し、ドリル先端を座ぐり底面58aの略中心に当接させて切削加工を開始すると、形成すべきねじ穴51の穴軸芯P2に直交して形成した座ぐり底面58aがドリルの芯振れを防止する位置合わせ面となり、穴軸芯P2にドリル軸芯が一致したドリルが第1フランジ50にねじ穴51を形成する。
したがって、本実施形態は、第1フランジ50のフランジ当接面50aに、ねじ穴51の穴軸芯P2に直交する座ぐり底面58aを有する座ぐり58を形成したことから、ねじ穴51を高精度に、且つ簡単に形成することができる。
(第3実施形態)
次に、図5は、本発明に係るラックハウジングの結合構造の第3実施形態を示すものである。
本実施形態の第1ラックハウジング分割部40aには、第1フランジ50のフランジ当接面50aの内径側に、軸芯P1を中心としたテーパ形状のインロー凹部59が形成されている。このインロー凹部59のテーパ傾斜角度は、第1フランジ50に形成したねじ穴51と平行となるように設定されている。
また、第2ラックハウジング分割部40bには、第2フランジ55のフランジ当接面55bの内径側には軸芯P1を中心としたテーパ形状のインロー凸部60が形成されており、このインロー凸部60の形状は、第1ラックハウジング分割部40aに形成したインロー凹部59の形状と略同一寸法に設定されている。
そして、第2ラックハウジング分割部40bのインロー凸部60を第1ラックハウジング分割部40aのインロー凹部59に挿入し、シール材61を介してフランジ当接面50a,55b同士を当接して第1及び第2フランジ50,55のねじ穴51及びボルト通過穴56を対応させてから、各ボルト通過穴56に通過させたボルト43を各ねじ穴51にねじ込むことで、第1ラックハウジング分割部40a及び第2ラックハウジング分割部40bが結合される。
上記構成の本実施形態のインロー凹部59及びインロー凸部60は、隙間なく嵌合させるだけで第1ラックハウジング分割部40a及び第2ラックハウジング分割部40bの軸芯P1が一致するテーパ形状として形成されているので、ラックハウジング40の組み立て時の調整作業が不要となりさらに組み立てを容易に行うことができる。
また、インロー凹部59のテーパ傾斜角度は、第1フランジ50に形成したねじ穴51と平行となるように設定されており、ねじ穴51をできる限り軸芯P1に近接する位置に形成することができるので、第1及び第2フランジ50,55の外径寸法を小さくすることができる。したがって、ラックハウジング40の軽量化、鋳物材料の使用量抑制によるコストダウンを促進することができる。
さらに、第1実施形態と同様に、ボルト締め付け工具44と、第2ラックハウジング分割部40bの外周との間に十分な空間を確保することができ、ボルト締め付け工具44が第2ラックハウジング分割部40bに干渉しないので、専用のボルト締め付け工具を不要とすることができる。
(第4実施形態)
さらに、図6は、本発明に係るラックハウジングの結合構造の第4実施形態を示すものである。
本実施形態の第1ラックハウジング分割部40aには、第1フランジ50のフランジ当接面50aに座ぐり58が形成されている。この座ぐり58も、第2実施形態と同様に、その座ぐり底面58aが、第1フランジ50に形成すべきねじ穴51の穴軸芯P2に対して直交し、中心が穴軸芯P2に一致する円形の平面として形成されている。
このため、座ぐり底面58aがドリルの芯振れを防止する位置合わせ面となり、穴軸芯P2にドリル軸芯が一致したドリルが第1フランジ50にねじ穴51を形成するので、本実施形態も、第1フランジ50のフランジ当接面50aに、ねじ穴51の穴軸芯P2に直交する座ぐり底面58aを有する座ぐり58を形成したことから、ねじ穴51を高精度に、且つ簡単に形成することができる。
なお、上記各実施形態は、ピニオンアシスト式の電動パワーステアリング装置について説明したが、ピニオンアシスト型の電動アシスト機構24(図7参照)を備えていないラック&ピニオン式のステアリング装置に適用しても同様の効果を奏することができる。
本発明に係る第1実施形態のステアリングギヤを示す要部断面図である。 第1実施形態のラックハウジングの結合部分を拡大して示した図である。 本発明に係る第2実施形態のラックハウジングの結合部分を拡大して示した図である。 第2実施形態の要部を拡大して示した図である。 本発明に係る第3実施形態のラックハウジングの結合部分を拡大して示した図である。 本発明に係る第4実施形態のラックハウジングの結合部分を拡大して示した図である。 本発明に係るコラムアシスト式電動パワーステアリング装置を示す図である。 ステアリングギヤの要部断面図である。 従来のラックハウジングの結合部分を示す図である。
符号の説明
10…ステアリング装置、11…ステアリングシャフト、12…ステアリングコラム、14…ユニバーサルジョイント、15…中間シャフト、16…ユニバーサルジョイント、17…ステアリングギヤ、18…タイロッド、21…ステアリングギヤハウジング、23…ピニオン機構、24…電動アシスト機構、25…ピニオンシャフト、25a…ピニオン、26…ラック、27…ラックシャフト、28…トーションバー、29…インプットシャフト、29a…軸穴、30…ダストブーツ、31…電動モータ、32…シャフト、33…ウォーム、34…ウォームホイール、35…トルクセンサ、40…ラックハウジング、40a…第1ラックハウジング分割部、40b…第2ラックハウジング分割部、43…ボルト、43a…頭部、50…第1フランジ、50a…フランジ当接面、51…ねじ穴、52…インロー凸部、53…Oリング、54…環状溝、55…第2フランジ、55a…背面、55b…フランジ当接面、56…ボルト通過穴、57…インロー凹部、58…座ぐり、58a…座ぐり底面、59…インロー凹部、60…インロー凸部、61…シール材、P1…軸芯、P2…穴軸芯

Claims (5)

  1. ピニオンに噛合するラックシャフトの軸方向変位により操舵輪を操舵するようにしたラック&ピニオン式ステアリング装置の前記ラックシャフトを支持するラックハウジングを、少なくともハウジング軸方向に2分割して第1ラックハウジング分割部及び第2ラックハウジング分割部からなる形状とし、これら第1ラックハウジング分割部及び第2ラックハウジング分割部の互いの結合端部にそれぞれ形成した第1フランジ及び第2フランジをボルトを介して結合するラックハウジングの結合構造において、
    前記第1フランジに、前記ボルトがねじ込まれるねじ穴を形成し、前記第2フランジに、前記ねじ穴に向かって前記ボルトが通過するボルト通過穴を形成し、
    これら前記ねじ穴及び前記ボルト通過穴を、互いに一致する穴軸芯が前記第2フランジから前記第1フランジに向かうに従い徐々に前記ハウジング軸に近接し、前記ハウジング軸に対して斜めに交差するように形成したことを特徴とするラックハウジングの結合構造。
  2. 前記第1フランジ及び前記第2フランジの一方に、前記ハウジング軸を円中心とした円環形状のインロー凸部を形成し、前記第1フランジ及び前記第2フランジの他方に、前記インロー凸部が嵌まり込む前記ハウジング軸を円中心とした円形状のインロー凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のラックハウジングの結合構造。
  3. 前記第1フランジ及び前記第2フランジの一方に、前記ハウジング軸を中心としたテーパ形状のインロー凸部を形成し、前記第1フランジ及び前記第2フランジの他方に、前記インロー凸部が嵌まり込む前記ハウジング軸を中心としたテーパ形状のインロー凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のラックハウジングの結合構造。
  4. 前記インロー凸部を、前記ねじ穴を形成した前記第1フランジに設けることを特徴とする請求項2又は3記載のラックハウジングの結合構造。
  5. 前記第1フランジのフランジ当接面に、前記穴軸芯に直交する座ぐり底面を有する座ぐりを形成したことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載のラックハウジングの結合構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013208927A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Nsk Ltd ラックアンドピニオン式電動パワーステアリング装置

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