JP2009023339A - 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム - Google Patents

画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2009023339A
JP2009023339A JP2008152261A JP2008152261A JP2009023339A JP 2009023339 A JP2009023339 A JP 2009023339A JP 2008152261 A JP2008152261 A JP 2008152261A JP 2008152261 A JP2008152261 A JP 2008152261A JP 2009023339 A JP2009023339 A JP 2009023339A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable
area
image
transparency
fixed object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008152261A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5180691B2 (ja
Inventor
Shunsuke Iguchi
俊介 井口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008152261A priority Critical patent/JP5180691B2/ja
Publication of JP2009023339A publication Critical patent/JP2009023339A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5180691B2 publication Critical patent/JP5180691B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T11/002D [Two Dimensional] image generation
    • G06T11/60Editing figures and text; Combining figures or text

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】大規模なバリアブル印刷において処理時間を短縮可能とする技術を提供する
【解決手段】画像処理装置であって、単一の固定オブジェクトおよび複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力手段と、複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定手段と、固定オブジェクトの包含領域と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し透過処理画像を生成する透過処理手段と、描画ジョブに含まれる各ページについて、可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する透過処理画像から、可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段と、クリッピング画像と固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、可変データおよび固定データに基づき合成画像を生成する画像処理技術に関するものである。
近年、固定の背景データに対し複数の可変データを重ね合わせ印刷を実行するバリアブル印刷が利用されてきている。特に透過効果を施すことにより、顧客に対しより訴求力をもつ視覚効果を持ったバリアブル印刷を行う事例が増えてきている。
オブジェクトに対して透過効果をもたせることのできるページ記述言語はいくつか存在する。例えば、Adobe社のPDFフォーマット(非特許文献1参照)では、背景オブジェクトと透過オブジェクト間に対して透過効果を施し、ディスプレイ上に表示、もしくは印刷することが可能である。また、可変データ(バリアブルデータ)を用いた印刷を効率的に行うためのページ記述言語も各種開発されてきている。たとえば、PODi(Print On Demand Initiative)の定義するPPML(Personalized Print Markup Language)が存在する(非特許文献2参照)。これらのページ記述言語においては、非可変領域に対して描画(レンダリング)処理を行ったものを、記憶装置にキャッシュしてく。そのキャッシュされたオブジェクトを取り出した上に、可変領域をレンダリング処理して重ね合わせることにより、非可変領域が繰り返しレンダリング処理されることを回避して高速に処理できるよう制御することが可能である。
PDF Reference, 5th Edition, Version 1.6, Adobe Systems Incorporated. ISBN: 0-321-30474-8 PPML Functional Specification, Version 2.1 (http://www.podi.org/)
しかしながら、一般に透過処理を実行するためには膨大な浮動小数演算を要する。そのため、透過処理を行う場合のバリアブル印刷においては、処理時間も大幅に増大することとなっていた。特にレコード数が大規模でありながら、高速な印刷が求められる商業印刷においては、所望の印刷速度が達成できない場合があった。特に、背景オブジェクトが写真画像のような複雑な画像で、かつ、前景の透過オブジェクトが可変データとして定義されたバリアブル印刷においては、背景の画像1画素毎に透過処理を施さねばならず、印刷速度の低下も深刻であった。
本発明は上述の問題点に鑑みなされたものであり、大規模なバリアブル印刷における処理時間を短縮可能とする技術を提供することを目的とする。
上述の問題の1つ以上を解決するために、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置であって、各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力手段と、前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定手段と、前記固定オブジェクトの前記包含領域と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し該複数の透過属性それぞれに対する透過処理画像を生成する透過処理手段と、前記描画ジョブに含まれる各ページについて、前記可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する前記透過処理画像から、該可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段と、前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段と、を備える。
または、画像処理装置であって、各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力手段と、前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定手段と、前記固定オブジェクトと前記包含領域が重複する領域に対して透過処理を実行し透過処理が施された画像を生成し記憶部に記憶する記憶制御手段と、前記描画ジョブに含まれる各ページについて、前記記憶部に記憶された前記透過処理が施された画像から、前記可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段と、前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段と、を備える。
上述の問題の1つ以上を解決するために、本発明の画像処理装置の制御方法は以下の構成を備える。すなわち、画像処理装置の制御方法であって、各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力工程と、前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定工程と、前記固定オブジェクトの前記包含領域と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し該複数の透過属性それぞれに対する透過処理画像を生成する透過処理工程と、前記描画ジョブに含まれる各ページについて、前記可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する前記透過処理画像から、該可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成工程と、前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成工程と、を備える。
または、画像処理装置の制御方法であって、各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力工程と、前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定工程と、前記固定オブジェクトと前記包含領域が重複する領域に対して透過処理を実行し透過処理が施された画像を生成し記憶部に記憶する記憶制御工程と、前記描画ジョブに含まれる各ページについて、前記記憶部に記憶された前記透過処理が施された画像から、前記可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成工程と、前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成工程と、を備える。
本発明によれば、大規模なバリアブル印刷において処理時間を短縮可能とする技術を提供することができる。
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態はあくまで例示であり、本発明の範囲を限定する趣旨のものではない。
(第1実施形態)
本発明に係る画像処理装置の第1実施形態として、印刷装置を例に挙げて以下に説明する。
<透過処理の概要>
図1は、透過効果を施す処理を例示的に説明する図である。
ここでは説明を簡単にするために、背景オブジェクト101、および、透過属性が設定され前景として配される透過オブジェクト102が含まれる場合について説明する。画像は、背景オブジェクト101、透過オブジェクト102、および、それらの重なり部分103から構成される。また、いずれもCMYK色空間で色が定義されている。たとえば、背景オブジェクト101は、K単色30%の濃度を持つオブジェクトであり。透過オブジェクト102は、各々C=10%、M=50%、Y=20%、K=10%の濃度をもつ、暗いピンク色のオブジェクトであるとする。
重なり部分103における、ある画素の結果の色をCrとしたとき、透過効果は以下の計算式により処理される。
Cr = (1−αs/αr)×Cb + αs/αr×{(1−αb)×Cs+αb×B(Cb,Cs)}
ここで、
Cb:背景オブジェクトの色
Cs:(前景である)透過オブジェクトの色
αr:結果画像における透過度
αb:背景オブジェクトの透過度
αs:透過オブジェクトの透過度
B(Cb,Cs):ブレンド関数
である。このうち、ブレンド関数は、透過部分の視覚的効果を定義するための関数である。ノーマル、マルチプライ、スクリーン、オーバーレイ等のモードが定義されている。ノーマルの場合はB(Cb,Cs)=Csと定義される。その他の場合はCbとCs間で算術計算が施される。
ここで、ブレンド関数のモードがノーマルであり、さらに、αr=100%(不透過)とすると、上述の式は
Cr = (1−αs)×Cb + αs×Cs
と、単純化できる。たとえば透過オブジェクト102の透過度を60%(αs=0.6)を適用し、CMYK各々のチャンネルに適用すると、重なり部分103は、
C=0.4×0% + 0.6×10% = 6%
M=0.4×0% + 0.6×50% = 30%
Y=0.4×0% + 0.6×20% = 12%
K=0.4×30% + 0.6×10% = 18%
のように計算される。なお、透過オブジェクト102の、背景オブジェクト101と重なっていない部分においても、背景の白に対して透過処理が施される。よってそれぞれの色は
C=0.6×10% = 6%
M=0.6×50% = 30%
Y=0.6×20% = 12%
K=0.6×10% = 6%
と、各々のチャンネルに対して元の濃度の60%の濃度となる。
このように、透過処理においては背景の色と重ね合わせるオブジェクトの色との両方に対して浮動少数演算を行う必要があるため、ページ記述言語におけるほかの処理に対し、比較的時間のかかる処理となる。
図2は、他の場合における透過効果を施す処理を例示的に説明する図である。具体的には、写真画像である背景オブジェクト301に対して、透過オブジェクト102を透過させる場合の図である。
この例において、背景オブジェクト301は写真画像であることから一般的に画素値が1画素毎に異なる。そのため、透過オブジェクト102と重なり部分302においても、1画素毎に色が異なる。したがって、上述した透過の処理を1画素毎に行わなければならない。つまり、図1の場合と比較し、透過処理に費やす計算量は膨大となってしまう。特に、商業印刷等においては高解像度画像(例えば、1200dpi以上)が多用されるため膨大な計算量が必要となる。
<装置構成>
図3は、第1実施形態に係る印刷装置601の内部構成を示す図である。
中央演算装置(CPU)602は、システムバス608を介して装置内各部の制御、演算、および記憶装置に格納されたプログラムの実行を司る。ランダムアクセスメモリ(RAM)606は印刷装置動作時における一時記憶領域、および、ワークメモリとして利用される。ハードディスクドライブ(HDD)603は、大容量の記憶装置であり、CPU602により実行される各種制御プログラムを格納している。また、処理されるデータの一時的な記憶領域としても利用される。ブートROM607は印刷装置の起動処理プログラムが格納された記憶装置である。
ネットワークインタフェース(I/F)604は外部ネットワークを介してホストコンピュータなどの他の装置と通信を行う機能部である。エンジンインタフェース(I/F)605は、プリンタエンジン609との通信、制御を司る。プリンタエンジン609は、たとえば電子写真技術あるいはインクジェット画像形成技術を用いて、画像を物理紙面上に形成する装置である。
<バリアブル印刷の基本動作フロー>
図4は、透過効果を用いたバリアブル印刷の一例を示す図である。
図4(a)および図4(b)は、それぞれ、背景オブジェクト401に対して、可変オブジェクト402、403をそれぞれ透過効果を用いて重ね合わせた図である。つまり、背景オブジェクト401は双方で同一であるが、可変オブジェクトは402、403はそれぞれ、異なる形状(402は文字列”Hi Fred,”、403では文字列”Hi Patricia,”)を持ったオブジェクトである。
図5は、バリアブル印刷における基本動作フローチャートである。そして、この処理は従来の処理と同様のものである。なお、以下で”レコード数”とはバリアブル印刷における可変データレコードの数を意味する。なお、以下の動作の各ステップは、CPU602が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS501では、印刷装置601におけるバリアブル印刷のフローを開始する。
ステップS502では、印刷装置601にバリアブル印刷ジョブ(描画ジョブ)を入力する。具体的には、ネットワークインタフェース(I/F)604を介して、ホストコンピュータから入力を受け付ける。なお、当該バリアブル印刷ジョブには、単一の背景オブジェクト401および複数の可変オブジェクト402、403の描画命令が含まれる。つまり、各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる。
ステップS503では、ステップS502で受信されたバリアブル印刷ジョブにおいて指定された、背景オブジェクト401をレンダリングする。
ステップS504では、背景オブジェクト401をRAM606またはHDD603に一時記憶(キャッシュ)する。
ステップS505では、ステップS502で受信されたバリアブル印刷ジョブにおいて指定された、可変オブジェクトを入力する。
ステップS506では、ステップS505で入力された可変オブジェクトが透過オブジェクト(透過処理が指定されたオブジェクト)であるか否かを判断する。透過オブジェクトではないと判断された場合はステップS507に進み、透過オブジェクトであると判断された場合はステップS508に進む。
ステップS507では、可変オブジェクトに対して透過処理を行わず通常のレンダリングを実行する。
ステップS508では、ステップS504においてキャッシュされた背景オブジェクトを、RAM606またはHDD603から取り出す。
ステップS509では、取り出された背景オブジェクト401が、写真画像であるか否かを判断する。なお、ここで、写真画像とは、背景オブジェクト401の全面が単一の色属性を有するものではないものを示す。背景オブジェクトが写真画像でないと判断された場合はステップS511に進み、写真画像であると判断された場合はステップS510に進む。
ステップS510では、可変オブジェクトおよび背景オブジェクトに対して、1画素毎に可変オブジェクトの領域全面に対する透過処理を施す。一方、ステップS511では、可変オブジェクトおよび背景オブジェクトに対してオブジェクト単位に透過処理を施す。
ステップS512では、ステップS507、S510またはS511のいずれかで処理した結果と背景オブジェクトとを重ね合わせ処理する。
ステップS513では、ステップS512で生成されたページ画像を印刷する。
ステップS514では、全レコードについて処理を実行したか否かを判断する。直前に処理したレコードが最終レコードである場合にはステップS599に進んでバリアブル印刷処理を終了する。直前に処理したレコードが最終レコードではないと判断された場合には、ステップS505に進み、新たな可変オブジェクトに対して処理を実行する。
<バリアブル印刷の拡張動作フロー>
しかしながら、図5で説明した処理においては、透過処理を実行するレコード数が増加するにつれ処理負荷が増大する。その結果、処理時間も長くなってしまう。具体的には、ステップS510またはS511をレコード毎に実行する必要があり、この処理が処理負荷を増大させることとなる。
ところで、バリアブル印刷ジョブにおいては、すべてのレコードの可変オブジェクトが、ページ内の所定の領域内として指定されることが多い。
図6は、第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブを例示的に示す図である。つまり、図6(a)および図6(b)に示される第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブにおいて、可変オブジェクト402、403は矩形701の領域内として指定されている。つまり、ページ内で透過処理が実行される領域は701で示される矩形領域であることがわかる。なお、説明を簡単にするために以下の説明では領域701を矩形と仮定するが任意の形状でかまわない。
図7および図8は、第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブの処理フローチャートである。特に、図7は各可変レコードに対して共通して行われる処理を示す。一方、図8は各可変レコードに対して個々に行われる処理を示す。なお、以下の動作の各ステップは、CPU602が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS801では、印刷装置601におけるバリアブル印刷のフローを開始する。
ステップS802では、印刷装置601にバリアブル印刷ジョブを入力する。具体的には、ネットワークインタフェース(I/F)604を介して、ホストコンピュータから入力を受け付ける。なお、当該バリアブル印刷ジョブには、単一の背景オブジェクト401および複数の可変オブジェクト402、403の描画命令が含まれる。
ステップS803では、ステップS802で受信されたバリアブル印刷ジョブにおいて指定された、背景オブジェクト401をレンダリングする。
ステップS804では、背景オブジェクト401をRAM606またはHDD603に一時記憶(キャッシュ)する。また、ステップS804では、背景オブジェクト401の座標情報もRAM606またはHDD603にキャッシュされる。
ステップS805では、ステップS502で受信されたバリアブル印刷ジョブにおいて指定された、可変オブジェクトに対する領域701を入力(設定)する。つまり、複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する。なお、ステップS805において指定される包含領域は、背景オブジェクト401と複数の可変オブジェクトの双方を包含する領域であってもよい。
ステップS806では、入力された可変オブジェクトに対する領域701が透過を含むかどうか判断する。透過を含まないと判断された場合は、図5を参照して説明した通常のバリアブル印刷処理を実行する。一方、透過を含むと判断された場合は、ステップS808に進む。
ステップS808では、ステップS804においてキャッシュされた背景オブジェクトを、RAM606またはHDD603から取り出す。
ステップS809では、取り出された背景オブジェクト401が、写真画像であるか否かを判断する。なお、ここで、写真画像とは、背景オブジェクト401の全面が単一の色属性を有するものではないものを示す。背景オブジェクトが写真画像でないと判断された場合はステップS811に進み、写真画像であると判断された場合はステップS810に進む。
ステップS810では、可変オブジェクトおよび背景オブジェクトに対して、1画素毎に可変オブジェクトの領域全面に対する透過処理を施す。一方、ステップS811では、可変オブジェクトおよび背景オブジェクトに対してオブジェクト単位に透過処理を施す。前述のように、処理速度は一般に、1画素毎に処理が必要なステップS810のほうが、ステップS811よりも遅くなる。図6(c)に示す702がこの透過処理の施された可変領域オブジェクトである。
ステップS812では、透過処理の施された可変領域オブジェクト702を、記憶部であるHDD603に記憶(キャッシュ)するよう記憶制御する。また、ステップS812では、可変領域オブジェクト702の座標情報もHDD603に記憶される。
ステップS813では、ステップS805〜S812の処理が、受信したバリアブル印刷ジョブに含まれるすべての透過モードおよびアルファ値について実行されたかどうかを判断する。そして、全ての透過モード、アルファ値に対して、可変オブジェクト領域に対する透過処理を行い、キャッシュを実行した後、ステップS901に進む。つまり、固定オブジェクトにおいて、包含領域(可変オブジェクト領域701)と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し透過処理画像を生成する透過処理手段に相当する。
ステップS901では、可変オブジェクトを入力する。
ステップS902では、可変オブジェクトが透過を含むかどうか判断する。透過を含まないと判断された場合はステップS903に進み、含むと判断された場合はステップS904に進む。
ステップS903では、可変オブジェクトの通常レンダリングを行う。
ステップS904では、ステップS812でキャッシュされたオブジェクトに対し、透過モードおよびアルファ値が一致するかどうか判断する。一致しない場合はステップS907に、一致する場合はステップS905にそれぞれ進む。ただし、ステップS812において、受信されたバリアブル印刷データ中に含まれる可変領域はすべてキャッシュされているので、エラー時のみステップS907に進むこととなる
ステップS907では、キャッシュされている背景オブジェクトを切り出す。そして、ステップS908では、通常の透過処理を施す。
ステップS905では、対応する透過処理の施された可変領域オブジェクト702を取り出す。また、ステップS905では、可変オブジェクトに対するオブジェクト形状の座標情報も取り出す。そして、ステップS906では、透過処理の施された可変領域オブジェクト702に対して可変オブジェクトに対するオブジェクト形状を用いてクリッピング処理を施す。つまり、可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する透過処理画像から、可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段に相当する。また、クリッピング処理においては、クリッピング画像の座標情報も生成される。
図9(a)は、第1実施形態における可変オブジェクトを用いたクリッピング処理を説明する図である。具体的には、キャッシュされている透過処理の施された可変領域オブジェクト702に対し、可変オブジェクト形状1001を指定された場所に配置する。そして、可変オブジェクト形状1001の輪郭を用いて透過処理の施された可変領域オブジェクト702を切り取り(クリッピング)、クリップされた可変オブジェクト1002を生成する。つまり、クリッピング画像と固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段に相当する。
ステップS909では、クリップされた可変オブジェクト1002と、背景オブジェクト401を重ね合わせる。より具体的には、ステップS909では、クリッピング画像の座標情報と背景オブジェクトの座標情報を使って、クリッピング画像と背景オブジェクトとを重ね合わせる処理を行なう。これにより、背景オブジェクトの正確な位置にクリッピング画像を重ね合わせることができる。また、重ね合わせ処理においては、クリッピングされた画像が背景オブジェクトの上に上書き処理される。これにより、クリッピングされた画像と背景オブジェクトの色が合成されることを防ぐことができる。
図9(b)は、第1実施形態におけるクリップオブジェクトと背景オブジェクトとを重ねる処理を説明する図である。
ステップS910では、ステップS909で生成されたページ画像を印刷する。
ステップS911では、全レコードについて処理を実行したか否かを判断する。直前に処理したレコードが最終レコードである場合にはステップS999に進んでバリアブル印刷処理を終了する。直前に処理したレコードが最終レコードではないと判断された場合には、ステップS901に進み、新たな可変オブジェクトに対して処理を実行する。
つまり、ステップS812において予め透過処理を領域701に対して実行し、その後各可変オブジェクトの形状に対してクリッピング処理および重ね合わせ処理を実行する。このように処理することにより、透過処理演算自体を一回の処理で終了させることが可能となる。つまり、異なる可変オブジェクトに対して、同一の座標に対して再度透過演算を行う必要がなくなる。そのためバリアブル印刷の結果を高速に得ることができる。特に、レコード数が増加するほど同一の座標に対する演算回数が多くなるため、レコード数が増加するほど上述の処理による効果が大きい。
以上説明したように、第1実施形態に係る印刷装置によれば、大規模なバリアブル印刷における処理時間を短縮可能とすることが出来る。
(第2実施形態)
上述の第1実施形態では、各可変オブジェクトは同一の領域内(領域701)として予め指定されていることを前提としていた。しかし、当該領域は予め指定されていなくともよい。
第2実施形態では、各可変オブジェクトの収まる領域が、予め指定されていない場合について説明する。
図10は、第2実施形態における、可変オブジェクトのページ内における座標配置を説明する図である。ここでは、ページ左下を原点とする座標系を用いる。すると、各可変オブジェクトのX座標における最小値(Xmin)、最大値(Xmax)および、Y座標における最小値(Ymin)、最大値(Ymax)はそれぞれ図10のように表すことが出来る。つまり、すべての各可変オブジェクトに対して、最小となるXmin、Yminおよび最大となるXmax、Ymaxを求めれば、領域701に相当する領域を導出可能となることが分かる。そこで、以下では当該領域を決定する方法について詳細に説明する。
図11は、第2実施形態において、各可変オブジェクトの収まる領域を決定する処理を表すフローチャートである。具体的には、図7を参照して説明したステップS804およびステップS805の間において、当該決定処理を行っている。
ステップS1201では、可変オブジェクトの入力を受けつける。
ステップS1202では、ステップS1201で入力した可変オブジェクトのX座標における最小値、最大値(Xmin,Xmax)および、Y座標における最小値、最大値(Ymin,Ymax)をそれぞれ特定する。
ステップS1203では、現在の処理対象の可変オブジェクトが1回目の入力であるか否かを判断する。1回目である場合にはステップS1204に、それ以外(2回目以降)であればステップS1205に進む。
ステップS1204では、現在処理対象の可変オブジェクトの最小値、最大値(Xmin,Xmax)および、Y座標における最小値、最大値(Ymin,Ymax)を可変矩形領域のX,Y座標にセットしRAM606に保存する。つまり、1回目の処理では比較対象が無いことから、可変矩形領域の初期値としてオブジェクトの最小値、最大値を使用するのである。なお、可変矩形領域とは、導出対象となる矩形領域の座標を決定するために本フローチャート内で利用される仮の矩形領域を意味する。
ステップS1205では、現在処理対象の可変オブジェクトのX、Y座標それぞれの最大値・最小値に対し、RAM606に保存されている可変矩形領域のX、Y座標それぞれの最大値・最小値をそれぞれ比較する。
ステップS1206では、可変矩形領域のX、Y座標の現在の最大値あるいは最小値を超える(最小値の場合、下回る)最大値・最小値についてRAM606に保存されている値を更新する。
ステップS1207では、現在の処理対象の可変オブジェクトが最終のオブジェクトかどうか判断する。最終でない場合は、ステップS1201に戻る。このようにして、全ての可変オブジェクトに対するX,Y座標の最大値、最小値を求めることができる。
以上説明したように、第2実施形態に係る印刷装置によれば、各可変オブジェクトの収まる領域が予め指定されていない場合であっても、大規模なバリアブル印刷における処理時間を短縮可能とすることが出来る。
(第3実施形態)
上述の第1および第2実施形態では、各可変オブジェクトの座標が含まれる領域が矩形領域であるとして説明した。しかし、矩形領域として指定した場合、一般には最終的には使用されない座標も含まれる。つまり、使用されない領域について透過処理演算をすることにより無用な処理時間が発生し得る。
第3実施形態では、より適した透過処理演算の対象領域を導出する方法について説明する。
図12は、第3実施形態において、複数の可変オブジェクト同士が重ねあわされた状態を例示的に示す図である。具体的には、オブジェクト1301は、可変オブジェクト402および403に対する各領域の論理和により導出された領域である。つまり、すべての可変オブジェクトに対する各領域の論理和をとることにより、透過処理がなされる座標を示す領域を導出可能となることが分かる。そこで、以下では当該領域を決定する方法について詳細に説明する。
図13は、第3実施形態において、透過処理がなされる座標を示す領域を決定する処理を表すフローチャートである。具体的には、図7を参照して説明したステップS804およびステップS805の間において、当該決定処理を行っている。
ステップS1401では、可変オブジェクトの入力を受けつける。
ステップS1402では、ステップS1401で入力した可変オブジェクトに対する領域に対して論理和演算を行い、RAM606に保存されている可変領域を更新する。なお、1回目の処理では可変オブジェクトの領域そのものが可変領域として導出しRAM606に保存する。なお、可変領域とは、導出対象となる領域を決定するために本フローチャート内で利用される仮の領域を意味する。
ステップS1403では、現在の処理対象の可変オブジェクトが最終のオブジェクトかどうか判断する。最終でない場合は、ステップS1401に戻る。このようにして、全ての可変オブジェクトに対する領域の論理和領域を求めることができる。
以上説明したように、第3実施形態に係る印刷装置によれば、より適した透過処理演算の対象領域を導出することが出来る。
(第4実施形態)
第1実施形態においては、予め透過処理演算の対象となる矩形領域の全座標に対して透過処理を行い、その後クリッピング処理を行う方法について述べた。ただし、レコード数が少ない場合においては、かえって処理に時間を要する場合がある。つまり、透過演算処理が本来不要な座標についての処理時間が相対的に大きくなってしまうことによる。
第4実施形態では、レコード数が少ない場合にも好適なバリアブル印刷処理について説明する。
図14は、第4実施形態におけるバリアブル印刷ジョブの処理フローチャートである。具体的には、図7を参照して説明したステップS804およびステップS805の間において、所定の条件に応じて図5に示す通常の処理に切り替えている。なお、以下の動作の各ステップは、CPU602が制御プログラムを実行することにより実現される。
ステップS1501では、可変オブジェクトの入力を受けつける。
ステップS1502では、ステップS1401で入力した可変オブジェクトに対する領域の面積(画素数)を導出する。そして、RAM606に保存されている面積との和の結果を導出しRAM606に保存されている値を更新する。なお、1回目の処理においてRAM606に保存されている初期値は”0”である。
ステップS1503では、現在の処理対象の可変オブジェクトが最終のオブジェクトかどうか判断する。最終でない場合は、ステップS1501に戻る。このようにして、全ての可変オブジェクトに対する領域ののべ面積(のべ画素数)を求めることができる。つまり、複数の可変オブジェクトのすべてに対する画素数の総和を導出する総画素数導出手段に相当する。
ステップS1504では、導出されたのべ面積(のべ画素数)が、ステップS805で入力された可変オブジェクトの領域701の面積(画素数)に比較し広い(多い)か否かを判断する。そして、広い(多い)と判定された場合はS808に進み、狭い(少ない)と判定された場合はS807に進む。つまり、面積(画素数)は透過処理演算に要する時間とほぼ比例することから、当該面積を比較し、より狭い面積(のべ面積)となる処理を選択するのである。
なお、ステップS1504において、レコード数が所定の閾値より大きいか小さいかを判定するよう構成してもよい。その場合、レコード数が所定の閾値より大きい場合は、S808にすすみ、レコード数が所定の閾値より小さい場合は、S807に進む。
以上説明したように、第4実施形態に係る印刷装置によれば、より高速なバリアブル印刷処理を実行することが出来る。
(他の実施形態)
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するプログラムを、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置が、供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明の技術的範囲に含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク(CD、DVD)、光磁気ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明のクレームに含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
透過効果を施す処理を例示的に説明する図である。 他の場合における透過効果を施す処理を例示的に説明する図である。 第1実施形態に係る印刷装置601の内部構成を示す図である。 透過効果を用いたバリアブル印刷の一例を示す図である。 バリアブル印刷における基本動作フローチャートである。 第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブを例示的に示す図である。 第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブの処理フローチャートである(共通処理)。 第1実施形態におけるバリアブル印刷ジョブの処理フローチャートである(個別処理)。 第1実施形態における可変オブジェクトを用いたクリッピング処理・重ね合わせ処理を説明する図である。 第2実施形態における、可変オブジェクトのページ内における座標配置を説明する図である。 第2実施形態において、各可変オブジェクトの収まる領域を決定する処理を表すフローチャートである。 第3実施形態において、複数の可変オブジェクト同士が重ねあわされた状態を例示的に示す図である。 第3実施形態において、透過処理がなされる座標を示す領域を決定する処理を表すフローチャートである。 第4実施形態におけるバリアブル印刷ジョブの処理フローチャートである。

Claims (14)

  1. 各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力手段と、
    前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定手段と、
    前記固定オブジェクトの前記包含領域と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し該複数の透過属性それぞれに対する透過処理画像を生成する透過処理手段と、
    前記描画ジョブに含まれる各ページについて、
    前記可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する前記透過処理画像から、該可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段と、
    前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記複数の可変オブジェクトの各々の描画領域のすべてが含まれる矩形領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域の論理和により導出される領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記複数の可変オブジェクトの各々の画素数を導出し、前記複数の可変オブジェクトのすべてに対する画素数の総和を導出する総画素数導出手段と、
    前記総画素数導出手段により導出された画素数の総和が前記指定手段により指定された前記包含領域の画素数よりも多い場合、前記透過処理手段を実行する制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力工程と、
    前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定工程と、
    前記固定オブジェクトの前記包含領域と重複する領域に対して、複数の透過属性について透過処理を実行し該複数の透過属性それぞれに対する透過処理画像を生成する透過処理工程と、
    前記描画ジョブに含まれる各ページについて、
    前記可変オブジェクトに指定された透過属性と同一の透過属性に対応する前記透過処理画像から、該可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成工程と、
    前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  6. 前記複数の可変オブジェクトの各々の描画領域のすべてが含まれる矩形領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
  7. 前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域の論理和により導出される領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
  8. 前記複数の可変オブジェクトの各々の画素数を導出し、前記複数の可変オブジェクトのすべてに対する画素数の総和を導出する総画素数導出工程と、
    前記総画素数導出工程により導出された画素数の総和が前記指定工程により指定された前記包含領域の画素数よりも多い場合、前記透過処理工程を実行する制御工程と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置の制御方法。
  9. 各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力手段と、
    前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定手段と、
    前記固定オブジェクトに対する領域と前記包含領域とが重複する領域において、前記固定オブジェクトと前記包含領域に対して透過処理を実行し、該透過処理が施された画像を生成し記憶部に記憶する記憶制御手段と、
    前記描画ジョブに含まれる各ページについて、
    前記記憶部に記憶された前記透過処理が施された画像から、前記可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成手段と、
    前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  10. 前記複数の可変オブジェクトの各々の描画領域のすべてが含まれる矩形領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  11. 前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域の論理和により導出される領域を前記包含領域として指定することを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  12. 前記複数の可変オブジェクトの各々の画素数を導出し、前記複数の可変オブジェクトのすべてに対する画素数の総和を導出する総画素数導出手段と、
    前記総画素数導出手段により導出された画素数の総和が前記指定手段により指定された前記包含領域の画素数よりも多い場合、前記記憶制御手段を実行する制御手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項9に記載の画像処理装置。
  13. 各ページ共通の単一の固定オブジェクトおよび該固定オブジェクトの前面に配置される各ページ個別の複数の可変オブジェクトが含まれる描画ジョブを入力する入力工程と、
    前記複数の可変オブジェクトの各々に対する描画領域が包含される包含領域を指定する指定工程と、
    前記固定オブジェクトに対する領域と前記包含領域とが重複する領域において、前記固定オブジェクトと前記包含領域に対して透過処理を実行し、該透過処理が施された画像を生成し記憶部に記憶する記憶制御工程と、
    前記描画ジョブに含まれる各ページについて、
    前記記憶部に記憶された前記透過処理が施された画像から、前記可変オブジェクトの形状に対する領域を切り抜き、クリッピング画像を生成するクリッピング画像生成工程と、
    前記クリッピング画像と前記固定オブジェクトとを重ね合わせて描画データを生成する生成工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  14. 請求項5または請求項13に記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
JP2008152261A 2007-06-18 2008-06-10 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム Expired - Fee Related JP5180691B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008152261A JP5180691B2 (ja) 2007-06-18 2008-06-10 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007160684 2007-06-18
JP2007160684 2007-06-18
JP2008152261A JP5180691B2 (ja) 2007-06-18 2008-06-10 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009023339A true JP2009023339A (ja) 2009-02-05
JP5180691B2 JP5180691B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=40132018

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008152261A Expired - Fee Related JP5180691B2 (ja) 2007-06-18 2008-06-10 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7978364B2 (ja)
JP (1) JP5180691B2 (ja)
CN (1) CN101329737B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171347A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理コントローラ、画像処理システム、画像処理コントローラまたは画像処理システム用プログラム、および画像処理方法
US11676318B2 (en) 2021-09-15 2023-06-13 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus, image forming systems, and image processing method that draw variable data as an aggregate figure with respect to form data

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7567365B2 (en) * 2003-05-30 2009-07-28 Kyocera Mita Corporation Image reading apparatus
KR100706780B1 (ko) * 2004-06-25 2007-04-11 주식회사 하이닉스반도체 주변영역의 선폭을 줄일 수 있는 반도체 소자 제조 방법
JP2009239399A (ja) * 2008-03-26 2009-10-15 Brother Ind Ltd 画像処理装置および画像処理プログラム
US8244070B2 (en) * 2009-06-01 2012-08-14 Xerox Corporation Real-time image personalization
JP5750909B2 (ja) * 2011-01-24 2015-07-22 セイコーエプソン株式会社 記録方法及び記録装置
JP5838564B2 (ja) * 2011-02-24 2016-01-06 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置
JP2014117861A (ja) * 2012-12-14 2014-06-30 Canon Inc 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
US9052851B1 (en) * 2014-02-04 2015-06-09 Ricoh Company, Ltd. Simulation of preprinted forms
JP6129127B2 (ja) * 2014-08-08 2017-05-17 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラム
GB201608285D0 (en) 2016-05-11 2016-06-22 Videojet Technologies Inc Printing
US10235612B2 (en) * 2016-07-29 2019-03-19 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus, information processing method, storage medium, and image forming apparatus for converting drawing data of a transparent object that does not overlap another drawing object into drawing data of a drawing object that does not have an alpha channel as color information

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11296666A (ja) * 1998-02-16 1999-10-29 Sony Corp 画像接続方法、画像接続装置、並びに、画像接続処理プログラムが格納された記録媒体
JP2000182035A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Canon Inc 画像処理方法及び装置
JP2004185319A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Sony Corp 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005324425A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及びその制御プログラム
JP2006343868A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2007110692A (ja) * 2005-09-09 2007-04-26 Xerox Corp 描画された文書内で使用するためのグロスマーク及び透かしを含む特殊効果を生成するための印刷システムにおいて実行される方法、アドビによるポストスクリプトのオペレータを用いて描画された文書においてグロスマーク及び透かしを含む特殊効果を作成する方法、及び、描画された文書上に特殊効果を実現するのに適した印刷システム

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7301558B2 (en) * 1996-02-27 2007-11-27 Media Technologies Licensing, Llc Imaging system and method
US6621524B1 (en) * 1997-01-10 2003-09-16 Casio Computer Co., Ltd. Image pickup apparatus and method for processing images obtained by means of same
JP2002010056A (ja) * 2000-06-19 2002-01-11 Fuji Photo Film Co Ltd 画像合成装置
JP2002157607A (ja) * 2000-11-17 2002-05-31 Canon Inc 画像生成システム、画像生成方法および記憶媒体
US20020118891A1 (en) * 2001-02-27 2002-08-29 Rudd Michael L. Object based cursors for scan area selection
EP1494456A1 (en) * 2003-07-01 2005-01-05 Deutsche Thomson-Brandt GmbH Method for run-length encoding of a bitmap data stream
KR100754828B1 (ko) * 2005-08-31 2007-09-04 에스케이 텔레콤주식회사 사용자 취향에 따라 사용자 인터페이스 설정이 가능한이동통신 단말기 및 방법
EP1889732A1 (en) * 2006-08-18 2008-02-20 Setec Oy Method of superimposing an image onto another, method of personalizing a data carrier using the the method
US20080084429A1 (en) * 2006-10-04 2008-04-10 Sherman Locke Wissinger High performance image rendering for internet browser
US20080100642A1 (en) * 2006-10-31 2008-05-01 International Business Machines Corporation User definable aspect ratios for image regions
US8885224B2 (en) * 2007-03-14 2014-11-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Information embedding method, its program and information embedding device
US7834886B2 (en) * 2007-07-18 2010-11-16 Ross Video Limited Methods and apparatus for dynamic correction of data for non-uniformity
US8300086B2 (en) * 2007-12-20 2012-10-30 Nokia Corporation Image processing for supporting a stereoscopic presentation

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11296666A (ja) * 1998-02-16 1999-10-29 Sony Corp 画像接続方法、画像接続装置、並びに、画像接続処理プログラムが格納された記録媒体
JP2000182035A (ja) * 1998-12-14 2000-06-30 Canon Inc 画像処理方法及び装置
JP2004185319A (ja) * 2002-12-03 2004-07-02 Sony Corp 画像処理方法及び画像処理装置
JP2005324425A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及びその制御プログラム
JP2006343868A (ja) * 2005-06-07 2006-12-21 Canon Inc 画像処理方法及び画像処理装置
JP2007110692A (ja) * 2005-09-09 2007-04-26 Xerox Corp 描画された文書内で使用するためのグロスマーク及び透かしを含む特殊効果を生成するための印刷システムにおいて実行される方法、アドビによるポストスクリプトのオペレータを用いて描画された文書においてグロスマーク及び透かしを含む特殊効果を作成する方法、及び、描画された文書上に特殊効果を実現するのに適した印刷システム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171347A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像処理コントローラ、画像処理システム、画像処理コントローラまたは画像処理システム用プログラム、および画像処理方法
US11676318B2 (en) 2021-09-15 2023-06-13 Kyocera Document Solutions Inc. Image processing apparatus, image forming systems, and image processing method that draw variable data as an aggregate figure with respect to form data

Also Published As

Publication number Publication date
CN101329737B (zh) 2012-07-18
CN101329737A (zh) 2008-12-24
JP5180691B2 (ja) 2013-04-10
US7978364B2 (en) 2011-07-12
US20080309980A1 (en) 2008-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5180691B2 (ja) 画像処理装置およびその制御方法、並びに、コンピュータプログラム
JP2007249857A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム
JP2004050722A (ja) 印刷装置
US8854638B2 (en) Variable printing control apparatus and control program
KR20100037555A (ko) 화상처리장치, 화상처리방법, 및 그 프로그램을 기억한 매체
JP2006050547A (ja) カラー画像形成装置
JP4557163B2 (ja) 情報処理装置および印刷制御方法およびプログラムおよび記録媒体
JP4586057B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および記録媒体
JP5397678B2 (ja) 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法およびプログラム
JP4944761B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびプログラム
JP4912360B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム
JP4154368B2 (ja) 文書処理装置及び文書処理方法、文書処理プログラム
JP2019086987A (ja) 画像形成装置、その制御方法、及びプログラム
JP2005190426A (ja) データ処理方法及びデータ処理装置及びコンピュータプログラム
JP6851853B2 (ja) 墨消し機能の拡張
JP2013061808A (ja) 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム
JP2009289121A (ja) 情報処理装置、出力装置、出力処理方法、及びプログラム
JP2011170850A (ja) 情報処理装置及びその制御方法
JP5039337B2 (ja) 画像再生装置及び画像再生方法
JP2010125810A (ja) 情報処理装置、データ処理方法、プログラム及び記憶媒体
JP4840604B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
JP2010247462A (ja) 印刷装置、情報処理装置、印刷装置の制御方法、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP2013121674A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP2008181503A (ja) 情報処理装置及びその制御方法、プログラム、並びに、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2009253604A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121214

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130111

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5180691

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160118

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees