JP2009019779A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】除霜運転に切り替えた場合、吐出冷媒が低圧側に開放されるため、一時的に吐出圧力が低下するため、凝縮器から高圧冷媒が逆流し、吐出冷媒バイパスを通じて圧縮機吸込管に流れることで、凝縮器温度の減少による快適性の低下、さらには、圧縮機の信頼性低下するという課題を有していた。
【解決手段】四方弁11と分岐管50の間の吐出管1aには吐出管逆支弁35を設けることで、凝縮器2からの液冷媒が吸入バイパス31を通過して吸入管1bに流入し、圧縮機1に吸い込まれることを大幅に低減できることで、圧縮機1の吸い込み冷媒の乾き度が大きくなるため、吐出冷媒温度の低下が防止できることでの除霜能力向上、凝縮器温度の上昇による快適性の向上、圧縮機の信頼性の向上を図ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機の吐出ガス冷媒を用いて蒸発器に付着した霜を溶解するためのバイパス回路を備えた冷凍サイクル装置に関するものである。
従来、この種の冷凍サイクル装置は運転状態によって、蒸発器に霜が付着し、能力低下を来す。すなわち、圧縮機で圧縮された高温高圧の吐出ガス冷媒は、四方弁を介して凝縮器に流入し、熱交換を行うことで冷媒は凝縮される。凝縮された冷媒は絞り装置で減圧されて気液2相状態となって蒸発器に流入し、熱交換を行うことで蒸発し、再度四方弁を介して圧縮機に吸い込まれる。ここで、蒸発器の周囲温度が低い場合においては、蒸発器に霜が徐々に付着し、霜の付着量が増えるに従って能力が低下する。
そして、必要に応じて蒸発器に付着した霜を溶かす運転を行うが、この霜を溶かす方法としては、四方弁を切り替えて逆サイクル運転とすることで、それぞれの熱交換器の働きを逆にして霜を溶かす方法がある。しかしながら、この方法では本来凝縮器側の温度が低下してしまう。
そこで、逆サイクル運転としない方法として、圧縮機から吐出した冷媒が流れる吐出管に分岐管を設けることで、冷媒の一方は凝縮器に流れ、もう一方は電磁弁などの冷媒制御装置を介して蒸発器に流入させ、蒸発器に付着した霜を溶解させる除霜方法がある(例えば、特許文献1参照)。
図2は、特許文献1に記載された従来の空気調和装置の冷凍サイクル装置を示すものである。図2において、室外機Bに、圧縮機1と四方弁11と絞り装置3と蒸発器4とを備え、室内機Aに凝縮器2を備えて暖房運転時の冷凍サイクルを構成している。そして、吐出管1aから絞り装置3と蒸発器4との間の管路までの吐出ガスバイパス30を、分岐管5と電磁弁6とを介して構成している。この構成において、暖房運転を続けていると蒸発器4に霜が付着してくる。そこで除霜運転として、凝縮器2や蒸発器4のそれぞれの熱交換器の働きは暖房運転の状態のままで、吐出ガスバイパス30の電磁弁6を開くと、吐出ガス冷媒が蒸発器4に直接流れ込んで除霜を行うもので、暖房運転を継続しながら蒸発器4の除霜を行うことができるものである。
実開昭60−10178号公報
しかしながら、前記従来の構成では、暖房運転から除霜運転に切り替えた場合、吐出冷媒が低圧側に開放されるため、一時的に吐出圧力が大きく低下するため、凝縮器から高圧冷媒が逆流し、吐出冷媒バイパスを通じて圧縮機吸込管に流れることで冷媒に液冷媒の割合が多く(乾き度が小さく)なるケースが発生し、凝縮器温度の低下による暖房能力の低下、さらには、圧縮機の信頼性の低下を招くという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、除霜時の凝縮器温度低下の抑制と圧縮機の信頼性向上が可能な空気調和機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の冷凍サイクル装置は、前記吐出冷媒バイパスよりも凝縮器側に逆支弁を備えた構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置である
。これによって、暖房運転から除霜運転への切換え直後に、凝縮器から冷媒が逆流して吐出冷媒バイパスに流入することを防止でき、凝縮器温度低下の抑制と圧縮機の信頼性向上が可能となる。
本発明の冷凍サイクル装置は、除霜運転に切り替えた場合、吐出冷媒が低圧側に開放されるため、一時的に吐出圧力が大きく低下しも凝縮器からの冷媒が低圧側(蒸発器や吸入配管など)に流入することを防止できるため、除霜時の室温低下を抑制することにより快適性を向上だけでなく、圧縮機の信頼性向上が可能となる。
第1の発明は、圧縮機と、四方弁と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器とを順番に配管で接続して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機の吸入管へ、前記圧縮機の吐出管から吐出冷媒をバイパスする吐出冷媒バイパスを設けて蒸発器に付着した霜を溶解して除霜する構成を備え、さらに前記吐出冷媒バイパスよりも凝縮器側に逆支弁を配置したことで、除霜時には吐出冷媒が前記四方弁へ流れる流量より前記吐出冷媒バイパス側に多く流れるだけでなく、凝縮器から高圧冷媒が逆流して吐出冷媒バイパスを通じて圧縮機吸込管に流れ込むことを防止できる様に構成した冷凍サイクル装置である。
これによって、バイパス側に多く吐出冷媒が流れ、さらに、凝縮器から高圧冷媒が逆流し、吐出冷媒バイパスを通じて圧縮機吸込管に流れ込むことを防止できるために、蒸発器の温度上昇と、圧縮機の過熱度および吐出冷媒の温度上昇を図ることができ、凝縮器における能力の低下を抑制しながら、蒸発器の除霜時間の短縮が可能となるだけでなく、圧縮機の信頼性の向上が可能となる。
第2の発明は、特に、第1の発明の冷凍サイクル装置の逆支弁を、複数の逆止弁を並列に配置して構成したもので、逆止弁による吐出管の流路抵抗の増大を抑制するとともに、逆支弁閉塞時のリスクを回避することが可能となる。
第3の発明は、特に、第1の発明の冷凍サイクル装置の逆支弁とこの逆支弁をバイパスする逆支弁バイパス管を並列に配置したもので、逆止弁による吐出管の流路抵抗の増大を抑制するとともに、逆支弁閉塞時のリスクを回避することが可能となる。
以下、本発明の冷凍サイクル装置の実施の形態について、空気調和機に搭載した例として図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の冷媒系統図で、空気調和機としての冷媒の流れ(暖房運転時は実線矢印方向)を示すものである。図1において、冷媒を圧縮する圧縮機1、冷媒の流れを変える四方弁11、高圧高温冷媒が凝縮される凝縮器2、凝縮された冷媒を減圧する絞り装置3、減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器4が順番に配管で接続されて通常の冷凍サイクルを構成している。ここで、凝縮器2は室内機Aに設けられ、その他は室外機Bに設けられており、さらに室内機Aには室内送風機7と電気ヒータ9を備え、室外機Bには室外送風機8を備えている。
本実施の形態1においては、圧縮機1からの吐出ガス冷媒を、四方弁11の手前の吐出管1aで分岐管51により分岐させる第1吐出ガスバイパス31を設け、そこから更に分岐して、絞り装置3と蒸発器4との間の蒸発器配管4aにバイパスする第2吐出ガスバイパス32と、圧縮機1の吸入管1bにバイパスする第3吐出ガスバイパス33とを設けて
いる。すなわち、ここでは吐出ガスバイパスは、第1吐出ガスバイパス31と第2吐出ガスバイパス32と第3吐出ガスバイパス33とから構成している。そして、四方弁11と分岐管51との間の吐出管1aには吐出管逆支弁35が設けられている。
第1吐出ガスバイパス31の途中には吐出ガス冷媒を任意に流すことを可能とする冷媒制御装置40を備え、必要に応じて冷媒の流れを制御する。また、第2吐出ガスバイパス32の途中には蒸発器バイパス流量調整管32aと逆止弁32bとを備える。さらに、第3吐出ガスバイパス33の途中には吸入バイパス流量調整管33aを備えて、第2吐出ガスバイパス32と第3吐出ガスバイパス33との流量バランスを調整している。
また、吐出管1aにおける第1吐出ガスバイパス31の分岐は、略T字形の分岐管51を備えて行う。この分岐管51は、圧縮機1の吐出冷媒が第1吐出ガスバイパス31の方向には直線的に流れ(矢印D1)、四方弁11の方向にはほぼ直角に折れ曲がって流れる(矢印D2)ように構成している。
さらに、第2吐出ガスバイパス32の出口における蒸発器配管4aへの合流と、第3吐出ガスバイパス33の出口における吸入管1bへの合流においてもそれぞれ分岐管51と同様のT字管52,53を備えている。すなわち、熱交換器配管4a側のT字管52の合流においては、絞り装置3からの蒸発器配管4aとしての流れをほぼ直角に折り曲げる(矢印D3)ように構成し、第2吐出ガスバイパス32からの流れを蒸発器配管4aへ直線的に流れる(矢印D4)ように接続している。また、吸入管1b側のT字管53の合流においては、四方弁11からの吸入管1bとしての本来の流れをほぼ直角に折り曲げる(矢印D5)ように構成し、第3吐出ガスバイパス33からの流れを吸入管1bへ直線的に流れる(矢印D6)ように接続している。
以上のように構成された冷凍サイクル装置を備えた空気調和機について、以下その動作、作用を説明する。まず、暖房運転時は実線矢印のごとく、圧縮機1で圧縮された高温高圧の吐出ガス冷媒は、四方弁11を介して室内機Aの凝縮器2に流入し、熱交換を行うことで冷媒は凝縮され、室内は暖房される。凝縮された冷媒は室外機Bに入り、絞り装置3で減圧されて気液2相状態となって蒸発器4に流入し、熱交換を行うことで蒸発して室外の熱を吸熱する。そして、再度四方弁11を介して圧縮機1に吸入される。この通常の暖房運転時においては、冷媒制御装置40は閉じている。ここで、蒸発器4の周囲温度が低い場合においては、蒸発器4に霜が徐々に付着し、霜の付着量が増えるに従って暖房能力が低下する。
そこで、着霜量が所定量まで増えた段階で、第1吐出ガスバイパス31に設けた冷媒制御装置40を開いて第2吐出ガスバイパス32と第3吐出ガスバイパス33に吐出ガス冷媒を流すことにより、蒸発器4の除霜を行う。これは、第2吐出ガスバイパス32においては、蒸発器4の温度を上昇させることで霜の溶解を促進するものである。また、第3吐出ガスバイパス33においては、圧縮機1の乾き度を上昇して圧縮機1および吐出ガス冷媒の温度を上昇させるもので、これにより蒸発器4の温度がより上昇するものである。このように構成した場合、四方弁11は切り替えずに暖房運転状態のままで除霜することになり、暖房能力は低下するものの、逆サイクルで除霜するシステムと比較して暖房している室内の温度変化を小さくすることができ、快適性の低下を抑制することができる。
ただし、暖房運転から除霜運転に切り替えた場合、吐出ガスバイパス31により吐出冷媒が低圧側に開放されるため、一時的に吐出圧力が大きく低下すると、凝縮器2から高圧冷媒が逆流し、吐出冷媒バイパス31を通じて圧縮機1の吸込管1aに流れることで冷媒に液冷媒の割合が多く(乾き度が小さく)なるケースが発生し、凝縮器温度の低下による暖房能力の低下、さらには、圧縮機の信頼性の低下を招いてしまう。
そこで、本実施の形態1においては、四方弁11と分岐管50の間の吐出管1aには吐出管逆支弁35が設けられているので、除霜運転に切り替えた際など、一時的に吐出圧力より凝縮器2の圧力が高くなる条件においても、凝縮器2からの液冷媒が第3吐出ガスバイパス33を通過して吸入管1bに流入し、圧縮機1に吸い込まれることを防止することができる。これにより、圧縮機1の吸い込み冷媒の乾き度が大きくなるため、吐出冷媒温度の低下が防止できることでの除霜能力向上、凝縮器温度の上昇による快適性の向上、圧縮機の信頼性の向上を図ることができる。
なお、本実施の形態1においては、吐出ガスバイパス31を分岐させて、絞り装置3と蒸発器4とを接続する蒸発器配管4aにもバイパスする第2吐出ガスバイパス32を設けて、より除霜時間を短縮する構成としたが、吐出ガスバイパスとして、第1吐出ガスバイパス31と第3吐出ガスバイパス33とを組み合わせるだけの構成でも暖房運転状態のままで除霜することが可能である。また、上記構成の冷媒制御装置40の代わりに、第2吐出ガスバイパス32と第3吐出ガスバイパス33とのそれぞれに冷媒制御装置を配設して、運転状況等に応じて制御しても良い。
次に、本実施の形態1では、圧縮機1からの吐出ガス冷媒を、第1吐出ガスバイパス31から第2吐出ガスバイパス32と第3吐出ガスバイパス33とに流して循環させるにあたって、さらに圧縮機1の吐出管1aにおける第1吐出ガスバイパス31の分岐にT字形の分岐管51を備えている。特に、この分岐管51は、圧縮機1の吐出冷媒が第1吐出ガスバイパス31の方向には直線的に流れ、四方弁11の方向には直角に折れ曲がって流れるように構成している。この構成により、吐出ガス冷媒が第1吐出ガスバイパス31の方向には四方弁11の方向より動圧成分が大きく作用することになる。そして、この動圧の作用により分岐管51での冷媒分流比率が第1吐出ガスバイパス31側に大きくなり、第1吐出ガスバイパス31側の吐出ガス冷媒の流量を多くすることができる。
これにより、蒸発器4に付着した霜をより短時間で溶解して室内の温度変化をより少なくすることができ、快適性の低下をより抑制することができる。特に、吐出ガス冷媒が第1吐出ガスバイパス31に流れる流量が、四方弁11へ流れる流量より多くなるようにすることにより、暖房能力の低下により室温が一時的に低下するとしても、さらに短時間で除霜を完了してしまうことで快適性の低下を抑制する大きな効果が得られるものである。
さらに、吸入管1bと蒸発器配管4aの合流側でもT字管52,53を用い、第2吐出ガスバイパス32の出口、及び第3吐出ガスバイパス33の出口が冷凍サイクルの配管に合流する箇所での流れが直線的になるように接続して、流れをできるだけ妨げないように流路抵抗を小さく構成することで、吐出管1aから第1吐出ガスバイパス31への流量をより多く設定することが可能になる。なお、T字形の分岐管51やT字管52,53は必ずしも完全なT字形である必要はなく、これらの吐出ガスバイパス側をより流路抵抗が少なく構成できるものであれば良い。
以上のように、吐出ガス冷媒の動圧成分が第1吐出ガスバイパス31側に作用するように構成したり、合流においても流路抵抗を小さくしてスムーズに流れるように構成したりすることにより、分岐管51での分流比率が第1吐出ガスバイパス31側に多くなり、第1吐出ガスバイパス31に設置された冷媒制御装置40の流路抵抗の影響度が小さくなるなど、冷媒制御装置40の設計の余裕度を大きくすることができ、それによるコストダウンが可能となる。
また、第1吐出ガスバイパス31側の冷媒配管の配管長を、凝縮器2側の配管長より短くしたり、同じく配管径を同等以上に大きくしたりして、吐出ガスバイパス側の流路抵抗
を凝縮器2側の流路抵抗より小さくすることによっても吐出管1aから第1吐出ガスバイパス31への流量をより多く設定することが可能になる。
以上、いくつかの実施例を示したように、吐出ガスバイパス側の流路抵抗を、凝縮器2側の流路抵抗より小さくすることによって、吐出管1aから第1吐出ガスバイパス31への流量を、凝縮器側の四方弁へ流れる流量より多く設定することが可能になる。そして、除霜時に圧縮機1の吐出ガス冷媒が第1吐出ガスバイパス31に流れる流量が、四方弁11へ流れる流量より多くなる様に構成することにより、蒸発器4の温度上昇を図るとともに、圧縮機1の過熱度および吐出ガス冷媒の温度上昇によってもより大きな蒸発器4の温度上昇を図ることができ、凝縮器2における能力の低下を抑制しながら、蒸発器4の除霜時間をより短縮することが可能となる。また、第1吐出ガスバイパス31に設置された冷媒制御装置40の流路抵抗の影響度が小さくなるため、設計自由度が向上するとともに、それによるコストダウンが可能となる。さらに、以上のような構成の冷凍サイクル装置を備えることにより、快適性を向上した空気調和機を提供することが可能となる。
なお、第1吐出ガスバイパス31への分流比率としては、通常は50%未満であり、霜を溶かす除霜時間も比較的時間をかけて行うが、本実施の形態1では第1吐出ガスバイパス31に、吐出冷媒のうち50%〜90%が流れるように構成したことにより、周囲温度条件にもよるが、およそ5分〜7分で除霜を完了する。これにより、室内機Aの凝縮器2への冷媒の循環量は低下するが、圧縮機1の乾き度を大きくして吐出ガス冷媒の温度を上昇することなどにより、暖房能力の低下を抑制することもできる。さらに、室内機Aに補助加熱装置として例えば電気ヒータ9を備えれば、冷凍サイクルにおける暖房能力の低下を補うことができ、室温低下をより抑制して快適性をより向上することができる。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の冷媒系統図で、図1の吐出管逆止弁35を複数並列に接続して構成したものである。逆止弁は内部構造を有することにより、同じ径を有する配管よりも流路抵抗が増加しているのが通常である。従って、吐出管逆止弁35を所定の数の逆止弁を並列に接続して構成することにより、前後に接続している吐出管1aより流路抵抗が増加することを抑制することができる。
また、例えば一つの逆止弁の可動部が固着して閉塞してしまったような場合にも、他の逆止弁が流通していることにより、吐出管が完全に閉塞してしまうリスクを回避することができる。
(実施の形態3)
図3は、本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の冷媒系統図で、図1の吐出管逆止弁35に並列に逆止弁バイパス管36を接続して構成したものである。逆止弁は内部構造を有することにより、同じ径を有する配管よりも流路抵抗が増加しているのが通常である。従って、吐出管逆止弁35と並列に所定の内径を有する逆止弁バイパス管36を接続して構成することにより、前後に接続している吐出管1aより流路抵抗が増加することを抑制することができる。
また、例えば吐出管逆止弁35の可動部が固着して閉塞してしまったような場合にも、逆止弁バイパス管36が流通していることにより、吐出管が完全に閉塞してしまうリスクを回避することができる。
以上のように、本発明にかかる冷凍サイクル装置は、暖房運転から除霜運転への切換え直後に、凝縮器から冷媒が逆流して吐出冷媒バイパスに流入することを防止でき、凝縮器
温度低下の抑制と圧縮機の信頼性向上が可能となるので、吐出ガスバイパスによる除霜機構を有する機器に適用できる。また、吐出冷媒の動圧成分がバイパス管側にかかるため、分岐管部での分流比率が大幅にバイパス管側に多くなり、バイパス管に設置された冷媒制御装置の流路抵抗の影響度が小さくなることでの設計自由度の向上によるコストダウンだけでなく、バイパス管側に多く吐出冷媒が流れるために、除霜時間の短縮が可能となるので、空気調和機はもちろんのこと、冷蔵庫や自動販売機等の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における冷凍サイクル装置の冷媒系統図 本発明の実施の形態2における冷凍サイクル装置の冷媒系統図 本発明の実施の形態3における冷凍サイクル装置の冷媒系統図 従来の空気調和装置の冷媒系統図
符号の説明
1 圧縮機
1a 吐出管
1b 吸入管
2 凝縮器
3 絞り装置
4 蒸発器
4a 蒸発器配管
7 室内送風機
8 室外送風機
9 電気ヒータ
11 四方弁
31 第1吐出ガスバイパス
32 第2吐出ガスバイパス
32a 流量調整管
32b 逆止弁
33 第3吐出ガスバイパス
33a 流量調整管
35 吐出管逆止弁
36 逆止弁バイパス管
40 冷媒制御装置
51 分岐管
52,53 T字管

Claims (3)

  1. 圧縮機と、四方弁と、凝縮器と、絞り装置と、蒸発器とを順番に配管で接続して冷凍サイクルを構成し、前記圧縮機の吸入管へ、前記圧縮機の吐出管から吐出冷媒をバイパスする吐出冷媒バイパスを設けて蒸発器に付着した霜を溶解して除霜する構成を備えた冷凍サイクル装置において、前記吐出冷媒バイパスの分岐部よりも凝縮器側に逆支弁を備えた構成としたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. 四方弁と吐出冷媒バイパスの分岐部との間の吐出管に複数の逆支弁を並列に配置したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 四方弁と吐出冷媒バイパスの分岐部との間の吐出管に逆支弁と逆支弁バイパス管とを並列に配置したことを特徴とする請求項1記載の冷凍サイクル装置。
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