JP2009019462A - 室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システム - Google Patents

室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システム Download PDF

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信道 青木
Akihiro Nakamori
昭博 中森
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Abstract

【課題】扉の材質や構造に起因して取り付けが行えなかったドアスコープを、扉に穴開け加工を施すことなく、容易に取り付けできる室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システムを得、防犯性を向上させる。
【解決手段】扉木口11から錠ボルトを進退させる錠箱の内蔵された扉19に挟着され錠箱に連結される室外側レバー27、シリンダ錠の設けられた室外側化粧座21と、錠箱に連結される室内側レバー、サムターンの設けられた室内側化粧座とを有した室外監視手段付エスカチオン100であって、一端を室外側化粧座21に表出させ室内側から室外側を視認可能とした筒状のドアスコープ41が室外側化粧座21と室内側化粧座とに亘って設けられる。室外監視手段付エスカチオン100は、室内側化粧座に撮像素子にて撮像するカメラを電源と共に内設し、ドアスコープ41からの室外光を撮像素子に導入するよう構成してもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、室外側化粧座と室内側化粧座とに亘ってドアスコープが設けられた室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システムに関する。
従来より、扉には来訪者確認用の所謂ドアスコープの設けられることがある。ドアスコープは、一端(室外側の端)にフランジを有する外部側筒体を、扉に穿設した貫通孔の室外側から挿入するとともに、他端(室内側の端)にフランジの形成された内部側筒体を、貫通孔の室内側から挿入し、双方の筒体を螺合することにより、扉を一対のフランジにて表裏から挟むようにして取り付けられる。筒部には広角レンズが取り付けられ、室内側からは広い視野範囲で室外が視認可能となる一方、室外側からは室内が視認し難くなっている。このドアスコープを設けることにより、扉を開けずに来訪者や、室外状況の視認が可能となり、防犯性を高めることができた。
しかしながら、ドアスコープは、既設の扉に後付けする場合、新たに穴開け加工を施さなければならず、穴開け加工が煩雑であることから、施工コストも増大した。また、ドアスコープの配置される位置は、一般的に扉の上半部略中央であり、穴開け加工に失敗すれば、外観を著しく低下させるため、慎重な作業が強いられた。さらに、ドアスコープは、扉の材質や構造によっては取り付けできない問題があった。例えば、扉の表裏面材が穿孔困難な材質、例えばガラスや陶板等であったり、明かり採り窓が多用されていて、デザイン性を低下させる位置でしか穿孔が行えない場合、或いは断熱構造を貫通することで断熱性能を低下させてしまう場合等があった。そして、既設の扉に対しては、これらの問題がある場合には、ドアスコープの後付けが事実上不可能となり、扉を利用しての室外監視は断念せざるを得なかった。また、ドアスコープが外部から目視容易な位置であると、室内側からの外部確認時に、室外でドアスコープのレンズ部が明暗となって見えるため、居住者の在室・不在が分かってしまうこととなり、防犯上好ましくなかった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、扉の材質や構造に起因して取り付けが行えなかったドアスコープを、扉に穴開け加工を施すことなく、容易に取り付けできる室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システムを提供し、もって、防犯性向上を図ることを目的とする。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の室外監視手段付エスカチオンは、扉木口11から錠ボルト13,15を進退させる錠箱17の内蔵された扉19に挟着され前記錠箱17に連結される室外側操作部材27、シリンダ錠29の設けられた室外側化粧座21と、前記錠箱17に連結される室内側操作部材31、サムターン33の設けられた室内側化粧座23とを有した室外監視手段付エスカチオン100であって、
一端を前記室外側化粧座21に表出させ室内53側から室外51側を視認可能とした筒状のドアスコープ41が前記室外側化粧座21と前記室内側化粧座23とに亘って設けられたことを特徴とする。
この室外監視手段付エスカチオンでは、既存のエスカチオンが本室外監視手段付エスカチオン100に交換されるだけで、扉19への煩雑な穴開け加工を不要にして、ドアスコープ41が扉19に貫通して取り付けられる。また、材質や構造に起因してドアスコープ4を設けることができなかった扉19に対してもドアスコープ41が容易に取り付け可能となる。さらに、通常の取り付け位置より低い位置の室外側化粧座21にドアスコープ41が配置され、外部から目視され難くなる。
請求項2記載の室外監視手段付エスカチオンは、前記室内側化粧座23Aに撮像素子にて撮像するカメラ63が電源と共に内設され、
前記ドアスコープ41からの室外光が前記撮像素子に導入されることを特徴とする。
この室外監視手段付エスカチオンでは、ドアスコープ41の取付位置にかかわらず、カメラ63によって得られた撮像情報が異なる位置で視認可能となる。また、ドアスコープ41の他端側がカメラ63によって覆われて塞がれ、ドアスコープ41を介して室内53側の明かりが室外51側へ洩れなくなる。
請求項3記載の室外監視手段付エスカチオンは、前記室内側化粧座23Aに、開閉蓋89の設けられた着脱開口部87が形成され、
前記カメラ63が該着脱開口部87を介して前記室内側化粧座23Aに対して脱着自在に取り付けられたことを特徴とする。
この室外監視手段付エスカチオンでは、カメラ63の電源となる電池等の交換時やメンテナンス等、カメラ63ごと室内側化粧座23Aから取り外すことが可能となる。
請求項4記載の室外監視システムは、請求項2又は3記載の室外監視手段付エスカチオン100Aと、
前記カメラ63に設けられ撮像情報を無線転送可能な送信手段と、
該送信手段から送信される前記撮像情報を受信する受信手段、及び該受信手段にて受信した前記撮像情報に基づき室外像を表示する表示手段69を有する表示装置65と、
を具備したことを特徴とする。
この室外監視システムでは、室外側化粧座21のドアスコープ41によって得られた撮像情報が所望の場所、例えばリビングルームやキッチンルームなど扉から離れた居室等にて確認可能となる。
本発明に係る請求項1記載の室外監視手段付エスカチオンによれば、室外側を視認可能としたドアスコープを、室外側化粧座と室内側化粧座とに亘って設けたので、既存のエスカチオンを本室外監視手段付エスカチオンに交換するだけで、扉への煩雑な穴開け加工を不要にして外部監視を可能にすることができる。また、材質や構造に起因してドアスコープを設けることができなかった扉に対してもドアスコープを容易に取り付けすることができるようになる。さらに、室外側化粧座にドアスコープが位置するので、外部から目視され難くなり、特に、室内側からの外部確認時、ドアスコープレンズ部の明暗によって在不在が分かり難くなり、防犯性を高めることができる。そして、この室外監視手段付エスカチオンによれば、扉の開閉のための操作部分、扉の施解錠を行う施解錠装置、扉の外部の視認を行うドアスコープを1つのユニットとして構成しており、扉に対する施工性,施工効率化を向上させ、且つ多機能なエスカチオンを提供することができる。
請求項2記載の室外監視手段付エスカチオンによれば、室内側化粧座にカメラが内設され、ドアスコープからの室外光がこのカメラに導入されるので、ドアスコープの取付位置にかかわらず、カメラによって得られた撮像情報を異なる位置で視認することが可能となる。また、ドアスコープの室内側がカメラによって覆われ塞がれるので、ドアスコープを介して室内側の明かりが室外側へ洩れることがなく、防犯性を高めることができる。
請求項3記載の室外監視手段付エスカチオンによれば、室内側化粧座に、着脱開口部を形成し、この着脱開口部を介してカメラを脱着自在に取り付けたので、カメラの電源となる電池等の交換時には、カメラごと室内側化粧座から取り外して電源を簡便に交換することができる。また、カメラの故障、交換等のメンテナンスも簡便に行うことができる。
請求項4記載の室外監視システムによれば、請求項2又は請求項3記載の室外監視手段付エスカチオンと、撮像情報を無線転送する送信手段と、受信手段、及びこの受信手段にて受信した撮像情報を表示する表示手段を有する表示装置と、を備えたので、所望の場所で来訪者を確認することができる。
以下、本発明に係る室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システムの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係る室外監視手段付エスカチオンの設けられた扉の室外側から見た斜視図、図2は図1の要部拡大図、図3は図2の要部縦断面図である。
本実施の形態による室外監視手段付エスカチオン100は、扉19に挟着される室外側化粧座21と、室内側化粧座23(図3参照)とを有する。扉19には錠箱17(図3参照)が内蔵され、錠箱17は扉木口11にフロント板25を表出する。錠箱17は、内部に設けられた施解錠機構(図示せず)の作動によって、フロント板25から錠ボルトである図2に示すデッドボルト13、ラッチボルト15を進退させる。
室外側化粧座21には、錠箱17内の施解錠機構に連結される室外側操作部材である室外側レバー27、シリンダ錠29(図3参照)が設けられる。また、室内側化粧座23には、錠箱17の施解錠機構に連結される室内側操作部材である室内側レバー31(図3参照)、サムターン33が設けられる。錠箱17は、室外側レバー27又は室内側レバー31の回動操作によってラッチボルト15を進退させるとともに、シリンダ錠29に挿入される合鍵35又はサムターン33の施解錠操作によってデッドボルト13を進退させる。
扉19の室外側化粧座21及び室内側化粧座23の挟着部分には、固定軸37a,37b,37c,レバー軸(図示せず)、シリンダ錠29、サムターン本体39の挿通される開口穴(図示せず)が穿設されている。開口穴は、これら複数の穴を一括した一つの四角穴であってもよく、個々に穿設した複数の穴であってもよい。一括した一つの四角穴であれば、後述するドアスコープ41を挿通するためのスコープ挿通穴の新たな穴開け加工を省略できる。また、これら挿通穴が個々に穿設されており、新たなスコープ挿通穴の穴開け加工が必要な場合であっても、室外側化粧座21及び室内側化粧座23によって覆われるため、扉19の露出部分に加工を施す場合に比べ、加工精度や見栄えはさほど重要とならない、つまり、ラフな加工が可能となり、さらには、両化粧座21,23の取り付けのための固定ネジ部分の貫通穴などと兼ねるような穴であってもよい。
スタッドナットよりなる固定軸37a,37b,37cは、室外側化粧座21の背面に基端が固定される。室内側化粧座23は、基板43と、外装ケース45とからなる。基板43には固定軸37a,37b,37cに一致する複数の固定穴(図示せず)が穿設される。室外側化粧座21と室内側化粧座23とは、室外側から扉19に挿通した固定軸37a,37b,37cの先端に、基板43の固定穴に挿入した固定ネジ38を螺合することで扉19の表裏に挟着される。
室外側化粧座21と室内側化粧座23とには、一端を室外側化粧座21に表出させ室内側から室外側を視認可能とした筒状のドアスコープ41が設けられる。ドアスコープ41は、レンズを内蔵した筒体構造で外周面に雄ネジ部を形成した本体49と、この本体49の雄ネジ部に螺着される雌ネジ部を内周面に備えた筒体46とで構成される。本体49は、一端(室外51側の端)にフランジ47を有し、他端(室内53側の端)側外周面に雄ネジ部を形成し、室外側化粧座21の室外側から貫通穴55より挿入するとともに、本体49他端の雄ネジ部を室内方向に向くように配置される。筒体46は、一端(室内53側の端)にフランジ48を有し、他端(室外51側の端)側内周面に雌ネジ部を形成し、室内側化粧座23の室内側から開口部59及び基板43に穿設されたスコープ穴57より挿入するとともに、他端の雌ネジ部を室外方向に向くように配置される。これら本体49と筒体46とが、扉19の厚み内にて雄ネジ部と雌ネジ部とで螺着され、本体49のフランジ47が室外側化粧座21に当接し、筒体46のフランジ48が外装ケース45の開口部59に配置されて、両化粧座21,23及び扉19を貫通し挟着される。筒体49には広角レンズ61が取り付けられ、室内53側からは筒体46のフランジ48側が覗き穴となり広い視認範囲、例えば160〜180度で室外51が視認可能となる一方、室外51側からは室内53が視認し難くなっている。
したがって、室外監視手段付エスカチオン100によれば、室外51側を視認可能としたドアスコープ41を、室外側化粧座21と室内側化粧座23とに亘って扉19を貫通し設けたので、既存のエスカチオンを本室外監視手段付エスカチオン100に交換するだけで、扉19への煩雑な穴開け加工を不要にして外部監視を可能にすることができる。すなわち、この室外監視手段付エスカチオン100によれば、扉19の開閉のためのレバー等の操作部分、扉19の施解錠を行うシリンダ錠29やサムターン33等の施解錠装置、扉19の外部の視認を行うドアスコープ41を1つのユニットとして構成しており、扉19に対する施工性を向上させるとともに、施工効率化を図れ、且つ、多機能なエスカチオンを提供することができる。また、材質や構造に起因してドアスコープ41を設けることができなかった扉19に対してもドアスコープ41を容易に取り付けすることができるようになる。さらに、室外側化粧座21にドアスコープ41が位置するので、外部から目視され難くなり、特に、室内53側からの外部確認時に、ドアスコープレンズ部41aの明暗によって在不在が分かり難くなり、防犯性を高めることができる。
次に、本発明に係る第2実施形態の室外監視システム200について説明する。
図4は室外監視システムに用いられる室外監視手段付エスカチオンの要部縦断面図、図5は図4の室外監視手段付エスカチオンを室内側から見た斜視図、図6は室外監視システムの概念図、図7は開閉蓋を取り外した状態の室内側化粧座の斜視図、図8はカメラを取り外した室内側化粧座の斜視図、図9は室内側化粧座に設けられるカメラ装着板の拡大斜視図、図10はカメラを装着面側から見た拡大斜視図である。なお、図1〜図3に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本室外監視システム200(図6参照)では、上記した第1実施形態の室外監視手段付エスカチオン100に、カメラ63が内蔵された変形例による室外監視手段付エスカチオン100A(図4参照)が用いられる。室外監視手段付エスカチオン100Aは、室外側化粧座21が第1実施形態と同一であり、カメラ63を内設する室内側化粧座23Aが第1実施形態と異なる。
室外監視システム200は、室外監視手段付エスカチオン100Aと、表示装置65とからなる。室内側化粧座23Aに内設されるカメラ63は、レンズ66(図10参照)より入射させた光を撮像素子(図示せず)にて受光して撮像情報を出力する。カメラ63には電源である乾電池或いは充電池(図示せず)が内蔵され、電池は蓋部64の開放によって容易に交換可能となっている。また、カメラ63には送信手段(図示せず)が内設され、送信手段は撮像情報を無線にて送信可能としている。
表示装置65には受信手段(図示せず)が設けられ、受信手段はカメラ63に付設された送信手段からの撮像情報を受信可能としている。表示装置65には表示スイッチ67、表示手段である液晶表示パネル69、制御装置(図示せず)が設けられ、これらが電気的に接続されている。表示装置65には、屋内電線71を介して商用電源が供給されるようになっている。表示装置65は、表示スイッチ67が押下されると、操作信号が制御装置に入力され、制御装置が受信手段にて受信した撮像情報に基づき室外像を液晶表示パネル69に表示させるよう動作する。
図4に示すように、ドアスコープ41は、室内側化粧座23Aの基板43Aに筒体46のフランジ48が配置される。基板43Aには図9に示す鉄などの金属板からなるカメラ保持プレート73,カメラ載置ブラケット75が固定されている。カメラ63の装着面63a(図10参照)には磁石77が設けられ、カメラ載置ブラケット75に載置されたカメラ63は、磁石77によって装着面63aがカメラ保持プレート73に吸着保持され、基板43Aに装着されるようになっている。
基板43Aのスコープ穴57に対応した位置のカメラ保持プレート73には図9に示す透孔81が穿設され、透孔81はレンズ66に一致してドアスコープ41からの室外光をレンズ66に導入する。この構造により、ドアスコープ41の室内側がカメラ63によって塞がれ、ドアスコープ41を介して室内53側の明かりが室外51側へ洩れなくなる。カメラ63は、カメラ載置ブラケット75に載置することで、透孔81にレンズ66が一致するよう、装着位置が規制されて位置決めされるようになっている。
基板43Aには先端に雌ネジ穴を有する図9に示す複数のスタッドナット83が立設され、スタッドナット83は外装ケース45Aの外部から挿通された固定ネジ85によって外装ケース45Aを基板43Aに固定する。外装ケース45Aには着脱開口部87が形成され、着脱開口部87は図7に示す開閉蓋89を脱着自在に装着している。つまり、カメラ63は、図8に示すように、開閉蓋89を取り外した着脱開口部87から脱着自在となっている。これにより、カメラ63の電池交換時には、カメラ63ごと室内側化粧座23Aから取り外して電池を簡便に交換することができる。また、カメラ63の故障、交換等のメンテナンスも簡便に行うことができる。
上記のように構成された室外監視手段付エスカチオン及び室外監視システムでは、ユーザが扉19の外部を確認するため、扉19とは離れた場所に設けられた表示装置65の表示スイッチ67を押下すると、ドアスコープ41から導入され、カメラ63のレンズ66を介して入射した室外光が撮像素子にて撮像情報に変換され、送信手段によって送信される。送信された撮像情報は、表示装置65の受信手段によって受信され、表示装置65は制御装置によって撮像情報に基づく室外像を液晶表示パネル69に表示する。
すなわち、ドアスコープ41の取付位置にかかわらず、カメラ63によって得られた撮像情報が異なる位置、すなわち扉近傍ではない異なる部屋等で視認可能となる。また、ドアスコープ41の室内側がカメラ63によって覆われ塞がれるので、ドアスコープ41を介して室内53側の明かりが室外51側へ洩れることがなく、防犯性を高めることができる。
室外監視システム200によれば、室外監視手段付エスカチオン100Aと、撮像情報を無線転送する送信手段と、受信手段、及びこの受信手段にて受信した撮像情報を表示する液晶表示パネル69を有する表示装置65と、を備えたので、所望の場所で来訪者を確認することができる。
図11はブッシュプル錠のエスカチオンに本発明を適用した変形例の斜視図、図12は図11に示した室外側上部エスカチオンに対応する室内側上部エスカチオンの拡大斜視図である。
なお、上記した実施の形態による室外監視手段付エスカチオン100,100Aは、扉19の表裏に挟着される盾形一対の鍵座となるが、室外監視手段付エスカチオンは、プッシュプル錠におけるレバーロッド91の両端近傍を支持する上下分割構造の室外監視手段付エスカチオン100Bに採用されても良い。
上下分割構造の室外監視手段付エスカチオン100Bは、扉19の室外側に取り付けられる室外側上部化粧座95、室外側下部化粧座97を有する。これらそれぞれの室外側上部化粧座95、室外側下部化粧座97にはシリンダ錠29が設けられる。この場合、本発明の構成部材であるドアスコープ41は室外側上部化粧座95に設けられ、カメラ63は室内側上部化粧座99に内設される。他の構成は、室外監視手段付エスカチオン100Aと同一とすることができる。これにより、所謂1ドア2ロックタイプのエスカチオンにおいても上記した本発明の効果を得ることができ、さらに、化粧座95,99が扉19の略上半部へ配置可能であることから、ドアスコープ41の配置位置が人の顔の高さに近くなり、撮像情報が室外の人の顔面を容易に捉えることができ、来訪者の顔の確認を行え、且つ、より防犯性を増すことが可能となる。
また、ドアスコープ41の構造として、筒体49に対して室外に表出する一端のフランジ47が回転自在な連結構造とされる構成としてもよく、フランジ47が回転することで、このドアスコープ41の螺着状態を解こうとしても空回りとなり、取り外すことが不可能となって、防犯性を高めることが可能となる。
さらに、ドアスコープ41の構造として、第2実施形態においては室内側にカメラ63が配設されることから、筒体46の端部が表出する構造、すなわち図4にしめすように基板43Aに筒体46のフランジ48が配置される構造としなくとも良く、室外側に配置されるドアスコープ41の本体49に対し、ナット状の部材で扉19内空間、或いは室外側化粧座21に締結固定等されていればよい。
また、上述の第2実施形態では、室外監視システム200として、室外監視手段付エスカチオン100Aと表示装置65とを、離間させて構成し、扉19とは別の場所で室外51を見ることができる送信手段と受信手段を備えた構成例として説明したが、室内側化粧座(23A)に一体となるよう表示装置を配置構成する構造としてもよく、ドアスコープ41、カメラ63を介して得られる室外像を、扉19の室内面に表示するように構成することで、扉19に近づくのみで確認することができるようにしてもよい。このような構成とすることで、ドアスコープを覗き込むような動作が不要で、また、表示装置65の設置されている部屋以外の居室等に居た場合に、扉へ近づくという行為で室外像、来訪者を確認可能となる。
本発明に係る室外監視手段付エスカチオンの設けられた扉の室外側から見た斜視図である。 図1の要部拡大図である。 図2の要部縦断面図である。 室外監視システムに用いられる室外監視手段付エスカチオンの要部縦断面図である。 図4の室外監視手段付エスカチオンを室内側から見た斜視図である。 室外監視システムの概念図である。 開閉蓋を取り外した状態の室内側化粧座の斜視図である。 カメラを取り外した室内側化粧座の斜視図である。 室内側化粧座に設けられるカメラ装着板の拡大斜視図である。 カメラを装着面側から見た拡大斜視図である。 ブッシュプル錠のエスカチオンに本発明を適用した変形例の斜視図である。 図11に示した室外側上部エスカチオンに対応する室内側上部エスカチオンの拡大斜視図である。
符号の説明
11…扉木口
13…錠ボルト(デッドボルト)
15…錠ボルト(ラッチボルト)
17…錠箱
19…扉
21…室外側化粧座
23,23A…室内側化粧座
27…室外側操作部材(室外側レバー)
29…シリンダ錠
31…室内側操作部材(室内側レバー)
33…サムターン
41…ドアスコープ
51…室外側
53…室内側
63…カメラ
65…表示装置
69…表示手段(液晶表示パネル)
87…着脱開口部
89…開閉蓋
100,100A,100B…室外監視手段付エスカチオン
200…室外監視システム

Claims (4)

  1. 扉木口から錠ボルトを進退させる錠箱の内蔵された扉に挟着され前記錠箱に連結される室外側操作部材、シリンダ錠の設けられた室外側化粧座と、前記錠箱に連結される室内側操作部材、サムターンの設けられた室内側化粧座とを有した室外監視手段付エスカチオンであって、
    一端を前記室外側化粧座に表出させ室内側から室外側を視認可能とした筒状のドアスコープが前記室外側化粧座と前記室内側化粧座とに亘って設けられたことを特徴とする室外監視手段付エスカチオン。
  2. 前記室内側化粧座に撮像素子にて撮像するカメラが電源と共に内設され、
    前記ドアスコープからの室外光が前記撮像素子に導入されることを特徴とする請求項1記載の室外監視手段付エスカチオン。
  3. 前記室内側化粧座に、開閉蓋の設けられた着脱開口部が形成され、
    前記カメラが該着脱開口部を介して前記室内側化粧座に対して脱着自在に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載の室外監視手段付エスカチオン。
  4. 請求項2又は3記載の室外監視手段付エスカチオンと、
    前記カメラに設けられ撮像情報を無線転送可能な送信手段と、
    該送信手段から送信される前記撮像情報を受信する受信手段、及び該受信手段にて受信した前記撮像情報に基づき室外像を表示する表示手段を有する表示装置と、
    を具備したことを特徴とする室外監視システム。
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