JP2009018865A - キャリアテープ及びその製造金型 - Google Patents

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Abstract

【課題】キャリアテープの凹状収納室に収納される被キャリア部品の一端部がカバーテープを押し上げるのを阻止する構造のキャリアテープとそれを製造する金型を提供する。
【解決手段】多数個形成した凹状収納室に被キャリア部品15を収納してから、それら被覆するカバーテープ16が接合されるキャリアテープにおいて、前記カバーテープの延展面に対して前記凹状収納室の周壁部122をマクロ的に見て可及的に垂直化する。前記周壁部122は、前記凹状収納室の開口端部18から凹状収納室の底部121に向かって落ち込む円弧面19と、その円弧面からさらに前記底部に向かってテーパー状に延展する傾斜面20があるので、ミクロ的に見て、それらの曲率半径と傾斜角b1が特定の範囲になるように特定の金型を使用する。
【選択図】図1

Description

本発明は、長尺な合成樹脂製のテープをエンボス成形加工し、得られた多数個の凹状収納室に小形の被キャリア部品を収納した後、それらを長尺な合成樹脂製のカバーテープで被覆して搬送するのに使用されるキャリアテープに関するものである。
従来から上記種類のキャリアテープは、例えば、特開平11−157574号公報等により周知である。すなわち、図8に示すように、キャリアテープ1は、長尺な合成樹脂テープTに所定間隔をおいてエンボス成形加工して得られた多数個の凹状収納室2と、合成樹脂テープTの縁部31と、その縁部31の少なくとも一つに形成された送り穴4とからなる。
このキャリアテープ1を使用するとき、図9に示すように、前記凹状収納室2に被キャリア部品として、例えば、電子製品5を収納した後、それらの上にカバーテープ6が被覆される。次いで、キャリアテープ1は、図10に示すように、リール7に巻かれて保管又は電子製品の製造工場に搬送され、そこでカバーテープ6を剥離し、ロボットを使用してキャリアテープ1から電子部品5を取り出して電子基板等に実装する。
特開平11−157574号公報
ところが、近時、電子製品及びその電子部品の小型化に伴い、キャリアテープ1の凹状収納室2そのものを小容積化する必要に迫られている。例えば、携帯電話等に組み込まれる電子部品5の一つであるコネクタは、図11及び図12に示すように、長さが15mm、幅が5mm、厚みが1mm程度と非常に小さくなっている。そのため、キャリアテープ1の凹状収納室2も、電子部品5の小型化に相応して、小容積化している。
このように小形電子部品5を収納したキャリアテープ1が、図10の矢印Y1又はY2に示す向きにリール7に巻かれる過程又は巻き戻される過程で、電子部品5が凹状収納室2内を遊動し、例えば、リール7の最上位より僅かに左の向きに傾いた位置Pにきたとき、図13に示すように、電子部品5の一端部51が、カバーテープ6の一部分を押し上げて、隣接する二つの凹状収納室2間の開口端部8とカバーテープ6と間に入り込む。その理由は次の2点にある。
第一に、カバーテープ6は、図8に示すように、その長手方向eと平行に延びる両縁部61、62とキャリアテープ2の両縁部31、32とがホットメルト部(図においては、それをより理解し易くするために桟状に示されている)9を形成して接着されているのに対して、凹状収納室2が形成されていない合成樹脂テープTの平坦な部分において、隣接する二つの凹状収納室2間に存在する平らな開口端部8に対して、カバーテープ6は接合されていないからである。
第二に、図12に示すように、凹状収納室2の底面部21に向かって前記開口端面8から落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面22が比較的なだらかであるため、電子部品5の厚みが小さい場合、その一端部51がカバーテープ6側に向かって滑り上がり易いからである。
もし、電子部品5の一端部51が開口端部8とカバーテープ6と間に入り込むと、電子部品5が凹状収納室2の所定位置に存在しなくなるから、ロボットが電子部品5を把持しなくなり、その結果、電子基板等に電子部品5の実装する工程において部品の供給トラブルが起きる。
そこで、本発明者は、前記凹状収納室とカバーテープとの間に被キャリア部品が入るのを阻止するできる構造のキャリアテープを提案すべく、鋭意、研究した結果、前記凹状収納室の周壁部の形状を変更すればよいという事実を見出し、本発明を完成した。
従って、本発明の課題は、キャリアテープの凹状収納室に収納される被キャリア部品の一端部がカバーテープの一部分を押し上げない構造のキャリアテープを提供するとともに、そのようなキャリアテープを製造するための最良の製造金型を提供することにある。
本発明は、前記の課題を解決するために、長尺な合成樹脂テープに多数個形成した凹状収納室に対して被キャリア部品を収納してから、その被キャリア部品を被覆する長尺なカバーテープが接合されるキャリアテープにおいて、前記カバーテープの延展面に対して前記凹状収納室の周壁部を可及的に垂直化するという手段を採用する。この手段を採用することにより、当該キャリアテープがリールに巻かれたとき、前記被キャリア部品の一端部が前記凹状収納室の垂直な周壁部に当接し、カバーテープ側への変移が阻止される。
ここで、「周壁部を可及的に垂直化する」とは、合成樹脂テープの長手方向における凹状収納室の周壁部をマクロ的に見たとき、前記カバーテープの延展面に対して、前記周壁部をできるだけ垂直にするという意味である。そしてその垂直な程度は、被キャリア部品の一端部が前記凹状収納室の開口端部と前記カバーテープとの間に侵入しない程度の角度を意味である。また、「周壁部を可及的に垂直化する」手段として、後述する特殊なエンボス金型を使用する。
勿論、被キャリア部品の一端部が前記凹状収納室の開口端部と前記カバーテープとの間に侵入するか否かは、被キャリア部品の厚みとの関係において決定される。厚みが比較的大きい場合は、それに相応して凹状収納室の深さは大きくなるから、凹状収納室の周壁部の高さも大きくなるので、被キャリア部品の一端部がカバーテープを幾分押し上げても、なお、被キャリア部品は前記凹状収納室内に存在するので、凹状収納室の開口端部と前記カバーテープとの間に侵入することはない。従って、本発明は、前記凹状収納室の開口端部と前記カバーテープとの間に被キャリア部品の一端部の侵入を阻止する虞がないような周知技術を本発明の対象とするものではない。
一方、前記周壁部をミクロ的にみると、その周壁部は、少なくとも前記開口端部から前記凹状収納室の底部に向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面と、その円弧面からさらに前記底部に向かってテーパー状に延展する傾斜面とからなる。
そこで、本発明は、極力、開口端部の厚み、言い換えれば、前記周壁部の円弧面をキャリアテープの材料である合成樹脂テープの厚みに相当する範囲に収める態様(第一態様)を採用して、前記周壁部がカバーテープの延展面に対して可及的に垂直化するようにする。具体的に、円弧面をキャリアテープの材料である合成樹脂テープの厚みに相当する範囲として、前記円弧面が前記開口端部の厚みの1〜1.5倍の曲率半径を有するようにする。また、開口端部の厚みを被キャリア部品の厚みに置き換えることもできる。なぜならば、前記曲率半径が被キャリア部品の厚みに比較して相対的に大きくなれば、被キャリア部品の一端部がカバーテープの一部分を押し上げ易くなるからである。
さらに、本発明において、前記周壁部がカバーテープの延展面に対して、可及的に垂直化する他の態様(第二態様)として、前記傾斜面をカバーテープの延展面に垂直な仮想面に対して、8度以下の角度で傾斜させるという手段を採用する。なお、8度以下とはゼロ度を含まない。というのは、本発明に係るキャリアテープを製造する金型において雄雌金型が使用されるが、それらの金型には抜き勾配が設けられているので、得られた凹状収納室の周壁部における傾斜面はゼロにならないからである。本発明において、前記第一態様と第二態様とを併用することは当然に許容される。
本発明は、上記手段を採用することにより、被キャリア部品の端部のコーナー部が前記円弧面又は傾斜面と当接する当接点において、その接点を通る接平面の勾配が従来技術のそれに比較して急になる(作用)ので、前記凹状収納室の開口端部と前記カバーテープとの間に、前記被キャリア部品の一端部が侵入されるのを抑制する(効果)。
しかしながら、このような作用・効果は、特に工夫を凝らすことなく従来技術をそのまま実施しても得られない。本発明においては、特定構造の金型を使用する。すなわち、キャリアテープを製造するエンボス成形金型として、抜き勾配を極力小さくするとともに、その金型のうちの雌型のキャビティ側先端コーナー部に突起部を設ける手段、又は前記金型のうちの雄型の付け根コーナー部に凹状収納室を設けるという手段を採用する。
本発明は、上記の手段を採用することにより、キャリアテープの凹状収納室に収納される被キャリア部品の一端部がカバーテープの一部分を押し上げることがない構造のキャリアテープを提供できるとともに、そのようなキャリアテープを製造するための最良の製造金型を提供できる。
次に、図面を参照しながら、本発明の最良の実施形態について、詳述する。図1に示すように、本発明に係るキャリアテープ11の基本構造は、公知技術と同様に、長尺な合成樹脂テープTに所定間隔をおいて複数個形成された凹状収納室12と、前記テープTの長手方向に添う両縁部と、それら縁部のうちの少なくとも一つの縁部に透設された送り穴(いずれも図示なし)とからなる。従って、長尺な合成樹脂テープTのうち、前記凹状収納室12と送り穴が形成されない領域は、合成樹脂テープTの平面形状をそのまま維持する平坦部になっているとともに、その平坦部のうち、隣接する二つの凹状収納室12間の平坦部は、凹状収納室12の開口端部18を形成している。
そして、前記凹状収納室12は、被キャリア部品としての電子部品15を収納する空間Sになっており、その空間Sは、凹状収納室12に電子部品15を収納したキャリアテープ11がリール(図示なし)に巻かれて搬送され、次いでキャリアテープ11がリールから巻き戻される過程で外部から衝撃を受けても、凹状収納室12内の電子部品15が衝撃を受けない大きさの形状及び容積を有している。
前記凹状収納室12に電子部品15が収納されたら、その電子部品15の上に長尺な合成樹脂カバーテープ16を被覆するとともに、そのカバーテープ16をキャリアテープ11の両縁部と接合して、凹状収納室12内に電子部品15を封入する。
以上詳述したキャリアテープ11及びカバーテープ16の材質、形状及び構造は、基本的に従来から公知のそれらと同じであるが、本発明のキャリアテープ11は、被キャリア部品として比較的小さい形状の電子部品15を凹状収納室12に収納して搬送するのに使用される。そのため、キャリアテープ11の凹状収納室12も比較的小さい形状と容積の空間Sを有している。
しかしながら、電子部品15を凹状収納室12に収納したキャリアテープ11のハンドリングは、従来技術のそれと実質的に同じであるので、キャリアテープ11及びカバーテープ16の材質及び厚みは従来技術と同じである。すなわち、本発明に係るキャリアテープ11の凹状収納室12の形状に対するカバーテープ16厚みの比を、従来技術のそれと比較すると、本発明の方が形状に対するカバーテープ16の厚みの比が相対的に大きい。
そのため、特に工夫を凝らすことなく凹状収納室12の形状及び容積が小さいキャリアテープ11をエンボス成形加工法により製造すると、凹状収納室12の底部121と前記開口端部18との間に存在する(凹状収納室12の)周壁部122をカバーテープ16の延展面に対して略直角に屈曲形成し難い。その結果、前記開口端部18から凹状収納室12の底部121向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面19が、図2において一点鎖線L1に示すように、緩やか曲面になり、その周面19に沿って電子部品15の一端部151が滑ってカバーテープ16の一部分を押し上げる。
そこで、本発明では、特定のエンボス成形金型を使用して、前記円弧面19の曲率半径を、従来から周知の形状・構造を有するエンボス成形金型をそのまま使用して得たキャリアテープにおいて同様に示される曲率半径R1より、小さくする。すなわち、周壁部122をマクロ的に見た場合、カバーテープ16の延展面に対して可及的に直角化させる。
これを図3〜図6を用いて説明すると、本発明に係るキャリアテープ11は、図3に示すように、まず、エンボス成形金型100を構成する雄型101と雌型102との間に長尺な合成樹脂テープTを供給し、図4に示すように、雄型101又は雌型102を上昇又は降下させて合成樹脂テープTにエンボス成形加工を施す。
このとき、従来から周知の構造の成形金型100を使用すれば、図5に示すように、雄型101の付け根部103と雌型102のキャビティC(図3を参照)の先端側コーナー部104との間で塑性曲げ加工された合成樹脂テープTの外側面と雄型101の付け根部103との間に空隙S1ができる。その結果、前述したように、合成樹脂テープTの外側面、すなわち、前述したキャリアテープ11において前記開口端部18から凹状収納室12の底部121に向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面19は、比較的大きな曲率半径R1を有するに至る(図2を参照)。なお、図5において雄型101と雌型102との間で形成される周壁部122の厚みをキャビティCの深さ方向のどの部位でも等しく描いているが、実際に得られたキャリアテープ11の凹状収納室12における前記厚みは、キャビティCの深さ方向の部位によっては幾分不等になっている。
これに対して、本発明に係るキャリアテープ11を製造するのに使用される金型100においては、図6に示すように、雌型102のキャビティCの先端側コーナー部104に、雄型101の付け根部103に向かって突出する突起部105が設けられている。このような構造の金型100を用いて合成樹脂テープTのエンボス成形加工を行なうと、雄型101の付け根部103と雌型102のキャビティCの先端側コーナー部104との間で合成樹脂テープTの途中が、雄型101の付け根部103側に強制的に押しやられる。
その結果、図2において実線L2に示すように、得られたキャリアテープ11において前記開口端部18から凹状収納室12の底部121に向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面19の曲率半径R2は、従来技術に係る曲率半径R1より小さくなる。そのため、非キャリア部品15の一端部151が前記円弧面19に当接する接点P2上の接平面b2が、従来技術における同様の接点P1上の接平面b1より、急勾配になり、被キャリア部品15の一端部151が上方に変位する成分の分力が従来技術のそれより小さく抑えられる。すなわち、本発明に係るキャリアテープ11を使用すると、そこに形成されている凹状収納室12内の電子部品15はカバーテープ16の一部分を上に押し上げることはしない。
なお、本発明において実験によると、前記曲率半径R2を小さくする程度として、電子部品15の厚みD1の1.5倍以下、好ましくは1.3倍以下、さらに好ましくは1.0倍以下の範囲にして、前記接平面a2を急勾配にする。また、別の観点から前記曲率半径R2を凹状収納室12の開口端部122の厚みD2の1.5倍以下、好ましくは1.3倍以下、さらに好ましくは1.0倍以下の範囲にする。
本発明は、その根本的技術思想を踏襲し、発明の効果を著しく損なわない限度において、前記実施態様(第一態様)の−部分を変更して実施できる。例えば、図7に示すように、雄型101の付け根部103に凹部106を形成して前記円弧面の曲率半径R1を従来技術におけるそれより小さくすることもできる。
また、本発明において、周壁部122をマクロ的に見た場合、カバーテープ16の延展面に対して可及的に直角にする手段として、図1に示すように、前記開口端部19から前記凹状収納室12の底部121に向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面19から、さらに前記底部121に向かってテーパー状に延展する傾斜面20を、カバーテープ6の延展面に対して、可及的に垂直にすることもできる。
前述したように、前記周壁部122の厚みは、キャビティCの深さ方向の部位によって相異するので、周壁部122の幅方向の中央を通る下想面b1を前記傾斜面20であるとして、その傾斜面20とカバーテープ16の延展面に垂直な仮想面bbとのなす傾斜角αを8度以下にする。ただし、金型には抜け勾配が必要であるので、前記傾斜角αはゼロにはならないから、前記抜け勾配を必要最小限に小さくするという態様(第二態様)を採用できる。本発明において当然に第一態様と第二態様を併用することにより、周壁部122をマクロ的に見て、それをカバーテープ16の延展面に対して可及的かつ最大限に直角にできる。
本発明は、従来技術と同様の材質及び厚みを有するキャリアテープの凹状収納室に小型化した被キャリア部品を収納して搬送する分野に広く利用できる。
本発明に係るキャリアテープの要部を示す部分断面図である。 前記要部における構成要素の位置関係を示す線図である。 本発明に係るエンボス成形金型の構成を示す概略図である。 前記金型で合成樹脂テープをエンボス成形した状態を示す概略図である。 図4において矢印Vで示す、従来技術の部分拡大図である。 図5において矢印VIで示す、本発明の実施例の部分拡大図である。 他の実施例を示す要部拡大図である。 従来技術にかかるキャリアテープの部分斜視図である。 図8におけるIX−IX矢視断面図である。 キャリアテープが巻かれるリールの部分破断斜視図である。 従来技術に係る凹状収納室の縦断面図である。 図11におけるXII−XII矢視断面図である。 前記凹状収納室が傾いた状態を示す部分横断面図である。
符号の説明
1:キャリアテープ、2:凹状収納室、21:底部、31、32:縁部、4:送り穴、5:被キャリア部品(電子部品)、51:一端部、52:他端部、6:カバーテープ、61、62:縁部、7:リール、11:キャリアテープ、12:凹状収納室、121:底部、122:周壁部、15:被キャリア部品(電子部品)、151:一端部、16:カバーテープ、18:開口端部、19:円弧面、20:傾斜面、100:成形金型、101:雄型、103:付け根部、102:雌型、104:コーナー部、105:突起部、106:凹部、a1、a2:接平面、b1、b2:仮想面、C:キャビティ、D1、D2厚み、e:長手方向、R1、R2:曲率半径、p1、p2:接点、S:空間、S1:空隙、T:合成樹脂テープ、Y1、Y2:矢印。

Claims (9)

  1. 長尺な合成樹脂テープ(T)に多数個形成した凹状収納室(12)に対して被キャリア部品(15)を収納してから、その被キャリア部品を被覆する長尺なカバーテープ(16)が接合されるキャリアテープ(11)において、前記カバーテープの延展面に対して前記凹状収納室の周壁部(122)を可及的に垂直化することにより、当該キャリアテープがリール(7)に巻かれたとき、前記凹状収納室の開口端部(18)と前記カバーテープとの間に、前記被キャリア部品の一端部(151)が侵入するのを抑制したことを特徴とするキャリアテープ。
  2. 前記周壁部(122)が、少なくとも前記開口端部(18)から前記凹状収納室(12)の底部(121)に向かって落ち込む円弧状縦断面を有する円弧面(19)と、その円弧面からさらに前記底部に向かってテーパー状に延展する傾斜面(20)とを備えている請求項1記載のキャリアテープ。
  3. 被キャリア部品(15)を収納する凹状収納室(12)の周壁部(122)は、前記開口端部(18)の厚み(D2)の1.5倍以下の曲率半径(R2)を有する円弧面(19)を備えている請求項2記載のキャリアテープ。
  4. 前記被キャリア部品(15)を収納する凹状収納室(12)の周壁部(122)は、前記被キャリア部品の厚み(D1)の1.5倍以下の曲率半径(R2)を有する円弧面(19)を備えている請求項2記載のキャリアテープ。
  5. 前記傾斜面(20)は、前記カバーテープ(16)の延展面に垂直な仮想面(b2)に対して、8度以下の角度で傾斜している請求項2記載のキャリアテープ。
  6. 被キャリア部品(15)を収納する凹状収納室(12)の周壁部(122)は、前記開口端部(18)の厚み(D2)の1.5倍以下の曲率半径(R2)を有する円弧面(19)を備えているとともに、前記カバーテープ(16)の延展面に垂直な仮想面(b2)に対して、8度以下の角度で傾斜している傾斜面(20)を備えている請求項2記載のキャリアテープ。
    請求項2記載のキャリアテープ。
  7. 前記被キャリア部品(15)を収納する凹状収納室(12)の周壁部(122)は、前記被キャリア部品の厚み(D2)の1.5倍以下の曲率半径(R2)を有す円弧面(19)を備えているとともに、前記カバーテープ(16)の延展面に垂直な仮想面(b2)に対して、8度以下の角度で傾斜している傾斜面(20)を備えている請求項2記載のキャリアテープ。
  8. 長尺な合成樹脂テープ(T)に多数個形成した凹状収納室(12)に対して被キャリア部品(15)を収納してから、その被キャリア部品を被覆する長尺なカバーテープ(16)が接合されるキャリアテープ(11)を製造するエンボス成形金型(100)において、その金型のうちの雌型(102)のキャビティ(C)側先端コーナー部(104)に突起部(105)を設けたことを特徴とするキャリアテープの製造金型。
  9. 長尺な合成樹脂テープ(T)に多数個形成した凹状収納室(12)に対して被キャリア部品(15)を収納してから、その被キャリア部品を被覆する長尺なカバーテープ(16)が接合されるキャリアテープ(11)を製造するエンボス成形金型(100)において、その金型のうちの雄型(101)の付け根(103)のコーナー部に空隙(106)を設けたことを特徴とするキャリアテープの製造金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011037215A (ja) * 2009-08-18 2011-02-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 真空成形金型およびキャリアテープの成形方法
WO2019216479A1 (ko) * 2018-05-08 2019-11-14 Woo Hyun Gyu 합성수지 엠보싱 캐리어 테이프 제조방법

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