JP2009018111A - 階段昇降装置 - Google Patents

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隆和 石松
Shiyunji Moromugi
俊司 諸麥
Junya Honda
淳也 本多
Hiroshi Hamanaka
洋 浜中
Yujiro Matsumura
祐次郎 松村
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NEETEC HAMANAKA KK
Nagasaki University NUC
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Abstract

【課題】高齢者や下肢障害を持ち主な移動手段に車椅子を使用している人、あるいは足腰が弱り階段昇降が負担になっている人が、階段を容易に昇降することができ、尚且つ既設の階段への設置が簡単で安価な、主に家庭で使用される階段昇降装置を提供する。
【解決手段】下面の形状が階段面11に沿った座席2と、シリンダロッド6が垂直方向に往復運動し、座席2に対して相対的に水平方向に移動可能な第1のシリンダ3〔3A,3B〕を備え、シリンダロッド6の垂直方向の往復運動と、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕の水平方向の移動とを交互に繰り返して、階段22に沿って昇降する機能を有して成ることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、高齢者や下肢障害者など、足や腰が不自由で車椅子を移動手段としている人が、階段等の通行することが困難な場所で、その階段を昇降する場合に用いられる階段昇降装置に関するものである。
高齢あるいは下肢障害で自力での歩行が困難な人にとって、車椅子は移動の手段として必要である。しかし、階段あるいは、急な斜面の昇り降りには介護者を必要とし、車椅子使用者、介護者双方にとって、体力的及び制振的に大きな負担である。
このため、人が乗った車椅子を載せて階段を昇降する統治が考案されている(例えば、特許文献1参照)。あるいは、階段等にレールを設け、レールに沿って椅子を昇降させる座席型昇降装置等が考案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、これらの装置にも下記に示すような問題点がある。まず、人が乗った車椅子を載せて階段を昇降する装置は、公共施設等には適しているが、設置場所の制限が有り、大掛かりな取付工事が必要となる。さらに、経済的に大きな負担であることから家庭での使用には適していない。
さらに、階段の壁面等にレールを設け、レールに沿って椅子を昇降させる装置については、装置本体及び工事費用が高く、経済的大きな負担となっている。
特開平8−113444号公報 特開2001−253666号公報
本発明は、上述の点に鑑み、高齢者や下肢障害を持ち車椅子を主な移動手段としている人、あるいは階段の上り下りが負担となっている人が階段を容易に昇降することができ、尚且つ既設の階段への設置が簡単で安価な、主に家庭で使用される階段昇降装置を提供する。
本発明に係る階段昇降装置は、下面の形状が階段面に沿った座席と、シリンダロッドが垂直方向に往復運動し、座席に対して相対的に水平方向に移動可能なシリンダを備え、シリンダロッドの垂直方向の往復運動と、座席およびシリンダの水平方向の移動とを交互に繰り返して、階段に沿って昇降する機能を有して成ることを特徴とする。
本発明の階段昇降装置では、階段面に沿って座席を配置し、座席に人を搭乗させる。階段を昇ときには、シリンダを駆動しシリンダロッドを往動させて座席を一段分上昇させた後、座席を水平方向に後退させて1段上の階段面に沿わせる。次に、シリンダを駆動しシリンダロッドを復動させた後、シリンダを水平方向に後退させて元の位置に戻す。この動作を繰り返えして階段を昇る。階段を降りるときは、上記動作の逆を行う。
本発明に係る階段昇降装置によれば、高齢者や下肢障害を持ち車椅子を主な移動手段としている人、あるいは階段の上り下りが負担となっている人が階段を容易に昇降することができる。既設の階段への階段昇降装置の設置も簡単で安価であり、使用者及び介助者の負担を軽減できる。本発明の階段昇降装置は、主に、家庭で使用する階段昇降装置に適用して好適である。
さらに、階段形状に座席を合致して配置し、尚且つ座席を階段面に密着させた構造とすることにより、人が着座した状態で階段昇降装置の重心が低くなり、安定性を保ちながら動作することができる。
また、階段を一段づつ昇降することにより、階段上での転倒、及び滑りに対して安全である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細説明する。
図1及び図2に、本発明に係る階段昇降装置の第1実施形態の概略構成を示す。本実施形態に係る階段昇降装置1は、下面の形状が昇降する階段22の階段面11に沿い人が搭乗できる座席2と、その左右両側にそれぞれ配置されたシリンダ(以下、第1のシリンダという)3〔3A,3B〕とを備えて成る。 本例では、座席2の下面の形状が階段面11に合致している。座席2は、底面が階段面11に合致するように形成された階段状の着座部(すなわち椅子部)4と、その両側と背側を囲うように一体に設けられた側板部5、すなわち両側板部5A,5B及び背面板部5Cとなから構成される。着座部4の段数は、複数段、本例では急勾配の階段22においても安定した姿勢を保つことができるように3段としている。第1のシリンダ3〔3A,3B〕は、例えば電気的に動作する電動シリンダ又は空気圧で動作する空気シリンダを使用することができ、本例では電動シリンダを使用する。
第1のシリンダ3A,3Bは、それぞれシリンダロッド6が垂直方向に往復運動(いわゆる伸縮動作)するように、座席2の左右両側板部5A,5Bに配置される。第1のシリンダ3〔3A,3B〕の上部には、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を駆動させるためのスイッチ16が設けられる。また、座席2の両側板部5A及び5Bの外側に、すなわち装置1の初期状態において、着座部4に対応する外側位置に、底面が階段面11に合致する階段状の支持部材(いわゆる脚部)7〔7A,7B〕が設けられる。この支持部材7A,7Bは座席2とは分離されて配置される。この支持部材7〔7A,7B〕の段数は、座席2の着座部4と同じ3段である。シリンダ13A,3Bは、そのそれぞれにシリンダロッド6の先端部が、それぞれ対応する支持部材7A,7Bに一体に固着される。本例では、シリンダ7A、7Bのそれぞれのシリンダロッド6、6の先端部が、支持部材7A,7Bのそれぞれ2段目の階段面11に固着される。
一方、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕とは、相対的に水平方向に移動可能に連結される。すなわち、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕は、スライド機構15を介して水平方向に相対的に摺動可能に連結される。スライド機構15は種々の構成が考えられるが、一具体例としては、図1及び図2に示すように、座席2の両側板部5A及び5Bのそれぞれに一体に設けた上下並行する断面略C字状の2つのガイド溝8、9と、第1のシリンダ3A,3Bのそれぞれに一体に設けたガイド溝8、9に係合してスライドする係合子12、13とから構成される。この場合、例えばガイド溝8、9を有する板部を座席2の両側板部5A,5Bに取着しても良い。あるいは両側板部5A,5Bにガイド溝8、9を直接形成するようにしてもよい。このスライド機構15の場合は、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕の相対的な水平方向への移動を、介助者の手動により行うことができる。
また、座席2には、図示しないが、座席に搭乗した人の昇降時の落下を防止するための、長さ調整が可能なベルト等が取付けられている。
次に、上述した第1実施形態の階段昇降装置1の動作を説明する。
図3〜図7に、模式的に示した本実施形態の階段昇降装置1の、階段下部から上部への上昇時の動作を示す。先ず、図3に示すように、階段下部に配置した本実施形態の階段昇降装置1の座席2に人(搭乗者)21を搭乗させる。このとき、座席2は階段面11に密着した位置に設置される。また支持部材7〔7A,7B〕も、階段面11に密着した位置にある。図示しないが、搭乗者21の昇降時の落下を防止するために、座席2に設けられたベルト等で体を固定する。
次に、図4に示すように、搭乗者21をベルト等で固定した後、スイッチ16を操作して、座席2の左右両側に配置した電動シリンダ3〔3A,3B〕のシリンダロッド6を伸長し、シリンダロッド6の先端部に固定されている支持部材7〔7A,7B〕が階段22に接した状態で、座席2を上方向に押し上げる。この場合、階段22の1段分に相当する高さまで押し上げる。
次に、図5に示すように、座席2が1段分を超えるまで押し上げられた状態で、介助者の手動操作により、スライド機構15を介して、すなわちガイド溝8、9とこれに係合する係合子12との摺動を介して、座席2を階段22の上部側へ位置するように、水平方向に後退移動する。このとき、電動シリンダ3〔3A,3B〕の水平方向の位置が動かない。
次に、図6に示すように、座席2を階段上部側に移動した後、スイッチ16を操作して、電動シリンダ3〔3A,3B〕のシリンダロッド6を元の位置まで収縮する。このシリンダロッド6の収縮で、座席2を階段面11に接地する。同時に、シリンダロッド6の先端部に固定されている支持部材7〔7A,7B〕が1段上の階段面11に対応する位置まで押し上げられる。
次に、図7に示すように、座席2が1段上の階段面11に接地した後、介助者による手動操作で、先端部に支持部材7〔7A,7B〕を固定した電動シリンダ3〔3A,3B〕を、階段上部側に位置するようにスライド機構15を介して、すなわちガイド溝8、9とこれに係合する係合子12との摺動を介して水平方向に後退移動する。これにより、階段22を1段上昇することができる。
以上の操作を繰り返すことにより、本実施形態の階段昇降装置1は、階段下部から上部へと階段22を1段づつ上昇する。
次に、図8〜図12に、模式的に示した本実施形態の階段昇降装置1の、階段上部から下部への下降時の動作を示す。下降時は、上昇時動作の手順の逆操作となる。
先ず、図8に示すように、階段上部に配置した本実施形態の階段昇降装置1の座席2に人(搭乗者)21を搭乗させる。このとき、座席2は階段面11に密着した位置に設置される。また、支持部材7〔7A,7B〕も、階段面11に密着した位置にある。図示しないが、搭乗者21の昇降時の落下を防止するために、座席2に設けられたベルト等で体を固定する。
次に、図9に示すように、搭乗者をベルト等で固定した後、介助者による手動操作で、座席2を1段下の階段下部側へ位置するようにスライド機構15を介して、すなわちガイド溝8、9とこれに係合する係合子12との摺動を介して水平方向に前進移動する。
次に、図10に示すように、座席2の左右両側に配置した電動シリンダ3〔3A,3B〕のスイッチ16を操作して、シリンダロッド6を垂直方向に伸長し、シリンダロッド6の先端部に固定されている支持部材7〔7A,7B〕が階段22に接した状態で、座席2を上方向に押し上げる。
次に、図11に示すように、座席2が上方向へ押し上げられた状態で、介助者の手動操作により、座席2を上記1段下の階段下部側へ位置するようにスライド機構15を介して、すなわちガイド溝8、9とこれに係合する係合子12との摺動を介して水平方向に前進移動する。
次に、図12に示すように、座席2を階段下部側へ前進移動した後、スイッチ16を操作して電動シリンダ3〔3A,3B〕のシリンダロッド6を収縮して座席2を階段面11に接地する。これにより、階段22を1段下降することができる。
以上の操作を繰り返すことにより、本実施形態の階段昇降装置1は、階段上部から下部へと階段22を1段づつ下降する。
上述した第1実施形態に係る階段昇降装置1によれば、座席2と、シリンダロッド6が垂直方向に往復運動(いわゆる伸縮動作)する第1のシリンダ3〔3A,3B〕と、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕を相対的に水平方向に移動可能にするスライダ機構15と、シリンダロッド6の先端部に固定した支持部材7〔7A,7B〕とを備えることにより、比較的コンパクトな階段昇降装置を提供できる。そして、このような構成により、高齢者や下肢障害を持ち車椅子を主な移動手段としている人、あるいは階段の上り下りが負担となっている人が階段を容易に昇降することができる。既設の階段への階段昇降装置の設置も簡単で安価であり、使用者及び介助者の負担を軽減できる。本発明の階段昇降装置は、主に、家庭で使用する階段昇降装置に適用して好適である。
さらに、階段形状に座席を沿って配置し、尚且つ座席を階段面に密着させた構造とすることにより、人が着座した状態で階段昇降装置の重心が低くなり、安定性を保ちながら動作することができる。また、階段を一段づつ昇降することにより、階段上での転倒、及び滑りに対して安全である。
すなわち、昇るときには、使用者の位置が階段22に対して、最も低い位置を保つように移動しており、使用者の安全性が高く保てる。また、一段昇る毎に、使用者は階段面11に座った状態を保つことになり、使用者に安心感を与える。
降りるときには、着座部4が階段面11に安定に保持されている状態で、支持部材7[7A,7B]のみを先行的に一段下の階段面11に移動させる。そして、支持部材7[7A,7B]が一段下の階段に安定的に保持された後に、着座部4を支持部材7[7A,7B]の上に移動させる。これにより、使用者に不安を与えない安定な下降が可能となる。降りるときも、昇るときと同じく使用者の位置が階段に対して、最も低い状態を保つように移動しており、使用者の安全性が高く保てる。また、また、一段降りる毎に、使用者は階段面11に座った状態を保つことになり、使用者に不安感を与えない。
着座部4を階段3段に跨る構成とすることにより、急勾配でも安定した姿勢を保つことができる。
図示せざるも、階段の最上部、すなわち階上平地(例えば2階床面)では、階段の2段分の高さに相当するブロックを設置することにより、階上平地までの上昇を可能にする。
図13に、本発明に係る階段昇降装置の第2実施形態の概略構成を示す。本実施形態に係る階段昇降装置31は、前述の第1実施形態の階段昇降装置に追加して、座席2の両側に、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕とを相対的に水平方向に移動させるための、第2の第1のシリンダ32〔32A,32B〕を配置して構成される。第2の第1のシリンダ32は、小型の電動シリンダ又は空気シリンダにて構成することができ、本例では電動シリンダを使用する。第2の第1のシリンダ32は、そのシリンダロッド33の先端部をそれぞれ対応する第1のシリンダ3〔3A,3B〕に固定し、その基部側をそれぞれ対応する座席2の両側板部5A,5Bの前端側に固定して配置される。
その他の構成は、第1実施形態と同様であるので、図1と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第2実施形態の階段昇降装置31では、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕の水平方向への移動を、第2のシリンダ32のシリンダロッド33の伸縮動作により行うようになされる。すなわち、上昇時の初期状態では、図13に示すように、第2のシリダン32のシリンダロッド33が伸長した状態にある。第1のシリンダ3〔3A,3B〕を伸長して座席2を上方向に持ち上げた状態(図4に対応)から座席2を水平方向に後退移動させるとき(図5に対応)は、既に第1のシリンダ3〔3A,3B〕のシリンダロッド33に固定されている支持部材7〔7A,7B〕が階段22に密着され固定状態にあるので、第2のシリンダ32のシリンダロッド33を収縮すれば、座席2は水平方向へ後退移動される。
次に、第1のシリンダ3〔3A,3B〕のシリンダロッド6が収縮して座席2が上部側に接地された後、第2のシリンダ32〔32A,32B〕のシリンダロッド33を伸長すれば、第1のシリンダ3〔3A,3B〕と支持部材7〔7A,7B〕は水平方向に後退移動することになる(図6に対応)。このようにして、第1実施形態と同様に、上昇、下降を行うことができる。
第2実施形態に係る階段昇降装置31によれば、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕の相対的な水平方向への移動を、第2のシリンダ32〔32A,32B〕で行うので、さらに使用者及び介助者の負担を軽減できる。その他、第1実施形態で説明したと同様の効果を奏する。
図14に、本発明に係る階段昇降装置の第3実施形態を示す。本実施形態に係る階段昇降装置41は、前述と同様に、下面の形状が階段面11に沿い人(搭乗者)21がきる座席2と、その左右両側にそれぞれ取付け部材60を介して配置された第1のシリンダ3〔3A,3B〕とを備えて成る。座席2は、本例では底面が階段面11に合致するように形成された階段状の着座部(すなわち椅子部)42、と、両脇の側板部43A、43Bと、背もたれ部43Cとから構成される。着座部42の底面の段数は、複数段、本例では安定して使用できる3段としている。第1のシリンダ3〔3A,3B〕は、例えば電動シリンダ又は空気シリンダを使用することができ、本例では電動シリンダを使用する。
第1のシリンダ3A,3Bは、それぞれシリンダロッド6が垂直方向に往復運動(いわゆる伸縮動作)するように座席2の左右両側板部43A,43Bに配置される。第1のシリンダ3〔3A,3B〕の上部には、図示しないが、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を駆動させるためのスイッチが設けられる。第1のシリンダ3A及び3Bのシリンダロッド6の先端部には、前述と同様の支持部材(いわゆる脚部)7A及び7Bが一体に固着される。
一方、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕とは、相対的に水平方向に移動可能となるように連結される。すなわち、前述と同様に、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕は、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕との相対的な水平方向への移動をスムーズに行うための第1のスライド機構15により連結される。第1のスライド機構15は種々の構成が考えられるが、本例では前述と同様に、座席の両側板部43A,43Bのそれぞれ一体に設けた上下並行する断面略C字状のガイド溝8、9と、第1のシリンダ3A,3Bのそれぞれに一体に設けた係合子、すなわちガイド溝8、9の係合する係合子12、13とから構成される。このスライド機構15は、座席2及び第1のシリンダ3〔3A,3B〕の相対的な水平方向への移動を、例えば介助者の手動により行うことができる。
座席2には、図示しないが、座席に搭乗した人の昇降時の落下を防止するための、長さ調整が可能なベルト等が取付けられている。
また、本実施形態では、第1のシリンダ3〔3A,3B〕による座席2と支持部材7〔7A,7B〕との相対的な垂直方向への移動をスムーズに行うための第2のスライド機構45が設けられる。この第2のスライド機構45は、種々の構成が考えられる。第2のシリンダ機構45としては、例えば第1のシリンダ3〔3A,3B〕の取付け部材60側に垂直方向に延びる断面略C字状のガイド溝46と、支持部材7〔7A,7B〕と一体に形成した垂直方向に延びる延長部材に形成されガイド溝46と係合する係合子47とから構成される。
そして、本実施形態においては、さらに座席2の前方下面部に2つのキャスター49が左右対称位置に設けられ、座席2の後方下面部に2つのキャスター50が左右対称位置に設けられる。また、背もたれ43Cの中央に、キャスター51を一体に有する大型の第3のシリンダ52が設けられる。この第3のシリンダ52は、シリンダロッド53が垂直方向に往復運動(伸縮動作)し、そのシリンダロッド53の先端部にキャスター51が取付けられて構成される。キャスター51は、座席2の後方下面部に設けたキャスター50より前方位置に設けられる。シリンダロッド53は、装置41が平地54に在るときキャスター51が平地54に接触するまで伸長する。第3のシリンダ52は、例えば電動シリンダ又は空気シリンダを用いることができる。
さらに、座席2の下側部、例えば2段目の下側部に、折り畳み式のキャスター55が格納されている。この折り畳み式キャスター55は、折り畳まれた状態では、座席2の下面より内方に格納され、取り出されたときには、キャスター55が平地54に接触されるように構成される。折り畳みキャスター55は、キャスター51付きの第3のシリンダ52と対向するように座席2の下側部の中央に1つ設けられる。折り畳み式キャスター55は、図示しないが、座席2に設けたスイッチにより取出し、格納動作が行われる。
次に、上述の第3実施形態の階段昇降装置41の動作を説明する。
図15〜図34に、本実施形態の階段昇降装置41の、階下平地70から階段22を経て階上平地71への上昇時の動作を示す。先ず、図15に示すように、人(搭乗者)21を搭乗させた状態で、階段昇降装置41が階下平地70に在るときは、第3のシリンダ52のシリンダロッド53が垂直方向に伸長し、その先端のキャスター51が階下平地70に接触し、座席2の前方のキャスター49と後方のキャスター51とで、座席2を安定に支える。
次に、図16に示すように、キャスター49及び51により階段昇降装置41を階段上り口まで移動する。階段上り口に近づくと、折り畳み式キャスター55が収納部から取り出される。
そして、図17に示すように、階段上り口において、座席2の後方の第3のシリンダ52によるキャスター51と並行して折り畳み式キャスター55が階下平地70に接触して座席2を支える一翼を担う。
次に、図18に示すように、第3のシリンダ52を駆動しシリンダロッド53を1段分収縮させる。このとき、階段昇降装置41は、キャスター49と折り畳み式キャスター55により支えられる。
次に、図19に示すように、階段昇降装置41を階段側に移動させる共に、第3のシリンダ52のキャスター55を1段目の階段面11上の前側に接触させる。
次に、図20に示すように、折り畳みキャスター55を格納した後、第3のシリンダ52のキャスター55を1断面の階段面11に転接させながら、座席2の後方下面のキャスター50が2段目の階段面11に接触するまで階段昇降装置41を後方へ移動する。
次に、図21に示すように、第3のシリンダ52を駆動してキャスター51が座席2の後方のキャスター50と同じ高さあるいはキャスター50より引っ込む位置までシリンダロッド53を収縮させる。その状態で階段昇降装置41を、段差壁に座席2が近接もしくは当接する位置まで、後方に移動させる。以下、後方移動は同じである。
次に、図22〜図25に示すように、前述の図4〜図7と同様の動作が行われ、最初の階段を昇る。
すなわち、図22に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を伸長動作し、座席2を1段分上昇させる。このとき、図4に示すと同様に、1段分を超えて上昇させるようにしてもよい。
次に、図23に示すように、座席2を介助者により水平方向に後方移動させる。座席2を1段分超えて上昇させたときは、後方移動した後、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を収縮させて後方のキャスター50を階段面11に接触させる。この状態では、支持部材7〔7A,7B〕は階段面11に密着するようになる。
次に、図24に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を収縮動作してシリンダロッド6の先端部に固着された支持部材7〔7A,7B〕を1段分上昇させる。
次に、図25に示すように、介助者により座席2に対して第1のシリンダ3〔3A,3B〕を支持部材7〔7A,7B〕と共に水平方向に後方移動して、階段昇降装置41の1段目の上昇を終了する。
以上の操作を繰り返すことにより、本階段昇降装置41は階下平地70から階段22を1段づつ上昇する。
そして、図26に示すように、階段昇降装置41は、1段づつ上昇して、後方のキャスター50が階上平地71に転接した状態まで上昇される。この状態から図27〜図34に示すように、再度同じ上昇動作が行われ、階段昇降装置41が階段22を昇り切ることになる。
すなわち、この後、図27に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕が伸長動作して垂直方向に座席2を1段分上昇させる。このとき、支持部材7〔7A,7B〕は階段面11に密着することになる。
次に、図28に示すように、座席2を水平方向に後方移動する。
次に、図29に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を収縮動作して支持部材7〔7A,7B〕を上昇させる。
次に、図30に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を水平方向に後方移動させる。
次に、図31に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を伸長動作して座席2を1段分上昇させる。
次に、図32に示すように、座席2を階上平地71に昇りきる位置まで水平方向に後方移動する。このとき、同時に第3のシリンダ52を伸長動作してシリンダロッド53のキャスター51を階上平地71に接触される。
次に、図33に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を収縮動作して支持部材7〔7A,7B〕を1段分上昇させる。この状態において、座席2は、前方のキャスター49と第3のシリンダ52のキャスター51により支持される。
次に、図34に示すように、第1のシリンダ3〔3A,3B〕を水平方向へ後方移動させ、階段昇降装置41の階上平地71への上昇が達成される。階段昇降装置41は、これよりキャスター49及び51を介して階上平地71上を移動することになる。
階段昇降装置41を階上平地71から階段22を経て階下平地へ下降するときは、上述と逆の操作を行うことにより達成できる。
上述の第3実施形態に係る階段昇降装置41によれば、座席2にキャスター49、50を設けると共に、さらに折り畳み式キャスター55及びキャスター51を有する第3のシリンダ52を備えることにより、階下平地70から階上平地71まで、あるいは階上平地71から階下平地70まで、安定して階段の昇降を可能にする。また、階段昇降装置41を安定して階下平地70上及び階上平地71上を移動することができる。その他、第1実施形態で説明したと同様の効果を奏する。
なお、第3実施の形態の階段昇降装置41においては、座席2と第1のシリンダ3〔3A,3B〕との相対的な移動を、第2実施の形態で説明した第2の小型シリンダ32を利用して行うように構成することもできる。
図35に、本発明に係る階段昇降装置の第4実施形態を示す。本実施形態に係る階段昇降装置81は、図14の第3実施形態における折り畳み式キャスター55に代えて、キャスター82を有した1段分のブロック83を備えて構成される。ブロック83としては、その下面に4つのキャスター82を前後左右に配置して構成することができる。ブロック83は、階段昇降装置本体81Aとは分離され、階下平地71において、階段昇降装置本体81Aの座席2の下面と階下平地70との間の空間内に挿入される。
なお、階段昇降装置本体81Aとしては、折り畳み式キャスター55を省略した構成とすることができる。また、階段昇降装置本体81Aとしては、折り畳み式キャスター55をそのまま備えた構成とすることもできる。この場合、折り畳み式キャスター55は使用されない。図35において、図14の第3実施形態と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第4実施形態に係る階段昇降装置81では、図35に示すように、階段昇降装置本体81Aの座席2の下面にキャスター付きブロック83を挿入し、階段22を昇る前の階下平地70から階段昇り口までの装置本体81Aの移動を、キャスター付きブロック83と共に行うようにする。階段22の昇降動作、階上平地71上の移動動作などは、前述の第3実施形態と同様である。
第4実施形態に係る階段昇降装置81によれば、第3実施形態と同様に、階下平地70から階上平地71まで、あるいは階上平地71から階下平地70まで、安定して階段の昇降を可能にする。また、階段昇降装置41を安定して階下平地70及び階上平地71を移動することができる。その他、第1実施形態で説明したと同様の効果を奏する。
図36に、本発明に係る階段昇降装置の第5実施形態を示す。本実施形態に係る階段昇降装置85は、階段22の階上平地71において、図14の第3実施形態における第3のシリンダ52に代えて、キャスター86を有した2段分の階段ブロック87を使用する構成とされる。階段ブロック87としては、その下面に4つのキャスター86を前後左右に配置して構成することができる。階段ブロック87は、階段昇降装置本体85Aとは分離され、階上平地71において、階段昇降装置本体85Aの座席2の下面と階上平地71との間の空間内に挿入される。
なお、階段昇降装置本体85Aとしては、第3実施形態と同様に折り畳み式キャスター55及び第3のシリンダ52を備える等、第3実施形態と同様の構成を有している。図36において、図14の第3実施形態と対応する部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
第5実施形態に係る階段昇降装置85では、図36に示すように、階段昇降装置本体85Aの座席2の下面に階段ブロック87を挿入し、階段22を昇りきった後の装置本体85Aの移動を、階段ブロック87と共に行うようにする。階下平地70から階段の昇り口までの移動及び階段22の昇降動作などは、前述の第3実施形態と同様である。
第5実施形態に係る階段昇降装置85によれば、第3実施形態と同様に、階下平地70から階上平地71まで、あるいは階上平地71から階下平地70まで、安定して階段の昇降を可能にする。また、階段昇降装置41を安定して階下平地70及び階上平地71を移動することができる。その他、第1実施形態で説明したと同様の効果を奏する。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものでなく、本発明の要旨内で設計変更が可能である。
本発明に係る階段昇降装置の第1実施形態を示す概略構成図である。 図1のスライド機構部の断面図である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その1)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その2)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その3)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その4)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その5)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の下降時の動作を示す動作図(その1)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の下降時の動作を示す動作図(その2)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の下降時の動作を示す動作図(その3)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の下降時の動作を示す動作図(その4)である。 第1実施形態に係る階段昇降装置の下降時の動作を示す動作図(その5)である。 本発明に係る階段昇降装置の第2実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る階段昇降装置の第3実施形態を示す概略構成図である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その1)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その2)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その3)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その4)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その5)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その6)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その7)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その8)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その9)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その10)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その11)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その12)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その13)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その14)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その15)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その16)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その17)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その18)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その19)である。 第3実施形態に係る階段昇降装置の上昇時の動作を示す動作図(その20)である。 本発明に係る階段昇降装置の第4実施形態を示す概略構成図である。 本発明に係る階段昇降装置の第5実施形態を示す概略構成図である。
符号の説明
1・・階段昇降装置、2・・座席、3〔3A,3B〕・・第1のシリンダ、4・・着座部、5〔5A,5B,5C〕・・側板部、6・・シリンダロッド、7〔7A,7B〕・・支持部材、8、9・・ガイド溝、11・・階段面、12、13・・係合子、15・・スライド機構、21・・搭乗者、22・・階段、31・・階段昇降装置、32・・第2のシリンダ、33・・シリンダロッド、41、81、85・・階段昇降装置、81A、85A・・階段昇降装置本体、49、50、51、82、86・・キャスター、52・・第3のシリンダ、53・・シリンダロッド、83・・ブロック、87・・階段ブロック

Claims (6)

  1. 下面の形状が階段面に沿った座席と、
    シリンダロッドが垂直方向に往復運動し、前記座席に対して相対的に水平方向に移動可能な第1のシリンダを備え、
    前記シリンダロッドの垂直方向の往復運動と、前記座席及び前記第1のシリンダの水平方向の移動とを交互に繰り返して、階段に沿って昇降する機能を有して成る
    ことを特徴とする階段昇降装置。
  2. 前記座席及び前記第1のシリンダの水平方向の移動を手動で行う
    ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降装置。
  3. 前記座席及び前記第1のシリンダの水平方向の移動を第2の電動シリンダ又は空気シリンダを用いて行う
    ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降装置。
  4. 前記第1のシリンダに、電動シリンダ又は空気シリンダを用いる
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の階段昇降装置。
  5. 階段以外の平地を安定して移動可能な機構を備えている
    ことを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の歓談昇降装置。
  6. 前記座席の下面に設けられたキャスターと、
    前記座席の背もたれ側に配置されたシリンダロッドの先端部にキャスターを有する第3のシリンダと、
    座席の下面部に配置された折り畳み式キャスターとを備えている
    ことを特徴とする請求項1記載の階段昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102397037A (zh) * 2010-09-08 2012-04-04 燕成祥 上下楼梯清洁设备
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