JP2009016704A - 配線構造、表示装置および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】配線のクロスオーバーを生じさせることなく、配線基板の実装において片面化が可能な配線構造、この構造を有する表示装置および電子機器を提供する。
【解決手段】ドライバICチップ15は、コネクタ側電極列に駆動側用IC電極151A−1、駆動側電極列に駆動側用IC電極151A−1を取り出し可能な電極非形成領域を有する。駆動側用IC電極151A−1に接続される配線14−1をドライバICチップ15の内側に向けて引き出し、電極非形成領域に対応する領域を通して、駆動側電極部141へ接続することができる。プリント配線板14のドライバICチップ15に対応する領域が有効に活用され、配線14−1を他の配線とクロスさせることなく、これらをプリント配線板14上の同一層内に形成することができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば駆動基板とドライバIC(Integrated Circuit)チップとをプリント配線基板を用いて電気的に接続するための配線構造、この構造を有する表示装置および電子機器に関する。
従来、有機EL(Electro Luminescence)素子や、液晶素子などを用いた表示装置において、ドライバICチップ、駆動基板、コネクタなどを電気的に接続するために、フレキシブルプリント配線基板(FPC:Flexible Printed Circuit)などの配線基板を用いた実装が行われている。一般に、このような実装では、ドライバICチップ、駆動基板、コネクタにおけるそれぞれの電極パッドの配置決めがなされたのちに、各パッド間を配線によって接続する、という手法がとられている。
このような手法では、ICチップから引き出された配線同士が、クロスオーバーしてしまうため、クロスオーバーする部分に関しては、フレキシブルプリント配線板を両面構造とするのが主流となっている。すなわち、クロスオーバーとなる配線同士を異なる層に分けて配置し、スルーホールなどを介して配線層を切り替えた配線構造としている。
また、駆動基板やドライバIC内の回路構成によっては、同一の電力やタイミング・パルスを隣接しない2箇所以上の電極パッドへ分岐させて供給する場合もある。このような場合についても、上記のような両面構造を用いることにより、クロスオーバーを回避している。
特開平10−270494号公報
しかしながら、上記のような両面構造では、配線基板の両面に配線が複雑に交差して形成されているため、GNDベタ面などの形成が困難であり、不要輻射線対策が十分ではなかった。さらには、配線基板が硬く曲げにくくなるため、特に、配線基板としてフレキシブルプリント配線板を用いる場合に、そのフレキシブル性を阻害してしまっていた。このような理由から、配線基板のICチップ実装の片面化が望まれていた。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、配線のクロスオーバーを生じさせることなく、配線基板のICチップ実装の片面化を実現することが可能な配線構造、この構造を有する表示装置および電子機器を提供することにある。
本発明による配線構造は、配線基板と、この配線基板に搭載されたICチップとを電気的に接続させるための配線構造であって、ICチップは、対向する2辺を含む平面形状を有し、少なくともこの2辺に沿ってそれぞれ複数のIC電極からなる第1電極列および第2電極列を有する。これらのうち、第2電極列は第1接続部側用電極を有し、第1電極列は第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域を有する。配線基板は、第1電極列に対向する位置に第1接続部、第2電極列に対向する位置に第2接続部をそれぞれ有する。また、ICチップの電極非形成領域に対応する領域を通してICチップの第1接続部側用電極を第1接続部に接続するための第1の配線を有するものである。
本発明による配線構造では、ICチップが、第2電極列に第1接続部側用電極を有し、第1電極列に第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域を有すると共に、第1接続部側用電極と第1接続部とを接続する第1の配線が、配線基板の電極非形成領域に対応する領域を通って設けられることにより、配線基板のICチップに対応する領域が有効に活用される。よって、配線基板上において、第1の配線を他の配線とクロスさせることなく、他の配線と同一層内に形成することができる。
本発明による表示装置は、本発明の配線構造によって、電力および入出力信号の送受信がなされるものである。
本発明による電子機器は、本発明の表示装置を内蔵したものである。
本発明の配線構造によれば、ICチップが、第2電極列に第1接続部側用電極を有し、第1電極列に第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域を有すると共に、第1接続部側用電極と第1接続部とを接続する第1の配線が、配線基板の電極非形成領域に対応する領域を通って設けられることにより、第1の配線を他の配線とクロスさせることなく、他の配線と同一層内に形成することができる。従って、配線のクロスオーバーを生じさせることなく、配線基板におけるICチップ実装の片面化が可能となる。
また、配線基板としてフレキシブルプリント配線板(FPC:Flexible Printed Circuit)を用い、その一端が駆動基板に接続され、他端が外部に接続されると共に、第1接続部が駆動基板に接続されるための駆動側電極部、第2接続部が外部接続用のコネクタ側電極部となっていることにより、フレキシブルプリント配線板のCOF(Chip On Film)実装の片面化が実現される。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る表示装置1の概略構成を表す斜視図である。図2(A)は、表示装置1の上面図、同図(B)は正面図、同図(C)は側面図である。この表示装置1は、例えば有機発光カラーディスプレイとして用いられるものであり、例えば、駆動基板11上に、有機層を含む中間層12を間にして封止基板13が形成されたものである。また、駆動基板11の一辺に、これら中間層12および封止基板13から露出した領域を有し、この露出した領域にプリント配線板14が設けられている。プリント配線板14には、COF(Chip On Film)実装によりドライバICチップ15が搭載され、駆動基板11、プリント配線板14およびドライバICチップ15は、互いに電気的に接続されている。
駆動基板11は、例えば、ガラスよりなる基板上に、後述の有機発光素子10R,10G,10Bを駆動するための回路部、具体的には後述の信号線駆動回路120、走査線駆動回路130および画素駆動回路140を有している。中間層12は、後述の有機発光素子10R,10G,10Bを含む層である。封止基板13は、例えばガラスで構成され、中間層12、すなわち有機発光素子10R,10G,10Bを駆動基板11との間に封止するための基板である。これら駆動基板11、中間層12および封止基板13が、本実施の形態における表示パネルを構成する。この表示パネルの詳細な構成については後述する。
プリント配線板14は、電源からの電力の供給や信号の入出力のための板状またはフィルム状の外部接続端子である。このようなプリント配線板14としては、例えば変形可能なフレキシブルプリント配線基板(FPC;Flexible Printed Circuit)、具体的にはフィルム状のポリイミドなどからなる絶縁体層上に、接着層を介して、例えば銅(Cu)などからなる複数の配線が形成された配線板を用いることができる。また、厚みは例えば5μm以上300μm以下である。このプリント配線板14の詳細な構成については後述する。
ドライバICチップ15は、例えば、シリコン基板上に、各種トランジスタ、ダイオード、抵抗、コンデンサなどの素子を集積してパッケージした半導体集積回路(Integrated Circuit)であり、例えばLSI(Large Scale Integration)などの大規模集積回路によって構成されている。また、例えばBGA (Ball Grid Array)や、LGA(Land Grid Array)などのフリップチップ(flip Chip)方式を用いた表面実装型のパッケージとなっている。このドライバICチップ15の具体的な構成については後述する。
次に、図3〜図5を参照して、駆動基板11、中間層12および封止基板13からなる表示パネルの詳細な構成について説明する。
まず、図3および図4を参照して表示パネルの回路構成について説明する。但し、図3は、表示パネルにおける表示領域と駆動回路の構成を表す平面図であり、図4は、図3に示した画素駆動回路の一例を表す回路図である。図3に示したように、表示パネルは、表示領域110と、この表示領域110の周辺に、映像表示用のドライバである信号線駆動回路120および走査線駆動回路130が形成されたものである。表示領域110内には画素駆動回路140が形成されている。表示領域110は、赤色の光を発生する有機発光素子10Rと、緑色の光を発生する有機発光素子10Gと、青色の光を発生する有機発光素子10Bとを全体としてマトリクス状に配置することにより構成されている。なお、有機発光素子10R,10G,10Bは短冊形の平面形状を有し、隣り合う有機発光素子10R,10G,10Bの組み合わせが一つの画素(ピクセル)を構成している。
図4に示したように、画素駆動回路140は、後述する第1電極121の下層に形成され、駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2と、その間のキャパシタ(保持容量)Csと、第1の電源ライン(Vcc)および第2の電源ライン(GND)の間において駆動トランジスタTr1に直列に接続された有機発光素子10R(または10G,10B)とを有するアクティブ型の駆動回路である。駆動トランジスタTr1および書き込みトランジスタTr2は、一般的な薄膜トランジスタ(TFT(Thin Film Transistor))により構成され、その構成は例えば逆スタガー構造(いわゆるボトムゲート型)でもよいしスタガー構造(トップゲート型)でもよく特に限定されない。
画素駆動回路140では、列方向に信号線120Aが複数配置され、行方向に走査線130Aが複数配置されている。各信号線120Aと各走査線130Aとの交差点が、有機発光素子10R,10G,10Bのいずれか一つ(サブピクセル)に対応している。各信号線120Aは、信号線駆動回路120に接続され、この信号線駆動回路120から信号線120Aを介して書き込みトランジスタTr2のソース電極に画像信号が供給されるようになっている。各走査線130Aは走査線駆動回路130に接続され、この走査線駆動回路130から走査線130Aを介して書き込みトランジスタTr2のゲート電極に走査信号が順次供給されるようになっている。
次いで、図5を参照して、表示パネルの断面構成について説明する。但し、図5は、表示パネルの表示領域110における概略構成を表す断面図である。このように、表示パネルは、有機発光素子10R,10G,10Bを有しており、有機発光素子10R,10G,10Bは、それぞれ、駆動基板11の側から、陽極としての第1電極121、絶縁膜122、正孔注入層123、正孔輸送層124、発光層、電子輸送層126、および陰極としての第2電極127がこの順に積層された構成を有している。但し、発光層としては、有機発光素子10R,10G,10Bのそれぞれに対応する赤色発光層125R、緑色発光層125G、および青色発光層125Bが形成されている。また、駆動基板11には、上述の画素駆動回路140が形成されており、平坦化絶縁膜などによって平坦化されている。
このような有機発光素子10R,10G,10Bは、必要に応じて、窒化ケイ素(SiN)または酸化ケイ素(SiO)などの保護膜128により被覆され、更にこの保護膜128上に、熱硬化型樹脂または紫外線硬化型樹脂などの接着層129を間にしてガラスなどよりなる封止基板13が全面にわたって貼り合わされることにより封止されている。なお、第1電極121、絶縁膜122、正孔注入層123、正孔輸送層124、発光層125R,125G,125B、電子輸送層126、第2電極127、保護膜128、および接着層129が、中間層12に対応している。
第1電極121は、有機発光素子10R,10G,10Bの各々に対応して形成されている。また、第1電極121は、発光層で発生した光を反射させる反射電極としての機能を有しており、できるだけ高い反射率を有するようにすることが発光効率を高める上で望ましい。第1電極121は、例えば、厚みが100nm以上1000nm以下であり、銀(Ag),アルミニウム(Al),クロム(Cr),チタン(Ti),鉄(Fe),コバルト(Co),ニッケル(Ni),モリブデン(Mo),銅(Cu),タンタル(Ta),タングステン(W),白金(Pt)あるいは金(Au)などの金属元素の単体または合金により構成されている。
絶縁膜122は、隣接する第1電極121同士の間の領域に形成され、第1電極121間および第1電極121と第2電極127との間の絶縁性を確保し、発光領域を正確に所望の形状にするための電極間絶縁膜としての機能を有している。この絶縁膜122は、例えば、ポリイミドなどの有機材料、または酸化シリコン(SiO2 )などの無機絶縁材料により構成され、第1電極121の発光領域に対応して開口部を有している。なお、発光層は、発光領域だけでなく絶縁膜122の上にも連続して設けられていてもよいが、発光が生じるのは絶縁膜122の第1電極121に対応する開口部だけである。
正孔注入層123、正孔輸送層124および電子輸送層126は、赤色発光素子10R、10G,10Bの共通の層となっている。なお、正孔注入層123、正孔輸送層124および電子輸送層126は、必要に応じて設ければよく、発光色によりそれぞれ構成が異なっていてもよい。
正孔注入層123は、正孔注入効率を高めるためのものであると共に、リークを防止するためのバッファ層である。この正孔注入層123は、例えば、厚みが5nm以上300nm以下、例えば25nmであり、4,4’,4”−トリス(3−メチルフェニルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)あるいは4,4’,4”−トリス(2−ナフチルフェニルアミノ)トリフェニルアミン(2−TNATA)により構成されている。
正孔輸送層124は、赤色発光層125R、緑色発光層125Gおよび青色発光層125Bへの正孔輸送効率を高めるためのものである。この正孔輸送層124は、例えば、厚みが5nm以上300nm以下、例えば30nmであり、4,4’−ビス(N−1−ナフチル−N−フェニルアミノ)ビフェニル(α−NPD)により構成されている。
赤色発光層125Rは、例えば、厚みが10nm以上100nm以下であり、9,10−ジ−(2−ナフチル)アントラセン(ADN)に2,6≡ビス[4´≡メトキシジフェニルアミノ)スチリル]≡1,5≡ジシアノナフタレン(BSN)を30重量%混合したものにより構成されている。緑色発光層125Gは、例えば、厚みが10nm以上100nm以下であり、ADNにクマリン6(Coumarin6)を5体積%混合したものにより構成されている。青色発光層125Bは、例えば、厚みが10nm以上100nm以下であり、ADNに4,4´≡ビス[2≡{4≡(N,N≡ジフェニルアミノ)フェニル}ビニル]ビフェニル(DPAVBi)を2.5重量%混合したものにより構成されている。
電子輸送層126は、例えば、厚みが20nmであり、8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3)により構成されている。なお、この電子輸送層126と後述の第2電極127との間に、電子注入効率を高めるために、例えば、LiF、Li2Oなどにより構成される電子注入層を設けるようにしてもよい。
第2電極127は、例えば、厚みが5nm以上50nm以下であり、アルミニウム(Al),マグネシウム(Mg),カルシウム(Ca),ナトリウム(Na)などの金属元素の単体または合金、もしくはITO(インジウム・スズ複合酸化物)やIZO(インジウム・亜鉛複合酸化物)などの透明電極材料により構成されていてもよい。
次に、本発明の特徴部分であるドライバICチップ15の詳細な構成、およびこのドライバICチップ15を搭載したプリント配線板14の配線構造について説明する。
(ドライバICチップ15の構成)
まず、図6を参照して、ドライバICチップ15の構成について説明する。図6は、ドライバICチップ15をIC電極151の側からみた概略構成を表すものである。このように、ドライバICチップ15は、平面形状が、例えば矩形状となっており、その矩形状の少なくとも対向する2辺、例えば長手方向の2辺に沿って、複数のIC電極151を有している。また、これらの複数のIC電極151のうち、矩形状の長手方向の2辺に沿って形成された電極列はそれぞれ、駆動側電極列(第1電極列)15Aおよびコネクタ側電極列(第2電極列)15Bとなっている。
IC電極151は、例えば厚みが5μm以上50μm以下、平面形状が矩形状や正方形状となっており、金(Au)、アルミニウム(Al)、チタン(Ti)、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、スズ(Sn)などを含む材料の単層あるいは積層によって構成されている。また、複数のIC電極151には、後述するプリント配線板14の駆動側電極部141に接続される駆動側用IC電極(第1接続部側用電極)151Aと、コネクタ側電極部142に接続されるコネクタ側用IC電極(第2接続部側用電極)151Bとが含まれている。
本実施の形態のドライバICチップ15は、プリント配線板14に対して、駆動側電極列15Aがプリント配線板14の駆動側電極部141(後述)、コネクタ側電極列15Bがコネクタ側電極部142(後述)に対向するように搭載される。
このようなドライバICチップ15において、コネクタ側電極列15Bでは、駆動側用IC電極151Aとコネクタ側用IC電極151Bとが混在した構成となっている。以下、このコネクタ側電極列15Bに配置された駆動側用IC電極151Aを駆動側用IC電極151A−1という。一方、ドライバICチップ15の駆動側電極列15Aには、IC電極151が存在していない領域があり、これが電極非形成領域15A−1となっている。
電極非形成領域15A−1は、駆動側用IC電極151A−1から、後述のプリント配線板14の駆動側電極部141への配線15−1の取り出しを可能にするためのものである。この電極非形成領域15A−1は、例えばドライバICチップ15の長手方向において、2箇所以上設けられている。なお、図6および後述の図7では、電極非形成領域15A−1は、駆動側用IC電極151A−1が配置された領域の一部に対向するように設けられているが、このような構成に限られず、駆動側用IC電極151A−1を取り出し可能な構成であればよい。
次いで、図7および図8(A)〜図8(C)を参照して、上記のようなドライバICチップ15を搭載したプリント配線板14の配線構造について説明する。
(プリント配線板14の配線構造)
まず、図7を参照して、配線構造の平面構成について説明する。但し、図7は、プリント配線板14をドライバICチップ15が設けられた側からみた概略構成を表すものである。このように、プリント配線板14の一面側に、IC電極151が形成されている面を間にして、ドライバICチップ15が搭載されている。
プリント配線板14は、複数の配線14−1(第1の配線),14−2(第2の配線),14−3,14−4,14−5を有している。このプリント配線板14の両端にはそれぞれ、駆動基板11側に接続される駆動側電極部141と外部接続用のコネクタ側電極部142が設けられており、駆動側電極部141は、後述の信号線駆動回路120および走査線駆動回路130と電気的に接続されている。
ドライバICチップ15は、その長手方向の2辺に形成された電極列のうち、駆動側電極列15Aが、プリント配線板14の駆動側電極部141に対向し、コネクタ側電極列15Bが、プリント配線板14のコネクタ側電極部142に対向するように配置されている。
配線14−1は、IC電極151のうちの駆動側用IC電極151A−1とプリント配線板14の駆動側電極部141とを接続するための配線である。この配線14−1は、駆動側用IC電極151A−1からドライバICチップ15の内側に向けて引き出され、プリント配線板14の駆動側電極列15Aにおける電極非形成領域15A−1に対応する領域を通って、外部(プリント配線板14側)に取り出すことができるようになっている。
配線14−2は、コネクタ側電極部142と駆動側電極部141とを接続するための配線である。この配線14−2は、分岐点143を有しており、コネクタ側電極部142から駆動側電極部141への途中で分岐されるようになっている。分岐点143は、プリント配線板14のドライバICチップ15に対応する領域の内部に設けられている。このように配線に分岐点を設けることで、例えば外部電源に接続された一つのコネクタ側電極部142から、複数の駆動側電極部141に対して、同一の電力を分割して供給することができる。
配線14−3は、駆動側電極列15Aに配置された駆動側用IC電極151Aまたは矩形状の短手方向の2辺に配置された駆動側用IC電極151Aと、プリント配線板14の駆動側電極部141とを接続するための配線である。また、配線14−4は、コネクタ側電極列15Bに配置されたコネクタ側用IC電極151Bと、プリント配線板14のコネクタ側電極部141とを接続するための配線である。また、配線14−5は、コネクタ側電極部142と駆動側電極部141とを接続するため配線である。
このように、配線14−1,14−2,14−3,14−4,14−5は、プリント配線板14上において、互いにクロスすることなく配置されている。
次いで、図8(A)〜図8(C)を参照して、このような配線構造の断面構成について説明する。但し、図8(A)〜図8(C)は、図7における(A)I−I線、(B)II−II線、(C)III−III線における矢視断面図である。
図8(A)では、プリント基板14上には、配線14−1,14−5が同一の層内に設けられている。配線14−1の一端には、ドライバICチップ15の駆動側用IC電極151A−1が対向するように配置されている。配線14−1の他端は、駆動側電極部141に接続され、駆動基板11と接着層154によって接着されている。また、プリント基板14とドライバICチップ15との間には、駆動側用IC電極151A−1および配線14−1を封止するための封止層153が形成されている。
図8(B)では、プリント基板14上には、配線14−2が単一の層内に設けられている。配線14−2の一端がコネクタ側電極部142に接続され、他端が駆動側電極部141に接続されている。また、配線14−2とドライバICチップ15との間には、封止層153が形成されている。
図8(C)では、プリント基板14上には、配線14−2,14−3,14−4が同一の層内に設けられている。配線14−3の一端には、駆動側用IC電極151A−1が配置され、他端には駆動側電極部141が接続している。配線14−4の一端には、コネクタ側用IC電極151Bが配置され、他端にはコネクタ側電極部142が接続している。また、プリント基板14とドライバICチップ15との間には、配線14−2,14−3,14−4、駆動側用IC電極151A−1、およびコネクタ側用IC電極151Bとを覆うように封止層153が形成されている。
図8(A)〜図8(C)の封止層153および接着層154には、例えばACF(Anisotropic Conductive Film:異方性導電フィルム)などを用いることができる。
このように、配線14−1,14−2,14−3,14−4,14−5は、プリント配線板14上においてクロスすることなく、全て同一層内に形成されている。
なお、本実施の形態では、本発明の「配線基板」、「第1接続部」および「第2接続部」がそれぞれ「プリント配線板14」、「駆動側電極部141」および「コネクタ側電極部142」に対応している。
次に、上記のような構成を有する表示装置1の作用、効果について図1〜図8を参照して説明する。
表示装置1では、駆動基板11の一端に、ドライバICチップ15を搭載したプリント配線板14が設けられることで、外部接続がなされる。この際、プリント配線板14の駆動側電極部141およびコネクタ側電極部142に、ドライバICチップ15の複数のIC電極151(駆動側電極列15A、コネクタ側電極列15B)が電気的に接続されていることで、表示パネルの画素駆動回路140に対して、電力や入出力の信号、タイミングパルスなどの送受信がなされる。これにより、各有機発光素子10R,10G,10Bに駆動電圧が印加され、正孔と電子とが再結合して発光が起こる。この光は、第2電極127,保護膜128および封止基板13を透過して、表示パネルの上方より取り出される。
ここで、図9に、従来のプリント配線板240の配線構造の平面構成を示す。このように、従来のドライバICチップ250では、その対向する2辺に沿って、複数のIC電極251が、規則的に並列配置された構成となっているため、プリント配線板240の片面のみに配線を形成すると、配線のクロスオーバーが生じてしまう。このため、クロスする配線については、ドライバICチップ15に対応する領域の外側に向けて引き出し、スルーホ−ルなどを介して配線板の反対側の面に形成することで、両面構造となるようにしていた。また、配線を分岐させる場合についても、同様に配線クロスを回避すべく両面構造としていた。
このような従来の構成では、両面構造により部品代などのコストが高くなり、量産性に不利となる。また、プリント配線板240の両面で配線が複雑に交差するため、配線板としてフレキシブルプリント配線板を用いた場合、本来フレキシブルでメカ的に3次元配線を実現するはずの配線板が硬く曲げにくくなってしまう。さらに、両面構造により、GNDベタ面やシールドラインの配置に制約が生じるため、等インピーダンス化など不要輻射線対策が困難となる。
これに対し、本実施の形態では、ドライバICチップ15を搭載したプリント配線板14において、ドライバICチップ15の駆動側電極列15Aに駆動側用IC電極151A−1を取り出し可能な電極非形成領域15A−1を設けることで、駆動側用IC電極151A−1に接続される配線14−1をドライバICチップ15の内側に向けて引き出し、電極非形成領域15A−1に対応する領域を通して、駆動側電極部141へ接続することができる。よって、プリント配線板14のドライバICチップ15に対応する領域が有効に活用され、配線14−1を他の配線とクロスさせることなく、これらをプリント配線板14上の同一層内に形成することができる。
また、コネクタ側電極部142と駆動側電極部141とを接続する配線14−2において、ドライバICチップ15に対応する領域に分岐点143を設け、分岐した配線14−2を電極非形成領域15A−1に対応する領域を通して形成することで、配線クロスを回避することができる。これにより、電源からの電力や入力信号などを、一つのコネクタ側電極部142から、隣接しない複数の駆動側電極部141へ供給することが可能となる。これは、例えば、電力やタイミングパルスを表示パネルの異なる位置に均一に供給したい場合などに好適である。
ここで、図10および図11に、本発明の実施例について示す。この実施例では、図7および図8に示した構成要素に加えて、更にカバーレイ155が形成されたものとなっている。カバーレイ155は、配線保護用の被覆フィルムであり、例えばポリイミドや、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂などにより構成されている。このように、プリント配線板14上において、配線同士をクロスさせることなく、同一層内に形成することができることがわかる。
以上説明したように、本実施の形態では、ドライバICチップ15の駆動側電極列15Aに駆動側用IC電極151A−1を取り出し可能な電極非形成領域15A−1を設けることで、駆動側用IC電極151A−1に接続される配線14−1を、電極非形成領域15A−1に対応する領域を通して、駆動側電極部141へ迂回することなく接続することができる。よって、配線のクロスオーバーを生じることなく、プリント配線板14のCOF(Chip On Film)実装の片面化が実現される。これにより、表示装置1の信頼性が向上する。
また、プリント配線板14へのドライバICチップ15の実装が片面化されているため、配線板の部品代などのコストを従来の両面構造に比べて削減することができる。また、プリント配線板14の両面で配線が複雑に交差することがないため、フレキシブル性を損なうことがない。さらに、プリント配線板14の配線が形成されていない面をGNDベタ面とする等、不要輻射線対策が容易となる。
[第2の実施の形態]
図12は、本発明の第2の実施の形態に係る表示装置2の概略構成を表す斜視図である。図13(A)は表示装置2の上面図、同図(B)は正面図、同図(C)は側面図である。図14は、駆動基板21、プリント配線板24およびドライバICチップ15の配線構造を表すものである。この表示装置2では、駆動基板21の一辺の、中間層12および封止基板13から露出した領域に、COG(Chip On Glass)実装によりドライバICチップ15が搭載されていること以外は、上記第1の実施の形態と同様の構成を有している。従って、上記第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
図14および図6を参照して、本実施の形態における配線構造について説明する。駆動基板21およびプリント配線板24は、駆動基板21、プリント配線板24およびドライバICチップ15をそれぞれ電気的に接続するための配線21−1(第1の配線),21−2,21−3,21−4,21−5を有している。
配線21−1は、ドライバICチップ15の駆動側用IC電極151A−1と、駆動基板21上に形成された回路部100と接続するための配線である。なお、この回路部100は、図3に示した信号線駆動回路120、走査線駆動回路130および画素駆動回路140を含むものである。この配線21−1は、駆動側用IC電極151A−1からドライバICチップ15の内側に向けて引き出され、駆動基板21の電極非形成領域15A−1に対応する領域を通って、外部(駆動基板21側)に取り出すことができるようになっている。
配線21−2は、プリント配線板24の一の端子と回路部100とを直接に接続するための配線である。この配線21−2は、分岐点252を有しており、配線の途中で分岐されるようになっている。分岐点252は、駆動基板21のドライバICチップ15に対応する領域の内部に設けられている。このように配線に分岐点を設けることで、例えば外部電源に接続された一の端子から、複数の画素に対して、同一の電力を分割して供給することができる。
配線21−3は、駆動側用IC電極151Aと、回路部100とを接続するための配線である。また、配線21−4は、コネクタ側用IC電極151Bと、プリント配線板24の一の端子とを接続するための配線である。また、配線21−5は、プリント配線板24の一の端子と回路部100とを直接に接続するための配線である。
なお、本実施の形態では、本発明の「配線基板」、「第1接続部」および「第2接続部」がそれぞれ、「駆動基板21」、「回路部100」および「プリント基板24」に対応している。
このように、ドライバICチップ15の駆動側電極列15Aに駆動側用IC電極151A−1を取り出し可能な電極非形成領域15A−1を設けるようにしたので、駆動側用IC電極151A−1に接続される配線21−1が、ドライバICチップ15の内側に向けて引き出され、電極非形成領域15A−1に対応する領域を通って、回路部100に接続される。これにより、駆動基板21のドライバICチップ15に対応する領域が有効に活用され、配線21−1を他の配線とクロスさせることなく、これらを駆動基板21上の単一の層内に形成することができる。よって、配線のクロスオーバーを生じさせることなく、単層配線でCOG実装が可能となる。
(適用例)
以下、上述した実施の形態で説明した表示装置の適用例について説明する。上記実施の形態の表示装置は、テレビジョン装置,デジタルカメラ,ノート型パーソナルコンピュータ、携帯電話等の携帯端末装置あるいはビデオカメラなど、外部から入力された映像信号あるいは内部で生成した映像信号を、画像あるいは映像として表示するあらゆる分野の電子機器の表示装置に適用することが可能である。
(適用例1)
図15は、上記実施の形態の表示装置が適用されるテレビジョン装置の外観を表したものである。このテレビジョン装置は、例えば、フロントパネル310およびフィルターガラス320を含む映像表示画面部300を有しており、この映像表示画面部300は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例2)
図16は、上記実施の形態の表示装置が適用されるデジタルスチルカメラの外観を表したものである。このデジタルスチルカメラは、例えば、フラッシュ用の発光部410、表示部420、メニュースイッチ430およびシャッターボタン440を有しており、その表示部420は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例3)
図17は、上記実施の形態の表示装置が適用されるノート型パーソナルコンピュータの外観を表したものである。このノート型パーソナルコンピュータは、例えば、本体510,文字等の入力操作のためのキーボード520および画像を表示する表示部530を有しており、その表示部530は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例4)
図18は、上記実施の形態の表示装置が適用されるビデオカメラの外観を表したものである。このビデオカメラは、例えば、本体部610,この本体部610の前方側面に設けられた被写体撮影用のレンズ620,撮影時のスタート/ストップスイッチ630および表示部640を有しており、その表示部640は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
(適用例5)
図19は、上記実施の形態の表示装置が適用される携帯電話機の外観を表したものである。この携帯電話機は、例えば、上側筐体710と下側筐体720とを連結部(ヒンジ部)730で連結したものであり、ディスプレイ740,サブディスプレイ750,ピクチャーライト760およびカメラ770を有している。そのディスプレイ740またはサブディスプレイ750は、上記実施の形態に係る表示装置により構成されている。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、表示装置における表示パネルとして、3色の有機EL発光素子よりなる有機ELカラーディスプレイを例に挙げて説明したが、これに限定されず、他の表示素子、例えば液晶表示素子を用いた液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)などにも適用可能である。
また、上記実施の形態では、プリント配線板として、フレキシブルプリント配線板を例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えば、硬質な材料で構成されたリジッド配線板や、硬質な材料とフレキシブル性を有する材料とを複合したリジッドフレキシブル配線板などにも適用可能である。
また、ドライバICチップとして、その平面形状が矩形状のものを例に挙げて説明したが、これに限定されず、他の形状、例えば正方形状などであってもよい。また、IC電極として、平面形状が矩形あるいは正方形であるものを例に挙げて説明したが、これに限定されず、例えばはんだボールなどの球形状や、平面形状が円形であるものであっても、本発明の効果は達成される。
また、上記実施の形態では、ドライバICチップ上でのIC電極の個数や配置については、簡便化のため簡略化して示している。よって、上記実施の形態等で示した個数や配置構成に限定されるものではない。特に、配置構成については、対向する2辺に形成された電極列のうち、一方の電極列に対して電極非形成領域を予め設け、この電極非形成領域を利用して他方の電極列に配置されたIC電極からの配線が取り出し可能な構成となっていれば本発明の効果は達成される。
また、上記実施の形態では、アクティブマトリクス型の表示装置の場合について説明したが、本発明はパッシブマトリクス型の表示装置への適用も可能である。更にまた、アクティブマトリクス駆動のための画素駆動回路の構成は、上記各実施の形態で説明したものに限られず、必要に応じて容量素子やトランジスタを追加してもよい。その場合、画素駆動回路の変更に応じて、上述した信号線駆動回路120や走査線駆動回路130のほかに、必要な駆動回路を追加してもよい。
また、上記実施の形態では、有機発光素子の第1電極121を陽極、第2電極127を陰極とする場合について説明したが、陽極および陰極を逆にして、第1電極121を陰極、第2電極127を陽極としてもよい。さらに、第1電極121を陰極、第2電極127を陽極とすると共に、基板11の上に、第2電極127,有機層16および第1電極121を基板11の側から順に積層し、基板11の側から光を取り出すようにすることもできる。
本発明の第1の実施の形態に係る表示装置の構成を表す図である。 図1に示した表示装置の(A)上面図、(B)正面図、(C)側面図である。 図1に示した駆動基板の回路部の概略構成を表す平面図である。 図3に示した画素駆動回路の構成を表す等価回路図である。 図1に示した表示装置の表示パネルの概略構成を表す断面図である。 図1に示したドライバICチップの概略構成を表す平面図である。 図1に示したプリント配線板上の配線構造を表す平面図である。 図7に示した配線構造の概略構成を表す断面図である。 従来のプリント配線板の配線構造を表す平面図である。 図7に示した配線構造の実施例を表す平面図である。 図7に示した配線構造の実施例を表す断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る表示装置の構成を表す図である。 図12に示した表示装置の(A)上面図、(B)正面図、(C)側面図である。 図12に示した駆動基板上の配線構造を表す平面図である。 上記実施の形態の表示装置の適用例1の外観を表す斜視図である。 (A)は適用例2の表側から見た外観を表す斜視図であり、(B)は裏側から見た外観を表す斜視図である。 適用例3の外観を表す斜視図である。 適用例4の外観を表す斜視図である。 適用例5の外観を表す斜視図である。
符号の説明
1,2…表示装置、10R,10G,10B…有機発光素子、11,21…駆動基板、12…中間層、13…封止基板、14,24…プリント基板、14−1,14−2,14−3,14−4,14−5,21−1,21−2,21−3,21−4,21−5…配線、15…ドライバICチップ、15A…駆動側電極列、15B…コネクタ側電極列、15A−1…電極非形成領域、151…IC電極、151A,151A−1…駆動側用IC電極、151B…コネクタ側用IC電極。

Claims (13)

  1. 配線基板と、この配線基板に搭載されたICチップとを電気的に接続させるための配線構造であって、
    前記ICチップは、対向する2辺を含む平面形状を有し、少なくとも前記2辺に沿ってそれぞれ複数のIC電極からなる第1電極列および第2電極列を有すると共に、前記第2電極列には第1接続部側用電極、前記第1電極列には第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域をそれぞれ有し、
    前記配線基板は、前記第1電極列に対向する位置に第1接続部、前記第2電極列に対向する位置に第2接続部をそれぞれ有すると共に、前記ICチップの電極非形成領域に対応する領域を通して前記ICチップの第1接続部側用電極を前記第1接続部に接続するための第1の配線を有する
    ことを特徴とする配線構造。
  2. 前記配線基板が、フレキシブルプリント配線板であり、
    前記フレキシブルプリント配線板の一端が駆動基板に接続され、他端が外部に接続されると共に、前記第1接続部が前記駆動基板に接続されるための駆動側電極部、前記第2接続部が外部接続用のコネクタ側電極部となっている
    ことを特徴とする請求項1記載の配線構造。
  3. 前記第1の配線は、前記フレキシブルプリント配線板上で他の配線と交差することなく設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の配線構造。
  4. 前記第1の配線は、前記フレキシブルプリント配線板上で他の配線と同一層内に設けられている
    ことを特徴とする請求項2記載の配線構造。
  5. 前記コネクタ側電極部と前記駆動側電極部とを接続するための第2の配線を有し、
    前記第2の配線は、前記フレキシブルプリント配線板の前記ICチップに対応する領域において分岐している
    ことを特徴とする請求項2記載の配線構造。
  6. 前記分岐した第2の配線は、前記フレキシブルプリント配線板の前記IC電極における電極非形成領域に対応する領域を通って設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の配線構造。
  7. 前記第2の配線は、前記フレキシブルプリント配線板上で他の配線と交差することなく設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の配線構造。
  8. 前記第2の配線は、前記フレキシブルプリント配線板上で他の配線と同一層内に設けられている
    ことを特徴とする請求項5記載の配線構造。
  9. 前記ICチップは矩形状であり、その長手方向の2辺に前記第1電極列および前記第2電極列がそれぞれ設けられている
    ことを特徴とする請求項1記載の配線構造。
  10. 前記配線基板が、駆動基板であり、
    前記第1接続部が、前記駆動基板に形成された回路部であり、
    前記第2接続部が、外部接続端子である
    ことを特徴とする請求項1記載の配線構造。
  11. 前記第2接続部が、フレキシブルプリント配線板である
    ことを特徴とする請求項10記載の配線構造。
  12. 配線基板とこの配線基板に搭載されたICチップとを電気的に接続させるための配線構造によって、電力および入出力信号の送受信がなされる表示装置であって、
    前記配線構造において、
    前記ICチップは、対向する2辺を含む平面形状を有し、少なくとも前記2辺に沿ってそれぞれ複数のIC電極からなる第1電極列および第2電極列を有すると共に、前記第2電極列には第1接続部側用電極、前記第1電極列には第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域をそれぞれ有し、
    前記配線基板は、前記第1電極列に対向する位置に第1接続部、前記第2電極列に対向する位置に第2接続部をそれぞれ有すると共に、前記ICチップの電極非形成領域に対応する領域を通して前記ICチップの第1接続部側用電極を前記第1接続部に接続するための第1の配線を有する
    ことを特徴とする表示装置。
  13. 表示装置を内蔵する電子機器であって、
    前記表示装置は、
    配線基板とこの配線基板に搭載されたICチップとを電気的に接続させるための配線構造によって、電力および入出力信号の送受信がなされる表示装置であり、
    前記配線構造において、
    前記ICチップは、対向する2辺を含む平面形状を有し、少なくとも前記2辺に沿ってそれぞれ複数のIC電極からなる第1電極列および第2電極列を有すると共に、前記第2電極列には第1接続部側用電極、前記第1電極列には第1接続部側用電極を取り出し可能な電極非形成領域をそれぞれ有し、
    前記配線基板は、前記第1電極列に対向する位置に第1接続部、前記第2電極列に対向する位置に第2接続部をそれぞれ有すると共に、前記ICチップの電極非形成領域に対応する領域を通して前記ICチップの第1接続部側用電極を前記第1接続部に接続するための第1の配線を有する
    ことを特徴とする電子機器。
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