JP2009015071A - クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 - Google Patents

クリーニング装置、プロセスカートリッジ、画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】クリーニングブレードを有したクリーニングユニットを像坦持体から着脱する際に、ブレードエッジを保護し且つトナー回収部からのトナー飛散による汚染を防ぎ、それらが着脱の際に必要な手順を最小限に抑える。
【解決手段】感光体510に接触して中間転写ベルト550を清掃するクリーニングブレード562を備え、感光体510に対して着脱可能なクリーニング装置560において、クリーニング装置560の取り付け動作、取り外し動作に連動してクリーニングブレード562を感光体510から離間、接触させる押圧機構570を備える
【選択図】図3

Description

本発明はクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に係り、特に像坦持体に接触して像担持体を清掃するクリーニングブレードを備え、像担持体に対して着脱可能なクリーニング装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置に関する。
複写機等の電子写真装置は、その転写工程において転写紙に転写されず静電潜像坦持体(感光体)や中間転写体上に残留したトナーや付着物を除去するためのクリーニング装置を配置している。このクリーニング装置のクリーニング部材としては一般的にゴム等の弾性体からなるクリーニングブレードが使用されており、このクリーニングブレードが像坦持体表面に当接して、像坦持体の移動に伴い、像坦持体表面に付着したトナーを掻き取り、クリーニングを行う。
このようなクリーニングブレードは、前記感光体や中間転写体にその当接部エッジで接触してトナーの掻き取りを行う。このためクリーニングブレードは、当接部エッジから磨耗しやすくその寿命は、感光体等の部品より短く、早く交換を行う必要がある。このためクリーニング装置を着脱可能なクリーニングユニットとして構成し、クリーニングブレード、このブレードによって掻き取った廃トナーを所定の場所へ回収するための回収機構、クリーニングブラシ、トナー回収コイルを一体化し、このクリーニングユニットを、必要に応じて交換できるようにすることが一般的である。
ここで、前記クリーニングブレードはウレタンゴムで形成されていることが一般的であるため、エッジ部が柔らかく欠けやすいという問題がある。エッジ部が欠けると感光体等からトナーを完全に掻き取ることができなくなり、トナーがクリーニングブレードと像担持体との間をすり抜けてしまい、クリーニング不良が発生する。
また、クリーニングユニットのトナー回収部には掻き取られたトナーが侵入する開口部が開設されているが、クリーニングユニットの交換時に開口部から廃トナーが出てしまい画像形成装置や床を汚してしまうという問題がある。
前記クリーニングブレードの欠けは、クリーニングユニット着脱の際にクリーニングブレードのエッジ部を感光体やその他の硬い部品にぶつけてしまって発生することがある。このようなクリーニングユニットの交換時におけるクリーニングブレードの欠けを防止するための技術が特許文献1に記載されている。特許文献1の図4には、レバーの回動によってブレード当接を解除する構成が記載されている。
また、特許文献2には、トナー回収開口部からのトナー汚染の対策としてブレード圧解除に連動して別の弾性体が像坦持体に当接してシールする構成が記載されている。
特開平6−332304号公報参照 特開2001−109212
しかしながら特許文献1に記載の技術は、ブレードが当接したままクリーニングユニットを着脱しようとするとそれができないような機構が別途必要になるだけでなく、ブレード当接を解除したまま画像形成装置を動作させてしまうという誤動作を防止する機構も必要になってしまい、装置や作業が複雑になってしまうという問題がある。
また、特許文献2の技術は、クリーニングユニットが像坦持体から離間する構成では、シール弾性体も離間してしまい、トナー汚染を防ぐことができないという問題がある。
そこで本発明は、クリーニングブレードを有したクリーニングユニットを像坦持体から着脱する際に、ブレードエッジを保護し且つトナー回収部からのトナー飛散による汚染を防ぎ、それらが着脱の際に必要な手順を最小限に抑えることのできる画像形成装置を提供することを課題とする。
請求項1の発明は、像坦持体に接触して像担持体を清掃するクリーニングブレードを備え、像担持体に対して着脱可能なクリーニング装置において、クリーニング装置の取り付け動作、取り外し動作に連動してクリーニングブレードを前記像坦持体から離間、接触させる接離機構を備えることを特徴とするクリーニング装置である。
請求項2の発明は、請求項1記載のクリーニング装置において、前記接離機構は、クリーニング装置の取り外し動作に伴って操作者の手指で初期位置からクリーニング装置取外位置に駆動される取手部と、この取手部を前記クリーニングブレードと連結され、取手部を初期位置にしたとき前記クリーニングブレードが前記像坦持体に対して当接する位置に配置し、前記取手部を初期位置からクリーニング装置取外位置に移動させたときクリーニングブレードが像坦持体から離間した位置に配置させる駆動機構部と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2記載のクリーニング装置において、前記クリーニング装置は、廃トナーを回収する廃トナー回収部の開口部に隣接して配置され、前記クリーニングユニットの着脱作業に連動して、前記開口部を開閉するシャッタ機構を備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載のクリーニング装置において、前記シャッタ機構は開口部の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項3又は4記載のクリーニング装置において、前記取手部は前記シャッタ機構に連結され、取手部を初期位置にしたとき前記シャッタ機構は、前記取手部を初期位置にしたとき前記開口部を開状態とし、クリーニング装置取外位置に移動させたとき前記開口を開状態とする連結部と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3乃至5のいずれか記載のクリーニング装置において、前記クリーニングブレードがシャッタ機構において前記開口部を閉塞する部材を兼ねていることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1乃至6記載のいずれか記載のクリーニング装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジである。
請求項8の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9の発明は、請求項7記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、クリーニング装置の取り付け動作、取り外し動作に連動してクリーニングブレードを前記像坦持体から離間、接触させる接離機構を備えるから、クリーニング装置の着脱時におけるクリーニングブレードの像担持体への離間、接触を自動的に行わせることができる。
以下本発明を実施するための最良の形態としての実施例を図面に基づいて説明する。
以下、本発明をタンデム型のカラー画像形成装置に適用した実施形態について説明する。図1は実施形態に係る画像形成装置としてのカラー複写機の概略構成図である。この複写機は、複写装置本体(以下、プリンタ部100という)、給紙テーブル(以下、給紙部200という)、プリンタ部100上に取り付けるスキャナ(以下、スキャナ部300という)、スキャナ部300上に取り付ける原稿自動搬送装置(ADF)(以下、原稿搬送部400という)からなっている。また、複写機内の各装置の動作を制御する図示しない制御部も備えている。
プリンタ部100は、その中央に中間転写体としての中間転写ベルト10を備えている。中間転写ベルト10は、第一支持ローラ14、第二支持ローラ15及び第三支持ローラ16に掛け回され、図中時計回りに表面移動可能となっている。そして、中間転写ベルト10に対向するように、表面にブラック・イエロー・マゼンタ・シアンのうち1色のトナー像をそれぞれ担持する潜像担持体としての4つの感光体3K,Y,M,Cを備えている。感光体3K,Y,M,Cのまわりには、感光体3K,Y,M,Cの表面を一様に帯電する帯電手段である帯電装置4K,Y,M,Cや、トナー像を形成するための現像手段である現像装置5K,Y,M,Cを備えている。更に、感光体3K,Y,M,C表面に潤滑剤を付与する潤滑剤付与手段としての潤滑剤塗布装置6K,Y,M,Cも備えている。この潤滑剤塗布装置6K,Y,M,Cは、一次転写後の感光体3K,Y,M,C表面に残留しているトナーを除去するクリーニング装置としての感光体クリーニング部材を備えている。
そして、感光体3K,Y,M,C、現像装置5K,Y,M,C、帯電装置4K,Y,M,C、及び、潤滑剤塗布装置6K,Y,M,Cからなる画像形成ユニットである作像装置1K,Y,M,Cを構成している。これらの作像装置1K,Y,M,Cはそれぞれプロセスカートリッジを構成する。また、4つの作像装置1K,Y,M,Cを横に並べて配置してタンデム画像形成ユニット20を構成する。
第三支持ローラ16と中間転写ベルト10を挟んで対向するように、トナー像を記録体としての転写紙上に転写した後の中間転写ベルト10上に残留する残留トナーを除去するベルトクリーニング装置17を備えている。また、プリンタ部100は、20の上方に露光装置21を備えている。
中間転写ベルト10の内側で各感光体3K,Y,M,Cと中間転写ベルト10を挟んで対向する位置には、一次転写ローラ8K,Y,M,Cを備えている。一次転写ローラ8K,Y,M,Cは中間転写ベルト10を挟んで感光体3K,Y,M,Cに押し当てて設けられ、一次転写部を形成している。
一方、中間転写ベルト10を挟んでタンデム画像形成ユニットであるタンデム画像形成ユニット20と反対の側には、二次転写装置29を備える。二次転写装置29は、二次転写ローラ22と二次転写ベルト張架ローラ23との間に、二次転写ベルト24を掛け渡して構成している。二次転写装置29は、二次転写ローラ22が支持する位置で、二次転写ベルト24が中間転写ベルト10を介して第三支持ローラ16に押し当てられている。そして、二次転写ベルト24と中間転写ベルト10との間で二次転写部としての二次転写ニップ部を形成するように配置されている。
二次転写装置29の図中左側には、転写紙上の転写画像を定着する定着装置25を備えている。定着装置25は、無端ベルトである定着ベルト26に加圧ローラ27を押し当てて構成する。また、上述した二次転写装置には、二次転写ニップ部でトナー像の転写を受けた転写紙を定着装置25へと搬送する転写紙搬送機能も備えてなる。尚、二次転写装置として、転写ローラや非接触のチャージャーを配置してもよく、そのような場合は、この転写紙搬送機能を併せて備えることは難しくなる。
二次転写装置及び定着装置25の下には、上述したタンデム画像形成ユニット20と平行に、転写紙の両面に画像を記録すべく転写紙を反転する転写紙反転装置28を備えている。これによって、転写紙の片面に画像定着後に、切換爪で転写紙の進路を転写紙反転装置側に切り換え、そこで反転させて再び二次転写ニップ部に転写紙を搬送し、トナー像を転写させた後、排紙トレイ上に排紙させることができる。
スキャナ部300は、コンタクトガラス32上に載置された原稿の画像情報を読取センサ36で読み取り、読み取った画像情報をこの制御部に送る。
不図示の制御部は、スキャナ部300から受け取った上記画像情報に基づき、プリンタ部100の露光装置21内に配設された図示しないレーザやLED等を制御して感光体ドラムに向けてレーザ書き込み光Lを照射させる。この照射により、感光体3の表面には静電潜像が形成され、この潜像は所定の現像プロセスを経由してトナー像に現像される。
給紙部200は、ペーパーバンク43に多段に備える給紙カセット44、給紙カセットから転写紙を繰り出す給紙ローラ42、繰り出した転写紙Pを分離して給紙路46に送り出す分離ローラ45、プリンタ部100の給紙路48に転写紙を搬送する搬送ローラ47等を備えている。
本実施形態の複写機では、給紙部200以外に、手差し給紙も可能となっており、手差しのための手差しトレイ51、手差しトレイ51上の転写紙を手差し給紙路53に向けて1枚ずつ分離する分離ローラ52も装置側面に備えている。
レジストローラ49は、それぞれ給紙カセット44又は手差しトレイ51に載置されている転写紙Pを1枚だけ排出させ、中間転写体としての中間転写ベルト10と二次転写装置との間に位置する二次転写ニップ部に送る。
本実施形態の複写機において、カラー画像のコピーをとるとき、原稿搬送部400の原稿台30上に原稿をセットするか、又は原稿搬送部400を開いてスキャナ部300のコンタクトガラス32上に原稿をセットして原稿搬送部400を閉じることで原稿を押さえる。
そして、不図示のスタートスイッチを押すと、原稿搬送部400に原稿をセットしたときは原稿をコンタクトガラス32上へと搬送して後、他方コンタクトガラス32上に原稿をセットしたときは直ちに、スキャナ部300を駆動し、第一走行体33及び第二走行体34を走行する。そして、第一走行体33で光源から光を発射すると共に原稿面からの反射光を更に反射して第二走行体34に向け、第二走行体34のミラーで反射して結像レンズ35を通して読取センサ36に入れ、原稿の画像情報を読み取る。
帯電装置4K,Y,M,Cによって感光体3K,Y,M,Cの表面が一様に帯電され、スキャナ部300で読み取られた画像情報を色分解して、露光装置21によって各色毎に感光体3K,Y,M,Cにレーザ書き込みがなされる。これにより、感光体3K,Y,M,C表面上に静電潜像を形成する。例えば、C(シアン)の画像形成に行いて説明する。感光体3Cの表面に形成された静電潜像は、現像装置5CによってCトナーを潜像にあわせて現像し、単色のトナー像を形成する。同様にして、順次M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(黒)の順で各作像装置1M,Y,Kでも同様にして感光体3上で単色のトナー像を形成する。このように、各感光体3上にトナー像を形成させると共に、上記画像情報に応じたサイズの転写紙を給紙させるべく、4つの給紙ローラのうちの1つを作動させる。
また、これと同時に、不図示の駆動モータで第一支持ローラ14、第二支持ローラ15又は第三支持ローラ16のうちの1つを回転駆動して他の二つの支持ローラを従動回転し、中間転写ベルト10を回転搬送する。そして、中間転写ベルト10の搬送とともに、感光体3K,Y,M,C上の単色のトナー像を順次転写して中間転写ベルト10上に合成カラー画像を形成する。
一方、給紙部200では給紙ローラ42の1つを選択回転し、給紙カセット44の1つから転写紙Pを繰り出し、分離ローラ45で1枚ずつ分離して給紙路46に入れ、搬送ローラ47で複写機本体であるプリンタ部100内の給紙路48に導き、この転写紙Pをレジストローラ49に突き当てて止める。又は、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上の転写紙Pを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。尚、手差しトレイ51上の転写紙を用いる場合は、給紙ローラ50を回転して手差しトレイ51上のシートを繰り出し、分離ローラ52で1枚ずつ分離して手差し給紙路53に入れ、同じくレジストローラ49に突き当てて止める。
そして、中間転写ベルト10上の合成カラー画像にタイミングを合わせてレジストローラ49を回転し、中間転写ベルトと二次転写ローラ22との当接部である二次転写ニップ部に転写紙を送り込み、ニップに形成されている転写用電界や当接圧力などの影響によってカラー画像を二次転写して転写紙上にカラー画像を記録する。
二次転写ニップ部でカラー画像の転写を受けた後の転写紙は、二次転写装置29の二次転写ベルト24で定着装置25へと送り込まれ、定着装置25で加圧ローラ27と定着ベルトとによる加圧力と熱の付与によりカラー画像を定着される。その後、排出ローラ56で排出され、排紙トレイ57上にスタックされる。また、両面に画像形成される転写紙は、カラー画像を定着された後、切換爪55で切り換えて転写紙反転装置28に搬送され、そこで反転されて再び二次転写ニップ部へと導かれ、裏面にも画像を記録して後、排出ローラ56で排紙トレイ57上に排出される。
一方、二次転写ニップ部で転写紙にカラー画像を転写した後の中間転写ベルト10の表面は、残留する残留トナーがベルトクリーニング装置17によって除去され、タンデム画像形成ユニット20による再度の画像形成に備える。
次に実施例に係るプロセスカートリッジについて説明する。図2は実施例に係るクリーニング装置を含むプロセスカートリッジの構成を示す概略断面図である。プロセスカートリッジ500は、図1に示すように、図示していない露光装置21からの光530を受け潜像を形成する潜像像担持体であるドラム状の感光体510と、この感光体510の表面を一様に帯電させる帯電装置520と、前記感光体510に図示しない露光装置からの光530で形成された潜像を現像する現像機540と、感光体510から中間転写ベルト550に転写された後の残留トナーを除去するクリーニング装置560と、前記感光体510に潤滑剤を塗布する潤滑剤塗布装置580と、除電ランプ590とを備える。
ここで、クリーニング装置560は、回転しつつ感光体510表面に接触するクリーニングブラシ561と、押圧機構570で感光体510に押しつけられるクリーニングブレード562と、回収された廃トナーを図示していない回収ボトルに移動する回収スクリュー563とを備える。本例に係るクリーニング装置560は、前記潤滑剤塗布装置580と一体に構成されており、全体として交換可能な構成となっている。
また潤滑剤塗布装置580は、ステアリン酸亜鉛(ZnSt)等からなる固形潤滑剤581と、前記感光体510及び固形潤滑剤581に接触して回転し固形潤滑剤581から掻き取った潤滑剤を感光体510に塗布する塗布部材である塗布ブラシローラ582と、感光体510に塗布された潤滑剤を均す塗布ブレード583とを備える。
感光体510は、帯電装置520で一様に帯電された後、露光装置からの光530で出力すべき画像に対応したパターンで露光され、感光体510の表面上に静電潜像が形成される。この静電潜像が現像機540で現像されてトナー像が形成され、このトナー像が中間転写ベルト550に転写される。
中間転写ベルト550に転写した後に、転写しきれずに感光体510の表面に付着した残留トナーはクリーニングブラシ561及びクリーニングブレード562でクリーニングされる。クリーニングされたトナーは廃トナーTとしてクリーニングブラシとクリーニングブレードとの間の回収開口部565から回収スクリュー563で前記回収ボトルまで搬送されていく。
この潤滑剤塗布装置580では、固形潤滑剤581から掻き取られた粉末状の潤滑剤が塗布ブラシローラ582で感光体510に塗布され、更に塗布ブレード583で薄く均一に延ばされ、感光体510の摩擦係数を低い条件で一定に保つ。更に除電ランプ590によって感光体510上の残留電荷を消去して次の画像形成に備える。
本例では、クリーニング装置560は、脱着できるものとして構成される。図3は第1の実施例に係るクリーニング装置を示す概略断面図である。本例では、クリーニング装置560は、作業者の手指600で取り付け取り外しされる。
クリーニングブレード562を感光体510に押圧している押圧機構570は、回転軸574を中心に回動可能であり前記クリーニングブレード562が固着されたブレードブラケット571と、このブレードブラケット571の下方に位置するスプリング取付部572と、ブレードブラケット571とスプリング取付部572の間に配置され、ブレードブラケット571をスプリング取付部573方向に付勢するスプリング573が配置され構成されている。また、本例では、押圧機構570はクリーニングブレード562の接離機構の機能をもなし、ブレードブラケット571は、クリーニング装置560を取り外すための取っ手部をなしている。
この構成により、ブレードブラケット571を回転軸574を中心に上方に回転させる(図3矢印a)と、クリーニングブレード562の先端部が感光体510から離間すると共に、クリーニングブレード562が回収開口部565を塞ぐ方向に回転(同図矢印b)する。
そして、クリーニング装置560の取り付け取り外し時において、手指600で、クリーニング装置560の上部突起560aと、前記取っ手部を兼ねるブレードブラケット571とを掴んでクリーニング装置560を保持するように構成され、このようにクリーニングブレード562を掴むと、ブレードブラケット571が上方に持ち上げられる(図3矢印a)ことにより、クリーニングブレード562が感光体510から離間する(同矢印b)。このとき、クリーニングブレード562は、回収開口部565を塞ぐものとなる。
この状態でクリーニングユニットを図3中矢印A方向に引き出すことで、クリーニングブレード562を感光体510から離間した状態で、トナーの飛散を最小限に抑えながらクリーニング装置560をプロセスカートリッジ500から引き抜くことができる。
また、古いクリーニング装置560をプロセスカートリッジ500から引き出した後、新しいクリーニング装置560を取り付ける際はその逆の作業を行うことになる。このとき、ブレードブラケット571を上方に押さえた状態でクリーニング装置560をプロセスカートリッジ500に設置するので、クリーニングブレード562が回転した状態で感光体510に接触しない状態で設置され、その後クリーニングユニットがセットされてブレードブラケット571から手指600を離した状態でクリーニングブレード562の端部が感光体510に接触することになる。
本例によれば、クリーニング装置560の設置時において感光体510やその他の部材にクリーニングブレード562を接触させてクリーニングブレード562に欠けを発生させたり、感光体510を傷つけたりするのを防止することができる。また、クリーニング装置560の設置後にブレードブラケット571を手指600から離すことによって自動的にクリーニングブレード562が感光体510に接触するようになるので、クリーニング装置560を設置した後にクリーニングブレード562を感光体510に当接させる作業を別途行う必要がなくなる。
また、本例によれば、古いクリーニング装置560を取り出すときクリーニングブレード562が回収開口部565を自動的に閉塞するので、クリーニング装置560の取り出し時にトナー飛散するのを防止することができる。このように本例によれば、新しいクリーニング装置を設置するとき、自動的にクリーニングブレードの感光体への当接解除、当接を行うことができるので、複雑な作業,構成を設けることなくクリーニング装置の交換を行うことができる。
次に第2の実施例について説明する。上記例では、クリーニング装置は、感光体のクリーニングを行う場合について説明したが、中間転写ベルトのクリーニング装置も同様の構成とすることができる。図4は第2の実施例に係るクリーニング装置を示す概略断面図である。
本例では、クリーニング装置760は中間転写ベルト550のクリーニングを行うものである。中間転写ベルト550は、案内ローラ551,552に掛け渡されている。また、クリーニング装置760は、回転しつつ表面に接触するクリーニングブラシ761と、押圧機構770で中間転写ベルト550に押しつけられるクリーニングブレード762と、回収された廃トナーを図示していない回収ボトルに移動する回収スクリュー763とを備える。本例のクリーニング装置760は、潤滑剤塗布装置780と一体に構成されており、全体として交換可能な構成となっている。
また潤滑剤塗布装置780は、ステアリン酸亜鉛(ZnSt)等からなる固形潤滑剤781と、前記中間転写ベルト550及び固形潤滑剤781に接触して回転し固形潤滑剤781から掻き取った潤滑剤を中間転写ベルト550に塗布する塗布部材である塗布ブラシローラ782と、中間転写ベルト550に塗布された潤滑剤を均す塗布ブレード783とを備える。
クリーニングブレード762を中間転写ベルト550に押圧している押圧機構770は、回転軸774を中心に回動可能であり前記クリーニングブレード762が固着されたブレードブラケット771と、このブレードブラケット771の上方に位置するスプリング取付部772と、ブレードブラケット771とスプリング取付部772の間に配置されブレードブラケット771をスプリング取付部772方向に付勢するスプリング773とが配置され構成されている。また、本例では、押圧機構770は、クリーニングブレード762の接離機構の機能をもなし、ブレードブラケット771は、クリーニング装置760を取り外すための取っ手部をなしている。
この構成により、ブレードブラケット771を回転軸774を中心に上方(図4中矢印c)に回転させると、クリーニングブレード762の先端部は中間転写ベルト550から離間すると共に、クリーニングブレード762が回収開口部765を塞ぐ方向(同矢印d)に移動する。
そして、クリーニング装置760の取り付け取り外し時において、手指600で、クリーニング装置760のスプリング取付部772と、前記取っ手部を兼ねるブレードブラケット771とを掴んでクリーニング装置760を保持するように構成され、このようにクリーニングブレード762を掴むと、ブレードブラケット771が上方に持ち上げられる(図3矢印c)ことにより、クリーニングブレード762が中間転写ベルト550から離間する(同矢印d)。このとき、クリーニングブレード762は、回収開口部765を塞ぐものとなる。
この状態でクリーニングユニットを引き出すことで、クリーニングブレード762を中間転写ベルト550から離間した状態で、トナーの飛散を最小限に抑えながらクリーニング装置760をタンデム画像形成ユニット20から引き抜くことができる。
また、古いクリーニング装置760を引き出した後、新しいクリーニング装置760を取り付ける際はその逆の作業を行うことになる。このとき、ブレードブラケット771を上方に押さえた状態でクリーニング装置760を設置するので、クリーニングブレード762が回転した状態で中間転写ベルト550に接触しない状態で設置され、その後クリーニングユニットがセットされてブレードブラケット771から手指600を離した状態でクリーニングブレード762の端部が中間転写ベルト550に接触することになる。
本例によれば、クリーニング装置760の設置時において中間転写ベルト550やその他の部材にクリーニングブレード762を接触させてクリーニングブレード762に欠けを発生させたり、中間転写ベルト550を傷つけたりするのを防止することができる。また、クリーニング装置760の設置後にブレードブラケット771を手指600から離すことによって自動的にクリーニングブレード762が中間転写ベルト550に接触するようになるので、クリーニング装置760を設置した後にクリーニングブレード762を中間転写ベルト550に当接させる作業を別途行う必要がなくなる。
また、本例によれば、古いクリーニング装置760を取り出すときクリーニングブレード762が回収開口部765を自動的に閉塞するので、クリーニング装置760の取り出し時にトナー飛散するのを防止することができる。このように本例によれば、新しいクリーニング装置を設置するとき、自動的にクリーニングブレードの感光体への当接解除、当接を行うことができるので、複雑な作業,構成を設けることなくクリーニング装置の交換を行うことができる。
実施形態に係る画像形成装置としてのカラー複写機の概略構成図である。 実施例に係るクリーニング装置を含むプロセスカートリッジの構成を示す概略断面図である。 第1の実施例に係るクリーニング装置を示す概略断面図である。 第2の実施例に係るクリーニング装置を示す概略断面図である。
符号の説明
1K,Y,M,C 作像装置
3K,Y,M,C 感光体
4K,Y,M,C 帯電装置
5K,Y,M,C 現像装置
6K,Y,M,C 潤滑剤塗布装置
8K,Y,M,C 一次転写ローラ
10 中間転写ベルト
14 第一支持ローラ
15 第二支持ローラ
16 第三支持ローラ
17 ベルトクリーニング装置
20 タンデム画像形成ユニット
21 露光装置
22 二次転写ローラ
23 二次転写ベルト張架ローラ
24 二次転写ベルト
25 定着装置
26 定着ベルト
27 加圧ローラ
28 転写紙反転装置
29 二次転写装置
30 原稿台
32 コンタクトガラス
33 第一走行体
34 第二走行体
35 結像レンズ
36 読取センサ
42 給紙ローラ
43 ペーパーバンク
44 給紙カセット
45 分離ローラ
46 給紙路
47 搬送ローラ
48 給紙路
49 レジストローラ
50 給紙ローラ
51 手差しトレイ
52 分離ローラ
53 給紙路
55 切換爪
56 排出ローラ
57 排紙トレイ
100 プリンタ部
200 給紙部
300 スキャナ部
400 原稿搬送部
500 プロセスカートリッジ
510 感光体
520 帯電装置
530 光
540 現像機
550 中間転写ベルト
551,552 案内ローラ
560 クリーニング装置
560a 上部突起
561 クリーニングブラシ
562 クリーニングブレード
563 回収スクリュー
565 回収開口部
570 押圧機構
571 ブレードブラケット
572 スプリング取付部
573 スプリング
574 回転軸
580 潤滑剤塗布装置
581 固形潤滑剤
582 塗布ブラシローラ
583 塗布ブレード
590 除電ランプ
600 手指
760 クリーニング装置
761 クリーニングブラシ
762 クリーニングブレード
763 回収スクリュー
765 回収開口部
770 押圧機構
771 ブレードブラケット
772 スプリング取付部
773 スプリング
774 回転軸
780 潤滑剤塗布装置
781 固形潤滑剤
783 塗布ブレード

Claims (9)

  1. 像坦持体に接触して像担持体を清掃するクリーニングブレードを備え、像担持体に対して着脱可能なクリーニング装置において、
    クリーニング装置の取り付け動作、取り外し動作に連動してクリーニングブレードを前記像坦持体から離間、接触させる接離機構を備えることを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記接離機構は、クリーニング装置の取り外し動作に伴って操作者の手指で初期位置からクリーニング装置取外位置に駆動される取手部と、
    この取手部を前記クリーニングブレードと連結され、取手部を初期位置にしたとき前記クリーニングブレードが前記像坦持体に対して当接する位置に配置し、前記取手部を初期位置からクリーニング装置取外位置に移動させたときクリーニングブレードが像坦持体から離間した位置に配置させる駆動機構部と、
    を備えることを特徴とする請求項1記載のクリーニング装置
  3. 前記クリーニング装置は、廃トナーを回収する廃トナー回収部の開口部に隣接して配置され、前記クリーニングユニットの着脱作業に連動して、前記開口部を開閉するシャッタ機構を備えることを特徴とする請求項1又は2記載のクリーニング装置。
  4. 前記シャッタ機構は開口部の少なくとも一部を塞ぐことを特徴とする請求項3記載のクリーニング装置。
  5. 前記取手部は前記シャッタ機構に連結され、取手部を初期位置にしたとき前記シャッタ機構は、前記取手部を初期位置にしたとき前記開口部を開状態とし、クリーニング装置取外位置に移動させたとき前記開口を開状態とする連結部と、を備えることを特徴とする請求項3又は4記載のクリーニング装置。
  6. 前記クリーニングブレードがシャッタ機構において前記開口部を閉塞する部材を兼ねていることを特徴とする請求項3乃至5のいずれか記載のクリーニング装置。
  7. 請求項1乃至6記載のいずれか記載のクリーニング装置を備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1乃至6のいずれか記載のクリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7記載のプロセスカートリッジを備えることを特徴とする画像形成装置。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101598925B (zh) * 2009-07-24 2012-02-15 富美科技有限公司 一种自动安装硒鼓刮片的装置

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