JP2009014866A - スタビライザおよび生体観察装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生体に対して簡易に精度よく位置決めでき、時間間隔をあけた複数回の観察においても同一の観察条件で観察することを可能とする。
【解決手段】観察光学系4の視野範囲内またはその周囲において試料Aに接触させられる接触面1aを備え、観察光学系4の視野範囲内における試料Aとの接触面1a近傍に、観察光学系4により、試料Aと同時に観察可能な照準を備えるスタビライザ1を提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、生体を生きたまま(in vivo)観察するためのスタビライザおよび生体観察装置に関するものである。
従来、生体を生きたまま顕微鏡で観察する場合に、生体の呼吸や拍動等の振動によって観察像がぶれてしまい、鮮明な観察像による観察を行うことができないという不都合があった。これを解決するために、観察時に生体を押さえつけて固定するスタビライザを有する観察装置が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−338631号公報
しかしながら、この観察装置においては、長時間にわたって同一の生体を観察する場合において、一回の観察終了後、スタビライザを生体から取り外して、生体を自由に活動させた後、再度観察を行うことが繰り返される場合には、観察ごとにスタビライザにより押さえつける生体の位置が変化してしまうという不都合がある。この場合、観察ごとに生体の振動形態が変化し、生体における同一位置を観察していても、一定の観察条件での観察が困難になるという問題がある。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、生体に対して簡易に精度よく位置決めでき、時間間隔をあけた複数回の観察においても同一の観察条件で観察することを可能とするスタビライザおよび生体観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、観察光学系の視野範囲内またはその周囲において試料に接触させられる接触面を備え、前記観察光学系の視野範囲内における試料との前記接触面近傍に、観察光学系により、試料と同時に観察可能な照準を備えるスタビライザを提供する。
本発明によれば、接触面を試料に接触させて押圧することにより、観察光学系の視野範囲内における試料の動的挙動を抑制し、ブレを抑えた鮮明な観察像により観察を行うことができる。
この場合において、試料の観察が長期にわたる場合には、一旦スタビライザを取り外して、試料を自然な状態に維持した後に、再度スタビライザにより試料を抑えて観察が行われる。
本発明においては、スタビライザを試料から取り外す前後において、観察光学系の視野範囲内において試料と接触面の近傍に備えられた照準とを同時に観察して試料の同一の特徴点に照準を一致させることにより、取り外し前後の状態を同一の状態にすることができる。したがって、本発明によれば、試料からスタビライザを取り外しても、取り外し前の状態と同じ状態で再度試料に接触させることができ、同一の観察条件で簡易に適正な観察を行うことができる。
上記発明においては、前記接触面が、前記観察光学系の視野範囲において試料に接触させられる光学的透明板部材の表面からなり、前記照準が、前記光学的透明板部材の表面に描かれたクロス線であることとしてもよい。
このようにすることで、光学的透明板部材の表面からなる接触面を試料に接触させて押圧することにより、観察光学系の視野範囲を直接抑えてその動的挙動を抑制し、ブレを抑えた観察像を得ることができる。この場合に、光学的透明板部材の表面に描かれたクロス線からなる照準は光学的透明板部材に密着する視野範囲の試料と同一位置に配置されるので、試料の表面と同時に観察光学系により合焦され、試料の特徴点に容易に一致させることができる。ここで、光学的透明板部材としては、ガラス、プラスチック、石英あるいは水晶等の材質からなる板状部材を挙げることができる。
また、上記発明においては、前記接触面が、前記観察光学系の視野範囲の周囲において試料に接触させられるフレーム部材の表面からなり、前記照準が、フレーム部材の内側縁から半径方向の視野範囲内に延びる突起部により構成されていることとしてもよい。
このようにすることで、フレーム部材の表面からなる接触面を視野範囲の周囲において試料に接触させることにより、試料の動的挙動を抑えることができる。この場合に、視野範囲内に延びている突起部の先端に試料の特徴点を一致させるように位置合わせすることができ、スタビライザを試料に容易に位置合わせすることができる。
また、本発明は、試料からの光を集光する対物レンズを備える観察光学系と、上記いずれかのスタビライザとを備え、前記観察光学系に、前記スタビライザとは切り離して、前記対物レンズをその光軸に交差する方向に位置調節する対物位置調節機構を備える生体観察装置を提供する。
本発明によれば、スタビライザの照準を試料の特徴点に一致させた状態で接触面を試料に接触させることにより、試料の同一位置を押さえて動的挙動を抑制し、観察光学系によりブレのない観察像を取得することができる。この場合に、スタビライザの照準と試料の特徴点とを同一の視野範囲内に配置してスタビライザの接触位置を決定した後、対物位置調節機構を作動させて、対物レンズをその光軸に交差する方向に位置調節することにより、照準を視野範囲内に含まない位置の観察を行うことが可能となる。
上記発明においては、前記対物レンズを着脱可能に取り付ける着脱機構を備えることとしてもよい。
このようにすることで、着脱機構の作動により対物レンズを着脱して異なる倍率の対物レンズを容易に交換することができる。その結果、例えば、低倍率の対物レンズを取り付けた状態で、スタビライザの照準と試料の特徴点とを大まかに一致させ、次いで、高倍率の対物レンズを取り付けた状態で、スタビライザの正確な位置決めを行って、観察条件を精度よく設定することができる。
本発明によれば、生体に対して簡易に精度よく位置決めでき、時間間隔をあけた複数回の観察においても同一の観察条件で観察することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るスタビライザ1および生体観察装置2について、図1〜図3を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るスタビライザ1は、図1に示されるように、生体観察装置2に備えられている。
本実施形態に係る生体観察装置2は、実験小動物等の試料Aを載置するステージ3と、該ステージ3上の試料Aからの反射光あるいは蛍光等の光を集光して観察像を取得する観察光学系4と、該観察光学系4の視野範囲内の試料Aの動的挙動を抑制するスタビライザ1とを備えている。
ステージ3は、試料Aを搭載して、水平2方向(X,Y方向)および鉛直方向(Z方向)に移動させることができるようになっている。
観察光学系4は、試料Aからの光を集光する対物レンズ5と、対物レンズ5により集光された光を結像させる結像ユニット6と、該結像ユニット6の焦点位置に撮像面を配置したCCDカメラのような撮像素子7と、該撮像素子7により取得された試料の観察像を表示するモニタ8とを備えている。観察光学系4は、ベース9から鉛直方向に延びる支柱10に、昇降機構11により上下動可能に設けられている。
また、観察光学系4は、対物レンズ5をその光軸Cに直交する2方向(X,Y方向)にそれぞれ位置調節可能に支持するX方向調節部13およびY方向調節部14からなる位置調節部12を備えている。
位置調節部12は、例えば、手動で操作する2つのツマミ13a,14aを備え、各ツマミ13a,14aを操作することにより、直交する2方向にそれぞれ対物レンズ5を移動させることができるようになっている。
さらに、位置調節部12には、対物レンズ5を着脱可能に保持する着脱機構15が設けられている。着脱機構15は、例えば、図1に示されるように、X方向調節部13に固定されるアリ溝15aと、前記対物レンズ5に固定され、前記アリ溝15aに係合するアリ突条15bとを備えている。アリ溝15aは、結像ユニット6の光軸に直交する方向に沿って配置され、アリ突条15bも対物レンズ5の光軸Cに直交する方向に沿って配置されている。アリ溝15aにアリ突条15bを係合させることにより、結像ユニット6の光軸と対物レンズ5の光軸Cとを一直線上に一致させるとともに、対物レンズ5を光軸C方向に脱落不可に結像ユニット6に取り付けることができるようになっている。
本実施形態に係るスタビライザ1は、図2に示されるように、観察光学系4の視野範囲Vの外側に配置される略円環状の先端部1aと、該先端部1aを支持するアーム部1bと、該アーム部1bを観察光学系4に対して光軸Cに沿うZ方向に移動させるZステージ1c(図1参照。)とを備えている。前記先端部1aの中央開口部1dには、観察光学系4の視野範囲V内において試料Aに接触させられるカバーガラス16が備えられている。該カバーガラス16の試料Aに接触させられる表面には、クロス線17からなる照準が設けられている。
このように構成された本実施形態に係るスタビライザ1および生体観察装置2の作用について説明する
本実施形態に係る生体観察装置2を用いて、実験小動物等の試料Aを生きたまま観察するには、図3に示されるように、麻酔により睡眠状態とした実験小動物等の外皮を切開して臓器等の試料Aを露出させた状態で、ステージ3上に固定する(ステップS1)。そして、ステージ3および昇降機構11を作動させて、試料Aの上方において、目視にて試料A上の目標点(図示略)にスタビライザ1のクロス線17の交点が大まかに一致するように粗調節する(ステップS2)。ここで、試料A上の目標点としては、例えば、臓器等の試料Aの外観上目印となるような特殊な形状を有する部位、例えば、脳におけるブレグマを挙げることができる。
次いで、モニタ8上に表示されているクロス線17が鮮明に表示されるようになるまで、Zステージ1cを作動させてスタビライザ1を光軸C方向に移動させる(ステップS3)。これにより、対物レンズ5の焦点位置が、スタビライザ1のクロス線17に一致する。この状態で、昇降機構11を作動させて、対物レンズ5とスタビライザ1とを一体的に下降させ、スタビライザ1のカバーガラス16を試料Aに接触させる(ステップS4)。
このとき、対物レンズ5の焦点位置が試料Aの表面上に一致するので、試料A上の目標点にスタビライザ1のクロス線17が正確に一致するようにステージ3を微調節する(ステップS5)。そして、昇降機構11をさらに作動させて、スタビライザ1によって所定の押圧力が試料Aに加えられる位置までスタビライザ1を下降させる(ステップS6)。これにより、試料Aの動的挙動がスタビライザ1によって抑制された状態となる。
そして、位置調節部12の2つのツマミ13a,14aを操作して、対物レンズ5を光軸Cに交差する2方向に微動させて、試料Aにおける視野範囲Vを決定する(ステップS7)。これにより、所望の観察範囲の鮮明な観察像を取得することが可能となる。
次に、1回の観察の終了後に、時間をあけて再度観察を行う場合に、実験小動物等の試料Aの外皮の切開部を処理してからステージ3から解放し、自由に活動させた後に、再度麻酔によって睡眠状態として上記ステップS1〜S7を繰り返す。
すなわち、本実施形態に係る生体観察装置2によれば、スタビライザ1のカバーガラス16の試料Aとの接触面にクロス線17が描かれているので、試料Aの目標点にクロス線17の交点を一致させることにより、最初の観察時と同一位置をスタビライザ1によって押さえることができる。その結果、長時間間隔をあけて行われる複数回の観察において、同一条件で観察を行うことができ、長時間にわたる試料Aの経時変化を精度よく観察することができる。
また、本実施形態においては、スタビライザ1とは切り離して対物レンズ5を光軸Cに直交する方向に移動させる位置調節部12を備えるので、試料Aの動的挙動をスタビライザ1によって抑制したまま、位置調節部12により視野範囲Vを移動させ、観察したい位置を探すことができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、スタビライザ1に試料Aに接触するカバーガラス16を備え、該カバーガラス16にクロス線17を設けることとしたが、これに代えて、図4に示されるように、カバーガラス16を設けることなく円環状の先端部1aから延びる突起部18により、試料Aとスタビライザ1とを一致させる照準を構成することとしてもよい。
また、カバーガラス16に設けるクロス線17に代えて、1本線を照準として採用してもよい。また、カバーガラス16に印刷により形成してもよいし、接着により照準を設けることにしてもよい。また、カバーガラス16の試料Aとの接触面にクロス線17を設けることにより、クロス線17に対物レンズ5の焦点位置を合わせれば、試料Aに焦点位置を容易に合わせることができるので好ましいが、これに限定されるものではなく、カバーガラス16の接触面とは反対側の面にクロス線17等の照準を設けることにしてもよい。
この場合には、対物レンズ5の焦点位置をクロス線17に一致させた後、カバーガラスの厚さ分だけ対物レンズをZ方向に移動させることにより、対物レンズ5の焦点位置を試料Aの表面に一致させることができる。
本発明の一実施形態に係る生体観察装置を示す全体構成図である。 図1の生体観察装置に備えられるスタビライザの先端部を示す平面図である。 図1の生体観察装置による観察手順を説明するフローチャートである。 図1の生体観察装置のスタビライザの変形例を示す平面図である。
符号の説明
A 試料
V 視野範囲
1 スタビライザ
1a 先端部(接触面:フレーム部材)
2 生体観察装置
4 観察光学系
5 対物レンズ
12 位置調節部(対物位置調節機構)
15 着脱機構
16 カバーガラス(光学的透明板部材)
17 クロス線(照準)
18 突起部

Claims (5)

  1. 観察光学系の視野範囲内またはその周囲において試料に接触させられる接触面を備え、
    前記観察光学系の視野範囲内における試料との前記接触面近傍に、観察光学系により、試料と同時に観察可能な照準を備えるスタビライザ。
  2. 前記接触面が、前記観察光学系の視野範囲において試料に接触させられる光学的透明板部材の表面からなり、
    前記照準が、前記光学的透明板部材の表面に描かれたクロス線である請求項1に記載のスタビライザ。
  3. 前記接触面が、前記観察光学系の視野範囲の周囲において試料に接触させられるフレーム部材の表面からなり、
    前記照準が、フレーム部材の内側縁から半径方向の視野範囲内に延びる突起部により構成されている請求項1に記載のスタビライザ。
  4. 試料からの光を集光する対物レンズを備える観察光学系と、
    請求項1から請求項3のいずれかに記載のスタビライザとを備え、
    前記観察光学系に、前記スタビライザとは切り離して、前記対物レンズをその光軸に交差する方向に位置調節する対物位置調節機構を備える生体観察装置。
  5. 前記対物レンズを着脱可能に取り付ける着脱機構を備える請求項4に記載の生体観察装置。
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