JP2009014580A - シート状物の検査方法及び検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】打ち抜きにより形成された外周縁のへこみ部分を効率良く検査することのできるシート状物の検査方法及び検査装置を提供することである。
【解決手段】打ち抜きにより形成されたシート状物の外周縁形状の適否を検査するシート状物の検査方法であって、前記シート状物を含む所定視野範囲を撮影して、該シート状物を表す物体画像を含む画像を取得する画像取得ステップ(S1)と、前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に形成されたへこみ部分に相当する前記物体画像のへこみ部分の深さを計測するへこみ深さ計測ステップ(S4〜S7)と、計測された前記物体画像のへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第1判定ステップ(S8)とを有する構成となる。
【選択図】図5

Description

本発明は、食品や液体内容物を収容するためのパウチ等のシート状物の外形が正規の形状となっているか否かを検査するシート状物の検査方法及び検査装置に関する。
従来、背後から光を照射した状態でパウチ(シート状物)を撮影し、その撮影により得られたパウチのシルエット画像に基づいて当該パウチの外形の適否を判定する方法が提案されている(特許文献1参照)。このようなパウチの検査方法では、パウチの表面に模様や文字が印刷されていても、その模様や文字に関わりなくシルエット画像からパウチの外形形状を判断することができるので、パウチの形状を正確に検査することができるようになる。
特開2004−271238号公報
ところで、液体洗剤、消臭液等の液体を収容するためのパウチでは、液体の注ぎ口を形成するために、その外周縁にへこみ部分が形成されることがある。このようなへこみ部分は、打ち抜きによって形成されるが、打ち抜き工程への材料送りの異常などによって、前記へこみ部分の形状が正規の形状とならない場合や、完全に打ち抜きがなされずに切片が残ってしまう場合がある。このような不良を検出するために、前述したようなパウチのシルエット画像に基づいてそのパウチの外周縁形状の適否を判定することができる。
前述した特許文献1では、パウチの外周縁に形成されたへこみ部分の局所的な形状の適否を判定する手法については具体的に提案されてはいないが、パターンマッチングや2値化面積測定等の画像処理方法を利用することができることが開示されている。
このようなパターンマッチングや2値化面積測定等の画像処理方法は、その処理が複雑であって、パウチ等のシート状物の外周縁に形成されたへこみ部分の形状の適否を効率良く検査することが難しい。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、打ち抜きにより形成された外周縁のへこみ部分を効率良く検査することのできるシート状物の検査方法及び検査装置を提供するものである。
本発明に係るシート状物体の検査方法は、打ち抜きにより形成されたシート状物の外周縁形状の適否を検査するシート状物の検査方法であって、前記シート状物を含む所定視野範囲を撮影して、該シート状物を表す物体画像を含む画像を取得する画像取得ステップと、前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に形成されたへこみ部分に相当する前記物体画像のへこみ部分の深さを計測するへこみ深さ計測ステップと、
計測された前記物体画像のへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第1判定ステップとを有する構成となる。
このような構成により、撮影により得られたシート状物体を表す物体画像を含む画像において、前記物体画像のへこみ部分の深さが計測され、そのへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かが判定される。前記へこみ深さが所定許容範囲内であるとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されていると判断することができる。一方、前記へこみ深さが所定許容範囲内でないとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されていないと判断することができる。
また、本発明に係るシート状物の検査方法において、前記へこみ深さ計測ステップは、前記物体画像の前記へこみ部分に沿った複数の画像縁点の位置からへこみ部分の最も深い点を表す最深画像縁点の位置を決定する最深点決定ステップと、前記物体画像の前記へこみ部分に続く平坦部分での画像縁点の位置を取得する平坦部分位置取得ステップと、前記最深画像縁点の位置と前記平坦部分での画像縁点の位置との差分に基づいて前記へこみ部分の深さを演算するへこみ深さ演算ステップとを有する構成とすることができる。
このような構成により、物体画像のへこみ部分に沿った複数の画像縁点の位置からへこみ部分の最も深い位置の点を表す最深画像縁点の当該位置と、前記物体画像のへこみ部分に続く平坦部分での画像縁点の位置との差分に基づいて前記へこみ部分の深さが演算される。
また、本発明に係るシート状物の検査方法において、前記平坦部分位置取得ステップは、前記へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置を取得する第1平坦部分位置取得ステップと、前記へこみ部分の他方側に続く平坦部分での第2画像縁点の位置を取得する第2平坦部分位置取得ステップとを有し、前記へこみ深さ演算ステップは、前記最深画像縁点の位置と前記第1画像縁点の位置との差分及び前記最深画像縁点の位置と前記第2画像縁点の位置との差分に応じた前記へこみ部分の深さを演算する構成とすることができる。
このような構成により、物体画像におけるへこみ部分の最深画像縁点の位置と該へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置との差分及び前記最深画像縁点の位置と該へこみ部分の他方側に続く平坦部での第2画像縁点の位置との差分とに応じて当該へこみ部分の深さが演算されるので、シート状物が多少傾いて撮影されたとしても、得られる物体画像のへこみ部分の深さを比較的正確に測定することができるようになる。
更に、本発明に係るシート状物の検査方法は、前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に正規に形成されたへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定されたウィンドウ内に物体画像部分が存在するか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第2判定ステップとを有する構成となる。
このような構成により、撮影により得られたシート状物を表す物体画像を含む画像において、前記シート状物の外周縁に正規に形成されたへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定されたウィンドウ内に物体画像部分が存在するか否かが判定される。前記ウィンドウ内に物体画像部分が存在しないとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されていると判断することができる。一方、本来物体部分の無いはずのへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定された前記ウィンドウ内に物体画像部分が存在するとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されてはいないと判断することができる。
更に、本発明に係るシート状物の検査方法において、前記シート状物の外周縁に形成された湾曲部分に相当する物体画像の縁線の傾きを演算する傾き演算ステップと、前記縁線の傾きの変化が予め定めた正規状態であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第3判定ステップとを有する構成とすることができる。
このような構成により、撮影により得られたシート状物を表す物体画像を含む画像において、シート状物の外周縁に形成された湾曲部分に相当する物体画像の縁線の傾きの変化が正規状態であるか否かが判定される。その縁線の傾きの変化が正規状態であるとの判定がなされた場合には、シート状物の外周縁に湾曲部分が正常に形成されていると判断することができる。一方、前記縁線の傾きの変化が正規状態でないとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁に湾曲部分が正常に形成されていないと判断することができる。
本発明に係るシート状物の検査装置は、打ち抜きにより形成されたシート状物の外周縁形状の適否を検査するシート状物の検査装置であって、前記シート状物を含む所定視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影ユニットと、該撮影ユニットからの画像信号を処理する処理ユニットとを有し、前記処理ユニットは、前記撮影ユニットからの画像信号から該シート状物を表す物体画像を含む画像をデータとして取得する画像取得手段と、前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に形成されたへこみ部分に相当する物体画像のへこみ部分の深さを計測するへこみ深さ計測手段と、計測された前記物体画像のへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第1判定手段とを有する構成となる。
このような構成により、シート状物を含む所定視野範囲が撮影ユニットにより撮影され、該撮影ユニットからの画像信号が処理ユニットにより処理される。処理ユニットでは、
撮影ユニットからの画像信号からデータとして得られた前記シート状物を表す物体画像を含む画像において、前記物体画像のへこみ部分の深さが計測され、そのへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かが判定される。前記へこみ深さが所定許容範囲内であるとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されていると判断することができる。一方、前記へこみ深さが所定許容範囲内でないとの判定がなされた場合、シート状物の外周縁にへこみ部分が正常に形成されていないと判断することができる。
また、本発明に係るシート状物の検査装置において、前記へこみ深さ計測手段は、前記物体画像の前記へこみ部分に沿った複数の画像縁点の位置からへこみ部分の最も深い点を表す最深画像縁点の位置を決定する最深位置決定手段と、前記物体画像の前記へこみ部分に続く平坦部分での画像縁点の位置を取得する平坦部分位置取得手段と、前記最深画像縁点の位置と前記平坦部分での画像縁点の位置との差分に基づいて前記へこみ部分の深さを演算するへこみ深さ演算手段とを有する構成とすることができる。
更に、本発明に係るシート状物の検査装置において、前記平坦部分位置取得手段は、前記へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置を取得する第1平坦部分位置取得手段と、前記へこみ部分の他方側に続く平坦部分での第2画像縁点の位置を取得する第2平坦部分位置取得手段とを有し、前記へこみ深さ演算手段は、前記最深画像縁点の位置と前記第1画像縁点の位置との差分及び前記最深画像縁点の位置と前記第2画像縁点の位置との差分に応じた前記へこみ部分の深さを演算する構成とすることができる。
また、本発明に係るシート状物の検査装置において、前記処理ユニットは、更に、前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に正規に形成されたへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定されたウィンドウ内に物体画像部分が存在するか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第2判定手段とを有する構成とすることができる。
更に、本発明に係るシート状物の検査装置において、前記処理ユニットは、更に、前記シート状物の外周縁に形成された湾曲部分に相当する物体画像の縁線の傾きを演算する傾き演算手段と、前記縁線の傾きの変化の状態が予め定めた正規状態であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第3判定工程とを有する構成とすることができる。
本発明に係る包装体の検査方法及び検査装置によれば、詳細な形状のパターンマッチング等の処理を行わずに、撮影により得られたシート状物を表す物体画像を含む画像において、その物体画像のへこみ部分の深さを計測し、そのへこみ部分の深さが許容範囲内であるか否かによって当該シート状物の外周縁に打ち抜きにより形成されたへこみ部分の形状が正常か否かを判断するようにしているので、その外周縁のへこみ部分を効率良く検査することのできるようになる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
本発明の実施の一形態に係るシート状物の検査方法及び検査装置は、例えば、液体洗剤等の液体を収納するパウチを検査対象としている。このパウチは、重ね合わされた2枚の樹脂製シートの外周縁を熱シールすることによって袋状に形成され、その外周縁部が型(ダイス)によって打ち抜かれて最終的な外周縁形状に形成される。
具体的には、図1に示すように、重ね合わされて外周縁が熱シールされた2枚の樹脂製シートが方向Aに搬送される過程で、まず、中央ラインLcにて、次に、L2位置にてそれぞれ裁断され、2枚の袋状のパウチ100a、100bが切り出される。そして、パウチ100a(100b)の前側辺縁がL1位置に達した際の打ち抜きによって、パウチ100a(100b)の当該前側辺縁に第1へこみ部101a(101b)が形成され、それと同時にパウチ100a(100b)の上側辺縁に第2へこみ部102a(102b)が形成される。また、打ち抜きによって、パウチ100a(100b)の湾曲したコーナR部分(湾曲部分)105aa(105ba)、105ad(105bd)が形成される。更に次の工程での打ち抜きによって、他のコーナR部分、105ab(105bb)、105ac(105bc)が形成される。
なお、第1へこみ部101a(101b)の端と、第2へこみ部102a(102b)の端との間に切り裂き易い構造となる切り裂き誘導部103a(103b)が形成され、第2へこみ部102a(102b)の切り裂き誘導部103a(103b)が接続する縁に切り裂きの起点となるノッチ104a(104b)が形成されている。そして、ノッチ104a(104b)から切り裂き誘導部103a(103b)に沿ってパウチ100a(100b)を切り裂くことにより、第1へこみ部101a(101b)と第2へこみ部102a(102b)との間に注ぎ口部分110a(110b)が形成されるようになる。
前述したように熱シールされた樹脂製シートの裁断(箇所L2、及び中央ラインLc参照)及び型(ダイス)による打ち抜きが正常であれば、図2に示すように、外周縁に注ぎ口部分110を形成するための第1へこみ部101及び第2へこみ部102と、ノッチ104と、コーナR部105a、105b、105c、105dとが正規の形状となったパウチ100が得られる。一方、前記裁断や打ち抜きのいずれかが正常でない場合、得られるパウチの外周縁形状は正規のものとはならない。例えば、図3に示すように、シート全体がパウチ100bの形成される側(図3における下方)にずれると、一方のパウチ100bの第1へこみ部101bの幅は短くなる。そして、このように第2へこみ部102bは小さくなるが、他方のパウチ100aの第2へこみ部102aは大きくなる。更に、一方のパウチ100aのコーナR部分105ac、105adの形状や、他方のパウチ100bのコーナR部分105bc、105bdの形状は正規のものとならない。更に、コーナR部分105aa、105ab,105ba、105bbの形状も正規のものとはならない。
完成したパウチ100の外周縁形状の適否を検査することで、前述した裁断や型による打ち抜きの適否を判断することができるようになる。そのパウチ100の外周縁形状の適否を検査する検査装置は、例えば、図4に示すように構成される。
図4において、検査対象となるシート状物としてのパウチ100の搬送経路を挟んで、光源11とCCDカメラ12(撮影ユニット)とが対向して配置されている。CCDカメラ12は、撮影位置にセットされたパウチ100(撮影対象部分だけであっても、全体であってもよい)がその視野範囲に入るように設置される。光源11は、バックライトとして機能し、撮影対象となるパウチ100を背後から照明する。CCDカメラ12は、カメラ制御装置13にて撮影タイミング等の制御がなされ、パウチ100を含む視野範囲を撮影して画像信号を出力する。CCDカメラ12からの画像信号は、カメラ制御装置13を介してPC装置20(処理ユニット)に供給される。PC装置20は、入力する画像信号を処理してパウチ100の外周縁形状の適否判定に係る処理を実行する。PC装置20には、表示ユニット21が接続され、PC装置20での処理によって得られる画像等が表示ユニット21に表示される。
PC装置20は、図5及び図6に示す手順に従って、パウチ100の外周縁形状の適否判定に係る処理を行う。
図5において、PC装置20は、入力される画像信号を、パウチ100に対応した物体画像を含む画像を表す、例えば、画素単位に2値化された2値画像データに変換し、その2値画像データを画像メモリに展開する(S1)。なお、CCDカメラ12は、背後から照明されるパウチ100を撮影しているので(図4参照)、前記画像メモリに展開される2値画像データは、パウチ100のシルエット画像を表し、そのパウチ100に相当する部分(物体画像)が黒となり、その背景部分が白となる。
また、画像メモリ上には、図7に示すように、パウチ100の外周縁に正規に形成された第1へこみ部分101の一方側に続く平坦部分に対応する位置に第1ウィンドウWD1が設定され、第1へこみ部分101の他方側に続く平坦部分に対応する位置に第2ウィンドウWD2が設定されている。また、正規に形成された第1へこみ部分101に対応した物体画像I100の縁を画像メモリ上に設定されたX軸方向に横切るように複数の第3ウィンドウWD31、WD32、WD33、WD34、WD35、WD36が設定され、更に、正規に形成された第1へこみ部分101に沿った空間部分に対応するように第4ウィンドウWD4が設定されている。
更に、画像メモリ上には、図8に示すように、パウチ100の外周縁に正規に形成された第2へこみ部分102の一方側に続く平坦部に対応する位置に第5ウィンドウWD5が設定され、第2へこみ部分102の他方側に続く平坦部に対応する位置に第6ウィンドウWD6が設定されている。また、正規に形成された第2へこみ部分に対応した物体画像I100の縁を画像メモリ上に設定されたY軸方向に横切るように複数の第7ウィンドウWD71、WD72、WD73、WD74が設定され、更に、正規に形成された第2へこみ部分102に沿った空間部分に対応するように第8ウィンドウWD8が設定されている。
図5に戻って、パウチ100の物体画像を含む画像を表す2値画像データが画像メモリ上に展開されると(S1)、PC装置20は、第4ウィンドウWD4(図7参照)に物体像があるか否かを判定する(S2)。なお、第4ウィンドウWD4に物体像があるか否かの判定は、例えば、第4ウィンドウWD4に所定数以上の黒画素(物体像に対応)が含まれているか否かによってなされる。パウチ100の打ち抜きが正常であれば、第1へこみ部分101に沿った空間部分に相当する第4ウィンドウWD4には物体像が存在しないはずである。従って、前記第4ウィンドウWD4に物体像がないとの判定がなされると(S2でNO)、正常なものとして、PC装置20は、更に、第8ウィンドウWD8(図8参照)に物体像が存在するか否かを判定する(S3)。この場合も、パウチ100の打ち抜きが正常であれば、第2へこみ部分102に沿った空間部分に相当する第8ウィンドウWD8には物体像が存在しないはずであるので、前記第8ウィンドウWD8に物体像がないとの判定がなされると(S3でNO)、正常なものとして、PC装置20は、次の判定処理を行う。
次の判定処理において、PC装置20は、第1ウィンドウWD1(図7参照)内における物体画像(パウチ100に対応)I100の縁線Le上の点(第1画像縁点)のX軸方向の位置X1を取得する(S4)。また、PC装置20は、第2ウィンドウWD2内における物体画像I100の縁線Le上の点(第2画像縁点)のX軸方向の位置X2を取得する(S5)。次いで、PC装置20は、第1へこみ部分101に対応した物体画像I100の縁をX軸方向に横切るように設定された複数の第3ウィンドウWD31〜WD36それぞれにおける画像縁点から第1へこみ部分101の最も深い点を表す最深画像縁点の位置Xm(X軸方向の最大座標値)を決定する(S6)。そして、PC装置20は、第1へこみ部分101の深さを表すパラメータXを、
X=Xm−(X1+X2)/2
に従って演算する(S7)。PC装置20は、この第1へこみ部分101の深さを表すパラメータXの値が所定の許容範囲(Xmin≦X≦Xmax)内であるか否かを判定する(S8)。前記パラメータXの値が、許容範囲(Xmin≦X≦Xmax)内であるとの判定がなされると(S8でYES)、パウチ100に形成された第1へこみ部分101の深さが正常なものとして、即ち、第1へこみ部分101の形状が正常なものとして、PC装置20は、図6に示す処理に移行する。
図6において、PC装置20は、第5ウィンドウWD5(図8参照)内における物体画像I100の縁線Le上の点(第1画像縁点)のY軸方向の位置Y1を取得する(S9)。また、PC装置20は、第6ウィンドウWD6内における物体画像I100の縁線Le上の点(第2画像縁点)のY軸方向の位置Y2を取得する(S10)。次いで、PC装置20は、第2へこみ部分102に対応した物体画像I100の縁をY軸方向に横切るように設定された複数の第7ウィンドウWD71〜WD74それぞれにおける画像縁点から第2へこみ部分102の最も深い点を表す最深画像縁点の位置Ym(Y軸方向の最大座標値)を決定する(S11)。そして、PC装置20は、第2へこみ部分102の深さを表すパラメータを、
Y=Ym−(Y1+Y2)/2
に従って演算する(S12)。PC装置20は、この第2へこみ部分102の深さを表すパラメータYの値が所定の許容範囲(Ymin≦Y≦Ymax)内であるか否かを判定する(S13)。前記パラメータYの値が許容範囲(Ymin≦Y≦Ymax)内であるとの判定がなされると(S13でYES)、パウチ100に形成された第2へこみ部分102の深さが正常なものとして、即ち、第2へこみ部分の形状が正常なものとして、PC装置20は、更に次の判定処理を行う。
ところで、パウチ100の角部分は、例えば、図9(a)に示すように、所定の半径(R)をもって湾曲したカッター200(ダイス)によって打ち抜かれる。これにより、パウチ100に前述したようなコーナR部分101a、101b、101c、101d(図2参照)が形成される。このカッター200の端部200aは、パウチ100を打ち抜くための湾曲部分とは逆に曲がった形状となっている。このようなカッター200にて打ち抜く際に、例えば、パウチ100が図9(b)に示すようにずれると、本来打ち抜きに寄与すべきでないカッター200の端部200aによって、当該パウチ100のコーナ部分が打ち抜かれてしまう。すると、パウチ100には正規の形状のコーナR部分が形成されずに、カッター200の端部200aの形状に相当する段差ができてしまう。
このような打ち抜き不良を判定するために、画像メモリ上には、図10(a)に示すように、パウチ100の各隅に正規に形成されたコーナR部分105a、105b、105c、105d(湾曲部分)のそれぞれに対応した物体画像I100の縁Leを横切る複数の矩形領域を有する第9ウィンドウWD9が設定されている。
図6に戻って、PC装置20は、図10(a)に示す第9ウィンドウWD9の各矩形領域における画像縁点の位置からその画像縁点を結ぶ縁線Leの傾きgを演算する(S14)。具体的には、図10(b)に示すように、第9ウィンドウWD9の各矩形領域における画像縁点Pi、Pi+2、Pi+3、Pi+4、Pi+5、Pi+6が抽出されると、隣接する画像縁点を結ぶ線分の傾きgi、gi+1、gi+2、gi+3、gi+4、gi+5(1次微分値)が演算される。そして、PC装置20は、その傾きgの変化(gi→gi+2→gi+3→gi+4→gi+5)が予め定めた正規状態であるか否かを判定する(S15)。例えば、傾きgの変化が、図10(a)に示すように、物体画像I100の縁線Leが徐々に倒れていくような変化に相当する正規状態であれば(S15でYES)、PC装置20は、検査対象となるパウチ100の湾曲部分(コーナR部分)の形状が正常なものとして認識する。
一方、湾曲部分(例えば、パウチ100の各隅のコーナR部分105a、105b、105c、105dのいずれか)の正常な打ち抜きができなかった場合、その湾曲部分に段差ができ、例えば、図11(a)に示すように、その湾曲部分に対応した物体画像I100の縁線Leにも段差が生じる。このため、図11(b)に示すように、第9ウィンドウWD9の各矩形領域における画像縁点Pj、Pj+1、Pj+2、Pj+3、Pj+4、Pj+5から演算される隣接した画像縁点を結ぶ線分の傾きgj、gj+1、gj+2、gj+3、gj+4の変化(gj→gj+2→gj+3→gj+4)が、前記段差に対応して、図10(a)、(b)に示すような正規状態ではなくなる。このように、物体画像I100の縁線Leの傾きGの変化が正規状態でない場合(S15でNO)、PC装置20は、検査対象となるパウチ100の湾曲部分(コーナR部分)の形状が正常なものではないとして認識する。
コーナ部分での打ち抜きの適否を判定するための前述した処理を更に具体的にみると、前記各画像縁点Pi、Pi+2、Pi+3、Pi+4、Pi+5、Pi+6を結ぶ縁線の傾きg(1次微分値)から2次微分の演算手法によって、その傾きgの変化が求められる。打ち抜きが正常である場合(図9(a)及び図10参照)、湾曲部分では、傾きgが徐々に減少(2次微分値が負)し、湾曲部分から直線部分に移るときにその傾きgの変化(2次微分値)が大きくなる。そして、直線部分において傾きgの変化が略なくなる(2次微分値がゼロ)。一方、打ち抜きが正常でない場合(図9(b)及び図11参照)。湾曲部分において、傾きgが徐々に減少(2次微分値が負)するが、直線部分に至る前に、その傾きgが増大(2次微分値が正)する。そして、再度、その傾きgが減少(2次微分値が負)し、直線部分において、その傾きgの変化が略なくなる(2次微分値がゼロ)。このようなことから、2次微分値がゼロとなった点(画像縁点)と、傾きgが徐々に減少している状態(2次微分値が負:湾曲部分)においてその傾きgが急に増大する点(画像縁点)との間の距離、即ち、段差があるか否か、及びその段差が所定値以上であるか否かを、前記傾きgの変化が正規状態であるか否かとして判定することができる。この場合、前記段差がなければ、あるいは、僅かな量の段差であれば、湾曲部分の形状は正常なものとして判定される。
前述した処理において、PC装置20は、第4ウィンドウWD4に物体像がないとの判定(S2でNO)、第8ウィンドウWDに物体像がないとの判定(S3でNO)、第1へこみ部分101の深さを表すパラメータXが許容範囲(Xmin≦X≦Xmax)内にあるとの判定(S8でYES)、第2へこみ部分102の深さを表すパラメータYが許容範囲(Ymin≦Y≦Ymax)内にあるとの判定(S13でYES)、かつ、湾曲部分での画像縁線Leの傾きgの変化が正常(正規状態)であるとの判定(S15でYES)を行うと、検査対象のパウチ100の外周縁形状は正常であるとして、良品処理を実行する(図6におけるS16)。この良品処理では、例えば、検査対象のパウチ100が検査済み良品として次の工程(例えば、梱包工程)に送られる。
一方、PC装置20は、前述した判定処理(S2、S3、S8、S13、S15)のいずれかにおいて、正常でないとの判定を行うと、検査対象のパウチ100の外周縁形状が正常ではないとして、不良品処理を行う(図6におけるS17)。この不良品処理では、例えば、検査対象のパウチ100が搬送経路から不良品のストック箱に排出される。具体的には、第4ウィンドウWD4に物体像があるとの判定(S2でYES)がなされると、第1へこみ部分101に例えば切り残し片があるとして、あるいは、第1へこみ部分101の正常な打ち抜きができなかったものとして、不良品処理(S17)が行われる。第8ウィンドウWD8に物体像があるとの判定(S3でYES)がなされると、第2へこみ部分102に例えば切り残し片があるとして、あるいは、第2へこみ部分102の正常な打ち抜きができなかったとして、不良品処理(S17)が行われる。更に、第1へこみ部分101の深さを表すパラメータXが許容範囲(Xmin≦X≦Xmax)内にないとの判定(S8でNO)がなされると、第1へこみ部分101の正常な打ち抜きができなかったとして、不良品処理(S17)が行われる。また、更に、第2へこみ部分102の深さを表すパラメータYが許容範囲(Ymin≦Y≦Ymax)内にないとの判定(S13でNO)がなされると、第2へこみ部分102の正常な打ち抜きができなかったとして、不良品処理(S17)が行われる。また、湾曲部分での画像縁線Leの傾きgの変化が正常(正規状態)ではないとの判定(S15でNO)がなされると、その湾曲部分の正常な打ち抜きができなかったとして、不良処理(S17)がなされる。
前述したパウチ100の検査方法(検査装置)によれば、パウチ100の画像について、例えば、良品の画像とのパターンマッチング等の複雑な処理を行わずに、撮影により得られたパウチ100の物体画像I100を含む画像において、第4ウィンドウWD4に物体像があるか否か(S2)、第8ウィンドウWDに物体像があるか否か(S3)を、それぞれパウチ100の第1へこみ部分101、第2へこみ部分102の形状の適否として判定するようにしたので、打ち抜きにより形成された外周縁のへこみ部分(第1へこみ部分101、第2へこみ部分102)を効率良く検査することのできるようになる。
また、第1へこみ部分101の深さを表すパラメータXが許容範囲(Xmin≦X≦Xmax)内にあるか否か(S8)、第2へこみ部分102の深さを表すパラメータYが許容範囲(Ymin≦Y≦Ymax)内にあるか否か(S13)を、それぞれパウチ100の第1へこみ部分101、第2へこみ部分102の形状の適否として判定してもいるので、打ち抜きにより形成された外周縁のへこみ部分(第1へこみ部分101、第2へこみ部分102)を効率よく、かつ、更に精度良く検査することができるようになる。
パウチ100の物体画像I100におけるへこみ部分(第1へこみ部分101、第2へこみ部分102)の最深画像縁点の位置Xm(Ym)と該へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置X1(Y1)との差分(Xm−X1)、(Ym−Y1)及び前記最深画像縁点の位置Xm(Ym)と該へこみ部分の他方側に続く平坦部での第2画像縁点の位置X2(Y2)との差分(Xm−X2)、(Ym−Y2)とに応じて当該へこみ部分の深さを表すパラメータX(Y)が
X={(Xm−X1)+(Xm−X2)}/2=Xm−(X1+X2)/2
(Y={(Ym−Y1)+(Ym−Y2)}/2)=Ym−(Y1+Y2)/2
に従って演算されるので、パウチ100が多少傾いて撮影されて、例えば、X1、Y1が増大しても、逆側のX2、Y2が減少するので、得られる物体画像I100のへこみ部分の深さを比較的正確に表すことができるようになる。
なお、前述した例では、検査対象となるシート状物がパウチ100であったが、撮影して画像を取得することのできるシート状の物であれば、その検査対象としては他の物であってもよい。
以上、説明したように、本発明に係るシート状物の検査方法及び検査装置は、打ち抜きにより形成された外周縁のへこみ部分を効率良く検査することのできるという効果を有し、食品用や液体内容物を収容するためのパウチ等のシート状物の外形が正規の形状となっているか否かを検査するシート状物の検査方法及び検査装置として有用である。
連なった状態の2枚のパウチを示す平面図である。 本発明の実施の一形態に係るシート状物の検査方法及び検査装置の検査対象となるシート状物としてのパウチを示す平面図である。 連なった2枚のパウチの打ち抜きがずれた状態の一例を示す平面図である。 本発明の実施の一形態に係るパウチ(シート状物)の検査装置を示すブロック図である。 図4に示すPC装置(処理ユニット)でのパウチの外周縁形状の検査に係る処理の流れを示すフローチャート(その1)である。 図4に示すPC装置(処理ユニット)でのパウチの外周縁形状の検査に係る処理の流れを示すフローチャート(その2)である。 パウチの物体画像に対して設定された当該パウチの第1へこみ部分の検査に用いられるウィンドウを示す図である。 パウチを表す物体画像に対して設定された当該パウチの第2へこみ部分の検査に用いられるウィンドウを示す図である。 パウチの角部分の打ち抜きが正常な場合(a)と、ずれたパウチの角部を打ち抜いた場合(b)とを示す図である。 正規状態のパウチを表す物体画像に対して設定された当該パウチの湾曲部分の検査に用いられるウィンドウを示す図(a)と、領域E1においてそのウィンドウに含まれる物体画像の縁線の傾きの変化を詳細に示す図(b)である。 正規状態でなないパウチを表す物体画像に対して設定された当該パウチの湾曲部分の検査に用いられるウィンドウを示す図(a)と、領域E2においてそのウィンドウに含まれる物体画像の縁線の傾きの変化を詳細に示す図(b)である。
符号の説明
11 光源
12 カメラ
13 カメラ制御装置
20 PC装置(処理ユニット)
21 表示ユニット
100、100a、100b パウチ
101、101a、101b 第1へこみ部
102、102a、102b 第2へこみ部
103、103a、103b 切裂き誘導部
104、104a、104b ノッチ
105a、105b、105c、105d、105aa、105ab、105ac、105ad、105ba、105bb、105bc、105bd コーナR部分
110、110a、110b 注ぎ口部分

Claims (10)

  1. 打ち抜きにより形成されたシート状物の外周縁形状の適否を検査するシート状物の検査方法であって、
    前記シート状物を含む所定視野範囲を撮影して、該シート状物を表す物体画像を含む画像を取得する画像取得ステップと、
    前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に形成されたへこみ部分に相当する前記物体画像のへこみ部分の深さを計測するへこみ深さ計測ステップと、
    計測された前記物体画像のへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第1判定ステップとを有することを特徴とするシート状物の検査方法。
  2. 前記へこみ深さ計測ステップは、
    前記物体画像の前記へこみ部分に沿った複数の画像縁点の位置からへこみ部分の最も深い位置の点を表す最深画像縁点を決定する最深位置決定ステップと、
    前記物体画像の前記へこみ部分に続く平坦部分での画像縁点の位置を取得する平坦部分位置取得ステップと、
    前記最深画像縁点の位置と前記平坦部分での画像縁点の位置との差分に基づいて前記へこみ部分の深さを演算するへこみ深さ演算ステップとを有することを特徴とする請求項1記載のシート状物の検査方法。
  3. 前記平坦部分位置取得ステップは、
    前記へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置を取得する第1平坦部分位置取得ステップと、
    前記へこみ部分の他方側に続く平坦部分での第2画像縁点の位置を取得する第2平坦部分位置取得ステップとを有し、
    前記へこみ深さ演算ステップは、前記最深画像縁点の位置と前記第1画像縁点の位置との差分及び前記最深画像縁点の位置と前記第2画像縁点の位置との差分に応じた前記へこみ部分の深さを演算することを特徴とする請求項2記載のシート状物の検査方法。
  4. 前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に正規に形成されたへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定されたウィンドウ内に物体画像部分が存在するか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第2判定ステップとを有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のシート状物の検査方法。
  5. 前記シート状物の外周縁に形成された湾曲部分に相当する物体画像の縁線の傾きを演算する傾き演算ステップと、
    前記縁線の傾きの変化が予め定めた正規状態であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第3判定ステップとを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のシート状物の検査方法。
  6. 打ち抜きにより形成されたシート状物の外周縁形状の適否を検査するシート状物の検査装置であって、
    前記シート状物を含む所定視野範囲を撮影して画像信号を出力する撮影ユニットと、
    該撮影ユニットからの画像信号を処理する処理ユニットとを有し、
    前記処理ユニットは、
    前記撮影ユニットからの画像信号から該シート状物を表す物体画像を含む画像をデータとして取得する画像取得手段と、
    前記取得された画像において、前記シート状物の外周縁に形成されたへこみ部分に相当する物体画像のへこみ部分の深さを計測するへこみ深さ計測手段と、
    計測された前記物体画像のへこみ部分の深さが所定許容範囲内であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第1判定手段とを有することを特徴とするシート状物の検査装置。
  7. 前記へこみ深さ計測手段は、
    前記物体画像の前記へこみ部分に沿った複数の画像縁点の位置からへこみ部分の最も深い位置の点を表す最深画像縁点を決定する最深位置決定手段と、
    前記物体画像の前記へこみ部分に続く平坦部分での画像縁点の位置を取得する平坦部分位置取得手段と、
    前記最深画像縁点の位置と前記平坦部分での画像縁点の位置との差分に基づいて前記へこみ部分の深さを演算するへこみ深さ演算手段とを有することを特徴とする請求項6記載のシート状物の検査装置。
  8. 前記平坦部分位置取得手段は、
    前記へこみ部分の一方側に続く平坦部分での第1画像縁点の位置を取得する第1平坦部分位置取得手段と、
    前記へこみ部分の他方側に続く平坦部分での第2画像縁点の位置を取得する第2平坦部分位置取得手段とを有し、
    前記へこみ深さ演算手段は、前記最深画像縁点の位置と前記第1画像縁点の位置との差分及び前記最深画像縁点の位置と前記第2画像縁点の位置との差分に応じた前記へこみ部分の深さを演算することを特徴とする請求項7記載のシート状物の検査装置。
  9. 前記処理ユニットは、更に、
    取得された画像において、前記シート状物の外周縁に正規に形成されたへこみ部分に沿った空間部分に対応して設定されたウィンドウ内に物体画像部分が存在するか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第2判定手段とを有することを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のシート状物の検査装置。
  10. 前記処理ユニットは、更に、
    前記シート状物の外周縁に形成された湾曲部分に相当する物体画像の縁線の傾きを演算する傾き演算手段と、
    前記縁線の傾きの変化の状態が予め定めた正規状態であるか否かを前記シート状物の外周縁形状の適否として判定する第3判定工程とを有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のシート状物の検査装置。
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