JP2009014481A - 距離計測装置とそのキャリブレーション方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】計測対象物に隠れる位置に較正用マーカが設置される場合でも、距離センサの位置を正確にキャリブレーションする。
【解決手段】計測対象物3の計測に適し位置が既知の特定位置座標に位置決めされた3以上の較正用マーカC1〜C3と、計測対象物に遮断されて較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定された3以上の特徴物A1〜A3,B1〜B3と、離れた位置から計測できる距離センサ10と、計測された位置座標を補正する補正装置12とを備える。距離センサ10を任意の較正位置D1に固定して較正用マーカC1〜C3の特定位置座標を計測し、距離センサ10の較正位置D1の位置座標を算出する。また、特徴物B1〜B3を較正位置D1の距離センサで計測し、特徴物の修正位置座標を算出する。さらに、距離センサを任意の位置D2〜D4に固定して、計測対象物と特徴物を計測し、計測対象物3の修正位置座標を算出する。
【選択図】図3
【解決手段】計測対象物3の計測に適し位置が既知の特定位置座標に位置決めされた3以上の較正用マーカC1〜C3と、計測対象物に遮断されて較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定された3以上の特徴物A1〜A3,B1〜B3と、離れた位置から計測できる距離センサ10と、計測された位置座標を補正する補正装置12とを備える。距離センサ10を任意の較正位置D1に固定して較正用マーカC1〜C3の特定位置座標を計測し、距離センサ10の較正位置D1の位置座標を算出する。また、特徴物B1〜B3を較正位置D1の距離センサで計測し、特徴物の修正位置座標を算出する。さらに、距離センサを任意の位置D2〜D4に固定して、計測対象物と特徴物を計測し、計測対象物3の修正位置座標を算出する。
【選択図】図3
Description
本発明は、2次元又は3次元の距離センサを用いた距離計測装置とそのキャリブレーション方法に関する。
2次元又は3次元の距離計測装置として、例えばレーザレーダ装置が知られている。
レーザレーダ装置は、パルス波または変調波のレーザ光を対象物に向けて送信し、対象物で反射したレーザ光を受信し、パルス波の送信パルスと受信パルスの時間差、或いは変調波の送信波と受信波の位相差から、対象物までの距離値を算出する装置である。
なお、本発明はレーザレーダ装置に限定されず、離れた位置から対象物の2次元又は3次元位置を計測できる距離計測装置であればよい。
レーザレーダ装置は、パルス波または変調波のレーザ光を対象物に向けて送信し、対象物で反射したレーザ光を受信し、パルス波の送信パルスと受信パルスの時間差、或いは変調波の送信波と受信波の位相差から、対象物までの距離値を算出する装置である。
なお、本発明はレーザレーダ装置に限定されず、離れた位置から対象物の2次元又は3次元位置を計測できる距離計測装置であればよい。
2次元又は3次元の距離計測装置のキャリブレーション手段として、特許文献1〜5が既に開示されている。
図4は、特許文献1の装置の模式図である。特許文献1は、ステレオカメラ同士のキャリブレーションを自動的に行うステレオカメラシステムを目的とする。
そのため、この発明のシステム50は、ステレオカメラ51A,51Bと、各ステレオカメラが撮像した第1および第2のステレオ画像に基づいて、ステレオ視の原理により、第1および第2のステレオ画像内に捉えられた人物の第1および第2の三次元位置を算出する三次元位置算出部56と、第1および第2の三次元位置に基づいて、第1および第2のステレオ画像内に捉えられた人物を二次元平面に投影した投影像に相関する第1および第2の投影人物領域を含む第1および第2の画像を作成する投影人物領域算出部58と、第1および第2の画像に含まれる投影人物領域が同数の場合、第1および第2の投影人物領域の相対位置関係に基づいて、ステレオカメラ同士のキャリブレーションの補正を行うキャリブレーション補正部59と、を備えるものである。
そのため、この発明のシステム50は、ステレオカメラ51A,51Bと、各ステレオカメラが撮像した第1および第2のステレオ画像に基づいて、ステレオ視の原理により、第1および第2のステレオ画像内に捉えられた人物の第1および第2の三次元位置を算出する三次元位置算出部56と、第1および第2の三次元位置に基づいて、第1および第2のステレオ画像内に捉えられた人物を二次元平面に投影した投影像に相関する第1および第2の投影人物領域を含む第1および第2の画像を作成する投影人物領域算出部58と、第1および第2の画像に含まれる投影人物領域が同数の場合、第1および第2の投影人物領域の相対位置関係に基づいて、ステレオカメラ同士のキャリブレーションの補正を行うキャリブレーション補正部59と、を備えるものである。
図5は、特許文献2の装置の模式図である。特許文献2の位置決定システムは、第1の測定装置61と第2の測定装置62を備える。第1の測定装置61は、第1のテスト目標の位置データを得るための検知範囲を有する第1の検知装置63と、第1の検知装置と較正目標との位置関係が既知である第1の検知装置に厳密にリンクしている較正目標64とを備えている。システムは、第1の検知装置の検知範囲の位置を再配置する再配置装置を備えている。第2の測定装置62は、第2のテスト目標の位置データを得るための検知範囲を有する第2の検知装置66と、第2の検知装置と較正検知装置との位置関係が既知である較正目標の位置データを得るため第2の検知装置とリンクした較正検知装置67を備え、第2の検知装置の検知範囲を再配置する位置決め装置を備えている。様々な必要に応じて、再配置装置が正確に検知装置の検知範囲内にテスト目標がはいるように検知装置の視野範囲を再調整する。
図6は、特許文献3の装置の模式図である。特許文献3は、製造誤差を考慮したうえで正確かつ簡単に画像センサシステムの配向状態を求められる方法を目的とする。
そのため、この発明では、車両71がキャリブレーションオブジェクト72に対して第1の位置73を取っているとき第1の画像情報を形成し、車両がキャリブレーションオブジェクトに対して第2の位置74を取っているとき第2の画像情報を形成し、キャリブレーションオブジェクトに対して車両が第1の位置73から第2の位置74へ移動したことによる位置変化量を求め、少なくとも第1の画像情報および第2の画像情報から車両のジオメトリ走行軸線に対する画像センサシステムの配向状態を求めるものである。
そのため、この発明では、車両71がキャリブレーションオブジェクト72に対して第1の位置73を取っているとき第1の画像情報を形成し、車両がキャリブレーションオブジェクトに対して第2の位置74を取っているとき第2の画像情報を形成し、キャリブレーションオブジェクトに対して車両が第1の位置73から第2の位置74へ移動したことによる位置変化量を求め、少なくとも第1の画像情報および第2の画像情報から車両のジオメトリ走行軸線に対する画像センサシステムの配向状態を求めるものである。
図7は、特許文献4の装置の模式図である。特許文献4は、少なくとも1つの測定装置81Aおよび第1の較正目標82Aを含み、前記第1の較正目標82Aに対する前記少なくとも1つの測定装置81Aの位置は予め定められている、第1の測定モジュール83A;少なくとも1つの測定装置81Bおよび第2の較正目標82Bを含み、前記第2の較正目標82Bに対する前記少なくとも1つの測定装置81Bの位置は予め定められている、第2の測定モジュール83B;前記第2の較正目標82Bに対する前記第1の較正目標82Aの位置を測定するための較正装置84;ならびに前記較正装置84、前記第1の測定モジュール83Aおよび前記第2の測定モジュール83Bを結合するよう構成され、前記第2の測定モジュール83Bの前記少なくとも1つの測定装置81Bに対する、前記第1の測定モジュール83Aの前記少なくとも1つの測定装置81Bの位置関係を、前記第2の較正目標81Bに対する前記第1の較正目標82Aの位置、前記第1の較正目標82Aに対する前記第1の測定モジュール83Aの前記少なくとも1つの測定装置81Aの位置、および前記第2の較正目標82Bに対する前記第2の測定モジュール83Bの前記少なくとも1つの測定装置81Bの位置に基づいて判断するためのデータ処理システムを含むものである。
図8は、特許文献5の装置の模式図である。特許文献5は、対象物体に対して複数のカメラを任意に配置して3次元入力を行う場合において、精密な標準物体を用いずに手軽にキャリブレーションができるようにすることを目的とする。
そのため、この発明では、複数のカメラ91,92より得られた複数の2次元画像に基づいて物体の形状をデータ化する3次元入力に際して、立体物を第1のカメラ91を用いて撮影し、それにより得られた第1の画像93に基づいて立体物の3次元座標データDxyzを取得し、第2のカメラ92を用いた立体物の撮影により得られた第2の画像94と第1の画像93とから複数組の対応点Q,Rを抽出し、第2の画像上の複数の対応点Rのそれぞれについて、それに対応する立体物上の位置の3次元座標を求め、その結果に基づいて、第2カメラのカメラパラメータ95を算出するものである。
そのため、この発明では、複数のカメラ91,92より得られた複数の2次元画像に基づいて物体の形状をデータ化する3次元入力に際して、立体物を第1のカメラ91を用いて撮影し、それにより得られた第1の画像93に基づいて立体物の3次元座標データDxyzを取得し、第2のカメラ92を用いた立体物の撮影により得られた第2の画像94と第1の画像93とから複数組の対応点Q,Rを抽出し、第2の画像上の複数の対応点Rのそれぞれについて、それに対応する立体物上の位置の3次元座標を求め、その結果に基づいて、第2カメラのカメラパラメータ95を算出するものである。
図1は、本発明の適用例であり、1台又は2台以上の3次元レーザレーダ1を用いて、所定の駐車エリア2内の車両3に向けてレーザ光4を3次元的に照射し、車両3の両側面で反射されたレーザ光から両側面の3次元座標を計測するような場合を想定する。なお、本発明はこのような適用例に限定されず、その他の用途にも提供することができる。
図2は、本発明の適用状態を示す模式図である。
この図において、A1〜A3とB1〜B3は計測対象エリア内の特徴物、C1〜C3は較正用マーカ、D1〜D4は距離センサの位置(視点)、E1〜E2は距離センサの計測範囲、F1は計測対象物、G1は計測対象エリアである。ここで、較正用マーカC1〜C3の位置は固定かつ位置座標が既知だが、特徴物A1〜A3とB1〜B3の位置は固定だが位置座標は不明であるものとする。
この図において、A1〜A3とB1〜B3は計測対象エリア内の特徴物、C1〜C3は較正用マーカ、D1〜D4は距離センサの位置(視点)、E1〜E2は距離センサの計測範囲、F1は計測対象物、G1は計測対象エリアである。ここで、較正用マーカC1〜C3の位置は固定かつ位置座標が既知だが、特徴物A1〜A3とB1〜B3の位置は固定だが位置座標は不明であるものとする。
以下、本発明の適用状況を説明する。
(1) 計測対象物F1(例えば車両3)の位置、形状を計測する場合において、1台の距離センサ(例えば3次元レーザレーダ1)を用いた1つの視点D1からだけでは、全体の形状を計測できず、他の視点からも計測する必要がある場合がある。
(2) 計測対象エリアG1(例えば駐車エリア2)が狭い場合やこのエリアG1内に障害物があり死角が発生する場合、距離センサを固定して設置する場所が無いか、もしくは1台しかなく、視点を変える際に距離センサを移動させなければならないか、または複数の位置に固定しても、計測対象エリアG1内での位置関係が把握しづらい。
(3) 距離センサの計測対象エリアG1内での位置関係を較正するために、計測対象物F1を計測する前に、予め較正用マーカC1〜C3を計測して較正マーカに対する位置・姿勢を求めても、計測対象物F1を計測する際には、較正用マーカC1〜C3の一部又は全てが隠れて使用できない。
(4) 場合によっては、較正用マーカC1〜C3で較正した距離センサの位置D1,D2と、計測対象物F1を計測する際の距離センサの位置D3,D4が異なり、較正データが直接は役立たない。
(5) このような状況下において、計測対象物F1の形状および計測対象エリアG1内での位置・姿勢を求める場合を想定する。
(1) 計測対象物F1(例えば車両3)の位置、形状を計測する場合において、1台の距離センサ(例えば3次元レーザレーダ1)を用いた1つの視点D1からだけでは、全体の形状を計測できず、他の視点からも計測する必要がある場合がある。
(2) 計測対象エリアG1(例えば駐車エリア2)が狭い場合やこのエリアG1内に障害物があり死角が発生する場合、距離センサを固定して設置する場所が無いか、もしくは1台しかなく、視点を変える際に距離センサを移動させなければならないか、または複数の位置に固定しても、計測対象エリアG1内での位置関係が把握しづらい。
(3) 距離センサの計測対象エリアG1内での位置関係を較正するために、計測対象物F1を計測する前に、予め較正用マーカC1〜C3を計測して較正マーカに対する位置・姿勢を求めても、計測対象物F1を計測する際には、較正用マーカC1〜C3の一部又は全てが隠れて使用できない。
(4) 場合によっては、較正用マーカC1〜C3で較正した距離センサの位置D1,D2と、計測対象物F1を計測する際の距離センサの位置D3,D4が異なり、較正データが直接は役立たない。
(5) このような状況下において、計測対象物F1の形状および計測対象エリアG1内での位置・姿勢を求める場合を想定する。
上述した適用状況における従来のキャリブレーション方法とその問題点は、以下の通りである。
(1) 従来のキャリブレーション方法
計測対象物F1を計測する際の距離センサの位置D3と較正時点での位置D1との間の位置関係を巻尺等で計測して、位置D3の大まかな位置を求めている。
また、位置D1と位置D3とで共通して計測できる較正用マーカを用いて両者の位置関係を較正する。
あるいは、可能であれば計測対象物F1に隠れない位置に較正用マーカを設置して、位置D3を較正する。
さらに、複数の視点から計測する際に、各視点から計測できる共通の較正用マーカもしくは特徴物を用いて、各視点間の位置関係を較正する。
(2) 従来方法の問題点
距離センサの位置D3の位置に誤差が含まれるため、計測対象物F1の位置、姿勢の精度が悪くなる。また、計測対象物によって較正用マーカが計測できない場合には、位置D1と位置D3との位置関係を較正することができない。距離センサの位置D3,D4は、共通の較正用マーカC1〜C3や特徴物で較正されていないため、それぞれ位置D1に対する位置誤差、および位置D2に対する位置誤差の影響によって、計測対象物F1の両距離センサで計測した計測範囲の継ぎ目部分にギャップが発生し、形状を正しく得ることができない。
計測対象物F1に隠れない位置に較正用マーカを設置する場合、設置位置が一般に厳しく、較正用マーカの計測対象エリアG1内での正しい位置を設定・算出することがそもそも難しい。
(1) 従来のキャリブレーション方法
計測対象物F1を計測する際の距離センサの位置D3と較正時点での位置D1との間の位置関係を巻尺等で計測して、位置D3の大まかな位置を求めている。
また、位置D1と位置D3とで共通して計測できる較正用マーカを用いて両者の位置関係を較正する。
あるいは、可能であれば計測対象物F1に隠れない位置に較正用マーカを設置して、位置D3を較正する。
さらに、複数の視点から計測する際に、各視点から計測できる共通の較正用マーカもしくは特徴物を用いて、各視点間の位置関係を較正する。
(2) 従来方法の問題点
距離センサの位置D3の位置に誤差が含まれるため、計測対象物F1の位置、姿勢の精度が悪くなる。また、計測対象物によって較正用マーカが計測できない場合には、位置D1と位置D3との位置関係を較正することができない。距離センサの位置D3,D4は、共通の較正用マーカC1〜C3や特徴物で較正されていないため、それぞれ位置D1に対する位置誤差、および位置D2に対する位置誤差の影響によって、計測対象物F1の両距離センサで計測した計測範囲の継ぎ目部分にギャップが発生し、形状を正しく得ることができない。
計測対象物F1に隠れない位置に較正用マーカを設置する場合、設置位置が一般に厳しく、較正用マーカの計測対象エリアG1内での正しい位置を設定・算出することがそもそも難しい。
本発明は上述した問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、計測対象物に隠れる位置に較正用マーカが設置される場合でも、距離センサの位置を正確にキャリブレーションでき、これにより離れた位置から計測対象物の形状を正確に計測することができる距離計測装置とそのキャリブレーション方法を提供することにある。
本発明によれば、計測対象物の位置および/または形状を離れた位置から計測する距離計測装置であって、
計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めされた3以上の較正用マーカと、
計測対象物の計測時にこれに遮断されて前記較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定された3以上の特徴物と、
前記計測対象物、較正用マーカ及び特徴物の位置座標を離れた位置から計測できる距離センサと、
計測された位置座標を補正する補正装置とを備え、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、補正装置により距離センサの前記較正位置の位置座標を算出し、
前記特徴物を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から補正装置により特徴物の修正位置座標を算出し、
前記距離センサで、計測対象物と特徴物の位置座標を計測し、
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から補正装置により計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする距離計測装置が提供される。
計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めされた3以上の較正用マーカと、
計測対象物の計測時にこれに遮断されて前記較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定された3以上の特徴物と、
前記計測対象物、較正用マーカ及び特徴物の位置座標を離れた位置から計測できる距離センサと、
計測された位置座標を補正する補正装置とを備え、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、補正装置により距離センサの前記較正位置の位置座標を算出し、
前記特徴物を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から補正装置により特徴物の修正位置座標を算出し、
前記距離センサで、計測対象物と特徴物の位置座標を計測し、
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から補正装置により計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする距離計測装置が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記距離センサで計測対象物と特徴物の位置座標を計測する際、距離センサの位置を較正位置と異なる任意の位置とする。
また、同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測して得られた位置情報を統合することにより、計測対象物の修正位置座標を算出する。
また、同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測する際、距離センサの位置毎に、一部または全て異なる前記特徴物の位置情報を計測する。
また本発明によれば、所定の計測対象エリア内において計測対象物の位置および/または形状を離れた位置から計測する距離センサのキャリブレーション方法であって、
3以上の較正用マーカを計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めし、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサの前記較正位置の位置座標を算出する、ことを特徴とする距離センサのキャリブレーション方法が提供される。
3以上の較正用マーカを計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めし、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサの前記較正位置の位置座標を算出する、ことを特徴とする距離センサのキャリブレーション方法が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、計測対象物の計測時にこれに遮断されて較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる固定された3以上の特徴物を選択し、
該特徴物の位置座標を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から特徴物の修正位置座標を算出する。
該特徴物の位置座標を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から特徴物の修正位置座標を算出する。
また、前記距離センサを較正位置と異なる任意の位置に固定して、計測対象物と特徴物の位置座標を計測し、
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から計測対象物の修正位置座標を算出する。
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から計測対象物の修正位置座標を算出する。
また、計測対象物の位置、および/または形状が異なる毎に、前記距離センサの位置が異なる。
同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測し、距離センサの位置毎に、一部または全て異なる前記特徴物の位置情報を取得し、得られた位置情報を統合することにより計測対象物の修正位置座標を算出する。
上述した本発明の装置及び方法によれば、計測対象エリア内に存在し、計測対象物を計測する際にも計測できる特徴物の位置座標を較正時に較正用マーカの特定位置座標から予めもとめ、これを較正用に利用するので、距離センサの位置が異なる場合においても、計測対象エリアG1内での距離センサの位置を正しく得ることができ、その結果、計測対象物F1の形状、位置、姿勢を精度よく求めることができる。
また、較正位置で設定した検査対象領域などのパラメータ設定値も、これと異なる位置の較正位置に対する位置関係が精度良く得られるため、任意の計測位置において流用することができる。
また、較正位置で設定した検査対象領域などのパラメータ設定値も、これと異なる位置の較正位置に対する位置関係が精度良く得られるため、任意の計測位置において流用することができる。
以下本発明の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図3は、本発明による距離計測装置の実施形態図である。この図において、(A)は較正(キャリブレーション)時、(B)は対象物の計測時である。
図3(A)において、本発明の距離計測装置は、3以上の較正用マーカC1〜C3、3以上の特徴物A1〜A3とB1〜B3、距離センサ10及び補正装置12を備える。
この例では、距離センサ10として3次元レーザレーダ10を用いて、所定の駐車エリア2内の車両3(図3(B)参照)に向けてレーザ光4を3次元的に照射し、車両3の側面で反射されたレーザ光から側面の3次元座標値を計測する。
なお、3次元レーザレーダ10は2台以上であるのが好ましいが、1台であってもよい。以下、1台のみの場合について説明する。
なお、3次元レーザレーダ10は2台以上であるのが好ましいが、1台であってもよい。以下、1台のみの場合について説明する。
この図において、A1〜A3とB1〜B3は計測対象エリア内の特徴物、C1〜C3は較正用マーカ、D1は距離センサの任意の較正位置、2は計測対象エリアである。ここで、較正用マーカC1〜C3の位置は不動かつ既知だが、特徴物A1〜A3とB1〜B3の位置は不動だが明らかでないものとする
3以上の較正用マーカC1〜C3は、計測対象物3(例えば車両3)の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めされている。較正用マーカC1〜C3は、例えば、駐車面に直接記入したマーカである。
3以上の特徴物A1〜A3とB1〜B3は、計測対象物の計測時にこれに遮断されて較正用マーカC1〜C3の位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定されている。特徴物A1〜A3とB1〜B3は、例えば、壁等に直接記入したマーカである。
3以上の特徴物A1〜A3とB1〜B3は、計測対象物の計測時にこれに遮断されて較正用マーカC1〜C3の位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定されている。特徴物A1〜A3とB1〜B3は、例えば、壁等に直接記入したマーカである。
距離センサ10は、計測対象物(車両3)、較正用マーカC1〜C3及び特徴物A1〜A3とB1〜B3の位置座標を離れた位置から計測できる距離センサである。この距離センサは、例えば3次元レーザレーダであるが、レーザ光に限定されず、LEDなどの単波長光、ミリ波、マイクロ波、超音波などを用いてもよい。また、離れた位置から計測できる距離センサである限りで、その他の距離センサであってもよい。
補正装置12は、例えばコンピュータ(PC)であり、計測された位置座標を補正する機能を有する。
図3(A)において、計測対象物のない較正時に距離センサ10を任意の較正位置D1に固定して距離センサ10により較正用マーカC1〜C3の特定位置を計測する。補正装置12は、この際に較正用マーカC1〜C3の既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサ10の較正位置D1の位置座標を算出する。
また、図3(A)において、この例では特徴物B1〜B3を同じ較正位置D1の距離センサ10で計測する。補正装置12は、この際に計測された特徴物B1〜B3の位置座標と距離センサの較正位置D1の算出された位置座標から特徴物B1〜B3の修正位置座標を算出する。
また、図3(A)において、この例では特徴物B1〜B3を同じ較正位置D1の距離センサ10で計測する。補正装置12は、この際に計測された特徴物B1〜B3の位置座標と距離センサの較正位置D1の算出された位置座標から特徴物B1〜B3の修正位置座標を算出する。
さらに、図3(B)において、計測対象物(車両3)の存在により較正用マーカC1〜C3の計測ができない状況において、距離センサ10を較正位置D1と異なる任意の位置D3に固定して、計測対象物3と特徴物B1〜B3の位置座標を計測する。補正装置12は、この際に計測された計測対象物3と特徴物B1〜B3の位置座標と算出された特徴物B1〜B3の修正位置座標から計測対象物3の修正位置座標を算出する。
図3の距離センサ10と補正装置12は、位置・姿勢較正手段、位置・姿勢情報記憶手段、特徴物抽出手段、特徴物位置較正手段、特徴物位置情報記憶手段、距離計測手段、複数視点計測結果統合手段、較正用マーカ位置情報、特徴物位置情報、及び距離センサ位置・姿勢情報をいずれか一方又は両方に備える。なお距離センサ10と補正装置12は一体に形成してもよい。
以下、上述した本発明の距離計測装置の作動を図2及び図3に対応させて説明する。
(1) 距離センサ10を任意の較正位置D1に設置し、較正用マーカC1〜C3を距離計測手段で計測し、距離情報を得る。
(2) 得られた距離情報と較正用マーカ位置情報とを基に、位置・姿勢較正手段によって較正位置D1における距離センサの位置・姿勢を求め、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(3) 特徴物抽出手段によって、計測範囲E2内の特徴物B1〜B3を抽出し、距離計測手段によって較正位置D1からの距離を求め、距離センサ位置・姿勢情報と共に、特徴物位置較正手段によって、特徴物B1〜B3の位置を算出する。その結果を特徴物位置情報記憶手段によって、特徴物位置情報として記憶する。
(4) 距離センサ10を任意の位置D2に設置し、(1)と同様の動作を行う。
(5) 位置D2に対して、(2)と同様の動作を行う。
(6) 特徴物抽出手段によって、計測範囲E1内の特徴物A1〜A3を抽出し、距離計測手段によってD2からの距離を求め、距離センサ位置・姿勢情報と共に、特徴物位置較正手段によって、特徴物A1〜A3の位置を算出する。その結果を特徴物位置情報記憶手段によって、特徴物位置情報として記憶する。
(7) 距離センサを位置D3に設置し、特徴物B1〜B3を抽出し、距離計測手段によって位置D3からの距離を求め、特徴物B1〜B3の特徴物位置情報を基に、位置・姿勢較正手段によって、位置D3における距離センサの位置・姿勢を求め、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(8) 計測対象物F1(3)に対して、距離計測手段によって位置D3からの距離を求め、D3での距離センサ位置・姿勢情報を基に、位置・姿勢較正手段によって計測範囲E3内で見える範囲の計測対象物F1の形状、位置、姿勢を求める。
(9) 距離センサを位置D4に設置し、特徴物A1〜A3を抽出し、距離計測手段によってD4からの距離を求め、特徴物A1〜A3の特徴物位置情報を基に、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(10) 計測対象物F1に対して、距離計測手段によってD4からの距離を求め、D4での距離センサ位置・姿勢情報を基に、位置・姿勢較正手段によって計測範囲E4内で見える範囲の計測対象物F1の形状、位置、姿勢を求める。
(11) 動作(8)、(10)で得られた計測対象物F1の形状、位置、姿勢を複数視点計測結果統合手段によって統合し、1つの物体に対する情報に変換する。
(1) 距離センサ10を任意の較正位置D1に設置し、較正用マーカC1〜C3を距離計測手段で計測し、距離情報を得る。
(2) 得られた距離情報と較正用マーカ位置情報とを基に、位置・姿勢較正手段によって較正位置D1における距離センサの位置・姿勢を求め、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(3) 特徴物抽出手段によって、計測範囲E2内の特徴物B1〜B3を抽出し、距離計測手段によって較正位置D1からの距離を求め、距離センサ位置・姿勢情報と共に、特徴物位置較正手段によって、特徴物B1〜B3の位置を算出する。その結果を特徴物位置情報記憶手段によって、特徴物位置情報として記憶する。
(4) 距離センサ10を任意の位置D2に設置し、(1)と同様の動作を行う。
(5) 位置D2に対して、(2)と同様の動作を行う。
(6) 特徴物抽出手段によって、計測範囲E1内の特徴物A1〜A3を抽出し、距離計測手段によってD2からの距離を求め、距離センサ位置・姿勢情報と共に、特徴物位置較正手段によって、特徴物A1〜A3の位置を算出する。その結果を特徴物位置情報記憶手段によって、特徴物位置情報として記憶する。
(7) 距離センサを位置D3に設置し、特徴物B1〜B3を抽出し、距離計測手段によって位置D3からの距離を求め、特徴物B1〜B3の特徴物位置情報を基に、位置・姿勢較正手段によって、位置D3における距離センサの位置・姿勢を求め、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(8) 計測対象物F1(3)に対して、距離計測手段によって位置D3からの距離を求め、D3での距離センサ位置・姿勢情報を基に、位置・姿勢較正手段によって計測範囲E3内で見える範囲の計測対象物F1の形状、位置、姿勢を求める。
(9) 距離センサを位置D4に設置し、特徴物A1〜A3を抽出し、距離計測手段によってD4からの距離を求め、特徴物A1〜A3の特徴物位置情報を基に、位置・姿勢情報記憶手段によって、距離センサ位置・姿勢情報として記憶する。
(10) 計測対象物F1に対して、距離計測手段によってD4からの距離を求め、D4での距離センサ位置・姿勢情報を基に、位置・姿勢較正手段によって計測範囲E4内で見える範囲の計測対象物F1の形状、位置、姿勢を求める。
(11) 動作(8)、(10)で得られた計測対象物F1の形状、位置、姿勢を複数視点計測結果統合手段によって統合し、1つの物体に対する情報に変換する。
本発明の方法は、所定の計測対象エリア2内において計測対象物3の形状を離れた位置から計測する距離センサ10のキャリブレーション方法である。
本発明の方法では、図3(A)において、3以上の較正用マーカC1〜C3を計測対象物3の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めする。次に、計測対象物3のない較正時に距離センサ10を任意の較正位置D1に固定して較正用マーカC1〜C3の位置座標を計測する。次いで、較正用マーカC1〜C3の既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサ10の前記較正位置D1の位置座標を算出する。
この方法により、較正用マーカC1〜C3の既知の特定位置から、距離センサ10の較正位置D1の位置座標を正確に算出することができる。
本発明の方法では、図3(A)において、3以上の較正用マーカC1〜C3を計測対象物3の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めする。次に、計測対象物3のない較正時に距離センサ10を任意の較正位置D1に固定して較正用マーカC1〜C3の位置座標を計測する。次いで、較正用マーカC1〜C3の既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサ10の前記較正位置D1の位置座標を算出する。
この方法により、較正用マーカC1〜C3の既知の特定位置から、距離センサ10の較正位置D1の位置座標を正確に算出することができる。
本発明の方法では、図3(A)において、さらに計測対象物の計測時にこれに遮断されて較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる固定された3以上の特徴物B1〜B3を選択し、この特徴物の位置座標を較正位置D1の距離センサ10で計測する。次いで、計測された特徴物B1〜B3の位置座標と距離センサ10の較正位置の位置座標から特徴物B1〜B3の修正位置座標を算出する。
この方法により、既知の特徴物B1〜B3の位置座標から、特徴物B1〜B3の修正位置座標を正確に算出することができる。
この方法により、既知の特徴物B1〜B3の位置座標から、特徴物B1〜B3の修正位置座標を正確に算出することができる。
本発明の方法では、図3(B)において、距離センサ10を較正位置D1と異なる任意の位置D3に固定して、計測対象物3と特徴物B1〜B3の位置座標を計測する。次いで、計測された計測対象物3と特徴物B1〜B3の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から計測対象物3の修正位置座標を算出する。
この方法により、既知の特徴物B1〜B3の修正位置座標から、計測対象物3の修正位置座標を正確に算出することができる。
この方法により、既知の特徴物B1〜B3の修正位置座標から、計測対象物3の修正位置座標を正確に算出することができる。
次に上述した本発明の各方法を具体的に説明する。
(較正用マーカC1〜C3から較正位置D1の位置を求める方法)
較正用マーカCi(i=1〜3)の座標を、数1の式(1.1)、較正位置D1の座標を、式(1.2)、較正位置D1の姿勢を3つの回転角(θX,θY,θZ)を用いた回転行列RD1で式(1.3)のように表す。
また較正位置D1から距離センサ10で、較正用マーカCi(i=1〜3)を計測した結果を、式(1.4)、距離値の2乗を、式(1)とする。
このとき、i=1〜3に対して、式(2)(3)が成り立つ。
(較正用マーカC1〜C3から較正位置D1の位置を求める方法)
較正用マーカCi(i=1〜3)の座標を、数1の式(1.1)、較正位置D1の座標を、式(1.2)、較正位置D1の姿勢を3つの回転角(θX,θY,θZ)を用いた回転行列RD1で式(1.3)のように表す。
また較正位置D1から距離センサ10で、較正用マーカCi(i=1〜3)を計測した結果を、式(1.4)、距離値の2乗を、式(1)とする。
このとき、i=1〜3に対して、式(2)(3)が成り立つ。
式(2)、式(3)を式(1)に代入すると、数2の式(4.1)の関係があるので、式(4)となる。式(4)は、XD1,YD1,ZD1の2次方程式であり、i=1〜3に対して、式(4)が成り立つので、3元連立2次方程式を解くことによって、点D1の座標XD1を得ることができる。
また、式(2)から、式(5)となるため、回転行列RD1は、式(6)で得られる。
以上より、点Ci(i=1〜3)の位置が既知の場合、計測点D1の位置XD1、と姿勢RD1を求めることができる。
また、式(2)から、式(5)となるため、回転行列RD1は、式(6)で得られる。
以上より、点Ci(i=1〜3)の位置が既知の場合、計測点D1の位置XD1、と姿勢RD1を求めることができる。
なお、一般に、点Ci(i=1〜3)を計測した結果xCiには計測誤差が含まれているので、式(6)の右辺は必ずしも回転行列とはならない。
そこで、このような場合には、計測誤差の影響を低減するために、4点以上の点を計測して数3の式(7)の評価関数f(RD1,XD1)を最小化するθX,θY,θZ,XD1,YD1,ZD1の組合せを共役勾配法などの繰返し計算法で求める。
そこで、このような場合には、計測誤差の影響を低減するために、4点以上の点を計測して数3の式(7)の評価関数f(RD1,XD1)を最小化するθX,θY,θZ,XD1,YD1,ZD1の組合せを共役勾配法などの繰返し計算法で求める。
(較正位置D1から特徴物B1〜B3を求める方法)
特徴物Bi(i=1〜3)の座標を数4の式(8.1)、較正位置D1の座標を式(8.2)、較正位置D1の姿勢を回転行列RD1で表す。
較正位置D1から距離センサ10で、特徴物Bi(i=1〜3)を計測した結果を、式(8.3)とする。
このとき、i=1〜3に対して、式(8)であるので、特徴物Bi(i=1〜3)の座標XBiは、式(9)で得られる。
特徴物Bi(i=1〜3)の座標を数4の式(8.1)、較正位置D1の座標を式(8.2)、較正位置D1の姿勢を回転行列RD1で表す。
較正位置D1から距離センサ10で、特徴物Bi(i=1〜3)を計測した結果を、式(8.3)とする。
このとき、i=1〜3に対して、式(8)であるので、特徴物Bi(i=1〜3)の座標XBiは、式(9)で得られる。
(特徴物B1〜B3から位置D3をみつける方法)
較正用マーカC1〜C3から較正位置D1を定める方法において、較正用マーカCi(i=1〜3)を特徴物Bi、較正位置D1を位置D3に置き換えることによって、同様に求めることができる。
較正用マーカC1〜C3から較正位置D1を定める方法において、較正用マーカCi(i=1〜3)を特徴物Bi、較正位置D1を位置D3に置き換えることによって、同様に求めることができる。
(較正用マーカC1〜C3の決め方)
式(5)の中の数5の式(9)で示す行列Aの逆行列を使って、点D1の姿勢を表す回転行列RD1を求めるため、この行列Aの行列式|A|が0であってはならない。よって、点C1〜C3は、同一直線上にないように選定する必要がある。
式(5)の中の数5の式(9)で示す行列Aの逆行列を使って、点D1の姿勢を表す回転行列RD1を求めるため、この行列Aの行列式|A|が0であってはならない。よって、点C1〜C3は、同一直線上にないように選定する必要がある。
上述した本発明の装置及び方法によれば、計測対象エリアG1内に存在し、計測対象物を計測する際にも計測できる特徴物A1〜A3,B1〜B3の位置座標を較正時に較正用マーカC1〜C3の特定位置座標から予めもとめ、これを較正用に利用するので、距離センサ10の位置が異なる場合においても、計測対象エリアG1内での距離センサの位置を正しく得ることができ、その結果、計測対象物F1の形状、位置、姿勢を精度よく求めることができる。
また、較正位置D1で設定した検査対象領域などのパラメータ設定値も、これと異なる位置の較正位置に対する位置関係が精度良く得られるため、任意の計測位置において流用することができる。
また、較正位置D1で設定した検査対象領域などのパラメータ設定値も、これと異なる位置の較正位置に対する位置関係が精度良く得られるため、任意の計測位置において流用することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
A1〜A3,B1〜B3 特徴物、
C1〜C3 較正用マーカ、
E1〜E2 距離センサの計測範囲、
F1 計測対象物、G1 計測対象エリア、
2 駐車エリア、3 車両、4 レーザ光、
10 距離センサ、12 補正装置
C1〜C3 較正用マーカ、
E1〜E2 距離センサの計測範囲、
F1 計測対象物、G1 計測対象エリア、
2 駐車エリア、3 車両、4 レーザ光、
10 距離センサ、12 補正装置
Claims (9)
- 計測対象物の位置および/または形状を離れた位置から計測する距離計測装置であって、
計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めされた3以上の較正用マーカと、
計測対象物の計測時にこれに遮断されて前記較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる位置に固定された3以上の特徴物と、
前記計測対象物、較正用マーカ及び特徴物の位置座標を離れた位置から計測できる距離センサと、
計測された位置座標を補正する補正装置とを備え、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、補正装置により距離センサの前記較正位置の位置座標を算出し、
前記特徴物を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から補正装置により特徴物の修正位置座標を算出し、
前記距離センサで、計測対象物と特徴物の位置座標を計測し、
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から補正装置により計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする距離計測装置。 - 前記距離センサで計測対象物と特徴物の位置座標を計測する際、距離センサの位置を較正位置と異なる任意の位置とする、ことを特徴とする請求項1に記載の距離計測装置。
- 同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測して得られた位置情報を統合することにより、計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする請求項1または2に記載の距離計測装置。
- 同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測する際、距離センサの位置毎に、一部または全て異なる前記特徴物の位置情報を計測する、ことを特徴とする請求項3に記載の距離計測装置。
- 所定の計測対象エリア内において計測対象物の位置および/または形状を離れた位置から計測する距離センサのキャリブレーション方法であって、
3以上の較正用マーカを計測対象物の計測に適しかつ位置が既知の特定位置座標に位置決めし、
較正時に距離センサを任意の較正位置に固定して前記較正用マーカの位置座標を計測し、
較正用マーカの既知の特定位置座標と計測された位置座標から、距離センサの前記較正位置の位置座標を算出する、ことを特徴とする距離センサのキャリブレーション方法。 - 計測対象物の計測時にこれに遮断されて較正用マーカの位置を計測できない場合でも計測できる固定された3以上の特徴物を選択し、
該特徴物の位置座標を前記較正位置の距離センサで計測し、
計測された特徴物の位置座標と距離センサの較正位置の前記位置座標から特徴物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする請求項5に記載の距離センサのキャリブレーション方法。 - 前記距離センサを較正位置と異なる任意の位置に固定して、計測対象物と特徴物の位置座標を計測し、
計測された計測対象物と特徴物の位置座標と前記特徴物の修正位置座標から計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする請求項6に記載の距離センサのキャリブレーション方法。 - 計測対象物の位置、および/または形状が異なる毎に、前記距離センサの位置が異なる、ことを特徴とする請求項7に記載の距離センサのキャリブレーション方法。
- 同一の計測対象物を異なる複数の位置から距離センサで計測し、距離センサの位置毎に、一部または全て異なる前記特徴物の位置情報を取得し、得られた位置情報を統合することにより計測対象物の修正位置座標を算出する、ことを特徴とする請求項7または8に記載の距離センサのキャリブレーション方法。
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