JP2009013919A - 内燃機関点火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明の目的は点火用コンデンサの充電を効率的に行なう。
【解決手段】 充電周期に基づいて電源電圧を予め昇圧して点火用コンデンサに充電し、所定の点火タイミングで点火用コンデンサからの昇圧電圧を点火コイルの一次側に供給し、二次側に接続された点火プラグに放電を発生させる内燃機関点火装置であり、電源からの電圧が一次側に印加され、二次側から昇圧電圧をコンデンサへ供給する第1昇圧コイルと、第1昇圧コイルと並列に接続されており、電源からの電圧が一次側に印加され、その昇圧電圧をコンデンサへ供給する第2昇圧コイルと、第1昇圧コイルの一次側へ印加する電源からの電圧を、充電周期に基づいてON/OFF制御する第1スイッチ部と、第2昇圧コイルの一次側へ印加する電源からの電圧を、ON/OFF制御する第2スイッチ部と、充電周期の反転周期に基づいて第2のスイッチを制御する第2スイッチ制御部とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、内燃機関の点火装置に関するものであり、コンデンサ充放電式と称される内燃機関の点火装置に関するものである。
内燃機関点火装置は、一般的に(CDI)と称されており、例えば特許文献1にその回路構成が開示されている。
特許文献1に開示された内燃機関点火装置は、予め昇圧された電圧をコンデンサに充電し、所定の点火タイミングによって前記コンデンサからの昇圧電圧を点火コイルの一次側に供給して、二次側に接続された点火プラグに放電を発生させるコンデンサ充放電式である。
このコンデンサ充放電式の内燃機関点火装置は、特許文献1の図1に示されているように、電源からの電圧が一次側に印加される昇圧コイルと、該昇圧コイルへの印加電圧をON/OFF制御するスイッチと、昇圧コイルコイルの二次側にダイオードを介して接続されたコンデンサと、コンデンサからの昇圧電圧が一次側に供給される点火コイルと、該点火コイルの二次側に接続された点火プラグとを備えており、更に所定のタイミングでコンデンサの放電を行なうサイリスタおよびフライホイールダイオードを備えている。
前記したような構成の内燃機関点火装置は、電源からの電圧を昇圧コイルによって昇圧し、昇圧電圧をコンデンサに充電する。充電タイミングは所定周期のパルスに呼応しており、例えばパルスがLo状態にあるとき、昇圧コイルと電源との間に接続されたスイッチをON制御し、昇圧コイルの一次側に電源からの電圧を供給し、2次側から出力される昇圧電圧でコンデンサへ充電する。コンデンサに充電された昇圧電圧は、所定の点火タイミングでサイリスタを制御することによって点火コイルの一次側に供給され、当該点火コイルの2次側に接続された点火プラグに放電を生じさせる。
特開平5−256235号
ところで、従来の内燃機関点火装置は、前記したようにコンデンサへの充電を所定周期(パルス)に基づいて制御していることから、例えばパルスがHi状態の時にはコンデンサが充電されるが、パルスがLo状態にあるときにはコンデンサが充電されない。この充電されない期間によって、コンデンサへの充電に時間を要したり、また所定時間内で十分にコンデンサを充電することができないなどの問題が生じていた。
従って、本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、コンデンサの充電を効率的に行なうことができる内燃機関点火装置を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために創案されたものであり、所定の充電周期に基づいて電源からの電圧を予め昇圧してコンデンサに充電し、所定の点火タイミングによってコンデンサからの昇圧電圧を点火コイルの一次側に供給して、二次側に接続された点火プラグに放電を発生させる内燃機関点火装置において、電源からの電圧が一次側に印加され、二次側から前記昇圧電圧を前記コンデンサへ供給する第1昇圧コイルと、第1昇圧コイルと並列に接続されており、電源からの電圧が一次側に印加され、二次側から昇圧電圧をコンデンサへ供給する第2昇圧コイルと、第1昇圧コイルの一次側へ印加する電源からの電圧を、充電周期に基づいてON/OFF制御する第1スイッチ部と、第2昇圧コイルの一次側へ印加する電源からの電圧を、ON/OFF制御する第2スイッチ部と、充電周期の反転周期に基づいて第2のスイッチを制御する第2スイッチ制御部とを備えることを特徴とする。
充電周期はパルスでもって規定されており、当該パルスを生成するパルス生成部を備えることを特徴とする。
コンデンサの充電状態が閾値を超えると、パルス生成を停止せしめるパルス停止部を備えることを特徴とする。
第1スイッチ部および第2スイッチ部は、パルスのHi状態又はLo状態の何れか一方の状態に呼応してON制御することを特徴とする。
第2スイッチ制御部は、パルス停止部においてパルス生成の停止制御がされると、第2スイッチ部をOFF制御することを特徴とする。
第2スイッチ制御部は、パルス停止部においてパルス生成の停止制御がされていない間、パルス生成部で生成されたパルスの反転周期に同期した信号を第2スイッチへ出力することを特徴とする。
第1スイッチ部および第2スイッチ部は、パルスがLo状態のときON制御しており、第2スイッチ制御部は、パルス停止部から出力されるパルス停止の制御信号を反転出力するための第1インバータと、第1インバータから出力される信号およびパルス生成部で生成されるパルスを入力とする論理積と、論理積から出力される信号を第2スイッチ部へ反転出力する第2インバータと、を有することを特徴とする。
本発明の内燃機関点火装置は、第1昇圧コイルと並列に接続された第2昇圧コイルと、一次側へ印加する電源からの電圧をON/OFF制御する第2スイッチ部と、一次コイル充電周期の反転周期に基づいて第2スイッチ部を制御する第2スイッチ制御部とを備えることにより、所定の充電周期に基づいて電源からの電圧を第1昇圧コイルによって昇圧してコンデンサに充電すると共に、第1昇圧コイルによってコンデンサを充電していない間も、充電周期の反転周期に基づいて電源からの電圧を第2昇圧コイルによって昇圧してコンデンサを更に充電することができる。これにより、本発明の内燃機関点火装置は、コンデンサへの充電時間を短縮することができ、また所定時間内でコンデンサを十分に充電することができるようになり、もってコンデンサの充電効率を向上することができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明するが、以下の説明では、実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
本発明の内燃機関点火装置10は、図1に示すようにパルス生成部1と、パルス停止部2と、第1昇圧コイル3と、第1スイッチ部4と、第2昇圧コイル5と、第2スイッチ部6と、第2スイッチ制御部7と、コンデンサ(以降、他のコンデンサとの混同を防止すべく点火用コンデンサと称する)8と、サイリスタ9と、フライホイールダイオード12と、放電制御部13と、マイコン14と、点火コイル15と、点火プラグ16とを備えている。
尚、本発明の内燃機関点火装置10は、図示省略の電源から電源供給を受けて動作しており、該電源からの電流が抵抗18を介して第2スイッチ制御部へ供給されている。
更に、本発明の内燃機関点火装置10は、図1に示すように第1昇圧コイル3および点火用コンデンサ8間に接続されたダイオード19と、第2昇圧コイル5および点火用コンデンサ8間に接続されたダイオード21とを備える。これらのダイオード19および21は、点火用コンデンサ8の充電に供している。
内燃機関点火装置10の点火用コンデンサ8の出力ノードは点火コイル15に接続されており、該点火コイル15は点火プラグ16に接続されている。
また、点火用コンデンサ8の入力ノードはサイリスタ9のカソードに接続されており、該サイリスタ9と並列になるようにフライホイールダイオード12のカソードが点火用コンデンサ8の出力ノード側に接続されており、サイリスタ9のアノードおよびフライホイールダイオード12のアノードが共に接地電位に保たれている。
サイリスタ9のゲートは、放電制御部13に接続されており、該放電制御部13はマイコン14からの信号に基づいて動作すべく、マイコン14に接続されている。ところで、サイリスタ9および放電制御部13の接続点およびサイリスタ9のアノード間には、サイリスタ9を通常OFF制御するための抵抗11が接続されている。
パルス停止部2は、点火用コンデンサ8における充電状態を監視すべく、点火用コンデンサ8に接続されている。パルス停止部2は、点火用コンデンサ8に対する充電が所定の閾値を超えた場合、第2スイッチ制御部7およびパルス生成部1に対し停止を指示する。
パルス生成部1は、図2に示すように、3連直列に接続されたインバータ23、24および25と、2個の抵抗21および22と、1個のコンデンサ26と、を備える。1番目のインバータ23の入力側のノードには、抵抗21の一端が接続されており、該抵抗21の他端はコンデンサ26を介して3番目のインバータ25の入力側のノードに接続されている。また、2番目のインバータ24の入力側のノードにも、別の抵抗22の一端が接続されており、該抵抗22の他端は前記抵抗21とコンデンサ26との接続点に接続されている。
コンデンサ26は所定の静電容量を有しており、この静電容量に基づいて充放電の周期が定まる。これによりインバータによるコンデンサ26への充放電の繰り返しによって、所定の間隔でHi状態およびLo状態を繰り返す充電周期のパルスが生成される。
尚、当該実施例のパルス生成部1が出力するパルスは、Lo状態のとき後述する第1スイッチ部4および第2スイッチ部6をON制御せしめるポジティブ状態を示し、またHi状態のとき該各スイッチ部をOFF制御せしめるネガティブ状態を示す。
次に第1スイッチ部4および第2スイッチ部6を説明する。第1スイッチ部4および第2スイッチ部6は同じ構成であることから、第1スイッチ部4を例に詳細な説明を行ない、第2スイッチ部6の説明は割愛する。
第1スイッチ部4は、図3に示すように、2つのnチャンネルMOSFET41および42と、npnトランジスタ43と、pnpトランジスタ44と、複数の抵抗45および46と、によって構成されている。
パルス生成部1から出力されるパルスは、第1のMOSFET41のゲートに入力する。この第1のMOSFET41のドレインは電源に接続されており、ソースはpnpトランジスタ44のエミッタに接続されている。
当該pnpトランジスタ44のベースは、npnトランジスタ43のベースに接続されており、その接続点が第1のMOSFET41のドレインに接続されている。
pnpトランジスタ44のコレクタおよびnpnトランジスタ43のエミッタは、それぞれ接続されており、これらの接続点が第2のMOSFET42のゲートに接続されている。
第2のMOSFET42は、ドレインが第1昇圧コイル3の1次側を介して電源に接続されており、ソースが第1のMOSFET41のソース、pnpトランジスタ44のエミッタに接続されており、これらが接地電位に保たれている。
次に、第1スイッチ部4の動作を説明する(図4参照)。
先ず、パルス生成部1からHi状態のパルス(ネガティブ状態のパルス)が第1スイッチ部4に入力されたときの動作を説明する。
Hi状態のパルスをゲートに受けた第1のMOSFET41はON制御し、ドレイン側がソース側の接地電位に引かれる。これにより、npnトランジスタ43のゲートとpnpトランジスタ44のゲートの接続ノードは、接地電位に低下する。従って、npnトランジスタ43は、ゲートへの入力がLo状態となると、ソース・ドレイン間がOFF制御される。一方、pnpトランジスタ44は、ゲートへの入力がLo状態となると、ソース・ドレイン間がON制御される。
このpnpトランジスタ44のコレクタにゲートが接続されている第2のMOSFET42は、ソース・ゲート間の寄生容量によりゲートがLo状態となり、もってソース・ドレイン間がOFF制御される。これにより、ドレイン側に接続された第1昇圧コイル3の1次コイルへの電源供給は遮断され、該第1昇圧コイル3の2次側からの出力は停止する。
次に、パルス生成部1からLo状態のパルス(ホジティブ状態のパルス)が第1スイッチ部4に入力されたときの動作を説明する(図5参照)。
Lo状態のパルスをゲートに受けた第1のMOSFET41はOFF制御する。これにより、第1のMOSFET41のドレイン・ソース間が遮断される。第1のMOSFET41のドレイン側において接続するnpnトランジスタ43のベースには、第1のMOSFET41のドレインに接続された電源からの電流が供給され、これによりnpnトランジスタ43がON制御する。
ところで第1のMOSFET41のドレインに接続された電源からの電流は、npnトランジスタ43のゲートに接続されているpnpトランジスタ44のゲートにも供給されており、該pnpトランジスタ44は、電源からの電流によってOFF制御する。
また、npnトランジスタ43のコレクタは電源に接続されており、前記したON制御によってコレクタ・エミッタ間に電流が流れ、その電流はnpnトランジスタ43のエミッタおよびpnpトランジスタ44のコレクタ間に接続された第2のMOSFET42のゲートに供給される。これにより、第2のMOSFET42のゲートがON制御され、ソース側に第1昇圧コイル3の1次側を介して接続された電源からの電流がソースからドレイン側に流れる。これにより、第1昇圧コイル3の1次コイルへ電源供給が行なわれ、該第1昇圧コイル3の2次側から昇圧された電圧が出力される。
放電制御部13は、マイコン14からの制御信号がベースに接続されたnpnトランジスタと、該npnトランジスタのコレクタがベースに接続されコレクタが第1昇圧コイル3の2次側に接続されエミッタがサイリスタ9のゲートに接続されたpnpトランジスタとを備えており、当該構成によってサイリスタ9のゲート制御に必要な電圧を第1昇圧コイル3の2次側から取得し、この電圧をマイコン14からの制御信号に基づいてサイリスタ9のゲートに印加する。
パルス停止部2は、図6に示すようにアノードが抵抗31を介して点火用コンデンサ8に接続されたツェナダイオード32と、該ツェナーダイオード32のカソードがベースに接続されコレクタがパルス生成部1に接続されエミッタが接地電位に接続されているnpnトランジスタ33とを備えている。
パルス停止部2は、ツェナダイオード32によって点火用コンデンサ8の電圧を監視すべく、ツェナダイオード32の雪崩降伏電圧が点火用コンデンサ8の蓄積電荷によって決まる所定の電圧値以下になるように設定されており、点火用コンデンサ8が所定の電圧値以上になるとツェナダイオード32に雪崩降伏を招き、該ツェナダイオード32のカソードに接続されたnpnトランジスタ33のベースに電圧が印加され、該npnトランジスタ33がON制御する。
このON制御によりnpnトランジスタ33のコレクタがエミッタに接続された接地電位に引かれ、コレクタに接続されたパルス生成部1の入力がLo状態に保持され続ける。これにより、パルス生成部1は、Hi状態が継続するパルスを出力し続ける。すなわち、パルス生成部1からネガティブ状態を示すパルスが出力され続け、これにより第1スイッチ部4は第1昇圧コイル3への電源供給が停止される。
以上述べたように、パルス停止部2は点火用コンデンサ8が所定の電圧以上になると、パルス生成部1によるポジティブなパルスの生成を停止し、第1昇圧コイル3への電源供給を停止する。
第2スイッチ制御部7は、図7に示すように、パルス停止部2のツェナダイオード32のカソードおよびnpnトランジスタ33のベースの接続点に接続された第1のインバータ71と、該第1のインバータ71からの出力およびパルス生成部1からの出力が供給電源と共に入力される論理積72と、該論理積からの出力を入力とし処理結果を第2スイッチ部6へ出力する第2のインバータ73とを備える。
前記した構成の第2スイッチ制御部7は、パルス生成部1で生成されたパルスと、点火用コンデンサ8への充電停止の指示とに基づいて動作している。充電の停止は、パルス停止部2のツェナダイオード32が雪崩降伏を招き、該ツェナダイオード32とnpnトランジスタ33との接続点に接続されたラインから出力されるHi状態の信号によって行なわれる。この信号はパルス停止部2の第1のインバータ71へ入力され、該第1のインバータ71によってLo状態の信号が論理積72へ出力される。
そして論理積72はパルス生成部1からのパルス状態に関係無く、Lo状態の信号を第2のインバータ73へ出力する。第2のインバータ73はLo状態の信号を受けると、これを反転処理してHi状態の信号、すなわちネガティブ状態が継続する信号をパルスとして第2スイッチ部6へ出力する。
尚、第2スイッチ制御部7は、点火用コンデンサ8への充電停止の指示を受けていない間、すなわちツェナダイオード32およびnpnトランジスタ33の接続点から導出するラインからLo状態の信号を受けている間、パルス生成部1からのパルスを第2のインバータで反転した反転周期のパルスを第2スイッチ部6へ出力する。
以上述べたように、第2スイッチ制御部7は、パルス停止部2からパルス停止の指示を受けている間、第2スイッチ部6にLo状態が継続したネガティブなパルスを出力し、パルス停止部2からパルス停止の指示を受けていない間、パルス生成部1から出力されるパルス(充電周期)を反転処理したパルス(反転周期)を第2スイッチ部6へ出力する。
<動作>
次に、本発明の内燃機関点火装置10の全体的な動作を説明する。
パルス生成部1はHi状態およびLo状態を所定の充電周期で繰返すパルスを生成し、第1スイッチ部4および第2スイッチ制御部7へ出力する。
パルスを受けた第1スイッチ部4は、当該パルスの状態に応じてスイッチング制御を行なっており、パルスがLo状態の時には第1昇圧コイル3の1次側へ電源を供給し、パルスがHi状態の時には第1昇圧コイル3の1次側への電源供給を遮断する。
第1昇圧コイル3の1次側へ電源が供給されると、2次側において昇圧した電圧が誘起され、ダイオード19を介して点火用コンデンサ8へ充電される。これにより、パルス生成部1からのパルスがLo状態のとき、第1スイッチ部4は点火用コンデンサ8への充電を行なうべく、第1昇圧コイル3の1次側へ電源供給を行い、パルスがHi状態のとき、点火用コンデンサ8への充電を停止すべく、第1昇圧コイル3の1次側への電源供給を遮断する。
ところで、パルス生成部1からのパルスを受ける第2スイッチ制御部7は、当該パルスの反転周期のパルスを生成し、これを第2スイッチ部6へ出力する。
尚、第2スイッチ部6は、反転周期のパルスに基づいて、前記した第1スイッチ部4と同様のスイッチング制御を行なう。第2スイッチ制御部7からのパルスがLo状態のとき、第2スイッチ部6は点火用コンデンサ8への充電を行なうべく、第2昇圧コイル5の1次側へ電源供給を行う。一方、パルスがHi状態のとき、第2スイッチ部6は点火用コンデンサ8への充電を停止すべく、第2昇圧コイル5の1次側への電源供給を遮断する。
尚、第2スイッチ部6は、パルス生成部1から出力されるパルスの反転周期に基づいてスイッチング制御を行なっており、第1スイッチ部4が点火用コンデンサ8への充電を停止するようにスイッチング制御を行なっている間は、点火用コンデンサ8への充電が行なわれるようにスイッチング制御を行い、第1スイッチ部4が点火用コンデンサ8への充電を行なうようにスイッチング制御を行なっている間は、点火用コンデンサ8への充電を停止するようにスイッチング制御を行なう。これにより、点火用コンデンサ8に対し、パルス生成部1で生成されるパルスの状態に左右されることなく、点火用コンデンサ8を常に充電することができる(図8参照)。
従って、本発明の内燃機関点火装置10によれば、点火用コンデンサ8への充電時間を短縮することができ、また所定時間内で点火用コンデンサを十分に充電することができるようになり、もって点火用コンデンサ8の充電効率を向上することができる。
ところで、マイコン14は、内燃機関の点火プラグの点火タイミングを管理しており、所定の点火タイミングになると、点火を放電制御部13に対し指示する。
指示を受けた放電制御部13は、第1昇圧コイル3で昇圧された電圧でもってサイリスタ9のサイリスタのゲートをON制御する。これにより、サイリスタ9のアノードに接続された点火用コンデンサ8の放電を招く。
点火用コンデンサ8の放電によって、フライホイールダイオード12を介して点火コイル15の1次側に昇圧電圧が印加され、二次側に接続された点火プラグによって放電が発生される。
ところで、パルス停止部2は、点火用コンデンサ8の過充電を監視している。すなわち点火用コンデンサ8は、点火用コンデンサ8が所定の電圧値以上になるとパルス生成部1にパルス生成の停止を指示する。
パルス生成の停止指示を受けたパルス生成部1は、Hi状態(ネガティブ状態)が持続する信号を生成し出力する。すなわちパルス生成部1は、Hi状態(ネガティブ状態)が持続する信号をパルス停止として出力する。
また、パルス停止部2は、点火用コンデンサ8が所定の電圧値以上になると第2スイッチ制御部7に対しても、ネガティブ状態のパルスを生成する指示を行なう。指示を受けた第2スイッチ制御部7は、当該指示を受けている間、パルス生成部1からのパルス状態に関係無く、Hi状態(ネガティブ状態)が持続するパルスを生成し、これを第2スイッチ部6へ出力する。
Hi状態(ネガティブ状態)が持続するパルスを受けた第2スイッチ部6は、第2昇圧コイル5への電源供給を遮断するようにスイッチング制御を行う。これにより、点火用コンデンサ8への充電が停止する。
以上述べたように、本発明の内燃機関点火装置10によれば、所定の充電周期に基づいて第1スイッチ部4でスイッチング制御を行ない第1昇圧コイル3で昇圧した電圧でもって点火用コンデンサ8の充電制御を行なうと共に、第1スイッチ部4でスイッチング制御を行ない第1昇圧コイル3で昇圧した電圧でもって点火用コンデンサ8の充電制御が行なわれていない間にも、第2スイッチ制御部7で充電周期の反転周期を生成し、該反転周期に基づいて第2スイッチ部6でスイッチング制御を行い第2昇圧コイル5で昇圧した電圧でもって点火用コンデンサ8の充電制御を行なう。
これにより、本発明の内燃機関点火装置10は、点火用コンデンサ8への過充電を防止すると共に、点火用コンデンサ8への充電時間を短縮することができ、また所定時間内で点火用コンデンサ8を十分に充電することができる。
更に、本発明の内燃機関点火装置10は、パルス停止部2で点火用コンデンサ8の充電状態を監視していることにより、点火用コンデンサ8が過充電と判断されると、パルス停止部2はパルス生成部1および第2スイッチ制御部7に対し点火用コンデンサ8の充電を停止する指示を行なう。
これにより、本発明の内燃機関点火装置10は、点火用コンデンサ8の過充電を抑えることから、点火用コンデンサ8への過充電による様々な不具合を未然に防止することができる。
これにより、本発明の内燃機関点火装置10は、点火用コンデンサ8への過充電を防止すると共に、点火用コンデンサ8への充電時間を短縮することができ、また所定時間内で点火用コンデンサ8を十分に充電することができるようになり、もって点火用コンデンサ8の充電効率を向上することができる。
本発明の内燃機関点火装置の回路図である。 パルス生成部の回路図である。 第1スイッチ部の回路図である。 Hi状態のパルスが入力したときの第1スイッチ部4の動作状態を示す回路図である。 Lo状態のパルスが入力したときの第1スイッチ部4の動作状態を示す回路図である。 パルス停止部2の回路図である。 第2スイッチ制御部7の回路図である。 本発明の内燃機関点火装置における充電効率を従来と比較可能に示した模式図である。
符号の説明
1 パルス生成部
2 パルス停止部
3 第1昇圧コイル
4 第1スイッチ部
5 第2昇圧コイル
6 第2スイッチ部
7 第2スイッチ制御部
8 点火用コンデンサ
9 サイリスタ
10 内燃機関点火装置
11、21、22、31、45、46 抵抗
12 フライホイールダイオード
13 放電制御部
14 マイコン
15 点火コイル
16 点火プラグ
17 コンデンサ
18 抵抗
19 ダイオード
20 ダイオード
23、24、25、71、73 インバータ
26 コンデンサ
32 ツェナーダイオード
33、43、 npnトランジスタ
41 第1のMOSFET
42 第2のMOSFET
44 pnpトランジスタ
72 論理積

Claims (7)

  1. 所定の充電周期に基づいて電源からの電圧を予め昇圧してコンデンサに充電し、所定の点火タイミングによって前記コンデンサからの昇圧電圧を点火コイルの一次側に供給して、二次側に接続された点火プラグに放電を発生させる内燃機関点火装置において、
    前記電源からの電圧が一次側に印加され、二次側から前記昇圧電圧を前記コンデンサへ供給する第1昇圧コイルと、
    前記第1昇圧コイルと並列に接続されており、前記電源からの電圧が一次側に印加され、二次側から前記昇圧電圧を前記コンデンサへ供給する第2昇圧コイルと、
    前記第1昇圧コイルの一次側へ印加する前記電源からの電圧を、前記充電周期に基づいてON/OFF制御する第1スイッチ部と、
    前記第2昇圧コイルの一次側へ印加する前記電源からの電圧を、ON/OFF制御する第2スイッチ部と、
    前記充電周期の反転周期に基づいて前記第2のスイッチを制御する第2スイッチ制御部とを備えることを特徴とする内燃機関点火装置。
  2. 前記充電周期はパルスでもって規定されており、当該パルスを生成するパルス生成部を備えることを特徴とする請求項1記載の内燃機関点火装置。
  3. 前記コンデンサの充電状態が閾値を超えると、パルス生成を停止せしめるパルス停止部を備えることを特徴とする請求項基板2記載の内燃機関点火装置。
  4. 前記第1スイッチ部および前記第2スイッチ部は、前記パルスのHi状態又はLo状態の何れか一方の状態に呼応してON制御することを特徴とする請求項2〜請求項3の少なくとも何れか1項に記載の内燃機関点火装置。
  5. 前記第2スイッチ制御部は、前記パルス停止部においてパルス生成の停止制御がされると、前記第2スイッチ部をOFF制御することを特徴とする請求項3〜請求項4の少なくとも何れか一項に記載の内燃機関点火装置。
  6. 前記第2スイッチ制御部は、前記パルス停止部においてパルス生成の停止制御がされていない間、前記パルス生成部で生成された前記パルスの反転周期に同期した信号を前記第2スイッチへ出力することを特徴とする請求項5記載の内燃機関点火装置。
  7. 前記第1スイッチ部および前記第2スイッチ部は、前記パルスがLo状態のときON制御しており、
    前記第2スイッチ制御部は、前記パルス停止部から出力されるパルス停止の制御信号を反転出力するための第1インバータと、
    前記第1インバータから出力される信号および前記パルス生成部で生成されるパルスを入力とする論理積と、
    前記論理積から出力される信号を前記第2スイッチ部へ反転出力する第2インバータと、を有することを特徴とする請求項6記載の内燃機関の点火装置。
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