JP2009013580A - 錠装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】閂ストッパー7は、引き出し2の前壁5に一端が固定されており、バネ手段によって、図1(a)に示す引き出し2の閉状態では後退して閂6の突出、没入の移動を可能とし、図1(b)に示す引き出し2の開状態、及び図1(c)に示す不正解錠状態では前進して閂6の移動を阻止する部品であり、図1(b)では係止片7bを第一の係止部である閂6の先端に当接させて閂6の突出を阻止し、図1(c)に示すように、引き出し2の施錠状態において不正解錠が行われた際には、係止片7bが閂6の係止孔6aに進入することで閂6の没入を阻止して不正解錠を防止する。
【選択図】図1
Description
この種の錠装置では、扉の隙間にバール等を挿入して閂を不正に没入させてしまう抉じ開けによる不正解錠が問題視されている。
鍵の誤操作防止装置は、上記のように簡易な構成で扉開放中の誤施錠を阻止し誤操作による収納庫の破損や利用者の怪我を防止している。
請求項2に記載の発明は、さらに、前記可動ストッパーは、前記ロック部材の第一及び第二の係合部と係合する係止突起と、前記ロック部材の移動領域に向けて前記係止突起を付勢する付勢手段と、前記開閉部材から突出した作用端部とを含んで成り、前記開閉部材が閉鎖されたときに前記作用端部が前記収納庫の枠部材に押圧され、前記付勢手段による付勢力に抗して前記係止突起を前記移動領域から後退させ、前記作用端部に対する前記枠部材による押圧が解除されると、前記付勢手段の付勢力が開放されて前記係止突起を前記移動領域へ進入させることを特徴とする。これにより、簡易な構造で、かつ低コストで可動ストッパーを設けることができる。
請求項3に記載の発明は、さらに、前記ロック部材は、前記開閉部材から突出した施錠位置と没入した解錠位置との間を施解錠操作に伴って移動するロック片と、前記第一及び第二の係合部が設けられ、前記開閉部材から突出することなく前記開閉部材の内部で移動する、前記ロック片から分岐した分岐片と、を含んで成ることを特徴とする。これにより、高い強度が求められるロック片を可動ストッパーとの係合用に加工する必要がなく、丈夫な錠装置とすることができる。また、係合機構を外部に露出させずに構成することができる。
請求項4に記載の発明は、さらに、前記ロック部材と異なる方向にて前記開閉部材から出没して前記収納庫を施解錠する第二のロック部材と、前記ロック部材と前記第二のロック部材とを連結し、一方のロック部材の施錠位置/解錠位置への移動に連動させて他方のロック部材を施錠位置/解錠位置へ移動させる連結機構を有し、前記ロック部材及び前記第二のロック部材の一方側にのみ、前記係合部及び前記可動ストッパーを設けたことを特徴とする。これにより、複数方向にロック部材を設けた構成においても、抉じ開け耐性に優れた錠装置を簡易かつ低コストで製造することができる。
図1は本実施形態の錠装置の機構および機能を説明するための模式図である。図1(a)は引き出しを閉鎖した場合、図1(b)は引き出しを開放した場合、図1(c)は抉じ開けによる不正開放の場合をそれぞれ示す平面図である。本実施形態は、収納庫の開閉部材として引き出しを有する構成のものについて説明するが、開閉部材として扉を有する構成のものについてもこれと同様の機能、効果が得られる。
本実施形態の錠装置1は、固定側の枠3の本体8に閂受け部9aを設け、移動側の引き出し2に前記ロック部材である閂6、及び前記可動ストッパーである閂ストッパー7を設け、引き出し2の閉状態において施錠及び解錠を行うとともに、引き出し2の開状態において誤施錠を防止し、さらに、引き出し2の施錠状態において不正解錠を防止する機能を備えている。
なお、第一の係止部を閂6の先端としたが、第二の係止部と同様に孔であっても溝であってもよく、あるいは移動領域に進入した係止片7bによって突出方向の移動が規制される凸部としてもよい。第二の係止部についても溝あるいは凸部としてもよい。
本実施例では、閂6は水平に駆動される走り金具10に締結されており、走り金具10は左右に各々1組ずつ配設され、各々の内側の端部にピン11が突設されている。このピン11がコマ12の外周上に設けた径方向の長穴12aに嵌合され、コマ12の回転と走り金具10の水平移動が連動する。また、走り金具10は、前壁5に固定されたピン14に沿って走り金具10に設けた長手方向の長穴10eが移動することで左右に水平移動する。鍵を使った施解錠に応じてコマ12は図2(a)上で反時計回りに回転し、この回転運動に連動して左右の走り金具10は外側方向へ水平移動し、閂6を突出させる。解錠操作に対しては逆にコマ12は時計回りに回動し、走り金具10は内側方向へ移動して閂6を没入させる。なお、この走り金具10及び閂6の組がそれぞれ前記ロック部材に相当する。
なお、本実施例では一方(右側)の走り金具10は上下2段に分岐しており、上段10aには閂6が配設され、下段10bには後述する閂ストッパー7の係止片7bとの第一の係止部10c及び第二の係止部10dが配設されている。これは、スペースを有効に利用して各部の機能を十分に発揮させ、特に外部からの抉じ開け防止機構の隠蔽、ロック機構の劣化防止と強度向上を目的とした構成であるが、模式図で示した単純な構成であっても勿論よい。
図3に示すように、引き出し2の開状態では、閂ストッパー7はストッパー本体7aと枠3の前端面9bとが接触しなくなるため、コイルバネ13の付勢力により前壁5から離れる方向に回動して前進し、係止片7bが走り金具10の移動領域に進入する。ここで、走り金具10の下段10b先端部には、解錠状態において係止片7bと対向する位置(係止片7bが進入する位置)に、係止片7bと係合する第一の係止部10cを有する。そして、閂ストッパー7が前進した状態では係止片7bが下段10bの第一の係止部10cに当接し、閂6の突出を阻止する(図5参照方)。
本実施例では、これら誤操作防止と不正解錠防止という二つの機能を一つの閂ストッパーを用いて簡易な装置により実現するものである。詳しくは、従来の鍵の誤操作防止機構に、抉じ開け防止用の係合部をロック部材に設けるだけの構成で2つの機能を両立させたものである。
また、開閉部材のスペースを有効利用してロック部材である走り金具を上下2段に分割して閂の機能と、閂ストッパーの係止部材としての機能を分けた構成としたことで、主の施錠部材であるロック片にかかる負担を軽減することができ、丈夫で製造容易な錠装置とすることができる。
さらに、走り金具を左右に設けた場合にその一方のみに閂ストッパーの係止部材を設ける構成としたことで、抉じ開け耐性に優れた錠装置を簡易かつ低コストで製造することができる。
2 引き出し
3 枠
4 側壁
4a 貫通孔
5 前壁
6 閂
6a 係止孔
7 閂ストッパー
7a ストッパー本体
7b 係止片
8 枠本体
9a 閂受け部
9b 前端面
10 走り金具
10a 上段
10b 下段
10c 第一の係止部
10d 第一の係止部
10e 長穴
11 ピン
12 コマ
12a 長穴
13 コイルバネ
14 ピン
15 バール
Claims (4)
- 収納庫の開閉部材に設けられ、施解錠操作に伴ってロック部材を、前記開閉部材から突出した施錠位置と前記開閉部材に没入した解錠位置とに進退させて前記収納庫を施解錠する錠装置において、
前記開閉部材が閉鎖されているときは前記ロック部材の移動領域から離れて位置し、前記開閉部材の開放動作に伴って前記移動領域へ進入する可動ストッパーを有し、
前記ロック部材は、
前記解錠位置において前記移動領域に進入した前記可動ストッパーと係合する位置に設けられた第一の係合部と、
前記施錠位置において前記移動領域に進入した前記可動ストッパーと係合する位置に設けられた第二の係合部とを備え、
前記ロック部材が解錠位置にあるときにおける前記開閉部材の開放動作に伴って、前記可動ストッパーが前記移動領域に進入し、前記第一の係合部と係合することで前記ロック部材の突出を阻止し、
前記ロック部材が施錠位置にあるときにおける前記開閉部材の不正な開放動作に伴って、前記可動ストッパーが前記移動領域に進入し、前記第二の係合部と係合することで前記ロック部材の没入を阻止する
ことを特徴とする錠装置。 - 前記可動ストッパーは、
前記ロック部材の第一及び第二の係合部と係合する係止突起と、
前記ロック部材の移動領域に向けて前記係止突起を付勢する付勢手段と、
前記開閉部材から突出した作用端部とを含んで成り、
前記開閉部材が閉鎖されたときに前記作用端部が前記収納庫の枠部材に押圧され、前記付勢手段による付勢力に抗して前記係止突起を前記移動領域から後退させ、
前記作用端部に対する前記枠部材による押圧が解除されると、前記付勢手段の付勢力が解放されて前記係止突起を前記移動領域へ進入させる
ことを特徴とする請求項1に記載の錠装置。 - 前記ロック部材は、
前記開閉部材から突出した施錠位置と没入した解錠位置との間を施解錠操作に伴って移動するロック片と、
前記第一及び第二の係合部が設けられ、前記開閉部材から突出することなく前記開閉部材の内部で移動する、前記ロック片から分岐した分岐片と、を含んで成る
ことを特徴とする請求項1または2に記載の錠装置。 - 前記ロック部材と異なる方向にて前記開閉部材から出没して前記収納庫を施解錠する第二のロック部材と、
前記ロック部材と前記第二のロック部材とを連結し、一方のロック部材の施錠位置/解錠位置への移動に連動させて他方のロック部材を施錠位置/解錠位置へ移動させる連結機構とを有し、
前記ロック部材及び前記第二のロック部材の一方側にのみ、前記係合部及び前記可動ストッパーを設けた
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の錠装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007172850A JP5013991B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 錠装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007172850A JP5013991B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 錠装置 |
Publications (2)
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JP2009013580A true JP2009013580A (ja) | 2009-01-22 |
JP5013991B2 JP5013991B2 (ja) | 2012-08-29 |
Family
ID=40354809
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007172850A Active JP5013991B2 (ja) | 2007-06-29 | 2007-06-29 | 錠装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP5013991B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4952989U (ja) * | 1972-08-21 | 1974-05-10 | ||
JPS5771664U (ja) * | 1980-10-16 | 1982-05-01 | ||
JP2001262892A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-09-26 | Kyoei Ind Co Ltd | 家具における鍵の誤作動防止装置 |
-
2007
- 2007-06-29 JP JP2007172850A patent/JP5013991B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4952989U (ja) * | 1972-08-21 | 1974-05-10 | ||
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JP2001262892A (ja) * | 2000-03-21 | 2001-09-26 | Kyoei Ind Co Ltd | 家具における鍵の誤作動防止装置 |
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