JP2009012681A - ハイブリッド車両の駆動力伝達装置 - Google Patents

ハイブリッド車両の駆動力伝達装置 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジンの駆動による走行時に2方向クラッチが係合状態にスイッチするのを防止することができるようにしたハイブリッド車両の駆動力伝達装置を提供することである。
【解決手段】エンジン13を駆動源として回転駆動される前輪11と、減速機付き電動モータ16を駆動源として回転駆動される後輪12とを備え、上記電動モータ16における減速機17の出力軸18から後輪12に至るトルク伝達経路に機械式の2方向クラッチ19を組込んでエンジン13の駆動による車両の走行時に後輪12から出力軸18に回転トルクが伝達されるのを防止する。減速機17の出力軸18を制動する電磁クラッチ50を設け、電動モータ16の回転停止時に、その電磁クラッチ50により出力軸18を制動して、エンジン13の駆動による車両の走行時に2方向クラッチ19の外輪22が振動等で回転して2方向クラッチが誤作動するのを防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、エンジンにより駆動輪を駆動し、減速機付き電動モータによって補助駆動輪を駆動するハイブリッド車両の駆動力伝達装置に関するものである。
エンジンおよび電動モータを備え、その電動モータを発進時や、加速時等の負荷が大きいときにアシストとして用いるようにしたハイブリッド車両の駆動力伝達装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記特許文献1に記載された駆動力伝達装置においては、電動モータの回転を減速する減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達系に2方向クラッチを組込み、エンジンの駆動による通常走行時に、その2方向クラッチによって補助駆動輪から減速機側への回転トルクの伝達を遮断するようにしている。
ここで、2方向クラッチとして、外輪と内輪の間に径の異なる2つの保持器を組込み、その各保持器に形成されたポケットにスプラグを組込み、大径側保持器と小径側保持器の相対回転によりスプラグを周方向に傾動させて外輪の内径面と内輪の外径面にスプラグの両端のカム面を係合させるようにしたスプラグタイプの2方向クラッチを採用している。
特開平11−291774号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたハイブリッド車両の駆動力伝達装置においては、電動モータを停止し、エンジンの駆動による前進走行中において、振動等により、減速機の出力軸が回転すると、その回転が2方向クラッチの外輪に伝達され、前進側に傾動しているスプラグが後進側にスイッチして係合状態となり、補助駆動輪から減速機側への回転伝達を遮断することができなくなるという不具合が発生する。
また、電動モータを停止し、エンジンの駆動による後進走行時においても、前記と同様に、後進側に傾動しているスプラグが前進側にスイッチして係合状態となり、補助駆動輪から減速機側への回転伝達を遮断することができなくなるという不具合が発生する。
この発明の課題は、エンジンの駆動による走行時に2方向クラッチが係合状態にスイッチするのを防止することができるようにしたハイブリッド車両の駆動力伝達装置を提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明においては、エンジンを駆動源として回転駆動される駆動輪と、減速機付き電動モータを駆動源として回転駆動される補助駆動輪とを備え、前記電動モータにおける減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達経路に機械式の2方向クラッチを組込んだハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、前記電動モータの回転停止時に、減速機の出力軸を制動するブレーキ装置を設けた構成を採用したのである。
ここで、ブレーキ装置として、静止部材に支持されて出力軸と同軸上に配置された電磁石と、その電磁石のコアに対向配置されて出力軸の軸方向に移動可能なアーマチュアと、そのアーマチュアをコアから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、前記アーマチュアの軸方向の移動によって出力軸に設けられた摩擦部材に回転抵抗を負荷する電磁クラッチを採用することにより、その電磁クラッチは出力軸と同軸上の配置であるため、装置のコンパクト化を図ることができる。
上記電磁クラッチは、電磁コイルに対する通電の遮断状態で出力軸を固定する無励磁式のものであってもよく、あるいは、電磁コイルに対する通電によって出力軸を固定する励磁式のものであってもよい。
上記のような電磁クラッチの採用において、電磁コイルと離反ばねとの間に非磁性体を介在させておくことにより、電磁コイルに対する通電の際に離反ばねに磁束が漏洩するのを防止することができるため、アーマチュアの吸着力の低下を抑制し、そのアーマチュアを確実に吸着することができる。
この発明に係るハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、2方向クラッチは、スプラグタイプのクラッチであってもよく、あるいは、ローラタイプのクラッチであってもよい。
上記のように、この発明においては、電動モータの出力軸を制動するブレーキ装置を設けたことにより、エンジンの駆動によってのみ駆動輪を駆動する走行時に、ブレーキ装置を作動して電動モータの出力軸を制動することにより、振動等により電動モータの出力軸が回転して2方向クラッチが係合状態にスイッチするのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1に示すように、ハイブリッド車両10は、車体前部に駆動輪としての前輪11が左右に設けられている。また、車体後部には補助駆動輪としての後輪12が設けられている。
さらに、車体には、エンジン13と、減速機付き電動モータ16とが搭載され、上記エンジン13の回転はトランスミッション14およびディファレンシャル15を介して前輪11に伝達される。一方、電動モータ16における減速機17の出力軸18の回転は2方向クラッチ19およびディファレンシャル20を介して後輪12に伝達される。
図2および図3は電動モータ16のトルク伝達系を示し、減速機17の出力軸18にはピニオン21が取付けられ、そのピニオン21の回転は2方向クラッチ19に入力される。
図2に示すように、2方向クラッチ19は、外輪22と、その内側に組込まれた内輪23と、上記外輪22の円筒形内面22aと内輪23の円筒形外面23a間に組込まれたスプラグ24と、そのスプラグ24を保持する保持器25とからなる。
外輪22と内輪23は軸受26を介して相対的に回転自在に支持され、その外輪22に設けられた入力ギヤ27はピニオン21に噛合している。
図4に示すように、保持器25は、径の異なる2つの保持器25a、25bからなり、その外側保持器25aは外輪22の円筒形内面22aに固定されて外輪22と一体に回転するようになっている。
一方、内側保持器25bは図2に示す軸受28によって内輪23に回転自在に支持されている。この内側保持器25bには径方向外方に延びるスイッチピン29が固定され、そのスイッチピン29は外側保持器25aに形成された周方向に長い長孔30内に挿入され、上記スイッチピン29が長孔30の周方向両端に当接する範囲内において外側保持器25aと内側保持器25bは相対的に回転自在とされている。
外側保持器25aと内側保持器25bには径方向で対向する複数のポケット31が周方向に間隔をおいて形成され、径方向で対向するポケット31内のそれぞれにスプラグ24が組込まれている。
スプラグ24は、正転用カム面24aと逆転用カム面24bを両端のそれぞれに有し、内側保持器25bのポケット31内に組込まれた弾性部材32によって外輪22の円筒形内面22aと内輪23の円筒形外面23aに対して係合解除される中立位置に保持されている。
図2に示すように、内側保持器25bの一端部は外側保持器25aの端部より外側に位置し、その内側保持器25bの一端部外周にフランジ33と、そのフランジ33の外側にギヤ嵌合面34とが形成され、上記ギヤ嵌合面34に係合溝35が設けられている。
ギヤ嵌合面34にはサブギヤ36がスライド自在に嵌合され、そのサブギヤ36は係合溝35に組込まれた皿ばね等の弾性部材37によってフランジ33に押付けられている。
サブギヤ36はピニオン21に噛合し、外周の歯数は入力ギヤ27の歯数より少なくなっている。このため、ピニオン21が回転すると、サブギヤ36はフランジ33との接触部で滑りを生じつつ入力ギヤ27より遅れて回転する。
内輪23には、ディファレンシャル20のディファレンシャルケース38が固定され、上記内輪23からそのディファレンシャルケース38に回転トルクが伝達されると、その回転トルクは図示省略したディファレンシャル機構を介して図1に示す後輪12のアクスル39に伝達されるようになっている。
図2および図3に示すように、電動モータ16における減速機17の出力軸18は、小径軸部18aを端部に有し、その小径軸部18aに円盤状の摩擦部材40が嵌合されている。摩擦部材40はセレーション41によって小径軸部18aに回り止めされ、かつ、軸方向に移動自在とされている。
出力軸18は、摩擦部材40に摩擦抵抗を負荷するブレーキ装置50によって制動されるようになっている。ブレーキ装置50は電磁クラッチからなる。
電磁クラッチ50は、電磁石51と、その電磁石51に対向配置されたアーマチュア52と、そのアーマチュア52に対向配置された固定プレート53と、上記アーマチュア52を電磁石51から離反する方向に付勢する離反ばね54を有し、上記電磁石51の電磁コイル51aを支持するコア51bは出力軸18と同軸上に配置されて静止部材としてのハウジング55に固定されている。
アーマチュア52は出力軸18の小径軸部18aに沿ってスライド自在とされ、かつ、コア51bに対して回り止めされ、そのアーマチュア52と電磁コイル51aとの間に離反ばね54が組込まれている。アーマチュア52は電磁コイル51aに対する通電の遮断状態で離反ばね54により押圧されて摩擦部材40に押付けられている。
固定プレート53はコア51bとの間に一定の間隔があく状態でコア51bに対向配置され、ねじ56の締付けによる手段を介してコア51bに固定されている。この固定プレート53は離反ばね54で押圧されるアーマチュア52とで摩擦部材40を両側から挟持して出力軸18を制動するようになっている。
実施の形態で示すハイブリッド車両の駆動力伝達装置は上記の構造からなり、
電動モータ16によって後輪12を駆動する場合は、電磁クラッチ50の電磁コイル51aに通電して電動モータ16を駆動する。
電磁コイル51aに対する通電によりアーマチュア52はコア51bに吸着されて摩擦部材40の押圧を解除する。その押圧解除により、出力軸18に対する制動が解除され、上記電動モータ16の駆動によって出力軸18が回転する。
出力軸18の回転はピニオン21を介して入力ギヤ27およびサブギヤ36に伝達され、外輪22が回転すると共に、サブギヤ36とフランジ33の接触によって内側保持器25bも外輪22と同方向に回転する。
このとき、サブギヤ36の歯数は入力ギヤ27の歯数より少ないため、サブギヤ36はフランジ33との接触部で滑りを生じつつ入力ギヤ27より遅れて回転し、外輪22に固定された外側保持器25aと内側保持器25bが相対回転する。
外側保持器25aと内側保持器25bの相対回転により、スプラグ24は外側保持器25aの回転方向に倒れて外輪22の円筒形内面22aと内輪23の円筒形外面23aに係合する。
外側保持器25aと内側保持器25bが所定角度相対回転すると、外側保持器25aに形成された長孔30の一端がスイッチピン29に係合し、外側保持器25aの回転は上記スイッチピン29から内側保持器25bに伝達されて内側保持器25bは外側保持器25aと一体に回転し、スプラグ24は係合状態に保持される。また、サブギヤ36はフランジ33との接触部で滑りを生じつつ回転する。
2方向クラッチ19におけるスプラグ24の係合により、そのスプラグ24を介して外輪22の回転が内輪23に伝達される。また、内輪23の回転はその内輪23に固定されたディファレンシャルケース38から図示省略したディファレンシャル機構を介して図1に示すアクスル39に伝達されて後輪12が回転し、車両が走行する。
車両の走行を電動モータ16からエンジン13に切換える場合は、図示省略した発進クラッチを結合状態として、そのエンジン13の回転をトランスミッション14に入力し、前輪11を回転させる。
この場合、駆動力の切換えと同時に電動モータ16を停止し、電磁コイル51aに対する通電を遮断する。電磁コイル51aに対する通電の遮断によってアーマチュア52は吸着が解除されるため、離反ばね54の押圧により、アーマチュア52はコア51bから離反して摩擦部材40を固定プレート53に向けて押圧する。その押圧によって摩擦部材40は固定プレート53とアーマチュア52で両側から挟持され、摩擦部材40に負荷される摩擦抵抗によって出力軸18が制動される。
エンジン13の駆動による車両の走行状態では、後輪12の回転が2方向クラッチ19の内輪23に伝達されて内輪23が回転するが、その内輪23の回転によってスタンバイ状態にあるスプラグ24は中立位置に向けて起こされるようになり、内輪23の回転は外輪22に伝達されず、内輪23はフリー回転する。
ここで、2方向クラッチ19の係合解除状態における車両の走行状態において、振動等により、仮に、電動モータ16の出力軸18が回転すると、その回転は2方向クラッチ19の外輪22に伝達され、スプラグ24が走行方向の逆方向にスイッチして係合状態となり、後輪12から減速機側への回転伝達を遮断することができなくなるという不具合が発生する。
しかしながら、エンジン13の駆動による走行状態では電磁クラッチ50の作動により出力軸18は制動されているため、振動等で外輪22が回転するようなことはなく、上記のような不具合の発生を生じるようなことはない。
図2および図3に示す実施の形態では、電磁クラッチ50として、電磁コイル51aに対する通電の遮断状態で出力軸18を制動する無励磁式のものを示したが、電磁クラッチ50はこれに限定されるものではなく、電磁コイル51aに対する通電によって出力軸18を制動する励磁式のものであってもよい。
図5は励磁式の電磁クラッチ50を示す。この電磁クラッチ50においては、出力軸18と同軸上に配置された電磁石51のコア51bをハウジング55に固定し、そのコア51bに対向配置されたアーマチュア52を出力軸18の小径軸部18aに嵌合し、その嵌合部に設けられたセレーション41によってアーマチュア52を出力軸18に回り止めし、かつ、軸方向に移動自在に支持し、上記小径軸部18aにはアーマチュア52の離反量を規制する止め輪57を取付け、離反ばね54の押圧によりアーマチュア52を止め輪57に向けて付勢し、上記電磁石51の電磁コイル51aに対する通電によりコア51bにアーマチュア52を吸着して出力軸18を制動するようにしている。
上記のような励磁式の電磁クラッチ50を採用することにより、図3に示す固定プレート53や、その固定プレート53をコア51bに固定するねじ56を省略することができるため、構成の簡素化を図ることができると共に、軸方向長さのコンパクト化を図ることができる。
図6は、電磁クラッチ50の他の例を示す。この例においては、電磁コイル51aと離反ばね54との間に非磁性体58を設けている。他の構成は図3に示す電磁クラッチ50と同一であるため、同一部品には同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、電磁コイル51aと離反ばね54との間に非磁性体58を設けると、電磁コイル51aに対する通電時、離反ばね54に磁束が漏洩するのを防止することができるため、アーマチュア52の吸着力の低下を抑制し、コア51bによってアーマチュアを確実に吸着することができる。
図2に示す実施の形態では、サブギヤ36を用いて外側保持器25aと内側保持器25bを相対回転させるようにしたが、図7に示すように、上記サブギヤ36に代えて、ギヤ嵌合面34に可動摩擦プレート59を回転自在に嵌合し、その可動摩擦プレート59を弾性部材37でフランジ33に圧接すると共に、ハウジング55に固定された固定摩擦プレート60に接触させて、内側保持器25bに摩擦による回転抵抗を負荷するようにしてもよい。
図7に示す場合においても、ピニオン21から入力ギヤ27に対する回転トルクの伝達時に外側保持器25aと内側保持器25bとを相対回転させてスプラグ24を係合位置にスイッチさせることができる。
また、図2では、2方向クラッチ19としてスプラグタイプのものを示したが、
図8(I)、(II)に示すように、入力ギヤ27の内径面に固定される外輪61の内径面に内輪62の円筒形外面63との間で周方向の両端に向けて対向間隔が次第に小さくなるくさび状空間を形成するカム面64を設け、そのくさび状空間内にローラ65を組込み、そのローラ65を保持器66で保持し、上記ローラ65を弾性部材67で中立位置に保持するようにしたローラタイプの2方向クラッチ19を用いるようにしてもよい。
上記ローラタイプの2方向クラッチ19においては、保持器66に径方向外方に向くスイッチピン69を固定し、そのスイッチピン69を外輪61に形成した長孔70内に挿入し、その長孔70の両端にスイッチピン69が当接する範囲内において外輪61と保持器66を相対的に回転自在としている。
上記のようなローラタイプの2方向クラッチ19の採用においては、保持器66の端部にサブギヤ36を回転自在に嵌合し、そのサブギヤ36を弾性部材37によって上記保持器66に設けられたフランジ68に押付けて、ピニオン21から入力ギヤ27への回転トルクの伝達時に、外輪61と保持器66とを相対回転させてローラ65をカム面64と円筒形外面63に係合させるようにする。
なお、サブギヤ36に代えて、図7に示す可動摩擦プレート59および固定摩擦プレート60を採用するようにしてもよい。
この発明に係るハイブリッド車両の駆動力伝達装置の実施の形態を示す全体の構成図 図1の電動モータのトルク伝達系を示す断面図 図2のブレーキ装置部を拡大して示す断面図 図2に示す2方向クラッチの断面図 ブレーキ装置の他の例を示す断面図 ブレーキ装置のさらに他の例を示す断面図 2方向クラッチのスイッチ機構の他の例を示す断面図 (I)は2方向クラッチの他の例を示す縦断正面図、(II)は縦断側面図
符号の説明
11 前輪(駆動輪)
12 後輪(補助駆動輪)
13 エンジン
16 減速機付き電動モータ
17 減速機
18 出力軸
19 2方向クラッチ
40 摩擦部材
50 ブレーキ装置(電磁クラッチ)
51 電磁石
51a 電磁コイル
51b コア
52 アーマチュア
54 離反ばね
55 ハウジング(静止部材)
58 非磁性体

Claims (8)

  1. エンジンを駆動源として回転駆動される駆動輪と、減速機付き電動モータを駆動源として回転駆動される補助駆動輪とを備え、前記電動モータにおける減速機の出力軸から補助駆動輪に至るトルク伝達経路に機械式の2方向クラッチを組込んだハイブリッド車両の駆動力伝達装置において、
    前記電動モータの回転停止時に、減速機の出力軸を制動するブレーキ装置を設けたことを特徴とするハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  2. 前記ブレーキ装置が、電磁石の電磁コイルに対する通電または通電の遮断によって出力軸を制動する電磁クラッチからなる請求項1に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  3. 前記電磁クラッチが、静止部材に支持されて前記出力軸と同軸上に配置された電磁石と、その電磁石のコアに対向配置されて出力軸の軸方向に移動可能なアーマチュアと、そのアーマチュアをコアから離反する方向に付勢する離反ばねとからなり、前記アーマチュアの軸方向の移動によって出力軸に設けられた摩擦部材に回転抵抗を負荷するようにした請求項2に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  4. 前記電磁クラッチが、電磁コイルに対する通電の遮断状態で出力軸を制動する無励磁式のものからなる請求項2又は3に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  5. 前記電磁クラッチが、電磁コイルに対する通電によって出力軸を制動する励磁式のものからなる請求項2又は3に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  6. 前記電磁コイルと離反ばねとの間に非磁性体を介在させた請求項2乃至5のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  7. 前記2方向クラッチが、スプラグタイプのクラッチからなる請求項1乃至6のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
  8. 前記2方向クラッチが、ローラタイプのクラッチからなる請求項1乃至6のいずれかの項に記載のハイブリッド車両の駆動力伝達装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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