JP2009012623A - 車載装置及び車速処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両に依存せずに車両の速度に基づく情報処理が可能な「車載装置」及び「車速処理プログラム」を提供するものである。
【解決手段】利用車速センサ検出・切替部112は、入力される専用線積算車速パルス数及び車載バス積算車速パルス数に基づいて、車両に設けられた車速センサのタイプを特定する。専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114は、車速センサが車速パルスを送信するものである場合に、専用線積算車速パルス数を入力し、当該専用線積算車速パルス数に基づいて車速及び走行距離を算出する。車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116は、車速センサが車速情報メッセージを送信するものである場合に、車載バス積算車速パルス数を入力し、当該車載バス積算車速パルス数に基づいて車速及び走行距離を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載され、該車両の速度に基づく情報処理を可能とする車載装置、及び、当該車載装置にて実行される車速処理プログラムに関する。
近年、車両にはナビゲーション装置等の様々な装置が搭載されるようになっている。このような車載装置は、車両の走行、制御に寄与すべく、当該車両に関する各種情報を取得し、処理する。(例えば、特許文献1乃至4参照)。例えば、ナビゲーション装置は、車両から出力される当該車両の速度に関連する情報である、車両が所定の距離を移動する毎に発生する車速パルス、又は、車両の速度(車速)の数値を含む車速情報メッセージを入力し、これらに基づいて車速を認識することにより、車両の走行に伴って変化する当該車両の位置を特定すること等が可能となる。
特開2004−309418号公報 特開2002−331882号公報 特開2001−182823号公報 特開平10−11698号公報
従来のナビゲーション装置では、車速に基づく情報処理を行うためのプログラムは、搭載される車両内の車速センサに応じたものが用いられている。具体的には、車両内の車速センサが車速パルスを出力する場合には、その車速パルスに基づいて車速を認識するプログラムが用いられ、車両内の車速センサが車速の数値を含む車速情報メッセージを出力するものである場合には、その車両情報メッセージに基づいて車速を認識するプログラムが用いられる。このため、プログラムの生成が煩雑となる。また、例えば、ナビゲーション装置を、車速パルスを出力する車速センサを備えた車両から車速情報メッセージを出力する車速センサを備えた車両に載せ替えると、車両の速度を認識することができない。
本発明の目的は、上述した問題を解決するものであり、車両に依存せずに車両の速度に基づく情報処理が可能な車載装置及び車速処理プログラムを提供するものである。
本発明に係る、車両に搭載され、該車両の速度に基づく情報処理を可能とする車載装置は、前記車両内の車速センサから送信される前記車両の速度の特定に必要な車速関連情報に基づいて、該車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第1の形式特定手段と、前記第1の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式に応じて、前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする。
この構成によれば、車両内の車速センサの形式を特定し、当該車速センサの形式に応じて、車速関連情報から車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成する。すなわち、車速センサの形式に応じて、当該車速センサから送信される車速関連情報が異なる場合にも、車速センサの形式に応じて車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成することが可能となり、車両の速度に基づく情報処理において、どのような車速センサが車両内に設けられているかについては問題としない、換言すれば、車両に依存しない情報処理が可能となる。
また、本発明に係る車載装置は、前記第1の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式を記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、前記記憶手段に前記車速センサの形式が記憶された後に送信される前記車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第2の形式特定手段と、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致するか否かを判定する形式判定手段とを有し、前記情報生成手段が、前記形式判定手段により、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式に応じて、該車速センサから送信される前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成するようにしてもよい。
この構成によれば、車載装置が載せ替えられること等によって、車速センサの形式が変わる場合には、変更後の車速センサの形式に応じて、車速関連情報から車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成することで、車両の速度に基づく情報処理において、車両に依存しない情報処理が可能となる。
また、本発明に係る車載装置は、前記車両の速度に基づく情報処理が、前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報に基づいて、前記車両の速度及び走行距離の少なくともいずれかを記憶手段に記憶された学習情報を参照して補正する処理であり、前記形式判定手段により前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された前記学習情報を削除する削除処理手段を有するようにしてもよい。
この構成によれば、車両の走行距離を補正する処理に参照される学習情報が車速センサに依存するものであることに鑑み、車速センサの形式が変わる場合には、変更前の車速センサの形式に対応する学習情報が不要となるため、当該学習情報を削除することで、補正情報の適切な管理と利用が可能となる。
また、本発明に係る車載装置は、前記車速関連情報が、前記車両が所定の距離を移動する毎に発生する車速パルス、及び、前記車両の速度の数値を含む車速情報メッセージの少なくともいずれかであるようにしてもよい。
本発明に係る、車両に搭載され、該車両の速度に基づく情報処理を可能とする車載装置にて実行される車速処理プログラムは、前記車両内の車速センサから送信される前記車両の速度の特定に必要な車速関連情報に基づいて、該車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第1の形式特定ステップと、前記第1の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式に応じて、前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成する情報生成ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明に係る車速処理プログラムは、前記第1の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式を記憶手段に記憶させる記憶処理ステップと、前記記憶手段に前記車速センサの形式が記憶された後に送信される前記車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第2の形式特定ステップと、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致するか否かを判定する形式判定ステップとを有し、前記情報生成ステップが、前記形式判定ステップにより、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式に応じて、該車速センサから送信される前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成するようにしてもよい。
また、本発明に係る車速処理プログラムは、前記車両の速度に基づく情報処理が、前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報に基づいて、前記車両の速度及び走行距離の少なくともいずれかを記憶手段に記憶された学習情報を参照して補正する処理であり、前記形式判定ステップにより前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された前記学習情報を削除する削除処理ステップを有するようにしてもよい。
本発明によれば、車速センサの形式に応じて、当該車速センサより送信される車速関連情報から車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成することで、車両の速度に基づく情報処理において、車両に依存しない情報処理が可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車載装置の構成を示す図である。
図1に示す車載装置100は、例えばナビゲーション装置の一部として構成されるものであり、車両に搭載される。この車載装置100は、ジャイロデータサンプリング部102、専用線用車速パルスカウンタ104、車載バス用車速パルスカウンタ106、走行データ生成・送信部108、走行データ受信部110、利用車速センサ検出・切替部112、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116、自動距離補正処理部118及びデータ保存部120により構成される。
ジャイロデータサンプリング部102は、車両に設けられたジャイロセンサ(図示せず)から送信されるジャイロデータを受信し、所定の時間周期でサンプリングを行い、そのサンプリングのタイミングにおけるジャイロデータをジャイロセンサ出力値として走行データ生成・送信部108へ出力する。
専用線用車速パルスカウンタ104は、車両に設けられた車速センサ(図示せず)が送信する、車速関連情報としての車速パルスを、専用線(図示せず)を介して受信し、当該車速パルスの数をカウントする。ここで、車速パルスとは、車両が所定の距離を移動する毎に発生するパルスである。この車速パルスと車速は、車速が大きいほど、車速パルスの時間間隔が短くなる、換言すれば、単位時間当たりの車速パルスの数が多くなるという関係を有する。更に、専用線用車速パルスカウンタ104は、カウント値を随時、専用線積算車速パルス数として走行データ生成・送信部108へ出力する。
車載バス用車速パルスカウンタ106は、車両に設けられた車速センサ(図示せず)が送信する、車速関連情報としての車速情報メッセージを、車載バス(図示せず)を介して受信する。この車速情報メッセージには、車速の数値が含まれている。次に、車載バス用車速パルスカウンタ106は、車速情報メッセージに含まれる車速の数値を、車両が所定の距離を移動する毎に発生する車速パルスに換算する。具体的には、車速の数値が大きいほど、単位時間当たりの走行距離は長くなるため、車速パルスの間隔は短くなる。すなわち、単位時間当たりの車速パルスの数は多くなる。更に、車載バス用車速パルスカウンタ106は、換算した車速パルスの数をカウントし、当該カウント値を随時、車載バス積算車速パルス数として走行データ生成・送信部108へ出力する。
ここで、車両に設けられる車速センサは、車速パルス及び車速情報メッセージのいずれか一方を送信する。すなわち、専用線用車速パルスカウンタ104による車速パルスの受信及び車速情報メッセージの受信は、いずれか一方のみが行われるため、専用線積算車速パルス数と車載バス積算車速パルス数は、一方が1以上であり、他方が0となる。
走行データ生成・送信部108は、ジャイロセンササンプリング部102からのジャイロセンサ出力値を入力する毎に、当該ジャイロセンサ出力値と、その時点での専用線用車速パルスカウンタ104からの専用線積算車速パルス数、及び、車載バス用車速パルスカウンタ106からの車載バス積算車速パルス数を含んだ走行データを生成する。この走行データが生成される毎に、専用線積算車速パルス数と車載バス積算車速パルス数はリセットされる。すなわち、走行データ内の専用線積算車速パルス数と車載バス積算車速パルス数は、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における車速パルスの数を示すことになる。
図2は、走行データの一例を示す図である。図2において、シリアルカウントNoは、車載装置100が起動してからの走行データの通し番号であり、このシリアルカウントNoによって走行データは一意に特定される。ジャイロセンサ出力値、専用線積算車速パルス数及び車載バス積算車速パルス数は、それぞれジャイロデータサンプリング部102、専用線用車速パルスカウンタ104及び車載バス用車速パルスカウンタ106から出力されるものである。走行状態は、ジャイロセンサ出力値に基づいて特定される車両の走行状態(前進及び後退のいずれかであるか)を示す情報である。生成された走行データは、走行データ受信部110へ送信される。
走行データ受信部110は、走行データ生成・送信部108からの走行データを受信する。更に、走行データ受信部110は、その走行データに含まれる専用線積算車速パルス数と、車載バス積算車速パルス数とを利用車速センサ検出・切替部112へ出力する。
利用車速センサ検出・切替部112は、車両に設けられた車速センサの形式(タイプ)を設定する。具体的には、利用車速センサ検出・切替部112は、走行データ受信部110からの専用線積算車速パルス数が1以上である場合には、車速センサが車速パルスを出力するタイプのもの(専用線車速センサ)であると認識し、走行データ受信部110からの車載バス積算車速パルス数が1以上である場合には、車速センサが車速情報メッセージを出力するタイプのもの(車載バス車速センサ)であると認識し、その認識したタイプを今回利用する車速センサのタイプとして設定する。更に、利用車速センサ検出・切替部112は、専用線積算車速パルス数については専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114へ出力し、車載バス積算車速パルス数については車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116へ出力する。
また、利用車速センサ検出・切替部112は、車載装置100の起動時においては、設定した車速センサのタイプ(今回利用する車速センサのタイプ)と、それまでの車速センサのタイプ(前回利用した車速センサのタイプ)とを比較する。ここで、前回利用した車速センサのタイプは、不揮発性メモリであるデータ保存部120に記憶されている。例えば、車載装置100が、車速パルスを送信する車速センサを設けた車両から車速情報メッセージを送信する車速センサを設けた車両に載せ替えられた場合には、載せ替え後の車速センサである今回利用する車速センサのタイプと、載せ替え前の車速センサである前回利用した車速センサのタイプとは異なったものとなる。
今回利用する車速センサのタイプと前回利用した車速センサのタイプとが異なる場合、利用車速センサ検出・切替部112は、データ保存部120に記憶されている、前回利用した車速センサのタイプを今回利用する車速センサのタイプに更新するとともに、当該データ保存部120に記憶されている、後述する学習データを削除する制御を行う。
専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114は、利用車速センサ検出・切替部112からの専用線積算車速パルス数に基づいて、車速と車両の走行距離とを算出する。算出された車速・走行距離は、自動距離補正処理部118へ出力される。一方、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116は、利用車速センサ検出・切替部112からの車載バス積算車速パルス数に基づいて、車速と車両の走行距離とを算出する。算出された車速・走行距離は、自動距離補正処理部118へ出力される。
自動距離補正処理部118は、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速・走行距離を、GPS衛星から送信されるGPS信号により導出される速度に基づいて補正する。この補正の際、自動距離補正処理部118は、データ保存部120に学習データが記憶されている場合には、当該学習データを参照する。この学習データは、例えば、GPS信号に基づいて導出される速度と、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速との差と、補正量との対応関係を示すものである。更に、自動距離補正処理部118は、GPS信号に基づいて導出される速度と、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速とに基づいて、学習データを生成あるいは更新してデータ保存部120に記憶させる。
本実施形態において、利用車速センサ検出・切替部112が第1の形式特定手段に対応し、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114及び車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116が情報変換手段に対応する。また、利用車速センサ検出・切替部112が記憶処理手段、第2の形式特定手段、形式判定手段及び削除処理手段に対応する。
次に、フローチャートを参照しつつ、車載装置100の動作を説明する。図3乃至図5は、車載装置100の動作を示す第1乃至第3のフローチャートである。これらフローチャートに示す動作は、車載装置100が図示しないメモリ等に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
車載装置100が起動すると(S101)、その後、ジャイロデータサンプリング部102は、車両に設けられたジャイロセンサから送信されるジャイロデータを受信し、サンプリングのタイミングにおけるジャイロデータをジャイロセンサ出力値として走行データ生成・送信部108へ出力する。専用線用車速パルスカウンタ104は、車両に車速パルスを送信する車速センサが設けられている場合に、当該車速パルスを受信してその数をカウントし、カウント値を専用線積算車速パルス数として走行データ生成・送信部108へ出力する。車載バス用車速パルスカウンタ106は、車両に車速情報メッセージを送信する車速センサが設けられている場合に、当該車速情報メッセージを受信し、その車速情報メッセージに含まれる車速の数値を車速パルスに換算して、当該車速パルスのカウント値を車載バス積算車速パルス数として走行データ生成・送信部108へ出力する。
走行データ生成・送信部108は、ジャイロセンササンプリング部102からのジャイロセンサ出力値を入力する毎に、当該ジャイロセンサ出力値と、その時点での専用線用車速パルスカウンタ104からの専用線積算車速パルス数、及び、車載バス用車速パルスカウンタ106からの車載バス積算車速パルス数とを含んだ走行データを生成する(S102)。
次に、走行データ生成・送信部108は、生成した走行データを送信し、走行データ受信部110は、当該走行データを受信する(S103)。更に、走行データ受信部110は、受信した走行データに含まれる専用線積算車速パルス数及び車載バス積算車速パルス数を抽出して、利用車速センサ検出・切替部112へ出力する。
利用車速センサ検出・切替部112は、走行データ受信部110からの専用線積算車速パルス数及び車載バス積算車速パルス数を入力すると、今回利用する車速センサのタイプが設定済みであるか否かを判定する(S104)。具体的には、利用車速センサ検出・切替部112は、S101において車載装置100が起動した後、最初に1以上の専用線積算車速パルス数又は車載バス積算車速パルス数を入力した場合には、今回利用する車速センサのタイプが設定済みでないと判定し、それ以外の場合には、今回利用する車速センサのタイプが設定済みであると判定する。
今回利用する車速センサの車速センサタイプが設定済みでない場合には、図4に示す動作に移行し、利用車速センサ検出・切替部112は、入力した専用線積算車速パルス数が1以上であるか否かを判定する(S111)。
専用線積算車速パルス数が1以上である場合は、車両に設けられた車速センサが専用線を介して専用線用車速パルスカウンタ104へ車速パルスを送信しているということである。従って、利用車速センサ検出・切替部112は、今回利用する車速センサのタイプを、車速パルスを送信する車速センサ(専用線車速センサ)に設定する(S112)。
一方、専用線積算車速パルス数が0である場合は、次に、利用車速センサ検出・切替部112は、入力した車載バス積算車速パルス数が1以上であるか否かを判定する(S113)。
車載バス積算車速パルス数が1以上である場合は、車両に設けられた車速センサが車載バスを介して車載バス用車速パルスカウンタ106へ車速情報メッセージを送信しているということである。従って、利用車速センサ検出・切替部112は、今回利用する車速センサのタイプを、車速情報メッセージを送信する車速センサ(車載バス車速センサ)に設定する(S114)。一方、専用線積算車速パルスと車載バス積算車速パルス数がいずれも0である(S111及びS113で否定判断)の場合には、再び、走行データの生成(図3のS102)以降の動作が繰り返される。
S112において、今回利用する車速センサのタイプを専用線車速センサに設定した後、又は、S114において、今回利用する車速センサのタイプを車載バス車速センサに設定した後、利用車速センサ検出・切替部112は、データ保存部120から前回利用した車速センサのタイプを読み出す(S115)。更に、利用車速センサ検出・切替部112は、S112又はS114において設定した今回利用する車速センサのタイプと、読み出した前回利用した車速センサのタイプとが一致するか否かを判定する(S116)。
今回利用する車速センサのタイプと、前回利用した車速センサのタイプとが一致しない場合には、利用車速センサ検出・切替部112は、データ保存部120に記憶されている前回利用した車速センサのタイプを、S112又はS114において設定した今回利用する車速センサのタイプに更新する(S117)。更に、利用車速センサ検出・切替部112は、データ保存部120に記憶されている学習データを削除する(S118)。一方、今回利用する車速センサのタイプと、前回利用した車速センサのタイプとが一致する場合には、S117及びS118の動作は行われない。
その後、図5に示す動作に移行し、利用車速センサ検出・切替部112は、今回利用する車速センサのタイプが専用線車速センサであるか否かを判定する(S121)。今回利用する車速センサのタイプが専用線車速センサである場合、利用車速センサ検出・切替部112は、専用線積算車速パルス数を専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114へ出力する。
専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114は、専用線積算車速パルス数を入力すると、当該専用線積算車速パルス数に基づいて、車速と車両の走行距離とを算出する(S122)。上述したように、専用線積算車速パルス数は、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における車速パルスの数を示す。また、車速パルスは、車両が所定の距離を移動する毎に発生するものである。従って、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114は、専用線積算車速パルス数に車速パルスの間隔に対応する距離を乗ずることによって、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における走行距離を算出することができ、更には、その走行距離をジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期で除することによって、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における車速を算出することができる。
一方、S121において、今回利用する車速センサのタイプが専用線車速センサでない場合、換言すれば、今回利用する車速センサのタイプが車載バス車速センサである場合、利用車速センサ検出・切替部112は、車載バス積算車速パルス数を車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116へ出力する。
車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116は、車載バス積算車速パルス数を入力すると、当該車載バス積算車速パルス数に基づいて、車速と車両の走行距離とを算出する(S123)。上述したように、車載バス積算車速パルス数は、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における車速パルスの数を示す。従って、S122と同様、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116は、車載バス積算車速パルス数に車速パルスの間隔に対応する距離を乗ずることによって、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における走行距離を算出することができ、更には、その走行距離をジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期で除することによって、ジャイロデータサンプリング部102におけるサンプリングの時間周期における車速を算出することができる。
S122又はS123において算出された車速・走行距離は、自動距離補正処理部118へ出力される。自動距離補正処理部118は、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速・走行距離を、GPS衛星から送信されるGPS信号により導出される速度に基づいて補正する(S124)。この補正の際、自動距離補正処理部118は、データ保存部120に学習データが記憶されている場合には、当該学習データを参照する。
更に、自動距離補正処理部118は、学習データがデータ保存部120に記憶されていない場合には、GPS信号に基づいて導出される速度と、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速とに基づいて、学習データを生成してデータ保存部120に記憶させ、学習データがデータ保存部120に記憶されている場合には、GPS信号に基づいて導出される速度と、専用線車速センサ用車速・走行距離算出部114、もしくは、車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部116からの車速とに基づいて、当該学習データを更新してデータ保存部120に記憶させる(S125)。その後は、再び、走行データの生成(図3のS102)以降の動作が繰り返される。また、図3のS104において、今回利用する車速センサの車速センサタイプが設定済みであると判定された場合にも、上述したS121乃至S125の動作が行われる。
このように、本実施形態の車載装置100は、車両に設けられた車速センサのタイプを特定し、当該タイプがそれまでの車速センサのタイプと異なる場合には、新たな車速センサのタイプに応じて、専用線積算車速パルス数又は車載バス積算車速パルス数に基づいて車速や走行距離を算出し、更に補正処理を行うことができ、補正処理においては、どのような車速センサが車両内に設けられているかについては問題としない、換言すれば、車両に依存しない処理が可能となる。
以上、説明したように、本発明に係る車載装置及び車速処理プログラムは、車両の速度に基づく情報処理において、車両に依存しない情報処理が可能であり、車載装置等として有用である。
本発明の実施形態に係る車載装置の構成を示す図である。 走行データの一例を示す図である。 車載装置の動作を示す第1のフローチャートである。 車載装置の動作を示す第2のフローチャートである。 車載装置の動作を示す第3のフローチャートである。
符号の説明
100 車載装置
102 ジャイロデータサンプリング部
104 専用線用車速パルスカウンタ
106 車載バス用車速パルスカウンタ
108 走行データ生成・送信部
110 走行データ受信部
112 利用車速センサ検出・切替部
114 専用線車速センサ用車速・走行距離算出部
116 車載バス車速センサ用車速・走行距離算出部
118 自動距離補正処理部
120 データ保存部

Claims (7)

  1. 車両に搭載され、該車両の速度に基づく情報処理を可能とする車載装置であって、
    前記車両内の車速センサから送信される前記車両の速度の特定に必要な車速関連情報に基づいて、該車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第1の形式特定手段と、
    前記第1の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式に応じて、前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成する情報生成手段とを有することを特徴とする車載装置。
  2. 前記第1の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式を記憶手段に記憶させる記憶処理手段と、
    前記記憶手段に前記車速センサの形式が記憶された後に送信される前記車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第2の形式特定手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致するか否かを判定する形式判定手段とを有し、
    前記情報生成手段は、前記形式判定手段により、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式に応じて、該車速センサから送信される前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記車両の速度に基づく情報処理は、前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報に基づいて、前記車両の速度及び走行距離の少なくともいずれかを記憶手段に記憶された学習情報を参照して補正する処理であり、
    前記形式判定手段により前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定手段により特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された前記学習情報を削除する削除処理手段を有することを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記車速関連情報は、前記車両が所定の距離を移動する毎に発生する車速パルス、及び、前記車両の速度の数値を含む車速情報メッセージの少なくともいずれかであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載装置。
  5. 車両に搭載され、該車両の速度に基づく情報処理を可能とする車載装置にて実行される車速処理プログラムであって、
    前記車両内の車速センサから送信される前記車両の速度の特定に必要な車速関連情報に基づいて、該車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第1の形式特定ステップと、
    前記第1の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式に応じて、前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成する情報生成ステップとを有することを特徴とする車速処理プログラム。
  6. 前記第1の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式を記憶手段に記憶させる記憶処理ステップと、
    前記記憶手段に前記車速センサの形式が記憶された後に送信される前記車速関連情報の送信元の前記車速センサの形式を特定する第2の形式特定ステップと、
    前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致するか否かを判定する形式判定ステップとを有し、
    前記情報生成ステップは、前記形式判定ステップにより、前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式に応じて、該車速センサから送信される前記車速関連情報から前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報を生成することを特徴とする請求項5に記載の車速処理プログラム。
  7. 前記車両の速度に基づく情報処理は、前記車両の速度に基づく情報処理が可能な情報に基づいて、前記車両の速度及び走行距離の少なくともいずれかを記憶手段に記憶された学習情報を参照して補正する処理であり、
    前記形式判定ステップにより前記記憶手段に記憶された前記車速センサの形式と、前記第2の形式特定ステップにより特定された前記車速センサの形式とが一致しないと判定された場合に、前記記憶手段に記憶された前記学習情報を削除する削除処理ステップを有することを特徴とする請求項6に記載の車速処理プログラム。
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