JP2009011770A - 滅菌処理用廃棄物収納袋 - Google Patents

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【課題】滅菌処理が適正に行われたかどうかの確認を容易とする廃棄物収納袋を提供する。
【解決手段】開口部を有する袋体の表面に、特定色調表示部と該表示部に近接して示温表示部との双方を設けたことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

この発明は、滅菌処理時に用いる廃棄物収納袋に関する。
従来より、滅菌処理が必要な廃棄物は、廃棄用の袋に入れてオートクレープ(熱処理機)にて滅菌処理を行ってから廃棄しているが、この袋は単なる紙袋や合成樹脂による袋であって、本発明にて示すように、示温物質を用いて表示された領域を有する袋は見あたらない。
廃棄物は多種多様であるが、医療系や食品系では処理後の安全を期するために滅菌処理の必要性が高く、一般的には既述したオートクレープなどを用いて加熱滅菌後に廃棄処理を行っている。例えば医療関係では、紙おむつ、脱脂綿、ガーゼ、感染患者の食べ残しなどは滅菌処理が必須であり、120度で20分間、15気圧環境にて滅菌することが義務づけられ、オートクレープではこれを加熱加圧蒸気にて行っている。
これらの滅菌処理作業は適確に行うことが必要なのであるが、滅菌処理が正しく行われたかどうかは機械任せになり、処理後にその明確な確認手段がないのが現状であり、この滅菌処理結果の表示手段が求められている。
本発明は、以上のような従来からの滅菌処理確認に関わる課題を解決するために発明されたもので、合成樹脂製の袋表面の適所に示温物質による示温表示部と一般インクによる特定色調の表示部を近接して表示することにより、正しく滅菌がなされたかどうかを容易に確認することのできる新規かつ有用なる物品を提供することを目的として開発されたものである。
課題を解決する手段として本発明は、以下の構成とした。
すなわち、開口部を有する袋体の表面に、特定色調表示部と該表示部に近接して示温表示部との双方を設ける。本発明は以上の構成よりなる滅菌処理用廃棄物収納袋である。
本発明によれば、袋体の表面に特定色調表示部と示温表示部とを近接して設けたので、加熱による滅菌処理後に、これらの色調を視認比較することにて、その滅菌処理の適格性を容易に把握することのできる有用なる物品を提供することができる。また、各表示部は印刷による表現が可能なため、比較的安価に量産することが可能である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図において、1は適宜長方形サイズの耐熱性合成樹脂袋体で、上部は開口部2で下部は溶着部3が位置している。4は特定色調表示部としての一般インク印刷部で、袋の長辺方向に沿って印刷される細幅の線状部分である。5は示温表示部としての不可逆性示温インク印刷部で、一般インク印刷部と同形にて該印刷部に近接して設けられる。
この不可逆性示温インクは市販品で、加熱により一定温度以上になると色調変化が現れ、一度色調が変化すると元の色には戻らない性質を有している。成分的には、コバルト、ニッケル、鉄、銅、クロム、マンガンなどの塩類と、アミン、アンモニウム塩、炭酸基、シュウ酸基などを含んでいる。変色はアンモニア、二酸化炭素、水などの発生を伴う熱分解によって顔料化合物の組成が変化して起こり、この変色は不可逆的である。
加熱によりこの示温インクの変色が起こり、温度が高くなるにつれてその色調変化度が高くなる。従って前記した120度における示温インクの色調と同等の色調を有する一般インクを、この示温インクに近接して設けておくことにより、滅菌処理後に取り出した袋のこの印刷個所を見比べることにより、その滅菌が適正であるかどうかの判別が容易になる。つまり、加熱が不十分であるとこの示温インクの色調は並設した一般インクの色調に達せず、加熱過剰であると示温インクの色調は一般インクよりも強く表現され、従って適正加熱にて正しく滅菌がされたかどうかの判別をすることができる。これは一般インクが加熱にてもその色調変化を起こすことがないので、このような判別が可能なのである。
本発明の使用に際しては、まず滅菌処理しようとするものを袋内に入れ、開口部を閉じてオートクレープ等の滅菌処理機内に入れて加熱加圧処理を行う。
次に、この袋を取り出し、示温表示部の色調と一般インクによる特定色調表示部とを見比べて、双方が同等の色調かどうかを視認する。滅菌が正しく行われた場合は双方の色調は同一となり、不適切な滅菌であれば示温表示部の色調は一般インクの特定色調表示部と異なるので、容易に判別することができる。例えば、示温インクが加熱とともに青く変色するものであれば、適正滅菌時の示温インク色調と同等の色調を有する一般インクを、この示温表示部に近接して表示しておけば、滅菌処理後に双方を比較し、滅菌処理が不足であれば示温インクの色調は並設された一般インク色調より淡い色となり、容易に視認することができる。
図2〜図8は本発明の変化例を示すものである。
図2は長方形印刷部の左半分に不可逆性示温インク(以下、示温インクと略称)の印刷部を、右半分に一般インク印刷部を設けた例、図3は中央に長方形状の示温インクをその外周に一般インクを設けた例、図4は中央に円形の示温インクを、その外周に一般インクを設けた例、図5は全体として円形の形状を曲線にて対称形に仕切り、左方に示温インクを右方に一般インクを設けた例である。
図6〜図8は複数種の一般インクと1種の示温インクを用いた例である。
図6は中央に示温インク5を表示し、その上部には加熱がやや不足な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク6を、下部には加熱が適正な状態での示温インク色調を示した一般インク7を表示したものである。従って、本例では加熱後の示温インク色調を一般インク6と7の双方の色調と見比べることにより、色調確認がより明確になる利点がある。図7は同じ考えにて作成した例で、図6に比べてインク印刷部の形状・配置を違えた例であり、効果は前例と同様である。
図8は多種の色調の一般インクを用いた例である。
本例では下方に示温インクを印刷し、上部には各々色調を段階的に違えた一般インクを順に配列して表示している。すなわち、8は示温インク色調が明らかに不足な場合と同等の色調を有する一般インク、9は加熱がやや不足な状態での示温インク色調と同等の色調を有する一般インク、10は正しく滅菌された状態での示温インク色調と同等の色調を有する一般インク、11は過剰な加熱を受けた場合の示温インク色調と同等の色調を有する一般インクを表示した部分である。
本例では正しく滅菌された場合の確認のみならず、滅菌が不適切な場合でもその不適切な程度の把握が可能である。
以上、本発明について記したが、本発明は示温表示部と一般インクによる特定色調表示部とを並設したところにその特徴を有し、従来手段ではなし得なかった滅菌処理の適正判断を容易とする、有用なる廃棄物収納袋を提供するものである。また、本発明は印刷による表示が可能であるため、比較的安価に製造することができ、作業性の改善に寄与しうるものである。
なお、既述の例では印刷にて表現したが、塗布にて表現することも可能であり、印刷や塗布による形状および配置個所は任意である。また、袋体は耐熱性のものであるとともに基準に合致するものであれば、本発明にて用いた合成樹脂製以外の他の素材を用いてもよい。以上のごとく、本発明によって適正な滅菌処理判断と作業時間の短縮に貢献する滅菌処理物の収納袋を提供することができる。
本発明の正面図 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略) 本発明の変化例の拡大正面図(一部略)
符号の説明
1 耐熱性合成樹脂袋体
2 開口部
3 溶着部
4 一般インク印刷部
5 不可逆性示温インク印刷部
6 加熱がやや不足な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク
7 加熱が適正な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク
8 加熱が明らかに不足な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク
9 加熱がやや不足な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク
10 加熱が適正な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク
11 加熱が過剰な状態での示温インク色調と同等の色調の一般インク

Claims (1)

  1. 開口部を有する袋体の表面に、特定色調表示部と該表示部に近接して示温表示部との双方を設けたことを特徴とする滅菌処理用廃棄物収納袋。
JP2007198113A 2007-07-02 2007-07-02 滅菌処理用廃棄物収納袋 Pending JP2009011770A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056221A (ja) * 2009-09-09 2011-03-24 Ucom:Kk 使用済み注射器処理システム
JP2016011155A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 大日本印刷株式会社 保冷保温容器および温度管理システム

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