JP2009010565A - 発音体および電子機器 - Google Patents

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真 山岡
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吉裕 湯谷
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Abstract

【課題】電子機器などの筐体内に設置された発音体において、筐体の開口部に対向する面に配置された防水膜による発生音の歪み発生を除去すること。
【解決手段】携帯用電話機2の筐体に設けられた開口部20に対向させて当該筐体内に設置させる発音体1であって、発音体1は、開口部20と対向する面に配置された防水膜15を備え、防水膜15は、その中央部が弛みを有する弛み形状面150でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されている。また、前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成している。防水膜15の中央部に形成された弛み形状面の弛みによって表面積が増加し発音体の振動膜の表面積に対して大きなものとなるため、防水膜15は振動膜から空気を伝わって受ける振動によって不要に振動したり共振を生じたりしなくなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、各種の電子機器の筐体に設けられた開口部に対向させて当該筐体内に設置させ、前記開口部と対向する面に配置された防水膜を備えた発音体および電子機器に関する。
携帯用通信機、携帯用電話機等の電子機器は、屋外で使用されるほか、最近では浴室などの水に濡れる可能性の高い水周りの場所で使用されることも多くなってきており、内部の電気回路等の構成部品に対して防水を施して電子機器の耐水性を高める必要がある。この防水のための構造は筐体を形成するケースによって電気部品を密封することによって達成されている。さらに、スピーカのような発音体については、ケースに設けられた開口部分によって外側から直接接触する構造をとっているので容易に外部から水が浸入してしまうため、発音体は前面に開口部分を覆うように防水膜が施されている。
このような防水構造の従来例としては、例えば、下記の特許文献1(特開2001−135945号公報)に開示された携帯無線機がある。この携帯無線機は、防水構造として、防水膜がフロントグリルや前面パネルとスピーカ、マイクとの間に前後に空間を設けて取付けられたものである。このような構造においては防水膜が薄く、その面積が大きいことにより中央部がたわむため、防水膜がフロントグリルに当たってビリツキを生じる原因となり、これを防止するために防水膜に熱を加えてたわみをのばすことが記載されている。
また、下記の特許文献2(特開2001−128272号公報)には、防水膜の面積を大きくしても、外圧によって防水膜が必要以上に伸びたり破損したりすることを防ぐことができる電子機器の防水構造が開示されている。
この特許文献2に開示された防水構造は、防水膜よりも機器ケースの内側に設けられて防水膜の変形を規制する通気性を有する保護部材、あるいは、機器ケースの内面と防水膜との間に設けられて防水膜の変形を規制する通気性を有する他の保護部材を設けるように構成されているものである。
このような構成により、防水膜が機器ケースの内側に向けて押し込まれるように変形、あるいは、機器ケースの外側に向けて押し出されるように変形しようとしても、防水膜の内側と外側に位置する保護部材が防水膜の変形を制限するので、機器ケース内の内圧に対して外圧が変化して防水膜が必要以上に伸びたり破損したりするのを確実に防ぐことができるようにしている。
また、特許文献2に開示された防水構造は、防水膜の外周に設けられて機器ケースの内面に取り付けられた防水膜よりも伸縮性の高い防水性弾性部材を備えるように構成されているものである。
このように構成することにより、水圧や気圧などの外圧が機器ケース内の内圧に対して変化すると、この外圧の変化に応じて防水性弾性部材が伸縮して防水膜の変形を防ぐことができる。
特開2001−135945号公報(段落[0003]〜段落[0005]、図2、図3) 特開2001−128272号公報(段落[0018]〜段落[0020]、図2、図3、図4)
このように防水機能を確保するためにスピーカやマイクの前面に防水膜を設けることが広く知られている。しかしながら、上記特許文献1に記載されているようなビリツキを回避するために、防水膜をピンと張ってフロントグリルに接触しないようにすると、発音体であるスピーカの振動膜から空気中を伝わって受ける振動が防水膜に伝わることによって、不要な振動や共振が防水膜において発生し、聴感上でビビリの現象を引き起こしてしまう。このため、最終的には発音体から得られる発生音に歪を生じさせてしまう。特に、携帯用の電子機器に適用した場合は、発音体が小型であるため出力を大きくすることが不可能であり、音声のような発生音が歪の影響を受けて聞き取り難くなってしまうという問題点がある。
また、防水膜のサイズを発音体の振動膜のサイズよりも大きくすることも不要な振動や共振の発生を低減させるために有効な対応策ではあるが、携帯用の電子機器において防水膜のサイズを大きくすることは構造上難しく現実的な解決策とは言えない。
さらに、上記特許文献2に開示された防水構造では、防水膜が必要以上に伸びたり破損したりするのを確実に防ぐことができるものの、上記のように不要な振動や共振の発生を低減させることについては具体的に配慮されていないため、必ずしも最適な防水構造ではなかった。
そこで、本願の発明者は上記の問題点を解決すべく種々検討を重ねた結果、防水膜が中央部分に弛みを有するように形成することで防水膜の有効面積を大きくするようになせば、上記の問題点を解消し得ることを想到し本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明は、上記の問題点を解消することを課題とし、防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されているようにした発音体および電子機器を提供することを目的とするものである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、電子機器の筐体に設けられた開口部に対向させて当該筐体内に設置させる発音体であって、前記発音体は、前記開口部と対向する面に配置された防水膜を備え、前記防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されていることを特徴とする。
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発音体において、前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成したことを特徴とする。
また、本願の請求項3にかかる発明は、開口部が設けられた筐体と、当該開口部に対向させて筐体内に設置された発音体と、前記開口部と前記発音体との間に配置された防水膜と、を備えた電子機器であって、前記防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されていることを特徴とする。
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる電子機器において、前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成したことを特徴とする。
請求項1、請求項3にかかる発明においては、筐体の開口部に対向する面に配置された防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されている。このような構成によれば、防水膜の中央部に形成された弛み形状面の弛みによって表面積が増加し振動膜の表面積に対して大きなものとなる。そのため、防水膜は振動膜から空気を伝わって受ける振動によって不要に振動したり共振を生じさせたりすることがなくなる。その結果、発音体から発生する発生音は歪を生じない。
また、本願の請求項2、請求項4にかかる発明においては、請求項1の発音体または請求項3の電子機器において前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成されている。このような構成によれば、防水膜は振動膜のある発音体の方向に弛みをもたせたので、電子機器の筐体等に接触してビビリ等を生じることが確実に防止できる。同時に、防水膜は振動膜にも接触しないので強制的に振動させられことがなく発生音に歪みを生じさせない。
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。但し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための一実施の形態を例示するものであって、本発明をこの実施の形態に特定することを意図するものでなく、特許請求の範囲に含まれるその他の実施形態のものにも等しく適用し得るものである。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は実施例における発音体を組み込んだ携帯用電話機を示す斜視図、図2は図1における携帯用電話機についてA−A線を切断し拡大した断面図、図3は本発明の実施例における発音体を示す斜視図である。
図1は音声を発生する発音体1を組み込んだ携帯用電話機2を示す。この携帯用電話機2は防水機構を施して内部の電気回路などの電子部品を保護している。
発音体1は、図2、図3に示すように、全体的に長方形のフレーム10と、フレーム10の中央部分に配置された円柱状のマグネット11と、マグネット11の周囲に配置されたヨーク12と、マグネット11とヨーク12とによって形成される磁気回路のギャップに位置されるボイスコイル13と、ボイスコイル13に結合され周縁がフレーム10に取付けられた円盤状の振動膜14と、振動膜14の前面に間隙を置いて配置され周縁がフレーム10にダブルテープなどの固定材16によって取付けられた長方形の防水膜15とによって構成されている。
防水膜15はその中央部分に弛みを有する弛み形状面150が形成され表面積が増大されている。この弛みを有する弛み形状面150とその周縁部の平坦面151からなる防水膜15を形成する際に成型によって形成する。また、弛みを有する弛み形状面150は振動膜14に向けて弛まされている。防水膜15はその周縁の取付け部がシール材17を介して携帯用電話機2の筐体に取り付けられている以外どこにも接触しない状態にある。
携帯用電話機2には、発音体1の前方に形成された開口20と、開口20部分に配置された複数の貫通孔を有する防護カバー21と、防護カバー21と発音体1との間に形成された発音孔22とが設けられている。
次に、上述した構成による発音体1の動作について説明する。発音体1を携帯用電話機2に組み込んだ状態においてボイスコイル13に音声電流を供給すると、ボイスコイル13がマグネット11、ヨーク12で形成される磁気回路中のギャップ内で変動し振動膜14を振動させる。この振動によって得られた発生音は防水膜15を介し発音孔22を通じて開口20から携帯用電話機2の前方へと放出される。また、防水膜15は携帯用電話機1の外部から発音孔22を通じて進入する水分に対して発音体1内への侵入を阻止する。
上述した本発明の実施例によれば、防水膜15は弛みを有する弛み形状面150によって表面積が増加し振動膜14の表面積に対して大きなものとなる。そのため、防水膜15は振動膜14から空気を伝わって受ける振動によって不要に振動することがない。また、防水膜15はこの振動を受けて共振を生じることがない。
また、防水膜15は振動膜14の方向に弛みをもたせたので、携帯用電話機2の筐体等に接触してビビリ等を生じることがない。同時に、防水膜15は振動膜14にも接触しないので振動膜14によって直接に振動させられことがない。
その結果、防水が施された携帯用電話機2の前方に放出される発音体1の発生音には歪を生じない。
図1は本発明の実施例における発音体を組み込んだ携帯用電話機を示す斜視図である。 図2は図1における携帯用電話機についてA−A線を切断し拡大した断面図である。 図3は本発明の実施例における発音体を示す斜視図である。
符号の説明
1 発音体
2 携帯用電話機
10 フレーム
11 マグネット
12 ヨーク
13 ボイスコイル
14 振動膜
15 防水膜
16 固定材
17 シール材
20 開口
21 防護カバー
22 発音孔
150 弛みを有する弛み形状面
151 平坦面

Claims (4)

  1. 電子機器の筐体に設けられた開口部に対向させて当該筐体内に設置させる発音体であって、前記発音体は、前記開口部と対向する面に配置された防水膜を備え、
    前記防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されていることを特徴とする発音体。
  2. 前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成したことを特徴とする請求項1に記載の発音体。
  3. 開口部が設けられた筐体と、当該開口部に対向させて筐体内に設置された発音体と、前記開口部と前記発音体との間に配置された防水膜と、を備えた電子機器であって、前記防水膜は、その中央部が弛みを有する弛み形状面でかつ周縁部が平坦面にて一体に形成されていることを特徴とする電子機器。
  4. 前記弛み形状面は、前記発音体と間隔をおいて該発音体に向けて弛ませて形成したことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
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