JP2009008528A - 距離測定装置および走行体位置検出システム - Google Patents

距離測定装置および走行体位置検出システム Download PDF

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Abstract

【課題】 床下点検システム等に用いられるロボットの位置検出を正確に行えるようにする。
【解決手段】
ロボット10は、遠隔制御される走行体11と、走行体11に回動可能に搭載されたカメラアッセンブリ30を備えている。このカメラアッセンブリ30のカメラ34は水平方向と上下方向に回動できる。カメラ34には超音波距離計40が設けられており、カメラ34と一緒に回動できるようになっている。床下空間において、上記超音波距離計40が上下方向に回動され、上下回動範囲での計測距離の最大値が、布基礎壁面100aまでの実際の距離として決定される。さらに、超音波距離計40の水平回動に伴って求めた複数方向での布基礎壁面100aまでの実際の距離に基づき、ロボット10の現在位置を演算する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超音波距離計を用いた距離測定装置および、この距離測定装置を搭載した走行体の位置検出を行うシステムに関する。
近年、家屋の床下空間等の点検を行う点検システムの需要が高まっている。特許文献1に開示された点検システムでは、床下空間にレールを配置し、このレールに沿って走行体を走らせ、走行体に設置したカメラで床下空間内を撮影し、その画像を外部の表示装置に表示させるようになっている。走行体にはICタグリーダが設けられ、このICタグリーダが、レールの所定位置に設けたICタグから位置情報を得ることにより、走行体の現在位置を表示装置で確認できるようになっている。
上記特許文献1の点検システムでは、床下空間にレールを設置したり、ICタグを配置する等、インフラを整備する必要があるため、点検システムのコストが高くなる欠点があった。また、点検の自由度も低かった。
そこで、遠隔制御により自由に走行するロボットを用いることが考えられる。この場合、ロボットの現在位置を確認する必要があるが、このロボットの位置検出を簡単かつ正確に行うシステムが開発されていなかった。
そこで本発明者等は、ロボットにビデオカメラと超音波距離計を搭載して、超音波距離計によるロボットと布基礎の壁面との間の距離情報を用いてロボット位置を検出するシステムを開発した。(特願2007−91941号)
ところで、上記超音波距離計はレーザー距離計に比べて小型かつ安価であるが、指向性が悪かった。この超音波距離計の指向性は、例えば特許文献2に記載されているように直線的に延びる超音波通路を形成してなる吸音部材を利用することにより改善される。
特開2007−56504号公報 実公平4−45347
しかし、上記特許文献1のように吸音部材を装着した超音波距離計でも、超音波は所定角度範囲の広がりを持っているため、狭い空間では距離を正確に測定できないおそれがあった。
例えば、上述したように床下空間で用いる場合、床板構造の下面に凹凸がある場合に、そこからの反射波を拾ったり、地面にある障害物からの反射波を拾ったりする可能性がある。また、ロボット自体が前後いずれかに傾いて布基礎壁面に対して真直ぐ向いていない場合にも床板構造の下面や地面からの反射波を拾ってしまうこともある。
その結果、超音波距離計は、布基礎壁面までの実際の距離より短い距離を計測してしまい、ひいてはロボットの位置が誤って認識されてしまう。
上記課題を解決するため、本発明は距離測定装置において、超音波距離計と、この超音波距離計を少なくとも1つの軸を中心に回動させる回動手段と、この超音波距離計による所定回動範囲の計測距離の最大値を、測定対象までの実際の距離として決定する距離決定手段とを備えたことを特徴とする。
上記構成によれば、超音波距離計の指向性が比較的低くても、測定対象より近い部位からの反射波による計測距離情報を排除でき、測定対象までの距離を正確に求めることができる。
好ましくは、上記超音波距離計には吸音部材が装着され、この吸音部材は、一端が上記超音波距離計の発信部および受信部に連なり他端が外部に開放された直線的に延びる超音波通路を有している。
これによれば、超音波距離計の指向性を吸音部材で高めることができ、より一層正確な距離測定を行うことができる。
なお、理論上は吸音部材の超音波通路を長くすればするほど指向性が高まるが、それに反比例して受信する超音波の検出レベルが低下してしまう。しかし、上記超音波距離計の回動と組み合わせることにより、超音波通路を過度に長くすることなく正確な距離測定を行うことができる。
好ましくは、床下空間において、測定対象としての布基礎壁面までの距離を測定するために用いられ、上記回動手段は超音波距離計を上下に回動させ、上記距離決定手段は、上下回動範囲での計測距離の最大値を布基礎壁面までの距離として決定する。
床下空間は上下方向の寸法が短く、布基礎の上方及び下方からの超音波反射を受ける可能性があるが、超音波距離計による上下方向の所定回動範囲の計測距離の最大値を求めることにより、布基礎壁面までの距離を正確に得ることができる。
さらに本発明は、走行体位置検出システムにおいて、遠隔操作される走行体に搭載される超音波距離計と、この超音波距離計を垂直軸を中心に水平回動させる第1回動手段と、水平軸を中心に上下回動させる第2回動手段と、距離決定手段と、位置演算手段とを備え、 上記距離決定手段は、上記超音波距離計による上下方向の所定回動範囲での計測距離の最大値を、測定対象までの実際の距離として決定し、上記位置演算手段は、上記超音波距離計の水平回動に伴って求めた複数方向での測定対象までの実際の距離に基づき、走行体の現在位置を演算することを特徴とする。
上記構成によれば、超音波距離計による上下方向の回動範囲での計測距離の最大値から実際の距離を求めることにより、走行体の上下の少なくとも一方からの予期しない超音波反射に起因した距離の誤検出を防止でき、水平方向の回動に伴う複数の方向での実際の距離の情報から走行体の現在位置を正確に把握することができる。
好ましくは、上記走行体にはカメラアッセンブリが搭載され、このカメラアッセンブリは、カメラと、このカメラを回動させる上記第1、第2回動手段を備え、上記超音波距離計がこのカメラに設けられて、カメラと一緒に回動されるようになっている。
これによれば、カメラと超音波距離計のための回動手段を兼用でき、構成を簡略化することができる。
本発明によれば、安価で小型の超音波距離計を用いても、正確に距離を測定することができる。また、走行体に搭載する場合に、その位置検出を正確に行うことができる。
以下、本発明に係わる床下点検用ロボットの位置検出システム(走行体位置検出システム)の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、ロボット10は遠隔制御装置20により遠隔制御される。
上記ロボット10は、クローラ11(走行体)と、クローラ11に搭載された通信機12とを備えている。
上記遠隔制御装置20は、装置本体としてのパソコン21(距離決定手段、位置演算手段、カメラ制御手段、表示制御手段)と、このパソコン21に接続されたディスプレイ22、ジョイスティックコントローラ23(走行制御手段、カメラ制御手段)と、通信機24とを備えている。本実施形態では、通信機24は上記ロボット10の通信機12と無線で通信を行うが、光ファイバー等により有線で通信を行ってもよい。
上記ジョイスティックコントローラ23の操作信号は、パソコン21で処理され通信機24を介して通信機12で受信され、クローラ11のモータドライバに送られ、これによりクローラ11の前進、後退、左右への方向転換を行えるようになっている。
図1、図3に示すように、上記クローラ11には、カメラアッセンブリ30が搭載されている。
このカメラアッセンブリ30は、クローラ11に固定された基台31と、この基台31に垂直軸L1を中心にして水平回動可能に載せられた回動台32と、この回動台32に固定されて起立する一対のサポート33と、これらサポート33の上端部に、水平軸L2を中心にして上下方向の回動可能に設けられたビデオカメラ34(カメラ)とを備えている。
回動台32およびビデオカメラ34はそれぞれ独立したモータ35、36(第1、第2の回動手段)により回動される。
操作者によるジョイスティックコントローラ23の操作や、キーボード、マウス、ディスプレイ22のタッチキー等の操作により、上記モータ35,36を制御して、上記ビデオカメラ34を水平回動、上下回動できるようになっている。
上記カメラアッセンブリ30のビデオカメラ34には、超音波距離計40が設けられている。本実施形態では、この超音波距離計40はビデオカメラ34の例えば上面に取り付けられている。これにより超音波距離計40は、ビデオカメラ34と一緒に水平回動および上下回動をするようになっている。
超音波距離計40は、周知かつ市販のものであるので詳細な説明を省略するが、上記ビデオカメラ34に固定された本体40xと、この本体40xからビデオカメラ34の撮影方向に突出した発信部40aおよび受信部40bとを有している。
上記超音波距離計40には吸音部材45が取り付けられている。この吸音部材45は、発泡スチロールやウレタン等の発泡樹脂や多孔質材からなり、互いに平行をなす2つの直線的に延びる貫通穴を有している。
上記吸音部材45は、これら2つの穴の一端を上記発信部40a、受信部40bにそれぞれ嵌め込むようにして、超音波距離計40に装着されている。これら穴において、発信部40a,受信部40bの突出端から穴の開放端までの空間が、超音波通路45a,45bとして提供される。
上記超音波通路45a,45bは、発信部40a,受信部40bと同軸をなしている。超音波通路45a,45bの長さは、例えば発信部40a,受信部40bの径が10mm、発信周波数が40KHz、最大検出距離3mの場合、20〜100mmとするのが好ましい。
後述する自動位置検出モードでは、パソコン21により、カメラアッセンブリ30のモータ35,36を自動制御して、上記ビデオカメラ34を上下回動、水平回動させ、ひいてはビデオカメラ34に固定された超音波距離計40を回動するようになっている。
ビデオカメラ34からの映像信号や距離計40からの測定信号は、通信機12、24を介してパソコン21に送られるようになっている。映像はそのままディスプレイ22に表示される。
図5は、点検対象となる建造物の1階のマップを示している。本実施形態では、このマップは、単に紙面に描画した図とする。このマップにおいて太線は壁を表すが、この壁の位置は床下空間での布基礎100(床下空間における壁、測定対象)に対応している。換言すれば、この太線は床下空間の布基礎100を表している。このマップはCADによる作図や図示しないスキャナー等(デジタルカメラ撮影でも可)で読み込まれ、パソコン21で画像編集ソフトを用いて画像処理され、マップデータとしてパソコン21の記憶媒体に記憶される。
上記マップデータは、X−Y座標の多数の画素によるデータであり、布基礎100に相当する画素が指定された色(例えば青)に色づけされる。なお、この布基礎100はX座標軸またはY座標軸と平行になるように修正されている。
次に、上記システムにより実行される床下点検の工程を、ロボット10の位置検出を中心にして説明する。例えばリビングルームの床下空間を点検する場合について説明する。
操作者がマップデータ読込の指令をパソコン21の操作により行うと、パソコン21は記憶媒体からマップデータを読み込むとともに、このマップデータをディスプレイ22に表示する。表示されたマップデータは、図5のマップ(ただし、布基礎100が青色をなしている)に相当する。パソコン21は、この布基礎100の壁面100aの位置を認識する。
次に、操作者がスケール設定をパソコン21の手動操作により行う。すなわち、操作者はディスプレイ22に表示された図5のマップにおいて、スケール200の開始点201と終了点202を指定するとともに、このスケールの設定長さの数値を入力する。これにより、パソコン21は、上記スケール200と設定長さの情報に基づき、上記マップの実寸(換言すればマップの縮尺)を認識することができる。
操作者は、ロボット10を制御して、リビングルームの床下まで運ぶ。例えば、図5に点線で示すように、ロボット10を台所の床下の地面に置き、ロボット10の前方をリビングに向ける。
次に、ビデオカメラ34がロボットの前方を向くように制御し、ビデオカメラ34からの映像をディスプレイ22で見ながらロボット10をリビングルームの床下まで前進させる。図5の破線で示す矢印A参照。
操作者は、ディスプレイ22の映像を見てリビングルームの床下にロボット10が入ったことを確認した後で、パソコン21の手動操作によりビデオカメラ34を360°回してディスプレイ22の映像を見ながら、布基礎100以外の障害物の有無をチェックする。大きな障害物がある場合にはロボット10を移動させる。また、ロボット10の前後方向を布基礎100の壁面100aとほぼ平行になるように向きを調節する(なお、壁面100aと垂直になるように調節してもよい。)
次に、操作者はパソコン21の手動操作により、図5に示すように、ディスプレイ22に表示されたマップ上でスキャンエリア300(探査エリア)の指定を行う。このスキャンエリア300は、ロボット10が位置する可能性がある範囲に相当する。操作者はディスプレイ22に表示された床下の映像情報から、ロボット10の現在位置を大まかに推定できるので、このようなスキャンエリア300の指定が可能である。
上記スキャンエリア300が指定されると、パソコン21は、以下に述べるロボット10の自動位置検出モードを実行する。
最初に、距離計40により、ロボット10の前後方向および左右方向に位置する布基礎100の壁面100aまでの実際の距離を測定し、記憶する。
上記距離測定について詳述する。まず前方向(第1方向)における距離測定を行う。カメラアッセンブリ30のモータ35を制御して、超音波距離計40の測定方向をロボット10の前方向に一致させる。なお、既に超音波距離計40の測定方向が前方向に一致している場合には、このモータ35の制御は省略される。
次に、モータ36を制御して、超音波距離計40を上下方向に所定角度範囲Θ1にわたって回動させる。この際、所定角度間隔毎に発信部40aから超音波を発し、反射した超音波を受信部40bで受ける。その発信時から受信時までの経過時間を計測し、その経過時間に見合った計測距離情報を得る。
パソコン21では、上記所定角度間隔毎の多数の計測距離のうち最大値のものを、ロボット10の前方に位置する布基礎壁面100aまでの実際の距離として決定する。このようにして決定された布基礎壁面100aまでの距離は正確である。その理由を以下に説明する。
図1に示すように、超音波距離計40はレーザー距離計と比較すれば指向性が低く、吸音部材45により指向性を高めても符号Θ2で示す広がりをもっている。しかも、床板構造150の下面150aに凹凸がある場合に、そこからの反射波を拾ったり、地面160にある障害物からの反射波を拾ったりする可能性がある。また、ロボット10自体が前後いずれかに傾いて布基礎壁面100aに対して真直ぐ向いていない場合にも床板構造150の下面や地面160からの反射波を拾ってしまうこともある。このような場合、計測距離が布基礎壁面100aまでの実際の距離より短くなってしまう。
しかし、上記のように上下方向に所定角度範囲Θ1にわたって距離を計測すれば、上記予期しない反射波の影響を受けずに布基礎壁面100aからの反射波に基づいて正確に距離を計測できる角度または角度範囲がある。この正確な距離は、多数の計測距離のうち最大値となることは、図1から明らかである。
上記のようにして前方向の距離を決定したら、モータ35を駆動して超音波距離計40を時計回りに90°水平回動し、その測定方向をロボット10の右方向に向ける。この状態で上記と同様にモータ36を駆動して超音波距離計40を上下方向に回動しながら距離測定を行い、その最大値を右方向に位置する布基礎壁面100aまでの実際の距離として決定する。
同様にして、超音波距離計40を90°ずつ水平回動し、ロボット10の後方向に位置する布基礎壁面100aまでの距離、左方向に位置する布基礎壁面100aまでの距離を求める。なお本実施形態では、超音波距離計40が距離測定可能範囲の3m以上の測定距離を示す場合には、測定不能として処理する。
パソコン21は、上記4方向の距離情報を得た後、ロボット10の向きおよび位置の演算を行う。
簡単に説明すると、最初にマップ上におけるロボットの向き(前後左右の4方向のうちの1つ)を推定し、さらに上記スキャンエリア300内の1つの座標を推定して、マップ上における4方向の布基礎壁面100aまでの距離を演算し、この演算距離情報と上記4方向の実測距離情報とを照合する。そして、上記スキャンエリア300内の全ての座標についてスキャンし、4方向の演算距離と実測距離が一致する座標がない場合には、ロボット10の推定方向を変更して同様の演算を行う。
なお、上記照合において、演算距離が例えば3mm以上の場合には、実測距離が「測定不可能」を示す場合に一致と判断する。
上記演算距離と実測距離が一致した時には、推定した方向および座標がロボット10の実際の方向及び位置であると認識し、図5に示すように、ディスプレイ22のマップ上に、ロボット10の位置と方向を示すマーク400を表示する。図示のマーク400は、ロボット10の前方向がマップにおいて下方向(180°)であることを示している。
上記のようにしてディプレイ22に表示されたマーク400によりロボット10の位置および方向を認識した操作者は、さらにロボット10を走行させ、同様にして位置検出を実行してディスプレイ22にマーク400’を表示させる。
上記のように、操作者はディスプレイ22でロボット10の現在位置と向きを認識しながら、ロボット10の走行制御を行うことができるとともに、ビデオカメラ34の映像により布基礎壁面100aの状態を点検することができる。そのため、布基礎壁面100aに異常がある場合には、その箇所を正確に特定できる。また、位置確認ができずにロボット10を戻すことが困難になるような不都合も生じない。
上記布基礎壁面100aに異常を発見した場合には、その箇所をディスプレイ22に表示し、その異常個所の位置と映像を記憶するようにしてもよい。
上記説明では、ロボット10を台所床下の地面に置いてしばらく走行させてからリビングルームの位置検出を行なったが、最初にロボット10を置いた場所で位置検出を行うようにしてもよいことは勿論である。
本発明は上記実施形態に制約されず、種々の態様を採用可能である。
例えば超音波距離計は発信部と受信部が一体化したものであってもよい。この場合、吸音部材の超音波通路は一つとなる。
超音波距離計は、カメラアッセンブリから離れて、ビデオカメラとは独立して水平回動、上下回動させてもよい。
上記実施形態では、ロボットの前後方向を壁面に対して平行または垂直にしたが、演算処理の負担が増えてもよい場合には、このロボットの姿勢は制約されず、壁面に対して斜めであってもよい。
ロボットが方位センサを備えていてもよい。この場合、パソコンは方位センサの方位情報によりロボットの向きを特定できるので、ロボットの向きを複数方向に推定する必要がなく、演算を簡略化できる。
上記実施形態ではロボットの前後左右の4方向の実測距離データを求めたが、例えば後ろ方向を省略して3方向の実測距離データを求めてもよい。さらに、例えば90°間隔離れた2方向の実測距離データを求めてもよい。
また、90°より細かい角度間隔で距離測定を行って、多数の実測距離データを得てもよい。
上記実施形態ではマップデータを紙面に描いたマップをスキャニング等(デジタルカメラ撮影でも可)して得たが、パソコンにマップデータを直接入力するようにしてもよい。
走行体はクローラの代わりにタイヤ式のものを用いてもよい。
本発明は床下の点検システムに適用したが、建造物で障害物がない室内空間の点検システムに適用してもよい。この場合、部屋を仕切る壁面のマップデータが用いられる。この場合、理論上は超音波距離計が壁面に対して真正面を向いた時の測定距離より上向きの時の測定距離の方が長くなる。そのため、測定距離の最大値が実際の距離より長くなる可能性がある。しかし、首振り角度を制限することにより、測定距離の最大値と実際の距離との差を、許容誤差範囲に抑えることができる。
本発明は、建造物以外でも対象物の位置が固定的である空間例えば工場プラント内を走行するロボットの位置検出に用いることもできる。
本発明は、点検以外の種々の用途に用いることもできる。
本発明を床下点検システムに適用した実施形態を示す概略側面図である。 同床下点検システムのロボットの概略平面図である。 同ロボットに装備されるカメラアッセンブリの側面図である。 同カメラアッセンブリに組み込まれた超音波距離計の平断面図である。 同システムのディスプレイに表示された点検対象となる床下のマップを示す図である。
符号の説明
10 ロボット
11 クローラ(走行体)
20 遠隔制御装置
21 パソコン(距離決定手段、位置演算手段、表示制御手段)
22 ディスプレイ
30 カメラアッセンブリ
34 ビデオカメラ(カメラ)
35 モータ(第1回動手段)
36 モータ(第2回動手段)
40 超音波距離計
40a 発信部
40b 受信部
45 吸音部材
45a,45b 超音波通路

Claims (5)

  1. 超音波距離計と、この超音波距離計を少なくとも1つの軸を中心に回動させる回動手段と、この超音波距離計による所定回動範囲の計測距離の最大値を、測定対象までの実際の距離として決定する距離決定手段とを備えたことを特徴とする距離測定装置。
  2. 上記超音波距離計には吸音部材が装着され、この吸音部材は、一端が上記超音波距離計の発信部および受信部に連なり他端が外部に開放された直線的に延びる超音波通路を有していることを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
  3. 床下空間において、測定対象としての布基礎壁面までの距離を測定するために用いられ、上記回動手段は超音波距離計を上下に回動させ、上記距離決定手段は、上下回動範囲での計測距離の最大値を布基礎壁面までの距離として決定することを特徴とする請求項1または2に記載の距離測定装置。
  4. 遠隔操作される走行体に搭載される超音波距離計と、この超音波距離計を垂直軸を中心に水平回動させる第1回動手段と、水平軸を中心に上下回動させる第2回動手段と、距離決定手段と、位置演算手段とを備え、
    上記距離決定手段は、上記超音波距離計による上下方向の所定回動範囲での計測距離の最大値を、測定対象までの実際の距離として決定し、
    上記位置演算手段は、上記超音波距離計の水平回動に伴って求めた複数方向での測定対象までの実際の距離に基づき、走行体の現在位置を演算することを特徴とする走行体位置検出システム。
  5. 上記走行体にはカメラアッセンブリが搭載され、このカメラアッセンブリは、カメラと、このカメラを回動させる上記第1、第2回動手段を備え、上記超音波距離計がこのカメラに設けられて、カメラと一緒に回動されるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の走行体位置検出システム。
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