JP2009008379A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2段昇圧式圧縮機の第1圧縮機構にて昇圧された中圧冷媒の不必要な圧力上昇を抑制する。
【解決手段】2段昇圧式圧縮機に吸入される冷媒の吸入圧力Psに相関を有する物理量として、水−冷媒熱交換器の入口側の給湯水温度Twi、外気温Tamおよび蒸発器における冷媒の蒸発温度Teを検出し、これらの物理量が予め定めた設定値以上になっている場合は、目標圧力決定手段S4が物理量の上昇に伴って目標高圧Ptを低下させる。さらに、高圧圧力Pdが目標圧力Ptに近づくように電気式膨張弁の作動を制御することによって高圧圧力Pdを低下させる。これにより、吸入圧力Psの上昇に伴って、中圧圧力Pmがハウジングの耐圧圧力を超えてしまうことを抑制する。
【選択図】図4

Description

本発明は、2段昇圧式圧縮機を備える冷凍サイクル装置に関する。
従来、特許文献1に、2段昇圧式圧縮機を備える冷凍サイクル装置が開示されている。この特許文献1の2段昇圧式圧縮機は、圧縮機の外殻を形成するハウジング外から冷媒を吸入して圧縮する第1圧縮機構と、第1圧縮機構にて昇圧された中圧冷媒(中間圧力の冷媒)をさらに圧縮してハウジング外へ吐出する第2圧縮機構とを有して構成されている。
さらに、特許文献1の2段昇圧式圧縮機では、ハウジング内を第1圧縮機構にて昇圧された中圧冷媒で満たすことによって、ハウジング内を第2圧縮機構にて昇圧された高圧冷媒で満たす場合に対して、ハウジングに要求される耐圧圧力を低下させている。これにより、ハウジングの肉厚を低下させて、圧縮機全体としての軽量化を図っている。
特開平9−159297号公報
ところで、この種の冷凍サイクル装置では、サイクルの成績係数(COP)を向上させるために、圧縮機の吐出口から減圧手段の入口へ至る高圧冷媒の高圧圧力Pdが予め定めた目標圧力Ptに近づくように制御している。具体的には、圧縮機から吐出された高圧冷媒を放熱させる放熱器の下流側に、減圧手段である圧力制御弁を配置し、この圧力制御弁の弁開度を調整する等の手段によって、高圧圧力Pdを目標圧力Ptに近づけている。
しかしながら、特許文献1の冷凍サイクル装置のように2段昇圧式圧縮機を備える冷凍サイクル装置では、サイクルの運転時に、高圧冷媒の高圧圧力Pdを目標圧力Ptに近づけるように制御したとしても、第1圧縮機構により昇圧された中圧冷媒の中圧圧力Pmを制御することができない。
その理由は、2段昇圧式圧縮機における吸入圧力Psおよび中圧圧力Pmには、以下式F1に示す関係があるからである。
Ps×V1κ=Pm×(η1×V2)κ…(F1)
なお、V1は第1圧縮機構の吐出容積であり、V2は第2圧縮機構の吐出容積であり、η1は第1圧縮機構の体積効率である。
つまり、式F1から中圧圧力Pmは、以下式F2で表すことができる。
Pm=Ps×(V1/(η1×V2))κ…(F2)
式F2から明らかなように、高圧圧力Pdを目標圧力Ptに近づけるように制御したとしても、吸入圧力Psが上昇してしまうと、中圧圧力Pmも上昇してしまう。
従って、図12に示すように、吸入圧力Psの上昇に伴って、中圧圧力Pmも上昇する。一方、高圧圧力Pdは目標圧力Ptに近づくように制御されるので、吸入圧力Psの上昇に伴って、中圧圧力Pmと高圧圧力Pdとの圧力差が小さくなる。そのため、吸入冷媒Psが上昇すると、中圧圧力Pmが高圧圧力Pd近傍まで上昇してしまうことがある。
なお、図12は、2段昇圧式圧縮機の吸入圧力Psと、中圧圧力Pmおよび高圧圧力Pdの関係を示すグラフである。
そして、特許文献1の冷凍サイクル装置において、ハウジング内の中圧圧力Pmが高圧圧力Pd近傍まで上昇してしまうと、ハウジング内を高圧冷媒で満たす場合と同等の耐圧圧力がハウジングに要求されてしまう。そのため、上述したハウジングの肉厚を低下させることによる圧縮機全体としての軽量化効果が充分に得られなくなってしまう。
本発明は、上記点に鑑み、2段昇圧式圧縮機の第1圧縮機構にて昇圧された中圧冷媒の不必要な圧力上昇を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、冷媒を吸入して圧縮する第1圧縮機構(19)および第1圧縮機構(19)にて昇圧された中圧冷媒を圧縮して吐出する第2圧縮機構(20)を有する2段昇圧式圧縮機(14)と、2段昇圧式圧縮機(14)から吐出された冷媒の有する熱量を熱交換対象流体に放熱させる放熱器(15)と、放熱器(15)から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段(16、30)と、減圧手段(16、30)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(17)と、2段昇圧式圧縮機(14)吐出口から減圧手段(16、30)入口へ至る高圧冷媒の高圧圧力(Pd)の目標圧力(Pt)を決定する目標圧力決定手段(S4)とを備え、高圧圧力(Pd)が、目標圧力(Pt)に近づくように制御される冷凍サイクル装置であって、
さらに、2段昇圧式圧縮機(14)に吸入される冷媒の吸入圧力(Ps)に相関を有する物理量を検出する吸入圧力検出手段(23、25、26)を備え、吸入圧力検出手段(23、25、26)によって検出された検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、高圧圧力(Pd)を低下させることを特徴とする。
これによれば、吸入圧力検出手段(23、25、26)によって検出された検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、高圧圧力(Pd)を低下させ、上述の式F2におけるη1を大きくすることで、吸入圧力(Ps)が上昇しても第1圧縮機構(19)にて昇圧された中圧冷媒の中圧圧力を確実に低下させることができる。
すなわち、前述の図12で説明したように、吸入圧力(Ps)の上昇に伴って、中圧圧力と高圧圧力(Pd)との圧力差が小さくなっても、高圧圧力(Pd)を低下させれば、中圧圧力を確実に低下させることができる。その結果、2段昇圧式圧縮機(14)の吸入圧力(Ps)の上昇に伴って、中圧圧力が不必要に上昇してしまうことを抑制できる。
また、第1圧縮機構(19)および第2圧縮機構(20)を収容するハウジング内に、高圧冷媒あるいは中圧冷媒が満たされる場合であっても、吸入圧力の上昇に伴う高圧圧力(Pd)および中圧圧力の不必要な上昇を抑制することができるので、ハウジングの耐圧圧力を必要以上に上昇させなくてもよい。その結果、上述した圧縮機(11)全体としての軽量化効果を充分に得ることもできる。
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の冷凍サイクル装置において、さらに、高圧圧力(Pd)を検出する高圧圧力検出手段(28)と、高圧冷媒の温度を検出する高圧温度検出手段(24)とを備えることを特徴とする。
これによれば、具体的に、吸入圧力検出手段(23、25、26)の検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になっていないときは、高圧温度検出手段(24)によって検出された検出温度に基づいて、目標高圧(Pt)を決定することができる。
さらに、吸入圧力検出手段(23、25、26)の検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になっているときは、高圧圧力検出手段(28)に基づいて、高圧圧力(Pd)を低下させることができる。
請求項3に記載の発明のように、請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置において、目標圧力決定手段(S4)は、検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、目標圧力(Pt)を低下させるようになっていてもよい。これにより、具体的に高圧圧力(Pd)を低下させることができる。
さらに、請求項4に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、2段昇圧式圧縮機(14)の冷媒吐出能力を制御する吐出能力制御手段(22a)を備え、吐出能力制御手段(22a)は、検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、冷媒吐出能力を低下させるようになっていてもよい。これにより、確実に高圧圧力(Pd)を低下させることができる。
なお、本発明における「冷媒吐出能力を低下させる」とは、単に、冷媒吐出能力を低下させて、サイクルを循環する冷媒流量を減少させることのみを意味するものではなく、サイクルに冷媒を循環させない状態、すなわちサイクルを循環する冷媒流量を0として実質的にサイクルの運転を停止させることを含む意味である。
さらに、請求項5に記載の発明のように、請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、減圧手段(16、30)の絞り開度を制御する絞り開度制御手段(22b)を備え、絞り開度制御手段(22b)は、検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、絞り開度を増加させるようになっていてもよい。これにより、確実に高圧圧力(Pd)を低下させることができる。
請求項6に記載の発明のように、吸入圧力検出手段は、放熱器(15)において高圧冷媒と熱交換する熱交換対象流体の温度(Twi)を検出する流体温度センサ(23)によって構成されていてもよいし、請求項7に記載の発明のように、蒸発器(17)において低圧冷媒と熱交換する室外空気の外気温(Tam)を検出する外気温センサ(25)によって構成されていてもよいし、さらに、請求項8に記載の発明のように、蒸発器(17)における低圧冷媒の蒸発温度(Te)を検出する蒸発温度センサ(26)によって構成されていてもよい。
これによれば、圧力センサに対して安価な温度センサによって吸入圧力検出手段(23、25、26)を構成できるので、冷凍サイクル装置の製造コストの低減を図ることができる。
請求項9に記載の発明では、請求項1ないし8のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、減圧手段は、高圧冷媒を減圧膨張させるノズル部(30a)から噴射する高速度の冷媒流により冷媒を内部に吸引して、吸引された冷媒と高速度の冷媒流を混合して昇圧させるエジェクタ(30)にて構成されていることを特徴とする。
これによれば、エジェクタ(30)の昇圧作用によって2段昇圧式圧縮機(14)吸入冷媒の吸入圧力(Ps)を上昇させて、2段昇圧式圧縮機(14)の駆動動力を低減できるので、COPの向上を図ることもできる。
請求項10に記載の発明のように、請求項1ないし9のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、熱交換対象流体は、水であってもよい。これにより、冷凍サイクル装置を給湯機に適用できる。
請求項11に記載の発明のように、請求項1ないし10のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置において、冷媒は二酸化炭素であってもよい。これにより、高圧圧力(Pd)が冷媒の臨界圧力を超える超臨界冷凍サイクルを構成して、高圧冷媒の温度を上昇させることができるので、放熱器(15)にて熱交換対象流体へ放熱する熱量を増加できる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
図1〜8により、本発明の第1実施形態を説明する。本実施形態では、本発明の冷凍サイクル装置をヒートポンプ式給湯機10に適用しており、図1は、本実施形態のヒートポンプ式給湯機10の全体構成図である。
このヒートポンプ式給湯機10は、給湯水を貯留する貯湯タンク11、貯湯タンク11内の給湯水を循環する水循環通路12、および、給湯水を加熱するためのヒートポンプサイクル13を備えている。まず、貯湯タンク11は、耐食性に優れた金属(例えば、ステンレス)製で、断熱構造を有し、高温の給湯水を長時間保温することができる温水タンクである。
貯湯タンク11に貯留された給湯水は、貯湯タンク11の上部に設けられた出湯口11aから出湯され、図示しない温調弁において水道からの冷水と混合されて温度調節された後、台所や風呂等に給湯される。また、貯湯タンク11内の下部に設けられた給水口11bから水道水が給水されるようになっている。
水循環通路12には、給湯水を循環させる電動水ポンプ12aが配置されており、給湯水は、電動水ポンプ12a→後述する水−冷媒熱交換器15の水通路15a→貯湯タンク11上部の給湯水入口11d→貯湯タンク11→貯湯タンク11下部の給湯水出口11c→電動水ポンプ12aの順に流れる。
ヒートポンプサイクル13は、圧縮機14、水−冷媒熱交換器15、電気式膨張弁16、蒸発器17等を順次配管で接続した冷凍サイクルである。このヒートポンプサイクル13では、冷媒として二酸化炭素を採用しており、圧縮機14から吐出された高圧冷媒の高圧圧力が冷媒の臨界圧力以上となる超臨界冷凍サイクルを構成している。
圧縮機14は、ヒートポンプサイクル13において冷媒を吸入し、圧縮して吐出するものである。この圧縮機14の詳細については、図2により説明する。図2は、圧縮機14の軸方向の概略的な断面図である。図2に示すように、圧縮機14は、ハウジング18、第1圧縮機構19、第2圧縮機構20および電動モータ21等を有して構成される電動式の2段昇圧式圧縮機である。
ハウジング18は、略円筒状に形成されて圧縮機14の外殻を構成するとともに、第1圧縮機構19、第2圧縮機構20および電動モータ21を収容する金属(例えば、ステンレス)製の耐圧密閉容器である。
より具体的には、ハウジング18は、カップ状のモータハウジング18aおよび圧縮機構ハウジング18bにより構成されている。さらに、その内部に第1圧縮機構19、第2圧縮機構20および電動モータ21等を収容した状態で、モータハウジング18aおよび圧縮機構ハウジング18bの開口端部同士を溶接等の接合手段によって接合して形成されている。
また、ハウジング18(具体的には、圧縮機構ハウジング18b)には、ハウジング18の外部から内部に冷媒を吸入するための1つの吸入口18cおよびハウジング18の内部から外部へ冷媒を吐出するための1つの吐出口18dが設けられている。
第1圧縮機構19は、ハウジング18内壁に固定されたシリンダ部19aの内部でポンプロータ部19bを偏心回転させる周知のロータリ型(ローリングピストン)型の圧縮機構である。また、第1圧縮機構19において冷媒を吸引する冷媒吸入口19cは、ハウジング18の吸入口18cに接続されている。従って、ハウジング18の外部から内部へ吸入される冷媒は、第1圧縮機構19へ吸入されることになる。
一方、第1圧縮機構19において冷媒を吐出する冷媒吐出口19dは、ハウジング18の内部で開放している。従って、ハウジング18の内部の圧力は、中圧冷媒の中圧圧力となる。
第2圧縮機構20は、第1圧縮機構19と同様に、シリンダ部20aおよびポンプロータ部20bを有して構成されるロータリ型の圧縮機構である。この第2圧縮機構20において冷媒を吸引する冷媒吸入口20cは、ハウジング18内部で開放している。従って、第2圧縮機構20へは、第1圧縮機構にて昇圧された中圧冷媒が吸入される。
一方、第2圧縮機構20において冷媒を吐出する冷媒吐出部20dは、ハウジング18の吐出口18dに接続されている。従って、第2圧縮機構20にて昇圧された高圧冷媒がハウジング18の内部から外部へ吐出されることになる。すなわち、圧縮機14において、冷媒は図2の太矢印に示すように流れる。
次に、電動モータ21は、ハウジング18内壁に固定されたステータコイル21a、ステータコイル21a内で回転するロータ21bおよびロータ21bに固定されてロータ21bと一体となって回転するシャフト21cを有して構成される周知の交流型の電動機である。もちろん、直流型の電動機であってもよい。
また、シャフト21cは、ハウジング18に固定された軸受け部18eに回転可能に支持されるとともに、第2圧縮機構20のポンプロータ部20aおよび第1圧縮機構19のポンプロータ部19aに一体に連結されている。
従って、電動モータ21に電力が供給されることによってロータ21bとともにシャフト電動モータ21が回転し、第1、2圧縮機構19、20に回転駆動力が伝達されて、冷媒が圧縮機14の吸入口18c→第1圧縮機構19→第2圧縮機構20→吐出口18dの順に吸入、圧縮されて吐出される。この際、前述の如く、冷媒(二酸化炭素)は臨界圧力以上(超臨界状態)になるまで昇圧される。
圧縮機14の吐出口18dには、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b入口側が接続されている。水−冷媒熱交換器15は、給湯水が通過する水通路15aと圧縮機14から吐出された高温高圧冷媒が通過する冷媒通路15bとを有して構成される熱交換器であって、圧縮機14吐出冷媒の有する熱量を給湯水に放熱させる放熱器である。
従って、本実施形態では、給湯水が熱交換対象流体となる。なお、本実施形態のヒートポンプサイクル13では、圧縮機14吐出冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界サイクルを構成しているので、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15bを通過する冷媒は、凝縮することなく超臨界状態のまま放熱する。
水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側は、電気式膨張弁16の入口側に接続されている。電気式膨張弁16は冷媒通路15bから流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段であるとともに、圧縮機14の吐出口18dから電気式膨張弁16の入口側へ至る冷媒の高圧圧力Pdを制御する圧力制御手段でもある。
より具体的には、この電気式膨張弁16は、絞り開度を調節する弁体16aと、この弁体16aの絞り開度を可変制御するサーボモータからなる電動アクチュエータ16bとを有して構成される。
電気式膨張弁16の出口側には、蒸発器17が接続されている。蒸発器17は、電気式膨張弁16にて減圧された低圧冷媒と電動送風ファン17aにより送風された外気(室外空気)とを熱交換させることで、低圧冷媒を蒸発させて吸熱作用を発揮させる吸熱用の熱交換器である。
本実施形態では、蒸発器17として、低圧冷媒と外気との熱交換を促進させるプレート状のフィンと、内部を冷媒が通過するチューブとを有して構成される、いわゆるフィンアンドチューブ型の熱交換器を採用している。
蒸発器17の冷媒出口側には、アキュムレータ17bが接続されている。アキュムレータ17bは、蒸発器17から流出した冷媒の気液を分離して余剰冷媒を貯える気液分離器である。アキュムレータ17bの気相冷媒出口には、圧縮機14の吸入口18cが接続されている。
次に、本実施形態の電気制御部の概要を説明する。図1に示す制御装置22はマイクロコンピュータおよびその周辺回路等により構成され、その出力側には、電動水ポンプ12a、圧縮機14の電動モータ21、電気式膨張弁16の電動アクチュエータ16b、電動送風ファン17a等が接続され、これらの機器の作動を制御する。
なお、制御装置22は、上記した各アクチュエータを制御する制御手段が一体に構成されたものであるが、本実施形態では、特に、制御装置22のうち圧縮機14の電動モータ21の作動を制御する構成(ハードウェアおよびソフトウェア)を吐出能力制御手段22a、電気式膨張弁16の電動アクチュエータ16bの作動を制御する構成を絞り開度制御手段22bとする。もちろん、各制御手段22a、22bを別々の制御装置によって構成してもよい。
また、制御装置22の入力側には、水−冷媒熱交換器15の水通路15a入口側の給湯水温度Twiを検出する流体温度センサ23、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側の冷媒温度Tdoを検出する高圧温度検出手段である高圧冷媒温度センサ24、蒸発器17において電気式膨張弁16下流側の低圧冷媒と熱交換する外気温Tamを検出する外気温センサ25、蒸発器17における低圧冷媒の蒸発温度Teを検出する蒸発温度センサ26、圧縮機14の吐出口18dから電気式膨張弁16の入口側へ至る冷媒の高圧圧力Pdを検出する高圧圧力検出手段である高圧圧力センサ28等が接続され、これらのセンサ群の検出信号が制御装置22へ入力される。
なお、本実施形態の蒸発温度センサ26は、具体的に、蒸発器17のフィン温度を検出しているが、もちろん、蒸発器17出口側冷媒の温度を直接検出してもよいし、蒸発器17出口側の冷媒配管の表面温度を検出してもよい。
また、本実施形態の高圧圧力センサ28は、具体的に、圧縮機14の吐出口18dから吐出された冷媒圧力を検出しているが、圧縮機14の吐出口18dから電気式膨張弁16の入口側へ至る高圧圧力を検出すればよい。
なお、高圧圧力検出手段を、圧縮機14の吐出口18dと水−冷媒熱交換器15との間に配置すれば、冷媒通路15bにおける圧力損失の影響を受けることなく圧縮機14吐出冷媒の圧力をより正確に検出でき、一方、水−冷媒熱交換器15と電気式膨張弁3の入口側との間に配置すれば、水−冷媒熱交換器15にて放熱後の冷媒の圧力を検出できるので、高圧圧力検出手段に要求される耐熱性を低下させることができる。
さらに、制御装置22の入力側には、操作パネル27が接続され、給湯機作動・停止の操作信号、給湯機の給湯温度設定信号等が制御装置22へ入力される。
次に、上記の構成における本実施形態のヒートポンプ式給湯機10の作動を図3、4に基づいて説明する。図3は、制御装置22が実行する制御処理を示すフローチャートである。この制御処理は、ヒートポンプ式給湯機10に外部から電源が供給された状態で、操作パネル27の給湯機作動信号が制御装置22に入力されるとスタートする。
まず、ステップS1ではフラグ、タイマ等の初期化がなされ、次のステップS2で操作パネル27の操作信号および車両環境状態の信号、すなわちセンサ群23〜26等により検出された検出信号を読み込む。
次に、ステップS3へ進み、各種アクチュエータの制御状態がステップS2で読み込んだ操作信号および検出信号に基づいて決定される。本実施形態では、具体的に、電動水ポンプ12a、電動モータ21および電動送風ファン17aへ出力される制御信号(回転数制御信号)が決定される。
次に、ステップS4へ進み圧縮機14から吐出された高圧冷媒の目標圧力Ptが決定される。従って、このステップS4が本実施形態の目標圧力決定手段を構成する。ステップS4の詳細については、図4により説明する。
まず、ステップS41では、流体温度センサ23によって検出された給湯水温度Twiが予め定めた設定値TwiA以上になっているか否かを判定する。ステップS41にて、TwiがTwiA以上になっている場合は、ステップS45へ進み、TwiがTwiA以上になっていない場合は、ステップS42へ進む。
次に、ステップS42では、外気温センサ25によって検出された外気温Tamが予め定めた設定値TamA以上になっているか否かを判定する。ステップS41にて、TamがTamA以上になっている場合は、ステップS45へ進み、TamがTamA以上になっていない場合は、ステップS43へ進む。
次に、ステップS43では、蒸発温度センサ26によって検出された蒸発温度Teが予め定めた設定値TeA以上になっているか否かを判定する。ステップS43にて、TeがTeA以上になっている場合は、ステップS45へ進み、TeがTeA以上になっていない場合は、ステップS44へ進む。
すなわち、ステップS41〜S43において、給湯水温度Twi、外気温Tamおよび蒸発温度Teのうち、いずれも設定値TamA、TwiA、TeA以上になっていない場合は、ステップS44へ進む。また、ステップS41〜S43において、Twi、TamおよびTeの少なくとも1つ以上が、TamA、TwiA、TeA以上になっている場合は、ステップS45へ進む。
ステップS44では、高圧冷媒温度センサ24によって検出された冷媒温度Tdoに基づいて、予め記憶されている制御マップを参照して、サイクルの成績係数(COP)が略最大となる目標圧力Pt(以下、このステップS44で決定された目標圧力Ptを通常時の目標圧力Ptと呼ぶ。)を決定し、ステップS5へ進む。
一方、ステップS45では、ステップS44で決定される値よりも低い値の目標圧力Pt(以下、ステップS45で決定された目標圧力Ptを中圧圧力抑制時の目標圧力Ptと呼ぶ。)を決定し、ステップS5へ進む。ここで、ステップS45における中圧圧力抑制時の目標圧力Ptの決定の詳細について、図5〜7により説明する。
まず、ステップS41にて、給湯水温度TwiがTwiA以上になっている場合は、TwiがTwiA未満になっている場合に対して、圧縮機14から吐出された高圧冷媒が水−冷媒熱交換器15において放熱されにくくなるので、高圧冷媒の高圧圧力Pdが上昇しやすくなる。
高圧圧力Pdが上昇すると、後述するように、高圧圧力Pdを目標高圧Ptに近づけるため、電気式膨張弁16の絞り開度が増加する。そのため、電気式膨張弁16の出口側から圧縮機14の吸入口18cへ至る冷媒の低圧圧力(すなわち、吸入圧力Ps)も上昇し、前述の図12で説明したように、中圧圧力Pmが上昇してハウジング18の耐圧圧力を超えてしまう。
そこで、図5の太線に示すような制御マップを参照して、破線で参考として示すように中圧圧力Pmがハウジング40の耐圧圧力未満となるように目標圧力Ptを決定する。具体的には、TwiがTwiA以上になったときは、Twiの上昇に伴って目標圧力Ptを低下させる。
なお、目標圧力Ptを低下させることで電気式膨張弁16の絞り開度が増加し、吸入圧力Psも上昇するが、第1圧縮機構19の体積効率η1の増加効果の方が大きい範囲で目標圧力Ptを決めれば中圧圧力Pmの上昇を抑えることができる。
また、ステップS42にて、外気温TamがTamA以上になっている場合は、TamがTamA未満になっている場合に対して、蒸発器17における冷媒蒸発温度が上昇し、圧縮機14へ吸入される吸入冷媒の吸入圧力Psが上昇するので、中圧圧力Pmが上昇してハウジング18の耐圧圧力を超えてしまう。
そこで、図6の太線に示すような制御マップを参照して、破線で参考として示すように中圧圧力Pmがハウジング40の耐圧圧力未満となるように目標圧力Ptを決定する。具体的には、TamがTamA以上になったときは、Tamの上昇に伴って目標圧力Ptを低下させる。
また、ステップS43にて、蒸発温度TeがTeA以上なっている場合は、TeがTeA未満になっている場合に対して、蒸発器17における冷媒蒸発圧力が上昇して、吸入圧力Psが上昇するので、中圧圧力Pmが上昇してハウジング18の耐圧圧力を超えてしまう。
そこで、図7の太線に示すような制御マップを参照して、破線で参考として示すように中圧圧力Pmがハウジング40の耐圧圧力未満となるように目標圧力Ptを決定する。具体的には、TeがTeA以上なったときは、Teの上昇に伴って目標圧力Ptを低下させる。
さらに、ステップS45では、図5〜7に示す制御マップを参照して得られた値のうち、最も低い値を中圧圧力Pmの上昇を抑制するための中圧圧力抑制時の目標圧力Ptとする。もちろん、各マップを参照して得られた値の算術平均値や、各マップを参照して得られた値の寄与度を勘案した重み付け平均値を中圧圧力抑制時の目標圧力Ptとしてもよい。
従って、本実施形態では、外気温Tam、給湯水温度Twiおよび蒸発温度Teが吸入冷媒圧力に相関を有する物理量となり、これらの物理量を検出する外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26が吸入圧力検出手段を構成する。
次に、ステップS5では、高圧圧力センサ28によって検出された高圧圧力PdがステップS4で決定された目標圧力Ptに近づくように、電気式膨張弁16の絞り開度(電動アクチュエータ16bへ出力する制御信号)を決定する。次に、ステップS6へ進み、ステップS5で決定された制御状態が得られるように、制御装置22より各種アクチュエータ12a、21、17a、16a等に対して制御信号が出力される。
次のステップS7では、操作パネル27からの給湯機停止信号が制御装置22へ入力されている場合は、各種アクチュエータの作動を停止させて、システムを停止させる。一方、給湯機停止信号が入力されていない場合は、予め定めた制御周期の間待機した後、ステップS2に戻るようになっている。
従って、本実施形態のヒートポンプ式給湯機10を作動させると、圧縮機14から吐出された高温高圧の冷媒は、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15bに流入して、電動水ポンプ12aによって貯湯タンク11の下方側から水通路15aに流入した給湯水と熱交換する。これにより、給湯水が加熱され、加熱された給湯水は、貯湯タンク11の上方側に貯留される。
この際、本実施形態のヒートポンプサイクル13では、冷媒として二酸化炭素を採用し、超臨界冷凍サイクルを構成しているので、冷媒としてフロン等を採用する場合に対して、高圧冷媒の温度を上昇させることができる。その結果、水−冷媒熱交換器15において給湯水に放熱する熱量を増加させて給湯水温度を高温化することができる。
一方、水−冷媒熱交換器15から流出した高圧冷媒は、電気式膨張弁16にて減圧膨張される。電気式膨張弁16にて減圧膨張された冷媒は、蒸発器5へ流入し、電動送風ファン17aから送風された外気から吸熱して蒸発する。そして、蒸発器5から流出した冷媒は、アキュムレータ17bへ流入して気液分離される。さらに、アキュムレータ17bから流出した気相冷媒は、圧縮機14へ吸入される。
本実施形態では、上記の如く作動するので、中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧圧力を超えない通常時は、COPが略最大となる通常時の目標圧力Ptにてサイクルを運転できる。その結果、高いCOPを発揮させながら、ヒートポンプサイクル13を運転することができる。
一方、外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26によって構成される吸入圧力検出手段の検出値が予め定めた設定値以上となったときは、通常時の目標高圧Ptよりも低い値となる中圧圧力抑制時の目標高圧Ptにてサイクルを運転させる。その結果、高圧圧力Pdを低下させて、中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧圧力を超えてしまうことを抑制できる。
すなわち、図8のモリエル線図に示すように、通常時(図8の太実線)には高いCOPを発揮させながら、ヒートポンプサイクル13を運転させることができるとともに、吸入圧力Psが上昇して中圧圧力Pmの上昇を抑制する必要がある中圧圧力抑制時(図8の太破線)には中圧圧力Pmをハウジング18の耐圧圧力未満に低下させることができる。
従って、本実施形態のように、ハウジング18内に、第1圧縮機構19にて昇圧された中圧冷媒が満たされる2段昇圧式圧縮機を備えるヒートポンプサイクル13であっても、ハウジング18の耐圧圧力を必要以上に上昇させなくてもよい。
なお、本実施形態では、吸入圧力検出手段を外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26によって構成しているが、吸入圧力検出手段は、もちろん、吸入圧力Psを直接検出する吸入圧力センサで構成してもよい。これに対して、本実施形態では、圧力センサよりも安価な温度センサによって吸入圧力検出手段を構成しているので、ヒートポンプ式給湯機10全体としての製造コストの低減を図ることができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、吸入圧力検出手段の検出値が予め定めた設定値以上となったときに、これらの検出値の増加に伴って、目標圧力Ptを低下させることによって、高圧圧力Pdを低下させているが、本実施形態では、目標圧力Ptを変化させることなく、高圧圧力Pdを低下させる例を説明する。
本実施形態のヒートポンプ式給湯機10の全体構成は、第1実施形態と全く同様である。以下、本実施形態の作動を図9、10に基づいて説明する。図9は、制御装置22が実行する制御処理を示すフローチャートである。なお、図9では、第1実施形態と同一もしくは均等部分には同一の符号を付している。これは以下の図においても同様である。
まず、第1実施形態と同様に、ステップS1でフラグ、タイマ等の初期化がなされ、次のステップS2で操作信号および検出信号を読み込み、ステップS3で各種アクチュエータ(電動水ポンプ12a、電動モータ21および電動送風ファン17a)へ出力される制御信号が決定される。
次に、ステップS4’へ進み圧縮機14から吐出された高圧冷媒の目標圧力Ptが決定される。従って、本実施形態では、このステップS4’目標圧力決定手段を構成する。具体的には、第1実施形態のステップS4のステップS44と同様に、高圧冷媒温度センサ24によって検出された冷媒温度Tdoに基づいて、予め記憶されている制御マップを参照して、COPが略最大となる目標圧力Ptを決定する。
ステップS5では、高圧圧力PdがステップS4’で決定された目標圧力Ptに近づくように、電気式膨張弁16の絞り開度(電動アクチュエータ16bへ出力する制御信号)を決定する。次に、ステップS50へ進み、圧縮機14の電動モータ21へ出力される制御信号を修正する。ステップS50の詳細については、図10により説明する。
まず、ステップS51では、流体温度センサ23によって検出された給湯水温度Twiが予め定めた設定値TwiA以上になっているか否かを判定する。ステップS51にて、TwiがTwiA以上になっている場合は、ステップS54へ進み、TwiがTwiA以上になっていない場合は、ステップS52へ進む。
次に、ステップS52では、外気温センサ25によって検出された外気温Tamが予め定めた設定値TamA以上になっているか否かを判定する。ステップS52にて、TamがTamA以上になっている場合は、ステップS54へ進み、TamがTamA以上になっていない場合は、ステップS53へ進む。
次に、ステップS53では、蒸発温度センサ26によって検出された蒸発温度Teが予め定めた設定値TeA以上になっているか否かを判定する。ステップS53にて、TeがTeA以上になっている場合は、ステップS54へ進み、TeがTeA以上になっていない場合は、ステップS6へ進む。
すなわち、第1実施形態のステップS41〜S43と同様に、ステップS51〜S53において、外気温Tam、給湯水温度Twiおよび蒸発温度Teのうち、いずれも設定値TamA、TwiA、TeA以上になっていない場合は、ステップS6へ進む。従って、この場合は、圧縮機14の電動モータ21へ出力される制御信号はステップS3にて決定された値が維持され、修正されない。
一方、外気温Tam、給湯水温度Twiおよび蒸発温度Teの少なくとも1つ以上が、設定値TamA、TwiA、TeA以上になっている場合は、ステップS54へ進む。ステップS54では、予め記憶された制御マップを参照して、中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧圧力を超えないように圧縮機14の電動モータ21へ出力される制御信号を修正する。
具体的には、前述の図5〜7と同様に、TamがTamA以上になっているときは、Tamの上昇に伴って圧縮機14の冷媒吐出能力を低下させ、TwiがTwiA以上になっているときは、Twiの上昇に伴って圧縮機14の冷媒吐出能力を低下させ、TeがTeA以上なっているときは、Teの上昇に伴って圧縮機14の冷媒吐出能力を低下させるように、制御信号を修正する。
さらに、ステップS54では、上述した制御マップを参照して得られた値のうち、最も低い冷媒吐出能力となる値を制御信号とする。もちろん、第1実施形態と同様に、各マップを参照して得られた値の算術平均値や、各マップを参照して得られた値の寄与度を勘案した重み付け平均値を制御信号としてもよい。
次に、ステップS55では、ステップS54で修正された電動モータ21へ出力される制御信号が基準値以下となっているか否かを判定する。電動モータ21への制御信号が基準値以下になっている場合は、給湯に必要とされる充分な熱量を得られないので、給湯水の沸き上げを停止する。すなわち、各種アクチュエータの作動を停止させて、システムを停止させる。
一方、電動モータ21への制御信号が基準値以下になっていない場合は、ステップS6へ進む。ステップS6以下は、第1実施形態と同様である。
従って、本実施形態のヒートポンプ式給湯機10を作動させても、外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26によって構成される吸入圧力検出手段の検出値が予め定めた設定値以上となったときは、これらの検出値の増加に伴って、圧縮機14の冷媒吐出能力を低下させて、高圧圧力Pdを低下させるので、第1実施形態と全く同様に、吸入圧力Psの上昇に伴う中圧圧力Pmの上昇を抑制することができる。
さらに、給湯に必要な熱量を得られない場合には、ヒートポンプ式給湯機10の作動を停止させることもできる。
(第3実施形態)
本実施形態では、図11の全体構成図に示すように、電気式膨張弁16を廃止してエジェクタ30を採用した例を説明する。エジェクタ30は、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側に接続されて、高圧冷媒を減圧膨張させる減圧手段であるとともに、減圧膨張された高速度の冷媒流により蒸発器17下流側冷媒を内部に吸引する冷媒循環手段でもある。
具体的には、エジェクタ30は、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側から流出した高圧冷媒の通路面積を小さく絞って、冷媒を減圧させるノズル部30aと、ノズル部30aの冷媒噴射口と連通するように配置されて、蒸発機17から流出した冷媒を吸引する冷媒吸引口30bを有している。
ノズル部30aは、絞り通路面積を変更可能に構成された可変ノズル部であり、具体的には、ノズル部30aの内部に配置されてノズル部30の絞り開度を調整するニードル弁30c、このニードル弁30cをノズル部30aの軸方向に変位させるサーボモータからなる電動アクチュエータ30dを有して構成される。
さらに、ノズル部30aおよび冷媒吸引口30bの冷媒流れ下流側には、ノズル部30aから噴射する高速度の冷媒流と冷媒吸引口30bからの吸引された吸引冷媒とを混合する混合部30eを有し、混合部30eの冷媒流れ下流側には昇圧部をなすディフューザ部30fを有している。
ディフューザ部30fは冷媒の通路面積を徐々に大きくする形状に形成されており、冷媒流れを減速して冷媒圧力を上昇させる作用、つまり、冷媒の速度エネルギーを圧力エネルギーに変換する作用を果たす。
エジェクタ30の下流側(具体的には、ディフューザ部30fの出口側)には、アキュムレータ17bが接続されている。本実施形態のアキュムレータ17bは液相冷媒出口を有しており、この液相冷媒出口は、蒸発機17の冷媒入口側に接続されている。その他の構成は第1実施形態と同様である。
次に、上記構成における本実施形態の作動を説明する。本実施形態において制御装置22が実行する制御処理は、基本的に、第1実施形態と同様である。本実施形態では、減圧手段としてエジェクタ30を採用しているので、絞り開度制御手段20bは、エジェクタ30の電動アクチュエータ30dに対して、第1実施形態の電気式膨張弁16の電動アクチュエータ16bと同様の制御信号を出力する。
従って、本実施形態のヒートポンプ式給湯機10を作動させると、第1実施形態と同様に、圧縮機14から吐出された高温高圧の冷媒は、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15bに流入して、電動水ポンプ12aによって貯湯タンク11の下方側から水通路15aに流入した給湯水と熱交換する。これにより、給湯水が加熱される。
一方、水−冷媒熱交換器15から流出した高圧冷媒は、エジェクタ30のノズル部30aに流入して、等エントロピ的に減圧膨張する。この減圧膨張時に冷媒の圧力エネルギーが速度エネルギーに変換されて、冷媒がノズル部30aの冷媒噴射口から高速度の冷媒流となって噴出する。この際、高速度の冷媒流の吸引作用により、冷媒吸引口30bから蒸発機17下流側の冷媒が吸引される。
さらに、混合部30eにおいて、ノズル部30aの冷媒噴射口から噴射された噴射冷媒と冷媒吸引口30bから吸引された吸引冷媒が混合され、ディフューザ部30fに流入する。このディフューザ部30fでは通路面積の拡大により、冷媒の速度(膨張)エネルギーが圧力エネルギーに変換されるため、冷媒の圧力が上昇する。
エジェクタ30のディフューザ部30fから流出した冷媒は、アキュムレータ17bへ流入して、気相冷媒と液相冷媒に分離される。アキュムレータ17bにて分離された液相冷媒は、蒸発器17に流入して、電動送風ファン17aから送風された外気から吸熱して蒸発し、エジェクタ30の冷媒吸引口30bから吸引される。一方、アキュムレータ17bにて分離された気相冷媒は、圧縮機14へ吸入される。
本実施形態では、上記の如く作動するので、第1実施形態と同様に、吸入圧力検出手段(外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26)の検出値が予め定めた設定値以上となったときに、通常時の目標高圧Ptよりも低い値となる中圧圧力抑制時の目標高圧Ptにてサイクルを運転させるので、高圧圧力Pdを低下させることができる。
従って、第1実施形態と全く同様に、吸入圧力Psの上昇に伴う中圧圧力Pmの上昇を抑制することができるので、ハウジング18の耐圧圧力を必要以上に上昇させなくてもよい。
さらに、本実施形態では、減圧手段として、エジェクタ30を採用しているので、ディフューザ部30fの昇圧作用によって、圧縮機14の吸入冷媒を上昇させて圧縮機14の駆動動力を低減させることができる。その結果、より一層、通常時のCOPを上昇させることができる。
(他の実施形態)
本発明は上述の実施形態に限定されることなく、以下のように種々変形可能である。
(1)上述の実施形態では、吸入圧力検出手段を外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26によって構成しているが、吸入圧力検出手段の構成はこれに限定されない。例えば、外気温センサ25、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26のうちいずれか1つによって構成してもよい。
なお、本発明者らの検討によれば、流体温度センサ23および外気温センサ25の組み合わせ、あるいは、流体温度センサ23および蒸発温度センサ26の組み合わせで吸入圧力検出手段を構成すれば、吸入圧力Psの上昇によって中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧以上になっていることを充分に検出できる。
(2)上述の第1実施形態では、絞り開度制御手段22bが電気式膨張弁16の絞り開度(弁体16aの開度)を制御することによって、高圧圧力Pdを目標圧力Ptに近づける例を説明したが、吐出能力制御手段22aが圧縮機14の冷媒吐出能力(電動モータ21の回転数)を制御することによって、高圧圧力Pdを目標圧力Ptに近づけるようにしてもよい。
さらに、ステップS5では、高圧圧力センサ28によって検出された高圧圧力Pdが目標圧力Ptに近づくように、電気式膨張弁16の絞り開度を決定したが、例えば、圧縮機14吐出冷媒の温度から高圧圧力Pdを推定して、この推定値が目標圧力Ptに近づくようにしてもよい。
さらに、高圧圧力Pdは、外気温Tam、水−冷媒熱交換器15の水通路15a出口側の沸き上げ温度Two、水通路15a入口側の給湯水温度Twi、圧縮機14の回転数Ncの少なくとも1つを用いて推定してもよい。
(3)上述の第2実施形態では、中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧圧力を超えないように、吐出能力制御手段22aが圧縮機14の冷媒吐出能力(具体的には、電動モータ21の回転数)を制御する例を説明したが、絞り開度制御手段22bが電気式膨張弁16の絞り開度(弁体16aの開度)を制御することによって、中圧圧力Pmがハウジング18の耐圧圧力を超えないようにしてもよい。
(4)上述の第2実施形態では、減圧手段として、その作動が電気的に制御される電気式膨張弁16を採用した例を説明したが、機械的機構によって弁開度(絞り開度)を変更可能に構成された圧力制御弁を採用してもよい。
具体的には、圧力制御弁としては、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側に設けられた感温部を有し、この感温部の内部に冷媒通路15b出口側冷媒の温度に対応した圧力を発生させ、感温部の内圧と冷媒通路15b出口側冷媒圧力(高圧圧力Pd)とのバランスで弁開度を調整する構成を採用できる。
この種の圧力制御弁では、感温部に封入する感温媒体の種類、封入量によって、冷媒通路15b出口側冷媒の温度に対応した目標高圧Ptを決定できる。従って、圧力制御弁を採用する冷凍サイクル装置では、感温部が目標圧力決定手段を構成する。なお、この種の圧力制御弁の詳細構成は、特開2000−81157号公報等を参照することができる。
このような圧力制御弁を採用する冷凍サイクル装置であっても、第2実施形態のように、吸入圧力検出手段23、25、26によって検出された検出値Tam、Twi、Teが予め定めた設定値TamA、TwiA、TeA以上になったときに、圧縮機14の冷媒吐出能力を低下させることで、高圧圧力Pdを低下させることができる。
(5)上述の第3実施形態では、制御装置22が第1実施形態と同様の制御処理を実行する例を説明したが、第3実施形態の構成において、制御装置22が、第2実施形態および他の実施形態で説明した制御処理を実行してもよい。
(6)上述の実施形態では、高圧冷媒温度センサ24によって検出された冷媒温度Tdoに基づいて、COPが略最大となるように、通常時の目標圧力Ptを決定しているが、水−冷媒熱交換器15の冷媒通路15b出口側の高圧圧力Pdを直接検出する高圧圧力センサを採用し、この高圧圧力センサの検出値に基づいて、COPが略最大となる目標圧力Ptを決定してもよい。
(7)上述の実施形態では、ハウジング18の内部に第1圧縮機構19にて昇圧された中圧冷媒が満たされる2段昇圧式の圧縮機14を採用した例を説明したが、本発明では、吸入圧力Psの上昇に伴って高圧圧力Pdを低下させることもできるので、ハウジング18の内部に圧縮機14から吐出される高圧冷媒が満たされる2段昇圧式圧縮機を採用してもよい。
(8)上述の実施形態では、本発明の冷凍サイクル装置をヒートポンプ式給湯機10に適用した例を説明したが、本発明の適用はこれに限定されず、低圧冷媒が吸熱した熱量を高圧冷媒に放熱させる冷凍サイクル装置に広く適用可能である。例えば、ヒートポンプ式床暖房装置等にも適用できる。この場合は床暖房用LLCが熱交換対象流体となる。
第1実施形態のヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。 第1実施形態の2段昇圧式圧縮機の断面図である。 第1実施形態の制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 第1実施形態の制御装置の制御処理の要部を示すフローチャートである。 第1実施形態の外気温および目標圧力に関する制御マップの説明図である。 第1実施形態の給湯水温度および目標圧力に関する制御マップの説明図である。 第1実施形態の蒸発温度および目標圧力に関する制御マップの説明図である。 第1実施形態のヒートポンプサイクルの作動を示すモリエル線図である。 第2実施形態の制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 第2実施形態の制御装置の制御処理の要部を示すフローチャートである。 第3実施形態のヒートポンプ式給湯機の全体構成図である。 2段昇圧式圧縮機の吸入圧力、中圧圧力、高圧圧力の関係を示すグラフである。
符号の説明
14 圧縮機
15 水−冷媒熱交換器
16 電気式膨張弁
17 蒸発器
19 第1圧縮機構
20 第2圧縮機構
22a 吐出能力制御手段
22b 絞り開度制御手段
23 外気温センサ
24 高圧冷媒温度センサ
25 流体温度センサ
26 蒸発温度センサ
28 高圧圧力センサ
30 エジェクタ
S4 目標圧力決定手段

Claims (11)

  1. 冷媒を吸入して圧縮する第1圧縮機構(19)および前記第1圧縮機構(19)にて昇圧された中圧冷媒を圧縮して吐出する第2圧縮機構(20)を有する2段昇圧式圧縮機(14)と、
    前記2段昇圧式圧縮機(14)から吐出された冷媒の有する熱量を熱交換対象流体に放熱させる放熱器(15)と、
    前記放熱器(15)から流出した冷媒を減圧膨張させる減圧手段(16、30)と、
    前記減圧手段(16、30)にて減圧された冷媒を蒸発させる蒸発器(17)と、
    前記2段昇圧式圧縮機(14)吐出口から前記減圧手段(16、30)入口へ至る高圧冷媒の高圧圧力(Pd)の目標圧力(Pt)を決定する目標圧力決定手段(S4)とを備え、
    前記高圧圧力(Pd)が、前記目標圧力(Pt)に近づくように制御される冷凍サイクル装置であって、
    さらに、前記2段昇圧式圧縮機(14)に吸入される冷媒の吸入圧力(Ps)に相関を有する物理量を検出する吸入圧力検出手段(23、25、26)を備え、
    前記吸入圧力検出手段(23、25、26)によって検出された検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、前記検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、前記高圧圧力(Pd)を低下させることを特徴とする冷凍サイクル装置。
  2. さらに、前記高圧圧力(Pd)を検出する高圧圧力検出手段(28)と、
    前記高圧冷媒の温度を検出する高圧温度検出手段(24)とを備えることを特徴とする請求項1に記載の冷凍サイクル装置。
  3. 前記目標圧力決定手段(S4)は、前記検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、前記検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、前記目標圧力(Pt)を低下させることを特徴とする請求項1または2に記載の冷凍サイクル装置。
  4. 前記2段昇圧式圧縮機(14)の冷媒吐出能力を制御する吐出能力制御手段(22a)を備え、
    前記吐出能力制御手段(22a)は、前記検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、前記検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、前記冷媒吐出能力を低下させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記減圧手段(16、30)の絞り開度を制御する絞り開度制御手段(22b)を備え、
    前記絞り開度制御手段(22b)は、前記検出値(Tam、Twi、Te)が予め定めた設定値(TamA、TwiA、TeA)以上になったときに、前記検出値(Tam、Twi、Te)の増加に伴って、前記絞り開度を増加させることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記吸入圧力検出手段は、前記放熱器(15)において前記高圧冷媒と熱交換する前記熱交換対象流体の温度(Twi)を検出する流体温度センサ(23)によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記吸入圧力検出手段は、前記蒸発器(17)において前記低圧冷媒と熱交換する室外空気の外気温(Tam)を検出する外気温センサ(25)によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記吸入圧力検出手段は、前記蒸発器(17)における前記低圧冷媒の蒸発温度(Te)を検出する蒸発温度センサ(26)によって構成されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載に冷凍サイクル装置。
  9. 前記減圧手段は、前記高圧冷媒を減圧膨張させるノズル部(30a)から噴射する高速度の冷媒流により冷媒を内部に吸引して、吸引された冷媒と前記高速度の冷媒流を混合して昇圧させるエジェクタ(30)にて構成されていることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記熱交換対象流体は、水であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
  11. 前記冷媒は二酸化炭素であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1つに記載の冷凍サイクル装置。
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