JP2009006910A - シフトレバー装置 - Google Patents

シフトレバー装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009006910A
JP2009006910A JP2007171140A JP2007171140A JP2009006910A JP 2009006910 A JP2009006910 A JP 2009006910A JP 2007171140 A JP2007171140 A JP 2007171140A JP 2007171140 A JP2007171140 A JP 2007171140A JP 2009006910 A JP2009006910 A JP 2009006910A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift lever
support member
shaft support
lever device
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007171140A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Shimizu
明 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jtekt Column Systems Corp
Original Assignee
Fuji Kiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Kiko Co Ltd filed Critical Fuji Kiko Co Ltd
Priority to JP2007171140A priority Critical patent/JP2009006910A/ja
Publication of JP2009006910A publication Critical patent/JP2009006910A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】シフトレバーの吸収ストローク量が比較的大きな場合にも対応でき、かつ設置スペースや部品点数を少なくできるシフトレバー装置を提供する。
【解決手段】回転軸2を中心にして回転するシフトレバー3と、回転軸2を支承する軸支ブラケット4と、この軸支ブラケット4ととも回転軸2を支承する軸支部材6とを有し、この軸支部材6に、シフトレバー3を介して衝撃荷重が加わると破断する爪部6cと、この爪部6cの破断に伴う軸支部材6の移動時に軸支ブラケット4の側壁4e、4fに圧接するテーパー部6dとを設けて、軸支ブラケット4に、軸支部材6の移動時にテーパー部6dをガイドするガイド部4gと、テーパー部6dが側壁4e、4fに圧接することによって破断する梁部4iとを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、シフトレバーに加わる衝撃エネルギーの吸収構造を備えたシフトレバー装置に関する。
この種の従来のシフトレバー装置としては、車室内の乗員がシフトレバーを操作することによって変速機を変速させる車両用の変速操作部に衝突安全性の観点から衝撃エネルギーの吸収構造が設けられたものがあり、その従来例として特許文献1および特許文献2に開示されたものがある。そして、上記の従来例では、シフトレバーに乗員などが衝突してシフトレバーへの衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、シフトレバー装置の一部で衝撃エネルギーを吸収することによって、上記の乗員が負傷しないよう人体への被害を抑制するようになっている。
特許文献1に開示された従来例は、シフトレバーを回転軸に取付けるブラケットと、このブラケットと回転軸を連結するピンとを有し、上記のブラケットに、薄肉部および逃がし孔が形成されている。この実施例では、シフトレバーを介して衝撃荷重が加わったとき、ブラケットと回転軸を連結するピンが、ブラケットの薄肉部を破断して逃がし孔に入り込むので、上記の薄肉部の破断によって、シフトレバーを介して加わる衝撃エネルギーを吸収することができる。
また、特許文献2に開示された従来例は、回転軸の両端を支承する軸支部材と、この軸支部材を支持壁に固定するピンと、軸支部材に取付けられ、支持壁側のスリットに挿入された板状の蛇行部とを備えている。この実施例では、シフトレバーを介して回転軸に衝撃荷重が加わったとき、軸支部材を支持壁に固定するピンが破断して、シフトレバー、回転軸および軸支部材が移動し、その際に軸支部材に取付けられた蛇行部が支持壁側のスリットを通り抜けることによって塑性変形する。したがって、ピンの破断および蛇行部の塑性変形によって、シフトレバーを介して加わる衝撃エネルギーを吸収することができる。
特許第3789567号公報 特許第3809933号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されているものでは、シフトレバーを介して衝撃荷重が加わったとき、ブラケットと回転軸を連結するピンがブラケットの薄肉部を破断して逃がし孔に入り込む構成であるため、ピンの移動ストロークが逃がし孔の長さ寸法によって制限され、すなわち衝撃吸収ストローク量に限界があった。
一方、前記特許文献2に記載されているものでは、シフトレバーへの衝撃荷重によって、軸支部材を支持壁に固定するピンが破断したとき、シフトレバーおよび回転軸のみならず回転軸の両端を支承する軸支部材も脱落するので、これらの脱落するための比較的大きなスペースを要するとともに、蛇行部やスリット部材などの衝撃エネルギー吸収用の専用部品が必要になり、構造が複雑であった。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、シフトレバーの衝撃吸収ストローク量が比較的大きな場合にも対応できるとともに、設置スペースや部品点数を少なくできるシフトレバー装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、回転軸を中心にして回転するシフトレバーと、前記回転軸を支承する軸支ブラケットと、この軸支ブラケットとともに前記回転軸を支承する軸支部材とを備えたシフトレバー装置であって、前記シフトレバーを介して衝撃荷重が加わると破断する爪部と、前記回転軸の外周に沿って形成される軸受部の両端部に位置し、前記爪部の破断に伴う前記軸支部材の移動時に前記軸支ブラケットの側壁に圧接されるテーパー部とを前記軸支部材に設け、前記軸支部材の移動時に前記テーパー部をガイドするガイド部と、前記軸支ブラケットの側壁間に介在し、前記テーパー部が前記側壁に圧接することによって破断する梁部とを前記軸支ブラケットに設けたことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、軸受部の中央部に前記軸支部材の移動方向に沿って形成される脚部と、前記脚部の下端部に前記軸支ブラケットの側壁へ向かって突設された前記爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記テーパー部の端部から前記軸支ブラケットの前記側壁に沿って延設される一対の脚部と、これら一対の脚部に略く字状に形成される爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記テーパー部の端部から前記軸支ブラケットの前記側壁に沿って延設される一対の脚部と、これら一対の脚部の下端部に前記軸支ブラケットの側壁へ向かって突設された前記爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1記載のシフトレバー装置であって、前記軸支部材と一体的に、且つ円筒状に軸受部を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、シフトレバーに乗員などが衝突して衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、まず軸支部材の爪部が破断し、シフトレバー、回転軸および軸支部材が移動する。この軸支部材の移動時にテーパー部が軸支ブラケットのガイド部によって案内されるとともに軸支ブラケットの側壁に圧接するので、該軸支ブラケットの側壁間に介在する梁部が引張されて破断する。したがって、軸支部材の爪部および軸支ブラケットの梁部の破断によって、2度にわたって衝撃エネルギーを吸収するとともに、軸支部材が比較的長い距離移動ができ、すなわち衝撃吸収ストローク量が比較的大きなシフトレバーの場合にも対応できる。また、軸支部材を軸支ブラケット内に設けてコンパクト化を図ることによって、シフトレバー、回転軸および軸支部材が脱落するためのスペースが小さくて済むので、設置スペースを抑制できるとともに、衝撃エネルギー吸収用の専用部品を特に要しないので部品点数を抑制できる。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、軸支部材の軸受部の中央部に設けられる脚部に衝撃荷重が掛かった場合、脚部の下端部から軸受部の両側に突設された爪部に曲げ応力が加わるので、この爪部が破断することによって、シフトレバーを介して加わる衝撃エネルギーを吸収できる。
請求項3の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、軸支部材の軸受部の両側に設けられる一対の脚部に衝撃荷重が掛かった場合、軸支部材の脚部の一部として設けられている爪部に応力、例えば曲げ座屈応力が加わるので、この爪部が破断することによって、シフトレバーを介して加わる衝撃エネルギーを吸収できる。
請求項4の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、軸支部材の軸受部の両側に設けられる一対の脚部に衝撃荷重が掛かった場合、軸支部材の脚部から側方に突設された爪部にせん断応力が加わるので、この爪部が破断することによって、シフトレバーを介して加わる衝撃エネルギーを吸収できる。
請求項5の発明によれば、請求項1の発明の効果に加え、部品点数を削減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1〜図8は本発明の第1実施形態を示し、図1はシフトレバー装置の分解斜視図、図2は軸支ブラケットの斜視図、図3は軸支ブラケットの正面図、図4は軸支部材の斜視図、図5は軸支部材の正面図、図6はシフトレバー装置の正面図、図7は軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図、図8(a)は軸支ブラケットの梁部が破断した状態を示す正面図、図8(b)は図8(a)のA部を拡大して示す正面図である。
図1〜図8において、シフトレバー装置1は、回転軸2の軸心に対して直交する方向に設けられ、先端が回転軸2に連結されるシフトレバー3と、回転軸2を跨るように設けられる軸支ブラケットとしてのヨーク4と、このヨーク4に装着され、軸受5を介して回転軸2を支承する一対の軸支部材6とから構成されている。
ヨーク4の上面および下面にはそれぞれ開口4a、4bが形成され、ヨーク4の互いに対向する一対の側面にはそれぞれ開口4c、4dが形成されるとともに、ヨーク4の他の対向する一対の側面にはそれぞれ側壁4e、4fが形成され、これらの側壁4e、4fから外方へ他の回転軸7が突設されている。例えば、シフトレバー3は、図示しない車両用変速操作部のギアセレクト用として、回転軸2を中心にして図1のX方向に回転するとともに、車両用変速操作部のギアシフト用として、他の回転軸7を中心にして図1のY方向に回転するようになっている。
ヨーク4の開口4c、4dは回転軸2の軸方向に位置し、これらの開口4c、4dの上部は半円柱状に形成されて、該開口4c、4dの上部に、回転軸2に嵌め込まれた軸受5が嵌合されるとともに、開口4c、4dの下部には軸受5の下部を受ける状態で軸支部材6が装着されている。また、ヨーク4の側壁4e、4fは、回転軸2に沿って該回転軸2の両側に連続して設けられている。すなわち、ヨーク4は、回転軸2を跨るように設けられている。
軸支部材6は、軸受5の下部を受ける円弧状の軸受部6aと、軸受部の中央部に設けられる脚部6bと、この脚部6bの下端部から軸受部の両側に突設された一対の爪部6cとから構成されている。軸受部6aの両端には、図5の下方から上方に向かうにつれて徐々に外側に向かって傾斜するテーパー部6dが設けられている。
また、ヨーク4の側壁4e、4fの内面には、シフトレバーに乗員などが衝突して図の上方から衝撃荷重が加わり、軸支部材6が移動方向である図の下方へ移動する際にテーパー部6dをガイドする段部からなるガイド部4gが設けられるとともに、側壁4e、4fの内面下端に、軸支部材6の爪部6c両端が載置されるフック部4hが設けられている。ヨーク4の開口4c、4dの下縁部には、側壁4e、4f間に介在し、テーパー部6dが側壁4e、4fに圧接することによって破断する梁部4iが設けられ、この梁部4iの軸受部の中間に、回転軸2の軸方向に延びる下向きの溝4jが形成されている。
この第1実施形態にあっては、組立時に回転軸2、軸受5をヨーク4内に挿入して開口4c、4dに嵌合するとともに、ヨーク4上部の開口4aから上方へシフトレバー3を突設させる。次いで、ヨーク4の開口4c、4dの下部に、回転軸2および軸受5の下部を受ける状態で軸支部材6を装着する。このとき、軸支部材6の爪部6c両端がヨーク4のフック部4h上に載置されるとともに、軸受部6a両端のテーパ部6dおよび爪部6c両端がヨーク4の側壁4e、4f内面に当接している。また、軸支部材6の軸受部6aと爪部6cの両端には段部からなるストッパー部6eが形成されており、このストッパー部6eがガイド部4gの段部と当接して、軸支部材6はヨーク4に対し位置決めされる。
上記のようにしてシフトレバー装置1を組立てた後、シフトレバー3に乗員などが衝突し、図6に示すように、シフトレバー3を介して衝撃荷重が軸方向に掛かって衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、まず軸支部材6の爪部6c(図6と図7のハンチングを施した部分)が曲げ応力によって破断し、図7に示すように、シフトレバー3、回転軸2、軸受5および軸支部材6がヨーク4下部の開口4bの方向へ脱落する。次いで、図8に示すように、軸支部材6のテーパー部6dがヨーク4の側壁4e、4fの内面のガイド部4gによってガイドされて下方へ移動し、側壁4e、4fの内面下端のフック部4hに圧接することによって、シフトレバー3を介して加えられた衝撃荷重がヨーク4の側壁4e、4fを押し広げる方向に伝わるので、ヨーク4の側壁4e、4f間に介在する梁部4iが引っ張られて所定荷重を超えたときに梁部4iに形成された溝4jが破断する。
以上、説明したように、本発明によれば、シフトレバー3を介して衝撃荷重が軸方向に掛かって衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、軸支部材6の爪部6cおよびヨーク4の梁部4iの破断によって、2度にわたってシフトレバー3を介して加わる衝撃エネルギーを吸収できるとともに、軸支部材6が比較的長い距離を移動でき、すなわち衝撃吸収ストローク量が大きいので、シフトレバー3の吸収ストローク量が比較的大きな場合にも対応できる。また、軸支部材6をヨーク4内に設けてコンパクト化を図ることによって、シフトレバー3、回転軸2および軸支部材6が脱落するためのスペースが小さくて済むので、設置スペースを抑制できるとともに、衝撃エネルギー吸収用の専用部品を特に要しないので部品点数を抑制できる。なお、本実施の形態では、梁部4iの中間で破断するように溝4jを設けたが溝4jがなくても梁部4iを破断することができる。
(第2実施形態)
図9〜図13は本発明の第2実施形態を示し、図9はシフトレバー装置の正面図、図10は軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図、図11(a)は軸支ブラケット(ヨーク)の梁部が破断した状態を示す正面図、図11(b)は図11(a)のA部を拡大して示す正面図、図12は軸支部材の斜視図、図13は軸支部材の正面図である。なお、本実施形態にかかるシフトレバー装置1Aは、上記第1実施形態にかかるシフトレバー装置1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図9〜図13において、シフトレバー装置1Aは、前述した第1実施形態と異なる構造の軸支部材11を備えている。すなわち、軸支部材11は、軸受5の下部を受ける円弧状の軸受部11aと、軸受部の両端に設けられる一対の脚部11bとからなり、各脚部11bが「く」の字形に折り曲げられて、高さ方向の中間で内側へ突設されている。各脚部11bの下部は、シフトレバー3を介して衝撃荷重が加わると破断する爪部11cが構成されるとともに、各脚部11bの上部外側に、図13の下方から上方に向かうにつれて徐々に外側に向かって傾斜するテーパー部11dが構成されている。
この第2実施形態にあっても、組立時に回転軸2、軸受5および軸支部材11をヨーク4内に挿入して開口4c、4dに嵌合するとともに、ヨーク4上部の開口4aから上方へシフトレバー3を突設する。このとき、軸支部材11の脚部11b下部(すなわち爪部11c)がヨーク4のフック部4h上に載置されるとともに、軸受部11a両端および脚部11b両端がヨーク4の側壁4e、4f内面に当接している。また、軸支部材11の軸受部11aと爪部11cの両端には段部からなるストッパー部11eが形成されており、このストッパー部11eがガイド部4gの段部と当接して、軸支部材11はヨーク4に対し位置決めされる。
上記のようにしてシフトレバー装置1Aを組立てた後、シフトレバー3に乗員などが衝突し、図9に示すように、シフトレバー3を介して衝撃荷重が軸方向に掛かって衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、図10に示すように、まず軸支部材11の爪部11c(図9と図10のハンチングを施した部分)が曲げ座屈応力によって破断して、シフトレバー3、回転軸2、軸受5および軸支部材11がヨーク4下部の開口4bの方向へ脱落する。次いで、図11に示すように、軸支部材11のテーパー部11dがヨーク4の側壁4e、4fの内面のガイド部4gによってガイドされて下方へ移動し、側壁4e、4fの内面下端のフック部4hに圧接することによって、シフトレバー3を介して加えられた衝撃荷重がヨーク4の側壁4e、4fを押し広げる方向に伝わるので、ヨーク4の側壁4e、4f間に介在する梁部4iが引っ張られて所定荷重を超えたとき、梁部4iが破断する。
このように構成した第2実施形態にあっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第3実施形態)
図14〜図18は本発明の第2実施形態を示し、図14はシフトレバー装置の正面図、図15は軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図、図16(a)は軸支ブラケット(ヨーク)の梁部が破断した状態を示す正面図、図16(b)は図16(a)のA部を拡大して示す正面図、図17は軸支部材の斜視図、図18は軸支部材の正面図である。なお、本実施形態にかかるシフトレバー装置1Bは、上記第1実施形態にかかるシフトレバー装置1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図14〜図18において、シフトレバー装置1Bは、前述した第1実施形態と異なる構造の軸支部材12を備えている。すなわち、軸支部材12は、軸受5の下部を受ける円弧状の軸受部12aと、軸受部の両端に設けられる一対の脚部12bと、この一対の脚部12bの下端から軸受部の外方に突設された一対の爪部12cとからなり、各脚部12b側面の中間高さ位置に、図18の下方から上方に向かうにつれて徐々に外側に向かって傾斜するテーパー部12dが構成されている。
この第3実施形態にあっても、組立時に回転軸2、軸受5および軸支部材12をヨーク4内に挿入して開口4c、4dに嵌合するとともに、ヨーク4上部の開口4aから上方へシフトレバー3を突設する。このとき、軸支部材12の爪部12cがヨーク4のフック部4h上に載置されるとともに、軸受部12a両端および爪部12c両端がヨーク4の側壁4e、4f内面に当接している。
また、軸支部材12の軸受部12aと爪部12cの両端には段部からなるストッパー部12eが形成されており、このストッパー部12eがガイド部4gの段部と当接して、軸支部材12はヨーク4に対し位置決めされる。
上記のようにしてシフトレバー装置1Bを組立てた後、シフトレバー3に乗員などが衝突し、図14に示すように、シフトレバー3を介して衝撃荷重が軸方向に掛かって衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、図15に示すように、まず軸支部材12の爪部12c(図14と図15のハンチングを施した部分)がせん断応力によって破断し、シフトレバー3、回転軸2、軸受5および軸支部材12がヨーク4下部の開口4bの方向へ脱落する。次いで、図16に示すように、軸支部材12のテーパー部12dがヨーク4の側壁4e、4fの内面のガイド部4gによってガイドされて下方へ移動し、側壁4e、4fの内面下端のフック部4hに圧接することによって、シフトレバー3を介して加えられた衝撃荷重がヨーク4の側壁4e、4fを押し広げる方向に伝わるので、ヨーク4の側壁4e、4f間に介在する梁部4iが引っ張られて所定荷重を超えたとき、梁部4iが破断する。
このように構成した第3実施形態にあっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
(第4実施形態)
図19〜図21は本発明の第4実施形態を示し、図19はシフトレバー装置の分解斜視図、図20はシフトレバー装置の正面図、図21は軸支部材の斜視図である。なお、本実施形態にかかるシフトレバー装置1Cは、上記第1実施形態にかかるシフトレバー装置1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
図19〜図21において、シフトレバー装置1Cでは、円筒状の軸受5および軸支部材6が一体に形成されている。
この第4実施形態にあっても、組立時に回転軸2と一体化した軸受5および軸支部材6とをヨーク4内に挿入して開口4c、4dに嵌合するとともに、ヨーク4上部の開口4aから上方へシフトレバー3を突設する。このとき、軸支部材6の爪部6c両端がヨーク4のフック部4h上に載置されるとともに、軸受部6a両端および爪部6c両端がヨーク4の側壁4e、4f内面に当接している。また、開口4c、4dの上部には凹部4kが形成されており、軸支部材6の上部に形成された弾部6fが上記凹部4kに弾性を持って当接しており、ヨーク4に対して軸支部材6が位置決めされている。
上記のようにしてシフトレバー装置1Cを組立てた後、シフトレバー3に乗員などが衝突し、シフトレバー3を介して衝撃荷重が軸方向に掛かって衝撃荷重が所定荷重を超えた場合、前述した第1実施形態と同様に、まず軸支部材6の爪部6cが曲げ応力によって破断し、シフトレバー3、回転軸2、軸受5および軸支部材6がヨーク4下部の開口4bの方向へ脱落する。次いで、軸支部材6のテーパー部6dがヨーク4の側壁4e、4fの内面のガイド部4gによってガイドされて下方へ移動し、側壁4e、4fの内面下端のフック部4hに圧接することによって、シフトレバー3を介して加えられた衝撃荷重がヨーク4の側壁4e、4fを押し広げる方向に伝わるので、ヨーク4の側壁4e、4f間に介在する梁部4iが引っ張られて所定荷重を超えたとき、梁部4iが破断する。
このように構成した第4実施形態にあっても、前述した第1実施形態と同様の効果が得られる。さらに、この第4実施形態では、軸受5および軸支部材6を一体に形成したことから、部品点数をより少なくすることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記第4実施形態では、上記第1実施形態と同様の軸受5および軸支部材6を一体化させたが、図22に示すように、上記第2実施形態と同様の軸受5および軸支部材11を一体化させることによって、上記第2実施形態と同様の効果が得られるとともに、部品点数をより少なくすることができる。また、図23に示すように、上記第3実施形態と同様の軸受5および軸支部材12を一体化させることによって、上記第3実施形態と同様の効果が得られるとともに、部品点数をより少なくすることができる。
また、上記第1〜第4実施形態では、車両用変速操作部のギアセレクト用として用いられる回転軸2に、ヨーク4および軸支部材6、11、12を設けた場合を例示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、車両用変速操作部のギアシフト用として用いられる回転軸7にも適用可能である。さらに、ギヤセレクト用が無く、ギヤシフト用のみの回転軸においても適用可能である。そして、これらの構造は、上記第1〜第4実施形態と同様に構造が比較的単純である。
本発明の第1実施形態を示し、シフトレバー装置の分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、軸支ブラケット(ヨーク)の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、軸支ブラケット(ヨーク)の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、軸支部材の斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、軸支部材の背面図である。 本発明の第1実施形態を示し、シフトレバー装置の正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図である。 本発明の第1実施形態を示し、(a)は軸支ブラケット(ヨーク)の梁部が破断した状態を示す正面図で、(b)は図8(a)のA部を拡大して示す正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、シフトレバー装置の正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、(a)は軸支ブラケット(ヨーク)の梁部が破断した状態を示す正面図で、(b)は図11(a)のA部を拡大して示す正面図である。 本発明の第2実施形態を示し、軸支部材の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、軸支部材の背面図である。 本発明の第3実施形態を示し、シフトレバー装置の正面図である。 本発明の第3実施形態を示し、軸支部材の爪部が破断した状態を示す正面図である。 本発明の第3実施形態を示し、(a)は軸支ブラケット(ヨーク)の梁部が破断した状態を示す正面図で、(b)は図16(a)のA部を拡大して示す正面図である。 本発明の第3実施形態を示し、軸支部材の斜視図である。 本発明の第3実施形態を示し、軸支部材の背面図である。 本発明の第4実施形態を示し、シフトレバー装置の分解斜視図である。 本発明の第4実施形態を示し、シフトレバー装置の正面図である。 本発明の第4実施形態を示し、軸支部材の斜視図である。 本発明の第4実施形態に設けられる軸支部材の変形例を示す斜視図である。 本発明の第4実施形態に設けられる軸支部材の他の変形例を示す斜視図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C シフトレバー装置
2 回転軸
3 シフトレバー
4 軸支ブラケット(ヨーク)
4e、4f 側壁
4g ガイド部
4h フック部
4i 梁部
5 軸受
6 軸支部材
6a 軸受部
6b 脚部
6c 爪部
6d テーパー部
11 軸支部材
11a 軸受部
11b 脚部
11c 爪部
11d テーパー部
12 軸支部材
12a 軸受部
12b 脚部
12c 爪部
12d テーパー部

Claims (5)

  1. 回転軸を中心にして回転するシフトレバーと、前記回転軸を支承する軸支ブラケットと、この軸支ブラケットとともに前記回転軸を支承する軸支部材とを備えたシフトレバー装置であって、
    前記シフトレバーを介して衝撃荷重が加わると破断する爪部と、
    前記回転軸の外周に沿って形成される軸受部の両端部に位置し、前記爪部の破断に伴う前記軸支部材の移動時に前記軸支ブラケットの側壁に圧接されるテーパー部とを前記軸支部材に設け、
    前記軸支部材の移動時に前記テーパー部をガイドするガイド部と、
    前記軸支ブラケットの側壁間に介在し、前記テーパー部が前記側壁に圧接することによって破断する梁部とを前記軸支ブラケットに設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
  2. 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
    軸受部の中央部に前記軸支部材の移動方向に沿って形成される脚部と、
    前記脚部の下端部に前記軸支ブラケットの側壁へ向かって突設された前記爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
  3. 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
    前記テーパー部の端部から前記軸支ブラケットの前記側壁に沿って延設される一対の脚部と、
    これら一対の脚部に略く字状に形成される爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
  4. 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
    前記テーパー部の端部から前記軸支ブラケットの前記側壁に沿って延設される一対の脚部と、
    これら一対の脚部の下端部に前記軸支ブラケットの側壁へ向かって突設された前記爪部とを前記軸支部材に設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
  5. 請求項1記載のシフトレバー装置であって、
    前記軸支部材と一体的に、且つ円筒状に軸受部を設けたことを特徴とするシフトレバー装置。
JP2007171140A 2007-06-28 2007-06-28 シフトレバー装置 Pending JP2009006910A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171140A JP2009006910A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 シフトレバー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007171140A JP2009006910A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 シフトレバー装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009006910A true JP2009006910A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40322437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007171140A Pending JP2009006910A (ja) 2007-06-28 2007-06-28 シフトレバー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009006910A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101095032B1 (ko) 2009-05-20 2011-12-20 에스엘 주식회사 전자식 변속 장치
WO2013047014A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
WO2016017282A1 (ja) * 2014-07-29 2016-02-04 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
US10234023B2 (en) 2010-05-20 2019-03-19 Sl Corporation Apparatus for electronically controllable transmission

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101095032B1 (ko) 2009-05-20 2011-12-20 에스엘 주식회사 전자식 변속 장치
US8261630B2 (en) 2009-05-20 2012-09-11 Sl Corporation Apparatus for electronically controllable transmission
US9388897B2 (en) 2009-05-20 2016-07-12 Sl Corporation Apparatus for electronically controllable transmission
US10234023B2 (en) 2010-05-20 2019-03-19 Sl Corporation Apparatus for electronically controllable transmission
WO2013047014A1 (ja) * 2011-09-27 2013-04-04 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
US9423020B2 (en) 2011-09-27 2016-08-23 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Shift device
WO2016017282A1 (ja) * 2014-07-29 2016-02-04 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
JP2016030514A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置
CN106470865A (zh) * 2014-07-29 2017-03-01 株式会社东海理化电机制作所 换档装置
US10428932B2 (en) 2014-07-29 2019-10-01 Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho Shift device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5369537B2 (ja) エネルギー吸収ステアリングコラム
JP2019127176A (ja) ステアリング装置
JP4971912B2 (ja) シフトレバー装置
US7648168B2 (en) Collision energy absorbable steering column of vehicle equipped with wire block assembly
JP2010530504A (ja) 連結装置およびそのジョイント付きシャフト
JP2011042262A (ja) ステアリングコラム
JP2009006910A (ja) シフトレバー装置
JP2007069868A (ja) ステアリング装置のシャフトジョイント構造及びステアリング装置
KR100766159B1 (ko) 차량용 스티어링 칼럼의 충격흡수장치
JP2008280002A (ja) 衝撃吸収ステアリング装置
KR101138160B1 (ko) 충격 흡수식 조향장치
CN211107660U (zh) 转向管柱溃缩机构及汽车
JP5181580B2 (ja) ステアリング装置
KR100804467B1 (ko) 차량용 스티어링칼럼의 충격흡수 구조
KR102612218B1 (ko) 차량용 스티어링 컬럼의 충격 흡수 구조
KR101046186B1 (ko) 조향장치의 마운팅 브라켓 충격 흡수구조
JP4257483B2 (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置とその製造方法
CN110758546A (zh) 转向管柱溃缩机构及汽车
JP2020185851A (ja) ステアリング装置
KR100985501B1 (ko) 조향장치의 마운팅 브라켓 충격 흡수구조
JP2000343977A (ja) 車両用変速操作装置
KR20070028875A (ko) 자동차 스티어링 칼럼의 충격흡수 구조
JP2018131025A (ja) 中間シャフト
KR20060043902A (ko) 스티어링 시스템의 충격흡수 구조
JP2010006311A (ja) シフトレバー装置