JP2009006072A - 食器皿洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】食器皿における載置面全域を満遍なく洗浄することができる食器皿洗浄装置を提供することを目的とする。
【解決手段】搬送方向を向いて互いに平行をなし、平面視略円形状の食器皿の両側部を支持しながら一定方向に搬送する一対の搬送手段2,2と、該一対の搬送手段2,2により搬送される食器皿Dにおける飲食物の載置面をブラッシングする載置面回転ブラシ11と、を備え、前記食器皿Dの載置面D1における少なくとも搬送方向の前方の周縁部に載置面回転ブラシ11aが接触している状態において、該食器皿Dの裏面D2をブラッシングするとともに、食器皿Dに水平回転力を付与する下部回転ブラシ13が設けられている。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば寿司等を載せる食器皿を洗浄する食器皿洗浄装置に関する。
回転寿司と称されている寿司店等においては、寿司等を盛り付けた、使用後の食器皿を自動的に洗浄する食器皿洗浄装置が使用されることが多い。
この種の従来の食器皿洗浄装置としては、例えば食器皿の両側部下面を一対の搬送スクリューにより支持して搬送し、その搬送途中において、洗浄液を噴射したり、搬送スクリューの上下部に設けた回転ブラシにより、食器皿の上下両面をブラッシングして、食器皿を自動的に洗浄するもの等があった(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−148044号公報(第2図)
しかしながら、上記特許文献1に記載されている食器皿洗浄装置は、上下の回転ブラシは、いずれも搬送スクリューと直交する方向を向く水平回転軸により回転させられるドラム状であり、また、食器皿の両側部下面を一対の搬送スクリューにより支持して搬送することから、回転する搬送スクリューに回転ブラシが噛むこと等がないように、回転ブラシの左右幅を食器皿の直径よりも小寸としなければならなかった。
そのため、食器皿の載置面における左右側部に上部回転ブラシが接触せず、汚れが残ってしまうという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、食器皿における載置面全域を満遍なく洗浄することができる食器皿洗浄装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の食器皿洗浄装置は、
搬送方向を向いて互いに平行をなし、平面視略円形状の食器皿の両側部を支持しながら一定方向に搬送する一対の搬送手段と、該一対の搬送手段により搬送される食器皿における飲食物の載置面をブラッシングする載置面回転ブラシと、を備える食器皿洗浄装置において、
前記食器皿の載置面における少なくとも搬送方向の前方または後方の周縁部に前記載置面回転ブラシが接触している状態において、該食器皿に回転力を付与する回転付与手段が設けられていることを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿の載置面における少なくとも搬送方向の前方または後方の周縁部に載置面回転ブラシが接触している状態において食器皿が回転されることにより、食器皿の載置面における両側部を載置面回転ブラシに接触させることができるため、食器皿の載置面両側部に汚れを残すことなく、全域を満遍なくブラッシングすることができる。
本発明の請求項2に記載の食器皿洗浄装置は、請求項1に記載の食器皿洗浄装置であって、
前記回転付与手段は、前記食器皿の裏面に接触する接触部材と、該接触部材を回転させる回転駆動手段と、を含むことを特徴としている。
この特徴によれば、載置面回転ブラシによるブラッシングに支障をきたすことなく、食器皿を回転させることができる。
本発明の請求項3に記載の食器皿洗浄装置は、請求項2に記載の食器皿洗浄装置であって、
前記接触部材の回転軸は、前記載置面回転ブラシの回転軸に対して前記搬送方向に偏心した偏心位置に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿の載置面における少なくとも搬送方向の前方または後方の周縁部に載置面回転ブラシが接触している状態において、該食器皿を簡単に回転させることができる。
本発明の請求項4に記載の食器皿洗浄装置は、請求項2または3に記載の食器皿洗浄装置であって、
前記接触部材は、前記食器皿の裏面をブラッシングする裏面回転ブラシであることを特徴としている。
この特徴によれば、食器皿を回転させながらその裏面をブラッシングすることができる。
本発明の請求項5に記載の食器皿洗浄装置は、請求項1ないし4のいずれかに記載の食器皿洗浄装置であって、
前記載置面回転ブラシは、前記搬送方向に対して略直交する方向を向く横軸を中心に回転自在に設けられ、その幅寸法は前記食器皿の直径よりも小寸とされていることを特徴としている。
この特徴によれば、載置面回転ブラシを搬送手段に接触させることなく回転させることができるため、搬送に支障をきたすことがない。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の食器皿洗浄装置の一実施形態の平面図である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、図2のB−B断面図である。図4は、(a)は下部回転ブラシを示す平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図であり、(c)は食器皿下面が洗浄されている状態を示す断面図である。図5は、食器皿が上部回転ブラシにより洗浄されている状態を示す断面図である。図6は、(a)は食器皿が下部回転ブラシ上に位置した状態を示す平面図であり、(b)は(a)のD−D断面図である。図7は、(a)は食器皿が約90度回転した状態を示す平面図であり、(b)は食器皿が約270度回転した状態を示す平面図である。
食器皿洗浄装置(以下洗浄装置と略称する)の筐体1内には、食器皿Dを、図1の左方から右方に搬送するための互いに平行をなす一対の搬送スクリュー2、2が配設されている。筐体1の左方における両搬送スクリュー2間の上方には、洗浄前の食器皿Dを1枚ずつ搬送スクリュー2間に供給する供給部3が、同じく右方には、洗浄後の食器皿Dを排出する排出案内筒4が、それぞれ設けられている。Pは、洗浄後の食器皿Dを排出案内筒4に押上げる押上げ装置である。
両搬送スクリュー2の外周面には、互いに逆向きの螺旋溝5が形成され、これら両螺旋溝5により食器皿Dの両側端部下面が支持されるようになっている。両搬送スクリュー2は、モータM1に連係された複数のギヤ列6を介して反対方向に回転させられ、食器皿Dを左方から右方に搬送するようになっている。
両搬送スクリュー2間には、食器皿Dの両側端部(搬送方向に対して左右側の周縁部)下面を摺動可能に支持する一対の支持ロッド7、7と、それらのやや内側上方に、食器皿Dの浮き上がりの上限を規制する一対の押えロッド8、8とが、搬送方向に沿って、すなわち搬送スクリュー2と同方向を向いて設けられている。
つまり、これら一対の搬送スクリュー2,2、支持ロッド7,7、押えロッド8,8、モータM1及び該モータM1に連係された複数のギヤ列6は、本発明の食器皿Dの搬送手段を構成している。
搬送スクリュー2の上流側の上下部には、洗浄液を噴射する第1噴射ノズル9a、9bが、同じく下流側の上下部には、すすぎ液を食器皿Dに噴射する第2噴射ノズル10a、10bが、それぞれ設けられている。
両搬送スクリュー2の左右方向、つまり搬送方向の中間部の上方には、図1〜図5に示されるように、筐体1により両端部が支持され、搬送スクリュー2と直交する方向を向く水平回転軸12(横軸)に固着された載置面回転ブラシとしての上部回転ブラシ11が回転自在に設けられている。水平回転軸12の一端は、後述する従動ギヤ24及び駆動ギヤ23を介してモータ22に連係されている。
上部回転ブラシ11は、特に図5に示されるように、水平回転軸12に固着されたドラム体11bと、該ドラム体11bの外周面に複数植設された植毛11aと、からなる。具体的には、合成樹脂製の植毛11aは、ドラム体11bの外周面における水平回転軸12方向に向けて所定間隔おきに列設されたブラシ群が周方向に向けて所定間隔おきに複数配設されており、ドラム体11bの下方に位置する植毛11aが食器皿Dの上面D1、つまり飲食物が載置される載置面に接触するように配置されている。
そして、ブラシ群の最大の左右幅寸法L1は、左右一対の搬送スクリュー2,2の対向面間寸法L2よりも若干小寸、つまり食器皿Dの直径よりも若干小寸となるように設けられていることで、両搬送スクリュー2,2と干渉しないようになっている。
また、両搬送スクリュー2間の下方には、図1〜図5に示されるように、食器皿Dの下面(裏面)D2をブラッシングする裏面回転ブラシとしての下部回転ブラシ13が設けられている。下部回転ブラシ13は、特に図3に示されるように、筐体1の外部に設けられたモータ22と、該モータ22に連係された水平回転軸12に対して直交する方向を向く垂直回転軸14と、該垂直回転軸14の上端にネジ15を介して固着され、上面に直線状の垂直植毛13a,傾斜植毛13bが複数植設された平面視円形のベース盤13cと、から主に構成されている。
垂直回転軸14の下部は、ギヤケース17により支承され、かつ下端部には、従動ベベルギヤ18が固嵌されている。従動ベベルギヤ18には、駆動軸19の端部に固嵌された駆動ベベルギヤ20が噛合している。また、駆動軸19に固着された従動ギヤ21は、モータ22の駆動ギヤ23と噛合され、モータ22を作動させることにより、下部回転ブラシ13が回転するようになっている。
つまり、これらモータ22及びベース盤13c、垂直回転軸14、従動ベベルギヤ18、駆動軸19、駆動ベベルギヤ20、従動ギヤ21、駆動ギヤ23は、食器皿の裏面に接触する接触部材としての垂直植毛13a,傾斜植毛13bを回転させる回転駆動手段を構成している。
また、駆動ギヤ23は、水平回転軸12に固着された従動ギヤ24にも噛合され、これにより、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13とは互いに同期して回転するようになっている。
尚、本実施例では、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13とが1つのモータ22に連係されて同期して回転するようになっているが、別個の駆動源を介して別々に回転するようにしてもよい。
垂直植毛13a,傾斜植毛13bは、図4(c)に示されるように、食器皿Dの下面に接触するように配置され、接触部材を構成している。垂直植毛13aの直径方向の幅寸法L3は、両搬送スクリュー2と干渉しないように、その対向面間寸法L2より若干小さくされている。また、垂直植毛13aの上端は、食器皿Dの下面D2に形成されている凹部16の深さよりも若干上方に位置するようになっている(図3参照)。
下部回転ブラシ13のベース盤13cは、平面視円形状に形成されており、その上面は、該垂直回転軸14から外側に向けて下方に傾斜する傾斜面13dと、該傾斜面13dの外側に形成される水平面13eと、から構成されている。
植毛は、図4(a)(b)に示されるように、水平面13eに対して垂直方向に延びる合成樹脂製の直線状の垂直植毛13aと、傾斜面13dに対して垂直方向に延びる合成樹脂製の傾斜植毛13bと、からなる。つまり、傾斜植毛13bは、上方に向けて外側に傾斜するように設けられているため、図4(c)に示されるように、特に外周側の傾斜植毛13bの上端部が、食器皿Dの下面D2の凹部16の内周側面16aに向けて側方から摺接するようになる。
よって、凹部16の通過領域に対応する箇所に設けられた植毛が垂直に立設されている場合、凹部16の垂直方向を向く内周側面16aに対して植毛が平行に摺接するのに対し、傾斜植毛13bは、凹部16の内周側面16aに向けて側方から摺接するため、凹部16内の汚れ落ちが向上するとともに、後述するように、食器皿Dを水平方向に回転させる力が増大するようになっている。
尚、傾斜植毛13bは、その上端は、凹部16の深さよりも若干上方に位置するとともに、特に傾斜植毛13bにおける外周寄りの傾斜植毛13bは、凹部16の内周側面16aよりも若干外方に位置するように設けられていることが好ましく、このようにすれば、凹部16内面に確実に植毛が摺接するため、汚れを確実に落とすことができる。
また、傾斜植毛13bは、傾斜面13dから立設されていたが、水平面から直線状の植毛のみを外向きに傾斜させて植設することにより傾斜させてもよい。また、上方に向かうに従い外向きに湾曲するカーブ状の植毛であってもよい。
さらに、特に図示はしないが、垂直植毛13aにおける内周側の植毛を、上方に向けて内向きに傾斜させることにより、凹部16の外周側面(内周側面16aの外面)の汚れ落ちを向上させることができる。
このように構成された下部回転ブラシ13は、図6に示されるように、搬送スクリュー2の下方における上部回転ブラシ11の直下位置よりも、食器皿Dの搬送方向の上流側の上流位置に配設されている。具体的には、垂直回転軸14の軸心P2は、水平回転軸12の軸心P1位置よりも数センチ上流側に偏心した偏心位置に配置されている(偏心幅寸法L4)。
つまり、搬送されてきた食器皿Dが下部回転ブラシ13の直上に位置したとき(食器皿Dの中心と垂直回転軸14の軸心とがほぼ一致したとき)、食器皿Dの上面D1における搬送方向の前側周縁部から中心P2付近までの領域が、植毛11aが接触する接触領域E1(図6(a)中斜線領域)となり、上部回転ブラシ11によりブラッシングされるようになっている。
この接触領域E1の左右幅寸法は、前述したブラシ群の左右幅寸法L1とほぼ同じであるため、食器皿Dが上部回転ブラシ11の下方を通過しても、上面D1における左右側部、つまり搬送方向の左右周縁部には植毛11aが接触しないため、食器皿Dの左右側部は植毛11aが接触しない非接触領域E2,E3(図6(a)中網点領域)となるが、後述するように、下部回転ブラシ13の回転により食器皿Dが回転して、非接触領域E2,E3が接触領域E1を通過させることで、非接触領域E2,E3の汚れ残しがなくなるようになっている。
尚、本実施例では、搬送スクリュー2による搬送は継続的に行われるものであるため、食器皿Dが下部回転ブラシ13の直上位置に位置するのは一時的な状態であり、食器皿Dが回転されている間も搬送は行われるが、その距離は例えば数センチ程度であって、かつ、下部回転ブラシ13の回転が高速であるため、食器皿Dは、下部回転ブラシ13のほぼ直上位置に位置している間に少なくとも1回転以上回転するようになっている。
次に、このように構成された食器皿洗浄装置における食器皿Dが洗浄される状況を、図6及び図7に基づいて説明する。
供給部3から搬送スクリュー2に供給された食器皿Dは、その搬送方向の左右周縁部を支持ロッド7により下方から支持され、かつ、押えロッド8により浮き上がりの上限が規制された状態で、搬送スクリュー2により搬送される。
そして、食器皿Dが上部回転ブラシ11に到達し、搬送方向の前方の周縁部が上部回転ブラシ11の植毛11aと接触した状態となると(図6(a)参照)、食器皿Dの中心と垂直回転軸14の軸心とがほぼ一致して下部回転ブラシ13の直上位置に位置する。
この際、下部回転ブラシ13が垂直回転軸14により水平回転していることで、下部回転ブラシ13における傾斜植毛13bの上端部が、食器皿Dの下面D2の凹部16内に垂直に入り込むようになる。そのため、凹部16の隅部の全周が効果的にブラッシングされるとともに、垂直植毛13aの上端部が、下面D2における凹部16の外周面に接触することで、下面D2全域がブラッシングされて汚れ落としがなされる。
また、食器皿Dは、下部回転ブラシ13により、支持ロッド7と押えロッド8間において若干浮き上げられ、かつ下部回転ブラシ13の回転力により水平に回転させられるため、食器皿Dの側端部を含む上下両面の全面が、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13により効果的にブラッシングされ、むらなく汚れ落としがなされる。
そして、このように下部回転ブラシ13の回転力により食器皿Dが水平に回転させられることで、食器皿Dの左右側部の非接触領域E2,E3が下部回転ブラシ13と同方向に回転し、接触領域E1を通過し、これにより非接触領域E2,E3の汚れ落としがなされる。
具体的には、図6(a)の初期状態から食器皿Dが約90度回転すると、非接触領域E3が接触領域E1に位置して(図7(a)参照)、上部回転ブラシ11によりブラッシングされ、汚れ落としがなされる。さらに回転して初期状態から約270度回転すると、今度は非接触領域E2が接触領域E1に位置して(図7(b)参照)、上部回転ブラシ11によりブラッシングされ、汚れ落としがなされる。
このように、食器皿Dが下部回転ブラシ13の直上位置に位置したときに、下部回転ブラシ13の回転力により水平に少なくとも約270度以上回転させられることで、非接触領域E2,E3が接触領域E1を通過してブラッシングされることになるため、汚れ残しがない。また、約360度以上、つまり1回転以上回転させるようにすれば、上面D1の周縁部全域が確実にブラッシングされる。
よって、360度以上回転した後、食器皿Dが上部回転ブラシ11の下方を通過したときには、上面D1全域が満遍なくブラッシングされて汚れ落としがなされていることになる。
以上説明したように、本発明の実施例としての食器皿洗浄装置にあっては、両搬送スクリュー2により順次搬送されてきた食器皿Dが、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13の配設位置を通過する際に、食器皿Dの上下両面がブラッシングされる。この際、下部回転ブラシ13は、垂直回転軸14により水平回転するため、下部回転ブラシ13における傾斜植毛13bの上端部が、食器皿Dの下面の凹部16内に垂直に入り込むようになる。そのため、凹部16の隅部の全周が効果的にブラッシングされ、その部分の汚れ落ちが向上する。
また、食器皿Dは、下部回転ブラシ13により、支持ロッド7と押えロッド8間において若干浮き上げられ、かつ下部回転ブラシ13の回転力により水平に回転させられるため、食器皿Dの側端部を含む上下両面の全面が、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13により効果的にブラッシングされ、むらなく汚れ落としがなされる。
さらに、食器皿Dの上面D1における少なくとも搬送方向の前方または後方の周縁部に上部回転ブラシ11が接触している状態で食器皿Dが1回転以上回転されることにより、食器皿Dの上面D1における左右両側部を上部回転ブラシ11に接触させることができるため、食器皿Dの両側部に汚れを残すことなく、上面D1全域を満遍なくブラッシングすることができる。
また、下部回転ブラシ13は、食器皿Dの下面D2に接触する接触部材である垂直植毛13a,傾斜植毛13bと、該垂直植毛13a,傾斜植毛13bを回転させるモータ22とから構成され、上部回転ブラシ11とは食器皿Dを挟んで反対側に配置されているため、上部回転ブラシ11によるブラッシングに支障をきたすことなく、食器皿Dを回転させることができる。
また、下部回転ブラシ13の回転軸である垂直回転軸14は、上部回転ブラシ11の回転軸である水平回転軸12に対して搬送方向の前方に偏心した偏心位置に配置されていることで、食器皿Dの上面D1における少なくとも搬送方向の前方の周縁部に上部回転ブラシ11が接触している状態において、該食器皿Dを簡単に回転させることができる。
また、上部回転ブラシ11は、搬送方向に対して略直交する方向を向く水平回転軸12を中心に回転自在に設けられ、その左右幅寸法L1は、一対の搬送スクリュー2の対向面間寸法L2、つまり、食器皿Dの直径よりも小寸とされていることで、上部回転ブラシ11を搬送スクリュー2に接触させることなく回転させることができるため、搬送に支障をきたすことがない。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、下部回転ブラシ13は、上部回転ブラシ11に対して、搬送方向の前方(上流側)に偏心した偏心位置に配置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、搬送方向の後方(下流側)に偏心した偏心位置に配置されていてもよい。この場合、搬送してきた食器皿Dが上部回転ブラシ11下方を通過して、搬送方向の後側の周縁部が上部回転ブラシ11に接触している状態で食器皿Dが下部回転ブラシ13により回転され、非接触領域E2,E3が接触領域E1を通過して汚れ落としがなされることになる。
また、前記実施例では、食器皿に回転力を付与する回転付与手段として、食器皿Dの下面D2に接触する接触部材としての垂直植毛13a,傾斜植毛13bからなる下部回転ブラシ13が適用されていたが、食器皿Dの下面D2に接触する接触部材は、植毛からなるブラシのようにブラッシング機能を有するものに限定されるものではなく、食器皿Dの裏面に当接して回転させることができるものであれば、例えばベース盤13cの上面をゴム材等を介して当接させて回転させるようにしてもよい。
さらに、食器皿Dの下面D2に接触して回転を付与するものに限らず、例えば食器皿Dの周端面に側方から接触して水平に回転させるものであってもよい。
また、前記実施例では、食器皿Dは上面D1が上向きな状態で水平搬送されるようになっていたが、上面D1を下向きにした状態で搬送し、上部回転ブラシ11と下部回転ブラシ13とを上下逆に配置してもよいし、あるいは食器皿Dを縦向き姿勢で搬送してもよい。
また、前記実施例では、搬送手段の一例として一対の搬送スクリュー2,2が適用されていたが、左右周縁部(両側部)を支持して搬送するものであれば、ベルトコンベア等の別の搬送手段を適用してもよい。
また、前記実施例では、上部回転ブラシ11は、水平回転軸12周りに回転自在に支持されたドラム状のブラシであったが、左右幅が食器皿Dの直径よりも小寸なものであれば、下部回転ブラシ13のように、垂直回転軸周りに回転する回転ブラシ等を適用してもよい。
本発明の食器皿洗浄装置の一実施形態の平面図である。 図1のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 (a)は下部回転ブラシを示す平面図であり、(b)は(a)のC−C断面図であり、(c)は食器皿下面が洗浄されている状態を示す断面図である。 食器皿が上部回転ブラシにより洗浄されている状態を示す断面図である。 (a)は食器皿が下部回転ブラシ上に位置した状態を示す平面図であり、(b)は(a)のD−D断面図である。 (a)は食器皿が約90度回転した状態を示す平面図であり、(b)は食器皿が約270度回転した状態を示す平面図である。
符号の説明
2 搬送スクリュー(搬送手段)
7 支持ロッド(搬送手段)
8 ロッド(搬送手段)
11 上部回転ブラシ(載置面回転ブラシ)
11a 植毛
11b ドラム体
12 水平回転軸(横軸)
13 下部回転ブラシ(裏面回転ブラシ)
13a 垂直植毛(接触部材)
13b 傾斜植毛(接触部材)
14 垂直回転軸
22 モータ(回転駆動手段)
M1 モータ(搬送手段)
D 食器皿
D1 上面(載置面)
D2 下面(裏面)
E1 接触領域
E2,E3 非接触領域

Claims (5)

  1. 搬送方向を向いて互いに平行をなし、平面視略円形状の食器皿の両側部を支持しながら一定方向に搬送する一対の搬送手段と、該一対の搬送手段により搬送される食器皿における飲食物の載置面をブラッシングする載置面回転ブラシと、を備える食器皿洗浄装置において、
    前記食器皿の載置面における少なくとも搬送方向の前方または後方の周縁部に前記載置面回転ブラシが接触している状態において、該食器皿に回転力を付与する回転付与手段が設けられていることを特徴とする食器皿洗浄装置。
  2. 前記回転付与手段は、前記食器皿の裏面に接触する接触部材と、該接触部材を回転させる回転駆動手段と、を含むことを特徴とする請求項1記載の食器皿洗浄装置。
  3. 前記接触部材の回転軸は、前記載置面回転ブラシの回転軸に対して前記搬送方向に偏心した偏心位置に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の食器皿洗浄装置。
  4. 前記接触部材は、前記食器皿の裏面をブラッシングする裏面回転ブラシであることを特徴とする請求項2または3に記載の食器皿洗浄装置。
  5. 前記載置面回転ブラシは、前記搬送方向に対して略直交する方向を向く横軸を中心に回転自在に設けられ、その幅寸法は前記食器皿の直径よりも小寸とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の食器皿洗浄装置。
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