JP2009004929A - データ通信システム、管理サーバ装置、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】データ受信時にそのデータの印刷を伴うデータ通信において、受信者がデータを受領したことを確実に送信者に通知することが可能なデータ通信システムを提供する。
【解決手段】データ通信システムは、データ受信装置(高機能デジタル複合機3で例示)の設置場所に設置され且つ受信側の複合機3の利用者を撮影する撮影装置(防犯カメラ6及びそのコントローラ5で例示)を備える。また、受信側の複合機3は、受信したデータを印刷する印刷部を有するものとする。データ通信システムは、受信側の複合機3で印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたときに、データの受信者である利用者を防犯カメラ6で撮影し、撮影した画像をデータの送信者が指定した通知先(例えば携帯電話7の電子メールアドレス)に送信することで、データが受信されたことを通知する。
【選択図】図1
【解決手段】データ通信システムは、データ受信装置(高機能デジタル複合機3で例示)の設置場所に設置され且つ受信側の複合機3の利用者を撮影する撮影装置(防犯カメラ6及びそのコントローラ5で例示)を備える。また、受信側の複合機3は、受信したデータを印刷する印刷部を有するものとする。データ通信システムは、受信側の複合機3で印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたときに、データの受信者である利用者を防犯カメラ6で撮影し、撮影した画像をデータの送信者が指定した通知先(例えば携帯電話7の電子メールアドレス)に送信することで、データが受信されたことを通知する。
【選択図】図1
Description
本発明は、データ通信システム、管理サーバ装置、及びプログラムに関し、より詳細には、データ受信時にそのデータの印刷を伴うデータ通信システム、そのデータ通信を管理するための管理サーバ装置、及びその通信管理用のプログラムに関する。
従来から、コンビニエンスストア等でファクシミリ(FAX)サービスが提供されている。このFAXサービスでは、コンビニエンスストア等に設置されたFAX装置で文書の送信だけでなく、文書の受信・印刷も可能となっている。
このFAXサービスにおいてFAX装置で送信文書を受信する場合、送信者が送信文書に対して暗唱コード(パスワード)を付与しておく。そして、送信者はそのパスワードを受信者に電話などで連絡し、受信者は受信しようとしているFAX装置でそのパスワードを入力することで、送信文書を受領している。
また、送信文書を受領した受信者は、例えば電話などで送信者に対して受領した旨を伝えている。
なお、特許文献1には、プリンタやFAX等の多機能ステーションの利用者を確実に管理するために、利用者をカメラで撮影し、利用履歴と共に利用状況を管理する技術が開示されている。
特開2005−115923号公報
しかしながら、上述のごとき従来のFAXサービスでは、パスワードの漏洩があった場合、受信者が送信文書を確実に受領したことを送信側で直ぐに確認する手段がなかった。また、パスワードが設定がなされていないFAX通信であれば特に、送信側が望む受信者以外の者が送信文書を受領する可能性は増えることになる。
また、コンビニエンスストア等の公共の場所に設置されたFAX装置に限らず、会社内などに設置されたFAX装置であっても、特に秘匿性を必要とする文書については、受信者が送信文書を確実に受領したことを送信側で直ぐに確認できることが望ましい。従って、上述のごとき問題は会社内などに設置されたFAX装置であっても生じる。
さらに、上述のごとき問題は、FAX通信に限らず、電子メール等の他のデータ通信においても受信時にデータの印刷を伴うデータ通信においては生じうる。ここで、受信時に印刷を必要とするようなデータ通信サービスは、受信者がコンビニエンスストア等の公共の場所に設置された複合機(MFP)等でデータ受信するようなサービスであり、換言すると、データの送信先が受信者固有の送信先でないようなサービスである。
また、特許文献1に記載の技術では、利用者をカメラで撮影しているため悪意の第三者が多機能ステーションを利用していることを発見することができるが、FAXの送信者に利用状況を通知するものではないため、受信者が送信文書を確実に受領したことを確認することは不可能である。
本発明は、上述のごとき実状に鑑みてなされたものであり、データ受信時にそのデータの印刷を伴うデータ通信において、受信者がデータを受領したことを確実に送信者に通知することが可能なデータ通信システム、そのデータ通信を管理するための管理サーバ装置、及びその通信管理用のプログラムの提供を、その目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、データ送信装置とデータ受信装置との間でデータの送受信を行うデータ通信システムであって、前記データ受信装置の設置場所に設置され且つ該データ受信装置の利用者を撮影する撮影装置を備え、前記データ受信装置は、受信したデータを印刷する印刷部を有し、当該データ通信システムは、前記データ受信装置で前記印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたときに、前記データの受信者である利用者を前記撮影装置で撮影し、該撮影した画像を前記データの送信者が指定した通知先に送信することで、前記データが受信されたことを通知することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記通知を受信するか否かを前記データ送信装置から予め設定しておき、前記通知を受信する設定である場合にのみ、前記撮影装置による前記利用者の撮影及び前記通知を実行することを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1又は第2の技術手段において、前記データ受信装置で前記受信対象のデータに対し暗証コードが入力されたことを確認した場合にのみ、前記撮影装置による前記利用者の撮影及び前記通知を実行することを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれかの技術手段において、前記撮影装置により前記利用者の撮影を実行した後に、前記印刷部での印刷許可を与えると共に前記通知を実行することを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記撮影した画像を取得した後に、前記通知先に前記画像を送信し、前記通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、前記印刷部での印刷許可を与えると共に前記通知を実行することを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第4の技術手段において、前記撮影した画像を取得した後に、前記通知の代わりに前記通知先に前記画像を送信し、前記通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、前記印刷部での印刷許可を与えることを特徴としたものである。
第7の技術手段は、第1〜第6のいずれかの技術手段において、前記撮影装置は、設置場所を防犯する目的で設置された装置であり、当該データ通信システムは、前記利用者の撮影時には前記撮影装置の撮影方向を前記データ受信装置側に向ける制御を行うことを特徴としたものである。
第8の技術手段は、第1〜第7のいずれかの技術手段において、前記データ送信装置から送信されたデータを一時的に格納する管理サーバ装置を備え、該管理サーバ装置が、前記撮影装置に対して前記利用者の撮影を指示し、該撮影した画像を取得し、前記通知を実行することを特徴としたものである。
第9の技術手段は、第1〜第7のいずれかの技術手段において、前記データ送信装置から送信されたデータを一時的に格納する管理サーバ装置を備え、該管理サーバ装置は、前記撮影装置に前記データ受信装置を経由して接続されており、前記管理サーバ装置が、前記データ受信装置に対して前記撮影装置による前記利用者の撮影を指示し、該撮影した画像を取得して、前記通知を実行することを特徴としたものである。
第10の技術手段は、第8又は第9の技術手段において、前記管理サーバ装置は、前記データ受信装置で暗唱コードが入力されたことを確認してはじめて、前記暗唱コードに対応するデータの送信を、前記データ受信装置に対して実行することを特徴としたものである。
第11の技術手段は、第8又は第9の技術手段において、前記管理サーバ装置は、前記データ受信装置に組み込まれてなることを特徴としたものである。
第12の技術手段は、第8〜第10のいずれかの技術手段におけるデータ通信システムに具備される前記管理サーバ装置である。
第13の技術手段は、データ送信装置とデータ受信装置との間でデータの送受信を行うデータ通信システムにおける通信管理用のプログラムであって、前記データ受信装置は、受信したデータを印刷する印刷部を有し、前記データ通信システムは、前記データ受信装置に接続されるか或いは前記データ受信装置内部に搭載されるコンピュータと、該コンピュータに接続され前記データ受信装置の設置場所に設置された、該データ受信装置の利用者を撮影する撮影装置とを備え、当該プログラムは、前記コンピュータに、前記データ受信装置で前記印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたことを検出するステップと、該印刷要求が検出されたときに、前記データの受信者である利用者を前記撮影装置に撮影させ、該撮影された画像を取得するステップと、前記データの送信者が指定した通知先に前記取得した画像を送信するステップと、を実行させることを特徴としたものである。
本発明によれば、データ受信時にそのデータの印刷を伴うデータ通信において、受信者がデータを受領したことを確実に送信者に通知することが可能となる。
本発明に係るデータ通信システム(以下、本システムという)は、データ送信装置とデータ受信装置との間でなされるデータ送受信を管理するためのシステムである。このデータ受信装置には、データ送信装置から送信されたデータを受信する機能の他に、受信したデータを印刷する印刷部を有する。
本システムは、本発明の主たる特徴の一つとして、データ受信装置の設置場所に設置され且つそのデータ受信装置の利用者を撮影する撮影装置を備えるものとする。以下の説明では、この撮影装置を設置場所を防犯する目的で設置された装置として説明するが、本システム専用に設けた撮影装置であってもよい。防犯目的の場合には、利用者を撮影する際には、後述するように撮影装置の撮影方向をデータ受信装置側に向ける制御を行えばよい。
また、以下の説明では、データ送信装置及びデータ受信装置の双方を備えたFAX装置の例として、FAX送受信機能を備えた高機能デジタル複合機を挙げて説明するが、これに限ったものではない。例えば、本システムは、電子メールの送受信などデータの送信先が受信者固有の送信先でなく、受信時にデータの印刷を伴う必要があるデータ通信であれば有用である。
また、FAX装置として、公衆電話網を用いて通信を行う通常のFAXを前提として説明するが、インターネット網を用いて通信を行うインターネットFAX、さらにはIP網を用いて相手先と画像データの送受信を行うIP−FAXであってもよい。さらに、以下の説明では、この高機能デジタル複合機がコンビニエンスストア等の同一系列の店舗に配されたシステムを例示するが、会社内などに設置されたFAX装置を含むシステムであっても、特に秘匿性を必要とする文書については有用である。
また、本システムについて、データ送信装置から送信されたデータを一時的に格納する管理サーバ装置(FAXセンタサーバで例示)を備えるものとして説明するが、この管理サーバ装置はデータ受信装置(高性能デジタル複合機で例示)の内部に組み込まれて構成されていてもよい。内部に組み込まれた場合についての処理の変更点については、後述するようなサーバと受信側の複合機との間の各種データの送受信が内部処理となるだけである。管理サーバ装置をデータ受信装置に組み込むことで、別途サーバを立てる必要がなくなる。なお、管理サーバ装置を組み込んだデータ受信装置は、データ送信装置のサーバとして機能するだけでなく、他のデータ受信装置のサーバとして機能することとなる。
図1は、本発明の一実施形態に係るデータ通信システムの一構成例を示す図で、図中、1はFAXセンタサーバ、3は高機能デジタル複合機(MFP)、5は防犯カメラコントローラ、6は防犯カメラ、7は携帯電話である。
図1で例示する本システムでは、コンビニエンスストア等の同一系列の各店舗A,B,C,・・・に、高機能デジタル複合機3、防犯カメラコントローラ5、及び防犯カメラ6がネットワーク接続されて設置されている。高機能デジタル複合機(以下、単にMFPという)3は、少なくともFAXの送受信機能をもつ装置であって、電子メールの送受信機能や、コピー、プリンタ、スキャナの機能などを併せてもたせることができる。
また、本システムでは、各店舗内のネットワークが、FAXセンタサーバ1にネットワーク経由で接続されている。ここで、FAXセンタサーバ1は、各店舗内のMFP3及び防犯カメラコントローラ5にネットワークを介して接続されている。さらに、FAXセンタサーバ1には携帯電話回線網を介して携帯電話(携帯電話A,B,C,・・・)7が接続可能となっている。
図2は、図1のシステムにおけるFAXセンタサーバの一構成例を示す機能ブロック図で、図3は、図2のFAXセンタサーバ内の記憶部に格納されたデータベース群の一例を示す図である。
FAXセンタサーバ1は、全体の制御を行う制御部11を備えると共に、各種データベース(DB)を記憶するハードディスク等の記憶部10、一時的に処理データを記憶するメモリ12、ネットワークに接続するインターフェースを含むネットワーク部18、並びに、電源を供給する電源部19を備える。
各種DBとしては、図3で例示のごとき項目のデータが記述されたFAX送信ジョブDB14a、FAX受信結果DB15a、FAX画像DB13a、及び受信者画像DB16aが、記憶部10に記憶されている。
また、FAXセンタサーバ1は、FAX画像DB13aのデータを管理するFAXデータ管理部13、FAX送信ジョブDB14aのデータを管理するFAX送信ジョブ管理部14、FAX受信結果DB15aのデータを管理するFAX受信結果管理部15、並びに、受信者画像DB16aのデータを管理する受信者画像管理部16を備える。DB13a〜16aに格納されたデータは、それぞれ管理部13〜16によって読み出しや更新(書き込みや修正)が可能となっている。
さらに、FAXセンタサーバ1は、防犯カメラコントローラ5に対してカメラ駆動の制御要求を行うカメラ制御部17、受信したカメラ画像を基に受信通知のメールを生成(作成)する画像付きメール作成部20、並びに、作成したメールを、送信者端末のメールアドレスにネットワーク部18経由で発信する処理を行うメール発信部21を備える。
制御部11は、各部11〜21を制御して、FAX送受信や本発明の主たる処理である後述の受信通知処理などを行うこととなる。制御部11は、例えばCPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置(及びプログラム格納領域)で構成すればよく、各管理部13〜16、カメラ制御部17、画像付きメール作成部20、及びメール発信部21などはそれらの機能を実現するための制御プログラム(サーバプログラム)として構成すればよい。このサーバプログラムは、プログラム格納領域として具備されたROM(Read Only Memory)や記憶部10などに格納され、演算処理装置によりRAM(Random Access Memory)等のメモリ12に読み出され実行される。
図4は、図1のシステムにおけるMFPの一構成例を示す機能ブロック図である。図4で例示するMFP3は、画像処理部31、画像読取部32、コインベンダ等の課金処理部33、操作部34、画像形成部36、FAXモデム37、通信部38、ハードディスクドライブ(HDD)39、管理部40、及び消去部41を備え、さらに、それらに接続され機器の全体の制御を行う機器制御部35を備える。
操作部34は、使用者の操作により制御命令などの情報が入力されるタッチパネル又はテンキー等の入力部34aと、操作のために必要な情報を表示する液晶パネル等の表示部34bとからなり、利用者からの操作を受け付ける。
画像読取部32は、原稿台に載置された或いはADF(自動原稿送り装置)により送られた原稿の画像を画像データとして取り込むためのCCD32aと、原稿の有無を検知する原稿検知センサ32bとを有する。
画像形成部36は、画像データを一時的に記憶するメモリ36aと、メモリ36aが記憶した画像データから画像を形成して記録用紙に記録する印字部(LSU)36bと、印字部36bで画像形成するための給紙用のトレイや印刷した記録用紙を排紙する排紙トレイ36cなどを有し、記録用紙上に画像データを形成する。また、画像処理部31は、機器制御部35からの制御により、メモリ36aに記憶された画像データに対して所定の画像処理を施す。MFP3は、画像読取部32が生成した画像データをメモリ36aに一旦記憶させた後、画像処理部31で所定の画像処理を施して、印字部36bで画像を形成させることができる。
HDD39は、画像読取部32が生成した画像データ等の画像処理に係る画像データを記憶し、管理部40は、MFP3が行う処理を管理するための管理情報(FAXや電子メール送信用のアドレス帳などの各種情報)を記憶する。なお、管理部40は実際にはHDD39に含まれるよう構成してよい。消去部41は、機器制御部35による制御に従って、HDD39に記録保持されているデータを消去する。
FAXモデム37は、電話回線網(公衆回線網/音声回線網ともいう)に接続され、画像読取部32が生成した画像データ、或いはHDD39に格納された画像データをFAX送信する。また、FAXモデム37は、電話回線網を介して外部から送信された画像データを受信することもでき、画像形成部36がこの画像データから画像を形成し、印刷された記録用紙として出力することができる。
通信部38は、店舗内のネットワーク並びにそのネットワークを介して外部のネットワークに接続するためのインターフェースであり、通信部38によりFAXセンタサーバ1に接続可能となっている。
機器制御部35は、CPU等の演算処理装置、作業領域としてのRAM等のメモリ、並びに、MFP3を制御するための制御プログラム(ファームウェア)を記憶したROMなどで構成される。機器制御部35は、例えばFAX送受信を行なう場合に、FAXセンタサーバ1と接続して、FAXセンタサーバ1の要求に従って各種の制御を行う。
図5は、図1のシステムにおける防犯カメラコントローラの一構成例を示す機能ブロック図である。図5で例示する防犯カメラコントローラ5は、防犯カメラ6の駆動を制御するものであって、全体を制御する制御部51、メモリ52、画像蓄積部53、カメラ制御部54、ネットワーク部55、並びに、電源を供給する電源部56を備える。
カメラ制御部54は、所定の監視動作に従って、或いはネットワーク部55で受けたFAXセンタサーバ1からの撮影要求に応答して、ネットワーク部55を介して防犯カメラ6を制御する。画像蓄積部53は、防犯カメラ6で撮影した画像(静止画又は動画)を記憶する。メモリ52は、画像蓄積部53への記憶時又はFAXセンタサーバ1への送信時に、防犯カメラ6から取得した撮影画像を一時的に記憶する。ネットワーク部55では、FAXセンタサーバ1への撮影画像の返信も行う。
制御部51は、CPU等の演算処理装置、作業領域としてのRAM等のメモリ、並びに、各部52〜55に対する制御プログラム(ファームウェア又はソフトウェア)を記憶したROMなどで構成され、例えばFAXセンタサーバ1からの撮影要求に従って各種制御を行う。なお、防犯カメラコントローラ5は、PC又は専用機器で構成すればよいが、MFP3に内蔵されていてもよい。
図6は、図1のシステムにおける防犯カメラの一構成例を示す機能ブロック図である。図6で例示する防犯カメラ6は、全体を制御する制御部61、カメラ撮影部62、カメラ駆動部63、メモリ64、画像圧縮部65、ネットワーク部66、並びに、電源を供給する電源部67を備える。
カメラ駆動部63は、カメラ撮影部62に対し向きや倍率などを変えるよう駆動させ、カメラ撮影部62は、動画又は静止画を撮影する。メモリ64は、撮影した画像を一時的に記憶する。画像圧縮部65は、メモリ64に記憶された画像を所定の圧縮方式で圧縮する。ネットワーク部66は、防犯カメラコントローラ5からの制御信号を受信して制御部11に伝送すると共に、撮影して圧縮した画像を防犯カメラコントローラ5に送信する。
制御部61は、CPU等の演算処理装置、作業領域としてのRAM等のメモリ、並びに、各部62〜66の機能を実現するための制御プログラム(ファームウェア)を記憶したROMなどで構成され、例えば防犯カメラコントローラ5からの撮影要求に従って各種制御を行う。防犯カメラ6は、MFP3の近傍であって、受信側のMFP3の利用者の顔を正面或いは斜め方向から撮影することができる位置に設置されている。なお、本システム専用にカメラ及びカメラコントローラでなる撮影装置を設ける場合には、MFP3の内部に組み込んでもよい。
図7は、図1のシステムにおける携帯電話の一構成例を示す機能ブロック図である。図7で例示する携帯電話7は、電子メールやアドレス帳を記憶するメモリ71、赤外線等の無線通信部72、全体の制御を行なう制御部73、ユーザによる操作ボタンの入力に応じて操作信号を制御部73へ伝送する操作部74、各種操作画面や電子メールなどを表示する表示部75、無線電話回線と接続されている無線電話回路76、インターネット網に接続するためのモデム77、送受話部78、発音体79、バッテリ80、並びに、充電機に接続される接続部81などで構成される。
携帯電話7は、電子メールを受け取り表示する機能を備えていればよい。図7の例では、無線電話回路76で電子メールを受信してメモリ71に記憶しておき、操作部74からの表示操作に応じてその電子メールを表示部75で表示させることができるようになっている。
上述のごとき構成をもつ本システムにおける動作を、図8〜図14を併せて参照しながら説明する。図8は、図4のMFPの動作例を説明するためのフロー図、図9は、図2のFAXセンタサーバの動作例を説明するためのフロー図、図10は、図5のカメラコントローラの動作例を説明するためのフロー図である。
また、図11は、図8の動作例において送信側のMFPで表示される、受信結果を通知してもらうか否かを設定する画面例を示す図、図12は、図11に続いて表示される、受信結果の通知先を登録するための画面例を示す図である。また、図13は、図8の動作例において受信側のMFPで表示される、FAX受信するために必要な文書番号及びパスワードの入力画面例を示す図である。また、図14は、図8の動作例において送信者の携帯電話に表示される、受信結果通知の画面例を示す図である。
MFP3の動作としては、まず利用者によって操作部34でなされたサービスの選択を受け付け、機器制御部35がどのサービスかを判定する(ステップS1)。選択可能なサービスとしては、コピーサービス、FAX送信サービス、FAX受信サービスを例示する。
<コピーサービス>
コピーサービスが選択された場合、機器制御部35が料金投入要求を操作部34で表示させ(ステップS2)、課金処理部33からの料金投入があったときに画像読取部32での原稿の読み取りを開始し(ステップS3)、読み取った画像データを画像形成部36で印刷して(ステップS4)、処理を終了する。
コピーサービスが選択された場合、機器制御部35が料金投入要求を操作部34で表示させ(ステップS2)、課金処理部33からの料金投入があったときに画像読取部32での原稿の読み取りを開始し(ステップS3)、読み取った画像データを画像形成部36で印刷して(ステップS4)、処理を終了する。
<FAX送信サービス>
図8のステップS1でFAX送信サービスが選択された場合、ステップS2,S3と同様に料金投入後に原稿の読み込みを開始する(ステップS5,S6)。ここで読み取った画像データはメモリ36aに記憶しておく。次いで、機器制御部35は、操作部34からの送信スタート指示を待ち(ステップS7)、指示があった時点で読み取った原稿枚数などから課金処理部33に料金不足か否かを判定させ(ステップS8)、不足の場合には再度料金投入要求を操作部34で表示させる(ステップS9)。料金が充足した時点で、機器制御部35は、FAXモデム37や通信部38を使用して送信処理を行う(ステップS10)。ステップS10では、まず通信部38でFAXセンタサーバ1へFAX送信サービスを要求すると共に、メモリ36aに記憶しておいた画像データをFAXモデム37でFAXセンタサーバ1に送信する。なお、サービスの形態によっては送信側で課金しない場合もある。
図8のステップS1でFAX送信サービスが選択された場合、ステップS2,S3と同様に料金投入後に原稿の読み込みを開始する(ステップS5,S6)。ここで読み取った画像データはメモリ36aに記憶しておく。次いで、機器制御部35は、操作部34からの送信スタート指示を待ち(ステップS7)、指示があった時点で読み取った原稿枚数などから課金処理部33に料金不足か否かを判定させ(ステップS8)、不足の場合には再度料金投入要求を操作部34で表示させる(ステップS9)。料金が充足した時点で、機器制御部35は、FAXモデム37や通信部38を使用して送信処理を行う(ステップS10)。ステップS10では、まず通信部38でFAXセンタサーバ1へFAX送信サービスを要求すると共に、メモリ36aに記憶しておいた画像データをFAXモデム37でFAXセンタサーバ1に送信する。なお、サービスの形態によっては送信側で課金しない場合もある。
図9を参照すると、FAXセンタサーバ1側では、ネットワーク部18でMFP3からサービス要求を受け取る(ステップS31でYES)と、制御部11が要求されているサービスの内容がFAX送信要求であるか否かを判定する(ステップS32)。
ステップS10での要求はFAX送信要求であるので、ステップS32でYESとなる。この場合、制御部11が、ネットワーク部11を介してステップS10で送信された送信文書の画像データを受信して一時的にメモリ12に格納し(ステップS33)、FAXデータ管理部13がその画像データをFAX画像DB13aに格納する(ステップS34)。このとき、図3で例示したように、FAXデータ管理部13が画像データにFAXジョブIDを付して登録すると共に、FAX送信ジョブ管理部14がFAX送信ジョブDB14aにこのFAXジョブIDに対するジョブ情報を登録する。
図3で例示したように、このジョブ情報には、少なくとも受信用文書番号と、送信者の携帯電話及び/又はPCの電子メールアドレスとを含む。携帯電話とPCの双方のアドレスを得る場合にはいずれを通知先とするかの情報も、ジョブ情報に含ませておく。「受信用文書番号」は、FAX送信ジョブ管理部14において自動的に例えば順番に付与される番号である。「電子メールアドレス」は、送信元のMFP3から得る情報であり、現段階では空白でよく、MFP3から得た時点(後述のステップS37)でそのアドレスが登録される。
また、ジョブ情報としては、送信日時や送信元のMFP3固有の情報から得た送信場所(例えば店舗名)を自動的に登録するようにしておいてもよく、さらに送信先電話番号、料金、送信結果なども登録するようにしておいてもよい。「送信先電話番号」は、送信者がそのサービス汎用の電話番号又は受信する店舗の電話番号を指定した情報をMFP3でステップS10での要求時に送信しておき、それをステップS31で受信して得るか、或いは送信者が送信時に電話番号を何も指定せずにFAX送信ジョブ管理部14がサービス汎用の電話番号を自動的に付すか、などによって登録が可能となる。「料金」は、受信した画像データからその枚数に応じてFAX送信ジョブ管理部14が算出するか、或いはMFP3側から送信要求時に送信されたものを受信するか、などによって登録が可能となる。「送信結果」は、この段階では未送信などと登録しておき、実際に受信されて印刷された時点で送信済みに書き換えるとよい。
ステップS34に続き、FAX送信ジョブ管理部14がFAX送信ジョブDB14aから「受信用文書番号」を読み出し、制御部11がネットワーク部18を介して送信元のMFP3にそれを通知する(ステップS35)。
また、ステップS35では、受信者に対しても電子メールで「受信用文書番号」を通知することが好ましい。このとき、受信者の通知先は、送信者から例えばステップS10の後などに事前にFAXセンタサーバ1に登録しておくか、或いは受信者から事前にFAXセンタサーバ1に登録しておき、送信者が受信者を特定するための情報(例えば送信先電話番号や氏名など)をステップS10で送信しておくことなどにより、得ることが可能である。なお、FAXセンタサーバ1から受信者に通知しない場合には、「受信用文書番号」を送信者が受信者に対し電話や電子メールなどで伝えればよい。
図8を再度参照して、ステップS35の通知に対する送信側のMFP3の処理を説明する。送信側のMFP3は、通信部38でその通知を受信し、機器制御部35が通知に含まれる「受信用文書番号」を抽出して、例えば図11の画面81のようにFAX送信処理が完了した旨などと共に、操作部34で表示させる(ステップS11)。この表示により送信者は「受信用文書番号」を知ることができる。ここで、FAXセンタサーバ1にて受信者に「受信用文書番号」が通知されている場合には、その旨も併せて表示しておくとよい。また、画面81で例示したように、この表示では受信結果の通知/非通知を設定可能となっている。続いて、送信者は、「受信結果を通知する」81aか「受信結果を通知しない」81bかを操作部34で選択して設定を行う(ステップS12)。
続いて、機器制御部35は、ステップS12での送信者の設定を判定し(ステップS13)、通知しないのであればそのまま処理を終了する。一方、受信結果を通知するのであれば、機器制御部35は、例えば図12の画面82のような受信結果の通知先を登録する画面を操作部34で表示させ、操作部34での送信者の入力を受けて、通信部38を介してFAXセンタサーバ1に通知先登録要求を行い(ステップS14)、処理を終了する。なお、画面82では、携帯電話用の電子メールアドレスの入力欄82aとPC用の電子メールアドレスの入力欄82bとを表示した例を示しているが、特に機器は限定せずに入力欄を表示してもよい。
図9を再度参照して、ステップS14の要求に対するFAXセンタサーバ1の処理を説明する。制御部11は、ネットワーク部18からの通知先登録要求を待ち(ステップS36)、要求がなければ処理を終了する。一方、制御部11は、通知先登録要求が有った場合、FAX送信ジョブ管理部14に、画面82で入力されて送信された電子メールアドレスをFAX送信ジョブDB14aに登録させる指示を行い、FAX送信ジョブ管理部14はその登録を実行し(ステップS37)、処理を終了する。
なお、以上の説明では、本システムにおける送信側のデータ送信装置がMFP3であることを前提に説明しているが、当然、データ送信に使用するデータ送信装置は、送信者の自宅のパーソナルコンピュータ(PC)や自宅のFAX装置であっても、課金処理が多少異なる程度で基本的に処理は同様である。
<FAX受信サービス>
図8のステップS1でFAX受信サービスが受信側のMFP3で選択された場合、まずステップS5と同様に料金投入を要求する(ステップS15)。なお、サービスの形態によっては受信側で課金しない場合もある。続いて、機器制御部35は、操作部34で、例えば図13の画面83のような文書番号入力要求画面を表示させ、FAX送信文書を識別するための「受信用文書番号」の入力要求を行う(ステップS16)。
図8のステップS1でFAX受信サービスが受信側のMFP3で選択された場合、まずステップS5と同様に料金投入を要求する(ステップS15)。なお、サービスの形態によっては受信側で課金しない場合もある。続いて、機器制御部35は、操作部34で、例えば図13の画面83のような文書番号入力要求画面を表示させ、FAX送信文書を識別するための「受信用文書番号」の入力要求を行う(ステップS16)。
ここで表示する画面では、複数あるFAX送信文書に対応する受信用文書番号の一覧をFAXセンタサーバ1から得て表示させ、その中から受信者に選択させることが好ましい。また、画面83の例では、文書番号の入力欄83a、数字ボタン83cと共に、暗唱コード(パスワード)の入力欄83bも表示し、パスワード入力要求も行っている。このパスワードは、予めこの受信者がFAXセンタサーバ1にその受信者固有のパスワード(換言するとFAXセンタサーバ1へのアクセス用のパスワード)として登録しておくとよい。他の方法として、パスワードを、受信用文書番号の付与時に同時にFAXセンタサーバ1で付与しておき、受信用文書番号の表示時(ステップS11)に併せて表示させておいてもよい。また、受信者へは受信用文書番号の通知時(ステップS35)に併せて通知しておいてもよい。
図9を再度参照して、ステップS16の要求に対するFAXセンタサーバ1の処理を説明する。ステップS16での要求はFAX受信要求であるので、ステップS32でNOとなる。この場合、制御部11が、ネットワーク部11を介してステップS16で送信された受信用文書番号を受信する(ステップS38)。上述のごとくパスワードを採用する場合には、制御部11がそのパスワードの認証を行い、認証できた場合のみ以降の処理を実行するとよい。続いて、FAX送信ジョブ管理部14(及びFAXデータ管理部13)がFAX送信ジョブDB14a(及びFAX画像DB13a)から枚数及び/又は料金の情報を取得して、ネットワーク部11を介して受信側のMFP3に通知する(ステップS39)。
図8を再度参照して、ステップS39の要求に対する受信側のMFP3の処理を説明する。ステップS16の処理後、機器制御部35は、通信部38を介してFAXセンタサーバ1から受信対象の文書枚数及び/又は料金の情報を受信する(ステップS17)。続いて、機器制御部35は、その枚数と共に受信にかかる料金を操作部34で表示させる(ステップS18)。なお、料金の情報は課金処理部33で枚数から算出でき、逆に料金の情報から枚数の情報も算出できる。そして、ステップS8,S9と同様に料金が充足した段階で(ステップS19,S20の処理後)、機器制御部35が、FAXモデム37及び通信部38を使用して受信処理を行い(ステップS21)、処理を終了する。
ステップS21の受信処理では、まず機器制御部35が文書転送要求を通信部38でFAXセンタサーバ1に対して行い、その応答として後述のステップS41で転送された文書をFAXモデム37で受信し、画像形成部36でその文書の画像データを印刷させる。
図9を再度参照して、ステップS21の文書転送要求に対するFAXセンタサーバ1の処理を説明する。まず制御部11が、ネットワーク部11を介して文書転送要求を受信し(ステップS40)、それに応答してステップS38で受信した文書番号の画像データを、FAXデータ管理部13がFAX画像DB13aから読み出して、ネットワーク部18がそれをMFP3に転送する(ステップS41)。
続いて、FAX送信ジョブ管理部14がFAX送信ジョブDB14aから通知先の情報を読み出して、該当文書の受信通知を行うか否かを判定する(ステップS42)。受信通知を行わない場合には処理を終了する。一方、受信通知を行う場合には、カメラ制御部17が、利用者の撮影要求(利用者のカメラ画像の要求)をネットワーク部18経由で防犯カメラコントローラ5に対して行う(ステップS43)。
このように、通知を受信するか否かを送信側のMFP3から予め設定しておき通知を受信する設定である場合にのみ、利用者の撮影を実行させ、後述の通知を実行させることが好ましい。これにより、送信者が受信通知の要否を選択することができる。なお、送信側のMFP3での設定は、送信者毎に予め設定しておいてもよく、ここでの例のように送信対象のFAX画像データ毎に設定しておいてもよい。
図10を参照して、ステップS43のカメラ画像要求に対する防犯カメラコントローラ5の処理を説明する。防犯カメラコントローラ5は、制御部51が、まずネットワーク部55でFAXセンタサーバ1からサービス要求を受信したか否かを判定する(ステップS51)。受信していなければ、カメラ制御部54が防犯カメラ6に対して通常の防犯カメラ撮影処理をネットワーク部55を介して指示し(ステップS55)、その処理を防犯カメラ6に実行させてその画像を画像蓄積部53に蓄積する。
一方、ステップS51で受信したと判定された場合、カメラ制御部54が、MFP3の方向に防犯カメラ6の撮影方向(レンズの方向)を切り替える指示を、ネットワーク部55を介して行う(ステップS52)。そして、カメラ制御部54が、防犯カメラ6に対しMFP6の操作者(すなわち受信者)の撮影及び記録を、ネットワーク部55を介して指示して実行させ、受信者の画像を防犯カメラ6から取得する(ステップS53)。続いて、制御部51が、その受信者の画像を、ネットワーク部55を介してFAXセンタサーバ1へ転送する(ステップS54)。
図9を再度参照して、ステップS54の受信者画像の転送に対するFAXセンタサーバ1の処理を説明する。ステップS43に続き、制御部11が画像付きメール作成部20及びメール発信部21に対し、受信結果を通知する指示を行い(ステップS44)、処理を終了する。
ステップS44の処理では、通知の指示に先立って、FAX受信結果管理部15がFAX受信結果DB15aに情報の登録を行い、受信者画像管理部16が受信者画像DB16aに受信した受信者画像の登録を行う(図3を参照)。FAX受信結果DB15aには、そのFAXジョブID、通知先など共に、受信日時(実際にはステップS41の転送日時)、受信場所(転送先のMFP3固有の情報)、MFP3から取得できる受信結果(正常受信か否か)を自動的に登録する。さらに、FAX受信結果DB15aに登録する情報としては、自動的に例えば順番で付与した受信者画像IDを含むものとし、もし通知先からステップS44での通知に対して何らかの返答があった場合には受信通知結果を含めてもよい。受信者画像DB16aには、受信者画像IDと共に、受信した受信者画像が格納される。
ステップS44の処理では、情報登録後に、画像付きメール作成部20が受信者画像が添付された電子メールを生成し、メール発信部21がネットワーク部18を介してその電子メールを通知先に発信する。ここで、画像付きメール作成部20は、まずFAX受信結果管理部15に、FAX受信結果DB15aからFAXジョブIDに対応する受信日時、受信場所、受信結果、受信通知先、及び受信者画像IDを読み出させる。画像付きメール作成部20は、続いて受信者画像管理部16に、その受信者画像IDに対応する受信者画像を受信者画像DB16aから読み出させる。これにより、電子メールに必要な情報及び受信者画像を得られ、定型文に各情報を埋め込むなどして電子メールを作成できる。
ステップS44の処理により通知先に送信された電子メールは、例えば図14の携帯電話7での表示画面84のように、正常にFAXが受信された旨の情報84a、送信日時や送信場所の情報84b、受信日時や受信場所の情報84dなどと共に、受信者画像84cが含まれている。
また、ステップS43及びステップS54の処理は、FAXセンタサーバ1に防犯カメラコントローラ5が直接ネットワーク接続されたシステム構成を前提として説明した。しかし、FAXセンタサーバ1は、防犯カメラコントローラ5に受信側のMFP3を経由して接続されていてもよく、そのようなシステム構成の場合、FAXセンタサーバ1が、受信側のMFP3に対して防犯カメラ6による利用者の撮影を指示し、撮影した画像を防犯カメラコントローラ5から取得して、受信通知を実行するとよい。
以上説明したように、本システムは、受信側のMFP3でFAX画像データが受信され画像形成部36で印刷が実行された後に、受信者である利用者を防犯カメラ6で撮影し、撮影した画像を送信者が指定した通知先(送信先)に送信することで、FAX画像データが受信(印刷)されたことを通知している。従って、本システムでは、受信者が送信文書を受領されたことを確実に把握することができる。
また、ステップS16及び図13の画面83で例示したように、受信者にパスワードの入力を求め、受信側のMFP3で受信対象のFAX画像データに対しパスワードが入力されたことをFAXセンタサーバ1で確認した場合にのみ、受信者の撮影及び受信通知を実行することが好ましい。特に、機密性が高い親展FAX画像データなどが送信対象となっている場合には、受信者を撮影しておくことで機密文書の不正アクセスを監視することができる。
また、FAXセンタサーバ1がパスワード入力されたことを確認してはじめて、そのパスワードに対応するFAX画像データの送信を、受信側のMFP3に対して実行することが好ましい。但し、このような処理は、FAXセンタサーバ1の機能をMFP3に組み込んだ場合には当然適用できない。これにより、特に機密性が高い親展FAXデータはパスワードの入力があるまで受信側のMFP3に送信しないことになるので、不正アクセスを防止することができる。好ましくは、このFAX画像データ送信時に利用者の撮影要求を行うことで、特に機密性の高い親展FAXデータに対する不正アクセスを監視できる。
また、ステップS21の受信処理では、FAXセンタサーバ1でステップS41の文書転送処理が実行された後に、ステップS43のカメラ画像要求処理を行っているため、印刷実行後に受信者画像を得ることとなる。
しかし、本システムは、印刷実行後に限らず、受信側のMFP3で画像形成部36に対し受信対象のFAX画像データの印刷要求がなされたときに、受信者である利用者を防犯カメラ6で撮影し、撮影した画像を送信者が指定した通知先(送信先)に送信してもよい。これにより、受信者が送信文書を受領されることを確実に把握することができる。
特に、印刷要求がなされ防犯カメラ6により受信者の撮影を実行した後に、画像形成部36での印刷許可を与えると共に通知を実行することが好ましい。これにより、送信文書への不正アクセスを監視することができる。また、この形態においても、パスワードが入力されたことをFAXセンタサーバ1で確認した場合にのみ、受信者の撮影及び受信通知を実行することが特に好ましい。撮影実行後の印刷許可は、例えばFAXセンタサーバ1では、サーバ管理者或いは画像認識処理により、人が画像に含まれていることを確認した段階で印刷許可を与えるような操作を行ってもよい。
より好ましくは、受信者画像を取得した後に、通知先にその受信者画像を送信し、通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、画像形成部36での印刷許可を与えると共に受信通知を実行するようにしてもよい。その代替処理として、受信者画像を取得した後に、受信通知の代わりに通知先にその受信者画像を送信し、通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、画像形成部36での印刷許可を与え、通知(再度の受信者画像の送信に該当)を実行しないようにしてもよい。
以上、図1〜図14を参照しながら、本発明のデータ通信システムを中心に説明してきたが、本発明は、図8〜図10で例示したようなデータ送受信の手順でなるデータ通信方法としての形態も採用できる。また、本発明は、FAXセンタサーバ内のサーバプログラムとして例示したように、プログラムとしての形態も採り得る。具体的には、この通信管理用プログラム(サーバプログラム)は、サーバコンピュータに、データ受信装置で印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたことを検出するステップと、印刷要求が検出されたときに、そのデータの受信者である利用者を撮影装置に撮影させ、撮影された画像を取得するステップと、そのデータの送信者が指定した通知先に取得した画像を送信するステップとを実行させるためのものである。ここで、データ受信装置は受信したデータを印刷する印刷部を有し、このサーバコンピュータは、データ受信装置に接続されるか、或いは制御部としてそのデータ受信装置の内部に搭載される。また、このサーバコンピュータには、データ受信装置の設置場所に設置され且つそのデータ受信装置の利用者を撮影する撮影装置が接続されているものとする。その他の応用例は、上述した通りでありその説明を省略する。
そして、このようなプログラムは、それを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体としての配布することやネットワーク経由で配信することができる。この記録媒体としては、具体的には、CD−ROM、光磁気ディスク、DVD−ROM、FD、フラッシュメモリ、及びその他各種ROMやRAM等が想定できる。そして、サーバコンピュータに、上述のごとくの記録媒体を装着してプログラムを読み出して、実行可能に記憶させておき、必要に応じて実行することにより、本発明に係わる機能を実現することができる。また、このプログラムをデータ受信装置に搭載する場合には、汎用コンピュータを経由するなどしてプログラムを読み出してデータ受信装置の制御部(制御コンピュータ)に実行可能に記憶させておき、必要に応じて実行することにより、本発明に係わる機能を実現することができる。
1…FAXセンタサーバ、3…高機能デジタル複合機(MFP)、5…防犯カメラコントローラ、6…防犯カメラ、7…携帯電話。
Claims (13)
- データ送信装置とデータ受信装置との間でデータの送受信を行うデータ通信システムであって、
前記データ受信装置の設置場所に設置され且つ該データ受信装置の利用者を撮影する撮影装置を備え、
前記データ受信装置は、受信したデータを印刷する印刷部を有し、
当該データ通信システムは、前記データ受信装置で前記印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたときに、前記データの受信者である利用者を前記撮影装置で撮影し、該撮影した画像を前記データの送信者が指定した通知先に送信することで、前記データが受信されたことを通知することを特徴とするデータ通信システム。 - 前記通知を受信するか否かを前記データ送信装置から予め設定しておき、前記通知を受信する設定である場合にのみ、前記撮影装置による前記利用者の撮影及び前記通知を実行することを特徴とする請求項1に記載のデータ通信システム。
- 前記データ受信装置で前記受信対象のデータに対し暗証コードが入力されたことを確認した場合にのみ、前記撮影装置による前記利用者の撮影及び前記通知を実行することを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ通信システム。
- 前記撮影装置により前記利用者の撮影を実行した後に、前記印刷部での印刷許可を与えると共に前記通知を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記撮影した画像を取得した後に、前記通知先に前記画像を送信し、前記通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、前記印刷部での印刷許可を与えると共に前記通知を実行することを特徴とする請求項4に記載のデータ通信システム。
- 前記撮影した画像を取得した後に、前記通知の代わりに前記通知先に前記画像を送信し、前記通知先の機器から確認済みの返信を受信したときにはじめて、前記印刷部での印刷許可を与えることを特徴とする請求項4に記載のデータ通信システム。
- 前記撮影装置は、設置場所を防犯する目的で設置された装置であり、当該データ通信システムは、前記利用者の撮影時には前記撮影装置の撮影方向を前記データ受信装置側に向ける制御を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記データ送信装置から送信されたデータを一時的に格納する管理サーバ装置を備え、該管理サーバ装置が、前記撮影装置に対して前記利用者の撮影を指示し、該撮影した画像を取得し、前記通知を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記データ送信装置から送信されたデータを一時的に格納する管理サーバ装置を備え、該管理サーバ装置は、前記撮影装置に前記データ受信装置を経由して接続されており、前記管理サーバ装置が、前記データ受信装置に対して前記撮影装置による前記利用者の撮影を指示し、該撮影した画像を取得して、前記通知を実行することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のデータ通信システム。
- 前記管理サーバ装置は、前記データ受信装置で暗唱コードが入力されたことを確認してはじめて、前記暗唱コードに対応するデータの送信を、前記データ受信装置に対して実行することを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ通信システム。
- 前記管理サーバ装置は、前記データ受信装置に組み込まれてなることを特徴とする請求項8又は9に記載のデータ通信システム。
- 請求項8〜10のいずれか1項に記載のデータ通信システムに具備される前記管理サーバ装置。
- データ送信装置とデータ受信装置との間でデータの送受信を行うデータ通信システムにおける通信管理用のプログラムであって、
前記データ受信装置は、受信したデータを印刷する印刷部を有し、
前記データ通信システムは、前記データ受信装置に接続されるか或いは前記データ受信装置内部に搭載されるコンピュータと、該コンピュータに接続され前記データ受信装置の設置場所に設置された、該データ受信装置の利用者を撮影する撮影装置とを備え、
当該プログラムは、前記コンピュータに、
前記データ受信装置で前記印刷部に対して受信対象のデータの印刷要求がなされたことを検出するステップと、
該印刷要求が検出されたときに、前記データの受信者である利用者を前記撮影装置に撮影させ、該撮影された画像を取得するステップと、
前記データの送信者が指定した通知先に前記取得した画像を送信するステップと、
を実行させることを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007162001A JP2009004929A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | データ通信システム、管理サーバ装置、及びプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009004929A true JP2009004929A (ja) | 2009-01-08 |
Family
ID=40320860
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007162001A Pending JP2009004929A (ja) | 2007-06-20 | 2007-06-20 | データ通信システム、管理サーバ装置、及びプログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009004929A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011081056A1 (ja) * | 2009-12-28 | 2011-07-07 | ブラザー工業株式会社 | 通信端末装置、通信制御方法及び通信制御プログラム |
JP2015148976A (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-20 | キヤノン株式会社 | サーバ装置、サーバ装置の制御方法、及びプログラム |
-
2007
- 2007-06-20 JP JP2007162001A patent/JP2009004929A/ja active Pending
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