JP2009002705A - 開閉道具および開閉アダプタ - Google Patents

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Abstract

【課題】クランプ式電流計を保持する絶縁操作棒とは関係なく取り扱って、そのクランプ部を容易に開状態にすることのできる開閉道具を実現することにより、そのクランプ式電流計の遠隔位置へのセットを容易に行い得るようにして、電流の測定作業を軽減すること。
【解決手段】配電線の周囲を囲むようにクランプ部110を位置させることにより該配電線に流れる電流特性を測定するクランプ式電流計100の当該クランプ部を開閉する開閉道具10であって、電流計のクランプ部の計測領域S側の回動部112の内面に接触させる引掛部21a、および、その回動部の開閉部112bを押圧する押圧部21cを備える開閉アダプタ11と、菊座アダプタ12を介して先端側に取り付けられている該開閉アダプタを操作して遠隔位置のクランプ式電流計のクランプ部の開閉を操作する絶縁操作棒13と、を備える。
【選択図】 図5

Description

本発明は、開閉道具および開閉アダプタに関し、詳しくは、配電線の周囲を囲むように位置させる電流計のセンサ部を開閉する際に用いるものに関する。
従来、配電線などに流れる電流を導通接続することなく測定する場合には、クランプ式電流計が多用されており、例えば、図7に示すように、クランプ式電流計100は、電流計本体に固設されている固定部111と、回動軸(回動支点)112aを中心に回動可能に軸支されている回動部112と、を備えるクランプ部(センサ部)110により配電線Dを挿通させる計測領域Sを形成する。このクランプ式電流計100は、回動部112が不図示の付勢手段により固定部111に接近する方向に付勢されており、その回動部112を固定部111から離隔する方向に回動させることによりクランプ部110内を開放状態にして測定対称の配電線Dを計測領域S内に挿通状態にさせることができ、また、その回動部112が付勢力により固定部111に接近してその計測領域Sを閉止することにより、その配電線Dの周囲を周回するコイルをクランプ部110で形成して、配電線Dに流れる電流を測定することができる。
このクランプ式電流計100では、回動部112の回動軸112aの反対側で外方に突出する開閉部112bが形成されており、配電線Dをクランプ部100内に挿通状態にする場合には、その開閉部112bを押さえることにより回動部112を固定部111から離隔する開方向に回動させることができるように設計されている。
ここで、このクランプ式電流計100は、高圧電流の流れる配電線Dに取り付けて電流測定を行う場合もある。このような場合に、電流を止めることなく遠隔位置から作業する間接活線工法を採用するときには、図8に示すように、絶縁操作棒200の先端に設けられているケース220内にクランプ式電流計100をセットして保持することにより、図9に示すように、高所の配電線Dに取り付けてぶら下げた状態にし、測定電流値をメモリカード内に記録させるようにして利用することができる。
このとき、このクランプ式電流計100は、回動部112が固定部111方向に付勢されてクランプ部110が閉状態になっていることから、配電線Dに取り付ける際には、その回動部112を固定部111から離隔する方向に回動させてそのクランプ部110を開状態にする必要があり、例えば、図10に示すフック310を有するアダプタ300を後述の絶縁操作棒13(図4を参照)の先端に取り付けてその回動部112を回動させる作業を行う場合がある。
しかるに、このアダプタ300では、フック310の先端をクランプ部110内に差し込んで回動部112を外方に回動させるように作業することから、その回動部112を上方に引き上げてしまって絶縁操作棒200先端のケース220から高価なクランプ式電流計100を脱落させてしまう可能性がある。
このことから、図11に示すアダプタ400を絶縁操作棒13の先端に取り付けることにより、クランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112のみを回動させる操作を行い得るようにすることが考えられる(例えば、特許文献1参照)。このアダプタ400は、クランプ部110内に差し込んで回動部112に引っ掛けることのできる引掛部410に加えて、クランプ式電流計100をセットした別の絶縁操作棒200先端のケース220の突出片221に引っ掛けて揺動(回動)させることができるように、引掛部410と平行な支点部420が設けられている。
このアダプタ400では、図12に示すように、絶縁操作棒200先端のケース220の突出片221に支点部420を引っ掛けて回動支点として機能させることができ、絶縁操作棒13をその支点部420を中心に回動させるだけの動作に実質的に制限することができる。この結果、アダプタ400は、クランプ部110内に差し込んだ引掛部410をその回動部112の内面に引っ掛けて外方に回動のみさせることができ、クランプ式電流計100を絶縁操作棒200先端のケース220から脱落させることなく、クランプ部110を開状態にして配電線Dに取り付けてぶら下げることができる。
しかるに、このアダプタ400では、突出片221が形成されているケース220がない場合には、有効に利用することができず、また、別の絶縁操作棒200先端のケース220に絶縁操作棒13を実質的に吊り下げたような形になることから作業し難いという課題があった。
特開2005−337961号公報
そこで、本発明は、クランプ式電流計を保持する絶縁操作棒とは関係なく取り扱って、そのクランプ部を容易に開状態にすることのできる開閉道具を実現することにより、そのクランプ式電流計の遠隔位置へのセットを容易に行い得るようにして、電流の測定作業を軽減することを目的とする。
上記課題を解決する開閉道具の第1の発明は、配電線の周囲を囲むようにセンサ部を位置させることにより該配電線に流れる電流特性を測定する電流計の当該センサ部を開閉する開閉道具であって、電流計のセンサ部が電流計本体側に固設されている固定部と回動支点を中心に回動可能に設けられている回動部を備えて該回動部を固定部に接近させる方向に付勢手段の付勢力により回動されることによって電流特性を測定可能に配電線を挿通させる計測領域を閉止するとともに、該回動部の回動支点よりも電流計本体側に延在して外方に突出する開閉部を押さえて固定部から離隔させる方向に当該回動部を回動させることによって配電線を内部に挿通可能に該計測領域を開放するように設計されているのに対して、電流計のセンサ部の回動部の計測領域側の内面に接触させる引掛部、および、電流計のセンサ部の回動部の開閉部を押圧する押圧部を備える開閉道具本体と、該開閉道具本体を先端側に連設されて遠隔位置の電流計のセンサ部の開閉を操作する操作棒と、を備えることを特徴とするものである。
この発明では、操作棒の先端にセットして遠隔位置の配電線の近傍に移動させた電流計のセンサ部の回動部の内面側に、別の操作棒先端の開閉道具本体の引掛部を位置させるとともに、その開閉道具本体の押圧部をそのセンサ部の開閉部を押圧する箇所に位置させた状態で、操作棒同士の手元を接近させる方向に移動させることにより、電流計のセンサ部の開閉部を押圧部で押さえるのと同時にそのセンサ部の回動部の内面に引っ掛けた引掛部をセンサ部の固定部から離隔する方向に回動させることができ、そのセンサ部の回動部を固定部から離隔する方向に付勢手段による付勢力に抗して回動させることができる。したがって、電流計のセンサ部の回動部を固定部から離隔する方向に容易に回動させることができ、配電線を内部の計測領域に挿通可能にセンサ部を容易に開状態にすることができる。
上記課題を解決する開閉道具の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記開閉道具本体の基端部および操作棒の先端部の間に、互いの延在方向の交差する角度を調整可能に連結する連結部材を介装したことを特徴とするものである。
この発明では、引掛部と押圧部を備える開閉道具本体の操作棒に対する延在方向(交差方向)を調整することができ、遠隔位置に保持されている電流計(センサ部の回動部)へのアプローチ方向を調整して容易に作業することができる。したがって、電流計のセンサ部の回動部に引掛部を容易に引っ掛けて固定部から離隔する方向に回動させることができ、配電線を内部の計測領域に挿通可能にクランプ部を容易に開状態にすることができる。
上記課題を解決する開閉道具の第3の発明は、上記第1または第2の発明の特定事項に加え、前記開閉道具本体の引掛部から押圧部を経て操作棒の先端に連結する箇所までを連続する1本の棒材料により作製したことを特徴とするものである。
この発明では、引掛部と押圧部とを備える開閉道具本体を1本の棒材料により作製することができる。したがって、削り出しや組み立て作業などのように手間が掛かることがなく、例えば、1本の棒材料を屈曲させて引掛部や押圧部を形成することにより開閉道具本体を安価に作製することができ、電流計のセンサ部を容易に開閉操作することのできる道具を安価に準備することができる。
上記課題を解決する開閉道具の第4の発明は、上記第3の発明の特定事項に加え、前記棒材料として、人手により屈曲可能な強度の材料を選択することを特徴とするものである。
この発明では、引掛部や押圧部を備える1本の棒材料の開閉道具本体を特別な道具によらずに人手により容易に屈曲させることができる。したがって、操作棒に対する引掛部と押圧部の姿勢を容易に微調整することができ、遠隔位置に保持されている電流計(センサ部の回動部)に応じてアプローチ角度を微調整して無理のない姿勢で容易に作業することができる。
上記課題を解決する開閉道具の第5の発明は、上記第1から第4のいずれかの発明の特定事項に加え、前記引掛部および押圧部を操作棒からの延長線上に配設したことを特徴とするものである。
この発明では、操作棒の延長線上の引掛部や押圧部を電流計のセンサ部の回動部などに接触させて操作することができる。したがって、引掛部や押圧部が電流計のセンサ部の回動部に接触する箇所(所謂、作用点)が操作棒の延長線上から外れてしまうことにより、開閉道具本体が回動してしまうことがなく、操作棒を安定して操作し作業することができる。
上記課題を解決する開閉道具の第6の発明は、上記第1から第5のいずれかの発明の特定事項に加え、少なくとも前記引掛部および押圧部の表面に滑り止め手段を施していることを特徴とするものである。
この発明では、引掛部や押圧部を電流計のクランプ部の回動部側に滑ることなく圧接させて操作することができる。したがって、引掛部や押圧部が滑って電流計のクランプ部の回動部を回動させる操作を妨げてしまうことがなく、操作棒を安定して操作し作業することができる。
上記課題を解決する開閉アダプタの第1の発明は、上記第1から第6のいずれかの発明の開閉道具における開閉道具本体の基端部に、汎用の操作棒に着脱可能な構造が設けられていることを特徴とするものである。
この発明では、汎用の操作棒先端に取り付けるだけで開閉道具として利用することができる。したがって、他のアダプタと汎用の操作棒を共通利用することができ、負担なく準備することができる。
本発明によれば、電流計本体に準備されている開閉部を押さえつつ回動部を引っ掛けて回動させることができるので、無駄な動きをして電流計本体を引き上げるような操作になってしまうことなく、回動部の回動のみを容易かつ信頼性高く行うことができる。したがって、例えば、絶縁操作棒を用いる間接活線工法でも電流計を容易に遠隔位置の配電線などにセットすることができ、電流の測定作業を軽減することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図5は本発明に係る開閉アダプタを操作棒の先端に取り付けた開閉道具の一実施形態を示す図である。ここで、本実施形態は、例えば、図7〜図9で説明するように、絶縁操作棒200の先端のケース220などにセットして遠隔位置の配電線Dの近傍に移動させたクランプ式電流計100のクランプ部110を開閉することにより、その配電線Dにクランプ式電流計100を取り付けてぶら下げた状態にする場合に、好適に利用することのできるものであることから、その図面を流用して、同様の構成には同一の符号を付して説明する。
図1において、開閉道具10は、クランプ式電流計100のクランプ部110を開閉する際に用いる専用の開閉アダプタ(開閉道具本体)11と、この開閉アダプタ11を含む各種アダプタを先端側に取付支持するとともにその取付角度(延在方向の交差角度)を調整することのできる汎用の菊座アダプタ(連結部材)12と、この菊座アダプタ12を含む各種アダプタを先端側に取付支持して遠隔位置での各種作業を実現する汎用の絶縁操作棒13と、を組み立てることにより作製されており、クランプ式電流計100のクランプ部110を開閉操作するのに適した角度になるように、絶縁操作棒13の先端の菊座アダプタ12に開閉アダプタ11を取り付けて使用する。すなわち、この開閉道具10では、他の各種アダプタを取付可能な汎用の菊座アダプタ12と絶縁操作棒13を共通使用して開閉アダプタ11を取り付けるだけで利用することができる。
開閉アダプタ11は、図2に示すように、概略コの字形状に形成されている操作部21と、この操作部21から連続して延在するように形成されてその操作部21を所望の位置に支持する支持部22と、この支持部22の基端側(操作部21の反対側)に形成されて菊座アダプタ12に取り付けられる取付部23と、を備えるように、棒材料を屈曲させた一体構造に作製されている。すなわち、この開閉アダプタ11は、削り出しや組み立て作業などのように手間を掛けることなく、例えば、1本の棒材料を屈曲させるだけで操作部21や支持部22や取付部23を容易かつ安価に作製されている。
開閉アダプタ11の操作部21は、クランプ式電流計100のクランプ部110の計測領域S内に先端側から差し込んで引っ掛けることにより本体側に対して略鉛直姿勢となる回動部112の内面に当接させる引掛部21aと、この引掛部21aの後端側から連続して略直角に屈曲する連続部21bと、この連続部21bからさらに連続して引掛部21aと平行になるように略直角に屈曲することによりクランプ式電流計100の本体側を押圧可能に形成されている押圧部21cと、を備えるように作製されており、この操作部21は、クランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112の略鉛直の内面に引掛部21aを当接させたときに、その回動部112の開閉部112bに押圧部21cが押圧可能に当接するように連続部21bの寸法が設定されている。また、この開閉アダプタ11の操作部21は、当接させる引掛部21aや押圧部21cが滑らないように、例えば、ゴム材料等の滑り止め材料が浸漬されるなどして外面に被覆されており、この開閉アダプタ11では、支持部22を含めてその滑り止め材料で被覆されている。
また、開閉アダプタ11の支持部22は、この操作部21の押圧部21cから連続してその押圧部21c側に大きく屈曲した後にさらに離隔方向に屈曲して連続部21bと平行になるように形成されており、この支持部22は、操作部21の引掛部21aと押圧部21cの略中央(w1≒w2)を延長方向が通過するように形成されている。そして、この開閉アダプタ11の取付部23は、その支持部22から連続して円弧形状を形成するように屈曲されている。これにより、この開閉アダプタ11では、後述するように、操作部21の引掛部21aがクランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112の内面に引っ掛けられるとともに、その操作部21の押圧部21cが回動部112の開閉部112bを押圧する際には、それぞれの作用点が絶縁操作棒13の先端からの支持部22の延長方向に略一致して回転力を発生させてしまうことがなく、取付部23が菊座アダプタ12から簡単に外れてしまうことがない。
菊座アダプタ12は、図3に示すように、開閉アダプタ11の取付部23を連結接続するヘッド部31と、絶縁操作棒13の先端に連結接続するジョイント部35と、が棒状の両端側に配置されている。
ここで、この菊座アダプタ12は、ヘッド部31を相似形状に形成された相手部材のヘッド部に周方向に連続する突起31aを噛み合い係合させることにより連結接続することのできる汎用のものであり、このヘッド部31は、その中心に立設されているボルト32に蝶ネジ33を螺合させることにより相手部材のヘッド部を所望の取付角度で連結接続することができるように設計されている。このため、開閉アダプタ11は、取付部23の円弧形状内に菊座アダプタ12のヘッド部31のボルト32を差し込んで蝶ネジ33を螺合させることにより、その取付部23を突起31aに押し付けるようにして固定することができ、所望の取付角度になるように連結接続することができる。
また、この菊座アダプタ12のジョイント部35は、絶縁操作棒13の先端部を差込可能に基端部の後端面が開口する有底の円筒形状に形成されており、その円筒部の互いに反対側となる周面が概略T字形状に切り欠かれることにより、後端面(絶縁操作棒13)側から先端側に向う差込切欠部36と、この差込切欠部36の直交方向の両側に連続するように屈曲する係合切欠部37と、が一対形成されている。
これに対して、絶縁操作棒13は、図4に示すように、先端部の互いに反対側となる側面に突起形状に一対立設されることにより菊座アダプタ12のジョイント部35の2箇所の切欠部36、37内に挿し込んで係合させることのできるピン41と、先端部の先端面に配設されて不図示の内蔵スプリングにより突出方向に付勢されている突起42と、先端部の側面に刻設されている不図示のネジ形状に螺合して進退可能なグリップ43と、滑り難い材質の取替え可能な滑り止が施されて作業員の把持する基端部側の把持部44と、を備えている。
これにより、絶縁操作棒13は、菊座アダプタ12のジョイント部35内に先端部を差し込んで突起42を内蔵スプリングの弾性力に抗して沈ませつつ、ピン41の双方をそのジョイント部35の切欠部36、37内に進入させて回転させた後に、その進入させる力を解放すると、突起42がスプリングの弾性力により突出してジョイント部35を押し出すことになり、その係合切欠部37から屈曲する係合溝37a内にピン41を離脱不能に係合させることができる。さらに、この絶縁操作棒13は、グリップ43を回転させてジョイント部35側に寄せることによりピン41が係合溝37a内から離脱して回転しないようにロックすることができ、菊座アダプタ12(開閉アダプタ11)が相対回転して外れてしまうことを信頼性高く防止して取り扱い易くすることができる。ここで、この絶縁操作棒13は、中間部分に傘カバー45、46が取り付けられているとともに、全体をプラスチックなどの絶縁材料で作製されることにより絶縁性が確保されており、先端側の傘カバー45が開閉アダプタ11側からの水分を滴下させるとともに、基端側の傘カバー46が安全に作業を行い得る限界位置を示して、作業する際の安全を確保している。
したがって、この開閉道具10は、図5に示すように、絶縁操作棒13の先端に菊座アダプタ12を取り付けると共にその菊座アダプタ12に開閉アダプタ11を取り付けることにより、図7〜図9で説明する絶縁操作棒200の先端のケース220内にセットしたクランプ式電流計100と一緒に、その開閉アダプタ11を配電線Dに停電の必要なく接近させることができ、開閉アダプタ11の操作部21の引掛部21aをそのクランプ式電流計100のクランプ部110の計測領域S内に差し込んで回動部112の略鉛直の内面に当接させるように位置決めすると、その操作部21の押圧部21cをその回動部112の開閉部112b上に当接させることができる。
このとき、開閉アダプタ11は、操作部21の引掛部21aをクランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112の内面に当接させつつ、その操作部21の押圧部21cを回動部112の開閉部112b上に当接させた状態にすることが、作業員の位置関係などから難しい場合には、菊座アダプタ12への取付角度を調整することができ、最適な作業姿勢で容易に作業することができる。
そして、この開閉道具10は、クランプ式電流計100を先端側のケース220内に保持セットした絶縁操作棒200の手元に、菊座アダプタ12を介して開閉アダプタ11を先端に取り付けた絶縁操作棒13の手元(把持部44)を接近させる方向に移動させることにより、開閉アダプタ11の操作部21(引掛部21aや押圧部21c)が滑ってしまうことなく、また、支持部22を中心にして回転してしまうことなく、クランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112の開閉部112bを押さえるのと同時にその回動部112の内面を引掛部21aで引っ掛けて回動させることができ、その回動部112を固定部111に接近させる閉方向への付勢力に抗してその固定部111から離隔させる方向に容易に回動させてクランプ部110を開状態にすることができる。
この結果、開閉道具10は、絶縁操作棒13を安定して操作して容易にクランプ式電流計100のクランプ部110を開状態にすることができ、測定対称の配電線Dをそのクランプ部110の計測領域S内に挿通する状態にすることができ、この後には、その開閉アダプタ11の操作部21をクランプ部110の回動部112から外すだけで、その回動部112が付勢力により固定部111に接近してそのクランプ部110を閉状態にすることにより、そのクランプ式電流計100を配電線Dに取り付けてぶら下げた状態にし、その配電線Dの周囲を周回するコイルをクランプ部110で形成して流れる電流を測定することができる。この配電線Dの電流測定が終了した後には、そのクランプ式電流計100を絶縁操作棒200先端のケース220内にセットして保持させた状態で、そのクランプ式電流計100を下方に引っ張るだけで、例えば、絶縁操作棒13先端の開閉アダプタ11の操作部21の引掛部21aをそのクランプ部110内に差し込んで下方に牽引するだけで、クランプ部110の回動部112を付勢力に抗して回動させて配電線Dから外すことができる。
このように本実施形態においては、絶縁操作棒13の先端に開閉アダプタ11を取り付けることにより、クランプ式電流計100のクランプ部110の回動部112に準備されている開閉部112bを操作部21の押圧部21cで押さえつつ、そのクランプ部110の回動部112を引掛部21aで引っ掛けて回動させることができ、また、配電線D近傍のクランプ式電流計100に接近させる開閉アダプタ11のアプローチ角度を菊座アダプタ12により調整することができる。したがって、開閉アダプタ11が上方にせり上がるなど無駄な動きをしてクランプ部110の回動部112を引き上げてしまうことにより、クランプ式電流計100を絶縁操作棒200先端のケース220内から脱落させてしまうことを少なくすることができ、そのクランプ部110の回動部112を容易かつ安定して回動させることができる。よって、開閉道具10を用いて間接活線工法によりクランプ式電流計100を容易かつ安全に配電線Dに着脱することができる。
ここで、本実施形態の他の形態としては、図6に示すように、開閉アダプタ11の操作部21、支持部22および取付部23を人手により屈曲可能な強度の棒材料により作製しても良い。この場合には、例えば、菊座アダプタ12による取付角度を調整するまでもないようなときに、絶縁操作棒13からの支持部22の延在角度αを適宜屈曲させて操作部21のアプローチ角を微調整することができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。
本発明に係る開閉アダプタを先端に取り付けた開閉道具の一実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す立面図である。 その要部部品の開閉アダプタを示す図であり、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。 その要部部品の菊座アダプタを示す平面図である。 その要部部品の絶縁操作棒を示す平面図である。 その使用を説明する斜視図である。 その他の態様を示す図であり、その要部部品の開閉アダプタを示す図2(b)に対応する側面図である。 その開閉道具を利用して操作するクランプ式電流計を示す平面図である。 そのクランプ式電流計をセットする絶縁操作棒の先端のケースを示す斜視図である。 そのクランプ式電流計の使用を説明する斜視図である。 そのクランプ式電流計を配電線に取り付ける際に使用する共通使用可能な従来技術のフックを示す平面図である。 そのクランプ式電流計を配電線に取り付ける際に使用する専用の従来技術の開閉アダプタを示す平面図である。 その従来技術の使用を説明する斜視図である。
符号の説明
10……開閉道具 11……開閉アダプタ 12……菊座アダプタ 13、200……絶縁操作棒 21……操作部 21a……引掛部 21c……押圧部 22……支持部 23……取付部 31……ヘッド部 32……ボルト 33……蝶ネジ 35……ジョイント部 36……差込切欠部 37……係合切欠部 41……ピン 42……突起 43……グリップ 44……把持部 45、46……傘カバー 100……クランプ式電流計 110……クランプ部 111……固定部 112……回動部 112b……開閉部 220……ケース D……配電線

Claims (7)

  1. 配電線の周囲を囲むようにセンサ部を位置させることにより該配電線に流れる電流特性を測定する電流計の当該センサ部を開閉する開閉道具であって、
    電流計のセンサ部が電流計本体側に固設されている固定部と回動支点を中心に回動可能に設けられている回動部を備えて該回動部を固定部に接近させる方向に付勢手段の付勢力により回動されることによって電流特性を測定可能に配電線を挿通させる計測領域を閉止するとともに、該回動部の回動支点よりも電流計本体側に延在して外方に突出する開閉部を押さえて固定部から離隔させる方向に当該回動部を回動させることによって配電線を内部に挿通可能に該計測領域を開放するように設計されているのに対して、
    電流計のセンサ部の回動部の計測領域側の内面に接触させる引掛部、および、電流計のセンサ部の回動部の開閉部を押圧する押圧部を備える開閉道具本体と、該開閉道具本体を先端側に連設されて遠隔位置の電流計のセンサ部の開閉を操作する操作棒と、を備えることを特徴とする開閉道具。
  2. 前記開閉道具本体の基端部および操作棒の先端部の間に、互いの延在方向の交差する角度を調整可能に連結する連結部材を介装したことを特徴とする請求項1に記載の開閉道具。
  3. 前記開閉道具本体の引掛部から押圧部を経て操作棒の先端に連結する箇所までを連続する1本の棒材料により作製したことを特徴とする請求項1または2に記載の開閉道具。
  4. 前記棒材料として、人手により屈曲可能な強度の材料を選択することを特徴とする請求項3に記載の開閉道具。
  5. 前記引掛部および押圧部を操作棒からの延長線上に配設したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の開閉道具。
  6. 少なくとも前記引掛部および押圧部の表面に滑り止め手段を施していることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の開閉道具。
  7. 上記請求項1から6のいずれかに記載の開閉道具における開閉道具本体の基端部に、汎用の操作棒に着脱可能な構造が設けられていることを特徴とする開閉アダプタ。
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