JP2009001206A - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明の目的は、共鳴器の形状の適正化を図ることにより、共鳴器の共鳴周波数の設定可能な周波数帯域を拡大して、気柱共鳴音を低減しつつも、排水性能を向上した空気入りタイヤを提供することにある。
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部踏面6に、略タイヤ周方向に延びる周方向溝7と、かかる周方向溝7と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減するような路面接地域に開口する共鳴器1とを具える。かかる共鳴器1は、周方向溝7から分岐して延びる枝溝部2及び、かかる枝溝部2につながり、枝溝部2よりも延在方向に直交する断面の面積が枝溝部2のそれよりも大きい気室部3を具える。また、枝溝部2は、溝底側に枝溝部2の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部8を具える。
【選択図】図3
【解決手段】空気入りタイヤは、トレッド部踏面6に、略タイヤ周方向に延びる周方向溝7と、かかる周方向溝7と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減するような路面接地域に開口する共鳴器1とを具える。かかる共鳴器1は、周方向溝7から分岐して延びる枝溝部2及び、かかる枝溝部2につながり、枝溝部2よりも延在方向に直交する断面の面積が枝溝部2のそれよりも大きい気室部3を具える。また、枝溝部2は、溝底側に枝溝部2の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部8を具える。
【選択図】図3
Description
この発明は、トレッド部踏面に、略タイヤ周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝と、周方向溝と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減する共鳴器とを具える空気入りタイヤに関するものであり、かかる空気入りタイヤから生じる騒音を低減しつつも排水性能の向上を図る。
近年、車両の静粛化に伴って、空気入りタイヤの負荷転動に起因した自動車騒音に対する寄与が大きくなり、その低減が求められている。中でも、高周波数、特に、1000Hz周辺のタイヤノイズが車外騒音の主たる原因となっており、環境問題の対応からも、その低減対策が求められている。
この1000Hz周辺のタイヤノイズは、主に気柱共鳴音により発生する。気柱共鳴音とは、トレッド部踏面の周方向に連続して延びる周方向溝と、路面とによって囲曉される管内の空気の共鳴により発生する騒音であり、一般的な乗用車では800〜1200Hz程度に観測されることが多く、ピークの音圧レベルが高く、周波数帯域が広いことから、空気入りタイヤから発生する騒音の大部分を占めている。
また、人間の聴覚は、1000Hz周辺の周波数帯域(A特性)で特に敏感であることから、走行時のフィーリング面での静粛性を向上させる上でも、このような気柱共鳴音の低減は有効である。
そこで、かかる気柱共鳴音の低減を目的として、周方向溝の配設本数や容積を減じることが広く行われている他、特許文献1に開示されているように、一端だけが周方向溝に開口し、他端が陸部内で終端する長い横溝を設けて、その横溝内での反共振を用いて気柱共鳴音を低減させることが提案されている。しかし、周方向溝の溝容積を減少させた空気入りタイヤでは、周方向溝の溝容積が不足し、排水性能が低下する虞がある。また、特許文献1に記載の空気入りタイヤでは、長い横溝の配設が必須であることから、トレッドパターンのデザイン上の自由度が損なわれ、かつ、陸部の剛性が充分に確保されずに操縦安定性が低下する虞がある。
これら問題の解決策として、特許文献2に記載されているように、タイヤ周方向溝から分岐して延びる枝溝部及び、かかる枝溝部につながり、枝溝部よりも延在方向に直交する断面の面積が大きい気室部を具えるヘルムホルツタイプの共鳴器を配設することによって、共鳴器による反共振を利用して気柱共鳴音を低減する技術も提案されている。このことにより、周方向溝の溝容積を充分に確保して、排水性能を確保しつつも、特許文献1に記載の空気入りタイヤと比較してトレッドパターンのデザイン上の自由度が向上させることができる。また、一般に、タイヤ摩耗時にも排水性能を確保する技術としては、特許文献3に記載されているように、サイプの断面形状をフラスコ状にすることが行われている。
しかし、特許文献2に記載されているヘルムホルツタイプの共鳴器では、タイヤ負荷転動時にトレッド部のゴムが変形することにより気室部に連通するサイプ状の枝溝部の容積が減少することに起因して、所望の共鳴周波数とすることができずに、気柱共鳴音を有効に低減できない虞がある。更に、かかる枝溝部の容積の減少に伴い、共鳴器の排水性能が低下する虞がある。
したがって、この発明の目的は、共鳴器の形状の適正化を図ることにより、タイヤ負荷転動時のトレッド部の変形による共鳴器の枝溝部の容積変化を抑制し、気柱共鳴音を低減しつつも、排水性能を向上した空気入りタイヤを提供することにある。
前記目的を達成するため、この発明のタイヤは、トレッド部踏面に、略タイヤ周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝と、かかる周方向溝と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減する路面接地域に開口した共鳴器とを具え、かかる共鳴器は、周方向溝から分岐して延びる枝溝部及び、枝溝部につながり、延在方向に直交する断面の面積が枝溝部のそれよりも大きい気室部を具え、枝溝部は、溝底側に枝溝部の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部を具えることを特徴としている。このような空気入りタイヤでは、タイヤ負荷転動時にも枝溝部の容積の変化が小さく、かかる容積を充分に確保することができるので、気柱共鳴音を有効に低減しつつも、排水性能を向上することが可能となる。ここで「溝幅」とは、枝溝部の延在方向に直交する断面における幅長さをいうものとし、「略タイヤ周方向」とは、タイヤ周方向に直線状に延びる溝のみならず、ジグザグ状又は波状に延び、タイヤ全体としてタイヤ周方向に一周する溝をいうものとし、「枝溝部の延在方向」とは、周方向溝から気室部に向かって延在している枝溝部の延在方向をいうものとする。
なお、共鳴器の種類は限定されないが、例えばヘルムホルツタイプの共鳴器とすることができる。この場合、その共鳴周波数f0は、一般に図1に示すような形状として表され、枝溝部2の長さと枝溝部2の開口端の補正長さとの距離の和をL、枝溝部の断面積をSとし、気室部3の容積をV、音速をcとしたとき、
として表すことができる。このとき、Lの値は、文献によって相違するが、ここでは、枝溝部2の半径をr、長さをL0としたとき、Lは1.3rとL0との和とするものとする。従って、共鳴器1の共鳴周波数f0は、枝溝部2の断面積S、枝溝部2の長さと枝溝部2の開口端の補正長さとの和L、気室部3の容積V等を選択することで、必要に応じて変化させることができる。
また、図2に示すように、共鳴器1の気室部3及び枝溝部2をそれぞれ第1管路4、第2管路5とみなして、それらを相互に連結した連結管路からなる段付きタイプの共鳴器とすることもでき、この場合の共鳴周波数f0は、以下のようにして求めることができる。
段付きタイプの共鳴器につき、第1管路の延在方向に直交する断面積をS1、第2管路の延在方向に直交する断面積をS2、境界における第1管路4側の音響インピーダンスをZ12、境界における第2管路5側の音響インピーダンスをZ21とすると、連続の条件から次式が導かれる。
Z21=(S2/S1)・Z12
第2管路5の第2管路の周方向溝に開口している部分からの距離xの点における音圧P2は、境界条件を、x=0でV2=V0ejwtとし、x=L2でP2/V2=Z2 としたとき、次式により導かれる。
P2=Zs・{Z21cos(k(L2−x))+jZcsin(k(L2−x))/Zccos(kL2)+ jZ21 sin(kL2)}・V0ejwt、(ただし、k=2πf0/c)
このとき、V2は第2管路5の粒子速度分布を、V0は入力点の粒子速度を、jは虚数単位を、Zcはρc(ρ:空気の密度、c:音速)を夫々示している。
第1管路4の音圧P1は、境界条件を、x=L1でV1=0とし、x=L2でP2/V2=Z21としたとき、次式により導かれる。
P1=Zs・[Z21cos(k(L2−x))/cos(kL1)・{Zcco(kL2)+jZ21 sin(kL2)}]・V0ejwt
Z21=(S2/S1)・Z12
第2管路5の第2管路の周方向溝に開口している部分からの距離xの点における音圧P2は、境界条件を、x=0でV2=V0ejwtとし、x=L2でP2/V2=Z2 としたとき、次式により導かれる。
P2=Zs・{Z21cos(k(L2−x))+jZcsin(k(L2−x))/Zccos(kL2)+ jZ21 sin(kL2)}・V0ejwt、(ただし、k=2πf0/c)
このとき、V2は第2管路5の粒子速度分布を、V0は入力点の粒子速度を、jは虚数単位を、Zcはρc(ρ:空気の密度、c:音速)を夫々示している。
第1管路4の音圧P1は、境界条件を、x=L1でV1=0とし、x=L2でP2/V2=Z21としたとき、次式により導かれる。
P1=Zs・[Z21cos(k(L2−x))/cos(kL1)・{Zcco(kL2)+jZ21 sin(kL2)}]・V0ejwt
よって、共鳴周波数f0の条件式は、共鳴の条件をx=0でP2=0とした場合に、次式として導かれる。この共鳴の条件式に基づいてk、L1、L2、S2、S1、cを決定して共鳴周波数f0を求めることができる。
tan(kL1)tan(kL2)−(S2/S1)=0
tan(kL1)tan(kL2)−(S2/S1)=0
更に、枝溝部は、枝溝部の延在方向に直交する断面において、枝溝部の路面開口部から溝底側に向かって溝幅が一定となる溝幅一定部と、かかる溝幅一定部よりも溝底側に溝幅の大きな拡大部とを具えることが好ましい。ここで「溝幅一定部」とは枝溝部の踏面開口部から、枝溝部の拡大部までの溝幅が等間隔となっている部分をいうものとする。
更にまた、枝溝部の拡大部は、枝溝部の延在方向に直交する断面において、溝幅一定部のタイヤ径方向内側の端部から溝幅最大部に向かって溝幅が漸増することが好ましい。
加えて、枝溝部の拡大部は、枝溝部の延在方向に直交する断面において、溝幅が開口部から溝底に向かって漸増することが好ましい。
この発明によれば、共鳴器の形状の適正化を図ることにより、タイヤ負荷転動時のトレッド部の変形による共鳴器の枝溝部の容積変化を抑制し、気柱共鳴音を低減しつつも、排水性能が向上した空気入りタイヤを提供することが可能となる。
以下、図面を参照しつつ、この発明の実施の形態を説明する。図3〜図5は、この発明に従う代表的な空気入りタイヤ(以下「タイヤ」という。)のトレッド部の一部の斜視図である。
この発明のタイヤは、図3に示すように、トレッド部踏面6に、略タイヤ周方向に延びる周方向溝7と、周方向溝7と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減する路面接地域に開口する共鳴器1とを具える。かかる共鳴器1は、周方向溝7から分岐して延びる枝溝部2及び、かかる枝溝部2につながり、枝溝部2よりも延在方向に直交する断面の面積が枝溝部2のそれよりも大きい気室部3を具える。また、枝溝部2は、溝底側に枝溝部2の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部8を有する。このような空気入りタイヤでは、枝溝部2が溝底側に枝溝部2の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部8を有していることにより、タイヤ負荷転動時にトレッド部のゴムが変形して枝溝部2の踏面開口部が接触して閉じてしまっても、拡大部8の容積変化が小さいことから、枝溝部2の容積を充分に確保することができるので、所望の共鳴周波数を確保して、気柱共鳴音を有効に低減しつつも、排水性能も併せて向上することが可能となる。また、枝溝部2の溝底側に拡大部8を設けていることから、摩耗が進行した摩耗中期以降であっても、枝溝部の容積を確保することができるので、タイヤの新品時から摩耗末期まで排水性能を有効に向上することが可能となる。なお、摩耗中期から摩耗末期においては、周方向溝から発生する気柱共鳴音が無視できる程度まで小さくなるので、気柱共鳴音の低減効果については考慮する必要は無くなる。
更に、図4に示すように、枝溝部2は、枝溝部2の延在方向に直交する断面において、枝溝部2の路面開口部から溝底側に向かって溝幅が一定となる溝幅一定部9と、かかる溝幅一定部9よりも溝底側に溝幅の大きな拡大部8とを具えることが好ましい。なぜなら、このような構成を採用する場合には、タイヤ負荷転動時に枝溝部2の路面開口部が接触して閉じてしまっても、溝幅一定部9が先に接触して閉じることから、陸部剛性の変化も少なく、拡大部8の容積変化が余り起こらず、枝溝部2の容積を充分に確保することができるので、気柱共鳴音を有効に低減しつつも、排水性能を向上する可能性があるからである。
この場合には、図5に示すように、枝溝部2の拡大部8は、枝溝部2の延在方向に直交する断面において、溝幅一定部9のタイヤ径方向内側の端部から溝底に向かって溝幅が漸増することが好ましい。なぜなら、このような構成を採用する場合には、タイヤ負荷転動時に枝溝部2の路面開口部が接触して閉じてしまっても、溝幅一定部9が先に接触して閉じることから、拡大部8の容積変化が余り起こらず、枝溝部2の容積を充分に確保することができるので、気柱共鳴音を有効に低減しつつも、排水性能を向上する可能性があり、かつ、拡大部8の溝幅が溝幅最大部に向かって漸増するような構造的な特徴から、加硫成形後に金型からタイヤを取り外す際に、枝溝部2を形成するためのブレードがタイヤのゴム部分から円滑に抜け、金型からタイヤを引き抜く際に枝溝部2が破壊され難くなる可能性があるからである。
あるいは、図3に示すように、枝溝部の拡大部は、枝溝部の延在方向に直交する断面において、溝幅が開口部から溝幅最大部に向かって漸増することが好ましい。なぜなら、このような構成を採用する場合には、タイヤ負荷転動時に枝溝部2の路面開口部が接触して閉じてしまっても、拡大部8の容積変化が余り起こらず、枝溝部2の容積を充分に確保することができるので、気柱共鳴音を有効に低減しつつも、排水性能を向上する可能性があり、かつ、拡大部8の溝幅が溝幅最大部に向かって漸増するような構造的な特徴から、加硫成形後に金型からタイヤを取り外す際に、金型に枝溝部のゴム部分が引っかかり難くなっており、金型からタイヤを引き抜く際に枝溝部2が破壊され難くなる可能性があるからである。
なお、上述したところはこの発明の実施形態の一部を示したに過ぎず、この発明の趣旨を逸脱しない限り、これらの構成を交互に組み合わせたり、種々の変更を加えたりすることができる。例えば、枝溝部2の拡大部8を楕円状、多角形状などにすることも可能である。
次に、従来の共鳴器を具えるタイヤ(従来例タイヤ)及びこの発明に従う共鳴器を具えるタイヤ(実施例タイヤ)を、タイヤサイズ225/55R17の乗用車用ラジアルタイヤとして、夫々試作し、性能評価を行ったので、以下に説明する。
従来例タイヤは、図5(a)に示すトレッドパターンを有し、複数本の周方向溝を具え、かかる周方向溝に開口する共鳴器を具えており、その共鳴器の枝溝部は図5(b)に示すように、枝溝部の延在方向に直交する断面において、一様の溝幅を有している。また、従来例タイヤは表1に示す諸元を有する。
また、実施例タイヤは、図6(a)に示すトレッドパターンを有し、周方向溝と、かかる周方向溝に開口する共鳴器とを具えており、その共鳴器の枝溝部は図6(b)に示すように、枝溝部の延在方向に直交する断面において、溝幅一定部と円筒形状の拡大部を有している。また、実施例タイヤは表1に示す諸元を有する。なお、実施例タイヤの枝溝部の容積は従来例タイヤの枝溝部の容積と同一である。
これら各供試タイヤをサイズ7.5J×17のリムに取付けてタイヤ車輪とし、空気圧:220kPa(相対圧)を適用して、かかるタイヤ車輪を車両に装着し、2名乗車相当の負荷荷重をかけて各種評価を実施した。
静粛性は、新品時のタイヤ及び摩耗時のタイヤを装着した車両でプロのドライバーが低速から時速100km/hの範囲内の速度でテストコースを走行させた際の気柱共鳴音の聞こえ易さ、気になり易さを10点満点でフィーリング評価した。なお、共鳴器は、ヘルムホルツタイプの共鳴器として捉え、その共鳴周波数を音速cの条件を343.7m/sとして前記の式により計算したものである。
また、排水性能は、新品時のタイヤ及び摩耗時のタイヤを装着した車両で、プロのドライバーが水深10mmのテストコースを徐々に加速しながら走行し、タイヤの路面に対するスリップ率が15%に達した速度をハイドロプレーニング発生速度とし、そのハイドロプレーニング発生速度を従来例タイヤの新品時を100として指数化して相対評価した。なお、数値が大きい程排水性能に優れることを表す。
表2の結果から明らかなように、実施例タイヤは、従来例タイヤに比べ、新品時においても摩耗時においても気柱共鳴音が低減している。また、実施例タイヤは、従来例タイヤに比べ、摩耗時において耐ハイドロプレーニング性が向上している。
以上のことから明らかなように、共鳴器の形状の適正化を図ることにより、タイヤ負荷転動時のトレッド部の変形による共鳴器の枝溝部の容積変化を抑制し、気柱共鳴音を低減しつつも、排水性能を向上した空気入りタイヤを提供することが可能となった。
1 共鳴器
2 枝溝部
3 気室部
4 第1管路
5 第2管路
6 トレッド部踏面
7 周方向溝
8 拡大部
9 溝幅一定部
2 枝溝部
3 気室部
4 第1管路
5 第2管路
6 トレッド部踏面
7 周方向溝
8 拡大部
9 溝幅一定部
Claims (4)
- トレッド部踏面に、略タイヤ周方向に延びる少なくとも一本の周方向溝と、該周方向溝と路面とで形成される管内の共鳴により発生する騒音を低減する路面接地域に開口した共鳴器とを具える空気入りタイヤにおいて、
該共鳴器は、該周方向溝から分岐して延びる枝溝部及び、該枝溝部につながり、延在方向に直交する断面の面積が該枝溝部のそれよりも大きい気室部を具え、
該枝溝部は、溝底側に該枝溝部の開口幅よりも溝幅の大きな拡大部を具えることを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記枝溝部は、該枝溝部の延在方向に直交する断面において、該枝溝部の路面開口部から溝底側に向かって溝幅が一定となる溝幅一定部と、該溝幅一定部よりも溝底側に溝幅の大きな拡大部とを具える、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記枝溝部の拡大部は、前記枝溝部の延在方向に直交する断面において、前記溝幅一定部のタイヤ径方向内側の端部から溝幅最大部に向かって溝幅が漸増する、請求項2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記枝溝部の拡大部は、前記枝溝部の延在方向に直交する断面において、溝幅が開口部から溝底に向かって漸増する、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (7)
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US9783004B2 (en) | 2012-04-30 | 2017-10-10 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Layered tire tread design with bridged circumferential and transverse grooves |
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JP2000118207A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-25 | Continental Ag | 吸音特性を有する空気タイヤ |
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2007
- 2007-06-22 JP JP2007165474A patent/JP2009001206A/ja active Pending
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JP2000118207A (ja) * | 1998-09-24 | 2000-04-25 | Continental Ag | 吸音特性を有する空気タイヤ |
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