JP2008546318A - 無線デバイスを監視及び維持するためのシステム及び方法 - Google Patents

Abstract

ネットワーク上で無線デバイスを監視し維持するシステムが開示される。本システムの１つの実施形態は、データオブジェクトを維持し、メッセージング能力を提供し、無線デバイスのユーザのためにデータアクセス能力を提供するサービスと、サービスに通信可能に結合されて、サーバから無線デバイスに転送されたルールセットを実行するルールエンジンとを含む無線デバイスを備え、該ルールセットが、ルールエンジンに対して、無線デバイスに関連した情報を収集し、収集した情報に基づいて無線デバイス上で動作を行うように指示する。

Description

本発明は、一般に、ネットワークデータサービスの分野に関する。より詳細には、本発明は、無線デバイスを監視し維持するためのデバイス及び方法に関する。

様々な無線データ処理デバイスが、ここ数年にわたって導入されてきた。これらには、データ処理能力（例えば、無線アプリケーションプロトコル（ＷＡＰ）サポートを含むもの）を備えたＰａｌｍ（登録商標）ＶＩＩｘ携帯セルラー電話などの無線携帯情報端末（ＰＤＡ）、及び更に最近では、Ｒｅｓｅａｒｃｈ Ｉｎ Ｍｏｔｉｏｎ（「ＲＩＭ」）（商標）により開発されたＢｌａｃｋｂｅｒｒｙ（商標）無線ページャなどの無線メッセージングデバイスが含まれる。

無線データ処理デバイス上に含まれるモバイルプラットフォームは、ミッションクリティカルなアプリケーションを実行させる。従って、デバイス上で実行中のアプリケーションについての情報を収集し、デバイス上のデータを保護し、更にデバイス上のアプリケーションを保護することが重要である。更に、組織方針を実施し、モバイルプラットフォームを安全にし、又は監査手続きを可能とするために、ある前提条件となるアプリケーションがモバイルプラットフォーム上に存在するか否かが必要となることがある。

現時点では、あるアプリケーションは、デバイスをスキャンし、アプリケーションに含まれる基準に従ってあるファイルを除去するように動作する。例えば、ウイルススキャナがこのような方法で動作する。しかしながら、ウイルススキャナは、デバイス上の既知の対象物をスキャンするだけであり、ある対象物が存在していないことをスキャンすることはできない。更に、ウイルススキャナは、ウイルスの存在をチェックするだけであり、バッテリ強度又はデバイス周辺機能などの一般的事項はチェックしない。

また、ウイルススキャナ・アプリケーションは、該アプリケーションが動作するデバイス上に常駐しているので、このアプリケーションが適切に実行されていることを保障するよう自己チェックすることができない。更に、ウイルススキャナは、アプリケーションのベンダーによるルールのみを受け入れ、ベンダー以外の組織が組織の企業方針に適合するルールを生成し実施することを可能にする機能は有していない。

現在、市場における既存の製品及び技術は、デバイス情報を収集せず、アプリケーションがデバイス上に存在するか又は存在しないことを強制しない。従って、必要とされているのは、無線デバイスを監視及び維持するためのシステム及び方法である。また、必要とされているものは、無線デバイスの遠隔監視及びメテナンスをサポートするネットワーク基盤である。

データ処理デバイスをネットワーク上で監視して維持するシステムが開示される。システムの１つの実施形態は、データオブジェクトを維持し、メッセージング能力を提供し、無線デバイスのユーザのためにデータにアクセスする能力を提供するサービスと、前記サービスに通信可能に結合されて、サーバから無線デバイスに転送されるルールセットを実行するルールエンジンとを含む無線デバイスを備え、該ルールセットが、ルールエンジンに対して、無線デバイスに関連した情報を収集し、収集した情報に基づいて無線デバイス上で動作を行うように指示する。

他の実施形態では、ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、該サーバに結合され、無線デバイスに対するルールセットを提供するように構成されたアドミニストレータとを備え、ルールセットが、無線デバイスに対して、無線デバイスに関連した情報を収集し、収集された情報に基づいた動作を行うように指示するシステムが開示される。

添付図面と共に以下の詳細な説明を読むことにより本発明をより理解することができる。

以下の説明では、説明上、本発明を十分に理解するために多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細の一部がなくとも実施することができる点は、当業者には明らかであろう。場合によっては、公知の構造及びデバイスは、本発明の基本原理を曖昧にすることを避けるためにブロック図形式で示される。

例示的なネットワークアーキテクチャ
図１は、本明細書で説明される技術を実装するためのネットワークアーキテクチャの１つの実施形態を示す。図１に示された「顧客サイト」１２０は、複数のサーバ１０３とクライアント１１０とが通信するあらゆるローカルエリアネットワーク又は広域ネットワークとすることができる。例えば、顧客サイトは、単一の企業によって維持される全てのサーバ及びクライアントを含むことができる。サーバ１０３は、ネットワークユーザに対する様々な異なるメッセージング及びグループウェアサービス１０２（例えば、電子メール、インスタントメッセージング、スケジュール管理）を提供するように構成することができる。１つの実施形態では、これらのサービスは、Ｍｉｃｒｏｓｏｆｔ Ｅｘｃｈａｎｇｅ（商標）により提供される。しかしながら、本発明の基本原理は、どのような特定のメッセージング／グループウェアプラットフォームにも限定されない。

本発明の１つの実施形態では、インタフェース１０１は、サービス１０２により維持されるデータオブジェクト（例えば、電子メールメッセージ、インスタントメッセージ、カレンダーデータなど）を外部データネットワーク１７０及び／又は無線サービスプロバイダーネットワーク１７１を介して複数の無線データ処理装デバイス（図１では無線デバイス１３０で表されている）に転送する。例えば、サービス１０２が、電子メールデータベースを含む場合、インタフェース１０１は、サービス１０２のユーザメールボックスに到着するあらゆる新しい電子メールをユーザの無線データ処理デバイス１３０に（ネットワーク１７０及び／又は１７１上で）送信する。

或いは、又は追加として、サービス１０２は、要求に応じてユーザのローカルコンピュータ（例えば、クライアント１１０）に電子メールを提供することができる（すなわち、ユーザは、事務所外では自分の無線デバイス１３０上で電子メールを受信し、事務所内では自分のパーソナルコンピュータ１１０上で電子メールを受信するようになる）。逆に、ユーザの無線データ処理デバイス１３０から送信される電子メールメッセージは、インタフェース１０１を介してサービス１０２に送信される。

１つの実施形態では、インタフェース１０１は、特定のサービス１２０と連動するように適合されたソフトウェアモジュールである。しかしながら、インタフェース１０１は、本発明の基本原理に依然として準拠しながら、ハードウェア又はハードウェアとソフトウェアのあらゆる組み合わせに実装することができる点に留意されたい。

１つの実施形態では、外部データネットワーク１７０は、インタフェース１０１と無線デバイス１３０との間でデータを送信するための複数のサーバ／クライアント（図示せず）及び他のネットワークハードウェア（例えば、ルータ、ハブ、その他）から構成される。１つの実施形態では、インタフェース１０１は、無線デバイス１３０を識別するアドレス（例えば、２４ビットＭｏｂｉｔｅｘアクセス番号（ＭＡＮ番号）など）を含む１つ又はそれ以上のパケットでデータをカプセル化する。外部データネットワーク１７０は、無線サービスプロバイダーネットワーク１７１にパケットを送信し、無線サービスプロバイダーネットワーク１７１は、このパケット（又はこれに含まれるデータ）を無線通信リンクを介して無線デバイス１３０に送信する。１つの実施形態では、無線サービスプロバイダーネットワークは、双方向ページングネットワークである。しかしながら、本発明の基本原理に準拠しながら、様々な他のネットワーク形態（ＣＤＭＡ２０００、ＰＣＳなど）を用いることができる。

ネットワークサービスプロバイダーネットワーク１７１及び外部データネットワーク１７０（及び関連するインタフェース１０１）は、同じ組織により所有／運用することができ、或いは、外部データネットワーク１７０の所有者／運用者は、無線サービスプロバイダーネットワークから無線サービスをリースすることができる点に留意されたい。本発明の基本原理は、どのような特定のサービス構成にも限定されない。

本発明の１つの実施形態では、サービス１０２（例えば、電子メールデータベース）は、無線データ処理デバイス１３０と完全に同期する。従って、無線デバイス１３０上で実施されるあらゆる動作は、サービス１０２上で自動的に更新され、サービス１０２で発生するあらゆるトランザクションは、デバイス１３０上に自動的に反映される。このタイプの同期更新は、限定ではないが、デバイス構成変更、カレンダー更新、電子メールメッセージ更新、インスタントメッセージ、ツウドウリスト更新及び／又は個人情報管理トランザクション又は企業データ管理トランザクションの他の何らかの形式（以下、「メッセージトランザクション」）を含むことができる。

一例として、ユーザが、デバイス１３０を使用して電子メールを見るときに、ユーザがメッセージを見たという表示が、サービス１０２に（インタフェース１０１を介して）送信される。従って、ユーザが続いてクライアント１１０を介して電子メールに接続した場合、電子メールは、既に見られたものとして現われることになる。メッセージの削除、ファイリング操作（メッセージを特定のフォルダに移動することなど）、メッセージ返信、会議確認／追加などの他の操作は、サービス１０２に自動的に反映され、これによりサービス１０２とデバイス１３０及び／又はクライアント１１０（一方が使用されている場合）間の完全な同期がもたらされる。

現状のシステムは、様々な基準に対する無線システムの監視、及び該監視に基づいた無線デバイスの維持の組織的制御を提供していない。従って、これらのシステムは、デバイス情報を収集して、無線デバイス上での組織的方針を実施することができない。このことに対する１つの理由は、従来のシステムが遠隔的に無線デバイス全体を監視しておらず、どのような監視も組織的方針に基づいて行われていないためである。従って、組織が自らの無線デバイスを監視及び維持するために、本発明の実施形態では、後述の技術の１つ又はそれ以上を用いている。

例示的な無線デバイスモニタ
図２は、無線デバイスを監視及び維持するためのシステム２００の１つの実施形態を示すブロック図である。システム２００は、無線デバイス２１０、ネットワーク２２０及びサーバ２３０を含む。１つの実施形態では、システム２００は、図１のシステム１００と同様に実装することができる。ネットワーク２２０は、データネットワーク１７０及び無線サービスプロバイダーネットワーク１７１と個々に及び／又は組合せて同じとすることができる。また、ファイヤーウォールは、ネットワーク２２０とサーバ２３０との間で利用することができる。システム２００を用いて、無線デバイス２１０の監視及び維持を実装することができる。

更に、無線デバイス２１０は、モバイルプラットフォームアプリケーション２１２及びルールエンジン２１４を含む。１つの実施形態では、アプリケーション２１２は、サーバ２３０などのメインサーバに接続されている無線デバイス２１０に対して無線メッセージング及びデータアクセスを可能にする。サーバ２３０は、無線デバイス２１０を所有及び運用する組織によって維持することができる。１つの実施形態では、アプリケーション２１２は、無線デバイス２１０のユーザのためにデータオブジェクトを維持するためのサービスとして動作する。アプリケーション２１２はまた、サーバ２３０と無線デバイス２１０の実時間同期を提供することができる。１つの実施形態では、アプリケーション２１２は、サーバ２３０と連動するように適合されたソフトウェアモジュールである。

１つの実施形態では、アプリケーション２１２は、無線又は有線媒体を通じて無線デバイス２１０に送信されるルール定義ファイルを受信する。このルール定義ファイルは、無線デバイスを所有する組織が作成し、組織によって運用することができるサーバ２３０を用いて無線デバイス２１０に送信することができる。ルール定義ファイルは、無線デバイスに適用されるべきルールセットを具現化する。１つの実施形態では、アプリケーション２１２は、解析及び実行のためにルールエンジン２１４にルール定義ファイルを転送する。

無線デバイス２１０のルールエンジン２１４は、ルール定義ファイルを記憶し実行する。１つの実施形態では、ルールエンジン２１４は、受信するあらゆるルール定義ファイルの真正性を検証するように動作する。この検証は、ルール定義ファイルの組織を判断し、当該組織を許容可能なエンティティのリストと相互参照することによって完遂することができる。

ルール定義ファイルに基づき、ルールエンジン２１４は、無線デバイス２１０に関連した情報を収集し、無線デバイス２１０上の１つ又はそれ以上のアプリケーションに関連付けられた情報をチェックすることによって、無線デバイス２１０を監視する。ルールエンジン２１４が収集することができる無線デバイス情報は、限定ではないが、デバイス上にインストールされたアプリケーション、デバイス上にインストールされていないアプリケーション、及びデバイス上にインストールされたアプリケーション内の機能的に動作可能な特徴を含む。更に、収集された情報は、ＯＳのバージョン、ＲＯＭのバージョン、アプリケーションのライセンス制約とその使用期限、アプリケーションのコード署名及び証明書の妥当性、アプリケーションの使用パターン、デバイスハードウェアの特性、デバイスの動作特性、デバイス上の周辺装置並びにＳＭＳ機能などのデバイス特性を含むことができる。

１つの実施形態では、ルールエンジン２１４はまた、ルール定義ファイルを利用して無線デバイス２１０の監視の結果に基づく動作をとることができる。このような動作は、限定ではないが、デバイスユーザへの警告、デバイスのロック、番号セットへの電話、ソフトウェアのダウンロード及び更新の開始、企業ネットワークモニタへの警報、アプリケーションのシャットダウン、デバイスのシャットダウン、並びにデバイス上の重大なデータの消去を含む。更に、ルールエンジンは、無線デバイス２１０を所有する組織によって公布された企業方針に基づいたデバイスシステム特性を動作させて、実施することができる。

１つの実施形態では、ルールエンジン２１４は、アプリケーション２１２と連動するように適合されたソフトウェアモジュールである。しかしながら、ルールエンジン２１４は、本発明の基本原理に準拠しながらハードウェア又はハードウェアとソフトウェアとのあらゆる組合せで実装することができる点に留意されたい。

１つの実施形態では、サーバ２３０は、無線デバイス２１０などのネットワークユーザに対する多様な異なるメッセージング及びグループウェアサービス（電子メール、インスタントメッセージング、スケジュール管理など）を提供するように構成することができる。１つの実施形態では、これらのサービスは、ＭｉｃｒｏｓｏｆｔＥｘｃｈａｎｇｅ（商標）によって提供される。１つの実施形態では、サーバ２３０は、図１のサーバ１０３と同一である。他の実施形態では、サーバ２３０は、カリフォルニア州サンタクララのＧｏｏｄ Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ，ＩｎｃのＧｏｏｄＬｉｎｋ（商標）サーバのような同期サーバとすることができる。

サーバ２３０は、アドミニストレータ２４０及びアドミニストレータ２４０の一部としての組織方針エディタ２４５を更に含む。アドミニストレータ２４０は、ルール定義ファイルを組立てて、無線デバイス２１０に送信する役割を担う。１つの実施形態では、ルール定義ファイルは、無線デバイス２１０に適用されることになるルールのあらゆるセットである。ルール定義ファイルは、Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ Ｍａｒｋｕｐ Ｌａｎｇｕａｇｅ （ＸＭＬ）ファイル、ネイティブスクリプト、実行モジュール、又はルール定義ファイルの他のリソースに対するポインター（ＵＲＬ）とすることができる。１つの実施形態では、ルール定義ファイルに対する何らかの変更又は更新は、無線デバイスと増分的に同期させることができる。

１つの実施形態では、企業方針エディタ２４５は、無線デバイス２１０に対する企業方針をルール定義ファイル用のルールセットに変換する役割を担う。企業方針のある実施例は、限定ではないが、特定のアプリケーションが無線デバイス上に存在することを許可する又は許可しないこと、アプリケーション内の特定の設定を維持すること、アプリケーションのあるバージョンが確実に最新であること、及びある周辺装置が無線デバイスに関連付けられるのを防ぐことを含む。当業者であれば、多様な企業方針を実装して無線デバイス２１０を監視し維持することができる点を理解されるであろう。

１つの実施形態では、アドミニストレータ２４０は、サーバ２３０と連動するように適合されたソフトウェアモジュールである。しかしながら、アドミニストレータ２４０は、本発明の基本原理に準拠しながらハードウェア又はハードウェアとソフトウェアとのあらゆる組合せで実装することができる点に留意されたい。

図３は、無線デバイスを監視及び維持するための方法３００の１つの実施形態のフロー図である。方法３００は、図２に関連して説明されたようなシステムにおいて実施することができる。処理ブロック３１０で、ルール定義ファイルが無線デバイス２１０で受信される。１つの実施形態では、モバイルプラットフォームアプリケーション２１２は、ファイルを受信し、これをルールエンジン２１４にルーティングする。処理ブロック３２０で、ルールエンジン２１４は、ルール定義ファイルの真正性を検証する。

次いで、処理ブロック３３０で、ルールエンジンは、ルール定義ファイルを実行する。このファイルを実行すると、ルールエンジン２１４は、無線デバイスに関連する情報を収集することができる。収集された情報は、限定ではないが、デバイス上にインストールされたアプリケーション、デバイス上にインストールされていないアプリケーション、デバイス上にインストールされたアプリケーション内の機能的に動作可能な特徴、及びバッテリの状態を含むことができる。更に、収集された情報は、ＯＳバージョン、ＲＯＭバージョン、アプリケーションのライセンス制約及びこの使用期限、アプリケーションのコード署名及び証明書の妥当性、アプリケーションの使用パターン、デバイスハードウェアの特性、デバイスの動作特性、デバイス上の周辺装置並びにＳＭＳ機能などのデバイス特性を含むことができる。

最後に、処理ブロック３４０で、ルールエンジン２１４は、ルール定義ファイルの実行に基づく動作を実施する。このような動作は、限定ではないが、デバイスユーザへの警告、デバイスのロック、番号セットへの電話、ソフトウェアのダウンロード及び更新の開始、企業ネットワークモニタへの警報、アプリケーションのシャットダウン、デバイスのシャットダウン並びにデバイス上の重大なデータの消去を含むことができる。

図４は、ルールエンジン２１４でルール定義ファイルを受信するための方法４００の１つの実施形態のフロー図である。処理ブロック４１０で、ルールエンジン２１４は、無線デバイス２１０の周期的監視セッションが必要とされるかどうかを判断する。監視セッションは、図３に関連して説明されたのと同じ処理とすることができる。１つの実施形態では、このような周期的監視セッションは、無線デバイスの起動時、１日に１回、週に１回、及び無線デバイス上への何らかの構成要素又はアプリケーションのインストール時を含む、様々な時間間隔で行うことができる。当業者であれば、ルールエンジン２１４によって様々な監視時間間隔を実施することができる点が理解されるであろう。

周期的監視セッションが必要とされる場合、処理ブロック４２０で、ルールエンジン２１４は、無線デバイス２１０のモバイルプラットフォームアプリケーション２１２に通知して、サーバ２３０の更新をチェックする。処理プロセス４３０で、アプリケーション２１２は、サーバ２３０に接続されて、更新されたルール定義ファイル存在するかどうかを判断する。１つの実施形態では、アプリケーション２１２又はサーバ２３０は、無線デバイス２１０上に既に存在するルール定義ファイルをサーバ２３０上の最新のルール定義ファイルと比較することができる。

より最近のルール定義ファイルがサーバ２３０上に存在する場合、処理ブロック４４０で、更新されたファイルが無線デバイス２１０にダウンロードされる。処理ブロック４５０で、監視セッションが開始される。１つの実施形態では、監視セッションは、図３に関連して説明されたものと同じ処理である。

図５は、ルールエンジンでルール定義ファイルを受信するための方法５００の他の実施形態のフロー図である。１つの実施形態では、無線デバイス２１０が更新されたルール定義ファイルが存在するかどうかを判断するのではなく、サーバ２３０が、あらゆる更新されたルール定義ファイルを無線デバイス２１０のファイルと自動的に同期させることができる。以下の説明はこの処理を例示する。

処理ブロック５１０で、サーバ２３０は、サーバ２３０上に記憶されたルール定義ファイルを更新する。次いで、処理ブロック５２０で、サーバは、ファイルに対する変更を無線デバイス２１０と増分的に同期させる。この同期処理は、有線又は無線媒体を通じて行うことができる。最後に、処理ブロック５３０で、ルールエンジン２１４は、サーバ２３０から受信した新しいルール定義ファイルに従って監視セッションを開始する。１つの実施形態では、ルールエンジン２１４は、更新されたファイルを受信したときに監視セッションを開始することができ、及び／又はこれまでの例示的な時間周期のいずれかに従って周期的に監視セッションを開始することができる。

本発明の実施形態は、上記に記載されたように様々なステップを含むことができる。各ステップは、機械的に実行可能な命令内で具現化することができる。該命令を用いて、汎用又は特定用途のプロセッサに幾つかのステップを実施させることができる。或いは、これらのステップは、該ステップを実施するワイヤードロジックを含む特定ハードウェア構成要素によって、或いはプログラムされたコンピュータ構成要素及びカスタムハードウェア構成要素のあらゆる組合せによって実施することができる。

本発明の要素はまた、機械実行可能な命令を記憶するための機械可読媒体として提供することができる。機械可読媒体は、限定ではないが、フロッピー（登録商標）ディスク、光ディスク、ＣＤ−ＲＯＭ、及び磁気光ディスク、ＲＯＭ、ＲＡＭ、ＥＰＲＯＭ、ＥＥＰＲＯＭ、磁気又は光カード、フラッシュメモリー、伝播媒体、或いは電子的命令を記憶するのに好適な媒体／機械可読媒体の他の形式を含むことができる。例えば、本発明は、通信リンク（例えばモデム又はネットワーク接続）を介して搬送波又は他の伝播媒体中に具現化されたデータ信号を用いて遠隔コンピュータ（例えばサーバ）から要求元コンピュータ（例えばクライアント）に転送することができるコンピュータプログラムとしてダウンロードすることができる。

前述の説明を通じて、説明上、本発明を十分に理解するために多数の具体的な詳細が記載された。しかしながら、当業者であれば、本発明がこれらの具体的な詳細の一部がなくとも実施することができる点は理解されるであろう。例えば、サービス１０２に対するインタフェース１０１がサーバ１０３上で実行されるように例示しているが（図１参照）、本発明の基本的原理は、単一のクライアント上に実装することができ、該クライアントがネットワークを通じてデータを送信することができる点は理解されるであろう。更に、無線データ処理デバイスに関連して説明したが、本発明の基本原理は、有線及び無線の両方の事実上あらゆるネットワーク環境においてデータを圧縮するよう実装することもできる。従って、本発明の範囲及び精神は、添付の請求項の観点で判断すべきである。

本発明の実施形態を実装するのに使用される例示的なネットワークアーキテクチャを示す図である。 アプリケーションチェッカーを実装するのに使用されるネットワークアーキテクチャの１つの実施形態を示す図である。 本発明の方法の１つの実施形態を表すフロー図である。 本発明の方法の他の実施形態を表すフロー図である。 本発明の方法の更に別の実施形態を表すフロー図である

Claims (20)

1. データオブジェクトを維持し、メッセージング能力を提供し、無線デバイスのユーザのためにデータアクセス能力を提供するサービスと、
   前記サービスに通信可能に結合されて、サーバから前記無線デバイスに転送されたルールセットを実行するルールエンジンと、
   を備えた無線デバイスであって、
   前記ルールセットが、前記ルールエンジンに対して、前記無線デバイスに関連した情報を収集し、前記収集した情報に基づいて前記無線デバイス上で動作を行うように指示する、
   ことを特徴とする無線デバイス。
2. 前記無線デバイスに関連した前記情報が、前記デバイス上にインストールされたアプリケーション、前記デバイス上に導入されていないアプリケーション、バッテリ状態、オペレーティングシステム特性、前記デバイス上にインストールされた周辺装置、オペレーティングシステムのバージョン、メモリー特性、アプリケーションライセンス制約及び使用期限、アプリケーションのコード署名及び証明書の妥当性、アプリケーション使用パターン、デバイスハードウェア特性、デバイス動作特性、前記デバイス上の周辺装置並びにＳＭＳ機能の内の少なくとも１つを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の無線デバイス。
3. 前記無線デバイス上での動作を行うことが、前記無線デバイスのユーザに警告すること、前記無線デバイスをロックすること、番号セットに電話すること、ソフトウェアのダウンロード及び更新を開始すること、前記デバイスの企業ネットワーク監視に警報すること、前記デバイス上の１つ又はそれ以上のアプリケーションをシャットダウンすること、前記無線デバイスをシャットダウンすること、前記無線デバイス上の重要なデータを修正すること、並びに前記無線デバイス上の重要なデータを消去すること、の内の少なくとも１つを実施することを更に含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の無線デバイス。
4. 前記ルールセットが、Ｅｘｔｅｎｓｉｂｌｅ ｍａｒｋｕｐ ｌａｎｇｕａｇｅ（ＸＭＬ）ファイル、ネイティブスクリプト、実行可能モジュールの内の少なくとも１つを含む、
   ことを特徴とする請求項１に記載の無線デバイス。
5. 前記ルールセットが、前記ルールセットを含む資源に対するｕｎｉｆｏｒｍ ｒｅｓｏｕｒｃｅ ｌａｎｇｕａｇｅ（ＵＲＬ）ポインターを介してアクセスされる、
   ことを特徴とする請求項４に記載の無線デバイス。
6. 前記ルールエンジンが、予め定められた時間周期で前記ルールセットを実行するものである、
   ことを特徴とする請求項１に記載の無線デバイス。
7. 前記サービスが、前記サーバから前記ルールセットを受信し、前記ルールセットを前記ルールエンジンに転送して実行する、
   ことを特徴とする請求項１に記載の無線デバイス。
8. ネットワークに通信可能に結合されたサーバと、
   前記サーバに結合され、無線デバイスに対するルールセットを提供するように構成されたアドミニストレータと、
   を備えるシステムであって、
   前記ルールセットが、前記無線デバイスに対して、
   前記無線デバイスに関連した情報を収集し、
   前記収集された情報に基づいた動作を行う、
   ように指示する、
   ことを特徴とするシステム。
9. 前記無線デバイスに関連した前記情報が、前記デバイス上にインストールされたアプリケーション、前記デバイス上にインストールされていないアプリケーション、バッテリ状態、オペレーティングシステム特性、前記デバイス上にインストールされた周辺装置、オペレーティングシステムのバージョン、メモリー特性、アプリケーションライセンス制約及び使用期限、アプリケーションのコード署名及び証明書の妥当性、アプリケーション使用パターン、デバイスハードウェア特性、デバイス動作特性、前記デバイス上の周辺装置並びにＳＭＳ機能の内の少なくとも１つを含む、
   ことを特徴とする請求項８に記載のシステム。
10. 前記無線デバイス上での動作を行うことが、前記無線デバイスのユーザに警告すること、前記無線デバイスをロックすること、番号セットに電話すること、ソフトウェアのダウンロード及び更新を開始すること、前記デバイスの企業ネットワーク監視に警報すること、前記デバイス上の１つ又はそれ以上のアプリケーションをシャットダウンすること、前記無線デバイスをシャットダウンすること、前記無線デバイス上の重要なデータを修正すること、並びに前記無線デバイス上の重要なデータを消去すること、の内の少なくとも１つを実施することを更に含む、
    ことを特徴とする請求項８に記載のシステム。
11. 前記アドミニストレータが、1つ又はそれ以上の企業方針に従った前記ルールセットを更新するための企業方針エディタを更に含む、
    ことを特徴とする請求項８に記載のシステム。
12. 前記1つ又はそれ以上の企業方針が、予め定められたアプリケーションが前記無線デバイス上に存在できること、前記無線デバイス上の前記アプリケーション中に予め定められた設定を維持すること、前記無線デバイス上のアプリケーションが予め定められたバージョンであることを保障すること、及び予め定められた周辺装置が前記無線デバイスに関連付けられるのを防止することの内の少なくとも１つを含む、
    ことを特徴とする請求項１１に記載のシステム。
13. 前記アドミニストレータが、前記ルールセットに対する1つ又はそれ以上の更新を前記無線デバイス上のルールセットと同期させるものである、
    ことを特徴とする請求項８に記載のシステム。
14. 無線デバイスでルールセットを受信する段階と、
    前記ルールセットを実行して前記無線デバイスに関連した情報を収集する段階と、
    前記収集された情報に基づいて前記無線デバイス上の動作を実施する段階と、
    を含む方法。
15. 前記ルールセットの真正性を検証する段階を更に含む、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
16. 前記無線デバイスに関連した前記情報が、前記デバイス上にインストールされたアプリケーション、前記デバイス上にインストールされていないアプリケーション、バッテリ状態、オペレーティングシステム特性、前記デバイス上にインストールされた周辺装置、オペレーティングシステムのバージョン、メモリー特性、アプリケーションライセンス制約及び使用期限、アプリケーションのコード署名及び証明書の妥当性、アプリケーション使用パターン、デバイスハードウェア特性、デバイス動作特性、前記デバイス上の周辺装置並びにＳＭＳ機能の内の少なくとも１つを含む、
    ことを特徴とする請求項１５に記載の方法。
17. ルールセットを受信する段階が、前記ルールセットを維持するサーバで前記ルールセットの更新されたバージョンをチェックする段階を更に含む、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
18. ルールセットを受信する段階が、前記ルールセットを維持するサーバから前記ルールセットを受信する段階を含む、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
19. 前記動作が、前記無線デバイスのユーザに警告すること、前記無線デバイスをロックすること、番号セットに電話すること、ソフトウェアのダウンロード及び更新を開始すること、前記デバイスの企業ネットワーク監視に警報すること、前記デバイス上の１つ又はそれ以上のアプリケーションをシャットダウンすること、前記無線デバイスをシャットダウンすること、前記無線デバイス上の重要なデータを修正すること、並びに前記無線デバイス上の重要なデータを消去することの内の少なくとも１つを含む、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。
20. 前記ルールセットを実行する段階が、予め定められた時間周期で行われる、
    ことを特徴とする請求項１４に記載の方法。

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