JP2003005905A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2003005905A
JP2003005905A JP2001189237A JP2001189237A JP2003005905A JP 2003005905 A JP2003005905 A JP 2003005905A JP 2001189237 A JP2001189237 A JP 2001189237A JP 2001189237 A JP2001189237 A JP 2001189237A JP 2003005905 A JP2003005905 A JP 2003005905A
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spherical
switch
operating body
operated
pressing
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JP2001189237A
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English (en)
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Shigeru Yokochi
茂 横地
Tamotsu Yamamoto
保 山本
Hiroyasu Okada
裕康 岡田
Keiji Kaizaki
啓二 貝崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機やPDA等、トラックボール装置
等のインプットデバイスにより入力操作を行う電子機器
に関し、検索項目数が多量にある場合等に、トラックボ
ール装置の球形操作体を何回も回転させる必要がない、
操作性の優れた電子機器の提供を目的とする。 【解決手段】 トラックボール装置12とその周囲に押
圧スイッチ13を配し、トラックボール装置12の球形
操作体12Aを回転操作した後の所定時間内に上記押圧
スイッチ13を操作した場合に、上記球形操作体12A
のみ、上記押圧スイッチ13のみを操作した場合とは異
なる信号処理、つまりカーソルの連続移動をさせるよう
にすることにより、多数の検索項目の場合でも、所望の
ものを迅速に選択できるものが実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機やPD
A等の、トラックボール装置等のインプットデバイスに
より入力操作を行う電子機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機やPDAにおいては、
インターネットサービスの拡充やメール機能の向上がな
され、それに伴い表示部分の大画面化が促進採用される
傾向が高まり、その入力操作形態においても、これまで
以上に使い易く操作性の優れたものへの要望も高くなっ
てきた。
【0003】そして、その入力操作形態としては、少な
い投影面積で搭載可能で、しかも操作性も良好なスティ
ック装置やトラックボール装置を使用するものが増えて
いる。
【0004】このような従来の電子機器について、以下
に、トラックボール装置を備えた携帯電話機を例とし
て、図12〜図13を用いて説明する。
【0005】図12は従来の携帯電話機の正面図であ
り、同図に示すように、この携帯電話機1の筐体の前面
には、表示装置2、トラックボール装置3、入力キー部
4、マイク5、スピーカ6が配置されている。
【0006】その配置状態は、各種情報を表示する表示
装置2が筐体の前面上方位置に配設され、その前面下方
位置には、数字や文字を入力するための入力キー部4が
配され、その表示装置2と入力キー部4との間の中央位
置にトラックボール装置3が配されている。
【0007】そして、マイク5は、入力キー部4よりも
さらに下方の位置、つまり筐体の前面最下方位置に配さ
れ、スピーカ6は、上記表示装置2よりもさらに上方の
位置、つまり筐体の前面最上方位置に配されている。
【0008】また、アンテナ7は、筐体の上側面に突出
状態に装着されている。
【0009】そして、この携帯電話機1は、筐体内に所
定の電子回路部を備えており、その回路構成を、図13
に示すブロック図を用いて簡単に説明する。
【0010】なお、この図13のブロック図は、主要な
機能構成部分のみを示し、詳細部分は省略している。
【0011】同図に示すように、上記に説明した表示装
置2、トラックボール装置3、入力キー部4、マイク
5、スピーカ6、アンテナ7は、携帯電話機1の内部に
収容された電子回路部で構成された制御部8に、それぞ
れ個々に接続され、制御部8に対して信号の入出力が可
能に構成されている。
【0012】そして、この制御部8は、上記所定の入力
信号が入力された際等に、所定の演算処理等を行い、出
力信号を通じて表示装置2、トラックボール装置3、入
力キー部4、マイク5、スピーカ6、アンテナ7を制御
する機能を有している。
【0013】以上のように構成された従来の携帯電話機
1において、たとえば電話をかける場合には、表示装置
2内に表示されている複数の電話番号に対し、トラック
ボール装置3の球形操作体3Aを回転させ、制御部8を
通じて表示装置2内のカーソル(ポインタ)位置を所望
の電話番号位置に合わせて、入力キー部4で確定キーに
割り当てられた所定のキーを操作して、所望の電話番号
を確定し、その後、同様に入力キー部4で発信キーに割
り当てられた所定のキーを操作して発信操作を行う。
【0014】これにより、制御部8は、アンテナ7から
電波を発信し、発信先と接続されて通話可能状態となる
と、マイク5、スピーカ6等を機能させて相手側と通話
できるようになる。
【0015】また、この従来の携帯電話機1は、メール
機能を使用したりインターネット検索を行う時も同様
に、トラックボール装置3への回転操作や、入力キー部
4の所定キーへの押圧操作をすることによって、各サー
ビスを利用できるものとなっているものであった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電子機器で
ある携帯電話機1においては、トラックボール装置3の
球形操作体3Aを回転操作したとき、カーソルまたはポ
インタが、球形操作体3Aの回転量に応じて移動するよ
うに制御部8で制御されているものであった。しかしな
がら、検索項目数が多量にある場合や画面上において長
い距離でカーソル(ポインタ)等を移動させたい場合に
は、トラックボール装置3の球形操作体3Aを何回も回
転させる必要があり、上記操作時に関して操作性の改善
要望が高まってきた。
【0017】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、検索項目数が多量に有る場合等でもトラ
ックボール装置に対して繰り返して回転操作を行うこと
なく所定のものを選択するようにできる操作性の優れた
電子機器を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を有するものである。
【0019】本発明の請求項1に記載の発明は、トラッ
クボール装置と、このトラックボール装置の周囲に配さ
れた押圧スイッチと、各種表示を行う表示装置と、上記
トラックボール装置、押圧スイッチ、および表示装置等
が接続されると共に、各種制御を行う制御部とを有し、
上記トラックボール装置の操作部となる球形操作体を回
転操作した後の所定時間内に上記押圧スイッチを操作し
た場合、または上記押圧スイッチを操作した後の所定時
間内に上記球形操作体を回転操作した場合に、上記球形
操作体のみ、上記押圧スイッチのみを操作した場合とは
異なる信号処理を上記制御部で行う電子機器としたもの
であり、連続した1度の回転操作と1度の押圧操作で、
新たな機能を作動できる高機能な電子機器を容易に実現
でき、例えば、その新たな機能として回転操作方向に対
応した方向にカーソルを連続して移動させ続けたりする
こともでき、検索項目が多量にある場合や表示装置の画
面上の長い距離でカーソルを移動させたい場合等にトラ
ックボール装置の球形操作体を何回も回転させずともす
むようにできるため、操作性に優れたものにできるとい
う作用を有する。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体を回転
操作した後に押圧スイッチが操作されるまでの時間間
隔、または上記押圧スイッチを操作した後の上記球形操
作体が操作されるまでの時間間隔を、制御部にて測定し
て、その結果に応じて上記制御部が所定の信号処理を行
うものであり、両者間の操作される間の時間間隔を、常
に一定時間で制御部で判断して所望の機能を確実に作動
できるため、誤動作が少なくなり、その設定時間を使用
者が設定可能とすると、さらに使用者の好みに合う操作
性のものにできるという作用を有する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体を回転
操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場合
において、その押圧スイッチへの操作時間幅に応じて、
制御部が、上記球形操作体のみ、上記押圧スイッチのみ
を操作した場合とは異なる信号処理を行うものであり、
上記操作による押圧スイッチの切換わり信号のみを判定
するのみで、その異なる信号処理を作動・停止をさせる
ことができるため、制御部内の回路が簡素化でき、しか
も本操作を表示部に表示されたカーソル等の移動量に対
応させた場合、カーソル等を視認しつつ、押圧スイッチ
の操作をすることにより、希望する項目等に対して、カ
ーソル位置を合わせ易くなり、より使い勝手のよいもの
にできる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体を回転
操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場
合、または上記押圧スイッチを操作した後の所定時間内
に上記球形操作体を回転操作した場合において、その球
形操作体の回転スピードまたは回転方向またはその両方
に応じて制御部が所定の信号処理を行うものであり、例
えば表示部のカーソルの移動速度や、音量や調光機能を
調節する調整速度を、球形操作体の回転スピードまたは
回転方向またはその両方に応じて、好みに合わせて連続
的に意のままに操作できる電子機器を実現できるという
作用を有する。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体を回転
操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場
合、または上記押圧スイッチを操作した後の所定時間内
に上記球形操作体を回転操作した場合において、例えば
表示装置に表示されたカーソルまたはポインタが、上記
球形操作体の回転操作スピードまたは回転操作方向また
はその両方に応じた移動状態となるものであり、球形操
作体を早く回転操作した後に押圧スイッチを押圧した場
合には、表示部のカーソルの移動速度を速く連続して移
動させ続ける等の設定が容易にでき、所望項目のカーソ
ル選択機能に優れ、意のままに操作できる電子機器を実
現できるという作用を有する。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1記載の
電子機器であって、トラックボール装置の周囲の押圧ス
イッチが、上記トラックボール装置の球形操作体の周囲
に配置されたリング状の操作部を有する押圧スイッチで
あるものであり、トラックボール装置の球形操作体の周
囲全周に押圧スイッチの操作部が位置しているため、い
ずれの方向に球形操作体を回転操作する場合であって
も、球形操作体を中心としてその外方に操作した際の押
圧スイッチへの指の移動がスムーズにでき、かつ指の移
動量も少なく押圧スイッチを操作でき、その移動時間も
短縮化できると共に誤操作も低減できるという作用を有
する。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体の周囲
に、複数の押圧スイッチが配置されたものであり、単体
の押圧スイッチは安価に入手できるため、構成材料費を
低減でき、かつ必要に応じて押圧スイッチの動作力等が
異なるものも、その単体の押圧スイッチを取り代えるの
みで容易に製作でき、製品バリエーション展開が容易に
できるという作用を有する。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、押圧スイッチが、2つ、4つ、8つのい
ずれかの数で配されると共に、その配置状態が、トラッ
クボール装置の球形操作体の中心に対して略対称位置に
配置されたものであり、一般の電子機器においては、カ
ーソル移動方向としてよく使用する上下左右方向の4方
向やそれらのいずれかの2方向、また地図等の検索時に
よく使用される8方向のものに対応できるものを容易か
つコンパクトに構成でき、特に上記方向に合わせた位置
に押圧スイッチを配したものとすることにより、球形操
作体と押圧スイッチとの間の指の移動が判りやすい連続
操作し易いものにでき、しかもその球形操作体の中心に
対して、押圧スイッチを対称位置に配しているため、い
ずれの押圧スイッチに対しても、球形操作体の頂点部か
らの指の移動距離が同一で、球形操作体と押圧スイッチ
との間の移動操作時間も殆ど同一時間で移動できる良好
に両者間の連続操作ができるものにできるという作用を
有する。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、トラックボール装置の球形操作体が押圧
操作可能に構成され、その球形操作体の押圧操作に伴っ
て動作する第2の押圧スイッチが配置され、制御部は、
その第2の押圧スイッチの切換わり信号の入力に伴って
所定処理を行うものであり、第2の押圧スイッチの切換
わり信号の入力を、選択したものを決定または確定させ
る処理に割り当てると、希望する選択項目を選択した後
に、容易かつ判り易く決定または確定操作が行えるもの
にできるという作用を有する。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項1記載
の発明において、トラックボール装置が凹状部内に配さ
れると共に、押圧スイッチへの操作部が上記トラックボ
ール装置の球形操作体から離れるにつれて上方位置とな
る形状であるものであり、指を略水平に移動させるのみ
で、トラックボール装置と押圧スイッチの連動した操作
をすることができるものにでき、さらに使い易いものが
得られるという作用を有する。
【0029】請求項11に記載の発明は、球形操作体が
押圧操作可能に構成されたトラックボール装置と、この
トラックボール装置の球形操作体の押圧操作に伴って動
作する第3の押圧スイッチと、各種表示を行う表示装置
と、上記トラックボール装置、第3の押圧スイッチおよ
び表示装置等が接続され、各種制御を行う制御部とを有
し、上記球形操作体を回転操作した後の所定時間内に、
上記球形操作体を押圧して上記第3の押圧スイッチをO
N状態とした場合、または上記球形操作体を押圧して上
記第3の押圧スイッチをON状態に維持したまま、所定
時間内に上記球形操作体を回転操作した場合に、上記球
形操作体のみ、上記球形操作体を介して上記第3の押圧
スイッチのみを操作した場合とは異なる信号処理を上記
制御部で行う電子機器としたものであり、一つの球形操
作体への連続操作で、新たな機能を作動できる高機能で
使い易い小型の電子機器を実現でき、例えばその新たな
機能として回転操作方向に対応した方向にカーソルを連
続して移動させ続けたりすることもでき、検索項目が多
量にある場合や表示装置の画面上の長い距離でカーソル
を移動させたい場合等にトラックボール装置の球形操作
体を何回も回転させずともすむようにできるという作用
を有する。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の発明において、トラックボール装置の球形操作体を
回転操作した後の所定時間内に、上記球形操作体を押圧
して上記第3の押圧スイッチをON状態とした場合、ま
たは上記球形操作体を押圧して上記第3の押圧スイッチ
をON状態に維持したまま、所定時間内に上記球形操作
体を回転操作した場合において、表示装置に表示された
カーソルまたはポインタが、上記球形操作体の回転操作
スピードまたは回転操作方向またはその両方に応じた移
動状態となるものであり、例えば球形操作体を早く回転
操作した後に、その球形操作体を押圧して第3の押圧ス
イッチをONさせた場合には、表示部のカーソルの移動
速度を速く移動させる等の設定が容易にでき、所望項目
のカーソル選択機能に優れ、意のままに操作できる小型
の電子機器を容易に実現できるという作用を有する。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1〜図11を用いて説明する。
【0032】なお、本発明の実施の形態においても従来
の技術の項と同様に、電子機器として携帯電話機を例と
して説明する。
【0033】また、従来の技術の項で説明した構成と同
一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明は簡略
化することとする。
【0034】(実施の形態1)実施の形態1を用いて、
本発明の特に請求項1〜5、および7〜10記載の発明
について説明する。
【0035】図1は本発明の第1の実施の形態による電
子機器である携帯電話機の正面図であり、本実施の形態
による携帯電話機11は、同図に示すように略直方体形
状の筐体の前面上方位置に表示装置2が配されると共
に、前面下方位置には、数字や文字を入力するための入
力キー部4が配されている。
【0036】そして、その筐体の表示装置2の最上方位
置にはスピーカ6が配され、また、入力キー部4よりも
下方の最下方位置にはマイク5が配されていることは従
来の技術のものと同じである。
【0037】また、筐体の上側面に、アンテナ7が突出
状態に装着されていることも従来のものと同じである。
【0038】そして、本実施の形態による携帯電話機1
1においては、その表示装置2と入力キー部4との間の
位置に、トラックボール装置12および四つの押圧スイ
ッチ13A〜13D(13)が配されたものとなってい
る。
【0039】そして、この四つの押圧スイッチ13A〜
13Dは、トラックボール装置12の球形操作体12A
に対して周囲の四箇所に90度間隔で配されている。
【0040】つまり、押圧スイッチ13A〜13Dは、
筐体の前面の上下左右方向に対応して配され、それぞれ
の操作部は、球形操作体12Aの中心から等距離等間隔
に位置するように配されている。
【0041】また、この本実施の形態による携帯電話機
11は、筐体内に所定の電子回路部を備えており、その
回路構成を、図2のブロック図に示す。
【0042】なお、この図2においては、主要な機能構
成部分のみを示し、詳細部分は省略しているものであ
る。
【0043】同図に示すように、上記に説明した表示装
置2、入力キー部4、マイク5、スピーカ6、アンテナ
7は、携帯電話機11の内部に収容された電子回路部で
構成された制御部14に、それぞれ個々に接続され、制
御部14に対して信号の入出力が可能に構成されてい
る。
【0044】また、この制御部14には、トラックボー
ル装置12およびその周囲に配された押圧スイッチ13
(13A〜13D)も個々に接続されている。
【0045】このように、本実施の形態による携帯電話
機11は、制御部14を中心として、接続された各主要
機能が制御されて作動できるものとなっている。
【0046】本実施の形態による携帯電話機11は、以
上のように構成されるものであり、次にその動作につい
て、電話をかける場合を例として説明する。
【0047】まず使用者において、入力キー部4の所定
キー、トラックボール装置12、または押圧スイッチ1
3を操作して、表示装置2内に、電話番号簿を表示させ
る。
【0048】この電話番号簿は、図3に示すように、上
方から、あいうえお順に整列されたものとなっており、
表示装置2内には、数人分の各種情報(名前や電話番号
等)と、現在選択されている項目を示すためのカーソル
が表示された状態となる。
【0049】続いて、使用者は、上記状態において、選
択したい情報項目位置にカーソルを移動させるため、ト
ラックボール装置12の球形操作体12Aまたは四つの
押圧スイッチ13A〜13Dに対して所定操作を行っ
て、電話番号簿の表示位置あるいはカーソル位置を変え
ていく。
【0050】つまり、上記所定操作とは、上記カーソル
位置から近い位置の電話番号を選ぶ場合には、トラック
ボール装置12の球形操作体12Aを上下左右方向に回
転操作して、その信号を制御部14に入力させ、制御部
14は、その信号に基づいてその回転方向と回転量に対
応した方向に表示画面中の電話番号簿等の表示する内容
を切換えていく。
【0051】なお、上記操作は、四つの押圧スイッチ1
3A〜13Dを操作した信号で行うようにしてもよい。
【0052】一方、上記所定操作において、上記カーソ
ル位置から遠い位置の電話番号を選ぶ場合、つまりカー
ソルを長い距離で移動させる場合等には、使用者は、ま
ずトラックボール装置12の球形操作体12Aを、カー
ソルを移動させたい方向(図中での下方向)に回転操作
して、さらに指を滑らせて連続して所定の押圧スイッチ
13を押圧操作する。
【0053】以下の説明においては、カーソルを下方に
移動させる例をとって、球形操作体12Aの回転操作に
続いて、球形操作体12Aの下方位置に対応する押圧ス
イッチ13Aを連続して押圧した場合を説明していくこ
ととする。
【0054】このとき、球形操作体12Aは前方側に向
かって小さい角度でしか回転はしないが、それに対応す
る信号が制御部14に入力され、この制御部14で所定
の演算処理をされてカーソルの移動方向が下方に決定さ
れる。
【0055】続いて、連続的に操作された押圧スイッチ
13Aの切換わり信号が、制御部14に入力され、この
とき制御部14は、球形操作体12Aの操作に伴う信号
が入力された時から、押圧スイッチ13Aの切換わり信
号が入力されるまでの時間を計測すると共に、その結果
で得られた計測時間を、予め設定された標準時間と比較
する。
【0056】そして、その標準時間よりも短い場合に、
制御部14は、押圧スイッチ13Aからの信号を受信し
た時点で、トラックボール装置12のみ、押圧スイッチ
13(13A〜13D)のみが操作された場合とは、異
なるカーソル移動状態の制御を行うようにする。
【0057】この異なるカーソル移動状態の制御とは、
カーソルは、上記球形操作体12Aの操作方向に対応し
た方向に移動し、かつその移動速度は球形操作体12A
の回転操作速度情報に対応した速さで連続移動し続ける
ようになる。
【0058】つまり、この場合には、カーソルは、球形
操作体12Aの回転操作速度に対応する速度で、カーソ
ル移動をしていくため、長い距離でカーソルを移動させ
る場合等に有効である。
【0059】なお、その他の押圧スイッチ13B〜13
Dが、連続的に同様の操作された場合にも、同様のカー
ソル移動状態となる。
【0060】なお、そのカーソル移動量としては、球形
操作体12Aの回転操作角度に応じたものとしてもよい
が、利便性を考慮すると、押圧スイッチ13(13A〜
13Dのいずれか一つ)のON信号が入り続けている間
のみカーソルを移動させるように制御すると、表示装置
2を視認しつつカーソルを必要なところで停止させるこ
とも容易にできるため、有用である。
【0061】また、上記標準時間を、使用者が各自設定
できるようにしておけば、さらに自らの好みに合う利便
性に優れたものにできる。
【0062】そして、使用者は、上記連続操作で、カー
ソル位置を一定の高速で送り、所望の項目に合わせて停
止させた後、希望する項目(電話番号)を確定させ、そ
の後発信操作を行って電話をかけるものである。
【0063】なお、そのカーソル停止位置の微調整は、
トラックボール装置12や押圧スイッチ13を個別に操
作して、カーソルを「こま送り」して所望の項目に位置
を合わせるようにする。
【0064】このように本実施の形態による携帯電話機
11は、カーソル移動方法として、トラックボール装
置12のみの操作による方法、四つの押圧スイッチ1
3(13A〜13D)のみの操作による方法、トラッ
クボール装置12と押圧スイッチ13のいずれかを所定
時間内に連続して操作する方法、の三つの手段を備えた
ものにでき、特に、その三つ目の手段であるトラックボ
ール装置12と押圧スイッチ13のいずれかを所定時間
内に連続して操作する方法においては、カーソル移動速
度を速くしたり、遅くしたりすることが容易にでき、よ
り使い易いものにできる。
【0065】なお、上記には、三つ目の手段として球形
操作体12Aを操作した後に、連続して押圧スイッチ1
3の状態を切換える場合の例を説明したが、その逆の操
作としても同様のことができる。
【0066】この場合には、例えば、押圧スイッチ13
のいずれかを操作して状態を切換え、つまりON状態に
した後、標準時間内に連続して、球形操作体12Aを、
カーソルを移動させたい方向に対応させて回転操作す
る。
【0067】このとき、制御部14は、上記同様に球形
操作体12Aの回転操作方向に対応した方向で、かつそ
の球形操作体12Aの回転操作速度に応じた一定速度
で、カーソルを移動させ続ける。
【0068】そして、その後、他の入力操作があったこ
とを制御部14が認識した時点で、そのカーソル移動を
停止させればよい。
【0069】この場合には、押圧スイッチ13の操作の
後に球形操作体12Aを回転させるようになるため、球
形操作体12Aを指ではじくように勢い良く回転操作、
つまり球形操作体12Aの回転速度を速く操作し易くな
るため、より高速なカーソル移動が容易にできるように
なる。
【0070】なお、上記のトラックボール装置12と押
圧スイッチ13のいずれかを所定時間内に連続して操作
する方法による結果としての制御は、カーソル移動に用
いる以外に、他の機能に連動させてもよい。
【0071】例えば、マイク5やスピーカ6の音量調節
や表示装置2のバックライトの調光に用いたり、アンテ
ナ7の電波の最適周波数への自動調整機能にも適用して
もよい。
【0072】また、カーソル移動時においても、一項目
ずつの移動のほかに、複数個の項目データを飛ばすよう
に移動させても良い。
【0073】つまり、図4に示すように、マトリクス状
に配置された電話番号簿において、トラックボール装置
12と押圧スイッチ13の一つを所定時間内に連続して
操作すると、「あの集団」「いの集団」「うの集団」…
の集団間の移動をさせるようにしてもよい。
【0074】なお、押圧スイッチ13の数は、四つ以外
としてもよく、その配置位置も必要に応じて適宜設定す
ればよい。
【0075】例えば、現在通常、カーソル移動方向は、
2・4・8方向のいずれかに移動するものが多く、それ
に対応させて押圧スイッチを配したものとすれば、使い
勝手がよいものが容易に実現できる。
【0076】なお、上記の場合には、トラックボール装
置12の球形操作体12Aの中心に対して略対称位置に
押圧スイッチを配することが好ましい。
【0077】つまり、上記の連続的な操作をする際に、
上記配置であれば、常に球形操作体12Aの中心上方位
置を通るように容易に指を動かすことができ、誤操作等
が低減できるからである。
【0078】また、その押圧スイッチ13として、個別
の単体スイッチを用いる場合には、単体スイッチは安価
に入手できるため、電子機器自身も安価で高機能なもの
にでき、しかもこの場合には、押圧スイッチ13の動作
力の設定変更も、当該スイッチ13を取り替えるのみで
済むため、製品バリエーション展開にも有利である。
【0079】また、一つの電子機器内であっても、その
押圧スイッチ13の動作力の異なるものを配置してもよ
い。
【0080】なお、上記にはトラックボール装置12の
球形操作体12Aは回転操作のみが可能な場合とした
が、球形操作体を筐体内部方向に押し下げ可能な構成と
し、その球形操作体の筐体方向への移動に伴って、状態
が切換わる自己復帰型の第2スイッチを配しておけば、
選択した項目を、同じ球形操作体を押圧して決定・確定
できるようにもでき、指の移動少なく効率良く所望の項
目の選択〜確定動作ができるものとなる。
【0081】また、図5の正面図および図6の断面図に
示すように、携帯電話機21の筐体前面のトラックボー
ル装置22を配置する部分を凹状部21Aで構成し、押
圧スイッチ23(23A〜23D)を凹状部21A内に
配置してもよい。
【0082】このときには、押圧スイッチ23への操作
部分24をトラックボール装置22側が低くなるような
凹状部21Aの形状に沿わせた形状とすれば、トラック
ボール装置22の球形操作体22Aを回転操作した後、
指を横方向にスライド移動するのみで、指が操作部分2
4に当たるようにできるため、希望する押圧スイッチ2
3を容易かつ、より迅速に押圧操作できるようになり、
球形操作体22Aと押圧スイッチ23との連続操作が、
非常にスムーズに行えるようになる。
【0083】(実施の形態2)実施の形態2を用いて、
本発明の特に請求項6記載の発明について説明する。
【0084】本実施の形態による電子機器である携帯電
話機31は、実施の形態1によるものに対して、押圧ス
イッチ32の構成が異なるものであり、実施の形態1の
構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説
明を省略する。
【0085】図7は本発明の第2の実施の形態による電
子機器である携帯電話機の正面図であり、同図に示すよ
うに本実施の形態によるものは、トラックボール装置1
2の周囲に配置した押圧スイッチ32の操作部がリング
状(同図中には、判り易くするために斜線部で記載して
いる。)になっているものであり、その中心孔内にトラ
ックボール装置12の球形操作体12Aの上部が挿通し
て上部に突出するようにして配されている。
【0086】この押圧スイッチ32は、図8の分解斜視
図に示すように、リング状に形成された可撓性を有する
上基板部32Aおよび下基板部32Bが、略水平状態で
所定間隔を保つように対向配置されて構成され、そのそ
れぞれの対向面には、リング状導電層33Aおよび33
Bが形成されている。
【0087】また、基板部32Aおよび32Bのリング
状導電層33Aおよび33Bは、それぞれの引き出し部
34Aおよび34Bを介して引き出され、制御部(図示
せず)に接続されている。
【0088】この押圧スイッチ32は、上基板部32A
のいずれかの位置を下方に押し下げると、上基板部32
Aがその部分を中心として撓み、その下面位置に対応す
る部分のリング状導電層33Aが、対向配置されたリン
グ状導電層33Bに接触して、導通状態となり、その力
を除くと、上基板部32Aは自らの弾性復元力で元の形
状・位置に戻って、リング状導電層33Aと33Bとの
間が、電気的独立状態に戻るようになっているものであ
る。
【0089】その他の構成は、実施の形態1によるもの
と同じであるため、説明を省略するが、本実施の形態に
よるものは、トラックボール装置12の周囲に配した押
圧スイッチ32が、一つのスイッチ機能しか有しない構
成であるため、その操作方法は、実施の形態1のものよ
り少し限定されるものとなる。
【0090】以下に、その操作方法を実施の形態1と同
様に電話をかける事例を持って説明する。
【0091】まず使用者は、表示装置2内に電話番号簿
および現在選択している項目を示すためのカーソルを呼
び出し、その位置を移動させるために球形操作体12A
を移動させたい方向に合わせて回転操作し、その後連続
して所定時間内に押圧スイッチ32を押圧する。
【0092】その連続した信号は、制御部(図示せず)
で認識されて、球形操作体12Aの回転方向および回転
速度に対応した一定速度でカーソルが連続移動する。
【0093】そして、選択項目を一つずつカーソル移動
させる時には、上述したように押圧スイッチ32は、一
つのスイッチ機能しか有していないため、使用できず、
トラックボール装置12の球形操作体12Aを回転操作
して行うのみとなる。
【0094】しかしながら、本実施の形態によるもの
は、球形操作体12Aの全周囲に対して、確実に押圧ス
イッチ32を位置させるものにでき、かつその位置のい
ずれの部分を押圧しても押圧スイッチ32がON状態に
なるものであるため、球形操作体12Aを全周360度
いずれの方向に回転操作した後に、連続してスムーズに
押圧スイッチ32を押圧操作でき、また、カーソルまた
はポインタの移動方向が2方向、4方向、または8方向
に特定され、その方向に対して少し斜め方向に指がずれ
て操作した場合にも確実に連続操作することが可能とな
り、誤操作が低減できる。
【0095】そして、上記の操作で、所望の電話番号に
カーソル位置を合わせた後、使用者は確定操作・発信操
作を行って、電話をかけることは、実施の形態1の場合
と同じである。
【0096】このように、本実施の形態によるものは、
押圧スイッチ32の構成が簡素であるため、安価で実施
の形態1の操作とほぼ同じ良好な操作性なものとなる。
【0097】そして、押圧スイッチ32の回路数が一つ
で済むので、簡素な回路構成で上記のような所定機能を
備えたものにでき、高機能を維持しつつ、電子機器の低
価格化要望にも容易に対応できる。
【0098】また、本実施の形態によるものも、押圧ス
イッチ32を操作した後、所定時間内に球形操作体12
Aを操作したことを制御部(図示せず)で認識して、同
様のカーソル移動状態にするようにしてもよく、さらに
カーソル移動の他の機能に上記操作結果を連動させても
良い。
【0099】(実施の形態3)実施の形態3を用いて、
本発明の特に請求項11、12記載の発明について説明
する。
【0100】本実施の形態による電子機器である携帯電
話機41は、実施の形態1および2によるものに対し
て、トラックボール装置42に連続して操作する別体の
押圧スイッチを筐体前面に配置しておらず、その機能を
トラックボール装置42に内蔵させたものを用いたもの
である。
【0101】なお、実施の形態1および2の構成と同一
構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略す
る。
【0102】図9は本発明の第3の実施の形態による電
子機器である携帯電話機の正面図、図10は同断面図で
あり、同図に示す42がトラックボール装置であり、こ
のトラックボール装置42は、球形操作体42Aが回転
操作可能であると共に、球形操作体42Aが筐体内側方
向に移動可能に構成され、かつその球形操作体42Aの
筐体内側方向への移動に伴い、球形操作体42Aにより
押圧される第3押圧スイッチ43を備えたものとなって
いる。
【0103】なお、図10では、第3押圧スイッチ43
を判り易くするため、単体の形に記載している。
【0104】この第3押圧スイッチ43は、所定の動作
力が加わった場合に作動する自己復帰型のものであり、
球形操作体42Aの回転操作にて加わる下方への操作力
では、作動しない動作力のものとなっている。
【0105】その他の構成部分は、実施の形態1による
ものと同じであるため、説明を省略するが、上述のごと
く筐体前面のトラックボール装置42の周囲近傍位置に
は、実施の形態1および2の電子機器のように、押圧ス
イッチが配されていないものとなっているため、省スペ
ース化が容易に図れる構成となっている。
【0106】そして、このトラックボール装置42の球
形操作体42Aを回転操作したときの信号、および球形
操作体42Aを押圧して得られる第3押圧スイッチ43
からのON信号は、いずれも後述する筐体内に配された
制御部44に入力されるように接続されている。
【0107】上記構成の本実施の形態による携帯電話機
41は、ブロック図で示すと、図11に示すようにな
り、上述の制御部44にトラックボール装置42の各々
の操作による信号が入力されるように接続されると共
に、実施の形態1の場合と同様に入力キー部4等の他の
主要機能部も制御部44に接続されて制御されている。
【0108】そして、その使用方法は、トラックボール
装置42の球形操作体42Aを所定方向に回転操作し
て、表示装置2に表示されたカーソルを上記所定方向に
対応する方向に一項目ずつ移動させるように制御部44
で制御していることは、実施の形態1によるものの場合
と同じである。
【0109】そして、本実施の形態による携帯電話機4
1において、カーソルを定速で連続して移動させる場合
には、希望するカーソル移動方向に応じた方向に球形操
作体42Aを回転操作して、連続して所定時間内に同じ
球形操作体42Aを筐体内側方向に押圧して、その球形
操作体42Aの移動により第3押圧スイッチ43を作動
させ、所定時間以上押圧し続ける。
【0110】この連続操作がされたことを制御部44が
認識した時点で、制御部44は、球形操作体42Aを回
転操作のみした場合、球形操作体42Aを押圧操作のみ
をして第3押圧スイッチ43を作動させるのみとした場
合とは、異なる制御を行うようになる。
【0111】つまり、上記の回転及び押圧操作が所定時
間内で連続して操作され、かつ押圧スイッチ43が所定
時間以上押圧し続けられた場合には、制御部44は、球
形操作体42Aの回転操作方向およびその回転操作速度
に応じた方向または速度で連続してカーソルを移動させ
続ける。
【0112】そして、使用者は、希望する項目にカーソ
ル位置に到達した時に、球形操作体42Aから指を離
し、移動を停止させ、その後、確定操作および発信操作
を行い、電話をかけるものである。
【0113】なお、そのカーソル停止位置の微調整は、
トラックボール装置42の球形操作体42Aの回転操作
で「こま送り」して所望の項目にカーソル位置を合わせ
るようにすること等は、実施の形態1の場合と同じであ
る。
【0114】以上のように本実施の形態によれば、多数
の選択項目から迅速に目的項目を選択することができる
操作形態を、少ないスペースの中で容易に構成すること
ができるものである。
【0115】なお、上記には、球形操作体42Aを操作
した後に押圧スイッチ43の状態を切換える場合の例を
説明したが、その逆の操作としても同様のことができ
る。
【0116】この場合には、例えば、第3押圧スイッチ
43をON状態にしつつ、標準時間内に、球形操作体4
2Aを、カーソルを移動させたい方向に対応させて少量
の回転操作する。
【0117】このとき、制御部44は、上記と同様に球
形操作体42Aの回転操作方向に対応した方向に一定速
度で、カーソルを移動させ続ける。
【0118】そして、その後第3押圧スイッチ43がO
FF状態になったことを制御部44が認識した時点で、
そのカーソル移動を停止させればよい。
【0119】この場合には、多数の選択項目から迅速に
目的項目を選択することができる操作が、少ない指の動
作で実現できるものである。
【0120】また、第1または第2の実施の形態のよう
に、このトラックボール装置42の近傍に押圧スイッチ
を配置したものとしてもよい。
【0121】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、連続した
1度の回転操作と1度の押圧操作で、新たな機能を作動
できる高機能な電子機器を容易に実現でき、検索項目が
多量にある場合や表示装置の画面上の長い距離でカーソ
ルを移動させたい場合等にトラックボール装置の球形操
作体を何回も回転させずともすむようにできるため、操
作性に優れたものにできるという有利な効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電子機器であ
る携帯電話機の正面図
【図2】同携帯電話機内の電子回路部のブロック図
【図3】同携帯電話機において表示部に情報等が表示さ
れた状態を示す図
【図4】同検索する項目がマトリクス状に配置された状
態を示す図
【図5】同トラックボール装置を凹状部内に配置した携
帯電話機の正面図
【図6】同携帯電話機の断面図
【図7】本発明の第2の実施の形態による電子機器であ
る携帯電話機の正面図
【図8】同要部である押圧スイッチの分解斜視図
【図9】本発明の第3の実施の形態による電子機器であ
る携帯電話機の正面図
【図10】同携帯電話機の断面図
【図11】同携帯電話機内の電子回路部のブロック図
【図12】従来の電子機器である携帯電話機の正面図
【図13】同携帯電話機内の電子回路部のブロック図
【符号の説明】
2 表示装置 4 入力キー部 5 マイク 6 スピーカ 7 アンテナ 11、21、31、41 携帯電話機 12、22、42 トラックボール装置 12A、22A、42A 球形操作体 13、13A、13B、13C、13D、23、23A
〜23D、32 押圧スイッチ 14、44 制御部 21A 凹状部 24 操作部分 32A 上基板部 32B 下基板部 33A、33B リング状導電層 34A、34B 引き出し部 43 第3押圧スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/725 H04M 1/725 (72)発明者 岡田 裕康 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 貝崎 啓二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B087 AA06 AA09 AB02 AE00 BB29 BC16 DE07 5K023 AA07 BB11 GG08 HH07 5K027 AA11 BB02 GG08 MM04 MM17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラックボール装置と、このトラックボ
    ール装置の周囲に配された押圧スイッチと、各種表示を
    行う表示装置と、上記トラックボール装置、押圧スイッ
    チ、および表示装置等が接続されると共に、各種制御を
    行う制御部とを有し、上記トラックボール装置の操作部
    となる球形操作体を回転操作した後の所定時間内に上記
    押圧スイッチを操作した場合、または上記押圧スイッチ
    を操作した後の所定時間内に上記球形操作体を回転操作
    した場合に、上記球形操作体のみ、上記押圧スイッチの
    みを操作した場合とは異なる信号処理を上記制御部で行
    う電子機器。
  2. 【請求項2】 トラックボール装置の球形操作体を回転
    操作した後に押圧スイッチが操作されるまでの時間間
    隔、または上記押圧スイッチを操作した後の上記球形操
    作体が操作されるまでの時間間隔を、制御部にて測定し
    て、その結果に応じて上記制御部が所定の信号処理を行
    う請求項1記載の電子機器。
  3. 【請求項3】 トラックボール装置の球形操作体を回転
    操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場合
    において、その押圧スイッチへの操作時間幅に応じて、
    制御部が、上記球形操作体のみ、上記押圧スイッチのみ
    を操作した場合とは異なる信号処理を行う請求項1記載
    の電子機器。
  4. 【請求項4】 トラックボール装置の球形操作体を回転
    操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場
    合、または上記押圧スイッチを操作した後の所定時間内
    に上記球形操作体を回転操作した場合において、その球
    形操作体の回転スピードまたは回転方向またはその両方
    に応じて制御部が所定の信号処理を行う請求項1記載の
    電子機器。
  5. 【請求項5】 トラックボール装置の球形操作体を回転
    操作した後の所定時間内に押圧スイッチを操作した場
    合、または上記押圧スイッチを操作した後の所定時間内
    に上記球形操作体を回転操作した場合において、表示装
    置に表示されたカーソルまたはポインタが、上記球形操
    作体の回転操作スピードまたは回転操作方向またはその
    両方に応じた移動状態となる請求項1記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 トラックボール装置の周囲の押圧スイッ
    チが、上記トラックボール装置の球形操作体の周囲に配
    置されたリング状の操作部を有する押圧スイッチである
    請求項1記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 トラックボール装置の球形操作体の周囲
    に、複数の押圧スイッチが配置された請求項1記載の電
    子機器。
  8. 【請求項8】 押圧スイッチが、2つ、4つ、8つのい
    ずれかの数で配されると共に、その配置状態が、トラッ
    クボール装置の球形操作体の中心に対して略対称位置に
    配置された請求項7記載の電子機器。
  9. 【請求項9】 トラックボール装置の球形操作体が押圧
    操作可能に構成され、その球形操作体の押圧操作に伴っ
    て動作する第2の押圧スイッチが配置され、制御部は、
    その第2の押圧スイッチの切換わり信号の入力に伴って
    所定処理を行う請求項1記載の電子機器。
  10. 【請求項10】 トラックボール装置が凹状部内に配さ
    れると共に、押圧スイッチへの操作部が上記トラックボ
    ール装置の球形操作体から離れるにつれて上方位置とな
    る形状である請求項1記載の電子機器。
  11. 【請求項11】 球形操作体が押圧操作可能に構成され
    たトラックボール装置と、このトラックボール装置の球
    形操作体の押圧操作に伴って動作する第3の押圧スイッ
    チと、各種表示を行う表示装置と、上記トラックボール
    装置、第3の押圧スイッチおよび表示装置等が接続さ
    れ、各種制御を行う制御部とを有し、上記球形操作体を
    回転操作した後の所定時間内に、上記球形操作体を押圧
    して上記第3の押圧スイッチをON状態とした場合、ま
    たは上記球形操作体を押圧して上記第3の押圧スイッチ
    をON状態に維持したまま、所定時間内に上記球形操作
    体を回転操作した場合に、上記球形操作体のみ、上記球
    形操作体を介して上記第3の押圧スイッチのみを操作し
    た場合とは異なる信号処理を上記制御部で行う電子機
    器。
  12. 【請求項12】 トラックボール装置の球形操作体を回
    転操作した後の所定時間内に、上記球形操作体を押圧し
    て上記第3の押圧スイッチをON状態とした場合、また
    は上記球形操作体を押圧して上記第3の押圧スイッチを
    ON状態に維持したまま、所定時間内に上記球形操作体
    を回転操作した場合において、表示装置に表示されたカ
    ーソルまたはポインタが、上記球形操作体の回転操作ス
    ピードまたは回転操作方向またはその両方に応じた移動
    状態となる請求項11記載の電子機器。
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