JP2001016312A - 移動体通信端末装置 - Google Patents

移動体通信端末装置

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JP2001016312A
JP2001016312A JP18728299A JP18728299A JP2001016312A JP 2001016312 A JP2001016312 A JP 2001016312A JP 18728299 A JP18728299 A JP 18728299A JP 18728299 A JP18728299 A JP 18728299A JP 2001016312 A JP2001016312 A JP 2001016312A
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JP
Japan
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roller
rotation
unit
signal
communication terminal
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JP18728299A
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English (en)
Inventor
Tamotsu Yamamoto
保 山本
Masaki Sawada
昌樹 澤田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様なサービスを利用するために表示画面上
での情報の選択/確定を繰り返し行なう必要のある移動
体通信端末装置に関し、選択/確定の操作性を損なうこ
となく薄形化できるものを提供することを目的とする。 【解決手段】 移動体通信端末装置の表面から一部が露
出した二本のローラー部32A,32Bが装置本体22
に回転可能に保持されると共に、内部に設けられた接点
式などで構成される回転検出部に結合されており、親指
などでローラー部32A,32Bのいずれかを回転させ
ると回転方向、回転量に応じて随時回転信号を発生する
ものであり、ローラー部を二本並べることにより操作指
と接するローラー部の円周距離を多くすることができ、
操作性を損なわずにローラー部を小径なものにできて、
移動体通信端末装置の薄形化を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】今日、世界各国において携帯
電話などの移動体通信システムが実用化され運用されて
おり、これらシステムを用いた多様なサービスを実現す
る為、移動体通信端末装置の多機能化が急速に進められ
ている。本発明は、上記多様なサービスに対応した移動
体通信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の移動体通信端末装置として
の携帯電話装置の概観図、図9は同構成を示すブロック
図であり、携帯電話装置1の装置本体2表面にはマイク
3、スピーカ4、液晶ディスプレイ5および各種の機能
が割り当てられた複数の操作キーからなる操作部6が設
けられ、これらを入出力装置として制御するCPU7が
装置本体2に内蔵されている。
【0003】すなわち、CPU7は液晶ディスプレイド
ライバ5Aを介して液晶ディスプレイ5を制御し、操作
部6から入力された指示に応じた情報を表示させるよう
に設定されていると共に、ROM8に記憶されているプ
ログラムやRAM9に読み込んだデータに基づいて動作
し、送受信回路部10を制御してこれに接続されたアン
テナ11を介して他の通信端末との間で情報を送受する
ようになっている。
【0004】次に操作部6に配置された多機能スイッチ
12の機能について図10の多機能スイッチの斜視図を
用いて説明する。
【0005】この多機能スイッチ12のローラー部12
Aは基台部12D上に回転可能に取付けられ、さらに回
転検出部12Bに結合されており親指などでローラー部
12Aを回転させると回転方向、回転量に応じて回転検
出部12Bから随時パルス信号を発生する。またローラ
ー部12Aを押下すると基台部12Dが底面端部から突
出してプリント基板12E上面に当接した支点部12F
を支点として傾き、基台部12D底面がプリント基板1
2E上に実装されたスイッチ12Cを押圧してオンさせ
る構成になっている。
【0006】このような携帯電話装置1の操作につい
て、電話帳検索操作を例にとって図11の表示の流れを
説明する図を用いて説明する。
【0007】まず、操作部6の所定の操作キーを操作し
て携帯電話装置1で設定されている初期画面の表示から
電話帳検索のメニューを選択し、次に多機能スイッチ1
2のローラー部12Aを上あるいは下方向に回転させる
ことにより、回転量に応じてRAM9から取出されて液
晶ディスプレイ5に表示された選択項目としての(あ、
い、う…わ)などの頭文字の情報が上下にスクロールさ
れる。そして、選択したい頭文字を含む複数の情報が表
示された時にローラー部12Aを少しずつ回転させて所
望の頭文字にカーソルを合わせた後ローラー部12Aを
押下することによりその頭文字で登録されている氏名が
表示される。さらにローラー部12Aを操作して選択し
たい名前にカーソルを合わせた状態でローラー部12A
を押下することによりその氏名の選択が確定され、もう
一度押下することにより発信されるように設定されてい
る。
【0008】このように多機能スイッチ12を指で回転
操作すれば、ローラー部12Aの回転量に応じて液晶デ
ィスプレイ5上で氏名などの情報を上下にスクロールあ
るいはカーソルを一行ずつ移動できるうえ、指の位置は
そのままで押下することにより発信操作が行なえ、迅速
且つ確実な発振操作を行なうことができる。
【0009】ここで、多機能スイッチ12のローラー部
12Aの直径と操作性の関係について図12のローラー
部の回転量とパルス信号の関係を説明する図を用いて説
明する。
【0010】θは回転検出部12Bが1パルスを発生す
るように設定されたローラー部12Aの回転角度、rを
ローラー部12Aの半径とすると、回転検出部12Bか
ら1パルスを発生させる時にローラー部12Aの回転量
すなわち外周が動く長さlは、l=2πr×θ/360
で求められる。
【0011】一般的な携帯電話装置における項目選択に
おいては、一度の指操作で発生させるパルス数Xは5パ
ルス以上必要であり、1パルス発生させるのに必要な回
転量Yは1.5mm以上とされている。ここでXが5パ
ルスより小さいと、前述の(あ、い、う…わ)や氏名等
の情報を液晶ディスプレイ5上で上方または下方へスク
ロールさせて目的の頭文字や氏名を液晶ディスプレイ5
上に表示させるために必要なスクロール操作の回数が多
くなり、一方、Yが1.5mmより小さいとカーソルを
一行だけ移動する時に微小な指操作が必要で確実さが劣
り二行移動してしまうという誤操作が発生しやすくな
る。このようにこのXおよびYの二つの値を両立させる
ことが良好な操作性を保つ為に重要であることがわか
る。
【0012】今、一例として一度の指操作で回転できる
ローラー部12Aの角度を120deg、ローラー部12
Aの半径r=5mm、θ=24degと設定すると、一度
の指操作で発生できるパルス数は最大5パルス、1パル
ス発生させるのに必要な回転量は約2.1mmとなり、
求められるX,Yの値を満たしており操作性に優れた多
機能スイッチが実現できる設定であると言える。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、携帯電
話装置などの移動体通信端末装置はその多様化が進む一
方で、装置の薄形化も重要な要素であり、それに伴って
多機能スイッチの薄型化が課題となってきており、上述
のような指で回転させて操作するローラー部を用いたも
のではローラー部の小径化が求められている。しかし、
実際の操作において液晶ディスプレイ上のカーソルを一
行だけ移動したい場合や、指一回の操作で動かせるスク
ロール量を大きくしたい場合など考慮すると、ローラー
部の直径が小さいと対応が難しくなる。
【0014】今、一例として一回の指操作で回転できる
ローラー部の角度を120deg、ローラー部の半径r=
2.5mm、θ=24degと設定すると、一度の指操作
で発生できるパルス数は最大5パルス、1パルスを発生
させる回転量は約1mmとなり、一般的な適性回転量
1.5mmよりかなり小さい為、微小な指操作が必要で
カーソルを一行だけ移動する時その確実さが劣り二行移
動してしまうという誤操作が発生しやすくなる。
【0015】また他の例として一度の指操作で回転でき
るローラー部の回転角度を120deg、ローラー部の半
径r=2.5mm、θ=40degと設定すると、1パル
スを発生させる回転量は約1.7mmとなり問題ない
が、一度の指操作で発生できるパルス数は最大3パルス
と少なくなり、目的の情報を液晶ディスプレイ上に表示
させるのに必要なスクロール操作の回数が増え、迅速な
操作ができにくくなる。
【0016】すなわち、液晶ディスプレイ上でカーソル
を一行だけ移動するのに必要なローラー部外周の回転量
は操作性を考慮すると適切量必要であり、小径なローラ
ー部の場合には直径が小さい分だけ回転角度を大きく取
る必要があるが、一回の指操作で発生させることのでき
る最大のパルス数すなわちスクロール量は少なくなる。
反対に、小径なローラー部で一回の指操作で動かせるス
クロール量を多くすると、カーソルを一行だけ移動する
場合のローラー部外周での回転量が少なくなり操作性が
悪くなる。このように、多機能スイッチのローラー部の
直径の小型化には限界があり移動体通信端末装置の薄形
化と操作性向上の両立が困難であった。
【0017】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、薄形化が可能なだけでなく、多くの機能を簡単に利
用できる操作性に優れた移動体通信端末装置を提案する
ものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、移動体通信端末装置の表面から一部が露出
した小径で複数のローラー部が該装置の回転可能に保持
されると共に、該装置内部に設けられた接点式などで構
成される回転検出部に結合されており、親指などでロー
ラー部を回転させると回転方向、および複数のローラー
部のそれぞれの回転量に応じて随時信号を発生するよう
に構成したものである。
【0019】これにより、複数のローラー部の総回転量
に従った回転信号によって記憶部から取出されて表示手
段上に表示される情報のスクロール量を多くすることが
できると共に、カーソルを一行ずつ移動させるためのロ
ーラー部の回転量も大きくできるため、操作性に優れる
と共に、ローラー部を小径なものにして移動体通信端末
装置の薄形化を実現することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、複数の選択項目を記憶した記憶部と、装置全体の動
作を制御する電子回路部と、この電子回路部と前記記憶
部を収容したケースと、前記電子回路部が発生する信号
を外部へ出力すると共に外部からの信号を受信して前記
電子回路部へ伝送する送受信手段と、前記ケースの表面
に露出した操作部が操作されて前記電子回路部へ信号を
入力する複数の入力手段と、前記電子回路部が発生する
所定の情報を表示すると共に選択項目が表示された時に
現在選択されている項目を示すカーソルを備えた表示手
段と、前記ケースの表面に少なくとも一部が露出して所
定間隔で略平行に配設された複数の棒状のローラー部
と、この複数のローラー部の回転を検出して回転信号を
発生する回転検出部からなり、前記ローラー部を回転さ
せた時に、前記回転検出部の回転信号に対応して前記記
憶部から選択項目が取出されて前記表示手段上に表示さ
れ、所望の選択項目が前記カーソルに合致した時に所定
の確定信号を入力して所望の選択項目を確定できるよう
に設定されたもので、複数のローラー部を略平行に配置
することにより、指を操作移動させた時の複数のローラ
ー部の総回転量に従った回転信号によって記憶部から取
出されて表示手段上に表示される情報のスクロール量を
多くすることができると共に、カーソルを一行ずつ移動
させるためのローラー部の回転量も大きくできるため、
操作性に優れると共に、ローラー部を小径なものにして
移動体通信端末装置の薄形化を実現することができると
いう作用を有する。
【0021】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、複数のローラー部が、少なくとも一本の
ローラー部を回転させた時に他のローラー部も同方向に
回転するように連結されたものであり、一本のローラー
部を指で回転させ、続いて隣接するローラー部を指で回
転させた時に総回転量として累積された回転量を得るこ
とができるため、一つのローラー部に回転検出部を設け
るだけで総回転量に従った回転信号を確保できて、複数
のローラー部にそれぞれ回転検出部を設ける必要がなく
移動体通信端末装置の小型化と合理化を可能にするとい
う作用を有する。
【0022】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2記載の発明において、ローラー部が押下可能な基台部
上に回転可能に保持されると共に、基台部の中央部下方
に確定信号入力手段を設けたものであり、ローラー部を
回転させて選択操作すると共に同じ指位置で押下して確
定操作を行なうことができるため、選択・確定の繰り返
し操作を確実に迅速に行なうことができるという作用を
有する。
【0023】請求項4に記載の発明は、請求項3記載の
発明において、ローラー部の少なくとも一方の端部を押
下することによって、前記ローラー部の回転方向と直交
する方向に表示された表示手段上の選択項目を選択操作
できる選択手段を設けたものであり、ローラー部の回転
によって表示手段上の上下方向の選択操作を行なうと共
に、指を左右にスライドしてローラー部の端部を押下す
るだけで左右方向の選択操作が行なえるため、上下選択
・左右選択・確定の繰り返し操作を確実に迅速に行なう
ことができるという作用を有する。
【0024】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態による移動体通信端末装置としての携帯電話装
置の概観図、図2は同構成を示すブロック図であり、同
図において、携帯電話装置21の装置本体22表面には
マイク23、スピーカ24、液晶ディスプレイ25およ
び各種の機能が割り当てられた複数の操作キーからなる
操作部26が設けられ、これらを入出力部として制御す
るCPU27が装置本体22に内蔵され、このCPU2
7は液晶ディスプレイドライバ25Aを介して表示手段
としての液晶ディスプレイ25を制御し、操作部26か
ら入力された指示に応じた情報を表示させるように設定
されていることは従来の技術の場合と同様である。
【0026】また、CPU27はROM28に記憶され
ているプログラムやRAM29に読み込んだデータに基
づいて動作すると共に、送受信手段としての送受信回路
部30を制御し、これに接続されたアンテナ31を介し
て他の通信端末との間で情報を送受させるようになって
いることも従来の技術の場合と同様である。
【0027】次に操作部26に設けられた多機能スイッ
チ32の機能について図3の多機能スイッチの斜視図を
用いて説明する。
【0028】この多機能スイッチ32は上部に二本の棒
状の第1および第2のローラー部32A,32Bを有
し、このローラー部32A,32Bの一端側が下部に設
けられた基台部32Eに回転可能に保持されると共に、
他端側が基台部32E上に設けられた接点式、光学式、
磁気式などで構成される回転検出部32Cに保持されて
結合されており、親指などでローラー部32A,32B
のいずれか一方を回転させると回転検出部32Cがロー
ラー部32A,32Bの回転方向、回転量に応じて随時
パルス信号などの回転信号を発生し、CPU27に伝え
られる。
【0029】また第2のローラー部32Bの中央部を押
下すると基台部32Eが底面端部から突出してプリント
基板32F上面に当接した支点部32Kを支点として傾
くと共にプリント基板32F上に実装された確定信号入
力手段としてのスイッチ32Dを押圧してオンさせ、そ
のオン信号がCPU27に伝えられる構成になってい
る。
【0030】ここで、多機能スイッチ32のローラー部
32A,32Bの直径と操作性について図4のローラー
部の回転量とパルス信号の関係を説明する図を用いて説
明する。
【0031】θは回転検出部32Cから1パルスが発生
するのに必要なローラーの回転角度、rをローラー部3
2A,32Bの半径とすると、回転検出部32Cから1
パルスを発生させる時にローラー部32A,32Bの回
転量すなわち外周が動く長さlは、l=2πr×θ/3
60で求められる。
【0032】今、一例としてローラー部32A,32B
のそれぞれを一度の指操作で回転できる回転角度を12
0deg、ローラー部32A,32Bの半径r=2.5m
m、θ=40degと設定すると、一度の指操作で発生で
きるパルス信号の最大数はローラー部32A,32Bの
それぞれで3パルスであり、図4に示すように一本のロ
ーラー部32Bを回転させた後に続いて二本目のローラ
ー部32Aを回転させることにより、両方を合計して6
パルスを得ることができ、また1パルス発生させるのに
必要な回転量lは1.7mmとなり、携帯電話装置21
の操作性において求められるパルス数および回転量を満
たして操作性に優れた多機能スイッチ32とすることが
できる設定であると言える。
【0033】次に、携帯電話装置21に搭載されたこの
多機能スイッチ32を操作して電話帳検索を行なう場合
を例にとって図3の多機能スイッチの斜視図および図5
に示す表示の流れを説明する図で説明する。
【0034】まず、操作部26の所定の操作キーを操作
して携帯電話装置21で設定されている初期画面の表示
から電話帳検索のメニューを選択し、次に多機能スイッ
チ32のローラー部32A,32Bを図1に示す携帯電
話装置21の上あるいは下方向へ回転させることによ
り、二つのローラー部32A,32Bの回転量に応じて
回転検出部32Cからパルス信号が発生し、図5の例に
示すように表示手段25に表示された、選択項目として
の(あ、い、う…わ)などの頭文字の情報が上あるいは
下方向へスクロールされる。そして選択したい頭文字を
含む複数の情報が表示された時にローラー部32A,3
2Bのいずれかを1パルス分ずつ回転させて、所望の頭
文字にカーソルを合わせ第二のローラー部32Bの中央
付近を押下することによりスイッチ32Dがオンとな
り、その頭文字でRAM29に登録されている氏名が取
出されて表示され、さらに選択したい氏名にカーソルを
合わせた状態で第二のローラー部32Bを押下すること
によりスイッチ32Dがオンとなってその名前が確定さ
れ、もう一度押下することにより発信されるように設定
されている。
【0035】このように本実施の形態に用いた多機能ス
イッチ32のローラー部32A,32Bの回転操作は、
一方を回転させた後続いて他方を回転させるように指を
移動することによって優れた操作性を実現するための十
分な回転信号を得ることができ、表示手段25上の頭文
字や氏名などの情報を所望の速度で上下方向へスクロー
ルできると共に、1パルスを発生させるための回転量を
適切量としてカーソルを一行ずつ移動させることも確実
に行なえ、二行移動してしまうなどの誤操作を起こしに
くくするものである。
【0036】このように本実施の形態によれば、二つの
ローラー部により所望の情報の選択操作における操作性
を損なうことなく多機能スイッチを薄形なものにするこ
とができると共に、指の位置を多機能スイッチ上に置い
たままで押下することにより選択された情報の確定や発
信操作が行なえ、迅速且つ確実な発信操作を行なうこと
ができる薄形の移動体通信端末装置の提供が可能にな
る。
【0037】(実施の形態2)図6は本発明の第2の実
施の形態による移動体通信端末装置に用いた多機能スイ
ッチの斜視図であり、ローラー部32Bには接点式、光
学式、磁気式などで構成される一つの回転検出部32G
が結合されており、二つのローラー部32Aと32Bは
同じ方向に回転するようにそれぞれ同じ側の一端でベル
ト32Hによって連結されている。
【0038】そして、親指などで二つのローラー32A
と32Bのどちらか一方を回転させると回転方向、回転
量に応じて回転検出部32Gから随時信号を発生し、続
いて隣接する他方を回転させた時に総回転量として累積
された回転量を得ることができるため、一つのローラー
部32Bに結合した回転検出部32Gを設けるだけで総
回転量に従った回転信号をCPU27に伝えられて上述
の実施の形態1と同様の動作を行なうことができるもの
である。
【0039】このように本実施の形態によれば、複数の
ローラー部にそれぞれ結合された回転検出部を設けなく
ても一つのローラー部に回転検出部を設けるだけで実施
の形態1と同様の効果を得られるものであり、操作性に
優れ、かつ移動体通信端末装置の小型化と合理化を可能
にするものである。
【0040】(実施の形態3)図7は本発明の第3の実
施の形態による移動体通信端末装置に用いた多機能スイ
ッチの斜視図であり、ローラー部32Bの中央付近下部
にスイッチ32Dがプリント基板32Fに実装されて配
置されていることは、実施の形態1および2のものの場
合と同様であるが、さらにローラー部32Aの両端部付
近下部に選択手段としてのスイッチ32I,32Jがプ
リント基板32Fに実装されて配置されている。
【0041】ここでローラー部32Bの中央付近を押下
すると基台部32Eが傾きスイッチ32Dがオンするこ
とは実施の形態1および2のものの場合と同様である
が、本実施の形態のものの場合は基台部32Eの底面端
部から突出した支点部32Lが端部の中央付近のみに設
けられており、ローラー部32Aの両端部付近のどちら
かを押下した場合には、基台部32Eが押下された端部
側へ傾くと共にスイッチ32Iまたは32Jを押圧して
オンさせるように構成されている。
【0042】そして、スイッチ32I,32Jのオン信
号をCPUに伝達させ、表示手段上に左右方向に表示さ
れた選択項目を選択操作できるように設定することがで
きるものである。
【0043】このように本実施の形態によれば、二つの
ローラー部による回転信号と三つのスイッチによるオン
信号を利用することによって、上下方向のスクロール操
作性に優れているだけでなく、指を左右にスライドして
ローラー部の端部を押下するだけで左右方向の選択操作
も同じローラー部を操作して行なうことができ、上下選
択/左右選択/確定の繰り返し操作を確実に迅速に行な
える移動体通信端末装置の提供が可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、回転検出
部と結合された複数の小径棒状のローラー部が所定間隔
で略平行に配置された多機能スイッチを用い、このロー
ラー部を指で回転操作した時に表示手段上に表示された
情報選択が容易に行なえるように十分なスクロール速度
を確保しつつ、カーソルの一行ずつの移動も確実に行な
える薄型の移動体通信端末装置を実現することができる
と共に、一つのローラー部の両端下部と他のローラー部
の中央下部にスイッチをそれぞれ配置するにより、ロー
ラー部の操作だけで上下選択/左右選択/確定の繰り返
し操作を確実に迅速に行なえるように設定できる移動体
通信端末装置の提供が可能になるという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による移動体通信端
末装置の概観図
【図2】同構成を示すブロック図
【図3】同移動体通信端末装置に搭載された多機能スイ
ッチの斜視図
【図4】同ローラー部の回転量とパルス信号の関係を説
明する図
【図5】同表示の流れを説明する図
【図6】本発明の第2の実施の形態による移動体通信端
末装置に用いた多機能スイッチの斜視図
【図7】本発明の第3の実施の形態による移動体通信端
末装置に用いた多機能スイッチの斜視図
【図8】従来の移動体通信端末装置の概観図
【図9】同構成を示すブロック図
【図10】同多機能スイッチの斜視図
【図11】同表示の流れを説明する図
【図12】同多機能スイッチのローラー部の回転量とパ
ルス信号の関係を説明する図
【符号の説明】
21 携帯電話装置 22 装置本体 23 マイク 24 スピーカ 25 液晶ディスプレイ 26 操作部 27 CPU 28 ROM 29 RAM 30 送受信回路部 31 アンテナ 32 多機能スイッチ 32A,32B ローラー部 32C,32G 回転検出部 32D,32I,32J スイッチ 32E 基台部 32F プリント基板 32H ベルト 32K,32L 支点部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B087 AA06 AE00 BC12 BC13 BC19 BC26 DD03 DE03 DE07 5K023 AA07 BB03 GG02 GG04 HH06 5K027 AA11 BB14 EE01 EE11 FF22 MM04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の選択項目を記憶した記憶部と、装
    置全体の動作を制御する電子回路部と、この電子回路部
    と前記記憶部を収容したケースと、前記電子回路部が発
    生する信号を外部へ出力すると共に外部からの信号を受
    信して前記電子回路部へ伝送する送受信手段と、前記ケ
    ースの表面に露出した操作部が操作されて前記電子回路
    部へ信号を入力する複数の入力手段と、前記電子回路部
    が発生する所定の情報を表示すると共に選択項目が表示
    された時に現在選択されている項目を示すカーソルを備
    えた表示手段と、前記ケースの表面に少なくとも一部が
    露出して所定間隔で略平行に配設された複数の棒状のロ
    ーラー部と、この複数のローラー部の回転を検出して回
    転信号を発生する回転検出部からなり、前記ローラー部
    を回転させた時に、前記回転検出部の回転信号に対応し
    て前記記憶部から選択項目が取出されて前記表示手段上
    に表示され、所望の選択項目が前記カーソルに合致した
    時に所定の確定信号を入力して所望の選択項目を確定で
    きるように設定された移動体通信端末装置。
  2. 【請求項2】 複数のローラー部が、少なくとも一本の
    ローラー部を回転させた時に他のローラー部も同方向に
    回転するように連結された請求項1記載の移動体通信端
    末装置。
  3. 【請求項3】 ローラー部が押下可能な基台部上に回転
    可能に保持されると共に、基台部の中央部下方に確定信
    号入力手段を設けた請求項1または2記載の移動体通信
    端末装置。
  4. 【請求項4】 ローラー部の少なくとも一方の端部を押
    下することによって、前記ローラー部の回転方向と直交
    する方向に表示された表示手段上の選択項目を選択操作
    できる選択手段を設けた請求項3記載の移動体通信端末
    装置。
JP18728299A 1999-07-01 1999-07-01 移動体通信端末装置 Pending JP2001016312A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011230770A (ja) * 2011-08-26 2011-11-17 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
CN102361489A (zh) * 2011-10-27 2012-02-22 捷开通讯科技(上海)有限公司 移动终端的拨号装置

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JP2011230770A (ja) * 2011-08-26 2011-11-17 Tokai Rika Co Ltd シフト装置
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