JP2008542032A - ストッパロッド - Google Patents

ストッパロッド Download PDF

Info

Publication number
JP2008542032A
JP2008542032A JP2008514190A JP2008514190A JP2008542032A JP 2008542032 A JP2008542032 A JP 2008542032A JP 2008514190 A JP2008514190 A JP 2008514190A JP 2008514190 A JP2008514190 A JP 2008514190A JP 2008542032 A JP2008542032 A JP 2008542032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stopper rod
sealing means
piston element
rod according
insert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008514190A
Other languages
English (en)
Inventor
ペイン,マーク
ニッツル,ゲラルド
シュロットボーム,ヴェルナー
ヘンリッヒ,ホルスト−ギュンター
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Foseco International Ltd
Original Assignee
Foseco International Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0511202A external-priority patent/GB0511202D0/en
Priority claimed from GB0523894A external-priority patent/GB0523894D0/en
Application filed by Foseco International Ltd filed Critical Foseco International Ltd
Publication of JP2008542032A publication Critical patent/JP2008542032A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • B22D41/16Closures stopper-rod type, i.e. a stopper-rod being positioned downwardly through the vessel and the metal therein, for selective registry with the pouring opening
    • B22D41/18Stopper-rods therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22DCASTING OF METALS; CASTING OF OTHER SUBSTANCES BY THE SAME PROCESSES OR DEVICES
    • B22D41/00Casting melt-holding vessels, e.g. ladles, tundishes, cups or the like
    • B22D41/14Closures
    • B22D41/16Closures stopper-rod type, i.e. a stopper-rod being positioned downwardly through the vessel and the metal therein, for selective registry with the pouring opening
    • B22D41/18Stopper-rods therefor
    • B22D41/186Stopper-rods therefor with means for injecting a fluid into the melt

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Lift Valve (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

タンディッシュからの熔融鋼鉄の流れを制御するストッパロッドはストッパロッドの内部通路(12b、12c)内に部分的に受容される金属ピストン要素(15a、15b、15c)を有し、前記ピストン要素は、その横方向拡大部の台形下面と、ストッパロッド通路の補完的据え付け面との間でシール手段(19a、19b、19c)を圧縮し、インサート(20、24、27c)がピストン要素の横方向拡大部の上方の位置においてピストン要素とストッパロッド胴体の一方に螺合され、さらなるシール手段(21、25、25a、25b)が前記インサートとピストン要素の間に設けられる。好ましくはインサートは、さらなるシール手段(25a、25b)を圧縮するワッシャ(26c)の上にねじ込まれるナット(27c)である。

Description

この発明は、タンディッシュのような容器から鋳型への熔融金属の流れを制御するストッパロッド、より好ましくは容器内の融液に不活性ガスを供給するためのストッパロッドに関する。
そのようなストッパロッドは周知であり、それはストッパロッドが設けられる容器の外部にある昇降装置によりその縦軸の方向に移動し、それにより、容器の底にある出口開口の開きが大きくなったり小さくなったりし、ストッパロッドはその下端位置において開口の中に嵌ってそれを完全に遮断する。開口を通る金属の流れはこのようにして制御可能である。
しかしながら、鉄鋼加工ではごく普通の極端な条件によりストッパロッドの材料と設計に過酷な負担がかかり、ストッパロッドは何時間にもわたり熔融金属の影響に耐えなければならない。注湯工程中にストッパロッドに作用する広い温度変動に耐えることも可能でなければならない。さらに、ストッパロッドが不活性ガスを金属融液に導入する働きをする場合、ストッパロッド胴体と、昇降装置の前記胴体の中に延びる部分との間の接続部を通ってストッパロッドの内部、従って金属融液に空気が到達しないことが重要である。なぜなら、これが酸化の増加、従って鋼鉄品質の劣化をもたらすことになるからである。この接続部は、接続部に作用する大きい熱および機械的負荷により特に問題となる。詳細には、接続部に係る異なる材料間の個々の熱膨張係数の相違を補償し、あるいは考慮に入れる必要がある。
本発明の目的は、改良された形のストッパロッドを提供することである。
本発明によれば、耐熱材料のストッパロッド胴体であって、前記胴体の第1の端部からその第2の端部に向かって延びる内部通路を有する耐熱材料のストッパロッド胴体と、その両端部の一方が前記通路内に受容される金属ピストン要素であって、前記ピストン要素が前記通路の横方向拡大部に受容される横方向拡大部を有し、前記通路の横方向拡大部が据え付け面を定める金属ピストン要素と、前記据え付け面と、前記ピストン要素の前記横方向拡大部の下側との間にあるシール手段とを備えるストッパロッドであって、前記ピストン要素の前記横方向拡大部の上方の位置において前記ピストン要素と前記ストッパロッド胴体の一方にインサートが螺合され、さらなるシール手段が前記インサートと前記ピストン要素の間に設けられることを特徴とするストッパロッドが提供される。
好ましくは、使用時にストッパロッドを昇降装置に接続するピストン要素はそこを通って延びるガス供給通路を有する。
望ましくは、シール手段はグラフォイルシールである。一つの実施例において、インサートはピストン要素に螺合される。その実施例において、さらなるシール手段はパッキングランドシールである。もう一つの実施例において、インサートはストッパロッド胴体に螺合される。その実施例において、さらなるシール手段はグラフォイルシールであり、これは好ましくは、前記シール手段を形成するグラフォイルシールより厚い。なおさらなる実施例において、インサートは、好ましくはストッパロッドに圧入されてその一部を形成するセラミックインサートに螺合される。
都合よくシール手段は、それぞれピストン要素と前記据え付け面の拡大部の、補完的円錐台面の間に設けられる。ストッパロッドが熱くなるまでシール手段はピストン要素とストッパロッド胴体の間に圧縮され、それらの間に気密シールをもたらす。ストッパロッドが熱くなる際に、シール手段によりもたらされたシールが金属ピストン要素の膨張により漏れ始めても、気密性はさらなるシール手段により維持される。
好都合にも、前記一つの実施例において、インサートはピストン要素上の補完的ネジに係合される。インサートはさらなるシール手段上にしっかりとねじ込まれてストッパロッド胴体の通路の内側環状壁に対して半径方向のシールを行う。金属ピストン要素が膨張したら、アセンブリ全体が単純にわずかに上に摺動するが、さらなるシール手段にかかる力、従って気密性は維持される。
前記もう一つの実施例において、インサートはカラーであり(これは金属でもセラミックスでもよい)、ストッパロッド胴体内の内部通路の上内側表面において対応するネジに螺合される。ネジはストッパロッド胴体通路内にプレスされ、あるいはストッパロッド胴体の一部を形成する圧入されたセラミックインサートにより与えられる。最初は、カラーはさらなるシール手段を圧縮するように締められる。金属ピストン要素が膨張したら、さらなるシール手段は膨張するピストン要素と拘束されたカラーの間にさらに圧縮する力を受け、有効な気密シールをもたらす。
本発明による好ましい実施例において、インサートはピストン要素上に螺合されたナットの形式をしており、このナットは締められたときに、前記さらなるシール手段の軸方向圧縮を行い、結局ストッパロッド胴体とピストン要素の間をシールする。
ナットは好ましくはワッシャを介して前記のさらなるシール手段の軸方向圧縮を行う。望ましくは、ワッシャはストッパロッド胴体の一端においてピストン要素の周りに配置される。好都合にも、ワッシャはさらなるシール手段、特にストッパロッド胴体内の内部通路の上端部の直径より大きく、その上端部にいて、さらなるシール手段が受容される。さらなるシール手段は好ましくは二つのグラフォイルシールであり、それは、ナットが緩められるときに、ストッパロッド胴体の前記上端部から突き出ており、ナットがワッシャの上に締められてワッシャがグラフォイルシールを圧縮するようにするときに通路の前記上端部の中に軸方向に圧縮される。
さて、発明は添付図を参照して例として述べられる。
図1は耐熱/セラミック材料の従来のストッパロッド胴体11を有する先行技術のストッパロッド10の上端部を模式的に示す。円形断面の縦孔12がその上端部からストッパロッド胴体11内で中心軸方向に延びている。孔の上側の開いた端部から短距離下がったところで、それは内に向かって段が付けられて据え付け面13を定める円錐台状ショルダを形成する。一定の直径の円形断面部がこの面13から下に延び、これは孔の半径方向に拡大された部分につながり、その部分の中にセラミックインサート14が固定され、インサートはストッパロッド胴体11に固定される。このインサート14の下において孔12の残部が表面13とインサーと14の間の部分と同じ直径を有する。従って、表面13を含む末端部に至る孔12の最上部は孔12の横方向(半径方向)拡大部である。インサートはセラミックスではなくて、金属またはサーメット材料で出来ていてもよい。
図1に示されるように、この孔12の上部の中に金属ピストンロッド15が延びており、これは、使用時にタンディッシュのような容器内で孔12の外側のその上端部においてストッパロッドを通常の方式で昇降する昇降装置に何らかの都合のよい方式で固定される。ピストンロッド15は円形断面をもつが、環状カラー16の形式の横方向(半径方向)拡大部を備え、その外部形状は面13の上方にある孔12の下端部に面13と共に実質的に整合する。言い換えれば、カラーの上部は17のように円筒形であり、一方、下部は円錐台状据え付け面13に整合する円錐台面18の形をしている。カラー16の下には、ピストンロッド15がその通常の円形直径をもつが、これはインサート14の位置に外ネジを備え、それにより、ロッド15のインサート14との係合によりピストンロッド15の上昇がストッパロッド胴体11に伝達されて使用時にストッパロッド10を通常の方式で昇降できるようにする。図1に示されるように、対応する円錐台面13および19の間にはグラフォイルシール19が設けられる。図示されないが、普通は、通常のやり方でストッパロッド胴体11内の孔12の下部の中に不活性ガスを伝達するピストンロッド15の中心を通るガス流路があるのが実情であり、この不活性ガスは一般的に、ストッパロッドの下側ノーズ部内の開口を通って、ストッパロッドが受容される容器内の熔融金属の中に供給される。
図1に示される先行技術のシステムでの問題は、ストッパロッドが使用時に加熱されたときに、ピストンロッド15の熱膨張が、グラフォイルシール19に加えられる圧力の低下をもたらし、結局漏れをもたらすことである。
図2に示される本発明の実施例はその問題を解決するように設計される。図面から分かるように、図1に示されるストッパロッドの全ての特徴は図2に存在し、適宜同一番号が添え字aを添えて付けられた。図1の配置で特定されたシール問題を克服するために、図2ではナット20の形式のインサートが、図示のようにナット20の上面がストッパロッド胴体11の上面と実質的に同一平面になるように、カラー16の円筒部17の上に面した表面のいくらか上方の位置においてピストンロッド15aに螺合される。ナット20の下端部とカラー16の円筒部17の上面の間には例えばパッキングランドシール21の形式のシール手段がある。一般的にこのシール21は、ストッパロッドが加熱されないときでもナット20のねじ込みにより圧縮されることになり、それにより、図2においてシール21にある矢印により示されるように何らかの半径方向シールがある。従って、孔12が図1におけるようにカラー16の上に開かないで、孔12のこの部分は今や図示のようにナット20とシール21を受容する。
従って、図2に示される配置では、ナットがピストンロッド15aに接続される限り、ピストンロッド15a(およびナット20)の熱膨張があるときでもシール21による半径方向シールは維持される。金属加工品が膨張する際に、アセンブリ全体が単純にわずかに上に摺動するけれども、グラフォイルシール19aに漏れがあったとしてもシール21にかかる力、従って気密性は維持される。金属ではなく、ナット20は、サーメットで出来た、あるいは場合によっては何か他の耐熱性の形状維持材料で出来たセラミックスでもよく、シール19aとシール21は述べられたものとは異なる材料で出来ていてもよい。図1にも図2にも示されないが、ストッパロッドでは周知のように、ストッパロッド胴体の最上部にある何らかの拘束手段が、ストッパロッドのこの端部から延びるピストンロッドの部分の周りに設けられてもよいことは言うまでもない。そのような手段は図3に関連して述べるつもりであり、これらが図2の配置に同様に適用できることは言うまでもない。
図3に示される発明の実施例は図2に示されるものと多くの点において似ており、やはり、同様の構成要素は同様に番号が付けられるが、添え字bが添えられる。従って、図3に示されるストッパロッドがその開いた上端部から中を通って延びる縦孔12bを有する耐熱/セラミックストッパロッド胴体11bを備えることが分かる。孔12bのこの上側の横方向(半径方向)拡大部には円錐台形状の据え付け面13bが形成され、この面13bの下に間隔を空けて固定用インサート14bが胴体11の材料の中に圧入され、それに金属ピストンロッド15bの外ネジ付き端部が係合し、それにより、ピストンロッドの昇降が結局その容器内のストッパロッドの昇降をもたらす。
好ましくは金属製であるピストンロッド15bはそこを通って延びる中心ガス通路22を有する。その外側には、上側円筒部17bと、円錐台状下面18bを有する下部とで構成されるカラー16bが設けられる。図2の配置のように、シール19b、好ましくはグラフォイルシールは円錐台面18bと据え付け面13bの間に閉じ込められてストッパが加熱されないときに気密シールをもたらす。
ネジ山23が、例えば孔12bの上部の内面に圧入することにより設けられ、環状カラー24の形式のインサートまたは同等物がネジ山23に螺合され、図示のように、カラーの内側円筒面とピストンロッド15bの外側円筒面の間に半径方向の隙間がある。これは図2の配置(この場合、この半径方向の隙間はナット20の外面と、ナットが受容される孔の内側円筒面との間に設けられてもよい)と対照的である。
図3から、カラー24の下面と、カラー16bの上に向いた上面との間に厚いグラフォイルシール25が閉じ込められ、これはその上側の内ネジ部の下の孔12bの内面に対して半径方向にシールすることが分かる。
カラー24はシール25の上にねじ込まれ、シールはそれにより圧縮される。従って、ストッパロッドが加熱されないときは、シール19bとシール25の両方を介したシールがあり、その両方のシールが圧縮下にある。しかしながら、ストッパロッドが加熱され、ピストンロッド15bが膨張する際に、シール19bは、ピストンロッド15bの膨張によりその圧縮が減少するので通常の方式では漏れの開始が起こり得る。しかしながら、固定されたねじ込まれたカラー24により拘束された上側シール19bは膨張するピストンロッド15bと拘束されたカラー24の間のさらなる圧縮力を受けて有効な気密シールをもたらす。図3はストッパロッド胴体11bの最上部にあるピストンロッド15b上の従来ワッシャ26を示し、このワッシャはピストンロッド15bの上に螺合されるナット27によりストッパロッド胴体の最上部の上に押さえつけられ、ワッシャとナットはストッパロッド胴体の最上部においてありきたりのロックをもたらす。
図3に示される配置は、シール25にかかる力が、金属加工品が膨張するにつれ増加する点で有利であると信じられる。いくつかの例において、ストッパロッド胴体の耐熱材料にねじ山を付ける必要がある結果としての如何なる問題も克服するためにストッパの外部に帯を付ける必要があるかもしれない。
ストッパロッド胴体の耐熱材料にねじ山を付けるそのような問題の何れも、カラー24の係合のためのネジ山23aがストッパロッド胴体の中に同時圧入されたセラミックインサート28により与えられてその部分を形成する図4の実施例により克服される。図示のように、シール25の上部はインサート28の下側のネジ山のない部分において受容される。
従って、図2、3及び4に示される実施例のそれぞれについて、先行技術のストッパロッドで特定された熱膨張/シール問題は単純でしかも有効な方式で克服される。
図5に示される発明のストッパロッドはいくつかの点で図3に示されるものと似ており、使用時に最上部であるストッパロッドの端部において開いている、中心長手方向に延びる円形断面の孔12cを有する耐熱/セラミック材料のストッパロッド胴体11cを有する。孔12cのこの上側の横方向(半径方向)拡大部には円錐台形状の据え付け面13cが形成され、この面の下に間隔を空けて、(セラミックの)固定用インサート14cが胴体11cの材料の中に圧入され、これにロッド15cの形式の好ましくは金属製のピストン要素の外ネジ端部が係合され、それにより、ピストンロッドの昇降が結局その容器内のストッパロドの対応する昇降をもたらすことになる。
ピストンロッド15cはそれを通る中心ガス通路を有する。それは上側円筒部17cと円錐台下面18cで構成される外側カラー16cを有する。シール19c、好ましくはグラフォイルシールは面18cと据え付け面13cの間に閉じ込められてストッパロッドが加熱されないときに気密シールをもたらす。
カラー16cの上には孔12cの外側のピストン要素の少なくとも一部が28で示されるように外ネジが付けられる。ありきたりのワッシャ26cが図3の実施例のようにピストン要素上に受容され、やはり図3のように、ナット27cの形式のありきたりのインサーがネジ山28に係合され、ナットが締められたときにワッシャを下に押す。ワッシャはストッパロッド胴体の最上部における孔12cの直径よりずっと大きい直径を有する。
二つのグラフォイルシール25aおよび25bの形式のさらなるシール手段がピストンロッド15cの周りに設けられ、カラー16cの上に向いた最上部の環状面により支持される。これらのシールが軸方向に圧縮されないときに上側シールはストッパロッド胴体の上端部から突き出た状態にある。これは図面の左側に示される。ここではナット27cは緩められた状態にあり、従って、ワッシャ26cにはナットにより力が働かない。ワッシャの重量もシールに作用するが、それらを軸方向に圧縮しない。従って、それらが半径方向に圧縮されないので、それらによりピストンロッドとストッパロッド胴体の間には有効なシールが生じない。
しかしながら、今度は図面の右側に示されるようにナット21cが締められれば、それはピストンロッドのネジ28を下に移動し、ワッシャ26cを軸方向下に押してシール25a、25bを右側に示される位置まで圧縮し、ワッシャはストッパロッド胴体の最上部に係合する。シールの軸方向圧縮はそれらを半径方向に膨張させ、ピストンロッドとストッパロッド胴体の間に気密シール(図示のような)を形成させる。
代わりの実施例において、ワッシャが孔12cの上端部内に受容され、従って、それがシール25a、25bを軸方向に圧縮するときに少なくとも部分的にその中に受容されるような大きさであってもよいことは言うまでもない。なおさらなる実施例において、ナット27cのようなピストンロッド上に螺合されたインサートもまた孔12c内に少なくとも部分的に受容されてワッシャを押し下げることもできる。言い換えれば、この配置は図2のものと似ていてもよいが、インサートとさらなるシール手段の間にワッシャが追加される。さらなるシール手段は何れの実施例においても単一シールでも、何れの適当数のシールでもよい。これらの代わりの実施例では、非圧縮時に単一シールまたは一つ以上のシールが突き出た状態にあることはもちろん必要ではない。
先行技術のストッパロッドの上端部の内部の模式的側面図である。 発明のストッパロッドに対する図1と同様の図である。 発明のさらなる実施例によるストッパロッドに対する、図2と同様の図である。 発明のさらなる実施例によるストッパロッドの図3と同様の図である。 発明のストッパロッドの上端部の分割された模式的断面図であり、左半分は圧縮されないシール手段を示し、右半分は圧縮されたシール手段を示す。
符号の説明
10 ストッパロッド
11a ストッパロッド胴体
11b ストッパロッド胴体
11c ストッパロッド胴体
12b 内部通路
12c 内部通路
13b 据え付け面
13c 据え付け面
14b 固定用インサート
14c 固定用インサート
15a ピストンロッド
15b ピストンロッド
15c ピストンロッド
16b カラー
16c カラー
17b 上側円筒部
17c 上側円筒部
18b 円錐台下面
18c 円錐台下面
19a シール
19b シール
19c シール
20 ナット
21c ナット
22 ガス通路
23 ネジ
23a ネジ
24 環状カラー
25 さらなるシール手段
25a さらなるシール手段
25b さらなるシール手段
26 ワッシャ
26c ワッシャ
27 ナット
27c ナット
28 インサート、ネジ

Claims (25)

  1. 耐熱材料のストッパロッド胴体であって、前記胴体の第1の端部からその第2の端部に向かって延びる内部通路を有する耐熱材料のストッパロッド胴体と、
    その両端部の一方が前記通路内に受容される金属ピストン要素であって、前記ピストン要素が前記通路の横方向拡大部内に受容される横方向拡大部を有し、前記通路の部分が据え付け面を定める金属ピストン要素と、
    前記据え付け面と、前記ピストン要素の前記横方向拡大部の下側との間にあるシール手段と
    を備えるストッパロッドであって、
    前記ピストン要素の前記横方向拡大部の上方の位置において前記ピストン要素と前記ストッパロッド胴体の一方にインサートが螺合され、さらなるシール手段が前記インサートと前記ピストン要素の間に設けられる
    ことを特徴とするストッパロッド。
  2. 前記インサートが前記ピストン要素に螺合されるナットの形式をしており、前記ナットが、締め付けられるときに、前記さらなるシール手段の軸方向圧縮を行い、結局前記ストッパロッド胴体と前記ピストン要素の間にシールをもたらすことを特徴とする請求項1に記載のストッパロッド。
  3. 前記ナットがワッシャの媒介により前記さらなるシール手段の軸方向圧縮を行うことを特徴とする請求項2に記載のストッパロッド。
  4. 前記ワッシャが前記ストッパロッド胴体の一端において前記ピストン要素の周りに配置されることを特徴とする請求項3に記載のストッパロッド。
  5. 前記ワッシャが前記さらなるシール手段より大きいことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のストッパロッド。
  6. 前記ワッシャが前記ストッパロッド胴体内の内部通路の上端部の直径より大きい直径を有し、前記上端部内に前記さらなるシール手段が受容されることを特徴とする請求項5に記載のストッパロッド。
  7. 前記さらなるシール手段が二つのグラフォイルシールであり、それらが、前記ナットが緩められるときに前記ストッパロッド胴体の前記上端部から突き出た状態にあり、前記ナットが前記ワッシャの上に締め付けられるときに前記通路の前記上端部の中に軸方向に圧縮されて前記ワッシャが前記グラフォイルシールを軸方向に圧縮するようにすることを特徴とする請求項3ないし6の何れかに記載のストッパロッド。
  8. 前記さらなるシール手段が3つの別個のグラフォイルシールを備えることを特徴とする請求項1ないし7の何れかに記載のストッパロッド。
  9. 使用時に前記ストッパロッドを昇降装置に接続するのに役立つ前記ピストン要素がそこを通って延びるガス供給を有することを特徴とする請求項1ないし8の何れかに記載のストッパロッド。
  10. 前記シール手段がグラフォイルシールであることを特徴とする請求項1ないし9の何れかに記載のストッパロッド。
  11. 前記インサートが前記ピストン要素に螺合されることを特徴とする請求項1に記載のストッパロッド。
  12. 前記さらなるシール手段がパッキングランドシールであることを特徴とする請求項11に記載のストッパロッド。
  13. 前記インサートが前記ストッパロッド胴体に螺合されることを特徴とする請求項1に記載のストッパロッド。
  14. 前記さらなるシール手段がグラフォイルシールであることを特徴とする請求項13に記載のストッパロッド。
  15. 前記グラフォイルシールが前記シール手段を形成するシールより厚いことを特徴とする請求項14に記載のストッパロッド。
  16. 前記インサートがセラミックインサートに螺合されることを特徴とする請求項1に記載のストッパロッド。
  17. 前記セラミックインサートが前記ストッパロッドに圧入されてその一部を形成することを特徴とする請求項16に記載のストッパロッド。
  18. 前記シール手段が、それぞれ前記ピストン要素の前記拡大部の補完的円錐台面と、前記据え付け面との間に設けられることを特徴とする請求項1ないし17の何れかに記載のストッパロッド。
  19. 前記ストッパロッドが熱くなるまで、前記シール手段が前記ピストン要素と前記ストッパロッド胴体の間圧縮され、それらの間に気密シールをもたらすことを特徴とする請求項18に記載のストッパロッド。
  20. 前記インサートが前記ピストン要素上の補完的ネジに螺合されることを特徴とする請求項11に記載のストッパロッド。
  21. 前記インサートが前記さらなるシール手段の上にしっかりとねじ込まれて前記ストッパロッド胴体の前記通路の内側環状壁に対する半径方向シールを行うことを特徴とする請求項20に記載のストッパロッド。
  22. 前記インサートがカラーであることを特徴とする請求項13に記載のストッパロッド。
  23. 前記カラーが、前記ストッパロッド胴体内の内部通路の上側内面において対応するネジに螺合される金属またはセラミックスであることを特徴とする請求項22に記載のストッパロッド。
  24. 前記ネジが前記ストッパロッド胴体通路に圧入されることを特徴とする請求項23に記載のストッパロッド。
  25. 前記ネジが前記ストッパロッド胴体の一部を形成する圧入インサートにより与えられることを特徴とする請求項24に記載のストッパロッド。
JP2008514190A 2005-06-02 2006-06-01 ストッパロッド Pending JP2008542032A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0511202A GB0511202D0 (en) 2005-06-02 2005-06-02 Stopper rod
GB0523894A GB0523894D0 (en) 2005-11-24 2005-11-24 Stopper rod
PCT/GB2006/001991 WO2006129091A2 (en) 2005-06-02 2006-06-01 Stopper rod

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008542032A true JP2008542032A (ja) 2008-11-27

Family

ID=37027483

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008514190A Pending JP2008542032A (ja) 2005-06-02 2006-06-01 ストッパロッド

Country Status (15)

Country Link
US (1) US20090152778A1 (ja)
EP (1) EP1885516B1 (ja)
JP (1) JP2008542032A (ja)
KR (1) KR20080016723A (ja)
AR (1) AR055963A1 (ja)
AT (1) ATE500012T1 (ja)
AU (1) AU2006253947A1 (ja)
BR (1) BRPI0610966A2 (ja)
CA (1) CA2610580A1 (ja)
DE (1) DE602006020436D1 (ja)
EA (1) EA200702645A1 (ja)
MX (1) MX2007015023A (ja)
TN (1) TNSN07451A1 (ja)
TW (1) TW200709873A (ja)
WO (1) WO2006129091A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262169A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属用電磁ポンプ

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5022054B2 (ja) * 2007-02-07 2012-09-12 黒崎播磨株式会社 ストッパー構造体およびその製造方法
KR100925440B1 (ko) 2008-01-28 2009-11-06 엘지전자 주식회사 물리 하이브리드 arq 지시 채널 할당 방법
KR101482071B1 (ko) * 2014-09-03 2015-01-14 주식회사 영진이엠티 스토퍼 로드
KR101584135B1 (ko) 2015-07-09 2016-01-11 신일인텍 주식회사 스토퍼 로드

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946083A (en) * 1988-12-29 1990-08-07 Vesuvius Crucible Company One-piece stopper rod
DE4040189C1 (en) * 1990-12-15 1992-01-02 Didier-Werke Ag, 6200 Wiesbaden, De Ceramic plug for outlet from metallurgical vessel - has supporting pipe with annular space to form sealing face, and nut is screwed onto it through which gas is delivered
DE9109532U1 (de) * 1991-08-01 1991-10-10 Radex-Heraklith Industriebeteiligungs AG, Wien Gasblasender Stopfen
DE9109536U1 (de) 1991-08-01 1991-09-26 Kissner, Walter, 6000 Frankfurt Schultertasche

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009262169A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Sukegawa Electric Co Ltd 溶融金属用電磁ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
ATE500012T1 (de) 2011-03-15
EP1885516A2 (en) 2008-02-13
KR20080016723A (ko) 2008-02-21
WO2006129091A2 (en) 2006-12-07
US20090152778A1 (en) 2009-06-18
TW200709873A (en) 2007-03-16
AU2006253947A1 (en) 2006-12-07
EA200702645A1 (ru) 2008-04-28
CA2610580A1 (en) 2006-12-07
MX2007015023A (es) 2008-02-07
BRPI0610966A2 (pt) 2019-05-14
AR055963A1 (es) 2007-09-12
EP1885516B1 (en) 2011-03-02
TNSN07451A1 (en) 2009-03-17
DE602006020436D1 (de) 2011-04-14
WO2006129091A3 (en) 2007-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008542032A (ja) ストッパロッド
JPH02182357A (ja) ワンピース型ストッパ・ロッド
CN108131345B (zh) 一种高阻尼直动式溢流阀
EP1893370B1 (en) Stopper rod
CN101189086B (zh) 柱塞杆
US7597221B2 (en) Elongated stopper device
US11015670B2 (en) Vibration damper
JP2001191152A (ja) 鋳造用ストッパー
JP3266263B2 (ja) 金属製容器用の栓止め棒を吊上げ装置と結合する装置、該装置に適当な栓止め棒、及び装置を製造する方法
WO1999028066A1 (en) Stopper rod
RU2338626C2 (ru) Стопорный стержень
RU2372165C2 (ru) Устройство подачи газа
CZ10896A3 (en) Connecting system of a stopper rod for a metallurgical vessel and process for producing such connecting system
JP3301470B2 (ja) 液圧緩衝器
US10532508B2 (en) Seal ring for vent saddle in extrusion barrel
MXPA00005146A (en) Stopper rod
EA034188B1 (ru) Крепежное приспособление для цилиндрической керамической полой детали и огнеупорный керамический газопродувочный кран с таким крепежным приспособлением
CZ20001957A3 (cs) Zátková tyč