JP2008541190A - ダイクロイックビームスプリッタと関連する装置および方法 - Google Patents

ダイクロイックビームスプリッタと関連する装置および方法 Download PDF

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Abstract

平行ではない入口面と出口面とを有し、これらの面の間の距離を小さくしたダイクロイックビームスプリッタであり、効果的な構成として、非球面の出口面を2重チャンネル光システムに用いることができ、その際、特に、一方のチャンネルは赤外光専用とし、他方のチャンネルは可視または近赤外光専用とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、一般的にはダイクロイックビームスプリッタに関し、具体的には2重チャンネル光システムの中で用いられるダイクロイックビームスプリッタに関し、さらに具体的には、1つのチャンネルが赤外チャンネルであり、もう1つのチャンネルが可視または近赤外チャンネルである、という2重チャンネル光システムの中で用いられるダイクロイックビームスプリッタに関する。
数多くの光システムが、当該光システムの視界の内部の1以上の目標対象物から発せられる光および/または反射される光で構成される光景を観察する、という用途で用いられている。こうした光システムは、典型的な構成として、システムに入る光の方向を変えて、1つまたは複数の点において像を形成し、その点で形成された像は、目で見ること、または電荷結合装置(CCD)などのセンサで感知することが可能である。
米国特許4,240,707号公報には、古典的なCookeのトリプレットに基づいた3鏡全反射光システムが記述されている。´707号公報の装置は、良好な性能を保ちながら、中程度の視界(約8〜10度)を持つことができる。´707号公報の明瞭化した(un-obscured)全反射光システムは、単一のスペクトル帯に関する軸外れ(off-axis)の迷光の除去や高い透過率という点で優れている。
場合によっては、目標対象物を2つのスペクトル帯を利用して観察するのが望ましいこともある。2つのスペクトル帯の使用を実現する手法については様々なものが知られている。こうした2重チャンネルの手法には、(1)同じ光システムを2つ用いるもの、(2)像面の後に2つのリレーを実装するもの、(3)像面の前にダイクロイックビームスプリッタを配置するもの、が含まれる。
ダイクロイックビームスプリッタはしばしば、入射光を別々の2つのスペクトル帯に分割するのに用いられ、それら2つとは、ビームスプリッタを透過させられる「通過帯」、そして、ビームスプリッタによって反射される「阻止帯」である。光システムの画像面の前にダイクロイックビームスプリッタを配置することで、面に当たるか通過することになる光は、先ずビームスプリッタに遭遇する。ビームスプリッタは、その光の一部分を通過/透過させ、その光の他の部分を反射する。反射された部分は第1のパス、反射チャンネルに沿った方向に向けられ、透過させられた部分は第2のパス、透過チャンネルに沿った方向に向けられる。反射チャンネルを通って進む光は、第1のスペクトル帯(ビームスプリッタの阻止帯に対応するもの)の光を含み、透過チャンネルを通って進む光は、第1のスペクトル帯と重複しない第2のスペクトル帯(ビームスプリッタの通過帯に対応するもの)の光を含む。
反射鏡の設計に関する情報は、J. Michael Rodgersによる「Un-obscured Mirror Designs」というタイトルの文書(2002年、SPIE Vol.4832のP.33)に見られる。その内容の全体がここでの言及によって本文書に取り込まれるものとする。
本発明は、平行でない入口面および出口面を両面の間の距離を小さくした形で有し、さらに非球面の出口面を有する、というダイクロイックビームスプリッタと、それに関連する方法およびそうしたビームスプリッタを利用する光システムとを目的とする。
そこで、本発明の例示的な実施の形態における光システムが有するダイクロイックビームスプリッタは、対向する第1の面と第2の面とを、第1の面の光軸と第2の面の光軸とが非同軸となる形で有している。
また、本発明の別の例示的な実施の形態では、ダイクロイックビームスプリッタは非球面の入口面と、当該入口面に対向する平面の出口面とを有する。非球面の入口面は、対向する平面の出口面に対して傾斜している。
また、本発明のさらに別の例示的な実施の形態として、ダイクロイックビームスプリッタを形成する方法であって、(a)最初に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる傾斜角を求めるステップと、(b)ビームスプリッタが有する入口面と出口面とが先に求められた傾斜角を成す場合に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる非球面係数を求めるステップと、そして、(c)先に求められた傾斜角および非球面係数と実質的に等しい傾斜角および非球面係数を有する形にダイクロイックビームスプリッタを形成するステップと、を有する方法がある。
本発明の本質ならびに、その目的および効果については、添付図面と共に明細書のこれ以降の内容を熟読することで容易に明らかになるであろう。図面全体を通じて、同様の参照番号は同様の部品を指している。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。これら実施の形態は、添付図面にその例を示してある。本発明については、好適な実施の形態に関連付けて説明することになるが、これら実施の形態に本発明を限定する意図がないことを理解して欲しい。むしろ反対に、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定される本発明の思想および範囲に含まれるものであれば、代替物、変形例、均等物までも包含することを意図している。
以下の詳細な説明では、本発明を充分に理解してもらうために、数多くの特定の詳細部分について説明している。しかしながら、当業者であれば理解できる通り、本発明はこれら特定の詳細部分なしに実現できる場合もある。また、その他に、公知の方法、手順、構成要素そして回路については詳細な説明は行っていない。本発明の重要な側面を不必要に曖昧にしないためである。
図1では、窓3を通って光システム1に入る光ビーム13は、主鏡5によって反射されてビーム15となり、さらに、システムの光ストップとして機能する副鏡7によってビーム17となった後、第3鏡9によって反射されてビーム19となる。ビーム19はその後、像面23への途中でダイクロイックビームスプリッタ11によって成分ビーム21A、21Bに分割され、それぞれ像面23A、23Bに向けられる。図に示す実施の形態では、ビーム21Aは可視の近赤外光で成り、これ以降VNIR(Visible and Near Infrared)チャンネルの名で呼ぶ場合もある。また、ビーム21Bは赤外光で成り、これ以降は赤外チャンネルの名で呼ぶ場合もある。像面23AにはVNIR画像が形成され、像面23Bには赤外画像が形成される。
図2には、ダイクロイックビームスプリッタ11をさらに詳細に示しており、スプリッタは入口/反射面25および出口面27を有する。面27は、軸N1に関して径方向に対称であり、点26がその頂点/中心点となっている。また、面25は、軸N2に関して径方向に対称であり、点24がその中心点となっている。出口面27は非球面であり、以下の式E1、E2、E3、E4、E5によって規定される面に実質的に合致する形に形成されている。
Figure 2008541190
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式E1、E2、E3において、zは面のサグ(面の頂点位置において光軸N1に垂直な位置にある平面に関する偏り)であり、rmaxはレンズの径方向(radial)の口径の最大値であり、面に関する半径(semi-diameter)の値によって規定される。式E1において、非球面係数Z、Z、Zはそれぞれ、最大径方向口径rmaxにおけるレンズユニットでの、非球面の収差、非点収差、コマ収差の量を表している。非点収差およびコマ収差は、y軸に関して角度θの角を成す線に沿った向きとなっている。式E1〜E5のx座標およびy座標は、偏心(decentered)および傾斜した座標系にあり、当該座標系は偏心(decenter)x、偏心y、xに対する傾斜、yに対する傾斜の値によって規定される。実施の形態のダイクロイックビームスプリッタ11に関する非球面係数Z、Z、Zは通常、本技術分野で公知の光学設計ソフトウェアを、ここで説明するダイクロイックビームスプリッタに関する標準と組み合わせて用いることで得られるだろう。
すでに知られたこととして、入口面25および出口面27が平らで平行になっている場合、反射/赤外チャンネルは良好な性能を有するが、ビームスプリッタ11を通過するビームには、関連して画像の質に大きな劣化が生じ、それは少なくとも部分的には、平らで平行な有限の厚みのプレートを通過する集束ビームによって生じる収差に起因する。こうした収差は主に非点収差によるが、それに加えて、量はより小さいが、コマ収差および球面収差にもよる。
VNIR画像品質を向上させるために、面27は面25に対して傾斜しており、面27は非球面になっている。そして、ビームスプリッタの厚みを小さくし、ビームスプリッタ基板として分散能を下げた素材を用いることにより、色収差は小さくなる。
式E1の特別な高次の非球面係数Z、Z、Zが「0」に設定されれば、面27は実質的に平面になるであろう。それが効果的であると考えられるのは、面25に対する面27の傾斜の状態が、「面27が平らで平面P1上にあり、面25が平面P2上にある際に、平面P1、P2が交差する線において面傾斜角A1が形成される」という形になっている場合である。また、面27が光軸N1に関して径方向に対称であり、面25が光軸N2に関して光学的に対称であれば、角A1は、N1をN2と同軸の状態になるまで回転させる必要のある最小限の角度となる。
ビームスプリッタを楔形に作ること(面27を面25に対して傾斜させること)で、集束ビーム19のVNIR部分がビームスプリッタ11を通過する間の非点収差の相当部分を補償することができる。さらに、ビームスプリッタを楔形に作ると、面25、27が互いと平行であった場合に生じるゴースト反射やエタロン効果を軽減することもできる。
面25を面27に対して傾斜させることで、画像の質を向上させることに加えて、像面の位置決め/方向付けにも影響が生じる。ここで図1を参照する。像面23が示すのは、ビームスプリッタ11がなかった場合に存在していたはずの像面の向きであり、一方、画像面23AはVNIR画像面を示している。見ての通り、面23Aは面23に対して傾斜している。これは、3鏡の傾斜および偏心した光システムの性能を「精密調節」するために機構を実現する。
面27を面25に対して傾斜させることに加え、面27を非球面とすることも効果的である。面27を、式E1によって規定される面に実質的に合致させることで、非点収差およびコマ収差の影響はさらに無効化される。場合によっては、非球面係数Z、Z、Zの値を異なるものにすることも考えられるが、それは、窓3および/または鏡5、7、9など上流にある光学部品から下ってくる収差による。
角A1および非球面係数Z、Z、Zは、収差(aberration)、非点収差(astigmatism)、コマ収差(coma)への非球面係数および角A1の効果を取り込んだメリット関数を最適化することによって得られる。前記の最適化を容易にするには、メリット関数を光学設計ソフトウェアに組み入れて、異なる角A1と非球面係数Z、Z、Zとの組み合わせが収差、非点収差、コマ収差に及ぼす影響を判定するプロセスを自動化する。非球面係数Z、Z、Zを決定するには、角A1が求められた後の残余収差を最小化し、コマ収差および球面収差を小さくすることを主な目的として、光学設計ソフトウェアにおいてメリット関数を最適化すればよい。
面27を傾斜させ、これを非球面とすることに加えて、ビームスプリッタ11の厚みを小さくすること(すなわち、T1およびT2を小さすること)、そしてビームスプリッタにより低い分散能を持たせること(その手段としては、ビームスプリッタ11の形成に用いる素材または素材の組み合わせを選択することが考えられる)によって、色収差の影響が軽減される、と考えられる。
厚みT1は機械的強度の要件によって決められる。通常、ビームスプリッタの長さおよび幅と厚みとの比率は、6または10よりも大きくすべきである。T1とT2との差が、先に述べた楔角A1を形成する。
対象となる所定の広いスペクトル幅に関しては、ビームスプリッタの素材として低分散ガラスを選択することで、色収差を最小化する。いくつかの可視光の用途では、素材はSchott Glass BK7とする。分散の一例は、楔形プリズムを持って太陽を覗いた場合に見られる。そうすると虹が形成される。より分散しにくい素材をプリズムに用いた場合、楔形プリズムを通っての回折の後、各色の回折角の差は、より分散しやすい素材をプリズムに用いた場合に比べて小さくなる。
全反射画像光学(IRを含む)2重チャンネルシステムは、ビームスプリッタ11に関して以上に記述したようなダイクロイックビームスプリッタを使用することで、利益を受けるであろう。こうしたビームスプリッタの使用が一般に効果的なのは、「複雑でない」および/または「サイズの小さい」ビームスプリッタが可能になるからであり、性能の向上が実現されるからである。こうしたシステムの例を図3乃至5に示す。
図3に示すのは、3鏡反射(TMR)光システム101であり、遠隔計測、監視での使用に適したものである。図3では、窓103を通って光システム101に入る光ビーム113は、主鏡105によって反射されてビーム115となり、さらに、副鏡106によってビーム116となった後、第3鏡107によって反射されてビーム117となり、さらにミラー109によってビーム119となる。ビーム119は、フィルタ123への途中でダイクロイックビームスプリッタ111によって成分ビーム121A、121Bに分割され、これらはそれぞれフィルタ123A、123Bに向けられる。図に示す実施の形態では、ビーム121Aは可視の近赤外光で成り、これ以降VNIRチャンネルの名で呼ぶ場合もある。また、ビーム121Bは赤外光で成り、これ以降はSWIR(Short Wave Infrared)チャンネルの名で呼ぶ場合もある。VNIRフィルタ123AにはVNIR画像が形成され、フィルタ123Bには赤外画像が形成される。システム101は、スプリッタ111として、図1、2のスプリッタ11に関連してここに記述したようなダイクロイックビームスプリッタを用いるのが効果的であろう。こうしたビームスプリッタを持たない場合、システム101には、ビームスプリッタによって導入される非点収差の一部を補償するSWIR補償器125を持たせる必要が生じるかもしれない。
システム101は副鏡106の位置にストップを有し、さらに、傾きを有すると共に、各鏡105、106、107において偏心の高次非球面係数を有し、れによって収差を最小化し均衡を取ることで、単一チャンネルにおいて良好な画像性能を達成する。この種類の明瞭化した光システムは、明瞭化していないもの(宇宙望遠鏡で使用されるようなリッチー=クレティアン(RC)光システムなど)よりも多くの光子(photon)を供給し、さらに視野も広い。
図4に示す別の光システム201は、図3のTRMシステム101よりも視界が小さい、3鏡アナスティグマット(TMA:Three Mirror Anastigmat)システムである。図4では、窓203を通って光システム201に入る光ビーム213は、主鏡205によって反射されてビーム215となり、さらに、副鏡206によってビーム216とされた後、第3鏡207によって反射されてビーム217となる。ビーム217は、その後ダイクロイックビームスプリッタ211によって分割される。
TMAシステム201は、3つの鏡205、206、207の内側に中間焦点面208を形成しており、TRMシステムよりも視界のカバー範囲(coverage)が小さい。よって、システム201のようなシステムは、TRMシステムよりも優れた迷光制御を提供する。それに対し、システム101のようなTRMシステムは、中間焦点面は持たないものの、視野がより広くなる。システム201では、図1、2のスプリッタ11に関連してここに記述したようなダイクロイックビームスプリッタを、スプリッタ211として用いるのも効果的であろう。
図5に示す別の光システム301は屈折望遠鏡である。屈折望遠鏡301はTRMシステムに類似しているが、反射ではなく屈折/透過を利用している。全反射望遠鏡は色収差に対する感度がなく、屈折望遠鏡よりも、温度のより高い/低い環境における画像の質は優れている。しかし、屈折望遠鏡の方がコンパクトであり、回転対称システムであり、コマ収差や非点収差といった軸外れ(off-axis)の収差はより小さい。システム301は、スプリッタ311として、図1、2のスプリッタ11に関連してここに記述したようなダイクロイックビームスプリッタを用いるのも効果的であろう。図5では、窓303を通って光システム301に入る光ビーム313は、主鏡305によって屈折/透過されてビーム315となり、さらに、レンズ306によってビーム316とされた後、レンズ307によって反射されてビーム317となる。その後、ビーム319は、ダイクロイックビームスプリッタ311によって成分ビームに分割される。
これまでの内容から明らかであろうが、ダイクロイックビームスプリッタを形成する方法には以下のステップが含まれる。すなわち、(a)最初に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる傾斜角を求めるステップと、(b)ビームスプリッタが有する入口面と出口面とが先に求められた傾斜角を成す場合に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる非球面係数を求めるステップと、そして、(c)先に求められた傾斜角および非球面係数と実質的に等しい傾斜角および非球面係数を有する形にダイクロイックビームスプリッタを形成するステップと、である。
こうした方法は、ビームスプリッタ形成に用いる素材の特性を獲得し、その特性を用いて上述の決定をなす、という自動プロセスの一部とすることができるであろう。また、その他の場合、傾斜角度や非球面係数と共にダイクロイックビームスプリッタの素材および/または寸法を選択するために、所望の画像特性を用いることもできるであろう。
本発明の例示的な実施の形態による光システムを示す概略図である。 本発明の例示的な実施の形態によるダイクロイックビームスプリッタを示す概略図である。 本発明の例示的な実施の形態による3鏡反射光システムを示す概略図である。 本発明の例示的な実施の形態による3鏡反射光システムを示す概略図である。 本発明の例示的な実施の形態による3鏡反射光システムを示す概略図である。

Claims (18)

  1. ダイクロイックビームスプリッタを有する光システムであって、前記スプリッタは対向する第1の面と第2の面とを、第1の面の光軸が第2の面の光軸と非同軸の状態となる形で有すること、
    を特徴とする光システム。
  2. 第1の面は非球面であること、
    を特徴とする請求項1に記載の光システム。
  3. 第2の面は実質的に平面であること、
    を特徴とする請求項2に記載の光システム。
  4. 光システムは3鏡反射光システムであること、
    を特徴とする請求項1に記載の光システム。
  5. ダイクロイックビームスプリッタは、入口ウィンドウと光センサとの間の光路において、第1の鏡、第2の鏡、そして第3の鏡の後に配置されていること、
    を特徴とする請求項4に記載の光システム。
  6. ダイクロイックビームスプリッタは、通過する光を2つの成分に分離し、そのうち、第1の成分については基本的に可視の近赤外光から成るものとし、第2の成分については基本的に短波長の赤外光から成るものとすること、
    を特徴とする請求項5に記載の光システム。
  7. 光システムは3鏡アナスティグマットシステムであること、
    を特徴とする請求項1に記載の光システム。
  8. ダイクロイックビームスプリッタは、入口ウィンドウと光センサとの間の光路において、第1の鏡、第2の鏡、そして第3の鏡の後に配置されていること、
    を特徴とする請求項7に記載の光システム。
  9. ダイクロイックビームスプリッタは、通過する光を2つの成分に分離し、そのうち、第1の成分については基本的に可視の近赤外光から成るものとし、第2の成分については基本的に短波長の赤外光から成るものとすること、
    を特徴とする請求項8に記載の光システム。
  10. 光システムは3鏡の屈折システムであること、
    を特徴とする請求項1に記載の光システム。
  11. ダイクロイックビームスプリッタは、入口ウィンドウと光センサとの間の光路において、第1の鏡、第2の鏡、そして第3の鏡の後に配置されていること、
    を特徴とする請求項10に記載の光システム。
  12. ダイクロイックビームスプリッタは、通過する光を2つの成分に分離し、そのうち、第1の成分については基本的に可視の近赤外光から成るものとし、第2の成分については基本的に短波長の赤外光から成るものとすること、
    を特徴とする請求項11に記載の光システム。
  13. 第1の面は、非球面の入口面であり、対向する平らな出口面である第2の面に対して傾斜していること、
    を特徴とする請求項1に記載の光システム。
  14. 非球面の入口面と、そして、
    入口面に対向する平らな出口面と、を有し、
    非球面の入口面は、対向する平らな出口面に対して傾斜していること、
    を特徴とするダイクロイックビームスプリッタ。
  15. ダイクロイックビームスプリッタを形成する方法であって、
    最初に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる傾斜角を求めるステップと、
    ビームスプリッタが有する入口面と出口面とが先に求められた傾斜角を成す場合に、ダイクロイックビームスプリッタを通過する光に対する非点収差効果が最小となる非球面係数を求めるステップと、そして、
    先に求められた傾斜角および非球面係数と実質的に等しい傾斜角および非球面係数を有する形にダイクロイックビームスプリッタを形成するステップと、
    を有することを特徴とする方法。
  16. 傾斜角および非球面係数は、収差、非点収差、コマ収差への傾斜角および非球面係数の影響を取り込んだメリット関数を最適化することによって求められること、
    を特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 傾斜角は、光学設計ソフトウェアを用いたメリット関数の最適化によって非点収差を最小化する、という形で求められること、
    を特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 非球面係数は、光学設計ソフトウェアを用いたメリット関数の最適化によって、傾斜角が求められた後の残収差(residual)を最小化する、および、コマ収差および球面収差を最小化する、という形で求められること、
    を特徴とする請求項17に記載の方法。
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