JP2008539439A - 空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数を用いた表面の外観特性の測定 - Google Patents

空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数を用いた表面の外観特性の測定 Download PDF

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Abstract

或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定するための装置。その装置は、第1の照明方向から表面を照明するように向けられる第1の光源と、表面によって反射される光を受光するように配置される複数のセンサとを備える。複数のセンサは、第1、第2及び第3の同一平面上にない方向において、表面によって反射される光を受光するように配置される第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを含むことができる。種々の実施の形態において、その装置は、複数のセンサと通信するコンピュータも含むことができる。そのコンピュータは、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を考慮して、複数のセンサによって検知される光をその表面の第1の外観特性に変換するように構成される。

Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2005年4月25日に出願の米国仮特許出願第60/674602号明細書(参照により本明細書に援用される)の利益を主張するものである。
[背景]
物体の外観を測定し、記述するために数多くの方法及びデバイスが開発されている。これらの方法及びデバイスは、種々の状況において有用である。たとえば、物体の外観を測定することによって、物体上に存在することがある任意の塗料、顔料、特殊コーティング、表面処理等の特性を明らかにすることができる。また、たとえば、物体の外観の測定値を用いて、コンピュータモデルを作成すること、製造公差を設定すること等を行うことができる。物体の表面のスペクトル測定値を与えるために、種々のデバイスを用いることが知られている。しかしながら、既存のデバイスは、生成される結果が細かい点で制限されるか、測定のためにかかるコスト、規模及び時間が法外であるかのいずれかである。
たとえば、或る限られた数の視認方向及び照明方向にわたって反射率を測定する離散多角分光計(discrete multi-angle spectrometer)を用いることが知られている。そのようなデバイスの一例は、X-RITE社から市販されるMA68である。しかしながら、これらのデバイスは全て、限られた数の視認方向(たとえば、同一平面方向)しか考慮しないか、たとえば、全ての方向にわたって加算するか、又は平均をとることによって、全ての視認角から導出されるデータをまとめて考慮するかのいずれかである。結果として、既知の離散多角分光計によって与えられる結果は、表面外観の指向性変化を反映しない。コーティング業界を引き合いに出すと、これらの結果は、従来の塗料、顔料及びコーティングを含む、表面特性のうちのいくつかの特性を測定するのに役に立つ可能性がある。しかしながら、それらの結果は、今日、自動車、船舶、通貨、民生プラスチック、化粧品等に見られるような、異なる角度から視認されるときに異なる外観を有する、特殊な塗料、顔料及び他の特殊コーティングを有する表面の特性を測定するのには役に立たない。たとえば、サンプルに制限がある多角分光計は、たとえば、或る角度から見ると或る色(たとえば、白色)に見え、別の角度から見ると別の色(たとえば、ピンク色)に見える真珠光沢の自動車用塗料のような干渉コーティングの特性を測定するのには役に立たない。また、それらの分光計は通常、表面の特性を、たとえば、コーティング配合及び/又は塗布工程の要因に起因する、表面の物理的な特徴に結び付けるだけの十分に細かい結果を提供しない。
既知の離散多角分光計の短所のうちのいくつかは、変角分光光度計(goniospectrometer)及びパルーシアメータ(parousiameter)のような、表面の完全な双方向反射率分布関数(Bidirectional Reflectance Distribution Function)(BRDF)を測定するデバイスによって対処される。これらのデバイスによって生成される完全なBRDFは、表面からの散乱の豊富な特徴を、照明角、視認角、波長及び他の変数の関数として与える。しかしながら、BRDFを測定する既知のデバイスはいずれも、大きな欠点を有する。
MURAKAMIから市販されるGCMS−4変角分光光度色彩計のような変角分光光度計は、照明角及び検出角の両方を、通常完全な半球にわたって走査することによって、完全なBRDFを測定する。それらのデバイスは、良好な結果を提供することができるが、極めて大きく、高額である。また、完全な半球にわたって照明角及び検出角を走査するのに数時間かかることがあり、リアルタイムな適用を不可能にする。Wademanに対する米国特許第6557397号明細書に記述されるような、パルーシアメータは、照明角及び検出角のある範囲を半球スクリーン上に投影し、カメラを用いて、そのスクリーンを撮像することによって、完全なBRDFを測定する。しかしながら、これらのデバイスの誤差は、半球スクリーンのサイズに直に関連し、それらのデバイスは、そのスクリーンの面積の10%よりも大きな面積を有するサンプルについて、条件を満たすだけの測定をすることはできない。結果として、パルーシアメータは大きく、嵩張ることも珍しくない。また、スクリーン内のスロット、及び最も高い解像度のカメラのダイナミックレンジが限られることによって、そのデバイスはさらに制限される。さらに、変角分光光度計及びパルーシアメータはいずれも、完全な半球にわたって照明角及び視認角を測定するので、雑音の問題が大きな要因になる可能性がある。
[概要]
包括的な一態様では、本発明は、表面の、空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定するための装置に関する。その装置は、第1の照明方向から表面を照明するように向けられる第1の光源と、表面によって反射される光を受光するように配置される複数のセンサとを備えてもよい。複数のセンサは、第1、第2、第3の、同一平面上にない方向において表面によって反射される光を受光するように配置される、第1のセンサ、第2のセンサ及び第3のセンサを含むことがある。種々の実施の形態において、その装置は、複数のセンサと通信するコンピュータを備えることができる。そのコンピュータは、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を考慮して、複数のセンサによって検知される光を、その表面の第1の外観特性に変換するように構成される。
別の包括的な態様では、本発明は、或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定するための方法に関する。当該方法は、第1の照明方向から表面上に入射する第1の光源で表面を照明するステップと、複数の反射方向において表面によって反射される複数の波長の光を検知するステップとを含む。複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含む。当該方法は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を考慮して、光を表面の第1の外観特性に変換するステップも含む。
本発明の他の種々の実施の形態は、空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定するためのシステム、及び実用的な応用形態に関する。種々の態様では、本発明は、2つの構成要素に塗布されるコーティングの外観を一致させる方法、デバイスを修理する方法、及び未知の物体を特定する方法に関する。
本明細書では、例として、添付の図面と共に本発明の複数の実施形態が説明される。
[発明の詳細な説明]
本発明の実施形態は、表面の、空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定及び/又は解析する方法及び装置に向けられる。或る表面に光が入射するとき、その光の一部は、種々の方向にわたってその表面から離れるように、反射されるか、散乱されるか、又はそれ以外の方式で誘導される。表面のBRDFは、全ての波長及び反射方向にわたる、この反射率の強度を、照明角及び他の変数(たとえば、偏光)の関数として表現するものである。種々の実施形態によれば、反射率の強度を或る離散的な数の反射方向においてのみ測定することによって、或る表面のBRDFが空間的にアンダーサンプリングされる。種々の実施形態において、離散した反射方向は、同一平面上にない方向にすることができる。その後、測定された反射率を処理して、観測されている表面の外観特性を導出することができる。その外観特性は、測定された反射率によって記録されるような、方向に依存する表面の外観変化を反映することができる。
図1は、種々の実施形態による、或る表面の空間的にアンダーサンプリングされたBRDFを測定し、処理するためのプロセスフロー100を示す流れ図を示す。ステップ102では、その表面に光を向けることができる。その光は、1つ又は複数のビームとして形成することができ、コリメート(collimate)されても、されなくてもよい。その光は、1つ又は複数の広範なスペクトルの照明源から発してもよく、1つ又は複数の照明方向から、その表面に入射してもよい。照明源及び照明方向の数は、特定の応用形態によって異なることがある。しかしながら、照明源及び/又は照明方向の数を増やすと、結果として生成されるBRDFの品質を高めることができることは理解されよう。1つ又は複数の照明方向は、表面法線に対して任意の角度を成すことがあることが理解されよう。しかしながら、種々の実施形態において、1つ又は複数の照明方向は、表面法線に対して、0度〜65度(たとえば、0度、45度等)の角度を成すことができる。
ステップ104では、複数の離散した反射方向において、その表面からの反射率の強度を測定することができる。これらの測定された反射率は、対応する反射方向と共に、その表面の空間的にアンダーサンプリングされたBRDFを表すことは理解されよう。種々の実施形態において、反射方向の完全な組は同一平面上にないものとすることができる。また、種々の実施形態において、各反射方向において何度も測定を行うことができ、測定される度に、或る特定の波長又は波長範囲における反射率強度が記録されていく。種々の実施形態において、複数の離散した反射方向毎に1つのセンサを固定して、複数の固定されたセンサからそれらの測定を行うことができる。反射率は離散した方向においてのみ測定されており、あらゆる方向においては測定されないので、反射率を測定するのにかかる時間は、完全なBRDFデバイス(たとえば、変角分光光度計及びパルーシアメータ)によってかかる時間よりも少ないことは理解されよう。種々の実施形態において、それらの測定は、5秒未満で行うことができる。
空間的にアンダーサンプリングされたBRDFは、各反射方向において観測された強度を表す、一連の反射率ベクトルとして表すことができる。たとえば、観測された反射方向はそれぞれ、その反射方向を指しているベクトルを有することができ、その大きさは、その反射方向において観測される反射率強度に等しい。1つの反射方向において複数の波長又は波長範囲が観測される場合には、その反射方向は、複数の波長又は波長範囲のそれぞれに対応する1つのベクトルを有することができることは理解されよう。
例示として、図2は、1つの例示的な表面202を示しており、光が照明方向204から表面202に入射する。同一平面上にない3つの離散した反射方向206、208、210が観測される。図3は、種々の実施形態による、別の例示的な表面302を示しており、1つの照明方向304からの入射光と、11個の観測される反射方向306、308、310、312、314、316、318、320、322、324及び326とを有する。反射方向の数及び同一性(identity)は異なることがあることは理解されよう。たとえば、種々の実施形態において、5個〜15個の反射方向が存在することがある。また、種々の実施形態において、それらの反射方向は、業界標準反射方向(たとえば、15度、25度、45度、75度及び100度の非鏡面反射角を有する方向)を含むことがある。また、種々の実施形態において、反射方向のうちの少なくとも1つが、表面の表面法線に対する照明方向に直交するように選択されることがある。
種々の実施形態において、観測される反射方向の数は、結果の望ましい解像度、及び/又は測定されるべき表面の複雑さに基づいて選択されることができる。たとえば、或る表面の複数の層内に含まれる各層及び/又は材料は、多数の物理的特性(たとえば、粗さ、局所的な勾配、曲率、屈折率の実数部及び虚数部、等)を有することがある。種々の実施形態において、全ての所望の変数について解くだけの十分に独立した関係を得るために、最小限の数の反射方向しか測定する必要がないこともある。たとえば、最小限の数の観測される反射方向は、以下の条件に従って選択することができる。
(1)反射方向の最小数=2L+M
ただし、Lは、光が散乱する可能性がある表面の物理層の数であり、Mは、それらの層内に含まれる異なる材料の数である(たとえば、顔料、金属片等)。たとえば、図4は、種々の実施形態による、観測され得る1つの例示的な表面400を示す。表面400は、たとえば、上述した、干渉コーティング又は真珠光沢コーティングのような特殊コーティングを有する。表面400は3つの層、すなわち透明コーティング402と、顔料層404と、基板406とを含み、さらに、それらの層内に含まれる1つの材料(たとえば、金属片408)を含む。したがって、表面400のために観測される反射方向の最小数は7になるであろう。式(1)による反射方向の最小数よりも少ない数を用いて、有用な読み値が得られることがあるが、その場合には、観測された反射率は、表面特徴のそれぞれからのBRDFへの寄与を反映しないことがあることは理解されよう。
観測される離散した反射方向の数が増えると、得られる結果の品質を高くすることができる。たとえば、種々の実施形態において、さらに多くの物理的特性が測定されることができる。しかしながら、観測される離散した反射方向の数が増えると、複雑さ、全ての反射方向において観測するのにかかる時間、及び雑音も増えることになることは理解されよう。したがって、種々の実施形態において、以下の条件よりも多くの反射方向を観測する必要がないことがある。
(2)反射方向の最大数=6L+6M
ただし、L及びMは上記で定義されたとおりである。式2は、測定されるべき物理的特性毎に独立した関係を有するために必要とされる反射方向の数を定義することができる。
再び図1を参照すると、ステップ106では、ステップ104において測定された反射率を処理して、表面の1つ又は複数の外観特性を生成することができる。空間的にアンダーサンプリングされたBRDFそのものが表面の1つの外観特性であると見なすこともできるが、たとえば、BRDFを操作することによって、他の外観特性が生成されることがあることは理解されよう。それらの外観特性のうちの少なくとも1つが、その表面の指向性の外観差を反映することがあり、その差は、測定された反射率強度及び反射方向に固有である。種々の実施形態において、BRDFに対して操作を行うことによって、さらなる特性が見いだされることがある。たとえば、図5は、測定された反射率を、その表面のBRDFのための数学的なモデルに結び付けて、特定の数学的な操作を実行することによって、測定された反射率を処理する、プロセスフロー500を示しており、以下に説明される。別の例として、図8は、BRDFデータの種々のモーメントを解析するためのプロセスフロー800を示す。
ステップ106において生成される外観特性は、測定中の表面の組成及び特徴(たとえば、物理的特性)についての情報をもたらすことがある。たとえば、コーティング業界では、その表面上に存在する任意のコーティングの配合工程及び塗布工程の特性が見いだされることがある。いくつかの物理的特性の場合に、それらの特性のための値を測定された反射率又はBRDFから直に導出できるようにする、閉じた形の解が存在することがある。たとえば、以下に説明されるように、BRDFから格子構造周期が導出されることができ、それは、その表面の規則的に間隔を置いて配置される特徴間の距離に直に関係することがある。また、物理的特性によっては、実験的な方法を用いて導出できるものもある。たとえば、既知の物理的特性を有する表面の外観特性が測定されることがある。その後、外観特性と物理的特性との間の相関関係を示すデータベースを作成することができる。未知の物理的特性を有する表面が測定されるとき、外観特性(たとえば、BRDF及び/又はそこから導出された値)をデータベースと比較して、未知の物理的特性を知ることができる。
図5は、測定された反射率(たとえば、BRDF)を処理して、BRDFに基づく数学的なモデルを用いて表面のさらなる外観特性を導出するためのプロセスフロー500を示す。図5を参照すると、ステップ502では、BRDFを、双方向散乱分布関数(Bidirectional Scatter Distribution Function)(BSDF)に変換することができる。BSDFは、BRDFのうち入射光の散乱に起因する部分を表す。BSDFを計算するために、BRDFの鏡面反射成分(specular component)が、BRDFから減算される。鏡面反射成分は、BRDFのうち入射光のフレネル反射に起因する部分である。鏡面反射成分は、照明方向の入射角が鏡面反射方向の反射角に等しくなるような、照明方向に関連付けられる反射方向に集中する。たとえば、図3を参照すると、照明方向304は、表面から45度の角度を成し、表面法線から45度の角度を成す。したがって、鏡面反射成分は、表面及び表面法線から45度を成す反射方向306に向けられる。2つ以上の照明方向が存在する場合には、鏡面反射成分は、2つ以上の角度に集中することがあることは理解されよう。
鏡面反射成分は、数多くの異なる方法で、BRDFから減算することができる。たとえば、観測される反射方向のうちの1つが、鏡面反射方向であることがある。この場合には、BSDFは、BRDF全体から、この反射方向の寄与を減算することによって求めることができる。鏡面反射方向が観測される反射方向のうちの1つでない実施形態では、鏡面反射成分は、鏡面反射方向に近い、観測された反射方向における応答に基づいて近似することができる。その後、その鏡面反射成分の近似を、BRDFから減算することができる。
再び図5を参照すると、ステップ504では、BSDFの表面形状散乱項(topographic scattering term)を求めることができる。BSDFは以下のように表すことができることは理解されよう。
(3)BSDF=(16π/λ)cosθΦba(φ)R(θ)S(f)
ただし、S(f)は、その表面の任意の高さ変動(Z)の2次元電力スペクトル分布(PSD)である。したがって、BSDFを(16π/λ)cosθで割ることによって、その表面上の高さ変動に比例する表面形状散乱項がもたらされる。
ステップ506では、材料散乱項を求めることができる。材料散乱項は、表面材料の組成又は密度の変動(たとえば、均質性、泡、包含物、ランダムに分散又は分布した、約30ミクロン未満の顔料等)を指示することができる。BSDFは以下のように表すことができることは理解されよう。
(4)BSDF=(1/λ)Φba(φ)R(θ)S(f)
ただし、S(f)は散乱に対する材料応答の変動のPSDである。このPSDは、組成変化の大きさ及び空間的分布のような、材料不均質性の特定のモデルに関連付けることができる。その後、BSDFを(1/λ)で割ることによって、材料散乱項を求めることができる。実験的な方法を用いて、材料散乱項の値(たとえば、外観特性)を、表面の組成及び/又は密度の変動の特定のタイプ、サイズ等(たとえば、物理的特性)に結び付けることができる。
ステップ508では、BSDFの欠陥散乱項を求めることができる。欠陥散乱は、表面特徴又はバルク特性変動が局在化し、且つ/又は空間的に分離されるときに生じる(たとえば、表面内の窪み又は盛上り、均質な塊状材料内にある個別の包含物)。欠陥がランダムに分布する場合には、そのBSDFは以下のように表すことができることは理解されよう。
(5)BSDF=(1/λ)Φba(φ)R(θ)S(f)
ただし、S(f)は、その表面内の一群の欠陥のPSDである。したがって、欠陥散乱項は、BSDFを(1/λ)で割ることによって計算することができる。実験的な方法を用いて、欠陥散乱項の特定の値を、特定の欠陥タイプ及び場所に結び付けることができる。式4及び5を比較することから、S(f)及びS(f)が同じ値を有することがあることは理解されよう。したがって、式4は、比較的傷が少ないと測定される表面か、又は比較的傷が少ないと仮定される表面に適用することができる。他方、式5は既知の欠陥を有する表面に適用することができる。
ステップ510では、その表面の屈折率が求められる。図6は、その上に、赤色ビーム602、緑色ビーム604及び青色ビーム606が入射する表面600を示す。図6は、屈折によって、異なるビーム602、604及び606が、いかに異なるように挙動することがあるかを示す。スネルの法則を用いて、以下のように、表面の屈折率を求めることができる。
(6)nsinθ=nsinθ
ただし、nは、その表面の屈折率であり、nは、その表面と観測点との間の媒体の屈折率であり、θは、照明方向の角度であり、θは、所与の波長における屈折角である。屈折率は、表面の物理的特性と見なすことができるが、屈折率に基づいて、さらに別の物理的特性(たとえば、以下の格子構造周期)を導出することができることは理解されよう。
ステップ512では、その表面の格子構造周期を求めることができる。格子構造周期は、秩序のある構造を有する表面内に存在する、表面特徴、界面特徴、塊状材料構造、顔料、粒子、断片等についての情報を与えることができる。そのように秩序のある構造は、その特徴の格子構造周期に基づいて、反射される光において回折及び/又は干渉を引き起こすことがある。たとえば、図7は、規則的な、又は準規則的な間隔及び向きで、その中に一連の破片708を埋め込まれている1つの例示的な表面700を示す。表面700の格子構造周期は、破片708間の距離及び/又は破片708の向きを反映することがある。格子構造周期は、以下のように求めることができる。
(7)λ=2nd sin(θ)
ただし、nはその表面の屈折率であり、dは格子線構造の周期であり、θは、その波長の光が格子線構造に対して垂直に回折する角度である。
図8は、BRDFの1つ又は複数のモーメントを用いて、表面特性を指示する値を導出するためのプロセスフロー800を示す。ステップ802では、第1のモーメント、すなわち重み付けされた指向性応答を求めることができる。重み付けされた方向応答は、所与の波長又は波長範囲にわたって観測される強度及び反射方向を表す各ベクトルの、全てのベクトル和にすることができる。複数の波長又は波長範囲が考慮される場合、考慮される波長又は波長範囲毎に、重み付けされた指向性応答を計算することができることは理解されたい。
種々の実施形態において、観測される反射方向のうちの1つ又は複数に、重み係数を適用することができる。たとえば、重み係数は、結果として生成される重み付けされたBRDFが、反射方向の幾何学的に均一な分布を、より厳密に近似するように選択することができる。種々の実施形態において、重み係数は、特定の表面タイプについて高い重要性を有する反射方向を強めるように選択することができる。たとえば、その表面が干渉顔料を含むとき、−15度の非鏡面反射角を有する反射方向を非比例的に重み付けすることができ、その表面が逆反射材料を含むときに、75度及び110度の非鏡面反射角を有する反射方向を非比例的に重み付けすることができる。
また、種々の実施形態において、重み係数は、種々の標準規格に適合するように選択されることがある。たとえば、DIN6175−2標準規格は、標準的な測定角(たとえば、上記の15度/25度/45度/75度/110度の角)に依存する重み関数で色差式を定義する。種々の実施形態において、重み係数は、人間の知覚の研究に基づいて選択されることがある(たとえば、人間が最も強く知覚する反射方向は、より高い重み係数を与えられることがある)。
重み係数は、表面から反射されるエネルギーの分布を、より正確に表すように選択されることもあることは理解されよう。たとえば、表面から反射される全エネルギーが20mWであり、その20mWのうちの非比例的に高い部分が、反射方向の或る特定の範囲において反射されるものと予想される場合には、反射方向のその範囲において得られた強度測定値が、他の方向に比べて、相対的に高い重みを与えられることがある。このようにして、空間的にアンダーサンプリングされたBRDFを、完全なBRDFによってモデル化される実際のエネルギー分布に、より厳密に一致させることができる。
重み付けされた指向性応答は、その表面の種々の特性に結び付けられることがある。たとえば、コーティングを有する表面の場合、重み付けされた指向性応答を用いて、2つの表面間の塗布工程の変動を特定することができる。たとえば、2つの表面が、表面上のコーティングの塗布工程においてのみ異なるとき、通常は、第1の表面の重み付けされた指向性応答を、第2の表面の重み付けされた指向性応答に変換することができる。必要な平行移動、回転及びスケーリングを、特定の塗布工程の変動に実験的に結び付けることができる。
ステップ804では、その表面の平均スペクトルの第1のモーメントを求めることができる。平均スペクトルの第1のモーメントは、その方向が平均スペクトルの第1のモーメントを表すベクトルにすることができる。ステップ806では、重み付けされたスペクトル空間分布関数を求めることができる。重み付けされたスペクトル空間分布は、重み付けされた指向性応答の方向的エンドポイントによって定義される全体的な線形状を記述する関数にすることができる。これらの外観特性(たとえば、平均スペクトルの第1のモーメント及び重み付けされたスペクトル空間分布)はいずれも、その表面の種々の物理的特性に実験的に結び付けることができる。
図9は、種々の実施形態による、たとえば上記のような、表面の空間的にアンダーサンプリングされたBRDFを測定及び/又は解析する方法を実施するために用いることができるシステム901の図を示す。システム901は、測定デバイス900を含み、また、たとえばサーバ922、ユーザ装置926及び/又はデータベース924のような、他の種々の他の情報記憶デバイス、処理デバイス及び/又はインターフェースデバイスも含むことができる。システム901の種々のデバイス900、922、924、926は、ネットワーク920を介して互いにコンタクトすることができ、ネットワーク920として任意の適当なタイプの有線又は無線ネットワークを用いることができる。
種々の実施形態において、測定デバイス900は、光学ユニット902及び電子工学ユニット904を含むことができる。光学ユニット902は、検査中の表面906に向かって光908を誘導するように構成される照明光学系912と、表面906からの光908を受光すると共にその反射率910を検知するための受光光学系914とを含むことができる。たとえば、照明光学系912及び受光光学系914は、上記のように、表面906の空間的にアンダーサンプリングされたBRDFを検知することができる。電子工学ユニット904は、光学ユニット902によって生成される反射率結果を処理することができる。種々の実施形態において、電子工学ユニット904は、表面の外観特性を導出し、且つ/又は外観特性を物理的特性に関連付けるための計算ロジック916を含むことがある。ユーザインターフェースモジュール918が、結果(たとえば、生の反射率データ、外観特性、物理的特性等)を、デバイス900のユーザに提供することができる。種々の実施形態において、結果を処理すること及び提供することのうちのいくつか、又は全てが、そのシステムの処理用の他の構成要素(たとえば、サーバ922、データベース924、ユーザ装置926)によって実行されることもある。たとえば、サーバ922及びユーザ装置926は、処理を実行して、外観特性及び/又は物理的特性を導出することができ、その処理の結果が、ユーザインターフェース926を通して、ユーザに提供されることがあり、データベース924は、測定された反射率と表面特性との間の実験的な相関を格納することができる。
再び光学ユニット902を参照すると、照明光学系912は、1つ又は複数の照明方向から表面906に向かって光908を誘導するように構成される1つ又は複数の照明源913を備えることができる。照明源913は、たとえば、白熱電球光源、白色LED等を含む、任意の種類の適当な照明源を含むことができる。種々の実施形態において、各照明源913は、種々のスペクトル出力の複数の(たとえば、9個の)LEDを含むことができる。LEDは、任意の他の種類の実装技術によって、リードレスチップ担体上に配置されることもある。本明細書において後に説明されるように、1つ又は複数の照明源913が、受光光学系914によって測定されることになる複数の波長にわたって光を生成できることは理解されよう。種々の実施形態において、照明源913は、上記のように、たとえば、コリメートされたビーム又はコリメートされないビームを生成するように構成されることがある。
受光光学系914は、離散した反射方向に沿って配置される1つ又は複数のセンサ915を備えることがある。種々の実施形態において、センサ915は、たとえば、図2に示される反射方向206、208及び210のような、同一平面上にない反射方向を検知するように配置されることがある。センサ915として、反射率を(たとえば、複数の離散した波長範囲にわたって)測定するのに適している任意の種類の撮像又は非撮像のセンサ又はセンサアセンブリを用いることができる。たとえば、センサ915は、1つ又は複数のフォトダイオードを含むことができる。任意の適当な種類の波長弁別装置(たとえば、任意の種類のバンドパススペクトルフィルタ、回折格子分光器等)をフォトダイオードの前に配置して、離散した波長範囲を検知することができる。たとえば、図16のセンサ1602によって示されるように、MAZet Jencolour製品群が用いられることがある。種々の実施形態において、複数のバンドパスフィルタを含むホイール又は他の可動デバイスを、フォトダイオードの前に選択的に配置することができ、1つのフォトダイオードがいくつかの離散した波長範囲を測定できるようにする。他の種々の実施形態では、各反射方向に沿って、複数のフォトダイオードを配設することができ、複数のフォトダイオードはそれぞれ、1つの個別のバンドパスフィルタを有する。センサ915は、対数応答又はピクセルの小さなアレイを有するカメラ(たとえば、Taos社から市販されるTCS230製品群)のような、たとえば、RGBセンサのような、同時に複数の波長範囲を離散的に測定することができる広帯域検出器を含むことができることは理解されよう。
図10は、たとえば、データベース924及び/又は電子工学ユニット904において、測定データを格納するために用いることができる1つの例示的なデータベース概要1000を示す。枠1002は、測定を行っている機器(たとえば、機器900)についての情報を含むことができる。そのような情報は、名称、シリアル番号等を含むことができる。枠1004は、たとえば、日付、時間、位置番号、機器の向き等を含む、特定の測定についての情報を含むことができる。枠1006及び1008は、測定中のパネル又は表面についての情報を含むことができる。たとえば、枠1006は、パネル又は表面そのものについての情報を含むことができ、一方、枠1008は、その表面において行われるべき好ましい測定のテンプレート(たとえば、数、高さ、幅、エッジからの距離等)を含むことができる。枠1010は、観測されることになる角度又は反射方向それぞれについての情報を含むことができ、枠1012は、実際に測定されたデータを含むことができる。たとえば、31個の波長範囲にわたって、11個の反射方向が測定される場合には、測定毎のデータ点の全数は341になることがある。
図11〜図14は、種々の実施形態による、1つの例示的な光学ユニット902の図を示す。例示的な光学ユニット902は、1つの照明源1104と、センサを収容するための11個の開口部又は瞳孔 (pupil)1106、1108、1110、1112、1114、1116、1118、1120、1122、1124、1126とを備える。センサは、光を受光するための開口部と、光の強度を検知するための受光素子とを備えることがあることは理解されよう。例示的なユニット902では、照明源1104は、そのユニットの下に配置される表面(図示せず)に向かって、表面法線に対して45度の角度で向けられる。したがって、鏡面反射方向も、表面法線に対して45度の角度を成す。瞳孔1106は、鏡面反射方向において反射率を検知するように配置することができる。
種々の実施形態において、他の瞳孔の位置は、鏡面反射方向に対して表現することができるが、瞳孔の位置は、任意の適当な座標系において表現することができることは理解されよう。たとえば、瞳孔1122は、鏡面反射に対して−15度に配置することができる。瞳孔1118は、鏡面反射に対して15度にすることができ、瞳孔1116は25度に、瞳孔1112は45度に、瞳孔1110は75度に、そして瞳孔1108は110度に配置することができる。瞳孔1106、1108、1110、1112、1116及び1118の平面から外れる瞳孔の位置も、鏡面反射方向に対して表現することができる。たとえば、瞳孔1124は、鏡面反射方向から25度に配置され、平面から外れるように反時計回りに90度だけ回転される。同様に、瞳孔1120は、鏡面反射方向から25度に配置され、平面から外れるように時計回りに90度だけ回転される。瞳孔1114及び1126はいずれも、鏡面反射方向から60度に配置され、平面から外れるように、それぞれ時計回り及び反時計回りに54.7度だけ回転する。
センサのための11個の瞳孔が示されるが、任意の適当な数のセンサが用いられることがあることは理解されよう。また、センサは、任意の適当な反射方向、たとえば、同一平面上にない反射方向を受光するように配置されることもある。また、種々の実施形態において、センサは、光学ユニット902の種々の瞳孔に配置されることがある。他の種々の実施形態では、センサのうちのいくつか、又は全てが、瞳孔から離れて配置されることがある。たとえば、図15は、種々の瞳孔を起点として延在する光ファイバ1505を有する、別の例示的な光学ユニット1502を示す。光ファイバ1505は、瞳孔に入射する光を、1つ又は複数の受光素子を収容することがある離れた場所(図示せず)まで搬送することができる。
図17は、上記の方法及び/又は装置を用いて、未知の表面の特性を特定するための1つの例示的なプロセスフロー1700を示す。ステップ1702、1704、1706及び1708では、その表面の観測された反射率又はBRDFから、種々の外観特性を導出することができる。たとえば、ステップ1704では、重み付けされたスペクトル空間分布の大きさを求めることができる。ステップ1704では、その表面の積分された(integrated)BRDFを求めることができる。ステップ1706では、その表面の積分されたBSDFを求めることができる。種々の実施形態において、ステップ1708では、その表面の格子線構造を求めることができる。ステップ1710では、外観特性が、以下の参照表1のような参照表と比較され、未知の表面、及び/又はその表面の物理的特性が特定される。参照表は、たとえば、データベース924によって、及び/又はデバイス900の電子工学ユニット904によって格納されることがあることは理解されよう。
Figure 2008539439
図18は、種々の実施形態による、2つの表面間の指向性色差を求めるために、上記のプロセス及び/又は装置を用いるためのプロセスフロー1800を示す。プロセスフロー1800では、指向性色差は、CIELAB式に従って計算されるΔE値であるが、任意の適当な色測定方法を用いることができることは理解されよう。ステップ1802では、指定された光源及び観測者に基づいて、XYZ重み行列を計算することができる。XYZ重み行列は、サイズ3×Xを有することができる。ただし、Xは、測定される離散した波長又は波長範囲の数である。重み付けされた指向性応答は、1組のベクトルによって表すことができ、波長範囲毎に1つのベクトルがあることを思い起こされたい。したがって、重み付けされた指向性応答は、サイズX×dのベクトルとして表すことができる。ただし、dは、空間座標軸を表すために必要とされる項の数である(たとえば、3次元の場合、dは3に等しい)。ステップ1804では、2つの行列を乗算することができ、結果として、3×d行列が生成される。ステップ1806では、CIELAB関数を適用することができる。種々の実施形態において、CIELAB関数は、3×d行列の各列に別個に適用することができる。代替的に、CIELAB関数は、3×d行列の各列の大きさに適用することができる。ステップ1808では、ΔE値を計算することができる。
図19は、異なる時点及び異なる設備において製造されコーティングされることがある、2つの構成要素(たとえば、ドアハンドルは工場Aにおいて製造されることがあり、バンパは工場Bにおいて製造されることがある)に塗布されるコーティングの外観を一致させるために、コーティング業界において、たとえば、自動車部品の最終製造者が利用することができるプロセスフロー1900を示す。プロセスフロー1900を用いて、第1の構成要素の観測に基づいて、第2の構成要素のためのコーティング配合及び/又は工程の要因を決定することができる。ステップ1902では、第1のコーティングされた構成要素の外観特性を測定及び/又は計算することができる。その外観特性として、たとえば、重み付けされた指向性応答、BRDF等を用いることができる。ステップ1904では、たとえば、第1の構成要素と同じようにして、第2のコーティングされた構成要素の外観特性を測定することができる。ステップ1906では、2つのコーティングされた構成要素の外観特性を比較することができる。差が見られる場合には(たとえば、第2のコーティングされた構成要素が第1の構成要素に一致しないため)、たとえば、上述したように、ステップ1908において、差を示す外観特性を特定の配合又は塗布の要因に結び付けることができる。その後、第2のコーティングされた構成要素の配合又は塗布の要因を変更して、第1の構成要素と一致するようにさらに別の構成要素をコーティングすることができ、それにより、構成要素間の外観をより高い品質で一致させることができる。
図20は、交換部品をコーティングするときに用いられることになる工程及び/又は配合の要因を決定するためのプロセスフロー2000を示す。ステップ2002では、第1のコーティングされた構成要素の外観特性を求めることができる(たとえば、重み付けされた指向性応答、BRDF等)。たとえば、第1のコーティングされた構成要素として、自動車の構成要素を用いることができる。ステップ2004では、第1の構成要素上のコーティングの外観を再現するための配合又は塗布の要因を求めることができる(たとえば、その外観特性を配合又は塗布の要因に結び付けることによる)。ステップ2006では、ステップ2004において求められた配合又は塗布の要因を考慮して、第2の構成要素にコーティングを塗布することができる。プロセスフロー2000は、たとえば、自動車修理工場にとって役に立ち得る。このようにして、第2の構成要素のコーティングを第1の構成要素のコーティングと一致させることができる。プロセスフロー2000を用いて、自動車修理工場は、構成要素を塗装し直すために、又は交換部品を塗装するために用いられる塗料配合及び工程を一致させて、自動車上に既にある構成要素の外観と一致させることができる。構成要素の外観は風化及び消耗によって変化するので、元の配合及び工程要因を後に再現するよりも、より良好に外観を一致させることができる。
図21は、種々の実施形態による、セキュリティ部品の同一性を検証するためのプロセスフロー2100を示す。たとえば、セキュリティ部品として、セキュリティインク(たとえば、視認角に応じた外観を有するセキュリティインク)を用いることができる。そのインクは、製造物上のラベル又は他の指示物上に存在することがある。種々の実施形態において、たとえば、独特の外観を有する化粧品又は類似の製造物の事例では、セキュリティ部品は、製造物そのものであることもある。プロセスフロー2100を参照すると、ステップ2102では、第1の未知の部品の外観特性を測定することができる。その外観特性は、重み付けされた指向性応答、BRDF等であることがある。ステップ2104では、測定された外観特性を、本物のセキュリティ部品の既知の外観特性と比較することができる。ステップ2106では、試験される製造物の信憑性を見いだすことができる。たとえば、未知のセキュリティ部品の外観特性が、既知の製造物の外観特性と一致する場合には、未知の製造物は本物である可能性が高い。試験されたセキュリティ部品の特性が、既知の特性と一致しない場合には、その製造物は偽物であることがある。一致の信頼性は、複数の独立した外観特性を考慮することによって、高めることができることは理解されよう。
図22は、構成要素の出所を特定するための、種々の実施形態によるプロセスフロー2200を示す。プロセスフロー2200は、たとえば、法医学調査(forensic investigation)にとって役に立ち得る。ステップ2212では、構成要素の外観特性を解析することができる。その構成要素として、たとえば、ひき逃げ事故の現場における車両の破片、犯罪現場に残された衣類の切れ端、又は法医学調査の対象である他の構成要素を用いることができる。ステップ2214では、構成要素の外観特性を、既知の出所の構成要素の類似の特性と比較することができる。ステップ2216では、測定された外観特性と既知の外観特性との間の一致に基づいて、その構成要素を特定することができる。たとえば、車体の破片を、特定の製造元、型式、製造工程等に結び付けることができる。
本発明の図及び説明は、明確にするために、たとえば、上記の非実行サービスプロバイダユニットのいくつかの具体的なタスク等の他の要素を排除しながら、本発明を明確に理解する上で重要である要素を示すために簡略化されていることは理解されたい。当業者は、これらの要素及び他の要素が望ましいことがあることは理解されよう。しかしながら、そのような要素は当該技術分野においてよく知られており、本発明をさらに深く理解するのを助長しないので、そのような要素の説明は、本明細書では提供されない。
本明細書において用いられるときに、「コンピュータ」又は「コンピュータシステム」として、たとえば、限定はしないが、パーソナルコンピュータ(PC)、サーバ系コンピュータ、メインフレーム、サーバ、マイクロコンピュータ、ミニコンピュータ、ラップトップ、携帯情報端末(PDA)、携帯電話、ページャ、プロセッサ(それらの無線形態及び/又は有線形態を含む)、並びに/又はスタンドアローンの応用形態のためのデータ、及び/若しくはネットワーク化された1つ又は複数の媒体上のデータを処理するように構成することができる任意の他のコンピュータ化されたデバイスを、単独で、又は組み合わせて用いることができる。本明細書において開示されるコンピュータ及びコンピュータシステムは、データを入手し、処理し、格納し、且つ/又は通信する際に用いられる特定のソフトウエアアプリケーションを格納するために動作可能に関連付けられるメモリを含むことがある。そのようなメモリは、その動作可能に関連付けられるコンピュータ又はコンピュータシステムの内部に、外部に、リモートに又はローカルに存在することができることは理解されよう。またメモリは、たとえば、限定はしないが、ハードディスク、光ディスク、フロッピィディスク、ROM(リードオンリーメモリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、PROM(プログラマブルROM)、EEPROM(電気的消去可能なPROM)及び/又は他の同様のコンピュータ読取り可能媒体を含む、ソフトウエア又は他の命令を格納するための任意の手段を含むことがある。
システム901の種々のモジュール916、918は、任意のタイプの適当なコンピュータ命令タイプを用いて、システム901のプロセッサ(複数の場合もあり)又は任意の他のコンピュータシステムによって実行されることになるソフトウエアコードとして実現することができる。そのソフトウエアコードは、コンピュータ読取り可能媒体上に一連の命令又はコマンドとして格納することができる。本明細書において用いられるときに、用語「コンピュータ読取り可能媒体」は、たとえば、ディスケット、読取り専用及び書込み可能の両方の形式のコンパクトディスク、光ディスクドライブ及びハードディスクドライブのような、磁気メモリデバイス及び光メモリデバイスを含むことがある。またコンピュータ読取り可能媒体は、物理的、仮想的、永続的、一時的、半永久的及び/又は半一時的な形態をとることができるメモリ記憶装置を含むこともできる。コンピュータ読取り可能媒体はさらに、1つ又は複数の搬送波上で伝送される1つ又は複数のデータ信号を含むこともある。
本発明のいくつかの実施形態が説明されてきたが、本発明の利点のうちのいくつか又は全てを手にしている当業者であれば、それらの実施形態に対する種々の変更、代替及び改変を思いつくことができるものと理解されたい。それゆえ、本発明は、添付の特許請求の範囲によって規定されるような本発明の範囲及び精神から逸脱することなく、全てのそのような変更、代替及び変形を包含することを意図している。
本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、表面からの反射率を示す図である。 本発明の種々の実施形態による、表面からの反射率を示す図である。 本発明の種々の実施形態による、表面コーティングを示す図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、表面による屈折を示す図である。 本発明の種々の実施形態による、表面による回折及び/又は干渉を示す図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、システムを示す図である。 本発明の種々の実施形態による、ユーザに提供されることがあるユーザインターフェースを示す図である。 本発明の種々の実施形態による装置の立体図である。 図11の装置の異なる立体図である。 図11の装置の異なる立体図である。 図11の装置の異なる立体図である。 本発明の種々の実施形態による装置の立体図である。 本発明の種々の実施形態による、種々のセンサを示す図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。 本発明の種々の実施形態による、プロセスフローを示す流れ図である。

Claims (77)

  1. 或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定する装置であって、
    前記装置は、
    第1の照明方向から前記表面を照明するように向けられる第1の光源と、
    前記表面によって反射される光を受光するように配置される複数のセンサであって、
    第1の反射方向において前記表面によって反射される光を受光するように配置される第1のセンサと、
    第2の反射方向において前記表面によって反射される光を受光するように配置される第2のセンサと、
    第3の反射方向において前記表面によって反射される光を受光するように配置される第3のセンサと
    を含み、前記第1の方向、前記第2の方向及び前記第3の方向は同一平面上にはない、複数のセンサと、
    前記複数のセンサと通信することができるコンピュータと
    を備え、
    前記コンピュータは、前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮して、前記複数のセンサによって検知される光を、前記表面の第1の外観特性に変換するように構成される、或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定する装置。
  2. 第2の照明角で前記表面に入射する第2の光源をさらに備える、請求項1に記載の装置。
  3. 前記複数のセンサはさらに、第4の反射角において前記表面によって反射される光を受光するように配置される第4のセンサを含む、請求項1に記載の装置。
  4. 前記複数のセンサは、5〜15個のセンサを含む、請求項1に記載の装置。
  5. 前記第1のセンサは複数の離散した波長範囲を検知することができる、請求項1に記載の装置。
  6. 前記第1のセンサは、フォトダイオードと、前記反射された光および前記フォトダイオードの間に配置される少なくとも1つのスペクトルバンドパスフィルタとを含む、請求項1に記載の装置。
  7. 前記スペクトルバンドパスフィルタは、前記反射された光と前記フォトダイオードとの間に配置されるカラーホイールの一部である、請求項6に記載の装置。
  8. 前記第1のセンサは広帯域スペクトル検出器を含む、請求項1に記載の装置。
  9. 前記広帯域スペクトル検出器はRGBセンサである、請求項8に記載の装置。
  10. 前記第1のセンサは、前記第1の反射方向において反射される前記光を受光するように向けられる受光素子及び第1の瞳孔を含み、前記瞳孔は前記表面と前記受光素子との間に配置される、請求項1に記載の装置。
  11. 前記瞳孔は、少なくとも1つの光ファイバケーブルで前記受光素子に光学的に接続される、請求項10に記載の装置。
  12. 前記開口部と前記受光素子との間に配置される少なくとも1つのレンズをさらに備える、請求項10に記載の装置。
  13. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は、前記表面の表面法線に対する前記第1の照明方向に直交する、請求項1に記載の装置。
  14. 前記複数のセンサは、15度、25度、45度、75度及び110度の非鏡面反射角において配置されるセンサを含む、請求項1に記載の装置。
  15. 前記複数のセンサは、−15度の非鏡面反射角において配置されるセンサを含む、請求項1に記載の装置。
  16. 前記第1の光源は、コリメートされたビーム源である、請求項1に記載の装置。
  17. 前記第1の光源は、白色発光ダイオード(LED)を含む、請求項1に記載の装置。
  18. 前記第1の光源は、異なるスペクトル出力を有する複数のLEDを含む、請求項1に記載の装置。
  19. 前記複数は9個のLEDを含み、前記9個のLEDはそれぞれ異なるスペクトル出力を有する、請求項18に記載の装置。
  20. 前記第1の光源は白熱電球を含む、請求項1に記載の装置。
  21. 前記第1の照明方向は、前記表面法線と、0度の角度を成す、請求項1に記載の装置。
  22. 前記第1の照明方向は、前記表面法線と、45度よりも大きな角度を成す、請求項1に記載の装置。
  23. 前記複数のセンサは非撮像センサを含む、請求項1に記載の装置。
  24. 或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定するための方法であって、
    前記方法は、
    第1の照明方向から前記表面上に入射する第1の光源で前記表面を照明することと、
    複数の反射方向において前記表面によって反射される複数の波長の光を検知することであって、前記複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含む、検知することと、
    前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮して、前記光を前記表面の第1の外観特性に変換することと
    を含む、或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射率分布関数(BRDF)を測定する方法。
  25. 第2の照明方向から前記表面上に入射する第2の光源で前記表面を照明することをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記複数の反射方向は、第4の反射方向をさらに含む、請求項24に記載の方法。
  27. 前記複数の反射方向は、5個〜15個の反射方向を含む、請求項24に記載の方法。
  28. 前記複数の反射方向のうちの或る数の反射方向が前記表面の物理的特性に関連付けられる、請求項24に記載の方法。
  29. 前記複数の反射方向の数は、
    2L+m
    に等しく、ただし、Lは前記表面上に存在する層の数に等しく、mは前記表面に含まれる異なる材料の数に等しい、請求項28に記載の方法。
  30. 前記複数の反射方向の数は、
    6L+6m
    に等しく、ただし、Lは前記表面上に存在する層の数に等しく、mは前記表面に含まれる異なる材料の数に等しい、請求項28に記載の方法。
  31. 前記第1の外観特性は、前記表面の重み付けされた指向性応答であり、
    前記重み付けされた指向性応答は1組のベクトルを含み、
    前記1組のベクトルはそれぞれ、所与の波長又は波長範囲において前記複数の反射方向の全てにわたって測定された光のベクトル和を表す、請求項24に記載の方法。
  32. 平均スペクトル空間モーメントを計算することをさらに含み、
    前記平均スペクトル空間モーメントは、前記重み付けされた指向性応答の平均方向である、請求項31に記載の方法。
  33. 重み付けされたスペクトル空間分布を計算することをさらに含み、
    前記重み付けされたスペクトル空間分布は、前記重み付けされた指向性応答に含まれる前記1組のベクトルのエンドポイントの線形状を表す関数である、請求項31に記載の方法。
  34. 前記表面の前記重み付けされた指向性応答を、標準的な表面の重み付けされた指向性応答に変形することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
  35. 前記表面と第2の表面との間のΔE値を計算することをさらに含む、請求項31に記載の方法。
  36. 前記計算することは、前記重み付けされた指向性応答にCIELAB式を適用することを含む、請求項34に記載の方法。
  37. 前記1組のベクトルに含まれるベクトルに重み係数を適用することをさらに含む、請求項30に記載の方法。
  38. 前記重み係数は、前記表面によって反射される予想されるエネルギー分布を反映するために、前記ベクトルの方向に基づいて求められる、請求項37に記載の方法。
  39. 前記第1の外観特性は、前記表面の空間的にアンダーサンプリングされたBRDFである、請求項24に記載の方法。
  40. 前記BRDFの近似値から鏡面反射成分を減算することによって、双方向散乱分布関数(BSDF)の近似値を計算することをさらに含む、請求項39に記載の方法。
  41. 前記BSDFの前記近似値を表面形状散乱係数で割ることによって、前記表面による表面形状散乱に比例する項を計算することをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記BSDFの前記近似値を材料散乱係数で割ることによって、前記表面による材料散乱に比例する項を計算することをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  43. 前記BSDFの前記近似値を欠陥散乱係数で割ることによって、前記表面による欠陥散乱に比例する項を計算することをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  44. 前記第1の外観特性は格子構造周期である、請求項24に記載の方法。
  45. 前記第1の外観特性は屈折率である、請求項24に記載の方法。
  46. 前記表面の前記特性は、前記表面上に存在するコーティングの配合の特性を含む、請求項24に記載の方法。
  47. 前記表面の前記特性は、前記表面上に存在するコーティングを塗布するために用いられる工程の特性を含む、請求項24に記載の方法。
  48. 前記光を検知することは、固定された位置にある少なくとも1つのセンサを利用して光を検知することを含む、請求項24に記載の方法。
  49. 前記光を検知することは、少なくとも1つの非撮像センサで光を検知することを含む、請求項24に記載の方法。
  50. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は、同一平面上にはない、請求項24に記載の方法。
  51. 或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射分布関数(BRDF)を測定するためのシステムであって、
    少なくとも1つの光源で前記表面を照明するように構成される照明光学系と、
    複数の反射方向において前記表面から反射される複数の波長の光を検知するように構成される受光光学系であって、前記複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含む、受光光学系と、
    前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮して、前記受光光学系によって検知される光を前記表面の第1の外観特性に変換するように構成される処理モジュールと
    を備える、或る表面の空間的にアンダーサンプリングされた双方向反射分布関数(BRDF)を測定するためのシステム。
  52. 前記照明光学系、前記受光光学系及び前記処理モジュールは、単一の筐体内に収容される、請求項51に記載のシステム。
  53. 前記処理モジュールは、前記照明光学系及び前記受光光学系から遠隔して位置する、請求項51に記載のシステム。
  54. 前記受光光学系は、固定された位置にある少なくとも2つのセンサを含む、請求項51に記載のシステム。
  55. 前記受光光学系は、少なくとも1つの非撮像センサを含む、請求項51に記載のシステム。
  56. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は、同一平面上にはない、請求項55に記載のシステム。
  57. 第1の構成要素に塗布されるコーティング及び第2の構成要素に塗布されるコーティングの外観を一致させる方法であって、
    前記方法は、
    前記第1の構成要素の第1の外観特性を求めることであって、
    第1の照明方向から前記第1の構成要素の表面上に入射する第1の光源で前記第1の構成要素の表面を照明すること、及び
    複数の反射方向において前記表面によって反射される複数の波長の光を検知することであって、前記複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含み、前記第1の外観特性は、前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮する、検知すること
    を含む、第1の外観特性を求めることと、
    前記第2の構成要素の第2の外観特性を求めることと、
    前記第1の外観特性及び前記第2の外観特性を比較することと、
    前記第1の外観特性と前記第2の外観特性との間の差をコーティング要因に関連付けることと
    を含む、第1の構成要素に塗布されるコーティング及び第2の構成要素に塗布されるコーティングの外観を一致させる方法。
  58. 前記コーティング要因は、配合要因及び塗布要因のうちの少なくとも一方を含む、請求項57に記載の方法。
  59. 前記第1の外観特性は、
    前記第1の構成要素タイプの見本の重み付けされた指向性応答と、
    前記第1の構成要素タイプの見本のBRDFと
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項57に記載の方法。
  60. 前記コーティング要因を考慮して、第3の構成要素タイプをコーティングすることをさらに含む、請求項57に記載の方法。
  61. 前記光を検知することは、固定された位置にある少なくとも1つのセンサを利用して光を検知することを含む、請求項57に記載の方法。
  62. 前記光を検知することは、少なくとも1つの非撮像センサで光を検知することを含む、請求項57に記載の方法。
  63. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は、同一平面上にはない、請求項57に記載の方法。
  64. デバイスを修理する方法であって、
    前記方法は、
    前記デバイスの第1の構成要素の第1の外観特性を求めることであって、
    第1の照明方向から前記第1の構成要素の表面上に入射する第1の光源で前記第1の構成要素の表面を照明すること、及び
    複数の反射方向において前記表面によって反射される複数の波長の光を検知することであって、前記複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含み、前記第1の外観特性は、前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮する、検知すること
    を含む、第1の外観特性を求めることと、
    前記第1の外観特性を前記第1の構成要素のコーティング要因に関連付けることと、
    前記コーティング要因を考慮して、前記デバイスの交換部品をコーティングすることと
    を含む、デバイスを修理する方法。
  65. 前記コーティング要因は、配合要因及び塗布要因のうちの少なくとも一方を含む、請求項64に記載の方法。
  66. 前記外観特性は、
    前記第1の構成要素タイプの見本の重み付けされた指向性応答と、
    前記第1の構成要素タイプの見本のBRDFと
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項64に記載の方法。
  67. 前記デバイスは車である、請求項64に記載の方法。
  68. 前記複数の反射方向において複数の波長の光を検知することは、固定された位置にある少なくとも1つのセンサを利用して光を検知することを含む、請求項64に記載の方法。
  69. 前記光を検知することは、少なくとも1つの非撮像センサで光を検知することを含む、請求項64に記載の方法。
  70. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は同一平面上にはない、請求項64に記載の方法。
  71. 未知の物体を特定する方法であって、
    前記物体の第1の外観特性を求めることであって、
    第1の照明方向から前記物体の表面上に入射する第1の光源で前記物体の表面を照明すること、及び
    複数の反射方向において前記表面によって反射される複数の波長の光を検知することであって、前記複数の反射方向は、第1の反射方向、第2の反射方向及び第3の反射方向を含み、前記第1の外観特性は前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向を考慮する、検知すること
    を含む、第1の外観特性を求めることと、
    前記第1の外観特性を既知の物体の外観特性を比較することと
    を含む、未知の物体を特定する方法。
  72. 前記外観特性は、
    前記第1の構成要素タイプの見本の重み付けされた指向性応答と、
    前記第1の構成要素タイプの見本のBRDFと
    のうちの少なくとも一方を含む、請求項71に記載の方法。
  73. 前記比較することに基づいて、前記物体の信憑性を判定することをさらに含む、請求項71に記載の方法。
  74. 前記比較に基づいて、前記物体の出所を特定することをさらに含む、請求項71に記載の方法。
  75. 前記複数の反射方向において複数の波長の光を検知することは、固定された位置にある少なくとも1つのセンサを利用して光を検知することを含む、請求項71に記載の方法。
  76. 前記光を検知することは、少なくとも1つの非撮像センサで光を検知することを含む、請求項71に記載の方法。
  77. 前記第1の反射方向、前記第2の反射方向及び前記第3の反射方向は、同一平面上にはない、請求項71に記載の方法。
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