JP2008539048A - カテーテル又はシース用の裂開可能な非外傷性先端及び本体 - Google Patents

カテーテル又はシース用の裂開可能な非外傷性先端及び本体 Download PDF

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Abstract

カテーテル又はシースの裂開/剥離可能な管状本体(2)であって、裂開/剥離可能な非外傷性の先端(14)を有している管状本体(2)が開示されている。非外傷性の先端(4)は、管状本体(2)よりも概ね柔らかい。管状本体(2)と非外傷性先端(4)は、それぞれ、それら各々の長さに沿って長手方向に延びる剥離機構を備えている。剥離機構は、第1及び第2の長手方向に延びるポリマー材料の条片(8、10)の間を長手方向に延びる界面結合の領域(11)によって形成されている。各条片(8、10)は、管状本体(2)と非外傷性先端(4)の外周面の少なくとも一部を形成している。界面結合の領域に沿って、応力集中の領域が延びる。応力集中は、管状本体(2)と非外傷性先端(4)をそれら各々の剥離機構に沿って割き易くする。
【選択図】図10

Description

本発明は、カテーテルとシース用本体、及びその様なカテーテルやシースと組み合わせて用いるための先端、並びにその製造方法及び使用方法に関する。より具体的には、本発明は、割くことができ且つ放射線不透過性を有する本体と先端、及びその様な本体と先端の製造及び使用方法に関する。
本出願は、2005年4月28日に出願された米国仮特許出願第60/675,973号(「973号出願」)の優先権を主張すると共に、2005年5月3日に出願された米国仮特許出願第60/677,423号(「423号出願」)に対する優先権を主張する。この出願は、これと同時に出願された国際特許出願第PCT/US2006/xxxxxx号(事件番号:0B−046802WO)(「xxx号出願」)「カテーテル又はシース用管状本体」にも関連している。973号出願、423号出願、及びxxx号出願は共に、ここで参照することにより、その内容の全てが本明細書に含まれる。
一般に、カテーテル及びシースは、割くことができる(即ち、剥ぐことができ又は剥ぎ去ることができる)種類の管状本体を使用して製造され、この本体は、カテーテル又はシースを、植え込まれた医療装置(例えば、ペースメーカーリード線)の周りから、装置の邪魔をすることなく取り出すことを可能にする。先行技術による管状本体は、該管状本体を割くことができるようにするため、本体の壁の内周面又は外周面に沿って長手方向に延びる剥離用溝を伴って形成されている。その様な剥離用溝は、製造工程が難しく且つ高価である。
他のカテーテル及びシースは、一般に、放射線不透過性の遠位先端を有する管状本体を備えるように製造されている。その様なカテーテル及びシースは、心臓血管処置及び他の医療処置に使用される。放射線不透過性遠位先端は、X線透視法又は他の画像化システムにより、患者の身体内で観察でき、それによって、医師は、処置中に管状本体を所望の位置に配置することができる。
放射線不透過性遠位先端を有する先行技術の管状本体は、十分な先端放射線不透過性を実現するために、しばしば、重貴金属(例えば、金、白金、タンタル)を使用している。例えば、重貴金属の薄帯がその様な先行技術による管状本体各々の遠位端に埋め込まれている。結果として、その様な先行技術による管状本体は、重貴金属の高い費用と、その様な管状本体を製造するのに使用される労働集約的製造工程のため、かなり高価である。
管状本体は、放射線不透過性遠位帯を形成するのに使用される貴金属との化学的な相溶性を持たないポリマー材料から作られることがある。その場合、遠位帯は、管状本体の材料基質に接着されないので、材料分離が起こり機械的強度が不連続になる恐れがある。
放射線不透過性遠位先端を有する管状本体を、植え込まれた医療装置を妨害することなく患者から取り出すことができるようにするために、放射線不透過性遠位先端を有する管状本体を、更に割けるようにする必要がある場合には、重貴金属の薄帯に、管状本体の壁の剥離用溝と一致する剥離用溝を設けねばならない。これにより、既に難しく高価な製造工程に、更なる面倒と出費が加わることになる。
この技術分野には、より安価な材料を利用し、製造の労働集約性がより低く、且つ医療処置中の材料分離が原因で失敗する可能性がより低い、割くことができる及び/又は放射線不透過性の管状本体が必要とされている。その様な管状本体を製作する方法及び使用する方法も必要とされている。
本発明は、1つの実施形態では、カテーテル又はシースの剥離可能な本体用の剥離可能な非外傷性先端である。この先端は、先端に沿って長手方向に延びる剥離機構を備えている。先端は、概ね、本体よりも柔らかであってよい。
1つの実施形態では、剥離機構は、第1及び第2の長手方向に延びる材料の条片の間に長手方向に延びている界面結合領域によって形成されている。第1の条片の材料は、第2の条片のポリマー材料よりも多量の放射線不透過性充填材を有していてよい。各条片は、管状本体の外周面の少なくとも一部を形成することができる。界面結合の領域に沿って、応力集中領域が延びる。応力集中は、先端を剥離機構に沿って割き易くする。
別の実施形態では、第1及び第2の条片の材料は、第1の条片の材料に第2の条片の材料よりも多量の無機質充填材が添加されている点で異なっている。第1の条片の材料は、第2の条片の材料よりも多量の放射線不透過性充填材を備えることができる。
更に別の実施形態では、第1の条片のポリマー材料は、第2の条片のポリマー材料との化学的相溶性を有していない。従って、ポリマー材料の第1及び第2の条片の間の溶融接着性を高めるように、ポリマー材料の少なくとも一方に、相溶化剤が添加されている。
1つの実施形態では、剥離機構は、剥離用溝によって形成されている。剥離機構は、例えば、切り込み線/削り込み線によって形成されてよい。先端は、更に、先端の外周面の下に埋め込まれた円形の放射線不透過性の帯を備えることができる。この帯は、剥離機構と整列した切り込みを含んでいる。
別の実施形態では、先端は、更に,第3及び第4の長手方向に延びている材料の条片を含んでいる。この実施形態では、第3の条片は、第4の条片よりも多量の放射線不透過性充填材を有しており、第3の条片は、第1の条片よりも幅が広い。
本発明は、更に別の実施形態では、カテーテル又はシースの剥離可能な管状本体の遠位端に、剥離可能な非外傷性先端を取り付ける方法である。この方法は、管状本体をマンドレル上に配置する工程と、先端を本体の遠位端上に配置する工程を含んでいる。本体は、本体に沿って長手方向に延びる第1剥離機構を含んでおり、先端は、先端に沿って長手方向に延びる第2剥離機構を含んでいる。第2剥離機構は、第1剥離機構と長手方向に一致するように整列している。先端は、本体の遠位端に接合される。
1つの実施形態では、第2剥離機構が、第1及び第2の長手方向に延びる材料の条片の間を長手方向に延びる界面結合の領域によって形成されている。第2剥離機構は、剥離用溝によって形成してもよい。或いは、第2剥離機構は、切り込み線/削り込み線によって形成してもよい。
本発明は、1つの実施形態では、裂開可能な管状本体と裂開可能な非外傷性先端を備えているカテーテル又はシースである。裂開可能な管状本体は、本体に沿って長手方向に延びる第1剥離機構を含んでいる。裂開可能な非外傷性先端は、第1剥離機構と整列し且つ先端に沿って長手方向に延びている第2剥離機構を含んでいる。第2剥離機構は、第1及び第2の長手方向に延びる材料の条片の間を長手方向に延びる界面結合の領域によって形成されている。
本発明は、1つの実施形態では、裂開可能な管状本体と裂開可能な非外傷性先端を備えているカテーテル又はシースである。裂開可能な管状本体は、本体に沿って長手方向に延びる第1剥離機構を含んでいる。第1剥離機構は、第1及び第2の長手方向に延びている材料の条片の間を長手方向に延びている界面結合の領域によって形成されている。裂開可能な非外傷性先端は、第1剥離機構と整列し且つ先端に沿って長手方向に延びる第2剥離機構を含んでいる。
本発明は、1つの実施形態では、カテーテル又はシース用の裂開可能な管状本体の近位端に連結させるための裂開可能な装置である。この装置は、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合の領域によって形成される裂開線を含むハウジングを備えている。様々な実施形態では、装置は、例えば、相互係止部、弁、接合部、又は取付部である。
本発明は、更に別の実施形態では、非外傷性先端をカテーテル又はシースの管状本体の遠位端に取り付ける方法である。この方法は、以下の通りである。管状本体が用意され、第1面に存在する第1のあらかじめ湾曲させられた部分が設けられる。先端が用意され、この先端は、先端に沿って長手方向に延び且つ第2面に存在している、第1放射線不透過性条片を含んでいる。この先端が、本体の遠位端上に、第1面と第2面が整列するように配置され、先端が遠位端に接合される。
本発明は、別の実施形態では、管状本体と、本体の遠位端に連結された非外傷性先端を含んでいるカテーテル又はシースである。管状本体は、第1面に存在している第1のあらかじめ湾曲させられた部分を含んでいる。非外傷性先端は、先端に沿って延び且つ第1面に存在している第1放射線不透過性条片を含んでいる。
図1は、カテーテル又はシースのための裂開可能な(即ち、剥ぎ取り型の)管状本体2を含んでいる、第1の実施形態による本発明の側立面図である。管状本体2は、遠位端4と近位端6を含んでいる。図1に示す実施形態では、管状本体2は、異なる材料(例えば、第1ポリマー及び第2ポリマー)からなる、少なくとも2つの一体化された長手方向条片8、10で形成されている。図1に示すように、各条片8、10は、管状本体2の全長に亘って概ね真直ぐに延びている。
条片8、10は、ここでは第1条片8及び第2条片10を指す。第1条片8の材料と第2条片10の材料は、これら2つの条片8、10の間の界面領域(即ち、境界)に沿って応力集中を形成するほど十分に異なっている。応力集中は、剥離線11を形成し、これが組込み(built−in)剥離用溝の様な機能を果たす。結果的に、管状本体2は、実際の剥離用溝を欠いているにもかかわらず、容易に割くことができる。
条片8、10を形成するのに使用される材料間の相違は、組込み剥離用溝としての機能を果たす応力集中を作り出すことができるものでありさえすればよい。これは、以下の方法を含め、様々な方法で達成される。
条片8、10に使用される材料は、第1ポリマーからのものであってよく、第2条片10は第2ポリマーから作られてもよく、概ね同じであるが異なっていてもよい。第1条片8に使用されるポリマーは、第2条片10に使用されるポリマーとは、分子配向が異なっていてよい。1つの実施形態では、第1条片8に使用されるポリマー材料は、流動誘導(flow−induced)軸方向分子配向を有するポリマーであり、第2条片10に使用されるポリマーは、流動誘導軸方向分子配向を殆ど或いは全く持たないポリマーである。この様な実施形態では、第1条片8に使用されるポリマー材料の流動誘導配向方向に沿った引裂強度は、分子鎖の整列により誘起される機械的異方性が原因で低下することになる。反対に、第2条片10に使用されるポリマー材料は、その機械的異方性の程度が低いことにより、以下の属性、即ち、高い引裂強度、高い機械的強度、高いトルク性能、及び高い捻れ(kink)抵抗性、の何れか又は全てを有することになる。第1条片8に使用でき且つポリマー加工中に分子が流動方向に沿って容易に配向される材料の例として、とりわけ、チコナ・べクトラ(Ticona Vectra)(登録商標)、LKX1107、LKX1113の様な結晶ポリマーを挙げることができる。
条片8、10に使用されるポリマー基材は、第1条片8に使用される材料に半相溶性又は非相溶性の無機充填材が添加されることができる点を除き、化学的に同一又は類似していてもよい。その様な充填材は、放射線不透過性充填材、又は、シリカ、粘土、グラファイト、マイカ、及び炭酸カルシウムの様な他の汎用充填材を含む。そのような実施形態では、第1条片8に使用される材料の引裂強度並びに降伏及び破断時の伸びは、充填材の添加量が増すに伴って低下する。
第1及び第2条片8、10に使用されるポリマー基材は、化学的に相溶性であってもよい。第1及び第2条片8、10の間の溶融接着性を高めるために、第1及び第2条片8、10に使用されるポリマー材料の少なくとも一方に、ポリマー相溶化剤が投入される。
管状本体2が製造された後、第1条片8に使用された材料は、分子配向及び/又は機械的属性の異方性に関して、第2条片10に使用された材料とは異なることがある。これは、特に、引裂強度並びに降伏及び破断時の伸びに関して当てはまる。更に、第1及び第2条片8、10に使用される材料は、条片8、10の間に自己接着性の界面領域が確実に形成されるように、少なくとも部分的に相溶性を有する。
条片8、10に使用されるポリマー材料は機能的混和性を有することができる。機能的混和性を有するために、条片8、10に使用される2つの材料は、器具の意図された用途の機能を果たせるだけの接着性を有していなければならないが、器具がその意図された機能を完遂したときには、条片8、10の間の境界領域11に、組込み剥離用溝としての役目を容易に果たせるだけの応力集中が形成されなければならない。別の実施形態では、条片8、10に使用される材料は、条片8、10の自己接着性を与えて、条片8、10の間に信頼性の高い界面領域11を作り出すために、化学的混和性又は部分的混和性を有している。1つの実施形態では、条片8、10に使用される材料として、溶融加工可能な熱可塑性プラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリフッ化ビニリデン、フッ化エチレンプロピレンコポリマー、ポリエチレン・コ・テトラフルオロエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド−6、ポリアミド−6.6、ポリアミド−11、ポリアミド−12、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレンなど)、及び熱可塑性エラストマー(「TPE」)(例えば、ポリアミドを基材とするTPE、オレフィン系TPE、イオン系TPE、ポリエステルを基材とするTPE、熱可塑性ポリウレタンなど)が挙げられる。
第1条片8に使用されるポリマー材料は、放射線不透過性材料が大量に添加された材料でもよい。その様な実施形態では、第1条片8は、高放射線不透過性条片8と称される。前記実施形態では、第2条片10に使用される材料は、放射線不透過性材料が添加されていないか微量に添加されたポリマー材料である。その様な実施形態では、第2条片10は、低放射線不透過性条片10と称される。
この詳細な説明で更に詳しく後述するが、管状本体2は、外科処置部位を経由して患者の体内に挿入(例えば、剣状突起の下の胸腔に進入)され、治療地点(例えば、心臓の心嚢空間)に導かれる。或いは、管状本体2は、患者の身体管腔(例えば、血管)を経由して患者の体内に挿入され、身体管腔に沿って巧みに操作して治療地点(例えば、心臓の室)まで進められる。医療装置は、管状本体2を経由して、治療地点に埋め込まれる。管状本体2を、植え込まれた医療装置(例えば、ペースメーカーリード線)を妨害すること無く取り出すことができるようにするため、管状本体2は、指爪、工具、又は他の用具を介して、管状本体2の側部が分離されるように力を加えるだけで、条片8、10の間の界面11に沿って長手方向に割ける。条片8、10の間の界面11に形成される応力集中11は、組込み剥離用溝として機能する。割かれた管状本体2は、その後、植え込まれた医療装置の周りから取り外される。
管状本体2が、放射線不透過性材料が多量に添加された材料から形成されている第1条片8を含んでいる(即ち、第1条片8が高放射線不透過性条片8である)場合には、管状本体2の患者体内での移動と位置決めは、X線透視法により監視されてよい。
この詳細な説明から明らかになるように、裂開可能な管状本体2は、その様々な実施形態において、以下の利点を提供する。第1に、管状本体2は、剥離用溝、切り込み線、又は削ぎ縁(skive)が存在しなくても、2種類の条片8、10の間で容易に割くことができる。第2に、管状本体2は、剥離用溝を管状本体2上に形成する必要が無く、管状本体2を、同時押出成形、同時射出成形、又は同時圧縮成形の様な1つの簡単な工程で作ることができるので、先行技術による裂開可能な管状本体よりも、製造費用が安価である。
放射線不透過性材料が多量に添加された材料から第1条片8が作られている管状本体2の実施形態(即ち、高放射線不透過性条片8を有する管状本体2)では、その様な管状本体2は、更に、以下の利点を有している。第1に、管状本体2は、X線透視法により、人の体内でその全長に亘って視認できるため、医師には、放射線不透過性リングをその遠位端に植え込んだ先行技術による管状本体の場合に必要なように、遠位側先端4の末端の位置を推定する必要が無い。第2に、管状本体2は、純金属又は金属化合物を使用すること無く、相溶性を有するポリマー又はポリマー系化合物から作られているために、管状本体2は、先行技術による管状本体に比べて、材料の適合性並びに機械的完全性が高い。第3に、管状本体2が高放射線不透過性の条片8と低放射線不透過性の条片10の両方を備えていることにより、管状本体は、可撓性が高く、なお且つ捻れ抵抗が高い。管状本体2の他の有利な態様は、この詳細な説明全体を通して明らかになるであろう。
管状本体2並びにその条片8、10の第1実施形態への理解を深めるために、これより図2A及び図2Bを参照する。図2Aは、図1の切断線A−Aを通る、管状本体2の第1の実施形態の断面図である。図2Bは、図2Aの切断線A’−A’を通る、管状本体2の第1の実施形態の縦断面図である。図2A及び図2Bに示すように、管状本体2の第1の実施形態は、外周面14と内周面16を有する壁12を含んでいる。外周面14は、管状本体2の外側表面を形成しており、内周面16は、管本体2を貫通して管状本体2の全長を延びる管腔18を画定している。
図2Aに示すように、各条片8、10は、壁12の一体の区画を形成している。図2Aに示すように、管状本体2は、1つの実施形態では、4つの第1条片8と4つの第2条片10とが(例えば、同時押出成形で)共に形成され、円周方向に連続し全長に亘って一体化された壁12を作り出す構成になっている。1つの第1条片8と1つの第2条片10しかない、他の実施形態もある。更に他の実施形態では、4つの第1条片8と4つの第2条片10よりも多い構成を含め、各種類の条片8、10の個数は任意である。更には、実施形態の中には、一方の種類の条片8、10の個数が他方の種類の条片8、10の個数を上回る実施形態もある。
2つの第1条片8と2つの第2条片10を有する1つの実施形態では、各条片8、10は、管状本体壁12の周長の約25%を占める幅を有している。各条片8、10が、管状本体壁12の周長の概ね等しい割合を占める他の実施形態では、条片8、10の幅は、条片の合計数によって、管状本体壁12の周長の約2%から約50%の範囲にある。
1つの実施形態では、一方の種類の条片8、10が、管状本体壁12の周長のより大きな割合を構成する。換言すると、第1条片8は第2条片10よりも幅が広く、またその逆も然りである。例えば、図2Aに示すように、4つの第1条片8のそれぞれは、管状本体壁12の周長の約17%を占めており、他方、第2条片10のそれぞれは、管状本体壁12の周長の約8%を占めている。同様に、2つの第1条片8と2つの第2条片10を有する別の実施形態では、2つの第2条片10のそれぞれは、管状本体壁12の周長の約33%を占め、他方、2つの第1条片8のそれぞれは、管状本体壁12の周長の約17%を占めている。繰り返すが、条片8、10の個数次第で、他の実施形態では、条片8、10の幅は、管状本体壁12の周長の約2%から約50%の範囲にあってよい。他の実施形態では、条片8、10のうちの1つ又は複数の条片の幅は、約0.1%から約5%の間にあって、微細条片8、10を形成している。
1つの実施形態では、条片8、10のうち1つ又は複数の条片は、管状本体壁12の周長に占める割合が特異である。例えば、複数の第1条片8を有する管状本体2の或る実施形態では、第1条片8の(全部でなければ)少なくとも1つは、特異な幅を有している。1つの実施形態では、第1条片の幅8は全てが等しいわけではない。他の実施形態では、第2条片10の(全部でなければ)少なくとも1つ又は条片8、10の(全部でなければ)少なくとも1つについて、同様の構成が存在する。
1つの実施形態では、管腔18は、約4フレンチ(”F”)(約1.33mm)から約22F(約7.33mm)の間の直径を有している。1つの実施形態では、管状本体2は、外側直径が約5F(約1.67mm)から約24F(約8mm)の間にある。1つの実施形態では、管状本体2は、壁の厚さが約0.006”(約0.15mm)から約0.026”(約0.67mm)の間にある。
本発明の第2実施形態を説明するに当たり、これより図3、図4A、及び図4Bを参照する。図3は、遠位端4と近位端6を有し、且つ少なくとも2つの一体化された長手方向条片8、10で形成されている、放射線不透過性管状本体2の第2の実施形態の側立面図である。ある実施形態では、それら条片8、10は、異なる放射線不透過性を有する。図4Aは、図3の切断線B−Bを通る、管状本体2の第2の実施形態の横断面図である。図4Bは、図4Aの切断線B’−B’を通る、管状本体2の第2の実施形態の縦断面図である。
図3から理解できるように、そして図4Aと図4Bに更に分かり易く示しているように、第2の実施形態の管状本体2とその条片8、10は、第2の実施形態の第1条片8が、管状本体壁12の外側及び内側の周面14、16を形成している第2条片材料の層10’、10”の下側にあることを除けば、図1、図2A、図2Bに示す管状本体2の第1の実施形態と同様に構成されている。換言すると、図3、図4A、図4Bに示すように、管状本体2の第2の実施形態の第1条片8は、第2条片材料10の外側の層10’と内側の層10”に挟まれている。
第2の実施形態の他の変形例では、管状本体2の第2の実施形態の第1条片8は、第2条片材料10の単一層の下に隠れている。例えば、それぞれ、図3の切断線B−Bを通る、管状本体2の横断面図と、図4Cの切断線B”−B”を通る、管状本体2の縦断面図である、図4Cと図4Dに示す管状本体2の第2の実施形態の第1変形例では、第1条片8は、第2条片材料10の、外側の層10’である単一層の下側にある。而して、図4Cと図4Dに示すように、第2条片外側層10’は、管状本体壁12の外周面14を形成し、第1条片8は管状本体壁12の内周面16の部分を形成している。
同様に、それぞれ、図3の切断線B−Bを通る、管状本体2の横断面図と、図4Eの切断線B’’’−B’’’を通る、管状本体2の縦断面図である、図4Eと図4Fに示す管状本体2の第2の実施形態の第2変形例では、第1条片8は、第2条片材料10の、内側の層10”である単一層の下側にある。而して、図4Eと図4Fに示すように、第2条片内側層10”は、管状本体壁12の内周面16を形成し、第1条片8は管状本体壁12の外周面14の部分を形成している。
本発明の第3の実施形態を説明するに当たり、これより、図5、図6A、及び図6Bを参照する。図5は、遠位端4と近位端6を有しており、且つ少なくとも2つの一体化された長手方向螺旋状条片8、10で形成されている管状本体2の第3の実施形態の側立面図である。それら条片8、10は、異なる放射線不透過性を有していてよい。図6Aは、図5の切断線C−Cを通る管状部材2の第3の実施形態の横断面図である。図6Bは、図6Aの切断線C’−C’を通る管状本体2の第3の実施形態の縦断面図である。
図5、図6A、図6Bに示すように、管状本体2の第3の実施形態では、その条片8、10は、第2の実施形態の条片8、10が、管状本体2の第3の実施形態の長さに沿って渦巻状又は螺旋状に延びていることを除けば、図1、図2A、及び図2Bに示す管状本体2の第1の実施形態のものと同様に構成されている。
本発明の第4の実施形態を説明するに当たり、これより図7、図8A、及び図8Bを参照する。図7は、遠位端4と近位端6を有しており、且つ少なくとも2つの一体化された長手方向螺旋条片8、10で形成されている管状本体2の第4の実施形態の側立面図である。それら条片8、10は、異なる放射線不透過性を有していてよい。図8Aは、図7の切断線D−Dを通る、管状本体2の第4の実施形態の横断面図である。図8Bは、図8Aの切断線D’−D’を通る、管状本体2の第4の実施形態の縦断面図である。
図7から理解できるように、そして図8Aと図8Bに更に分かり易く示しているように、管状本体2の第4の実施形態とその螺旋状条片8、10は、第4の実施形態の螺旋状の第1条片8が、管状本体壁12の外側及び内側の周面を形成している第2条片材料の層10’、10”の下側にあることを除けば、図5、図6A、図6Bに示す管状本体2の第3の実施形態と同様に構成されている。換言すると、図7、図8A、図8Bに示しているように、管状本体2の第4の実施形態の螺旋状の第1条片8は、第2条片材料10の外側の層10’と内側の層10”に挟まれている。
第4の実施形態の他の変形例では、管状本体2の第4の実施形態の第1条片8は、第2条片材料10の単一層の下側にある。例えば、それぞれ、図7の切断線D−Dを通る、管状本体2の横断面図と、図8Cの切断線D”−D”を通る、管状本体2の縦断面図である、図8Cと図8Dに示す管状本体2の第4の実施形態の第1変形例では、第1条片8は、第2条片材料10の、内側の層10”である単一層の下側にある。而して、図8Cと図8Dに示すように、第2条片内側層10”は、管状本体壁12の内周面16を形成し、第1条片8は管状本体壁12の外周面14の部分を形成している。
同様に、それぞれ、図7の切断線D−Dを通る、管状本体2の横断面図と、図8Eの切断線D’’’−D’’’を通る、管状本体2の縦断面図である、図8Eと図8Fに示す管状本体2の第4の実施形態の第2変形例では、第1条片8は、第2条片材料10の、外側の層10’である単一層の下側にある。而して、図8Eと図8Fに示すように、第2条片外側層10’は、管状本体壁12の外周面14を形成し、第1条片8は管状本体壁12の内周面16の部分を形成している。
第1条片8と第2条片10は、2つの相溶性を有するポリマー又はポリマー系化合物から、同時押出成形、同時射出成形、又は同時圧縮成形工程を経て、一体化された管状本体2に成形されることができる。ポリマー材料の例としては、熱可塑性又は熱硬化性ポリマー系が挙げられる。
第1条片8は、X線放射下で高放射線不透過性を示す重金属の生体適合性充填材又は生体適合性金属化合物が多量に添加された材料で形成されていてもよい。X線透視法を介した視認性に必要な機能的な幅と壁厚(即ち、管状本体壁12の周長に対する割合)は、第1条片8(即ち、高放射線不透過性条片8)の放射線不透過性の程度によって異なる。例えば、第1条片8が(ポリマーに含浸されている金属又は金属化合物の充填剤の放射線不透過の性質により、及び/又はポリマー中の金属又は金属化合物の割合により)高い放射線不透過性を有する場合には、より細くて薄い第1条片8で足りる。他方、第1条片8が低い放射線不透過性を有する場合、X線透視法を介して必要な視認性を実現するためには、より幅広で厚い第1条片8が必要になる。
第1条片8(即ち、高放射線不透過性条片8)は、放射線不透過性充填材が添加されたエラストマー系ポリマー材料から作られている場合には、患者体内でX線透視法により視認することができる性能を提供することに加えて、管状本体2に捻れ抵抗を提供する。或る好適な実施形態では、第1条片8は、熱可塑性ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミドなどを含め、タングステンが含浸された熱可塑性エラストマーである。使用されるタングステンの量は、求められる放射線不透過性の程度及び熱可塑性エラストマーによって異なる。例えば、条片がペバックス(PEBAX)で形成されている場合、第1条片には、60−95重量%のタングステン、好ましくは80−85重量%のタングステンが添加される。
第2条片10(即ち、低放射線不透過性条片10)は、放射線不透過性充填材が添加されていなくても、微量に添加されていてもよい。而して、第2条片10は、X線放射下で低放射線不透過性を有しており、管状本体2に機械的強度と耐久性を提供している。
溶融加工処理を目的として、条片8、10に使用されるポリマー対の選択は、主に、化学的相溶性の程度、機械的特性の均衡、及びポリマー対の間の溶融加工性に基づいて行われる。同一成分の化学種を有する異なる等級のポリマー(例えば、ポリエーテルブロックアミド、ポリウレタン、オレフィン、スチレン、ポリエステル、ポリエーテルなどを含む、各種熱可塑性エラストマー)が、対として使用されてよい。熱可塑性プラスチック及び熱可塑性エラストマーの対も使用され得る(例えば、ポリエーテルブロックアミドを有するポリアミド、ポリエーテル・コ・エステルを有するポリエステル)。他のポリマー対は、ポリマー相溶化技術の使用と併せれば可能である。
放射線不透過性の管状本体2では、ポリマー対からの1つの基材ポリマーには、混合処理及び配合処理技術を使用し、溶融処理又は溶媒処理の何れかを介して、重金属又は金属化合物を充填しなければならない。重金属及び化合物は生体適合性がなければならない(例えば、バリウム、タングステン、タンタル、白金、金、ビスマス、ジルコニウム、ニオビウム、チタン、オキシ塩化ビスマス、硫酸バリウム、三酸化ビスマス、ヨウ素、ヨウ化物など、及びそれらの化合物)。1つの実施形態では、生体適合性を有する放射線不透過性充填材は、原子番号が約22から約83までの少なくとも1つの元素を含む。
重金属又は金属化合物の充填材は、選択された基材ポリマーとの相溶性を有しておらず、多量に添加されたポリマー化合物では、機械的特性が大幅に低下することがある。放射線不透過性充填材の添加レベルを高めると共に充填材と基材ポリマーとの相溶性を高めるために、相溶化剤又は結合剤をポリマー化合物に使用することができる。
先に指摘したように、管状本体2は、2種類の条片8、10の間の1つ又はそれ以上の境界(即ち、界面)の箇所で剥ぐことができる(即ち、割くことができる)。管状本体2を長手方向に割くには、指爪、工具、又は他の用具を介して、内周面16の互いに対向する側が離れるように力を加えるだけでよい。条片8、10の間の境界の材料の変化が、応力集中点を作り出し、この点は、組込み剥離用溝として作用し、管状本体2は、剥がれる際これに沿って分割される。而して、一体化された剥離用溝は必要ない。しかしながら、図9に示すように幾つかの実施形態では、管状本体2を剥がれ易くするために、一体化された剥離用溝、削ぎ縁、又は切り込み線20が設けられている。これは、図1から図4に示す実施形態で容易に実施することができる。この剥離用溝、削ぎ縁、又は切り込み線20は、一対の条片8、10の間の境界と長手方向に整列しているのが理想的である。しかしながら、剥離用溝、削ぎ縁、又は切り込み線20は、図9に示すように、条片8、10の一方に配置してもよい。管状本体2には、1つ又はそれ以上の剥離用溝、削ぎ縁、又は切り込み線があってもよい。剥離用溝、切り込み線、又は削ぎ縁20は、管状本体2の内側及び/又は外側周面に配置してよい。
上記実施形態の多くは、放射線不透過性材料を添加した材料で形成された少なくとも1つの条片8、10を採用している。しかしながら、条片8、10は、放射線不透過性の又は他の材料が添加されていないポリマーで形成してもよい。例えば、第1条片8は、第2条片10を形成しているポリマーとは異なるポリマーで形成してもよい。2つの条片8、10を形成している2つのポリマーの間の相違によって、条片8、10の間の界面の境界に沿って応力集中が生じる。応力集中は、本体2を割く/剥ぐための、管状本体2の裂開/剥離要素の役目を果たす。
条片8、10のポリマーは同じポリマーで、異なる分子配向を有するため違っているポリマーでもよい。条片8、10のポリマーは同じポリマーで、異なる靭性、硬度、剛性、及び/又はその他を有することから違っていてもよい。例えば、第1の又は裂開用の条片8は、デュロメーター値が約70Dのペバックス(PEBAX)で形成され、第2の又は非裂開用の条片10が、デュロメーター値が約30−40Dのペバックス(PEBAX)で形成されていてよい。
割くことができる柔らかな非外傷性(atraumatic)先端(tip)100を含んでいる管状本体2の実施形態を説明するに当たり、これより図10及び図11を参照する。図10は、柔らかな非外傷性先端100を有する管状本体2の縦断面立面図である。図11は、図10に示している管状本体2の遠位端4に連結された柔らかな非外傷性先端100の拡大断面立面図である。
図10に示すように、管状本体2は、近位端6に連結された相互係止部102と、遠位端4に連結された柔らかな非外傷性先端100を含んでいる。管状本体2は、管状本体を、植え込まれた医療装置(例えば、ペースメーカーリード線)の周りから、その植え込まれた医療装置を妨害することなく取り出すことができるようにするため、管状本体2を剥がし易く/割き易くするために、1つ又は複数の長手方向に延びている剥離/裂開機構104を含んでいる。
管状本体2は、デュロメーター値が約70Dである。柔らかな非外傷性先端100は、デュロメーター値が約20−40Dである。
相互係止部102は、裂開可能なハウジングを有している。1つの実施形態では、相互係止部102は、相互係止部102に割く力を加えて、相互係止部102、管状本体2、及び先端100を割く/剥がすための翼106を含んでいる。相互係止部102は、長手方向に延びる応力集中を形成する長手方向に延びる裂開機構200を含み、この応力集中が相互係止部102のハウジングを割き易くする。ある実施形態では、裂開機構200は、切り込み線、削ぎ縁、又は溝200である。ある実施形態では、裂開機構200は、相互係止部102の残り部分を形成しているポリマー材料とは異なるポリマー材料の条片200である。条片200を形成している材料は、管状本体2と先端100に関して本明細書の詳細な説明で説明しているものと同様に、相互係止部の残り部分を形成している材料とは異なっている。条片200のポリマーと相互係止部102の残りのポリマーとが相違している結果、これら2つの材料の間の界面領域に沿って応力集中が延びる。管状本体2と先端100の様に、応力集中は、相互係止部200を割き易くする。
条片200は、相互係止部102の残り部分に使用されている材料よりも柔らかな材料で形成してもよい。条片200は、相互係止部102の残り部分に使用されている材料よりも硬い材料で形成してもよい。条片200と相互係止部102の残り部分は、当技術では既知のポリマー成形加工で形成することができる。相互係止部102のハウジングは、高デュロメーターペバックス(PEBAX)、高密度HDPEなどの様なポリマーで形成され、ハウジングの裂開条片は、低デュロメーターペバックス(PEBAX)、低密度HDPEなどの様なポリマーで形成される。図10は、裂開可能な相互係止部102を示しているが、裂開可能な管状本体2に連結された他の医療装置(例えば、弁、接合部、取付部)は、上で説明した裂開機構200を設けることによって割くことができる様にすることができる。
管状本体2の各剥離/裂開機構104は、これまでに本明細書の詳細な説明で記載した様に(図1及び図2A参照)、応力集中11を形成する、2つの長手方向に延びる異なる材料の条片8、10の間の界面領域(即ち、境界)11である。各剥離/裂開機構104は、管状本体2の壁12に切り込まれた/削り込まれた長手方向に延びる線であってよい。この切り込み/削り込み線104は、壁12の内周面16に形成することができる(図9の剥離用溝20参照)。切り込み/削り込み線104は、壁12の外周面14に形成してもよい。ある実施形態では、切り込み/削り込み線104は、壁12の外周面14と内周面16の両方に形成されている。
図11に示すように、裂開可能な柔らかな非外傷性先端100は、第1の柔らかな材料110で形成することができる。第1材料100には、放射線透視法下での先端100の視認性を高めるため、放射線不透過性充填材を添加することができる。先端100は、管状本体2の遠位端4に結合される(例えば、リフロー(reflow)される)。
先端100を本体2と共に容易に割く/剥離することができるようにして、管状本体2を、植え込まれた医療装置(例えば、ペースメーカーリード線)の周りから取り出すことができるようにするために、1つ又は複数の剥離/裂開機構114が、先端100に沿って長手方向に延びている。各剥離/裂開機構114は、先端100の内周面に沿って長手方向に延びる切り込み/削り込み線114である。長手方向に延びる切り込み/削り込み線114は、先端100の外周面に設けてもよい。長手方向に延びる切り込み/削り込み線114は、先端100の外周面と内周面の両方に設けてもよい。
先端100を本体2と共に容易に裂開/剥離することができるようにするために、剥離/裂開機構114は、長手方向に延びる第1及び第2の柔らかなポリマー材料の条片110、112の間を長手方向に延びる界面114(即ち、境界)でもよい。具体的には、ある実施形態では、第2の柔らかなポリマー材料112は、これまでに本明細書の詳細な説明で管状本体2に関して記載した加工法と同様に、第1の柔らかなポリマー材料110と共に同時押出成形され、同時射出成形され、又は同時圧縮成形される。剥離/裂開機構114は、第1及び第2の柔らかなポリマー材料110、112の間の界面114によって形成される。先端100を割き/剥がし易くする応力集中114は、界面114に沿ってできる。
先端100を割き易く/剥がし易くするために、第1及び第2のポリマー材料110、112は、これまでにこの詳細な説明で管状本体2に関して記載した様式の1つにおいて互いに異なる。例えば、第2ポリマー材料112は、第1ポリマー材料110に放射線不透過性材料を大量に添加した、この第1ポリマー材料の1つの変形例でもよい。第1ポリマー材料110が、デュロメーターが20−40Dであるペバックス(PEBAX)であれば、第2ポリマー112は、タングステンが75−80パーセント添加されている点を除けば、同種のペバックス(PEBAX)である。
条片110、112のそれぞれは、先端100の壁の周長の概ね等しい割合を占めていてよい。1つのその様な実施形態では、条片110、112の幅は、条片の合計数によって異なるが、先端100の壁の周長の約2%から約50%の範囲にある。
一方の種類の条片110、112が、先端100の壁の周長のより大きな割合を構成していてもよい。換言すると、第2条片112は第1条片110よりも幅が広くてもよく、その逆も然りである。条片110、112の幅は、先端100の壁の周長の約2%から約50%の範囲にあってよい。他の実施形態では、1つ又は複数の条片110、112の幅は、約0.1%から約5%の間にあって、微細条片110、112を形成している。
それぞれ非外傷性先端100の斜視図と遠位端図である図13と図14に示すように、非外傷性先端100は、一対の幅が広い高放射線不透過性条片112aと一対の幅が狭い高放射線不透過性条片112bを含んでいることができる。幅が広い高放射線不透過性条片112aは、先端100に沿って長手方向に延びており、先端100の外周に沿って互いに対して180度の位置に配置されている。幅が狭い高放射線不透過性条片112aは、先端100に沿って長手方向に延びており、先端100の外周に沿って互いに対して180度の位置に配置されている。
先端100は、カテーテル又はシースの管状本体2上の、本体2が、互いに直交する2つの面であらかじめ湾曲させられている箇所に設けられている。先端100は、一対の幅が広い高放射線不透過性条片112aが、本体2の第1湾曲が存在する面と同一面になるように、そして、一対の幅が狭い高放射線不透過性条片112aが、本体2の第2湾曲が存在する面と同一面になるように、本体2の遠位端に取り付けられている。医師は、放射線透視法により条片112a、112bを視認し、その結果、患者体内での管状本体2のあらかじめ湾曲させられた部分の向きを理解することができる。而して、条片112a、112bは、医師が患者体内で適切なトルクを加えて管状本体2を変位させ易くし、管状本体2の遠位端の最適な配置を実現する。
図13及び図14は、互いに平行な向きに配置された二対の高放射線不透過性条片112a、112bを有する先端100を示しているが、他の実施形態では、先端は、より多いか又は少ない対を成す条片112を有しており、及び/又は条片は互いに平行な向きに配置されていない。例えば、あらかじめ湾曲させられた管状本体2は、単一の湾曲面を有していてもよく、その場合、先端100は、管状本体2の単一の湾曲面に対応する単一対の高放射線不透過性条片112を有する。あらかじめ湾曲させられた管状本体2は、3つ又はそれ以上の湾曲面を有していてもよく、その場合、先端100は、3つ又はそれ以上の対を成す高放射線不透過性条片112を有し、条片112の各対は、管状本体2の各湾曲面に対応している。あらかじめ湾曲させられた管状本体2は、互いに平行ではない面に存在する湾曲を有していてもよく、その場合、先端100は、対応する湾曲面の間の対応する角度関係と同じ角度関係を互いに有する、等しい数の対を成す条片112を有する。
図9から図12を見れば理解できるように、各剥離/裂開機構114は、異なる材料の2つの条片の間の界面/境界と併用される切り込み線/削り込み(skive)線である。換言すると、各界面/境界は、界面/境界の長さに沿って延びる切り込み線/削り込み線で補完されることになる。切り込み線/削り込み線は、条片110、112の何れか1つ又はそれ以上のどこか他の位置に配置されることになる。1つ又はそれ以上の切り込み線/削り込み線があってよい。切り込み線/削り込み線は、先端100の内周面及び/又は外周面に配置することができる。
図10に示すように、先端100の裂開/剥離機構114は、本体2の対応する裂開/剥離機構104と整列している。而して、相互係止部102の翼106に分離させるように力を加えて、相互係止部102と本体2を本体2の裂開/剥離機構104に沿って割き/剥離すると、本体2の壁12に生じた割れが、本体2の裂開/剥離機構104から、先端100の裂開/剥離機構114に沿って伝播する。
放射線透視中の先端100の視認性を高めるために、より多くの高放射線不透過性材料の条片112を設けてもよい。例えば、1つの実施形態では、柔らかな先端100は、1つ、2つ、3つ、4つ、又はそれ以上の、長手方向に延びる高放射線不透過性材料の条片112を含んでいる。放射線透視中の先端100の視認性を一層高めるために、高放射線不透過性材料の条片112を、第1材料の条片110よりも幅広にしてもよい。
放射線透視中に本体2の視認性に比べて先端100の視認性を高めるために、先端100の放射線不透過性条片112の個数は、本体2の放射線不透過性条片8の個数より多くてもよい。例えば、1つの実施形態では、先端100は、4つの放射線不透過性条片112を有し、本体2は2つの放射線不透過性条片8を有している。先端の放射線不透過性条片112の内の2つは、本体の2つの放射線不透過性条片8と長手方向に整列していることができる。而して、整列した条片8、112は、本体と先端を引き剥がす剥離機構として使用することができる。先端の他の2つの(即ち、整列していない)放射線不透過性条片112は、先端100の放射線不透過性を単に高めるだけであって、先端100を剥離し易くするものではない。
裂開可能な先端100を有する裂開可能な管状本体2を製造し易くするために、先端100には、多数の剥離機構(例えば、裂開/剥離条片114)を設けてもよい。そうすると、先端100を、先端100の剥離機構と本体2の剥離機構を整列させることについて煩わされることなく、管状本体2の遠位端に配置することができるようになる。これは、先端100側に多くの剥離機構があるので、先端の剥離機構の少なくとも1つと本体2の剥離機構との間に十分な整列が保証され、これにより、管状本体2の割けが先端100を通って伝播できるようになるからである。
先端100は、多数の剥離機構を有していてもよく、先端100は、幅が約0.003インチ(0.076mm)から約0.025インチ(0.635mm)までの裂開/剥離条片114を約4個から約12個有することになる。1つの実施形態では、先端100は、幅が約0.02インチ(0.51mm)の裂開/剥離条片114を約8個有する。
図11に示すように、1つの実施形態では、放射線透視中の先端100の視認性を高めるために、高放射線不透過性材料で形成されたマーカー帯120(例えば、白金)が、管状本体2と先端100の間に埋め込まれている。米国特許出願第11/052,617号(2005年2月4日出願)及び同第10/609,206号(2003年6月26日出願)に開示されているように、マーカー帯120には、管状本体2と先端100と帯120を割き易くするために1つ又は複数の単一又は二重のV字型切り込み(notch)122が設けられており、参照することにより、両出願の全内容がこの詳細な説明に含まれる。各V字型切り込み122は、先端100の裂開/剥離機構114と整列している。他の実施形態では、切り込み122は、マーカー帯120を割き易くする他の形状又は形態を有している(例えば、円弧形状、削り縁、スロット、穿孔など)。他の実施形態では、マーカー帯120には切り込み122が無く、管状本体2が割かれる/剥がされるときに先端100が割ける/剥がれる箇所で、破損するほどの薄さに作られているだけである。
先端100は、管状本体2の壁厚に概ね等しい壁厚を有していてもよい。他の実施形態では、先端100は、管状本体2の壁厚よりも厚いか薄い壁厚を有している。
図10及び図11に示すように、柔らかな非外傷性の裂開/剥離可能な先端100を有する裂開/剥離可能な管状本体2を製造する方法を説明するために、これより図12を参照する。図12は、管状本体2の遠位端4の拡大側面図である。
図12から理解できるように、1つ又はそれ以上の裂開/剥離機構104を有する管状本体2をマンドレル上に配置する。裂開/剥離機構104は、これまでにこの詳細な説明で説明した様に、管状本体2の長さに沿って長手方向に延びる剥離用溝又は切り込み線/削り込み線114であってよい。裂開/剥離機構104は、これまでにこの詳細な説明で説明した様に、長手方向に延びる、同時押出成形され、同時射出成形され、又は同時圧縮成形された第1及び第2材料の条片8、10(図1から図9参照)の間に形成された界面/境界104であってよい。
管状本体2の遠位端4は、図12に示す形になるように輪郭が削られてよい。具体的には、1つの実施形態では、遠位端4は、最遠位部分130と、中間部分132と、先細部分134を有している。1つの実施形態では、最遠位部分130は、約0.120インチ(3.048mm)の直径Dと0.070インチ(1.778mm)の長さLを有している。段部136が、最遠位部分130から中間部分132への移行部であり、中間部分132は、約0.125インチ(3.175mm)の直径Dと約0.013インチ(0.330mm)の長さLを有している。約0.057インチ(1.448mm)の長さLに亘って、先細部分134は、中間部分132から管状本体2の削られていない直径Dへと移行しており、この直径は約0.135インチ(3.429mm)である。先細部分134の表面は、管状本体2の削られていない直径Dの表面に平行な位置から約5度の角度σで延びている。上記各値は一例である。他の実施形態では、上記直径、長さ、及び角度は、本発明の範囲から逸脱することなく変えられている。
マーカー帯120を、図11に示す様に、マーカー帯120の最遠位縁が段部136の縁と一致するようにして、中間部分132と先細部分134の一部の周りに配置することができる。マーカー帯120の各V字型切り込み122は、管状本体2の裂開/剥離機構104と整列している。
柔らかな非外傷性の裂開/剥離可能な先端100を、管状本体2の遠位端4の輪郭を削った部分に配置する。先端100は、デュロメーター値が約20−40Dのペバックス(PEBAX)であってよい。これは、1つの実施形態では約70Dである管状本体2のデュロメーター値よりもかなり柔らかい。
先端100を、管状本体2の遠位端4上に、先端100の裂開/剥離機構114が管状本体2の裂開/剥離機構104と対応して整列するように配置することができる。先端100の裂開/剥離機構114は、先端100に沿って長手方向に延びる、第1及び第2ポリマー材料の、同時押出成形され、同時射出成形され、または同時圧縮成形された条片110、112の間の界面/境界114であってよい。
柔らかな先端100を、管状本体2の遠位端4の削られた部分に結合させる。結合は、熱的手段を介して行なうことができる。例えば、先端100と管状本体2をマンドレル上に支持し、短いPTFE熱収縮チューブの部分を遠位端2と先端100に配置する。この組み立て品を、リフローチッピング(reflow−tipping)機に入れて先端100を遠位端4に結合させる。他の実施形態では、先端100を遠位端4に結合させるのに、化学薬品、音波、RF、又は他の手段が使用される。マーカー帯120が存在する場合には、帯120は、図11に示す様に、先端100と管状本体2の間に挟まれることになる。
先端100の裂開/剥離機構114は、先端100に沿って長手方向に延びる剥離用溝又は切り込み線/削り込み線114でもよい。この様な実施形態では、剥離用溝又は切り込み線/削り込み線114は、結合工程中にマンドレルの成形溝を介して形成される。剥離用溝又は切り込み線/削り込み線114は、先端100を遠位端4に結合した後で、先端100に切り込まれてもよい。切り込み線/削り込み線の深さと角度は、管状本体2に望まれる、剥がす/割く力によって異なる。
管状本体2とその取り付けられた先端100をマンドレルから外して、正しい長さにトリムする。次いで、先端100の遠位端に約0.010インチ(0.254mm)の半径Rを削り出すか半径ダイ(radius die)内で熱成形する(図11参照)。
先端100の上記実施形態の多くは、放射線不透過性材料を添加した材料で形成されている少なくとも1つの条片110、112を採用している。しかしながら、条片110、112は、放射線不透過性の又は他の材料を添加していないポリマーで形成してもよい。例えば、第1条片112は、第2条片110を形成しているポリマーとは異なるポリマーで形成してもよい。2つの条片110、112を形成している2つのポリマーの間の相違によって、条片110、112の間の界面の境界に沿って応力集中が生じる。応力集中は、本体2を裂開/剥離するための、管状本体2の裂開/剥離機構の役目を果たす。
条片110、112のポリマーは同じポリマーで、異なる分子配向を有するため違っているポリマーでもよい。条片110、112のポリマーは同じポリマーで、異なる靭性、硬度、剛性、及び/又はその他を有することから違っていてもよい。例えば、第1の又は裂開可能な条片112は、デュロメーター値が約70Dのペバックス(PEBAX)で形成され、第2の又は割くことができない条片110は、デュロメーター値が約20−40Dのペバックス(PEBAX)で形成されている。条片110、112のポリマーは、それらが異なるポリマーであるため相違している。
説明した裂開/剥離可能な柔らかな非外傷性の先端100を有する裂開/剥離可能な管状本体2を採用しているカテーテル又はシースは、幾つかの理由で先行技術に勝る利点を有している。第1に、先端100は、X線透視法で視認することができる。第2に、管状本体2は、その先端100を含め、その全長に亘って剥離/裂開可能である。その結果、管状本体2は、植え込まれた医療装置(例えば、ペースメーカーリード線)の周りから、この医療装置を妨害することなく取り出すことができる。第3に、柔らかな非外傷性の先端100は、硬くて非外傷性が低い先の尖った管状本体では時々起こる恐れがある、組織を切ってしまうという可能性を低減する。
使用時、薄壁の針を皮膚に刺して血管に入れる。次いで、この針にガイドワイヤを通して血管に送り込み、針を引き抜く。血管内導入器をガイドワイヤに外挿して血管の管腔の中に進める。管状本体2を導入器に挿入して、巧みに操作し、血管に沿って治療地点(例えば、心臓の室)に進める。管状本体2の患者体内での移動と位置決めは、X線透視法を介して監視される。
使用時、管状本体2は、外科処置部位を経由して患者の体内に挿入される(例えば、剣状突起の下の胸腔に進入させる)。ガイドワイヤを使用して、管状本体2を治療地点(例えば、心臓の心嚢空間)に向かわせる。管状本体2の患者体内での移動と位置決めは、X線透視法を介して監視される。
以上、本発明を、好適な実施形態を参照しながら説明してきたが、当業者には理解できるように、本発明の精神と範囲から逸脱することなく、形態と細部において変更を加えることができる。
カテーテル又はシースのための、剥離可能な本体を含んでいる、第1の実施形態による本発明の側立面図であり、ここで、本体は、遠位端と近位端を含んでおり、異なる材料の少なくとも2つの一体化された長手方向条片で形成されている。 図1の切断線A−Aを通る、管状本体の第1の実施形態の横断面図である。 図2Aの切断線A’−A’を通る、管状本体の第1の実施形態の縦断面図である。 カテーテル又はシースのための、裂開可能な管状本体を含んでいる、第2の実施形態による本発明の側立面図であり、ここで、管状本体は、遠位端と近位端を含んでおり、異なる材料の少なくとも2つの一体化された長手方向条片で形成されている。 図3の切断線B−Bを通る、管状本体の第2の実施形態の横断面図である。 図4Aの切断線B’−B’を通る、管状本体の第2の実施形態の縦断面図である。 図3の切断線B−Bを通る、管状本体の第2の実施形態の第1変形例の横断面図である。 図4Cの切断線B”−B”を通る、管状本体の第2の実施形態の第1変形例の縦断面図である。 図3の切断線B−Bを通る、管状本体の第2の実施形態の第2変形例の横断面図である。 図4Eの切断線B’’’−B’’’を通る、管状本体の第2の実施形態の第2変形例の縦断面図である。 カテーテル又はシースのための、裂開可能な管状本体を含んでいる、第3の実施形態による本発明の側立面図であり、ここで、管状本体は、遠位端と近位端を含んでおり、異なる材料の少なくとも2つの一体化された長手方向螺旋条片で形成されている。 図5の切断線C−Cを通る、管状本体の第3の実施形態の横断面図である。 図6Aの切断線C’−C’を通る、管状本体の第3の実施形態の縦断面図である。 カテーテル又はシースのための、裂開可能な管状本体を含んでいる、第4の実施形態による本発明の側立面図であり、ここで、管状本体は、遠位端と近位端を含んでおり、異なる材料の少なくとも2つの一体化された長手方向螺旋条片で形成されている。 図7の切断線D−Dを通る、管状本体の第4の実施形態の断面図である。 図8Aの切断線D’−D’を通る、管状本体の第4の実施形態の縦断面図である。 図7の切断線D−Dを通る、管状本体の第4の実施形態の第1変形例の横断面図である。 図8Cの切断線D”−D”を通る、管状本体の第4の実施形態の第1変形例の縦断面図である。 図8Eは、図7の切断線D−Dを通る、管状本体の第4の実施形態の第2変形例の横断面図である。 図8Eの切断線D’’’−D’’’を通る、管状本体の第4の実施形態の第2変形例の縦断面図である。 図2Aと同様の図であるが、裂開可能な管状本体を含んでいる、第5の実施形態による本発明の断面図であり、ここで、管状本体は、第1又は第2の長手方向条片の何れかに配置することのできる一体化された剥離用溝を有している。 非外傷性先端を有する管状本体の縦断面図である。 図10に点線で示した部分の拡大断面図である。 先端を取り付ける前の、管状本体の遠位端の拡大側面図である。 一対の幅が広い高放射線不透過性条片と一対の幅が狭い高放射線不透過性条片を含んでいる非外傷性先端の斜視図である。 図13に示す非外傷性先端の遠位端である。

Claims (35)

  1. カテーテル又はシースの剥離可能な本体のための剥離可能な非外傷性先端であって、前記先端は、該先端に沿って長手方向に延びる剥離機構を備えており、該剥離機構は、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域により形成されている、先端。
  2. 前記先端は、前記本体よりも概ね柔らかい、請求項1に記載の先端。
  3. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、第1の量の第1放射線不透過性充填材を備えており、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、第2の量の第2放射線不透過性充填材を備えており、前記第1の量は、前記第2の量よりも多い、請求項1に記載の先端。
  4. 前記量はゼロである、請求項3に記載の先端。
  5. 前記先端は、周長を有する円形の断面を有しており、前記第1の長手方向に延びる条片は、前記先端の周長の0.1%から5%の間にある幅を有している、請求項3に記載の先端。
  6. ポリマー材料の第3及び第4の長手方向に延びる条片を更に備えており、前記第3の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、第3の量の放射線不透過性充填材を備えており、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、第2の量の第2放射線不透過性充填材を備えており、前記第3の量は前記第4の量よりも多く、前記第3の長手方向に延びる条片は前記第1の長手方向に延びる条片よりも幅が広い、請求項3に記載の先端。
  7. 前記条片の各々は、前記管状本体の外表面の少なくとも一部を形成している、請求項1に記載の先端。
  8. 応力集中領域が、前記界面結合領域に沿って延びる、請求項1に記載の先端。
  9. 前記応力集中領域は、前記先端を、前記剥離機構に沿って割き易くする、請求項8に記載の先端。
  10. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料と相違しているが、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料に対して化学的相溶性を有している、請求項1に記載の先端。
  11. 前記第1の長手方向に延びる条片は、デュロメーター値が約70Dのペバックス(PEBAX)で形成され、前記第2の長手方向に延びる条片は、デュロメーター値が約20−40Dのペバックス(PEBAX)で形成されている、請求項1に記載の先端。
  12. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料の分子配向とは異なる分子配向を有している、請求項1に記載の先端。
  13. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、流動誘導軸方向分子配向を有している、請求項13に記載の先端。
  14. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料よりも、多くの量の無機質充填材が添加されている、請求項1に記載の先端。
  15. 前記第1の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料は、前記第2の長手方向に延びる条片の前記ポリマー材料に対して化学的相溶性を有しておらず、前記ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間の溶融接着性を高めるように、前記ポリマー材料の少なくとも一方にポリマー相溶化剤が加えられている、請求項1に記載の先端。
  16. 前記先端の外表面の下に埋め込まれ且つ前記剥離機構と整列している切り込みを含んでいる、円形の放射線不透過性帯を更に備えている、請求項1に記載の先端。
  17. 剥離可能な非外傷性先端を、カテーテル又はシースの剥離可能な管状本体の遠位端に取り付ける方法であって、
    前記管状本体に沿って長手方向に延びる第1剥離機構を有する前記管状本体を、マンドレル上に配置する工程であって、前記剥離機構は、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合の領域によって形成されている、工程と、
    前記先端に沿って長手方向に延びる第2剥離機構を有する前記先端を、前記本体の前記遠位端上に配置する工程と、
    前記第2剥離機構を、前記第1剥離機構と長手方向に一致するように整列させる工程と、
    前記先端を前記遠位端に接合させる工程と、を備える方法。
  18. 前記先端は、前記管状本体よりも概ね柔らかい、請求項17に記載の方法。
  19. 前記第2剥離機構は、ポリマー材料の第3及び第4の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合の領域によって形成されている、請求項18に記載の方法。
  20. 前記第3及び第4の長手方向に延びる条片の間の前記界面結合は、前記第3及び第4の長手方向に延びる条片の間の前記界面結合の領域に沿って延びる応力集中領域を生じさせる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第2剥離機構は、剥離溝によって形成されている、請求項17に記載の方法。
  22. 前記第2剥離機構は、切り込み線/削り込み線によって形成されている、請求項17に記載の方法。
  23. カテーテル又はシースであって、
    第1剥離機構を有する裂開可能な管状本体であって、該第1剥離機構は前記本体に沿って長手方向に延びている、管状本体と、
    前記第1剥離機構と整列する第2剥離機構を有する裂開可能な非外傷性先端であって、該第2剥離機構は前記先端に沿って長手方向に延びており、該第2剥離機構は、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域により形成されている、非外傷性先端と、を備えているカテーテル又はシース。
  24. 前記第1剥離機構は、剥離溝によって形成されている、請求項23に記載のカテーテル又はシース。
  25. 前記第1剥離機構は、切り込み線/削り込み線によって形成されている、請求項23に記載のカテーテル又はシース。
  26. 前記第1剥離機構は、ポリマー材料の第3及び第4の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域により形成されている、請求項23に記載のカテーテル又はシース。
  27. カテーテル又はシースであって、
    第1剥離機構を含む裂開可能な管状本体であって、前記第1剥離機構は、前記本体に沿って長手方向に延びており、且つ、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域により形成されている、管状本体と、
    前記第1剥離機構と整列した第2剥離機構を含む裂開可能な非外傷性先端であって、前記第2剥離機構は、前記先端に沿って長手方向に延びている、非外傷性先端と、を備えているカテーテル又はシース。
  28. 前記第2剥離機構は、剥離溝によって形成されている、請求項27に記載のカテーテル又はシース。
  29. 前記第2剥離機構は、切り込み線/削り込み線によって形成されている、請求項27に記載のカテーテル又はシース。
  30. 前記第2剥離機構は、ポリマー材料の第3及び第4の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域によって形成されている、請求項27に記載のカテーテル又はシース。
  31. カテーテル又はシース用の裂開可能な管状本体の近位端に連結させるための裂開可能な装置であって、裂開線を含むハウジングを備えており、前記裂開線は、ポリマー材料の第1及び第2の長手方向に延びる条片の間を長手方向に延びている界面結合領域によって形成されている、装置。
  32. 前記装置は、相互係止部、弁、接合部、又は取付部である、請求項31に記載の装置。
  33. 前記ハウジングは型成形されている、請求項31に記載の装置。
  34. 非外傷性先端を、カテーテル又はシースの管状本体の遠位端に取り付ける方法であって、
    前記管状本体を提供する工程と、
    前記管状本体に、第1面に存在する第1のあらかじめ湾曲させられた部分を設ける工程と、
    前記先端に沿って長手方向に延びており且つ第2面に存在する第1放射線不透過性条片を含んでいる、前記先端を提供する工程と、
    前記先端を前記本体の前記遠位端上に、前記第1及び第2面が整列するように配置する工程と、
    前記先端を前記遠位端に接合する工程と、を備える方法。
  35. カテーテル又はシースであって、
    第1面に存在する第1のあらかじめ湾曲させられた部分を含む管状本体と、
    前記本体の遠位端に連結される非外傷性先端であって、前記先端に沿って長手方向に延びており且つ前記第1面に存在する第1放射線不透過性条片を含んでいる、非外傷性先端と、を備えているカテーテル又はシース。
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