JP2008537671A - 複数の同一チャンネルのfm信号の分離 - Google Patents

複数の同一チャンネルのfm信号の分離 Download PDF

Info

Publication number
JP2008537671A
JP2008537671A JP2008505436A JP2008505436A JP2008537671A JP 2008537671 A JP2008537671 A JP 2008537671A JP 2008505436 A JP2008505436 A JP 2008505436A JP 2008505436 A JP2008505436 A JP 2008505436A JP 2008537671 A JP2008537671 A JP 2008537671A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
channel
signal
signals
same
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008505436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008537671A5 (ja
Inventor
スティーブン・ピー・スタナーズ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
L3Harris Technologies Integrated Systems LP
Original Assignee
L3 Communications Integrated Systems LP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by L3 Communications Integrated Systems LP filed Critical L3 Communications Integrated Systems LP
Publication of JP2008537671A publication Critical patent/JP2008537671A/ja
Publication of JP2008537671A5 publication Critical patent/JP2008537671A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/10Means associated with receiver for limiting or suppressing noise or interference
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/10Frequency-modulated carrier systems, i.e. using frequency-shift keying
    • H04L27/14Demodulator circuits; Receiver circuits
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7097Interference-related aspects
    • H04B1/7103Interference-related aspects the interference being multiple access interference
    • H04B1/7107Subtractive interference cancellation
    • H04B1/71075Parallel interference cancellation

Abstract

例えば過負荷の信号環境において受信された複数の同一チャンネルのFM信号を、パラレル干渉キャンセレーション技術を使用して分離してもよい。

Description

本発明は一般に、高周波(RF)信号の受信に関し、特に、複数の同一チャンネルの周波数変調された(FM)信号の受信及び分離に関する。
2つ以上の信号が同一の周波数範囲又は帯域において同時に受信されるとき、同一チャンネルの信号干渉が生じる。例えば、同一チャンネルの信号干渉は、2台以上の別々の送信機によって同じ周波数で同時に送信された2つ以上の信号が、1台の受信機によって受信されるときに発生する可能性がある。そのような場合、干渉する複数の同一チャンネルの信号のうちのいずれか1つに含まれるデータ(例えば、音声データ、テキストデータなど)へのアクセスや同データの処理を行うには、まず他の信号から当該信号を分離した上で、復調及び他の信号処理を行う必要がある。この問題は、航空機の受信機で頻繁に生じる。(FMラジオ放送局のような)周波数の再使用が周到に計画された信号でさえ、非常に長い見通し距離のために、しばしば航空機の受信機において同一チャンネルの干渉が生じる。アナログFMの場合、従来のFM受信機では、同一チャンネルの信号の干渉により、1つ以上の信号、典型的にはより弱い信号の複製に失敗することがある。
従来は、ビームフォーミング及び空間的干渉除去のような干渉除去技術は、同一チャンネルの信号の分離を目的として用いられてきた。これらの技術では、複数のセンサを使用して他の同一チャンネルの信号を除去又はゼロにすることにより目的の所定の信号を分離する。例えば、ビームフォーミングの場合には、位相がコヒーレントな複数の受信機又は多チャンネルのコヒーレントチューナに接続され空間的に分離された複数のアンテナを使用する。空間的に分離された複数のアンテナからの複数の信号は、1つの信号の寄与を他の信号よりも強調するように合成され、これにより、従来の(1つの信号の)復調器をビームフォーマの出力において使用できるようにしている。この技術は空間的な構成を利用するものである。
米国特許出願番号10/930,732の明細書。
しかしながら、そのような従来の方法では、同一チャンネルの信号の数と同数又はそれ以上の数のセンサに対応する多数のチャンネルを有する高価なコヒーレントな多チャンネルのチューナに加えて、複数の発信源が空間的に離れていることが必要となる。信号の数がセンサの数を超過すると、信号環境は過負荷であると特徴づけることができる。そのような過負荷の信号環境では、従来のビームフォーミング及び干渉除去技術の性能は通常破綻又は低下する。
パラレル干渉キャンセレーション(Parallel Intereference Cancellation:「PIC」)及びシリアル干渉キャンセレーション(Serial Intereference Cancellation:「SIC」)は、典型的にはマルチユーザ方式のスペクトル拡散CDMA信号の複数のデータビットを同時に推定するために使用するアルゴリズムの一種である。そのような用途においては、通常多くの同一チャンネルの信号が存在し、たとえ同一チャンネルの動作を考慮して信号設計が行われていても、よりよい性能を提供するために高度な技術が使用される場合もある。これらの技術はマルチユーザ検出(「MUD」)アルゴリズムと呼ばれる。PICは、拡散符号が1つのデータシンボル以上にわたる状況であるロングコード問題に対処可能であるので、最もポピュラーなMUDアルゴリズムのうちの1つである。
ここでは、同一チャンネルのアナログの周波数変調された(「FM」)複数の信号を分離するために実施してもよい方法及びシステムを開示する。1つの実施の形態においては、過負荷の信号環境、つまり同一チャンネルの信号の数が別々のセンサ(例えば別々のアンテナ)の数を超過する信号環境における同方法及びシステムを開示する。開示された方法及びシステムによれば、典型的な1つの実施の形態における有利な点は、デジタル信号処理を使用してデジタル方式で実行されるパラレル干渉キャンセレーション(「PIC」)アルゴリズムを用いることにより、シングルチャンネルのチューナから得られたデータを使用して、過負荷の環境において存在する同一チャンネルの複数のFM信号の分離を達成することができることである。開示された方法及びシステムの有利な点は、多チャンネルのコヒーレントなハードウェアの必要性及び空間的に分離された複数の発信源という制約をなくすことができることである。開示されたシステム及び方法におけるアルゴリズムをデジタル方式で実行することにより、柔軟性のあるアルゴリズムが得られ、特定のFMの同一チャンネルの環境(例えば民間放送のFM帯域幅など)の特性に適合する特定のFM信号帯域幅及び変調指数に対応するようにアルゴリズムを調整することが可能になる。
ここに開示された1つの実施の形態では、PICは逐次近似法に基づいてもよく、シングルチャンネルのデータのみでビームフォーマと同様のタスクを実行する、非線形の反復変換として実現することができる。つまり、空間的に分離された複数のセンサの線形結合を形成することで出力を行うビームフォーマに比較して、PICは少ないデータ量で機能するように実施されるという点で有利である。例えば、開示されたシステム及び方法を、1つの実施の形態において、例えば1つのアンテナからのシングルチャンネルのデータのみを必要とするシングルチャンネルのパラレル干渉キャンセレーションルゴリズムを使用して実現することができる。上記アルゴリズムは、変調の種類、メッセージ帯域幅などの信号の構成についての詳細な情報を利用することにより、デジタル信号処理による同一チャンネルの複数のFM信号の分離を実現することができる。
開示されたシステム及び方法によれば、開示されたパラレル干渉キャンセレーションアルゴリズムを使用して、アンテナアレイの必要性なしで、又はコヒーレントなデジタルチューナのコスト又はサイズ、重量及び電力(「SWAP」)の必要性なしで同一チャンネルの複数の信号の分離を行うことができる。さらに、開示されたシングルチャンネルの干渉除去方法及びシステムの有利な点は、貧弱なジオメトリーにおいても複数のFM信号を分離することが可能であり、例えば、コロケーションの複数のFM信号通信をも分離することができる。これは、信号間にある程度の空間的分離がなければ機能しない従来のビームフォーミングとは対照的である。典型的な1つの実施の形態では、開示された方法及びシステムを、ある環境にあるすべての信号の型が同じである、言い換えれば、すべての信号が同じ種類の変調を共有する、つまりすべてFM信号であるという環境において実施することができる。他の典型的な実施の形態では、開示された方法及びシステムを、各信号が発生されたときの変調方式が既知である環境において実現することができる。
開示された方法及びシステムによると、1つの実施の形態では、FMの同一チャンネルの信号の数がセンサ又はアンテナ素子の数を超過する場合にさえ、同一チャンネルの複数の信号の分離を可能にすることにより、FM受信機システムの信頼性及び性能の改善を実現することができる。1つの実施例では、開示された方法及びシステムは、家庭用電化製品のためのFM復調装置の改善を実現することができる。他の実施の形態では、開示された方法及びシステムによると、同一チャンネルの複数のFM信号の分離に必要なセンサの数及び対応する独立のチューナチャンネルの数を削減することにより、FM受信機システムのコスト、複雑性及び/又はサイズの縮小を実現することができる。さらにまた他の実施の形態では、開示された方法及びシステムによると、放送FM信号の帯域幅利用の改善を達成し、新たなFM放送チャンネルの確立に必要な政府承認プロセスの単純化又は排除することも可能であると考えられる。例えば、意図的に同一の周波数で送信される多くの同一チャンネルのFM信号から少なくとも1つのFM信号を選択及び分離することを可能とすることにより、FM周波数帯域のより効率的な使用を実現することができる。
1つの実施例として、典型的な1つの実施の形態では、開示された方法及びシステムを、対応するシングルチャンネルのチューナに接続された1つのセンサ(例えば1つのアンテナ)を使用して、2つ以上の送信された同一チャンネルのFM信号から少なくとも1つのFM信号を分離又は隔離することができる受信機システムとして実現することができる。そのような1つのセンサの使用により、コストの削減及び受信機システムの小型化を達成し、より大きくより高価な複数センサのアンテナ受信機システムの実装が非実用的又は不可能である移動体(例えば船、航空機、自動車、列車、無人飛行機、模型飛行機など)に対するこの種の受信機システムの実装を容易にすることができる。
開示された方法及びシステムによる有利な点は、1つの実施の形態において、偶発的に又は意図せず発生された過負荷の信号環境、例えば同一の周波数で同時にFM信号を送信している2台の送信機の間に固定又は移動式の受信機が地理的に位置するような環境から分離された同一チャンネルの複数のFM信号から、少なくとも1つの所望の同一チャンネルのFM信号を、(例えばリスニング、別の処理などを目的として)選択的に隔離することができることである。そのような状況の一例として、同一の周波数で同時にFM信号を放送している送信機のある2つの都市の間に、航空機の受信機が位置する場合が挙げられる。
しかしながら、開示された方法及びシステムによると、他の実施の形態では、意図的に又は故意に作られた過負荷の信号環境から分離された少なくとも1つのFM信号の選択的に隔離することを実現することもできる。同様の過負荷の振幅変調の(「AM」)信号環境の例としては、2004年8月31日に出願された特許文献1があり、これは参照によってここに取り入れられるものである。例えば、意図的に2つ以上のFM信号を同一の選択された周波数範囲において同時に送信することにより、当該選択された周波数範囲をより効率的に利用することができる。そのような実施の形態では、同一チャンネルの複数のFM信号の発信又は送信を、開示された方法及びシステムにより過負荷の信号環境からFMの同一チャンネルの信号を分離可能であり、そのFM同一チャンネルの信号の少なくとも1つを隔離することが可能な同過負荷の信号環境を作り出すために適した任意の方法で行ってもよい。例えば、同一チャンネルのFM信号を、地理的に離れた場所から(例えば、隣接した別々の都市に設置された送信機とアンテナ、同じの都市内の異なる地理的領域に設置された送信機とアンテナなどによって)、発信又は送信することが可能であり、かつ/又は同一チャンネルのFM信号を、同じ地理的な位置から、(例えば、同一のラジオ放送局又は他の施設にある送信機及びアンテナによって)発信又は送信することができる。
典型的な1つの実施の形態では、複数の民間のFM無線信号を、意図的に同一の選択された周波数範囲において送信することができる。他の典型的な実施の形態では、公共サービス情報(例えば天候関連の情報、高速道路関連の情報、非常用放送システム「EBS」の情報など)を含むFM無線信号を連続的に、又は必要に応じて、他のFM信号の送信機(例えば民間のFM電波送信機)が使用する又は使用可能な周波数範囲と同じ選択された周波数範囲において、意図的に放送することもできる。例えば、開示された方法及びシステムを、複数のローカルな民間のFMラジオ放送局によって共有可能な少なくとも1つのFM周波数(例えば選択された数の複数のFM周波数)において、(例えば航空機墜落、地震、トルネード、ハリケーンなどの大惨事の発生に際して)断続的に公共放送を送信することを可能とするように実施してもよい。そのような実施の形態では、他の同一チャンネルのFM信号から公共放送信号を隔離するように、受信機を、開示された方法及びシステムに従って構成してもよい。
過負荷の信号環境が意図的であってもなくても、開示された方法及びシステムを、1つの実施の形態において、公共放送時に過負荷の信号環境が発生した場合に、(例えば不利な同一チャンネルの信号の条件であっても、公共放送が受信されることを保証することを促進するために)当該過負荷の信号環境から公共FM放送信号を隔離するよう設計された専門の公共無線通信において実現することができる。他の実施の形態では、開示された方法及びシステムを、通常の動作条件下では民間のラジオ放送を受信するように構成され、過負荷の信号環境下で公共放送信号が発生するような場合には、断続的な公共放送信号を隔離して識別するように構成された民間のFMラジオ受信機の一部として実現することができる。オプションとして、そのような受信機を、聴取者に対して公共放送を優先的に出力するように構成してもよい。いずれにせよ、公共放送の前に、信号環境は過負荷であってもよく、又は、公共放送を、(意図的に又は無意識に)他のFM信号と同時にかつ同じ周波数において送信することによって信号環境を生成してもよい。
いずれにせよ、受信され、過負荷の信号環境において受信されたRFデータから分離された複数の同一チャンネルのFM信号から、所定の同一チャンネルのFM信号を選択的に隔離することを、上記所定の同一チャンネルのFM信号の1つの信号の識別を指定するコマンドに応答して行ってもよい。そのようなコマンドを、例えば人間のユーザーが聞きたい所望の同一チャンネルの放送を選択すること、特定の当面のタスクを実行するために必要な選択された同一チャンネルの放送をコンピュータプロセッサが選ぶことなど、隔離するために所定の同一チャンネルのFM信号を選択可能に選ぶために適した任意の発信源から送信してもよい。
1つの側面において、ここで開示されるFM信号処理方法は、同一の周波数範囲において同時に受信された複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを受信することと、パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供することと、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを、上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離することを含む。
他の側面において、ここで開示されるFM信号送信方法は、複数のFM信号を送信する方法であって、同一の周波数範囲内において同時に送信され、1つの受信機により受信される複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを提供することを含み、上記受信機は、パラレル干渉キャンセレーションによって提供される上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを上記RFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成される。
他の側面において、ここで開示される通信のためのシステムは、同一の周波数範囲において同時に送信する複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを提供するように構成された送信回路と、上記複数の同一チャンネルのFM信号を受信し、かつパラレル干渉キャンセレーションを使用して、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを他の上記複数の同一チャンネルのFM信号から分離することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供し、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを、上記受信されたRFデータの他の上記複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成された受信及び分離回路とを備える。
他の側面において、ここで開示されるFM信号処理システムは、同一の周波数範囲において同時に受信された複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを受信するように接続された受信及び分離回路を備え、上記受信及び分離回路は、パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供し、かつ上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成される。
ここで開示された方法及びシステムを実施することにより、複数の同一チャンネルのFM信号を、パラレル干渉キャンセレーション技術を用いて互いに分離してもよい。1つの実施の形態では、同一チャンネルのFM信号を、送信された信号内に既知の時間的な構成を有する送信されたFM信号として特徴づけてもよい。開示された方法及びシステムを、例えば、同一チャンネルの信号分離の別記された結果を得るために適した任意の方法によって、受信機又は送受信機の一部として実施してもよい。
図1Aは、過負荷の信号環境において、同一チャンネルのFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を受信し、分離するように実施可能なシステム100の典型的な1つの実施の形態を図示す。図示された実施の形態では、信号
Figure 2008537671
は信号
Figure 2008537671
に比較して強い信号である。図1Aに示すように、システム100は、単一アンテナ120としての単一センサを含み、単一アンテナ120は受信及び分離回路114に接続され、この典型的な実施の形態において、受信及び分離回路114は、信号分離回路112に接続された受信経路回路110を含む。なお、受信及び分離回路には、ここに別記された少なくとも1つの信号分離タスクの実行に適した任意の構成を用いてもよい。
図1Aにおいて、システム100は、受信専用のシステムとして構成されるように図示されている。しかしながら、他の実施の形態では、開示された方法及びシステムを、送受信機として構成されたシステムにおいて実施してもよいことが理解されるであろう。また、1つより多くのアンテナ120が受信及び分離回路114に接続されてもよく、かつ/又はアンテナ120は単一要素のアンテナ又はアンテナアレイであってもよい。なお、他の実施の形態では、過負荷の信号環境は2つ以上の同一チャンネルの信号含むことが理解されるであろう。
図1Aに示すように、アンテナ120は、複数の受信FM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の組み合わせを含むRFデータ102を、受信経路回路110に提供するように接続される。受信経路回路110(例えばシングルチャンネルのチューナ又は他の適切な回路)は、合成された複数の信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を含む(例えば単一の同調チャンネルとしての)受信されたデータ信号104を、(例えば、デジタルシグナルプロセッサの一部として、又は他の適切な回路とともに実施される)信号分離回路112に提供するように、アンテナ120からの受信されたRFデータ102を処理又は調整するように構成される。信号分離回路112は、受信経路回路110から受信されたデータ信号104を受信し、かつ複数の信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を分離するように構成される。図示されたとおり、信号分離回路112は、図示されていない他の受信機システムの構成要素(例えば別の処理、FM復調などのための構成要素/回路)に、(例えば、別々の信号106及び/又は108としての)複数の区別された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を提供するように構成される。なお、別々の信号106及び108を信号分離回路112によって同時に提供してもよく、区別された信号106又は108のうちの1つだけを信号分離回路112によって優先的に又は選択可能に提供してもよいことは理解されるであろう。
開示された方法及びシステムの実施例において、図1Aの回路112のような信号分離回路を、例えば過負荷の信号環境に配置された少なくとも1つのセンサから受信された2つ以上の合成された同一チャンネルのFM信号を分離するために適した任意の回路構成又は回路構成の組み合わせを使用して実施してもよい。例えば、1つの実施の形態の信号分離回路を、開示されたパラレル干渉キャンセレーション技術を使用して、例えば、図2〜図5に関連して記載されるような方法を用いて、少なくとも1つのセンサから得られたデータを使用して、過負荷の環境において同一チャンネルのFM信号の分離を達成するために適した任意の方法で構成してもよい。1つの実施の形態において、図1Aの信号分離回路112を、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)として実施してもよい。これに代えて、又はDSPに加えて、信号分離回路112を、他のタイプの適切なシグナルプロセッサを使用して構成してもよい。
なお、図1Aに示す実施の形態は例示のみを目的として記述されており、ここに開示される方法に従って信号の分離を達成するために適した回路及び/又はセンサであれば、任意の構成であってもよいことが理解されるであろう。また、図1Aでは過負荷の信号環境からの2つの同一チャンネルのFM信号の分離を図示しているが、開示された方法及びシステムを、3つ以上の同一チャンネルのFM信号を含む過負荷の信号環境においても実施してもよいことが理解されるであろう。図1Aにおいて示される信号分離回路112は、同一チャンネルのFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を分離して、これらの信号を別々の出力信号106及び108として提供するように構成される。しかしながら、他の実施の形態においては、信号分離回路を、2つ以上の同一チャンネルの信号を含む過負荷の信号環境から受信された同一チャンネルのFM信号を1つだけ分離するように、例えば、図1Aの過負荷の信号環境からFM信号
Figure 2008537671
又は
Figure 2008537671
のみを分離するように構成してもよいことが理解されるであろう。この点で、過負荷の信号環境は、同一チャンネルのFM信号を任意の所定の総数だけ含んでいてもよく、1つの実施の形態において、開示された方法及びシステムを、所定の用途の要求に応えるように所望され又は必要とされるように、同一チャンネルのFM信号の総数と同数又はそれより少ない任意の数の同一チャンネルのFM信号が分離されるように実施してもよい。典型的な1つの実施の形態では、同一チャンネルのFM信号の所定の総数は、所定の信号強度のしきい値より大きな受信された信号強度を有する同一チャンネルのFM信号の総数と特徴付けられてもよい。
図1Bは、受信されたデータ信号104とパラレル干渉キャンセレーション(「PIC」)回路300の間に備えられた初期信号推定回路200を備えて実施される信号分離回路112の典型的な1つの実施の形態を示すブロック図である。信号分離回路112の機能を、別記のタスクを行うために適した任意のハードウェア及び/又はソフトウェアの構成を使用して実現してもよい。例えば、開示されたシステム及び方法の1つ以上のアルゴリズム(例えばPICアルゴリズム)を、汎用のプロセッサ、専門のデジタルシグナル処理(DSP)プロセッサ、特定用途向けIC(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)及びそれらを組み合わせて使用することにより実施してもよい。
図1Bに示すように、初期信号推定回路200は、合成されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を含む受信されたデータ信号104を受信し、かつ詳細後述する方法で別の推定を行うために、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の初期の推定値を、信号170及び172としてPIC回路300にそれぞれ提供するように存在してもよい。さらに図示するように、受信されたデータ信号104もPIC回路300に提供してもよい。次に、PIC回路300は、信号170及び172ならびに受信されたデータ信号104の少なくとも一部に基づいて、各信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の改善された推定値106及び108を提供してもよい。所定の信号の改善された推定値は、信号の最も新しい推定値は、前回の信号の推定値よりも信号の真の値により近づくということを意味する。
図1A及び1Bは例示にすぎず、他の実施の形態においては、信号分離回路112を、受信経路回路110又は他の適切な発信源から受信された、受信されたデータ信号104などの入力信号に存在する可能性がある2つ以上の合成されたFM信号を推定するように構成してもよいことが理解されるであろう。開示された方法及びシステムの実施例においては、初期信号推定回路は、2つ以上の合成されたFM信号を含む1つのデータ信号を受信するために適しており、かつ(例えば各信号170及び172としての)2つ以上の合成された信号のそれぞれの初期の推定値を、接続されたPIC回路に提供するために適した任意の回路であってもよい。そのような回路の限定的ではない実施例は、シリアル干渉キャンセレーション(「SIC」)回路などを含む。
図2は、図1Bの信号分離回路112の初期信号推定回路200として、典型的な1つの実施の形態において実施されるシリアル干渉キャンセレーション(「SIC」)回路を示すブロック図である。この典型的な実施の形態では、SIC回路200は、合成された複数のFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を含む単一の受信されたデータ信号104を、受信経路回路110から受信するように構成されるように示される。しかしながら、回路200は、合成された複数のFM信号を含む単一の信号を他の適切な信号源から受信してもよいことが理解されるであろう。さらに、他の実施の形態において、初期信号推定回路200をSIC回路として構成する必要はなく、その代わり、FM信号の初期の推定値
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
のPIC回路300への出力に適した他の方法で構成してもよい。あるいは、回路200を回路112から取り除いてもよく、つまり、回路112を、パラレル干渉キャンセレーション(「PIC」)回路300のみで実施してもよい。
図2に示すように、SIC回路200は、第2のSIC段260に直列に接続された第1のSIC段250を含む。第1のSIC段250は、入力信号104を受信し、信号104内に存在する最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、この推定値を信号222として提供するように構成された単一信号復調器回路202を含む。第1のSIC段250はまた、入力信号104を受信し、かつ単一信号復調器回路202から信号222を受信するように構成された位相及び振幅推定回路204を含む。位相及び振幅推定回路204は、送信された信号
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定し、かつこの位相及び振幅の推定値を、混合器回路206において信号222と乗算される再変調された信号224として出力することにより、推定された最も強い信号
Figure 2008537671
を信号170として提供するように構成される。この点において、位相及び振幅推定回路204を、例えば、最小自乗、再帰的な最小自乗などの送信信号
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定するために適した任意のアルゴリズム又は方法を使用して構成してもよい。
さらに図2を参照して、入力信号200の受信されたデータから推定された最も強い信号
Figure 2008537671
を除去するように、推定された最も強い信号
Figure 2008537671
は、信号170として加算器208において入力信号104と合成され、この結果、次に回路200の第2の段260に提供される第1の残差信号223が発生される。図に示すように、第2のSIC段260は、第1の残差信号223を受信し、信号223内の次に最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、その推定値を信号230として出力するように構成された単一信号復調器回路210を含む。第2のSIC段260はまた、第1の残差信号223を受信し、かつ単一信号復調器回路210から信号230を受信するように構成された位相及び振幅推定回路212を含む。位相及び振幅推定回路204と同様に、位相及び振幅推定回路212は、送信された信号
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定し、かつこの位相及び振幅の推定値を混合器回路215において信号230と混合される再変調された信号232として出力することにより、推定された次に最も強い信号
Figure 2008537671
を信号172として提供するように構成される。
図2の実施の形態では図示しないが、他の実施の形態において、SIC回路を、2つ以上の信号を推定するよう構成してもよいことが理解されるであろう。例えば、図2を参照して、2番目に強い信号172を第1の残差信号223から除去するように、混合器215から出力される推定された次に最も強い信号172を、(例えば、第1のSIC段250の加算器208と同様の加算器を使用して)第1の残差信号223と合成し、これにより信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
が除去された第2の残差信号を発生してもよい。そのような第2の残差信号を、3番目に強い信号
Figure 2008537671
(図示せず)を推定するために、第1、第2のSIC段250、260と同様に構成された(図2において図示されない)第3のSIC段に出力してもよい。このような方法を、追加の信号に必要なだけ、追加の段において繰り返してもよく、つまり、SIC回路に入力された信号の受信されたデータ内に存在する所定の数の合成されたFM信号を推定するために必要なだけ直列接続されたSIC段の数だけ繰り返せばよい。
図3は、典型的な1つの実施の形態において信号分離回路112の一部としてブロックモードにおいて動作するよう構成されたパラレル干渉キャンセレーション(「PIC」)回路300の1つの実施の形態を示す。この図示の実施の形態では、PIC回路300は、複数段の各段において各信号を独立して推定することにより、各信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の推定値をさらに純化するように構成される。この点において、図3のパラレル干渉キャンセレーション(「PIC」)回路300を、データブロック毎に各信号を推定するように、つまり非ストリーミングの方法でデータブロック毎に信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を推定するように構成してもよい。
1つの実施の形態において、SIC回路200を、PIC回路300による別の処理と純化のために、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の初期の推定値を提供するように設けてもよいが、PIC回路300を、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の推定値をSIC回路200のみの結果よりも有利に改善するために設けてもよい。この点において、PIC回路300は、信号分離のみを目的として設けられる複数段のSIC回路構成よりも優れた結果を提供するように設けられる。後段のSICの成功は、前段からの信号を正確に除去する能力に依存し、これは、SICにおける推定の誤差は急速に蓄積する傾向があるということを意味する。SICにおける正確な信号除去は、信号振幅及び位相の実質的に正確な推定を必要とするので、たとえこれらのパラメーターが復調に通常必要とされなくても、SICにおける任意の推定誤差も、後段のSIC段の機能停止を引き起こす傾向がある。さらに、従来のFM受信機の捕捉効果と同様に、SIC回路の単一信号復調器は、干渉が存在するときに機能することが可能であり、存在する最も強い信号の良好な推定値を提供可能であることが典型的には望ましい。2つ以上の信号がほとんど等しい電力レベルを有するとき、SIC回路の単一信号復調器の性能は低下する場合がある。
図3は、2つの信号が存在する場合の動作のために、ブロックモードにおいて動作するように構成された単一の層又は単一の段のPIC回路300を示す。この点において、PIC回路300を、初期信号推定回路200(例えば、1つの実施の形態におけるSIC回路など)から、推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を、信号170及び172としてそれぞれ受信するように構成してもよい。図3のPIC回路300は、推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を信号170及び172として受信するように接続されているが、PIC回路300wp、複数の段を有するPIC回路の中間又は最後の段として構成してもよく、その場合には、図4を参照してさらに後述されるように、PIC回路300を、PIC回路の前段からの推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を信号106及び108として受信するように接続してもよいことが理解されるであろう。
図3に示すように、PIC回路段300は干渉キャンセレーション回路ブロック310を含み、干渉キャンセレーション回路ブロック310では、あらかじめ推定された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を、加算器302及び304において、受信されたデータ信号104から減算、又は少なくとも部分的に除去することにより、重み付けされた信号303及び305をそれぞれ発生する。重み付けされた信号303及び305はそれぞれ、それぞれ残った(減算されていない)信号に対して重み付けされており、信号303は信号
Figure 2008537671
に対して重み付けされ、信号305は信号
Figure 2008537671
に対して重み付けされている。
さらに図3を参照すると、信号303及び305のそれぞれは、信号推定回路ブロック320の各単一信号推定経路に提供される。後述するように、重み付けされた信号305は、信号
Figure 2008537671
の新しい推定値を発生するために信号推定回路ブロック320によって使用され、信号303は、
Figure 2008537671
の新しい推定値を発生するために信号推定回路ブロック320によって使用される。
信号推定回路ブロック320の単一信号推定経路はそれぞれ、単一信号復調器322又は326、及び単一信号再復調器(リモデュレータ)324又は328を含む。単一信号復調器322及び再復調器324は、信号305を受信し、信号305内の最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、信号330としてこの推定値を出力するように構成される。単一信号復調器326及び再復調器328は、信号303を受信し、信号303内の最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、信号332としてこの推定値を出力するように構成される。
図3に示すように、信号推定回路ブロック320はまた、受信されたデータ信号104、信号330及び信号332をそれぞれ受信するように構成された位相及び振幅推定回路340を含む。位相及び振幅推定回路204は、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定し、かつ位相及び振幅の推定値を再変調された信号334として出力するように構成される。図示するように、再変調された信号334は、混合器回路336において信号330と乗算され、これにより、推定された信号
Figure 2008537671
を(補正された位相と振幅を有する)信号106として出力し、再変調された信号334は、混合器回路338において信号332と乗算され、これにより、推定された信号
Figure 2008537671
を(補正された位相と振幅を有する)信号108として出力する。各信号106及び108は、位相及び振幅が補正された、推定されて改善された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を示し、1つの実施の形態では、(存在している場合は)次のPIC除去段による使用に適している。この点において、位相及び振幅推定回路340を、例えば、最小自乗、ブロック最小自乗など、送信された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定するために適した任意のアルゴリズム又は方法を使用して実施してもよい。
図3は、干渉キャンセレーション回路ブロック310と、単一信号復調器322及び326、単一信号再復調器324及び328、位相及び振幅推定回路340、混合器回路336及び338を含む信号推定回路ブロック320とを有するPIC回路300の典型的な1つの実施の形態を示すが、データブロック毎に各信号を独立に推定することにより複数の同一チャンネルの信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)を推定する又はその推定値をさらに純化するために適した他の任意の回路構成を用いてもよい。この点において、信号推定回路ブロック320は、受信されたデータ内の同一チャンネルの信号のうちの1つ(例えば信号
Figure 2008537671
又は
Figure 2008537671
)に対してそれぞれ重み付けされた2つ以上の処理された信号を発生し、そして2つ以上の各処理された信号内で最も強い信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)の推定を行い、その後、最も強い各信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)の位相及び振幅を補正することにより、各同一チャンネルの信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)の各改善された推定値を発生するために適した任意の回路構成でもよい。
上述のように、PIC回路を、FM信号推定値をSIC回路又は他の初期推定回路による値よりも改善するように実施してもよい。典型的な1つの実施の形態では、PIC回路を、逆並列に接続され、かつPIC回路のための初期信号の推定値を提供する初期推定回路(例えばシリアル初期化ステップ)に続く複数の段において、各同一チャンネルのFM信号を独立して推定するように構成してもよい。そのように構成されると、所定のPIC段の信号推定回路ブロックへの入力を、受信されたデータ信号から、前の段から受信された他のすべての信号の推定値を減算することにより発生してもよい。
図4は、初期信号推定回路200をSIC回路として含み、PIC回路のパラレル層1〜Nに対応する複数のPIC段300a〜300nを有する信号分離回路112の典型的な1つの実施の形態を示す。各PIC段300a〜300nを、例えば図3を参照して上述したPIC回路300の独立の段として構成してもよい。図示のとおり、信号分離回路112は、受信されたデータ信号104を受信し、例えば図2を参照して上述したような方法で、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の初期の推定値を、信号170及び172としてそれぞれ第1のPIC回路段300aに提供するように接続される。第1のPIC回路段300aは、受信されたデータ信号104と各信号170及び172を受信し、次に、推定された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を、信号106a及び108aとして第2のPIC回路段300bに提供するように接続される。第2のPIC回路段300bは、受信されたデータ信号104と各信号106a及び106bを受信し、次に、推定された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を、信号106b及び108bとして1つ以上の追加のPIC回路段に提供するように接続される。ここで、最後のPIC回路段は、図4において最後のPIC回路段300nとして示される。最後のPIC回路段300nは、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の最後の推定値を信号106n及び108nとして提供する。
図4は、3つ以上のPIC回路段を有する信号分離回路112の典型的な実施の形態の一例だけを示すことは理解されるであろう。この点において、他の実施の形態においては、信号分離回路を、1つのPIC回路段、又は2つのPIC回路段を備えるように構成してもよいことは理解されるであろう。開示された方法及びシステムの実施において、特定の同一チャンネルのFM信号環境の必要条件を満たすために必要又は望ましい任意の段数のPIC回路段を用いてもよい。典型的な1つの実施の形態では、PIC段の所望の数を、異なる数のPIC回路段を有する信号分離回路で試験を行い最適な性能の判断を行うことにより、実験的に決定してもよい。
さらに、図1〜図4は、2つの同一チャンネルのFM信号の推定のために構成された信号分離回路の典型的な実施の形態を示すことは理解されるであろう。この点において、信号分離回路を、3つ以上の同一チャンネルのFM信号を処理及び分離するように構成してもよい。例えば、1つの実施の形態では、初期信号推定回路を、追加の同一チャンネルのFM信号
Figure 2008537671
を処理するように構成されたSIC回路として設けてもよい。これを、受信されたデータ104から第2の信号
Figure 2008537671
を減ずる第2のSIC段260に、第2の加算器を追加し、かつ、第1及び第2の信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
と同様の方法で、第3の信号
Figure 2008537671
の推定値を発生する(例えば、第1及び第2のSIC段250及び260と同様に構成された)第3のSIC段に上記加算器の出力信号を提供することによって実現してもよい。同様の方法により、4つ以上の同一チャンネルのFM信号を処理する追加の段を有するSIC回路を構成してもよい。
同様に、PIC回路を、3つ以上の同一チャンネルの信号を処理するよう構成してもよい。例えば、追加の同一チャンネルのFM信号
Figure 2008537671
を、初期信号推定回路(例えばSIC回路)からの第3の信号
Figure 2008537671
の推定値を、PIC回路の干渉キャンセレーション回路ブロック(例えばPIC回路300の干渉キャンセレーションブロック310)に設けられた第3の加算器に提供し、かつ第3の加算器の出力をPIC回路の信号推定回路ブロック(例えばPIC回路300の信号推定回路ブロック320)に設けられた第3の単一信号推定経路に接続することにより処理してもよい。同様の方法により、4つ以上の同一チャンネルのFM信号を処理する追加の信号経路を有するPIC回路を構成してもよい。
図3の典型的なPIC回路300は、ブロックモードでの実行を前提として説明されてきた。図5は、開示された方法及びシステムにおいて、PIC回路300におけるストリーミングの実装を用いて実施された典型的な1つの実施の形態を示す。この点において、図1A、1B及び4の信号分離回路112内のブロックモードのPIC回路300を、PIC回路300におけるストリーミングの実装に置き換えてもよい。PIC回路300におけるストリーミングの実装は、例えば復調処理における高速フーリエ変換(「FFT」)フィルタリングによって、ブロックの境界又は終点で生じ得る誤差を小さくする又は実質的に除去するために好適である。そのようなストリーミングの実装は、FM復調及び信号の再構成のタスクを含むサンプルごとの連続した動作により構成することができる。そのような実施では、振幅と位相の推定は、1ブロック当たり一度の更新ではなく、連続して行われる。フィルタリングは、復調時において連続して行われるので、ブロック境界の問題はほぼ解消されるか実質的に回避される。さらに、振幅と位相の推定タスクをサンプル毎に更新することにより、連続したトラッキングは、例えばデータの第1のブロックの推定値を取得し、その後新しいブロック毎にこれを繰り返して行うブロック最小自乗法ではなく、再帰的な最小自乗(「RLS」)手順により可能となる。
上述したように、図5は、ストリーミングモードで動作するよう構成されたPIC回路300の他の実施の形態を示す。この他の実施の形態では、PIC回路300は、受信されたデータ信号104から、あらかじめ推定された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を減算するか、又は少なくとも部分的に除去するための加算器502及び504を含む干渉キャンセレーション回路ブロック510を有する。この点において、干渉キャンセレーション回路ブロック510は図3の干渉キャンセレーション回路ブロック310と同様に機能して、重み付けされた信号503及び505をそれぞれ発生する。重み付けされた信号503及び505は、それぞれ残った(減算されていない)信号に対して重み付けされており、信号503は信号
Figure 2008537671
に対して重み付けされ、信号505は信号
Figure 2008537671
に対して重み付けされる。
さらに図5のストリーミングのPIC回路段階300を参照すると、各信号503及び505は、信号復調器回路ブロック540、信号変調器回路ブロック550、位相及び振幅推定回路ブロック560、及び混合器回路ブロック590を通過する信号推定回路のそれぞれの単一信号推定経路に提供される。後述するように、重み付けされた信号503は、図5の信号推定回路によって使用され、これによって、信号
Figure 2008537671
の新しい推定値が発生される。信号505は、図5の信号推定回路ブロックによって使用され、これによって、
Figure 2008537671
の新しい推定値が発生される。
上述したように、図5の信号推定回路の単一信号推定経路はそれぞれ、信号復調器回路ブロック540及び信号変調器回路ブロック550を通過する。後述するように、信号復調器回路ブロック540及び信号変調器回路ブロック550は共に、信号505を受信し、信号505に存在する最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、この推定値を信号525として出力するように構成される。同様に、信号復調器回路ブロック540及び信号変調器回路ブロック550は共に、信号503を受信し、信号503に存在する最も強い信号
Figure 2008537671
を推定し、この推定値を信号526として出力するように構成される。
さらに図5を参照して、ストリーミングモードのPIC回路300の信号復調器回路ブロック540は、示されるように互いに接続された遅延ブロック541及び546、複素共役ブロック542及び547、混合器ブロック543及び548を含むことにより、各信号
Figure 2008537671
又は
Figure 2008537671
の周波数を推定する。これらの構成要素の図示された構成においては、前回の各信号505及び503の遅延された位相は、各遅延ブロック541又は546内の各信号を遅延することにより、各信号505又は503の遅延されていない位相から減算され、各共役ブロック542又は547において、遅延された信号の複素共役演算を実行し、そして各混合器ブロック543及び548において、その結果を遅延されていない信号と混合又は乗算することにより、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の周波数の推定値を表す信号521及び522をそれぞれ発生する。
上述したように、信号復調器回路ブロック540は、遅延された信号及び遅延されていない信号の間の位相差の角度を信号521及び522からそれぞれ抽出する角度抽出ブロック544及び549もそれぞれ含む。その後、結果の信号は、それぞれ有限インパルス応答低域通過(FIR−LP)フィルタ545又は530を通過させられ、これにより、対応する信号523又は524を発生して上述の方法で信号変調器回路ブロック550に提供する。図5に示す典型的な実施の形態では、信号変調器回路ブロック550は、加算ブロック551、555、及び処理ブロック554、555を含み、処理ブロック554、555では各信号523及び524を処理して推定された信号525及び526を発生する。
上記の実施の形態において構成されたように、ブロック541、542、543、544及び545は第1の離散時間FM復調器を構成し、ブロック551及び554は第1の離散時間FM変調器を構成する。同様に、ブロック546、547、548、549及び530は第2の離散時間FM復調器を構成し、ブロック553及び555は第2の離散時間FM変調器を構成する。信号523及び524はそれぞれ、第1及び第2の復調されたメッセージであり、信号525及び526はそれぞれ、第1及び第2の再変調された信号である。
図5に示すように、位相及び振幅推定回路ブロック560は、時間的整合のために、遅延ブロック541によって処理された受信されたデータ104を受信するように構成される。また、位相及び振幅推定回路ブロックの560は、信号525及び526を受信するように構成される。位相及び振幅推定回路ブロック560は、信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の位相及び振幅を推定し、かつ位相及び振幅推定値を再変調された信号571として出力するように構成される。図示されるように、混合器回路527において、再変調された信号571は信号525と乗算され、推定された信号
Figure 2008537671
を(補正された位相と振幅を有する)信号106として出力する。さらに、混合器回路528において、再変調された信号571は信号526と乗算され、推定された信号
Figure 2008537671
を(補正された位相と振幅を有する)信号108として出力する。図5において、各信号106及び108は、位相及び振幅が補正された、推定されて改善された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を示し、1つの実施の形態では、(存在している場合は)次のPIC除去段による使用に適している。この点では、位相及び振幅推定回路560を、例えば再帰的な最小自乗アルゴリズムなど、送信信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
の位相及び振幅をサンプル毎に連続して推定するために適した任意のアルゴリズム又は方法を用いて実施してもよい。
開示されたシステム及び方法の1つの実施の形態の実施例において、PIC回路の信号の再構成(再変調回路ブロック)を使用することにより、定包絡線により、つまり、送信アンテナにおいて取るであろうと推測されるFM信号と整合する理想的なFM信号を発生してもよい。典型的な1つの実施の形態では、多数のフィルタリングが存在する場合に、受信された信号とより厳密に整合する理想的な波形を生成するために、信号の再構成(再変調回路ブロック)において適応フィルタを用いることにより、RFフロントエンドのチャンネルにおいて導入されるフィルタリングによって引き起こされるチャンネル効果をモデル化し縮小してもよい。これは、信号再構成及び除去におけるほんのわずかな誤差でさえ、より弱い信号の抽出を妨げる原因となる可能性があるので、望ましい。
再び図5を参照すると、1つの実施の形態において、位相及び振幅推定回路ブロック560を、単一タップのみを備えた適応フィルタの形で、RLSアルゴリズムを使用して実施してもよい。この単一の複素タップを、振幅と位相を調節するために使用してもよい。他の実施の形態では、位相及び振幅推定回路ブロック560の構成を、複数のタップを備えた適応FIRフィルタに一般化され得るように変形してもよい。この点において、信号変調器回路ブロック550から出力される各信号525及び526は、送信機に設置された補助センサとして扱われてもよく、デジタルチューナの出力529は、一次センサとして扱われてもよい。この実施の形態では、一次センサ出力における正確な除去を考慮して、適応フィルタを使用することにより、これらの2つのセンサに関するチャンネルを推定してもよい。また、他の典型的な実施の形態では、適応等価器は信号復調器回路ブロック540に含まれてもよい。ブラインド適応技術、例えばこの場合、定包絡線信号のための定包絡線アルゴリズム(CMA)を使用してもよい。
図5は、2つの信号を扱う場合に、初期信号推定回路200(例えば、1つの実施の形態におけるSIC回路など)から、推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を信号170及び172としてそれぞれ受信するように構成された単一層又は単一段のストリーミングPIC回路300を示す。図5のストリーミングPIC回路300は、推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を信号170及び172として受信するように接続されているが、ストリーミングPIC回路300を、複数段のPIC回路の中間又は最終段として構成してもよく、その場合、図4を参照して後述するように、PIC回路300は、PIC回路の前段からの推定されたFM信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を信号106及び108として受信するように接続されてもよい。
さらに、ストリーミングPIC回路を、3つ以上の同一チャンネルの信号を処理するように構成してもよい。例えば、追加の同一チャンネルのFM信号
Figure 2008537671
を、初期信号推定回路(例えばSIC回路)からの第3の信号
Figure 2008537671
の推定値を、ストリーミングPIC回路の干渉キャンセレーション回路ブロック(例えば図5のストリーミングPIC回路300の干渉キャンセレーションブロック510)に設けられた第3の加算器に提供し、また第3の加算器の出力を信号推定回路の第3に信号推定経路(例えば信号復調器回路ブロック540、信号変調器回路ブロック550、位相及び振幅推定回路ブロック560及び混合器回路ブロック590を通過する信号推定経路)に接続することにより処理してもよい。同様の方法により、4つ以上の同一チャンネルのFM信号を処理する追加の信号経路を有するPIC回路を構成してもよい。
図5は、干渉キャンセレーション回路ブロック510、及び単一信号復調器322及び326、復調器回路ブロック540、信号変調器回路ブロック550、位相及び振幅推定回路ブロック560及び混合器回路ブロック590を通過する信号推定回路を有するストリーミングPIC回路300の典型的な1つの実施の形態を示すが、各信号を独立してストリーミングベースで推定することによって複数の同一チャンネルの信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)を推定する、又はその推定値を純化するために適した任意の回路構成を用いてもよい。この点において、ストリーミング信号推定回路は、受信されたデータ内の同一チャンネルの信号(例えば信号
Figure 2008537671
又は
Figure 2008537671
)のうちの1つに対してそれぞれ重み付けされた2つ以上の処理された信号を発生し、そして2つ以上の各処理された信号内で最も強い信号(例えば信号
Figure 2008537671
又は
Figure 2008537671
)の推定を行い、その後、最も強い各信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)の位相及び振幅を補正することにより、各同一チャンネルの信号(例えば信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
)の各改善された推定値を発生するために適した任意の回路構成でもよい。
開示されたシステム及び方法を、過負荷の信号環境に存在する同一チャンネルの信号の数と同数又はそれ以上の数の信号経路を有する信号分離回路を使用して実施してもよく、1つの実施の形態においては、過負荷の信号環境に存在する同一チャンネルの信号の数と同数の信号経路を有する信号分離回路を使用して実現してもよい。また、典型的な1つの実施の形態においては、調整可能な数の信号経路を有する信号分離回路(例えば、SIC及びブロックモード又はストリーミングPIC回路など)を構成することも可能である。その場合には、追加の信号経路を、過負荷の信号環境において(例えば信号アクティビティ検出器によって)存在が検出された同一チャンネルの信号の数と整合するよう動作させもよい。例えば、信号分離回路を3つ以上の信号経路で構成し、2つの検出された信号
Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を分離する場合は信号経路のうちの2つだけがアクティブであるように動作し、3つの検出信号
Figure 2008537671

Figure 2008537671
及び
Figure 2008537671
を分離する場合には3つの信号経路がアクティブであるように動作してもよい。そのような適応スキームを、例えば、信号アクティビティ検出器によって提供された制御信号に応答して手動又は自動で実行してもよい。
典型的な1つの実施の形態では、開示されたシステム及び方法を、パイロットチャンネル、ステレオサムのチャンネル及び差チャンネルを含む信号発生モデルを使用する同一チャンネルの民間のFM放送信号(例えば自動車のFMラジオチューナ装置によって受信された商用ネットワークのラジオ放送信号)を分離するように構成してもよい。しかしながら、代わりに、開示されたシステム及び方法を、様々な他の種類のFM信号及び/又は様々な異なる信号環境において受信されたFM信号を処理するよう構成してもよい。
シングルチャンネルで受信されたRFデータの処理に関して説明してきたが、典型的な1つの実施の形態において開示されたシステム及び方法を、受信されたRFデータの複数のチャンネルを処理するために構成してもよい。例えば、図3の実施の形態を、各チャンネルのデータの両方の信号の振幅及び位相を推定するようにブロック340の構成を変形することにより、受信されたデータの複数の2つの信号チャンネルを処理するように変形してもよい。このように、受信されたデータのチャンネル数をNと仮定すると、N個の振幅の推定値及びN個の位相の推定値が、すなわち、1つのチャンネル当たり1個ずつ発生されることになる。これらの振幅の推定値及び位相の推定値を、各チャンネルに存在する2つの信号の総和の再構成に使用してもよく、その後、この再構成を、受信されたデータから除去してもよい。この点において、ブロック310のキャンセラは除去を1チャンネルのみで行うのではなく、すべてのNチャンネルで行うように変形されもよい。また、復調回路ブロック322及び326を、例えばある種のビームフォーミングにおいて使用されるようなコヒーレントな合成により、除去されたデータのN個のすべてのチャンネルを利用するよう変更してもよい。
複数チャンルのデータを2つの同一チャンネルのFMエミッタから収集した。開示された方法及びシステムを、同等の強度を有する2つ以上のFM同一チャンネルの信号を有する過負荷の信号環境において実施してもよいということが理解されるであろうが、2つの同一チャンネルは、1つの比較的強い同一チャンネルの信号(S1)と、もう1つの比較的弱い同一チャンネルの信号(S2)を含んだ。
比較のために、複数チャンネルのデータは、従来のブラインド適応ビームフォーミングアルゴリズムで処理され、これにより、データ内の2つの信号の推定値を提供した。図6〜図11においてビームフォーマの出力は、長い破線を有する曲線として示される。複数チャンネルのデータはまた、開示されたシステム及び方法の信号分離回路の構成要素を使用して処理された。図6〜図11において、信号分離回路の出力は短い破線を有する曲線として示される。図6〜図11はそれぞれ、時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。
図6は、強い信号に関する、シリアル初期化処理のみを行った後の(つまりSIC回路による)性能を示す。この時点では、PIC回路のいずれの層においても処理は行われておらず、また、強い信号はかなり明確に複製されており、FMの捕捉効果を示している。図7は、シリアル初期化処理のみを行った後の弱い信号の性能を示す。ビームフォーマ(長い破線を有する曲線)及びシングルチャンネル処理(短い破線を有する曲線)間の一致があまりみられないことから、シリアル初期化処理のみを行った後には、弱い信号の複製は非常に悪いことがわかる。
図8は、強い信号に関する、ブロックモードのPIC処理の単一の層の後(つまりPIC処理の1つの層の後)の性能を示す。この時点で、強い信号は基本的にビームフォーマによって生成されたものと同様の解に収束している。図9に示すように、弱い信号は収束を開始した。ブロックPIC処理の第2の層の後(つまりPIC処理の2つの層の後)の両信号の性能を図10及び11に示す。明らかに、この処理段階では、両方の信号とも良く収束した。
本発明は様々な変形や変更が可能であり、特定の実施の形態は例示として記述したものである。しかしながら、本発明が開示された特定の形式に限定されないことは理解されるであろう。つまり、本発明の修正、変形及び変更は、本発明の精神及びその範囲から逸脱することなく、すべて添付の特許請求の範囲に含まれるものである。さらに、開示された方法及びシステムは異なるいろいろな形で様々な組み合わせにおいて、及び/又は単独で利用することができる。したがって、本発明はここに示す組み合わせに限定されるものではなく、他の組み合わせを含むものとする。
開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係る実施可能なシステムのブロック図である。 開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係る実施可能な信号分離回路のブロック図である。 開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係るシリアル干渉キャンセレーション回路のブロック図である。 開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係るパラレル干渉キャンセレーション回路のブロック図である。 開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係る信号分離回路のブロック図である。 開示された方法及びシステムの典型的な1つの実施の形態に係るパラレル干渉キャンセレーション回路のブロック図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。 時間に対する検出されたオーディオ電圧の図である。

Claims (33)

  1. 同一の周波数範囲において同時に受信された複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを受信することと、
    パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供することと、
    上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを、上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離することを含む複数のFM信号を処理するための方法。
  2. 上記RFデータは過負荷の信号環境において受信される請求項1記載の方法。
  3. 上記RFデータはシングルチャンネルのデータを含む請求項2記載の方法。
  4. 上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの初期の推定値を提供することと、
    パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記初期の推定値及び上記受信されたRFデータの少なくとも一部に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの少なくとも1つの第1の改善された推定値を提供することを含む請求項2記載の方法。
  5. パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記第1の改善された推定値及び上記受信されたRFデータの少なくとも一部に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの第2の改善された推定値を提供することを含む請求項4記載の方法。
  6. 上記受信されたRFデータは、同一の周波数範囲において同時に受信された少なくとも第1及び第2の同一チャンネルのFM信号を含み、
    上記方法はさらに、
    上記第1及び第2の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの初期の推定値を提供することと、
    上記受信されたデータから上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記初期の推定値を減ずることにより、上記第2の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた信号を発生することと、
    上記受信されたデータから上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記初期の推定値を減ずることにより、上記第1の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた信号を発生することと、
    上記第2の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた上記信号を復調及び再変調することにより、上記第2の同一チャンネルのFM信号の改善された推定値を発生することと、
    上記第1の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた上記信号を復調及び再変調することにより、上記第1の同一チャンネルのFM信号の改善された推定値を発生することと、
    上記第1及び第2の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの位相及び振幅を推定することと、
    上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記推定された位相及び振幅を使用して、上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記改善された推定値の振幅及び位相を補正することと、
    上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記推定された位相及び振幅を使用して、上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記改善された推定値の振幅及び位相を補正することを含む請求項2記載の方法。
  7. 上記パラレル干渉キャンセレーションはデータブロック毎に行われる請求項2記載の方法。
  8. 上記パラレル干渉キャンセレーションはストリーミングベースで行われる請求項2記載の方法。
  9. シリアル干渉キャンセレーション(SIC)を使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記初期の推定値を提供することを含む請求項4記載の方法。
  10. 上記過負荷の信号環境は、上記複数の同一チャンネルのFM信号を、同一の周波数範囲において同時に意図的に放送することにより生成される請求項2記載の方法。
  11. 上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの1つは公共サービス情報を含み、
    上記公共サービス情報を含む上記FM信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から隔離することをさらに含む請求項10記載の方法。
  12. 上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの所定の1つの信号の識別を指定するコマンドに応答して、上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの上記所定の1つの信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の上記同一チャンネルのFM信号から選択的に隔離することをさらに含む請求項10記載の方法。
  13. 複数のFM信号を送信する方法であって、
    同一の周波数範囲内において同時に送信され、1つの受信機により受信される複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを提供することを含み、
    上記受信機は、パラレル干渉キャンセレーションによって提供される上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを上記RFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成される、複数のFM信号を送信する方法。
  14. 上記受信機は過負荷の信号環境において動作している請求項13記載の方法。
  15. 上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの1つは公共サービス情報を含み、
    上記受信機はさらに、上記公共サービス情報を含む上記FM信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から隔離するように構成された請求項14記載の方法。
  16. 上記受信機は、上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの所定の1つの信号の識別を指定するコマンドに応答して、上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの上記所定の1つの信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の上記同一チャンネルのFM信号から選択的に隔離するように構成された請求項15記載の方法。
  17. 複数の同一チャンネルのFM信号を含む上記送信されたRFデータを受信することと、
    パラレル干渉キャンセレーションによって提供される上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号を上記RFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離することをさらに含む請求項15記載の方法。
  18. 同一の周波数範囲において同時に送信する複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを提供するように構成された送信回路と、
    上記複数の同一チャンネルのFM信号を受信し、かつパラレル干渉キャンセレーションを使用して、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを他の上記複数の同一チャンネルのFM信号から分離することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供し、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを、上記受信されたRFデータの他の上記複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成された受信及び分離回路とを備えた通信のためのシステム。
  19. 同一の周波数範囲において同時に受信された複数の同一チャンネルのFM信号を含むRFデータを受信するように接続された受信及び分離回路を備え、
    上記受信及び分離回路は、パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの推定値を提供し、かつ上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記推定値に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれを上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から分離するように構成されたFM信号処理システム。
  20. 上記受信及び分離回路は、過負荷の信号環境において動作している少なくとも1つのセンサからRFデータを受信するように接続された請求項19記載のシステム。
  21. 上記受信及び分離回路は、過負荷の信号環境において動作している1つのセンサからRFデータを受信するように接続された請求項20記載のシステム。
  22. 上記受信及び分離回路は、
    上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの初期の推定値を提供し、
    パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記初期の推定値及び上記受信されたRFデータの少なくとも一部に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの少なくとも1つの第1の改善された推定値を提供するように構成された請求項20記載のシステム。
  23. 上記受信及び分離回路は、パラレル干渉キャンセレーションを使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記第1の改善された推定値及び上記受信されたRFデータの少なくとも一部に基づいて、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの第2の改善された推定値を提供するように構成された請求項22記載のシステム。
  24. 上記受信されたRFデータは、同一の周波数範囲において同時に受信された少なくとも第1及び第2の同一チャンネルのFM信号を含み、
    上記受信及び分離回路はさらに、
    上記第1及び第2の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの初期の推定値を提供し、
    上記受信されたデータから上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記初期の推定値を減ずることにより、上記第2の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた信号を発生し、
    上記受信されたデータから上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記初期の推定値を減ずることにより、上記第1の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた信号を発生し、
    上記第2の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた上記信号を復調及び再変調することにより、上記第2の同一チャンネルのFM信号の改善された推定値を発生し、
    上記第1の同一チャンネルのFM信号に対して重み付けされた上記信号を復調及び再変調することにより、上記第1の同一チャンネルのFM信号の改善された推定値を発生し、
    上記第1及び第2の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの位相及び振幅を推定し、
    上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記推定された位相及び振幅を使用して、上記第2の同一チャンネルのFM信号の上記改善された推定値の振幅及び位相を補正し、
    上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記推定された位相及び振幅を使用して、上記第1の同一チャンネルのFM信号の上記改善された推定値の振幅及び位相を補正するように構成された請求項20記載のシステム。
  25. 上記受信及び分離回路は、データブロック毎に上記パラレル干渉キャンセレーションを行うように構成された請求項20記載のシステム。
  26. 上記受信及び分離回路は、ストリーミングベースで上記パラレル干渉キャンセレーションを行うように構成された請求項20記載のシステム。
  27. 上記受信及び分離回路は、シリアル干渉キャンセレーション(SIC)を使用することにより、上記複数の同一チャンネルのFM信号のそれぞれの上記初期の推定値を提供する様に構成された請求項20記載のシステム。
  28. 上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの1つは公共サービス情報を含み、
    上記受信及び分離回路はさらに、上記公共サービス情報を含む上記FM信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の同一チャンネルのFM信号から隔離するように構成された請求項22記載のシステム。
  29. 上記受信及び分離回路はさらに、上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの所定の1つの信号の識別を指定するコマンドに応答して、上記複数の同一チャンネルのFM信号のうちの上記所定の1つの信号を、上記受信されたRFデータの他の複数の上記同一チャンネルのFM信号から選択的に隔離するように構成された請求項22記載のシステム。
  30. 複数の同一チャンネルのFM信号を含む受信されたRFデータの発信源に接続されるように構成された信号分離回路であって、
    第1段のパラレル干渉キャンセレーション(PIC)回路を備えた信号分離回路。
  31. 上記第1段のPIC回路に接続された初期信号推定回路をさらに備え、
    上記初期信号推定回路は、上記受信されたRFデータの発信源と上記PIC回路との間に接続されるように構成された請求項30記載の信号分離回路。
  32. 上記初期信号推定回路はシリアル干渉キャンセレーション(SIC)回路を含む請求項31記載の信号分離回路。
  33. 上記第1段のPIC回路に接続された第2段のPIC回路をさらに備えた請求項31記載の信号分離回路。
JP2008505436A 2005-04-05 2006-04-04 複数の同一チャンネルのfm信号の分離 Pending JP2008537671A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US11/099,229 US7426378B2 (en) 2005-04-05 2005-04-05 Separation of cochannel FM signals
PCT/US2006/012444 WO2006107932A2 (en) 2005-04-05 2006-04-04 Separation of cochannel fm signals

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008537671A true JP2008537671A (ja) 2008-09-18
JP2008537671A5 JP2008537671A5 (ja) 2009-05-21

Family

ID=37071213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008505436A Pending JP2008537671A (ja) 2005-04-05 2006-04-04 複数の同一チャンネルのfm信号の分離

Country Status (6)

Country Link
US (1) US7426378B2 (ja)
EP (1) EP1867055A4 (ja)
JP (1) JP2008537671A (ja)
KR (1) KR20070118098A (ja)
CN (1) CN101171753A (ja)
WO (1) WO2006107932A2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7233777B2 (en) * 2004-08-31 2007-06-19 L-3 Integrated Systems Company Separation of AM cochannel signals in an overloaded signal environment
US7885688B2 (en) * 2006-10-30 2011-02-08 L-3 Communications Integrated Systems, L.P. Methods and systems for signal selection
US7974370B2 (en) * 2006-12-27 2011-07-05 Freescale Semiconductor, Inc. Parallel processing for single antenna interference cancellation
US20100246634A9 (en) * 2007-05-01 2010-09-30 Broadcom Corporation Acquisition of spreading factors (SFS) of multiple transmitted signals in code division multiple access system
US8085882B1 (en) * 2008-04-15 2011-12-27 The United States Of America As Respresented By The Secretary Of The Army Multi-sensor signal fusion for modulation classification of weak signals
US8433015B2 (en) * 2009-12-03 2013-04-30 Glowlink Communications Technology, Inc. System for and method of removing unwanted inband signals from a received communication signal
CN102195904A (zh) * 2010-03-18 2011-09-21 电信科学技术研究院 一种同频算法信道估计处理方法及设备
AU2014223843B2 (en) * 2013-02-26 2017-06-01 Glowlink Communications Technology, Inc. System for and method of removing unwanted inband signals from a received communication signal
CN104269605A (zh) * 2014-09-22 2015-01-07 联想(北京)有限公司 一种电子设备

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507925A (ja) * 1999-08-12 2003-02-25 エリクソン インコーポレイテッド チャネル分離および逐次キャンセルによる同一チャネル信号受信機および受信方法

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5307517A (en) 1991-10-17 1994-04-26 Rich David A Adaptive notch filter for FM interference cancellation
US5588022A (en) * 1994-03-07 1996-12-24 Xetron Corp. Method and apparatus for AM compatible digital broadcasting
US5697086A (en) 1994-04-15 1997-12-09 Gte Government Systems Corporation Co-channel FM signal/interference canceller
US6658234B1 (en) * 1995-06-02 2003-12-02 Northrop Grumman Corporation Method for extending the effective dynamic range of a radio receiver system
US6018317A (en) * 1995-06-02 2000-01-25 Trw Inc. Cochannel signal processing system
US6215983B1 (en) * 1995-06-02 2001-04-10 Trw Inc. Method and apparatus for complex phase equalization for use in a communication system
US6535666B1 (en) * 1995-06-02 2003-03-18 Trw Inc. Method and apparatus for separating signals transmitted over a waveguide
US6208295B1 (en) * 1995-06-02 2001-03-27 Trw Inc. Method for processing radio signals that are subject to unwanted change during propagation
US5995567A (en) 1996-04-19 1999-11-30 Texas Instruments Incorporated Radio frequency noise canceller
FR2755553B1 (fr) * 1996-11-04 1999-01-08 Telediffusion Fse Procede et dispositif d'annulation des signaux interferents co-canaux et canaux adjacents de recepteurs fm
JP3088322B2 (ja) * 1997-01-30 2000-09-18 株式会社ケンウッド Am多重放送装置
US6005894A (en) * 1997-04-04 1999-12-21 Kumar; Derek D. AM-compatible digital broadcasting method and system
IT1296896B1 (it) 1997-12-19 1999-08-02 Italtel Spa Procedimento di discriminazione di un segnale utile da una pluralita' di interferenti isofrequenziali ricevuti da antenne a schiera di
US6452977B1 (en) * 1998-09-15 2002-09-17 Ibiquity Digital Corporation Method and apparatus for AM compatible digital broadcasting
US6847688B1 (en) 2000-10-30 2005-01-25 Ericsson Inc. Automatic frequency control systems and methods for joint demodulation
FI20020794A0 (fi) * 2002-04-24 2002-04-24 Nokia Corp Häiriönpoistomenetelmä radiojärjestelmän vastaanottimessa
KR100651434B1 (ko) * 2002-10-05 2006-11-28 삼성전자주식회사 패킷 데이터 통신 시스템 수신기에서의 간섭신호 제거장치 및 방법
US7233777B2 (en) 2004-08-31 2007-06-19 L-3 Integrated Systems Company Separation of AM cochannel signals in an overloaded signal environment

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507925A (ja) * 1999-08-12 2003-02-25 エリクソン インコーポレイテッド チャネル分離および逐次キャンセルによる同一チャネル信号受信機および受信方法

Also Published As

Publication number Publication date
US7426378B2 (en) 2008-09-16
WO2006107932A2 (en) 2006-10-12
WO2006107932A3 (en) 2007-03-22
EP1867055A2 (en) 2007-12-19
US20060223479A1 (en) 2006-10-05
EP1867055A4 (en) 2012-06-06
KR20070118098A (ko) 2007-12-13
CN101171753A (zh) 2008-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008537671A (ja) 複数の同一チャンネルのfm信号の分離
US5740208A (en) Interference cancellation apparatus for mitigating the effects of poor affiliation between a base station and a mobile unit
US8583068B2 (en) Interference reduction for multiple signals
US7636407B2 (en) Signal detector used in wireless communication system
TWI521911B (zh) 利用分集合併之信號處理單元及操作接收器設備之方法
KR20050105234A (ko) Am 라디오 신호 처리 방법, 복조기 및 수신기
US10972174B2 (en) Digital repeater system
WO2002080381A2 (en) Radio receiver having a dynamic bandwidth filter and method therefor
JPH1032557A (ja) 中継方式及びこれに用いる送信装置及び中継装置
US20070224934A1 (en) Apparatus and Method of On-Channel Repeater
US9001877B2 (en) Signal processing for diversity combining radio receiver
WO2001069808A1 (fr) Recepteur et procede de reception pour communication a spectre etale
JP2008054193A (ja) 回り込みキャンセラ
JP2002530933A (ja) 受信装置及び受信方法
US8094603B2 (en) Apparatus and method for modulating of on-channel repeater
WO2021186678A1 (ja) 無線通信方法及び無線通信システム
KR20060108343A (ko) 이동용 무선통신시스템에서 동일주파수 채널에 적용되는이중편파의 간섭제거방법 및 그 시스템
JP2005533405A (ja) 変調信号多重受信用モジュラー・デバイス
JP2008512057A (ja) 過負荷な信号環境における同一チャネルam信号の分離方法
Willcox et al. Implementation of Digital Radio Mondiale receiver-Part I
US20230299869A1 (en) System for Aerial Interferences Cancellation and RF Encryption and Geolocation Inhibition
US20050009492A1 (en) Device and method for receiving radio signals
EP0657084B1 (en) Apparatus for interference cancellation in a digital radio link between a fixed and a mobile radio unit
JP5521201B2 (ja) 回り込みキャンセラ及び回り込みキャンセル方法
WO2018012560A1 (en) Method and device for performing channel estimation

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110607

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110614

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110707

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110714

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111018