JP2008536817A - 胃腸疾患の処置用医薬として有用なイミダゾ(1,2−a)ピリジン誘導体 - Google Patents

胃腸疾患の処置用医薬として有用なイミダゾ(1,2−a)ピリジン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、新規同定された式(I)のイミダゾピリジン化合物、治療における該化合物の使用、およびそれらの調製に関する。

Description

本発明は、新規同定されたイミダゾピリジン化合物、治療における該化合物の使用、およびそれらの調製に関する。
胃のH+/K+ ATPaseまたはプロトンポンプは、胃の酸分泌壁細胞からの胃酸分泌に関与する。H+/K+ ATPaseは、ATPの加水分解に連動して、非起電性様式で、プロトンおよびK+イオンを逆方向に積極的に輸送する。生理学的条件下では、これにより、胃壁細胞の管腔膜を横切るプロトン勾配が100万倍を超えて生じ、維持される。
胃酸は胃腸疾患の主要な危険因子の1つであり、現在、胃のH+/K+ ATPaseの特異的阻害剤は、胃酸過多の臨床治療および制御のために用いられている。かかる阻害剤は2群に分類され得る。第1の群は、オメプラゾールのごとき不可逆阻害剤であり、プロトンポンプ阻害剤またはPPIと呼ばれる。このクラスの化合物は弱塩基であり、活性壁細胞の酸性小管に蓄積し、ここで、急速にカチオン四環系スルフェナミドを形成する。次いで、スルフェナミドはH+/K+ ATPaseの管腔表面に不可逆的に結合し、その活性を阻害する。
胃食道逆流症(GERD)を患う患者において、PPIは現在のところ最適な治療法である。しかし、PPI、ヒスタミンH2受容体アンタゴニストまたは運動促進薬で処置された患者の大多数は、引き続き、頻繁な胸やけおよび夜間の酸分泌に悩み、このことは、現在の治療法が必ずしも酸産生の十分な制御をもたらすとは限らないことを示唆する。
現在市販されているPPIは、酸性小管内の活性化を必要とし、それ故に、積極的に分泌している壁細胞のみを標的化するという事実に起因して、最大の酸阻害を成し遂げるのに3〜5日間かかる。故に、プロトンポンプの割合は各投与後でも依然として抑制されておらず、定常状態の阻害を成し遂げるためには、毎日繰り返し投与することが必要とされる。
第2の群のH+/K+ ATPase阻害剤は、可逆阻害剤であり、アシッドポンプアンタゴニスト(APA)またはカリウム競合型酸遮断薬(p−CAB)と呼ばれる。現在市販されているPPIと対照的に、可逆K+競合APAは、酸性環境での活性化を必要とせず、カリウム結合部位またはその付近に結合することにより直接的な様式で酸分泌を遮断し、PPIと比べて非常に迅速な作用の開始をもたらす。APAは長期間にわたって酸分泌の制御において改善をもたらし得ることも期待される。
従って、本発明は、式(I):
Figure 2008536817
(I)
[式中、
Xは、NH、NR7またはOであり;
R1は、H、C1-4アルキル、CH2CN、CH2NH2、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-6アルケニル、C2-6アルケニルオキシC1-4アルキル、C2-6アルキニル、ヒドロキシC1-4アルキル、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシC1-4アルキル、フルオロC1-4アルキル、C2-6アルキニルオキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキルまたはNR8R9であり、ここで、R8およびR9の各々は同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OおよびSから選択される0〜3個のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員複素環式基を形成し;
R2はC1-4アルキル、NH2、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-6アルケニル、ヒドロキシC1-4アルキル、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシC1-4アルキル、シアノC1-4アルキル、ハロC1-4アルキルまたはアミノカルボキシC1-4アルキルであり;
R3はHまたはC1-4アルキルであり;
R4およびR5は、同じまたは異なっていてもよく、H、C1-4アルキル、OH、ハロゲン、C1-4アルコキシ、NR14R15であり、ここで、R14およびR15の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキル、NHCONR10R11またはOCONR10R11であり、ここで、R10およびR11の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OおよびSから選択される0〜3個のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員複素環式基を形成し;
或いは、R3およびR4は、相互連結の原子と一緒になって、5−または6−員炭素環式基またはN、OおよびSから選択される1個のヘテロ原子を含有する複素環式基を形成し、該炭素環式または複素環式基は、C1-4アルキル、OH、OC1-4アルキル、ハロゲンおよびNR16R17から選択される1つの基で所望により置換されていてもよく、ここで、R16およびR17の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;
R6はH、C1-4アルキル、ハロゲン、OH、NHCO21-4アルキル、NR18R19であり、ここで、R18およびR19の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;
R7はC1-4アルキルであり;
或いはR4およびR7は、相互連結の原子と一緒になって、N、OおよびSから選択される0または1個のさらなるヘテロ原子を含有する5−ないし7−員の複素環式基を形成し、該複素環式基は、C1-4アルキル、OH、OC1-4アルキル、ハロゲンおよびNR20R21から選択される1つの基で所望により置換されていてもよく、ここで、R20およびR21の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;および
Arは、アリール、または5−もしくは6−員単環式または7−ないし12−員二環式のヘテロアリール基(N、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含有する)であり、該アリールまたはヘテロアリール基は独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシ、ハロC1-4アルキル、ハロC1-4アルコキシ、アリールC1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルキルスルホニルオキシ、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールオキシスルホニル、アリールスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホンアミドC1-4アルキル、C1-4アルキルアミドC1-4アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミドC1-4アルキル、アリールカルボキサミドC1-4アルキル、アリールアミノスルホニル、アリールアミノカルボニル、アロイル、アロイルC1-4アルキル、アリールC1-4アルカノイル、NR12R13およびCONR12R13からなる群から選択される1、2、3または4つの基で所望により置換されていてもよく、ここで、R12およびR13の各々は同じまたは異なっていてもよく、H、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OもしくはSから選択されるさらなる1個のヘテロ原子を含有する5−または6−員の複素環式基を形成する]
の化合物またはその医薬上許容される塩;ただし、1−(8−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノンを除く;を提供する。
Arの例としては、単環式アリール、例えば、フェニル;二環式アリール、例えば、ナフチル;単環式ヘテロアリール、例えば、ピリジニル、ピリミジニル、チアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアジニル、イソチアゾリルおよびイソオキサゾリル;または二環式ヘテロアリール、例えば、キノキサリニル、キナゾリニル、ピリドピラジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ナフチリジニル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル[4,5−b]ピリジニル、ピリドピリミジニルまたはイソキノリニルが挙げられる。
Ar基は、Ar環の炭素原子またはヘテロ原子のいずれかを介してイミダゾピリジンコアに連結されてもよい。例えば、Ar基がイミダゾリル基ならば、イミダゾピリジンコアへの結合は、イミダゾリルAr基上の炭素原子(C−連結)または窒素原子(N−連結)のいずれかを介するものであってもよい。
本明細書中、アリールなる用語は、5−または6−員芳香環、例えば、フェニル、或いは少なくとも1つの環が芳香族である7〜12員の二環系、例えば、ナフチルまたはインデニルを意味する。アロイルも同様に解釈されるべきである。
単独またはC1-4アルコキシもしくはC1-4アルキルチオのごときより大きな基の部分を構成するかに関わらず、化合物がC1-4アルキル基を含む場合、アルキル基は直鎖、分岐鎖もしくは環状、またはそれらの組み合わせであってもよい。C1-4アルキルの例としては、メチルまたはエチルが挙げられる。C1-4アルコキシの例としてはメチルオキシが挙げられる。
ハロゲンまたは「ハロ」(例えば、ハロC1-4アルキルにおいて用いられる場合)は、フルオロ、クロロ、ブロモまたはヨードを意味する。
一の実施態様において、Arは、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、フラニル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリルおよびチエニルから選択される。
さらなる一の実施態様において、Arの任意の置換基はC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、カルボキサミド、オキソ、シアノ、アミノまたはヒドロキシC1-4アルキルである。
一の実施態様において、Arは、ピリジニルまたは置換ピリジニルである。置換ピリジニルは、例えば、メチルピリジニル、メチルオキシピリジニル、カルボキサミドピリジニル、アミノピリジニル、ピリジノニル、メチルピリジノニル、シアノピリジノニルまたはクロロピリジノニルであってもよい。
さらなる一の実施態様において、Arは、ピラゾリル、トリアゾイル、テトラゾリル、ピリミジニル、ピリダジニルおよびフラニルから選択される。この実施態様において、置換Ar基はピラゾロニル、メチルピラゾリル、ヒドロキシメチルピラゾリル、ピリミジノニル、ピリミジンジオニル、ジメチルピリミジンジオニルおよびピリダジノニルを含む。
一の実施態様において、Xは、NHまたはOである。
一の実施態様において、Xは、NHである。
一の実施態様において、Xは、Oである。
一の実施態様において、R1は、C1-4アルキル、CH2CN、C1-4アルコキシ、ヒドロキシC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルである。
一の実施態様において、R2は、C1-4アルキルである。
さらなる一の実施態様において、R1およびR2は共にメチルである。
一の実施態様において、R3は、Hである。
一の実施態様において、R4は、H、C1-4アルキルまたはハロゲンである。
一の実施態様において、R5は、H、C1-4アルキルまたはハロゲンである。
さらなる一の実施態様において、R4およびR5は共にHではない。
一の実施態様において、R6は、H、C1-4アルキルまたはハロゲンである。
さらなる一の実施態様において、R4およびR5は共にメチルであり、R6はHである。
さらなる一層の一の実施態様において、R4はメチルであり、R5はエチルであり、R6はHである。
さらなる一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1、R2、R4およびR5は全てメチルであり;R6はHである。
さらなる一層の一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1、R2、R4およびR5は全てメチルであり;R6はHであり;Arはピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである。
一の実施態様において、R6はフルオロである。
一の実施態様において、R4およびR5の一方がフルオロ、クロロまたはブロモであり、他方がHである。さらなる一の実施態様において、R4およびR5は共にフルオロである。
さらなる一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1およびR2は共にメチルであり;R6はHまたはフルオロであり;R4およびR5の一方はクロロであり、他方はHである。
さらなる一層の一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1およびR2は共にメチルであり;R6はHまたはフルオロであり;R4およびR5の一方はクロロであり、他方はHであり;Arはピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである。
さらなる一層の一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1およびR2は共にメチルであり;R6はフルオロであり;R4およびR5は共にメチルである。
さらなる一層の一の実施態様において、XはNHまたはOであり;R3はHであり;R1およびR2は共にメチルであり;R6はフルオロであり;R4およびR5は共にメチルであり;Arはピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである。
本発明が本明細書中上記した特定の基および置換基の全ての組み合わせを包含することが理解されるべきである。
式(I)の化合物がRまたはSエナンチオマーとして存在してもよいことが理解されよう。本発明はその範囲内に混合物を含むかかる全ての異性体を含む。さらなるキラル中心が式(I)の化合物中に存在する場合、本発明はその範囲内に混合物を含む全ての可能なジアステレオ異性体を含む。異なる異性体形態は、慣用法により他から分離または分割されてもよく、或いは任意の特定の異性体は、慣用的な合成法または立体特異的もしくは不斉合成により得られてもよい。本発明は任意の互変異性形態およびそれらの混合物にも及ぶ。
本発明が式(I)の化合物の医薬上許容される誘導体を含み、これらが本発明の範囲内であることが理解されよう。
本発明に記載の特定の化合物は、実施例に記載の化合物およびそれらの医薬上許容される誘導体を含む。
本明細書中用いる「医薬上許容される誘導体」は、レシピエントに投与された際に、式(I)の化合物またはそれらの活性代謝物もしくは残留物を(直接的または間接的に)提供することのできる、式(I)の化合物の任意の医薬上許容される塩、エステルまたはかかるエステルの塩を含む。
医薬に使用するために、式(I)の化合物の塩は医薬上許容されるべきことが理解されよう。適当な医薬上許容される塩は当業者に明かであろう。医薬上許容される塩は、Berge,Bighley and Monkhouse,J.Pharm.Sci.(1977)66,pp1−19に記載のものを含む。かかる医薬上許容される塩としては、無機酸、例えば、塩酸、臭化水素酸、硫酸、硝酸またはリン酸;および有機酸、例えば、コハク酸、マレイン酸、酢酸、フマル酸、クエン酸、洒石酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸を用いて形成した酸付加塩が挙げられる。シュウ酸塩またはギ酸塩のごとき他の塩は、例えば、式(I)の化合物の単離において用いられてもよく、それらは本発明の範囲内に含まれる。式(I)の化合物の溶媒和物および水和物も本発明の範囲内に含まれる。
特定の式(I)の化合物は、1個または複数の酸等価物と酸付加塩を形成してもよい。本発明はその範囲内に全ての可能な化学量論的および非化学量論的形態を含む。
式(I)の化合物は結晶または非晶形態として調製されてもよく、結晶ならば、所望により、溶媒和、例えば、水和されてもよい。本発明はその範囲内に、化学量論的溶媒和物(例えば、水和物)ならびに様々な容量の溶媒(例えば、水)を含有する化合物を含む。
本発明は、1個または複数の原子が天然で通常見出される原子量または質量数とは異なる原子量または質量数を有する原子で置換されているという事実を別にすれば、式(I)で示される化合物および下位化合物と同一である、同位体標識された化合物も含む。本発明の化合物に取り込まれ得る同位体の例としては、水素、炭素、窒素、酸素、フッ素、ヨウ素および塩素の同位体、例えば、3H、11C、14C、18F、123I、125Iが挙げられる。
前記した同位体および/または他の原子の他の同位体を含む本発明の化合物および該化合物の医薬上許容される塩は本発明の範囲内である。同位体標識された本発明の化合物、例えば、3Hまたは14Cのごとき放射性同位体が取り込まれた化合物は、薬剤および/または基質組織分布アッセイにおいて有用である。トリチウム化した、すなわち、3H、および炭素−14、すなわち、14C同位体は、調製および検出を容易にするために、特に好ましい。11Cおよび18F同位体はPET(陽電子放出断層撮影法)において特に有用である。
式(I)の化合物は医薬組成物中での使用が意図されるので、それらが各々、実質的に純粋な形態、例えば、少なくとも60%純粋な、より適当には、少なくとも75%純粋な、好ましくは、少なくとも85%純粋な、特に、少なくとも98%純粋な(%は重量に対する重量ベースである)形態で提供されることが好ましいことが容易に理解されよう。医薬組成物中で用いる、より純粋な形態を調製するために、化合物の不純な調製物を使用してもよい。
本発明のさらなる一の態様に従って、式(I)の化合物およびその誘導体の調製方法が提供される。以下のスキームは、本発明の化合物を合成するための幾つかの経路を詳述する。以下のスキームでは、反応性基は、十分に確立された技法に従って、保護基で保護され、かつ脱保護され得る。
スキーム1:6−ハロ化合物との金属媒介カップリング反応を介するC−6−(ヘテロ)アリール誘導体の合成
Figure 2008536817
故に、本発明の化合物[ここで、XはNHである]はスキーム1に示すように合成され得る。典型的に、工程1は、N−メチルピロリジノン(NMP)のごとき適切な溶媒中、マイクロ波条件下、180℃のごとき適切な温度で、1時間のごとき適切な時間、ジアミノ−ハロピリジン誘導体を適切なハロケトンと反応させることを含む。或いは、工程1は、エタノール中で加熱還流することによってか、またはNMP中、適当な温度で加熱することにより実施され得る。工程2は、炭酸ナトリウムのごとき塩基の存在下、ジメチルホルムアミド(DMF)のごとき適当な溶媒中、3〜16時間のごとき適当な時間、8−アミノ−6−ハロイミダゾピリジンを塩化ベンジルのごとき適切なハロゲン化ベンジルと反応させることからなる。ヨウ化カリウムのごとき添加剤を用いてもよい。工程3では、アリール基の適切な金属媒介カップリングが使用され得る。例えば、生成物が窒素を介して連結されたArを有する場合、Ullman−型カップリングが用いられ得、ここで、ヨウ化銅(I)および炭酸カリウムのごとき塩基の存在下、ジオキサンのごとき適当な溶媒中、還流温度のごとき適当な温度で、3日間のごとき適当な時間、6−ハロ化合物が反応され得る。或いは、反応は、マイクロ波条件下、DMFまたはNMPのごとき適当な溶媒中、最高195℃までの適当な温度で、実施され得る。トランス1,2−ジアミノシクロヘキサンのごとき添加剤が使用されてもよく、代替法では、塩基はリン酸カリウムであってもよい。生成物が炭素原子を介して連結されたArを有する場合、工程3は、鈴木型条件下、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムのごとき適切なパラジウムカップリング試薬の存在下、炭酸ナトリウムのごとき適当な塩基の存在下、水/DMFのごとき適当な溶媒系中、100℃のごとき適当な温度で、1時間のごとき適当な時間、6−ブロモ−中間体を適切なアリールボロン酸またはアリールボロン酸エステルと反応させることからなる。代替法では、この反応をマイクロ波条件下で実施してもよい。
或いは、6−ハロ中間体は、スキーム2に示すように、適切なハロゲン化アリールとの反応前に、対応するボロン酸またはボロン酸エステルに変換され得る:
スキーム2:代替的C6−カップリング反応:
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、ジオキサンのごとき適当な溶媒中、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムのごとき適当なパラジウム試薬および酢酸カリウムのごとき適当な塩基の存在下、還流温度のごとき適当な温度で、6−ハロ−誘導体をジボロンピナコールエステルと反応させることからなる。典型的に、工程2は、鈴木型条件下で、このボロン誘導体を臭化アリールのごとき適切なハロゲン化アリールと反応させることからなる。
或いは、生成物が窒素を介して連結されたArを有する場合、工程2は、Chan−Lam−型条件下、ボロン誘導体を適切なN−複素環と反応させることにより実施され得る。典型的に、反応は、酢酸銅および3級アミンの存在下、ジクロロメタンのごとき適当な溶媒中、室温のごとき適当な温度で、実施される。
或いは、本発明の化合物[ここで、XはNHである]はスキーム3に従って生成され得る:
スキーム3:化合物[ここで、X=NHである]を生成するため代替的アプローチ
Figure 2008536817
典型的に、工程1において、アリール基の適切な金属媒介カップリングが用いられ得る。例えば、生成物が窒素を介して連結されたArを有する場合、Ullman−型カップリングが用いられ得、ここで、6−ハロ化合物は、ヨウ化銅(I)および炭酸カリウムのごとき塩基の存在下、ジオキサンのごとき適当な溶媒中、還流温度のごとき適当な温度で、3日間のごとき適当な時間、反応され得る。代替法では、これはマイクロ波条件下、例えば、DMF中、160℃のごとき適当な温度で、或いはNMP中、190℃のごとき適当な温度で実施されてもよい。トランス1,2−ジアミノシクロヘキサンのごとき添加剤が使用されてもよく、代替法では、塩基は、例えば、リン酸カリウムであってもよい。生成物が炭素原子を介して連結されたArを有する場合、工程1は、鈴木型条件下、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウムのごとき適切なパラジウムカップリング試薬の存在下、炭酸ナトリウムのごとき適当な塩基の存在下、水/DMFのごとき適当な溶媒系中、100℃のごとき適当な温度で、1時間のごとき適当な時間、6−ブロモ−中間体を適切なアリールボロン酸またはアリールボロン酸エステルと反応させることからなる。典型的に、工程2は、炭酸ナトリウムのごとき塩基の存在下、DMFのごとき適当な溶媒中、3時間のごとき適当な時間、工程1の生成物を臭化ベンジルのごとき適切なハロゲン化ベンジルと反応させることからなる。ヨウ化カリウムのごとき添加剤が使用されてもよい。
本発明の化合物[ここで、XはOである]は、スキーム4の工程1〜3に従って合成され得る:
スキーム4:C8 O−連結化合物への経路:
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、NMPのごとき適当な溶媒の存在下、160℃〜180℃のごとき適当な温度で、マイクロ波の存在下での、アルファ−クロロまたはアルファ−ブロモケトンのごとき適切なケトンの使用を含む。典型的に、工程2は、DMFのごとき適当な溶媒の存在下、60℃〜90℃のごとき適切な温度での、適切なベンジル型アルコキシド(DMFのごとき適当な溶媒の存在下、0℃〜室温のごとき適当な温度で、水素化ナトリウムのごとき適切な塩基により生成される)の使用を含む。典型的に、工程3は、CuIのごとき適切な触媒およびK2CO3のごとき適切な塩基の存在下、NMPまたはDMFのごとき適当な溶媒の存在下、150℃〜190℃のごとき適当な温度で、マイクロ波の存在下での、適切な芳香族(Ar)誘導体の使用を含む。
或いは、本発明の化合物[XはOである]は、スキーム4の工程4および5に従って合成され得る。故に、R4、R5、R3またはR6基がO−ベンジル基の除去を容易にする場合、例えば、R4、R5、R3がHであり、およびR6(このスキームにおいて)がOMeである場合、工程3の生成物は工程4および5に付されて、代替的なC8−修飾されたアナログをもたらし得る。典型的に、工程4は、ジクロロメタンのごとき適当な溶媒中、室温のごとき適当な温度での、トリフルオロ酢酸のごとき酸での処理からなる。典型的に、工程5は、DMFのごとき適当な溶媒中、水素化ナトリウムのごとき適当な塩基で処理し、次いで、室温のごとき適当な温度で、16時間のごとき適切な時間、臭化ベンジルのごとき適切なハロゲン化ベンジルと反応させることからなる。
Arがオキサジアゾールであるもののごとき本発明の特定の実施例は、スキーム5に示すように、適切な6−カルボン酸誘導体から生成され得る:
スキーム5:6−カルボン酸からの複素環の構築
Figure 2008536817
同様に、Arがテトラゾールまたはトリアゾールであるもののごとき本発明の特定の化合物は、スキーム6に示すように、6−カルボキサミド誘導体から生成され得る。
スキーム6:C6−カルボキサミド中間体からの本発明の実施例の生成:
Figure 2008536817
さらに、本発明の特定の化合物は、スキーム7に従って、C6−アルキニル誘導体から生成され得る。
スキーム7:中間体C6−アルキニル誘導体からの化合物の生成
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、まず、薗頭−型条件下で、トリエチルアミンのごとき適当な溶媒中、ヨウ化Cu(I)および塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)のごとき適切なカップリング試薬の存在下、45℃のごとき適切な温度で、16時間のごとき適切な時間、6−ブロモ化合物のごとき6−ハロ誘導体を、例えば(トリメチルシリル)アセチレンと反応させることからなる。次いで、これを水酸化カリウムのごとき塩基で処理する。典型的に、工程2は、ヨウ化Cu(I)のごとき適当な試薬の存在下、DMF/メタノールのごとき適当な溶媒系中、100℃のごとき適当な温度で、16時間のごとき適当な時間、アセチレン中間体を(トリメチルシリル)アジドのごとき適切なアジド源と反応させることからなる。
本発明の化合物[ここで、XはNHであり、R1はCH3以外、例えば、CH2OHである]は、スキーム8に示すごとき手順に従って、本発明の化合物[ここで、XはNHであり、R1はHである]から生成され得る:
スキーム8:化合物[ここで、R1はCH 3 以外、例えば、CH 2 OHまたはCH 2 CNである]の生成
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、メタノールのごとき適当な溶媒中、還流温度のごとき適当な温度で、パラホルムアルデヒドのごときホルムアルデヒド源および塩酸ジメチルアミンのごとき2級アミン塩と反応させることからなる。典型的に、工程2は、エタノールのごとき適当な溶媒中、周囲温度のごとき適当な温度で、ヨードメタンのごときアルキル化剤と反応させることからなる。典型的に、工程3は、水/テトラヒドロフランのごとき適当な溶媒中、還流温度のごとき適当な温度で、水酸化ナトリウムのごとき適当な求核試薬と反応させることからなる。或いは、工程3は、DMFのごとき適当な溶媒中、100℃のごとき適当な温度で、シアン化ナトリウムのごとき適当な求核試薬と反応させることから構成されてもよい。
或いは、本発明の化合物[XはOであり、R1はCH3以外、例えば、CH2OHである]は、スキーム9に示す一般的方法に従って生成され得る。
スキーム9:化合物[XはOであり、R1はCH 3 以外、例えば、CH 2 OHまたはCH 2 CNである]の生成
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、エタノールのごとき適当な溶媒中、0℃のごとき適当な温度で、N−ブロモスクシンイミドのごとき臭素化剤で処理することからなる。工程2は、トルエン/エタノールのごとき適当な溶媒中、炭酸カリウムのごとき適当な塩基の存在下、室温のごとき適当な温度で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)のごとき適当なパラジウム錯体で処理し、次いで、トリエテニルボロキシンピリジニウム錯体のごとき適当なボロナート誘導体を加え、次いで、還流温度のごとき適当な温度で加熱することを含む。典型的に、工程3は、テトラヒドロフラン/水のごとき適当な溶媒中、室温のごとき適当な温度で、過ヨウ素酸ナトリウムおよび四酸化オスミウムのごとき適当な酸化剤と共に攪拌することを含む。典型的に、工程4は、メタノールのごとき適当な溶媒中、0℃のごとき適当な温度での、水素化ホウ素ナトリウムのごとき適当な水素化試薬を用いた還元からなる。
代替法では、本発明の化合物[ここで、XはNHまたはNR7である]は、スキーム10の工程1〜3に従って合成され得る:
スキーム10:C8NH−またはNR7−連結化合物への代替的経路:
Figure 2008536817
典型的に、工程1は、NMPのごとき適当な溶媒の存在下、160℃〜180℃のごとき適当な温度で、マイクロ波の存在下での、アルファ−クロロまたはアルファ−ブロモケトンのごとき適切なケトンの使用を含む。典型的に、工程2は、ヨウ化銅(I)のごとき適当な遷移金属塩および炭酸セシウムのごとき塩基およびトランス1,2−ジアミノシクロヘキサンのごとき錯化剤の存在下、DMFのごとき適当な溶媒の存在下、120℃のごとき適切な温度で、所望により、マイクロ波条件下での、トリアゾールのごとき適切なアリール置換基の使用を含む。典型的に、工程3は、2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニルのごとき適当なホスフィンリガンドおよびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)のごときパラジウム錯体およびナトリウムt−ブトキシドのごとき塩基の存在下、ジオキサンのごとき適当な溶媒中での、適切なアミンの使用を含み、マイクロ波条件下、120℃のごとき適当な温度で加熱した。
当業者には、本発明の特定の化合物が標準的な化学的手法に従って本発明の他の化合物に変換され得ることが理解されよう。
スキーム1〜10において使用するための出発物質は市販されているか、文献において知られているか、または既知の手法によって調製され得る。
式(I)の化合物は、単一で調製されてもよく、または少なくとも2個、例えば、5〜1000個、好ましくは、10〜100個の式(I)の化合物を含む化合物ライブラリーとして調製されてもよい。化合物ライブラリーは、コンビナトリアルな「分離および混合」アプローチによってか、または液相もしくは固相ケミストリーのいずれかを用いる複合的なパラレル合成によってか、当業者に知られている手段によって調製されてもよい。
故に、本発明のさらなる一の態様に従って、少なくとも2個の式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体を含む化合物ライブラリーが提供される。
医薬上許容される塩は、適切な酸または酸誘導体との反応により、常法により調製されてもよい。
本発明は、ヒトまたは獣医用医薬において用いるための式(I)の化合物およびその医薬上許容される誘導体を提供する。
式(I)の化合物およびその医薬上許容される誘導体は、アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害、例えば、胃腸疾患または障害、例えば、胃酸過多に付随するものの処置に有用である。本発明の化合物は、炎症性胃腸疾患および胃酸の不均衡に付随する疾患、例えば、胃または十二指腸潰瘍、胃炎、胃食道逆流症(GERD)およびZoller−Ellison症候群か、またはガストリノーマおよび急性胃腸上部出血を患う患者においてのように胃酸分泌抑制効果が所望される疾患および障害の処置または予防に特に有用であってもよい。
本発明は、ヒトアシッドポンプアンタゴニストが必要とされる疾患または障害、例えば、本明細書中上記した疾患または障害の処置または予防方法であって、それらを必要とする対象へ有効量の式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体を投与することを含む方法も提供する。
本発明は、ヒトアシッドポンプアンタゴニストが必要とされる疾患または障害、例えば、本明細書中上記した疾患または障害の処置または予防において用いるための式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体も提供する。
本発明は、ヒトアシッドポンプアンタゴニストが必要とされる疾患または障害、例えば、炎症性胃腸疾患および胃酸の不均衡に付随する疾患、例えば、胃または十二指腸潰瘍、胃炎、胃食道逆流症(GERD)およびZoller−Ellison症候群、またはガストリノーマおよび急性胃腸上部出血を患う患者においてのように胃酸分泌抑制効果が所望される疾患または障害の処置または予防用医薬の製造における式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体の使用も提供する。
治療に用いる場合、本発明の化合物は、通常、医薬組成物として投与される。本発明は、式(I)の化合物またはそれらの医薬上許容される誘導体および医薬上許容される担体を含有する医薬組成物も提供する。
式(I)の化合物およびその医薬上許容される誘導体は、任意の慣用的手法により投与されてもよく、例えば、経口、非経口、頬側、舌下、経鼻、直腸または経皮投与されてもよく、医薬組成物も同様に適用される。
経口投与された場合に有効な式(I)の化合物およびその医薬上許容される誘導体は液体または固体、例えば、シロップ、懸濁液、エマルジョン、錠剤、カプセル剤またはロゼンジとして処方され得る。
一般的に、液体処方は、活性成分の適当な液体担体(複数も可)中、例えば、水、エタノールまたはグリセリンのごとき水性溶媒中、或いはポリエチレングリコールまたは油のごとき非水性溶媒中懸濁液または溶液から構成され得る。処方は、懸濁化剤、防腐剤、香料および/または色素を含んでもよい。
錠剤形態の組成物は、ステアリン酸マグネシウム、デンプン、ラクトース、ショ糖およびセルロースのごとき固体処方の調製のために通常使用されている任意の適当な医薬担体(複数も可)を用いて調製され得る。
カプセル剤の形態の組成物は、通常のカプセル化手段を用いて調製され得、例えば、活性成分を含有するペレットは標準的な担体を用いて調製され得、次いで、ハードゼラチンカプセルに充填される。代替法では、分散液または懸濁液が、任意の適当な医薬担体(複数も可)、例えば、水性ガム、セルロース、ケイ酸塩または油を用いて調製され得、次いで、分散液または懸濁液はソフトゼラチンカプセルに充填される。
典型的な非経口組成物は、滅菌水性担体または非経口的に許容される油中の、例えば、ポリエチレングリコール、ポリビニルピロリドン、レシチン、ラッカセイ油またはゴマ油中の活性成分の溶液または懸濁液から構成される。或いは、溶液は凍結乾燥され、次いで、投与直前に適当な溶媒を用いて復元される。
経鼻投与用組成物は、都合良くは、エアロゾル、ドロップ、ゲルおよび散剤として処方されてもよい。典型的に、エアロゾル処方は、活性成分の医薬上許容される水性または非水性溶媒中溶液または微細懸濁液を含み、通常、密封容器中の滅菌形態の単回投与または複数回投与用の用量で提供され、該容器は、噴霧デバイスと併用するためにカートリッジまたはレフィルの形態をとり得る。或いは、密封容器は、使い捨ての投薬用デバイス、例えば、単回投与用鼻吸入器または定量バルブ付きエアロゾルディスペンサーであってもよい。投与形態がエアロゾルディスペンサーを含む場合、それは推進剤を含み得、該剤は、圧縮ガス、例えば、空気、または有機推進剤、例えば、フルオロクロロヒドロカーボンまたはヒドロフルオロカーボンであり得る。エアロゾル投与形態は、ポンプ式噴霧器の形態もとり得る。
頬側または舌下投与に適する組成物は、錠剤、ロゼンジおよびパステルを含み、ここで、活性成分は、糖およびアカシア、トラガカント、またはゼラチンおよびグリセリンのごとき担体と共に処方される。
直腸投与用組成物は、都合良くは、カカオ脂のごとき慣用的な坐剤用基剤を含む剤剤の形態をとる。
経皮投与に適する組成物は、軟膏、ゲルおよびパッチを含む。
好ましくは、組成物は、錠剤、カプセル剤またはアンプルのごとき単位投与形態である。
上記した疾患または障害の処置または予防において用いる式(I)の化合物またはその医薬上許容される誘導体の用量は、通常通り、処置されるべき特定の疾患または障害、対象の体重、および他の同様の因子に応じて様々であり得る。しかし、原則として、適当な単位用量は0.05〜1000mg、より適当には、0.05〜500mgであってもよい。単位用量は、1日につき1回以上、例えば、1日につき2または3回投与されてもよく、1日の合計用量は約0.01〜100mg/kgの範囲となるようにする;また、かかる治療は数週間または数ヶ月に及んでもよい。医薬上許容される誘導体の場合、上記数字は式(I)の親化合物として算出される。
式(I)の化合物が上記した用量範囲で投与される場合、毒性効果は全く示されない/予期されない。
本明細書および添付の請求の範囲を通して、文脈上他のものが必要とされない限り、「含む」なる用語および「含んだ」および「含んでいる」のごときバリエーションは、所定の整数または工程もしくは一群の整数を含むことが意図されるが、任意の他の整数もしくは工程または一群の整数もしくは工程を排除しないことが理解されよう。
本明細書中に引用した特許、特許出願を含め、全ての文献は、出典明示によりその全てが本明細書の一部となる。
以下の実施例は、薬理学上有効な本発明の化合物の調製を説明する。説明1〜56は、本発明の化合物の中間体の調製を説明する。
実験セクションで示される場合、MDAPは、質量特異的自動調製、すなわち、分取用HPLC系と質量分析計を併用した所望の質量による検出および収集を伴う、分取用HPLCによる化合物の精製のための自動システムを言う。本出願では、適切な逆相カラムと、共に0.1%ギ酸を含有する溶媒である水/アセトニトリル勾配とを用いる、Waters FractionLynx MDAPシステムを用いた。実験セクションで示される場合、マイクロ波加熱は、Biotage Initiator 60またはPersonal Chemistry Optimiser instrumentにおいて実施した。これらの装置は、最高250℃までの温度制御が可能であり、2.45GHzで最高300Wまでのマイクロ波を放射しながら、最高20barまで加圧することが可能であった。
説明1
6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
2−アミノ−3,5−ジブロモピリジン(5.45g,21.6mmol)、3−ブロモ−2−ブタノン(3.64g,24.1mmol)およびN−メチルピロリジノン(11mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で1時間加熱した。冷却後、メタノール(10mL)を加え、混合物を酢酸エチルおよび水性重炭酸ナトリウムに注いだ。混合物を濾過し、濾液の相を分け、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機抽出物を水で2回、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)による精製により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z303(C98 79Br22の計算値 [M+H]+ m/z303)
説明2
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
水素化ナトリウム(228mg,油中60%分散液,5.7mmol)をヘキサン(2×3mL)で洗浄し、次いで、ジメチルホルムアミド(5mL)を加えた。懸濁液を氷浴中で冷却し、次いで、(2,6−ジメチルフェニル)メタノール(0.739g,5.43mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)中溶液を10分間かけて加えた。次いで、混合物を室温で1時間攪拌した。6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(1.5g,4.93mmol;説明1)のジメチルホルムアミド(3mL)中溶液を加え、次いで、混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)、次いで、メチルtert−ブチルエーテルからの結晶化により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z359(C1819 79BrN2Oの計算値 [M+H]+ m/z359)
説明3
1−ブロモ−2−エチル−6−メチルベンゼン
Figure 2008536817
2−エチル−6−メチルアニリン(35g,0.259mol)を冷却した濃臭化水素酸(120mL)へ加えた。攪拌した懸濁液を5℃〜9℃に維持し、一方で、亜硝酸ナトリウム(18.2g,0.264mol)の水(40mL)中溶液を加えた。臭化銅(I)(20.4g,0.142mol)の濃臭化水素酸(28mL)中溶液を加え、反応混合物を室温に上昇させておいた。混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、30分間40℃で攪拌した。室温に冷却した後、ヘキサンを加えた。有機相を水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン)による精製により、標記化合物を得た。1H NMR(CDCl3)δ 1.22(t,3H),2.42(s,3H),2.78(q,2H),7.04−7.14(m,3H)
説明4
2−エチル−6−メチルベンズアルデヒド
Figure 2008536817
テトラヒドロフラン(20mL)中のマグネシウム(2.65g,0.11mol)へ、ヨウ素の結晶を加えた。ヨウ素の色がなくなるまで混合物を攪拌し、次いで、約2mLの1−ブロモ−2−エチル−6−メチルベンゼン(20g,0.10mol;説明3)を加えた。混合物は温まり、さらなる部分のテトラヒドロフラン(60mL)を加え、次いで、25℃〜30℃の温度に維持しながら、残りのテトラヒドロフラン(20mL)中1−ブロモ−2−エチル−6−メチルベンゼンを20分間かけて加えた。混合物をさらに1時間40℃で攪拌した。0℃に冷却後、温度を9℃未満に維持しながら、ジメチルホルムアミド(15.4mL,0.20mol)のテトラヒドロフラン(17mL)中溶液を加えた。混合物を室温で1時間攪拌し、次いで、氷浴中で冷却した。飽和塩化アンモニウム(200mL)を加え、次いで、混合物をジエチルエーテルで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/ジクロロメタン)による精製により、標記化合物を得た。1H NMR(CDCl3)δ 1.25(t,3H),2.60(s,3H),2.98(q,2H),7.09(d,1H),7.12(d,1H),7.35(t,1H),10.61(s,1H)
説明5
2−エチル−6−メチルベンジルアルコール
Figure 2008536817
2−エチル−6−メチルベンズアルデヒド(13.3g,89.7mmol;説明4)のメタノール(120mL)中溶液を氷浴中で冷却した。温度を13℃未満に維持しながら、水素化ホウ素ナトリウム(2.92g,77.2mmol)を少しずつ加えた。混合物を氷浴中で1時間攪拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残りをジエチルエーテルおよび水間で分配した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、標記化合物を得た。1H NMR(CDCl3)δ 1.24(t,3H),2.44(s,3H),2.77(q,2H),4.75(s,2H),7.04−7.18(m,3H)
説明6
臭化2−エチル−6−メチルベンジル
Figure 2008536817
2−エチル−6−メチルベンジルアルコール(13.25g,88.3mmol;説明5)および濃臭化水素酸(150mL)の混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、氷浴中で冷却した。水(350mL)を加え、次いで、混合物をジエチルエーテルで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、標記化合物を得た。1H NMR(CDCl3)δ 1.29(t,3H),2.43(s,3H),2.77(q,2H),4.60(s,2H),7.03−7.18(m,3H)
説明7
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル
Figure 2008536817
8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル臭化水素酸塩(0.50g,1.67mmol)(参照:WO02/20523)のジメチルホルムアミド(30mL)中溶液へ、炭酸ナトリウム(0.565g,5.33mmol)および臭化2−エチル−6−メチルベンジル(0.355g,1.67mmol;説明6)を加えた。混合物を室温で20時間攪拌し、次いで、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z352(C212532の計算値 [M+H]+ m/z352)
説明8
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸ナトリウム
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸メチル(0.546g,1.56mmol;説明7)、2Mの水性水酸化ナトリウム(8mL)およびジオキサン(8mL)の混合物を30分間還流した。混合物を減圧下で濃縮し、次いで、2Mの水性塩酸を加えることにより、残りを酸性化した。次いで、飽和水性重炭酸ナトリウムを加えることにより、混合物を塩基性化し、得られた固体を濾過により収集し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):(遊離酸 観測値)[M+H]+ m/z338(C202332の計算値 [M+H]+ m/z338)
説明9
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボヒドラジド
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸ナトリウム(406mg,1.13mmol;説明8)のテトラヒドロフラン(8mL)およびジメチルホルムアミド(4mL)中懸濁液へ、N,N’−カルボニルジイミダゾール(351mg,2.17mmol)を加えた。60℃で1.5時間後、溶液を40℃に冷却し、ヒドラジン水和物(0.177mL,3.64mmol)を加えた。20時間後、さらなる部分のヒドラジン水和物(0.177mL,3.64mmol)を加え、次いで、さらに4時間後、N,N’−カルボニルジイミダゾール(351mg,2.17mmol)を加え、次いで、さらに30分後、ヒドラジン水和物(0.177mL,3.64mmol)を加え、混合物を20時間攪拌した。反応混合物をIsolute(登録商標)PE−AXカートリッジへアプライした。メタノールで溶離することにより、粗生成物を得た。メタノール中10%の酢酸で溶離することで、8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボヒドラジドを回収できた。粗生成物をさらにシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z352(C20255Oの計算値 [M+H]+ m/z352)
説明10
N−[(ジメチルアミノ)メチリデン]−8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(54mg,0.167mmol;WO99/55706)およびジメチルホルムアミドジメチルアセタール(3mL)の混合物を7時間加熱還流した。冷却後、混合物を蒸発乾燥した。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z392(C23295Oの計算値 [M+H]+ m/z392)
説明11
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(1.034mg,3.07mmol;WO99/55706)のテトラヒドロフラン(20mL)中溶液を氷浴中で冷却した。トリエチルアミン(2.7mL,36.7mmol)を加え、次いで、トリフルオロ酢酸無水物(1.65mL,11.9mmol)のテトラヒドロフラン(10mL)中溶液を5分間かけて滴下して加えた。混合物を30分間0℃で攪拌した。水(30mL)を加え、次いで、混合物を減圧下で濃縮した。濃縮物を酢酸エチルで抽出し、抽出物を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをメタノール(50mL)中に溶解し、水(10mL)および炭酸カリウム(1.65g)を加え、混合物を室温で45分間攪拌した。濃縮した後、混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相をブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)による精製により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z319(C20224の計算値 [M+H]+ m/z319)
説明12
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−フランカルボン酸メチル
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(190mg,0.53mmol;WO98/37080)のジオキサン(3mL)中溶液へ、ジボロンピナコールエステル(135mg,0.53mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(15mg,0.027mmol)および酢酸カリウム(78mg,0.80mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(22mg,0.027mmol)を加え、混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、120℃で2時間加熱した。N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミンを含有する冷却した反応混合物へ、5−ブロモ−2−フランカルボン酸メチル(109mg,0.53mmol)および炭酸セシウム(259mg,0.80mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(31mg,0.027mmol)を加え、混合物をInitiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、110℃で5.5時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z404(C242533の計算値 [M+H]+ m/z404)
説明13
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−フランカルボン酸
Figure 2008536817
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−フランカルボン酸メチル(85mg,0.21mmol;説明12)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液へ、水酸化リチウムの水性溶液(0.5N,5mL)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌した。5NのHClを加えることにより、混合物を酸性化し、次いで、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z390(C232333の計算値 [M+H]+ m/z390)
説明14
1−ヒドロキシベンゾトリアゾールアンモニウム塩
水酸化アンモニウム(6.2mL)を、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール水和物(10g,65mmol)のテトラヒドロフラン(100mL)中溶液へ滴下して加えた。さらなる部分のテトラヒドロフラン(100mL)を加え、得られた沈殿を濾過により収集し、テトラヒドロフランで洗浄し、真空下で乾燥し、標記化合物を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ 7.09(m + br s,6H),7.42(m,1H),7.63(m,1H)
説明15
6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−ピリジンカルボン酸メチル
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(105mg,0.293mmol;WO98/37080)のジオキサン(3.5mL)中溶液へ、ジボロンピナコールエステル(75mg,0.29mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(8mg,0.015mmol)および酢酸カリウム(43mg,0.44mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(12mg,0.015mmol)を加え、混合物をInitiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、120℃で2時間加熱した。N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミンを含有する冷却した反応混合物へ、6−ブロモ−2−ピリジンカルボン酸メチル(76mg,0.35mmol)および炭酸セシウム(143mg,0.44mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(17mg,0.015mmol)を加え、混合物をInitiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、110℃で8時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z415(C252642の計算値 [M+H]+ m/z415)
説明16
1H−ピラゾール−4−カルボキサミド
Figure 2008536817
1H−ピラゾール−4−カルボン酸(56mg,0,50mmol)の塩化チオニル(4mL)中溶液を75℃で4時間加熱した。冷却後、溶液を蒸発乾燥した。残りをジオキサン中(5mL)に溶解し、この溶液を、急速攪拌した水酸化アンモニウムの水中溶液に加えた。1時間後、混合物を蒸発乾燥させ、標記化合物を得た。
説明17
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−6−エチニル−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(1.0g,2.8mmol;WO98/37080)のトリエチルアミン(10mL)中溶液へ、(トリメチルシリル)アセチレン(0.47mL,3.3mmol)およびヨウ化銅(I)(23mg,0.12mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(50mg,0.07mmol)を加え、反応物をアルゴン下、45℃で16時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、次いで、酢酸エチルおよび希水性塩化アンモニウム溶液で希釈した。相を分けた後、水相を酢酸エチルで再抽出し、次いで、合わせた有機相を乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。粗生成物をメタノール(50mL)中に溶解し、1Mの水性水酸化カリウム溶液で処理した。反応混合物を1時間室温で攪拌し、溶媒を蒸発させた。残りを酢酸エチルおよび水の間で分配した。相を分けた後、水相を酢酸エチルで再抽出した。合わせた有機相を乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z304(C20213の計算値 [M+H]+ m/z304)
説明18
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(5−ニトロ−2−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.28mmol;WO98/37080)のジオキサン(3mL)中溶液へ、ジボロンピナコールエステル(85mg,0.34mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(8mg,0.014mmol)および酢酸カリウム(82mg,0.84mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(11mg,0.014mmol)を加え、混合物を4時間加熱還流した。N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミンを含有する冷却した反応混合物へ、2−ブロモ−5−ニトロピリジン(57mg,0.28mmol)および炭酸セシウム(137mg,0.42mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(16mg,0.014mmol)を加え、混合物を80℃で16時間加熱した。冷却した混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。生成物を含むフラクションをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z402(C232352の計算値 [M+H]+ m/z402)
説明19
1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明1,6g,25mmol)、2−ヒドロキシピリジン(4.75g,50mmol)、炭酸カリウム(6.9g,50mmol)、ヨウ化銅(I)(0.95g,5mmol)およびN−メチルピロリジン(50mL)を含む混合物を195℃で8時間攪拌した。混合物をセライトから濾過し、酢酸エチルおよび水で洗浄し、次いで、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノールで洗浄し、次いで、2MのNH3/MeOHで溶離した。適切なフラクションから溶媒を真空除去し、得られた混合物をシリカ上で、酢酸エチル中0〜20%のメタノール勾配で溶離することで精製し、蒸発させて、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z255(C14144Oの計算値 [M+H]+ m/z255)
説明20
2,3−ジメチル−6−(1H−ピラゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明1,500mg,2.08mmol)、ピラゾール(283mg,4.16mmol)、炭酸カリウム(6574mg,4.16mmol)、ヨウ化銅(I)(80mg,0.41mmol)およびN−メチルピロリジン(5mL)を含む混合物をマイクロ波加熱下、195℃で6時間攪拌した。メタノール(5mL)を加え、得られた混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノールで洗浄し、次いで、2MのNH3/MeOHで溶離した。溶媒を適切なフラクションから真空除去した。得られた混合物をシリカ上で、酢酸エチル中0〜10%のメタノール勾配で溶離することで精製し、蒸発させて、不純な固体を得、これをヘキサンでトリチュレートし、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z228(C12135の計算値 [M+H]+ m/z228)
説明21
6−ブロモ−2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
水素化ナトリウム(80mgの鉱油中60%分散液;2.0mmol)を、[4−(メチルオキシ)フェニル]メタノール(250μl;2.0mmol)の乾燥ジメチルホルムアミド(3mL)中攪拌溶液へ加え、混合物をアルゴン下で90分間攪拌した。6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明1,300mg,1.0mmol)を加え、得られた混合物をアルゴン下、90℃で18時間加熱した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。残りを、2:1のn−ペンタン:酢酸エチル、次いで、酢酸エチルで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。1H NMR(CDCl3)δ 2.35(3H,s),2.40(3H,s),3.81(3H,s),5.22(2H,s),6.54(H,s),6.90(2H,m),7.41(2H,m),7.57(H,s)
説明22
1−[2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(90mg,0.25mmol.説明21)、2−ヒドロキシピリジン(50mg,0.50mmol)およびヨウ化銅(I)(10mg,0.05mmol)の乾燥ジメチルホルムアミド(3mL)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で4時間加熱した。混合物をセライトから濾過し、パッドを酢酸エチルで洗浄した。濾液を減圧下で蒸発させ、残りをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、酢酸エチル、次いで、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z376(C222133の計算値 [M+H]+ m/z376)
説明23
1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
トリフルオロ酢酸(5mL)を、1−[2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(447mg,1.19mmol;説明22)のジクロロメタン(5mL)中溶液へ加え、混合物を室温で3時間攪拌した。混合物を、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離するIsolute(登録商標)SCXカートリッジ上で精製した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りをジエチルエーテルでトリチュレートし、濾過により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z256(C141332の計算値 [M+H]+ m/z256)
説明24
6−ブロモ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
2,3−ジアミノ−5−ブロモピリジン(10g,53mmol)、1−クロロ−2−プロパノン(5.41g,59mmol)およびエタノール(50ml)の混合物を16時間加熱還流した。冷却した反応混合物を水(100ml)で処理し、固体を濾過により収集し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z226/228(C88BrN3の計算値 [M+H]+ m/z226/228)
説明25
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明24,5.50g,25mmol)、塩化2,6−ジメチルベンジル(3.78g,25mmol)、ヨウ化カリウム(1.63g,10mmol)、炭酸ナトリウム(9.35g,88mmol)およびジメチルホルムアミド(10ml)の混合物を室温で16時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、混合物を酢酸エチル/水中で処理した。混合物を濾過し、有機相を分け、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、溶媒を蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z344/346(C1718BrN3の計算値 [M+H]+ m/z344/346)
説明26
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明25,2.54g,7.4mmol)、2−ヒドロキシピリジン(844mg,8.9mmol)、ヨウ化銅(I)(281mg,1.5mmol)、炭酸カリウム(2.04g,14mmol)およびN−メチル−2−ピロリジノン(10ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、冷却しながら、155℃で30分間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、1MのNH3/MeOHで溶離した。溶媒を蒸発させ、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z359(C22224Oの計算値 [M+H]+ m/z359)
説明27
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明26,593mg,1.65mmol)、パラホルムアルデヒド(55mg,1.81mmol)および塩酸ジメチルアミン(148mg,1.81mmol)のメタノール(30ml)中混合物を2時間加熱還流した。混合物を冷却しておき、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z416(C25295Oの計算値 [M+H]+ m/z416)
説明28
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム
Figure 2008536817
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明27,423mg,1.02mmol)およびヨードメタン(70μl,1.12mmol)のエタノール(8ml)中混合物を室温で18時間攪拌した。得られた固体を濾過により収集し、真空オーブン中で乾燥し、標記化合物を得た。プロトンNMR(d6−DMSO)δ 8.34(H,s),7.74(H,m),7.58(H,m),7.17−7.07(3H,m),6.53(H,m),6.48(H,s),6.38(H,m),5.45(H,t),4.88(2H,s),4.35(2H,d),3.06(9H,s),2.42(3H,s),2.34(6H,s)
説明29
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明25;1g,2.91mmol)、1,2,4−トリアゾール(0.602mg,8.72mmol)、ヨウ化銅(I)(170mg,0.891mmol)、炭酸セシウム(1.99g,6.1mmol)およびN,N’−ジメチルエチレンジアミン(85mg,0.891mmol)のN−メチル−2−ピロリドン(5mL)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で16時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(3×20ml)および水(50ml)間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(3×50ml)、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を蒸発させ、残りをシリカクロマトグラフィーにより精製した。ヘキサン/酢酸エチル(25%および極性を75%まで増大させる)で溶離し、標記化合物を淡茶色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z333(C19206の計算値 [M+H]+ m/z333)
説明30
3−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明29;0.4g,2.91mmol)、パラホルムアルデヒド(43mg,1.44mmol)および塩酸ジメチルアミン(118mg,1.44mmol)の乾燥メタノール(5mL)中混合物を3時間加熱還流した。冷却した混合物を蒸発させ、残りをシリカクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール性アンモニア(0%および極性を10%まで増大させる)で溶離し、標記化合物を無色泡沫体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z390(C22277の計算値 [M+H]+ m/z390)
説明31
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明25,500mg,1.45mmol)、ヨウ化銅(127mg,0.44mmol)、N,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(0.046ml,0.44mmol)および2−ヒドロキシ−4−メチルピリジン(317mg,2.90mmol)のNMP(5ml)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で16時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルおよび水間で分配した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
説明32
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−2(1H)−ピリジノン(説明31,226mg,0.607mmol)、パラホルムアルデヒド(20mg,0.67mmol)および塩酸ジメチルアミン(50mg,0.67mmol)の混合物をメタノール中で6時間還流し、一晩冷却しておき、さらなるパラホルムアルデヒド(20mg,0.67mmol)および塩酸ジメチルアミン(50mg,0.67mmol)を加え、反応物を3時間還流した。反応混合物を冷却しておき、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、蒸発させた後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(2Mのメタノール性アンモニア/ジクロロメタン)により精製し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z430(C26315Oの計算値 [M+H]+ m/z430)
説明33
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチル−6−(4−メチル−2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム
Figure 2008536817
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−2(1H)−ピリジノン(説明32,193mg,0.45mmol)およびヨウ化メチル(0.031ml,0.50mmol)の混合物をエタノール中(2ml)で6時間攪拌し、蒸発させた。残りをジエチルエーテルでトリチュレートし、減圧下で乾燥し、標記化合物を得た。1H NMR(DMSO)δ 2.22(s,3H),2.34(s,6H),2.41(s,3H),3.05(s,9H),3.35(d,2H),4.87(s,2H),5.44(t,1H),6.25(dd,1H),6.34(s,1H),6.45(d,1H),7.07−7.17(m,3H),7.62(d,1H),8.30(d,1H)
説明34
6,8−ジブロモ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
3,5−ジブロモ−2−ピリジンアミン(50.4g,0.2mol)および1−クロロ−2−プロパノン(23.7ml,0.3mol)のN−メチル−2−ピロリドン(140ml)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で1時間攪拌した。形成した沈殿を濾過で取り出し、エーテルで洗浄し、次いで、40℃で1時間、真空下で乾燥した。残りを水中に溶解し、水相を2Nの水性水酸化ナトリウム溶液で塩基性化した。形成した沈殿を濾過で取り出し、酢酸エチルで洗浄し、次いで、ジクロロメタン中に溶解し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物(31g,54%)を茶色固体として得、これをさらに精製することなく次工程に用いた。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z289(C86 79Br22の計算値 [M+H]+ m/z289)
説明35
6−ブロモ−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
0℃で、水素化ナトリウム(鉱油中60%分散液,4.0g,0.1mol)のジメチルホルムアミド(300ml)中懸濁液へ、シリンジを介して、[4−(メチルオキシ)フェニル]メタノール(12.4ml,0.1mol)を徐々に加え、得られた混合物を1時間、室温に温めておいた。6,8−ジブロモ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明34,14.45g,0.05mol)を加え、得られた混合物を60℃で4時間攪拌し、次いで、室温に冷却し、真空濃縮した。残りを酢酸エチルおよび飽和水性重炭酸ナトリウム溶液間で分配し、相を分配した。水相を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮した。残りをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン/酢酸エチル:4/1〜1/1)により精製することにより、標記化合物(10.1g,58%)を茶色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z 347(C1615 79BrN22の計算値 [M+H]+ m/z347)
説明36
1−[2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1,4−ジオキサン(100ml)中の6−ブロモ−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明35,4.2g,12.1mmol)、ヨウ化銅(I)(920mg,4.8mmol)、2−ヒドロキシピリジン(2.3g,24.2mmol)およびリン酸カリウム(5.1g,24.2mmol)へ、N,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(1ml,9.7mmol)を加え、得られた混合物を6時間還流攪拌した。ヨウ化銅(I)(920mg,4.8mmol)およびN,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(1ml,9.7mmol)を加え、得られた混合物をさらに16時間還流攪拌し、次いで、室温に冷却し、水および酢酸エチル間で分配した。不溶性の残りを濾過で取り出し、大部分の溶媒を真空除去した。固体の残りを水および酢酸エチルで洗浄し、次いで、ジクロロメタン中に溶解し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物(2.82g,64%)を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z362(C211933の計算値 [M+H]+ m/z362)
説明37
1−(8−ヒドロキシ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノントリフルオロ酢酸塩
Figure 2008536817
室温で、1−[2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(説明36,2.46g,6.8mmol)のジクロロメタン(20ml)中懸濁液へ、トリフルオロ酢酸(20ml)を滴下して加え、得られた溶液を30分間攪拌し、次いで、真空濃縮した。残りをジクロロメタンで2回共蒸発させ、次いで、メタノールでトリチュレートした。不溶性物質を濾過で取り出し、母液を真空除去し、標記化合物(1.91g,79%)を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z242(C121132の計算値 [M+H]+ m/z242)
説明38
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−ヒドロキシ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノントリフルオロ酢酸塩(説明37,1.9g,5.4mmol)および炭酸カリウム(3g,21.6mmol)のジメチルホルムアミド(35ml)中懸濁液へ、2−(ブロモメチル)−1,3−ジメチルベンゼン(1.3g,6.5mmol)を加え、得られた懸濁液を室温で3時間攪拌した。次いで、炭酸カリウム(0.6g,4.3mmol)および2−(ブロモメチル)−1,3−ジメチルベンゼン(0.26g,1.3mmol)を加え、溶液をさらに30分間攪拌した。混合物を水および酢酸エチル間で分配し、二相を分けた。水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウムで3回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮した。残りをヘキサンでトリチュレートし、標記化合物(1.68g,86%)を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z360(C222132の計算値 [M+H]+ m/z360)
説明39
1−[3−ブロモ−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
0℃で、1−[2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(説明36,1.9g,5.3mmol)のエタノール(70ml)中懸濁液へ、N−ブロモスクシンイミド(980mg,5.5mmol)を2分間かけて少しずつ加えた。得られた混合物をこの温度で15分間攪拌し、次いで、真空濃縮した。残りを水および酢酸エチル間で分配した。不溶性物質を濾過で取り出し、酢酸エチルおよび水で洗浄し、次いで、ジクロロメタン中で希釈し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物を白色泡沫体として得た。酢酸エチルおよび水相を分け、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で3回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物を得た。2回分の生成物を合わせ、2.2g(93%)の標記化合物を白色泡沫体として得、これをさらに精製することなく次工程に用いた。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z440(C2118 79BrN33の計算値 [M+H]+ m/z440)
説明40
1−[3−エテニル−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−[3−ブロモ−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(説明39,2.2g,4.9mmol)、炭酸カリウム(2.0g,14.8mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(850mg,0.7mmol)の混合物へ、トルエン(30ml)およびエタノール(30ml)を加え、得られた混合物を室温で10分間攪拌した。トリエテニルボロキシンピリジニウム錯体(1.8g,7.4mmol)を加え、得られた混合物を2時間還流し、次いで、室温に冷却した。不溶性物質を濾過で取り出し、エタノールで洗浄し、大部分の溶媒を真空除去した。残りを酢酸エチルおよび水間で分配し、形成した沈殿を濾過で取り出し、ジクロロメタン中に溶解し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物を得た。酢酸エチルおよび水相を分け、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で2回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮した。残りをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール:99/1〜97/3)により精製することにより、標記化合物を黄色固体として得た。2回分の生成物を合わせ、1.6g(83%)の標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C232133の計算値 [M+H]+ m/z388)
説明41
1−(3−エテニル−8−ヒドロキシ−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノントリフルオロ酢酸塩
Figure 2008536817
室温で、1−[3−エテニル−2−メチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(説明40,1.15g,3mmol)のジクロロメタン(10ml)中懸濁液へ、トリフルオロ酢酸(10ml)を滴下して加え、得られた溶液を15分間攪拌し、次いで、真空濃縮した。残りをジクロロメタンで2回共蒸発させ、次いで、メタノールでトリチュレートした。不溶性物質を濾過で取り出し、母液を真空除去した。残りをエーテルでトリチュレートし、標記化合物(1.91g,79%)を黄色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z268(C151332の計算値 [M+H]+ m/z268)
説明42
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルバルデヒド
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−3−エテニル−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(実施例105,310mg,0.8mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)中溶液へ、過ヨウ素酸ナトリウム(428mg,2mmol)、四酸化オスミウム(水中4%,780μl,0.12mmol)および水(0.25ml)を加え、得られた懸濁液を室温で2時間攪拌した。過ヨウ素酸ナトリウム(100mg,0.5mmol)を加え、得られた混合物をさらに30分間攪拌した。沈殿を濾過で取り出し、メタノールで洗浄し、大部分の溶媒を真空除去した。残りを酢酸エチルおよび飽和水性重炭酸ナトリウム溶液間で分配した。不溶性物質を濾過で取り出し、ジクロロメタン中に溶解し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物を得た。酢酸エチルおよび飽和水性重炭酸ナトリウム溶液を分けた。水相を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮し、標記化合物を得た。2回分の生成物を合わせ、310mg(100%)の標記化合物を得、これをさらに精製することなく次工程に用いた。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C232133の計算値 [M+H]+ m/z388)
説明43
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明38,100mg,0.28mmol)、パラホルムアルデヒド(10mg,0.31mmol)および塩酸ジメチルアミン(25mg,0.31mmol)のメタノール(2ml)中混合物を90分間加熱還流した。第2の部分のパラホルムアルデヒド(10mg,0.31mmol)および塩酸ジメチルアミン(25mg,0.31mmol)を加え、60分間加熱を続けた。混合物を冷却しておき、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りをカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z417(C252842の計算値 [M+H]+ m/z417)
説明44
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム
Figure 2008536817
1−(3−[(ジメチルアミノ)メチル]−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明43,86mg,0.21mmol)およびヨードメタン(15μl,0.23mmol)のエタノール中(2ml)混合物を室温で18時間攪拌した。得られた固体を濾過により収集し、ジエチルエーテルで洗浄し、標記化合物を得た。プロトンNMR(d6−DMSO)δ 8.70(H,s),7.80(H,m),7.61(H,m),7.25−7.12(4H,m),6.57(H,m),6.43(H,m),5.24(2H,s),4.91(2H,s),3.07(9H,s),2.43(3H,s),2.34(6H,s)
説明45
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.56mmol;WO98/37080)のジオキサン(5ml)中溶液へ、ジボロンピナコールエステル(168mg,0.66mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(16mg,0.029mmol)および酢酸カリウム(164mg,1.7mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(24mg,0.029mmol)を加え、混合物を4時間加熱還流した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を乾燥し(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、粗ボロン酸エステルを得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z406(C2432BN35の計算値 [M+H]+ m/z406)
説明46
2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(500mg,1.39mmol;説明21)のジオキサン(20ml)中溶液へ、ジボロンピナコールエステル(420mg,1.65mmol)、1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン(40mg,0.07mmol)および酢酸カリウム(410mg,4.18mmol)を加えた。反応混合物をアルゴンで脱気した後、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(60mg,0.07mmol)を加え、混合物を16時間加熱還流した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈した。有機相を乾燥し(MgSO4)、溶媒を蒸発させ、粗ボロン酸エステルを得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z327(ボロン酸C1719BN24の計算値 [M+H]+ m/z327)
説明47
2−[2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2008536817
2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(約1.39mmol;説明46からの粗生成物)のジクロロメタン(20ml)中溶液へ、3(2H)−ピリダジノン(400mg,4.17mmol)、酢酸銅(252mg,1.39mmol)、ピリジン(112ul,1.39mmol)、トリエチルアミン(193ul,1.39mmol)および4オングストローム粉末モレキュラーシーブ(300mg)を加えた。反応混合物を室温で10日間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。蒸発後、粗生成物をさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z377(C212043の計算値 [M+H]+ m/z377)
説明48
2−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2008536817
トリフルオロ酢酸(3mL)を、2−[2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−3(2H)−ピリダジノン(255mg,0.68mmol;説明47)のジクロロメタン(3mL)中溶液へ加えた。反応混合物を室温で30分間攪拌し、次いで、溶媒を蒸発させた。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離し、蒸発した後、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z257(C131242の計算値 [M+H]+ m/z257)
或いは、同じ化合物は、以下の手順に従って合成され得る。6−ブロモ−2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(4.02g,11mmol;説明21)、3(2H)−ピリダジノン(1.28g,13mmol)、ヨウ化銅(I)(423mg,2.2mmol)、炭酸カリウム(3.07g,22mmol)およびN−メチルピロリジノン(10ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で8時間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、1MのNH3/MeOHで溶離した。溶媒を蒸発させ、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン)により精製し、標記化合物および2−[2,3−ジメチル−8−({[4−(メチルオキシ)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−3(2H)−ピリダジノンの混合物を得た。混合物をジクロロメタン(3ml)中に溶解し、トリフルオロ酢酸(3ml)で処理し、室温で一晩攪拌した。溶媒を蒸発させ、残りをメタノールでトリチュレートし、次いで、濾過した。濾液を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z257(C131242の計算値 は[M+H]+ m/z257)
説明49
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(320mg,0.89mmol;WO98/37080)、1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(251mg,1.8mmol)、ヨウ化銅(I)(51mg,0.27mmol)、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(31mg,0.27mmol)、リン酸カリウム(682mg,3.2mmol)およびジオキサン(0.5mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で18時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、次いで、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z418(C242752の計算値 [M+H]+ m/z418)
説明50
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸フェニルメチル
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(300mg,0.837mmol;WO98/37080)、6−ヒドロキシ−3−ピリジンカルボン酸フェニルメチル(192mg,0.837mmol)、ヨウ化銅(I)(33mg,0.173mmol)、リン酸カリウム(354mg,1.67mol)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(30mg,0.34mmol)およびジオキサン(4ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で12時間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルおよび希水性アンモニア間で分配し、有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)による精製により、標記化合物を淡黄色固体として得た。
説明51
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸フェニルメチル(125.6mg,0.248mmol;説明50)のメタノール(10ml)中溶液へ、水(3ml)および2NのNaOH(2ml)を加えた。混合物を2時間加熱還流した。冷却した反応混合物を水で希釈し、次いで、2NのHClで酸性化した。混合物を10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(65:35:0.5)までの勾配で溶離し、標記化合物をクリーム色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z417(C242443の計算値 [M+H]+ m/z417)
説明52
8−ブロモ−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明1;2.77g,9.12mmol)、1,2,4−トリアゾール(0.623g,9.12mmol)、ヨウ化銅(I)(89mg,0.467mmol)、炭酸セシウム(6.24g,19.15mmol)およびトランスN,N’ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(194mg,1.36mmol)のジメチルホルムアミド(10mL)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、120℃で16時間加熱した。冷却した混合物をジクロロメタンで希釈し(15mL)、濾過した。濾液を蒸発させ、残りをIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。生成物を含むフラクションをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール(1%および極性を6%まで増大させる)で溶離し、6−ブロモ−2,3−ジメチル−8−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジンおよび標記化合物を無色泡沫体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z293(C1110BrN7の計算値 [M+H]+ m/z293)
説明53
6−ブロモ−N−[(2−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(300mg,1.25mmol;WO98/37080)、1−(ブロモメチル)−2−メチルベンゼン(0.20ml,1.5mmol)および炭酸ナトリウム(420mg,4.0mmol)の混合物をジメチルホルムアミド(10ml)中で42時間攪拌し、溶媒を蒸発させ、残りを酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発の後、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z344および346(C1718BrN3の計算値 [M+H]+ m/z344および346)
説明54
2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(WO05/077949,4.0g,16.7mmol)のNMP(10ml)中混合物をヨウ化銅(I)(317mg,1.67mmol)、炭酸カリウム(4.6g,33.4mmol)、1,2,4−トリアゾール(2.3g,33.4mmol)、N,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(0.117mL,1.67mmol)へ加え、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、200℃で1時間加熱した。反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、蒸発した後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(メタノール/ジクロロメタン)により精製し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z229(C11126の計算値 [M+H]+ m/z229)
説明55
1−(8−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
6,8−ジブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(3.72g,12.2mmol,説明1)、2−ヒドロキシピリジン(2.32g,24.4mmol)、炭酸セシウム(8.35g,25.6mmol)、ヨウ化銅(I)(115mg,0.6mmol)および(1S,2S)−N,N’−ジメチル−1,2−シクロヘキサンジアミン(255mg,1.8mmol)をジメチルホルムアミド(120mL)中で合わせ、120℃で72時間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、2MのNH3/MeOHで溶離した。適切なフラクションから溶媒を真空除去し、得られた混合物を酢酸エチルで溶離するシリカ上で精製した。蒸発させ、次いで、ジエチルエーテルでトリチュレートすることにより、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z318/320(C14123OBrの計算値 [M+H]+ m/z318/320)
説明56
6−ブロモ−N−[(2−エチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(WO05/077949;94mg,0.39mmol)、炭酸ナトリウム(132mg,1.25mmol)、メタンスルホン酸(2−エチルフェニル)メチル(粗混合物,1.17mmol)およびヨウ化カリウム(20mg,0.12mmol)の無水ジメチルホルムアミド(5mL)中混合物を周囲温度で48時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび水間で分配し、有機相を蒸発させ、MDAPにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、蒸発させた。生成物を酢酸エチル中に再溶解し、重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄し、合わせた有機溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z358/360(C18203Brの計算値 [M+H]+ m/z358/360)
実施例1
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチル−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(50mg,0.139mmol;説明2)、フェニルボロン酸(21mg,0.172mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(2mg,0.0038mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.2mL)およびジメチルホルムアミド(0.3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中で、100℃で30分間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、標記化合物を得た。1H NMR(DMSO−d6)δ 2.26(s,3H),2.38(s,6H),2.43(s,3H),5.34(s,2H),7.12(m,3H),7.21(m,1H),7.36(m,1H),7.51(m,2H),7.83(dt,2H),8.06(d,1H);MS(ES+ve):[M+H]+ m/z357(C24242Oの計算値 [M+H]+ m/z357)
実施例2
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチル−6−(3−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(50mg,0.139mmol;説明2)、3−ピリジニルボロン酸(44mg,0.358mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(3mg,0.0057mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.2mL)およびジメチルホルムアミド(0.3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール中2Mのアンモニア)による精製により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z358(C23233Oの計算値 [M+H]+ m/z358)
実施例3
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチル−6−[2−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(50mg,0.139mmol;説明2)、[2−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]ボロン酸(30mg,0.196mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(2mg,0.0038mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.2mL)およびジメチルホルムアミド(0.3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した。クロマトグラフィー後、残りのガムをジエチルエーテル/ヘキサンからトリチュレートし、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C242532の計算値 [M+H]+ m/z388)
実施例4
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−6−(2−フラニル)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン
Figure 2008536817
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(50mg,0.139mmol;説明2)、2−フラニルボロン酸(25mg,0.223mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(2mg,0.0038mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.2mL)およびジメチルホルムアミド(0.3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)による精製により、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z347(C222222の計算値 [M+H]+ m/z347)
実施例5
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(3−メチル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸ナトリウム(50mg,0.139mmol;説明8)のジメチルホルムアミド(2mL)中溶液へ、N−ヒドロキシアセトアミジン(12mg,0.16mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(22mg,0.16mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(34mg,0.18mmol)を加えた。反応混合物を室温で20時間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離し、N−{[(8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)カルボニル]オキシ}エタンイミドアミド(58mg)を得た;MS(ES+ve):[M+H]+ m/z394(C222752の計算値 [M+H]+ m/z394)
トルエン(5mL)を中間体へ加え、混合物をDeanおよびStark条件下で4時間加熱した。冷却後、溶媒を蒸発させ、残りをメタノール中に溶解し、次いで、Isolute(登録商標)PE−AXカートリッジへアプライした。メタノールで溶離することにより、粗生成物を得た。メタノール中10%の酢酸で溶離することにより、8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボン酸が回収できた。粗生成物をさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。精製した生成物(12mg)をジクロロメタン中に溶解し(3mL)、次いで、ジエチルエーテル(0.320mL)中の1MのHClを加えた。4時間後、溶媒を蒸発させ、残りを水中に溶解し、次いで、凍結乾燥し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z376(C22255Oの計算値 [M+H]+ m/z376)
実施例6
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(5−メチル−1,3,4−オキサジアゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボヒドラジド(128mg,0.36mmol−説明9)のオルト酢酸トリエチル(2mL)中懸濁液を140℃で2時間攪拌した。溶液を冷却し、得られた固体を濾過により収集した。固体をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。2時間後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z376(C22255Oの計算値 [M+H]+ m/z376)
実施例7
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−フェニルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(49mg,0.137mmol;WO 98/37080)、フェニルボロン酸(33mg,0.274mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(9mg,0.0082mmol)、カリウムtert−ブトキシド(167mg,1.37mmol)、1,2−ジメトキシエタン(1mL)および水(0.3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物をMDAP精製に付した。生成物を含むフラクションをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、標記化合物を得た。1H NMR(MeOD−d4)δ 2.29(s,3H),2.40(s+s,9H),4.45(s,2H),6.61(s,1H),7.09(m,3H),7.36(m,1H),7.46(m,2H),7.60(m,1H),7.69(m,2H);MS(ES+ve):[M+H]+ m/z356(C24253の計算値 [M+H]+ m/z356)
実施例8
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(3−メチルフェニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミンギ酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(139mg,0.388mmol;WO 98/37080)、(3−メチルフェニル)ボロン酸(106mg,0.779mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(27mg,0.0246mmol)、カリウムtert−ブトキシド(475mg,3.90mmol)、1,2−ジメトキシエタン(1.2mL)および水(0.4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で45分間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残りをジクロロメタンおよび水間で分配した。有機相を蒸発させ、次いで、メタノール中に再溶解し、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードした。カートリッジをメタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離した。生成物をMDAPによりさらに精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z370(C25273の計算値 [M+H]+ m/z370)
実施例9
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[2−(メチルオキシ)フェニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミンギ酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(105mg,0.293mmol;WO 98/37080)、[2−(メチルオキシ)フェニル]ボロン酸(89mg,0.586mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(20mg,0.018mmol)、カリウムtert−ブトキシド(358mg,2.94mmol)、1,2−ジメトキシエタン(1.2mL)および水(0.4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で45分間加熱した。溶媒を減圧下で蒸発させ、残りをジクロロメタンおよび水間で分配した。有機相を蒸発させ、次いで、メタノール中に再溶解し、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードした。カートリッジをメタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離した。生成物をMDAPによりさらに精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z386(C25273Oの計算値 [M+H]+ m/z386)
実施例10
6−(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(116mg,0.324mmol;WO 98/37080)、(3,5−ジメチル−4−イソオキサゾリル)ボロン酸(137mg,0.972mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(22mg,0.02mmol)、カリウムtert−ブトキシド(396mg,3.25mmol)、1,2−ジメトキシエタン(3mL)および水(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で50分間加熱した。反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、不純な生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)により精製した。精製した固体をジクロロメタン中に溶解し(1mL)、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z375(C23264Oの計算値 [M+H]+ m/z375)
実施例11
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(3−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(344mg,0.96mmol;WO 98/37080)、3−ピリジニルボロン酸(300mg,2.44mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(20mg,0.038mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5ml)およびジメチルホルムアミド(2.2ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製し、標記化合物の遊離塩基をガムとして得た。これをメタノール(5ml)および水(1ml)中に溶解し、次いで、2Mの水性HCl(2ml)を加えた。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させた。残りをメタノール中に再溶解し、蒸発させた。標記化合物を淡黄褐色固体(87.7mg)として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z357(C23244の計算値 [M+H]+ m/z357)
実施例12
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(70mg,0.20mmol;WO 98/37080)、4−ピリジニルボロン酸(48mg,0.40mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(5mg,0.0095mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(1mL)およびジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離し、不純な生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した。精製した固体をメタノール(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させた。残りを水中に溶解し、凍結乾燥し、標記化合物を黄色固体として得た。(MS(ES+ve):[M+H]+ m/z357(C23244の計算値 [M+H]+ m/z357)
実施例13
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−6−(2−フラニル)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(50mg,0.14mmol;WO 98/37080)、2−フラニルボロン酸(25mg,0.22mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(5mg,0.0095mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(1mL)およびジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離し、不純な生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。精製した固体をメタノール(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。1時間攪拌した後、溶媒を蒸発させた。残りを水中に溶解し、凍結乾燥し標記化合物をオフホワイト色固体として得た。(MS(ES+ve):[M+H]+ m/z346(C22233Oの計算値 [M+H]+ m/z346)
実施例14
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−ピラゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(400mg,1.12mmol;WO 98/37080)、1H−ピラゾール(152mg,2.23mmol)、ヨウ化銅(I)(64mg,0.34mmol)、トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン(40μL,0.34mmol)、リン酸カリウム(853mg,4.02mmol)および乾燥ジオキサン(16mL)の混合物を、3日間加熱還流した。冷却した混合物をメタノールで希釈し、濾過した。次いで、濾液をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離し、不純な生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。精製した固体をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。30分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を固体145mg(34%)として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z346(C21235の計算値 [M+H]+ m/z346)
実施例15
8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチル−6−(2−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン(100mg,0.279mmol;説明2)、2−ピリジンボロン酸N−フェニルジエタノールアミンエステル(149mg,0.557mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(17mg,0.056mmol)、酢酸パラジウム(II)(3mg,0.014mmol)、ヨウ化銅(I)(21mg,0.111mmol)、炭酸カリウム(77mg,0.557mol)およびテトラヒドロフラン(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で3時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した。生成物をメタノール/水/2NのHCl(2.5:50:2mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(70:30:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、標記化合物を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z358(C23233Oの計算値 [M+H]+ m/z358)
実施例16
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(2−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.279mmol;WO 98/37080)、2−ピリジンボロン酸N−フェニルジエタノールアミンエステル(149mg,0.557mmol)、トリ(o−トリル)ホスフィン(17mg,0.056mmol)、酢酸パラジウム(II)(3mg,0.014mmol)、ヨウ化銅(I)(21mg,0.111mmol)、炭酸カリウム(77mg,0.557mol)およびテトラヒドロフラン(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で3時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。精製した固体をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。2時間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を茶色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z357(C23244の計算値 [M+H]+ m/z357)
実施例17
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(ジメチルアミノ)メチリデン]−8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(40.2mg,0.103mmol;説明10)、ヒドラジン水和物(0.01mL,0.20mmol)および酢酸(1.6mL)の混合物を90℃で2時間加熱した。冷却後、混合物を蒸発乾燥した。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。精製した固体をメタノール(3mL)中に溶解し、2NのHClを加えた。5分間攪拌した後、混合物を蒸発させ、標記化合物を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z361(C21246の計算値 [M+H]+ m/z361)
実施例18
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[2−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.558mmol;WO 98/37080)、[2−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]ボロン酸(120mg,0.785mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(8mg,0.0152mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.6mL)およびジメチルホルムアミド(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例19
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−テトラzol−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボニトリル(114mg,0.358mmol;説明11)、アジ化ナトリウム(72mg,1.11mmol)および塩化アンモニウム(59mg,1.10mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を、130℃で5時間加熱した。冷却した混合物を水(40mL)、メタノール(10mL)および2NのHCl(3mL)の混合物へ加え、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(80:20:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、標記化合物を無色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z362(C20237の計算値 [M+H]+ m/z362)
実施例20
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−6−(1H−イミダゾl−1−イル)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(50mg,0.14mmol;WO 98/37080)、イミダゾール(95mg,1.4mmol)、ヨウ化銅(I)(2.7mg,0.014mmol)、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(0.0068mL,0.057mmol)、炭酸セシウム(90mg,0.28mol)およびN−メチルピロリジノン(0.5mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で6時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(K2CO3)、蒸発させた。残りをメタノール/水/2NのHCl(3:30:3mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(35:65:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z346(C21235の計算値 [M+H]+ m/z346)
実施例21
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(2−メチル−1H−イミダゾl−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(116mg,0.325mmol;WO 98/37080)、2−メチルイミダゾール(264mg,3.22mmol)、ヨウ化銅(I)(6.3mg,0.033mmol)、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(0.0158mL,0.132mmol)、炭酸セシウム(209mg,0.65mol)およびN−メチルピロリジノン(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で8時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水で洗浄し、次いで、蒸発させた。残りをメタノール/水/2NのHCl(3:30:3mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(35:65:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z360(C22255の計算値 [M+H]+ m/z360)
実施例22および23
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(5−メチル−1H−イミダゾl−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩およびN−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4−メチル−1H−イミダゾl−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.279mmol;WO 98/37080)、4(5)−メチルイミダゾール(228mg,2.78mmol)、ヨウ化銅(I)(5.4mg,0.028mmol)、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(0.0136mL,0.114mmol)、炭酸セシウム(180mg,0.56mol)およびN−メチルピロリジノン(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、180℃で10時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水で洗浄し、次いで、蒸発させた。残りをメタノール/水/2NのHCl(3:30:3mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(35:65:0.5)までの勾配で溶離した。第一の成分を含むフラクションを再度クロマトグラフィーに付し、N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(5−メチル−1H−イミダゾl−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩(12.9mg)を得た:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z360(C22255の計算値 [M+H]+ m/z360)。各カートリッジからの第二の成分を含むフラクションを合わせ、蒸発させ、N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4−メチル−1H−イミダゾl−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩(54mg)を得た:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z360(C22255の計算値 [M+H]+ m/z360)。
実施例24
3−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[2−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(66mg,0.171mmol;実施例18)のアセトニトリル(2mL)中溶液へ、ヨウ化ナトリウム(64mg,0.427mmol)およびクロロトリメチルシラン(0.216mL,1.69mmol)を加えた。混合物を室温で1時間、次いで、45℃で30分間、次いで、60℃で1時間攪拌した。冷却後、20%水酸化アンモニウム溶液(1mL)を加え、混合物を室温で10分間攪拌し、次いで、乾燥蒸発させた。残りをメタノール/水/2NのHCl(6:15:0.5mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(80:20:0.5)までの勾配で溶離した。標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z371)
実施例25a
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(300mg,0.837mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシピリジン(159mg,1.67mmol)、ヨウ化銅(I)(32mg,0.17mmol)、炭酸カリウム(231mg,1.67mol)およびジメチルホルムアミド(4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で15時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル/水およびアンモニア間で分配し、酢酸エチルで一回以上洗浄した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、水(2mL)および2NのHCl(1mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶液を蒸発乾燥させ、メタノールを加え、再度蒸発させ、標記化合物を泡沫体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例25b
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
或いは、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100g,279mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシピリジン(80g,837mmol)、ヨウ化銅(I)(16g,84mmol)、炭酸セシウム(190g,586mmol)、N,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(8.9mL,84mmol)のNMP(200mL)中混合物を、160℃で5時間加熱した。混合物を室温に冷却させておき、ジクロロメタン(1リットル)で希釈し、30分間攪拌し、次いで、セライトから濾過した。濾液を水で洗浄し(2リットル;相を一晩分離させておいた)、次いで、水(9×1リットル)でさらに洗浄した。最後の洗浄の後、エマルジョンの相が存在した。これをDCMから分け、セライトから濾過した。パッドをDCM(300ml)で洗浄し、濾液を分配した。DCM相を元々のDCM部分へ加え、乾燥し(Na2SO4)、溶媒を蒸発させ、暗色ガムを得、これをジエチルエーテル(300mL)下でトリチュレートし、濾過した。これをジエチルエーテルで洗浄し、真空オーブン中、40℃で一晩乾燥した。粗固体をジクロロメタン(150mL)中に溶解し、カラムシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。200:1の酢酸エチル/メタノール中2MのNH3で溶離し、蒸発させ、さらにジエチルエーテルでトリチュレートし、続いて、濾過し、さらに真空オーブン中、40℃で2日間乾燥させることにより、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 は[M+H]+ m/z373)
プロトンNMR(CDCl3;400MHz)δ7.45(1H(m)Ar−H),δ7.35(1H,(d)Ar−H),δ 7.12(1H,(m)Ar−H),δ7.04(2H,(m)Ar−H),δ6.70(1H,(dd)Ar−H),δ6.30(1H,(t)Ar−H),δ6.17(1H,(d)Ar−H),δ 4.97(1H(ブロードt),NH),δ4.33(2H,(d)CH2),δ2.37(6H,(s)CH3),δ 2.34(6H,(s)CH3
実施例25c
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
或いは、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(5g,0.0140mol;WO 98/37080)、2−ピリドン(4g,0.042mol)、ヨウ化銅(I)(0.795g,4.17mmol)、炭酸セシウム(9.55g,0.0293mol)、N,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(365mg,4.17mmol)のN−メチルピロリジノン(100mL)中混合物を、160℃で18時間加熱した。混合物を室温に冷却させておき、酢酸エチル(400mL)で希釈し、次いで、セライトから濾過した。濾液を1:1のブライン/水(5×300mL)で洗浄した(初めのセライト濾過は初めの洗浄の間に必要とされた)。有機相を乾燥し(Na2SO4)、蒸発させた。残りをカラムシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。酢酸エチルで溶離し、ほぼ無色の泡沫体を得た。遊離塩基のメタノール(20mL)含有エーテル(80mL)中溶液へジエチルエーテル(25mL)中の1MのHClを加えることにより、HCl塩を上記(3.57g)から調製した。溶媒を蒸発させ、淡黄褐色固体を得た。
MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例26
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.56mmol;WO 98/37080)、4−ヒドロキシピリジン(106mg,1.12mmol)、ヨウ化銅(I)(21mg,0.11mmol)、炭酸カリウム(154mg,1.12mol)およびジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で6時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。生成物をメタノール/水/2NのHCl(4.5:25:0.5mL)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(40:60:0.5)までの勾配で溶離した。標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例27
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.28mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシ−4−メチルピリジン(61mg,0.56mmol)、ヨウ化銅(I)(10.6mg,0.056mmol)、炭酸カリウム(77mg,0.56mol)およびジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で12時間加熱した。メタノール(10mL)および水(1mL)を冷却した反応混合物へ加え、次いで、これをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、水(1mL)および2NのHCl(0.2mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶液を蒸発させ、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例28
5−クロロ−1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.28mmol;WO 98/37080)、5−クロロ−2−ヒドロキシピリジン(73mg,0.56mmol)、ヨウ化銅(I)(10.6mg,0.056mmol)、炭酸カリウム(77mg,0.56mol)およびN−メチルピロリジノン(2ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、195℃で5時間加熱した。メタノール(10ml)および水(1ml)を冷却した反応混合物へ加え、次いで、これをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。生成物をさらに10g tC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジ上のクロマトグラフィーにより精製し、メタノール/水/2NのHCl(40:60:0.5)までの勾配で溶離し、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z407(C2323 35Cl N4Oの計算値 [M+H]+ m/z407)
実施例29
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−6−(4−フルオロフェニル)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(94mg,0.263mmol;WO 98/37080)、4−フルオロフェニルボロン酸(110mg,0.786mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(18mg,0.016mmol)、カリウムtert−ブトキシド(321mg,2.63mmol)、1,2−ジメトキシエタン(3mL)および水(1mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、生成物を得、これをMDAPによりさらに精製した。この生成物をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.8mL)を加えた。2時間後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た;MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C2424FN3の計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例30
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−フランカルボキサミド塩酸塩
Figure 2008536817
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−フランカルボン酸(42mg,0.108mmol;説明13)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールアンモニウム塩(25mg,0.162mmol;説明14)およびN−エチルモルホリン(25mg,0.216mmol)のジメチルホルムアミド(5mL)中混合物へ、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(25mg,0.13mmol)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌し、次いで、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を濃縮し、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール)により精製し、生成物を得た。この生成物をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。30分後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z389(C232442の計算値 [M+H]+ m/z389)
実施例31
6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−ピリジンカルボキサミド塩酸塩
Figure 2008536817
6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−ピリジンカルボン酸メチル(92mg,0.22mmol;説明15)のテトラヒドロフラン(5mL)中溶液へ、水酸化リチウムの水性溶液(0.5N,5mL)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌した。5NのHClを加えることにより、混合物を酸性化し、次いで、蒸発させ、6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−ピリジンカルボン酸および塩化リチウムの混合物を得た。この混合物へ、ジメチルホルムアミド(3mL)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールアンモニウム塩(43mg,0.28mmol;説明14)、N−エチルモルホリン(43mg,0.37mmol)および1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(43mg,0.22mmol)を加えた。混合物を室温で16時間攪拌した。反応混合物をIsolute(登録商標)PE−AXカートリッジへアプライし、初めにメタノールで、次いで、メタノール中5%ギ酸で溶離した(後者は、未反応の6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−ピリジンカルボン酸を回収するため)。メタノール洗液を濃縮し、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、生成物を得た。この生成物をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。30分後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z400(C24255Oの計算値 [M+H]+ m/z400)
実施例32
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(74mg,0.207mmol;WO 98/37080)、1H−ピラゾール−4−カルボキサミド(説明16)(46mg,0.414mmol)、ヨウ化銅(I)(12mg,0.062mmol)、トランス−1,2−ジアミノシクロヘキサン(0.0074mL,0.062mmol)、リン酸カリウム(158mg,0.746mol)およびジオキサン(5mL)の混合物を5日間加熱還流した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を濃縮し、残りをMDAPにより精製した。生成物をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。30分後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z389(C22246Oの計算値 [M+H]+ m/z389)
実施例33
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,3−トリアゾール−4−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
トリメチルシリルアジド(158mg,1.37mmol)を、N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−6−エチニル−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(278mg,0.92mmol;説明17)のヨウ化銅(I)(4mg,0.02mmol)含有ジメチルホルムアミド/メタノール(9:1,5mL)中溶液へ加えた。反応混合物を100℃で16時間攪拌した。冷却した混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。生成物を含むフラクションを濃縮し、MDAP精製に付した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClで処理した。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z347(C20226の計算値 [M+H]+ m/z347)
実施例34
6−(5−アミノ−2−ピリジニル)−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(5−ニトロ−2−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(50mg,0.12mmol;説明18)のエタノール(2.3mL)および酢酸エチル(2.3mL)中溶液へ、塩化スズ(II)水和物(140mg,0.62mmol)を加えた。反応混合物を24時間加熱還流し、冷却し、次いで、希水性炭酸水素ナトリウム溶液で処理した。得られた沈殿をセライトからの濾過により取り出し、これを酢酸エチルで洗浄した。濾液を水およびブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、標記化合物の遊離塩基を得た。これをジクロロメタン(2mL)中に溶解し、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClで処理した。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z372(C23255の計算値 [M+H]+ m/z372)
以下の化合物は、実施例11について記載したものと類似の様式にて、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(WO 98/37080)を適切なボロン酸またはボロン酸エステル(以下の通り)と反応させることにより、調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
実施例39a
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
160〜165℃で、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(50g,139mmol;WO 98/37080)を、1H−1,2,4−トリアゾール(29g,420mmol)、ヨウ化銅(I)(7.95g,42mmol)、炭酸セシウム(91g,279mol)およびN,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(3.68g,42mmol)のNMP(250mL)中混合物へ少しずつ加えた。混合物を168℃で8時間攪拌し、室温に冷却し、ジクロロメタン(1リットル)で希釈し、Hyfloから濾過した。濾液を水(6×500ml)で洗浄し、乾燥した(Na2SO4)。溶媒を蒸発させ、暗色油状物を得、これをDCM(50ml)中に溶解し、カラムシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。1:1のヘキサン/酢酸エチルで溶離し、淡黄色固体を得、これをペンタン(25ml)下でトリチュレートし、濾過し、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z347(C20226の計算値 [M+H]+ m/z347)
プロトンNMR(CDCl3;400MHz)δ8.56.(1H(s)Ar−H),δ8.15(1H,(s)Ar−H),δ 7.67(1H,(d)Ar−H),δ7.15(1H,(m)Ar−H),δ7.06(2H,(m)Ar−H),δ6.43(1H,(d)Ar−H),δ5.09(1H(ブロードt),NH),δ4.41(2H,(d)CH2);δ2.40(3H,(s)CH3),δ2.39(6H,(s)2×CH3),δ2.36(3H,(s)CH3
実施例39b
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
或いは、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(2g,5.58mmol;WO98/37080)を、1H−1,2,4−トリアゾール(1.16g,16.76mmol)、ヨウ化銅(I)(319mg,1.67mmol)、炭酸セシウム(3.82g,11.7mol)およびN,N’−ジメチル−1,2−エタンジアミン(147mg,1.67mmol)のN−メチルピロリジノン(50mL)中混合物へ加えた。混合物を180℃で48時間攪拌し、室温に冷却し、酢酸エチル(100mL)で希釈し、濾過した。濾液を水/ブライン(3×100mL)で洗浄し、有機相を乾燥した(Na2SO4)。溶媒を濾過し、蒸発させた。残りをカラムシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。ヘキサン中25%〜75%の酢酸エチルで溶離し、淡茶色固体を得た。
遊離塩基(998mg)をDCM(50mL)中に溶解し、酢酸エチル(10mL)中の1MのHClを加えることにより、HCl塩を調製した。次いで、これを蒸発させ、酢酸エチル(50mL)下でトリチュレートし、淡黄褐色固体(1.147g)を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z347(C20226の計算値 [M+H]+ m/z347)
以下の化合物は、実施例28について記載したものと類似の様式にて、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、適切なヘテロアリール試薬との反応により、6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(WO98/37080)から調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
実施例43
N−[(2−クロロ−4−フルオロフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−ピラゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
2,3−ジメチル−6−(1H−ピラゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明20,100mg,0.44mmol)、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−フルオロベンゼン(295mg,1.32mmol)、炭酸ナトリウム(148mg,1.40mmol)およびジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を60℃で16時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させた。生成物をシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、ヘキサン中0〜50%の酢酸エチルで溶離した。次いで、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z370/372(C1917FN5Clの計算値 [M+H]+ m/z370/372)
以下の化合物は、実施例43のものと類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、適切なハロゲン化アルキルとの反応により、2,3−ジメチル−6−(1H−ピラゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明20)から調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
Figure 2008536817
実施例52
1−(8−{[(2,6−ジフルオロフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明19,100mg,0.39mmol)、2−(ブロモメチル)−1,3−ジフルオロベンゼン(161mg,0.78mmol)、炭酸ナトリウム(120mg,1.25mmol)およびジメチルホルムアミド(5mL)の混合物を室温で48時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発させた。生成物をMDAPにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、蒸発させた。生成物を酢酸エチル中に再溶解し、重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄し、全溶媒を蒸発させ、標記化合物の遊離塩基を得た。次いで、精製した生成物をジエチルエーテル(1mL)中の1M塩酸で処理し、十分に混合し、その後、全溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z381(C211824Oの計算値 [M+H]+ m/z381)
以下の化合物は、実施例52のものと類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、適切なハロゲン化アルキルとの反応により、1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明19)から調製した。実施例53〜56については、示すように、HCl塩を適切な様式で調製した。
Figure 2008536817
Figure 2008536817
Figure 2008536817
実施例61
1−(8−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
水素化ナトリウム(9mgの鉱油中60%分散液,0.22mmol)を、1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(50mg,0.20mmol,説明23)のジメチルホルムアミド(3mL)中溶液へ加え、混合物を90分間攪拌した。1−(ブロモメチル)−4−フルオロベンゼン(50μL,0.40mmol)を加え、混合物を室温で一晩反応させておいた。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、2:98のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z364(C2118FN32の計算値 [M+H]+ m/z364)
実施例62
1−{2,3−ジメチル−8−[(フェニルメチル)オキシ]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
水素化ナトリウム(9mgの鉱油中60%分散液,0.22mmol)を、1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(50mg,0.20mmol,説明23)のDMF(3mL)中溶液へ加え、混合物を2時間攪拌した。ブロモメチルベンゼン(26μl,0.22mmol)を加え、混合物を室温で3時間反応させておいた。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z346(C211932の計算値 [M+H]+ m/z346)
実施例63〜66は、実施例62を調製するために用いたものと類似の方法を用いて、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明23)、下記表に示す適切なハロゲン化アルキルを用いて、調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
実施例67
1−[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム(50mg,0.09mmol,説明28)の水(1ml)およびテトラヒドロフラン(1ml)中溶液を、2Mの水酸化ナトリウム溶液(1滴)で処理し、18時間加熱還流した。混合物を冷却しておき、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより、次いで、質量特異的自動調製により精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z389(C232442の計算値 [M+H]+ m/z389)
実施例68
[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]メタノール
Figure 2008536817
ヨウ化メチル(0.1mL)を、3−[(ジメチルアミノ)メチル]−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2−メチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明30;257mg,0.660mmol)のエタノール(5mL)中攪拌溶液へ加え、混合物をアルゴン下、室温で16時間攪拌し、無色固体の沈殿を得た。溶媒を蒸発させ、残りをエーテル(2×5mL)下でトリチュレートした。溶媒をデカンテーションにより除去し、残りを乾燥した。この物質の一部(113mg)を、THF(3mL)、水(0.5mL)および水酸化ナトリウム(1M;3滴)の混合物中、80℃で16時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(3×10ml)およびブライン(10ml)間で分配し、合わせた有機抽出物を乾燥した(Na2SO4)。溶媒を蒸発させ、残りをシリカクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール性アンモニア(2%および極性を10%まで増大させる)で溶離し、標記化合物を無色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z363(C20226Oの計算値 [M+H]+ m/z363)
実施例69
1−[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−4−メチル−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2−メチル−6−(4−メチル−2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム(説明33,143mg,0.25mmol)および2Mの水酸化ナトリウム(2滴)の混合物を、テトラヒドロフラン(5ml)および水(1ml)中で24時間還流し、冷却しておき、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(2Mのメタノール性アンモニア/ジクロロメタン)により精製し、蒸発させた。これをジクロロメタン(DCM)中に再溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.05ml,0.05mmol)で処理し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z403(C242642の計算値 [M+H]+ m/z403)
実施例70
1−[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
0℃で、8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルバルデヒド(説明42,320mg,0.8mmol)のメタノール(5ml)中溶液へ、水素化ホウ素ナトリウム(40mg,1.1mmol)を加えた。得られた混合物を30分間この温度で攪拌した。溶媒の大部分を真空除去し、残りを酢酸エチルおよび飽和水性重炭酸ナトリウム溶液間で分配した。二相を分け、水相を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮した。残りをフラッシュシリカゲルクロマトグラフィー(ジクロロメタン/メタノール:99/1〜95/5)により精製することにより、標記化合物を白色泡沫体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z390(C232133の計算値 [M+H]+ m/z390)
実施例71
[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]アセトニトリル
Figure 2008536817
ヨウ化[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−6−(2−オキソ−1(2H)−ピリジニル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−イル]−N,N,N−トリメチルメタンアミニウム(説明44,240mg,0.43mmol)およびシアン化ナトリウム(26mg,0.52mmol)のジメチルホルムアミド(4ml)中混合物を100℃で2時間加熱した。混合物を冷却しておき、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z399(C242242の計算値 [M+H]+ m/z399)
実施例72
2−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約0.56mmol;説明45からの粗生成物)のジクロロメタン(5ml)中溶液へ、3(2H)−ピリダジノン(150mg,1.56mmol)、酢酸銅(102mg,0.56mmol)、ピリジン(46ul,0.56mmol)、トリエチルアミン(78ul,0.56mmol)および4オングストローム粉末モレキュラーシーブ(150mg)を加えた。反応混合物を室温で4時間攪拌し、次いで、さらなる量の3(2H)−ピリダジノン(100mg)を加えた。混合物をさらに2日間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、標記化合物の遊離塩基を得た。その生成物を、2つの同様の反応の生成物と合わせ、次いで、メタノール(5ml)中に溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHCl(1ml)で処理した。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた固体ジエチルエーテルでトリチュレートし、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z374(C22235Oの計算値 [M+H]+ m/z374)
実施例73
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4−メチル−1,2−ジヒドロ−3H−ピラゾール−3−オン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.56mmol;WO 98/37080)、4−メチル−2−ピラゾリン−5−オン(108mg,1.1mmol)、ヨウ化銅(I)(9mg,0.047mmol)、炭酸カリウム(156mg,1.1mol)およびN−メチルピロリジノン(4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、195℃で3時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをさらにジクロロメタンでトリチュレートすることにより精製した。生成物をメタノール(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MHClを加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させた。生成物をメタノール/ジエチルエーテル中に再懸濁させ、得られた固体を濾過により単離し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z376(C22255Oの計算値 [M+H]+ m/z376)
実施例74
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.56mmol;WO 98/37080)および2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−5−ピリミジニルボロン酸(174mg,1.11mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1mL)およびジメチルホルムアミド(2mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(5mg,0.01mmol)で処理した。反応物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で3時間加熱した。得られた混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをさらに、メタノール/酢酸エチル混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z390(C222352の計算値 [M+H]+ m/z390)
実施例75
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[2−(メチルオキシ)−5−ピリミジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.39mmol;WO 98/37080)および2−メトキシピリミジン−5−ボロン酸(430mg,2.79mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(3mL)およびジメチルホルムアミド(6mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中の2Mおよび7MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをさらに、酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C23255Oの計算値 [M+H]+ m/z388)
実施例76
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリミジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約0.7mmol;説明45からの粗生成物)および5−ブロモ−2−ヒドロキシピリミジン(150mg,0.86mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.2mL)およびジメチルホルムアミド(2.5mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/メタノール混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をMDAPによりさらに精製し、次いで、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、標記化合物を遊離塩基として得た。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、次いで、得られた固体をジエチルエーテルでトリチュレートし、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z374(C22235Oの計算値 [M+H]+ m/z374)
実施例77
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約0.7mmol;説明45からの粗生成物)および5−ブロモ−6−メチルウラシル(170mg,0.83mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.2mL)およびジメチルホルムアミド(2.5mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。さらなるアリコートの[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)を加え、混合物を100℃でさらに2時間マイクロ波加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/メタノール混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z404(C232552の計算値 [M+H]+ m/z404)
実施例78
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1−メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および5−ブロモ−1−メチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン(251mg,1.2mmol;O.Tee et al.,J.Org.Chem.,45,5,1980,830)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z404(C232552の計算値 [M+H]+ m/z404)
実施例79
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1,3−ジメチル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および5−ブロモ−1,3−ジメチルウラシル(310mg,1.4mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。10分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z418(C242752の計算値 [M+H]+ m/z418)
実施例80
2−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン
Figure 2008536817
2−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン(175mg,0.68mmol;説明48)のジメチルホルムアミド(5mL)中溶液へ、炭酸カリウム(190mg,1.38mmol)および臭化2,6−ジメチルベンジル(170mg,0.85mmol)を加えた。混合物をアルゴン下、室温で2時間攪拌し、次いで、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチルで溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z375(C222242の計算値 [M+H]+ m/z375)
実施例81
6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピラジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および6−クロロ−2(1H)−ピラジノン{Cheeseman et al.,J.Chem.Soc.C,1971,2977}(200mg,1.5mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で3時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(5mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z374(C22235Oの計算値 [M+H]+ m/z374)
実施例82
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[4−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.4mmol;WO 98/37080)および4−メトキシ−3−ピリジルボロン酸水和物(420mg,2.7mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。反応物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で1時間加熱した。得られた混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをさらに酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例83
2−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および2−ブロモ−4−ヒドロキシピリジン(250mg,1.4mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを酢酸エチル/メタノール混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、生成物をMDAPによりさらに精製し、次いで、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、標記化合物を遊離塩基として得た。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例84
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−ピリジンカルボキサミド
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.4mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシイソニコチノニトリル(335mg,2.8mmol)、ヨウ化銅(I)(53mg,0.27mmol)、炭酸カリウム(386mg,2.8mol)およびN−メチルピロリジノン(4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で16時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをMDAPによりさらに精製し、標記化合物の遊離塩基を得た。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)で処理した。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z416(C242552の計算値 [M+H]+ m/z416)
実施例85
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−4−ピリジンカルボニトリル塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.4mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシイソニコチノニトリル(202mg,1.7mmol)、ヨウ化銅(I)(55mg,0.28mmol)、リン酸カリウム(593mg,2.8mol)およびN,N’−ジメチルエチレンジアミン(50mg,0.56mmol)のジオキサン中(4mL)混合物をアルゴンで脱気し、次いで、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で12時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をMDAPによりさらに精製し、次いで、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、標記化合物を遊離塩基として得た。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z398(C24235Oの計算値 [M+H]+ m/z398)
実施例86
3−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−4(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および3−ブロモ−4−ヒドロキシピリジン(250mg,1.4mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをMDAPにより精製した。合わせたフラクションをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、標記化合物を遊離塩基として得た。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例87
4−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約1.4mmol;説明45からの粗生成物)および4−クロロ−2−ヒドロキシピリジン(180mg,1.4mmol)の2Mの水性炭酸ナトリウム(1.5mL)およびジメチルホルムアミド(3mL)中混合物をアルゴンで脱気し、次いで、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(10mg,0.01mmol)で処理した。混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを酢酸エチル/メタノール混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、生成物をジエチルエーテルでトリチュレートすることによりさらに精製した。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた生成物ジエチルエーテルでトリチュレートし標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例88
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミド塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.4mmol;WO 98/37080)、3−シアノ−1,2,4−トリアゾール(263mg,2.8mmol)、ヨウ化銅(I)(27mg,0.14mmol)、炭酸カリウム(463mg,3.4mol)およびN−メチルピロリジノン(4mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、195℃で16時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これをMDAPにより精製した。部分的に精製した生成物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、生成物を得、これをさらに酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHCl(0.5mL)を加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z390(C21237Oの計算値 [M+H]+ m/z390)
実施例89
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニトリル塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(500mg,1.4mmol;WO 98/37080)、6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニトリル(260mg,2.1mmol;DE597974)、ヨウ化銅(I)(55mg,0.28mmol)、リン酸カリウム(593mg,2.8mol)およびN,N’−ジメチルエチレンジアミン(60μL,0.56mmol)のジオキサン中(4mL)混合物をアルゴンで脱気し、次いで、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で12時間加熱した。得られた反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、粗生成物を得、これを、酢酸エチル/ヘキサン混合物で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。生成物をメタノール(3mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル(1mL)中の1MのHClを加えた。5分間攪拌した後、溶媒を蒸発させ、得られた固体をジエチルエーテルでトリチュレートし標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z398(C24235Oの計算値 [M+H]+ m/z398)
実施例90
[1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−イル]メタノール塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−ピラゾール−4−カルボン酸エチル(57mg,0.14mmol;説明49)、2Mの水素化ホウ素リチウムのテトラヒドロフラン(137μL,0.27mmol)、乾燥テトラヒドロフラン(3ml)中混合物をアルゴン雰囲気下で21時間加熱還流した。混合物を室温に冷却させておき、次いで、ジクロロメタンおよび水間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、次いで、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。残りをジクロロメタン(1ml)中に溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHCl(1ml)で処理した。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z376(C22255Oの計算値 [M+H]+ m/z376)
実施例91
2−(8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン塩酸塩
Figure 2008536817
2−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3(2H)−ピリダジノン(183mg,0.71mmol;説明48)、2−(ブロモメチル)−1−エチル−3−メチルベンゼン(183mg,0.86mmol)、ヨウ化カリウム(47mg,0.28mmol)炭酸ナトリウム(273mg,2.6mmol)およびジメチルホルムアミド(7ml)の混合物を室温で16時間攪拌した。さらなる部分の2−(ブロモメチル)−1−エチル−3−メチルベンゼン(183mg,0.86mmol)を加え、混合物を室温でさらに24時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび水間で分配した。有機相を分け、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した。残りをジクロロメタン(1ml)中に溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHCl(1ml)で処理した。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z389(C232442の計算値 [M+H]+ m/z389)
実施例92
6−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(約0.58mmol;説明45)のジメチルホルムアミド(1.5ml)中溶液へ、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(24mg,0.029mmol)、6−ブロモ−2(1H)−ピリジノン(91mg,0.52mmol)、2Mの炭酸ナトリウム(0.75ml,1.5mmol)を加え、反応混合物をInitiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、200℃で2分間加熱した。反応物を冷却しておき、ジメチルホルムアミド(1.0ml)を加え、反応混合物Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で2時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチルおよび水間で分配し、水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。精製した固体をジクロロメタン(1ml)およびメタノール(1ml)の混合物中に溶解し、ジエチルエーテル中の1MのHClを加えた。溶液を十分に混合し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例93
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(4−メチル−1,3−オキサゾール−2−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(100mg,0.30mmol;WO 99/55706)および1−ブロモ−2,2−ジメトキシプロパン(1.1g,6.0mmol)の混合物を油浴中、130℃で2時間攪拌した。室温に冷却した後、反応混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。水相をさらなる部分の酢酸エチルで抽出し、合わせた有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製した。生成物をメタノール(2ml)中に溶解し、水(0.5ml)および2NのHCl(0.1ml)を加えた。5分間攪拌した後、混合物を蒸発させ、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z375(C23264Oの計算値 [M+H]+ m/z375)
実施例94
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.28mmol;WO 98/37080)、[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]ボロン酸(60mg,0.39mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(4mg,0.0076mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(0.7ml)およびジメチルホルムアミド(1.3ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、100℃で30分間加熱した。6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.56mmol;WO 98/37080)、[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]ボロン酸(120mg,0.0.785mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(8mg,0.0152mmol)、2Mの水性炭酸ナトリウム(1ml)およびジメチルホルムアミド(2ml)を用いて、同じ条件下、反応を繰り返した。冷却した混合物を合わせ、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)による精製により、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例95
5−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−[6−(メチルオキシ)−3−ピリジニル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(106.8mg,0.276mmol;実施例94)および5NのHCl(5ml)の混合物を一晩加熱還流した。冷却した反応混合物を蒸発乾燥した。残りをメタノールおよび水中に溶解し、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、5−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノンを得た;MS(ES+ve):[M+H]+ m/z255(C14144Oの計算値 [M+H]+ m/z255)。この中間体(60mg,0.23mmol)をジメチルホルムアミド(3ml)中に溶解し、臭化2,6−ジメチルベンジル(45mg,0.23mmol)および炭酸ナトリウム(48mg,0.45mmol)を加え、混合物を室温で一晩攪拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配し、さらに酢酸エチルで抽出した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により精製した。生成物をメタノール/水/2NのHCl(15:35:2ml)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(65:35:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、標記化合物を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例96および97
N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩およびN−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
N−[(ジメチルアミノ)メチリデン]−8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−カルボキサミド(185mg,0.473mmol;説明10)、メチルヒドラジン(0.0506mL,0.951mmol)および酢酸(6ml)の混合物を45℃で1時間加熱した。冷却後、混合物を蒸発乾燥した。残りをメタノール中に溶解し、Isolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、生成物を異性体の混合物として得た。異性体をシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/メタノール)により分けた。先に溶離した異性体をメタノール/水/2NのHCl(15:35:2ml)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(60:40:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩を白色固体として得た:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z375(C22266の計算値 [M+H]+ m/z375)。後に溶離した異性体をメタノール/水/2NのHCl(15:35:2ml)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(65:35:0.5)までの勾配で溶離した。蒸発により、N−[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1−メチル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩を白色固体として得た:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z375(C22266の計算値 [M+H]+ m/z375)。
実施例98
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボキサミド塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−6−オキソ−1,6−ジヒドロ−3−ピリジンカルボン酸塩酸塩(53mg,0.117mmol;説明51)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールアンモニウム塩(27mg,0.176mmol;説明14)およびN−エチルモルホリン(0.061ml,0.479mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)中混合物へ、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エチルカルボジイミド塩酸塩(28mg,0.146mmol)を加えた。混合物を室温で2時間攪拌し、次いで、水で希釈した。混合物を2NのHClで酸性化し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(60:40:0.5)までの勾配で溶離した。標記化合物を白色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z416(C242552の計算値 [M+H]+ m/z416)
実施例99
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2−オキソ−1,2−ジヒドロ−3−ピリジンカルボニトリル塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(300mg,0.837mmol;WO 98/37080)、3−シアノ−2−ヒドロキシピリジン(120mg,1.0mmol)、ヨウ化銅(I)(33mg,0.173mmol)、リン酸カリウム(354mg,1.67mol)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(30mg,0.34mmol)およびジオキサン(4ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、160℃で13時間加熱した。冷却した反応混合物を酢酸エチルおよび水の間で分配した。存在する固体を濾過により収集した。有機相を水、次いで、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/トルエン)により精製し、次いで、予め単離した固体と合わせた。この生成物をメタノール/水/2NのHCl(20:40:2ml)中に溶解し、次いで、10gのtC18 Sep−Pak(登録商標)カートリッジにロードし、メタノール/水/2NのHCl(75:25:0.5)までの勾配で溶離した。標記化合物を固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z398(C24235Oの計算値 [M+H]+ m/z398)
実施例100
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−3−メチル−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(100mg,0.28mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシ−3−メチルピリジン(61mg,0.56mmol)、ヨウ化銅(I)(10.6mg,0.056mmol)、炭酸カリウム(77mg,0.56mol)およびジメチルホルムアミド(2mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で16時間加熱した。冷却した混合物を酢酸エチル(3×10ml)および水(15ml)間で分配した。合わせた有機抽出物をブラインで洗浄し(3×20ml)、乾燥し(Na2SO4)、溶媒を蒸発させ、残りをシリカクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール(0〜10%)で溶離し、淡黄色固体を得、これをジクロロメタン(1mL)中に溶解した。ジエチルエーテル(0.5ml)中1MのHClを加え、溶媒を蒸発させた。残りをジエチルエーテル(1mL)下でトリチュレートし、濾過し、標記化合物を淡黄褐色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例101
1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−5−メチル−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(150mg,0.419mmol;WO 98/37080)、2−ヒドロキシ−5−メチルピリジン(100mg,0.838mmol)、ヨウ化銅(I)(20mg,0.1mmol)、炭酸カリウム(115mg,0.83mol)およびジメチルホルムアミド(3mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で16時間加熱した。冷却した混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール(0〜10%)で溶離し、淡黄色固体を得、これをメタノール(2mL)中に溶解し、ジエチルエーテル(0.5ml)中1MのHClを加え、溶媒を蒸発させた。残りをジエチルエーテル(1mL)下でトリチュレートし、濾過し、標記化合物を淡黄色固体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C24264Oの計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例102および103
[1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]メタノール(A)および[1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−5−イル]メタノール(B)
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(200mg,0.559mmol;WO 98/37080)、1H−1,2,4−トリアゾール−3−イルメタノール(110mg,1.12mmol)、ヨウ化銅(I)(32mg,0.167mmol)、N,N’−ジメチルエチレンジアミン(15mg,0.167mmol)および炭酸セシウム(382mg,1.12mmol)およびN−メチル−2−ピロリドン(2mL)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、150℃で16時間加熱した。冷却した混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離し、次いで、ジクロロメタン/メタノール(5%)で溶離するシリカゲルクロマトグラフィーによりさらに精製し、標記化合物(A)を淡茶色固体:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z377(C21246Oの計算値 [M+H]+ m/z377)として、および標記化合物(B)を淡茶色固体:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z377(C21246Oの計算値 [M+H]+ m/z377)として得た。
実施例104
1−(8−{[(2−エチル−6−メチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(50mg,0.2mmol;説明23)、2−エチル−6−メチル臭化ベンジル(62mg,0.29mmol;説明6)および炭酸カリウム(40mg,0.28mmol)のジメチルホルムアミド(2mL)中混合物を室温で2時間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライした。メタノール、次いで、メタノール中1MのNH3で溶離することにより、蒸発の後、生成物を得、これをさらにシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール中2Mのアンモニアで溶離し、次いで、蒸発することにより、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C242532の計算値 [M+H]+ m/z388)
実施例105:1−(8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−3−エテニル−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
標記化合物は、説明37からの説明38の合成について記載した方法に類似の様式で、説明41から得た。MS(ES+ve):[M+H−2,6−ジ−Me−ベンジル]+ m/z268(C242332の計算値 [M+H−2,6−ジ−Me−ベンジル]+ m/z268)
実施例106:N−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
8−ブロモ−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明52;133mg,0.455mmol)、(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(178mg,1.34mmol)、2’−ジシクロヘキシルホスフィノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(27mg,0.069mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21mg,0.023mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(86mg,0.90mmol)の乾燥ジオキサン(5mL)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、120℃で40分間加熱した。さらなる部分の(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(178mg,1.34mmol)、2’−ジシクロヘキシルホスフィノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)ビフェニル(27mg,0.069mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(21mg,0.023mmol)およびナトリウムt−ブトキシド(86mg,0.90mmol)を加え、マイクロ波での加熱をさらに40分間続けた。溶媒を蒸発させ、残りをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにロードし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。生成物を含むフラクションをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン/メタノール(0%および極性を6%まで増大させる)で溶離することにより、標記化合物を茶色油状物として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z345(C20206の計算値 [M+H]+ m/z345)
以下の化合物は、実施例106について記載したものと類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、8−ブロモ−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン(説明52)を適切なアミンと反応させることにより、調製した。実施例107および108は遊離塩基として調製された。適切なさらなる工程を用いて、実施例109をHCl塩に変換した。
Figure 2008536817
実施例110
2,3−ジメチル−N−[(2−メチルフェニル)メチル]−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン塩酸塩
Figure 2008536817
6−ブロモ−N−[(2−メチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明53;261mg,0.76mmol)、ヨウ化銅(I)(14mg,0.076mmol)、炭酸カリウム(210mg,1.52mmol)、1,2,4−トリアゾール(105mg,1.52mmol)およびN−メチルピロリジノン(4.5ml)の混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、195℃で16時間加熱した。反応混合物を酢酸エチルおよび水間で分配した。有機相を水、飽和塩化リチウム溶液およびブラインで十分に洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させた。残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、蒸発させ、ジクロロメタン中に再溶解し、ジエチルエーテル(0.5ml)中の1MのHClで処理し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z333(C19206の計算値 [M+H]+ m/z333)
実施例111
N−[(2−クロロ−4−フルオロフェニル)メチル]−2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン
Figure 2008536817
2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明54;150mg,0.66mmol)、1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−フルオロベンゼン(176mg,0.79mmol)および炭酸ナトリウム(220mg,2.1mmol)の混合物をジメチルホルムアミド(5ml)中で48時間攪拌し、さらに1−(ブロモメチル)−2−クロロ−4−フルオロベンゼン(147mg,0.66mmol)を加え、反応物を18時間攪拌し、酢酸エチルおよび水の間で分配した。有機相を水、ブラインで洗浄し、乾燥し(MgSO4)、蒸発させ,シリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/ヘキサン)により精製し、蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371および373(C1816ClFN6の計算値 [M+H]+ m/z371および373)
以下の化合物は、実施例111について記載したものと類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、2,3−ジメチル−6−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明54)を適切な臭化ベンジル(以下の通り)と反応させることにより、調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
以下の化合物は、実施例52のものに類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更し、かつ塩形成工程を省略して、適切なハロゲン化アルキルとの反応により、1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明19)から調製した:
Figure 2008536817
Figure 2008536817
或いは、実施例118(1−(8−{[(2−エチルフェニル)メチル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン)は以下の方法に従って合成され得る:
6−ブロモ−N−[(2−エチルフェニル)メチル]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−8−アミン(説明56,50mg,0.14mmol)、炭酸カリウム(38mg,0.28mmol)、2(1H)−ピリジノン(27mg,0.28mmol)、ヨウ化銅(5mg,0.028mmol)の無水N−メチルピロリジノン(3mL)中混合物を、Initiator(登録商標)マイクロ波合成装置中、195℃で16時間加熱した。混合物を酢酸エチルおよび水間で分配し、有機相を蒸発させ、MDAPにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、蒸発させた。生成物を酢酸エチル中に再溶解し、重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄し、全溶媒を蒸発させ、標記化合物の遊離塩基を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z373(C23244Oの計算値 [M+H]+ m/z373)
実施例120
1−{8−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明55;30mg,0.09mmol)、(S)−1−アミノインダン(31mg,0.24mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(13mg,0.13mmol)、2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(BINAP)(6mg,0.01mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(9mg,0.01mmol)およびトルエン(3ml)の混合物を100℃に16時間加熱した。冷却した反応混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、1MのNH3/MeOHで溶離した。溶媒を蒸発させ、残りをシリカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル)により精製した。固体をジクロロメタン中に溶解し(1ml)、ジエチルエーテル中の1MのHCl(1ml)で処理した。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23224Oの計算値 [M+H]+ m/z371)
実施例121
R,S)−1−[8−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明19;292mg,1.15mmol,説明19)、炭酸ナトリウム(390mg,3.7mmol)、1−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン(340mg,1.7mmol;Journal of American Chemical Society(2005)、127(30)、10482−10483)を無水ジメチルホルムアミド(20mL)中で合わせ、60℃で16時間攪拌した。混合物を酢酸エチルおよび水間で分配し、有機相を蒸発させ、残りをMDAPにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、蒸発させた。生成物を酢酸エチル中に再溶解し、重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄し、溶媒を除去した。さらなる精製をシリカ上で行い、溶離剤として酢酸エチルを用いて溶離した。溶媒を蒸発させ、MDAPによりさらに精製し、蒸発し、生成物を酢酸エチル中で再溶解し、重炭酸ナトリウムおよび水で洗浄し、溶媒を除去した。残りをジクロロメタン中に溶解し、0.5mLジエチルエーテル中1MのHClを加えた。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。
MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23224Oの計算値 [M+H]+ m/z371)
実施例122:1−{8−[(1S)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−2(1H)−ピリジノン塩酸塩および実施例123:1−{8−[(1R)−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルアミノ]−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明55;431mg,1.35mmol)、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−アミン(538mg,4.05mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(181mg,1.90mmol)、BINAP(100mg)、Pd2(dba)3(100mg)およびトルエン(30ml)をアルゴン下で16時間還流攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、2MのNH3/MeOHで溶離した。適切なフラクションから溶媒を真空除去し、得られた混合物を、シリカ上で、酢酸エチルで溶離することで精製した。蒸発により、ラセミ体を得、これをキラルHPLC(H_Chiral 1100 UV prep 1 instrument,Chiralcel OD 20mm×250mm 10uMカラム上、1mL/分の9:1のヘプタン:エタノールで溶離し、215nMの波長で収集する)により分割し、(S)エナンチオマーをより速いピークとして、および(R)エナンチオマーをより遅く流出するピークとして得た。次いで、各エナンチオマーを別々にジクロロメタン中に溶解し、ジエチルエーテル中1MのHClを加え、溶媒を除去し、2つの標記化合物を得た。
実施例122について:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23224Oの計算値 [M+H]+ m/z371);
実施例123について:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23224Oの計算値 [M+H]+ m/z371)
実施例124:1−(8−{[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノンおよび実施例125:1−(8−{[(1R,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]アミノ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−アミノ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(200mg,0.79mmol,説明19)、トリエチルアミン(160mg,1.58mmol)、6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(956mg,7.24mmol)を0.4mLの水および8mLのメタノール中で合わせ、50℃で48時間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジへロードし、メタノールで洗浄し、次いで、2MのNH3/MeOHで溶離した。適切なフラクションから溶媒を真空除去し、得られた混合物を、酢酸エチル中0〜10%のメタノール勾配で溶離するシリカ上で精製した。蒸発により、標記化合物をトランスジアステレオマーの混合物として得た。
実施例124について:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C232242の計算値 [M+H]+ m/z387);
実施例125について:MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C232242の計算値 [M+H]+ m/z387)
混合物を、1:1のヘプタン:エタノールを17.0mL/分で溶離し、215nMの検出波長を伴う、chiralpak AD 20mm ID×250mm,10uM上のH_Chiral 1100 UV prep 1 instrumentでのHPLCにより分け、2つのトランスジアステレオマーを得た。
MS(ES+ve):[M+H]+ m/z387(C232242の計算値 [M+H]+ m/z387)
実施例126
1−[8−(3,4−ジヒドロ−2(1H)−イソキノリニル)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン塩酸塩
Figure 2008536817
1−(8−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明55;170mg,0.38mmol)、ナトリウムtert−ブトキシド(71mg,0.74mmol)、1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン(213mg,1.60mmol)、(±)BINAP(20mg)およびPd2(dba)3(20mg)の無水トルエン(20mL)中混合物を、アルゴン下で16時間加熱還流した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを酢酸エチルで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーで精製した。この生成物をジクロロメタン(2mL)中に溶解し、次いで、ジエチルエーテル中の1MのHClを加えた。溶媒を蒸発させ、標記化合物を得た。
MS(ES+ve):[M+H]+ m/z371(C23224Oの計算値 [M+H]+ m/z371)
以下の化合物は、実施例126のものと類似の様式で、適宜、反応温度、時間、溶媒および乾燥剤を変更して、適切なアミンとの反応により、1−(8−ブロモ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明55)から調製した。実施例127〜129は、実施例126の方法から塩形成工程を省略することにより、遊離塩基として調製した。
Figure 2008536817
実施例130:1−{8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−2−メチル−3−[(メチルオキシ)メチル]イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル}−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−[8−{[(2,6−ジメチルフェニル)メチル]オキシ}−3−(ヒドロキシメチル)−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン(実施例70,77mg,0.2mmol)のジメチルホルムアミド(1.5ml)中溶液へ、NaH(鉱油中60%分散液,8.8mg,0.22mmol)を加え、得られた混合物を室温、窒素下で15分間攪拌した。ヨードメタン(30μl,0.48mmol)をシリンジから加え、得られた混合物を20分間攪拌し、メタノール(1ml)を加え、大部分の溶媒を真空除去した。残りを酢酸エチルに溶解し、有機相を飽和水性重炭酸ナトリウム溶液で3回洗浄し、乾燥し(MgSO4)、真空濃縮した。残りをIsolute(登録商標)SCXカートリッジにロードした。カートリッジをメタノール、次いで、メタノール中1Mのアンモニア溶液で溶離した。後者を真空濃縮した。標記化合物を淡黄色泡沫体として得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z404(C242533の計算値 [M+H]+ m/z404)
実施例131
1−(8−{[(1S,2S)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン;および1−(8−{[(1R,2R)−2−ヒドロキシ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(50mg,0.20mmol,説明23)、6,6a−ジヒドロ−1aH−インデノ[1,2−b]オキシレン(39mg,0.30mmol)およびトリエチルアミン(56μl,0.40mmol)のメタノール(2ml)および水(0.2ml)中混合物を室温で3日間反応させた。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りをカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、5:95のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C232133の計算値 [M+H]+ m/z388)
実施例132
1−[8−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(75mg,0.29mmol説明23)、1−ブロモ−2,3−ジヒドロ−1H−インデン(116mg,0.58mmol;Journal of American Chemical Society(2005)、127(30)、10482−10483)および炭酸カリウム(51mg,0.37mmol)のジメチルホルムアミド(3ml)中混合物を室温で18時間攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りを、3:97のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離するカラムシリカクロマトグラフィーにより精製した。生成物を含むフラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。残りを1:1のアセトニトリルおよび水中に溶解し、一晩凍結乾燥し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z372(C232132の計算値 [M+H]+ m/z372)
実施例133
1−[2,3−ジメチル−8−(1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ナフタレニルオキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
この化合物は、1−[8−(2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イルオキシ)−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン)(実施例132)について記載したものと同じ方法を用いて、1−ブロモ−1,2,3,4−テトラヒドロナフタレンを用いて(Tetrahedron(1989),45(24),7869−78)、1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明23)から調製され得る。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z386(C242332の計算値 [M+H]+ m/z386)
実施例134
1−(8−{[(2−エチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(50mg,0.20mmol,説明23)、1−(ブロモメチル)−2−エチルベンゼン(65mg,0.29mmol)および炭酸カリウム(40mg,0.29mmol)のジメチルホルムアミド(2ml)中混合物を室温で一晩攪拌した。混合物をIsolute(登録商標)SCXカートリッジにアプライし、メタノール、次いで、メタノール中2MのNH3で溶離した。塩基性フラクションを合わせ、減圧下で蒸発させた。この残りをカラムシリカクロマトグラフィーにより精製し、3:97%のメタノール中2MのNH3:ジクロロメタンで溶離し、標記化合物を得た。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z374(C232332の計算値 [M+H]+ m/z374)
実施例135
1−[2,3−ジメチル−8−({[2−(1−メチルエチル)フェニル]メチル}オキシ)イミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル]−2(1H)−ピリジノン
Figure 2008536817
この化合物は、1−(8−{[(2−エチルフェニル)メチル]オキシ}−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(実施例134)について記載したものと同じ方法を用いて、1−(ブロモメチル)−2−エチルベンゼンの代わりに1−(ブロモメチル)−2−(1−メチルエチル)ベンゼン)を用いて、1−(8−ヒドロキシ−2,3−ジメチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノン(説明23)から調製され得る。MS(ES+ve):[M+H]+ m/z388(C242532の計算値 [M+H]+ m/z388)
実施例136
H+/K+ ATPaseの調製
H+/K+ ATPaseアッセイは、Hongo et al(1990)Jpn J Pharmacol.52.295−305“Purification and characterization of(H+,K+)−ATPase from hog gastric mucosa”に基づいた。
H+/K+ ATPaseの調製
新鮮なブタ胃を入手し、0.9%NaClで洗浄した。表面の粘液をしっかりと拭き取って除去した。次いで、胃底部粘膜を下層の筋層から取り出し、冷却した0.25Mショ糖溶液中に懸濁した。polytronを設定5で用いてホモジナイズを3分間行い、ホモジネートを8,000pmで15分間遠心分離した。次いで、清浄なガーゼから濾過した後の上清を13,000rpmで15分間遠心分離した。ローター型70Tiを用いて、得られた上清を31,000rpmで1時間再度遠心分離し、粗ミクロソーム沈降物(F0)を得た。粗ミクロソームを0.25Mショ糖溶液中に懸濁した。再懸濁したミクロソーム(4mL,11mg/mL)を、0.25ショ糖溶液中の7%(w/v)Ficoll,5mLから作成した一段階勾配上に重層し、ローター型41Tiを用いて、30,000rpmで40分間遠心分離した。軽い膜(FB)は7%Ficollの界面に現れ、重い膜(FS)は沈降物の形態で現れた。FBを収集し、0.25Mショ糖溶液で10倍に希釈し、次いで、ローター型41Tiを用いて、31,000rpmで1時間遠心分離した。
緩く装着したモーター駆動のテフロンペッスルホモジナイザーを用いて、回転数1,000rpmで10回ストロークすることにより、得られた沈降物を0.25Mショ糖溶液中で再懸濁し、最終精製のために一晩冷蔵した。
再懸濁したミクロソーム(8mL/3.5mg/mL)を、7%(w/v)Ficollの0.25Mショ糖中溶液5mLの表面に重層し、ローター型41を用いて、30,000rpmで40分間遠心分離した。
次いで、沈降物の形態で現れた重い膜(FBS)を0.25Mショ糖溶液中に再懸濁し、ローター型41Tiを用いて、37,500rpmで2時間遠心分離した。
ペレットを0.25Mショ糖溶液中に再懸濁し、使用時まで−80℃で保存した。
或いは、蛋白質は以下の手順で調製され得る:
1.新鮮な4個のブタ胃を食肉処理場から得た。
2.胃を摘出し、冷水で十分に洗浄し、次いで、氷飽和のリン酸緩衝食塩水溶液(PBS)中に浮かべた。
3.その後の全ての操作を4℃で行う;胃からの材料の採取は低温室で実施するべきである(工程2〜6)。
4.胃底領域を取り出し、氷冷PBSで2回リンスする。
5.外科用メス(これを用いると比較的容易に剥ぎ取ることができ、インタクトに保つことができる)を用いて胃壁から粘膜を剥がす。
6.大量の氷冷飽和NaClを表面に加え、NaCl溶液中、胃を逆さまにしておく。約15分間浸しておく。
7.浸した後、ペーパータオルを用いて粘膜をしっかり拭き取り、全ての粘液および緩い表面細胞を除去する。
8.スプーンを用いて、4個の胃全ての下層の結合組織から粘膜をこすり取り、Sigma Cocktailプロテアーゼ阻害剤,1mM EDTA,1mM EGTA pH7.4含有の0.25Mショ糖800mL中に加える。
9.ハサミを用いて、おおざっぱに、可能な限り、組織をホモジナイズする。
10.きつく装着したDounce型テフロン−ガラスホモジナイザー(例えば、50mL容量)を用いて、最大rpmで6回ストロークすることにより、懸濁液をホモジナイズする。
11.Beckman JA18ローターにおいて、ホモジネートを20,000g、4℃で45分間遠心分離する。予め冷温室でチューブおよびローターを冷蔵しておく(続く全ての遠心分離工程についても同様である)。
12.このスピンから上清をデカントし、Beckman JA30.5ローターにおいて、100,000gでさらに45分間遠心分離する。
13.ペレットを、Sigma Cocktailプロテアーゼ阻害剤含有0.25M ショ糖,全量171mL中に再懸濁する:上記のようにdounce型でホモジナイズする。氷上で保持し、1つの容器中にプールする。
14.Beckman JS24.38ローター(スイングアウト型)用チューブ中に、5mLの34%(w/v)ショ糖上に重層した15mLの7%Ficoll(w/w)から構成される、不連続な(段階)勾配を調製する。16mLの試料をその表面に慎重にロードする。
15.チューブを乱さないように気をつけながら、JA24.38ローター中、100,000gで2時間遠心分離する。
16.遠心分離の後、Ficoll/0.25Mショ糖の界面に、明らかに目立つ濁った領域が存在するはずだ。1mLのGilsonピペットを用いてこれを収集する(ショ糖を回収しないよう気をつけながら−材料はFicoll中に存在し得るので、界面を乱さないように、それらを全て回収する必要がある)。氷上で保つ。
17.全ての試料を1つのチューブにまとめてプールする。0.25Mショ糖で満たし、Beckman JA30.5ローターを用いて100,000gで45分間遠心分離する。慎重に上清を捨て、約1mLの5mMピペス/トリスpH7.4中にペレットを再懸濁する。
18.材料を丸底フラスコに移し、シェル−凍結させる(メタノールおよびドライアイス(cardice)浴中、フラスコを斜めに回転させ、フラスコ内部に凍結した材料の薄い「シェル」を形成させる)。直ちに一晩凍結乾燥する。
19.凍結乾燥した材料を最小容量のピペス/トリス中に再懸濁し、アリコートを−80℃に凍結した。
実施例137
H+/K+ ATPaseアッセイ
ATPからの酵素的無機リン酸放出を分光光度的に定量することにより、H+/K+ ATPase活性を測定した。試験化合物を100μMの開始濃度から、連続的片対数単位で、3nMまで、濃度反応曲線実験を実施した。1つの完全な曲線は二つ組で8ポイントを含む。
a)全ATPase活性の測定のために、1μLの試験化合物を、80μLのインキュベーションアッセイバッファー(37.5mM ビス−トリスアセタート,pH5.5,4mM MgCl2,10mM KCl)および実施例68からのH+/K+ ATPase酵素(0.25μg/mL,10μL)中、37℃で15分間予めインキュベートした。
b)非特異的ATPase活性のために、1μLの試験化合物を、80μlのコントロールアッセイバッファー(37.5mM ビス−トリスアセタート,pH5.5,4mM MgCl2)および実施例14からのH+/K+ ATPase酵素(0.25μg/mL,10μL)中、37℃で15分間予めインキュベートした。
10μLの1mMのATPを(a)および(b)へ加え、次いで、37℃で60分間インキュベートすることにより、反応を開始した。
マラカイトグリーンバッファーを100μL/ウェルで加え、630nmでの吸光度を読み取った。
特異的H+/K+ ATPase活性は、全ATPase活性(10mM KClの存在下:反応(a))から、基礎的、非特異的ATPase活性(KClの不在下:反応(b))を差し引いたものである。
或いは、若干修飾した以下の手順を用いてアッセイを実施することもできる:
濃度反応曲線実験は、試験化合物の開始濃度100μMからの連続4倍希釈で実施した。1つの完全な曲線は二つ組で11ポイントを含んだ。
a)全ATPase活性の測定のために、0.1μLの試験化合物を、10μLのインキュベーションアッセイバッファー(20mM ピペス,pH6.0,1mM MgCl2,10mM KCl)および実施例14からのH+/K+ ATPase酵素(最終アッセイ濃度0.25μg/mL)中、37℃で15分間予めインキュベートした。
b)非特異的ATPase活性のために、0.1μlの試験化合物を、10μlのコントロールアッセイバッファー(20mM ピペス,pH6.0,1mM MgCl2)および実施例14からのH+/K+ ATPase酵素(最終アッセイ濃度0.25μg/mL)中、37℃で15分間予めインキュベートした。
10μLの0.2mMのATPを(a)および(b)へ加え、次いで、37℃で60分間インキュベートすることにより、反応を開始した。
マラカイトグリーンバッファーを30μl/ウェルで加え、630nmでの吸光度を読み取った。
特異的H+/K+ ATPase活性は、全ATPase活性(10mM KClの存在下:反応(a))から、基礎的、非特異的ATPase活性(KClの不在下:反応(b))を差し引いたものである。
上記した2つの方法のいずれかで試験した全化合物は、10uM以下のIC50を有した。

Claims (40)

  1. 式(I):
    Figure 2008536817
    (I)
    [式中、
    Xは、NH、NR7またはOであり;
    R1は、H、C1-4アルキル、CH2CN、CH2NH2、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-6アルケニル、C2-6アルケニルオキシC1-4アルキル、C2-6アルキニル、ヒドロキシC1-4アルキル、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシC1-4アルキル、フルオロC1-4アルキル、C2-6アルキニルオキシC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキルまたはNR8R9であり、ここで、R8およびR9の各々は同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OおよびSから選択される0〜3個のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員複素環式基を形成し;
    R2は、C1-4アルキル、NH2、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、C2-6アルケニル、ヒドロキシC1-4アルキル、C1-4アルコキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシC1-4アルキル、シアノC1-4アルキル、ハロC1-4アルキルまたはアミノカルボキシC1-4アルキルであり;
    R3はHまたはC1-4アルキルであり;
    R4およびR5は、同じまたは異なっていてもよく、H、C1-4アルキル、OH、ハロゲン、C1-4アルコキシ、NR14R15であり、ここで、R14およびR15の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキル、NHCONR10R11またはOCONR10R11であり、ここで、R10およびR11の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OおよびSから選択される0〜3個のさらなるヘテロ原子を含む5−または6−員複素環式基を形成し;
    或いは、R3およびR4は相互連結の原子と一緒になって、N、OおよびSから選択される1個のヘテロ原子を含む5−または6−員の炭素環式基または複素環式基を形成し、該炭素環式または複素環式基は、C1-4アルキル、OH、OC1-4アルキル、ハロゲンおよびNR16R17からなる群から選択される1つの基で置換されていてもよく、ここで、R16およびR17の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;
    R6は、H、C1-4アルキル、ハロゲン、OH、NHCO21-4アルキル、NR18R19であり、ここで、R18およびR19の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;
    R7はC1-4アルキルであり;
    或いは、R4およびR7は、相互連結の原子と一緒になって、N、OおよびSから選択される0または1個のさらなるヘテロ原子を含む5−ないし7−員の複素環式基を形成し、該複素環式基は、C1-4アルキル、OH、OC1-4アルキル、ハロゲンおよびNR20R21からなる群から選択される1つの基で置換されていてもよく、ここで、R20およびR21の各々は、同じまたは異なっていてもよく、HまたはC1-4アルキルであり;および
    Arはアリールであるか、または5−もしくは6−員単環式、または7−ないし12−員の二環式ヘテロアリール基(N、OおよびSから選択される1〜4個のヘテロ原子を含む)であり、該アリールまたはヘテロアリール基は独立して、ハロゲン、ヒドロキシ、オキソ、シアノ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ヒドロキシC1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルコキシ、ハロC1-4アルキル、ハロC1-4アルコキシ、アリールC1-4アルコキシ、C1-4アルキルチオ、C1-4アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルコキシ、C1-4アルカノイル、C1-4アルキルスルホニル、C1-4アルキルスルホニルオキシ、C1-4アルキルスルホニルC1-4アルキル、アリールスルホニル、アリールスルホニルオキシ、アリールオキシスルホニル、アリールスルホニルC1-4アルキル、C1-4アルキルスルホンアミドC1-4アルキル、C1-4アルキルアミドC1-4アルキル、アリールスルホンアミド、アリールカルボキサミド、アリールスルホンアミドC1-4アルキル、アリールカルボキサミドC1-4アルキル、アリールアミノスルホニル、アリールアミノカルボニル、アロイル、アロイルC1-4アルキル、アリールC1-4アルカノイル、NR12R13およびCONR12R13からなる群から選択される1、2、3または4個の基で置換されていてもよく、ここで、R12およびR13の各々は、同じまたは異なっていてもよく、H、C1-4アルキル、ヒドロキシC1-4アルキル、アルコキシC1-4アルキル、C3-6シクロアルキル、C3-6シクロアルキルC1-4アルキルであるか、またはそれらが結合している窒素と一緒になって、N、OもしくはSから選択されるさらなる1個のヘテロ原子を含む5−または6−員の複素環式基を形成してもよい]
    の化合物またはその医薬上許容される塩;ただし、1−(8−{[(4−フルオロフェニル)メチル]オキシ}−2−メチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−6−イル)−2(1H)−ピリジノンを除く。
  2. Ar基が、5−もしくは6−員の単環式または7−ないし12−員の二環式ヘテロアリール基であり、かつAr環の炭素原子を介してイミダゾピリジンコアに連結されている、請求項1記載の化合物。
  3. Ar基が、5−もしくは6−員の単環式または7−ないし12−員の二環式ヘテロアリール基であり、かつAr環の窒素原子を介してイミダゾピリジンコアに連結されている、請求項1記載の化合物。
  4. Arが、フェニル、ナフチル、ピリジニル、ピリミジニル、チアゾリル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、フラニル、チエニル、ピロリル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、トリアジニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、キノキサリニル、キナゾリニル、ピリドピラジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイミダゾリル、ナフチリジニル、キノリニル、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、インドリル、ベンゾチアゾリル、オキサゾリル[4,5−b]ピリジニル、ピリドピリミジニルまたはイソキノリニルである、請求項1記載の化合物。
  5. Arが、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、ピラジニル、オキサゾリル、フラニル、オキサジアゾリル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、イミダゾリル、チエニル、メチルピリジニル、メチルオキシピリジニル、カルボキサミドピリジニル、アミノピリジニル、ピリジノニル、メチルピリジノニル、シアノピリジノニル、クロロピリジノニル、ピラゾロニル、メチルピラゾリル、ヒドロキシメチルピラゾリル、ピリミジノニル、ピリミジンジオニル、ジメチルピリミジンジオニルおよびピリダジノニルから選択される、請求項4記載の化合物。
  6. Arの任意の置換基がC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、カルボキサミド、オキソ、シアノ、アミノまたはヒドロキシC1-4アルキルである、請求項1〜5いずれか1項に記載の化合物。
  7. XがNHまたはOである、請求項1〜6いずれか1項に記載の化合物。
  8. XがNHである、請求項7記載の化合物。
  9. XがOである、請求項7記載の化合物。
  10. R1が、C1-4アルキル、CH2CN、C1-4アルコキシ、ヒドロキシC1-4アルキルまたはC1-4アルコキシC1-4アルキルである、請求項1〜9いずれか1項に記載の化合物。
  11. R2がC1-4アルキルである、請求項1〜10いずれか1項に記載の化合物。
  12. R1およびR2が共にメチルである、請求項11記載の化合物。
  13. R3がHである、請求項1〜12いずれか1項に記載の化合物。
  14. R4がH、C1-4アルキルまたはハロゲンである、請求項1〜13いずれか1項に記載の化合物。
  15. R5がH、C1-4アルキルまたはハロゲンである、請求項1〜14いずれか1項に記載の化合物。
  16. R4およびR5が共にHではない、請求項15記載の化合物。
  17. R6がH、C1-4アルキルまたはハロゲンである、請求項1〜16いずれか1項に記載の化合物。
  18. R4およびR5が共にメチルであり、R6がHである、請求項17記載の化合物。
  19. R4がメチルであり、R5がエチルであり、R6がHである、請求項17記載の化合物。
  20. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1、R2、R4およびR5が全てメチルであり;R6がHである、請求項1〜7いずれか1項に記載の化合物。
  21. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1、R2、R4およびR5が全てメチルであり;R6がHであり;Arがピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである、請求項20記載の化合物。
  22. R6がフルオロである、請求項17記載の化合物。
  23. R4およびR5がフルオロ、クロロまたはブロモであり、他がHである、請求項16記載の化合物。
  24. R4およびR5が共にフルオロである、請求項16記載の化合物。
  25. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1およびR2が共にメチルであり;R6がHまたはフルオロであり;R4およびR5の一方がクロロであり、他方がHである、請求項1〜7いずれか1項に記載の化合物。
  26. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1およびR2が共にメチルであり;R6がHまたはフルオロであり;R4およびR5の一方がクロロであり、他方がHであり;Arがピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである、請求項25記載の化合物。
  27. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1およびR2が共にメチルであり;R6がフルオロであり;R4およびR5が共にメチルである、請求項1〜7いずれか1項に記載の化合物。
  28. XがNHまたはOであり;R3がHであり;R1およびR2が共にメチルであり;R6がフルオロであり;R4およびR5が共にメチルであり;Arがピリジノニル、ピラゾリルまたはトリアゾリルである、請求項27記載の化合物。
  29. 実施例1〜135のいずれか1つに記載の化合物である、請求項1記載の化合物。
  30. ヒトまたは獣医用医薬において用いるための、請求項1〜29いずれか1項に記載の化合物またはその医薬上許容される塩。
  31. アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害の処置のための、請求項1〜29いずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。
  32. アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害が胃酸の不均衡に付随する胃腸疾患または障害である、請求項31記載の使用。
  33. 胃腸疾患または障害が、胃または十二指腸潰瘍、胃炎、胃食道逆流症(GERD)およびZoller−Ellison症候群から選択されるものであるか、或いは例えばガストリノーマおよび急性胃腸上部出血を患う患者においてのように胃酸分泌抑制効果が所望される疾患または障害である、請求項32記載の使用。
  34. ヒトアシッドポンプアンタゴニストが必要とされる疾患または障害の処置または予防用医薬の製造における、請求項1〜29いずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩の使用。
  35. アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害が、胃酸の不均衡に付随する胃腸疾患または障害である、請求項34記載の使用。
  36. 胃腸疾患または障害が、胃または十二指腸潰瘍、胃炎、胃食道逆流症(GERD)およびZoller−Ellison症候群から選択されるか、或いは例えばガストリノーマおよび急性胃腸上部出血を患う患者においてのように胃酸分泌抑制効果が所望される疾患または障害である、請求項35記載の使用。
  37. アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害の処置または予防方法であって、その必要のある対象へ有効量の請求項1〜29いずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩を投与することを含む、方法。
  38. アシッドポンプアンタゴニスト(APA)が必要とされる疾患または障害が胃酸の不均衡に付随する胃腸疾患または障害である、請求項37記載の方法。
  39. 胃腸疾患または障害が、胃または十二指腸潰瘍、胃炎、胃食道逆流症(GERD)およびZoller−Ellison症候群から選択されるか、或いは例えばガストリノーマおよび急性胃腸上部出血を患う患者においてのように胃酸分泌抑制効果が所望される疾患または障害である、請求項38記載の方法。
  40. 請求項1〜29いずれか1項に記載の式(I)の化合物またはその医薬上許容される塩および医薬上許容される担体を含有する、医薬組成物。
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