JP2008533384A - 放射軸球面ベースの回転式機械 - Google Patents

放射軸球面ベースの回転式機械 Download PDF

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Abstract

ポンプ又は内燃エンジンとすることができる回転式機械は、仮想円錐の頂点に位置付けられた出力シャフトを駆動するための仮想円錐の表面に位置する複数のロータスピンドル(108)を収容するハウジング(101)を有する。このスピンドル(108)は、一端にベベルギア(107)を有して出力シャフトと係合し、他端に円錐軸受(112)を有する。傾斜偏心ロータ(110)が、各スピンドル(108)に取り付けられ、2つの隣接するロータ(101)と摺動接線接触を維持して圧縮又は燃焼チャンバを形成するような形状にされている。コンプレッサ又はエンジンの球形形態(120、150)は、各々が偏心して取り付けられて球状セグメントを形成している複数のロータリーピストン(128、156)を使用する。各ロータリーピストン(128、156)は、少なくとも2つの他のロータリーピストン(128、156)と摺動接線接触するように取り付けられて、その間に変位チャンバを形成する。ロータリーピストン(128、156)は、ほぼ「涙」形状を用いる。回転式ポンプ(175)は、ハウジング(176)に吸気及び排気を分配するためのマニホルド(180)を有する。ポンプ(175)は、複数のローブシャフト(186)を有し、各々が偏心取付ロータ(184)を装着されてハウジング内に取り付けられ、回転中にロータ(184)が全て互いに接触するときロータ(184)の中央に圧縮チャンバを形成する。
【選択図】図1

Description

本出願は、2005年3月16日に出願された米国仮出願第60/662,941号の利益を主張する。
本発明の概念は、偏心ロータ及び非偏心ロータを備えた平行及び傾斜軸シャフトを組み込んだ回転式機械の形態を含む。従来技術では、回転軸はロータの幾何学的中心を通っており、これにより実施可能な構造が限定される。典型的な回転式エンジンの特許は、回転軸が互いに平行であり、全てのロータがこれらの軸に垂直な平面円弧内を回転することを意味する平行軸構造を使用している。回転の中心を幾何形状の中心から離れて移動(すなわち偏心)させると、複数のロータ構造(4つ、5つ、及び6つ)が可能になる。先のColbourneの回転式エンジンの概念の基本理念並びにその相対的特異性及び平易性を誰も変更しようとしなかったので、この偏心という概念は、未だにロータの設計に用いられていない。Colbourneの概念から拡張した多くの新しい考案には、Colbourneの主題の基本概念を超えるものはなかった。
更に、この偏心の概念に関連して、回転軸が中心固定軸の周りに放射パターンで斜めにされ、又は傾けられた放射軸機械の概念がある。軸を傾けることにより、ロータ設計で偏心の様々な程度が想定されるようになる。この軸の傾斜状態は、放射軸が90度で互いに垂直であり、偏心率がゼロであるときに最大となる。平行軸から、回転軸が隣接するロータの軸に平行ではない放射軸機械に移行すると、これまで想定されなかったより多様な回転式機械が可能になる。この軸の平行から放射への移行は、ロータが平面上を回転するのではなく、球面上を回転する機械をもたらす。
過去には、全て平行軸に基づいた、3つ又は4つのロータ機械を記載する複数の特許がある。これは、全てのロータが平行軸のシャフトを中心として回転しており、これらの構造の幾何形状及び回転運動が平面上にある機械を提供する。更に、回転軸は、ロータ形状の中心を通ってまっすぐに向いている(ゼロ偏心)。これは、実施可能な構造を3つ又は4つのロータ配置に限定する。ロータが360度回転するときに、ロータを互いに接して保持することに関連する幾何形状に起因して、単一容積のチャンバを備える平行軸の機械は、5つ以上のロータで定めることはできない。これは、ロータを隣接するグループ化で互いに配置して2つ以上のチャンバを形成できないということではないが、全ての場合において、5つ以上のロータは、機械サイクルに仕事を割当て又は機械サイクルから仕事を取り出すことはできない。
偏心構造では、軸は、楕円形状のロータの中心を外れて移動(偏心と呼ばれる)される。この結果、4ロータ設計が拡張され、5及び6ロータ構造の生成が可能となり、この場合最大の実施可能な構造は6である。7以上のロータも幾何学的には可能であるが、結果として得られる形状が適当な機械的構造を実現しないので、結果として生じるロータ構造は実用的ではない。例えば、出力シャフトを含む。
従来では、4ロータの設計が回転式機械のベースとなっていた。偏心を導入することにより、5つ及び6つの平坦な、すなわち平面のロータ構造が可能になる。5及び6ロータ構造は、より多くの表面積をチャンバに曝すので、各機械サイクルで該ロータ構造が仕事をする潜在能力が高くなり、またこれらのロータ構造は、一方の先端が丸みがあり、他方の先端が頂点を形成する「涙」形のロータを使用する。これら5及び6ロータ構造は、ロータがそのサイクルを進むときに自然なポートを生成する。
実際のところ、この仕事量の増大に等しくなるように4ロータ構造を調整し、又は複数のグループ化を有することは可能であるが、これには機械サイズを有意に大きくすることが必要となる。従って、所与の物理サイズに関しては5及び6ロータの回転式機械がはるかに効率的である。
この機械は、エンジン構造の典型的な配置を表しているが、回転式機械でのこの偏心ロータの概念は、ポンプなど他の実施形態に適用することができる。ロータを一体的に共回転して作動させるには、作動チャンバを生成するようロータの位相整合を可能にするギアセットが必要とされる。
ロータ偏心の定義
Colbourneの回転式の概念の基本理念をその相対的特異性及び平易性から誰も変更しようとしなかったので、ロータの偏心概念の定義はこれまで用いられていない。Colbourne概念の固有の利点及び平易性から拡張される多くの新しい考案の中では、この考えが本明細書で記載されるまでは、Colbourneの主題の基本概念を超えるものがなかった。
回転式構造に偏心を導入すると、既存の平行軸構造に優る以下の利点がもたらされる。すなわち、動的な(移動する)ポーティングによりエンジンサイクリングの方法が簡略化される;複数(4以上)のロータ構造が可能になり、平行軸及び非平行軸構造の両方で動作する;オフセット軸から生成された誘導レバーアームに起因するトルク出力が増大する;複数(4以上)のロータが所与のチャンバ容積に対して表面積を増大させることに起因して仕事量出力が増大する;機械を構成するために必要な物理サイズが小さくなる;所与の物理サイズに対するチャンバ容積がより大きくなる;ベベルギアを使用した組み立てが簡単になる。
平行軸システムでは、ロータは全て回転軸に垂直な平面上で運動している。
ロータの一端又は両端に丸みのある先端を採り入れると偏心に影響を及ぼし、これによってロータの回転軸がロータ幾何形状の中心からオフセットされることになる。丸みのある先端を加えると、以下の幾つかの望ましい結果をもたらし、;すなわち、丸みのある先端は、機械の用途に基づいて大きさを変えることができるチャンバ容積をもたらす;丸みのある先端は、ロータが互いに相互作用すると単一の頂点よりも接線接触する表面積が多い相補的表面を生成する;丸みのある先端はまた、耐荷重クランクシャフトを配置するのに好適なロータ領域を生成する。
また、回転式エンジンの放射軸構造もこれまで利用されていない。平行軸の実施形態が一般的な機械構造である。基本的な4ロータ構造に偏心を導入することにより、5及び6ロータ回転式機械の開発が可能となった。偏心により放射軸構造に移行することが可能となり、ロータシャフトの軸が平行ではなく、中心軸から斜めにして直円錐を形成することができる。
回転軸に放射角を導入すると、ロータはもはや平面又は平坦な環境で動作することができず、球面に対して回転する必要がある。この放射角、すなわち平行面からシャフトを「斜めにする」ことにより、標準的な平坦形状(正方形、五角形、及び六角形)を球面上に位置付けることで頂角に偏心が形成されることになる。偏心は、偏心を設計に取り入れるのに選択の余地がある平面の条件とは異なり、放射配列により必然的に形成される。放射配列及び球面を扱う場合、頂角及び先端の丸みに起因する偏心のある所与の量に対して、隣接するロータが360度のサイクルを進むときに先端の丸みが該隣接するロータの側面との接線接触を維持することになる場合の解決策がある。
放射状先端を付加することは機械の作成に不可欠である。前述のように、丸みのある先端は、燃焼動作又はポンプ動作のいずれかにおける容積区域を許容する。構築プロセスは、6ロータのローブについても、他の全てのロータ設計に対するものと同じである。本明細書に記載された他の全ての構造と同様に、ロータの「長い」側面に対して結果として生じる曲線は、二次定数の円弧ではない。これは三次スプラインである。このように説明しなれば、「現実」の用途で機能しないロータ設計を生じることになる。
円錐形に配置された複数のロータスピンドルを有する回転式機械。複数のロータブレードを有し、複数のロータスピンドルを有し、各ロータブレードは中心線の周りを回転するロータスピンドルが取り付けられており、ロータシャフトの中心線が仮想円錐の表面上に位置するように構成されている内燃機械。
ロータスピンドルのピニオンギアによって駆動されるベベルプラネタリギアを利用する回転式機械。複数のロータブレードを有し、複数のロータスピンドルを有する内燃機械。ここで各ロータブレードは、中心線の周りを回転するロータスピンドルが取り付けられ、ロータスピンドルは、出力シャフトに取り付けられ又は出力シャフト上に形成されたベベル(すなわち円錐形)プラネタリギアと噛合して回転させるように構成されたピニオンギアを有する。
複数のロータブレードを有する回転式機械であって、このロータブレードの上面は、仮想球体の表面上に位置している。複数のロータブレードを有し、複数のロータスピンドルを有する内燃機械。各ロータブレードは、中心線の周りを回転するロータスピンドルが取り付けられ、ロータブレードの上面は、仮想球体の表面上に位置している。
ブレードの断面積の中心からオフセットされた軸の周りを回転するロータブレードを有する回転式機械。複数のロータブレードを有し、各ロータブレードが中心線の周りを回転するロータスピンドルを取り付けた内燃機械。ロータスピンドルは、ロータブレードの断面積の中心からオフセットされたポイントでロータブレードに取り付けられている。
ほぼ「涙」形の断面を有する回転式機械用のロータブレード。この断面はほぼ楕円であるが、1つの鋭利な端部を有する。断面の輪郭を変更することにより、機械の圧縮比を制御することができる。
本発明は、複数のロータブレードを有する回転式エンジン又はポンプを含む。エンジンの構成部品は、セラミック、又は金属、或いはこれらの複合材から構成することができる。ロータシャフト又はスピンドルがロータブレードの各々から突き出している(ロータブレード当たりに1つのスピンドル)。ロータブレードは、燃焼チャンバを定める区域に収容される。燃焼チャンバは、排気ポート及び吸気ポート並びに点火関連要素に必要とされるオリフィスを除いてシールされている。
ロータスピンドルの各々の中心線は、垂直からある角度で傾けられ、各中心線は仮想円錐の表面上に位置している。ロータの各々の上面は湾曲している。その曲率は、所与の半径の球体表面の曲率に一致する。ロータブレードの断面積は、ブレード上部での最大からブレード底部での最小まで漸次的に減少/漸減し、すなわちブレードは底部よりも上部が大きい。ロータブレードは、ロータスピンドルに固定され、ロータブレードが回転するとそれぞれのスピンドルも回転するようにされる。ロータブレードは、ロータスピンドルの中心線の周りを回転する。
5ロータ設計のロータブレードは、「涙」形の断面を有する。また、5ロータ設計では、ロータブレードは、ブレードの断面積の中心からオフセットされたポイントでロータスピンドルに取り付けられている(断面はロータスピンドルの中心線に直交する平面に位置する)。対照的に、4ロータ設計のロータブレードは、ロータブレードの断面積の中心(又はほぼ中心)でロータスピンドルに取り付けられ、ロータブレードは、ロータの一方側の小さな平坦「ノッチ」を除いてロータスピンドルの両側で対称である。両方の設計のロータ断面の形状は、2次及び3次曲線のセグメントから得られる。
ロータスピンドルの上部は、シャフトの中心線を実質的に固定して保持するための軸受を取り付けることができると同時にスピンドルを回転させることが可能な程十分な距離だけロータブレードを越えて延びる。幾つかのテーパ付きニードル軸受を含む円錐形の軸受を使用して、スピンドルが自由に回転できるようにすることができる。
ロータシャフトの下端又は遠位端には、テーパ付ギアが取り付けられ、又は形成されている。ギアのテーパは、出力シャフト上のプラネタリギアのテーパと一致する。円錐形サンギアが、ロータスピンドルの中心に位置し、スピンドルを出力シャフトに接して所定位置に保持する。ギア装置は、ゼロ(又は最小)バックラッシュ動作するように構成されている。従って、ロータブレードに加えられた力により発生するトルクは、ロータシャフトから中心出力シャフトに伝達される。
また、ロータシャフトの端部のギア装置により、ロータブレードが同期して回転するのが確保される。ロータブレードのタイミングは、回転中(又は5ロータ設計では回転の一部の間)、ロータブレードの各々が隣接するロータブレードと接触(又はほぼ接触)状態にあるように調整される。ロータブレード間のエンジン内部の容積が分離される。ブレードが引き続き回転すると、分離された容積は減少して最小容積に達する。最小容積点に達した後、更に回転すると、分離された容積の大きさが拡大することになる。5ロータ設計では、ロータブレードが回転し続けると、分離された容積は最終的に解放される。
エンジンとして運転中、燃料混合物が吸気ポートから取り込まれる。燃料混合物は、好ましくは水素と酸素であるが、石油蒸気(ガソリンなど)と空気の混合物を使用することもできる。ロータブレードが回転して分離容積を形成すると、分離容積には燃料混合物を収容できる。燃料混合物は回転が続くにつれて圧縮され、最大圧縮点が生じる。最大圧縮点を超えるとすぐに、分離容積が膨張を始め、燃料混合物は点火される。点火は、燃焼チャンバの中央上部から配向されるレーザーを使用することにより行われるのが好ましい。レーザーを使用することにより、従来の点火の点源を使用した場合に生成される球形波面とは対照的に、結果として生じる燃焼に円筒形の波面をもたらすことができる。しかしながら、点火プラグ、並びにディーゼリングなどの他の点火方法も使用することができる。円錐形波面の燃焼は、燃焼力がロータブレードの面に対しより均一な圧力を与えるので好ましい。
燃焼が進むと、分離された容積が膨張するにつれてロータブレードを回転させる。完全に膨張した後、排気ポートが開いて燃焼チャンバ内のガスが排出することが可能となる。次いで、サイクルが再び始まる。
エンジンは、2サイクル又は4サイクルエンジンとして、或いはポンプもしくはコンプレッサとして構成することができる。
本発明の他の目的、特徴、及び利点は、本明細書及び図面から明らかになるであろう。
4ロータ4サイクルエンジン
図1〜図13には傾斜軸の4ロータ4サイクルエンジンが示されているが、本機械は、2サイクル又は4サイクル機械として構成することもできる。更に本機械は、ポンプとして作動するように構成することもできる。
本発明は、燃料混合物の燃焼により駆動される複数のロータブレード(少なくとも3つ)を有する回転式機械を含む。この機械の構成部品は、セラミック、又は金属、或いはこれらの複合材から構成することができる。ロータシャフト又はスピンドルが、ロータブレードの各々から延びる(1つのロータブレード当たりに1つのスピンドル)。ロータブレードは、燃焼チャンバを定める区域に収容されている。燃焼チャンバは、排気ポート及び吸気ポート、並びに点火関連要素に必要なオリフィスを除いてシールされる。
図1は、傾斜した、又は放射状軸設計に基づいた複数ロータ機械の好ましい実施形態を示している。この図は、4ロータ構造に基づいているが、同じ原理の多くは5及び6ロータの形態と同じとなる。
具体的に、図1〜13を参照すると、ケーシング101及びヘッドカバー102を有し、更に吸気ポート103及びスパークプラグアクセス104を有する4ロータ4サイクルエンジン100が示されている。ケーシング101は、冷却フィン105と、図2に見られるようにヘッドを取り除いたケーシングバンド106とを有する。4つのピニオンギア107が、シャフト108の端部に各々接続されているのが分かり、各シャフト108はロータリーピストン110が取り付けられ、シリンダ壁111内部で回転し且つ燃焼チャンバ109を形成している。各シャフト108は、その一端にほぼ円錐形のローラ軸受112を取り付けている。吸気ポート103は、シャフト108を通って延びているのが分かり、ピニオンギア107が取り付けられて且つ出力シャフト119のサンギア113内に載る各シャフトの底部中心から傾斜されている。シャフト108は、該シャフトから延びる入口開口114と、排気ポート115とを有する。空気及び燃料は、シャフト108のシャフト入口103に入り、図5で分かるようにロータリーピストン110の1つを貫通する114でそこから出て、排気ポート115を通り、更に排気管116から出る。
ロータスピンドルの各々の中心線は、中心軸からある角度で傾けられており、各中心線は180度未満で0度よりも大きい頂角を有する仮想円錐の表面に位置している。
4ロータ設計のロータブレードは、図1〜7で分かるように、「楕円」形の断面を有する。4ロータ設計のロータブレードの分離図が図6に示されている。放射設計の全てにおいて、ロータの上面は湾曲している。この曲率は、所与の半径の球体表面の曲率に一致する。ロータブレードの断面積は、ブレード上部での最大からブレード底部での最小まで漸次的に減少/漸減し、すなわちブレードは、底部よりも上部が大きい(図1〜7で分かる)。
ロータブレードはロータスピンドルに固定され、ロータブレードが回転するとそれぞれのスピンドルも回転するようにされる。ロータブレードは、ロータスピンドルの中心線の周りを回転する。4ロータ設計では、ロータブレードは、ロータブレードの断面積のほぼ中心(わずかに偏心)でロータスピンドルに取り付けられ、ロータブレードは、ロータの一端に小さなノッチを有してほぼ対称形である。5ロータ設計では、ロータブレードは、ブレードの断面積の中心から大きくオフセットされた地点でロータスピンドルに取り付けられている(断面はロータスピンドルの中心線に直交する平面に位置する)。両方の設計においてロータの断面形状は、前述で示されたように、傾斜角度、先端の半径、球半径、及びロータ数に基づいてカスタム設計される。
ロータスピンドルの上部は、スピンドルを回転可能にすると同時に、シャフトの中心線を実質的に固定して保持するための軸受を取り付けることができる十分な距離だけロータブレードを超えて延びる。幾つかのテーパ付ニードル軸受を含む円錐形軸受を使用して、スピンドルが自由回転できるようにすることができる。
ロータシャフトの下端又は遠位端には、テーパ付ギアが取り付けられ、又は形成されている。このギアのテーパは、出力シャフト上のプラネタリギアのテーパと一致する。ロータスピンドル上のテーパ付ピニオンギアは、出力シャフトの「カップ状」区分の内側に収まる。円錐形状のサンギアは、ロータスピンドルの中心に位置し、スピンドルを出力シャフトに接して所定位置に保持する。このギア装置は、ゼロ(最小)バックラッシュ動作するように構成されている。従って、ロータブレードに加えられた力により発生するトルクは、ロータシャフトを通じて中心出力シャフトに伝達される。
また、ロータシャフトの端部にあるギア装置により、ロータブレードが同期して回転するのが確保される。ロータブレードのタイミングは、回転の一部の間、ロータブレードの各々が隣接するロータブレードと接触状態にある(又はほぼ接触している)ように調整される。
以下に説明するエンジンの動作は、4サイクル(行程)形態で運転するように構成された4ロータ放射軸回転式エンジンである。放射軸の配置に起因して、ロータは球面上で回転し、偏心によって、回転軸はロータ形状の中心からオフセットされ、燃焼プロセス中に作用するように働く大きいレバーアームを提供する。ロータがその軸の周りを360度回転すると、ロータは、圧縮及び排出サイクルを受ける様々な大きさのチャンバをもたらす。このプロセスからの力は、ベベルプラネタリギアセットを通り、該ギアセットは、動力取出装置(PTO)のリングギアに接続され、次いで、必要に応じてトランスミッション、ポンプ、その他など他の装置に取り付けることができる。吸気及び排気ガスは、メインピニオンシャフトを通って流れ、ロータ自体に吸気ポートと排気ポートとを配置することによって、このエンジンのポーティングが簡単になる。吸気は、エンジンケースの上部に取り付けられたマニホルドから入り、排気は、同じピニオンシャフトの下方でPTOを通って排出される。このプロセスを図8に示している。
運転中、(この説明は4ロータ設計について言及する)燃料混合物は吸気ポートから取り込まれる。燃料混合物は、好ましくは水素と酸素であるが、石油蒸気(ガソリンなど)と空気の混合物を使用することもできる。ロータブレードが回転して分離容積を形成したときには、分離容積には燃料混合物を収容できる。回転が続くにつれて燃料混合物が圧縮され、最大圧縮点が生じる。最大圧縮点を超えるとすぐに、分離容積が膨張を始め、燃料混合物は点火される。点火は、燃焼チャンバの中央上部から発射される点火プラグを使用することにより行われる。
燃焼プロセスが継続すると、分離容積が膨張するにつれてロータブレードを強制回転させる。最終的にロータブレードは互いに接触していない状態になり、閉じ込められた燃焼ガスの容積は、燃焼チャンバの残部への流出ができるようになる。この時点で、排気ポートが開いて、燃焼チャンバ内のガスが流出できるようになる。任意選択的に、真空によりこれらのガスを燃焼チャンバから引き出すことができる。次いで、サイクルが再び始まる。
ベベルプラネタリギアセットにより与えられる等しい角速度で位相共回転を行うことは、この4つのロータのセットの性質であり、その減速比の範囲はエンジンのこのような目的に適合することができる。
吸気チャネル及び排気チャネルは、ロータの(中央)ボアを通って延びて、180度反転した端部近傍のロータ側面上のポートにつながり、後方側面に吸気ポートがあり、前方側面に排出ポートがある。この構造では、必要なポーティングチャネルはロータのみに限られ、エンジンケーシング設計に効果的な通常のプレナムをもたらす。
ロータは、この設計の発明を表す構造である斜軸に取り付けられる。斜角は、このメカニズムへの4サイクル内燃プロセスの適用を事実上損なうことのないロータ輪郭を示すことになる。回転式エンジンに4サイクル内燃プロセスを含むことの利点には、部品が少ないこと、動作サイクルが円滑であること、大きさに対する出力比が高いこと、及びロータの1回転で4サイクルのプロセスを完了できることなどがある。
更に、ロータをシャフトからオフセットさせること(偏心)により、ロータ面上でてこの作用区域が現れ、これは燃焼が進むにつれて拡大し、これによって利用可能なトルクが増大する。また「偏心」は、ロータが摺動(当接)接触を維持する持続時間に影響を与える。135度から225度までの約90度の区間があり、この間でロータは少しずつ徐々に分離される(これは往復ピストンエンジンのオーバーラップ時間に匹敵する)。この分離は、軸を斜めにした結果として起こる機能であるが、エンジン性能に重要ではなく、往復ピストンの内燃エンジンでの「オーバーラップ」の利点は、このエンジンのロータポーティングの性質に起因して、この設計ではあまり実施可能ではない。必要であれば、オーバーラップは、ポートが互いにわたって掃引するように配置されるかどうかの選択肢となる。結果として、ロータがわずかに分離する区間は、あまり重要ではないか、又は利点が少なく、偏心の結果ということになる。
4つの半円形の周辺ロータポケット(ロータとエンジンケーシングとの間の容積)は利点がある。これらは、ロータが回転すると吸気ロータポートにより洗浄/送給されて、冷却用の容積を生成する。一定の角度の回転の間、冷却ガスの一部がロータの排気ポートに押し込まれて排気を希薄し、場合によっては「アフターバーン」用の酸素を供給する。一般に、これらの掃引容積は、4サイクルのプロセスに直接の影響を与えない。ロータ及びケーシングの形状により、ロータはポケットを自由に除去する(すなわち摺動接触がない)。ポケット容積という用語は、サイクルを通してロータ周りの区域を説明するのに使用される。これは、燃焼チャンバと混同してはならない。
以下の図に基づいて、この実施形態の基本サイクルを約15度単位で説明する。
0度(図9)−エンジンはTDCにある。燃料/空気混合物は、既に中央チャンバ内にあり、加圧下でスパークが点火するのを待機している。前のサイクルからの排気が周囲のポケット容積内にあり、ロータの前縁から移され、ピニオンシャフトから出て、ここでエンジンから排出される。膨張力サイクル全体を通して、ポケットの蒸気(空気)は、(ほぼ90度回転する間に)ロータの先端の排気ポートに押し込まれる。ポケット容積は最大であり、燃焼チャンバの容積は最小である。最大のロータ表面積がポケットの蒸気に曝される。
90度付近(図10)−排気ポートが燃焼チャンバに開き、排気サイクルは、ロータが接触した状態で事実上「BDC」まであと30度の150度まで継続する。
135度から180度(図11)−ロータは、180度を過ぎると徐々に分離し、ポートはオーバーラップして一直線上にある。オーバーラップは、20度程に及ぶことがある。図61では、ブレード間の接触がない回転部分でのロータブレードを示している。
190度付近(図12)−吸気ポートは中央キャビティに開いている。排気ポートはポケット容積に開いている。ブレード間の最初の接触が起こる。回転のこの部分の間、機械内部の容積が分離される。ブレードが回転を続けると、分離された容積が減少して、最小容積に達する。
190度から270度−吸気サイクル。排気ポートにポケット空気が満たされる。
275度付近−燃焼サイクルが開始する。排気ポートがポケットの空気により「保護」され、ロータの高温側がポケット空気において冷却され、吸気ポートはポケット容積を充填している。
360度(図13)−最小容積点に到達した後、更に回転すると、分離された容積の大きさが拡大する。進角に応じて点火が起こる。
燃焼行程(サイクル)は、約75度の間続く。
ロータが互いに「正方形」になる135の位置で、ロータ側部の上面と短い端部先端の丸みとの間の接触点が分かれ始める。ロータの短い端部先端の丸みは、15度の斜角で表される偏心のためにロータの横輪郭の正確な弧の曲率が減少することにより、この位置まで接触したままとすることができる。
「オーバーラップ」端部輪郭は、≒90度の弧であるように見えるが、実際にはロータの長軸を中心として対称な2つの≒45度のスプラインであり、2つのスプラインが、「上方」ロータ側面に(と)接触する(接する)状態を維持することを意味する。これは、135度で摩擦接触での圧縮行程及び膨張行程から離れ、165度付近で事実上終了する。
225度で、ロータの端部上の先端の丸みがオーバーラップ端部で隣接する上方ロータ側面と接し始める。
別のポーティング方法は、ヘッドポートの相対するペア、すなわち排気用のペアと吸気用のペアとを使用することを含む。これは、好ましいポーティング方法ではないが、それでも動作する。
6ロータ球形エンジン
図14から図25は、2行程燃焼サイクルを使用する6ロータ球形エンジンを示している。図示の実施形態はエンジンのものであるが、概念及び基本的な機械原理はポンプにも当てはまる。
図14〜図25では、2サイクルの6つのロータの球形回転式エンジン120はケーシング121を有し、該ケーシングは、一端に該ケーシングから突出する駆動シャフト122と、他端から突出する出力シャフト123とを有する。このエンジンは、エンジン120の各側部にスパークプラグ126及び吸気マニホルド127と共に、各側部に排出ポート124及び125のペアを有する。
図16〜図19で分かるように、このエンジン120は、複数のロータ128を有し、各ロータはほぼ涙形であって、ギア131から延びるスピンドルに取り付けられている。駆動シャフト122は、ギア133のペアを含む差動ギア132に接続され、ギア133は各々差動ピン134上で回転し、該ギア133によりギア132を噛合して、ギア135と係合させるようにする。図17では、複数の移送ポート140と共にポペット式逆止弁138が見える。また、図10には、差動ギアを介して出力シャフト122に接続される中空出力シャフト137が示されている。図21及び22では、点火チャンバ143及び移送溝又はポート142と共に、3つの排出ポート124が見える。図20には、燃焼チャンバ140と共に予圧縮チャンバ141が示されている。
図14から図25を参照すると、6つの同一の双極ロータ128が球状に並んで協働し、内包する理論立方体の頂点に8つのキャビティを形成している。6つの全てのロータが同じ角度方向に同じ角速度で共回転すると、運転圧力がロータの両端に均一に加わる。入力設計パラメータは、動作球体の半径、ロータの厚み、及びロータ128の先端の半径を含む。ロータ間の相対運動は、互いに逆方向に動くときに摺動接線接触である。この実施形態は、トルクを均一に伝達し、且つ機械を同期させるのを助けるのに使用されるプラネタリギアセットを示している。このギアセットは、図15に示すように内部にあるか、又は必要に応じてロータの外部に取り付けることができる。
燃料/空気混合物は、ロータ運動で発生する低圧力により、8つのチャンバのうちの4つに送給される。これら4つのチャンバは、吸気及び予圧縮チャンバとして働く。逆止弁を使用して、燃料/空気混合物の流れの方向を制御する。この吸気サイクルの間、4つのチャンバは交互して、点火及び燃焼の運転サイクルにある。ロータ128が回転し続けると、燃料/空気混合物は、予圧縮チャンバから輸送路を介して隣接するチャンバに進み、該輸送路は、ロータが吸気ポートの上を通るときに開き、又は「露出」されるようになる。これは、隣接チャンバの圧縮及び点火と同時に起こるように同期される。次いで、サイクルは交互に繰り返されて、エンジンの2つのサイクルをもたらす。
図20は、ロータの軸を見下ろした図を示す。各半球、すなわちエンジンの半分は、4つのチャンバを含んでいる。2つは動力抽出に使用され、他の2つは燃料/空気混合物を2つの隣接する点火チャンバに吸い込む状態にするのに使用される。これら2つのチャンバは、従来の往復式2ストロークエンジンにおいてクランクチャンバを使用するのに相当する。
2サイクルエンジン120の動作を図21から図25に示す。各図は、燃焼チャンバ120、及び隣接する予燃焼チャンバ141を示す。記載されているサイクルは、実際はエンジンサイクル当たりに他の4つのチャンバで同時に発生している。図示の現在位置では、ロータ128はTDCにある。点火チャンバ143(右側)は最小の大きさであり、予燃焼チャンバは最大である。
スパークプラグ126が発火し、ガスの膨張によりロータ138が回転される。図22では、ロータ128は、膨張サイクルの約100度の位置にある。逆に、隣接チャンバ140では、エンジンケース121上の吸気マニホルドから一方向逆止弁を通ってチャンバ内に取り込まれた予燃焼混合物が圧縮されている。約100度では、排出ポート124が露出されて、エンジンケース121から通気できるようになる。
図23の約120度では、排気ガスはほとんど通気され、ロータ128の下から移送ポート開口が露出される。これにより、圧縮された予燃焼混合物は、移送溝を通って燃焼チャンバ140に移動することが可能になる。これは、2行程サイクルで一般的な排気と吸気の間の「オーバーラップ」区間を生じる。様々なポートの大きさを移動又は変更すると、排気及び取り込みの流量特性により、最大効率及び最小エミッションを求めてガスを変えることができる。
180度(図24)では、ロータ128は、予燃焼チャンバ141を十分に圧縮し、次に燃焼チャンバ140を圧縮し始める。移送ポート142は完全に露出され、このとき排気ポートはロータ128の経路により閉鎖され(覆われ)ている。
約230度(図25)では、ロータ128が排気ポート124と吸気ポート142の両方を覆い、燃料混合物の圧縮サイクルが始まる。燃焼チャンバ140が圧縮されるにつれて、予燃焼チャンバ141は一方向逆止弁を通して新しい燃料混合物を引き入れ、プロセスを繰り返す。
図26から図36は、6つのロータの球形エンジン150の代替形態を示している。この実施形態は、蒸気又は圧縮ガスで動かすことができるエンジン150を表している。
図26〜図36では、外部動力6ロータ回転式エンジン150は、出力ギア152が延びたケーシング151を有する。図27で分かるように、回転軸受154がエンジンの各側部から延びており、図27ではアウターセクタ155及び貫通する排気部153も示されている。偏心して取り付けられ且つほぼ涙形の複数のロータ156は各々、圧縮チャンバからの空気出口通路157を有する。出力ギア152は、圧縮空気吸入のための通路158を有するのが分かる。各ロータ156は、回転軸受154のスピンドル部分の1つに取り付けられ、これが図30〜図32で分かるように軸受160に接続され、各ギア160がアイドルギア161と噛合し、該アイドルギアが出力シャフトギア162と噛合して、出力シャフト152を駆動する。
図31では、セクタ155と共に回転弁163が見える。回転弁163は、軸受半球164の内側に取り付けられている。回転弁163は、ギア歯164を有し、セクタ165は、アウターセクタ155及びロータ156の内側に取り付けられて、回転弁163がそこに収容されている。
図33は、ギア歯164を有し、且つスパイダギア167を有する回転弁163をより明確に示している。図34では、ロータシャフト154はベベルギア160に接続されて示されており、このベベルギアは、ロータ154を共に引き上げて、トルクが等しく分配されるようにする。スパイダギア168は、差動装置として二重の役割を果たし、ロータからのトルクを等しく分配し、且つ回転弁をロータリーポートと同期させると同時に、チャンバが回転して対応する入口ポートと整列すると、ロータリーポート170によってエネルギーがチャンバに入ることが可能になる。図35には、ほぼ涙形で角度のついた縁部171を有し、第2の隣接するロータ156の縁部171に接して滑らかに回転する1つのロータ156が示されている。このロータは、ロータを貫通する排気ポート157を有する。
6つの同一の双極ロータ156は、球状に並んで協働し、8つのキャビティを形成する。6つの全てのロータ156が同じ角度方向に同じ角速度で共回転すると、運転圧力がロータの両端に均一に加わる。入力設計パラメータは、動作球体の半径と、ロータ156の先端の半径とを含む。この実施形態は、トルクを均一に伝達し、機械を同期させるのに使用されるプラネタリギアセットを示している。このギアセットは、内部にあるか、又は必要に応じてロータ156の外部に取り付けることができる。
運転中、蒸気又は圧縮空気は、主ロータシャフト152を通して中央球体チャンバに運ばれる。内部部分が360度回転すると、該回転によりポートが開き(露出する)又は閉鎖する(隠れる)ことにより、ポーティング、通気、及び吸気の全てが行われる。プラネタリギアセットを介して接続され、ロータの回転と同期された回転バルブにより、「燃料」がロータチャンバに入り、仕事量を引き出すことが可能となる。仕事が完了すると、ロータの前端にある開口から使用済み燃料が放出されて、ロータ156内のチャネル157を通って通気される。ロータ156が回転すると、チャネル157は、エンジンケース151内の出力通気口153と整列する。内部回転弁組立体163は、回転弁163のリム上のベベルギア164間に設定された転送ピニオン167のセットを使用する。転送ピニオン167により、相対するロータからトルクを直接伝達することが可能となる。
5ロータポンプ
図37、38a、及び38bでは、5つのロータのポンプ175はハウジング176を有し、該ハウジングの一端にエンジンカバー177を有し、他端にエンジン本体下部カバー178を有する。エンジン本体カバー177上にマニホルド180が取り付けられ、回転シャフト181がエンジン本体下部カバー178から外に延びている。マニホルド188の各側部にはフローポート182がある。図38a及び図38bでは、複数のロータローブ184が見られ、各々がその端部にローギア185を取り付けられている。各ローブ184は、ローブシャフト186に取り付けられているのが分かる。ロータシャフト181が中央駆動ギア187に取り付けられ、該駆動ギアが回転ローブギア185に接続される。図40では、入口/出口ポート188がエンジン本体カバー177を通ってマニホルド180に続いているのが分かる。ポンプは、矢印で示すように入口ポート182に入る空気に対して圧力を上昇させ、出口ポート183及び190から出る入口空気の圧力を増大させる。図43で分かるように、外側チャンバ192を最小容積にし、内側のチャンバ191が最大容積で示されている。
図37から図47は、平行軸を有する5つのロータポンプ175を示す。偏心の概念により、5つ及び6つのロータ機械の生成が可能となる。回転軸をオフセットすることにより、仕事を引き出し又は仕事を加える中央チャンバに大きな表面積を提示するロータ184をもたらす。ロータ184の自然形状と、ロータが360度回転するときに互いに対するロータの向きとによって、物質を吸い込み又は排出するための自然開口がもたらされる。
図示した実施形態はポンプのものであるが、概念及び基本の機械原理は、燃焼エンジンとしても機能するように容易に適応可能である。
平行な5つのローブの機械175は、燃焼エンジン(4又は2行程)、蒸気もしくは圧縮空気エンジン、又は流体ポンプ内に構成することができる。図39から図47は、二重動作ポンプ構成での平行な5つのローブの機械175を示している。
「二重動作ポンプ」とは、エンジンの行程又はサイクルの様々な部分の間、流体の吐出と吸引を同時に行うポンプを意味する。ピストン型二重動作ポンプは、ピストンの一方で流体を吐出し、他方で流体を吸引する。平行な5つのローブのサイクルは、ローブ184の回転に基づいており、ここで、ローブの様々な位置及び側面により、ローブが流体を引き込むか又は押し出すかが決まる。
図39〜40は、平行な5つのローブのポンプ175の分離図及び上面図を示す。分離図では、マニホルド組立体の下に、長い偏心した平行なローブを示している。マニホルド組立体には6つの二重動作ポートがあり、1つのポート180は中心にあり、他の5つのポート182は中心の周りに5角形配置である。上面図は、流れ方向を定める矢印と共に、数字によりポート位置近傍を示している。
ポンプを調べると、ポンプ内に2つの別個のチャンバがあることが明らかになる。ローブが互いをシールするときは常に、1つのチャンバ192はローブとポンプの外壁との間にあり、他方のチャンバ191はポンプの中心に向いている。ポンプのサイクル中、ポート1〜5(182)は常時同じ方向で作動し、すなわち、流体がポート1〜5を通って同時にポンプ175に入るか、又は同時にポンプ175から出ることを意味する。他方、ポート6(190)は常に、ポート1〜5とは逆に動作する。マニホルド180内では、単一方向弁が各ポート位置で開閉する。例えば、内側チャンバが流体を吸引すると、入力バルブが開いて、出力バルブが自動的に閉じる(すなわち圧力制御)。その後バルブは、位置を反転し、流体がポンプから流れることができるようにする。
1つの完全なサイクルを通したポンプの基本的動作は以下の通りである。
図41a及び41bの位置#1では、ローブは上死点(0度回転)にある。
この位置は、流体運動の2つのチャンバを示している。上死点の位置は、ローブ184の先端部により定められる最小の内側チャンバ191区域(ポンプの中央)を生成する。この位置では、内側チャンバ191にある流体は最小量となり、ローブの側面とポンプハウジングの側壁との間の流体量は最大になる。上死点の位置で、内側チャンバは流体の吐出を終えたところであり、外側チャンバは流体の吸引をし終えたところである。
図42a及び42bの位置#2では、ローブは動力行程において45度回転した位置にある。ローブ184が上死点の位置から回転し始めると、流体は外側チャンバから押し出され、中央に吸引される。ローブが、隣接するローブの側面とどのように接触を維持するかに留意されたい。これは、内側チャンバと外側チャンバ(191、192)との間にあるシールであり、従って、中央に吸引力を生成し、外側に押し出し力を生成する。ポンプの全キャビティ、すなわち内側チャンバと外側チャンバは常に流体で満たされ(すなわちエアポケットがない)、常に同じ流体総量を有する点にも留意されたい。
五角形状のマニホルド180の各コーナには、ポート182のペアがある。1つのポートは、流体をリザーバからポンプに抜き出す(吸引する)ためのものであり、もう1つは、流体をポンプから押し出すためのものである。各ポート内部には自動弁があり、圧力差に基づいて流体が一方向にだけ流れることができるようにし、すなわち、1つの弁はポンプ内に開き、他の弁はポンプから外に開く。
6番目のポート190のペアが、ポンプマニホルドの中央にあり、コーナにあるポートと同じ働きをする。中央のポートは、異なる直径のものである。このポートの直径は、ポンプの大きさ、ローブ幾何形状、及び偏心量に基づいて調整される。5つのコーナのポート182は、連係して且つ中央のポート190と反対に作動し、このことは、入出流量を計算するときに考慮しなければならない。
図43a及び43Gに示す位置は、接触状態が終わろうとしている約90度である。
約90度回転した位置では、ローブ184間の接触シールが分離しようとしている。これが生じる実際の回転角度は、ローブ184の先端の半径、ひいてはローブの側部の半径によって決まる。この段階で、内側チャンバ191の流体量は最大であり、外側チャンバの流体量は最小である。
これはポンプの運転サイクルの終わりである。約180度の回転(90から270度)の間、ロータ184間の接触による接続は分離され、2つのチャンバ間の圧力が等しくなる。
図44a及び44bでは、約90〜270度の回転のデッドゾーンがある。
ローブ184が互いに接触している状態から脱すると、内側及び外側のチャンバ(191、192)は結合して1つの大きなチャンバとなる。ローブ間で「非接触」のこの時間の間、流体はポンプ内外に流れず、従って、回転のデッドゾーンとなる。
ポンプ構造の任意選択の設計では、2つの5ローブ型ポンプを組み合わせて位相を180度ずらし、サイクル全体を通して連続してポンプ圧が存在するようにし、これによってデッドゾーンが排除されることになる。
図45a及び45bにおいて、約270度で再び接触が起こる。
デッドゾーンの終わりに、ローブ間の接触が再び起こり、従って、内側チャンバを外側チャンバ192からシールする。この位置で、内側チャンバ191は最大容積であり、外側チャンバ192は最小容積である。次の数度の回転の間に、ポンプの動力行程が始まり、流体は内側チャンバ191から押し出されて、外側チャンバ192に引き込まれ始める。
動力行程は、図46a及び46bに示されており、315度回転した位置にある。
270から360度までの回転で、ポンプ175は、流体を内側チャンバ191から排出し、外側チャンバ192に流体を吸引する。これは、0〜90度の回転で起こったものとは逆の流れである。
要約すると、ポンプは、270度から360度(すなわち0度)まで90度を動作し、90から270度まではアイドル状態にある。内側チャンバ191は、0度の上死点で吐出から吸引に切り替わり、同時に、外側チャンバ192は吸引から吐出に移り、従って、二重動作するポンプの性質がある。
ローブの回転は、ポンプの底部でのシャフトから発生する。図示のギアの構成は1:1であるが、必要に応じてポンプは高速ギア又は低速ギアにすることができる。
4ロータ4サイクルエンジンの実施形態の斜視図である。 上部を取り外した4ロータ4サイクルエンジンの実施形態の斜視図である。 中央ケーシング及び幾つかのロータのない4ロータ4サイクルエンジンの斜視図である。 4ロータ4サイクルエンジンの駆動ギアの斜視図である。 吸気ポート及び排気ポートを示しているロータシャフトの斜視図である。 吸気ポート及び排気ポートを示すロータの斜視図である。 上部及び中央ケーシングがない4ロータ4サイクルエンジンの斜視図である。 4サイクル運転の概略の斜視図である。 基本サイクルの0度の斜視図である。 基本サイクルの90度の斜視図である。 基本サイクルの135度から180度の斜視図である。 基本サイクルの190度から270度の斜視図である。 基本サイクルの360度の斜視図である。 2サイクル6ロータエンジンの実施形態の斜視図である(上面図)。 2サイクル6ロータエンジンの実施形態の斜視図である(正面図)。 ケーシングを取り外した2サイクル6ロータエンジンの斜視図である。 ロータを取り外した2サイクル6ロータエンジンの斜視図である。 2サイクル6ロータエンジン内部の斜視図である。 ケーシングを取り外した2サイクル6ロータエンジン内部の斜視図である。 ロータ軸を見下ろす上面図である。エンジンの各半球又は半分は、4つのチャンバを含んでいる。2つは動力抽出に使用され、他の2つは燃料/空気混合物を2つの隣接する点火チャンバに吸い込む状態にするために使用される(これら2つのチャンバは、従来のレシプロ2ストロークエンジンでクランクチャンバを使用するのに相当する)。 図19のエンジンの上死点における斜視図である。 図19のエンジンの100度で膨張サイクルになった斜視図である。 排気が放出されて吸気が始まった、120度における図19のエンジンの斜視図である。 排気ポートが閉じ、吸気の予圧縮が終わり、燃焼チャンバの圧縮が始まる、180度における図19のエンジンの斜視図である。 全てのポートが閉じ、燃焼チャンバが圧縮されている、230度における図19のエンジンの斜視図である。 エンジンの外部動力式の実施形態の斜視図である。 ケーシングの上半分を取り外した外部動力式エンジンの斜視図である。 内側ケーシングを取り外した外部動力式エンジンの斜視図である。 ロータを取り外した外部動力式エンジンの斜視図である。 ロータ及び内側ケーシングを取り外した外部動力式エンジンの斜視図である。 軸受の半球を取り外した外部動力式のエンジンの斜視図である。 内部ギア及びケーシングを有する外部動力式エンジンの斜視図である。 外部動力式エンジンの差動ギアの斜視図である。 エンジンのギアトレインの斜視図である。 エンジンロータを拡大した斜視図である。 エンジンの吸気及び排気の斜視図である。 5ロータ平行軸ポンプの斜視図である。 平行軸ポンプの内部の斜視図である。 平行軸ポンプの内部の斜視図である。 外側ケーシングのないポンプのローブ及びマニホルドのポートを通る流体の方向を示す斜視図である。 ポートを通るポンプ流体方向の上面図である。 0度回転したポンプの上面図である。 0度回転したポンプの上面図である。 45度回転したポンプの上面図である。 45度回転したポンプの上面図である。 約90度回転したポンプの上面図である。 約90度回転したポンプの上面図である。 180度回転した、流体の流れのないポンプの上面図である。 180度回転した、流体の流れのないポンプの上面図である。 約270度回転したポンプの上面図である。 約270度回転したポンプの上面図である。 315度回転したポンプの上面図である。 315度回転したポンプの上面図である。 平行軸ポンプの斜視図である。

Claims (22)

  1. ハウジング(101)と、
    前記ハウジング(101)に取り付けられた複数のロータスピンドル(108)であって、前記各ロータスピンドル(108)が仮想円錐の表面上に中心線があり該中心線で回転するように取付けられ、一方端にベベルギア(107)を有し且つ共に回転するように傾斜形ロータ(110)を有しており、前記各傾斜形ロータ(110)が、他の2つの傾斜形ロータ(110)と摺動接線接触して前記ロータ(110)の内側に圧縮チャンバを形成するように位置付けられる複数のロータスピンドル(108)と、
    前記1つのロータスピンドル(108)の端部上にある各ギア(107)に動作可能に結合されるように、前記仮想円錐の頂点に位置付けられた出力シャフト(119)と、
    を備え、
    前記複数の傾斜形ロータ(110)が回転することにより、前記ハウジング(101)内の流体を周期的に圧縮することができる、
    ことを特徴とする回転式機械(100)。
  2. 少なくとも1つの前記傾斜形ロータ(110)が、前記圧縮チャンバに流体を配向するために内部に流体入口(114)を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式機械(100)。
  3. 少なくとも1つの前記傾斜形ロータ(110)が、前記圧縮チャンバからの流体を配向するために内部に流体出口(115)を有する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の回転式機械(100)。
  4. 前記ハウジング(101)は、前記各ロータ(110)が前記ハウジングの内壁(111)と前記各ロータ(110)との間で区域を制限するような形状にされた前記内壁(111)を有する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の回転式機械(100)。
  5. 少なくとも1つの前記ロータスピンドル(108)が、前記ロータ入口から流体が通過できるようにする貫通通路(103)を有する、
    ことを特徴とする請求項4に記載の回転式機械(100)。
  6. 前記各ロータスピンドル(108)が、流体の貫通通過を可能にする貫通通路を有する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の回転式機械(100)。
  7. 前記各ロータ(110)が、前記ハウジングの内部から流体が前記1つのスピンドル通路(103)に通過するための入口(115)を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の回転式機械(100)。
  8. 前記各ロータが、前記1つのスピンドル通路(103)から流体が通って前記圧力チャンバに入るための出口(115)を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の回転式機械(100)。
  9. 前記各ロータスピンドル(108)が、前記各ロータスピンドル(108)を前記ハウジング(101)に支持し、且つ前記ロータスピンドル(108)の軸方向変位を制限する円錐形上側軸受(112)を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式機械(100)。
  10. 仮想円錐の表面に取り付けられ、且つ各々が傾斜ロータ(110)を有する4つのロータリースピンドル(108)を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式機械(100)。
  11. 仮想円錐の表面に取り付けられ、且つ各々が傾斜ロータ(110)を有する5つのロータリースピンドル(108)を含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式機械(100)。
  12. 回転式機械(120、150)であって、
    ハウジング(121、151)と、
    各々が前記ハウジング(121、154)内に取り付けられた複数のロータリーシャフト(131、154)であって、前記各シャフトが、一方端に少なくとも1つの同期ベベルギア(136、161)に係合させてこれにより前記ロータリーシャフトの全てを同期させるようにするベベルギア(131、154)を有し、前記ロータリーシャフト(131、154)の少なくとも1つが吸気通路(103)を有する、複数のロータリーシャフト(131、154)と、
    複数のロータリーピストン(128、156)であって、前記各ピストンが、共に回転するように前記1つのロータリーシャフト(131、154)に偏心して取り付けられ、前記各ロータリーピストン(128、156)が、少なくとも2つの他のロータリーピストン(128、156)と摺動接線接触して前記ロータリーピストン(128、156)が回転するときに間に変位チャンバを形成するように取り付けられている、複数のロータリーピストン(128、156)と、
    を備え、
    これにより、流体を前記回転式機械で圧縮することができる、
    ことを特徴とする回転式機械(120、150)。
  13. 前記ハウジング(121、151)を通して回転可能に取り付けられた出力シャフト(122、152)を有し、前記出力シャフトが、各ロータリーシャフトベベルギア(131、160)をかみ合わせたベベルギア(135、162)を有する、
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転式機械(120、150)。
  14. 前記同期ベベルギアが、前記ハウジングに取り付けられて、前記ロータリーピストンシャフトベベルギアの各々と係合して前記ロータリーシャフト(130、154)を同期させる、
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転式機械(120、150)。
  15. 前記各ロータリーピストンシャフト(130、154)が、他の全てのロータリーピストンシャフト(130、154)に対してある角度で放射状に位置付けられている、
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転式機械(120、150)。
  16. 前記各ロータリーピストン(128、156)が、少なくとも2つの他のロータリーピストン(128、156)と係合して回転する予め設定された球状セグメントである、
    ことを特徴とする請求項12に記載の回転式機械(120、150)。
  17. 各々が前記1つのロータリーシャフト(130、154)に偏心して取り付けられた6つの球面ロータリーピストン(128、156)を有する、
    ことを特徴とする請求項16に記載の回転式機械。
  18. 前記各球面ピストン(128、156)が、該前記各球面ピストン(128、156)の回転により開閉する通路(140、157)を有する、ことを特徴とする請求項17に記載の回転式機械(120、150)。
  19. 前記各球面ピストン(128、156)が、偏心して取り付けられたほぼ涙形の球状セグメントである、
    ことを特徴とする請求項16に記載の回転式機械(120、150)。
  20. 中央燃焼チャンバを形成する5つのほぼ涙形のロータリーピストン(128、156)を有する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の回転式機械(120、150)。
  21. 回転式ポンプ(175)であって、
    流体入口及び出口(188)を有するポンプハウジング(176)と、
    前記ハウジング(176)に動作可能に取り付けられ、且つ前記流体入口及び出口(188)に接続されて、入口流体と加圧された出口流体とを分配するための空気分配マニホルド(180)と、
    前記ハウジング(176)内で互いに平行に回転可能に取り付けられた複数のシャフト(186)であって、前記各シャフト(186)が偏心して取り付けられたローブ(184)」を有し、前記各ローブ(184)が、回転サイクルの一部の間に2つの隣接する前記ローブ(184)と摺動接線接触するように位置付けられて、これらの間に圧縮チャンバを形成する、複数のシャフト(186)と、
    を備え、
    これにより、前記回転式ポンプ(175)が、互いに摺動接線接触する複数の回転偏心ローブ(184)の回転により流体中に圧力を発生する、
    ことを特徴とする回転式ポンプ(175)。
  22. 偏心して取り付けられた5つのローブ(184)を支持し、2つの隣接するローブと各々が転がり接触して前記ローブ(184)間に圧縮チャンバを形成する5つのロータリーシャフト(186)を有する、
    ことを特徴とする請求項21に記載の回転式ポンプ(175)。
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