JP2008532657A - 自動引込み注射器 - Google Patents

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ウォルトン,グレアム,フランシス
ウォルシュ,アラン
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Abstract

注射器外筒(12)内に滑動可能に位置した中空プランジャー(13)を有する注射器外筒(12)を含んでなる自動引込み安全注射器である。該針組立品は、針、および針ハブ(17)を保持するために外筒(12)の端に溝、および前記針ハブ(17)上に位置し、該針ハブ(17)と外筒(12)の端との間で作動するスプリングを有する針ハブ(17)を含んでなる。該針ハブ(17)は、その周囲に、使用中、注射器外筒(12)の端に針ハブ(17)を保持するようにロッキング手段が噛み合う溝を有する。注射完了の際、およびさらに、押し下げられた際、該プランジャー(13)は、前記溝から前記ロッキング手段を追い出し、該針ハブ(17)を解除し、したがって、該スプリングの影響下、該針およびスプリングを中空プランジャー(13)の内側に引き込ませることによって、該針ハブ(17)の自動引込みを作動させる。
【選択図】図19

Description

本発明は、医師、外科医または他の針操作者が針使用後の針による負傷から保護され得るように、医療または歯科の専門において、または個人的な薬剤投与において使用するための、自動引込み針を有する安全注射器に関する。好ましい一形態において、本発明は特に、注射完了の際に、該注射器の針ハブの自動引込みを促進するグランド組立品に関する。しかし、本発明はそれに限定されず、本発明による自動引込み機構が適用できる任意の注射器を含むことが意図されている。
背景技術
最近、針刺傷が、医療の専門家のものでも、海岸または公園で遊んでいる児童のものでも、目だって増加してきている。街中の一般人に関するものであろうと、専門の医療従事者に関するものであろうと、針刺傷を受けた結果は、重大な血液由来の疾病に感染する人が出るという結果となる。
医療従事者業務の通常の過程で針を使用している医療従事者への負傷の危険性およびHIVまたはB型肝炎感染の可能性は十分に文書化されている。
さらに、自分で薬剤を投与する習慣を持っている人は、いったん使用された針が非滅菌形態で再使用されるならば、特定のウィルスに接触する重大な危険を冒すか、または実際に他のウィルスに接触している危険にある。さらに、注射器の針を交換する必要がある場合にも危険がある。
多数のいわゆる針刺傷の減少を目的とした多くの提案および種々の企てが、このようないったん使用された針の廃棄に関する安全なシステムを提供するためになされてきたが、このような先行の提案には欠点があった。
以下の説明は主に、種々のサイズの針に適合させる必要があるか、またはバイアルから注射器への充填と患者への注射投与との間に針交換の必要がある場合の、いわゆる交換針安全注射器における本発明の使用に関するものであるが、本発明はそれに限定されず、注射完了後に針の自動引込みを提供することが望まれる任意の注射器における本発明の使用もまた考慮されている。したがって、必要ならば好適な修飾により本発明が利用できる、自動引込み針を必要とする任意の注射器もまた包含されることが意図されている。
自動引込み外科用縫合針を有する注射器を提供することが本発明の目的の一つである。使用前に滅菌様式で、および一旦使用した外科用縫合針を実質的に安全な様式で永久的に保存するために、このような自動引込み針を用いる注射器を提供することが、本発明のさらなる目的である。本発明は、いわゆる交換針注射器により、または使用後に針の自動引込みを必要とする他の注射器により利用できる。
本発明は主に、注射が完了した際に、針を外筒の内側に自動的に引き込ませることにより該注射器の取り扱いを安全にすることによって、針刺傷を除去することが意図されている。
少なくとも本発明は、いったん注射器が使用されたら、露出した針との望ましくない接触から生じる偶発的な負傷を防ぐために、交換針注射器などの使用された注射器の針を収容する代替手段を提供する。
以下の説明は一般に、通常のサイズの注射器に関するものだが、それによってこのような限定が意図されているわけではなく、ある注射器についての記述は、好適な修飾により本発明がやはり有用に適用できる、細型注射器などの任意の他の針/注射器の組み合わせもまた包含することが意図されている。
発明の開示
広範な一形態では、本発明は、注射器内に自動引込み針組立品を組み込んだ安全注射器を提供し、該安全注射器は、注射器外筒内に滑動可能に配置された中空プランジャーを有する注射器外筒を有し、該中空プランジャーは、外筒内で密封されて滑動可能なようにそれに結合したピストン手段を近位端および遠位端に有し、該針組立品は、針、および針ハブを具えており、針の針ハブおよび前記針ハブ上に配置され、該針ハブと外筒の端部との間で作動するスプリングを保持するために外筒の端部にくぼみを有し、該スプリングは、使用中、圧縮下で留まり、該針ハブは、針ハブと外筒の端部との間の漏れを防ぐために、針ハブに結合した密封手段を有し、前記針ハブは、その周囲に、使用中、スプリングの圧縮作用に対して注射器外筒の端部に針ハブを保持するように、ロッキング手段が噛み合う溝またはくぼみを有し、該中空プランジャーの遠位端は密封栓を有し、該プランジャーは、注射完了の際に、第一段階において前記針組立品に接触し、さらに押し下げられた際、前記ロッキング手段を前記溝またはくぼみから追い出し、第二段階に達するまでに針ハブを解除させるようにロッキング手段に作用することによって、針ハブの自動引込みを作動させ、前記密封栓は、第二段階に達すると、前記遠位端から追い出し、それによって前記針ハブを解除し、したがって、スプリングの影響下、針およびスプリングを前記中空プランジャーの内側に引きこませる。
好適には、針および針ハブは、注射器の外筒に交換可能に連結できる針グランドに収容される。
したがって、本発明の特に好ましい形態において、本発明は、広範な一形態で、注射器内に自動引込み針組立品を組み込んだ安全注射器を提供し、該安全注射器は、注射器外筒内に滑動可能に配置された中空プランジャーを有する注射器外筒を有し、該中空プランジャーは、外筒内で密封されて滑動可能なようにそれに結合したピストン手段を近位端および遠位端に有し、該針組立品は、グランドブッシュ、針、および針ハブを含んでなり、針の針ハブおよび前記針ハブ上に配置され、該針ハブと該グランドブッシュとの間で作動するスプリングを保持するためにグランドブッシュにくぼみを有し、該スプリングは、使用中、圧縮下で留まり、該針ハブは、針ハブとグランドブッシュとの間の漏れを防ぐために、針ハブに結合した密封手段を有し、前記針ハブは、その周囲に、使用中、スプリングの圧縮作用に対してグランドブッシュに針ハブを保持するように、ロッキング手段が噛み合う溝を有し、該中空プランジャーの遠位端は密封栓を有し、該プランジャーは、注射完了の際に、第一段階において前記針組立品に接触し、さらに押し下げられた際、針グランドに結合した前記ロッキング手段を前記溝から追い出し、第二段階に達するまでに針ハブを解除させるように、針組立品に作用することによって、針ハブの自動引込みを作動させ、前記密封栓は、第二段階に達すると、前記針ハブを前記遠位端から追い出し、それによって前記針ハブを解除し、したがって、スプリングの影響下、針およびスプリングを前記中空プランジャーの内側に引き込ませる。
該針グランドは、該針組立体を交換可能に取り外すことを可能にすることは理解されよう。しかし、本発明は、同じままであり、すなわち、プランジャーの作用が、ロッキング手段を解除させ、それによって、適宜、外筒内、またはグランド内に保持された針ハブを解除する結果、このように解除された際に針ハブを中空プランジャーに進入させるように、使用時、外筒自体内、またはグランド内のいずれかに位置したロッキング手段が使用される。
以下の説明は主に、グランドの使用に関するものであるが、それによって限定が意図されているわけではなく、グランドが使用されない場合のグランドに対する記述は、グランドが使用される別の場合にはその中に保持されるはずの外筒自体に対する記述とみなすならば、任意の注射器が考慮されている。言い替えるならば、針の交換可能性を提供するための外筒内におけるグランドの使用は、単に二部分の外筒構造として解釈すべきであり、グランドが使用されない場合、それを単一の一体構造として考えることができる。
ロッキング手段は、針ハブ付近に位置する溝に噛み合う(場合によっては単数)グランドブッシュの内周付近に位置する、指状または完全リング状の形態であることが好ましい。
あるいは、ロッキング手段はグランドブッシュとは独立していることもあり得、例えば、以下の実施形態の一つに記載されているような合せピンを含み得る。
針ハブ内の溝およびロッキング手段などの構成部品の形状は、グランドブッシュ自体内の指状またはリング状の形態にあろうと、合せピンなどの独立したアイテムであろうと、要求される目的のための任意の好適な形状であり得、円形、四角形および三角形などの形状が挙げられるが、必ずしもそれらに限定されるわけではない。
したがって、針組立品は、注射器用のいわゆる交換針組立品を提供するために、外筒の端に、針組立品の除去可能な付属品のための手段を有することが好ましい。
このような特定の実施形態において、針組立品を外筒に除去可能に取り付けている手段は、ねじ込み手段によって外筒の端に嵌め込まれたグランドブッシュを有することによって提供されることが好ましい。取り付け手段は、標準的なねじ嵌め込み、またはいわゆるルアーロック嵌め込みであり得る。
ピストン手段は、プランジャー上を滑動可能であり、自動引込みを作動させるために、プランジャーを第1段階から第2段階へと移動させることが好ましい。この移動は、好ましくは、プランジャー外周縁辺付近に位置する3つのリッジを有することによって達成され、2つのリッジだけが、どの場合もピストン密封体の内側に位置する。注射完了時、プランジャーと外筒間に過剰な圧力がかかると、ピストン密封体はプランジャー上に押し上げられる。これによってプランジャーはピストン密封体を突き出て、予備組立てされた針グランド組立品を突き、自動引込みが達成される。
あるいは、ピストン手段は注射の最後に及ぼされる増加圧力下で、単に圧縮性であり得る。
好ましくは、針ハブはその外周縁付近にフランジを備え、グランドブッシュにおけるくぼみの内壁はステップを備え、スプリングが使用時の圧縮中維持されるように、フランジとステップとの間に位置する。
合せピンを使用する本発明の一実施形態において、プランジャーは針ハブに直接作用して、自動引込みを生じさせ、合せピンはテーパ端を有し、前記針ハブ周囲の溝はテーパ溝であり、その中に前記合せピンのテーパ端が位置し、その結果、第2段階に達すると、プランジャーは前記針ハブをさらに前記くぼみ内へ押し込め、それによって、合せピンのテーパ端をテーパ溝から押し出し、注射完了後、前記密封栓が、前記遠位端から追い出し、それによって、前記針ハブおよびスプリングを前記中空プランジャー内へと引っ込ませる。
この実施形態において、針ハブとグランドブッシュとの間の漏れを防ぐための密封手段は、針ハブのフランジ付近に位置する単純なOリングまたは類似の密封体であることが好ましい。
好ましくは、針ハブがいったん解除されたら、スプリングの影響下、針ハブの引込みを妨害しないように、合せピンは、それがいったんテーパ溝から追い出されたら位置が保持される手段を備える。このような手段としては、例えば、針ハブからそれが追い出された後、ハウジング内に押し込まれるように、合せピンのに沿って、わずかなテーパを有することによる干渉嵌めが挙げられる。
代替的な一実施形態において、針ハブおよびスプリングの付近にスリーブが位置し、プランジャーはスリーブに作用して、自動引込みを生じさせ、プランジャーが第2段階に達すると、合せピンが針ハブ付近の溝から追い出され得る手段を合せピンが有し、プランジャーは前記スリーブをさらに前記くぼみ内へ押し込め、それによって、合せピンの前記端を前記溝から追い出し、注射完了後、前記密封栓が、前記針ハブおよびスプリングを前記遠位端から追い出し、前記中空プランジャー内へと引っ込ませる。
この実施形態においては、ピンはテーパ端を有する必要がないため、針ハブのより積極的なロッキングを提供し、すなわち、自動引込み前に、針ハブをグランドブッシュ内に保持しつつ、いずれの方向の動きからも針ハブを保持することが理解されよう。
この実施形態において、好ましくは、合せピンはその側部に位置するテーパフランジを備え、それに対してスリーブの端部は、それが追い出されて自動引込みを達成するように作用する。この装置(すなわち、ハブ付近に位置するスリーブを使用すること)の利点は、合せピンが積極的手段により、すなわち、スリーブの影響下で抑止されることであり、これは、針ハブが合せピンからの妨害の可能性なしに自由に引込むことを意味する。
この実施形態において、好ましくは、針ハブとグランドブッシュとの間の漏れを防ぐための密封手段は、針ハブとグランドブッシュとの間、したがって、針ハブおよびスプリングの周囲のスリーブにわたって伸長する密封ウォシャーを備え、その結果、自動引込みを生じさせる際のプランジャーの作用は、密封ウォッシャーを介しスリーブに対してプランジャーが間接的に作用する結果としてのものとなる。
合せピンを使用する上記実施形態の代替的な実施形態の一つにおいて、本発明は、グランドブッシュの内周縁付近に位置した指状体またはリングまたは他のフランジ要素を使用する。
この場合、針組立品は以下の部品から作製されることが好ましい:
1.グランドブッシュ
2.滑動スプレッダーブッシュ
3.グランド密封体
4.針ハブ
5.圧縮スプリング
この実施形態において、合せピンを使用する実施形態に関連した上記スリーブは、代わりに滑動スプレッダーブッシュの形態であり、これもやはり、針ハブおよびスプリングの付近に位置し、プランジャーは、この場合もやはり滑動スプレッダーブッシュに作用して自動引っ込みを生じさせ、グランドブッシュに位置した指状体またはリングを押し離すことができ、したがって、プランジャーが第2段階に達すると針ハブ付近の溝から追い出され、プランジャーは前記滑動スプレッダーブッシュをさらに前記くぼみ内へと押し込み、それによって前記指状体またはリングを前記溝から追い出し、注射完了後、前記密封栓がやはり前記遠位端から追い出し、前記針ハブおよびスプリングを前記中空プランジャー内へと引込ませる。
リングの場合は、リングが広がることができる1つまたは複数のスリットなどの不連続領域を備えることが必要となる。
滑動スプレッダーブッシュは、それぞれの指状部分または場合によってはリングの展開を促進するために、その末端付近にテーパ領域を有し、円滑な相互作用を可能にさせることが好ましい。逆に、指状体またはリングの展開を達成するために滑動スプレッダーブッシュによって噛み合わされているグランドブッシュの一部を対応させてテーパし、円滑な相互作用を促進させる。
この装置(すなわち、ハブ付近に位置する滑動スプレッダーブッシュの形態におけるスリーブを使用すること)の利点はやはり、指状体またはリングが積極的手段により、すなわち、スプレッダーブッシュの影響下で抑止されることであり、これは、針ハブが指状体またはリングからの妨害の可能性なしに自由に引込むことを意味する。
この実施形態において、好ましくは、針ハブとグランドブッシュとの間の漏れを防ぐための密封手段はやはり、針ハブとグランドブッシュとの間、したがって、針ハブおよびスプリングの周囲のスプレッダーブッシュにわたって伸長する密封ウォシャーを備え、その結果、自動引込みを生じさせる際のプランジャーの作用は、密封ウォッシャーを介しスプレッダーブッシュに対してプランジャーが間接的に作用する結果としてのものとなる。
したがって、注射後、プランジャーが押し下げられる際、プランジャーは密封体に接触する。それを押し下げることで、滑動スプレッダーブッシュがグランドブッシュの内側に形成された指状体またはリングと噛み合う。プランジャーを押し続けることにより、指状体またはリングが外へ出され、針ハブを解除する。同時に、中空プランジャーの末端内に位置した密封栓がプランジャー内に追い出され、圧縮スプリングが、針ハブを中空プランジャー内へと引込ませる。グランドブッシュ内に2つの指状体を使用することが好ましい。
合せピンの装置は有用ではあるが、特にこの後半の実施形態に記載された2つの指状体の使用により、組立てがはるかに容易になり、より困難な合せピンおよび小さいスプリングが省かれることが分かった。さらに、一緒に使用される任意のキャップの側面に、例えば間隙を有する合せピンを備える必要がないため、デザインをより流線形にできる。
前記実施形態のいずれにおいても、針キャップに、使用前の針を保護するための組立品を備えることが好ましい。
使用前、針キャップは、針を損傷から保護し、また、注射器を使用する医療従事者を針刺傷から防ぐ安全キャップとしても働く。針キャップの存在はまた、交換針実施形態では、針が保護されていない場合に起こり得る針刺傷の危険なしに針組立品を簡便に交換できるということも意味する。
交換針の場合、針グランドは干渉嵌めによって針キャップ内に保持されることが好ましい。針グランドの外側に、針キャップの内側でスプラインと嵌め合わされる嵌め合わせスプラインが存在することが好ましい。
したがって、針はグランドブッシュにおけるねじ内に予備組立てされ、針刺傷を防ぐ安全キャップと噛み合わされ、したがって、必要とされることは、滅菌パッケージングを取り外し、予備組立てされた針ハウジングを注射器にねじ込み、安全キャップを取り外すだけである。そこで、注射器は使用の準備が完了する。
この場合、組立て後、すなわち、針グランドを内側に針と組み立てて、保護針キャップを嵌めた後、その組立て品を、外筒端の内側にねじ締めする。針グランドとねじ込み外筒の内側との間の嵌め合わせテーパの手段により、密封箇所を固定する。
針グランドの組立て後、すなわち、その中に嵌め合わせた針ハブを外筒内にねじ込み、密封を達成した後、針キャップを該組立て品から取り外し、針の使用準備が完了する。この注射器のさらなる利点は、種々のサイズの針を嵌め合わせることができ、どの針を使用するかを医療専門家が選択できることを可能にすることである。
前記実施形態のいずれにおいても、注射器の外筒は透明プラスチックで液位を読み取るために目盛り付けされていることが好ましい。
ピストンは、好ましくは、合成ゴムから作製され、プランジャーと外筒との間の干渉嵌めによって密封するようにプランジャーに嵌め込まれており、それにより、通常の使用では、針を介して外筒から液体が押し出される。
本発明は、好ましい実施形態の以下の非限定的説明からより良く理解できる。
発明を実施するための最良の形態
図1から3には一般に注射器の構成部品が示されており、針結合体は一般に11と記され、これは注射器外筒12、プランジャー13、および一般に14と記されている針組立品を含んでなる。針組立品14は、上端に針ハブ17を有する針16を収容するグランドブッシュ15を含んでなる。針16はグランドブッシュ15を通って突き出ている。針ハブ17は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、針16を支持する。
グランドブッシュ15は、外筒12の末端部内側に位置する対応するねじ19と噛み合わせるために、その外周縁付近にねじ18を有する。グランドブッシュ15の末端のメールテーパ部分20は、外筒12の端における対応するフィーメールテーパ部分21に対して密封を提供する。したがって、グランドブッシュ15は外筒12との密封を作り出し、外筒12とグランドブッシュ15のねじ込み部分18との間の漏れを防ぐ。グランドブッシュ15はプラスチックから作製されることが好ましい。
安全キャップ23は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、グランドブッシュ15上に適切に嵌め合わされる。安全キャップ23はその外面にリッジ(図示せず)を有し、使用前のその取り外しを補助する指用グリップを与え、グランドブッシュ15を注射器11の本体12内へねじ込む際に駆動を与える。安全キャップ23の目的は、針組立品14を、すなわち、グランドブッシュ15の手段により注射器11に嵌め合せる際の針刺傷を防ぎ、かつ鋭い滅菌の針16の使用準備を提供することである。
グランドブッシュ15は、安全キャップ23が位置している領域からねじ部分18を分離するために、ねじ18に隣接したフランジ24を有する。
グランドブッシュ15の内側は、付近にステンレス鋼スプリング26の位置する針ハブ17を保持するためのくぼみ25を有する。フランジ27は、針ハブ17の外周縁付近に位置し、一方、ステップ28はグランドブッシュ15内のくぼみ25の内壁に備えられる。スプリング26は、針ハブ17のフランジ27とグランドブッシュ15のくぼみ25内のステップ28との間に圧縮されて維持される。
また、グランドブッシュ15の側面には、合せピン30を収容するためのハウジング29がある。ハウジング29を収容するために、キャップ23内に、対応する間隙領域45が備えられる。
針ハブ17の本体周囲にテーパ溝31がある。この溝31内にテーパ合せピン30の末端が位置する。小さなステンレス鋼スプリング32が、合せピン30を、針ハブ17内の溝31を有するロッキングの噛み合い内へと推し進める。
注射完了時に、プランジャー13が働くと、針ハブ17が針グランドブッシュ15のくぼみ25の中へとさらに押し入れられ、合せピン30を外側へ押し、解除された針ハブ17に作用するスプリング26が針16を引込み位置内へ押し込むことから、針16の自動引込みが生じる。合せピン30が溝31から引き込まれる際にハウジング29内にそれをしっかり保つため、合せピンの全長に沿ってわずかなテーパが備えられる。
ハブ17とグランド15内側のくぼみ25との間の漏れを防ぐために、針ハブ17は、フランジ27の周囲に密封体33を有する。
針16を通って患者内へ注射されている液体を通過させるために、針ハブ17の中間を通る孔34が備えられる。
針ハブ17の端を、内部密封体内に位置するフィーメールスピゴット36、またはプランジャー13の端にある密封栓37と整列させるために、針ハブ17の底部にスピゴット35が位置する。密封栓37は、最後の注射が完了する前に、プランジャー13の内側を密封する。
溝38は、針ハブ17とプランジャー13との間の最後の注射液を、針16を通して流出させる。
プランジャー13は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、ピストン密封体39の外側に留められる。上記のとおり、針ハブ17に沿って押し下げることによって自動引込み装置を作動させるために、最終注射の際にピストン密封体39を移動させる。この移動は、3つのリッジ40、41、および42をプランジャー13上に有することによって達成される。いずれの時点でも、2つのリッジのみがピストン密封体39の内側に位置する。注射完了時に、プランジャー13と外筒12との間との間に過剰な圧力が及ばされた際、ピストン密封体39はプランジャー13上に押し上げられ、すなわち、ピストン密封体39はリッジ40、41からリッジ41、42へ移動する。これによって、プランジャー13はピストン密封体39を通って突出し、予備組立てされた針グランド組立品14を突くが、この場合、針ハブ17を直接突く。
プランジャー13は中空であり、その近位端に位置したサムキャップ45を有する。プランジャー13は、注射完了後、針ハブ17、したがって、針16ならびにステンレス鋼スプリング26を取り入れるために中空である。したがって、密封栓37は、注射が完了した際、針ハブ17上のスピゴット35との接触により追い出される。針ハブ17およびステンレス鋼圧縮スプリング16の引っ込みにより、密封栓37はプランジャー13の内側で押し上げられる。密封栓37の引っ込みは、空気を遮断してプランジャー上部の排出孔43を通って徐々にのみ排出させる外筒12内側の密封面によって、その移動が緩徐化される。この緩徐な引込みにより、針端16からの跳ねかけが防止される。
緩徐な引込みはまた、プランジャー13の内側のわずかにテーパされた中空領域の使用によっても達成できる。注射後、密封栓37がプランジャー13の内側に戻る時、空気は増量されて密封栓37の前部に排出される。これによって、針16および密封栓37は、空気が排出される際に、最初はゆっくり、次いで速度を増して戻り、一方、スプリング26はプランジャー13の内側で、針26および密封栓37の上方への移動を生じさせる。
したがって、外筒12は、ピストン密封体39および密封栓37を含有するプランジャー13を保持する。外筒13は、透明な医療グレードのプラスチックから作製し、注射する液体量の目視液位を提供するための目盛りを定める。針キャップ23および針16を含有するグランドブッシュ15を予備組立てし、外筒12にねじ込む。外筒上部の2つの突起44は、通常の様式での注射を可能にする指用グリップである。
使用時、注射器11を滅菌パッケージングから取り出す。予備組立てされたグランド組立品14を滅菌パッケージングから取り出し、安全キャップ23により保持することによって、グランド組立品14を注射器外筒12のねじ端19内にねじ込む。キャップ23を取り外した後、針16をバイアル内に挿入する。プランジャー13を引き戻すことによって、注射器11に充填する。注射を投与する。注射完了時、針ハブ17が下方に移動し、合せピン30および密封栓37を解除するまで、プランジャー13を押し下げる。この時点で、針16はプランジャー13の内側、したがって、外筒12の内側に引込む。これで注射器11は安全で操作不可能となる。ここで注射器11全体を、信頼できる様式で安全に廃棄できる。必要な場合、バイアルから注射器11への充填後、注射前に、針交換を行うことができる。
一般に図4から7については、構成部品の各々は、構成部品が実質的に同一である図1から3の数字と同一の数字で記されている。
しかしこの実施形態において、プランジャー13の端は図1から3に示された実施形態の場合のように針ハブ17に直接作用することなく、スプリング26および針ハブ17双方の付近に位置したスリーブ48が存在する。針ハブ17とグランドブッシュ15の内壁との間の間隙を越えて密封体49が伸長する。この場合、プランジャー13は、密封体49を介してスリーブ48に作用することによって自動引込みを達成する。合せピン50は、スプリング52の手段により、溝51との嵌め合い接触に押し込まれる。該ピン50は、注射完了時にプランジャー13が押し下げられる際、すなわち、それが上記のとおり、第1段階から第2段階へと移動する際、スリーブ48の端が押し付けられる該ピンの側面にテーパフランジ54を備える。
したがって、図4から7において、注射器外筒12、プランジャー13および一般に14と記される針組立品を含んでなる、一般に11と記される注射器および針結合体が示されている。針組立品14は、上端に針ハブ17を有する、針16を収容するグランドブッシュ15を含んでなる。針16はグランドブッシュ15を通って突出する。針ハブ17は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、針16を支持する。
グランドブッシュ15は、外筒12の端の内側に位置する対応するねじ19との嵌め合い噛み合わせのためのねじ18を、その外周縁付近に有する。グランドブッシュ15の端のメールテーパ部分20は、外筒12の端にあるフィーメールテーパ部分21に対する密封を提供する。したがって、グランドブッシュ15は、外筒12との密封を作り出し、外筒12とグランドブッシュ15のねじ部分18との間の漏れを防止する。グランドブッシュ15はプラスチックから作製されることが好ましい。
安全キャップ23は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、グランドブッシュ15上に適切に嵌め合わされる。安全キャップ23はその外面にリッジ(図示せず)を有し、使用前のその取り外しを補助する指用グリップを与え、グランドブッシュ15を注射器11の本体12内へねじ込む際に駆動を与える。安全キャップ23の目的は、針組立品14を、すなわち、グランドブッシュ15の手段により注射器11に嵌め合せる際の針刺傷を防ぎ、かつ鋭い滅菌の針の使用準備を提供することである。
グランドブッシュ15は、安全キャップ23が位置している領域からねじ部分18を分離するために、ねじ18に隣接したフランジ24を有する。
グランドブッシュ15の内側は、付近にステンレス鋼スプリング26の位置する針ハブ17を保持するためのくぼみ25を有する。フランジ27は、針ハブ17の外周縁付近に位置し、一方、ステップ28はグランドブッシュ15内のくぼみ25の内壁に備えられる。スプリング26は、針ハブ17のフランジ27とグランドブッシュ15のくぼみ25内のステップ28との間に圧縮されて維持される。
また、グランドブッシュ15の側面には、合せピン50を収容するためのハウジング29がある。ハウジング29を収容するために、キャップ23内に、対応する間隙領域45が備えられる。
針ハブ17の本体付近に溝51がある。合せピン50の端が溝51内に位置する。小さなステンレス鋼スプリング52が、合せピン50を、針ハブ17内の溝51を有するロッキングの噛み合い内へと推し進める。
ハブ17とグランドブ15内側のくぼみ25との間の漏れを防ぐために、針ハブ17とグランドブッシュ15の壁との間に密封体53。
注射完了時に、プランジャー13が働くと、プランジャーが密封体53に作用して、スリーブ48は針グランドブッシュ15のくぼみ25の中へとさらに押し込められ、ピン50の側面にあるフランジ54のテーパ面に対するスリーブ端の作用のために、合せピン50が外側へ押され、解除された針ハブ17に作用するスプリング26が針16を引込み位置内へ押し込むことから、針16の自動引込みが生じる。
密封栓37は、最後の注射が完了する前に、プランジャー13の内側を密封する。
プランジャー13は、好ましくは、医療グレードのプラスチックから製造され、ピストン密封体39の外側に留められる。上記のとおり、密封体53を介してスリーブ48に沿って押し下げることによって自動引込み装置を作動させるために、最終注射の際に、ピストン密封体39を移動させる。この移動は、3つのリッジ40、41、および42をプランジャー13上に有することによって達成される。いずれの時点でも、2つのリッジのみがピストン密封体39の内側に位置する。注射完了時に、プランジャー13と外筒12との間との間に過剰な圧力が及ばされた際、ピストン密封体39はプランジャー13上に押し上げられ、すなわち、ピストン密封体39はリッジ40、41からリッジ41、42へ移動する。これによって、プランジャー13はピストン密封体39を通って突出し、予備組立てされた針グランド組立品14を突くが、この場合、密封体53を介してスリーブ48を間接的に突く。
プランジャー13は中空であり、その近位端に位置したサムキャップ45を有する。プランジャー13は、注射完了後、針ハブ17、したがって、針16ならびにステンレス鋼スプリング26を取り入れるために中空である。したがって、密封栓37は、注射が完了した際に追い出される。針ハブ17およびステンレス鋼圧縮スプリング16の引っ込みにより、密封栓37はプランジャー13の内側で押し上げられる。密封栓37の引っ込みは、図1の実施形態に関連した上記のとおり、緩徐化することができ、針端16からの跳ねかけが防止される。
したがって、外筒12は、ピストン密封体39および密封栓37を含有するプランジャー13を保持する。外筒13は、透明な医療グレードのプラスチックから作製され、注射する液体量の目視液位を提供するための目盛りが定められる。針キャップ23および針16を含有するグランドブッシュ15を予備組立てし、外筒12にねじ込む。外筒上部の2つの突起44は、通常の様式での注射を可能にする指用グリップである。
使用時、注射器11を滅菌パッケージングから取り出す。予備組立てされたグランド組立品14を滅菌パッケージングから取り出し、安全キャップ23により保持することによって、グランド組立品14を注射器外筒12のねじ端19内に、図2で示すように、ねじ込む。キャップ23を取り外した後、針16をバイアル内に挿入する。図3で示すように、プランジャー13を引き戻すことによって、注射器11に充填する。注射を投与する。注射完了時、図4に示されるように、スリーブ48が下方に移動し、合せピン50および密封栓37を解除するまで、プランジャー13を押し下げる。この箇所で、針16は、図5に示されるように、プランジャー13の内側、したがって、外筒12の内側に引込む。これで注射器11は安全で操作不可能となる。ここで注射器11全体を、信頼できる様式で安全に廃棄できる。必要な場合、バイアルから注射器11への充填後、注射前に、針交換を行うことができる。
いずれの実施形態においても、本発明の利点は、ロッキング合せピンおよび予備組立てグランドにある。本発明はまた、空気の排出を制御することによって針ハブの緩徐な引込みを提供する。針ハブへのプランジャー密封栓の位置設定は、スピゴットの使用により有利に容易化される。移動可能なピストンを使用することにより、注射完了時に液体の完全な排出が可能になる一方、プランジャーがさらに移動して針引込みを達成することが可能になる。
図8から21では、本発明のさらなる実施形態が示されているが、ここで、すでに記載されたものに類似の構成部品は同一の数字で記されている。
滑動スプレッダーブッシュ64は、テーパ先端65を有する。
指状体62の形状が識別可能なようにグランドブッシュ15が示される。
図17から21では、注射後、プランジャー13(図示せず)は押し下げられると、該プランジャー13が密封体53に接触し、それを押し下げる。これにより、滑動スプレッダーブッシュ64は、グランドブッシュ15の内側にある2つの指状体キャストと噛み合わされる。プランジャー13を押しつづけることにより、2つの指状体62が外に出て、針ハブ17を解除する。同時に、中空プランジャー13の末端内に位置した密封栓36(図示せず)がプランジャーの内側に追い出され、圧縮スプリング26が針ハブ17を中空プランジャー13の内側に引込ませる。
この実施形態の全体的操作の他の態様は、図1から3、ならびに図4から7に関連して上記されたものに類似している。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、本明細書に記載された実施形態に対して、多くの修飾および変型化を行い得ることは、当業者に理解されるであろう。
本明細書を通じて、用語の「を含んでなる」およびその派生語は、別に脈絡上必要でない限り、排他的ではなく包含的な意味を有することが意図されている。
図1は、本発明の第1の実施形態による注射器の針グランド組立品の横断面図である。 図2は、本発明の第1の実施形態による注射器と共に使用されるプランジャーの横断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態による注射器と共に使用される注射器外筒プランジャーである。 図4は、使用前にスリーブが使用される、本発明の第2の実施形態による組立て注射器の横断面図である。 図5は、注射用液体の受容後に引き込まれたプランジャーを示している、図4の注射器の横断面図である。 図6は、注射後、第2段階へ押し下げられたプランジャーを示している、図4および5の注射器の横断面図である。 図7は、中空プランジャー内の引き込まれた針およびスプリングを示している、図4から6の注射器の横断面図である。 図8は、本発明のさらなる実施形態による、該グランドブッシュ内に位置した内部指状体および滑動スプレッダースリーブ注射器を使用している、注射器の外筒(図17から20でその全体が示されている)の横断面図である。 図9は、図17から20の注射器と共に使用されるプランジャーの横断面図である。 図10は、図17から20の注射器と共に使用されるプランジャーの近位端のプラン図である。 図11は、図10のプランジャーの端の横断側面図である。 図12は、図17から20の注射器用キャップの横断面図である。 図13は、図18から21の注射器と共に使用される針グランドの横断面図であり、該針グランドは、注射器外筒の端の中へねじ込むことができる。 図14は、図18から21の注射器と共に使用され、図13の針グランド内に位置する、滑動スリーブの横断面図である。 図15は、図18から21の注射器と共に使用され、図14の針ハブ付近、かつ図13のグランド内部に位置する滑動スリーブの横断面図である。 図16は、図18から21の注射器と共に使用される、図10のプランジャーの遠位端にすえつけられているピストン支持体の横断面図である。 図17は、図12から16の構成部品が、自動引込みの達成直前に使用される領域における図18から図21に示された注射器の詳細な横断面図である。 図18は、図12から17が種々の構成部品およびそれらの相互作用を詳細に示している、本発明のさらなる実施形態による注射器全体の横断面図であり、該注射器は、引き込まれて注射の準備ができた液体を充填したプランジャーを有する。 図19は、押し下げられ、自動引込みが達成される直前に使用されるプランジャーを示している、図18の注射器の横断面図である。 図20は、十分に押し下げられ、自動引込みを作動させるプランジャーを示している、図18の注射器の横断面図である。 図21は、自動引込みが生じ、針ハブが中空プランジャー内に位置した、図18の注射器の横断面図である。

Claims (33)

  1. 注射器内に自動引込み針組立品を組み込んだ自動引込み安全注射器であって、
    該安全注射器は、注射器外筒内に滑動可能に位置した中空プランジャーを有する注射器外筒を有し、該中空プランジャーは、外筒内部に密封されて滑動可能であるようにその遠位端でそれに結合したピストン手段を有する近位端および遠位端を有し、該針組立品は、針および針ハブを具えており、前記針の針ハブと、前記針ハブ上に配置されて該針ハブと該外筒端との間で作動するスプリングとを保持するために前記外筒の端にくぼみを有し、該スプリングは、使用中、圧縮下で留まり、該針ハブは、該針ハブと該外筒端との間の漏れを防ぐために、該針ハブに結合した密封手段を有し、前記針ハブは、その周囲に、使用中、該スプリングの圧縮作用に対して前記注射器外筒の端に前記針ハブを保持するように、ロッキング手段が噛み合う溝またはくぼみを有し、該中空プランジャーの前記遠位端は密封栓を有し、該プランジャーは、注射完了の際に、第一段階において前記針組立品に接触し、さらに押し下げられた際、前記ロッキング手段を前記溝またはくぼみから追い出し、第二段階に達するまでに前記針ハブを解除させるようにロッキング手段に作用することによって、前記針ハブの自動引込みを作動させ、前記密封栓は、第二段階に達すると、前記プランジャーの前記遠位端から追い出し、それによって前記針ハブを解除し、したがって、該スプリングの影響下、前記針およびスプリングを前記中空プランジャーの内側に引き込ませることを特徴とする自動引込み安全注射器。
  2. 前記針および針ハブが針グランド内に収容され、該注射器の該外筒に交換可能に連結できることを特徴とする請求項1に記載の自動引込み安全注射器。
  3. 前記針組立品を前記外筒に取り外し可能に取り付ける手段が、ねじ手段により該外筒の端に嵌め合わされるグランドブッシュを有することによって提供されることを特徴とする請求項2に記載の自動引込み安全注射器。
  4. 取り付けが、標準的なねじ嵌め合せ又はいわゆるルアーロック嵌め合せによることを特徴とする請求項3に記載の自動引込み安全注射器。
  5. 請求項2から4のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器であって、該安全注射器は、注射器外筒内に滑動可能に位置した中空プランジャーを有する注射器外筒を有し、該中空プランジャーは、該外筒内部に密封されて滑動可能なようにその遠位端でそれに結合した前記ピストン手段を有する近位端および遠位端を有し、前記針組立品は、グランドブッシュと、針と針ハブとを具えており、前記針の針ハブと、前記針ハブ上に配置されて該針ハブと該グランドブッシュとの間で作動するスプリングとを保持するために該グランドブッシュにくぼみを有し、該スプリングは、使用中、圧縮下で留まり、該針ハブは、該針ハブと該グランドブッシュとの間の漏れを防ぐために、該針ハブに結合した密封手段を有し、前記針ハブは、その周囲に、使用中、該スプリングの圧縮作用に対して該グランドブッシュ内に該針ハブを保持するように、ロッキング手段が噛み合う溝を有し、前記中空プランジャーの前記遠位端は密封栓を有し、該プランジャーは、注射完了の際に、第一段階において前記針組立品に接触し、さらに押し下げられた際、前記針グランドに結合した前記ロッキング手段を前記溝から追い出し、第二段階に達するまでに該針ハブを解除させるように該針組立品に作用することによって、該針ハブの自動引込みを作動させ、前記密封栓は、第二段階に達すると、該プランジャーの前記遠位端から追い出し、それによって前記針ハブを解除し、したがって、該スプリングの影響下、該針およびスプリングを前記中空プランジャーの内側に引き込ませることを特徴とする自動引込み安全注射器。
  6. 前記グランドが前記注射器外筒と一体化しているため、交換可能ではなく、該外筒の一部を形成することを特徴とする請求項5に記載の自動引込み安全注射器。
  7. 前記ロッキング手段が、針ハブ付近に位置する溝と嵌め合わされる(場合によっては単数の)前記グランドブッシュの内周縁付近に位置する指状体または完全リングの形態にあることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  8. 前記ロッキング手段が、前記グランドブッシュ、または場合によっては前記注射器の前記外筒と独立しており、合せピンを含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  9. 前記針ハブ内の溝およびロッキング手段の構成部品の形状が、グランドブッシュ自身の中または場合によっては注射器外筒内の指状体またはリングの形態にあろうと、合せピンといった独立したアイテムであろうと、要求される目的のための任意の好適な形状であり得、円形、四角形および三角形といった形状が挙げられるが、必ずしもそれらに限定されるわけではないことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  10. 前記ピストン手段が前記プランジャー上を滑動可能であり、自動引込みを作動させるために、前記プランジャーを第1段階から第2段階へと移動させることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  11. 前記ピストンの移動が、前記プランジャーの外周縁付近に位置する3つのリッジを有することによって達成され、2つのリッジだけが、どの場合も前記ピストン密封体の内側に位置する結果、注射完了時、該プランジャーと該外筒間に過剰な圧力がかかると、該ピストン密封体は該プランジャー上に押し上げられ、これによって該プランジャーは該ピストン密封体を突き出て、予備組立てされた針グランド組立品を突き、自動引込みが達成されることを特徴とする請求項10に記載の自動引込み安全注射器。
  12. 注射終了時に及ばされる増加圧力下で、前記ピストン手段が単に圧縮されることを特徴とする請求項10に記載の自動引込み安全注射器。
  13. 前記針ハブがその外周縁付近にフランジを備え、前記グランドブッシュにおけるくぼみの内壁がステップを備え、その結果、前記スプリングが使用時の圧縮中維持されるように該フランジと該ステップとの間に位置することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  14. 合せピンが使用され、前記プランジャーは前記針ハブに直接作用して、自動引込みを生じさせ、該合せピンはテーパ端を有し、前記針ハブ周囲の溝はテーパ溝であり、その中に前記合せピンの前記テーパ端が位置し、その結果、第2段階に達すると、該プランジャーは前記針ハブをさらに前記くぼみ内へ押し込め、それによって、合せピンの該テーパ端を該テーパ溝から押し出し、注射完了後、前記密封栓が、前記針ハブおよびスプリングを前記遠位端から追い出し、それによって前記中空プランジャーの内側へ引っ込ませることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  15. 前記針ハブと前記グランドブッシュとの間の漏れを防ぐための前記密封手段が、好ましくは、該針ハブの前記フランジ付近に位置する単純なOリングまたは類似の密封体であることを特徴とする請求項14に記載の自動引込み安全注射器。
  16. 前記針ハブが一旦解除されたら、前記スプリングの影響下、該針ハブの引込みを妨害しないように、前記合せピンが、それが一旦前記テーパ溝から追い出されたら適切な位置に保持される手段を備えることを特徴とする請求項15に記載の自動引込み安全注射器。
  17. 前記合せピンが前記針ハブから追い出された後、ハウジング内に押し込まれるように、該合せピンに沿って、わずかなテーパを有するといった、該合せピンを適切な位置に保持させる手段が干渉嵌めを含むことを特徴とする請求項16に記載の自動引込み安全注射器。
  18. 前記針ハブおよびスプリングの付近にスリーブが位置し、前記プランジャーは該スリーブに作用して、自動引込みを生じさせ、該プランジャーが第2段階に達すると、前記合せピンが該針ハブ付近の溝から追い出され得る手段を該合せピンが有し、該プランジャーが前記スリーブをさらに前記くぼみ内へ押し込めることによって、前記合せピンの端を前記溝から追い出し、注射完了後、前記密封栓が、前記針ハブおよびスプリングを前記遠位端から追い出し、前記中空プランジャーの内側へ引っ込ませることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  19. 前記ピンがテーパ端を有さないため、それが前記針ハブのより積極的なロッキングを提供し、したがって、該針ハブを、すなわち、自動引込み前に、前記グランドブッシュ内に保持しつつ、いずれの方向の動きからも該針ハブを保持することを特徴とする請求項18に記載の自動引込み安全注射器。
  20. 前記合せピンがその側面に位置したテーパフランジを備え、それに対して前記スリーブの端が、追い出されて自動引込みが生じるように作用することを特徴とする請求項19に記載の自動引込み安全注射器。
  21. 前記針ハブと前記グランドブッシュとの間の漏れを防ぐための前記密封手段が、該針ハブと該グランドブッシュとの間、したがって、該針ハブおよびスプリングの周囲の前記スリーブにわたって伸長する密封ウォシャーを備え、その結果、自動引込みを生じさせる際の前記プランジャーの作用が、該密封ウォッシャーを介し該スリーブに対して該プランジャーが間接的に作用する結果としてのものとなることを特徴とする請求項18から20のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  22. 前記グランドブッシュの内周縁付近に位置した指状体またはリングまたは他のフランジ要素が使用され、前記針組立品は、グランドブッシュと、滑動スプレッダーブッシュと、グランド密封体と、針ハブと圧縮スプリングとを具えており、前記スリーブは、針ハブおよびスプリングの付近に位置する滑動スプレッダーブッシュの形態にあり、前記プランジャーは、該滑動スプレッダーブッシュに作用して自動引っ込みを生じさせ、該グランドブッシュに位置した指状体またはリングは押し離すことができ、したがって、該プランジャーが第2段階に達すると該針ハブ付近の溝から追い出され、該プランジャーは前記滑動スプレッダーブッシュをさらに前記くぼみ内へと押し込み、それによって前記指状体またはリングを前記溝から追い出し、注射完了後、前記密封栓がもう一度前記遠位端から前記針ハブおよびスプリングを追い出し、それらを前記中空プランジャーの内側へ引込ませることを特徴とする請求項1から13のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  23. リングの場合は、リングが広がることができる1又はそれ以上のスリットなどの不連続領域を備えることが必要となることを特徴とする請求項22に記載の自動引込み安全注射器。
  24. 前記滑動スプレッダーブッシュが、それぞれの指状体または場合によってはリングの展開を促進するために、その末端付近にテーパ領域を有し、円滑な相互作用を可能にさせることを特徴とする請求項22または23に記載の自動引込み安全注射器。
  25. 前記指状体またはリングの展開を達成するために前記滑動スプレッダーブッシュによって噛み合わされている前記グランドブッシュの一部を対応させてテーパし、円滑な相互作用を促進させることを特徴とする請求項22または23に記載の自動引込み安全注射器。
  26. 前記針ハブと前記グランドブッシュとの間の漏れを防ぐための前記密封手段がやはり、該針ハブと該グランドブッシュとの間、したがって、該針ハブおよびスプリングの周囲の前記スプレッダーブッシュにわたって伸長する密封ウォシャーを備え、その結果、自動引込みを生じさせる際の該プランジャーの作用は、該密封ウォッシャーを介し該スプレッダーブッシュスリーブに対して該プランジャーが間接的に作用する結果としてのものとなることを特徴とする請求項21から25のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  27. 注射後、前記プランジャーが押し下げられる際、該プランジャーは前記密封体に接触し、それを押し下げることで、前記滑動スプレッダーブッシュが前記グランドブッシュの内側に形成された前記指状体またはリングとの噛み合いが生じ、該プランジャーを押し続けることにより、該指状体またはリングが外へ出され、前記針ハブを解除する一方、同時に、前記中空プランジャーの末端内部に位置した前記密封栓が該プランジャーの内側に追い出され、前記圧縮スプリングが、該針ハブを該中空プランジャー内へと引込ませることを特徴とする請求項26に記載の自動引込み安全注射器。
  28. 前記グランドブッシュ内に2つの指状体が使用されることを特徴とする請求項27に記載の自動引込み安全注射器。
  29. 針キャップに、使用前の針を保護するための組立品を備えることを特徴とする請求項1から28のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  30. 前記針グランドが好ましくは干渉嵌めによって前記針キャップ内に保持され、好ましくは、該針グランドの外側に、前記針キャップの内側でスプラインと嵌め合わされる嵌め合わせスプラインが存在することを特徴とする請求項29に記載の自動引込み安全注射器。
  31. 前記注射器の前記外筒が、好ましくは透明プラスチックであり、液位を読み取るために目盛り付けされていることを特徴とする請求項1から30のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  32. 前記ピストンが、好ましくは、合成ゴムで作製され、前記プランジャーと前記外筒との間の干渉嵌めによって密封するように該プランジャーに嵌め込まれており、それにより、通常の使用では、針を介して注射器から液体が押し出されることを特徴とする請求項1から31のいずれか1項に記載の自動引込み安全注射器。
  33. 図面の図1から3、図4から7または図8から21に関連させて本明細書に実質的に記載された自動引込み安全注射器。
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