JP2008531858A - 合成糸およびそれから得られる織物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、コア(16)とシース(17)から成る合成糸(18)に関する。コア(16)は殺生物性を有する一つ以上の金属材料から成る少なくとも一つのスレッドから形成される。シース(17)は、コア(16)の全てもしくは一部を直接覆う一つ以上の織物繊維から形成される。

Description

この発明は合成糸に関する。また、この発明は単独で、あるいは他の織物材料と組み合わせて使用されるこの合成糸によって得られる織物に関する。この発明はまた、この合成糸から形成される衣服あるいは包装製品に関する。
一般に、織物の機能の一つは、生体材料もしくは不活性材料を包装し、覆い、そして防護することで、それらの安全にとって有害な主要因子から保護するためのカバーである。織物は、バクテリアや菌類、酵母、ウイルス、アレルゲン、もしくは藻などによる生物的侵襲や、ガス、煙、あるいは埃などによる化学的侵襲、放射や高温あるいは低温の空気あるいは湿気などによる物理的侵襲、そして摩擦や衝撃、刺し傷、もしくは切り傷などの機械的侵襲に対する保護作用を提供する。糸は織物の基本的な構成要素であり、柔軟性があり、細く、その直径に比べて長さが大きいというような特性を有している。
ある種の金属の治療効果は長年にわたって広く認識されてきた。金属形態の銅や亜鉛及び銀は、バクテリアやイースト菌、菌類などの微生物に対する作用によって非常に大きな殺生物性あるいは殺菌性があり、また藻に対する「オリゴダイナミック効果」と呼ばれる特殊なメカニズムによる作用のために殺藻性を有する。これらの金属は、実質的に水に溶けない。生成される少量のイオンが微生物の、あるいは藻の細胞の中に進入し、形成された金属イオン(銅に対してはCu2+、亜鉛に対してはZn2+、銀に対してはAg+)の錯化によって、タンパクのチオール基(-SH)、カルボキシル基(-COOH)、リン酸塩基(-PO4H2)、水酸基(-OH)、アミン基(-NH2)、イミダゾール基、あるいはインドール基に、また細胞核中のRNAの核酸の塩基に作用する。これら微生物の、あるいはこれら藻の成長は、生物殺傷作用によって抑制される。バクテリアの細胞はそれらが滅菌状態になり、それ以上分割できないために、静菌性の状態にある。その結果、バクテリアの数はそれ以上増殖しない。
文献によれば、銅の抗バクテリア活性はスタフィロコッカスおよびストレプトコッカス(グラム陽性菌)に限定される。銅をベースにした化合物、特に硫酸銅には著しい抗真菌性が備わっている。銅は、トリコフィトン・インテルジキターレあるいはトリコフィトン・ギプセウムなどの菌類に対して活性を有する。また銅はアスペルギルス・ニガーなどのその他の糸状菌に対しては不活性である。抗バクテリア活性はグラム陽性菌よりもグラム陰性菌に対して大きい。
微生物の危険性に対抗する一つの方法は、織物に活性剤を豊富に含ませることである。これらの薬品は繊維、糸、および/あるいは織物に添加される。今日までに種々の抗細菌性、抗バクテリア性、および抗真菌性の薬品が存在し、この分野において広く使用されている。
まず、例えばカルシウムあるいはアルカリアルミノケイ酸塩あるいはテクトケイ酸塩などの鉱物あるいはゼオライトが、主として銅、銀及び亜鉛などの金属と組み合わされる。それらは溶解法によって得られた繊維の中に組み込まれる。例えば、リン酸銀およびリン酸ジルコニウムをベースとしたセラミックから形成された、AlphaSan(登録商標)RC 5000の登録商標のもとに販売されているものについて記述される。
これらの薬品はいくつかの繊維の表面にも添加される。例えば、それらは、Noble Fiber Technologieという会社から販売されているX-static(商標)として知られているナイロン-6,6 ポリアミドフィラメントである。これらの鉱物処理は、ポリアミドやポリエステルなど250℃を上回る高い融点を有する織物に適している。
次に、トリクロサン(Ciba Specialty Chemicalsという会社のIrgasan(登録商標))などの化学分子は、広い抗バクテリアおよび抗細菌範囲を有する薬品を構成する。トリクロサンは215℃より低い融点を有する材料にのみ溶け込ませることができる。
最後に、キトサンは、健康や農業での用途に、また布地に対する染色補助剤として使用されるキチン由来の天然のポリマである。また、それは藻やその他の不純物を除去することによって、スイミングプールの水を洗浄して透明にする。
しかしこれらのプロセスは、繊維の特性を変えることなく納得できる結果を得るために導入される抗細菌剤の量に問題がある。実際、ゼオライトは糸を脆くしてしまう鉱物である。また、熱応力はトリクロサンなどの抗細菌剤の化学的特性を変化させ、あるいは破壊してしまう可能性がある。さらに、これらの抗細菌剤は、成形のあとで、糸のサイジングのときに、あるいは糸のコーティングおよび/あるいは染色の処理において導入することもできる。しかし、時間に関する金属もしくは金属イオンの永続性は非常にランダムでしかない。寸法は摩擦を被り、水性溶媒中におけるその抵抗は限られた状態に留まる。これらのゼオライトを用いた処理や、気体金属蒸着あるいはコーティング、あるいはトリクロサンやキトサンを用いた含浸は不安定であり、溶剤や洗濯用洗剤、汗、あるいは染料や漂白剤などその他の薬品によって、あるいは温度によって抜け落ちてしまう可能性がある。このことは、織物を使用していると抗微生物剤の効果が低下して、なくなってしまうことを意味している。
繊維表面に存在する微生物に対して活性を有するためには、ポリマの中に組み込まれた活性成分の一部がその表面になければならない。染色処理や摩耗によって、あるいは汗もしくはメンテナンス用品による抜け落ちに起因する活性成分の減少は、フィラメントあるいは繊維を介して表面までゆっくりと遷移することによって補われなければならない。従って、活性成分の質量濃度や、ポリマ内におけるその分布、移動度、およびフィラメントあるいは繊維の直径は重要なパラメータである。
高い効果を維持しつつ、製品をサイジングや仕上げることによって得られた織物は、結合剤を用いない単純な蒸着が行われた織物よりも洗濯に対してよりよい耐久性を有している。しかし、結合剤を用いることによって、繊維の表面特性や、繊維のお互いに対する結合が、そしてその結果として、布の特性(柔軟性、手触り、および外見)が変わってしまい、殺菌分子の効果を部分的にマスクしてしまうであろう。これらの処理の持続性は多くの要因に依存する。その主なものの一つは、染色条件や摩擦、および洗濯に関する、繊維表面への活性成分の付着強度である。
米国特許第6534175号明細書
この発明が解決しようとする主な問題は、バクテリアや菌類、藻、あるいはその他の生物の成長を阻害するような糸を形成することである。第2の問題は、静菌性を有する糸に対して「織物」の手触り感を維持することである。第3の問題は、時間がたっても変化せず、また織物を使用する条件とは関係なく、糸の静菌性を長く持続させることである。第4の問題は、新しいタイプの織物用糸を開発することによって、不快な臭いやアレルギの発生を防止することである。第5の問題は、特別な予防措置や、染色及び印刷などを行わずに仕上げが可能な糸を形成することである。第6の問題は、特殊な糸を加えることによって、織物の中に静電気が生じないようにすることである。最後の問題は、殺生物性を備える少なくとも一つの糸を有する織物製品あるいは衣服製品を製造することである。
この発明はコアとシースとを有する合成糸であり、殺生物性を有する一つ以上の金属材料から成る少なくとも一つの連続した糸からコアが形成されていることと、シースが、コアの全体あるいは一部を直接覆う一つ以上の織物繊維から形成されていることとを特徴としている。
言い換えると、コアが殺生物性を付与しており、シースが織物分野において一般的に用いられている糸の特性を提供している。「殺生物性」という用語は、欧州殺生物性ガイドライン(European Biocide Guideline)98-8に準拠する特性を意味していると理解すべきである。また、「一つ以上の金属材料から成る糸」という表現は、測定された、あるいは等方性であって、繊維テープといっしょに紡がれた連続した糸の部分を意味している。また、「一つ以上の織物繊維」という表現は、糸あるいは、連続したフィラメントを意味している。
このように、この糸は、ゆっくりであり、且つ制御された拡散性を備えた静菌性、静真菌性及び/または殺藻性を有している。従って、それは、その成分のために生体にとって潜在的な病原性を有する因子の発生を防止する糸である。この糸およびその実施形態は、それらが接触する材料にとってもはや汚染源とはならない。糸のコアから放出された金属イオンは微生物のリボ核酸やタンパク質を貫通して複合体を形成し、それによって増殖を防止する。この金属性コアが存在し、また液体溶媒中における溶解性が低いことが、それが永続的に糸の中に存在するという事実と関連して、それに極めて長い寿命を付与する。シースは、従来の織物糸に対して一般に周知の特性を提供している。
このタイプの糸は、その特性のために、人間や動物の衛生学、食品安全、医療環境、農業環境、そして水性およびガス状媒体の濾過の分野において使用されている。この糸は、織物、糸巻き、ドレス仕立て、機織り、編み物、組み紐、刺繍、あるいは起毛などの分野において使用されているすべての技術において使用されることができる。
ある実施形態においては、コアの糸は、殺生物性を有する一つ以上の金属材料でメッキする(電解によってコーティングする)ことができる。この実施形態によれば、その金属性表面のみが所望の殺生物性を有するような合成糸を得ることが可能である。別の変形形態においては、この同じ実施形態は、所望の殺生物性を有する第1の金属材料から成っている合成糸に関しており、この第1の金属材料が別の殺生物性を有する第2の金属材料を用いてメッキされている。銅および銀という二つの材料が存在することによって、その二つの金属の酸化が防止される。糸の上には、黒い跡(銀の場合)や青い跡(銅の場合)は存在しない。
糸のコアの上に織物糸あるいは繊維の保持を促進するためには、コアは、シースの織物繊維用の付着箇所を形成するような構造を備えた外面を有していることが非常に好ましい。あらゆるタイプの金属性糸の構造が可能である。従って、コアは、例えばストランドやストリップ、スター、スケール、フィラメント構造あるいはその他の形状などの、織物の付着および把持を容易にするような幾何学的構造を有している。シースに用いる繊維の種類に応じて、金属コアは、シースの付着を容易にするために、線条を付けたり非平面にされたりするか、あるいは任意のタイプの処理が施される。同様に、空気のマイクロバブルを捕捉するために、多孔質の非平面構造を形成してもよい。その目的は、交換表面積を増大させて、糸の体温調節特性を改善することである。
コアの微生物特性および静電気防止特性に影響を与えることを意図する場合には、その幾何学的構造を調節してもよい。実際、所望する遷移のタイプに応じて、コアに対して使用される幾何学的構造によって溶解性あるいは微量作用効果の程度に影響を与えることが可能である。この効果は、コアの質量/面積の比、および糸の質量/面積の比による。コアに対する質量が同一である場合に、より大きな効果を糸に与えたいときには、ストランドの代わりにストリップが好ましい。こうして、同じ質量に対して、より大きな化学的交換表面積が得られる。この現象は、非平面や、粒状、線条、あるいは鱗状の表面を形成することによってさらに増大させることが可能である。これらの様々な要因によって、遷移のレベルを調節し、食品との接触にとって好ましくするために必要な個々の、また全体的な遷移に対する調節と適合させることが可能になる。
所望の殺菌活性度に応じて、殺生物性を有する金属材料を、亜鉛や銀、錫、銅、金、およびニッケルから成るグループの中から、個々の金属として、あるいは合金として、好ましいように選択することが可能である。金属材料をこのように選択することによって、破壊しようとするバクテリアやその他の病原性因子のターゲットは広い範囲で有効であったり、逆に、精密に狙いを定めた特定の作用において効果を持たせたりすることができる。食品に関する用途においては、その目的は、リステリア菌やサルモネラ菌、大腸菌、ブドウ球菌など、病原コロニーを確かめることであり、混合物は主として亜鉛と銀から構成されていて、銅の存在はあまり重要ではない。他方において、糸が靴のインソールの臭いを防止するためである場合には、静真菌性の機能がより重要であり、この場合には銅の比率がより大きくなる。
従って、この発明の糸の中に導電性材料である金属性コアが存在すれば、静電気の電荷を消散させるのに十分であろう。合成糸のコアに金属性コアが存在することによって、糸に耐切断性が付与される。
最終的に所望される織物に応じて、シースの織物繊維は、天然、人工、および合成由来の繊維から成るグループの中から単独で、あるいは混合物として選択することが可能である。第1の場合には、天然由来の繊維を、動物の、および/あるいは植物の繊維、例えば綿やウール、シルク、亜麻及びセルロースなどから成るグループの中から単独で、あるいは混合物として都合よく選択される。例として、シースに使用される織物繊維に応じて、良好な耐熱性が得られる。シースがウールから形成されている場合には、良好な耐熱性が得られる。
第2の場合においては、合成糸をアクリル、ポリアミド及びポリプロピレンなどから成るグループの中から単独で、あるいは混合物として都合よく選択できる。本発明による糸は、従来の織物と同じ処理条件のもとでの染色や印刷、および熱硬化に耐えることが可能であろう。従って、ある実施形態における糸が綿の外層によって構成されていても、後者は純粋な綿の糸と同じ化学的条件のもとで漂白や染色、あるいは印刷が行える。
シースは、アセンブリや糸巻き、ラッピング、加撚、縒り合わせ、ドレフ(商標)(DrefTM)摩擦紡績(Fehrer AGによる)などのプロセスによって形成されることが好ましい。短かろうが長かろうが、ステープルファイバ糸による、カードテープによる、あるいはモノフィラメントかマルチフィラメントである、また連続あるいは不連続であるくし型テープによる織物シースへの織物繊維の機械的加工により、糸の「織物の手触り」を保存することが可能となる。別の実施形態においては、コアのすべて、あるいは一部を多孔質コーティングで覆うことで、シースの織物繊維の付着を容易にすることができる。
この発明の第2の面においては、織物が上述した合成糸を少なくとも一つ有することを特徴とする。この織物は、機織りや編み物、編組、刺繍、起毛機あるいは不織(ニードルパンチングによる)プロセスなどによって形成することができる。コアを形成するストランドの断面が細いことによって、合成糸の柔軟性を保持することが可能になる。断面の細さは、より大きな断面を有する金属性糸に関する「形状記憶」現象(ばね効果)を制限してしまう。本発明の糸は、収縮や、針通し及びミシンの張力など、織物を使用するときに特有の形状ストレスに耐えることができる。この織物は、着心地が良好であり、接触によって装着者になんらかの問題を生じることはない。また、包装の場合、輸送材料あるいは包装材料が接触によりなんらかの問題を生じることもない。
この発明の第3の面においては、衣服製品は、上述した合成糸を少なくとも一つ使用して組み立てられていることを特徴としている。
添付の模式図を参照した実施形態に関する以下の説明から、発明が明確に理解され、その様々な利点及び特徴がより明らかになるであろう。以下の実施例は発明を限定するものではない。
図1および図2に示されている実施形態においては、合成糸のコア(1)は、銀あるいは錫の薄い層(3)で覆われた銅から成るストランドあるいはモノフィラメント、すなわち連続した丸い糸(2)で構成されている。銅の糸(2)は約67μmの直径を有する。銀の層(3)は、銅の約千分の5の厚さである。
図2に示されているように、コア(1)は滑らかな冷間圧延ミルの二つのローラ(4及び6)の間にそれを通すことによって圧延される。約5μmの厚みと約0.20mmの幅とを有する銀メッキされた、あるいは錫メッキされた銅の新たな連続した圧延コア(7)が得られる。
図3は、二つのローレットシリンダ(8及び9)を用いて図1のコア(1)の表面を処理するためのプロセスを示している。織物糸、および/あるいは繊維の付着を改善し、金属の質量/面積の比を最適化するために、得られた銀メッキされた銅から成る糸のコア(11)はマーキングされる。
図4は二つの単純なローレットローラ(12)を用いて図2のコア(7)の表面を処理するためのプロセスを示している。コアを形成しているストリップ(13)は互いに平行な横方向の線条を有している。
図5は二つの交差したローレットローラ(14)を用いて図2のコア(7)の表面を処理するためのプロセスを示している。コアを形成するストリップ(16)は、交差ローレットのために互い違いの列から成る線条を有する。
第1の実施例(図6を参照)においては、例えば図5のプロセスによって得られたものであって、そこに示されているストリップ(16)の形のコアは、縒り合わせあるいはラッピングによって連続した織物繊維(17)によって覆われる。得られた合成糸(18)はこうして覆われる。例えば、コア(16)はメトリックナンバ28の綿で覆われる。ラッピングは、様々な糸から構成された一つ以上のシースでコア糸を覆う段階から成っている。モノフィラメントのストリップ(16)を張力が加わった状態にして、一重あるいは二重のシースで覆う。この特定の実施形態においては、第1の巻糸の綿は、堅固さと柔軟性を与えている。二重ラッピングの場合には、外側の巻糸が存在する。ラッピング用繊維(17)は、それ自身の品質(熱調節性や織り込まれた繊維など)を付与できるように、その特性に従って選択される。
第2の実施形態(図7)においては、例えば図5のプロセスによって得られたものであって、そこに示されているストリップ(16)の形状のコアは、不連続な繊維(19)で覆われている。従って、合成糸(21)はドレフ摩擦紡績法によって得られる。
本発明による合成糸に対して実施した試験
綿繊維で覆われた金属性モノフィラメント(銀および銅)から形成された種々の糸(以下の表1を参照)の抗菌性および抗真菌性について評価した。これらの糸は、以下のような規格化された微生物試験に基づいて試験を行うために、ニットに変換した。基づいた規格は以下のものである。
−スイス規格SNV 195920。寒天上における拡散によって抗菌活性を定める定性試験である。この規格は、仕上げ処理を行った、あるいは、全体に処理された繊維を含んでいて、栄養媒体の中で活性成分の拡散を生じるような織物サポートの抗菌活性を示す。
−スイス規格SNV 195921。寒天上における拡散によって抗真菌活性を求める定性試験である。この規格は、仕上げ処理を行った、あるいは、全体に処理された繊維を含んでいて、栄養媒体の中で活性成分の拡散を生じるような織物サポートの抗真菌活性を示す。
−フランス規格XP G 39-010。寒天に接触させることによって静菌性を測定する定量試験である。この規格によれば、布が親水性であろうと疎水性であろうと関係なく、その布の表面やポリマ表面における静菌活性を、抗菌活性剤の接触によって、あるいは拡散によって、決定することが可能である。
−準備中のフランス規格。寒天との接触による静真菌性を測定するための定量試験である。
微生物アッセイを実証し、静菌性や静真菌性の効果を計算するために、100%綿の糸からコントロールのニットを作成した。
Figure 2008531858
ニットはあらゆる微生物試験の前に蒸気殺菌される。微生物試験を実施する前に、ニットの試験片の一部を規格ISO 6330に従って3g/lのECE洗濯洗剤を入れて40℃で10回洗濯し、冷温ですすぎを行う。表2は定性規格SNV 195920およびSNV 195921を用いて得られた微生物試験の結果を示している。表3は、種々のニットサンプルに対して、また種々の菌株に対して、また40℃での10回の洗濯の前後において、定量規格XP G 39-010を用いて得られた微生物試験の結果を示している。
これらの試験に対して使用された菌株は、皮膚上に存在して感染源となる菌株であるスタフィロコッカス・アウレウス(グラム陽性菌)、粘膜感染源となる菌株であるカンジダ・アルビカンス(イースト菌)、および環境中に存在する一般的な菌株であるアスペルギルス・ニガー(菌類)である。
Figure 2008531858
定性試験に対応しており、使用した規格の意味の範囲内において上の表に示されている結果によれば、抑制ゾーンの欠如は弱い活性を意味している。実際、抑制ゾーンの欠如は、寒天内への金属イオンの放出が小さいことを示している。第一近似として、寒天内への金属イオンの放出が小さいことは、使用時に接触する表面(下着の場合には皮膚であり、包装の場合には食品、など)への金属イオンの拡散が弱いことを示している。この弱い拡散は良好な生物適合性を示している。
バクテリアの濃度は、24時間の接触時間におけるCFU(コロニー形成ユニット)や、CFUの対数、あるいはCFUの対数の差(以下の表3に記載されている値)として表される。菌類やイースト菌の細胞の濃度は、24時間および7日間という二つの接触時間におけるCFU(コロニー形成ユニット)や、CFUの対数、あるいはCFUの対数の差(以下の表3に記載されている値)として表される。
Figure 2008531858
この実験条件のもとでは、質量で20%の銅と20%の銀から形成されたニットNo.3がアスペルギルス・ニガーに対して静真菌活性を有している(定性試験)。
(40%の銀を含む)ニットNo.4と(40%の錫メッキされた銅を含む)ニットNo.5は、洗濯のまえ、および40℃における10回の洗濯のあと、スタフィロコッカス・アウレウスに対して静菌活性を有している。この活性はニットの中に金属が存在、すなわち、
−平坦な糸(ストリップ)上に銀が存在
−丸い糸の表面に銅および錫が存在
しているためである。
ニットNo.7(銀および銅がベース)は、洗濯のまえにアスペルギルス・ニガーに対して静菌活性を有している。この活性は、ニットを構成する長方形断面を有する糸の中に銅と銀の混合物が存在するためである。
従って、ニットNo.4、No.5、およびNo.7を構成する糸はそれぞれ同じ菌株に関して静菌および/あるいは静真菌活性を有している。
平坦な糸(あるいはストリップ:ニット4)はその構造のために丸い糸(ニット1)よりもスタフィロコッカス・アウレウスに関してより活性を有している。丸い錫メッキされた銅糸(ニット5)は錫メッキによって表面に錫が存在するために、スタフィロコッカス・アウレウスに関して、その他の丸い糸(ニット2)よりもより高い活性を有している。
この発明は、上述した、また図示されている実施形態に制限されるわけではない。請求の範囲で定義されている内容から逸脱することなく、多くの修正を行うことが可能である。
この発明による糸および織物の用途は極めて広汎である。例として述べると、水泳プールのフィルタ用あるいはエアコンフィルタ用のカートリッジにおける糸コイルや、織物を組み付けるための糸、靴用の革、家具用の布地、マットレス、タオル、衣服、食品パッケージ、及び農業、園芸、ブドウ栽培用のジオテキスタイルなどがある。
第1の実施形態における合成糸の丸いコア(ストランド)を示している。 第2の実施形態である平坦なコア(ストリップ)と合成糸を得るために図1のコアを処理する第1のプロセスを示す側面図である。 第3の実施形態であるコアと合成糸を得るために図1のコアを処理する第2のプロセスを示す側面図である。 第4の実施形態であるコアと合成糸を得るために図2のコアを処理する第3のプロセスを示す上面図である。 第4の実施形態であるコアと合成糸を得るために図2のコアを処理する第4のプロセスを示す上面図である。 第1の実施形態による合成糸の側面図である。 第2の実施形態による合成糸の断面図である。

Claims (10)

  1. コア(16)とシース(17、19)から成る合成糸であって、
    前記コア(16)が殺生物性を有する少なくとも一つの金属材料から成る少なくとも一つの糸から形成され、前記シース(17、19)がコア(16)のすべて、あるいは一部を直接覆う少なくとも一つの織物繊維から形成されることを特徴とする糸。
  2. 前記コア(17)の糸が、殺生物性を有する少なくとも一つの金属材料で形成される請求項1記載の糸。
  3. 前記コア(16)が、シース(17、19)の織物繊維に対する付着箇所を形成する構造を備えた外向面を有する請求項1もしくは請求項2記載の糸。
  4. 前記殺生物性を有する金属材料が、亜鉛、銀、錫、銅、金、およびニッケルから成るグループから、単独で、あるいは合金として選択される請求項1から請求項3のいずれか一項記載の糸。
  5. 前記シース(17、19)の織物繊維が、好ましくは綿、ウール、シルク、亜麻あるいはセルロースである天然素材の繊維や、好ましくはアクリル、ポリアミド、あるいはポリプロピレンである人工繊維および合成繊維から成るグループから、単独で、あるいは混合物として選択される請求項1から請求項4のいずれか一項記載の糸。
  6. 前記シース(17、19)が、機械式の織物結合、紡績、縒り合わせ、糸巻き、ラッピング、加撚、あるいはドレフ摩擦紡績のプロセスによって形成される請求項1から請求項5のいずれか一項記載の糸。
  7. 前記コアのすべて、あるいは一部が多孔質コーティングによって覆われていることで、シースの織物繊維の付着が容易になっている請求項1から請求項6のいずれか一項記載の糸。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項記載の合成糸(18、21)を少なくとも一つ有する織物。
  9. 機織り、編み物、編組、刺繍、起毛、あるいは不織のプロセスによって形成される請求項8記載の織物。
  10. 請求項1から請求項7のいずれか一項記載の合成糸(18、21)を少なくとも一つ用いて仕立てられる衣服製品。
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