JP2008530832A - チャネル・シミュレーションを実行するための方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、チャネル・シミュレーションを実行するための方法及び装置に関する。装置は、無線チャネル・シミュレーション・ブロック(110)とメモリ112とを備え、送信機(106)と受信機との間の無線接続をシミュレーションするよう構成されている。この装置はさらに、送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション中、少なくとも1つの干渉信号源(100〜104)と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションし、その結果をメモリ(112)に記憶し、シミュレーション結果をメモリ(112)から読み出し、そして、読み出した結果を加算するよう構成されている。

Description

本発明は、無線チャネルをシミュレーションする方法を実行する方法及び装置に関する。特に、本発明は、マルチ・チャネルのシミュレータの実現に関するものである。
無線システムの基本的な問題は、無線チャネルの特性が時間の関数として急速に変化することである。この問題は特に、携帯電話システムに関係し、該システムにおいては、接続中のパーティの少なくとも1つが移動している。これにより、無線チャネルの減衰及びインパルス応答が、広い変動及び振幅範囲で変動し、1秒あたり数千倍となることもある。このような振る舞いはランダムに生じるが、統計的に表すことができる。統計的手法に加えて、例えば、以降で説明する幾何学的な手法又は組み合わせ等の他の手法も存在する。上記した特性変動の現象は、使用する無線接続及び装置の設計に障害を生じる。
無線チャネルにおける変動の原因として多数の原因がある。送信機から受信機への無線周波数信号の送信中、信号は、1又は複数の経路に沿った無線チャネルを伝搬する。各経路において、信号の位相及び振幅が変動し、それにより、異なる存続期間で異なる強度のフェーディングが信号に生じる。さらに、他の送信機によって生じるノイズ及び干渉もまた、無線接続に混信する。
無線チャネルは、実際の環境下又は該環境をシミュレートするシミュレータを用いてテストされる。実際の環境下でテストを行うことは困難であり、これは、例えば戸外でテストを行った場合、常に変化する気象及び経年変化の影響を被るからである。同一地点における複数の測定は、その時々で異なる結果を生じることになる。さらに、ある環境(町A)で行ったテストが他の対応する環境(町B)において必ずしも有効であるわけではない。基本的な問題は、テストに反復性がないことであり、異なるファクタの影響を別々にテストすることができないことである。また、想定されるの最悪の状況を、実際の環境ではテストできない。
リアルタイムのシミュレーションの実現は、シミュレーション設備から多くの結果を必要とする。リアルタイム・シミュレーションとは、シミュレーション時間が実時間であることを意味している。実際の送信機と受信機との間の無線接続をモデル化することには、これら送信機と受信機との間の幾つかの信号伝搬経路を考慮することが必要である。さらに、複数のアンテナ(MIMO:Multiple Input, Multiple Output)が送信機及び受信機の少なくとも一方に用いられている場合、要求される伝搬経路の数がそれに連れて増大する。複数の並列経路を含んでいる伝搬経路が、モデル化すべき1つの無線チャネルに対応する。幾つかの既知のシミュレーション装置において用いられているチャネルの数は、8である。送信機及び受信機の両方に4個のアンテナが用いられている場合には、16チャネルがシミュレーションに必要である。
チャネル数を追加することは、可能性がある干渉源によって生じることであり、これもまた実際のシミュレーションにおいて考慮しなければならない。
現実的なシミュレーションは、事象の複雑さがあるため、どのような手法であっても実現することが不可能であった。リアル・チャネル・モデルは、単純なMIMOのみのシミュレーションが最も効果的なハードウエア・シミュレータの使用を必要としていることから、シミュレーションが不可能である。現在のところ、リンク・レベル上のシミュレーションは、極めて粗い近似を使用することによるソフトウエアに基づいてのみ実行されている。例えば、リアル・チャネル・モデルの使用は、どのような手法においても不可能であった。
本発明の目的は、現実的なリアルタイム・シミュレーションを実行することができる手法を実現するための方法及び装置を提供することである。
上記した目的は、送信機と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションするチャネル・シミュレーション方法によって達成される。本発明の方法は、少なくとも1つの干渉信号源と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションし、そのシミュレーション結果をメモリに記憶し、送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション中、そのシミュレーション結果に、記憶されたシミュレーション結果をメモリからリアルタイムで読み出して加算するよう構成されている。
本発明はまた、無線チャネル・ブロック及びメモリを備え、チャネル・シミュレーションを実行する装置であって、送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーションをリアルタイムで実行するよう構成された装置に関する。この装置は、少なくとも1つの干渉信号源と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションし、そのシミュレーション結果をメモリに記憶し、送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション中、そのシミュレーション結果に、記憶されたシミュレーション結果をメモリからリアルタイムで読み出して加算するよう構成されている。
本発明の方法及び装置によれば、種々の作用効果を奏することができる。本発明によれば、シミュレーションすべきチャネルの数をほぼ無制限に増大させることもできる。シミュレーション・ファクタを制限する要因はメモリの容量及び速度であるが、これら容量及び速度は必要に応じて増大することができる。
本発明によれば、現実的なシミュレーションを実現することができ、このようなシミュレーションは、従来いかなる手法によっても実現されていなかったものである。本発明は、送信機及び受信機の少なくとも一方に複数のアンテナ即ちアンテナ素子が備えられている場合であっても、適用可能である。
図1を参照して、シミュレーション装置の一例を説明する。該装置に対して、本発明の実施例を適用することができる。この例においては、受信機が干渉源100〜104からの信号を受け取るとともに、送信機106からの所望の信号を受け取る。干渉源及び送信機は、外部信号源又はシミュレータにより生成されるもののいずれかである。
この装置は、スイッチ108を備え、該スイッチ108を介してシミュレートすべき信号源が各特定された時点で無線チャネル・ブロック110に切り替えられる。この無線チャネル・ブロック110では、信号源の信号への無線チャネルの影響がシミュレーションされる。無線チャネル・ブロックは、送信機と受信機との間の信号に生じる反射及びフェーディング等のあらゆる影響をシミュレーションするよう構成されたデバイスである。スイッチは、ソフトウエアによって制御可能である。スイッチの本質は、ロジックであり、例えば、時間分割の手段によって実現することができる。無線チャネル・ブロックからの信号は、メモリ112又は加算器114に供給され、加算器にはメモリ112からの信号も供給される。加算器からの出力信号116は、受信機の無線周波数部分に供給される。
本発明の実施例による解決策においては、1又は複数の干渉信号源100〜104と受信機との間の無線接続がリアルタイムでシミュレーションされ、シミュレーションの結果がメモリ112に記憶される。そして、送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーションの間、記憶されたシミュレーション結果がリアルタイムで読み出され、読み出された結果がシミュレーションに加算される。以下に、図2の(A)〜(D)を参照して、本発明の実施例を説明する。
第1の干渉信号源100が、図2の(A)に示すようにスイッチ108によって接続されて、無線チャネル・ブロック110に接続され、このブロックでは、該干渉信号源と受信機との間の信号への無線チャネルによる影響がリアルタイムでシミュレーションされる。シミュレーションされた無線接続は、シミュレーションすべき複数の伝搬経路で構成されている。無線チャネル・ブロックから、シミュレーション結果がメモリ112に提供される。
次いで、図2の(B)に示すように、スイッチ108によって第2の干渉信号源102に切り替えられて無線チャネル・ブロック110に接続され、このブロックにおいて、該干渉信号源と受信機との間の信号への無線チャネルによる影響がリアルタイムでシミュレーションされる。シミュレーションされた無線接続は、シミュレーションすべき複数の伝搬経路で構成されている。無線チャネル・ブロックから、シミュレーション結果がメモリ112に提供される。そして、シミュレーション結果は、以前に記憶されたシミュレーション結果と同期されて結合される。
同様にして、干渉信号源がスイッチ108によって順次切り替えられて無線チャネル・ブロック110に接続され、これは、最後の干渉信号源106が割り当てられるまで継続する。図2の(C)に示すように、スイッチ108によって最後のn番目の干渉信号源104に切り替えられて無線チャネル・ブロック110に接続され、このブロックにおいて、該干渉信号源と受信機との間の信号への無線チャネルによる影響がシミュレーションされる。シミュレーション結果はメモリ112に提供され、そして、シミュレーション結果は、以前に記憶されたシミュレーション結果と同期されて結合される。したがって、この時点では、全ての干渉信号源100〜104のシミュレーション結果がメモリに記憶されることになる。
次に、図2の(D)に示すように、スイッチ108によって、送信機104が無線チャネル・ブロック110に接続され、送信機と受信機との間の無線チャネルがリアルタイムでシミュレーションされる。シミュレーション結果は、加算器114に入力される。加算器には、第2の入力としてメモリ112からの信号が入力される。加算器では、上記した干渉信号源のシミュレーション結果が、送信機と受信機との間での信号のシミュレーション結果に同期して加算される。最終的なシミュレーション結果16は、受信機の無線周波数部分に供給される。
マルチチャネルのシミュレータが使用された場合、各干渉信号源及び送信機のシミュレーション中に、複数の伝搬経路が同時にシミュレーションされる。同様に、複数の信号源を同時にシミュレーションしてそれらのシミュレーション結果をメモリ112にリアルタイムで記憶することができる。
一実施例においては、送信機の切替及びシミュレーションの実行は、適宜のソフトエアによって実行される。この場合、信号源によって生成される信号は、ソフトエアによってリアルタイム又は非リアルタイムで生成され、同様にしてシミュレータに供給される。
図3は、本発明の実施例の動作のブロック図を示している。
ステップ300において、シミュレーション・パラメータが設定される。このステップでは、シミュレーションで使用するチャネル・モデル、信号源、及び他のパラメータの選択及びシミュレータへの提供が行われる。
ステップ302において、信号源が無線チャネル・ブロックに切り替え接続される。
ステップ304において、信号源のリアルタイム・シミュレーションが実行され、そのシミュレーション結果がメモリに記憶される。メモリが以前に実行された信号源のシミュレーション結果を既に記憶している場合には、シミュレーション結果が時間的に同期するように結合される。
ステップ306において、さらにシミュレーションすべき信号源が残存しているかどうかが判定される。複数の信号源が残っている場合、ステップ302に戻り、信号源が1つだけ残っている場合、ステップ308に進む。
ステップ308では、シミュレーションすべき最後の信号源が無線チャネル・ブロックに接続される。
ステップ310において、無線チャネル・ブロックにおいて、最後の信号源の信号のシミュレーションが実行される。同時に、それまでに記憶されたシミュレーション結果がメモリから読み出されて、加算器において、結合される。このようにして、全ての信号源のシミュレーション結果が加算器の出力に同時に現れる。
例えば、送信機と受信機との間の無線チャネルをシミュレーションする際、送信機と受信機とにそれぞれ4つのアンテナ即ちアンテナ素子が使用されている場合を想定する。言い換えると、4×4のMIMOを必要としているものとする。さらに、この状況に、近くにある5つのMIMO送信機がどのように影響するかをテストするものとする。5つの送信機は連続的にシミュレーションすることができ、そして、上記したように、それらのシミュレーション結果をメモリに記憶することができる。シミュレーションの実行中、シミュレータに組み込まれているか又は外部の1つの信号源が、近隣の5つのMIMO送信機のシミュレーションに使用することができる。これにより、低コスト化することができる。たとえば、各シミュレーション時間が15分である場合、全体のシミュレーション時間は6×15=90分となる。この時間は、ソフトウエア・ベースのシミュレータで実行されるシミュレーションの時間に対比して短い時間である。
シミュレーションすべき信号源の数には制限がない。使用するメモリの容量は大容量のものを選択すべきである。メモリは、1又は複数のハード・ディスクで構成することができ、ハード・ディスクの数は必要に応じて増大させることができる。以前に記憶されたデータは、同時に読み出され、新しく得られたシミュレーション結果が読み出された結果に結合され、そして、結合された結果が記憶されるようにすることが必要である。一実施例においては、受信機当たり2つのハード・ディスクが使用される。1つのハード・ディスクは読み出しに使用され、他のハード・ディスクは書き込みに使用される。そして、次のステップでは、ハード・ディスクの機能が交換される。
次に、必要なメモリ容量について検討する。各シミュレーション時間が15分であり、周波数80MHzでサンプルがシミュレーション中に算定されるものとする。算定されるサンプルは、16ビットであり、信号のI及びQ分岐毎に分離して算定される。したがって、記憶すべきデータ量は、288GBで320MB/秒である。現在のハード・ディスクの最高速のデータ転送速度は、150〜600MB/秒であり、これは、用いるインターフェースのタイプに依存している。ハード・ディスクは通常、大容量(8〜16MB)の内部キャッシュ・メモリを有しており、したがって、必要なデータ転送容量は、2つのハード・ディスクによって実現することができる。
一実施例においては、最終的なシミュレーション結果もメモリに記憶される。これにより、後に受信機の動作をテストする際に、このシミュレーション結果を使用することができる。
図4の(A)及び(B)は、本発明の解決手法が適用可能なシミュレーション環境の一例を示している。図4は、送信機TX1、及び該送信機からの信号を受け取る受信機RX1を示している。送信機TX1及び受信機RX1はそれぞれ、4つのアンテナすなわちアンテナ素子を備えている。図4ではさらに、送信機TX1と受信機RX1との間の接続に干渉する2つの端末TX2及びTX3が存在することを示している。これら端末もそれぞれ4つのアンテナすなわちアンテナ素子を備えている。さらに、それぞれが1つのアンテナを有する2つの送信機TX4及びTX5も考慮すべきものとして示している。シミュレーションの間、受信機及び全ての送信機は移動可能である。送信信号の方向、偏向、及び他の特性は、時間経過に連れて変動するものとする。図4の(A)は、時点t0におけるそれぞれの装置の位置関係を示している。図4の(B)は、それから所定時間後の時点t1における装置の位置関係を示している。これら図では、送信機TX2及びTX3並びに受信機RX1が移動し、TX1、TX4及びTX5は時点t0から位置を変更しなかったことを示している。
このような例において、送信機TX1と受信機RX1との間の無線チャネルがどのようにしてシミュレーションされるかを説明する。ここに記述するシミュレーション順番は実行可能な解決法の一例であることを指摘しておく。シミュレーションは、例えば、干渉送信機TX2と受信機RX1との間の接続400をシミュレーションすることから開始される。これら2つの装置は4つのアンテナ即ちアンテナ素子を備え、したがって、接続は、16の関連するチャネル即ち伝搬経路を有することになる。この状態は、通常のMIMOシミュレーションによりシミュレートすることができる。したがって、シミュレーションにおいては、受信機RX1のアンテナ素子A1が送信機TX2のすべてのアンテナ素子からの信号を受信し、受信機RX1の他のアンテナ素子A2、A3及びA4も同様に受信する。送信機TX2及び受信機RX1の両者の任意移動も考慮される。シミュレーション結果は、メモリに記憶される。
次に、送信機TX3と受信機RX1との間の接続402がシミュレーションされる。このシミュレーションは、先のステップと同様にして行われる。シミュレーション結果は、以前のシミュレーション結果と同期してメモリに記憶される。これにより、メモリには、受信機RX1における、送信機TX2及びTX3から信号の結合された影響が記憶される。
次に、送信機TX4と受信機RX1との間の接続404がシミュレーションされる。送信機TX4は1つのアンテナを備えており、したがって、この接続は4つの関連するチャネルを有することになる。シミュレーション結果は、以前のシミュレーション結果と同期してメモリに記憶される。これにより、メモリには、受信機RX1における、送信機TX2、TX3及びTX4からの信号の結合された影響が記憶される。
次に、送信機TX5と受信機RX1との間の接続406がシミュレーションされる。このシミュレーションは、送信機TX5もまた1つのアンテナを有しているので、先のステップと同様にして行われる。シミュレーション結果は、以前のシミュレーション結果と同期してメモリに記憶される。これにより、メモリには、受信機RX1における、送信機TX2、TX3、TX4、及びTX5からの信号の結合された影響が記憶される。
最後に、送信機TX1と受信機RX1との間の接続408がシミュレーションされる。これら装置はそれぞれ4つのアンテナすなわちアンテナ素子を有しており、したがって、この接続は、16個の関連するチャネルを有することになる。シミュレーション中、この接続に関するシミュレーション結果に、干渉源TX2、TX3、TX4及びTX5のシミュレーション結果がメモリから読み出されて加算される。このように、最終シミュレーションでは、56の並列チャネルのシミュレーションが行われる。
異なる送信機に関する個別の信号源が上記した例で必ずしも必要とされない。複数の送信機の複数の接続のシミュレーションが異なる時間に生じるので、該複数の送信機のシミュレーションでは上記と同一の信号源を使用することができる。例えば、送信機TX1、TX2及びTX3は、同一の信号源を用いてシミュレーションすることができる。このようにすることにより、シミュレーション装置の価格及び複雑性を低減することができる。
本発明を図面を参照して説明したが、本発明は上記例に限定されるものではなく、特許請求の範囲の技術的範囲内で種々の変更が可能であることは明らかであろう。
シミュレーション装置の一例を示す図である。 (A)〜(D)は、本発明の実施例を示す図である。 フロー図形態で示した実施例を示す図である。 (A)及び(B)は、シミュレーション環境の一例を示す図である。

Claims (10)

  1. 無線チャネル・ブロック(110)及びメモリ(112)を備え、チャネル・シミュレーションを実行する装置であって、送信機(106)と受信機との間の無線接続のシミュレーションをリアルタイムで実行するよう構成された装置において、
    少なくとも1つの干渉信号源(100〜104)と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションし、そのシミュレーション結果をメモリ(112)に記憶し、
    送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション中、そのシミュレーション結果に、記憶されたシミュレーション結果をメモリからリアルタイムで読み出して加算する
    よう構成されていることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置において、シミュレーションすべき1又は複数の無線接続は、シミュレーションすべき複数の伝搬経路を含んでいることを特徴とする装置。
  3. 請求項1記載の装置において、干渉信号源(100〜104)は外部信号源であることを特徴とする装置。
  4. 請求項1記載の装置において、干渉信号源(100〜104)は、当該装置の内部の信号源で構成されていることを特徴とする装置。
  5. 請求項1記載の装置において、1又は複数の干渉信号源(100〜104)は、同一の信号源で構成されていることを特徴とする装置。
  6. 請求項1記載の装置において、該装置は、シミュレーションすべき信号源を各所定時間にシミュレーション・ブロックに接続させるよう切り替えるためのプログラマブル・スイッチ(108)を備えていることを特徴とする装置。
  7. 請求項1記載の装置において、送信機(106)、受信機、若しくは1又は複数の干渉信号源(100〜104)は、複数のアンテナ素子を備えていることを特徴とする装置。
  8. 送信機(106)と受信機との間の無線接続のシミュレーションをリアルタイムで実行するチャネル・シミュレーション方法において、
    少なくとも1つの干渉信号源(100〜104)と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションし、そのシミュレーション結果をメモリ(112)に記憶するステップと、
    送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション中、そのシミュレーション結果に記憶されたシミュレーション結果をメモリからリアルタイムで読み出して加算するステップと
    からなることを特徴とする方法。
  9. 請求項8記載の方法において、複数の干渉信号源(100〜104)が同一の信号源を用いることによって構成されていることを特徴とする装置。
  10. 請求項8記載の方法において、該方法は、
    最初の干渉信号源をシミュレーション・ブロックに接続させるステップと、
    該接続された干渉信号源と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションするステップと、
    得られたシミュレーション結果をリアルタイムでメモリに記憶するステップと、
    次の干渉信号源をシミュレーション・ブロックに接続させるステップと、
    該接続された干渉信号源と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションするステップと、
    得られたシミュレーション結果をメモリに記憶されたシミュレーション結果と結合するステップと、
    全ての干渉信号源の関するシミュレーションが終了するまで、前記ステップを繰り返すステップと、
    送信機をシミュレーション・ブロックに接続するステップと、
    送信機と受信機との間の無線接続をリアルタイムでシミュレーションするステップと、
    メモリに記憶されたシミュレーション結果をリアルタイムで読み出すステップと、
    送信機と受信機との間の無線接続のシミュレーション結果に、メモリから読み出されたシミュレーション結果を結合するステップと
    からなることを特徴とする方法。
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