JP2008528104A - オフセットヒンジを有する整形外科用装具のフレーム - Google Patents

オフセットヒンジを有する整形外科用装具のフレーム Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザの身体に正確に適合する整形外科用装具を提供する。
【解決手段】 フレーム組立体14および対向するフレーム組立体16を有する整形外科用装具10においてフレーム12が設けられる。このフレーム組立体は、回転ヒンジによって回転できるように連結された第1の縦支持体22および第2の縦支持体26を含む。対向するフレーム組立体は、対向する回転ヒンジによって回転できるように連結された第1の対向する縦支持体および第2の対向する縦支持体を含む。第1の縦支持体は第1の対向する縦支持体よりも可撓性がより高く、かつ/あるいは第2の縦支持体は第2の対向する縦支持体よりも可撓性がより高く、これによってユーザの身体に対するフレームの適合性が高められる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般的には整形外科用装具に関し、特に1つあるいはそれ以上のオフセットヒンジを含むフレームを有する整形外科用装具に関する。
整形外科用装具は、多様な構造物を統合しており、その各々は、ユーザの身体に装着したとき骨格関節を支持および/あるいは安定化するという共通の目的を有する。整形外科用装具は予防的な役割あるいは治療的な役割のいずれも果たし得る。予防的な役割においては、装具は健康な骨格関節に対して付加的な支えおよび安定化を与え、これによって、関節が過度のストレスを受けたときに損傷の危険を減じる。治療的な役割においては、装具は、損傷あるいは他の疾患によって弱くなった骨格関節を支持しかつ安定化させ、これによって、関節を補強したり、関節がリハビリテーションを受けている間の更なる損傷の危険性を減少させたりする。
従来の整形外科用装具は、通常、安定化させる骨格関節の両サイドで、身体に近接して位置する複数の剛性支持部材から成るフレームで構成される。この剛性支持部材は1つあるいはそれ以上の回転ヒンジによって動的に相互連結され、これは安定化されている骨格関節に近接して配置されている。このように、従来のひざ用装具は、通常、上脚に近接して配置された剛性の上側支持部材および下脚に近接して配置された剛性下側支持部材を有するフレームを含んでいる。ひざに近接して配置された回転ヒンジは、剛性の上側および下側支持部材を動的に相互連結する。ひざ用装具は、代表的には複数の帯ひもによって脚に装着される。
脚にひざ用装具が正確に適合することは、ひざ用装具の適切な機能およびユーザの快適性にとってしばしば重要となる。しかしながら、最初はひざ用装具が脚に正確に適合したとしても、多くの要素によって、例えば、腫れ、筋肉の萎縮、あるいは筋肉の増強等によって脚のサイズは経時的に変化し、これは適合の正確さを減少させる。本発明では、ユーザの身体への正確な適合性を備え、かつ、それに相当して、満足できる機能的遂行の特徴を示す整形外科用装具の必要性が認められる。したがって、本発明の1つの目的は、整形外科用装具が装着されるユーザの身体と正確に適合する整形外科用装具を提供することにある。特に、ユーザの身体の寸法における経時変化に適応し得る正確な適合性の整形外科用装具を提供することは、本発明の目的の一つである。さらに本発明のもう一つの目的は、ユーザの骨格関節を支持しかつ/あるいは安定化する際、満足できる機能的遂行の特徴を示す正確な適合性のある整形外科用装具を提供することにある。これらの目的およびその他の目的は、以下に記載する本発明に従って達成することができる。
本発明は、整形外科用装具のフレームに関する。このフレームは、一方のフレーム組立体および対向するフレーム組立体を有する。一方のフレーム組立体は、回転ヒンジによって回転可能に連結された第1の縦支持体および第2の縦支持体を含んでいる。対向するフレーム組立体は、対向する回転ヒンジによって回転可能に連結された第1の対向する縦支持体および第2の対向する縦支持体を含んでいる。第1の縦支持体は第1の対向する縦支持体よりもはるかに可撓性を有し、かつ/あるいは第2の縦支持体は第2の対向する縦支持体よりもはるかに可撓性を有する。
本発明の他の特徴は、一方のフレーム組立体、対向するフレーム組立体、上側フレーム組立部材および下側フレーム組立部材を有する整形外科用装具に存する。このフレーム組立体は、実質的に内外側方向に剛性のある回転ヒンジによって回転可能に連結された上側縦支持体および下側縦支持体を含んでいる。上側縦支持体は、第1の上側フレーム部材、第2の上側フレーム部材、第1の上側オフセットヒンジ、および第2の上側オフセットヒンジを含む。第1の上側オフセットヒンジは、第1の上側フレーム部材と第2の上側フレーム部材を連結し、かつ内外側方向において第1および第2の上側フレーム部材よりもはるかに可撓性を有している。下側縦支持体は、第1の下側フレーム部材、第2の下側フレーム部材、第1の下側オフセットヒンジ、および第2の下側オフセットヒンジを含む。第1の下側オフセットヒンジは、第1の下側フレーム部材と第2の下側フレーム部材を連結し、かつ内外側方向において第1および第2の下側フレーム部材よりもはるかに可撓性を有している。
対向するフレーム組立体は、対向する回転ヒンジによって回転可能に連結された上側の対向する縦支持体および下側の対向する縦支持体を含む。上側の縦支持体は上側の対向する縦支持体よりもはるかに可撓性を有し、かつ/あるいは下側の縦支持体は下側の対向する縦支持体よりもはるかに可撓性を有する。このフレーム組立体は内側フレーム組立体であり、対向するフレーム組立体は外側フレーム組立体である。別の形態では、このフレーム組立体は外側フレーム組立体であり、対向するフレーム組立体は内側フレーム組立体である。
上側のフレーム組立部材は、上側の縦支持体と上側の対向する縦支持体を連結している。第2の上側オフセットヒンジは、第2の上側フレーム部材と上側フレーム組立部材を連結し、かつ内外側方向において第2の上側フレーム部材および上側フレーム組立部材よりもはるかに可撓性を有する。下側フレーム組立部材は、下側の縦支持体と下側の対向する縦支持体を連結している。第2の下側オフセットヒンジは、第2の下側フレーム部材および下側フレーム組立部材を連結し、かつ内外側方向において第2の下側フレーム部材および下側フレーム組立部材よりもはるかに可撓性を有する。
整形外科用装具の多くの実施形態によれば、第1の上側あるいは下側フレーム部材は、回転ヒンジを係合する中央連結部であり、第2の上側あるいは下側フレーム部材は、補助部材である。中央連結部は金属で構成され、補助部材は金属あるいはプラスチックで構成され、そして第1の上側あるいは下側オフセットヒンジは、補助部材のプラスチックあるいはこれと異なるプラスチックで構成される。第1の上側あるいは下側オフセットヒンジは、好ましくはオーバーモールディングによって中央連結部に取り付けられる。上側あるいは下側フレーム組立部材は金属で構成されたカフであり、第2の上側あるいは下側オフセットヒンジはオーバーモールディングあるいは少なくとも1つの締着具によってカフに取り付けられる。
本発明の他の特徴は、ひざ用装具をユーザの脚に正確に適合させる方法にある。ひざ用装具は、フレーム組立体および対向するフレーム組立体を有するように構成される。フレーム組立体は、中央連結部によって回転可能に連結された上側縦支持体および下側縦支持体を含む。上側および/あるいは下側縦支持体は、オフセットヒンジによって連結された第1のフレーム部材および第2のフレーム部材を含む。第1および第2のフレーム部材はオフセットヒンジよりも可撓性が少ない。対向するフレーム組立体は、対向する外側中央連結部によって回転可能に連結された対向する上側縦支持体および対向する下側縦支持体を含む。
ひざ用装具は、上側縦支持体および対向する縦支持体が、実質的に上脚の両側で上脚に近接するように、下側縦支持体および対向する下側縦支持体が、実質的に下脚の両側で下脚に近接するように、また、中間部の中央連結部および対向する中央連結部が、ひざの両側でひざに近接するように、脚に配置される。少なくとも1本の帯ひもは、充分な張力をもって上側縦支持体および対向する上側縦支持体、および/あるいは下側縦支持体および対向する下側縦支持体に連結され、これによって上脚および/あるいは下脚と緊密な適合状態となるようにオフセットヒンジにおいて上側縦支持体および/あるいは下側縦支持体を屈曲的に変形させる。1つの実施形態によれば、フレーム組立体は、ひざ用装具が脚に配置されたとき、および少なくとも1本の帯ひもを連結する前に、脚に対して中立的に加わる力となっている。
本発明は図面および以下の詳細な記載からさらに良く理解されよう。
本発明の整形外科用装具の種々の要素を互いに区別するために、下記で定義され、以下の記載に使用された相対的な表現が数多くあるが、これらは本発明の範囲を限定するものとして解釈されるものではない。相対的な表現の「内側」および「外側」は整形外科用装具の或る要素を特徴付けており、特に整形外科用装具が装着されたユーザの身体の中心縦軸線に対する所定要素の相対的な近接性を表している。「内側」の要素は身体の中心縦軸線に接近し、一方、「外側」の要素は身体の中心縦軸線からより離間している。
「近接」および「末端」の表現は、整形外科用装具の或る要素を特徴付けており、これらは整形外科用装具の縦軸線と整合している。これらの表現は、所定の要素の、整形外科用装具の中央連結部に対する相対的な近接性を表している。「近接」した要素は整形外科用装具の中央連結部に接近し、一方、「末端」の要素は整形外科用装具の中央連結部からより離間している。「上側」および「下側」の表現も同様に整形外科用装具の或る要素を特徴付けており、これらは整形外科用装具の縦軸線と整合している。しかしながら、これらの表現は所定の要素が整形外科用装具の中央連結部を通る水平面の上方あるいは下方のいずれかにあることを表している。特に「上側」の要素は、整形外科用装具の中央連結部を通る水平面の上方に存し、一方、「下側」の要素は、整形外科用装具の中央連結部を通る水平面の下方に存する。
相対的な表現である「後方の」および「前方の」は、整形外科用装具の或る要素を特徴付けており、特に、整形外科用装具が装着されたときのユーザの身体の中心縦軸線に対する所定要素の方向を表している。「後方の」なる要素は身体の後部に対応して身体の中心縦軸線の背部側に配置され、一方、「前方の」なる要素は身体の後部に対応して身体の中心縦軸線の前面側に配置される。
最初に図1〜図3を参照すれば、整形外科用装具は全体として符号10で示される。例示の目的で、整形外科用装具10は、ユーザの左脚に装着するように形成されたひざ用装具である。しかしながら、通常の熟練技術者にとって、本発明の整形外科用装具がひざとは別の骨格関節を治療するために身体の他の部分に装着するのにも適用し得ることは、以下説明から容易に理解できることである。
整形外科用装具10は、フレーム12、詰め物、および複数の帯ひも並びに離脱可能な帯ひも保持具を有する。フレーム12のみが図1〜図3に示されており、詰め物、帯ひも、および離脱可能な帯ひも保持具は、明瞭化のために省略してある。フレーム12以下の構造部材を同定する目的で、フレーム12は、十分に伸ばした状態で、水平基準面によって上側半体および下側半体に概念的に二等分され、また同様に垂直基準面によって内側半体および外側半体に概念的に二等分されている。この方法でフレーム12を二等分化したすることにより、さらにフレーム12を外側の上側四分円部分、内側の上側四分円部分、外側の下側四分円部分、および内側の下側四分円部分に細分化する。これらの概念的な分割により、以下に列挙されるフレーム12の構造部材に対して命名方式が付与される。このように、実質的に1つの4分円内に完全に存在する構造部材は、その四分円で表される。1つの四分円を超えて存在するが、実質的に完全に1/2の部分に存在する構造部材は、その半体部分で表される。
フレーム12は、上側フレーム組立体14、下側フレーム組立体16、外側中央連結部18、および内側中央連結部20を有する。上側フレーム組立体14は、外側上側縦支持体22、上側カフ24、および内側上側縦支持体26の組み立てにより構成される。同様に下側フレーム組立体16は、組付状態で外側下側縦支持体28、下側カフ30、および内側下側縦支持体32から構成される。外側上側縦支持体22、外側中央連結部18、および外側下側縦支持体28は、直列に組み立てた状態で外側フレーム組立体と称され、また、内側上側縦支持体26、内側中央連結部20、および内側下側縦支持体32は、直列に組み立てた状態で内側フレーム組立体と称される。
上側および下側フレーム組立体14、16は、外側および内側中央連結部18、20によって互いに連結されている。特に、外側中央連結部18は、外側上側および外側下側縦支持体22、28と協働して上側および下側フレーム組立体14、16の外側連結を成立させる。外側上側縦支持体22は、近接端部34および末端部36を備えた伸長アームであり、また外側下側縦支持体28は近接端部38および末端部40を備えて同様に構成される。外側上側および外側下側縦支持体22、28の近接端部34、38は、それぞれ、互いに協働的に係合しかつ外側中央連結部18と係合するように特別に形成されている。外側上側縦支持体22の近接端部34は、外側中央連結部18から上方の構成要素を有する第1の方向へ延び、外側下側縦支持体28の近接端部38は、外側中央連結部18から下方の構成要素を有する第2の方向へ延びている。
外側中央連結部18は好ましくは回転ヒンジであり、これは外側上側と外側下側縦支持体22、28を回転可能な状態で連結している。外側上側および外側下側縦支持体22、28の近接端部34、38は、それぞれ、外側中央連結部18の回転軸線に対して実質的に垂直な方向を向いている。外側中央連結部18は、外側上側および外側下側縦支持体22、28が伸ばした位置から曲げた位置まで外側中央連結部18の周囲を回転移動することを可能にしている。
整形外科用装具10において、外側中央連結部18として有用性を有する代表的な回転ヒンジの構造および動作の詳細は、ここで参照例として具体化される米国特許第5,772,618号に記載されている。しかしながら、この外側中央連結部は回転ヒンジのいかなる特別な構造あるいはタイプのものに限定されるものではない。このように、回転ヒンジの周囲で上側アームおよび/あるいは下側アームを回転させ得る整形外科用装具の最も標準的な回転ヒンジは、本発明の整形外科用装具の外側中央連結部としても使用され得る。さらなる典型的な従来技術のヒンジは、米国特第401,933号、4,481,941号、5,672,152号および5,827,208号に記載されている。好適な実施形態によれば、外側中央連結部18は、実質的に内外側方向(即ち左右方向)に剛性を有する(即ち非可撓性)。他の実施形態によれば、外側中央連結部18は実質的に内外側方向に可撓性を有している。
内側中央連結部20は、内側の上側および下側縦支持体26、32と協働して上側および下側フレーム組立体14、16の内側連結を成立させる。内側上側縦支持体26は近接端部42および末端部44を有し、また内側下側縦支持体32は同様に近接端部46および末端部48を有する。内側上側および内側下側縦支持体26、32の近接端部42、46はそれぞれ、互いに協働的に係合しかつ内側中央連結部20と係合するように特別に形成されている。内側上側縦支持体26の近接端部42は、内側中央連結部20から外側上側縦支持体22の近接端部34と同じ第1の方向に延び、内側下側縦支持体32の近接端部46は内側中央連結部20から外側下側縦支持体28の近接端部38と同じ方向に延びている。
内側中央連結部20は好ましくは回転ヒンジであり、これは内側上側および下側縦支持体26、32を回転可能に連結し、そしてより好ましくは、外側中央連結部18と同じタイプの回転ヒンジである。内側上側および下側縦支持体26、32は、内側中央連結部20の回転軸線に対して実質的に垂直な方向を向いている。内側中央連結部20は、内側上側および下側縦支持体26、32が、外側中央連結部18と実質的に同じように、延ばした位置から曲げた位置まで内側中央連結部20の周囲を回転移動することを可能にしている。好適な一実施形態によれば、内側中央連結部20は実質的に内外側方向に剛性を有する。他の実施形態によれば、内側中央連結部20は実質的に内外側方向に可撓性を有している。整形外科用装具10がユーザの脚に装着されたとき、内側中央連結部20は、横中央連結部18と協働して、ひざ付近での上脚および下脚の屈伸回転を相応的に可能にしている。
上側カフ24は、外側上側縦支持体22の末端部36と内側上側縦支持体26の末端部44との間に延在する。上側カフ24は、外側および内側の中央連結部18、20の回転軸線に対して実質的に平行な方向を向いている。下側カフ30は、外側下側縦支持体28の末端部40と内側下側縦支持体32の末端部48との間に延在する。下側カフ30は、同様に外側および内側の中央連結部18、20の回転軸線に対して実質的に平行な方向を向いている。
外側上側縦支持体22は、比較的剛性のある部材として特徴付けられる。整形外科用装具10の任意の部材の剛性(あるいは逆に可撓性)は、一般的に、部材が構成させる材料と、構成された部材の形状の両方の効用がある。したがって、剛体と通常みなされているアルミニウムのような材料でも、熟練技術者にとって明らかな方法で、その材料を特別な形状に構成することにより、可撓性を付与できる。逆に、可撓体と通常みなされているナイロンのような材料でも、熟練技術者にとって明らかな方法で、その材料を特別な形状に構成することにより剛性を付与できる。
外側上側縦支持体22は、好ましくはアルミニウム片のような単一の材料片で構成され、またその長さ全体が、比較的高度の、かつ実質的に均一な剛性を備える形状に構成される。外側上側縦支持体22は、上側カフ24に堅固な固着によって堅固に連結されることが望ましい。同様に上側カフ24は、比較的高度の、かつ実質的に均一な剛性を持つことができる材料および形状で構成されることが望ましい。外側上側縦支持体22および上側カフ24は、好ましくは上側カフ24および外側上側縦支持体22を均一な材料の単体部材で一体に形成することによって堅固に固着することができる。例えば、上側カフ24および外側上側縦支持体22は、ここで参照例として挙げる米国特許第5,782,780号に記載されたようなアルミニウムの単片で一体に形成され得る。
同様に外側下側縦支持体28は、外側下側縦支持体28がその長さ全体にわたって、比較的高度の、かつ実質的に均一な剛性を持つことができるように、アルミニウム片のような単一の材料片から構成された部材で構成されることが望ましい。外側下側縦支持体28は、好ましくは堅固な固着によって下側カフ30に堅固に連結される。下側カフ30は、同様に下側カフ30が比較的高度の、かつ実質的に均一な剛性を持つことができる材料および形状で構成されることが望ましい。外側下側縦支持体28と下側カフ30は、好ましくは上側カフ24と外側下側縦支持体22と同様に、下側カフ30と外側下側縦支持体28を、アルミニウムのような均一な材料の単体部材で一体に形成することによって堅固に固着することができる。
外側上側縦支持体22および上側カフ24は、各々前方の上脚の輪郭形状に適合し得るアーチ形の形状を有する。外側下側縦支持体28および下側カフ30は、同様に各々前方下脚の輪郭形状に適合し得るアーチ形の形状を有する。外側上側縦支持体22の末端部36は、上側カフ24の外側端部52近くの上側カフ24上の中間点50に合体する。外側下側縦支持体28の末端部40は、同様に下側カフ30の外側端部56近くの下側カフ30上の中間点54に合体する。
外側上側縦支持体22が均一な剛体構造を有するのに対し、内側上側縦支持体26は、その形状の中で、該内側上側縦支持体26の剛性(および逆に可撓性)を不均一にする分割構造を有する。特に、内側上側縦支持体26は4つの断片、即ち、上側末端オフセットヒンジ58、上側の補助部材60、上側近接オフセットヒンジ62、および上側中央連結部64で構成される。上側の補助部材60と上側中央連結部64は、上側近接オフセットヒンジ62によって互いに可撓的に連結され、オフセットヒンジ62は上側補助部材60と上側中央連結部64の間に伸長し、かつ、これらに固定的に取り付けられる。上側末端オフセットヒンジ58は、上側の補助部材60と上側カフ24の内側端部66を可撓的に連結する。
上側近接オフセットヒンジ62は、上側補助部材60あるいは上側中央連結部64のいずれよりも低い剛性(また逆に、より高い可撓性)を有するものとして特徴付けられる。上側近接オフセットヒンジ62は「ヒンジ」と称されるが、その訳は、より剛性のある上側中央連結部64に対してより剛性のある上側補助部材60を、より剛性の低い上側近接オフセットヒンジ62の付近で内外側方向あるいは捩り方向に手動で移動させるのに充分な可撓性を有するからである。このように、ヒンジはここでは2つの分離した、好ましくはより剛性のある部材の間に伸長しかつこれらを連結する実質的に可撓性の連結部材として定義される。さらに上側近接オフセットヒンジ62は、「オフセットヒンジ」として特徴付けられる。その訳は、上側近接オフセットヒンジ62が連結する2つのより剛性のある部材を互いに非直線向きとなるように連結することを可能にし、これによって、これらがオフセットヒンジのまわりで移動したとき、これらの間にオフセット角が生じるからである。
上側末端オフセットヒンジ58は、同様に上側補助部材60あるいは上側カフ24のいずれよりも低い剛性(また逆に、より高い可撓性)を有するものとして特徴付けられる。上側末端オフセットヒンジ58は「ヒンジ」と称されるが、その訳は、より剛性のある上側カフ24に対してより剛性のある上側補助部材60を、より剛性の低い上側末端オフセットヒンジ58のまわりを内外側方向あるいは捩り方向に手動で移動させるのに充分な可撓性を有するからである。
内側下側縦支持体28は内側上側縦支持体26と実質的に同様の構造を有する。したがって、内側下側縦支持体28は4つの部分、即ち、下側末端オフセットヒンジ68、下側の補助部材70、下側近接オフセットヒンジ72、および下側中央連結部74を有する。下側の補助部材70および下側中央連結部74は下側近接オフセットヒンジ72によって互いに可撓的に連結され、オフセットヒンジ72は下側補助部材70および下側中央連結部74の間に伸長し、かつ、これらに固定的に取り付けられる。下側末端オフセットヒンジ68は、下側補助部材70と下側カフ30の内側端部76を可撓的に連結する。
下側近接オフセットヒンジ72は、下側補助部材70あるいは下側中央連結部74のいずれよりもより低い剛性(また逆に、より高い可撓性)を有する。このように、下側近接オフセットヒンジ72は、より剛性のある下側中央連結部74に対してより剛性のある下側補助部材70を、より低い剛性の下側近接オフセットヒンジ72のまわりを内外側方向あるいは捩り方向に手動で移動させるのに充分な可撓性を有する。
下側末端オフセットヒンジ68は、下側補助部材70あるいは下側カフ30のいずれよりもより低い剛性(また逆に、より高い可撓性)を有する。このように、下側末端オフセットヒンジ68は、より剛性のある下側カフ30に対してより剛性のある下側補助部材70を、より低い剛性の下側末端オフセットヒンジ68のまわりを内外側方向あるいは捩り方向に手動で移動させるのに充分な可撓性を有する。
上側および下側中央連結部64、74は、各々がアルミニウム片のような均一な材料片で構成され、そして上側および下側中央連結部64、74が比較的高度でかつ実質的に均一な剛性、好ましくは外側上側および/あるいは下側縦支持体22、28の剛性と実質的に等しい剛性を有するような外形状に形成されることが好ましい。同様に、上側および下側補助部材60、70は、各々がアルミニウム片あるいはその他にナイロンの成形片のような均一な材料片で構成され、上側および下側補助部材60、70が比較的高度でかつ実質的に均一な剛性、好ましくは上側および下側中央連結部64、74の剛性と実質的に等しい剛性を有するよう外形状に形成されることが好ましい。この構成を有する上側および下側補助部材60、70は、剛性補助部材と称され、また内外側方向への曲げによる変形あるいは捩りによる変形に対する抵抗性が高い。したがって、内側の上側および下側縦支持体26、32の剛性度は、それぞれ上側および下側の末端および近接する側にあるオフセットヒンジ58、62、68、72に渡る部分で変動する。
他の実施形態によれば、上側および下側補助部材60、70は、ナイロンの成形片のような均一な材料片から構成され、また上側および下側補助部材60、70を比較的低い剛性(また逆に、より高い可撓性)とするような他の外形状に形成され、これは好ましくは上側および下側中央連結部64、74よりも可撓性が大きいが、オフセットヒンジ58、62、68、72よりも実質的に可撓性が小さい。この構造を有する上側および下側補助部材60、70は可撓性補助部材と称され、そして内外側方向の曲げによる変形および捩りによる変形に対して、剛性補助部材よりも少なくともやや抵抗が小さい。したがって、本実施形態における内側上側および下側縦支持体26、32の剛性度は、上記と同様にそれぞれ上側および下側の末端および近接する側にあるオフセットヒンジ58、62、68、72に渡る部分で変動する。しかし、内側上側および下側縦支持体26、32の剛性度がそれに次いで変動するのは、それぞれ上側および下側補助部材60、70に渡る部分である。
上側および下側補助部材60、70は、剛体あるいは可撓体にかかわらず、本実施形態では比較的平坦な面構造を有している。上側および/あるいは下側補助部材60、70の構成を整形外科用装具10を装着するユーザの脚の輪郭に一層緊密に合致するように輪郭形成することもまた本発明の範囲内にある。例えば、上側補助部材60を外側上側縦支持体22と同様に、ひざに近づくにつれて細くなる上脚の形状に対応して、それぞれ外側および内側中央連結部18、20に、互いに近づいていく輪郭形態に形成するのが望ましい。同様に、下側補助部材70を、外側下側縦支持体28と同様に、ひざに近づくにつれて細くなる下脚の形状に対応して、それぞれ外側および内側中央連結部18、20に近づくにつれて互いに近づいていく輪郭形態に形成するのが望ましい。
オフセットヒンジ58、62、68、72の各々は、概要が実質的に同じであることが好ましい。したがって、上側末端オフセットヒンジ58の構成は以下に記載されるが、これと異なる旨の記載がない限り、この記載は通常、残りのオフセットヒンジ62、68、72にも適用される。
上側末端オフセットヒンジ58は好ましくは均一な材料片で構成され、これは一体的な多部分形態に形成される。特に、上側末端オフセットヒンジ58は3つの一体形成部分、即ち、変形部分78、末端取付部分80、および近接取付部分82を有する。変形部分78は、末端および近接取付部分78、82間の上側末端オフセットヒンジ58上に配置され、かつ上側末端オフセットヒンジ58を比較的高い可撓性、即ち、なるべくフレーム12の残りの部材の可撓性よりも実質的に高い可撓性を付与するような外形形態に形成される。特に、変形部分78は、好ましくは、相対的に伸縮自在ではないが、日常的な位置ずれを起こす力が上側末端オフセットヒンジ58に加わったとき、内側外側方向の屈曲変形あるいは捩り方向の回転的変形を可能にするように構成される。
変形部分78は、日常的な力の下で実質的に弾性的な曲げを損なわずに長時間および反復的に曲げた後でも、強度の低下に耐えるように、特に、引裂き、あるいは他の恒久的な変形に耐えるように構成される。適切に形成された時にこのような望ましい可撓的特徴を示し得るオフセットヒンジとしての有用な材料としては、天然の、あるいは合成のエラストマー、プラスチック、ファイバーグラス、複合体、織物、レザー、金属などが挙げられる。好適な材料は、成形プラスチックであり、より好ましくは成形ナイロンである。その他の好ましい材料は、高強度プラスチックシートである。上側末端オフセットヒンジ58の上述の構成をもつヒンジは、通常「リビングヒンジ」と称される。しかしながら、本発明はこの特定の実施形態のオフセットヒンジに限定されるものではなく、内外側方向あるいは捩り方向において互いに対してより剛性のある部材を手動で移動することを可能にする他のヒンジの使用も考えられる。
末端取付部分80は、上側末端オフセットヒンジ58上に配置され、これは上側末端オフセットヒンジ58の上方のフレーム12の末端に隣接した部材に、固着して取り付けられるように形成される。上側末端オフセットヒンジ58の場合は、末端の隣接部材は上側カフ24であり、末端取付部分80は上側カフ24の内側端部66に取り付けられる。近接取付部分82は、上側末端オフセットヒンジ58上に配置され、これは上側末端オフセットヒンジ58の下方のフレーム12の近接の隣接部材に、固着して取り付けられるように形成される。上側末端オフセットヒンジ58の場合は、近接の隣接部材は上側補助部材60であり、近接取付部分82は上側補助部材60の末端部(内側上側縦支持体26の末端部44に相当する。)に取り付けられる。
図1および図2に示される特定の場合には、上側末端オフセットヒンジ58は成形ナイロンで構成され、フレーム12の近接の隣接部材、即ち、上側補助部材60はアルミニウムで構成され、上側末端オフセットヒンジ58および上側補助部材60は、オーバーモールディングと称される技術によって取り付けられている。オーバーモールディング技術によれば、複数個の孔あるいは溝(図示せず)は上側補助部材60の末端部44に設けられる。上側末端オフセットヒンジ58が型内で熱流動性プラスチックから成形されている際に、上側補助部材60の末端部44は型内に挿入される。流動性プラスチックは末端部44を覆い、その孔あるいは溝内へ流れて、上側末端オフセットヒンジ58の近接取付部分82を形成する。プラスチックが硬化すると、上側補助部材60の末端部44および上側末端オフセットヒンジ58は互いに固着された状態で型から取り出される。上側末端オフセットヒンジ58の変形部分78は、近接取付部分82(末端取付部分80にも該当する。)よりも狭い横断面を有するため、変形部分78に望ましい可撓性の特性を与えることになる。
フレーム12の隣接部材に上側末端オフセットヒンジ58を取り付けるための他の技術として、締着具が設けられる。締着具は、上側末端オフセットヒンジ58および/あるいは隣接部材が成形ナイロン、金属あるいは他の上述した材料で形成されているかどうかにかかわらず、取付手段として一般的な有用性がある。好ましい締着具はリベットであり、それぞれ、上側末端オフセットヒンジ58の末端あるいは近接取付部分80と82、およびそれぞれの末端あるいは近接の隣接部材を通じて延び、その間の取り付けを成り立たせる。図1および図2に示された特定の場合では、上側末端オフセットヒンジ58と上側カフ24は、通常のリベット86によって取り付けられる。特に、リベット86は、上側末端オフセットヒンジ58の末端取付部分80と上側カフ24の内側端部66を通じて延び、その取り付けを成立させる。
図1および図2は、さらに、オーバーモールディングによる上側補助部材60および上側中央連結部64の双方に対する、上側近接オフセットヒンジ62の取り付けを示している。同様に下側近接オフセットヒンジ72も、下側補助部材70および下側中央連結部74の双方に対して、オーバーモールディングによって取り付けられている。下側末端オフセットヒンジ68と下側補助部材70は、オーバーモールディングによって取り付けられ、下側末端オフセットヒンジ68と下側カフ30は、リベット86によって取り付けられている。
表示されたオフセットヒンジの、フレーム12の対応する隣接部材への特別な取付手段は、例示として上述したとおりであるが、これは本発明を限定するものではないことが理解される。したがって、リベット86によって下側末端オフセットヒンジ68と下側補助部材70が取り付けられること、リベット86によって下側近接オフセットヒンジ72および下側補助部材70が取り付けられること、リベット86によって下側近接オフセットヒンジ72および下側中央連結部74が取り付けられること、オーバーモールディングによって下側末端オフセットヒンジ68および下側カフ30が取り付けられること、リベット86によって上側末端オフセットヒンジ58および上側補助部材60が取り付けられること、リベット86によって上側近接オフセットヒンジ62および上側補助部材60が取り付けられること、リベット86によって上側近接オフセットヒンジ62および上側中央連結部64が取り付けられること、オーバーモールディングによって上側末端オフセットヒンジ58および上側カフ24が取り付けられることもまた、本発明の範囲内である。
図示しない実施形態によれば、補助部材60と70の両方あるいはいずれかと、隣接する末端および/または近接オフセットヒンジ58、62、68、72は、ナイロンの成形片のような均一な材料片で一体に構成され、補助部材60と70は、剛性があるか、あるいは可撓性があるかのいずれかである。しかしながら、全ての場合において、補助部材60と70は、隣接のオフセットヒンジ58、62、68、72より剛性が高い(あるいは逆に、柔軟性が低い)。
図示していない実施形態によれば、上述したように上側補助部材60はアルミニウムで構成される。上側末端および近接オフセットヒンジ58、62は、ナイロンの成形片のような均一な材料片で一体に構成される。上側補助部材60は、上側補助部材60全体をオーバーモールディングするなどの手段によって、上側末端および近接オフセットヒンジ58、62の片側で単一の材料片で包み込まれ、これにより上側補助部材60が上側末端および近接オフセットヒンジ58、62それぞれに取り付けられる。下側補助部材70は、同様にアルミニウムで構成され得るが、下側末端および近接オフセットヒンジ68、72は、ナイロンの成形片のような単一の材料片で一体に構成される。下側補助部材70は、下側末端および近接オフセットヒンジ68、72の片側で単一な材料片で包み込まれ、これにより下側補助部材70と、下側末端および近接オフセットヒンジ68、72それぞれとの取り付けが実現する。
図1〜図3の実施形態によれば、フレーム12はさらに、外側顆カップ88、内側顆カップ90、および複数の帯ひも係留部92を有する。外側および内側顆カップ88、90は、それぞれ外側および内側中央連結部18、20と連携しており、また各々は実質的に同じ凹状の可撓プラスチック構造を有している。外側および内側顆カップ88、90は、それぞれ外側および内側の中央連結部18、20の剛性のある内表面に締着され、また後述する連携した顆パッドに対する補強支持体として機能している。各帯ひも係留部92は、帯ひも保持部(図1〜図3には図示せず)の雌形カップリングに対応する雄形カップリングである。帯ひも係留部96および帯ひも保持部の構造および機能に関しては、ここに例示する米国特許公開第2003−0176823号および第2003−0176824号にその有用性が記載されている。
整形外科用装具10の有用性は、整形外科用装具10がユーザの脚に装着されたときに完全なものとなる。さらに図4および図5を参照すれば、整形外科用装具10は左脚94に装着され、これは上脚96、下脚98並びに上脚96および下脚98が回転できるように連結するひざ100から成ることを特徴としている。熟練技術者にとって、整形外科用装具10が、ユーザの右脚(図示せず)に装着する場合にも同様に適用可能であることは明らかである。
整形外科用装具10が脚94に適切に装着されたとき、外側中央連結部18はひざ100の外側に隣接して配置され、内側中央連結部20はひざ100の内側に隣接して配置される。これと対照に、オフセットヒンジ58、62、68、72は、すべてひざ100に対してより遠い位置に配置される。外側上側縦支持体22は上脚96の外側に実質的に隣接して配置され、かつ実質的にこれと縦方向に揃えられる。内側上側縦支持体26は上脚96の内側に実質的に隣接して配置され、かつ実質的にこれと縦方向に揃えられる。外側下側縦支持体28は下脚98の外側に実質的に隣接して配置され、かつ実質的にこれと縦方向に揃えられる。内側下側縦支持体32は下脚98の内側に実質的に隣接して配置され、かつ実質的にこれと縦方向に揃えられる。
上述したフレーム12に加えて、整形外科用装具10はさらに外側顆パッド102、内側顆パッド104、上側フレームパッディング106および下側フレームパッディング108を有する。外側および内側顆パッド102、104は、好ましくは通常の面ファスナー(ベルクロ社製、「VELCRO」(登録商標))によって、それぞれ外側および内側顆カップ88、90に離脱可能な状態で締着される。外側および内側顆パッド102、104は、各々実質的に同一の布で被覆されたスポンジ構造を有するが、これは整形外科用装具10がユーザの脚に装着されたとき、剛性のある外側および内側中央連結部18、20のそれぞれから、ユーザが受ける衝撃を和らげる。上側フレームパッディング106および下側フレームパッディング108は、それぞれ上側および下側フレーム組立体14、16と連携し、またこれに対応した形態に形成される。上側フレームパッディング106および下側フレームパッディング108は、好ましくは面ファスナーによって、それぞれ上側および下側フレーム組立体14、16に離脱可能な状態で締着される。上側フレームパッディング106および下側フレームパッディング108は各々布で被覆されたスポンジ構造を有するが、これは整形外科用装具10がユーザの脚に装着されたとき、上側および下側フレーム組立体のそれぞれからユーザが受ける衝撃を和らげる。
整形外科用装具10はさらに、複数本の装着用帯ひも、即ち上側近接帯ひも110、上側末端帯ひも112、下側近接帯ひも114、および下側末端帯ひも116を有する。装着用帯ひも110、112、114、116は各々可撓性で、かつ比較的伸縮しにくい布製帯ひもであり、脚94に対して整形外科用装具10を緊密に固定するものである。特に、上側近接帯ひも110は、外側および内側上側縦支持体22、26の間の完全な円軌道でひざ100に近接した上脚96のまわりに延びる、全周形の帯ひもである。上側近接帯ひも110は、内側上側縦支持体26を貫通する上側帯ひも通し溝118に通され、また米国特許公開第2003−0176823号に記載されたタイプの帯ひも取付け組立体によって、外側上側縦支持体26に取り外しできる状態で連結され、この帯ひも取付け組立体は、フレーム12の帯ひも係留部96および上側近接帯ひも110に固定的に取り付けられた取り外し可能な内側帯ひも保持部120を有している。
上側末端帯ひも112は、上側カフ24の外側および内側の端部52、66の間の半円形軌道で、ひざ100から離れた上脚96の後ろ側の周囲に延びる、部分的周形の帯ひもである。上側末端帯ひも112は、米国特許公開第2003−0176824号に記載されたタイプの帯ひも連結組立体によって、上側カフ24の外側および内側の端部52、66に取り外しできる状態で連結され、各々の帯ひも連結体は、フレーム12の帯ひも係留部96および上側末端帯ひも112に取り外しできるように取り付けられた取り外し可能な外側帯ひも保持部122を有している。
下側近接帯ひも114は、上側近接帯ひも110と実質的に同じ全周形の帯ひもであるが、しかしこれは外側および内側下側縦支持体28、32の間の完全円形軌道で、ひざ100に近接する下脚98のまわりに延びている。下側近接帯ひも114は内側下側縦支持体32を貫通する下側帯ひも通し溝126に通され、また上述したタイプの帯ひも取付け組立体によって外側下側縦支持体28に取り外しできるように連結される。
下側末端帯ひも116は、上側末端帯ひも112と実質的に同じ部分的周形の帯ひもであるが、しかしこれは下側カフ30の外側および内側の端部56、76の間の半円形軌道で、ひざ100から離れた下脚98の後ろ側の周囲に延びている。下側末端帯ひも116は、米国特許公開第2003−0176824号に開示されたタイプの帯ひも連結組立体によって、下側カフ30の外側端部56に取り外しできるように連結される。下側末端帯ひも116は、固定帯ひも保持部124によって下側カフ30の内側の端部76に取り外しできるように連結され、これは下側末端オフセットヒンジ68の末端取付部分80と一体に形成されている。
各々の装着用帯ひも110、112、114、116は、第1および第2の取り外し可能な締着具128、130、好ましくは面ファスナーと係合され、これによって第1の締着具128を有する帯ひも端部を、上側帯ひも通し溝118、取り外し可能な外部帯ひも保持部122、固定帯ひも保持部124、あるいは下側帯ひも通し溝126を通して巻き付けられ、帯ひも中間部分と一体に第2の締着具130上に折り返され、そこに締着される。ユーザは第1の締着具128が締着される第2の締着具130上の位置を選ぶことによって、帯ひもの長さおよび帯ひもの張力を調整することができる。したがって、装着用帯ひも110、112、114、116の各々は、装着用帯ひも110、112、114、116を短くしたり、長くしたりすることによって、きつくしたり緩くしたりすることができ、これによってユーザは整形外科用装具10の脚94への合わせ方を調整でき、したがって、整形外科用装具10がひざ100に及ぼす、支持や安定の度合いを調整できる。
装着用帯ひもをフレーム12の対応する部材に連結する特定の手段は例示であって、本発明を限定するものではない。したがって、例えば、固定帯ひも保持部124を米国特許公開第2003−0176824号に開示された帯ひも連結組立体に取り代えたり、あるいは米国特許公開第2003−0176824号に開示された帯ひも連結組立体を固定帯ひも保持部124に代えたりすることも本発明の範囲内である。
図示されていないが、整形外科用装具10のフレーム12から上側および/あるいは下側カフ24、30を省くことも本発明の範囲内である。この実施形態によれば、完全周形の帯ひもは、対応するカフ24、30および対応する末端帯ひも112、116と取り替えることが可能である。その場合、完全周形の帯ひも、およびその末端の端部36、44あるいは末端の端部40、48への取付手段は、近接帯ひも110、114あるいは末端帯ひも112、116と同様である。この場合、末端の端部44、48は、それぞれ上側および下側補助部材60、70の末端の端部と一致する。上側および下側近接オフセットヒンジ62、72は、それぞれ変わらず上側補助部材60と上側中央連結部64の間、および下側補助部材70と下側中央連結部74の間に配置されている。上側末端オフセットヒンジ58は、周形の帯ひもが取り付けられる末端の端部44下方の上側補助部材60の末端部分に挿入され、下側末端オフセットヒンジ68は周形の帯ひもが取り付けられる末端の端部48上方の下側補助部材70の末端部分に挿入される。
図6〜図9を参照すると、整形外科用装具の他の実施形態が示され、かつ全体として符号210で示されている。整形外科用装具210は、実質的に整形外科用装具10と同じ要素を有する。したがって、整形外科用装具210はフレーム212を有している。整形外科用装具10のフレーム12の類似要素に対応したフレーム212の要素には同じ参照符号を付すが、その先頭に符号「2」を付けることとする。このように、例えば、フレーム212は、それぞれ参照符号214および216によって示される上側および下側フレーム組立体を有する。
整形外科用装具210と整形外科用装具10が主に相違する点は、後述する如く、装着用帯ひもの好適な配置に加えてフレーム212の好適な形態、および装着用帯ひもをフレーム212に取り付けるあるいは連結する好適な手段である。特に、フレーム212は末端の端部236を備えた外側上側縦支持体222を有し、この末端部236は、中間点250よりもむしろ外側端部252で上側カフ224に合体される。フレーム212はさらに末端の端部240を備えた下側縦支持体228を有し、この末端端部240は、中間点254よりもむしろ外側端部256で下側カフ230に合体される。このように、外側上側および下側縦支持体222、228は、整形外科用装具210が装着される脚94の縦軸線と同じ向きに配置されている。
外側上側および下側縦支持体222、228の構成は、好ましくは整形外科用装具210を装着するユーザの脚94の曲線に対して外側上側および下側縦支持体222、228の各々がより密接して適合するように輪郭形成される。上側および下側補助部材260、270の構成は、同様に好ましくはユーザの脚94の曲線に対して補助部材260、270の各々がより密接して適合するように輪郭形成される。このように、上側補助部材260および外側上側縦支持体222は、好ましくは、ひざ100に近づくにつれて細くなる上脚96に対応して、それぞれ外側および内側中央連結部218、220に接近するにつれて互いに近づく角度で収束する。下側補助部材270および外側下側縦支持体228は、同様に好ましくは、ひざ100に近づくにつれて細くなる下脚98に対応して、それぞれ外側および内側中央連結部218、220に接近するにつれて互いに近づく角度で収束する。
整形外科用装具210は複数本の装着用帯ひも、即ち上側近接後部帯ひも310、上側近接前部帯ひも312、上側末端後部帯ひも314、下側近接後部帯ひも316、下側近接前部帯ひも318および下側末端後部帯ひも320を有する。装着用帯ひも310、312、314、316、318、320は各々可撓性で、しかも比較的伸縮しにくい布製帯ひもであり、これらは脚94に対して整形外科用装具210を密接して装着する。
上側近接後部帯ひも310は、外側および内側上側縦支持体222、226間の半円形軌道でひざ100に近接した上脚96の後ろ側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。上側近接後部帯ひも310の内側の端部は、内側上側縦支持体226を貫通した上側帯ひも通し溝322に通される。上側近接後部帯ひも310の外側端部は、リベット86のような締着具によって外側上側縦支持体222に固定的に取り付けられた、上側近接後部帯ひもループ324に通される。
上側近接前部帯ひも312は、外側および内側上側縦支持体222、226間の半円形軌道でひざ100に近接した上脚96の前側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。上側近接前部帯ひも312の内側の端部は、上側帯ひも通し溝322に通され、また上側近接前部帯ひも312の外側端部は、好ましくは上側近接後部帯ひもループ324を外側上側縦支持体222に固定的に取り付けるものと同様の締着具86によって、外側上側縦支持体222に固定的に取り付けられた上側近接前部帯ひもループ326に通される。
上側末端後部帯ひも314は、上側カフ224の外側および内側の端部252、266間の半円形軌道でひざ100から離れた上脚96の後ろ側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。上側末端後部帯ひも314の外側端部は、締着具86によって上側カフ224の外側端部252に固定的に取り付けられた上側末端外側帯ひもループ328に通される。上側末端後部帯ひも314の内側の端部は、締着具86によって上側カフ224の内側の端部266に固定的に取り付けられた上側末端内側帯ひもループ330に通される。
下側近接後部帯ひも316は、外側および内側下側縦支持体228、232間の半円形軌道でひざ100に近接した下脚98の後ろ側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。下側近接後部帯ひも316の内側の端部は、内側下側縦支持体232を貫通した下側帯ひも通し溝332に通される。下側近接後部帯ひも316の外側端部は、締着具86によって外側下側縦支持体228に固定的に取り付けられた下側近接後部帯ひもループ334に縫い通される。
下側近接前部帯ひも318は、外側および内側下側縦支持体228、232間の半円形軌道でひざ100に近接した下脚98の前側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。下側近接前部帯ひも318の内側の端部は、下側帯ひも通し溝332に通され、下側近接前部帯ひも318の外側端部は、好ましくは外側下側縦支持体228に下側近接後部帯ひもループ334を固定的に取り付けたものと同様の締着具86によって、外側下側縦支持体228に固定的に取り付けられた下側近接前部帯ひもループ336に通される。
下側末端後部帯ひも320は、下側カフ230の外側および内側の端部252、276間の半円形軌道でひざ100から離れた下脚98の後ろ側の周りに延びる、部分的周形の帯ひもである。下側末端後部帯ひも320の外側端部は、締着具86によって下側カフ230の外側端部256に固定的に取り付けられた下側末端外側帯ひもループ338に通される。
各装着用帯ひも310、312、314、316、318、320は第1および第2の取り外し可能な締着具128、130、好ましくは面ファスナーと係合され、これによって第1の締着具128を有する帯ひも端部を帯ひも通し溝322、332の1つ、あるいは帯ひもループ324、326、328、330、334、336、338、340の1つを通して巻き付けられ、帯ひも中間部分と一体に第2の締着具130上に折り返され、そしてそこに締着される。ユーザは第1の締着具128が締着される第2の締着具130上の位置を選ぶことによって帯ひもの長さおよび帯ひもの張力を調整できる。したがって、装着用帯ひも310、312、314、316、318、320の各々は、装着用帯ひも310、312、314、316、318、320を短くしたり、長くしたりすることによって、きつくしたり緩くしたりすることができ、これによってユーザは整形外科用装具210の脚94への合わせ方を調整でき、したがって整形外科用装具10がひざ100に及ぼす、支持や安定の度合いを調整できる。
整形外科用装具10の場合と同じように、オフセットヒンジの特定の構成および選定されたオフセットヒンジを整形外科用装具210の対応する隣接の部材に取り付ける手段は上記例示に示されるが、これは本発明を限定するものではないことが理解される。したがって、整形外科用装具10に関して上記に教示されたように、オフセットヒンジを他の構成にすること、およびオフセットヒンジと対応する隣接部材の他の取付けを達成することは、本発明の範囲内である。さらに、整形外科用装具210の対応する部材に装着帯ひもを連結する特定の手段は例示として上記に記載したものであり、これは本発明を限定するものではないことが理解される。したがって、整形外科用装具10に関して上記に教示されたように他の連結手段を採用することも本発明の範囲内である。同様に、整形外科用装具10に関して上記に教示されたように、整形外科用装具210のフレーム212から上側および/あるいは下側カフ224、230を省くこともまた本発明の範囲内である。なおさらに、整形外科用装具10に関して上記に教示された他の任意の形態にしたがって、補助部材260、270と隣接した末端および近接オフセットヒンジ258、262、268、272を協働的に構成することも本発明の範囲内である。
上述した整形外科用装具10あるいは210の特定の形態および特徴は、整形外科用装具10あるいは210をユーザの脚94に装着した時に多くの機能的な利点が達成される。特に、少なくとも1つのオフセットヒンジ(そして、本発明の場合には、4個のオフセットヒンジ58、62、68、72あるいは258、262、268、272)を内側フレーム組立体に一体化することによって、整形外科用装具10あるいは210の内側フレーム組立体は外側フレーム組立体よりも実質的により可撓性が高く(また逆に、より剛性が低く)なる。整形外科用装具10あるいは210の非対称な可撓性の特徴によって、整形外科用装具10あるいは210の支持機能および安定性機能が低下することなく、整形外科用装具10あるいは210のユーザの脚94への適合性が実質的に高められる。
好適な実施形態によれば、整形外科用装具10あるいは210のフレーム12あるいは212、特に内側フレーム組立体は、ユーザの脚94に応じた寸法および構成にすることにより、整形外科用装具10あるいは210を脚94に付け、しかしまだ整形外科用装具10あるいは210を装着用帯ひもを結んで締めることによって脚94に密接して装着する前には、ひざ100を含む脚94に対して外側方向に、実質上直線的に偏った力がかかることが全くない。このように、フレーム12あるいは212、特に内側フレーム組立体は、整形外科用装具10あるいは210を固定しない状態で脚94に付けたとき、脚94に対して均等に力がかかるものとみなされる。整形外科用装具10あるいは210を脚94に装着するために充分な張力で装着用帯ひもを結んで締めたとき、比較的可撓性の高い内側フレーム組立体が、曲げおよびある場合には捩りによって変形されることにより、フレーム12が脚94の内側縦方向輪郭に合わせて密着して配置されるようにし、一方、内側フレーム組立体から脚94に対して力が中立的にかかる状態は維持される。
他の実施形態によれば、整形外科用装具10あるいは210のフレーム12あるいは212、および特に内側フレーム組立体は、ユーザの脚94に応じた寸法および構成にすることにより、整形外科用装具10あるいは210を脚94に付けたとき、たとえ整形外科用装具10あるいは210が装着用帯ひもを結んで締めることによって脚94に密着して装着される前でも、ひざ100を含む脚94に対して外側方向に実質上直線的に偏った力を及ぼす。このように、フレーム12あるいは212、特に内側フレーム組立体は、整形外科用装具10あるいは210を固定されていない状態で脚94に付けたとき、脚94に偏った力を加える。整形外科用装具10あるいは210を脚94に装着するために充分な張力で装着用帯ひもを結んで締めたとき、比較的可撓性の高い内側フレーム組立体は、曲げおよびある場合には捩りによって変形されることにより、フレーム12を脚94の内側縦方向輪郭に合わせて密着して配置されるようにし、一方、内側フレーム組立体から脚94に対して加わる偏った力は維持される。
整形外科用装具10あるいは210を正確に適合させると、脚94上に対する整形外科用装具10あるいは210の緩衝機能が有益に高められる。緩衝機能とは、ユーザの日常の活動中、整形外科用装具10あるいは210が脚94上での適切な配置を保持する能力である。整形外科用装具10あるいは210を密着させると、ユーザの日常活動中に望ましくない、脚94上で整形外科用装具10あるいは210が下方向および/あるいは回転方向にずれることを防げる。緩衝機能を強化すると、これに対応して整形外科用装具10あるいは210の機能的な性能およびユーザの心地よさも高められる。整形外科用装具10あるいは210を正確に合わせることはまた、整形外科用装具10あるいは210と脚94とが緊密に接触する度合いを高める。緊密な接触性が高められると、これに対応して整形外科用装具10あるいは210の機能的性能が向上する。
整形外科用装具10あるいは210の非対称的可撓性の特徴の利点として、内側中央連結部20あるいは220が外側中央連結部18あるいは218に対して「浮いた」状態が可能になる。特に、上側および下側近接オフセットヒンジ62、72あるいは262、272によって、上側および下側中央連結部64、74あるいは264、274が変位することができ、これによりひざ100に対する内側中央連結部20あるいは220の傾きを生み出すことができるようになる。傾斜した内側中央連結部20あるいは220の下側端部は、垂直線から内側、あるいは外側の方向に離れた角度をとり、傾斜した内側中央連結部20あるいは220の上側端部は垂直線からそれと反対方向の角度をとる。外側および内側中央連結部18、20あるいは218、220が回転ヒンジである場合には、内側中央連結部20、220の傾きは内側中央連結部20、220に回転軸線をもたせることになり、これは外側中央連結部18、218の回転軸線と整合しない、即ち、もはやこれと相応あるいは平行でない状態となる。
ある有益な効果を生むためには、可撓性が非対称である整形外科用装具10あるいは210において、整形外科用装具10あるいは210の外側部分よりも内側部分の可撓性をより高くすることが好ましい。特に、整形外科用装具10あるいは210が、内側側副靱帯(以下、MCLと称す。)を支持および/あるいは安定させるために使用されるときは、ひざ100の内側部分に対する支持の剛性が高くなるより、ひざ100の外側部分に対する支持の剛性が高い方が有益である。外側荷重が整形外科用装具10あるいは210に加わったとき、装具10あるいは210は吊り包帯のような効果を示す。この場合、剛性の高い外側フレーム組立体は、整形外科用装具10あるいは210の反対側にある比較的可撓性の高い内側フレーム組立体の存在にかかわらず、ひざ100の不都合な外側へのずれを実質的に阻止するように荷重の大部分を支える。したがって、可撓性である内側フレーム組立体は、比較的剛性の高い外側フレーム組立体のMCLに対する有益な効果を打ち消すことなく、整形外科用装具10あるいは210の脚94への適合性を有利に高めることができる。
この整形外科用装具10あるいは210をユーザの左右の両脚に装着する場合、整形外科用装具10あるいは210を各脚へ固定すると、各々の整形外科用装具10あるいは210の内側フレーム組立体をお互いに離れるように外側方向に引き出すこととなり、これによってユーザの日常活動中、2つの整形外科用装具10あるいは210により大きな間隔を保つことができ、2つの整形外科用装具10あるいは210の間の不都合な接触が避けられる。
整形外科用装具10あるいは210が、例えば米国特許第5,807,294号および第5,458,565号に記載されたように、骨関節炎用装具であるときは、大抵、外側フレーム組立体にとってひざ100に対して内側方向に直線状の偏った力がかかることが望ましい。整形外科用装具の反対側の側部にある可撓性の内側フレーム組立体は、内側に向かう力に対してやや弱いことが利点となり、外側フレーム組立体が内側フレーム組立体に対してひざ100を不快に挟み付けるのを防止し、しかも比較的剛性の高い外側フレーム組立体によってひざ100に加えられる内側向きの力の有益な効果を打ち消すことはない。
本発明の可撓性が非対称である整形外科用装具において、ある条件下では、内側および外側フレーム組立体の上述した構成を単に逆にすることにより整形外科用装具の内側部分よりもむしろ外側部分の可撓性をより高くすることが有益になる。例えば、整形外科用装具10あるいは210が骨関節炎用装具である場合においては、内側フレーム組立体はひざ100に対して外側方向に直線状の偏った力がかかるようにするのが望ましい。整形外科用装具の反対側の側部にある可撓性の外側フレーム組立体は、内側へ向かう力にやや弱いことが利点となり、これによって内側フレーム組立体が外側フレーム組立体に対してひざ100を不快に挟み付けるのを防止し、しかも比較的剛性の高い内側フレーム組立体によってひざ100に加えられる外側向きの力の有益な効果を打ち消すことはない。
上記に本発明の好適な実施形態が記載されかつ図示されたが、示唆されたようなあるいは他の形態および修正をそれに加えても、本発明の範囲内にあることが理解される。
フレームが完全伸長状態の、本発明の整形外科用装具用フレームの正面斜視図である。 フレームが完全伸長状態の、図1に示すフレームの内側面図である。 フレームが完全伸長状態の、図1に示すフレームの外側面図である。 整形外科用装具が完全伸長状態でユーザの脚に装着された、図1に示すフレームを有する整形外科用装具の正面図である。 完全伸長状態でユーザの脚に装着された、図4に示す整形外科用装具の背面図である。 装具が完全伸長状態の、本発明に係る整形外科用装具の他の実施形態の内側面図である。 装具が完全伸長状態の、図6に示す整形外科用装具の外側面図である。 完全伸長状態でユーザの脚に装着された、図6に示す整形外科用装具の正面図である。 完全伸長状態でユーザの脚に装着された、図6に示す整形外科用装具の背面図である。

Claims (27)

  1. 回転ヒンジによって回転可能に連結された第1の縦支持体および第2の縦支持体を含むフレーム組立体と、
    対向する回転ヒンジによって回転可能に連結された第1の対向する縦支持体および第2の対向する縦支持体を含む対向するフレーム組立体と、
    を有し、前記第1の縦支持体は前記第1の対向する縦支持体よりも大きな可撓性を有し、および/あるいは前記第2の縦支持体は前記第2の対向する縦支持体よりも大きな可撓性を有することを特徴とする整形外科用装具のフレーム。
  2. 前記第1の縦支持体は、第1のフレーム部材と、第2のフレーム部材と、前記第1および第2のフレーム部材を連結しかつ前記第1および第2のフレーム部材よりも大きな可撓性を有する第1のオフセットヒンジとを含む請求項1に記載のフレーム。
  3. 前記フレーム組立体は、さらに前記第1の縦支持体および前記第1の対向する縦支持体を連結するフレーム組立部材を含み、前記第1の縦支持体はさらに前記第2のフレーム部材および前記フレーム組立部材を連結する第2のオフセットヒンジを含み、前記第2のオフセットヒンジは前記第1のフレーム部材および前記フレーム組立部材よりも大きな可撓性を有する請求項2に記載のフレーム。
  4. 前記第1の縦支持体は上側縦支持体であり、前記第2の縦支持体は下側縦支持体であり、前記第1のフレーム部材は上側第1フレーム部材であり、前記第2のフレーム部材は上側第2フレーム部材であり、前記フレーム組立部材は上側フレーム組立部材であり、前記第1のオフセットヒンジは上側第1オフセットヒンジであり、前記第2のオフセットヒンジは上側第2オフセットヒンジであり、さらに前記下側縦支持体は下側第1フレーム部材と、下側第2フレーム部材と、前記下側第1および下側第2フレーム部材を連結しかつ前記下側第1および下側第2フレーム部材よりも大きな可撓性をもつ下側第1オフセットヒンジとを含む請求項3に記載のフレーム。
  5. 前記フレーム組立体はさらに前記下側縦支持体および前記下側の対向する縦支持体を連結する下側フレーム組立部材を含み、前記下側縦支持体はさらに前記下側第2フレーム部材および前記下側フレーム組立部材を連結する第2のオフセットヒンジを含み、前記下側第2のオフセットヒンジは前記下側第1フレーム部材および前記下側フレーム組立部材よりも大きな可撓性を有する請求項4に記載のフレーム。
  6. 前記フレームはひざ用装具のためのものである請求項1に記載のフレーム。
  7. 前記フレーム組立体は内側フレーム組立体であり、前記対向するフレーム組立体は外側フレーム組立体である請求項1に記載のフレーム。
  8. 前記フレーム組立体は外側フレーム組立体であり、前記対向するフレーム組立体は内側フレーム組立体である請求項1に記載のフレーム。
  9. 前記第1のフレーム部材は前記回転ヒンジを係合する中央連結部材であり、前記第2のフレーム部材は補助部材であり、前記中央連結部材は金属で構成され、前記補助部材は金属あるいはプラスチックで構成され、前記第1のオフセットヒンジは前記補助部材の前記プラスチックあるいはこれと異なるプラスチックで構成されている請求項2に記載のフレーム。
  10. 前記第1のフレーム部材は前記回転ヒンジを係合する中央連結部材であり、前記第2のフレーム部材は補助部材であり、前記中央連結部材は金属で構成され、前記第1のオフセットヒンジはプラスチックで構成され、前記第1のオフセットヒンジはオーバーモールディングによって前記中央連結部材に取り付けられている請求項2に記載のフレーム。
  11. 前記フレーム組立部材はカフであり、前記第2フレーム部材は補助部材であり、前記カフは金属で構成され、前記補助部材は金属あるいはプラスチックで構成され、前記第2のオフセットヒンジは前記補助部材の前記プラスチックあるいはこれと異なるプラスチックで構成されている請求項3に記載のフレーム。
  12. 前記フレーム組立部材はカフであり、前記第2のフレーム部材は補助部材であり、前記カフは金属で構成され、前記第2のオフセットヒンジはプラスチックで構成され、前記第2のオフセットヒンジはオーバーモールディングあるいは少なくとも1つの締着具によって前記カフに取り付けられている請求項3に記載のフレーム。
  13. 前記の大きな可撓性は内外方向に可撓である請求項1に記載のフレーム。
  14. 内側中央連結部材によって連結された内側上側縦支持体および内側下側縦支持体を含む内側フレーム組立体であって、前記内側上側縦支持体は上側オフセットヒンジによって連結された第1の上側フレーム部材および第2の上側フレーム部材を含んでおり、前記第1および第2の上側フレーム部材は前記上側オフセットヒンジよりも可撓性が小さくなっており、さらに前記内側下側縦支持体は下側オフセットヒンジによって連結された第1の下側フレーム部材および第2の下側フレーム部材を含んでおり、前記第1および第2の下側フレーム部材は前記下側オフセットヒンジよりも可撓性が小さくなっている組立体と、
    外側中央連結部材によって連結された外側上側縦支持体および外側下側縦支持体を含む外側フレーム組立体であって、前記外側フレーム組立体は前記内側フレーム組立体よりも剛性が大である組立体と、
    を有することを特徴とする整形外科用装具用フレーム。
  15. 前記外側上側縦支持体は剛直な単体構造を有する請求項14に記載のフレーム。
  16. 前記上側オフセットヒンジは第1の上側オフセットヒンジであり、前記フレームは、さらに第2の上側オフセットヒンジおよび上側カフを有し、前記上側カフは前記外側上側縦支持体および前記内側上側縦支持体を連結しており、さらに前記上側カフは前記外側上側縦支持体に堅固に取り付けられ、前記第2の上側オフセットヒンジは前記上側カフおよび前記第2の上側フレーム部材を可撓的に連結している請求項15に記載のフレーム。
  17. 前記外側下側縦支持体は剛性のある単体構造を有する請求項14に記載のフレーム。
  18. 前記下側オフセットヒンジは第1の下側オフセットヒンジであり、前記フレームはさらに、第2の下側オフセットヒンジおよび下側カフを有し、前記下側カフは前記外側下側縦支持体と前記内側下側縦支持体を連結しており、さらに、前記下側カフは前記外側下側縦支持体に堅固に取り付けられ、前記第2の下側オフセットヒンジは前記下側カフと前記第2の下側フレーム部材を可撓的に連結している請求項17に記載のフレーム。
  19. 実質的に内外方向に剛性のある回転ヒンジによって回転可能に連結された上側縦支持体および下側縦支持体を含むフレーム組立体であって、前記上側縦支持体は第1の上側フレーム部材、第2の上側フレーム部材、第1の上側オフセットヒンジ、および第2の上側オフセットヒンジを含んでおり、前記第1の上側オフセットヒンジは前記第1および第2の上側フレーム部材を連結しかつ前記内外方向において前記第1および第2の上側フレーム部材よりも大きな可撓性を有しており、前記下側縦支持体は第1の下側フレーム部材、第2の下側フレーム部材、第1の下側オフセットヒンジ、および第2の下側オフセットヒンジを含んでおり、前記第1の下側オフセットヒンジは前記第1および第2の下側フレーム部材を連結しかつ前記内外方向において前記第1および第2の下側フレーム部材よりも大きな可撓性を有しているフレーム組立体と、
    対向する回転ヒンジによって回転可能に連結された上側対向縦支持体および下側対向縦支持体を含む対向フレーム組立体であって、前記上側縦支持体は前記上側対向縦支持体よりも大きな可撓性を有し、および/あるいは前記下側縦支持体は前記下側対向縦支持体よりも大きな可撓性を有している対向フレーム組立体と、
    前記上側縦支持体と前記上側対向縦支持体を連結する上側フレーム組立部材であって、前記第2の上側オフセットヒンジは前記第2の上側フレーム部材と前記上側フレーム組立部材を連結しかつ前記内外方向において前記第2の上側フレーム部材および前記上側フレーム組立部材よりも大きな可撓性を有している上側フレーム組立部材と、
    前記下側縦支持体と前記下側対向縦支持体を連結する下側フレーム組立部材であって、前記第2の下側オフセットヒンジは前記第2の下側フレーム部材と前記下側フレーム組立部材を連結しかつ前記内外方向において前記第2の下側フレーム部材および前記下側フレーム組立部材よりも大きな可撓性を有する下側フレーム組立部材と、
    を有することを特徴とする整形外科用装具。
  20. 前記フレーム組立体は内側フレーム組立体であり、前記対向フレーム組立体は外側フレーム組立体である請求項19に記載のフレーム。
  21. 前記フレーム組立体は外側フレーム組立体であり、前記対向フレーム組立体は内側フレーム組立体である請求項19に記載のフレーム。
  22. 前記第1の上側あるいは下側フレーム部材は前記回転ヒンジを係合する中央連結部材であり、前記第2の上側あるいは下側フレーム部材は補助部材であり、前記中央連結部材は金属で構成され、前記補助部材は金属あるいはプラスチックで構成され、前記第1の上側あるいは下側オフセットヒンジは前記補助部材の前記プラスチックあるいはこれと異なるプラスチックで構成されている請求項19に記載のフレーム。
  23. 前記第1の上側あるいは下側フレーム部材は前記回転ヒンジを係合する中央連結部材であり、前記第2の上側あるいは下側フレーム部材は補助部材であり、前記中央連結部材は金属で構成され、前記第1の上側あるいは下側オフセットヒンジはプラスチックで構成され、前記第1の上側あるいは下側オフセットヒンジはオーバーモールディングによって前記中央連結部材に取り付けられている請求項19に記載のフレーム。
  24. 前記上側あるいは下側フレーム組立部材はカフであり、前記第2の上側あるいは下側フレーム部材は補助部材であり、前記カフは金属で構成され、前記補助部材は金属あるいはプラスチックで構成され、前記第2の上側あるいは下側オフセットヒンジは前記補助部材の前記プラスチックあるいはこれと異なるプラスチックで構成されている請求項19に記載のフレーム。
  25. 前記上側あるいは下側フレーム組立部材はカフであり、前記第2の上側あるいは下側フレーム部材は補助部材であり、前記カフは金属で構成され、前記第2の上側あるいは下側オフセットヒンジはプラスチックで構成され、前記第2の上側あるいは下側オフセットヒンジはオーバーモールディングあるいは少なくとも1つの締着具によって前記カフに取り付けられている請求項19に記載のフレーム。
  26. ひざ用装具をユーザの脚に正確に適合させる方法であって、
    フレーム組立体および対向フレーム組立体を有するひざ用装具を用意し、
    前記フレーム組立体は中央連結部材によって回転可能に連結された上側縦支持体および下側縦支持体を含んでおり、前記上側および/あるいは下側縦支持体はオフセットヒンジによって連結された第1のフレーム部材および第2のフレーム部材を含んでおり、前記第1および第2のフレーム部材は前記オフセットヒンジよりも可撓性が小さくされており、前記対向フレーム組立体は対向外側中央連結部材によって回転可能に連結された対向上側縦支持体および対向下側縦支持体を有しており、
    上脚、下脚、およびひざを有する脚部に前記ひざ用装具を配置し、
    前記上側縦支持体および前記対向縦支持体は前記上脚の実質的に反対側の側部で前記上脚に隣接しており、前記下側縦支持体および前記対向下側縦支持体は前記下脚の実質的に反対側の側部で前記下脚に隣接しており、前記内側中央連結部材および対向中央連結部材は前記ひざの反対側の側部で前記ひざに隣接しており、
    少なくとも1本のストラップ(帯ひも)を前記上側縦支持体および前記対向上側縦支持体に、および/あるいは前記下側縦支持体および前記対向下側縦支持体に充分な張力をもって連結し、
    これによって前記オフセットヒンジで前記上脚および/あるいは前記下脚と緊密な密着適合状態となるように前記上側縦支持体および/あるいは前記下側縦支持体を屈曲変形させることを特徴とするひざ用装具をユーザの脚に適合させる方法。
  27. 前記フレーム組立体が、前記ひざ用装具が前記脚に配置され、少なくとも1本の前記帯ひもを連結する前は、前記脚に対して中立的に加わる力となる請求項26に記載の方法。
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