JPH06285102A - 弾性支持部材を有するヒンジ式整形外科用装具 - Google Patents

弾性支持部材を有するヒンジ式整形外科用装具

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JPH06285102A
JPH06285102A JP6016540A JP1654094A JPH06285102A JP H06285102 A JPH06285102 A JP H06285102A JP 6016540 A JP6016540 A JP 6016540A JP 1654094 A JP1654094 A JP 1654094A JP H06285102 A JPH06285102 A JP H06285102A
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leg
brace
support strap
lower leg
shell
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JP6016540A
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English (en)
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Joseph F Nebolon
エフ ネボロン ジョセフ
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Smith and Nephew Inc
Original Assignee
Smith and Nephew Donjoy Inc
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    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00—Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
    • A61F5/01—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces
    • A61F5/0102—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations
    • A61F5/013—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations for the arms, hands or fingers
    • A—HUMAN NECESSITIES
    • A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61F—FILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F5/00—Orthopaedic methods or devices for non-surgical treatment of bones or joints; Nursing devices; Anti-rape devices
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    • A61F5/0123—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations for the knees
    • A61F5/0125—Orthopaedic devices, e.g. splints, casts or braces specially adapted for correcting deformities of the limbs or for supporting them; Ortheses, e.g. with articulations for the knees the device articulating around a single pivot-point

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者が装具を着けている際に高度な快適性
を与えることのできるヒンジ式整形外科用装具を提供す
る。 【構成】 装具１０は、シェル１２、外側支持ストラッ
プ１４および内側支持ストラップ１６を含んだ複数の弾
性支持部材を備えている。弾性シェル１２は、上脚に整
合する遠位部分１８を有する。遠位部分１８は、外側遠
位アーム２４とそこから近位方向に延びる内側遠位アー
ム２６とを有する遠位帯２２を含む。近位部分２０は、
外側近位アーム３０とそこから遠位方向に延びる内側近
位アーム３２とを有する近位帯２８を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は一般に整形外科用装具
に関し、さらに詳しくは、剛性支持要素を実質的に持た
ず、弾性支持要素のみを有するヒンジ式整形外科用装具
に関する。
【０００２】
【従来の技術】整形外科用装具は、一般に、けがや他の
疾病で弱くなった骨の関節を固定させるために使用者の
身体に装着される。このような装具は剛性支持要素の部
品で構成されている。その支持要素は、使用者の動作中
にその関節を支える目的で、１つまたはそれ以上のヒン
ジによって力学的に結合されている。
【０００３】このような装具は、固定すべき関節部分を
ヒンジが横断するような状態で身体に付けられ、関節の
上下にある複数の連結箇所でその剛性要素が身体に固定
される。典型的なヒンジ式整形外科用装具の構造は、米
国特許第4,633,867号および米国特許第4,697,583号に開
示されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のヒンジ
式整形外科用装具は、多くの欠点を有しているため、有
用性が低い。すなわち、従来の装具の剛性要素は、かさ
ばった非弾性のものであり、常用者にしばしば不快感を
与え、初めのサイズ調整やしっくりした装着が困難であ
る。
【０００５】従来の装具を運動選手が使用する場合に
は、さらなる問題がある。特に、ある種の運動競技、例
えばサッカーやラグビーなどでは、突出した剛性要素を
備えた装具は競技者同士の接触により事故を引き起こす
危険性があるため、その使用を禁止する規則を設けてい
る。また、従来の装具は不規則な表面を有するため運動
選手にとって不都合である。なぜなら、競技中に装具表
面に当たって跳ね返ったボールやその他の物を選手がコ
ントロールする場合、その能力を低下させるからであ
る。
【０００６】従って、この発明は、上述の欠点を解消し
た整形外科用装具を提供することを１つの目的とする。
この発明は特に、使用者が装具を着けている際に高度な
快適性を与えることのできるヒンジ式整形外科用装具を
提供することを１つの目的とする。この発明の別の１つ
の目的は、サイズ調整やしっくりした装着を確保するこ
とができる、コンパクトな構成要素を有するヒンジ式整
形外科用装具を提供することにある。
【０００７】この発明のさらなる１つの目的は、弾性支
持要素のみを有するヒンジ式整形外科用装具を提供する
ことにある。すなわち、剛性支持要素を実質的に持たな
いヒンジ式整形外科用装具でありながら、所望の関節を
コントロールしたり固定したりすることのできる装具を
提供することを１つの目的とする。
【０００８】この発明のまた別の１つの目的は、剛性支
持要素の使用を禁止する規則のある運動競技に使用する
ことのできるヒンジ式整形外科用装具を提供することに
ある。この発明のまた別のさらなる１つの目的は、比較
的平坦な突起面を備えることにより、接触した選手がけ
がをするおそれを低減し、運動競技中に装具表面で跳ね
返るボールやその他の物をよりよくコントロールするこ
とのできる、ヒンジ式整形外科用装具を提供することに
ある。
【０００９】この発明は、装具が使用者の肢部の関節に
装着されるとき、その関節を含んだ全動作範囲を支持す
るための整形外科用装具に関するものである。この装具
の支持部材は、弾性はあるが硬化された、肢部の輪郭に
適合する素材から形成されたヒンジ式シェルと、そのシ
ェルの特定箇所でシェルに係合する一対の柔軟な支持ス
トラップとを含む。シェルは、関節が動作範囲内で動く
場合に、支持ストラップと関節との間において所定の動
力学的関係を維持するために形成されているので、支持
ストラップにより、負傷しまたは弱った関節を固定する
ことができる。装具のすべての支持部材は十分に弾性が
あるため、実質的に剛性支持要素を持たない。
【００１０】
【課題を解決するための手段およびその作用】かくし
て、この発明によれば、上下両脚の間の膝関節を支持す
るために脚部に装着することができ、剛性支持要素を実
質的に持たない、整形外科用装具が提供される。
【００１１】すなわち、この発明によれば、上下両脚の
間の膝関節を支持するために脚部に装着することができ
る整形外科用装具であって、 a)弾性を有し、 1)上脚に適合して装着できる上脚帯と、 2)下脚に適合して装着できる下脚帯とを備えたシェル、 b)下脚帯に対して上脚帯が膝関節の周りに回転するよう
にシェルに回動状に係合するヒンジ手段、および c)少なくとも２つの係合箇所で装具に係合する支持スト
ラップであって、装具の第１係合箇所が脚の第１側部で
上脚に隣接し、装具の第２係合箇所が脚の第１側部とは
反対側の第２側部で下脚に隣接し、上脚の第１側部から
膝関節を越えて下脚の第２側部へ向かって外側または内
側へ延びた支持ストラップを備えてなる整形外科用装具
が提供される。
【００１２】この装具は、手首、肘および膝を含む身体
の肢部における多数の関節のいずれをも支持するために
適用することができる。各々の場合、硬化された弾性シ
ェルは、関節の周りで肢部に近位および遠位で係合する
ために用いられる近位帯と遠位帯とを備えている。これ
らの帯は、肢部に対向状に配置されるのが好ましい。
【００１３】この発明はまた、肢部の近位部位および遠
位部位の間の関節を支持するために肢部に装着すること
ができる整形外科用装具であって、 a)弾性を有し、 1)肢部の近位部位に適合して装着できる近位帯と、 2)肢部の遠位部位に適合して装着できる遠位帯とを備え
たシェル、 b)遠位帯に対して近位帯が関節の周りに回転するように
シェルに回動状に係合するヒンジ手段、および c)少なくとも２つの係合箇所で装具に係合する支持スト
ラップであって、装具の第１係合箇所が肢部の第１側部
で近位部位に隣接し、装具の第２係合箇所が肢部の第１
側部とは反対側の第２側部で遠位部位に隣接し、肢部の
第１側部から関節を越えて肢部の第２側部へ向かって外
側または内側へ延びた支持ストラップを備えてなる整形
外科用装具が提供される。
【００１４】このシェルは、さらに、外側近位アームと
内側近位アームとを備えている。それぞれのアームは近
位帯に結合され、その近位帯から、一般には長手方向に
ある肢部の近位部位へ延びている。さらに、このシェル
は外側遠位アームと内側遠位アームとを備えている。そ
れぞれのアームは遠位帯に結合され、その遠位帯から、
一般には長手方向にある肢部の遠位部位へ延びている。
【００１５】この装具には、近位アームおよび遠位アー
ムの外側連結部および内側連結部に、関節の周りで近位
帯が遠位帯に関して回転することを可能にするヒンジが
設けられる。特にこのヒンジは、外側近位アームを外側
遠位アームに回動状に係合させる外側ピンと、内側遠位
アームを内側近位アームに回動状に係合させる内側ピン
とを備えている。
【００１６】双方の支持ストラップは、近位係合箇所お
よび遠位係合箇所で装具に固定される。これらの係合箇
所はさらに、近位にまたは遠位に配置されて、装具に関
して互いに反対側である、前方または後方に配置され
る。一方の支持ストラップは、遠位係合箇所に関して関
節の外側の周りの近位係合箇所から延びる外側支持スト
ラップであり、他方の支持ストラップは、遠位係合箇所
に関して関節の内側の周りの近位係合箇所から延びる内
側支持ストラップである。
【００１７】近位係合箇所および遠位係合箇所は、近位
帯および遠位帯における実質的に中心の位置にそれぞれ
配置されるのが好ましい。この支持ストラップは、使用
者が必要に応じて支持ストラップ張力を変えることがで
きるように、長さが十分に長くされており、その結果と
して、装具が関節に与える支持の程度を十分に調整する
ことができる。
【００１８】複数の近位および遠位シェル保持ストラッ
プは、肢部の周囲における装具を締めることのできるシ
ェルに係合している。これらのシェル保持ストラップ
は、関節の周りの肢部における所望の安定位置でシェル
に係合している。支持ストラップに取り付けるために、
ガイドストラップが設けられる。このガイドストラップ
は、シェルに結合するために延びている。ガイドストラ
ップは、シェルに結合し、関節が動作範囲内で動くのに
応じて支持ストラップをガイドする機能を有している。
【００１９】この発明によれば、さらに、上下両脚の間
の膝関節を支持するために脚部に装着することができる
整形外科用装具であって、 a)弾性を有し、 1)上脚の前部に適合して装着できる上脚帯と、 2)下脚の後部に適合して装着できる下脚帯とを備えたシ
ェル、 b)下脚帯に対して上脚帯が膝関節の周りに回転するよう
にシェルに回動状に係合するヒンジ手段、 c)少なくとも２つの係合箇所でシェルに係合する第１支
持ストラップであって、第１係合箇所が上脚帯にあり、
第２係合箇所が下脚帯にあり、上脚の前部から膝関節を
越えて下脚の後部へ向かって外側へ延びた第１支持スト
ラップ、および d)少なくとも２つの係合箇所でシェルに係合する第２支
持ストラップであって、上脚の前部から膝関節を越えて
下脚の後部へ向かって内側へ延びた第２支持ストラップ
を備えてなる整形外科用装具が提供される。
【００２０】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
しく説明する。なお、これによってこの発明が限定され
るものではない。
【００２１】図１において、この発明の１つの実施例に
係る整形外科用装具の全体を符号１０で示す。図示され
た装具１０は、使用者の左足を支える膝関節の周りに装
着するように適用されているが、この発明に係る整形外
科用装具は一般に、膝、肘、手首などが含まれる、単一
動作平面で回動するあらゆる関節に関して身体の肢部に
装着するために有用である。当業者には自明であるよう
に、図１に示された装具１０の構造に簡単な調整を行え
ば、どのような関節にも装着される。
【００２２】装具１０は、シェル１２、外側支持ストラ
ップ１４および内側支持ストラップ１６を含んだ複数の
弾性支持部材を備えている。弾性シェル１２は、上脚に
整合する遠位部分１８を有する。この遠位部分１８の好
ましい形状は、以下に示すように、使用者の身体の輪郭
に沿い易いように、垂直面上では回復可能に屈曲する
（すなわち弾性を有する）が、水平面上では支持ストラ
ップ１４・１６を確実に固定させるために実質的に伸縮
しない（すなわち非弾性である）、硬質シート素材から
なる一体形状片部である。この条件を満たす素材として
は、ある種のプラスチック、ファイバーグラスおよび当
業者に周知の同様の組成物が含まれる。
【００２３】遠位部分１８は、外側遠位アーム２４とそ
こから近位方向に延びる内側遠位アーム２６とを有す
る、遠位帯（またはふくらはぎ帯）２２を必須の要素と
して含む。近位部分２０は好ましくは、遠位部分１８と
同じ特性を持つ硬質シート素材からなる一体形状片部で
ある。この近位部分２０は、外側近位アーム３０とそこ
から遠位方向に延びる内側近位アーム３２とを有する、
近位帯（または大腿部帯）２８を必須の要素として含
む。
【００２４】外側遠位アーム２４は、外側近位アーム３
０に回動可能に連結されており、内側遠位アーム２６
は、内側近位アーム３２にヒンジ手段を介して連結さ
れ、それぞれ、外側ピン３４および内側ピン３６を備え
ている（図２参照）。これらのピン３４・３６として
は、アーム２４をアーム３０に、アーム２６をアーム３
２にそれぞれ回転可能に取り付けるリベットからなるの
が好ましい。
【００２５】２つの支持ストラップ１４・１６は、しな
やかな革などの耐摩耗性支持素材により形成されている
が、そうでない場合には、ナイロンなどの、柔軟性を有
し実質的に伸縮しない天然または合成の布で形成される
ことが好ましい。これらの支持ストラップ１４・１６
は、近位帯２８のほぼ中央に設けられ近位係合箇所３８
でシェル１２に連結されている。支持ストラップ１４・
１６と近位帯２８とは、これらを貫くリベット４０によ
って、固定可能に係合されている。図１および図２に示
すように、支持ストラップ１４・１６は、遠位帯２２の
ほぼ中央に設けられた遠位係合箇所４２でシェル１２に
連結されている。支持ストラップ１４・１６と遠位帯２
２とは、これらを貫くリベット４４によって、固定可能
に係合されている。
【００２６】支持ストラップ１４・１６は、リベット４
０・４４によって係合箇所３８・４２でそれぞれ連結さ
れる端部を有する、長さの異なる２つのストラップから
形成してもよい。支持ストラップ１４・１６は、また、
係合箇所３８・４２では連続しているが２つの自由端を
有し、これらの自由端がリベット４０・４４によって反
対側の係合箇所３８・４２で連結されている、１つのス
トラップから形成されしてもよい。
【００２７】いずれの場合にも、図２に示されるよう
に、調整ループ４６・４８およびホック並びに一般にベ
ルクロ（VELCRO、登録商標）ファスナーと呼ばれるルー
プファスナー５０・５２を備えることにより、支持スト
ラップ１４・１６の長さの調整をすることがができる。
【００２８】一方のストラップ１４は、ループ４６に調
節可能に取り付けられた端部５４を有する。このストラ
ップ１４は、端部５４をループ４６にくぐらせ、ストラ
ップ１４の上に戻して重ね、ファスナー５０で固定する
ことにより調節される。ストラップ１４はさらに、固定
部分５６を有する。この固定部分５６は、調節可能にル
ープ４６に接続され、遠位係合箇所４２でリベット４４
につながっている。同様に、他方のストラップ１６は、
ループ４８に調節可能に取り付けられた端部５８と、ル
ープ４８に固定可能に接続され、ストラップ１４におけ
るのと実質的に同様にリベット４４にまで延びる固定部
分６０とを有する。
【００２９】図３において、この発明の別の１つの実施
例に係る整形外科用装具の全体を符号６２で示す。装具
６２の支持ストラップ１４・１６は、近位帯２８の中心
に位置する近位係合箇所３８で連続する、１つのストラ
ップから形成されている。このストラップは、近位係合
箇所３８で一対の係合孔６４a・６４bを通って巻かれて
おり、２つの支持ストラップ１４・１６に区分されてい
る。係合孔６４a・６４bは、近位帯２８と支持ストラッ
プ１４・１６とにスライド可能な係合を与えるように、
近位帯２８に形成されている。図３には示されていない
が、ストラップの２つの自由端は、図２および上記と同
様に、これらの自由端と遠位帯２２とを貫くリベットに
よって、遠位係合箇所で固定可能に取り付けられてい
る。
【００３０】近位位置における係合孔６４a・６４bは、
遠位位置における装具６２のリベットとは逆に設けられ
ていてもよい。その場合、係合孔６４a・６４bは遠位帯
２２に形成され、リベットは近位帯２８に形成されて、
本質的に同じ目的が達成される。すべての面で、装具６
２は装具１０と実質的に同一である。したがって、ルー
プ４８は装具１０におけるのと同様に備えられ（ここで
は、１つのループ４８だけが外側遠位アーム２４の上に
示されている）、支持ストラップ１４・１６の調整が可
能となっていることがわかる。
【００３１】図１と図２とで示された１つの実施例およ
び図３で示された他の１つの実施例における外側支持ス
トラップ１４は、近位係合箇所３８から、４つのアーム
２４、２６、３０、３２によって区画されたシェル１２
の開口部６８を横切って遠位係合箇所４２まで、外側へ
延びている。逆に、内側支持ストラップ１６は、近位係
合箇所３８から開口部６８を横切って遠位係合箇所４２
まで、内側へ延びている。
【００３２】装具１０・６２はさらに、複数の近位シェ
ル維持ストラップ７０a・７０bおよび複数の遠位シェル
維持ストラップ７２a・７２b・７２cを備えている。近
位シェル維持ストラップ７０a・７０bおよび遠位シェル
維持ストラップ７２a・７２b・７２cはそれぞれ、近位
維持孔７４a・７４bおよび遠位維持孔７６a・７６b・７
６cに通されて巻き付けられ、シェル１２に係合してい
る。好ましい構造としては、遠位シェル維持ストラップ
７２cが、遠位シェル維持ストラップ７２a、７２bに対
してシェル１２の反対側に配置された構造である。しか
し、他の維持ストラップ構造もこの発明の範囲内で可能
であることは言うまでもない。
【００３３】維持ストラップ７０a・７０b・７２a・７
２b・７２cによって、装具１０・６２を装着すべき脚の
周りに締めることができる。各維持ストラップ７０a・
７０b・７２a・７２b・７２cは、ストラップの端部にホ
ックおよびループファスナー７８を必須要素として備
え、これによって、装具１０・６２の装着される脚にシ
ェル１２が密着するように維持ストラップを緩めたり、
長さを調整したりすることができる。
【００３４】外側支持ストラップ１４には、２つの端部
を有する外側ガイドストラップ８０が、その１つの端部
での縫い合わせなどの手段により、固定状に取り付けら
れている。同様に、外側支持ストラップ１６には、２つ
の端部を有する内側ガイドストラップ８２が、その１つ
の端部で固定状にに取り付けられている。ガイドストラ
ップ８０・８２は、それぞれ外側および内側へ延び、こ
こでは遠位シェル維持ストラップ７２bとして示された
維持部材まで延びる。両ガイドストラップ８０・８２の
端部は、縫い合わせなどの手段によって遠位シェル維持
ストラップ７２bに固定状に連結されている。ガイドス
トラップ８０・８２および維持ストラップ７０a・７０b
・７２a・７２b・７２cは、天然または合成の布など
の、実質的に支持ストラップ１４・１６と同じ性質を有
するしなやかな素材から形成されるが、ガイドストラッ
プ８０・８２の素材は伸縮し得る弾性素材であってもよ
い。
【００３５】遠位シェル維持ストラップ７２a・７２bの
内側には、遠位維持ストラップパッド８４が、縫い合わ
せなどの手段により取り付けられている。このパッド８
４は、遠位帯２２とは反対側のシェル１２の開口部８６
のほぼ全体を覆っており、遠位シェル維持ストラップ７
２a・７２bにかかる荷重を、使用者に快適なように、シ
ェルの内側の脚全体により均一に分散させる。パッド８
４は、好ましくは気泡クッションを包み込んだフェルト
などの柔らかい布で覆われている。
【００３６】遠位維持ストラップパッド８４、遠位シェ
ル維持ストラップ７２a・７２b、外側ガイドストラップ
８０、内側ガイドストラップ８２およびシェル１２の遠
位部位１８の好ましい関係は、図４においてさらに明瞭
に示される。上述のように、遠位シェル維持ストラップ
７２bは、ガイドストラップ８０・８２を結合するため
の維持部材として作用し、シェル１２を跨いだ状態にガ
イドストラップ８０・８２とシェル１２とを連結させ
る。しかし、また別の構造（図示せず）では、遠位維持
ストラップパッド８４は、ガイドストラップ８０・８２
の連結のための維持部材としても機能し、ガイドストラ
ップ８０・８２をシェル１２に連結させる。
【００３７】図１〜図４によれば、シェル１２の遠位部
位１８および近位部位２０が、遠位シェルパッド８８お
よび近位シェルパッド９０にそれぞれ連結されている。
これらのシェルパッド８８・９０は、遠位部位１８およ
び近位部位２０の輪郭に実質的に整合するように成形さ
れている。これらのシェルパッド８８・９０により、装
具１０・６２は使用者の四肢に適合するように装着さ
れ、使用者とシェル１２の内面との干渉を和らげる。パ
ッド８８・９０は布で覆われた気泡素材から形成され、
複数のホックおよびループファスナー（図示せず）によ
って取り外し可能にシェル１２の内面に取り付けられ
る。
【００３８】装具１０・６２は、図１〜図３および上記
に示したように、装具１０・６２の反対側に配置された
遠位帯２２および近位帯２８を有するものとして記載さ
れているが、遠位帯２２および近位帯２８を装具１０・
６２の同じ側に、すなわち前方または後方に配置させる
こともできる。しかし、これらの実施例では、支持スト
ラップ１４・１６は遠位および近位帯２２・２８にそれ
ぞれ連結されており、２つの帯２２・２８の一方は間接
的に連結され、他方は直接的に連結される。
【００３９】ここで定義される間接的連結とは、維持ス
トラップまたは維持ストラップパッドなどの維持部材を
交互に帯２２・２８と連結させて、この維持部材を介し
て支持ストラップ１４・１６と帯２２・２８とが連結さ
れることをいう。直接的連結とは、支持ストラッップ１
４・１６が、他の部材の介在なく、帯２２・２８に直接
に連結されることをいう。このように、これらの実施例
では、支持ストラップ１４・１６のための一方の係合箇
所は維持部材上にあり、他方の係合箇所は帯２２・２８
上にある。
【００４０】図５〜図７は、装具１０が使用者の脚９２
に装着された状態を示す。装具１０の好ましい構造で
は、近位帯２８は、上脚９４である大腿部とは反対側の
脚９２の前方に配置され、遠位帯２２は、下脚９６であ
るふくらはぎとは反対側の脚９２の後方に配置される。
しかし、この位置は逆にしてもよく、例えば近位帯２８
を後方へ、遠位帯２２を前方へ配置してもよいというこ
とは、当業者にとっては自明である。シート素材から形
成される帯２８・２２は好ましくは、脚９２に十分に沿
い、実質的に突起がなく脚９２の外表面に接触し、装着
時、特にサッカーのような運動をする際の装着時に装具
１０から起こる干渉を最小限にする、比較的滑らかで均
一な広い表面を有する。
【００４１】外側近位アーム３０および内側近位アーム
３２はいずれも、上脚９４の長手軸に対応して近位帯２
８から遠位へ延びている。同様に、外側遠位アーム２４
および内側遠位アーム２６は、下脚９６の長手軸に対応
して遠位帯２２から近位へ延びている。アーム２４・２
６・３０・３２によって、装具１０前方の膝蓋９８を受
ける開口部６８が区画されている。外側支持ストラップ
１４および内側支持ストラップ１６は、膝蓋９８を挟ん
で対向した状態で対角線状に延びている。同様に、外側
ガイドストラップ８０および内側ガイドストラップ８２
は、膝蓋９８を挟んで対向した状態で対角線状に延び
る。
【００４２】この発明に係る装具が身体の他の関節に使
用される場合は、アームによって区画される開口部は一
般に、支えられるべき関節の骨の突起を受けるために、
装具の関節の屈曲部とは反対側である装具側に配され
る。この支持ストラップおよびガイドストラップは一般
に、開口部の周囲に、開口部の中に骨の突起が囲まれる
ように延びた状態で配される。
【００４３】図５〜図７によると、装具１０は、米国特
許第4,697,583号に記載されているように、４点支持装
具として機能する形状をしている。脚９２に反作用支持
力を与えるこの装具１０の４つの支点は、近位帯２８、
近位シェル維持ストラップ７０b、遠位帯２２および遠
位シェル維持ストラップ７２bである。
【００４４】膝関節の支持に使用する場合、装具１０は
特に、内側側副靭帯（MCL）あるいは外側側副靭帯（LC
L）を支えるために、または内側側副靭帯および外側側
副靭帯を同時に支えるために、使用できる。MCLを支え
る際、外側支持ストラップ１４は、膝関節の内側にかか
った外側向きの荷重を受け、装具１０の予荷重限界まで
膝関節の外反回転を有効に防ぐことにより、MCLへの荷
重を減少させる。この態様では、外側支持ストラップ１
４によって装具１０の一次的支持機能が生じ、内側支持
ストラップ１６は、脚９２に関して装具１０の位置を維
持するために抵抗モーメントを与え、遠位帯２２に関し
て脚９２に対する近位帯２２の軸的な回転が防止され
る。
【００４５】LCLを支持する際は、内側支持ストラップ
１６は、膝関節の内側にかかった外側向きの荷重を受
け、装具１０の予荷重限界まで膝関節の外反回転を有効
に防ぐことにより、LCLへの荷重を減少させる。この態
様では、内側支持ストラップ１６によって装具１０の一
次的支持機能が生じ、外側支持ストラップ１４は、脚９
２に関して装具１０の位置を維持するために抵抗モーメ
ントを与え、遠位帯２２に関して脚９２に対する近位帯
２２の軸的な回転が防止される。
【００４６】装具１０の予荷重限界は、上述の方法によ
って調整され得る支持ストラップ１４・１６の長さ（お
よび対応する張力）の関数である。一般に、使用者の適
合値によって定義される最大予荷重限界に関して支持ス
トラップ１４・１６の予荷重限界よりも大きい。なぜな
ら、もし、装具１０の荷重が装具１０の予荷重限界を越
えると、装具１０は屈曲し始め、関節が外反回転および
内反回転するからである。
【００４７】装具１０の予荷重限界が、使用者の適合値
によって定義される最大予荷重限界に関して支持ストラ
ップ１４・１６の予荷重限界よりも大きいことは特記す
べきである。なぜなら、装具１０の荷重が装具１０の予
荷重限界を越える場合、装具１０は屈曲を始め、これに
より関節が外反回転および内反回転するからである。
【００４８】装具１０の予荷重限界が、支持ストラップ
１４・１６の予荷重限界よりも大きいことは特記すべき
である。なぜなら、支持ストラップ１４・１６に荷重が
かかると、その荷重はシェル１２に送られるからであ
る。支持部材の組合せ、特にシェル１２と支持ストラッ
プ１４・１６との組合せは、関節の外反回転および内反
回転を効果的に防ぐ。これらの回転は、関節に対する部
材の相対的位置と形状によって、さらに遠位帯２２が近
位帯２８に対して脚の周りで軸方向に回転するのを防ぐ
ための支持ストラップ１４・１６の継続動作によって、
防止される。
【００４９】明らかなように、装具１０の有効性は、関
節の外反回転を防ぐ支持ストラップ１４・１６の性能に
より生じる。つまり、内側荷重が装具１０の着けられた
脚にかかる場合にはMCLが保護され、および／または関
節の内反回転を防ぐために外側荷重が装具１０の着けら
れた脚に適用される場合にはLCLが保護される。特に、
外側荷重が脚にかかるると、その荷重は内側支持ストラ
ップ１６への張力と外側アーム２４・３０への圧縮力と
に変わる。外側荷重はさらに、内側支持ストラップ１６
にかかる張力によって帯２２・２８が軸方向に回転する
のを防ぐために働く、外側支持ストラップ１４への張力
に変わる。
【００５０】逆に、内側荷重が脚にかかると、その荷重
は外側支持ストラップ１４への張力と内側アーム２６・
３２への圧縮力とに変わる。内側荷重はさらに、外側支
持ストラップ１４の張力によって帯２２・２８が軸方向
に回転するのを防ぐために働く、内側ストラップ１６へ
の張力に変わる。
【００５１】この発明は、前述した好ましい実施例に限
定されるものではなく、これらに施される、当業者に自
明な変更および修正がこの発明の範囲に属するものと解
すべきである。
【００５２】
【発明の効果】上述したように、この発明の装具は弾性
支持部材を使用するが、この装具が制御と安定性を提供
して関節を固定させる所望の効果を奏することは当業者
に自明である。この効果は、弾性支持部材相互の方向
性、または柔軟性支持部材と装具の装着される脚との特
定の方向性により得られるものである。これによって、
この発明が教示するように、組み合わされた弾性支持部
材は、関節における外反回転および内反回転を防止す
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明に係る整形外科用装具の１つの実施例
を示し、膝関節または身体の他の関節に適用できる装具
の前方斜視図である。
【図２】図１の整形外科用装具の後方斜視図である。
【図３】この発明に係る整形外科用装具の他の１つの実
施例を示し、膝関節または身体の他の関節に適用できる
装具の前方斜視図である。
【図４】図１の整形外科用装具の遠位位置における拡大
前方斜視図である。
【図５】図１の整形外科用装具が膝関節を延ばした状態
で使用者の脚の適所に装着された状態を示す側面図であ
る。
【図６】図１の整形外科用装具が膝関節を折り曲げた状
態で使用者の脚の適所に装着された状態を示す側面図で
ある。
【図７】図１の整形外科用装具が膝関節を延ばした状態
で使用者の脚の適所に装着された状態を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
１０ 装具 １２ シェル １４ 外側支持ストラップ １６ 内側支持ストラップ １８ 遠位部分 ２０ 近位部分 ２２ 遠位帯（ふくらはぎ帯） ２４ 外側遠位アーム ２６ 内側遠位アーム ２８ 近位帯（大腿部帯） ３０ 外側近位アーム ３２ 内側近位アーム ３４ 外側ピン ３６ 内側ピン ３８ 近位係合箇所 ４０ リベット ４２ 遠位係合箇所 ４４ リベット ６２ 装具 ７０ 維持ストラップ ７２ 維持ストラップ ８０ 外側ガイドストラップ ８２ 内側ガイドストラップ ８４ 維持ストラップパッド ８６ 開口部 ８８ 遠位シェルパッド ９０ 近位シェルパッド ９２ 脚 ９４ 上脚 ９６ 下脚

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 上下両脚の間の膝関節を支持するために
    脚部に装着することができる整形外科用装具であって、 a)弾性を有し、 1)上脚に適合して装着できる上脚帯と、 2)下脚に適合して装着できる下脚帯とを備えたシェル、 b)下脚帯に対して上脚帯が膝関節の周りに回転するよう
    にシェルに回動状に係合するヒンジ手段、および c)少なくとも２つの係合箇所で装具に係合する支持スト
    ラップであって、装具の第１係合箇所が脚の第１側部で
    上脚に隣接し、装具の第２係合箇所が脚の第１側部とは
    反対側の第２側部で下脚に隣接し、上脚の第１側部から
    膝関節を越えて下脚の第２側部へ向かって外側または内
    側へ延びた支持ストラップを備えてなる整形外科用装
    具。
  2. 【請求項２】 第１係合位置が上脚帯にあり、第２係合
    位置が下脚帯にある請求項１記載の整形外科用装具。
  3. 【請求項３】 上脚の第１側部から膝関節を越えて下脚
    の第２側部へ向かって内側へ延びた第２支持ストラップ
    をさらに備えた請求項１記載の整形外科用装具。
  4. 【請求項４】 前記の少なくとも２つの係合箇所で装具
    に係合する第２支持ストラップをさらに備え、第２支持
    ストラップが上脚の第１側部から膝関節を越えて下脚の
    第２側部へ向かって外側へ延びた請求項３記載の整形外
    科用装具。
  5. 【請求項５】 支持ストラップが、上脚の第１側部から
    膝関節を越えて下脚の第２側部へ向かって外側へ延びた
    第１支持ストラップである請求項１記載の整形外科用装
    具。
  6. 【請求項６】 前記の少なくとも２つの係合箇所で装具
    に係合する第２支持ストラップをさらに備え、第２支持
    ストラップが上脚の第１側部から膝関節を越えて下脚の
    第２側部へ向かって内側へ延びた請求項５記載の整形外
    科用装具。
  7. 【請求項７】 上脚の第１側部が上脚の前部であり、下
    脚の第２側部が下脚の後部であり、支持ストラップが上
    脚の前部から下脚の後部へ延びた請求項１記載の整形外
    科用装具。
  8. 【請求項８】 支持ストラップに結合した第１端とシェ
    ルに結合した第２端とを有するガイドストラップをさら
    に備えた請求項１記載の整形外科用装具。
  9. 【請求項９】 シェルがさらに、 外側上脚アームと内側上脚アームおよび外側下脚アーム
    と内側下脚アームを備え、これら２つの上脚アームが上
    脚帯に結合してそこから一般に大腿部の長手方向へ遠位
    に延び、これら２つの下脚アームが下脚帯に結合してそ
    こから一般にふくらはぎの長手方向へ近位に延びた請求
    項１記載の整形外科用装具。
  10. 【請求項１０】 ヒンジ手段が、膝関節に隣接して外側
    上脚アームと外側下脚アームとを回動可能に結合した第
    １ピンと、膝関節に隣接して内側上脚アームと内側下脚
    アームに回動可能に結合した第２ピンとを備えてなる請
    求項９記載の整形外科用装具。
  11. 【請求項１１】 肢部の近位部位および遠位部位の間の
    関節を支持するために肢部に装着することができる整形
    外科用装具であって、 a)弾性を有し、 1)肢部の近位部位に適合して装着できる近位帯と、 2)肢部の遠位部位に適合して装着できる遠位帯とを備え
    たシェル、 b)遠位帯に対して近位帯が関節の周りに回転するように
    シェルに回動状に係合するヒンジ手段、および c)少なくとも２つの係合箇所で装具に係合する支持スト
    ラップであって、装具の第１係合箇所が肢部の第１側部
    で近位部位に隣接し、装具の第２係合箇所が肢部の第１
    側部とは反対側の第２側部で遠位部位に隣接し、肢部の
    第１側部から関節を越えて肢部の第２側部へ向かって外
    側または内側へ延びた支持ストラップを備えてなる整形
    外科用装具。
  12. 【請求項１２】 第１係合箇所が近位帯にあり、第２係
    合箇所が遠位帯にある請求項１１記載の整形外科用装
    具。
  13. 【請求項１３】 支持ストラップが、肢部の近位部位の
    第１側部から関節を越えて肢部の遠位部位の第２側部へ
    向かって内側へ延びた第１支持ストラップである請求項
    １１記載の整形外科用装具。
  14. 【請求項１４】 前記の少なくとも２つの係合箇所で装
    具に係合する第２支持ストラップをさらに備え、第２支
    持ストラップが肢部の近位部位の第１側部から関節を越
    えて肢部の遠位部位の第２側部へ向かって外側へ延びた
    請求項１３記載の整形外科用装具。
  15. 【請求項１５】 支持ストラップが、肢部の近位部位の
    第１側部から関節を越えて肢部の遠位部位の第２側部へ
    向かって外側へ延びた第１支持ストラップである請求項
    １１記載の整形外科用装具。
  16. 【請求項１６】 前記の少なくとも２つの係合箇所で装
    具に係合する第２支持ストラップをさらに備え、第２支
    持ストラップが、肢部の近位部位の第１側部から関節を
    越えて肢部の遠位部位の第２側部へ向かって内側へ延び
    た請求項１５記載の整形外科用装具。
  17. 【請求項１７】 上下両脚の間の膝関節を支持するため
    に脚部に装着することができる整形外科用装具であっ
    て、 a)弾性を有し、 1)上脚の前部に適合して装着できる上脚帯と、 2)下脚の後部に適合して装着できる下脚帯とを備えたシ
    ェル、 b)下脚帯に対して上脚帯が膝関節の周りに回転するよう
    にシェルに回動状に係合するヒンジ手段、 c)少なくとも２つの係合箇所でシェルに係合する第１支
    持ストラップであって、第１係合箇所が上脚帯にあり、
    第２係合箇所が下脚帯にあり、上脚の前部から膝関節を
    越えて下脚の後部へ向かって外側へ延びた第１支持スト
    ラップ、およびd)少なくとも２つの係合箇所でシェルに
    係合する第２支持ストラップであって、上脚の前部から
    膝関節を越えて下脚の後部へ向かって内側へ延びた第２
    支持ストラップを備えてなる整形外科用装具。
  18. 【請求項１８】 第１支持ストラップに結合した第１端
    とシェルに結合した第２端とを有する第１ガイドストラ
    ップ、および第２支持ストラップに結合した第１端とシ
    ェルに結合した第２端とを有する第２ガイドストラップ
    をさらに備えた請求項１７記載の整形外科用装具。
  19. 【請求項１９】 シェルがさらに、 外側上脚アームと内側上脚アームおよび外側下脚アーム
    と内側下脚アームを備え、これら２つの上脚アームが上
    脚帯に結合してそこから一般に大腿部の長手方向へ遠位
    に延び、これら２つの下脚アームが下脚帯に結合してそ
    こから一般にふくらはぎの長手方向へ近位に延びた請求
    項１７記載の整形外科用装具。
JP6016540A 1993-02-12 1994-02-10 弾性支持部材を有するヒンジ式整形外科用装具 Pending JPH06285102A (ja)

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