JP2008526532A - 配置手段 - Google Patents

Abstract

【課題】 一つのエレメントから支持されるようになった、二つのエレメントを互いに係合状態に保持するため、別のエレメントと係合するための配置手段を提供する。
【解決手段】 配置手段から延びる延長位置と延長位置の内方に配置された引っ込め位置との間で変位自在のラグと、一つのエレメントから摺動自在に支持された駆動部材とを含み、ラグ及びドライバーは、少なくとも二つの向き合った面を持ち、別のエレメントは、使用時に、ラグが延長位置にあり、二つのエレメントが互いに係合しているとき、エレメントを互いに係合した状態に保持するため、ラグと係合するようになった衝合部を有し、向き合った面は、駆動部材がラグに対して移動することにより、ラグを変位させるように形成されている。加工物の機械加工を行うことができるように、少なくとも一つの加工物を支持するようになった回転ジグを駆動へッド（１１）で支持するための支持装置において、配置手段を使用する支持装置。
【選択図】 図１

Description

本発明は、二つの部材の間を積極的に相互係合し、これらの部材の間で係合が不時に解除されることがないようにするため、二つの部材間で使用できる配置手段に関する。

実施例の特定の用途には、オーストラリア仮特許出願第２００５９０００５５号、国際特許出願第ＰＣＴ／ＡＵ２００４／００００９０号、及び国際特許出願第ＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４３２号に開示された形態の係止ジグに対する配置手段、及びＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４３３及びＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４２９に開示された加工へッド又は形態に対するジグの取り付けが含まれる。これらの特許出願に触れたことにより、これらの特許出願に開示された内容は本明細書中に含まれたものとする。

明細書及び特許請求の範囲に亘り、特段の記載がない限り、「備えている」、又は「含む」又は「有する」等の用語は、言及した構成要素又は構成要素の群を含むということを意味するが、その他の構成要素又は構成要素の群を除外しないということは理解されよう。

オーストラリア仮特許出願第２００５９０００５５号 ＰＣＴ／ＡＵ２００４／００００９０ ＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４３２ ＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４３３ ＰＣＴ／ＡＵ２００５／０００４２９

本発明の目的は、二つの部材の間を積極的に相互係合し、これらの部材の間で係合が不時に解除されることがないようにするため、二つの部材間で使用できる配置手段を提供することである。

本発明の一つの特徴によれば、一つのエレメントから支持されるようになった、二つのエレメントを互いに係合状態に保持するため、別のエレメントと係合するための配置手段において、配置手段から延びる延長位置と延長位置の内方に配置された引っ込め位置との間で変位自在のラグと、一つのエレメントから摺動自在に支持された駆動部材とを含み、ラグ及びドライバーは、少なくとも二つの向き合った面を持ち、別のエレメントは、使用時に、ラグが延長位置にあり、二つのエレメントが互いに係合しているとき、エレメントを互いに係合した状態に保持するため、ラグと係合するようになった衝合部を有し、向き合った面は、駆動部材がラグに対して移動することにより、ラグを変位させるように形成されている、配置手段が提供される。

本発明の別の特徴によれば、加工物の機械加工を行うことができるように、少なくとも一つの加工物を支持するようになった回転ジグを駆動へッドで支持するための支持装置において、二つのエレメントを互いに係合した状態に保持するため、上文中に説明した形態の少なくとも一つの配置手段が駆動へッドシャフトから支持されており、配置手段は、請求項１に記載の形態を備えており、使用時に回転ジグを駆動へッドと係合し、回転ジグを駆動へッドで支持するようになっている、支持装置が提供される。

本発明の好ましい特徴によれば、一つのエレメントは細長い部材を含み、ラグは、延長位置へ移動するとき、細長い部材から遠ざかるように移動でき、細長い部材は、使用時に、別の部材に設けられた穴内に受け入れられるようになっており、これによって、別の部材の衝合面は、開口部の延長部から横方向に延びる穴の軸線方向内方の表面を有する。

本発明の好ましい特徴によれば、穴は、細長い部材の断面と相補的な形体を有する。
本発明の好ましい特徴によれば、ラグは、細長い本体に対して実質的に横方向の軸線に沿って細長い本体に対して摺動自在であるように細長い本体内に摺動自在に支持されている。
本発明の好ましい特徴によれば、駆動部材は、細長い本体の中央軸線と実質的に平行な、又は一致する軸線に沿って細長い本体に対して移動自在であるように、細長い本体によって摺動自在に支持されている。

本発明の好ましい特徴によれば、
請求項５に記載の配置手段において、ラグには、全体に横方向の通路が形成されており、駆動部材には、横方向通路内に摺動自在に受け入れられたシャンク部分が形成されており、横方向通路は向き合った面を有し、シャンク部分は支持面を有し、向き合った面及び支持面は、ラグ及び本体部材の中央軸線に対して、及びラグ及び駆動部材の細長い部材内での相対的移動方向に対して斜めである。

本発明の好ましい特徴によれば、駆動部材の一端は、細長い部材から延びており、駆動部材を細長い部材に対して変位させるように係合できるようになっている。
本発明の好ましい特徴によれば、駆動部材は、ラグが延長位置をとるように押圧されている。

請求項１０に記載の支持装置において、１つのエレメントは細長い部材を含み、ラグは、延長位置へ移動するとき、細長い部材から遠ざかるように移動でき、細長い部材は、使用時に、別の部材に設けられた穴に受け入れられるようになっており、これによって、別の部材の衝合面は、開口部の縁部から横方向に延びる穴の軸線方向内方の表面を有する、支持装置。
請求項１１に記載の支持装置において、穴は、細長い部材の断面と相補的な形体を有する、支持装置。

請求項１１又は１２に記載の支持装置において、ラグは、細長い本体に対して実質的に横方向の軸線に沿って細長い本体に対して摺動自在であるように細長い本体内に摺動自在に支持されている、支持装置。
請求項１３に記載の支持装置において、駆動部材は、細長い本体の中央軸線と実質的に平行な、又は一致する軸線に沿って細長い本体に対して移動自在であるように、細長い本体によって摺動自在に支持されている、支持装置。

請求項１４に記載の支持装置において、ラグには、全体に横方向の通路が形成されており、駆動部材には、横方向通路に摺動自在に受け入れられたシャンク部分が形成されており、横方向通路は、向き合った面を有し、シャンク部分は支持面を有し、向き合った面及び支持面は、ラグ及び本体部材の中央軸線に対して、及びラグ及び駆動部材の細長い部材内での相対的移動方向に対して斜めである、支持装置。

請求項１５に記載の支持装置において、駆動部材の一端は、細長い部材から延びており、駆動部材を細長い部材に対して変位させるように係合できるようになっている、支持装置。
請求項１１乃至１６のうちのいずれか一項に記載の支持装置において、
駆動部材は、ラグが延長位置をとるように押圧されている、支持装置。
本発明は、一つの特定の実施例の以下の説明を読むことにより、更に完全に理解されるであろう。
以下、添付図面を参照して説明する。

第１実施例は、研削機の駆動へッド１１にジグ（図示せず）を積極的に受け入れて支持するようになった配置手段１３に関する。ジグは、研削作用又は機械加工作用が加えられるべき少なくとも一つの加工物を支持するようになっている。図示のように、この実施例による一組の配置手段１３は、駆動へッドから支持されており、ジグと駆動へッドとの間の相対移動がないか或いは最少であるようにジグと係合して支持するようになっている。この実施例による配置手段１３は、ジグの向き合った面に設けられた一組の穴内に受け入れられるようになっている。

配置手段は、全体に正方形の断面を持つ細長い本体１５を含む。本体の内端は、駆動へッド１１のベースプレート１９に取り付けられるようになっており、本体１５は、駆動へッドから垂直方向に延びる。本体１５には、本体１５のほぼ全長に亘って延びるほぼ中央の長さ方向通路２１が形成されている。この通路２１の端部は、本体１５の一方の端部１７のところで取り外し自在のプラグ２３によって閉鎖されている。長さ方向中央通路２１は、本体１５の他方の端部のところの開口部が、他端に設けられたチューブ状ボス２７が形成する縮径穴２５によって形成されている。長さ方向中央通路２１は、駆動部材２９を支持する。駆動部材２９は、長さ方向中央通路２１内に摺動自在に受け入れられており、縮径穴２５を通って本体１５の外端を越えて延びる延長エレメント３１を備えている。適当なシーリングブーツ３３がチューブ状スピゴットと延長エレメント３１との間に設けられている。これにより、チューブ状スピゴットと延長エレメント３１との間の接合部に異物が入り込まないようにする。押圧ばね３５が長さ方向中央通路２１内にプラグ２３と駆動部材２９の内端との間に配置されている。押圧ばね３５は、駆動部材に押圧力を加えて長さ方向中央通路２１の他端と係合させる。

本体は、更に、細長い本体の一方の側に開放した横方向に差し向けられた通路３７を備えている。横方向に差し向けられた通路３７の内端は閉鎖されており、長さ方向中央通路２１を越えて延びる。ラグ部材３９が横方向通路３７内に摺動自在に受け入れられており、ラグ３９と本体１５との間の接合部をシールするため、シーリングブーツ４１がラグ３９と本体１５との間に設けられている。ラグには横方向通路４３が設けられており、ここに駆動部材２９のシャンク４５が受け入れられ、これによってシャンク部分４５の断面は、横方向通路４３の断面と相補的である。その結果、横方向通路の向き合った面は、シャンク部分の支持面と摺動自在に当接係合する。更に、シャンク部分４５及び横方向通路４３の軸線は同軸であり、駆動部材２９及び本体部材１５の長さ方向中央軸線から斜めにオフセットしている。向き合った面及び支持面が斜めにオフセットしていることにより、ラグを細長い本体内で横方向に変位させると、ドライバーが細長い本体内で長さ方向に変位し、その結果、ラグがその延長位置と引っ込め位置との間で移動する。

横方向通路４３がシャンク部分４５と相補的に相互係合し、横方向通路４３及びシャンク部分４５の中央軸線が斜めに配向されていることにより、駆動部材２９を本体部材１５の長さ方向中央通路２１内で長さ方向にラグ３９に対して変位すると、ラグ３９が本体１５の表面に対して横方向に変位する。駆動部材２９を本体１５のシャフト２１内に内方に変位すると、ラグが横方向内方に本体内に延長位置から遠ざかるように移動し、ラグ３９を内方に移動させる。本体１５に関する駆動部材２９の移動の程度は、駆動部材２９の最内端と、本体の一端１７に設けられたプラグ３２との間の間隔で決まる。同様に、ラグ３９の横方向移動の程度は、ラグ３９の最内端と、横方向通路３７の最内端との間の間隔で決まる。更に、ラグ３９の横方向通路４３及び駆動部材２９のシャンク部分４５の中央軸線の角度は、内方に差し向けられた力がラグ３９に加えられたとき、ラグ３９とシャンク部分４５との間の摩擦力が、ばね３５によって駆動部材２９に加えられた押圧力に抗して駆動部材に加えられたモーメントを越え、駆動部材２９を外方へ相対的に変位することによりラグに加えられた外方に差し向けられたモーメントよりもかなり小さいような角度である。

ジグを加工へッドと係合するため、各配置手段１３の駆動部材２９をばね３５の作用に抗して内方に押し、ラグ３９を細長い本体の表面内に引っ込める。次いで、ジグを配置手段上に配置し、駆動部材を延長位置まで移動させることにより、ラグ３９を細長い本体から外方に移動させ、ジグの穴の側面に設けられた開口部と係合させる。ばねの作用により駆動部材２９がラグに力を加えるため、ラグはその最外位置に、開口部内に押し込まれ、それらの間に同格の係合を確保する。
本発明の範囲は、必ずしも、上文中に説明した実施例の特定の範囲又は用途に限定されないということは理解されるべきである。

図１は、第１実施例による配置手段によってジグ（図示せず）を受け入れて支持するようになった駆動へッドの概略斜視図である。 図２は、第１実施例による配置手段の側面図である。 図３は、図２の配置手段の外端の図である。 図４は、図２の配置手段の別の側面図である。 図５は、図２の配置手段の側断面図である。 図６は、本発明の実施例の分解図である。

符号の説明

１１ 駆動へッド
１５ 本体
１７ 端部
１９ ベースプレート
２１ 長さ方向中央通路
２３ プラグ
２５ 縮径穴
２７ チューブ状ボス
２９ 駆動部材
３１ 延長エレメント
３３ シーリングブーツ
３５ 押圧ばね
３７ 通路
３９ ラグ部材
４１ シーリングブーツ
４３ 横方向通路
４５ シャンク

Claims (18)

1. 一つのエレメントから支持されるようになった、二つのエレメントを互いに係合状態に保持するため、別のエレメントと係合するための配置手段において、
   前記配置手段から延びる延長位置と前記延長位置の内方に配置された引っ込め位置との間で変位自在のラグと、
   前記一つのエレメントから摺動自在に支持された駆動部材とを含み、
   前記ラグ及びドライバーは、少なくとも二つの向き合った面を持ち、
   前記別のエレメントは、使用時に、前記ラグが前記延長位置にあり、前記二つのエレメントが互いに係合しているとき、前記エレメントを前記互いに係合した状態に保持するため、前記ラグと係合するようになった衝合部を有し、
   前記向き合った面は、前記駆動部材が前記ラグに対して移動することにより、前記ラグを変位させるように形成されている、配置手段。
2. 請求項１に記載の配置手段において、
   前記一つのエレメントは、細長い部材を含み、
   前記ラグは、前記延長位置へ移動するとき、前記細長い部材から遠ざかるように移動でき、
   前記細長い部材は、使用時に、前記別の部材に設けられた穴内に受け入れられるようになっており、これによって、
   前記別の部材の前記衝合面は、前記開口部の前記延長部から横方向に延びる前記穴の軸線方向内方の表面を有する、配置手段。
3. 請求項２に記載の配置手段において、
   前記穴は、前記細長い部材の断面と相補的な形体を有する、配置手段。
4. 請求項１又は２に記載の配置手段において、
   前記ラグは、前記細長い本体に対して実質的に横方向の軸線に沿って前記細長い本体に対して摺動自在であるように前記細長い本体内に摺動自在に支持されている、配置手段。
5. 請求項４に記載の配置手段において、
   前記駆動部材は、前記細長い本体の前記中央軸線と実質的に平行な、又は一致する軸線に沿って前記細長い本体に対して移動自在であるように、前記細長い本体によって摺動自在に支持されている、配置手段。
6. 請求項５に記載の配置手段において、
   前記ラグには、全体に横方向の通路が形成されており、
   前記駆動部材には、前記横方向通路内に摺動自在に受け入れられたシャンク部分が形成されており、
   前記横方向通路は向き合った面を有し、
   前記シャンク部分は支持面を有し、
   前記向き合った面及び前記支持面は、前記ラグ及び前記本体部材の前記中央軸線に対して、及び前記ラグ及び前記駆動部材の前記細長い部材内での相対的移動方向に対して斜めである、配置手段。
7. 請求項９に記載の配置手段において、
   前記駆動部材の一端は、前記細長い部材から延びており、前記駆動部材を前記細長い部材に対して変位させるように係合できるようになっている、配置手段。
8. 請求項１乃至７のうちのいずれか一項に記載の配置手段において、
   前記駆動部材は、前記ラグが延長位置をとるように押圧されている、配置手段。
9. 添付図面を参照して本明細書中に説明した配置手段。
10. 加工物の機械加工を行うことができるように、少なくとも一つの加工物を支持するようになった回転ジグを駆動へッドで支持するための支持装置において、
    前記二つのエレメントを互いに係合した状態に保持するため、上文中に説明した形態の少なくとも一つの配置手段が前記駆動へッドシャフトから支持されており、
    前記配置手段は、請求項１に記載の形態を備えており、
    使用時に前記回転ジグを前記駆動へッドと係合し、前記回転ジグを駆動へッドで支持するようになっている、支持装置。
11. 請求項１０に記載の支持装置において、
    前記１つのエレメントは細長い部材を含み、
    前記ラグは、前記延長位置へ移動するとき、前記細長い部材から遠ざかるように移動でき、
    前記細長い部材は、使用時に、前記別の部材に設けられた穴に受け入れられるようになっており、これによって、
    前記別の部材の前記衝合面は、前記開口部の前記縁部から横方向に延びる前記穴の軸線方向内方の表面を有する、支持装置。
12. 請求項１１に記載の支持装置において、
    前記穴は、前記細長い部材の断面と相補的な形体を有する、支持装置。
13. 請求項１１又は１２に記載の支持装置において、
    前記ラグは、前記細長い本体に対して実質的に横方向の軸線に沿って前記細長い本体に対して摺動自在であるように前記細長い本体内に摺動自在に支持されている、支持装置。
14. 請求項１３に記載の支持装置において、
    前記駆動部材は、前記細長い本体の前記中央軸線と実質的に平行な、又は一致する軸線に沿って前記細長い本体に対して移動自在であるように、前記細長い本体によって摺動自在に支持されている、支持装置。
15. 請求項１４に記載の支持装置において、
    前記ラグには、全体に横方向の通路が形成されており、
    前記駆動部材には、前記横方向通路に摺動自在に受け入れられたシャンク部分が形成されており、
    前記横方向通路は、向き合った面を有し、
    前記シャンク部分は支持面を有し、
    前記向き合った面及び前記支持面は、前記ラグ及び前記本体部材の前記中央軸線に対して、及び前記ラグ及び前記駆動部材の前記細長い部材内での相対的移動方向に対して斜めである、支持装置。
16. 請求項１５に記載の支持装置において、
    前記駆動部材の一端は、前記細長い部材から延びており、前記駆動部材を前記細長い部材に対して変位させるように係合できるようになっている、支持装置。
17. 請求項１１乃至１６のうちのいずれか一項に記載の支持装置において、
    前記駆動部材は、前記ラグが延長位置をとるように押圧されている、支持装置。
18. 添付図面を参照して本明細書中に説明したように加工物を機械加工できるように、少なくとも一つの加工物を支持するようになった回転ジグを駆動へッドで支持するための支持装置。
    

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