JP2008523935A - 歯科インプラント - Google Patents

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Abstract

歯科インプラントを骨に固定するためのアンカ部品と、超構造体を固定するためのアバットメントとを備え、アバットメントがアンカ部品に接続されており、アンカ部品およびアバットメントが酸化ジルコニウム系のものである歯科インプラントを提案する。この歯科インプラントにおいて、中心軸が同じ方向に延び、アバットメントを形成するように上側端部で互いに一体に接続され、顎骨にある対応する穴に差し込み可能である少なくとも2つの実質的に円筒状の本体をアンカ部品に装備することを提案する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、請求項1の前文に記載の歯科インプラント、および歯科インプラントの製造方法に関する。
歯科インプラントの実施形態には、さまざまな種類のものが知られている。歯科インプラントは、ブリッジやクラウンなどの超構造体を受けるために使用される。このタイプの歯科インプラントは、例えば、ドイツ特許出願公開第10159683号から知られており、この歯科インプラントは、ジルコニア・セラミック製のものである。
従来、数本の歯を取り替える場合、それに対応して複数の歯科インプラントが使用されている。これは費用がかかるだけでなく、特に、例えば、隙間があいた期間が比較的長かったことが原因で収縮が生じた結果、このタイプの複数のインプラントを受けるには顎骨の利用可能なスペースが適切でないということも起こり得る。さらに、個々のインプラントの安定性は十分ではなく、骨の状態に問題があればなおさらである。
本発明の目的は、歯科インプラントと、上記歯科インプラントの製造方法および/または位置決め方法、製造および使用や処理が単純でありながら、高い強度を確保するのに適切であり、このタイプの歯科インプラントを差し込むための冶具および押し込み支援具を開示することである。
この目的を達成するために、請求項1に記載の歯科インプラントと、請求項13または14に記載の歯科インプラントの差し込み用冶具または押し込み支援具、請求項17に記載の歯科インプラントの製造方法、請求項21に記載の歯科インプラントの製造および位置決め方法が提供される。
特に、この目的を達成するために、歯科インプラントを骨に固定するためのアンカ部品と、アンカ部品に接続された超構造体を固定するためのアバットメントとを備え、アンカ部品およびアバットメントがジルコニア・セラミック製である患者用の歯科インプラントにおいて、アンカ部品が、中心軸が同じ方向に延びる少なくとも2つの実質的に円筒状の本体を備え、この本体が、アバットメントを形成するように上側端部で互いに一体に接続され、顎骨にある対応する穴に差し込み可能である、歯科インプラントが提供される。
最終的に互いに一体に接続された2つの円筒状本体が同じ方向に延びることにより、歯科インプラントを顎にある穴に押し込むことができる。2つの円筒状本体間の接続が作用レバーとして働くことで、曲げモーメントが非常に有益に吸収されるため、この歯科インプラントの弾力性は、個々の歯科インプラントの全強度より実質的に大きい。これは、ほとんどすべての方向の荷重、および円筒状本体のそれぞれの中心軸に直接位置する個々の点のそれぞれを除いた咀嚼表面のすべての点における荷重に当てはまる。
原則的に、歯科インプラントは、1本の歯を再構築するためにも使用できる。しかしながら、互いに隣り合わせに位置する2本の歯、または、特に、3本の歯が、歯科インプラントに取り替えられ、その後、アバットメントが、3つの補綴要素用のブリッジを形成するように構成されることが好ましい。これにより、数本の歯を取り替えるコストが大幅に削減される。
アバットメントは、アンカ部品間にポンティック構造を有することが好ましい。これにより、ブリッジ作りにかかるコストが大幅に削減される。このタイプのポンティック構造において、アンカ部品間の接続の下方に位置する上記構造の部分は研磨されて好ましくは卵形であるため、歯茎上または歯茎に隣接したこの部分は同時に超構造体の下側部分を形成し得る。この場合、超構造体に対応するように、ジルコニウム・セラミックも染色することが好ましい。
公知の方法で、歯科インプラントに超構造体が取り付けられ(結合または接合され)得る。本発明の好ましい実施形態において、歯科インプラントが差し込まれる前に、超構造体、特に、ブリッジが、アバットメントに固定され、特に、アバットメント上に溶融される。これにより、歯科インプラントと超構造体との間の接続をさらにしっかりと固定できるだけでなく、作業工程数を大幅に減少させることもできる。
この実施形態を発展させた形態において、超構造体は、前方の唇部分を備えているにすぎない。その後方にあるアバットメントは、特に、上方から接近可能であり、超構造体に荷重をかけずに顎内に取り入れられ、または押し込められ得る。
他の形態において、アバットメントに固定された超構造体は、アバットメントが、特に上方から接近可能であるような開口を備える。これにより、超構造体にダメージを与えることなく、穴に歯科インプラントを差し込み、または押し込むことが容易になる。インプラントを位置決めした後に、視認できない部分(例えば、歯の唇側から離れた部分)を容易に取り付けることができるため、コストや作業品質に影響を与えることなくこの利点を利用できる。さらに、咀嚼表面は、一般に、インプラントを差し込んだ後に適応され、または生成される。これは、開口の密封に関連してさらなるコストをかけずに実行できる。
新しく位置決めしたインプラントを緩和または保護することが望ましい場合でも、アバットメントに固定された超構造体の部分的な生成しか得られない。超構造体の閉鎖表面が、隣接する歯の咀嚼表面の下方に位置し、咀嚼中に荷重がかからないような方法で、超構造体に仮部品を取り付けることができる。歯科インプラントの所与の治癒時間が経過した後、この仮部品を、完全な機能を備えた最終部分と取り替える。他の形態において、歯科インプラントを緩和するために、取り外し可能な薄い保護レールが、超構造体および隣接する歯に取り付けられ、所与の時間期間後に除去され得る。
インプラントは、円筒状本体を穴内に保持し、および/または押し込むための少なくとも1つの支持構造を有する。これにより、差し込み用に、規定された押し込み点を決定でき、支持ツールを取り付けることができる。
円筒状本体は、その外面の実質的部分上にわたって、公知の方法で成長侵入または顎骨との接続を著しく高める粗い表面を有することが好ましい。この粗い表面は、サンドブラスティングや同様の切断変形によって歯科インプラントの対応するベース要素を最終的に焼結する前に形成されることが好ましく、これにより、歯科インプラントの製造が非常に単純化される。
歯科インプラントには、少なくとも円筒状本体の領域に、顎骨に細菌が入り込まないように、差し込み直前に除去可能な保護層が設けられることが好ましい。このタイプの保護層は、機械除去用に構成され得る。
また、上述した目的を達成するために、少なくとも1本の歯または顎に一体に接続された補助インプラント上に冶具を調節するための少なくとも2つの保持要素と、中心軸が同じ方向に延びる2つの穴とを有し、顎骨に穴を形成するために調節された方法で穴を通ってドリルが誘導され得る、上述した歯科インプラントを差し込むための冶具が提供される。このタイプの冶具により、歯科インプラントの円筒状本体を受ける穴が、上記インプラントに正確に対応する。
歯科インプラントは、特に、押し込み支援具を使用して単純な方法で、顎の確実な取り付け位置にもたらされ得る。押し込み支援具は、受入れ開口および受座を有する本体を備え、受入れ開口は、アバットメントの少なくとも一部分を受けるように形成され、受座は、受入れ開口に差し込まれたアバットメントのアンカ部品の1つ以上の中心軸が、受座に実質的に垂直であるように、押し込み支援具の本体上に配設されることが好ましい。このように、押し込み支援具は、アンカ部品およびアバットメントに取り付けられ、適用点を与えることで、アンカ部品を顎骨に押し込めることができる。アバットメントがアンカ部品の中心軸に対して比較的大きな角度をなすこともあり得るため、押し込み支援具は、中心軸に沿って、ひいては、押し込み方向に沿って力を加えるのを促す。受座は、この場合、必要とされる作業面を与える。
この押し込み支援具は、プラスチック材料から形成されることが好ましい。
押し込み支援具の受入れ開口は、アバットメントを完全に取り囲む必要はない。上側端部が受入れ開口と係合するため、押し込み支援具の確実な取り付けを維持できれば充分な場合が多い。
さらに、上記目的を達成するために、
−歯科インプラントが差し込まれる患者の顎骨および歯茎の領域に3次元ディジタル画像を作成するステップと、
−歯科インプラントのディジタル表示を生成するステップと、
−収縮の補償に余分な場合、必要に応じて、酸化ジルコニウム系ベース要素をフライス加工するステップと、
−ベース要素の円筒状本体をサンドブラスティングするステップと、
−機械加工したベース要素を燃焼/焼結するステップとを含む、歯科インプラント、特に、上述したタイプの歯科インプラントの製造方法が提供される。
前述した冶具はまた、3次元ディジタル画像または歯科インプラントのディジタル表示にしたがって製造される。この目的のために、対応するデータ記録と、インプラントに隣接する歯の印象とを歯科技工士に渡すため、インプラントと冶具の両方は、ディジタル制御された機械を使用して実質的に製造され得る。
歯科インプラントのブリッジ部分上に、超構造体用に下側端部を形成するように卵形の構造を有するアンカ部品間のポンティック構造が与えられることが好ましく、この卵形構造は、燃焼/焼結の前および/または後に研磨されるため、省力化が図られ、最終結果が改良されることになる。
卵形構造は、超構造体の色に対応するように染色されることが好ましく、これにより、外観が向上する。
本発明の好ましい実施形態において、インプラントの燃焼/焼結後、超構造体が、少なくとも部分的に取り付けられ、特に、接着または溶融されるため、「半仕上げ」の超構造体を有する歯科インプラントが作られる。アンカ部品を有するアバットメントと、取り付けられた超構造体とからなる歯科インプラントを完全に作ることも可能である。この場合、超構造体へのダメージを回避するように、歯科インプラントの位置決め中、特に、ハンマリング中に注意を払わなければならない。しかしながら、テストにより、超構造体または歯科インプラントの別の部分にダメージを与えることなく、顎骨に対応する穴があれば、保護被覆が設けられた仕上げ歯科インプラントを差し込むことができることが明らかになった。保護被覆は、例えば、着脱可能なプラスチック材料の被覆であり得る。
最後に、本発明は、顎骨に対応する穴を固定するための少なくとも1つの円筒状アンカ部品を有し、歯科インプラント、特に、円筒状のアンカ部品への衝撃荷重をかけるためのハンマヘッドを有し、および予め調節可能な距離にわたって、予め調節された規定の衝撃荷重でハンマヘッドを駆動するための駆動手段を有する、歯科インプラントの固定ツールによって達成される。したがって、歯科インプラントを差し込む医師は、インプラントを押し込める自らの感覚だけに頼る必要がない。また、再現可能な作業条件も生み出せる。
さらに、本発明の目的を達成するために、歯科インプラントの製造および位置決め方法において、
−歯科インプラントの見込み場所に隣接した領域、特に、歯、顎骨および歯茎の領域の解剖学的構造の3次元ディジタルモデルを発生するステップと、
−解剖学的構造に個々に適応可能な歯科インプラントを少なくとも部分的にコンピュータ支援デザインするステップと、
−歯科インプラントを生産するステップと、
−実行した作業を有効化およびドキュメント化するステップとを含む、歯科インプラント、特に、上述したタイプの歯科インプラントの製造および位置決め方法が提供される。
この方法の特定の利点は、患者の解剖学的構造に個々に適応された歯科インプラントのコンピュータ支援デザインは、解剖学的構造の3次元ディジタルモデルに基づいたものであり得るため、歯科インプラントと患者の解剖学的構造との間の術前のマッチングを最適にすることができる。
この方法は、歯科インプラントを位置決めするステップを含むことが好ましい。
この方法において、インプラントを製造し位置決めするために必要な他のステップの1つが、コンピュータを使用して実行されることが好ましい。例えば、フライス加工ユニット、ドリル、またはサンドブラスティング用ノズルをコンピュータ作動させることで、生産プロセスを最適化することができる。生産コストは、人件費および材料の低摩耗性の面での節約により削減され、言い換えれば、生産誤差に関する精度が向上し、必要な時間が最少化される。また、コンピュータを使用して、動作係合をより効率的に実行することもできる。このようにして、対応する入出力デバイスを装備したコンピュータは、手術中に医師を支援できる。医療作業において、ドキュメント化および有効化の重要性が高まりつつあるため、インプラントデータおよび/またはモデルデータおよび/またはさまざまな動作および/または生産パラメータを格納することで、歯科医師および/または歯科技工士および/または他の関係者の透明性を高めることができる。例えば、インプラントの実際の場所と計画位置とを比較し、または、実行される作業品質(例えば、インプラントの耐用寿命、美容整形効果など)に関する選択した動作および/または生産パラメータをカタログ化する、および高めることが可能である。
歯科インプラントの見込み場所に隣接した領域の解剖学的構造の3次元ディジタルモデルを獲得するために、例えば、CT(コンピュータ断層撮影)、MRT(磁気共鳴断層撮影)、医療用US(超音波治療)などのヒト医療における従来のほぼすべてのイメージング方法が考えられる。しかしながら、特定のCT方法、DVT(ディジタル・ボリューム断層撮影)を利用することが好ましく、その理由として、モデルを生成するための対応するデバイスが十分なデータを提供し、骨および歯を効率的かつ高精度に画像化し、ほとんどの歯科診療院に存在するものであることが挙げられる。
3次元成分をコンピュータ支援で発展させるソフトウェアプログラム(例えば、CADソフトウェア)は、当業界において長い間知られている。隣接する解剖学的構造の対応する3次元ディジタルモデルを使用して、コンピュータで、特に、超構造体、アバットメント、およびアンカ部品の個々の部品をデザインすることで、歯科インプラントの品質が向上する。歯科医師および/または歯科技工士用に適応されたCADソフトウェアは、患者および患者の病歴に最適に適応された歯科インプラントを患者ごとにデザインするように使用され得る。例えば、口内でのアバットメントの微調整など、差し込み後の歯科インプラントの適応が不要になる。
ソフトウェアは、予め定義されたコンポーネントおよび/またはコンフィギュレーションのセットを与えることが好ましい。このように、最適な適合を得るために最小の修正しか要しない歯科インプラントの高度に適切な未加工モデルが、各応用(例えば、取り替える歯の数、インプラントの位置)に提供される。このようにして、義歯のデザインは、歯科医師および/または歯科技工士にとって最適に単純なものとなる。
超構造体、アバットメント、およびアンカ部品を備える、歯科インプラントを個別に適応するための1つの可能性が、コンフィギュレーション、特に、受ける補綴要素の数、および/またはアバットメントの直径を適応することにある。
歯科インプラントの生産またはデザインのさらなる適応可能なパラメータは、アバットメントの高さおよび形状と、アンカ部品の高さおよび形状とを含む。
歯科インプラントを適応するためのさらなる可能性は、アンカ部品に対して与えられた穴の軸と、超構造体の水平方向の軸との間の角度を自由に選択できるように、アバットメントおよびアンカ部品を適応させることにある。
歯科インプラントのコンピュータ支援デザインにおいて超構造体の長さおよび/または直径および/または色が適応可能であることが好ましい。超構造体の長さおよび直径は、歯科インプラントの機能および耐用寿命の重要な要因であり、直径および色は、義歯の外観を決定する。
少なくとも部分的なコンピュータ支援によるデザインが、歯科インプラントの場所をコンピュータ支援により計画することを含めば、デザインは、隣接する解剖学的構造に高精度に適応され得る。さらに、インプラントの位置決めを術前に計画することができる。
自動的に、計画した位置で、最初は3次元モデルとして、次は、歯科インプラントを差し込むための実際の穴あけ治具としてドリルレールを発生できる。ドリルレールにより、位置、正確な穴あけ角度、および正確な計画穴あけ深さを穴あけ中に見つけやすくなる。
コンピュータがデバイスナビゲーションをさらに提供すれば(すなわち、患者の位置に対する使用機器の位置を手術中に決定できれば)、コンピュータは、カーナビゲーションシステムのように、医師が歯科インプラントの最適な術前計画した標的位置を見つけやすくし得る。また、コンピュータは、適切な入出力デバイスを使用して、手術中のデバイス作動の一部分(例えば、ドリルの回転速度)を実行してもよい。
歯科インプラントの生産は、超構造体を受けるためのキャップをコンピュータ支援発生させることを含むことが好ましい。従来、固定歯科インプラントを製造するさい、人工歯根の取り付け後、すなわち、アンカ部品およびアバットメントが顎骨内に取り入れられると、以前に固定された歯科インプラントの印象が作られる。この印象は、アバットメントに正確に適合するキャップを作るために使用される。このキャップは、今後の超構造体またはクラウン用のキャリアを形成する。従来、粉末/液体混合物が、キャップに適用され、セラミックを形成するために炉で燃焼される。セラミックは、義歯の可視部分を実質的に形成する。キャップを予め作ることで、超構造体の確実な適合が得られるため、例えば、唾液、血液、不正確な準備限度、歯科医師からラボへの輸送中の印象の寸法変化などにより、キャップを作るために口内でのインプリンティング中に通常生じる誤差が回避される。
歯科インプラントをコンピュータ支援デザインすることは、アバットメントをコンピュータ支援デザインすることを含むことが好ましく、キャップをコンピュータ支援発生させることは、キャップの内部構造をコンピュータ支援計算することを含み、上記キャップをアバットメントに取り付けることができる。このようにして、超構造体を引き続き受け入れるための適当なキャップが、早ければ計画段階に、または歯科インプラントのデザイン中にデザインまたは作られ得る。歯科インプラントのデザイン用のアバットメントの寸法に関するデータが得られるため、正確に適合するキャップを計算することが容易になる。印象の生産が不要になる。
キャップが、コンピュータ支援方法で作られなくても、個々に作られた歯科インプラントを、現場で、すなわち、患者の口内で適応する必要がないため、歯科技工士のラボでキャップを作ることも可能である。
内部構造の計算は、キャップをアバットメントに固定するための接着剤の取入れを考慮することが好ましい。他の変数、例えば、使用する材料の収縮程度なども計算に影響を及ぼし得る。
キャップをコンピュータ支援発生させることに、キャップまたはキャップの模型のコンピュータ制御されたフライス加工が含まれれば有益である。このように、キャップのコンピュータ生成された模型は、比較的安価に実現され得る。この目的のために、キャップは、フライス加工ユニットを使用してすぐにフライス加工され得るか、またはキャップの製造の基礎を引き続き形成する模型が生産され得る。同様に、コンピュータ支援方法でキャップの鋳型を生成してもよい。
歯科インプラントの位置決めは、歯科医師が、押し込み可能な歯科インプラントを差し込みまたは押し込みやすいように、歯科インプラント用の押し込み支援具の生産を含むことが好ましい。これに関して非常に重要なのは、歯科インプラントに押し込み支援具を確実に適合させることで、歯科インプラントの滑り落ちと、歯科インプラントへのダメージとの両方が防止される。
歯科インプラントが、アバットメントと、顎骨に歯科インプラントを固定するためにアバットメントに接続されたアンカ部品とを備えれば、押し込み支援具の生産に、アバットメントの少なくとも一部分を受け入れるための押し込み支援具上での受入れ開口の形成が含まれれば有益である。このように、押し込み支援具は、正確な適合性でこの部分を受け入れ、アバットメントとの確実な接触を確立することができる。
押し込み支援具の生産は、受入れ開口のコンピュータ支援計算を含むため、押し込み支援具は、アバットメントに取り付け可能であることが好ましい。好ましくは、アバットメントの歯科インプラントのコンピュータ支援デザインにより、アバットメントの形状および表面構造に関する正確なデータが得られるため、押し込み支援具をアバットメントに確実に固定するように受入れ開口を構成することが可能である。
押し込み支援具の生産は、アンカ部品の少なくとも1つの中心軸をコンピュータ支援決定することと、押し込み支援具上に受座をコンピュータ支援形成することとを含むことが好ましく、受座は、中心軸に垂直であることが理想的である。歯科インプラントを押し込む方向と実質的に同一のアンカ部品の中心軸を決定することで、受座を介して適用された力が、単純な押し込みが可能になるような方法で歯科インプラントに伝送されるように、歯科インプラントに適応された押し込み支援具を構成することができる。
押し込み支援具の生産は、押し込み支援具自体の生産や、押し込み支援具を発生する基礎として引き続き作用する押し込み支援具の模型または印象の生産を容易にするように、押し込み支援具または押し込み支援具の模型のコンピュータ制御されたフライス加工を含むことが好ましい。
本発明の好ましい実施形態は、従属クレームから明らかになる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態についてさらに詳細に記載する。
以下の記載において、同じ参照番号は、同一および同等の部品に対して使用する。
図1に示すように、インプラント10の本発明の実施形態は、アンカ部品12を形成し、顎骨にある対応する円筒状穴に差し込まれる(上方から押し込められる)2つの円筒状本体13、13’を備える。これらの円筒状本体13、13’は、アバットメント11を介して本体の上側端部(14、14’)で接続されることで、一体化された本体を形成する。
2つの円筒状本体13、13’の間には、ポンティック構造15が設けられるため、ブリッジが超構造体として取り付け可能である。
ポンティック構造15は、歯茎に面する下側端部に、超構造体に覆われていないが、視覚的に、その構成部品である被研磨部分16を有し得る。
インプラント10は、全体として、最終的な超構造体20の色にしたがって与えられることが好ましいため、超構造体20とアバットメント11との間の変わり目は、ほとんど視覚的に確認できない。
インプラント10を生産するために、ディジタルデータ(その導出については、以下に記載)、図1に記載のものに対応する形状、および、必要に応じて、ベース要素を強い耐性の最終微細構造に移すために、ベース要素の焼成/焼結後、最終寸法が達成されるような超過量にしたがって、非常に容易に機械加工可能な酸化ジルコニウム系ブランクまたはベース要素からのフライス加工が存在する。
さらに、アンカ部品12は、例えば、サンドブラスティングまたは公知の同様の処理手法によって、燃焼/焼結前に、骨と融合するように意図された点で粗面化される。この粗面化は、ベース要素上で非常に容易に実行されるのに対して、完全に燃焼/焼結したものは、非常に高い労力を使ってしか機械加工できない。
インプラント10は、上述した方法で製造されると、治療を行う医師に送られるように滅菌され包装され得る。滅菌後、例えば、機械抽出によって、差し込む直前に除去される保護層17で、骨に差し込まれるインプラント10の少なくとも該当する部品がコーティングされる。これは高い程度の滅菌を確実にする。
図2に示す本発明の実施形態と、図1に示すものとの違いは、歯科インプラント10が、他の2つの円筒状本体13、13’とともにアンカ部品12を形成するさらなる第3の円筒状本体13’’を備える点である。第3の円筒状本体13’’は、他の2つの円筒状本体13’’との間の中央に位置し、歯科インプラント10の位置決め中にさらなる安定性を与える。
押し込められ得る歯科インプラントの本発明によるさらなる実施形態が、図12から推論されてもよい。このように、3つの円筒状本体13、13’、13’’を有するアンカ部品に、4つ以上のクラウン用の超構造体20を固定することが可能である。図12は、顎骨90に固定された本発明による3つの歯科インプラント10の平面図である。2つの外側歯科インプラント10は、この場合、3つのそれぞれのクラウンを有する超構造体20を受け入れる。これらの2つの歯科インプラントのアバットメント11は、図1のアバットメント11と類似した構成のものである。第3の中央の歯科インプラント10は、6つの略図的に示されたクラウンを受け入れることができる超構造体20を有する。関連するアバットメント11は、アンカ部品の中心軸(図示せず)に沿った平面において、前門歯の配列に基づいて湾曲したわずかにU字状の形を有する。図12に示すように、押し込み可能な歯科インプラント10の本発明による構成には多数の可能性があることは、例示的な全補綴から明らかである。
図3は、図2に示すインプラント10の断面図であるが、超構造体20を取り付けた状態にある。上記超構造体は、この実施形態において、2部品構成であり、アバットメント11を取り囲む、超構造体20の固定部分21が、その唇部分が完全に構成されており、アバットメント11に最終的に溶融され、超構造体20の残りの部品は、仮部分22の形のものである。仮部分22は、上記インプラントが位置決めされると、歯科インプラント10にのみ固定される。このように、歯科インプラント10の位置決め中、開口30が残ったままであり、その開口を介して、超構造体20にダメージを与えることなく、アバットメント11に力をかけることができる。このことと、開口30に位置する押し込みピン(図示せず)を介して歯科インプラントを保持できることで、差し込み、特に、ハンマリングが容易になり、超構造体20が保護される。したがって、一般に、開口30は、アバットメント11へのアクセスとしてのみではなく、インプラントの差し込みを改良するための支持体としても使用できる。
仮部分22を下側にする(または、下方に研磨する)ことで、治療段階中に新しいインプラントに作用する力(例えば、歯ぎしりまたは咀嚼によって生じる)を実質的に低減させることが可能である。
他の形態において、差し込み前に、アバットメント11に、完成品の超構造体を取り付けることもでき、後に、アバットメントは、コンポーネントとして顎内に差し込まれる。押し込み中に歯科インプラントを保護するために、保護キャップを設けることもできる。
図7に、アンカ部品12を有するアバットメント11を差し込むためのさらなる別の形態を示す。超構造体は、この場合、顎内に差し込まれる前に、取り付けられないか、または低い程度しか取り付けられないことが好ましい。各歯科インプラントに対して個々に生産された押し込み支援具70によって、差し込みが支援される。この押し込み支援具70は、アバットメント11と打ち込みツール(図7の略図的に示すハンマを参照)との間のアダプタを形成するように構成される。打ち込み支援具の機能の重要なことは、適用される力が、アバットメント11およびアンカ部品12に伝わり、アンカ部品12の中心軸X、X’(図1および図2を参照)に正確に平行に作用することである。この目的のために、押し込み支援具70は、本体71を備え、それぞれのアバットメント11が受入れ開口73に確実に位置するように、本体71から受入れ開口73がフライス加工される。受入れ開口73から離れた本体71の側に、中心軸X、X’に対して直角に表面を与えるように、実質的に本体71上に形成された受座72が位置する。押し込み支援具は、図7に示す本発明によるアバットメント11の実施形態において特に有益であり、それは、この実施形態において、アバットメントの軸Yが中心軸X、X’に平行ではないため、中心軸X、X’へ著しく傾斜したアバットメント11に押し込み力をかけることは難しいためである。
インプラントの形状を規定するため、最初に、CT/DVT方法を使用して公知の方法で、少なくともインプラントを差し込む領域の顎構造を導出するためのデータ記録が得られる。後で骨に事実上差し込まれるインプラントの基本形状をさらに規定するために、公知のソフトェアプロセスが使用される。このようにして、特に、円筒状本体13、13’のインプラントの形状を変更し、それに対応して位置決めすることで、特に、顎骨の強度に関して最適化が可能となる。また、隣接する歯および歯茎の構造および位置は、特に、アバットメントのインプラントの成形において重要な部分を担うことは明らかである。
また、インプラントを差し込む領域の隣にある歯の印象が作られ、その基本構造が図4に示されており、この印象から治具40を作ることができる。この印象はまた、差し込まれ、患者の対応する歯の正確な複製である歯模型42、42’を有する石膏模型44を得るために使用される。このようにして、治具40は、インプラントに隣接した歯を介して正確に適合するレセスとして形成された保持要素41、41’を有する。このようにして、患者の顎構造に対する治具40の位置が規定される。
後続するステップにおいて、円筒状本体13、13’に対応するようにディジタル化データに基づいて、治具40に穴43、43’が形成される。治具40が、顎に対する治具40の位置が規定されるため、穴43、43’も同様である。穴43、43’には、公知の方法で、スリーブが装備されるため、予め穴をあけたり、個別調整して穴をあけたりすることが可能である。
インプラントを押し込むために、手動作動ツールを使用することもできる。しかしながら、空間条件が極めて限定されているため、外部電源によって作動するツールを利用することが有益である。図5を参照しながら、このタイプのツールについて記載する。
ツール50は、少なくとも、インプラント10を押し込む部分に、実質的に球形または球形/半球状打面54を有するハンマヘッド52を有する。驚くことに、このタイプの湾曲表面により極めて正確な加工物が得られることが分かった。正確な球形ではなく、例えば、放物線の曲率を有するように打面54をデザインすることも可能であることは明らかである。ハンマヘッド52は、回転軸55の周りで回転可能であるように、ハンドル57に取り付けられたステム53の端部に固定される。
アセンブリを移動するために、空圧ドライブとして本発明の実施形態において構成されたドライブ56が設けられる。ハンマヘッド52によってインプラント10に適用されたパルスを測定するためのパルスセンサ61が設けられる。
また、ハンドル57に、ハンマヘッド52によってカバーされた距離を調節するための調節デバイス58が設けられるため、上記ハンマヘッドは、アクチュエータ59が作動されるたびに同じ距離をカバーする。
空圧ドライブ56用の電力(圧力)は、圧縮空気源60からの圧力を供給するコントローラ51を介して供給される。衝撃荷重を調節するための調節部材62が設けられる。パルスエネルギーを表示するためのパルスディスプレイ63が設けられる。
この点において、このツールが、ハンマヘッド57の動きを決定する異なるドライブまたは異なるサスペンションを有し得ることに留意されたい。しかしながら、再現可能な衝撃荷重を使用することが重要である。
以下、歯科インプラントを製造および位置決めするための本発明による方法について記載する。選択した実施形態において、この歯科インプラントは、図1〜図3および図7のそれぞれを参照しながら前述したように、顎骨内に押し込み可能な歯科インプラントである。しかしながら、例示した方法は、他の歯科インプラント、例えば、顎内にねじ留めする固定歯科インプラントや、義歯などの取り外し可能な補綴の部品などの生産にも適している。
本発明による方法の理解を高めるために、図6の断面図を参照しながら、顎骨に歯科インプラントを正確に位置決めするいくつかの重要な特徴について記載する。図6は、既出の図1および図2のように、アバットメント11とともに一体化して形成されたアンカ部品12を示す。超構造体20は、アバットメント11上の位置に設けられる。アンカ部品12は、顎骨90に押し込まれる。アンカ部品12を顎骨90に最適に適合するために、顎骨90の解剖学的構造の中心軸X、X’(図1も参照)が、アンカ部品12が可能な限り顎骨質の中心の位置にくるように適応され、すなわち、伸びることが重要である。一方で、アバットメント軸Yは、超構造体20の配向に対して、ひいては、その機能および外観に対して重要である。上記アバットメント軸は、超構造体の配向を、それに隣接する歯に対して実質的に制御する。したがって、機能的な歯科インプラントの場合、中心軸X、X’とアバットメント軸Yの両方が、それぞれの条件に最適に適合するように選択されることが重要である。この事実により、図6に示すように、軸X、X’およびYが、互いには一致しないが、互いに対してある角度を形成するということが起こり得る。
図6の歯科インプラントのさらなる重要な特徴は、キャップ80である。このキャップが、歯科インプラントの機能に及ぼす影響は間接的なものでしかないが、生産プロセスに対しては極めて重大である。多くの場合、超構造体20は、アバットメント11およびアンカ部品12とは別々に生産される。例えば、超構造体20は、型や印象が粉末/液体の混合物で充填される鋳造プロセスで生産される。超構造体20をアバットメント11に確実に適合させるために、キャップ80は、アバットメント11と最適に適合するように事前に生産され、次いで、超構造体を引き続き形成する粉末/液体混合物に導入される。別々の生産ステップが、図11aおよび図11bから推論され得る。図8a〜図8cは、この事実をさらに示す。図8aは、図1のものに類似した、本発明による歯科インプラントのさらなる実施形態を示す。アンカ部品12は、第1の円筒状本体13および第2の円筒状本体13’を備える。上記円筒状本体は、顎骨90内に導入される。アンカ部品12と一体の形状のアバットメント11は、円筒状本体13、13’の長手方向に沿って中心軸X、X’を有する2つの円筒状本体13、13’間にブリッジ構造を形成する。アバットメント11に従来接合された超構造体20(図8bを参照)が、アバットメント11に取り付けられ得る。アバットメント11と正確に適合するように超構造体20を生産するために、キャップ80は、上記超構造体の一部を形成する。超構造体20またはキャップ80を確実に適合させるための重要な要因は、アバットメント11の上側部分の逆構造に基づいたものであるキャップ内部構造82(図8cを参照)である。
図8aと異なり、図9aは、歯科インプラント、いわゆる、3つのクラウンの代わりに2つのクラウンを受け入れ得る超構造体20とともに、アンカ部品12を有するアバットメント11を示す。超構造体20およびキャップ80は、それに応じて異なる(図9bおよび図9cを参照)。
以下、歯科インプラントを製造および位置決めするための本発明による方法を参照すると、この方法は、5つの主要なステップ、すなわち、
−歯科インプラントの見込み場所に隣接した領域の3次元ディジタルモデルを発生するステップと、
−解剖学的構造に個々に適応された歯科インプラントをコンピュータ支援デザインするステップと、
−歯科インプラントを生産するステップと、
−歯科インプラントを位置決めするステップと、
−実行した作業を有効化およびドキュメント化するステップと、
を有する。
前述したように、3次元ディジタルモデルを発生するために、従来のヒト医療のイメージング方法が使用される。このような方法の例は、超音波、CT、MRT方法と、レーザスキャニングを含む。この方法に特化して作られたソフトウェアは、歯や顎骨などの最も重要な解剖学的構造のディジタルモデルを表すように使用され得る。個々に適応された義歯が、このディジタルモデルに基づいてデザインされる。ソフトウェアは、歯科インプラントの未加工構造を発生するためのさまざまな予め生産されたコンポーネントを提供する。このように、例えば、第1のステップにおいて、義歯が、1本の歯または数本の隣接する歯用のものかが選択され得る。次いで、可能な限り近接して顎骨構造と一致し、選択された歯科インプラントを保持するのに適した既定のアンカ部品が選択され得る。アンカ部品の形状は、例えば、「ドラッグ・アンド・ドロップ」またはディジタル入力によって、引き続き、それぞれの解剖学的構造に最適に適応され得る。アンカ部品を個々に適応させることは、骨粗鬆症や任意の他の理由で、骨質がほとんどわずかしかないか、または片側しかない場合などに特に有用である。次いで、図10に示すように、アンカ部品11は、顎骨90および歯茎91に最適に適応されるように適応され得る。骨質の複雑な人工構造なしですますことができる。
既定のアバットメントが、アンカ部品と同時に、またはその後のいずれかに選択され得る。また、アバットメントは、上述した手法によって個々の解剖学的構造に適応され得る。この場合、歯科インプラントを確実に適合させるためには、特に、アンカ部品12とアバットメント軸Y(図6を参照)との間の角度が極めて重要である。
歯科インプラントのデザイン中、ソフトウェアにより、解剖学的構造における歯科インプラントの適合位置を、特に顎骨において同時に計画することができる。この位置はまた、「ドラッグ・アンド・ドロップ」またはディジタル入力により適応され得る。ソフトウェアは、作業を継続して有効化するのに適切な複数のビューを与える。デザインおよび適合が満たされると、ソフトウェアの機能拡張により、引き続き、歯科インプラントを差し込む間に、歯科インプラントの位置決めに予め穴をあけることが要求される顎内での位置を示すドリルレールを生成し得る。また、コンピュータ支援デバイスナビゲーションを使用して(この場合、ドリルの)、これらの位置を見つけることが想定される。
歯科インプラントの場所と、さらにはデザインの計画が完了すると、コンピュータ支援方法で歯科インプラントの部品が生産され得る。このようにして、コンピュータ制御されたフライス加工ユニットは、アバットメントおよびアンカ部品を直接フライス加工し、またはコンポーネントを最終的に生産するために使用される模型や形状を生産し得る。超構造体は、同様の方法で直接生産されても、従来の方法を用いてアバットメントに適したキャップ80に合わせて模型が作られてもよい。キャップの寸法または形状を、コンピュータ支援方法で計算し、コンピュータ制御された方法で、例えば、フライス加工ユニットを用いて生産することが望ましい。
他の形態において、キャップは、仕上げられ、個々に模型が作られたアバットメントに合わせて現場で成型され得る。多くの場合、現場で、すなわち患者の口内でアバットメントを適応させる必要があった従来の方法と対照的に、本発明による方法において、歯科技工士は、差し込まれていない状態でもアバットメントの最適な形状を利用することができる。歯科医師は、患者の口内においてキャップを作るための印象を採得する必要がないため、例えば、血液や唾液の見た目から生じる誤差や、歯科医師から歯科技工士への輸送により生じる誤差などのさまざまな誤差が回避される。
上述したように、キャップと同様に、押し込み支援具も生産することができる。
以上のことから、前述した方法により、患者それぞれの解剖学的構造に個々に適応された歯科インプラントを非常に効率的に製造することができる。生産プロセスにおける精度が高いと、このタイプの歯科インプラントの品質を実質的に高めることができ、その耐用寿命を実質的に長くすることができる。データの再現性により、いくつかの従来方法のステップを省くこともできる。
歯科インプラントの第1の実施形態の側面図である。 歯科インプラントの第2の実施形態の図1に対応する図である。 図2の線III−IIIに沿って切り取った、図2による歯科インプラントの部分断面図である。 石膏模型を有する冶具の部分断面側面図である。 固定ツールの略図である。 本発明による歯科インプラントの第3の実施形態の断面図である。 本発明による押し込み支援具の略図である。 アンカ部品を有する本発明によるアバットメントを示す。 図8aのアバットメント用の超構造体を示す。 図8bの超構造体用のキャップを示す。 アンカ部品を有する本発明によるさらなるアバットメントを示す。 図9aのアバットメント用の超構造体を示す。 図9bの超構造体用のキャップを示す。 本発明による歯科インプラントの第4の実施形態の断面図である。 超構造体を生産するための本発明による方法を示す。 超構造体を生産するための本発明による方法を示す。 顎にある本発明による複数の歯科インプラントを示す。
符号の説明
10…インプラント、11…アバットメント、12…アンカ部品、13,13’,13’’…円筒状本体、14,14’…上側端部、15…ポンティック構造、16…研磨部分、17…保護層、20…超構造体、21…固定部分、22…仮部分、30…開口、40…治具、41…保持要素、42…歯模型、43,43’…穴、44…石膏ベース、50…ツール、51…コントローラ、52…ハンマヘッド、53…ステム、54…打面、55…回転軸、56…空圧ドライブ、57…ハンドル、58…距離調節器、59…アクチュエータ、60…圧縮空気源、61…パルスセンサ、62…パルス調節部材、63…パルスディスプレイ、70…押し込み支援具、71…本体、72…受座、73…受入れ開口、80…キャップ、82…キャップ内部構造、90…顎骨、91…歯茎、X,X’…中心軸、Y…アバットメント軸。

Claims (41)

  1. 歯科インプラント(10)を骨に固定するためのアンカ部品(12)と、前記アンカ部品(12)に接続された超構造体(20)を固定するためのアバットメント(11)とを備え、
    前記アンカ部品(12)および前記アバットメント(11)がジルコニア・セラミック製である患者用の歯科インプラントにおいて、
    前記アンカ部品(12)は、中心軸(X、X’)が同じ方向に延びる(少なくとも)2つの実質的に円筒状の本体(13、13’)を備え、前記本体が、前記アバットメント(11)を形成するように上側端部(14、14’)で互いに一体に接続され、顎骨(90)にある対応する穴に差し込み可能であることを特徴とする、歯科インプラント。
  2. 前記アバットメント(11)が、少なくとも2つの補綴要素用のブリッジを形成するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の歯科インプラント。
  3. 前記アバットメント(11)が、少なくとも3つの補綴要素用のブリッジを形成するために、前記円筒状本体(13、13’)間にポンティック構造(15)を有することを特徴とする、請求項1または2に記載の、特に、請求項2に記載の歯科インプラント。
  4. 前記円筒状部品(13、13’)間の接続の下方に位置する前記ポンティック構造(15)の部分(16)が研磨され、好ましくは、卵形であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の、特に、請求項3に記載の歯科インプラント。
  5. 前記歯科インプラント(10)が差し込まれる前に、前記アバットメント(11)に固定される超構造体(20)が、特に、溶融されることを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  6. 前記超構造体(20)が、単に前方の唇部分(21)を備えているため、その後方の前記アバットメント(11)に、特に、上方から接近できることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の、特に、請求項5に記載の歯科インプラント。
  7. 前記アバットメント(11)に固定された前記超構造体(20)が、前記アバットメント(11)が、特に、上方から接近可能であるような開口を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の、特に、請求項5に記載の歯科インプラント。
  8. 前記超構造体(20)が、前記歯科インプラントを保護し、治療段階後に除去可能であるか、または超構造体の対応する最終部分と取り替え可能である仮部分(22)を備えることを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の、特に、請求項5〜7のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  9. 前記アンカ部品(12)および前記アバットメント(11)が、一部品として形成されることを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  10. 前記円筒状本体(13、13’)を前記穴内に保持し、および/または押し入れるための少なくとも1つの支持構造(30)を特徴とする、請求項1〜9のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  11. 前記円筒状本体(13、13’)が、前記本体の外面の実質的部分にわたって、対応するベース要素の最終燃焼/焼結前に、サンドブラスティングまたは同様の切断変形によって形成された粗い表面を有することを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  12. 前記歯科インプラント(10)に、少なくとも前記円筒状本体(13、13’)の領域において、前記歯科インプラントが位置決めされる前に除去可能であり、感染の危険性を低減する保護層(17)が設けられることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の歯科インプラント。
  13. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯科インプラントを差し込むための穴あけ冶具において、
    前記冶具(40)が2つの穴(43、43’)を備え、前記穴の中心軸が同じ方向に延び、顎に穴を形成するための調節された方法で、前記穴を通ってドリルが誘導され得る、少なくとも1本の歯の上で前記冶具(40)を調節するための少なくとも1つの保持要素(41)を特徴とする、穴あけ冶具。
  14. 請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯科インプラントを差し込むための押し込み支援具(70)において、
    前記アバットメント(11)の少なくとも一部分を受け入れるように形成された前記受入れ開口(73)と、前記受入れ開口(73)に差し込まれた前記アバットメント(11)の前記アンカ部品(12)の中心軸(X、X’)が、受座(72)に実質的に垂直になるように、押し込み支援具の本体(71)上に配設された受座(72)とを備える本体(70)を特徴とする、押し込み支援具。
  15. 前記本体(71)が、プラスチック材料から作られることを特徴とする、請求項14に記載の押し込み支援具。
  16. 前記受入れ開口(73)が、前記上側端部(14、14’)を受け入れるために形成されることを特徴とする、請求項14または15に記載の押し込み支援具。
  17. 歯科インプラント、特に、請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯科インプラントを製造する方法において、
    −前記歯科インプラントが差し込まれる患者の顎骨(90)および歯茎の領域に3次元ディジタル画像を作成するステップと、
    −前記歯科インプラントのディジタル表示を生成するステップと、
    −収縮の補償に余分な場合、必要に応じて、酸化ジルコニウム系ベース要素をフライス加工するステップと、
    −前記ベース要素の円筒状本体をサンドブラスティングするステップと、
    −前記機械加工したベース要素を燃焼/焼結するステップと、
    を含む、方法。
  18. 前記歯科インプラントのブリッジ部分上に、超構造体用の下側エッジを形成するための卵形構造を有する前記アンカ部品間のポンティック構造が設けられ、
    前記卵形構造が、燃焼/焼結の前および/または後に研磨されることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 前記卵形構造が、前記超構造体の色に対応するように染色されることを特徴とする、請求項18に記載の方法。
  20. 燃焼/焼結後、超構造体が溶融されることを特徴とする、請求項17〜19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 歯科インプラント、特に、請求項1〜12のいずれか一項に記載の歯科インプラントを製造し位置決めする方法において、
    −前記歯科インプラントの見込み場所に隣接した領域、特に、歯、顎骨および歯茎の領域の解剖学的構造の3次元ディジタルモデルを発生するステップと、
    −前記解剖学的構造に個々に適応可能な前記歯科インプラントを少なくとも部分的にコンピュータ支援デザインするステップと、
    −前記歯科インプラントを生産するステップと、
    −実行した作業を有効化およびドキュメント化するステップと、
    を含む、方法。
  22. 前記歯科インプラントを位置決めするステップを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 前記歯科インプラントの前記生産および/または前記位置決めステップ、および/または前記有効化および前記ドキュメント化ステップが、コンピュータ支援方法で実行されることを特徴とする、請求項21または22に記載の方法。
  24. ヒト医療の従来のイメージング方法、特に、DVTに基づいて、ディジタルモデルを発生することを特徴とする、請求項21〜23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記歯科インプラントを少なくとも部分的にコンピュータ支援デザインする前記ステップが、前記歯科インプラントが、前記ディジタルモデルを使用してディジタル表示されるソフトウェアを用いて実行されることを特徴とする、請求項21〜24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記ソフトウェアが、個々に適応可能な前記歯科インプラントの既定のコンポーネントおよび/またはコンフィギュレーションの量の選択を与えることを特徴とする、請求項21〜25のいずれか一項に記載の、特に、請求項25に記載の方法。
  27. 前記超構造体(20)、アバットメント(11)、およびアンカ部品(12)からなる前記歯科インプラントを個々に適応する前記ステップが、前記歯科インプラントの前記コンフィギュレーション、
    特に、受け入れる補綴要素の数、
    および/または、前記アバットメント(11)の直径および/または高さおよび/または形状、
    および/または前記アンカ部品(12)の形状および/または高さを適応する工程を含むことを特徴とする、請求項21〜26のいずれか一項に記載の方法。
  28. 前記超構造体、アバットメント(11)、およびアンカ部品(12)からなる前記歯科インプラントを個々に適応する前記ステップが、前記アンカ部品(12)用に設けられた穴の軸と、前記超構造体(20)の水平方向の軸との間の角度を自由に選択できるように、前記アバットメント(11)および前記アンカ部品(12)を適応する工程を含むことを特徴とする、請求項21〜27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記超構造体(20)、アバットメント(11)、およびアンカ部品(12)からなる前記歯科インプラントを個々に適応する前記ステップが、前記超構造体(20)の長さおよび/または直径および/または色を適用する工程を含むことを特徴とする、請求項21〜28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記少なくとも部分的なコンピュータ支援デザインステップが、前記歯科インプラントの場所をコンピュータ支援計画する工程を含むことを特徴とする、請求項21〜29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記歯科インプラントの場所をコンピュータ支援計画する間、前記歯科インプラントを位置決めするためのコンピュータ支援方法でドリルレール(40)を発生することを特徴とする、請求項21〜30のいずれか一項に記載の、特に、請求項30に記載の方法。
  32. 前記歯科インプラントの前記位置決めステップが、コンピュータ支援式の手術中デバイスナビゲーションおよび/またはコンピュータ支援式の手術中デバイスアクティベーションによって行いやすくなることを特徴とする、請求項21〜31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記歯科インプラントの前記生産ステップが、前記歯科インプラントを位置決めする前に、超構造体(20)を受け入れるためのキャップを、特に、コンピュータ支援発生する工程を含み、前記キャップを、前記歯科インプラントを位置決めする前に発生させることを特徴とする、請求項21〜32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記歯科インプラントをコンピュータ支援デザインする前記ステップが、アバットメント(11)をコンピュータ支援デザインする工程を含み、前記キャップ(80)をコンピュータ支援発生させる前記工程が、前記キャップ(80)の内部構造(82)をコンピュータ支援計算することを含み、そのため前記キャップ(80)を前記アバットメント(11)に取り付けることができることを特徴とする、請求項21〜33のいずれか一項、特に、請求項33に記載の方法。
  35. 前記内部構造を前記計算することが、前記キャップ(80)を前記アバットメント(11)に固定するための接着剤の取入れ量を考慮に入れることを特徴とする、請求項21〜34のいずれか一項に記載の、特に、請求項33または34に記載の方法。
  36. 前記キャップ(80)を前記コンピュータ支援発生させる前記工程が、前記キャップ(80)または前記キャップ(80)の模型をコンピュータ制御式にフライス加工することを含むことを特徴とする、請求項21〜35のいずれか一項に記載の、特に、請求項33〜35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記歯科インプラントの前記位置決めステップが、前記歯科インプラント用の押し込み支援具を生産する工程を含むことを特徴とする、請求項21〜36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記歯科インプラントが、アバットメント(11)と、前記アバットメント(11)に接続され、前記歯科インプラントを顎骨(90)に固定するためのアンカ部品(12)とを備え、前記押し込み支援具(70)を前記生産する工程が、前記アバットメント(11)の少なくとも一部分を受け入れるために前記押し込み支援具(70)上に受入れ開口(73)を形成することを含むことを特徴とする、請求項21〜37のいずれか一項に記載の、特に、請求項36に記載の方法。
  39. 前記押し込み支援具(70)を前記生産する工程が、前記受入れ開口(73)をコンピュータ支援計算することを含み、前記押し込み支援具を前記アバットメント(11)に取り付けることができることを特徴とする、請求項21〜38のいずれか一項に記載の、特に、請求項38に記載の方法。
  40. 前記押し込み支援具(70)の前記生産工程が、前記アンカ部品の少なくとも1つの中心軸(X、X’)をコンピュータ支援決定することと、前記押し込み支援具(70)上に受座(72)をコンピュータ支援形成することとを含み、前記受座(72)が、前記中心軸(X、X’)に対して実質的に垂直であることを特徴とする、請求項21〜39のいずれか一項に記載の、特に、請求項37〜39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記押し込み支援具(70)の前記生産工程が、前記押し込み支援具(70)または前記押し込み支援具の模型をコンピュータ制御式にフライス加工することを含むことを特徴とする、請求項21〜40のいずれか一項に記載の、特に、請求項37〜40のいずれか一項に記載の方法。
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