JP2008519897A5 - - Google Patents

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JP2008519897A5
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(実施例10)
1:10のアルミニウムイソプロポキシド対1,3−ジ−1−アダマンチル−イミダゾール−2−イリデン比でアルミニウムイソプロポキシドおよび1,3−ジ−1−アダマンチル−イミダゾール−2−イリデンを使用するカプロラクタムの重合
アルミニウムイソプロポキシド(1.4mg、0.0063mmol)、1,3−ジ−1−アダマンチル−イミダゾール−2−イリデン(22mg、0.0626mmol)およびトルエン(20mL)をシンチレーションガラス瓶中で組み合わせ、そして60℃まで加熱した。溶解性の緑色錯体が形成した。トルエンを真空下で除去した。ガラス瓶にカプロラクタム(5g、44.2mmol)を添加し、そして反応混合物を200℃で1時間加熱した。GPC分析によって、5,280のMnおよび1.95のPDIが示された。
なお、本発明の好ましい態様としては以下のものを挙げることができる。
1.少なくとも1種の環状アミドを、以下に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物と接触させる工程を含むことを特徴とする熱可塑性ポリアミドの調製方法:
(a)式I、IIおよび/またはIIIのいずれかによって表されるN−複素環式カルベン含有触媒のいずれか1種または複数:
Figure 2008519897
(式中、R1、R5、R9およびR11は、それぞれ独立して、アダマンチル、アルカリルまたはアルキル基であり、R2、R3、R6、R7およびR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~12アルキル基であり、n=1または2であり、そして、n=1である場合、R4はR1に等しく、そしてn=2である場合、R4はアルキレン基であり、n=1である場合、R8はR5に等しく、そしてn=2である場合、R8はアルキレン基であり、そして
10は、水素またはC1~12アルキル基である)、および
(b)式IV、V、VI、VIIおよび/またはVIIIのいずれかによって表される化合物のいずれか1種または複数:
Figure 2008519897
(式中、R12、R13、R14およびR15は、それぞれ独立して、C1~12脂肪族ヒドロカルビルまたは置換脂肪族ヒドロカルビル基であり、そして、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、C1~12アルキル基である)。
2.約180℃〜約280℃の温度で実行されることを特徴とする1に記載の方法。
3.成分(a)対成分(b)の比率が約1:4〜約10:1の範囲にあることを特徴とする1に記載の方法。
4.フィラーの存在下で環状アミドを成分(a)および(b)の混合物または付加物と接触させることを特徴とする1に記載の方法。
5.フィラーが、環式アミドおよび触媒およびフィラーおよびいずれか他の存在する添加剤の混合物の総重量の約0.1%〜約70%の量で存在することを特徴とする4に記載の方法。
6.フィラーが、窒化ホウ素、ヒュームドシリカ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、チョップドファイバー、フライアッシュ、ガラスミクロスフィア、マイクロバルーン、砕石、ナノクレイ、直鎖状ポリマーおよびモノマーよりなる群の少なくとも一つであることを特徴とする4に記載の方法。
7.環状アミドから物品を製造する方法であって、次の工程:
(a)少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を金型に提供する工程と、
(b)環状アミドの重合が生じる温度まで金型の内容物を加熱する工程と
を含むことを特徴とする方法。
8.環状アミドが溶融され、そして金型中に射出されることを特徴とする7に記載の方法。
9.内容物が金型の内側の意図された領域上を回転するように、二軸に対して同時に金型を回転させ、内容物が加熱される前に回転を開始し、そして内容物が重合および凝固するまで金型を回転し続ける工程をさらに含むことを特徴とする7に記載の方法。
10.触媒を含む環状アミドの層またはフィルムが、金型中で繊維状材料の乾燥層に隣接して配置され、そして金型の内容物が加熱されるときに環状アミドおよび触媒が繊維状材料の乾燥層中に注入されることを特徴とする7に記載の方法。
11.金型が繊維状プレフォームを含有し、そして環状アミドおよび触媒がプレフォーム中に注入されることを特徴とする7に記載の方法。
12.環状アミドおよび触媒がプレス内の上部ダイと下部ダイとの間に配置され、そして金型が環状アミドおよび触媒によって均一に充填されるように金型のダイが一緒にプレスされることを特徴とする7に記載の方法。
13.環状アミドおよび重合触媒からプレプレグを形成する方法であって、
(a−1)少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を溶媒中に溶解して、溶液を形成する工程、
(a−2)溶液を繊維状ベース材料と接触させる工程及び、
(a−3)溶媒を除去する工程、
または、
(b−1)剥離ベース材料を提供する工程、
(b−2)その上に、少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数の層をコーティングする工程及び、
(b−3)加熱下で繊維状ベース材料に対して剥離ベース材料をプレスする工程、
または、
(c−1)少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を粉体として提供する工程、
(c−2)工程c−1の粉体のコーティングを繊維状ベース材料中に含浸させる工程と;
(c−3)環状アミドを軟化させる工程及び、
(c−4)熱および圧力をかけて、繊維状ベース材料中で環状アミドの流動および重合を生じさせる工程、
を含むことを特徴とする方法。
14.繊維状ベース材料が、布織物、繊維トウまたは一方向性プレプレグテープであることを特徴とする13に記載の方法。
15.繊維強化物品を製造するための引出成形法であって、
a.少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を提供する工程、
b.繊維状ストランドを延長ダイ中に引き入れる工程、
c.ダイ中で、環状アミドおよび触媒を繊維状ストランドと、その周囲で接触させる工程、
d.加熱して、環状アミドの重合を生じさせ、繊維状ストランドの周囲で高分子量直鎖状ポリアミド樹脂マトリックスを形成する工程及び、
e.所望の断面を有するダイの出口部分に直鎖状ポリアミドマトリックスを引き入れ、それによって物品を形成する工程、
を含むことを特徴とする方法。
16.環状アミドが連続的にダイの外側で溶融され、そして液体の形態でダイ中に注入されることを特徴とする15に記載の方法。
17.環状アミドから中空プラスチック複合材物品を製造するためのフィラメントワインディング方法であって、
a.少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を提供する工程、
b.環状アミドおよび重合触媒を繊維状ストランドと接触させる工程、
c.繊維状ストランドをマンドレル上に巻き上げる工程及び、
d.重合が生じる温度まで環状アミドを加熱する工程、
を含むことを特徴とする方法。
18.環状アミドから管状物品を製造するためのロールラッピング法であって、
a.強化繊維のシートまたはテープを、少なくとも1種の環状アミドならびに1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数で含浸させることによって、プレプレグを形成する工程と、
b.マンドレル上でプレプレグを回転させる工程と、
c.重合が生じる温度まで環状アミドを加熱する工程と
を含むことを特徴とする方法。
19.少なくとも1種のフィラーが環状アミドと接触して存在することを特徴とする7、13、15、17または18に記載の方法。
20.フィラーの重量が、環状アミドおよび触媒およびフィラーおよびいずれか他の存在する添加剤の反応混合物の総重量の0.1%〜70%であることを特徴とする19に記載の方法。
21.フィラーが、窒化ホウ素、ヒュームドシリカ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、チョップドファイバー、フライアッシュ、ガラスミクロスフィア、マイクロバルーン、砕石、ナノクレイ、直鎖状ポリマーおよびモノマーよりなる群の少なくとも一つであることを特徴とする19に記載の方法。

Claims (2)

  1. 少なくとも1種の環状アミドを、以下に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物と接触させる工程を含むことを特徴とする熱可塑性ポリアミドの調製方法:
    (a)式I、IIおよび/またはIIIのいずれかによって表されるN−複素環式カルベン含有触媒のいずれか1種または複数:
    Figure 2008519897
    (式中、R1、R5、R9およびR11は、それぞれ独立して、アダマンチル、アルカリルまたはアルキル基であり、R2、R3、R6、R7およびR10は、それぞれ独立して、水素またはC1~12アルキル基であり、n=1または2であり、そして、n=1である場合、R4はR1に等しく、そしてn=2である場合、R4はアルキレン基であり、n=1である場合、R8はR5に等しく、そしてn=2である場合、R8はアルキレン基であり、そして
    10は、水素またはC1~12アルキル基である)、および
    (b)式IV、V、VI、VIIおよび/またはVIIIのいずれかによって表される化合物のいずれか1種または複数:
    Figure 2008519897
    (式中、R12、R13、R14およびR15は、それぞれ独立して、C1~12脂肪族ヒドロカルビルまたは置換脂肪族ヒドロカルビル基であり、そして、R16、R17、R18、R19、R20およびR21は、それぞれ独立して、C1~12アルキル基である)。
  2. 環状アミドから物品を製造する方法であって、次の工程:
    (a)少なくとも1種の環状アミドならびに請求項1に記載の成分(a)および(b)の混合物または付加物のいずれか1種または複数を金型に提供する工程と、
    (b)環状アミドの重合が生じる温度まで金型の内容物を加熱する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
JP2007541301A 2004-11-09 2005-11-09 N−複素環式カルベンおよび金属アミドまたは金属アルコキシド触媒を使用する環状アミドの重合 Withdrawn JP2008519897A (ja)

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