JP2008519511A - ビット領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造 - Google Patents

ビット領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2008519511A
JP2008519511A JP2007539474A JP2007539474A JP2008519511A JP 2008519511 A JP2008519511 A JP 2008519511A JP 2007539474 A JP2007539474 A JP 2007539474A JP 2007539474 A JP2007539474 A JP 2007539474A JP 2008519511 A JP2008519511 A JP 2008519511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bits
modulation
bit
modulation state
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007539474A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4714743B2 (ja
Inventor
エドラー フォン エルプバルト アレクサンダー ゴリチェク
クリスティアン ヴェンゲルター
勇 吉井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Publication of JP2008519511A publication Critical patent/JP2008519511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4714743B2 publication Critical patent/JP4714743B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • H04L1/1867Arrangements specially adapted for the transmitter end
    • H04L1/1893Physical mapping arrangements
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/12Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel
    • H04L1/16Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using return channel in which the return channel carries supervisory signals, e.g. repetition request signals
    • H04L1/18Automatic repetition systems, e.g. Van Duuren systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/02Amplitude-modulated carrier systems, e.g. using on-off keying; Single sideband or vestigial sideband modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/32Carrier systems characterised by combinations of two or more of the types covered by groups H04L27/02, H04L27/10, H04L27/18 or H04L27/26
    • H04L27/34Amplitude- and phase-modulated carrier systems, e.g. quadrature-amplitude modulated carrier systems
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0002Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate
    • H04L1/0003Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff by adapting the transmission rate by switching between different modulation schemes

Abstract

チャネルを推定するために評価される受信シンボルの認識におけるあいまい性を減少させることによって、デジタル通信システムにおけるチャネル推定の信頼性を向上させる方法が提供される。第1の複数のビットを、2進数から変調状態への所定のグレイマッピングに従って変調状態にマッピングし送信する。この複数のビットを、この複数のビットに含まれているビットのサブセットを反転させ、同じグレイマッピングに従ってさらなる変調状態にマッピングした状態で少なくとも1回再送する。反転させるビットは、次のように、すなわち、複素平面における第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果の数が、前記グレイマッピングにおける相異なる変調状態の数よりも小さいように決定される。

Description

本発明は、デジタル通信システムに関する。本発明は、具体的には、時間とともに変化する(time-variant)チャネルまたは周波数が変化する(frequency-variant)チャネルを通じてデータが伝送される通信システム(例:モバイル通信システムまたは衛星通信)に適用することができる。
長距離、あるいは無線リンクを通じて送信する場合、デジタルデータを1つ以上の搬送波に変調する。先行技術においては、様々な変調方式が知られており、例えば、振幅変調(amplitude shift keying:ASK)、位相変調(phase shift keying:PSK)、振幅および位相の混合型の変調(例:直交振幅変調(quadrature amplitude modulation:QAM))などである。ここに挙げたいずれの変調タイプにおいても、変調信号は、例えば電圧あるいは電磁界強度によって、次の式(1)によって表すことができる。
Figure 2008519511
ビット列、またはデータワードは、複素数によって表される。この場合、次の式(2)、
Figure 2008519511
は、変調信号の瞬間的な振幅を表し、次の式(3)、
Figure 2008519511
は、変調信号の瞬間的な位相を表す。ビット列の値と複素数との間の割り当てをマッピングと称する。
実際の伝送チャネルでは、位相のシフトおよび減衰によって変調信号が歪み、信号にノイズが加わると、復調後の受信データに誤りが発生する。誤りの確率は、通常では、データレートが高いほど、すなわち変調状態の数が多いほど、シンボル持続時間が短いほど、高くなる。そのような誤りに対処するため、データに冗長性を加えることができ、これにより、誤りのあるシンボルを認識して訂正することができる。より経済的な方法としては、訂正できない誤りが起きたデータの送信のみを繰り返す方法、例えば、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)や増加的冗長性(incremental redundancy)が挙げられる。
欧州特許第1293059号明細書には、全ビットの平均信頼度を高める目的でデジタル変調シンボルを並びかえる方法が開示されている。これは、ビットからシンボルへのマッピング規則を変更することによって達成される。この欧州特許の中心的なテーマは、ARQシステムにおいて再送するシンボルを並びかえることである。
欧州特許出願公開第1313250号明細書および欧州特許出願公開第1313251号明細書には、マッピングの前にビットを操作する代わりに、ビットからシンボルへの同じマッピング規則を使用し、インタリーブ操作もしくは論理ビット反転操作、またはその両方によって、欧州特許第1293059号の効果を達成するメカニズムが記載されている。これらの方法は、ARQシステムに制限されている。
国際公開第2004/036817号パンフレットおよび国際公開第2004/036818号パンフレットには、システムの信頼性を平均化する効果を達成する方法が記載されており、この方法では、元のシンボルおよび繰り返されるシンボルを、異なるダイバシティブランチ(diversity branch)を通じて、またはARQシステムとの組合せにおいて送信する。
上に引用した特許公報における方法およびメカニズムを、「コンスタレーションリアレンジメント(Constellation Rearrangement)」または単純に「CoRe」と称する。
有線通信システムと無線通信システムとの間の主たる違いは、情報を伝送する物理チャネルの挙動である。無線チャネルまたはモバイルチャネルは、その本質的な性質に起因して、時間とともに変化したり、周波数が変化したり、またはその両方の変化が生じる。最近のほとんどのモバイル通信システムでは、良好なパフォーマンスのためには、受信器においてデータシンボルの復調時にチャネルの正確な推定(通常はチャネル係数(channel coefficient)を測定する)が必要であり、このチャネル係数には、チャネルの出力もしくは位相、またはその両特性に関する情報が含まれる。これを容易にするため、通常は何らかのパイロットシンボルを、データシンボルストリームに挿入する。パイロットシンボルは所定の正確な振幅値もしくは位相値またはその両方を持ち、これらを使用してチャネル係数を求めることができる。このチャネル係数は、適応フィルタリングなどの訂正手法に用いられる。
「判定帰還復調(Decision-Feedback Demodulation)」は、反復プロセスであり、最初のおおまかなチャネル推定(または推定なし)を使用してデータシンボルを復調する。復調した後、好ましくはさらに復号化した後、得られた情報をチャネル推定器にフィードバックし、そのデータシンボルからさらに良好な推定を得る。明らかに、このプロセスに起因して遅延が生じるのみならず、反復ステップのそれぞれにおいて多量の計算が必要となり、また、フィードバックループが含まれているため、このプロセスは最初のおおまかなチャネル推定の質に大きく依存する。このような手順は、例えば、Lutz H.-J.LampeおよびRobert Schoberの"Iterative Decision-Feedback Differential Demodulation of Bit-Interleaved Coded MDPSK for Flat Rayleigh Fading Channels"から公知である。
通常、復調前には振幅もしくは位相またはその両方が未知であるため、データシンボル自体を使用してチャネルを正確に推定することはできない。受信器は、チャネルを推定するためには、受信した信号に基づいて送られたシンボルについて結論しなければならない。シンボルの認識に誤りが含まれうるため、チャネル推定にはあいまい性(ambiguity)が生じる。この挙動は、図1に見ることができ、表1は、さらに詳しい説明として、様々なデジタル変調方式において生じるあいまい性の数を示している。
Figure 2008519511
表1からさらに明らかであるように、反復式の判定帰還復調方式のパフォーマンスは、変調方式に伴うあいまい性の数にも大きく依存する。送られたシンボルの想定に間違いがあると、結果として間違ったチャネル推定となる。特に、変調状態の数の多い変調方式においては、避けられないノイズのため、シンボルに誤りが含まれる確率が高い。チャネル推定に間違いがあると、間違った訂正が行われ、その結果として受信したシンボルの誤りが増す。したがって、関連する技術分野には、チャネル推定の信頼性を高める必要性が存在している。
上述した先行技術では、1つのデジタルシンボルにマッピングされるビットの平均ビット信頼度(mean bit reliabilities)を、マッピングを並びかえることによって、またはマッピング前のビット操作によって平均化するだけである。この方策は、時間とともに変化したり周波数が変化するチャネルが非常に正確に認識されるならば良好な効果をもたらすが、コヒーレントな時間/周波数がデータパケットに対して比較的小さい場合、時間とともに変化したり周波数が変化するチャネルに関する受信器側の情報の精度は高まらない。
グレイマッピングまたはグレイ符号化は、デジタル変調の使用時に通信システムにおいて広く使用されている用語である。したがって、ここではごく基本的なことを説明しておく。グレイマッピングの特徴として、第1のシンボルのビット列と、複素信号平面における最も近い隣接する第2のシンボルのビット列とに対するXORバイナリ演算のハミング重みが1である。すなわち、XORの結果が、ビット値1が1回だけ含まれるバイナリワードになる。言い換えれば、グレイマッピングにおいては、最も近い互いに隣接するシンボルに割り当てられるビット列の違いは、(いずれか)1つのビットの値のみである。
以下は、1次元の編成の場合に「通常のバイナリコード」から「グレイコード」に変換するための1つのアルゴリズムである。
− いま、B[n:0]を、通常のバイナリ表現における一連のビットとする(例:10進数13のバイナリ1101)。
− G[n:0]をグレイコードにおける一連のビットとする。
− G[n]=B[n]
− i=n−1からi=0までについて、G[i]=B[i+1] XOR B[i]
以下は、別の再帰的な生成方法である。
nビットのグレイコードは、(n−1)個のビットのグレイコードの先頭にバイナリ0を付加した後、(n−1)個のビットの鏡像化した(すなわち逆順に並べた)グレイコードの先頭にバイナリ1を付加することによって再帰的に生成することができる。図26は、1〜4個のビットの場合を示している。
2進数から直交振幅変調(QAM)の変調状態へのマッピングなどの2次元の編成においては、構成しているビットを異なる次元に関するポジションを特徴付ける相異なるサブセットに分けることができるときには、上記の方法をサブセットのそれぞれに個別に適用することによって、グレイマッピングを得ることができる。一般に、その結果は、最も近い(1つ以上の)互いに隣接する信号点に関してのみ、2次元の編成においてグレイ原理が保持されるものとなる。
したがって、本発明の目的は、デジタル伝送システムにおけるチャネル推定の信頼度を高める方法を提供することである。
本発明のさらなる目的は、デジタル通信システムのための送信器であって、チャネル推定の信頼度を高めることのできる送信器、を提供することである。
本発明の1つの態様においては、デジタル通信システムにおいて信号を送信する方法であって、a)ビット列から変調状態へのグレイマッピングに従って、第1の複数のビットを第1の変調状態にマッピングする、第1のマッピングステップ(302)と、b)第1の変調状態に従って搬送波を変調することによって、第1の複数のビットを送信する、送信ステップ(303)と、c)各回において、第1の複数のビットのうちの1つのサブセットのビットを反転させ、かつサブセットに含まれていないビットを変更せずに維持することによって、少なくとも1つのさらなる複数のビットを得る、少なくとも1回の反転ステップ(305)と、d)ビット列から変調状態へのグレイマッピングに従って、少なくとも1つのさらなる複数のビットを少なくとも1つのさらなる変調状態にマッピングする、少なくとも1回のさらなるマッピングステップ(306)と、e)少なくとも1つのさらなる変調状態に従って搬送波を変調することによって、第1の複数のビットを再送する、少なくとも1回の再送ステップ(307)と、を含み、ステップc)において、複素平面における第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の数が、2進数から変調状態へのグレイマッピングにおける相異なる変調状態の数よりも小さいように、反転ステップのそれぞれにおいて、第1の複数のビットのうちのサブセットに含まれているすべてのビットを反転させる。
本発明の別の態様においては、コンピュータ可読ストレージメディアがプログラム命令を格納しており、デジタル通信システムの送信器のプロセッサにおいてこのプログラム命令が実行されることによって、上に定義されている態様による方法を送信器が実行する。
本発明のさらなる態様においては、デジタル通信システムの送信器(2101)は、第1の複数のビットを受け取り、受け取った第1の複数のビットを少なくとも1回繰り返す反復器(2106)と、第1の複数のビットの繰り返されるインスタンスのそれぞれについて、反転させるビットのサブセットを決定する、反転ビット決定ユニット(2108)と、インスタンスに対して決定されたサブセットに含まれている、繰り返されるインスタンスのすべてのビットを反転させて、反転されたビットと、第1の複数のビットのうちの反転されていないすべてのビットとを備えている少なくとも1つのさらなる複数のビットを得る、ビット反転器(2109)と、グレイマッピングに従って、第1およびさらなる複数のビットを第1およびさらなる変調状態にマッピングするマッパ(2111)と、変調状態に従って搬送波を変調する変調器(2113)と、を備え、反転ビット決定ユニットは、第1の複数のビットのうち反転させる少なくとも1つのサブセットを、以下のように、すなわち、複素平面における第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果の数が、2進数から変調状態へのグレイマッピングにおける相異なる変調状態の数よりも小さいように、決定するように構成されている。
本発明のさらに別の態様によると、デジタル無線通信システムの基地局(2200)は、前の態様に定義されている送信器(2101)を備えている。
本発明のさらに別の態様によると、デジタル無線通信システムの移動局(2300)は、前の態様に定義されている送信器(2101)を備えている。
添付の図面は、本発明の原理を説明する目的で本明細書に組み込まれており、その一部を形成している。これらの図面は、本発明の実施方法および使用方法を図示および説明している例に本発明を制限することを意図するものではないことを理解されたい。添付の図面に図示したように、本発明の以下のさらに具体的な説明から、さらなる特徴および利点が明らかになるであろう。
一例として、図2および図13に示してあるように、16−QAM変調方式を使用する送信を想定する。表1によると、そのようなデータシンボルは4つのビットを伝える。本明細書に説明した方法においては、これらの4つのビットを、以下の条件で2回送信する。
1.元の列(4ビット)に対して16−QAMグレイマッピングを使用する
2.ペアの列(4ビット)に対して同じ16−QAMグレイマッピングを使用する
これは図2に示してあり、例として、元のビット列1010とペアの列1100とが強調してある。4ビット列のそれぞれを、16−QAMの変調状態にマッピングする。適用するマッピングがグレイマッピングであるため、隣接する最も近い変調状態は、必ず1つのビットのみ値が異なる。例えば、変調状態201にはビット列「0000」が割り当てられている。隣接する4つの変調状態202〜205には、ビット列「0001」、「0010」、「0100」、「1000」が割り当てられている。
4ビット列のそれぞれには、後から説明するビット反転によって得られるさらなるビット列が関連付けられる。最初のビット列の結果としての第1のシンボルと、さらなるビット列の結果としてのさらなるシンボルとを合成する結果として、あいまい性の数が、2つのベクトル和結果206および207、すなわち1つの振幅レベルおよび2つの位相レベルに低減し、これはBPSK変調のコンスタレーションに似ている。
図3のフローチャートは、伝送チャネル推定においてあいまい性を低減するために必要なステップを示している。
ステップ301において、第1のビット列または複数のビットを受け取る。1つの列に含まれるビットの数は、適用する変調方式における相異なる変調状態の数に依存する。例えば、64−QAMの場合、各列には、ld64=6ビットが含まれる。8−PSKの場合、複数ビットのそれぞれには、ld8=3ビットが含まれる。
ステップ302において、ビット列から変調状態への所定のグレイマッピングに従って、第1の複数のビットを変調状態にマッピングする。ステップ303において、グレイマッピングにおいてビット列が割り当てられた変調状態に従って搬送波を変調することによって、第1のビット列を送信する。
ステップ304において、再送のそれぞれについて、ビット列に含まれているビットのうち、反転させるビットのサブセットを決定する。決定ステップ304は、例えば、決定アルゴリズムを実行することによって、ピアエンティティからデータを受信することによって、またはメモリからデータを単に読み取ることによって実行することができる。ステップ305において、ステップ301からの第1の複数のビットのうち、ステップ304において決定した反転規則の1つに従いビットを反転させることによって、さらなる複数のビットを得る。ステップ306において、ステップ302において使用したのと同じグレイマッピングに従って、このさらなるビット列を変調状態にマッピングする。ステップ307において、ステップ305において得られたさらなる列を送信することによって、すなわち、ステップ306において得られた変調状態に従って搬送波を変調することによって第1の列を再送する。
ステップ308において、同じ第1のビット列について実行すべきさらなる再送が存在するかどうかを問い合わせる。存在する場合は、ボックス304に戻る。存在しない場合は、本方法は終了し、第1のビット列の送信および再送が完了する。
上述したように、決定ステップ304においては、さらなるビット列を得るための1つの反転規則を選択する。この反転規則は、反転させる必要のあるビットのサブセットとして表現することができる。あいまい性を所望の目標レベルまで低減させるためには、選択するマッピング方法に応じて、1つまたは複数の反転規則が必要である。決定ステップ304では、再送のそれぞれに対してそのような規則の1つを選択する必要があり、好ましくは、第1の複数のビットに対して各反転規則を1回ずつ決定する。以下では、ステップ304において選択すべき反転規則の決定に関して、様々な変調方式の場合についてさらに詳しく説明する。
グレイマッピングを使用するPSK変調の場合、図4に示した以下のアルゴリズムを適用することができる。
−1つのPSKシンボルにマッピングするビットの数をnとする(ステップ401)。
−n個のビットから、反転候補のn−1個のビットを選択する(ステップ402)。
−反転規則:選択したn−1個のビットのうちの1個〜(n−1)個のビットを使用して可能な組合せのすべてを得ることによって、反転させるビットを決定する(ステップ403)。
−見つかった組合せのうち(1つ以上の)ビットを反転させることによって、元のビット列からn−1個のペアのビット列を得る。
例として、図5に示したコンスタレーションについて説明する。
−8−PSKを使用して、3つのビットを1つのシンボルにマッピングする。すなわちn=3である。
−反転候補として、第1のビットおよび第3のビットを選択する。
−反転規則:第1のビットのみ、第3のビットのみ、または第1と第3の両方のビットを反転させる。
−グレイ符号化における元のビット列:
000、001、011、010、110、111、101、100
−第1のビットを反転させたペアの列:
100、101、111、110、010、011、001、000
−第3のビットを反転させたペアの列:
001、000、010、011、111、110、100、101
−第1および第3のビットを反転させたペアの列:
101、100、110、111、011、010、000、001
変調状態501にはビット列「000」が割り当てられている。反転規則を適用することによって、ビット列「100」、「001」、および「101」が得られ、これらのビット列は変調状態502〜504に割り当てられている。これらの変調状態に対する搬送波の複素数を表すベクトル505〜508を加えることによって、シンボルを合成する。結果は、上側の半平面にマッピングされているすべてのビット列については点509、下側の半平面にマッピングされているすべてのビット列については点510である。したがって、結果は、1つの振幅値と2つの異なる位相値を持つのみとすることができる。
少なくとも部分的にPSKが適用される、すなわち情報の少なくとも一部が情報シンボルの位相に含まれるすべての方式(例:上に概説したn−PSK、n−ASK/m−PSK、n−QAM)では、あいまい性の数を1つの振幅レベルおよび2つの位相レベルに低減することができる。1つの位相レベルに低減することは、提案する方法では不可能であり、実際にこれを達成できるのはシンボルのコヒーレント合成の結果が複素平面の原点になる場合に限られ、その場合はチャネルの振幅または位相の変化を推定することができない。複素平面の原点が1つのあいまい性レベルとみなすか、または無限のあいまい性レベルとみなすかについては学究的な議論であり、当業者にはそのような結果はチャネル推定に使用できないことが認識されるであろう。
ASK変調では、図7に示したようにシンボルの送信出力がグレイ符号化に従って昇順または降順のいずれかに並び、図6に示した以下のアルゴリズムを適用することができる。
−1つのASKシンボルにマッピングするビットの数をnとする(ステップ601)。
−反転規則:送信出力が最小である正確に0.5*2=2n−1個のシンボルにおいてビット値が同じである1つのビットを反転させる(ステップ602)。
−元のビット列に反転規則を適用することによって、ペアの列を得る。
なお、上に代えて、同じ反転ビットを、送信出力が最大である0.5*2=2n−1個のシンボルにおいてビット値が同じであるビットとして識別できることが、当業者には理解されるであろう。
図7のマッピングによる8−ASK変調を例にとる。図7において、バー701、702、703は、それぞれ、ビット1、2、3の値が「1」であることを示している。ビットの順序はbであるとする。
−8−ASKを使用して、3つのビットを1つのシンボルにマッピングする。すなわちn=3である。
−送信出力が最小である正確に0.5*2=4個のシンボルにおいて値が同じであるビットは、第2のビットbであり、その値はこれらのシンボルでは1に等しい。
−反転規則:第2のビットbを反転させる。
−グレイ符号化における元のビット列:
011、010、110、111、101、100、000、001
−第2のビットを反転させたペアの列:
001、000、100、101、111、110、010、011
変調状態704にはビット列「011」が割り当てられている。反転規則に従って第2のビットを反転させることによってペアの列「001」が得られる。このペアの列「001」は変調状態705に割り当てられている。変調状態704および705の複素数を表しているベクトル706および707を加えることによって、シンボルを合成する。すべての第1のビット列とそれらのペアの列の合成結果を計算すると、結果はつねに点708である。したがって、この場合は伝送チャネル特性の決定においてあいまい性は残らない。
ASKのみを使用する場合、あいまい性の数は1つの振幅レベルおよび1つの位相レベルに低減することができる。
図9に示した混合型ASK/PSK変調の場合、ビットを、グレイ符号化されたASK情報を伝えるビットと、グレイ符号化されたPSK情報を伝えるビットとに分けることができ(「スターQAM」)、これらのビットを上述したPSK規則またはASK規則に従って個別に扱うべきである。以下はその結果のアルゴリズムであり、図8のフローチャートに示してある。
−ASK/PSK変調を、独立したASK部分とPSK部分とに分ける(ステップ801)。
−上述したアルゴリズムに従って、ASK部分とPSK部分の反転規則を個別に決定する。
−ASK部分(ステップ802)とPSK部分(ステップ803)について、反転規則ビットに対応するASK/PSKビットを求める。
−1個〜すべてのASK/PSK反転規則ビットを組み合わせることによって、ASK/PSK反転規則を決定する(ステップ804)。
−決定されたASK/PSK反転規則に従ってビットを反転させることによって、すべてのペアの列を得る(ステップ804)。
例として、図9のスターQAMについて説明する。
−図9に示した4−ASK/4−PSKを使用して、最初の2ビット901,902をPSKとしてマッピングし、後の2ビット903,904をASKとしてマッピングする。すなわち、nASK=2、nPSK=2である。
−ASK部分は次のとおりである(図10参照)。
・送信出力が最小である0.5*2=2個のシンボルにおいて同じ値を伝えるビットは、第1のビット903であり、その値は0に等しい。
・反転規則:第1のASKビット903を反転させる。
・グレイ符号化における元のASKビット列:
00、01、11、10
・第1のASKビット903を反転させたペアの列:
10、11、01、00
−PSK部分は次のとおりである(図11参照)。
・第2のビット902を選択する。
・反転規則:第2のPSKビット902を反転させる。
・グレイ符号化における元のビット列:
00、01、11、10
・第2のビット902を反転させたペアの列:
01、00、10、11
−ASK/PSK反転規則ビットを求める。
・ASK部分の第1のビット903はASK/PSK部分の第3のビットである。
・PSK部分の第2のビット902はASK/PSK部分の第2のビットである。
−ASK/PSK反転規則を求める。
・反転規則:第2のASK/PSKビット902のみ、第3のASK/PSKビット903のみ、第2および第3のASK/PSKビット902,903の両方を反転させる。
−元のASK/PSKビット列:
0000、0001、0011、0010、0100、0101、0111、
0110、1100、1101、1111、1110、1000、1001、
1011、1010
−第2のビットを反転させたペアのASK/PSK列:
0100、0101、0111、0110、0000、0001、0011、
0010、1000、1001、1011、1010、1100、1101、
1111、1110
−第3のビットを反転させたペアのASK/PSK列:
0010、0011、0001、0000、0110、0111、0101、
0100、1110、1111、1101、1100、1010、1011、
1001、1000
−第2および第3のビットを反転させたペアのASK/PSK列:
0110、0111、0101、0100、0010、0011、0001、
0000、1010、1011、1001、1000、1110、1111、
1101、1100
変調状態905にはビット列「0010」が割り当てられている。PSKサブ列は「00」であり、ASKサブ列は「10」である。上の規則によると、PSKサブ列のうち1つのビット902を反転させるように決定され、ASKサブ列のうち1つのビット903を反転させるように決定される。結果的に、3つのペアのビット列が存在する。ビット902のみを反転させると「0110」となり、これは変調状態906に割り当てられている。ビット903のみを反転させると「0000」となり、これは変調状態907に割り当てられている。ビット902および903の両方を反転させると「0100」となり、これは変調状態908に対応している。それぞれの複素数を表すベクトル911〜914を加えることによってすべてのシンボルを合成すると、結果は点909である。ビット列の値の可能な組合せすべてに対してこの計算を行うと、合成結果は、上側の半平面における変調状態に割り当てられているすべてのビット列については点909、下側の半平面における変調状態に割り当てられているすべてのビット列については点910である。したがって、あいまい性は、1つの振幅値と2つの位相値に低減される。
この種類の混合型ASK/PSKの場合、2つの部分のうちの1つの反転規則を単独で適用する場合にも、あいまい性を低減させることができる。図9の例では、第2のビット902を反転させることによって1つのみのペアの列を得る場合、生じうる合成結果は8つあり、いずれも虚軸上に位置している。したがって、あいまい性は2つの位相レベルおよび4つの振幅レベルに減少し、これは4−ASK/2−PSKと同等である。
混合型ASK/PSK変調の1つの特殊な方式として、2つの直交グレイ符号化m−ASK/2−PSK変調の組合せがある。この混合型コンスタレーションは「方形QAM(square QAM)」とも称され、以下では単にsq−QAMと記す。以下では、2つのASK/PSK変調を個別に扱うのではなく、さらに効率的な方法について、図12および図13を参照しながら説明する。
−sq−QAMを2つの直交するm−ASK/2−PSK変調に分ける。以下ではこれらをAP1およびAP2と称する(ステップ1201)。
−AP1の反転規則:反転させるビットは、m−ASK部分のうち、送信出力が最小である正確にm/2個のシンボルにおいてビット値が同じであるビットである(ステップ1202)。このシンボルは、m−ASK/2−PSKのうち送信出力が最小であるm個のシンボルに技術的に相当する。
−AP2の反転規則:反転させるビットは、2−PSK部分の情報を伝えるビットである(ステップ1203)。
−sq−QAMのビットのうち、個別のAP1およびAP2の反転ビットに対応するビットを求める。
−対応するQAMビットにおいてAP1およびAP2の反転規則の両方を組み合わせることによって、sq−QAMの反転規則を得る。
−sq−QAM反転規則を適用することによって、sq−QAMのペアの列を得る。
なお、上の方法に代えて、AP1について、m−ASK部分のうち、送信出力が最大である正確にm/2個のシンボルにおいてビット値が同じであるビットとして、同じ反転ビットを識別できることが、当業者には理解されるであろう。
また、図13、図16〜図19の例におけるようなコンスタレーションの配置の場合、同相の成分をAP1またはAP2のいずれかとし、AP1またはAP2の他方が直角成分であるように選択できることに留意されたい。この場合、あいまい性の低減効果は変わらない。一方のケースでは合成結果が実数であり、他方のケースでは結果が虚数値である。
さらには、互いに直交するが実軸および虚軸のいずれとも平行ではない2つの成分を、それぞれ、AP1およびAP2として選択することができる。
例:
−図13に示したような16−sq−QAMを使用し、AP1を図14の2−ASK/2−PSKとして定義し、AP2を図15の2−ASK/2−PSKとして定義する。
−AP1については以下のとおり:
・ASK部分の、送信出力が最小である正確にm/2=1個のシンボル(1401または1402)において値が同じであるビットは、第2のASK/PSKビット1303であり、これらのシンボルでは値は0である(図14参照)。
・AP1の反転規則:第2のASK/PSKビット1303を反転させる。
−AP2については以下のとおり:
・PSK情報を伝えるビットは第1のASK/PSKビット1302であり、これは、実軸に対する位相が90°である場合は0、実軸に対する位相が270°である場合は1に等しい(図15参照)。
・AP2の反転規則:第1のASK/PSKビット1302を反転させる。
−AP1およびAP2の反転規則ビットは、以下のように元のQAMビットに対応する(図13参照)。
・AP1からの第2のASK/PSKビット1303は、第3のQAMビットに対応する。
・AP2からの第1のASK/PSKビット1302は、第2のQAMビットに対応する。
−16−sq−QAMの反転規則を得る:第2および第3のsq−QAMビットの両方を反転させる。
−元のsq−QAMビット列は次のとおり:
0000、0001、0011、0010、0100、0101、0111、
0110、1100、1101、1111、1110、1000、1001、
1011、1010
−第2および第3のビットを反転させたペアのsq−QAM列は次のとおり:
0110、0111、0101、0100、0010、0011、0001、
0000、1010、1011、1001、1000、1110、1111、
1101、1100
変調状態1305にはビット列「1011」が割り当てられている。第2および第3のビットを反転させるとペアの列「1101」が得られ、この列は変調状態1306に関連付けられている。変調状態の各複素数を表すベクトル1307および1308を加算することによって、両方のシンボルの合成が達成される。その結果は点1309である。ビット列の値の可能な組合せすべてに対してこの計算を繰り返すと、左側の半平面に位置している変調状態にマッピングされているすべてのビット列については、合成結果が点1309であり、右側の半平面に位置している変調状態にマッピングされているすべてのビット列については点1310である。したがって、あいまい性は、1つの振幅値および2つの位相値に低減される。
なお、用語「方形QAM」は、厳密には、コンスタレーションのすべての点について、隣接する最も近い点の間の距離が等しいQAMマッピングのみに使われることがある。しかしながら、この特性が一部の点にのみあてはまるQAMマッピングについても、本発明に提示したアルゴリズムを適用できることが、当業者には理解されるであろう。この例として、図16〜図19に示した、DVBにおいて使用される不均一な16−QAMコンスタレーションおよび64−QAMコンスタレーションが挙げられる。これらのコンスタレーションにおいては、実軸および虚軸は、変調状態の複素数を表す信号点にとっての対称軸線である。このように、本発明においては、用語「方形QAM」は、図13および図16〜図19におけるようなコンスタレーション配置を含めた(ただしこれらに限定されない)広い意味において使用する。
当業者には、通信システムまたは通信装置では、反転規則の決定機能を実際に実現するうえでの様々な方法を採用できることが理解されるであろう。1つの実施形態においては、反転規則は、本発明に記載したアルゴリズムを実行することによって得られる。好ましい実施形態においては、通信システムまたは通信装置において使用する変調方式ごとに反転規則を決定し、反転規則を迅速に取得できるようにメモリまたは探索テーブルに格納する。別の好ましい実施形態においては、反転規則をハードウェアモジュールまたはソフトウェアモジュールにコーディングし、その場合、ステップ304は、送信時にそれらのハードウェアモジュールまたはソフトウェアモジュールのうちのどれを選択するかを制御することと等価である。
反転規則のアルゴリズムによっては、複数のペアの列または反転規則が生成される。このことは、あいまい性レベルを最適に低減するためには、ビット列の複数回の繰り返しが必要であること、すなわち、ビット列を複数回送信しなければならないことを意味する。システム容量の観点からこのことが望ましくない場合、ペアの列/反転規則のうちの1つを選択しなければならない。元のシンボルとペアのシンボルとを合成する効果を調べることによって当業者には理解されるように、最適な数より少ない数だけ反転規則を使用することによってあいまい性を低減させる場合、振幅のあいまい性の低減効果を犠牲にするか、または位相のあいまい性の低減効果を犠牲にすることが好ましい。したがって、通信の信頼性にとってどちらのあいまい性がより重要であるかは、通信システムおよび一般的なチャネル条件に依存する。復調が、受信器における振幅の正確な推定に強く依存する場合、適切な反転規則を選択する基準として、振幅のあいまい性を低減させることを優先させる。同様に、復調が、受信器における位相の正確な推定に強く依存する場合、適切な反転規則を選択する基準として、位相のあいまい性を低減させることを優先させる。
ここまで説明した反転規則アルゴリズムでは、変調状態にマッピングする第1の複数ビットおよびさらなる複数ビットの複素数を合成することにより、あいまい性レベルを最適に低減することが目標であることを前提としてきた。しかしながら、あいまい性レベルを準最適に低減することを目標とすることが望ましい、または十分なことがある。例えば、あいまい性をQPSKと同等のレベル(すなわち1つの振幅レベルおよび4つの位相レベル)に低減させることが望ましいことがある。その場合のチャネル推定は、一般的には、BPSKと同等の状況と比較して劣るが、複数個の複数ビットにおいて送信されるデータビットに対して復調されるLLR値の観点から、その方法が有利なことがある。
ASKの場合に示した本発明によるアルゴリズムでは、ステップ602において、送信出力が最小である正確に2n−1個(nは列あたりのビット)の変調状態を考慮したときに、振幅レベルが1つのみという結果になるため(図6および図7を比較参照)、このアルゴリズムを、目標振幅レベルとして任意の数(2の累乗)に拡張することができる。いま、2を振幅レベルの目標値とする。その場合、反転規則を見つけるための手順は、次のようになる。
・反転させるビットとして、送信出力が最小である2n−k−1個の変調状態において同じ第1の値を持ち、かつ、送信出力値が次に高い次の変調状態において第1の値とは反対の値を持つビットを求める。
または前述したように、これに代えて以下のように決定する。
・反転させるビットとして、送信出力が最大である2n−k−1個の変調状態において同じ第1の値を持ち、送信出力値が次に低い次の変調状態において第1の値とは反対の値を持つビットを求める。
k=0である場合、図6のブロック602に示した、前述した同じ手順となる。k=nの場合、振幅レベルは低減されない。したがって、kは、0〜n−1の範囲内の整数値をとることが好ましい。
一例として、図7におけるコンスタレーション(n=3)にk=1を適用すると、2つの信号点「011」および「010」は、ビット値b=0、b=1が同じである。しかしながら、送信出力が最小である2つの点のみならず、送信出力が最小である4つの点においてもb=1であるため、「送信出力が最小である2n−k−1個の変調状態において同じ第1の値を持ち、かつ、送信出力値が次に高い次の変調状態において第1の値とは反対の値を持つビット」という要件をbは満たさない。この結果として、反転規則では、ビットbが反転ビットとして決定される。
PSK変調方式の場合、一連の反転規則が得られる。これらの反転規則の一部のみを選択することにより、位相のあいまい性を低減できる。図5の例においては、第1のビットのみを反転させると、合成後の位相レベルは2つだけとなる。すなわち、シンボル501および502の合成と、シンボル503および504の合成とによって、2つの異なる点となるが、いずれの点も虚軸上にあり、位相レベルは同じである。全体として、この反転規則を単独で使用したとき、2つの位相レベルおよび2つの振幅レベルという組合せとなり、これは2−ASK/2−PSKと同等である。同様に、第3のビットのみを反転させる場合、QPSKと同等の組合せとなる。シンボル501と503とを合成したときと、シンボル502とシンボル504とを合成したときで、振幅レベルは同じである。全体として、第3のビットのみを反転させることにより、1つの振幅レベルと4つの位相レベルという組合せになる。
ASKおよびPSKの場合に振幅または位相のレベルを低減する上記の手順は、混合型ASK/PSKにも適用できることが明らかである。図24の例においては、第1のASKビットを反転させることによって振幅レベルの数が4から1に減少するように、4−ASKの部分を変更する。4−PSK部分は変更せず、したがって、全体として唯一の反転規則は、4−ASK/4−PSKの第3のビット(これは4−ASKの第1のビットに相当する)を反転させることである。合成の結果は、振幅1レベルおよび位相4レベルであり、これはQPSKと同等である。
例として、ベクトル2401はビット列「0010」の信号点を表している。第1のASKビットは、ビット列における第3のビットである。したがって、反転規則によって、この第3のビットを反転させると、ベクトル2402によって表されるビット列「0000」となる。両方の送信の合成の結果は、値2403である。ビット列の別の値において可能な別の合成結果は、2404、2405、2406である。
方形QAM(sq−QAM)の場合、AP1またはAP2の反転規則のいずれかを変更するならば、あいまい性レベルの次善の低減を達成することができる。上に概説したように、1つの振幅レベルと2つの位相レベルという組合せとする場合、AP1の反転規則は、m−ASK部分のあいまい性を低減させることに相当し、AP2の反転規則は、2−PSK部分のあいまい性を低減させることに相当する。振幅レベルが2以上である次善の組合せとするためには、AP1のm−ASK部分の低減については、ASKの振幅レベルnを振幅レベル2に低減させるための上記概説した拡張アルゴリズムに従う必要がある。位相レベルが3以上である次善の組合せとするためには、2−PSK部分を低減させるAP2の反転規則を、拡張アルゴリズムにおいて概説したような、AP2のm−ASK部分を2に低減させる反転規則に置き換える必要がある。当然ながら、AP1のkの値は、AP2のkの値と異なっていてよい。
図25の例は、以下の手順によって、1つの振幅レベルと4つの位相レベルという組合せが達成されることを示している。
・2−ASK部分に対してAP1の反転規則を適用して、2つのAP1 ASK/PSK変調ビットのうちの第2のビット1303を反転させる(図14と比較参照)
・2−ASK部分に対して、変更されたAP2の反転規則を適用して、2つのAP2 ASK/PSK変調ビットのうちの第2のビット1304を反転させる(図15と比較参照)
・結果としての反転規則:それぞれAP1およびAP2の第2のビットに対応する、16−sq−QAMの第3および第4のビットb、bを反転させる。
例として、ビット列「0010」はベクトル2501によって表されている。AP1の反転規則によって、ビット列の第3のビットbが、反転させるビットとして決定される(bおよびbのうちの第2のビット)。AP2の反転規則によって、第4のビットbが、反転させるビットとして決定される(bおよびbのうちの第2のビット)。したがって、第2の送信(または再送)のビット列は「0001」となり、これは、変調状態の複素平面においてベクトル2502によって表されている。両方の変調状態の合成は、ベクトル2501および2502の加算によって達成され、複素点2503である。同様に、ベクトル2504によって表されているビット列「0011」については、結果としての第2の送信のビット列は、ベクトル2505によって表されている「0000」である。この場合も、両方の値を合成すると、結果は複素数2503である。別のビット列において可能な別の合成結果は、点2506、2507、2508である。
元のコンスタレーションは、この例に示したコンスタレーションとは異なっていてもよい。しかしながら、ビット列のマッピングがグレイ符号化/マッピング方式に準拠している限りは、上記概説した手順を依然として使用することができる。
フレーム内のすべてのビット列に対して、本発明に開示した方法を使用する必要はない。チャネルがゆっくりと変化するだけならば、受信器の良好なチャネル推定条件を達成するのに少数の変更されたビット列で十分である。結果的に、他のビット列については、先行技術から公知である他の方法(例:単純な繰り返し、またはコンスタレーションリアレンジメント(CoRe)による繰り返し)を使用することができる。このうちCoReは、受信器におけるビット誤り率が通常小さくなるため、好ましい解決策である。図20は、そのような代替方式を示している。データフレーム2001には、先行技術に従って、この場合にはコンスタレーションリアレンジメントによって送信されるデータが含まれている。これに対して、データフレーム2002には、本明細書に提示した方法に従って送信されるデータのみが含まれている。データフレーム2003には、両方の方法に従って送信されるデータが含まれている。シンボル2004は、上に詳しく説明したように、対応するビット列のビットのサブセットが反転されたシンボル2005として繰り返される。シンボル2006についても同じであり、シンボル2007として再送される。
さらに、変更されたビット列の量およびポジションを、制御チャネルにおいて明示的にまたは所定のパラメータによって送信器から受信器に伝えて、データフレームのどの部分がどの反復方式に従っているかの情報を受信器に提供することができる。
図21には、上述した方法に従ってデータを送信する目的に使用することができる送信器2100が示されている。
送信器2100では、符号器2101において、送信するビットストリームを符号化する。ランダムビットインタリーバ2102において、符号化したビットストリームをインタリーブする。S/Pユニット2103において、ビットのグループをビット列(複数のビット)に組み合わせる。このビット列は、後から1つの送信シンボルによって表される。組み合わせるビットの数は、利用可能な変調状態の数に依存する。例えば、16−QAMの場合、ld16=4ビットを組み合わせて1つの列とし、64−QAMの場合、ld64=6ビットを組み合わせて1つのシンボルとする。反復器2104において、再送のためシンボルを繰り返す。シンボルの繰り返し係数および繰り返す比率は、方法のバージョンに依存する。これは反復決定器2105によって制御される。反転ビット決定ユニット2106は、ビット反転情報が含まれているテーブルを格納するためのメモリ2107を備えていてもよく、繰り返すビット列のビットのうち、選択的ビット反転器2108において反転させる特定のビットを上述した変調方式に応じて決定する。これらの反転させるビットは、ピアエンティティから受信する情報に基づいて、各アルゴリズムを実行することによって、またはメモリに格納されている情報を読み取ることによって、決定することができる。反転ビット決定ユニット2106は、本方法のサブステップとして上述したようにビットのうち反転させる(1つ以上の)サブセットを決定するステップを実行するサブユニット(2109〜2112)をさらに備えていてもよい。さらに、送信器2100は、ビット列の繰り返しに関する情報と反転させるビットに関する情報とを同一または別の伝送チャネルを介して送信する制御データ送信器2113を備えていてもよい。
マッパ2114は、それぞれ1つのビット列を表すシンボルをマッピングを使用して変調状態にマッピングする。このマッピングは、少なくともシンボルの送信と上述したようにビットの一部を反転した同じシンボルの再送との間では変わらない。
マッピングの後、パイロット/データフレーム作成ユニット2115において、パイロットデータを追加してフレームを結合する。次いで、変調器2116において、情報を搬送波に変調する。変調した信号を、チャネル2117を介して受信側エンティティに送る。
送信器2100は、実装形態に応じて、さらなるユニット(例:IF段、ミキサ、出力増幅器、アンテナ)を備えていてもよい。信号の流れの観点からは、いずれも信号にノイズを付加したり、信号に対して位相シフトや減衰を発生させたりするため、そのようなユニットはチャネル2117に含まれるものとみなすこともできる。
ユニット2101〜2116は、専用ハードウェアまたはデジタル信号プロセッサで実施することができる。この場合、プロセッサは、本明細書に説明した方法を、コンピュータ可読ストレージメディア(例:ROM(読取専用メモリ)、EEPROM(電気的に消去可能な読取専用メモリ)、フラッシュメモリ)から読み取る命令を実行することによって実行する。さらに、これらの命令は、別のコンピュータ可読媒体(例:磁気ディスク、光ディスク、磁気テープ)に格納しておき、使用する前にデバイスにダウンロードすることができる。ハードウェアとソフトウェアとを混合した実施形態も可能である。
送信器2100は、図22に示したように基地局2200の一部としてもよい。そのような基地局は、データ処理ユニット2201および2202と、コアネットワークインタフェース2203と、対応する受信器2204とをさらに備えていてもよい。
図23に示したような移動局2300を、基地局2200の相手とすることができる。移動局は、送信器2100および受信器2310以外に、アンテナ2301と、アンテナスイッチ2302と、データ処理ユニット2303と、コントローラ2304とをさらに備えていてもよい。
移動局2300は、携帯電話、あるいは携帯型コンピュータやPDA、自動車、自動販売機などに組み込まれているモジュールであってもよい。携帯電話は、ミックス信号ユニット2305と、キーボード2306、ディスプレイ2307、スピーカ2308およびマイクロフォン2309を備えるユーザインタフェースとをさらに備えていてもよい。
本発明の実施形態では、元のシンボルと1つ以上のペアのシンボルとを合成したときにあいまい性の数が低減する。あいまい性の数が低減することにより、送信される実際のデータシンボルによる影響の小さい、または影響されない、良好なチャネル推定が達成される。チャネル推定が良好であることにより、ビット誤り率が下がる。
さらなる利点として、結果として得られる再配列は、先行技術のコンスタレーションリアレンジメントに類似して、復調器において対数尤度比(LLR)を合成するときにビットの信頼性に対して有利に影響する。
ここまで、本発明について、本発明に従って構築される実施形態に関連して説明したが、上記の教示に鑑み、添付の請求項の範囲内で、本発明の精神および対象とする範囲から逸脱することなく、本発明の様々な変更形態または変形形態を構築する、あるいは改良を行うことができることが、当業者には明らかであろう。さらには、本明細書に記載する本発明が不必要にあいまいになることがないように、該当する技術分野における通常の技能を有する者が精通していると考えられる領域については、本明細書においては説明していない。したがって、本発明は、説明を目的とした特定の実施形態によって制限されることはなく、添付の請求項の範囲によってのみ制限されることを理解されたい。
複素信号平面におけるデジタル変調マッピングの例を示す図 16−QAMにおける元のおよびペアの4ビット列の例を示す図 デジタル伝送チャネル特性の推定の信頼性を高める方法のステップを示す図 PSKにおいて、再送のため反転させるビットを決定するステップを示す図 8−PSKにおけるビット反転を用いた再送の例を示す図 ASKにおいて、再送のため反転させるビットを決定するステップを示す図 8−ASKにおけるビット反転を用いた再送の例を示す図 混合型ASK/PSKにおいて、再送のため反転させるビットを決定するステップを示す図 4−ASK/4−PSKにおけるビット反転を用いた再送の例を示す図 図9の変調方式の4−ASK部分を示す図 図9の変調方式の4−PSK部分を示す図 方形QAMにおける、再送のため反転させるビットを決定するステップを示す図 16−QAMにおけるビット反転を用いた再送の例を示す図 図13の変調方式の同相部分を示す図 図13の変調方式の直角位相部分を示す図 不均一の方形QAMの例を示す図 不均一の方形QAMの例を示す図 不均一の方形QAMの例を示す図 不均一の方形QAMの例を示す図 パイロットシンボルおよびデータシンボルの1次元フレーム構造の例を示す図 送信器の一連の回路の例を示す図 基地局の例示的な構造を示す図 移動局の例示的な構造を示す図 元の変調が4−ASK/4−PSKである場合に、QPSKと同等のあいまい性の状況となる準最適な合成および反転のケースを示す図 元の変調が16方形QAMである場合に、QPSKと同等のあいまい性の状況となる準最適な合成および反転のケースを示す図 先行技術のアルゴリズムを使用して1〜4ビットのグレイ符号化されたビット列を生成する例を示す図

Claims (23)

  1. デジタル通信システムにおいて信号を送信する方法であって、
    a)ビット列から変調状態へのグレイマッピングに従って、第1の複数のビットを第1の変調状態にマッピングする、第1のマッピングステップ(302)と、
    b)前記第1の変調状態に従って搬送波を変調することによって、前記第1の複数のビットを送信する、送信ステップ(303)と、
    c)各回において、前記第1の複数のビットのうちの1つのサブセットのビットを反転させ、かつ前記サブセットに含まれていないビットを変更せずに維持することによって、少なくとも1つのさらなる複数のビットを得る、少なくとも1回の反転ステップ(305)と、
    d)ビット列から変調状態への前記グレイマッピングに従って、前記少なくとも1つのさらなる複数のビットを少なくとも1つのさらなる変調状態にマッピングする、少なくとも1回のさらなるマッピングステップ(306)と、
    e)前記少なくとも1つのさらなる変調状態に従って搬送波を変調することによって、前記第1の複数のビットを再送する、少なくとも1回の再送ステップ(307)と、
    を含み、
    ステップc)において、複素平面における前記第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の数が、2進数から変調状態への前記グレイマッピングにおける相異なる変調状態の数よりも小さいように、各回の反転ステップにおいて、前記第1の複数のビットのうちの前記サブセットに含まれているすべてのビットを反転させる、
    方法。
  2. 前記グレイマッピングは、振幅変調の変調状態を定義し、
    ステップc)において、前記第1の複数のビットのうちの1つのサブセットに含まれているすべてのビットを反転させ、前記サブセットは、すべての既存の変調状態のうち最小の送信出力を有する変調状態にマッピングされるすべての複数ビットの半分において同じ値を有するビット(710)から成る、
    または、
    ステップc)において、前記第1の複数のビットのうちの1つのサブセットに含まれているすべてのビットを反転させ、前記サブセットは、すべての既存の変調状態のうち最大の送信出力を有する変調状態にマッピングされるすべての複数ビットの半分において同じ値を有するビット(710)から成る、
    請求項1に記載の方法。
  3. 各回のステップc)において、前記第1の複数のビットのうちのサブセットに含まれているすべてのビットを反転させ、前記サブセットは、最小で1個、最大で前記第1の複数のビットのうちの1つを除くすべてのビットによる一連の組合せのサブセットである、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記グレイマッピングは、位相変調の変調状態を定義する、請求項3に記載の方法。
  5. 前記グレイマッピングは、振幅変調と位相変調とを含む混合型変調の変調状態を定義し、
    前記第1の複数のビットは、前記グレイマッピングにおける前記複数のビットに関連付けられている変調状態の複素数の絶対値を定義している振幅変調セット(amplitude shift key set)と、前記グレイマッピングにおける前記複数のビットに関連付けられている変調状態の複素数の位相値を定義している位相変調セット(phase shift key set)とを有し、
    ステップc)は、
    i)前記振幅変調セットに対して実行される、請求項2に定義されている少なくとも1回の反転サブステップ、または、
    ii)前記位相変調セットに対して実行される、請求項3に定義されている少なくとも1回の反転サブステップ、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記グレイマッピングは、第1の成分と第2の成分とを含んでいる変調を定義し、
    前記第2の成分は、前記第1の成分に対して本質的に直交しており、
    前記第1の複数のビットは、ビット列から第1の変調状態セットへの第2のグレイマッピングに従って前記第1の成分に関連付けられている第1のビットセットと、ビット列から第2の変調状態セットへの第3のグレイマッピングに従って前記第2の成分に関連付けられている第2のビットセットとを含み、
    ステップc)は、以下のサブステップ、すなわち、
    i)前記第1のビットセットに含まれているビットを反転させるサブステップ(1202)であって、前記ビットは、前記第2のグレイマッピングによる前記第1の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最小の送信出力を有する変調状態にマッピングされるすべての複数ビットの半分において同じ値を有する、前記サブステップ、
    または、
    前記第1のビットセットに含まれているビットを反転させるサブステップ(1202)であって、前記ビットは、前記第2のグレイマッピングによる前記第1の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最大の送信出力を有する変調状態にマッピングされるすべての複数ビットの半分において同じ値を有する、前記サブステップ、
    および、
    ii)前記第2のビットセットに含まれているビットを反転させるサブステップ(1203)であって、前記ビットは、前記第3のグレイマッピングにおける前記複数のビットに関連付けられている前記第2の変調状態セットの前記第2の成分の前記複素数の符号が同じである変調状態セット、にマッピングされている複数ビットのすべてにおいて同じ値を有する、前記サブステップ、
    を含む、
    請求項1に記載の方法。
  7. 前記変調は、方形直交振幅変調(square quadrature amplitude modulation)である、請求項6に記載の方法。
  8. 複素平面における前記第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素振幅を表すベクトルを加算することによって、前記第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の前記数は、3またはそれ以上である、請求項1に記載の方法。
  9. nが自然数であり、前記第1の複数のビットの中のビット値の相異なる組合せの前記数が2であり、
    kが自然数であり、複素平面における前記第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の前記数が2であり、
    前記グレイマッピングは、振幅変調の変調状態を定義し、
    ステップc)において、すべての既存の変調状態のうち最小の送信出力を有する変調状態にマッピングされている、2n−k−1個のすべての複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、送信出力値が次に高い次の変調状態において前記第1の値とは反対の値を持つビット(710)を反転させる、
    または、
    ステップc)において、すべての既存の変調状態のうち最大の送信出力を有する変調状態にマッピングされている、2n−k−1個のすべての複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、送信出力値が次に低い次の変調状態において前記第1の値とは反対の値を持つビット(710)を反転させる、
    請求項8に記載の方法。
  10. 前記グレイマッピングは、振幅変調と位相変調とを含む混合型変調の変調状態を定義し、
    前記第1の複数のビットは、前記グレイマッピングにおける前記複数のビットに関連付けられている変調状態の複素数の絶対値を定義している振幅変調セットと、前記グレイマッピングにおける前記複数のビットに関連付けられている変調状態の複素数の位相値を定義している位相変調セットとを有し、
    ステップc)は、
    i)前記振幅変調セットに対して実行される、請求項9に定義されている少なくとも1回の反転サブステップ、または、
    ii)前記位相変調セットに対して実行される、請求項3に定義されている少なくとも1回の反転サブステップ、
    を含む、
    請求項8に記載の方法。
  11. 前記グレイマッピングは、第1の成分と第2の成分とを含んでいる変調を定義し、
    前記第2の成分は、前記第1の成分に対して本質的に直交しており、
    前記第1の複数のビットは、ビット列から第1の変調状態セットへの第2のグレイマッピングに従って前記第1の成分に関連付けられている第1のビットセットと、ビット列から第2の変調状態セットへの第3のグレイマッピングに従って前記第2の成分に関連付けられている第2のビットセットとを含み、
    前記第1の複数のビットの中のビット値の相異なる組合せの数は2であり、
    ステップc)は、以下のサブステップ、すなわち、
    i)前記第1のセットに含まれているビットを反転させるサブステップであって、
    前記ビットは、複数ビットのすべてのうち、前記第1の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最小の送信出力を有する変調状態にマッピングされている2n−k−1(0≦k<n)個の複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、前記第1の変調状態セットのうちの送信出力値が次に高い次の変調状態において第1の値とは反対の値を有する、
    または、
    前記ビットは、複数ビットのすべてのうち、前記第1の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最大の送信出力を有する変調状態にマッピングされている2n−k−1(0≦k<n)個の複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、前記第1の変調状態セットのうちの送信出力値が次に低い次の変調状態において第1の値とは反対の値を有し、
    複素平面における前記第1の変調状態セットの複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第1のビットセットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の数が2である、
    前記サブステップ、
    あるいは、
    ii)前記第2のセットに含まれているビットを反転させるサブステップであって、
    前記ビットは、複数ビットのすべてのうち、前記第2の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最小の送信出力を有する変調状態にマッピングされている2n−j−1(0≦j<n)個の複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、前記第2の変調状態セットのうちの送信出力値が次に高い次の変調状態において第1の値とは反対の値を有する、
    または、
    前記ビットは、複数ビットのすべてのうち、前記第2の変調状態セットの中のすべての既存の変調状態のうち最大の送信出力を有する変調状態にマッピングされている2n−j−1(0≦j<n)個の複数ビットにおいて同じ第1の値を有し、かつ、前記第2の変調状態セットのうちの送信出力値が次に低い次の変調状態において第1の値とは反対の値を有し、
    複素平面における前記第2の変調状態セットの複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第2のビットセットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果(206,207)の数が2である、
    前記サブステップ、
    を含む、
    請求項8に記載の方法。
  12. 前記送信ステップは、同じ伝送チャネル上において連続的に実行される、請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。
  13. 前記デジタル通信システムは、周波数分割多元接続要素を含み、
    前記送信ステップは、異なる周波数チャネルにおいて実行される、
    請求項1から請求項11のいずれかに記載の方法。
  14. 前記送信ステップは、送信されるシンボルのそれぞれに適用される、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  15. 前記第2および第3以降の送信ステップは、送信フレームあたり所定の数のシンボルに適用される、請求項1から請求項13のいずれかに記載の方法。
  16. プログラム命令を格納しているコンピュータ可読ストレージメディアであって、
    デジタル通信システムの送信器のプロセッサにおいて前記プログラム命令が実行されると、前記送信器は、請求項1から請求項15のいずれかによる方法を実行する、
    コンピュータ可読ストレージメディア。
  17. デジタル通信システムの送信器(2101)であって、
    第1の複数のビットを受け取り、前記受け取った第1の複数のビットを少なくとも1回繰り返す反復器(2106)と、
    前記第1の複数のビットの繰り返されるインスタンスのそれぞれについて、反転させるビットのサブセットを決定する、反転ビット決定ユニット(2108)と、
    前記インスタンスに対して決定された前記サブセットに含まれている、前記繰り返されるインスタンスのすべてのビットを反転させて、前記反転されたビットと、前記第1の複数のビットのうちの反転されていないすべてのビットとを備えている少なくとも1つのさらなる複数のビットを得る、ビット反転器(2109)と、
    グレイマッピングに従って、前記第1およびさらなる複数のビットを第1およびさらなる変調状態にマッピングするマッパ(2111)と、
    前記変調状態に従って搬送波を変調する変調器(2113)と、
    を備え、
    前記反転ビット決定ユニットは、前記第1の複数のビットのうち前記反転させる少なくとも1つのサブセットを、以下のように、すなわち、複素平面における前記第1の変調状態およびさらなる変調状態の複素数を表すベクトルを加算することによって、前記第1の複数のビットの中のビット値のすべての組合せに対して生じうる相異なるベクトル和結果の数が、2進数から変調状態への前記グレイマッピングにおける相異なる変調状態の数よりも小さいように、決定するように構成されている、
    送信器。
  18. 請求項1から請求項15のいずれかによる方法を実行するように構成されている、請求項17に記載の送信器(2101)。
  19. 前記反転ビット決定ユニットは、前記第1の複数のビットのうち前記反転させる少なくとも1つのサブセットを識別する情報を探索テーブルに格納するストレージ手段(2130)を備えている、請求項17または18に記載の送信器(2101)。
  20. フレームにおける前記複数のビットのポジションに基づく、複数のビットを繰り返すべきか否かに関する決定に従って前記反復器を制御する反復決定手段(2107)をさらに備えている、請求項17から請求項19のいずれかに記載の送信器(2101)。
  21. 前記第1の複数のビットのうち前記反転させる少なくとも1つのサブセットを識別する情報、またはフレームにおける繰り返されるシンボルのポジションに関する情報を送信するように構成されている制御データ送信手段(2110)をさらに備えている、請求項17から請求項20のいずれかに記載の送信器(2101)。
  22. 請求項17から請求項21のいずれかに記載の送信器(2101)を備えている、デジタル無線通信システムの基地局(2200)。
  23. 請求項17から請求項21のいずれかに記載の送信器(2101)を備えている、デジタル無線通信システムの移動局(2300)。
JP2007539474A 2004-11-03 2005-07-20 ビット領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造 Active JP4714743B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP04026071A EP1655877A1 (en) 2004-11-03 2004-11-03 Method and transmitter structure reducing ambiguity by repetition rearrangement in the bit domain
EP04026071.3 2004-11-03
PCT/EP2005/007928 WO2006048059A1 (en) 2004-11-03 2005-07-20 Method and transmitter structure reducing ambiguity by repetition rearrangement in the bit domain

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008519511A true JP2008519511A (ja) 2008-06-05
JP4714743B2 JP4714743B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=34927213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007539474A Active JP4714743B2 (ja) 2004-11-03 2005-07-20 ビット領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造

Country Status (11)

Country Link
US (2) US8139690B2 (ja)
EP (2) EP1655877A1 (ja)
JP (1) JP4714743B2 (ja)
KR (1) KR20070085629A (ja)
CN (1) CN101053195B (ja)
AT (1) ATE407491T1 (ja)
BR (1) BRPI0516879A (ja)
DE (1) DE602005009574D1 (ja)
MX (1) MX2007005386A (ja)
RU (1) RU2007120636A (ja)
WO (1) WO2006048059A1 (ja)

Families Citing this family (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1655877A1 (en) * 2004-11-03 2006-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and transmitter structure reducing ambiguity by repetition rearrangement in the bit domain
US7764712B2 (en) * 2004-12-27 2010-07-27 Panasonic Corporation Radio transmitting apparatus, radio receiving apparatus, radio transmitting method and radio receiving method
CN101237434B (zh) * 2008-03-10 2011-02-02 电子科技大学 一种格雷映射m-psk调制的软判决方法
US20090232252A1 (en) * 2008-03-14 2009-09-17 Dukhyun Kim Method and Apparatus for Digital Encoding with Reduced Memory Requirement and Complexity
US8340202B2 (en) * 2010-03-11 2012-12-25 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for efficient soft modulation for gray-mapped QAM symbols
AT510843B1 (de) 2011-08-11 2012-07-15 Atomic Austria Gmbh Schi oder snowboard sowie verfahren zu dessen herstellung
KR20130142932A (ko) * 2012-06-19 2013-12-30 한국전자통신연구원 무선랜 시스템의 오에프디엠 전송 방법 및 장치
KR102323764B1 (ko) * 2014-02-13 2021-11-11 한국전자통신연구원 부호율이 4/15인 ldpc 부호어를 위한 비균등 16-심볼 신호성상을 이용한 변조기 및 이를 이용한 변조 방법
US9543982B2 (en) * 2014-02-13 2017-01-10 Electronics And Telecommunications Research Institute Modulator and modulation method using non-uniform 16-symbol signal constellation for low-density parity check codeword having 2/15 code rate
US9520898B2 (en) * 2014-02-13 2016-12-13 Electronics And Telecommunications Research Institute Modulator and modulation method using non-uniform 16-symbol signal constellation for low-density parity check codeword having 3/15 code rate
CA3043836C (en) 2014-02-13 2020-10-20 Electronics And Telecommunications Research Institute Modulator and modulation method using non-uniform 16-symbol signal constellation for low-density parity check codeword having 4/15 code rate
KR102323765B1 (ko) * 2014-02-13 2021-11-11 한국전자통신연구원 부호율이 3/15인 ldpc 부호어를 위한 비균등 16-심볼 신호성상을 이용한 변조기 및 이를 이용한 변조 방법
KR102323768B1 (ko) * 2014-02-13 2021-11-11 한국전자통신연구원 부호율이 2/15인 ldpc 부호어를 위한 비균등 16-심볼 신호성상을 이용한 변조기 및 이를 이용한 변조 방법
KR102260767B1 (ko) * 2014-05-22 2021-06-07 한국전자통신연구원 길이가 16200이며, 부호율이 3/15인 ldpc 부호어 및 64-심볼 맵핑을 위한 비트 인터리버 및 이를 이용한 비트 인터리빙 방법
CN105634654B (zh) * 2014-10-27 2019-12-17 中兴通讯股份有限公司 多用户信息传输的叠加编码、解调方法及装置
EP3231117B1 (en) 2014-12-08 2018-09-26 King Abdullah University Of Science And Technology Enhanced performance hybrid-arq
GB201611856D0 (en) * 2016-07-07 2016-08-24 Univ Surrey Transmitting and receiving data in a wireless communication network
US11601150B1 (en) * 2021-11-17 2023-03-07 Ultralogic 6G, Llc Demodulation for phase-noise mitigation in 5G and 6G
US11736320B2 (en) * 2022-02-14 2023-08-22 Ultralogic 6G, Llc Multiplexed amplitude-phase modulation for 5G/6G noise mitigation

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030072286A1 (en) * 2001-10-15 2003-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Transmitting/receiving apparatus and method for packet retransmission in a mobile communication system

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6320914B1 (en) * 1996-12-18 2001-11-20 Ericsson Inc. Spectrally efficient modulation using overlapped GMSK
MXPA02010377A (es) 2001-02-21 2005-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd Metodo hibrido de solicitud de repeticion automatica con redesposicion de constelaciones de senales.
CN1149803C (zh) * 2001-09-30 2004-05-12 华为技术有限公司 一种基于比特变换的数据重传方法
ATE303687T1 (de) 2001-11-16 2005-09-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd Hybrides arq verfahren zur datenpaketübertragung
EP1313247B1 (en) 2001-11-16 2005-11-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Incremental redundancy ARQ retransmission method using bit reordering schemes
US7154961B2 (en) 2002-10-18 2006-12-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Constellation rearrangement for ARQ transmit diversity schemes
US7164727B2 (en) 2002-10-18 2007-01-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Constellation rearrangement for transmit diversity schemes
US20050226342A1 (en) * 2004-03-03 2005-10-13 Fady Alajaji System and method for mapping information symbols to transmission symbols
EP1655877A1 (en) * 2004-11-03 2006-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and transmitter structure reducing ambiguity by repetition rearrangement in the bit domain

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030072286A1 (en) * 2001-10-15 2003-04-17 Samsung Electronics Co., Ltd. Transmitting/receiving apparatus and method for packet retransmission in a mobile communication system
JP2003198502A (ja) * 2001-10-15 2003-07-11 Samsung Electronics Co Ltd 移動通信システムにおけるパケット再伝送のための送受信装置及び方法
JP2005027336A (ja) * 2001-10-15 2005-01-27 Samsung Electronics Co Ltd 移動通信システムにおけるパケット再伝送のための送受信装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
RU2007120636A (ru) 2008-12-10
BRPI0516879A (pt) 2008-09-23
WO2006048059A1 (en) 2006-05-11
CN101053195A (zh) 2007-10-10
US20090034655A1 (en) 2009-02-05
KR20070085629A (ko) 2007-08-27
EP1655877A1 (en) 2006-05-10
DE602005009574D1 (de) 2008-10-16
JP4714743B2 (ja) 2011-06-29
US8139690B2 (en) 2012-03-20
ATE407491T1 (de) 2008-09-15
CN101053195B (zh) 2013-07-10
EP1817861A1 (en) 2007-08-15
MX2007005386A (es) 2007-08-14
US20120140846A1 (en) 2012-06-07
EP1817861B1 (en) 2008-09-03
US8391403B2 (en) 2013-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4714743B2 (ja) ビット領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造
JP5048138B2 (ja) 送信装置、受信装置、データ送信方法およびデータ受信方法
JP4714744B2 (ja) シンボル領域におけるリピティションリアレンジメントによってあいまい性を低減させる方法および送信器構造
JP3482644B2 (ja) データ送信装置
JP3885079B2 (ja) 送信ダイバーシチ方式のためのコンスタレーションリアレンジメント
JP2003179582A (ja) 複数の冗長度バージョンを用いた並べ替え方式によるarq再送ならびにそのための受信装置および送信装置
JP2005533461A (ja) Arq送信ダイバーシチ方式のためのコンスタレーションリアレンジメント
EP1807960B1 (en) Method for reducing ambiguity levels of transmitted symbols

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110328

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4714743

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250