JP2008519332A - 信頼ネットワークを含むユーザ判断を一体化したサーチシステム及び方法 - Google Patents

信頼ネットワークを含むユーザ判断を一体化したサーチシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

サーチシステム及び方法は、種々のページ又はサイトに関するユーザ判断情報を合体させる。この情報は、質問するユーザからの判断、及びその質問するユーザにより自分の「信頼ネットワーク」のメンバーとして選択された他のユーザからの判断を含むことができる。ユーザから質問が受け取られると、その質問に関連したヒットのリストを、そのユーザにより以前に与えられたユーザ判断、及び質問するユーザにより定義された信頼ネットワークのメンバーにより以前に与えられた他のユーザの判断に基づいて変更することができる。ユーザは、他のユーザに対するユーザの関係を表わすソーシャルネットワークデータから信頼ネットワークを構成することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一般に、ドキュメントのコーパスをサーチすることに係り、より詳細には、信頼のあるユーザ判断を一体化したサーチシステム及び方法に係る。
関連出願へのクロスレファレンス:本開示は、共通に譲渡された次の出願中の米国特許出願に関係している。
− 2004年3月15日に出願された“Search Systems and Methods with Integration of User Judgments Including Trust Networks”と題するプロビジョナル特許出願第60/553,577号;
− 2004年3月29日に出願された“Search Using Graph Colorization and Personalized Bookmark Processing”と題する特許出願第10/812,719号;
− 2004年9月15日に出願された“Automatic Updating of Trust Networks in Recommender Systems”と題する特許出願第10/942,335号(代理人ドケットNo. 017887−015000US);及び
− 2004年9月28日に出願された“Search Systems and Methods with Integration of User Judgments”と題するプロビジョナル特許出願第60/614,232号(代理人ドケットNo. 017887−013710US)。
これらの出願の各開示は、全ての目的で参考としてここに援用する。
ワールドワイドウェブ(ウェブ)は、想像できる実質上全ての対象に関連した相互リンクされた情報ソース(ドキュメント、イメージ、及びメディアコンテンツを含む種々のフォーマット)の大規模な集合体を与える。ウェブが成長するにつれて、ユーザがこの集合体をサーチしそして特定の対象に関連したコンテンツを識別する能力が益々重要なものとなり、この要求を満足する多数のサーチサービスプロバイダーが、現在、存在する。一般に、サーチサービスプロバイダーは、ユーザが何に関心があるか示す質問をユーザが入力できるところのウェブページを公表する。この質問に応答して、プロバイダーは、その質問に関連すると考えられるウェブページ又はサイトへのリンクのリストを、通常、「サーチ結果」ページの形態で発生してユーザへ送信する。
質問応答は、一般に、次のステップを含む。第1に、質問からの1つ以上のキーワードを使用して、ウェブページ又はサイトの予め生成されたインデックス又はデータベースをサーチして、ヒット(通常、キーワードを含むか、さもなければ、質問に関連するとして識別されるページ又はサイトへの参照)のリストを発生する。次いで、これらヒットが、予め定義された基準に基づいてランク付けされ、「最良」の結果(これらの基準による)に、最も目立つ配置、例えば、リストの最上部、を与えることができる。ヒットのランク付けされたリストは、通常、リンクのリストを含むウェブページの形態でユーザへ送信される。又、スポンサードリンクのような他の特徴が含まれてもよい。
ヒットのランク付けは、ユーザのサーチが成功に終わるか失敗に終わるかについて重要なファクタである。ユーザが適度な時間内に全てのヒットを調査することが不可能なほど多数のヒットが質問で返送されることが頻繁にある。ユーザが最初にクリックする幾つかのリンクが当該コンテンツへ導かない場合には、ユーザは、その当該コンテンツがリストのもっと下で得られるとしても、サーチをあきらめ、おそらく、そのサーチサービスプロバイダーをあきらめることがしばしばある。
当該コンテンツが目立つところに置かれる見込みを最大にするために、サーチサーバープロバイダーは、益々精巧なページランク付け基準及びアルゴリズムを開発した。初期のウェブサーチでは、ページランクが、通常、所与のページにおける質問キーワードの発生回数及び/又は接近性に基づいたものであった。これでは不充分であることが分かっており、今日使用するアルゴリズムは、通常、キーワードの存在に加えて、所与のターゲットページへリンクするウェブ上の他のサイトの数(他のコンテンツプロバイダーがそのターゲットページをいかに有効と考えるかを反映する)のような種々の他の情報を考慮している。1つのアルゴリズムは、特定の質問を入力するユーザが、返送されたヒットを格付け(rating)することによりフィードバックを与えるのを許す。このような格付けは、質問に関連して記憶され、以前の肯定的な格付けは、その質問が次に入力されたときにヒットをランク付けするファクタとして使用される。
しかしながら、既存のアルゴリズムは、個々のユーザ間の差異を考慮していない。例えば、同じ質問を入力する2人のユーザは、実際上、異なるものに関心があり、即ち、一方のユーザに関連するページ又はサイトが別のユーザに関連していないことがある。更に、ユーザは、個人的な好みを有し、例えば、コンテンツがどのように編成されて表示されるか、どちらのコンテンツプロバイダーの方が信頼できるか、等、に関して好みがある。質問を入力したユーザが、高ランクの結果の関連性や有用性を考慮しない場合には、そのユーザは、他のユーザが何を考えるかに関わらず、そのサーチをおそらく断念することになろう。
従って、各ユーザに当該コンテンツを返送する見込みを向上させるために、ある程度の個人化を伴うサーチサービスを提供することが要望される。
本発明の実施形態は、種々のページ又はサイトに関するユーザ判断情報を合体したサーチシステム及び方法を提供する。この情報は、質問側ユーザからの判断と、質問側ユーザにより自分の「信頼ネットワーク」のメンバーとして選択された他のユーザからの判断とを含むことができる。
本発明の1つの態様によれば、ユーザの質問に応答する方法が提供される。ユーザから質問が受け取られる。質問に関連したヒットのリストが発生される。このヒットのリストは、ヒットの1つに対する第1ユーザ判断であって、ユーザにより以前に与えられたユーザ判断に基づいて変更される。又、ヒットのリストは、ヒットの1つに対する第2ユーザ判断であって、ユーザに対する信頼ネットワークのメンバーにより以前に与えられた第2ユーザ判断に基づいて更に変更される。前記変更及び更に別の変更を含むヒットのリストがユーザへ送信される。
本発明の別の態様によれば、ユーザ質問に応答する方法が提供される。第1ユーザに、多数の他のユーザ及びそれらの間の関係を含むソーシャルネットワークデータが提示される。第1ユーザから、信頼ネットワークに含ませるための他のユーザのうちの1人以上を選択する選択が受け取られる。その後、第1ユーザから質問が受け取られ、そして応答が発生され、この応答の発生は、信頼ネットワークにおける他のユーザのうちの1人により以前に定義されたユーザ判断に少なくとも一部分基づいて質問に対するサーチ結果を変更することを含む。
本発明の特徴及び効果を良く理解するために、添付図面を参照して以下に詳細に説明する。
I.概略
A.ネットワークの実施
図1は、本発明の一実施形態によるクライアントシステム20を含む情報検索及び通信ネットワーク10の一般的概略を示す。このコンピュータネットワーク10において、クライアントシステム20は、インターネット40又は他の通信ネットワークを経て、例えば、ローカルエリアネットワーク(LAN)又はワイドエリアネットワーク(WAN)接続を経て、多数のサーバーシステム501から50Nへ結合される。ここに述べるように、クライアントシステム20は、本発明によれば、サイバーシステム501から50Nと通信し、例えば、メディアコンテンツ、及び他の情報、例えば、ウェブページにアクセスし、それを受け取り、検索し、そして表示するように構成される。
図1に示すシステムにおける多数の要素は、ここで詳細に説明する必要のない従来の良く知られた要素を含む。例えば、クライアントシステム20は、デスクトップパーソナルコンピュータ、ワークステーション、ラップトップ、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、セルラー電話、或いはWAPイネーブル型装置、又はインターネットに直接的又は間接的にインターフェイスできる他のコンピューティング装置を含むことができる。クライアントシステム20は、通常、ブラウジングプログラム、例えば、マイクロソフトのInternet Explorer(登録商標)ブラウザ、Netscape Navigator(登録商標)ブラウザ、Mozilla(登録商標)ブラウザ、Opera(登録商標)ブラウザ、或いはセルラー電話、PDA又は他のワイヤレス装置等の場合にはWAPイネーブル型ブラウザを実行し、クライアントシステム20のユーザが、サーバーシステム501ないし50Nからインターネット40を経て入手できる情報及びページにアクセスし、それを処理し、そして見るのを許す。又、クライアントシステム20は、通常、1つ以上のユーザインターフェイス装置22、例えば、キーボード、マウス、タッチスクリーン、ペン、等を備え、これは、サーバーシステム501ないし50N又は他のサーバーにより与えられるページ、フォーム及び他の情報に関連して、ディスプレイ(例えば、モニタスクリーン、LCDディスプレイ、等)にブラウザにより与えられるグラフィックユーザインターフェイス(GUI)と通信する。本発明は、インターネットに使用するのに適しており、これは、ネットワークの特定のグローバルインターネットワークを指す。しかしながら、インターネットに代わって又はそれに加えて、他のネットワークを使用することができ、例えば、イントラネット、エクストラネット、バーチャルプライベートネットワーク(VPN)、非TCP/IPベースのネットワーク、LAN又はWAN、等を使用できることを理解されたい。
一実施形態によれば、クライアントシステム20及びその全てのコンポーネントは、Intel Pentium(登録商標)プロセッサ、AMD Athlon(登録商標)プロセッサ等の中央処理ユニット或いは多数のプロセッサを使用して実行されるコンピュータコードを含むアプリケーションを使用して、オペレータ構成することができる。ここに述べるようにデータ及びメディアコンテンツを通信し、処理し、そして表示するようにクライアントシステム20を操作し構成するためのコンピュータコードは、ダウンロードされてハードディスクに記憶されるのが好ましいが、全プログラムコード又はその一部分が、良く知られた他の揮発性又は不揮発性メモリ媒体又は装置、例えば、ROM又はRAMに記憶されてもよく、或いはプログラムコードを記憶できる媒体、例えば、コンパクトディスク(CD)媒体、デジタル多機能ディスク(DVD)媒体、フロッピー(登録商標)ディスク、等に設けられてもよい。更に、全プログラムコード又はその一部分は、ソフトウェアソース、例えば、サーバーシステム501ないし50Nの1つからインターネットを経てクライアントシステム20へ送信及びダウンロードされてもよいし、或いは通信媒体及びプロトコル(例えば、TCP/IP、HTTP、HTTPS、イーサネット(登録商標)、又は他の従来の媒体及びプロトコル)を使用して他のネットワーク接続(例えば、エクストラネット、VPN、LAN、又は他の従来のネットワーク)を経て送信されてもよい。
本発明の態様を実施するためのコンピュータコードは、C、C++、HTML、XML、Java(登録商標)、Java(登録商標)Script、等のコード、又は他の適当なスクリプト言語(例えば、VBScript)、或いはクライアントシステム20で実行できるか又はクライアントシステム20で実行するようにコンパイルできる他の適当なプログラミング言語でよいことが明らかであろう。ある実施形態では、クライアントシステム20へコードがダウンロードされず、必要なコードは、サーバーにより実行されるか、又はクライアントシステム20に既に存在するコードが実行される。
B.サーチシステム
図2は、本発明の一実施形態によりメディアコンテンツを通信するための別の情報検索及び通信ネットワーク110を示す。図示されたように、このネットワーク110は、クライアントシステム120、1つ以上のコンテンツサーバーシステム150、及びサーチサーバーシステム160を備えている。ネットワーク110において、クライアントシステム120は、インターネット140又は他の通信ネットワークを経てサーバーシステム150及び160に通信結合される。上述したように、クライアントシステム120及びそのコンポーネントは、インターネット140又は他の通信ネットワークを経てサーバーシステム150及び160並びに他のサーバーシステムと通信するように構成される。
1.クライアントシステム
一実施形態によれば、クライアントシステム120で実行されるクライアントアプリケーション(モジュール125として示す)は、サーバーシステム150及び160と通信して、そこから受け取られるデータコンテンツを処理し表示するようにクライアントシステム120及びその要素を制御するためのインストラクションを備えている。クライアントアプリケーション125は、リモートサーバーシステム(例えば、サーバーシステム150、サーバーシステム160、又は他のリモートサーバーシステム)のようなソフトウェアソースからクライアントシステム120へ送信されダウンロードされるのが好ましいが、クライアントアプリケーションモジュール125は、上述したように、フロッピー(登録商標)ディスク、CD、DVD等のソフトウェア記憶媒体に設けることもできる。例えば、1つの態様において、クライアントアプリケーションモジュール125は、種々のオブジェクト、フレーム及びウインドウにおいてデータを操作しそしてデータをレンダリングするために、例えば、埋め込まれたJava(登録商標)Script又はActiveX(登録商標)コントロールのような種々のコントロールを含むHTMLラッパーにおいて、インターネット140を経てクライアントシステム120へ供給されてもよい。
更に、クライアントアプリケーションモジュール125は、データ及びメディアコンテンツを処理するための種々のソフトウェアモジュール、例えば、サーチ要求及びサーチ結果データを処理するための特殊なサーチモジュール126、テキスト及びデータフレーム並びにアクティブなウインドウ、例えば、ブラウザウインドウ及びダイアログボックスにおいてデータ及びメディアコンテンツをレンダリングするためのユーザインターフェイスモジュール127、及びクライアント120で実行される種々のアプリケーションとインターフェイスし且つ通信するためのアプリケーションインターフェイスモジュール128を備えている。本発明の態様に基づいてアプリケーションインターフェイスモジュール128がインターフェイスするように好ましく構成されるところのクライアントシステム120で実行される種々のアプリケーションは、例えば、種々のeメールアプリケーション、インスタントメッセージング(IM)アプリケーション、ブラウザアプリケーション、ドキュメントマネージメントアプリケーション、等を含む。更に、インターフェイスモジュール127は、クライアントシステム120において構成されたデフォールトブラウザ又は異なるブラウザのようなブラウザを含んでもよい。
2.サーチサーバーシステム
一実施形態によれば、サーチサーバーシステム160は、サーチ結果データ及びメディアコンテンツをクライアントシステム120へ供給するように構成され、そしてコンテンツサーバーシステム150は、例えば、サーチサーバーシステム160により供給されるサーチ結果ページで選択されたリンクに応答して、ウェブページのようなデータ及びメディアコンテンツをクライアントシステム120へ供給するように構成される。ある変形例において、サーチサーバーシステム160は、コンテンツと、コンテンツへのリンクと、又はリンクに代わって、コンテンツへの他の参照とを返送する。サーチサーバーシステムは、ユーザから質問を受け取りそしてそれに対するサーチ結果データを発生するように構成された質問応答モジュール162と、以下に述べるようにサーチ結果データとのユーザの対話を検出しそしてそれに応答するように構成されたユーザ判断モジュール164とを備えている。
一実施形態における質問応答モジュール162は、例えば、ページ、ページへのリンク、インデックスされたページのコンテンツを表わすデータ、等でポピュレートされた種々のページインデックス170を参照する。これらページインデックスは、自動ウェブクローラー172、及び/又は種々のスパイダー等を含む種々の収集技術や、ウェブページをハイアラーキー構造内で分類しランク付けするための手動又は半自動分類アルゴリズム及びインターフェイスにより発生されてもよい。これらの技術は、サーチサーバーシステム160において実施されてもよいし、或いはページインデックス170を発生してそれをサーチサーバーシステム160に入手できるようにする個別のシステム(図示せず)において実施されてもよい。種々のページインデックス実施及びフォーマットがこの技術で知られており、ページインデックス170に対して使用することができる。
又、一実施形態における質問応答モジュール162は、個人化データベース166を参照する。従来のデータベース技術を使用して実施できるこの個人化データベース166は、特定のウェブページ又はサイトのメリット(例えば、肯定的及び/又は否定的格付け)に関する判断のレコードを含み、各判断は特定のユーザに関連付けられる。例えば、ユーザ識別子、URL、及びユーザによりURLに与えられる格付けスコアをデータベースレコードに記憶することができる。個人化データベース166に記憶されるべき判断データの収集、及び判断データフォーマットについて、以下に説明する。
質問応答モジュール162は、クライアントシステム、特に、サーチモジュール126から受け取った種々のサーチ要求(質問)に応答してデータを与えるように構成される。ここで使用する「質問(query)」という語は、ユーザから(例えば、クライアント120を経て)サーチサーバー160へ至る要求であって、ページインデックス170によりインデックスされたウェブ(又は他のコーパス)をサーチすることにより満足させることのできる要求を包含する。一実施形態において、ユーザには、サーチモジュール126を経てサーチインターフェイスが与えられる。このインターフェイスは、ユーザが質問を入力できる(例えば、タイピングにより)テキストボックス、予め定義された質問から選択するためのチェックボックス及び/又は無線ボタン、ユーザが全サーチコーパスの予め定義されたサブセット(例えば、あるウェブサイト、又はページインデックス170内のカテゴリーサブセクション)へのサーチを制限できるようにするディレクトリ又は他の構造体、等を含むことができる。いかなるサーチインターフェイスが使用されてもよい。
質問応答モジュール162は、所与の質問に関してウェブページを処理し且つランク付けするためのサーチ関連アルゴリズムで構成されるのが好都合である(例えば、質問におけるサーチ用語の発生パターンで測定される論理的関連性、質問用語及び/又は特定のページ又はサイトに関連したコンテクスト識別子、ページスポンサーシップ、多数のページから収集された接続性データ、等の組み合せに基づいて)。例えば、質問応答モジュール162は、受け取った質問をパーズして、1つ以上のキーワードを抽出し、次いで、そのキーワードを使用してページインデックス170にアクセスし、これにより、ヒットのリストを発生することができる。質問応答モジュール162は、次いで、1つ以上のランク付けアルゴリズムを使用してヒットをランク付けし、これらアルゴリズムは、ある実施形態では、従来のランク付けアルゴリズムを含んでもよい。
又、本発明の実施形態において、質問応答モジュール162は、個人化データベース166にアクセスして、現在質問を入力したユーザに関連した判断情報を検索すると共に、このような判断情報を質問結果に合体させるようにも構成される。例えば、一実施形態では、質問応答モジュール162は、好評(肯定的)のユーザ判断、又はそのユーザにより以前に入力された特定サイトの格付けに基づいて「好評」結果の個別リストを発生する。別の実施形態では、質問応答モジュール162は、ユーザの判断又は特定サイトの格付けをサーチ結果のランク付けに合体させる。更に別の実施形態では、質問応答モジュール162は、不評(否定的)ユーザ判断又は特定サイトの格付けを使用して、結果のリストからヒットをドロップすべきかどうか決定することができる。
更に、質問応答モジュール162は、質問側ユーザの「信頼ネットワーク」のメンバーである他のユーザに関連した判断情報にもアクセスできる。又、信頼ネットワークメンバーからの判断を、以下に述べるように、サーチ結果のランク付け、又は好評結果のリストの作成に合体させることもできる。
サイト又はページに対するユーザの個人的格付けは、種々の仕方で入力することができる。ある実施形態では、サーチ結果データがリンク(ヒット)のリストとして提示され、これは、例えば、ページ又はサイトのタイトル、そのページのコンテンツからの1つ以上の抜粋(例えば、サーチ用語が生じるコンテクストを示す)、及び他のオプション、例えば、コンテンツのキャッシュコピーへのリンクを含むことができる。又、結果データは、ユーザが予め定義されたスケールでサイトを格付けするのを許すボタン又は他のインターフェイス要素を含んでもよい(例えば、賛成(thumb-up)又は反対(thumb-down)、0から4つの星、1から10までの数値格付け、等)。ユーザがインターフェイス要素を操作してサイトの格付けを行なうときには、ユーザ対話モジュール164が、ユーザから新たな判断データを受け取り、個人化データベース166を更新する。又、一実施形態では、ユーザ判断モジュール164は、新たな判断データに応答して結果ページの自動リフレッシュも開始する。このリフレッシュ動作中に、結果ページにリストされたヒットを、新たな判断を使用してランク付けし直すことができ、新たなランクを反映する更新されたページがユーザへ送信される。新たな格付けが好評である場合に、新たなページは、「好評」結果の中で新たに格付けされたサイトをリストすることもできる。従って、ユーザの新たな判断は、現在サーチの表示結果に直ちに作用を及ぼすことができると共に、将来のサーチ結果のランク付けに使用するために記憶することができる。
ユーザ判断のような個人化特徴を可能にするために、サーチサーバー160は、好都合にも、ユーザログイン特徴を与える。ユーザ識別及び認証を可能にする(例えば、各ユーザに独特のユーザID及びパスワードを与えそしてこの情報を入力するためのユーザのインターフェイスを与える)種々のオプションがこの技術で知られており、本発明の実施形態に関しても使用することができる。ユーザが例えばログインにより自分自身を識別すると、ユーザは、以下に述べるように、ユーザ判断モジュール164とインターフェイスすることにより、個人的判断情報を入力し及び/又は更新することができる。更に、ログインしたユーザにより入力される各質問は、そのユーザに対する独特のユーザIDに関連付けることができ、そのユーザIDに基づいて、質問応答モジュール162は、個人化データベース166にアクセスして、ユーザの記憶された判断情報を、そのユーザの質問に対する応答に合体させることができる。
ユーザ自身の判断を使用して、所与のユーザからの質問に応答するのに加えて、質問応答モジュール162は、ページ又はサイトの判断を与えた各ユーザから得た総計判断(例えば、平均格付け)を使用することもできる。所与のページに対するこのような総計判断データは、例えば、ページインデックス170に記憶することができ、そして質問応答モジュール162によりこれを使用して、質問に対する応答においてヒットをランク付けすることができる。総計判断データは、個人化データベース166からの更新を得ることにより、例えば、毎日又は毎時間といった規則的な間隔で更新されてもよい。或いは又、ユーザ判断モジュール164は、それが受け取った判断データを総計モジュール(図示せず)へ転送することができ、該モジュールは、その総計判断データを更新し、そしてその更新をページインデックス170にほぼリアルタイムで記憶することができる。
更に、質問応答モジュール162は、質問側ユーザが属するコミュニティのメンバーである他のユーザからの判断データ、又は質問側ユーザが信頼ネットワークを経てリンクされる他のユーザからの判断データを使用することもできる。所与のページ又はサイトに対する総計信頼ネットワーク判断を計算して、質問に対する応答に使用することもできる。
ここに述べるサーチシステムは、例示に過ぎず、変更や修正が可能であることが明らかである。コンテンツサーバー及びサーチサーバーシステムは、単一の組織の一部分、例えば、Yahoo!インクによりユーザに提供されるような分散型サーバーシステムでもよいし、又は異種の組織の一部分であってもよい。各サーバーシステムは、一般に、少なくとも1つのサーバー及びそれに関連したデータベースシステムを備え、又、多数のサーバー及びそれに関連したデータベースシステムを含んでもよく、そして単一ブロックとして図示されているが、地理的に分散されてもよい。例えば、サーチサーバーシステムの全サーバーは、互いに接近して配置されてもよいし(例えば、1つのビル又は構内に位置するサーバーファーム内に)、或いは互いに離れた位置に分散されてもよい(例えば、1つ以上のサーバーが都市Aに配置され、又、1つ以上のサーバーが都市Bに配置される)。従って、ここに使用する「サーバーシステム」とは、通常、ローカルに分散されるか又は1つ以上の地理的な位置にわたって分散された1つ以上の論理的及び/又は物理的に接続されたサーバーを含み、「サーバー」及び「サーバーシステム」という語は、交換可能に使用される。更に、ここに述べる質問応答モジュール及びユーザ判断モジュールは、同じサーバーにおいて実施されてもよいし、又は異なるサーバーにおいて実施されてもよい。
サーチサーバーシステムは、ページインデックス(1つ又は複数)にアクセスしそしてクライアントシステムから受け取ったサーチ問合せに応答してユーザにサーチ結果を与える1つ以上のページインデックス及びアルゴリズムと共に構成することができる。サーチサーバーシステムは、ページインデックスそれ自体を発生し、別のソース(例えば、個別のサーバーシステム)からページインデックスを受け取り、或いは別のソースからページインデックスを受け取って更に別の処理(例えば、種々のページ情報の追加又は更新)を遂行することができる。
II.ユーザ判断の一体化
A.ユーザ判断の収集
本発明の一実施形態によれば、ユーザは、サーチサーバー160と対話して、ユーザ判断モジュール164を経てサーチ結果ページを格付けすることができる。判断は、肯定又は否定でよい。上述したように、これらの判断(ここでは、格付けとも称される)は、個人化データベース166に記憶され、そしてそのユーザにより入力された現在及び将来の質問に応答するのに使用される。又、ある実施形態では、判断データを使用して、以下に述べるように、種々のカスタマイズされたサーチサービスを提供することもできる。
本発明の種々の実施形態において、判断データは、質問に応答した格付け、ツールバーを経て受け取った格付け、及び例えば、eメール又はインスタントメッセージング(IM)プログラムを経て他のユーザからインポートされた判断データを含む種々の仕方で、ユーザから収集することができる。
好ましい実施形態では、ユーザには、それらの質問に応答して返送されたページ又はサイトを格付けするオプションが与えられる。図3は、本発明の実施形態による格付け特徴を与えるサーチ結果ページ300の一例を示す。この結果ページ300は、ユーザの質問に応答して質問応答モジュール162により発生されてもよい。この実施形態では、結果ページ300は、バナー区分302を含む。ページ識別情報に加えて、バナー区分302は、現在質問(例えば、“Chinese restaurant sunnyvale ca(カリフォルニア州サニーベールの中華レストラン)”)を編集可能な形態で示すサーチボックス304を、ユーザが質問を変更して新たなサーチを実行できるようにするサーチボタン306と共に備えている。これらの特徴は、一般に従来設計のものでよい。
区分308は、ユーザが以前に好評(肯定的)な格付けを与えたヒットが表示される個人化結果エリア(“My Results”)である。この例では、区分308は、ユーザがいずれのヒットにも好評な格付けを以前に与えていないので、空である。
区分310は、質問応答モジュール162により決定されたランクに基づく順序で幾つかの又は全てのヒットを表示する。従来のランク付けアルゴリズムを使用してこのランク付けを発生することができる。区分310における各エントリー312は、ヒットの1つに対応し、そのページ(又はサイト)のタイトルと、そのページのコンテンツからの簡単な抜粋(又は要約)とを含む。抜粋又は要約は、従来の技術を使用して発生することができる。サイトのURL(ユニホーム・リソース・ロケータ)も表示される。URLの下には、格付けボタン314がある。ページ300を見ながら、ユーザは、ボタン314の適当な1つをクリックすることにより、肯定(親指が上を向いた(thumb-up))又は否定(親指が下を向いた(thumb-down))格付けをサイトに与えることができる。又、ボタン314は、以前の肯定又は否定格付けをクリアするためにユーザがクリックできる「ノン(none)」ボタンも備えている。異なる格付け機構及び格付けボタンも実施できることを理解されたい。
図4は、ユーザが格付けボタン314を使用して判断情報を入力できるようにするプロセス400のフローチャートである。ステップ400において、格付けボタン314を含む結果ページ300(又は他の適当な結果ページ)がユーザに与えられる。ステップ402において、表示されたヒットの1つに対して格付けボタン314の1つをユーザがアクチベートすることが検出される。(ユーザは、サイトを訪れ、次いで、結果ページ300に戻ってその格付けを行ってもよいし、又はユーザは、最初にサイトを訪れずにページの格付けを行ってもよい。)ステップ404では、ユーザのアイデンティティが既知であるかどうか、例えば、ユーザがログインしたかどうか決定される。もしそうでなければ、ステップ406において、ユーザ識別手順(例えば、従来のログイン手順)が開始される。
ユーザのアイデンティティが既知であると、ステップ408において、新たな判断レコードが発生される。判断レコードに対する種々のフォーマットを使用することができる。一実施形態では、判断レコードは、次のフィールドを含む。
URL:格付けされるページ又はサイトのURL。
タイトル:HTMLフィールドから得られるか又はユーザにより供給されるページ又はサイトのタイトル。
要約(Abstract):ページ又はサイトの要約。要約は、従来の技術を使用して自動的に発生することができる。
著者(Author):URLを格付けしたユーザの識別子。これは、例えば、ログイン名でよい。
ホストフラグ:格付けをページに適用すべきかサイト全体に適用すべきかの指示。例えば、http://www.domain.tId/におけるサイトの格付けは、真にセットされたホストフラグを有し、一方、http://www.domain.tId/adirectory/apage.htmlにおける単一ページの格付けは、偽にセットされたホストフラグを有する。このフラグは、以下に述べるように、サイト全体に対する格付けとは異なる仕方で単一ページの格付けを処理するのに使用できる。
参照(Referral):ユーザがページ(又はサイト)にどのように到着するかに関するコンテクスト情報。サーチ結果ページを経て発生された判断レコードの場合には、参照は、それに応答して結果ページが発生されたところの質問を含む。他のソースから発生された判断レコードに対する参照情報の例を以下に述べる。
古い参照(Old Referral):ユーザがページ又はサイトの格付けを行なった1つ以上の以前のインスタンスに関連したコンテクスト情報。又、このフィールドは、以前の格付けを記憶してもよい。
− タイムスタンプ:いつエントリーが生成されたか又は最後に更新されたかの指示(例えば、YYYY−MM−DD HH:MM:SSフォーマット)。
− スコア:URLのユーザ格付けを反映する数値。一実施形態では、−2のスコアが否定(親指が下を向いた)格付けに対応し、+2が肯定(親指が上を向いた)格付けに対応し、そしてゼロが中立(ノン)格付けに対応する。他のスコア付けシステムが使用されてもよい(例えば、星の数、1から10までの格付け、等)。
− 記述(Description):ページコンテンツ又は他の情報のフリーテキスト記述又はアノテーション。このフィールドは、最初、ブランクであり、以下に述べるように、ユーザにより埋めることができる。例えば、ユーザは、プロセス400のステップ408の間に記述を入力するように促されてもよい。ある実施形態では、ユーザは、以下に述べるように、他の時間に記述を編集することができる。他の実施形態では、ユーザは、記述に構造化テキストを含ませることが許されてもよく又はそれを含んでもよい。例えば、所定のアノテーションタグのハイアラーキー又は他のセットが定義されてもよく、ユーザは、これらのタグを希望通りに適用することができる。別の実施形態では、所定の属性値対が使用されてもよい。更に別の実施形態では、XML又は同様のマークアップ言語を使用する構造化データを受け容れることができる。
このリストは例示に過ぎず、異なるフィールドをもつ他の判断レコードも使用できることを理解されたい。例えば、判断レコードは、ページの全テキスト、又は全テキストから抽出されたキーワードのセットをセーブすることができる。別の実施形態では、サーチサーバー160は、ページ又はサイトをカテゴリー分けし、そしてそのカテゴリーデータを判断レコードの一部分としてセーブすることができる。
又、格付けされたページ又はサイトに関連した他のデータを判断レコードに収集して、ユーザがブラウズを続けるときに更新することもできる。例えば、カウンタを設けて、ユーザが格付けされたページ又はサイトを訪れる回数をカウントすることもできるし、或いは「最後に訪問した」タイムスタンプを設けて、格付けされたページ又はサイトへの最も最近の訪問時間を指示することもできる。
ユーザの判断レコードは、個人化データベース166に記憶するのに適した任意のフォーマットでフォーマットされてもよい。一実施形態では、判断レコードは、少なくともURL及び別のフィールドによりアクセスすることができる。
ステップ410において、新たな判断レコードが個人化データベース166に追加される。ステップ412において、新たな判断情報を反映する新たな結果ページが発生されて、ユーザへ送信される。
例えば、ユーザが質問“Chinese restaurant sunnyvale ca”を入力して、図3に示すページを見ると仮定する。更に、エントリー316(“Wes at Home”)がこの話題に関する情報の有用なソースであることをユーザが判断すると仮定する。ユーザは、「親指が上を向いた」ボタン318をクリックすることによりこのページに好評な格付けを与え、プロセス400(図4)を開始することができる。判断情報が個人化データベース166に追加され、そしてページ300が更新されて、再表示される。図5Aは、この事象シーケンスに応答して発生される更新された結果ページ500を示す。このページ500は、一般に、図3のページ300に類似している。“My Results”区分508は、もはや空ではなく、ここでは、好評に格付けされたヒットを表示する。又、新たに格付けされたサイトへのリンク516は、その格付けを反映するようにハイライト状態にされている。この実施形態では、好評な格付けは、メインサーチ結果リスト510におけるサイトのランク付けに影響せず、他の実施形態では、好評に格付けされたサイトがランクにおいてアップ方向に移動する傾向となりそして不評に格付けされたサイトがダウン方向に移動する傾向となるように、再ランク付けが行なわれる。
ユーザがページ又はサイトに否定的な(不評の)格付けを与えると、そのエントリーは、図5Bにエントリー550で示すように、ハイライト状態にされてもよい。肯定的な格付けと同様に、否定的なハイライト状態が、格付けを入力するユーザの行動に応答してページに追加される。(星の数又は1−10の格付けの場合には、適当なスレッシュホールドスコアを参照することにより肯定的及び否定的な格付けを定義することができ、従って、否定的な格付けが負の数である必要はない。)ハイライトのための設計は、ここに示すボックスとは異なるものでよく、どんなハイライト機構が使用されるかは、不評に格付けされるヒット及び好評に格付けされるヒットに対するマーキングが、ユーザがその両方を容易に認識できるに充分なほど視覚的に異なるように設計されねばならない。(ここに示す全ての格付けは、単なる例示に過ぎず、実際のウェブサイト又はページの見解、是認又は非難を意味するものではないことを理解されたい。)
ある実施形態では、ユーザは、ユーザの選択肢でサイトごと又はページごとに判断情報を入力することができる。例えば、図6は、ページ又は全サイトを格付けするための選択肢が与えられる別のインターフェイスフォーマットを示す。上述した判断レコードフォーマットを参照すれば、ユーザが全サイトを格付けする場合には、ホストフラグが真にセットされ、ユーザがページのみを格付けする場合には、ホストフラグが偽にセットされる。図6に示す格付けインターフェイスとは別に、図3の格付けインターフェイスが使用されてもよく、ユーザが格付けボタンの1つをクリックした後に、ポップアップダイアログボックス又は新たなページへの一時的な再方向付けを使用して、ページを格付けすべきかサイトを格付けすべきかユーザが選択するのを促すことができる。
他の実施形態では、ユーザは、他の仕方で判断データを生成することができる。例えば、ユーザは、判断データをサーチプロバイダーへ通信できるツールバーのような持続的インターフェイスを使用することにより、自分が見ているページ又はサイトを格付けすることができる。別の実施形態では、ユーザは、別のユーザから判断データをインポートすることができる。このような実施形態は、例えば、前記プロビジョナル特許出願第60/614,232号に詳細に説明されている。
B.ユーザ判断情報の使用
本発明の態様によれば、ユーザ判断データは、ユーザに関心のある情報を収集して見つけるためのユーザの能力を向上させるために種々の仕方で使用することができる。一実施形態において、結果ページを見ながらユーザにより入力される判断データは、情報を将来使用するために個人化データベース166に記憶するのに加えて、現在質問に対して表示された結果を更新するために、リアルタイムで使用される。ユーザ判断データは、質問応答を向上させるために種々の仕方で使用することができる。例えば、好評に格付けされたヒットの個別のリストがサーチ結果に含まれてもよいし、好評又は不評に格付けされたヒットが結果リストにおいてハイライト状態にされてもよいし、或いは格付けデータが、サーチヒットをランク付けするファクタとして使用されてもよい。
図7は、ユーザの以前に記憶された判断データをそのユーザからの現在質問に対する応答に合体するために質問処理モジュール162(図2)において実施できるプロセス700を示すフローチャートである。ステップ702において、質問が受け取られる。ステップ704において、その質問に対応するヒットのリストが、例えば、ページインデックス170(図2)から得られる。ステップ706において、質問処理モジュール162は、例えば、従来のアルゴリズムを使用して、ヒットをランク付けする。
ステップ708において、質問処理モジュール162は、このユーザのユーザ識別子が既知であるかどうか(例えば、ユーザがログインしたかどうか)決定する。もしそうでなければ、質問処理モジュール162は、ステップ710において、個人化を伴わずにユーザへ結果ページを送信し、ユーザが、ログインしたり又はサーチサーバー160に何らかの仕方で登録されたりせずに、サーチを遂行して結果を得ることができるようにする。ステップ708においてユーザが既知である場合には、結果ページが、個人化データベース166の情報に基づいて、そのユーザに対してカスタマイズされる。
より詳細には、ステップ712において、質問処理モジュール162は、ユーザ識別子を個人化データベース166に供給し、そのユーザにより創作された判断レコードを得る。ステップ714において、検索された判断レコードのURLがヒットのURLと比較され、ユーザが以前に判断を入力したところのURLに一致するヒットを検出する。「ホストフラグ」が真にセットされた判断については、ヒットURL(例えば、http://www.domain.tld/)のホスト名部分が、判断レコードに記憶されたURLのホスト名部分に一致する場合に、一致(ここでは、「部分一致」と称される)が検出される。さもなければ、判断URLとヒットURLとの間の「厳密」な一致が要求される。各一致に対して、ステップ716において、例えば、判断レコードの「スコア」フィールドを参照することにより、判断が好評(肯定的)であるかどうか決定される。もしそうであれば、好評結果(“My Results”)リストにヒットが追加される。
ステップ720において、ヒットと判断との間の比較が完了した後に、判断情報を使用して、結果リストが任意に再ランク付けされる。例えば、従来のランク付けアルゴリズムを使用して、各ヒットに対して(それが判断に一致するかどうかに関わらず)ベーススコアを発生することができる。判断に一致するヒットについては、判断のスコア値から「ボーナス」を決定することができる。このボーナスは、好評に格付けされたサイトがランクをアップ方向に移動する傾向となり、一方、不評に格付けされたサイトがダウン方向に移動する傾向となるように好都合に定義される。例えば、低いスコアの方が良い場合には、好評な格付けに対するボーナスは、負の数として定義することができ、不評な格付けに対するボーナスは、正の数として定義することができる。ある実施形態では、部分的URL一致には、厳密なURL一致より小さなボーナスしか与えられない。格付けされないサイトは、ボーナスを受けない。このボーナスは、各ヒットに対する最終的なスコアを決定するようにベーススコアに加算(代数的に)することができ、この最終的なスコアに基づいて再ランク付けを行うことができる。
又、ある実施形態では、ステップ720における再ランク付けは、不評に格付けされたサイトに一致するヒットを、表示されるべきヒットのリストからドロップすることを含んでもよい。このような実施形態では、ユーザに送信されるサーチ結果ページは、不評な格付けのためにドロップされたヒットの数の指示、及び/又は不評に格付けされて含まれたヒットと共に表示されるサーチ結果をユーザが見るのを許す“Show all hits(全てのヒットを示す)”ボタン(又は他のコントロール)を含むことができる。別の変形例では、ユーザが、不評に格付けされたヒットだけを見るためのリンクをクリックすることが許される。
ステップ722において、“My Results”リストがランク付けされる。一実施形態では、このランク付けは、例えば、上述した同じ最終的スコアを使用して行うことができる。別の実施形態では、“My Results”リストにおけるヒットをユーザの格付けにより分類することができ、同じ格付けをもつヒットは、上述したベーススコアに基づいて更に分類することができる。この場合には、個人化された“My Results”区分を含む結果ページが、ステップ710において、ユーザへ送信される。
プロセス700の説明として、図5に示すページを導く事象シーケンスが発生し、そして“Wes at Home”ページのユーザランク付けのために判断レコードが作成されたと仮定する。その後の時間に(例えば、その日以降、次週、1ヵ月後)、同じユーザが異なる質問“sushi sunnyvale ca(カリフォルニア州サニーベールの寿司)”を入力する。“Wes at Home”ページがこの新たな質問に対するヒットでもあると仮定すれば、図8に示す結果ページ800が発生される。この場合には、“My Results”区分808が“Wes at Home”ページを含み、これは、たとえそのページが、区分810を発生するのに使用されたランク付け機構のもとで最上位10個のヒットを形成しなかったとしても、そうである。
この実施形態では、ユーザが他のユーザのランク付けの影響を見ないことを理解されたい。例えば、図8に示すページを導く事象の後に、異なるユーザが質問“Chinese restaurant sunnyvale ca”を入力すると仮定する。この第2のユーザは、“My Results”リストにおいて“Wes at Home”ページを見ないか、さもなければ、第2のユーザがサイトを格付けしない限りそれがハイライト状態になる。
他の実施形態では、他のユーザの判断に関する情報を使用することができる。例えば、異なるユーザにより同じページ又はサイトに指定された格付けは、そのページ又はサイトに対する「グローバル」スコアを発生するように平均化することができる。1つのこのような実施形態では、サーチサーバー160は、個人化データベース166における判断レコードをURLによりサーチして、そのURLを有するページ又はサイトにユーザが指定する全ての格付けを収集するアルゴリズムを周期的に(例えば、1日に一度)実行する。次いで、これらの格付けが平均化されて、ページ又はサイトに対するグローバルスコアが決定され、このスコアをキャッシュ記憶することができる。
グローバルスコアは、種々の仕方で使用することができる。一実施形態では、ページ又はサイトのグローバルスコアは、ページ又はサイトのURLが所与のサーチに対するヒットに一致するときに、サーチ結果ランク付けアルゴリズムにおけるファクタとして使用することができる。別の実施形態では、グローバルスコアは、そのグローバルスコアがページランク付けに使用されるかどうかに関わらず、サーチ結果ページにおいて各ヒットの次に、ユーザ自身の格付け(ユーザが所与のものを有する場合)と共に、表示されてもよい。ある実施形態では、ユーザは、グローバルスコアを示すか又は隠し、及び/又はサーチヒットをランク付けするときにグローバルスコアを使用するか又は無視するという選択肢をもつことができる。このような選択肢に対する制御をサーチ結果ページに含ませることができる。
更に、ユーザが、定義された信頼ネットワークを有する場合に、その信頼ネットワークのメンバーからのスコアを使用して、ランクを変更し、及び/又は好評結果のリストを発生することができる。信頼ネットワークに関連した本発明の態様を以下に説明する。
C.判断レコードへのユーザインターフェイス
本発明のある実施形態は、ユーザが自分の個人的判断情報と対話できるようにする付加的な特徴を提供する。例えば、ユーザには、図8に示す“MyRank”コントロールトグル822を使用して、判断特徴をアクチベート又はデアクチベートするスイッチ選択肢を与えることができる。一実施形態では、判断特徴がデアクチベートされたときには、“My Results”エリア808、ハイライト(例えば、ボックス824)、及び格付けボタン814が表示されない。
ユーザが種々のページを見つけて格付けするときに、ユーザは、そのユーザにとって有用なウェブコンテンツの個人化ライブラリーを構築する傾向がある。ある実施形態では、ユーザ判断モジュール164(図2)は、ユーザがそれらの判断データ(例えば、上述した判断レコード)を見て更新し、そして種々の仕方でそのデータと対話するのを許すインターフェイスを与える。例えば、“My Ratings”ページは、例えば、ユーザがログインする間にサーチスクリーン又はサーチ結果ページにリンクを設けるか、そのユーザに対して発生された個人化ポータルページ又はサイト(“My Yahoo!”ページのような)からリンクを設けるか、又はブラウザツールバー又は他の持続的インターフェイスにボタンを設けることにより、ユーザにアクセスできるようにされる。
ある実施形態では、ユーザ判断モジュール164(図2)は、ユーザが、サーチ結果ページへ進まずに、それらの判断を見て更新するのを許すインターフェイスも与える。例えば、“My Ratings”ページは、例えば、ユーザがログインする間にサーチスクリーン又はサーチ結果ページにリンクを設けるか、又はそのユーザに対して発生された別のページ、例えば、“My Yahoo!”ページからリンクを設けることにより、ユーザにアクセスできるようにされる。
図9は、本発明の一実施形態によるユーザのための“My Ratings”ページ900の一実施例を示す。このページ900は、好評ページ又はサイト902及び/又は不評ページ又はサイト904の個別のリストを与え、各トグル906、908は、各区分におけるリストを示すか又は隠すためのものである。ある実施形態では、格付けされたページ又はサイトへのリンクを含む例示的ページ又はサイトリスト910は、上述した判断レコードから次のフィールドを含む。即ち、タイトル、要約URL、スコア、参照、タイムスタンプ、及び記述。ユーザは、エントリーを変更し、例えば、記述を編集し(ボタン912)、格付けを変更し(ボタン914)、又は判断レコードを削除する(ボタン916)ための種々の選択肢を有する。記述フィールドは、ユーザがページ又はサイトに関して行なうべく選択するコメントを含ませるように編集することができ、ある実施形態では、サーチ結果としてページ又はサイトが表示されるときに、この記述がリストに含まれてもよい。ユーザは、「ソート(sort)」ボタン917を使用してURL、スコア、参照又はタイムスタンプによりリストを分類することができる。不評に格付けされたページ又はサイトに対してエリア904に同様のリスト(図示せず)を発生することができる。
ある実施形態では、リストは、付加的な情報を含み、その情報に基づいて分類することができる。例えば、ある数(例えば、5、10、20、50)の最も頻繁に訪問するか又は最も最近訪問した格付けされたページ又はサイトのリストを見ることができる。他の実施形態では、ユーザは、ページの格付けに関するコンテクスト情報(例えば、参照フィールドのコンテンツ)を見ることもできる。
ある実施形態では、ユーザは、フォルダを使用してそれらの判断データ(例えば、判断レコード)を編成することができる。例えば、各ユーザは、“Main”フォルダを有し、ここには、ユーザの新たな判断レコードがデフォールトにより入れられる。ユーザは、必要に応じて付加的なフォルダを定義することができる。ある実施形態では、ユーザは、フォルダ内にサブフォルダを定義することもできる。ユーザがそれらのフォルダを管理できるようにするために、ページ900は、フォルダナビゲーションエリア919を含む。このエリアでは、現在フォルダが表示され、そしてページ900及び/又はページ900からアクセスできる他のページに1つ以上のコントロールを設けて、これにより、ユーザが自分のフォルダの各々へナビゲートし、フォルダを生成し、命名し直しそして削除し、判断を選択されたフォルダに入れる、等を行うことができる。
一実施形態では、個人化データベース166においてフォルダレコードを使用してフォルダが定義される。フォルダレコードは、次のフィールドを含む。
著者:フォルダが属するユーザの識別子。
ID:システムにより自動的に指定されそして判断をフォルダに関連付けるために使用されるフォルダの独特の識別子。
名前:長さに制限のある(例えば、最大80キャラクタ)、フォルダのためのユーザ指定の名前。
記述:上述した判断レコードのための記述フィールドと同様の、ユーザ編集可能なテキスト記述。
アクティブなフラグ:このフォルダにおける判断を質問に対する応答に使用すべきかどうかの指示。
パブリケーションフラグ:このフォルダにおける判断を公表すべきかどうかの指示。パブリケーションについては、以下で説明する。
フォルダフォーマットは異なるものでもよく、又、他のフィールドが含まれてもよいことが明らかであろう。メインフォルダを除くと、ユーザは、フォルダを自由に生成し、命名し直し、そして削除してもよい。
フォルダが実施される場合には、ページ900は、ユーザが1つのフォルダから別のフォルダへ判断を移動又はコピーできるようにする付加的なインターフェイス要素(図示せず)を備えてもよい。一実施形態では、判断レコードは、各判断が属するフォルダ(1つ又は複数)を指示する「フォルダID」フィールドを含むことができる。このフィールドは、多数のフォルダIDを記憶するように構成でき、同じ判断レコードを多数のフォルダに含ませることができる。他の実施形態では、判断レコードの独立したコピーを異なるフィールドに記憶し、1つのフォルダにおける判断に対する変更が別のフォルダにおけるコピーに影響しないようにすることができる。
フォルダは任意であるが、フォルダを設けることで、サーチ経験に勝るある付加的な程度のユーザ制御が許される。例えば、ユーザは、自分の判断を2つのフォルダに配置し、アクティブフラグをフォルダの一方に対して真にセットしそして他方に対して偽にセットすることができる。ユーザが質問を入力すると、第1フォルダにおける判断のみが結果に影響する。又、ユーザは、フォルダを使用して、「ブックマーク」に若干類似した仕方で好評なサイトを、又は種々のウェブブラウザプログラムによりサポートされた他のパーソナルサイトリストを、収集しそして編成することもできる。しかしながら、ここに述べるフォルダ及び判断データは、サーチサーバー160によりユーザに対して維持され、そしてユーザがサーチサーバー160にアクセスするところの位置に関わらず、ユーザに利用できるようにされる。
ある実施形態では、サーチサービスプロバイダー(例えば、サーチサーバー160のオペレータ)は、ポータブル「ブックマーク」特徴を伴うブラウザツールバー又は他の持続的インターフェイスを提供でき、これは、ツールバーがインストールされたウェブブラウザクライアントから関心のあるサイトへのセーブされたリンクのリストにユーザがアクセスするのを許すものであることに注意されたい。セーブされた判断データ(少なくとも、好評に格付けされたページ又はサイト)は、ユーザのリストに対するブックマークを発生するのに使用でき、そしてブックマークリストは、ユーザがサイトに与えた格付けを表示できる。
種々の実施形態において、ページ900は、判断データを伴う多数の他のユーザ対話をサポートすることができる。例えば、“Rate a site(サイトの格付け)”ボタン930は、ユーザが最初にサーチを実行せずに又はサイトを訪れずにページ又はサイトを格付けするのに使用できるフォーム(明確に示されず)へのリンクを与える。このフォームは、例えば、URL、記述及びスコアを入力するためのフィールドを備え、そこから、個人化データベース166に対する新たな判断レコードを生成することができる。このケースでは、参照フィールドは、ブランクのままにされてもよいし、又はユーザ識別子や手動エントリーを示す他の値で埋められてもよく、タイムスタンプは、ユーザが新たな判断レコードを提出するときに自動的に生成される。
“Rating Options(格付け選択肢)”ボタン940は、例えば、ページランク付けにおいてグローバルスコアを示すべきか(又はそれに依存すべきか)どうか、ユーザの格付けを使用すべきかインアクチベートすべきか、等々の種々の格付け特徴に対してユーザが「デフォールト」好みにアクセスしてそれを制御できるようにするページ(明確に示されず)へのリンクである。ある実施形態では、このページは、ユーザが自分の信頼ネットワークからの格付けを使用するか又はインアクチベートするのを許す。これら及び他の選択肢に対するユーザの好みは、個人化データベース166でよいユーザプロフィールデータベースに記憶され、そしてユーザがログインするときに適用される。サーチ結果ページから制御できるボタン及び選択肢(例えば、上述したような)は、“Rating Options”ボタン940を経てセットされたデフォールトを一時的にオーバーライドすることができるが、これらのデフォールトは、次の質問に対して又はユーザが次にログインするときに回復することができる。
格付け情報へのアクセスを与えるユーザインターフェイスページの更に別の例が前記プロビジョナル特許出願第60/614,232号に示されている。又、ユーザの格付けされたサイトをサーチし、判断データを使用して繰り返しサーチを遂行し、ユーザ判断データをエクスポートして公表し、ユーザ判断データをインポートすることに関連した更に別の特徴、及び判断データの種々の他の任意の特徴、並びにそのデータの使い方についても説明されている。これら特徴のいずれか又は全部が本発明の実施形態に包含されることを理解されたい。
III.サーチ改善のためのコミュニティ及び信頼ネットワーク
本発明の実施形態では、サーチ結果は、ユーザ自身の判断により影響されるだけでなく、質問を入力したユーザに関連した他の何らかのユーザにより入力される判断によっても影響される。関連するユーザの集合を、ここでは、「コミュニティ」と称する。コミュニティは、種々の仕方で形成することができる。例えば、ユーザは、スポーツチームや映画や本等のユーザの特定の関心ごとに焦点を向けたコミュニティ(Yahoo!グループのような)に能動的に参加することができる。別の態様では、各ユーザは、個人的コミュニティの「中心」と見なすことができ、他のメンバーは、その中心ユーザの直接的コンタクトであり、例えば、ユーザAのeメールアドレスブックの誰か、又はAがインスタントメッセージを規則的に交換するところの誰かを、Aのコミュニティのメンバーとみなしてもよい。更に別の態様において、既知のユーザ特性に基づく種々の「デフォールト」コミュニティを定義することができる。このようなコミュニティは、例えば、地理的位置(例えば、国又はZIPコード)、年齢、性別、職業、等に基づくコミュニティを含む。
一般的なルールとして、コミュニティのメンバーは、少なくともあるエリアでは、関心事及び趣味についてある程度の類似性をもつ傾向があることを予想できる。例えば、ZIPコードベースのコミュニティのメンバーは、同じエリア内のサービスを探す傾向があり、関心事ベースのコミュニティ(例えば、Yahoo!グループ)のメンバーは、その関心事に関連した情報を探す傾向がある。従って、コミュニティの1人のメンバーからの判断データは、おそらく、コミュニティの別のメンバーに対する値のものとなる。
従って、本発明のある実施形態では、ユーザAがコミュニティに属する場合に、そのコミュニティの他のメンバーにより以前に入力された格付けを、ユーザAにより入力される質問に対する応答に使用することができる。例えば、コミュニティのメンバーによる総計格付けを計算して、ユーザAに提示されるサーチ結果と共に表示することができ、総計格付けを使用して結果をランク付けすることができ、コミュニティの他のメンバーに好評な結果を示すようにサーチ結果ページの“My Result”区分を拡張又は変更することができ、等々である。
この原理の1つの拡張では、コミュニティの他のメンバーの判断においてユーザAの信頼度を反映するように異なる信頼性重み(例えば、1から10の整数)を指定することができる。この信頼性重みを、ページ又はサイトの総計格付けの計算に使用して、ユーザAがより信頼するユーザの見解が、信頼性の低いユーザの見解よりも、総計格付けにより大きく影響するようにしてもよい。
別の拡張では、異なるコミュニティとの種々のユーザの関連性に基づいて信頼ネットワークを定義することができる。例えば、同じコミュニティのメンバーであるユーザは、信頼ネットワークにおける「隣人」ノードとして定義することができる。ユーザが多数のコミュニティに属することができる場合には、間接的な関係が存在することもある。例えば、ユーザAがコミュニティ1のメンバーであるが、コミュニティ2のメンバーではなく、そしてユーザBがコミュニティ2のメンバーであるが、コミュニティ1のメンバーでないと仮定する。コミュニティ1及びコミュニティ2の両方のメンバーであるユーザCがいる場合には、ユーザA及びユーザBは、ユーザCを通して接続をもつことになる。
この場合も、各隣人の判断におけるユーザAの信頼度を反映するためにユーザAの隣人に異なる信頼性重みを指定することができる。更に、隣人においてユーザAにより出される信頼性を、信頼ネットワークのより多くの遠方のメンバーに伝播することができる。信頼性重み及び信頼性伝播の実施形態は、前記特許出願第10/812,719号及び特許出願第10/942,335号に説明されており、更に別の例がこの技術で知られていると共に、本発明の実施形態に必要に応じて適用することができる。
以下、ユーザ(一般にユーザAと称される)に対するコミュニティ及び信頼ネットワーク情報の生成、並びに信頼ネットワークメンバーからの判断データを使用できる種々の仕方について説明する。この説明は、信頼ネットワークを適宜に参照するものであるが、間接的な関係に重みを与えることは、必要とされない。従って、この説明は、信頼ネットワークにおけるユーザAの直接的隣人(例えば、ユーザAが属するコミュニティのメンバー)の判断データしか使用されない状況も含む。
A.コミュニティ及び信頼ネットワークの生成
一実施形態において、ユーザは、“My Ratings”ページ900の“Trust Network”リンク960をクリックすることにより、自分自身のコミュニティデータと対話することができる。このリンクは、ユーザが個々の信頼し得るユーザを明確に識別するのを許す新たなページ又は他の適当なインターフェイスへユーザを連れて行く。インターフェイスは、異なる実施形態において変化し得るものである。
図10は、本発明の一実施形態による信頼ネットワークインターフェイスページ1000を示す。このページ1000は、ユーザが、信頼性のあるユーザのリスト(この例では、コミュニティとして働く)を見て変更するための種々のメカニズムを与える。現在の「信頼リスト」は、各メンバーに対するユーザID、信頼性重み及び記述をリストしたテーブル1002に示されている。ブランクでもよい記述フィールドは、ユーザにより、メンバーの本名、ニックネーム、関係等の必要な情報でポピュレートすることができる。テーブル1002は、そのフィールドのいずれかにより分類をサポートするように実施され、そして各メンバーに関する他の情報(例えば、いつメンバーが追加されたかを示すタイムスタンプ)を含んでもよい。又、ある実施形態は、各メンバーに対してアクティブなフラグも与え、ユーザが、リストからメンバーを除去せずにそのメンバーの判断を一時的に無視するのを許す。テーブル1002をポピュレートするための情報を、例えば、個人化データベース166において適切なレコードに記憶することができる。
リストを変更する目的で、種々の編集ツールが設けられる。例えば、ユーザは、テーブル1002においてエントリーを選択し、そのメンバーをリストから削除し(ボタン1004)、重みを変更し(ボタン1006)、又は記述を変更することができる(ボタン1008)。又、ユーザID(ボックス1010)及び重み(ボックス1012)を入力し、次いで、“Add(追加)”ボタン1014をクリックすることにより、新たなメンバーを追加することができる。別の実施形態では、ページ1000は、ユーザAに関連したコミュニティ(単なる個人ではなく)のリストを含み、そしてユーザAは、各コミュニティを信頼リストに含ませ又はそこから除外するように選択することができる。
一実施形態において、信頼ネットワークは、ユーザAにより定義された信頼リスト、及びユーザAの信頼リストに載せられた種々のユーザにより定義された付加的な信頼リストから自動的に構築される。手動のエントリーに加えて、ユーザの互いの関係に関してサービスプロバイダーに入手できる情報のソースから信頼リスト及び信頼ネットワークを自動的に発生することができる。
例えば、一実施形態では、信頼ネットワークは、インスタントメッセージング(IM)サービスから構築することができる。この技術で一般的に知られているように、特定のIMサービスに登録されたIMユーザ(例えば、ユーザA)は、ユーザAが通信したい他のユーザに対するユーザ識別子のリストである「友人(friend)」リスト(「仲間(buddy)」リストとも称される)を定義することができる。ユーザAのIM友人リストにおけるユーザBの存在は、ソーシャルネットワークにおけるユーザAからユーザBへの接続を指示する。どのユーザが他のユーザのIMフレンドリストのどれにあるかに基づいて接続を定義することにより、図11に示すようなソーシャルネットワークを構築することができる。図11において、ユーザは、ノード(A、B、C、等)で表わされ、そしてユーザAの友人リストにおけるユーザBの存在は、AからBへの矢印で示される(両方が互いのリストに存在する場合には、2つの矢印が示される)。IM友人リストに加えて、又はそれに代わって、関係データの他のソースを使用してもよく、幾つかの例を以下に説明する。
ある実施形態では、ユーザは、例えば、ページ1000において“View Trust Network(信頼ネットワークを見る)”ボタン1016をアクチベートすることにより、自分の信頼ネットワークのグラフ表示を見て直接編集することができる。ユーザAがこのボタンをアクチベートすると、図11に示すような信頼ネットワークグラフが提示され、ユーザAと他のユーザ(例えば、B、C、D及びI)との接続、及びこれらユーザと、Aへの直接的接続をもったりもたなかったりする更に他のユーザとの更に別の接続を示す(例えば、ユーザCは、Aに直接接続されたBと、接続されないユーザGとに接続される)。リモート接続は、必要な程度までグラフに含ませることができる(例えば、ユーザCは、ユーザGに接続されて示され、ユーザGは、次いで、ユーザHに接続される)。
このグラフで提示されるように、ユーザAは、例えば、対応するノードをクリックすることにより、Aの信頼リストに追加されるべきユーザ(例えば、B及びCであるが、Dではない)を選択して、ノードからノードへ信頼ネットワークを横断することができる。Aの信頼リストに含ませるように選択されたユーザのノードは、必要に応じて、ハイライトにすることができる。選択は、一方向であるのが好都合であり、即ちAがAの信頼リストにあるべきBを選択するだけであるから、AもBの信頼リストに入れる必要はないことに注意されたい。従って、各ユーザは、自分の信頼リストに他のユーザのどれがあるかについて完全に制御することができる。更に、選択は、他動的でないのが好都合であり、即ちAは、CもEも選択せずに、Bを選択することができる。又、ある実施形態では、ユーザAは、信頼ネットワークビューにおいて対応するノードをクリックすることにより信頼リストからメンバーを除去することもできる。
ある実施形態では、ユーザAが、メンバーを追加するノードをクリックすると、Aは、そのメンバーに対する重みを指定することが促される。上述したように、重みは、このメンバーによる格付けが、Aがページ又はサイトに与える格付けと同様となるようなAの信頼度を反映するのが好都合である。一実施形態において、重みは、1から5の整数でよく、他のスケールを使用してもよく、そして非整数又は負の重みも許される。重みは、信頼リストのメンバーに対応するノード内又はその付近に表示されてもよく、そしてある実施形態では、ユーザAは、信頼ネットワークのビュー内にある間に重みを変更することができる。
上述したように、ある実施形態では、ユーザAがこれらのユーザをAの信頼リストにアクティブに追加する必要なく、信頼ネットワークの構造に基づいてユーザAに対して付加的な信頼性関係を確立することができる。例えば、分離度1のユーザ(例えば、図11のユーザB、C、D及びI)においてAにより出される信頼性の部分が、適当な信頼性伝播アルゴリズムを使用して、分離度2のユーザ(例えば、図11のユーザE、F及びG)へ伝播されてもよい。信頼性伝播アルゴリズムは、例えば、前記特許出願第10/812,719号及び特許出願第10/942,335号に説明されている。このように伝播される信頼性重みは、必要に応じて、信頼ネットワークビューで示すことができる。
当業者であれば、信頼ネットワークは、種々のデータソースから発生することができ、IM友人リストに限定されないことが明らかであろう。例えば、種々のユーザにより維持されるeメールアドレスブックは、それらが定期的に通信するユーザの識別子を与えることができる。別の実施形態では、同じYahoo!グループ(又はユーザの他の随意の共同体)における2人のユーザのメンバーシップを使用して、ユーザ間の両方向関係を確立することができる。更に、種々のウェブベースの「ソーシャルネットワーキング」サービスは、ユーザがそれら自身とその他の者との間に共同体又は関係を定義するのを許すプロトコルを開発し、ユーザ定義された共同体から拡張ネットワークが構築され、このようなプロトコルは、本発明を実施するための信頼ネットワークを定義するように適応される。更に別の実施形態では、ユーザの人口統計情報を使用して、ユーザ(例えば、同じZIPコードをもつユーザ又は特定年齢グループに属するユーザ)間の関係を定義することができる。更に別の実施形態では、種々のユーザにより入力される判断データを分析することによりユーザ間の関係を定義することができる。例えば、ページ又はサイトを同様に格付けする傾向のある2人(以上の)ユーザをコミュニティに含ませてもよい。
これらの技術のいずれか又は全部を使用して、信頼ネットワークを定義することができる。多数のソースを使用して信頼ネットワークを作成する場合には、ユーザ間のリンク(矢印)をコード化して(例えば、カラー及び/又はスタイリングで)、関係のソース(1つ又は複数)を指示することができ、例えば、オレンジの矢印は、IM友人に使用され、紫色の矢印は、共通のYahoo!グループのメンバーに使用され、等々である。
ある実施形態では、これら技術のいずれか又は全部を使用して、Aがある検出可能な関係をもつところの全てのユーザを含むユーザAの信頼し得るユーザのデフォールトリストを作成することができる。ユーザAは、例えば、上述したインターフェイスを使用して、デフォールトリストを編集することができる。他の実施形態では、信頼リストの手動編集がサポートされない。
ユーザAの信頼性データは、これが定義されると、ユーザAに対する他のユーザ特有の情報に関連して、例えば、個人化データベース166に記憶される。次いで、この情報にアクセスし、これを使用して、ユーザAの質問に対する応答を個人化又はカスタマイズすることができる。
B.質問応答における信頼ネットワーク
本発明の別の実施形態によれば、質問応答モジュール162は、特定ユーザに対する質問応答をカスタマイズするために、例えば、個人化データベース166からの信頼性データにアクセスする。図12は、サーチユーザの信頼ネットワークにおけるユーザの判断をサーチユーザのための質問結果に合体するプロセス1200の一部分を示すフローチャートである。一実施形態において、プロセス1200は、プロセス700(図7)の間に、例えば、ステップ716及び718において“My Results”リストが作成された後に遂行される。
ステップ1202では、ユーザがアクティブな信頼リスト(又は信頼ネットワーク)を有するかどうか決定される。一実施形態において、各ユーザに対して、そのユーザの共同体に関してどんなデータが入手できるかということから、信頼リストが自動的に生成される。他の実施形態では、ユーザは、信頼リストを手動で定義する。いずれの場合でも、ユーザは、信頼ネットワークからの結果のインアクティブな使用を選択することができる(例えば、上述した“My Ratings”ページ900を経て与えられる選択肢を使用して)。ユーザがアクティブな信頼ネットワークをもたない場合には、プロセス1200を退出し、図7のステップ720へ進む。この場合には、ユーザ自身の判断がサーチ結果ページに影響するだけである。
ステップ1202において、ユーザがアクティブな信頼ネットワークを有すると決定された場合には、次いで、ステップ1204において、信頼性のあるユーザ及びそれらの信頼性重みが得られる。これは、信頼ネットワーク又はその何らかのサブセットの全部を含んでもよい(例えば、ユーザから最大分離度まで)。ステップ1206において、信頼性のあるユーザのいずれかにより生成された判断レコードが個人化データベース166から検索される。ステップ1208において、信頼性あるユーザからの判断レコードのURLとサーチヒットとの間の一致が検出され、このステップは、プロセス700のステップ714と一般的に同様である。ステップ1210では、各一致ヒットに対する総計格付けが計算される。この総計格付けは、例えば、サイトを格付けした各信頼性のあるユーザにより与えられた格付けの重み付け平均でよく、その重みは、各信頼ネットワークメンバーの信頼性重みに比例する。
ステップ1212において、例えば、総計格付けをある所定の最小好評スコアと比較することにより、総計格付けが好評なものであるかどうか決定される。この最小好評スコアは、ユーザにより、例えば、“My Ratings”ページ900又は“My Trust Network”ページ1000を経て調整することができる。総計格付けが好評なものである場合には、ステップ1214において、ヒットが“Trusted Results”リストに追加される。一致するヒットが全て検査されると、プロセス1200を退出し、プロセス700のステップ720へ進む。
この実施形態では、プロセス700は、更なる変更と共に続けられる。例えば、ステップ720において再ランク付けが行われる場合に、再ランク付けは、サーチユーザの格付け、信頼性のあるユーザによる総計格付け、全てのユーザからのグローバルなスコア、又はその組み合せを使用することができる。ステップ722は、“Trusted Results(信頼性のある結果)”リスト及び“My Results”リストをランク付けすることを含む。ある実施形態では、“Trusted Results”及び“My Results”リストを、単一の“Favored Results(好評な結果)”リストへと合併することができる。他の実施形態では、他の実施形態では、それらを別々に表示することができ、例えば、図5Aにおいて、区分508に続いて、“Trusted Results”のようなヘッディングをもつ別の区分(図示せず)がある。更に別の実施形態では、ユーザが種々の選択肢の中から表示すべき好評結果リスト(1つ又は複数)を選択するのを許すために種々のクリック可能なボタンが設けられてもよい(例えば、“My Results”、“Trusted Results”、“All Favorable Results(全好評結果)”と示されたボタンが設けられ、ユーザがその各々を個々にアクチベート又はデアクチベートすることができる)。
更に別の実施形態では、付加的な情報を使用することができる。例えば、上述した判断データフォーマットでは、ユーザがページに対するフリーテキスト記述又はアノテーションを入力することができる。総計アノテーションをコンパイルして、結果と共に表示することができる。総計は、単に、全てのアノテーションの連合、ユーザの選択されたサブセット(例えば、ある整数Nに対するN人の最も信頼性のあるユーザ)によるアノテーションの連合、又はアノテーションのサマリーバージョンでよく、サマリーは、発生頻度、構造化テキストプロパティ、等に基づくものでよい。又、ユーザは、例えば、ポップアップウインドウにおいて、又は結果とインラインで、アノテーションを見るためのリンクをクリックすることもできる。
ある実施形態では、ユーザAは、Aの信頼ネットワークどのメンバーが特定のページ又はサイトを格付けしたか、或いは特定のメンバーがどんな格付けを与えたかに関する情報を受け取らない。他の実施形態では、ユーザAは、このような情報を得ることができてもよい。例えば、総計格付けに代わって又はそれに加えて、各信頼ネットワークメンバーによる個々の格付けが表示されてもよい。各信頼ネットワークメンバーに対する個別の“Favored Results”リストを設けてもよい。このような特徴をオン又はオフにし、どの信頼ネットワークメンバーの結果を表示するか選択し、等々のために、サーチ結果ページに種々のボタン又は他のコントロールを含ませることもできる。
ある実施形態では、ユーザAは、信頼ネットワークの種々のメンバーの判断を評価することができる。例えば、ユーザAは、ページ又はサイトの総計格付け或いは個々のユーザの格付けとの合意又は不一致を指示することができる。ある実施形態では、このようなフィードバックを使用して、種々のユーザに対するグローバルな「評判」を直接的又は間接的に決定することができる。1つのこのような実施形態では、信頼ネットワークの各メンバーRは、信頼ネットワークの他のメンバーによりそのメンバーRに指定された信頼性重みの総計(例えば、平均)から導出される評判を有する。Rの格付けとの合意又は不一致に関する他のユーザからのフィードバックは、Rの評判を適当に上下に調整するように直接使用することができる。他の実施形態では、合意又は不一致を使用して、種々の信頼ネットワーク関係に対する信頼性重みを自動的に調整できると共に、Rの評判が信頼性重みに依存する程度まで、このような調整はRの評判に間接的に影響する。1つのこのような実施形態が、前記特許出願第10/942,335号に説明されている。
C.情報共有に関するメンバーの制限
上述した実施形態において、ユーザAは、Aの信頼ネットワークのメンバーシップに対して排他的制御権を有する。例えば、ユーザBは、Aの信頼ネットワークに加わったりそこから脱退したりできず、そしてユーザBは、BがAの信頼ネットワークのメンバーであるかどうか決定することができない。ある実施形態では、ユーザBは、この点に関して選択肢が与えられる。他の実施形態では、Bがこのような選択肢を有するかどうかに関わらず、ユーザBは、Bの判断データのどれほど多くをユーザAとで共有するか制御することができる。
一実施形態では、ユーザBは、フォルダの使用を通してBの判断データの共有を制御することができる。上述したように、ユーザは、自分の判断データを、例えば、“My Results”ページ900を経て、異なるフォルダに編成することができる。本発明の実施形態では、上述したフォルダデータは、2つの付加的なフィールド、プライバシーレベル及びアクセスリスト、により増加されてもよい。
プライバシーレベルは、「パブリック」、「共有」又は「プライベート」の1つにセットすることができる。フォルダが「パブリック」とマークされる場合には、その中の判断がシステムの全てのユーザに見えるようになる。フォルダが「共有」とマークされる場合には、その中の判断が所有ユーザの信頼ネットワークのメンバーにしか見えない。フォルダが「プライベート」とマークされる場合には、判断がフォルダのアクセスリストのあるユーザにしか見えない。判断は、プライバシーレベルに関わらず、それらの著者には常に見える。
アクセスリストは、「プライベート」とマークされた場合にフォルダを見るように特に許可されたユーザ(又はある実施形態では、ユーザのグループ)のリストである。「プライベート」とマークされないフォルダに対するアクセスリストは無視される。ある実施形態では、ユーザは、フォルダが「プライベート」とマークされたときに適用されるべきデフォールトアクセスリストを定義し、次いで、そのリストをフォルダごとに変更することができる。
フォルダプライバシー設定の使用を説明するために、図13を参照すれば、リスト1302は、ユーザBにより定義されるフォルダ(メイン及びF1−F4)と、そこに含まれる判断(J1−J10)とを示し、リスト1304は、Bの信頼ネットワークのメンバーを示し、そしてリスト1306は、ユーザAの信頼ネットワークのメンバーを示す。ユーザAが、上述したプロセス700及び1200に基づいて処理される質問を入力すると仮定する。ステップ1206において、ユーザBがユーザAの信頼ネットワークのメンバーであると決定される。次いで、Bのフォルダツリー(リスト1302を参照)を横断して、Bの判断データを得る。フォルダーメインは、パブリックとマークされ、それ故、判断J1−J3がAに見え、Aの質問に対する応答に使用するように抽出される。フォルダF1は、プライベートとマークされ、Aへのアクセスが許可されず、それ故、判断J4及びJ5がAに見えず、抽出されない。フォルダF2もプライベートとマークされるが、Aへのアクセスが許可され、それ故、判断J6がAに見え、抽出される。フォルダF3はパブリックとマークされ、判断J7及びJ8が抽出される。フォルダF4は、共有とマークされるが、AがBの信頼ネットワークにないのでAには見えず、従って、判断J9及びJ10がAに見えず、抽出されない。従って、ステップ1206では、見ることのできる判断J1−J3及びJ6−J8が得られ、Aの質問に対する応答に使用され、一方、見ることのできない判断J4、J5、J9及びJ10は、そのようにされない。ユーザAの観点から、見ることのできない判断が存在しないかのごときであり、そして見ることのできない判断を使用してBが格付けするヒットに対する総計信頼ネットワーク格付けが、ステップ1210において、ユーザBがサイトを格付けしなかったかのように計算される。
他のプライバシーメカニズムが、ここに述べたものに加えて又はそれに代わって設けられてもよいことが明らかであろう。より多くの又はより少ないプライバシーレベルを定義することができ、そして著者の信頼ネットワーク以外のデータ、例えば、著者のIM友人リスト、eメールアドレスブック、Yahoo!グループのメンバー、又は著者により選択された他の自発的共同体、著者から選択された分離度数内にあるソーシャルネットワークのユーザ、等を参照して、「共有」フォルダへのアクセスを決定することができる。又、ある実施形態では、判断の著者がそれらの判断に対するプライバシーレベルを判断ごとにセットするのを許すこともできる。
ある実施形態では、プライバシー情報を使用して、上述したグローバルスコアに特定ユーザの格付けを含ませるべきかどうか決定し(例えば、「パブリック」フォルダにおける判断しか考慮しなくてもよい)、他の実施形態では、プライバシー設定を参照せずに全ての判断に対してグローバルなスコアを計算してもよい。
D.一時的関係
前記実施形態では、ユーザは、あるユーザの判断データを別のユーザの質問に対する応答にリアルタイムで使用するような前記持続的信頼関係を確立するという選択肢を有する。別の実施形態では、ユーザは、あるユーザが、別のユーザの判断の「スナップショット」を、両者の間に持続的関係を生成せずに、インポートするのを許す一時的関係を確立するという選択肢を有してもよい。
例えば、判断データへのユーザインターフェイス(例えば、図9の“My Ratings”ページ900)は、ユーザが別のユーザの判断データをインポートするのを許すボタンを含んでもよい。このボタンを選択すると、インポート側ユーザは、判断をインポートすべきところの「エクスポート側」ユーザのユーザ識別子を入力するよう促される。システムは、インポート側ユーザに対する個人化データベースレコードにエクスポート側ユーザの判断データのコピーを生成する。データがコピーされるので、エクスポート側ユーザによるデータのその後の変更は、インポート側ユーザへ伝播されない。
ユーザに対する判断データがフォルダへと編成される場合には、インポートされる判断データをフォルダに追加することができる。例えば、データは、ユーザのメインフォルダ、インポート側ユーザにより設計されたフォルダ、又は新たなフォルダ(例えば、「ターゲットユーザの判断」と題する)へ追加されてもよい。
ある実施形態では、エクスポート側ユーザは、自分の判断データのエクスポートに対して制御を遂行することができる。例えば、上述したプライバシー設定は、ユーザによりインポート可能な「パブリック」フォルダ、エクスポート側ユーザの信頼ネットワークのメンバーであるユーザのみへインポート可能な「共有」フォルダ、及びフォルダのアクセスリストにあるユーザのみによりインポート可能な「プライベート」フォルダと共に使用することができる。或いは又、個別の「エクスポート」プライバシー設定を与えてもよい。実施形態に基づき、この設定は、グローバルに、又はフォルダごとに、或いは判断ごとに、制御されてもよい。
E.コミュニティの示唆
ある実施形態では、サーチプロバイダーは、ユーザAの判断データにおけるパターンを分析し、そしてこれらのパターンに基づいて、ユーザAが参加すべき種々のコミュニティを推奨することができる。例えば、サーチプロバイダーは、関心事をベースとするコミュニティG(例えば、Yahoo!グループ)を選択し、そしてコミュニティGのメンバーがある数のページ又はサイトに与えた総計(例えば、平均)格付けを決定することができる。次いで、ユーザAの格付けを、類似の程度を決定するための標準偏差又は相関係数のような何らかの尺度を使用して、コミュニティGに対する総計格付けと比較することができる。別の例として、ユーザごとの質問のログが維持される場合には、ユーザAの質問のパターンを、グループGのメンバーにより入力された質問のパターンと比較して、ユーザA及びコミュニティGのメンバーが同様の関心事及び趣味を有するかどうか決定することができる。又、判断パターン及び質問パターンの組み合せを使用してもよい。類似性の程度が充分高い場合には、プロバイダーは、ユーザAがコミュニティGに参加すべきであるという示唆を発する。
一実施形態では、ユーザAは、このような示唆を受けるべきかどうかの選択肢を有する。例えば、ユーザAは、ユーザプロフィールページを経てコミュニティに参加すべきという示唆を受けることに加わってもよいし、そこから脱退してもよい。ユーザが脱退する場合には、そのユーザに対して示唆が発生されない。
システムは、示唆されたコミュニティにユーザAを自動的に追加できるが、好ましい実施形態では、ユーザAは、示唆されたコミュニティに参加すべきかどうかの最終的な判断を制御する。例えば、示唆は、ユーザが、参加すべきコミュニティに関するより多くの情報、コミュニティの現在メンバーに対するコンタクト情報(例えば、eメールアドレス又はIMスクリーン名)、等を得るためにたどるリンクを含むことのできるeメールメッセージにおいて送信される。従って、ユーザAは、受けた示唆に追従すべきかどうか、及びいかに追従すべきか判断することができる。
ある実施形態では、ユーザAは、自発的に参加できるコミュニティ(例えば、Yahoo!グループ又は他の共通関心事コミュニティ)に参加するという示唆を受けてもよい。他の実施形態では、コミュニティの既存のメンバーが、示唆ベースの参照プログラムに参加すべきかどうか判断することができる。例えば、オンラインの共通関心事コミュニティは、通常、オンラインコミュニティサービスのプロバイダーに対するコンタクトポイントとして設計されると共に、コミュニティに対して種々の操作ルール又は優先性(例えば、コミュニティに関連したeメールリストが適度なものにされたかどうか、新たなメンバーを承認すべきかどうか、等々)を設定する権限を有するコミュニティのメンバーである「所有者(owner)」を有する。サービスプロバイダーが示唆サービスをオファーする場合には、各コミュニティの所有者は、そのコミュニティが参加を希望するかどうか指示することができる。サーバープロバイダーは、所有者によりどちらの判断が表わされるかに従う。
F.コミュニティ承認コンテンツのサーチ
上述したように、そして前記プロビジョナル特許出願第60/614,232号に説明されたように、本発明のある実施形態では、ユーザが好評に格付けされたページ又はサイトのそれ自身の「ライブラリー」をサーチするのを許す。本発明では、ユーザは、ユーザ選択コミュニティにより承認されたページ又はサイトのライブラリー内をサーチすることができる。
コミュニティは、個々のユーザの総計であり、従って、ページ又はサイトを直接格付けするものではない。コミュニティにより承認されるページ又はサイトを識別するための基準は、コミュニティの個々のメンバーにより与えられる格付けに基づくのが好都合であり、この基準は、変更可能である。一実施形態では、ページ又はサイトは、コミュニティの少なくとも1人のメンバーがそれに好評の格付けを与えた場合に承認される。別の実施形態では、承認は、コミュニティのメンバー(又は格付けサイトにおいてアクティブなメンバー)の最小部分から好評の格付けを必要とする。更に別の実施形態では、承認は、ページ又はサイトを格付けしたコミュニティの全てのメンバーの中の総計格付けに基づく。各メンバーの格付けには、等しい重みを与えることができる。或いは又、各格付け者のスコアに与えられる重みは、グループの他のメンバーによりその格付け者に指定された合計信頼性重み、格付け者のグローバルな評判、又は他の何らかの機構により決定されてもよい。
図14Aは、本発明の一実施形態に基づきコミュニティメンバーにより格付けされたサイトをサーチするためのインターフェイスページ1400を示す。ユーザは、例えば、上述したページ900の“More options”ボタン927を使用することにより、ページ1400にアクセスすることができる。
区分1402は、ユーザが、どのコミュニティ(又はある実施形態では、複数のコミュニティ)をサーチすべきか制御できるようにする。1404において、現在アクティブコミュニティがリストされ、ボタン1406をアクチベートして、異なるアクティブコミュニティを選択することができる。
図14Bは、本発明の一実施形態によるコミュニティ選択ページ1410を示す。ページ1410は、ユーザがボタン1406をアクチベートするときに表示することができる。左側には、ユーザが属するコミュニティのリスト1412(ここでは、一般的な例として、「ABC」及び「QRS」が使用されている)が提示される。各コミュニティは、チェックボックス1414を有し、ユーザは、コミュニティを選択するためにチェックを入れ、そしてそのコミュニティをデセレクトするためにチェックを入れないようにすることができる。この実施形態では、ユーザは、複数のコミュニティを選択することができ、他の実施形態では、ユーザは、一度に1つのコミュニティしか選択しないように制限されてもよい。
右側には、サーチインターフェイス1416があり、ユーザは、自分がメンバーでないコミュニティを見つけて選択することができる。ユーザは、ボックス1418を使用して名前で、及び/又はボックス1420を使用してキーワードでコミュニティをサーチすることができる。サーチは、ユーザが提出ボタン1422を押したときに実行される。この場合のサーチは、サービスプロバイダーにより維持されたコミュニティのディレクトリ(例えば、Yahoo!グループディレクトリ)において実行されるのが好都合である。この場合に、質問に一致するグループの名前、及び任意であるが、簡単な記述である結果が、エリア1424にインライン表示される。リストされるコミュニティの数は、例えば、「最上位10個」(又は他の何らかの数)に制限されてもよく、そしてコミュニティは、種々の基準に基づいてリストするように選択されてもよい。好ましい実施形態では、基準は、コミュニティが、好評に格付けされるコンテンツの有用なライブラリーを与える見込みに関連している。例えば、コミュニティは、メンバーの数、メンバーにより格付けされたページ又はサイトの総計数、コミュニティのメッセージボード又はチャットルームにおけるアクティビティの量、等々に基づいて選択することができる。
ユーザは、チェックボックス1426を使用してリストされたコミュニティの1つ以上を選択することができる。好ましい実施形態では、ボックス1426にチェックを入れても、ユーザがコミュニティに参加することにならず、又、個々のメンバーに関する情報へのアクセス権をユーザに与えることにならない。唯一の効果は、選択されたコミュニティから好評な格付けを受け取ったサイトにユーザのサーチが制限され、ユーザは、そのコミュニティからの総計格付け及びコメントを見ることができることである。
ユーザは、例えば、自分が良く知らない話題を調査する場合に、この特徴が有用であることが分かる。従って、例えば、「ハリーポッター(Harry Potter)」の本にまだ馴染みのないユーザがそれらに関する情報のサーチに関心があると仮定する。質問「ハリーポッター」でウェブをサーチすると、数千のヒットが返送されるが、ユーザは、その数千のサイトのうちのどれが訪問に値するか言えないことがある。ハリーポッターファンのコミュニティのメンバーにより好評に格付けされたサイトにサーチを制限することにより、ユーザは、ファンの知識や見解をてこにして、コンテンツがおそらく信頼でき且つ有用であるサイトを素早く見つけることができる。
ユーザは、サーチに使用すべきコミュニティ(1つ又は複数)の選択を終了すると、“Finished”ボタン1428をアクチベートして、ページ1400(図14A)へ戻る。
ページ1400において、ユーザは、質問区分1430に質問を入力する。この質問区分1430は、ユーザがユーザ判断レコードにおける特定フィールドに特有のキーワードを入力できるところの種々のボックスを備えている。この例では、ユーザは、判断レコードのタイトル(ボックス1432)、要約(ボックス1434)、記述(ボックス1436)、ページの全テキスト(ボックス1438)、URL(ボックス1440)、及び参照(ボックス1442)フィールドに対するキーワードを指定することができる。ユーザは、全てのフィールドに対してキーワードを入力する必要がなく、キーワードをもたないフィールドは、サーチの制約に使用されない。“Search(サーチ)”ボタン1444は、処理のための質問を提出し、そして“Reset(リセット)”ボタン1446は、質問区分1430における全てのフィールドをクリアする。全テキストをサーチすべき場合には、判断レコードから(全テキストが記憶された場合)又はページインデックス170からデータを得ることができる。
又、ある実施形態では、ユーザは、特定のコミュニティにより格付けされたページ又はサイトと同様の又はそれに関連した他のドキュメント(例えば、ページ又はサイト)をサーチすることもできる。「同様」のドキュメントとは、格付けされるページに対してある類似性基準を満足するコンテンツ、例えば、ある数の共通のキーワードを有し、同様のキーワード発生パターンを有し、同じ又は厳密に関連したカテゴリーに属し、等々のコンテンツを含むドキュメントである。2つのページ間に類似性を決定するためのアルゴリズムがこの技術で知られており、本発明に使用することができる。「関連(related)」ドキュメントは、URLの部分(ドメイン名の全部又は一部分)を格付けされたページとで共有し、この場合も、関連性を決定するための既知のアルゴリズムを使用することができる。
サーチページ1400から、ユーザは、上述したボタン1406及びページ1410(図14B)を使用して1つ以上のコミュニティを選択し、次いで、ボタン1448をアクチベートして同様のドキュメントをサーチするか、又はボタン1450をアクチベートして関連ドキュメントをサーチし、これは、選択されたコミュニティ(1つ又は複数)により格付けされたドキュメントに対して決定される。同様のドキュメント又は関連ドキュメントのサーチは、格付けされたページ又はサイトに制限されないのが好都合である。ある実施形態では、関連ページ又は同様のページのサーチは、キーワードクオリファイアも含むことができ、そして上述した質問区分1430を使用してキーワードが指定されてもよい。
サーチページ1400及び1410は単なる例示に過ぎず、変更や修正が可能であることが明らかであろう。ある実施形態では、サーチページ1400は、持続的ユーザインターフェイスのツールバー又は他の適当な要素上のボタンを経て、又はサーチプロバイダーのメインページからアクセスすることもできる。識別されないユーザがページ1400へのアクセスを試みる場合には、ユーザは、ページ1400が表示される前にサインするように促される。
G.コミュニティ情報を見る
ある実施形態では、ユーザは、サーチを実行せずに、種々のページ又はサイトのコミュニティ見解に関する情報を見ることもできる。例えば、図14Bのコミュニティ選択ページ1410は、“View Highlight(ハイライトを見る)”ボタン1452を含むことができる。コミュニティを選択してこのボタンをアクチベートすると、コミュニティのウェブサイトの好み及びパターンに関する種々の情報を、例えば、コミュニティ承認コンテンツの種々のリストの形態で含むことのできる“highlights(ハイライト)”ページをオープンする。上述したように、コミュニティの承認は、種々のページ又はサイトの個々のメンバーの格付けを参照することにより好都合に定義され、必要に応じて異なる基準を適用することができる。
どんな情報が入手できるかに基づいて、種々のリストを作成して、“highlights”ページに表示することができる。例えば、コミュニティ内の最高の格付けをもつサイト(例えば、5又は10)のリストを設けることができる。別のリストは、最も最近格付けされたサイトを、格付けと共に識別してもよい。このリストは、全ての格付けを含んでもよいし、又は好評な格付けのみを含んでもよい。更に別のリストは、コミュニティのメンバーが最も頻繁に訪れるサイトを識別してもよい。又、これら又は他のリストのいずれかは、アノテーションや、アノテーションの概要を含んでもよく、又は構造化アノテーションが使用される場合には、アノテーションから選択されたフィールド又は値を含んでもよい。
別の実施形態では、ユーザは、ハイライトページに対して質問を与えることができ、そしてその質問に基づいて結果の形を整えることができる。例えば、ユーザ質問(又はユーザ質問からのキーワード)が少なくとも1人のメンバーに対して判断レコードにおける参照フィールドに一致するところの格付けされたサイトのリストが示されてもよい。又、他の変更、追加及び修正を行うこともできる。
プライバシーを保護するために、“highlights”ページを訪問するか、さもなければ、コミュニティ格付けデータを使用するユーザが個々のユーザの見解に関する情報を得ないよう確保することが望まれてもよく、むしろ、種々のコミュニティ情報ページは、コミュニティの個々のメンバーを識別せずに、又、どのメンバーが特定の見解に貢献したか指示せずに、コミュニティ見解の総計ビューを与えることができる。
ある実施形態では、コミュニティ格付け又は判断が形成されるときに、各メンバーにより確立されるプライバシー設定が好都合にも尊重され、例えば、「プライベート」とマークされる判断が無視される一方、「パブリック」又は「共有」判断が使用されてもよい。
IV.更に別の実施形態
特定の実施形態について本発明を説明したが、当業者であれば、多数の変更が可能であることが明らかであろう。例えば、サーチ結果及びユーザインターフェイスページの見掛けは、ここに示す例とは異なってもよい。インターフェイス要素は、ページのボタンやクリック可能な領域に限定されず、いかなるインターフェイス実施が使用されてもよい。ここに述べる種々のプロセスのステップは、組み合せても、修正又は変更されてもよく、又、ステップの順序は、変更されてもよく、更に、順次に説明されたステップは、並列に実行されてもよく、或いはその逆のことも言える。ここに使用する全ての質問及びサイトのリストは、単なる例示に過ぎず、又、格付けは、単なる例示の目的で適用されるもので、実際のウェブページ又はサイトの見解、推奨又は非難を意味するものではない。
又、本発明は、特定の格付け機構に限定されるものではなく、ある実施形態では、別の格付け機構(例えば、親指が上を向いた/親指が下を向いた、又はあるスケールでの格付け)の中で選択を行なうオプションをユーザに提供できることが理解されよう。ここで使用する「判断」とは、ページ又はサイトについてのユーザの好評又は不評の見解を反映する情報を含んでもよく、格付けや特定の格付け機構に限定されるものではない。更に、承認又は非承認を必ずしも反映しない判断は、これを収集して質問に対する応答に使用してもよい。例えば、サーチページ又は他のどこかにインターフェイスを設けて、ユーザがページ又はサイトをコンテンツのある一般的カテゴリー、例えば、「大人」又は「外国」又は「スパム」に属するとしてラベル表示するのを許す。このようなラベルは、ページ又はサイトへのリンクと共にヒットリストに表示されてもよく、ユーザは、これらのラベルに基づいてサーチ結果をフィルタするように選択してもよい(例えば、ユーザは、“don't show foreign sites(外国のサイトを示さない)”又は“show only foreign sites(外国のサイトだけを示す)”、等を要求することができる)。種々の形態の判断をユーザからユーザインターフェイスを経て明確な入力として収集することができ、そのユーザインターフェイスは、個別のウインドウ又はツールバー、等により与えられる前記サーチ結果ページに一体化されてもよい。ある実施形態では、好評な判断しかサポートされず、そして全ての判断に同じ格付けが与えられてもよく、従って、ユーザの格付けオプションは、ページ又はサイトを「セーブ」するか又は「ブックマーク」する(実際には、ページ又はサイトに好評な格付けを与える)ものでもよいし、或いは何も行なわなくてもよい。
上述したように、ある実施形態では、ユーザが、特定のリンクをページレベルに格付けするか又はホスト名レベルに格付けするように選択するのを許す。他の実施形態では、付加的な中間レベルで格付けを与えてもよい。例えば、あるホスト名が多数の独立したウェブサイトにより共有され、ユーザは、これらのサイトのうちの異なるサイトについて非常に異なる見解を有してもよい。格付け粒度の中間レベルが設けられる場合には、ユーザは、“http://www.domain.tld/site1/”でURLがスタートする全てのページにある判断を指定し、そして“http://www.domain.tld/site2/”でURLがスタートする全てのページに異なる判断(又は無判断)を指定することができる。必要に応じて、他の粒度がサポートされてもよい。ある実施形態では、ページ又はサイトをランク付けするときに、URLを編集するためのユーザインターフェイスを設けて、一致を検出する際に考慮すべきURLの一部分をユーザが指定するのを許してもよい。他の実施形態では、同様のURL又は同様のコンテンツ(例えば、タイトル、要約、コンテンツにおけるワード使用のパターン、カテゴリー、等から推測される)を伴う他のページについてのユーザの有望な判断を、単一のページに与えられた判断から推測してもよい。更に、ある実施形態では、ユーザは、格付けされたページと同じドメイン名登録者に対して登録された全てのページに判断を指定することもでき、共通ドメイン名登録者の存在は、WHOIS又は他の同様のサービスを使用して決定されてもよい。(あるページ又はサイトの判断を他の共通に所有するページ又はサイトに適用することは、不評の格付けの場合に特に有用である。)
更に別の実施形態では、あるページについてのユーザの判断を使用して、同様のコンテンツを伴う他のページにユーザがおそらく与えるであろう判断を推測することができる。例えば、あるページインデックスアルゴリズムは、例えば、ページ内に頻繁に生じるキーワードに基づいて、カテゴリー又はコンテクストをページに指定する。所与のカテゴリーにおける1つのページ又はサイトの判断は、ユーザがコンテクストのそのカテゴリーに関心があるか否か示唆することができ、多数のこのようなページ又はサイトの一貫した判断を使用して、推測を強化することができる。
推測された判断を使用してサーチヒットをランク付けする場合には、このような判断は、推測に関する不確実性を反映して、直接的な判断より低い重みで調和されてもよい。例えば、ユーザが否定的な格付けをサイトXに与えた場合には、(例えば、URL又はカテゴリーにより)サイトXに関連した別のサイトYに対して同様の格付けを推測することができる。直接的な否定的格付けは、サイトXをサーチ結果リストから除去させることがあり、一方、サイトYの推測された否定的格付けは、サイトYが結果リストに含まれるが、そうでない場合よりも低いランクになり得る。
他の実施形態では、サーチプロバイダーがスポンサードリンクも備え、コンテンツプロバイダーは、サーチ結果、例えば、結果ページの特殊な指定エリアに設けられたそれらのサイトへのリンクを得るために支払をする。本発明の一実施形態では、スポンサードリンク及び他のサーチヒットにユーザ格付けが適用される。例えば、スポンサードリンクは、そのページ又はサイトについてのユーザ及び/又は信頼ネットワークの好評又は不評の判断を指示するために付加的なハイライト動作で現われる。又、スポンサードリンクに対するユーザ格付けが示されてもよい。
ある実施形態では、ユーザは、例えば、異なるカテゴリーのサーチに対して多数の信頼ネットワークを定義することができる。1つのこのような実施形態では、ユーザは、一般的サーチに対する1つの信頼ネットワーク、「ショッピング」プロパティ内のサーチに対する別の信頼ネットワーク、「ニュース」プロパティ内のサーチに対する更に別の信頼ネットワーク、等を定義してもよい。
ある実施形態では、ユーザは、サーチ以外のアプリケーションに対して信頼ネットワークを定義することもできる。例えば、多数のeメールアカウントプロバイダーは、種々のスパムフィルタを含むと共に、到来するメッセージをスパムとして指定するためのオプションをユーザに与える(例えば、スパムフィルタの動作を再検討して改善できるように)。ユーザAは、eメールのための信頼ネットワークを定義し、そしてこの信頼ネットワークがユーザBを含むと仮定する。更に、ユーザBは、特定メッセージをスパムとして指定し、そしてユーザAがその後に同じ(又は非常に類似した)メッセージを受け取ると仮定する。ユーザAは、Aのeメール信頼ネットワーク内の誰か(Bとして識別されてもよいし、されなくてもよい)が、このメッセージがスパムであると考えるか、或いはメッセージがAの「ジャンク」eメールフォルダへ向け直されるか、又は他の何らかのアクションが取られて、メッセージがスパムである見込みが高いことをAに知らせる何らかの指示を受け取ってもよい。
ここに述べる実施形態は、ウェブサイトや、リンクや、ワールドワイドウェブ(又はそのサブセット)がサーチコーパスとして働く場合に特有の他の用語を参照することができる。ここに述べるシステム及びプロセスは、異なるサーチコーパス(例えば、電子的データベース又はドキュメントレポジトリー)に使用するように適応できると共に、その結果が、コンテンツと、そのコンテンツが見つかる場所へのリンク又は参照とを含んでもよいことが理解されよう。
従って、特定の実施形態について本発明を説明したが、本発明は、特許請求の範囲内に入る全ての変更や等効物も包含することが明らかである。
本発明の一実施形態に基づく情報検索及び通信ネットワークのブロック図である。 本発明の別の実施形態に基づく情報検索及び通信ネットワークのブロック図である。 本発明の一実施形態によりユーザ質問に応答して発生されるサーチ結果ページの一例を示す図である。 本発明の一実施形態によりユーザ判断情報を収集するプロセスのフローチャートである。 本発明の一実施形態によりユーザ質問に応答して発生される他のサーチ結果ページの一例を示す図である。 本発明の一実施形態によりユーザ質問に応答して発生される他のサーチ結果ページの一例を示す図である。 本発明の別の実施形態によりサイト又はページのユーザ判断を入力するためのインターフェイスの要素を示す図である。 本発明の一実施形態によりユーザの以前の判断を使用してそのユーザからのその後の質問に応答するプロセスを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態によりユーザ質問に応答して発生される別のサーチ結果ページの一例を示す図である。 本発明の一実施形態により自分の判断データとのユーザの対話をサポートするインターフェイスの一例を示す図である。 本発明の一実施形態により信頼ネットワークを定義するためのユーザインターフェイスページを示す図である。 本発明の一実施形態によりソーシャルネットワークの一部分のグラフ表示である。 本発明の一実施形態により信頼ネットワークメンバーの判断をサーチ結果へと一体化するためのプロセスステップを示すフローチャートである。 本発明の一実施形態による判断のためのフォルダプライバシー設定を示す図である。 本発明の一実施形態によりコミュニティ承認コンテンツのライブラリー内でサーチするためのユーザインターフェイスページを示す図である。 本発明の一実施形態によりコミュニティ承認コンテンツのライブラリー内でサーチするためのユーザインターフェイスページを示す図である。

Claims (9)

  1. ユーザの質問に応答する方法において、
    第1ユーザから質問を受け取るステップと、
    前記質問に関連したヒットのリストを発生するステップと、
    前記ヒットのうちの第1ヒットに対する第1ユーザ判断であって、前記第1ユーザにより以前に与えられた第1ユーザ判断に一部分基づいて、且つ前記ヒットのうちの第2ヒットに対する第2ユーザ判断であって、前記第1ユーザに対する信頼ネットワークのメンバーである第2ユーザにより以前に与えられた第2ユーザ判断に一部分基づいて、前記ヒットのリストを変更するステップと、
    前記ヒットの変更リストを前記ユーザへ送信するステップと、
    を備えた方法。
  2. 前記信頼ネットワークは、ソーシャルネットワークを参照してユーザにより定義される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記信頼ネットワークは、ユーザにより定義され、そしてサーチされるべきエリアのセットのうちの特定の1つに関連付けされる、請求項1に記載の方法。
  4. 前記サーチされるべきエリアは、ショッピングエリア、ニュースエリア及び旅行エリアを含む、請求項3に記載の方法。
  5. ユーザ質問に応答する方法において、
    第1ユーザに、多数の他のユーザ及びそれらの間の関係を含むソーシャルネットワークデータを提示するステップと、
    前記第1ユーザから、信頼ネットワークに含ませるための他のユーザのうちの1人以上の選択を受け取るステップと、
    前記第1ユーザから質問を受け取るステップと、
    前記質問に応答するステップと、
    を備え、前記質問に応答するステップは、前記信頼ネットワークにおける他のユーザのうちの1人により以前に定義されたユーザ判断に少なくとも一部分基づいて前記質問に対するサーチ結果を変更する段階を含む、方法。
  6. 前記サーチ結果を変更する段階は、
    前記信頼ネットワークにおける他のユーザの各々により以前に入力されたユーザ判断に基づいて各サーチヒットに対する総計格付けを計算することと、
    前記サーチヒットを、前記総計格付けに少なくとも一部基づく順序で配列することと、
    を含む請求項5に記載の方法。
  7. 前記総計格付けは、前記信頼ネットワークにおける他のユーザのうちの異なるユーザによる個々の格付けの重み付け平均を含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記ユーザのうちの異なるユーザの各々には、前記第1ユーザにより重みが指定され、そしてその重みを使用して、個々の格付けの重み付け平均を計算する、請求項7に記載の方法。
  9. ソーシャルネットワークデータを提示する前記ステップは、ソーシャルネットワークデータをグラフで提示し、ユーザがそのグラフと対話することにより他のユーザの1人を選択できるようにすることを含む、請求項5に記載の方法。
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