JP2008518372A - 記録速度制御に基づくデータ誤り指標 - Google Patents
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Abstract
本発明は、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度の決定する段階に関する(112、40、50)。前記段階は:第1のデータ書き込み速度を使用しテストデータ列を前記媒体に書き込む段階(段階204)、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階(段階206)、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階(段階210)、及び前記書き込まれたデータの誤り指標が書き込まれたデータの誤り閾値より高い場合、より低い第2のデータ書き込み速度を選択する段階(段階212、216)、を有する。本発明はまた、データ書き込み速度を使用し、媒体にデータを書き込む段階に関する。前記段階は、前記第1のデータ書き込み速度を使用し前記媒体(50)の第1の部分(56)にデータを書き込む段階(段階312)、及び前記第2のデータ書き込み速度を使用して前記媒体(50)の第2の部分(54)にデータを書き込む段階(段階314)、を有するデータ書き込み方法。
Description
本発明は、テストデータ誤りの発生の監視に基づき、媒体にデータを書き込むためのデータ書き込み速度の決定に関する。
回転する光ディスク上の半径及び軸方向のトラッキング中、トラッキング誤差が発生し得る。これらトラッキング誤差(又は振れ)は、ディスクの規格に従い、特定の閾値を超えてはならない。
高速記録では、例えば回転角速度一定(CAV)16xを用い、16xの高い線速度がディスクの外側で達成される。このような高い書き込み速度において、書き込みマージンは小さく、及びより低い速度において現れるマージンより小さい。ディスクの外側は、従って軸及び半径方向のトラッキング誤差又は振れに、より影響を受けやすい。
重大なトラッキング誤差又は振れは、高い記録速度において発生し得、そして結果として劣悪な書き込み性能を生じ得る。小さい振れは、一般に補正される誤差であるが、より大きい振れは一般に誤差として正しく補正され得ない。特定の大きさより大きい振れは、従って、補正不可能なデータ誤りがディスクで生じたことを意味する。補正不可能なデータ誤りは許容できず、それらは従って回避されなければならない。
特許文献1は、サーボ信号乱れを検出する手段の検出結果を使用することにより、記録速度を最適化するために、記録媒体の所定領域への所定基本線速度における試し書き中のサーボトラッキング誤差信号を測定することを開示する。更に、特許文献1は、サーボトラッキング誤差が特定の閾値を超えた場合、記録速度を減少することを開示する。
当該開示は、従ってサーボトラッキング誤差に基づく。このような指標は、トラッキングの困難さの指標である。如何なる検出されたトラッキング誤差も、書き込みデータの可能なデータ誤りと関連付けることが難しい。いくつかのトラッキング誤差は、データ誤りを増加しない。この理由として、このような指標が、可能なデータ誤りに関し最適でないことがある。
従って、最適化データ書き込み速度の決定処理における改善された指標を提供する必要性がある。
本発明は、可能なデータ誤りの発生に関連する指標を得ることに基づき、媒体にデータを書き込むためのデータ書き込み速度の決定に関する。
特許第2003263767 A号明細書
本発明の目的は、データ誤り指標に基づくデータ書き込み速度を提供することである。
本発明の第1の態様によると、上記の目的は、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定する方法により達成される。前記方法は、テストデータ列を媒体に第1のデータ書き込み速度を使用して書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を有し、従ってデータ書き込み速度が最適化される。
本発明の第2の態様によると、上記の目的は、テストデータ列を媒体に第1のデータ書き込み速度を使用し書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、により決定されたデータ書き込み速度を使用し、従ってデータ書き込み速度が最適化され、そして前記第1の書き込み速度を使用し前記データを書き込む、媒体へデータを書き込む方法により達成される。
本発明の第3の態様によると、上記の目的は、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定するデータ書き込み速度決定部により達成される。前記データ書き込み速度決定部は、前記媒体にテストデータ列を書き込むよう配置されたデータ書き込み部、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出すよう配置されたデータ読み出し部、書き込まれたデータの誤り指標を決定するよう配置された書き込まれたデータの誤り指標決定部、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択するよう配置された書き込み速度選択部、前記データ書き込み部と前記データ読み出し部と前記書き込まれたデータの誤り指標決定部と、前記書き込み速度選択部と接続された制御部、を有し、前記制御部は、テストデータ列を前記データ書き込み部に提供し、及び前記テストデータ列を媒体に第1のデータ書き込み速度を使用し書き込む段階と、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階と、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階と、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階とを制御し、従ってデータ書き込み速度が最適化される。
本発明の第4の態様によると、上記の目的は、データ書き込み装置により達成される。前記装置は、所定の書き込みパワーを使用し媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定するデータ書き込み速度決定部を有する。前記データ書き込み速度決定部は、テストデータ列を前記媒体に書き込むよう配置されたデータ書き込み部、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出すよう配置されたデータ読み出し部、書き込まれたデータの誤り指標を決定するよう配置された書き込まれたデータの誤り指標決定部、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択するよう配置された書き込み速度選択部、前記データ書き込み部と前記データ読み出し部と前記書き込まれたデータの誤り指標決定部と前記書き込み速度選択部と接続された制御部、を有する。前記制御部は、テストデータ列を前記データ書き込み部に提供し、及び前記テストデータ列を媒体に第1のデータ書き込み速度を使用し書き込む段階と、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階と、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階と、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階とを制御する。前記データ書き込み装置は、データを提供するよう配置されたデータ提供部、データ媒体を保持し前記データ媒体へのデータ書き込みを可能にするよう配置されたデータ媒体駆動部、を更に有し、従って前記データ書き込み速度が最適化される。
本発明の第5の態様によると、上記の目的は、コンピュータープログラムコード手段を有するコンピューター可読媒体を有するコンピュータープログラムにより達成される。前記コンピュータープログラムは、前記コンピュータープログラムコード手段がコンピューター又はデータ書き込み装置内に位置付けられた場合、データコンピューター又はデータ書き込み装置に、所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用しテストデータ列をデータ媒体に書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び前記媒体へデータを書き込む速度が最適化されるよう、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行させ、従って前記データ書き込み速度が最適化される
本発明の第6の態様によると、上記の目的は、コンピュータープログラムコード手段を有するコンピュータープログラム要素により達成される。前記コンピュータープログラム要素は、コンピューター又はデータ書き込み装置に、所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用し、テストデータ列をデータ媒体に書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行させ、従って前記媒体にデータを書き込むデータ書き込み速度が最適化される。
本発明の第6の態様によると、上記の目的は、コンピュータープログラムコード手段を有するコンピュータープログラム要素により達成される。前記コンピュータープログラム要素は、コンピューター又はデータ書き込み装置に、所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用し、テストデータ列をデータ媒体に書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行させ、従って前記媒体にデータを書き込むデータ書き込み速度が最適化される。
データが書き込まれる媒体は、デジタルバーサタイルディスク(DVD)であって良い。
本発明は以下の利点を有する。
誤りのないデータ書き込みの提供を可能にするためにデータ誤りを監視することが重要なので、データ書き込み速度の決定がデータ誤り指標に基づく、当該データ誤り指標を使用することは、有利である。
独立請求項の対象及び利点は、以下の通りである。
請求項2及び12は、第2のより低いデータ書き込み速度の選択を対象としている。
これらの請求項は、第2のより低いデータ書き込み速度を選択すると、データ誤り指標が減少するという利点を有する。
請求項5及び6は、それぞれブロック誤りレート及びビット誤りレートの決定を対象としている。
これらは、ブロック誤りレート及びビット誤りレートが可能なデータ誤りの発生と直接関連するので、有利である。
請求項8は、媒体のある部分における第1のデータ書き込み速度、及び前記媒体の別の部分における第2のデータ書き込み速度に関連する速度の使用を対象としている。
第1のデータ書き込み速度が全体に使用され得ない媒体にデータを書き込むために要する時間は、最小化され得るので、有利である。
本発明の要点は、データ誤り指標が許容可能であるデータ書き込み速度を選択することである。
本発明の上述の及び他の態様は、本願明細書に記載される実施例から、及びその説明から明らかである。
本発明は、添付の図面を参照し、より詳細に説明される。
本発明は、従って書き込み性能を直接反映するデータ誤り指標に基づき、媒体にデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定する段階に関する。
光学媒体への高回転速度におけるデータの書き込みは、困難な課題である。
局所的なディスク変動のため、ディスクの高速書き込みは、ディスク駆動装置に高い要求をする。光ディスクのようなデータ媒体に電子データを書き込む際、高いデータ書き込み速度を支援するため、高級のトラッキング性能が要求される。
トラッキング誤差は、半径及び軸方向の両方に存在して良く、及び半径及び軸方向でトラッキング誤差が大きくなり過ぎると、トラッキング誤差は正しく誤差補正されない。この結果、訂正不可能なデータ誤りが生じる。
電子データをデータ媒体に書き込む場合、復旧不可能なデータ誤りは許容され得ないので、このようなデータ誤りの発生は、望ましくはテスト段階で監視される。テスト段階の間、データ媒体に書き込まれたテストデータに関連したデータ誤り指標に基づき、データ書き込み速度が決定される。
望ましくは、書き込み中に生じ得るデータ誤りと直接結合される書き込みパラメータを監視することにより、書き込み速度を監視するために使用される。このような書き込みパラメータの例は、データ媒体に書き込まれたデータと直接結合されるデータ誤り指標である。ビット誤りレート(BER)及びブロック誤りレート(BLER)は、このようなデータ誤り指標の例である。また以下にこれらデータ誤り指標が、電子データをデータ媒体に書き込むためのデータ書き込み速度を決定する方法においてどのように使用され得るかが記載される。
図1は、データ書き込み装置を図示する。図1を参照し、本発明が説明される。
本発明のある実施例によると、データ書き込み装置118は、データ書き込み速度を決定する。前記装置は、データ書き込み速度決定部100、データ提供部116、及びデータ媒体駆動部114を有し、データ媒体駆動部114でデータ媒体112が読み込まれて良い。本発明のある実施例によると、データ媒体112はデジタルバーサタイルディスク(DVD)であるが、例を挙げるだけでもブルーレイディスク、コンパクトディスク(CD)、又はミニディスク(MD)のような如何なる他の種類のディスクであって良い。
データ供給装置116は、データインターフェースであり、本発明の好適な実施例によるとデータインターフェースを介し、データ媒体に格納されるべきデータが転送される。しかしながら、データ供給部116は、記憶容量、及び従ってデータ媒体112に書き込まれるべき電子データ量の少なくとも一部を格納するデータメモリーとしての機能を有して良い。
データ書き込み速度決定部100は、書き込み速度選択部102、データ書き込み部106、データ読み出し部108、及び書き込まれたデータの誤り指標決定部110を有し、これら全ては制御部104に接続される。制御部104自体は、図1に示されるようにデータ書き込み速度決定部100に含まれる。
更に、データ書き込み速度決定部100は、書き込み速度選択部102とデータ書き込み部106とデータ読み出し部108とを経由してデータ媒体駆動部114との接続を有する。再び図1に示されるように、書き込み速度選択部102とデータ書き込み部106とデータ読み出し部108の全てはデータ媒体駆動装置114と接続される。データ提供部116はまた、データ書き込み速度決定部100と接続される。つまりデータ提供部116は、データ書き込み部106と接続される。
データ書き込み速度決定部100とデータ提供部116とデータ媒体駆動装置114との間の接続は、上述のデータ書き込み速度決定部100の内部接続と同様に、本発明のある実施例による接続である。当該部分の間の接続が、本発明の別の実施例による異なる方法で確立されて良いことが理解される。
また、本発明の異なる実施例によると、データ媒体駆動部114は、上述のような本発明の実施例によると、データ書き込み速度決定部100内に位置付けられる1つ以上の部分を有して良い。例えば、データ書き込み部106及びデータ読み出し部108は、データ媒体駆動装置114内に含まれて良い。更に、本発明の更に異なる実施例によると、データ書き込み部106及びデータ読み出し部108は、単一のデータ読み出し/書き込み部に結合されて良い。データ書き込み部106は、テストデータ列をデータ媒体112の外側領域に書き込むよう配置される。本発明のある好適な実施例によると、テストデータ列は、無作為なテストデータ列である。これは、この種のデータ列が、データ媒体に格納され得る電子データの良い見本であると考えられるので、有利である。
図4及び図5は、それぞれ本発明に関連するデータ媒体の例として光ディスクを示す。これら光ディスク40及び50は、それぞれ42及び52で示されたような外側領域をそれぞれ有する。これら外側領域は、電子データをディスクに格納する前のテスト段階の間にテストデータが書き込まれるテストデータ領域である。
本発明によると、テストデータ列は、データ読み出し部108により読み出され、その後データ読み出し部108は読み出したテストデータを制御部104へ転送する。制御部104は、データ媒体に書き込まれたテストデータ列及びデータ媒体から読み出されたデータテスト列の両方へのアクセスを有する。書き込まれたデータの誤り指標決定部110のタスクは、データ媒体112に書き込まれたテストデータ列に対し、書き込まれたデータの誤り指標を決定することである。
制御部104により、書き込まれたテストデータ列及び読み出されたデータテスト列を、書き込まれたデータの誤り指標決定部110へ提供することにより、データ誤り指標は、2つのデータ列を比較することにより決定され得る。
書き込まれたデータの誤り指標決定部110により行われた比較に基づき、制御部104は、書き込み速度選択部102を制御し速度を選択する。この速度情報は、図1に示されるようにデータ媒体駆動部114へ転送される。
本発明による、電子データをデータ媒体に書き込むためのデータ書き込み速度を決定する方法は、表1を伴う図2を参照し、以下に詳細に説明される。図2はデータ書き込み速度を決定する方法のフローチャートを示し、及び表1は前記方法のタスクの簡単な説明を示す。
[表1]本発明のある実施例による、データ書き込み速度を決定する方法のタスクの簡単な説明
段階番号 タスクの簡単な説明
202 最適パワー制御を実行する。
204 最適パワーを使用しデータ列を書き込む。
206 書き込まれたデータ列を読み出す。
208 データ列を書き込まれたデータ列と比較する。
210 ブロック誤りレートBLERを得る。
212 BLER≦BLER_thresholdか?
214 データ書き込み速度を使用する。
216 書き込み速度を減少する。
段階番号 タスクの簡単な説明
202 最適パワー制御を実行する。
204 最適パワーを使用しデータ列を書き込む。
206 書き込まれたデータ列を読み出す。
208 データ列を書き込まれたデータ列と比較する。
210 ブロック誤りレートBLERを得る。
212 BLER≦BLER_thresholdか?
214 データ書き込み速度を使用する。
216 書き込み速度を減少する。
当該方法の第1の段階202は、最適パワー制御(OPC)を実行する段階である。この段階は、文献から知られており、従って本願明細書で詳細は説明されない。この段階では、続いて生じる電子データのデータ媒体への格納のための最適書き込みパワーが決定される。OPCは使用され得る各書き込み速度に対し実行されるので、フローチャートは当該OPCを実行することにより開始する。
当該段階は、データ書き込み装置118により、望ましくはデータ書き込み速度決定部100内の1つ以上の利用可能な部分を使用することにより実行される。
最適化された書き込みパワーを段階202において得ているので、段階204において、テストデータ列は、第1のデータ書き込み速度を使用して、及び所定の最適化された書き込みパワーを使用することによりデータ媒体112へ書き込まれる。当該段階は、制御部104の制御の下、データ書き込み部106により実行される。
可能な限り速く書き込むという願望のため、この第1のデータ書き込み速度は、16xのような速いCAV速度であるよう選択される。この第1のデータ書き込み速度はまた、しかしながら、データ書き込み装置118の性能及び利用可能なデータ媒体112の等級に依存して20x又は24xであって良い。
このテストデータ列を書き込む段階では、テストデータ列は、可能な最高書き込み速度を使用することにより書き込まれる。書き込み速度は回転角速度一定の速度なので、データ媒体の外側は最高線速度を有する。テストデータ列は、データ媒体のまさに外側に位置付けられたテスト領域32、42に書き込まれるので、当該領域への自動的な書き込みの成功は、回転するデータ媒体の中心により近く位置する領域ほど線書き込み速度がより低いので、データ媒体の他の領域又は部分への書き込みもまた成功することを意味する。角速度、線速度及び書き込み位置からディスクの中心までの距離、つまり書き込み位置半径の関係は、以下に更に詳細に説明される。
第1のテストデータ書き込みは、従って高い書き込み速度、望ましくは回転角速度一定(CAV)16xの速度を利用して実行される。
本発明のある実施例によると、テストデータ列は、制御部104により提供されるが、他の場所からも同様に得られる。
段階204において、テストデータ列がデータ媒体112に、データ書き込み部106により、第1のデータ書き込み速度を利用して書き込まれた後、段階206において、書き込まれたテストデータ列をデータ媒体から読み出し部108により読み出す段階が実行される。
テストデータ列をデータ媒体に書き込む段階の後に、書き込まれたテストデータ列を読み出す段階が続くのは異様かも知れない。しかしながら、誤りはディスクの欠陥により書き込みの間に生じ得るので、データ媒体から読み出され得るデータは、実際にデータ媒体に書き込まれたデータと異なるかも知れない。また、書き込みマージンはデータ書き込み速度の増加とともに減少するので、高いデータ書き込み速度を選択することは、書き込みマージンが小さいことを意味し、これはまたテストデータ列の書き込み結果に影響し得る。
記載されている方法の次の段階は、段階208における、2つのデータ列を、書き込まれたデータの誤り指標決定部110により比較する段階である。この部分は、従って、書き込まれたデータのデータ誤りを反映することを目的とするデータ誤り指標を決定するために、2つのデータ列を比較する。当該方法の後続の段階は、段階210におけるブロック誤りレート(BLER)を得る段階である。BLERは、データをデータ媒体に書き込む際に発生し得るデータ誤りに直接関連するデータ誤り指標の一例である。この段階は、2つのテストデータ列へのアクセスを有する、書き込まれたデータの誤り指標決定部110により実行される。
本発明の別の実施例によると、得られたデータ誤り指標は、書き込まれたデータのビット誤りレート(BER)である。
2つのデータ誤り指標、つまりブロック誤りレート及びビット誤りレートは、両方とも書き込まれたデータで発生し得る誤りの直接的指標である。前述のように、データで発生する誤りに直接関連した誤り指標は、まさに書き込まれたデータの誤りであり、当該データ誤りの上昇を回避するために検出することが重要であるので、当該指標を使用することは、有利である。
書き込まれたデータのBLERを得ているので、本発明のある実施例によると、BLERの値は、BLERがBLER閾値であるBLER_thresholdより小さい又は等しいか否かを決定する段階である段階212において、BLERの閾値と関連する。当該段階は、制御部104により実行されて良い。ある代案では、当該段階は、書き込まれたデータの誤り指標決定部110により実行される。
BLERがBLER_thresholdより小さい又は等しいと決定された場合、テストデータ列をデータ媒体の外側に、つまり線速度が最高であるデータ媒体の位置に書き込むために使用された現在の及び第1のデータ書き込み速度は、当該CAVデータ書き込み速度を使用して当該媒体の如何なる他の部分にデータを書き込むために利用され得る。
比較的小さいBLER値では、データ誤りは回復され得る。一方、より高いBLER値では誤り訂正は、より困難であり成功しないかも知れない。BLER_thresholdは、標準的に如何なる回復不可能なデータ誤りも、BLER値がBLER_thresholdより低い又は等しい書き込まれたデータに生じないよう設定される。
段階212において、BLERがBLER基準を満たすかどうか、つまりBLERがBLER_thresholdより小さい又は等しいか否かを決定した後、段階214において、データ書き込み速度を利用する次の段階が続く。テストデータ列のために使用された選択されたデータ書き込み速度は、基準を満たしたので、本発明に関連する光ディスクを示す図4に示されるように、当該CAV速度は、電子データをデータ媒体領域全体44に書き込むために使用され得る。
データ書き込み装置118内では、書き込み速度選択部102は、別の速度を選択しないが、既に選択されたデータ書き込み速度を後続のデータ記録のために保つ。
しかしながら、段階212において、BLERがBLER_thresholdより小さい又は等しくないと決定された場合、まさにこのデータ書き込み速度、つまり第1のデータ書き込み速度におけるBLERは、許容できない。この場合、データ書き込み速度を減少する段階である段階216が実行される。このデータ書き込み速度を減少する段階は、制御部104の制御の下、書き込み速度選択部102により実行される。
このより低い第2のデータ書き込み速度は、従って、データ書き込み速度を決定する方法の新しいループで選択される。つまり新しいループは、光パワー制御(OPC)を実行する段階である段階202、テストデータ列をデータ媒体に書き込む段階である段階204、書き込まれたテストデータ列を読み出す段階である段階206、書き込まれたテストデータ列と読み出されたテストデータ列を比較する段階である段階208、前記より低い第2のデータ書き込み速度に対し新しいブロック誤りレートBLERを得る段階である段階210、前記新しいBLERがBLER_thresholdより小さい又は等しいか否かを決定する段階である段階212、及び第2のデータ書き込み速度又はデータ書き込み速度を更に減少する段階(段階214、216)である。
CAV16x速度を使用しているので、回転するデータ媒体の位置の線速度は、データ媒体の中心からデータ媒体の書き込み/読み出し位置までの距離、つまりデータ媒体上の位置の現在の半径に依存する。CAV16x速度では、線速度は、データ媒体の外側において16xであり、及び従ってデータ媒体上の他の位置はより小さい半径を有するので、これら他の位置において線速度はより低い。データ媒体の一例としてDVDディスクの表面形状では、このようなDVDの外側は約58mmの半径を有し、及び内側は約22mmの半径を有する。CAVデータ書き込み速度を使用した場合に角速度が一定であるため、線速度と半径の間の比が一定なので、16xのCAVで回転しているデータ媒体の位置の線速度は、(1)式から得られる。
半径R[mm]を有する位置の線速度 ≒ (R/58)*16x (1)
DVDの半径22mmを有する内側の線速度は、従って約(22/58)*16xであり、約6xである。
半径R[mm]を有する位置の線速度 ≒ (R/58)*16x (1)
DVDの半径22mmを有する内側の線速度は、従って約(22/58)*16xであり、約6xである。
CAV16xの第1のデータ書き込み速度がデータ媒体の外側において利用不可能でるが、テストデータ列の書き込みのための許容できる誤り指標を得るためにCAV12xのデータ書き込み速度が利用可能である場合に戻ると、電子データを媒体に書き込む方法は、以下に図3を参照して記載される。図3は、本発明のある実施例による、電子データを媒体に書き込む方法のフローチャートを示す。
[表2]本発明のある実施例による、媒体にデータを書き込む方法のタスクの簡単な説明
段階番号 タスクの簡単な説明
302 第1のデータ書き込み速度を得る。
304 第2のデータ書き込み速度を得る。
306 第2のデータ書き込み速度に関連する速度を得る。
308 線速度を監視する。
310 監視されている線速度<第2のデータ書き込み速度に関連する速度か?
312 第1の速度を使用しデータを書き込む。
314 第2の速度に関連する速度を使用しデータを書き込む。
316 書き込みを終了する。
段階番号 タスクの簡単な説明
302 第1のデータ書き込み速度を得る。
304 第2のデータ書き込み速度を得る。
306 第2のデータ書き込み速度に関連する速度を得る。
308 線速度を監視する。
310 監視されている線速度<第2のデータ書き込み速度に関連する速度か?
312 第1の速度を使用しデータを書き込む。
314 第2の速度に関連する速度を使用しデータを書き込む。
316 書き込みを終了する。
複数のデータ書き込み速度を使用するこの方法は、電子データを媒体に書き込むための第1のデータ書き込み速度を得る段階である段階302で開始する。この第1のデータ書き込み速度は、CAV16xであって良いが、例えばデータ書き込み速度の代案として挙げるとCAV20x又はCAV24xであっても良い。次に、第2のデータ書き込み速度を得る段階である段階304が実行される。この第2のデータ書き込み速度は、標準的に第1のデータ書き込み速度より低い。この場合、第1のデータ書き込み速度はCAV16xの場合、第2のデータ書き込み速度はCAV12xである。
ここでより低い第2のデータ書き込み速度、この例ではCAV12xを得ているので、第2のデータ書き込み速度に関連する速度を得る段階である段階306が実行される。この例では、この段階は、第2のデータ書き込み速度であるCAV12xに関連する一定線速度(CLV)12xの速度を得る段階を有する。次に、媒体の書き込み/読み出し位置の線速度の監視を開始する段階である段階308が実行される。この段階から、媒体の書き込み/読み出し位置の線速度が監視される。後続の段階である段階310では、条件「監視されている線速度は、第2のデータ書き込み速度と関連する得られた線速度より小さい」が適合するか否かが決定される。段階310で決定されたように、監視されている線速度が、第2のデータ書き込み速度と関連する得られた線速度より小さい場合、第1のデータ書き込み速度を使用して電子データを書き込む段階である段階312が実行される。この段階において、電子データは、従ってCAV16xのデータ書き込み速度を使用して書き込まれる。当該段階、つまり段階312は、条件「監視されている線速度は、第2のデータ書き込み速度と関連する得られた線速度より小さい」が適合する限り実行される。回転角速度一定の使用により及び回転する媒体の内側から外側への書き込みにより、監視されている線速度は時間とともに増大する。この条件が適合しなくなると直ぐに、つまり監視されている線速度が第2のデータ書き込み速度に関連する線速度と等しくなると直ぐに、上記の条件は適合しない。この理由から段階312はもはや実行されない。もっと正確に言えば、電子データを第2のデータ書き込み速度に関連する線速度を使用して書き込む段階である段階314が実行される。第1のデータ書き込み速度の使用と第2のデータ書き込み速度(CAV12x)に関連する線速度(CLV12x)との間の切り替えは、媒体の書き込み/読み出し位置の半径が約(12x/16x)・58mm、つまり約44mmに等しい場合に実行される。従って、CAV16xのデータ書き込み速度を使用する場合、線速度が12xであるのは、44mmの半径においてである。CAV12xのデータ書き込み速度は、データ媒体の外側におけるテストデータ列の書き込みに使用され成功したので、12xの線速度の使用は成功し得る。電子データは、従って、12xの一定線速度を使用して書き込まれる。
同一の電子データは、従って、第1の部分に電子データを書き込むために使用された速度と異なる速度を使用することにより、媒体の第2の部分に書き込まれる。次に段階316が実行され、電子データを第2のデータ書き込み速度に関連する線速度を使用して媒体に書き込む段階を終了する。
再び図5を参照する。図5は、本発明のある実施例に関連する光学媒体50を示す。CAV16xデータ書き込み速度が、データ媒体50の第1の部分56で使用される。データ媒体50の第2の部分54では、12xの一定線速度(CLV)が利用される。この領域54は、従ってデータ媒体50の半径44と58mmとの間の領域である。データ書き込み/読み出し位置58もまた表示される。
しかしながら、データ書き込み速度を決定する方法の段階212において、CAV12xにおいて得られたBLERがBLER_thresholdより大きい又は等しいと決定された場合、次の段階である段階216はデータ書き込み速度を更に減少する。このCAV12xからの減少は、従ってCAV8xであり、CAV8xにおいて新しいテストデータ列が書き込まれる上述のように、新しいBLER値は得られ、そしてBLER_thresholdと比較され、使用されたデータ書き込み速度、つまりCAV8xが回復不可能なデータ誤りを発生せずにテストデータ列の書き込みに利用され得るか否かを決定する。そのように得られたBLERがBLER_thresholdより小さい又は等しい場合、第2のデータ書き込み速度CAV8xが利用される。
電子データを書き込む方法を続けると、この場合、段階304において、CAV8xは第2のデータ書き込み速度であるとして得られる。第2のデータ書き込み速度(CAV8x)に関連する速度を得る段階306では、CLV8xが得られる。後続の段階では、上述の場合と同様に、媒体50の書き込み/読み出し位置58の線速度の監視を開始する段階である段階308が実行される。条件、つまり監視されている線速度が第2のデータ書き込み速度と関連する得られた線速度より小さい、つまりCLV8xより小さい、が適合する限り、電子データは、第1のデータ書き込み速度CAV16xを使用して書き込まれる。この条件は、媒体の書き込み/読み出し位置の半径が式(1)に従い、約(8x/16x)*58mm=29mmに達するまで適合する。当該半径において、書き込み位置の線速度は、8xの線速度に達する。この場合、CAV16xデータ書き込み速度は、従って媒体の半径が約22mmである内側から、媒体の書き込み位置58の半径が約29mmに達するまで、56として示されるように媒体の第1の部分と定め、使用される。段階310で決定されたように、速度条件が適合しなくなると直ぐに、電子データを書き込むという命令がある場合、電子データの書き込みは、媒体50の第2の部分54において、CLV8xが用いられているデータ書き込み線速度を使用することにより実行される。媒体の第2の部分は、この例では、半径29mmと58mmとの間の媒体の部分として定められる。
本発明のある代案では、データ書き込み速度を決定する方法の段階212からのBLER基準を満たす場合、6xより高い如何なるCAVデータ書き込み速度も使用され得ない場合、CLV6xのデータ書き込み速度が、媒体全体を通じて使用されて良い。
図6は、本発明のある実施例による、コンピュータープログラムコード手段を有するコンピュータープログラムを図示する。コンピュータープログラムに含まれるコンピュータープログラムコード手段が、コンピューター又は場合によりデータ書き込み装置自体に読み込まれた場合、コンピューター又は場合によりデータ書き込み装置自体は、所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用し、データ媒体へテストデータ列を書き込む段階、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行し、従って前記媒体にデータを書き込むデータ書き込み速度が最適化される。
このようなコンピュータープログラムの一例は、CD−ROMであるが、コンピューターに挿入可能な読み取り可能な如何なる種類のディスク、例えばDVDディスク、MDディスク又は他の種類のコンピュータープログラムもあり得る。また、コンピュータープログラムは、フラッシュメモリー又は揮発性である種類のメモリーのような、持ち運び可能なメモリーであって良い。
更に、本発明によるコンピュータープログラムコード要素は、サーバーから例えばインターネット又は如何なる他の有線又は無線ネットワークを介しダウンロードされて良い。
更に、コンピューターは、標準的に制御部、記憶部及び入力/出力部を有する。
重視されるべき点は、本発明が多様に変化され得ることである。以下に代案の実施例うち一部を挙げる。これら異なる実施例は、従って非限定的な例である。本発明の範囲は、しかしながら特許請求の範囲によってのみ限定される。
重視されるべき点は、本発明が多様に変化され得ることである。以下に代案の実施例うち一部を挙げる。これら異なる実施例は、従って非限定的な例である。本発明の範囲は、しかしながら特許請求の範囲によってのみ限定される。
本発明の別の実施例によると、上述以外の他のデータ書き込み速度が使用されて良い。例えば、CAV16xがBLER基準を満たさない場合、データ書き込み速度を決定する方法の段階に続き、新しいBLER値がBLER_thresholdより低い否か等を決定するため、CAV15xのデータ書き込み速度が使用され、テストデータ列を媒体に書き込んで良い。
本発明の更に別の実施例によると、データ書き込み速度は、書き込まれたデータのジッターを得る段階、得られたジッター値がジッター閾値より大きいか否かを決定する段階、及び当該決定に従いデータ書き込み速度を選択する段階、に基づき決定される。このデータ誤り指標、つまりジッターは、本発明によるデータ書き込み速度の決定のために、上述のようにBLER又はBERのような他のデータ誤り指標と良く結合されて良い。
本発明の更に別の実施例によると、ジッターは、第2のデータ誤り指標を決定するために、書き込まれたテストデータ列の中で更に測定されて良い。
以下に留意すべきである。
−「有する」は他の要素、段階、部分などを排除しない。
−単数表記はそれぞれの要素の複数を排除しない。
−「有する」は他の要素、段階、部分などを排除しない。
−単数表記はそれぞれの要素の複数を排除しない。
単一の部分は、請求項に記載された複数の部分の機能を満たして良い。請求項の参照符号は、請求項を制限すると見なされるべきではない。
本発明による、データ書き込み速度を決定する方法、データ書き込み速度決定部、データ書き込み装置、コンピュータープログラム及びコンピュータープログラム要素、及び電子データを媒体に書き込む方法は、以下の一般的利点を有する。
本発明を使用することにより決定されるデータ書き込み速度は、光学媒体に電子データを格納する時に生じる誤りに直接関連するデータ誤り指標が決定され、及び当該指標に基づきデータ書き込み速度が決定されるという意味では、データ誤りの不安がない。
更なる利点は、データ書き込み速度を決定する方法において、第2のより低いデータ書き込み速度を選択すると、データ誤り指標が減少することである。
媒体の第1の部分における第1のデータ書き込み速度及び媒体の別の部分における第2のデータ書き込み速度に関連する速度の使用は、第1のデータ書き込み速度が全体に使用され得ない媒体に電子データを書き込むために要する時間が最小化され得るので、有利である。
Claims (18)
- 方法であって、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定し、前記方法は:
−第1のデータ書き込み速度を使用しテストデータ列を前記媒体に書き込む段階、
−前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、
−前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び
−前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を有し、
従ってデータ書き込み速度は最適化される、データ書き込み速度決定方法。 - 前記データ書き込み速度を選択する段階は、前記書き込まれたデータの誤り指標が書き込まれたデータの誤り閾値より高い場合、より低い第2のデータ書き込み速度を選択する段階を有する、請求項1記載の方法。
- 前記データ書き込み速度を選択する段階は、前記書き込まれたデータの誤り指標が書き込まれたデータの誤り閾値より低い又は等しい場合、第1のデータ書き込み速度を維持する段階を有する、請求項1記載の方法。
- 前記書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階は、読み出されたテストデータ列を前記書き込まれたテストデータ列と比較する段階を有する、請求項1記載の方法。
- 前記書き込まれたデータの誤り指標はブロック誤りレートである、請求項1記載の方法。
- 前記書き込まれたデータの誤り指標はビット誤りレートである、請求項1記載の方法。
- 方法であって、請求項1に従い決定されたデータ書き込み速度を使用し、媒体にデータを書き込み、前記第1の書き込み速度を使用してデータを書き込む段階、を有するデータ書き込み方法。
- 方法であって、請求項2に従い決定されたデータ書き込み速度を使用し、媒体にデータを書き込み、前記第1のデータ書き込み速度を使用し前記媒体の第1の部分にデータを書き込む段階、及び前記第2のデータ書き込み速度を使用して前記媒体の第2の部分にデータを書き込む段階、を有するデータ書き込み方法。
- 前記第1のデータ書き込み速度は一定角速度であり、及び前記第2のデータ書き込み速度に関連する速度は一定線速度である、請求項2記載の媒体へのデータ書き込み方法。
- 前記第1のデータ書き込み速度を使用する場合の前記媒体の前記第1の部分の外側における書き込み位置の線速度は、前記第2のデータ書き込み速度に関連する速度を使用する場合の前記媒体の前記第2の部分の少なくとも1つの書き込み位置の線速度と等しい、請求項7記載の媒体へのデータ書き込み方法。
- データ書き込み速度決定部であり、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定し、前記データ書き込み速度決定部は:
−前記媒体にテストデータ列を書き込むよう配置されたデータ書き込み部、
−前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出すよう配置されたデータ読み出し部、
−書き込まれたデータの誤り指標を決定するよう配置された書き込まれたデータの誤り指標決定部、
−前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択するよう配置された書き込み速度選択部、
−前記データ書き込み部と前記データ読み出し部と前記書き込まれたデータの誤り指標決定部と前記書き込み速度選択部と接続された制御部、を有し、前記制御部は、テストデータ列を前記データ書き込み部に提供し、及び前記テストデータ列を前記媒体に第1のデータ書き込み速度を使用し書き込む段階と、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階と、前記書き込まれたテストデータ列の書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階と、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階とを制御するよう配置され、
従って前記データ書き込み速度が最適化される、データ書き込み速度決定部。 - 前記書き込み速度選択部は、前記書き込まれたデータの誤り指標が書き込まれたデータの誤り閾値より高い場合、より低い第2のデータ書き込み速度を選択するよう更に配置される、請求項11記載の書き込み速度決定部。
- 前記書き込み速度選択部は、前記書き込まれたデータの誤り指標が書き込まれたデータの誤り閾値より低い又は等しい場合、第1のデータ書き込み速度を維持するよう更に配置される、請求項11記載の書き込み速度決定部。
- 前記書き込まれたデータの誤り指標決定部は、読み出されたテストデータ列と前記書き込まれたテストデータ列を比較するよう更に配置される、請求項11記載の書き込み速度決定部。
- データ書き込み装置であって、所定の書き込みパワーを使用し、媒体へデータを書き込むためのデータ書き込み速度を決定するデータ書き込み速度決定部を有し、前記データ書き込み装置は:
−前記媒体にテストデータ列を書き込むよう配置されたデータ書き込み部、
−前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出すよう配置されたデータ読み出し部、
−書き込まれたデータの誤り指標を決定するよう配置された書き込まれたデータの誤り指標決定部、
−前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択するよう配置された書き込み速度選択部、
−前記データ書き込み部と前記データ読み出し部と前記書き込まれたデータの誤り指標決定部と前記書き込み速度選択部と接続された制御部、を有し、前記制御部は、テストデータ列を前記データ書き込み部に提供し、及び前記テストデータ列を前記媒体に第1のデータ書き込み速度を使用し書き込む段階と、前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階と、前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階と、前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階とを制御するよう配置され、
前記データ書き込み装置は:
−データを供給するデータ供給部、
−前記データ媒体を保持し前記データ媒体へのデータ書き込みを可能にするように配置されたデータ媒体駆動部、を有し、
従って前記データ書き込み速度が最適化される、データ書き込み装置。 - 前記データ書き込み部は、データを前記データ媒体に書き込むよう配置される、請求項15記載のデータ書き込み装置。
- コンピュータープログラムであって、コンピュータープログラムコード手段を有するコンピューター可読媒体を有し、前記コンピュータープログラムコード手段がデータ書き込み装置又はコンピューターに読み込まれた場合、前記データ書き込み装置又は前記コンピューターに:
−所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用し、データ媒体へテストデータ列を書き込む段階、
−前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、
−前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び
−前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行させ、
従って前記媒体にデータを書き込むデータ書き込み速度が最適化される、コンピュータープログラム。 - コンピュータープログラム要素であって、コンピュータープログラムコード手段を有し、データ書き込み装置又はコンピューターに:
−所定の書き込みパワー及び第1のデータ書き込み速度を使用し、データ媒体へテストデータ列を書き込む段階、
−前記書き込まれたテストデータ列を前記媒体から読み出す段階、
−前記書き込まれたテストデータ列に対し書き込まれたデータの誤り指標を決定する段階、及び
−前記書き込まれたデータの誤り指標に従いデータ書き込み速度を選択する段階、を実行させ、
従って前記媒体にデータを書き込むデータ書き込み速度が最適化される、コンピュータープログラム要素。
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