JP2008516340A - ネットワーク接続を必要としないメディア管理を可能にする、ローカルデータ属性を含む、ネットワークベースのデータ収集 - Google Patents

Abstract

利用可能なリソースおよびオンライン接続性の違いにもかかわらず、プレイリスト機能の一貫したユーザー経験が提供される。接続性がないことは、再生装置に組み込まれたデータによって埋め合わされる。コンパクトにするため、組み込まれるデータは、多くの地理的領域における記録物の再生についての統計を使って、オーディオを含む記録物についてのメタデータを選択することにより、一つまたは複数の地理的領域に目標を絞ることができる。統計および対応するメタデータは、地理的領域によって分離される。次いで、地理的領域の少なくとも一つのために、前記統計に基づいて前記対応するメタデータの一部分が選択される。再生の頻度または再生されるときの記録物についての情報の要求に基づいて地理的領域内での記録物の人気を示す統計を使うことによって、前記対応するメタデータの選択される部分は、個々の地理的領域についてテーラーメードにできる。下位領域およびジャンルが完全に排除されないことを保証するため、前記選択される部分は、人気だけに基づくのでなくてもよい。

Description

〈関連出願への相互参照〉
本出願は、2003年8月27日にPaul Quinn et al.によって出願された、Playlist Generation, Delivery and Navigationと題する米国特許出願第10/228,261号および2001年8月27日にPaul Quinn et al.によって出願された、Playlist and Music Management for Devicesと題する米国仮出願第60/314,664号に関係している。本出願は、2004年10月6日に出願された、Michael W. Mantle et al.による、System for Network-based Media Management with Local Data Attributes to Allow Functioning When No Network Connection Is Available or possibleという第60/615,956号に関係し、その優先権を主張するものである。上記の関連出願のすべてはここに参照によって組み込まれる。

メディア（たとえばデジタル・オーディオ・ファイル、デジタルビデオファイル、デジタル写真など）を再生する装置に高度なメディア管理機能を提供できるシステムが記載される。ユーザーにとっては効率的かつ「知覚上」一貫性をもって機能できるが、大幅に異なる諸リソースを有するシステムを提供することは、非常に困難な問題である。この「ユーザーにとって一貫性のあるメディア管理システム」は、この問題に対処するに、ネットワーク接続が利用可能でないまたは不可能であるときに、ネットワークベースの諸リソースまたはローカルデータ属性および限られた諸リソースを提供する。

パソコンベースのメディアプレーヤー（たとえばRealOne、アップル（登録商標）iTunes（登録商標）、ウィンドウズ（登録商標）メディアプレーヤー、WinAmp（登録商標）など）は、パソコンのローカルファイルシステムを使ったメディア管理機能を提供する。それらはネットワーク接続を使って情報にアクセスして（たとえば、CDDB（登録商標）またはその他のオンラインの音楽／DVD情報サービスにアクセスして）メディア（たとえばデジタル楽曲、ビデオなど）に関連付けられたメタデータをローカルファイルシステムに保存する。これらのメディアプレーヤーが有する利用可能ローカルデータのレベルはさまざまで、（一般には）デジタル楽曲のファイル名およびデータタグ（すなわちID3タグ）によって与えられるデータのほかはほとんど追加的情報を提供しない。

オンライン接続機能やローカル記憶容量に関わりなく、広範な消費者電子装置について一貫したユーザー経験を生成することが本発明の一つの側面である。

スタンドアローンまたは接続が切断されている再生装置においてプレイリスト作成を簡単にすることが本発明のもう一つの側面である。

幅広い記録物についてのプレイリスト作成のために使うことのできる小さなメモリスペースにおいてメタデータを提供することが本発明のあるさらなる側面である。

上記の諸側面は、オーディオを含む記録物についてのメタデータを選択する方法であって、複数の地理的領域における記録物の再生についての統計を収集し；該統計および対応するメタデータを地理的領域によって分離し；地理的領域の一つについて、前記統計に基づいて前記対応するメタデータの一部分を選択することを含む方法によって達成できる。再生の頻度または再生されるときの記録物についての情報の要求に基づいて地理的領域内での記録物の人気を示す統計を使うことによって、前記対応するメタデータの選択される部分は、個々の地理的領域についてテーラーメードにできる。好ましくは、前記選択は人気に限定されず、下位領域およびジャンルが完全には排除されない。

これらのことを含む本発明のさまざまな目的および効果は、付属の図面とともに参照される以下の好ましい実施形態についての記載からより明らかとなり、より容易に理解されるであろう。

これから本発明の好ましい諸実施形態を詳しく見ていくことにする。それらの例は付属の図面に示されており、図面において同様の参照符号は図面を通じて同様の要素を示す。

図１は、ローカルハードドライブ１２、メモリ１４およびI/O装置１６、１８を有するパーソナルコンピュータ（パソコン）を使った、メディアプレーヤーシステム１０のブロック図である。パソコンがネットワーク２０に接続されていれば、パソコンはオンラインの音楽／DVD情報サービス２２で利用可能な追加的情報にアクセスして、そのデータを、ハードドライブ１２にローカルに、あるいは構内ネットワーク（LAN）もしくは広域ネットワーク（WAN）のファイルシステム（図示せず）を使って、保存することができる。

この機能を、一貫しない諸リソースの組を有しているが、それでもメディアを管理する知覚上同様の経験を提供する諸消費者電子（CE）製品に移すことは、問題への異なるアプローチおよび問題のいくつかの装置類への分割を必要とする。図２Ａ〜２Ｄがこれらの類を示している。これら４つの装置類すべてでユーザーに一貫した経験を提供するためには、リソース利用の変更と、力ずくのローカルファイル格納および取り出し方法を増強する独創的な方法、それに膨大なオンライン音楽情報サービスで利用可能な情報を近似する、鍵となる情報および事前にこしらえたローカルデータセットの選択的な保存が必要になる。消費者電子製品における再生の一般的な方法は、何百・何千のメディアファイルを含むオーディオCDまたはCD-Rデータ・ディスクからの、あるいは何百・何千のメディアファイルを含むフラッシュメモリ・デバイスからの、デジタル・オーディオ・ファイルにアクセスすることである。

図２Ａは、オンラインの音楽／DVD情報サービス２２にアクセスしてテレビ３６を出力装置として使うことによって、図１のパソコンベースのメディアプレーヤー１０の完全な機能性を提供できる、ローカルハードドライブ３４をもつ接続されたCDプレーヤー３２を示している。そのような装置を実装することの困難には、Escient（登録商標）（FireBall（商標））、Yahama（登録商標）（MusicCAST（登録商標））などといったいくつかの会社が取り組んできている。

図２Ｂは、限られたフラッシュメモリ４４をもつ接続されたCDプレーヤー４２を示している。この限られたメモリは困難を呈するが、それは、当該装置が、ファイル記憶４６を提供するLANまたはWANに対し、あたかもローカルであるかのようなアクセスを有していれば簡単に克服できる。LAN/WANファイルシステム４６に接続するためにネットワークファイルシステムまたはユニバーサル・プラグアンドプレイ（UPnP）を使用する多くのシステムが現在展開されている。たとえば、Gateway（登録商標）の接続されたDVDプレーヤーまたはNETGEAR（登録商標）の無線デジタル音楽プレーヤー・モデルMP101などである。しかしながら、利用可能なLAN/WANがなければ、メディアファイルは、固定メディア（すなわちCD/DVD）または何であれローカルなフラッシュメモリ４４に保存できるものに限定されることになる。

図２Ｃは、CDまたはCD-Rのコンテンツを管理するための記憶を提供するウェブ・サービス４８を使うシステム４２′を示している。CDについては、システムはまずディスクを認識して（CDDB（登録商標）または同様のオンライン音楽／DVD情報サービス２２を使って）メディア識別子を生成する。するとそのメディア識別子は、この装置のためにそのディスクと関連付けられることができる。そしてメディアライブラリが、関連付けられたメディアデータおよび属性を、この目的のためのウェブ・サービス４８を使ってオンラインで保存する。ユーザーがより多くのCDを再生すると、メディアライブラリはこの情報をウェブ・サービス４８において追跡できる。図２Ａに示されたシステムによって提供されるのと一貫した経験を提供するためである。

CD-RまたはDVD-Rメディアについては、問題は少し異なっている。たいていのCD-R／DVD-Rディスクはユーザーによる特製なので、ディスクを認識し、メディアデータおよびその他の属性を提供するためのオンラインサービスはない。これらのCD-R／DVD-Rディスクは典型的にはデジタル音楽ファイル（たとえばMP3ファイル）を含むファイルのコレクションしか含んでいなく、ファイルに対する組織化は控えめでしかない。光記憶技術協会（OSTA：Optical Storage Technology Association）およびマイクロソフト（登録商標）／パナソニック（登録商標）の両者は、ディスクに階層的なファイル構造情報を加えることによって消費者電子装置上でCD-RおよびDVD-Rディスクのナビゲーションを改良するための仕様（それぞれMPVおよびHighMAT（商標））を提案しているものの、MPVやHighMAT（商標）を使って作成されたディスクはほとんどない。さらに、MPVおよびHighMAT（商標）は、本発明によって対処される問題の一部に対処するのみである。本発明に基づくシステムは、ディスクに関連付けられた一意的な識別子を生成する。それにより、CD-R／DVD-Rのコンテンツを識別する面倒なプロセスはプレーヤー４２′によって一度だけ行われ、その後はそのコンテンツについてのメタデータは、ウェブ・サービス４８を使ってオンラインでメディアライブラリにアクセスすることによって得られる。

上記の機能を使って、図２Ｃに示されたシステム４２′は、図２Ａおよび図２Ｂにおいて示されたシステム３２および４２に比べて一貫した仕方で機能するようにされることができる。その一方で、費用のかかるローカルハードドライブ３４やLAN/WANを介した記憶４６へのアクセスの必要性はなくなる。これは、CD-R／DVD-Rが一度「処理された」のちは、ユーザーがそのCD-R／DVD-Rのディスクを挿入するときは常に「瞬時に」利用可能になるという副次的な恩恵も伴う。ユーザーは一貫した経験を知覚する。

図２Ｄに示されているシステム、ROM５４および限られたフラッシュメモリ４４をもつ非接続のCDプレーヤー５２はより大きな困難を呈する。この場合、追加的データはROMに保存されなければならず、CDおよびパーソナル・フラッシュ・オーディオプレーヤー、パーソナル・フラッシュ記憶装置またはCD-R／DVD-R上のデジタル・オーディオ・ファイルを特徴化して、オンライン音楽情報サービスから取得される情報を「近似する」データを提供できるようにする必要がある。そのようなデータはアーチストの名前、アーチストの名前の異形、関連するアーチスト情報、ジャンル・マッピング情報などであり、みな典型的にはオンラインサービス２２から取得されるデータである。認識された各楽曲に関係した情報を返すためにはオンライン音楽情報サービス２２に頼れるが、非接続装置においては、装置上のプログラミングの情報は、デジタルファイル２４そのものによって与えられる情報（たとえば、ファイル名、もしあればファイル名パスおよびファイル２４のID3タグのようなタグに含まれる何らかの情報）をもって満足される必要がある。システムは、これらの項目のいずれかおよび全部を利用して、デジタルファイルを記述できる「十分な」属性のセットを生成し、プレイリスト作成に使用できるようにする必要がある。プレイリストとは、他の楽曲と一緒にまとめられるのが適切な再生されるべき楽曲のコレクションである。

多くの非接続装置は、相異なる楽曲（たとえばデジタル音楽ファイル）および楽曲のコレクションのプレイリストさえをも再生する機能をもつ。しかしながら、非接続装置において動的に再生のための楽曲の適切にまとめられたセットを作成する機能は限られている。Thomson（登録商標）Lyra（登録商標）フラッシュ音楽プレーヤーまたはApple（登録商標）iPOD（登録商標）といった装置は、接続されたパソコン上でプレイリストを動的に作成し、それからプレイリスト（および関連付けられた楽曲）を再生のためのフラッシュ音楽プレーヤー上に「同期する（syncing）」ことによって、これを行った。他のものは、せいぜいが、プレイリストのランダムな並び順を生成するだけで、これはしばしばシャッフル・プレイリストと称される。しかし、本発明によれば、デジタルファイルに関連付けられたデータのすべてを検査して、ローカルにプレイリストを作成する洗練されたプログラミング論理を提供することが、音楽情報サービスに接続されたり、接続されたパソコンからデータを同期してくることなしに可能である。

そのような洗練されたプログラミング論理は、ファイルと直接関連付けられているデータに頼ることができる（たとえば、ファイル名、もしあればファイル名パスおよびファイルのID3タグに含まれる何らかの情報で、これにはアーチストの名前、ジャンル、その楽曲の発表年などが含まれうる）。しかしながら、ファイル名、ファイル名パスまたはID3タグから抽出できるデータは、楽曲名とアーチスト名のほかはほとんど、あるいは全くないことがしばしばである。その場合、プログラミング論理は、プレイリスト作成において使うための何らの属性も用意できないことになり、非接続装置によって作成されたいかなるプレイリストも非常に不十分となるであろう。

この欠点を克服するため、本発明のある側面によれば、プログラミング論理がよりよいプレイリストを作成するために使用できる、目標を絞った（targeted）情報のセットが提供される。経験的に、デジタル音楽ファイルから通例抽出できるデータはアーチスト名と楽曲名だけであることが示されている。アーチスト名はアーチスト名のテーブルと突き合わせることができる。それには、ファジー文字列マッチを使って、前置語（たとえば、TheやEl、le）の除去、わずかな誤綴り、句読点の除去、語順反転（たとえばトム・ジョーンズまたはジョーンズ，トム）などを許容できる。さらに、テーブルがニックネーム（たとえば、ビートルズのあだ名、すばらしい四人組［Fab Four］）を含むことができ、それによりテキスト文字列にマッチする能力を増しうる。ひとたびデジタル音楽ファイルがテーブル項目と「マッチ」したら、その後のプレイリスト生成のために、そのアーチストについての諸属性がそのデジタル音楽ファイルに割り当てられることができる。

非接続装置がユーザーに、接続された装置の経験と一貫する経験を提供することを許容するそのようなデータのセットを、当該装置のROM記憶の厳しい制約内で作成することは、ROMに含められる必要のあるアーチストだけを注意深く選択することによって可能となる。

さらに、ROMはID3タグに見出されうるデータのための、マッピング・テーブルを含んでいてもよい。それにより、そのようなデータが属性として適切に使用できる。各デジタルファイルについてできるだけ多くの使用可能な属性を提供することを支援するために、ジャンル、地理的領域、時代などについてのマッピング・テーブルが好ましくはROM内に設けられる。

本発明に基づくシステムが提供する自動化された、スケーラブルな、調整可能なプロセスは、ROM内の記憶に好適なアーチスト名および属性データのコンパクトな表現を作成することによって、全世界のうち絞り込まれた地域のための非接続装置におけるプレイリスト作成を駆動できる任意サイズのデータセットを選択する。

図３に示されるオンライン音楽／DVD情報サービス２２は、世界中でコンピュータ１０および諸デバイス（図示せず）によって現在使われているCDDB（登録商標）のようなものである。オンライン音楽／DVD情報サービスに接続２２は、音楽アルバムであるコンパクトディスクについての使用統計またはデジタル音楽ファイルもしくはDVDディスクのようなメディアについての認識要求を収集できる。図４は、情報サービス２２によってこれらの使用統計がどのように集められ、あるメディア（たとえばコンパクトディスクまたはアルバム）の要求が認識される頻度を数えることによって処理されることができるかを示している。情報サービスが要求元のパソコン１０または装置の位置を、Digital Envoy（登録商標）によってそのNetAcuity（商標）製品で提供されているような逆IPマッピング（reverse IP mapping）のような技術を使って収集できるとすれば、統計６０を、図５に示すように、DVDのリージョンコードのエリアのような地域の統計６２〜６４に分離することもできる。さらに、地域別にされた統計６２〜６４は、各地域で最も人気のあるアーチスト６６〜６８を計数してそのリストを集計するために使うこともできる。

地域的なアーチスト・リストを作成する目的は、記憶スペースを最適化するために、CDDB（登録商標）のような音楽情報サービスから返される情報を近似できるコンパクトな情報セットを提供することである。これは、消費者電子装置の流通地域に合わせてカスタム・データセットをテーラーメードにすることを可能にし、ROM記憶の必要を最小にしつつユーザー経験を最適にする。地域的なROMコンテンツのサンプルは図６および図７に示されている。

もちろん、あらゆるデータは圧縮され、保護のために暗号化されるであろう。同様に、文字列マッチング・コードは、コード・サイズおよび関係したデータテーブルのサイズをさらに減らすために流通地域に合わせてテーラーメードにされることができる。

図２Ｄに示されるシステムでのように、CDおよびCD-R／DVD-Rが認識され、これらの独自ディスクに関係する控えめな量のデータがフラッシュメモリに保存される。ユーザーの経験を最適にするために、少量のフラッシュメモリを、各CD、CD-R／DVD-Rまたはデジタルファイルに関係した情報を保存する専用とすることもできる。

これらのさまざまなアプローチは、消費者電子装置のリソースや接続性に関わりなく一貫したユーザー経験を可能にする――組み込むデータの必要量を最適化するための世界じゅうの情報がこれを可能にする。

本発明について、その好ましい実施形態および例を具体的に参照しつつ詳細に述べてきたが、請求項によってカバーされる本発明の精神および範囲内で変形および修正が実施できることは理解されるであろう。

コンピュータベースのメディアプレーヤーシステムのブロック図である。 消費者電子メディアプレーヤーシステムのブロック図である。 消費者電子メディアプレーヤーシステムのブロック図である。 消費者電子メディアプレーヤーシステムのブロック図である。 消費者電子メディアプレーヤーシステムのブロック図である。 世界中で再生される記録物についての情報を収集するシステムのブロック図である。 図３に示されたシステムによって収集される情報から地域ベースのデータの選択を示すデータフロー図である。 図３に示されたシステムのブロック図で、図４に示されたプロセスで使われる地域の例を示す図である。 ある地域についてのROMコンテンツの例である。 ある地域についてのROMコンテンツの例である。

Claims (27)

1. オーディオを含む記録物についてのメタデータを選択する方法であって：
   複数の地理的領域における記録物の再生についての統計を収集する段階と；該統計および対応するメタデータを地理的領域によって分離する段階と；地理的領域の一つについて、前記統計に基づいて前記対応するメタデータの一部分を選択する段階とを含む方法。
2. 前記対応するメタデータの前記一部分をコンピュータ可読メモリに格納する段階をさらに有する、請求項１記載の方法。
3. 前記収集する段階、分離する段階および選択する段階が、プログラムされたコンピュータシステムによって自動的に実行される、請求項１記載の方法。
4. 前記選択する段階が、前記統計によって地理的領域の前記一つの中で最も人気があると示される、人気のある諸記録物についての対応するメタデータを含める、請求項１記載の方法。
5. 前記選択する段階がさらに、前記人気のある諸記録物では過小評価されている下位領域およびジャンルのうちの少なくとも一つの追加的な記録物についての対応するメタデータを含める、請求項４記載の方法。
6. 前記選択する段階が、前記地理的領域のうちの二つ以上について繰り返される、請求項５記載の方法。
7. 異なる地理的領域について前記選択する段階が実行されるたびに、前記対応するメタデータの前記一部分を異なるコンピュータ可読メモリに格納することをさらに含む、請求項６記載の方法。
8. オーディオを含む記録物についてのメタデータを同定する方法であって：
   ある記録物に関連する第一のメタデータを取得する段階と；
   請求項１ないし６のうちいずれか一項記載の方法に従って得られた、ある地理的領域についての選択されたメタデータにアクセスする段階と；
   前記第一のメタデータを、前記選択されたメタデータ中の第二のメタデータとマッチさせる段階、
   とを有する方法。
9. 前記取得する段階が、その記録物のファイル名、ファイル名パスおよびID3タグのうちの少なくとも一つを読むことを含む、請求項８記載の方法。
10. 前記選択されたメタデータが、アーチスト名、アーチストの変形名、関係するアーチスト情報、ジャンル・マッピング情報、発表年、アーチストの種別および起源国のうちの少なくとも一つを含む、請求項９記載の方法。
11. プレイリストを生成する方法であって：
    オーディオを含む記録物の集合について、請求項８記載の方法に従って同定されたメタデータにアクセスする段階と；
    前記記録物の集合から関係する記録物を選択してプレイリストを形成する段階とを有しており、前記関係する記録物とは前記メタデータの少なくとも一つのタイプについてマッチする値を有するものであり、オンライン接続機能およびローカルな記憶容量に関わりなくある範囲の消費者電子装置について一貫したユーザー経験を生み出す、方法。
12. 前記メタデータが、アーチスト名、アーチストの変形名、関係するアーチスト情報、ジャンル・マッピング情報、発表年、アーチストの種別および起源国のうちの少なくとも一つを含む、請求項１１記載の方法。
13. オーディオを含む記録物の再生のための装置であって：
    複数の地理的領域における記録物の再生についての統計を収集し、該統計および対応するメタデータを地理的領域によって分離し、ある地理的領域について、前記統計に基づいて前記対応するメタデータの一部分を選択することによって得られる、前記地理的領域についての選択されたメタデータを格納するメモリを有する装置。
14. ある記録物に関連する第一のメタデータを取得し、前記選択されたメタデータにアクセスし、前記第一のメタデータを、前記選択されたメタデータ中の第二のメタデータとマッチさせるようプログラムされたプロセッサをさらに有する、請求項１３記載の装置。
15. 前記プロセッサがさらに、記録物のある集合についての第一および第二のメタデータにアクセスし、前記記録物の集合から関係する記録物を選択してプレイリストを形成するようプログラムされており、ここで、前記関係する記録物とは前記メタデータの少なくとも一つのタイプについてマッチする値を有するものであり、オンライン接続機能およびローカルな記憶容量に関わりなくある範囲の消費者電子装置について一貫したユーザー経験を生み出す、請求項１４記載の装置。
16. コンピュータ上で実行されると請求項１記載のすべての段階を実行するプログラムコード手段を有する、機械可読媒体上に記憶されたコンピュータプログラムプロダクト。
17. 前記方法が前記対応するメタデータの前記一部分をコンピュータ可読メモリに格納する段階をさらに含む、請求項１６記載のコンピュータプログラムプロダクト。
18. 前記収集する段階、分離する段階および選択する段階が、プログラムされたコンピュータシステムによって自動的に実行される、請求項１６記載のコンピュータプログラムプロダクト。
19. 前記選択する段階が、前記統計によって地理的領域の前記一つの中で最も人気があると示される、人気のある諸記録物についての対応するメタデータを含める、請求項１６記載のコンピュータプログラムプロダクト。
20. 前記選択する段階がさらに、前記人気のある諸記録物では過小評価されている下位領域およびジャンルのうちの少なくとも一つの追加的な記録物についての対応するメタデータを含める、請求項１９記載のコンピュータプログラムプロダクト。
21. 前記選択する段階が、前記地理的領域のうちの二つ以上について繰り返される、請求項２０記載のコンピュータプログラムプロダクト。
22. 異なる地理的領域について前記選択する段階が実行されるたびに、前記対応するメタデータの前記一部分を異なるコンピュータ可読メモリに格納することをさらに含む、請求項２１記載のコンピュータプログラムプロダクト。
23. コンピュータ上で実行されると請求項１記載のすべての段階を実行するプログラムコード手段を有する、機械可読媒体上に記憶されたコンピュータプログラムプロダクト。
24. 前記取得する段階が、その記録物のファイル名、ファイル名パスおよびID3タグのうちの少なくとも一つを読むことを含む、請求項２３記載のコンピュータプログラムプロダクト。
25. 前記選択されたメタデータが、アーチスト名、アーチストの変形名、関係するアーチスト情報、ジャンル・マッピング情報、発表年、アーチストの種別および起源国のうちの少なくとも一つを含む、請求項２４記載のコンピュータプログラムプロダクト。
26. 実行されると、プロセッサをしてプレイリストを生成する方法を実行せしめるよう制御する命令を記憶するコンピュータプログラムプロダクトであって、前記方法が：
    オーディオを含む記録物の集合について、請求項８記載の方法に従って同定されたメタデータにアクセスする段階と；
    前記記録物の集合から関係する記録物を選択してプレイリストを形成する段階とを有しており、前記関係する記録物とは前記メタデータの少なくとも一つのタイプについてマッチする値を有するものであり、該方法はオンライン接続機能およびローカルな記憶容量に関わりなくある範囲の消費者電子装置について一貫したユーザー経験を生み出す、コンピュータプログラムプロダクト。
27. 前記メタデータが、アーチスト名、アーチストの変形名、関係するアーチスト情報、ジャンル・マッピング情報、発表年、アーチストの種別および起源国のうちの少なくとも一つを含む、請求項２６記載のコンピュータプログラムプロダクト。
    

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