JP2008515160A - 表面波プラズマソースと、プラズマ空間との間の結合を改良するための方法とシステム - Google Patents

表面波プラズマソースと、プラズマ空間との間の結合を改良するための方法とシステム Download PDF

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Abstract

【課題】 表面波プラズマソースと、プラズマ空間との間の結合を改良するための方法とシステムを提供することである。
【解決手段】 表面波プラズマ(SWP)ソースと、プラズマ空間との間の結合を改良するための方法とシステムは、記載されている。表面波プラズマソースは、電磁波ラウンチャ、例えば共振器プレートを有するスロットアンテナを含む。共振器プレートと、プラズマ空間との間のプラズマ表面で、モードスクランブラは、プラズマへの結合を改良するために利用される。
【選択図】

Description

本出願は、同日に出願された同時係属中の米国特許出願シリアル番号10/XXX,XXXで代理人整理番号YYYYYYの名称「表面波プラズマ処理システムおよびその使用方法」、同日に出願された同時係属中の米国特許出願シリアル番号10/XXX,XXXで代理人整理番号YYYYYの名称「基板を処理するためのプラズマ処理システムおよびその使用方法」、および同日に出願された同時係属中の米国特許出願シリアル番号10/XXX,XXXで代理人整理番号YYYYYの名称「表面波の均一性を制御するための方法とシステム」に関連する。これらの出願全ての全体の内容は、これらの全体の引用によってここに取り入れられる。
本発明は、表面波プラズマ(SWP)ソースと、プラズマとの間の結合を改良するための方法と装置に関し、より詳しくは、モードスクランブラを使用して、SWPソースと、プラズマとの間の結合を改良するための方法と装置に関する。
一般的に、半導体プロセス中、(ドライ)プラズマエッチングプロセスは、半導体基板上にパターニングされた微細線に沿った材料を、またはビアまたはコンタクト内の材料を除去するかまたはエッチングを行うために利用される。プラズマエッチングプロセスは、一般に処理チャンバ内に、上部にパターン化された、保護層、例えばフォトレジスト層を有する半導体基板を配置することを含む。一旦基板がチャンバ内に配置されると、真空ポンプが雰囲気処理圧力を達成するようにスロット調整される一方、イオン化可能な、解離性のガス混合は、予め指定の流量でチャンバ内に導入される。その後、存在する一部のガス種がエネルギを有する電子との衝突後にイオン化されるときに、プラズマは、形成される。さらに、加熱された電子は、雰囲気ガス種のいくつかの種を解離させ、露出された表面のエッチング化学に適している反応物種(または複数の反応物種)を生成するのに役に立つ。一旦プラズマが形成されると、基板のいずれかの露出された表面は、プラズマによってエッチングされる。プロセスは、基板の露出領域のさまざまな形態(例えばトレンチ、ビア、コンタクトなど)をエッチングするために望ましい反応物、および、イオン集団の適切な濃度を含む最適の条件を達成するように調整される。エッチングが必要とされる基板材料としては、二酸化珪素(SiO)、ポリシリコン、および窒化シリコンが含まれる。
従来は、上記の通りに、さまざまな技術は、半導体デバイス製造において、基板の処理のためにプラズマ内のガスを励起して実行されている。特に、(「平行平板」)容量結合型プラズマ(capacitively coupled plasma:CCP)処理システム、または誘導結合型プラズマ(inductively coupled plasma:ICP)処理システムは、一般にプラズマ励起のために利用されている。プラズマソースの他方式の中で、マイクロ波プラズマソース(電子サイクロトロン共鳴(electron−cyclotron resonance:ECR)を利用しているものを含む)、表面波プラズマ(SWP)ソース、およびヘリコンプラズマソースが、ある。しかしながら、一般的に用いられるプラズマ処理システムの多数は、プロセス化学制御(すなわち化学解離の制御)、エネルギを有する電子を有する相互作用による基板ダメージ、およびプロセス均一性を含むがこれに限らず多くの不備に苦しむ。
本発明の一つの態様は、上記の問題の何らかまたは全てを低減するかまたは取り除くことである。
本発明の別の態様は、表面波プラズマ(SWP)ソースと、プラズマとの間の結合を改良するための方法およびシステムを提供することである。
本発明の別の態様は、所望の電磁気の(EM)波モードと、SWPソースの別のEM波モードとの間のモードジャンプを防止するための方法およびシステムを提供することである。
1つの態様に係る表面波プラズマ(SWP)ソースは、が記載され、そのSWPソースは、プラズマに隣接するプラズマ表面上の表面波を生成することによって所望のEM波モードのEMエネルギをプラズマに結合させるように構成された電磁気(EM)波ラウンチャと;EM波ラウンチャに結合され、プラズマを形成するためのEM波ラウンチャにEMエネルギを提供するように構成されたパワー結合システムと;EM波ラウンチャのプラズマ表面に結合され、プラズマの変化による所望のEM波モードと、別のEM波モードとの間のモードジャンプを防止するように構成されたモードスクランブラとを具備する。
以下の説明では、本発明の完全な理解を容易にするために、並びに説明のために、およびそれに限定されるものではない具体的な詳細の説明、例えばプラズマ処理システムの特定のジオメトリ、およびシステムコンポーネントのさまざまな説明は、記載される。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細からは離れる他の実施形態によっても実施されることができると理解されるべきである。
それでもなお、発明の本質が一般的な概念として説明されていたとしても、その発明の本質からなる形態が明細書内に含まれるのと理解されるべきである。
ここで図面を参照し、参照番号がいくつかの図の全体にわたって同一であるか対応する部品を示すように付され、図1は、実施形態に係るプラズマ処理システム100を示す。プラズマ処理システム100は、プラズマ空間116を規定するように構成された上部チャンバ部分112と、処理空間118を規定するように構成された下部チャンバ部分114とを有する処理チャンバ110を備える。下部チャンバ部分114において、処理チャンバ110は、基板125を支持するように構成された基板ホルダ120を備える。その中で、基板125は、処理空間118のプロセス化学に曝される。さらにまた、プラズマ処理システム100は、上部チャンバ部分112に結合され、プラズマ空間116にプラズマを形成するように構成されたプラズマソース130を具備する。
加えて、プラズマ処理システム100は、上部チャンバ部分112および下部チャンバ部分114に結合され、プラズマ空間116と、処理空間118との間に位置づけられたガス注入グリッド140を含む。ガス注入グリッド140は、プラズマを形成するためのプラズマ空間に第1のガス142を導入し、プロセス化学を形成するための処理空間に第2のガス144を導入するように構成される。第1のガス供給システム150は、ガス注入グリッド140に結合され、第1のガス142を供給するように構成される。さらに、第2のガス供給システム160は、ガス注入グリッド140に結合され、第2のガス144を供給するように構成される。
加えて、ガス注入グリッド140の温度は、温度制御システム170を使用して制御されることができ、ガス注入グリッド140の電位は、電気バイアスコントロールシステム175を使用して制御されることができる。
さらにまた、プラズマ処理システム100は、処理チャンバ110に結合し、処理チャンバ110を排気するように、同じく処理チャンバ110内の圧力を制御するように構成された排気システム180を備えている。オプションとして、プラズマ処理システム100は、処理チャンバ110、基板ホルダ120、プラズマソース130、ガス注入グリッド140、第1のガス供給システム150、第2のガス供給システム160、温度制御システム170、電気バイアスコントロールシステム175、および排気システム180に接続されたコントロールシステム190を更に具備する。コントロールシステム190は、プラズマ処理システム100のエッチングプロセスおよび堆積プロセスのうちの少なくとも1つを達成するためのプロセスレシピを実行するように構成されることができる。
さらに図1を参照し、プラズマ処理システム100は、200mmの基板、300mmの基板、またはより大きいサイズの基板を処理するように構成されることができる。事実、当業者によって理解されるように、プラズマ処理システムが、基板、ウェハ、またはLCDのそれらのサイズを問わずに処理するように構成されることができることは、予想される。従って、本発明の態様は、半導体基板のプロセスと関連して記載されているが、本発明は、単にそれに限定されるものではない。
上述の通り、処理チャンバ110は、プラズマ空間116内でプラズマの生成を容易にするように構成され、基板125の表面に隣接する処理空間118のプロセス化学を生成する。プラズマ空間116に導入される第1のガス142は、プラズマ形成ガスまたはイオン化可能ガスまたはガスの混合物を含んでいる。第1のガス142は、不活性ガス、例えば希ガスを含むことができる。処理空間118に導入される第2のガス144は、プロセスガスまたはプロセスガスの混合物を含んでいる。エッチングプロセスにおいて、たとえば、プロセスガスは、解離するときに、基板表面で材料をエッチングする反応性を有する分子成分を含むことができる。一旦プラズマがプラズマ空間116にて形成されると、プラズマのいくらかは、ガス注入グリッド140を介して処理空間118に拡散することができる。処理空間118内に拡散される加熱された電子は、たとえば、エッチングプロセスを実行する解離および反応性のラジカルの形成を引き起こすプロセスガス内の分子と衝突することができる。従って、ガス注入グリッド140の使用は、上記の通り、たとえば、処理空間に低い温度プラズマを発生する一方、プラズマ空間に、高密度、高温度(電子温度、T)プラズマの形成に作用することができる。
この際、第1および第2のガスに対する分割インジェクション方式は、プロセス化学を形成するために利用される第2のガスの分子組成の解離の減少に影響を及ぼす。加えて、例えば、不活性ガス(第1のガス)、例えばアルゴン(Ar)は、プラズマ空間に導入され、プラズマは、形成され、中性のAr原子は、加熱される。加熱されたAr中性原子は、ガス注入グリッド140を介して下に拡散し、より低い温度のところ(基板に隣接する処理空間)に侵入する。中性ガスのこの拡散は、プロセスガス(第2ガス)の分子組成の逆拡散を取り除くことができる。
一つの実施例において、プラズマソースは、表面波プラズマ(SWP)ソースを含むことができる。ここで図2を参照して、プラズマソース230は、内部導体240、外部導体242、および絶縁部241を有する同軸フィード238を有するスロットアンテナ、例えばラジアルラインスロットアンテナ(RLSA)を含んで示される。加えて、プラズマソース130は、低速波長板244、スロット248を有するスロットアンテナ246、および、共振器プレート250を備えている電磁気の(EM)波ラウンチャ243を含む。スロットの数、スロットのジオメトリ、スロットのサイズ、およびスロットの分配は、プラズマ空間116に形成されるプラズマの空間均一性の一因となることができる全てのファクタである。例えば、共振器プレート250の正確な寸法(すなわち厚さ、および、直径)は、数値的に算出されることができる。
波ラウンチャ243は、プラズマ空間116にマイクロ波パワーを放射するように構成されたマイクロ波ラウンチャを含む。マイクロ波ラウンチャは、マイクロ波源、例えば2.45GHzのマイクロ波電源に結合されることができ、マイクロ波パワーは、同軸フィード238を介してマイクロ波ラウンチャに結合される。マイクロ波源によって生成されるマイクロ波エネルギーは、マイクロ波発振器へ反射されるマイクロ波エネルギーを吸収するためのアイソレータ(図示せず)に導波管(図示せず)を介して案内され、その後、それは同軸コンバータ(図示せず)を介して同軸TEMモードにコンバートされる。チューナは、インピーダンスマッチングのために、および改良されたパワー伝達のために使用されることができる。マイクロ波エネルギーは、同軸フィード238を介してマイクロ波ラウンチャに結合され、ここで、別のモード変化は、同軸フィード238内でTEMモードからTMモードへと生じる。
なお図2を参照して、プラズマソース230は、処理チャンバ110の上部チャンバ部分112に結合され、そこにおいて、真空シールは、シーリングデバイス254を使用して、上部チャンバ壁252と、プラズマソース230との間に形成されることができる。シーリングデバイス254は、エラストマOリングを含むことができる。
一般に、同軸フィード238の内部導体240および外部導体242は、導電材料、例えば金属を含み、さらに低速波長板244および共振器プレート250は、誘電材料を含む。後者において、低速波長板244および共振器プレート250は、同一材料である。誘電材料は、たとえば、石英を含むことができる。同軸フィード、および、波ラウンチャのデザインに関する付加的な詳細はUS特許番号5,024,716号で名称「エッチング、アッシング、および、膜−形成のためのプラズマ処理装置」で見つかることができる。その全体の内容は、参照によってここに取り入れられたものとする。
低速波長板244および共振器プレート250の製造のために選ばれる材料は、自由空間波長に対して伝播する電磁(EM)波の波長を減少するように選択され、低速波長板244および共振器プレート250の寸法は、プラズマ空間116内にEMエネルギを放射するために効果的な定在波の形成を確実にするように選択される。
低速波長板244と、共振器プレート250とは、石英(二酸化珪素)から製造されるときに、特にプラズマ処理システムがエッチングプロセスアプリケーションのために利用されるときに、いくつかの問題は生じ得る。第1に、石英の選択は、エッチングプロセスとの互換性のために、多くの場合選ばれる。第2に、石英共振器および石英低速波長板の限界寸法は、非常に重要であり、従って、高費用消耗アイテムとなる。加えて、定在波電界の開始(onset)は、低電力プラズマプロセスに対する石英−プラズマ界面に隣接して滞在しなければならない。加えて、プラズマパラメータのシフトは、石英共振器の減衰している電界に影響を及ぼす。もし誘電体共振器の電界の強さがプラズマパラメータのシフトによる電界の変化より十分に大きくないならば、このようなシフトによって電圧定在波比(VSWR)ジャンプまたは定在波モードジャンプが生じ得ることとなる。本発明の発明者は、石英−プラズマ界面での定在波を有する石英共振器プレートの使用が、プラズマパラメータシフトとしてモードジャンプしやすくなり得ることを観測した。共振器プレートおよび低速波長板の製造のための材料として石英を使用するときは、また、スロットアンテナのデザイン(多数のスロット、それらのサイズ、ジオメトリ、および分布)は、プラズマ空間116の空間的に均一なプラズマに影響を及ぼすことに対して効果的ではない。従って、特別な形状は、均一なプラズマを形成するために必要であり得る。
さらに別の例では、プラズマソース231は、図2において示される同じ部材の多くを含んで図3にて記載される。しかしながら、プラズマソース231は、プラズマ空間116のプラズマの空間均一性を改良するように構成される1つ以上の同一中心の溝260を更に含むことができる。
別の形態として、低速波長板244および共振器プレート250は、高誘電率(high−k)材料から製造されることができる。ここで、高誘電率は、二酸化珪素(ほぼ3.9の値)の値以上の誘電率を有する材料を指すものとして使用されることができる。high−k材料の使用は、たとえば、プロセス化学の分子成分の解離を減少させるに至ることができ、プラズマパラメータのシフトによるモードジャンプのリスクを減少し、プラズマ空間116に形成されたプラズマの空間均一性を制御するのに改良された有効性をしめす。たとえば、high−k材料は、内在性の結晶シリコン、アルミナセラミック、窒化アルミニウム、および、サファイヤを含むことができる。共振器プレート250が内在性の結晶シリコンから製造されるときに、プラズマ振動数は、45℃の温度で2.45GHzを上回る。従って、内在性の結晶シリコンは、低温過程(すなわち、45℃未満)に対して適切である。より高温度プロセスのために、共振器プレート250は、アルミナ(Al)またはサファイヤから製造されることができる。
しかしながら、プラズマ空間116のプラズマの腐食性の性質のために、および共振器プレート250の限界寸法を維持することの要件のために、カバープレートは、より費用のかかる共振器プレート250を保護するために使用されることができる。さらにもう一つの実施例に係るカバープレート265は、図4において示され、共振器プレート250の下面に結合する。カバープレートの厚さは、その中で定在波を維持することがないように、十分に薄いものが選ばれる(すなわち、厚さは、電磁気的に臨界ではない);しかしながら、それは、機械的安定度のために十分に厚い。たとえば、カバープレート265は、厚さ1〜5mm、または、望ましくは、厚さ2〜3mmの石英カバープレートを含むことができる。さらに、共振器プレート250の下面(または接触面)およびカバープレート265の上面(または接触面)は、共振器プレート250と、カバープレート265との間の良好なコンタクトを確実にするように磨かれていることができる。薄膜は、また、共振器プレート250の下面に堆積することができ、そして、良好なコンタクトを提供するために磨かれる。例えば、薄膜は、SiOの薄膜を含むことができ、それは、最高2ミクロンの熱(thermal)SiOまたは最高6ミクロンの物理蒸着(PVD)SiOを含むことができる。
単純な幾何学的な界面、例えば無限の平板モデルを仮定して、共振器プレート250、およびカバープレート265に対して、図9Aにて図示するように、電気および磁気フィールドの分析的表示は、すなわち、均一なヘルムホルツ方程式を使用して決定されることができる。
Figure 2008515160
Figure 2008515160
および
Figure 2008515160
ここでx、y、およびzは、図8Aで示す直角座標であり、Eがz方向の電界であって、Eは、x方向の電界であって、Hは、y方向の磁場である、k250は、共振器プレートのカットオフ波数である。κ250は、共振器プレート材料の誘電率である。κ265は、カバープレート材料の誘電率である。βは、基本的な分散関係(すなわちβ=k−k =κ250 −k250 =κ265 +h、ここでkは媒体波数であり、kは、媒体カットオフ波数であり、hは、フィールド減衰定数であり、kは、真空波数であり、k265=jhである)からの伝搬定数である。Yは、真空波アドミタンス(Y=(ε/μ1/2=Z −1)である。たとえば、共振器プレートは、内在性の結晶シリコンから製造されることができ、カバープレートは、二酸化珪素から製造されることができる。従って、下付き添字“250”は内在性の結晶シリコンの材料特性を指し、下付き添字“265”は、二酸化珪素の材料特性を指す。
第1の表面波が、共振器プレートと、カバープレート界面との間に存在し、消え去っていく(evanescent)電界の開始は、図9Aに示すように、この界面で生ずる。kおよびkによって表される電磁波は、図9Aの2つの典型的なモードとして記載される。波k1,2およびk2,2は、内在性の結晶シリコン(例えばκ〜12、およびλSi〜1cm)の位相速度と、二酸化珪素(κ〜4、およびλSiO2〜3cm)の位相速度との間の位相速度で進行するこの界面での表面波を表す。もしカバープレートの厚さが、EM波の波長より非常に大きいならば、x>sに対する無限の平板モデルフィールド解は、
Figure 2008515160
Figure 2008515160
および
Figure 2008515160
(ここで、真空中のとき、kY=k;および、カバープレート内の表面波に対しては、kY=κ265)。しかしながら、カバープレートの厚さは、単なる波長の部分、従って、電界の減衰深さのより小さい部分であるので、解の上記セットは、不完全である。例えば、カバープレートと、プラズマとの間の界面での付加的な反射は、起こり、x>qに対する異なる崩壊定数が存在する。伝搬定数が、共振器プレート、カバープレート、およびプラズマに対して同じでなければならないという理由から、新しいβが存在する。さらに重要なことに、新しいβは、共振器プレート、カバープレート、およびプラズマにまたがっている新しい位相速度に至る。従って、カバープレートの影響として、プラズマ不安定性が、プラズマパラメータのシフトの結果として起こり得るかもしれない。プラズマに対する誘電率は、プラズマパラメータの広範囲にわたりほぼ単一の値であるが、EM波分散は、電子密度(n)、電子温度(T)などに強く影響を受ける。分散関係がプラズマ内で変化するとき、表面波伝播定数は変化する。その結果として、フィールド解は、変化する。直接の影響は、VSWRおよび可能なモードジャンプの増加を含み得る。
従って、モードジャンプの影響を軽減するために、モードスクランブラは、プラズマソースに結合されることができる。波ラウンチャ243のキャビティモードは、波ラウンチャキャビティの材料特性と同様に、波ラウンチャキャビティのジオメトリに依存でき、また、プラズマパラメータに依ることができる。モードスクランブラの使用は、その結果としてのキャビティモードのプラズマパラメータの変化の影響を減少する。さらにもう一つの実施例に係るモードスクランブラ270は、プラズマソース233の共振器プレート250の下面に結合され、図5において示される。ここで、モードスクランブラ270は、1つ以上のガスプレナム272に結合する1つ以上のガス穴274を有する。1つ以上のガスプレナム272および1つ以上のガス穴274は、ガス、例えば第1のガスまたは不活性ガスを導入するために構成される。1つ以上のガス穴274が1つ以上のガスプレナム272に結合することを示すが、それらがガスを導入するために構成され、1つ以上のガス穴274の1つ以上は、1つ以上のガスプレナム272の1つ以上に結合される必要はない。別の形態として、1つ以上のガス穴274の1つ以上は、排気されることができる。
なお図5を参照し、プラズマソース233は、処理チャンバ110の上部チャンバ部分112に結合され、そこにおいて、真空シールは、シーリングデバイス254を使用して、上部チャンバ壁252と、プラズマソース230との間に形成されることができる。シーリングデバイス254は、エラストマOリングを含むことができる。さらにまた、第2および第3のシーリングデバイス、255Aおよび255Bは、同軸フィード238の真空シールを提供するように利用される。
さらにもう一つの実施例に係るモードスクランブラ270は、プラズマソース233の共振器プレート250の下面に結合され、図6に示される。ここで、モードスクランブラ270は、1つ以上の止まり穴276を備える。図9Bに示すように、k、k、およびkによって表される電磁波は、3つの典型的なモードとして記載される。表面波k1,2(k1,3)およびk2,2(k2,3)は、プラズマ空間116のプラズマにエネルギの効果的な結合を表す。しかしながら、波kは、プラズマ加熱の一因とならず、それは、プラズマによって反射される。
1つ以上の止まり穴276の数、ジオメトリ、分布、およびサイズは、プラズマ空間116の均一なプラズマを提供するために選ばれることができる。加えて、1つ以上の止まり穴276は、プラズマに開放されることができる。しかしながら、各々の止まり穴のサイズ、例えば各々の穴の直径は、プラズマの形成を回避するために、十分に小さくされるべきである。たとえば、各々の止まり穴の直径は、100mTorr未満の処理圧力に対して2mm以下であることができる。圧力が増加するに従って、止まり穴のサイズは、その中のプラズマの形成を防止するために減少されるべきである(例えば、p=200mTorrのとき、直径は1mm以下であるべきである)。加えて、たとえば、1mm未満の止まり穴径は、λSi〜1cmに対するキャビティモードを攪乱するために効果的であることができる。
1つ以上の止まり穴は、穿孔(drilling)またはミリング技術、ソニックミリング、レーザーミリングもしくはエッチングプロセス、またはそれらの何らかの組合せを使用して製造されることができる。エッチングプロセスは、共振器プレート250に止まり穴を形成するために利用されることができるドライまたは湿式のエッチングプロセスを含むことができる。加えて、薄いSiO層、例えば熱SiOの2ミクロン層または物理蒸着(PVD)SiOの6ミクロン層は、共振器プレート250の下面に堆積されることができる。その後、薄いSiO層は、たとえば、エッチングプロセスを使用してパターニングされることができ、そのパターンとは、エッチングプロセスを使用して共振器プレート250に転写することができ、それによって薄いSiO層は、ハードマスクをとしての機能を果たし、1つ以上の止まり穴のジオメトリを規定する。さらにまた、維持されている薄いSiO層は、共振器プレート250と、カバープレート265との間の良好な界面を確実にするのに役に立つことができる。
代わりに、プラズマソースのさらにもう一つの実施例に係る図6に記載された1つ以上の止まり穴276を有するモードスクランブラ270は、プラズマの形成を防止するために、材料で埋められることができる。たとえば、図7に記載の、コーティング278は、1つ以上の止まり穴276を埋めるために、共振器プレート250の下面に適用されることができる。コーティング278は、共振器プレート250の誘電率より低い誘電率を有する材料である。たとえば、コーティングは、ほぼ4の誘電率を有するSiOを含むことができる。別の形態として、コーティングは、SiOの誘電率より低い誘電率を有する低誘電率(low−k)材料を含むことができる。代わりとして、コーティング278は、共振器プレートに対する膨張率とコンパチブルである熱膨張係数を有するlow−k材料を含むことができる。たとえば、low−k材料は、有機、無機、および無機−有機ハイブリッド材料の少なくとも1つを含むことができる。さらにまた、low−k材料は、多孔質または無孔質のコーティングを含むことができる。加えて、たとえば、コーティング278は、無機の、ケイ酸塩ベースの材料、例えば、CVD技術を使用して堆積された酸化されたオルガノシラン(またはオルガノシロキサン)を含むことができる。このようなコーティングの実施例は、Applied Materials社から市販されているブラックダイヤモンド(登録商標)CVD有機珪酸塩ガラス(OSG)膜、またはノベラスシステムから市販されているコーラル(登録商標)CVD膜を含む。加えて、たとえば、コーティング278は、小さいボイド(または孔)を作成するために硬化(curing)プロセスの間に壊されるCH結合を有する酸化シリコンベースのマトリックスのようなシングルフェーズ材料を含むことができ、加えて、たとえば、コーティング278は、硬化プロセスの間に蒸発する有機材料(例えばポロゲン(porogen))の孔を有する酸化シリコンベースのマトリックスのようなデュアルフェーズ材料を含むことができる。別の形態として、コーティング278は、無機の、ケイ酸塩ベースの材料、例えば水素シルセスキオキサン(HSQ)またはメチルシルセスキオキサン(MSQ)を含むことができ、それは、SOD技術を使用して堆積される。このようなコーティングの実施例は、ダウコーニングから市販されているFOx HSQと、ダウコーニングから市販されているXLK多孔質HSQと、JSRマイクロエレクトロニクスから市販されているJSR LKD−5109とを含む。なお、あるいは、コーティング278は、SOD技術を使用して堆積される有機材料を含むことができる。このようなコーティングの実施例は、ダウケミカルから市販されているSiLK―I、SiLK−J、SiLK−H、SiLK−D、および多孔質SiLK半導体誘電体樹脂と、ハネウェルから市販されているFLARE(登録商標)およびナノ−ガラス(Nano−glass)を含む。
加えて、たとえば、コーティング278は、化学気相成長(CVD)技術、または、東京エレクトロン株式会社(TEL)から市販されているクリーントラックACT 8 SODおよびACT 12 SODコーティングシステムで提供されるようなスピンオン誘電体(SOD)技術を使用して形成されることができる。クリーントラックACT 8(200mm)およびACT 12(300mm)コーティングシステムは、SOD材料に対して、コーティングし、ベーキングし、そして硬化させるツールを提供する。トラックシステムは、100mm、200mm、300mm、およびより大きい基板サイズを処理するために構成されることができる。基板上にコーティングを形成するための他のシステムと方法は、スピンオン技術および蒸着技術の当業者にとって周知である。一旦、コーティング278が塗布されると、それは、たとえば、カバープレート265との界面を改良されるされた界面を提供するために研磨されることができる。研磨工程は、例えば、化学機械研磨(CMP)を含むことができる。
代わりとして、さらにもう一つの実施例によれば、図6に記載された、1つ以上の止まり穴276を有するモードスクランブラ270は、プラズマの形成を防止するために、プラズマアレスタで埋められることができる。たとえば、図8に記載の、1つ以上の止まり穴276は、球状ペレット280で埋められる。球状ペレット280は、たとえば、上記の通り、SiOまたはlow−k材料であることができる。一旦、1つ以上の止まり穴が、球状ペレット280を積み込まれる(load)と、各々のペレットは、各々のペレットを各々の止まり穴に圧入することによって、またはカバープレート265を共振器プレート250に結合させることによって止まり穴の中で各々のペレットを保持することによって固定される。ペレットの物理的存在は、加速された自由電子の経路を減少させ(電子は、ペレットに衝突する)、したがって、雪崩イオン化を抑制する。一つの実施例において、各々の止まり穴276は、2mm直径×2mm深さを含むことができ、各々のペレット280は、2mmおよびより少ないの直径を有することができる(止まり穴内にフィットするように十分に小さいように)。加えて、共振器プレート250と、カバープレート265との間の良好な界面を確実にするために、薄いSiO層、たとえば熱SiOの2ミクロン層または物理蒸着(PVD)SiOの6ミクロン層は、共振器プレート250の接触面に堆積されることができる。
ここで図10を参照して、処理システムの一部は、記載されている。処理チャンバ310は、プラズマ空間316を囲う上部チャンバ部分312と、プロセス領域318を囲う下部チャンバ部分314とを含んで記載される。プラズマソース330、例えば上記の通りの表面波プラズマソースは、上部チャンバ部分312に結合され、プラズマ空間316にプラズマを形成するように構成される。ガス注入グリッド340は、上部チャンバ部分312と、下部チャンバ部分314に結合され、プラズマ空間316と、処理空間318との間に位置づけられる。図10にて図示したように、ガス注入グリッド340は、上部チャンバ部分312に結合され、そして、それは、上部シーリングデバイス344、例えばエラストマOリングを使用して真空で使用するために、シールされる。また、図10にて図示したように、ガス注入グリッド340は、下部チャンバ部分314に結合され、それは、下部シーリングデバイス346、例えばエラストマOリングを使用して真空で使用するために、シールされる。
ガス注入グリッド340は、プラズマ空間316をプラズマが処理空間318に結合させる1つ以上の通路342を備えている。加えて、ガス注入グリッド340は、第1のガスチャンネルアレイ356に結合された1つ以上のガス注入オリフィス(図示せず)を介してプラズマ空間316に第1のガスを導入するように構成される。第1のガスチャンネルアレイ356は、第1のガス供給システムに結合される1つのガスチャンネルまたは第1のガス供給システムに独立して結合されるガス注入グリッド340に複数のゾーンを形成する複数のガスチャンネルを含むことができる。後者の場合、第1のガスの組成、もしくは第1のガス流量、または両方は、1つのガスチャンネルから次へと変化することができる。また、図10の実施形態に示すように、ガス注入グリッド340は、第2のガスチャンネルアレイ366に結合される1つ以上のガス注入オリフィス(図示せず)を介して処理空間318に第2のガスを導入するように構成される。第2のガスチャンネルアレイ366は、第2のガス供給システムに結合される1つのガスチャンネルを、または、第2のガス供給システムに独立して結合される複数のガスチャンネルを含むことができる。後者において、第2のガスの組成、もしくは第2のガス流量、または両方は、1つのガスチャンネルから次へと変化することができる。さらに、ガス注入グリッド340の温度は、冷却するときにガス注入グリッド340から熱交換器(図示せず)まで熱を移送するために、または、加熱するときに熱交換器からガス注入グリッド340まで熱を移送するために、流体チャンネルアレイ376を介して熱伝達流体を回して制御されることができる。流体チャンネルアレイ376は、温度制御システムに結合される1つの流体チャンネルを、または独立して温度制御システムに結合される複数の流体チャンネルを含むことができる。後者において、熱伝達流体の組成、もしくは熱伝達流体の温度、もしくは熱伝達流体の流量、またはそれらの何らかの組合せは、1つの流体チャンネルから次へと変化することができる。
図10にて図示したように、第1のガスは、ガスライン354の第1のアレイを介して、第1のガスチャンネルアレイ356に結合される。第1のガスは、図1に記載された第1のガス供給システム150のような第1のガス供給システムを結合するためのポイントを可能にするガスフィッティング352の第1のアレイを介してガスライン354の第1のアレイに結合されている。たとえば、ガスフィッティング352の第1のアレイは、上部チャンバ部分312に位置づけられることができ、ガスライン354の第1のアレイは、ガス注入グリッド340内に、上部チャンバ部分312を介して通過することができ、そして、それによって、ガスシーリングデバイス358の第1のアレイは、第1のガスのリークを防止するように利用される。たとえば、ガスシーリングデバイス358の第1のアレイは、1つ以上のエラストマOリングを含むことができる。
図11にて図示したように、第2のガスは、ガスライン364の第2のアレイを介して、第2のガスチャンネルアレイ366に結合される。第2のガスは、図1に記載された第2のガス供給システム160のような第2のガス供給システムを結合するためのポイントを可能にするガスフィッティング362の第2のアレイを介してガスライン364の第2のアレイに結合されている。たとえば、ガスフィッティング362の第2のアレイは、上部チャンバ部分312に位置づけられることができ、ガスライン364の第2のアレイは、ガス注入グリッド340内に、上部チャンバ部分312を介して通過することができ、そして、それによって、ガスシーリングデバイス368の第2のアレイは、第2のガスのリークを防止するように利用される。たとえば、ガスシーリングデバイス368の第2のアレイは、1つ以上のエラストマOリングを含むことができる。
加えて、図12にて図示したように、熱伝達流体は、流体ライン374のアレイを介して、流体チャンネルアレイ376に結合される。熱伝達流体は、図1に記載された温度制御システム170のような温度制御システムを結合するためのポイントを可能にする流体フィッティング372のアレイを介して流体ライン374のアレイに結合されている。たとえば、流体フィッティング372のアレイは、上部チャンバ部分312に位置づけられることができ、流体ライン374のアレイは、ガス注入グリッド340内に、上部チャンバ部分312を介して通過することができ、それによって、流体シーリングデバイス378のアレイは、熱伝達流体のリークを防止するように利用される。たとえば、流体シーリングデバイス378のアレイは、1つ以上のエラストマOリングを含むことができる。
ここで図13および図14を参照し、ガス注入グリッドのトップダウンの図を示す。図13において、ガス注入グリッド340Aは、記載され、そこにおいて、ガス注入グリッドは、通路342Aの矩形分布を含む。例えば図13に示すように、第1のガスは、3つの分離したガスライン354A、354B、および354Cを介して、3つのガスチャンネル356A、356B、および356Cに独立して接続される。図示はしていないが、別々のマスフローコントローラまたはマスフローコントローラの別々のアレイは、各々のガスラインに結合することができる。
図14で、ガス注入グリッド340Bは、記載され、そこにおいて、ガス注入グリッドは、通路342Bの円形分配を含む。たとえば、図14に示すように、第1のガスは、3つの分離したガスライン354A、354B、および354Cを介して、3つのガスチャンネル356A、356B、および356Cに独立して接続される。図示はしていないが、分離したマスフローコントローラ、または分離したマスフローコントローラのアレイは、各々のガスラインに接続されることができる。
第1のガスは、プラズマ形成ガスまたはイオン化可能ガスを含んでいる。たとえば、第1のガスは、不活性ガス、例えば希ガス(すなわちヘリウム、アルゴン、キセノン、クリプトン、ネオン)を含むことができる。第2のガスは、プロセスガスを含んでいる。たとえば、第2のガスは、ハロゲン含有ガス、例えばCl、HBr、SF、NFなど)を含むことができる。加えて、たとえば、第2のガスはC含有ガス、例えばCF、C、C、Cを含むことができる。ここで、xおよびyは、1以上の整数である。
図10〜図14に記載されたガス注入グリッド340(340A、340B)は、アルミニウムのような金属、またはアルミナのようなセラミックから作られることができる。別の形態として、ガス注入グリッド340は、石英、シリコン、炭化珪素、窒化シリコン、窒化アルミニウム、またはカーボンで製作されることができる。加えて、ガス注入グリッド340は、コーティングによって保護されていることができる。例えば、コーティングは、表面陽極酸化、プラズマ電解酸化を使用して形成されたコーティング、または熱溶射皮膜(thermal spray coating)のようなスプレーコーティングのうちの1つを含むことができる。実施例において、コーティングは、Al、およびYのうちの少なくとも1つを含むことができる。他の例では、コーティングは、第III列元素(周期表の列III)、および、ランタニド系元素のうちの少なくとも1つを含む。他の例では、III列元素は、イットリウム、スカンジウム、およびランタンのうちの少なくとも1つを含む。他の例では、ランタニド系元素は、セリウム、ジスプロシウム、およびユウロピウムのうちの少なくとも1つを含む。別の実施形態において、コーティングを形成する複合物は、イットリア(Y)、Sc、Sc、YF、La、CeO、Eu、およびDyOのうちの少なくとも1つを含む。他の例では、コーティングは、Keronite(Keronite株式会社(Advanced Surface Technology, PO Box 700, Granta Park, Great Abington, Cambridge CB1 6ZY, UK)から市販されている表面コーティング処理)を含むことができる。他の例では、コーティングは、シリコン、炭化珪素、アルミナ、テフロン(登録商標)、ベスペル、またはカプトンのうちの少なくとも1つを含むことができる。
再び図1を参照して、基板125は、機械的なクランピングシステムまたは電気的なクランピングシステム、例えば静電クランピングシステムを介して基板ホルダ120に固定されることができる。さらにまた、基板ホルダ120は、基板ホルダ120から熱を受け、そして、熱を熱交換器システム(図示せず)に移送し、または、加熱するときには、熱交換器システムから熱を移送する再循環クーラントフローを含む冷却システムを更に含むことができる。さらに、ガスは、基板125と、基板ホルダ120との間のガスギャップ熱伝導を改良するために、裏面ガスシステムを介して基板125の裏面に供給されることができる。基板の温度コントロールが上昇するか減少する温度で必要なときに、このようなシステムは利用されることができる。たとえば、裏面ガスシステムは、2ゾーンガス分配システムを含むことができ、そこにおいて、ヘリウム気体ギャップ圧力は、基板125の中心と、エッジとの間を独立して変化させることができる。他の実施の形態において、加熱/冷却素子、例えば抵抗加熱部材または熱電気ヒータ/冷却装置は、基板ホルダ120、同じく処理チャンバ110のチャンバ壁、および、プラズマ処理システム100内の他のいかなるコンポーネントにも含まれることができる。
さらにまた、基板ホルダ120は、ラジオ周波数(RF)パワーが処理空間118のプロセスプラズマに結合される電極を含むことができる。たとえば、基板ホルダ120は、RF発振器(図示せず)から、インピーダンスマッチングネットワーク(図示せず)を介して、基板ホルダ120にRF電力の伝達を介したRF電圧で電気的にバイアスをかけられることができる。RFバイアスのための典型的な周波数は、約0.1MHzから約100MHzまでの範囲である。プラズマ処理のためのRFバイアスシステムは、当業者にとって周知である。
代わりとして、RF電力は、複数の周波数で基板ホルダ電極に印加される。さらにまた、インピーダンスマッチングネットワークは、反射パワーを減少することによってプラズマ処理チャンバ10のプラズマへのRF電力の移送を改良するために役に立つ。マッチングネットワークトポロジ(例えばL−タイプ、π−タイプ、T−タイプなど)、および自動制御法(automatic control methods)は、当業者にとって周知である。
温度制御システム170は、ガス注入グリッド130の温度を制御するために必要なコンポーネントを含むことができる。たとえば、温度制御システム170は、熱伝達流体の温度を制御するための熱交換器と、ガス注入グリッド130の1つ以上のチャネルに熱伝達流体の流量を供給し制御するためのポンプおよびマスフローコントローラと、温度感知装置と、コントローラなどとを含むことができる。
電気バイアスコントロールシステム175は、ガス注入グリッド130に電気的にバイアスをかけるために必要なコンポーネントを含むことができる。電気バイアスは、直流(DC)電気バイアス、もしくは交流(AC)電気バイアス、またはそれらの組合せを含むことができる。たとえば、電気バイアスは、ラジオ周波数(RF)電気バイアスを含むことができる。電気バイアスコントロールシステム175は、電圧/電流源またはパワーソース、電圧または電流またはインピーダンスの測定デバイス、コントローラなどを含むことができる。
排気システム180は、1秒あたり約5000リットル(および、より高い)までの排気速度が可能なターボ分子真空ポンプ(TMP)と、チャンバ圧力をスロット調整するためのゲートバルブとを含むことができる。ドライプラズマエッチングのために利用される従来のプラズマ処理装置において、1秒あたり1000〜3000リットルのTMPは、一般に使用される。さらに、チャンバ圧力をモニタリング(図示せず)するためのデバイスは、処理チャンバ110に結合されることができる。圧力測定デバイスは、たとえば、MKS Instruments社(アンドーバー、MA)から市販されているタイプ628B Baratron絶対キャパシタンスマノメータであることができる。
なお図1を参照し、コントロールシステム190は、マイクロプロセッサ、メモリ、および、プラズマ処理システム100と通信し、プラズマ処理システム100からの出力をモニターするのと同様に、プラズマ処理システム100への入力をアクティブにするために十分な制御電圧を生成することが可能なデジタル入出力ポートを含むことができる。さらに、コントローラ190は、処理チャンバ110、基板ホルダ120、プラズマソース130、ガス注入グリッド140、第1のガス供給150、第2のガス供給160、温度制御システム170、電気バイアスコントロールシステム175、および、排気システム180に結合されることができ、それらと情報を交換することができる。たとえば、メモリに格納されたプログラムは、エッチングプロセスまたは堆積プロセスを実行するために、プロセスレシピによってプラズマ処理システム100の上記コンポーネントへの入力をアクティブにするために利用されることができる。コントローラ190の1つの実施例は、テキサス州、オースティンのデル社から入手可能な、デルプレシジョンワークステーション610(登録商標)である。
コントローラ190は、プラズマ処理システム100に対して近くに位置づけられることができ、または、それは、プラズマ処理システム100に対して離れて位置づけられることができる。たとえば、コントローラ190は、直接接続、イントラネット、インターネット、および、ワイヤレス接続のうちの少なくとも1つを使用してプラズマ処理システム100とデータを交換することができる。コントローラ190は、たとえば、顧客サイト(すなわちデバイスメーカーなど)でイントラネットに、接続されることができ、または、それは、たとえば、ベンダーサイト(すなわち装置製造業者)でイントラネットに、接続されることができる。加えて、たとえば、コントローラ190は、インターネットに接続されることができる。さらにまた、別のコンピュータ(すなわちコントローラ、サーバなど)は、直接接続、イントラネット、およびインターネットのうちの少なくとも1つを介して、データを交換するために、コントローラ190にアクセスすることができる。また、当業者によって理解されるように、コントローラ190は、ワイヤレス接続を介してプラズマ処理システム100とデータを交換することができる。
ここで図15を参照して、プラズマ処理システムを操作する方法は、記載されている。方法は、プラズマ処理システム、例えば、図1〜図14に記載されたプラズマ処理システムに、基板を配置することに関する510で開始するフローチャート500を含む。たとえば、基板は、プラズマ空間を規定するように構成された上部チャンバ部分と、処理空間を規定するように構成された下部チャンバ部分とを有する処理チャンバ内に配置されることができる。
520において、第1のガスは、上部チャンバ部分と、下部チャンバ部分との間に配置されたガス注入グリッドから、プラズマ空間へ導入される。530において、第2のガスは、ガス注入グリッドから処理空間へ導入される。
540において、プラズマは、上部チャンバ部分に結合されたプラズマソースを使用して第1のガスから、プラズマ空間内に形成される。550において、ガス注入グリッドを介して処理空間をプラズマ空間に結合させることによって、プロセス化学は、基板を処理するための処理空間内に形成される。
ここで図16を参照して、プラズマ処理システムの均一性を制御する方法は、実施形態によって提供される。方法は、基板をプラズマ処理システム、例えば図1〜図14に記載されたプラズマ処理システムに配置することに関する610で開始するフローチャート600を含む。たとえば、基板は、プラズマ空間を規定するように構成された上部チャンバ部分と、処理空間を規定するように構成された下部チャンバ部分とを有する処理チャンバに配置されることができる。
620において、第1のガスは、上部チャンバ部分と、下部チャンバ部分との間に配置されたガス注入グリッドから、プラズマ空間へ導入される。プラズマ空間への第1のガスの導入は、上記の通りに、ガス注入グリッドに形成された複数のゾーンから起こる。第1のガスを導入するための各々のゾーンは、1つ以上の注入オリフィスを有するガス注入グリッドに形成されたガスチャンネルを含み、ガスチャンネルは、第1のガス供給システムに独立して接続される。図にて図13および図14に示したように、各々のゾーンは、たとえば、径方向に形成されることができる。
630において、第2のガスは、ガス注入グリッドから処理空間へ導入される。任意に、プラズマ空間への第2のガスの導入は、上記の通りに、ガス注入グリッドに形成された複数のゾーンから起こる。第2のガスを導入するための各々のゾーンは、1つ以上の注入オリフィスを有するガス注入グリッドに形成されたガスチャンネルを含み、ガスチャンネルは、第2のガス供給システムに独立して接続される。各々のゾーンは、たとえば、径方向に形成されることができ、図13および図14の第1のガスのために示される方式と同様である。
640において、プラズマ空間への第1のガスのフローは、基板の空間的に均一なプロセスを提供するために調整される。プラズマ空間への第1のガスの局所的な流量は、局所的なプラズマの密度を上げるか、または下げるかする。たとえば、プラズマソースの高出力動作の間、ホットプラズマは、非常に加熱され、したがって、流量の増加は、第1のガスのイオン化の過剰に至ることができる(すなわちプラズマ密度の増加)。別の形態として、たとえば、プラズマソースの低出力動作の間、ホットプラズマは、それ自体を維持し、流量の増加は、電子温度の消失(quenching)に導くことができる(すなわち中性と電子との間の衝突の消失)。したがって、プラズマ密度の減少に至る。一つの実施例において、ガス注入グリッドは、上記の通り、プラズマ空間に第1のガスを導入するための複数のゾーンを含むことができる。各々のゾーンに対する流量は、プロセスレシピの範囲内で、エッチングまたは堆積プロセスの対して、特定のプロセスのためのプラズマ空間のプラズマ密度の最適の空間的分布を達成するために、利用されることができる。例えば、実験計画法(DOE)は、最適の結果を生ずるように各々のゾーンに対する流量の最適のセットを決定するために実行されることができる。
任意に、処理空間への第2のガスのフローは、基板の空間的に均一なプロセスを提供するために調整される。
650において、上部チャンバ部分に結合されたプラズマソースを使用して第1のガスから、プラズマは、プラズマ空間に形成される。650において、プロセス化学は、ガス注入グリッドを介して処理空間をプラズマ空間に結合させることによって基板を処理するための処理空間に形成される。
本発明の特定の典型的な実施形態だけが上で詳述されたが、当業者は、本発明の新規進歩の事項から逸脱することなく多数の変更態様が可能であることを容易に理解する。したがって、全てのこのような変更態様は、本発明の範囲内に含まれることを目的とする。
本発明の実施形態に係るプラズマ処理システムの簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 図1に記載されたプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 図1において記載されるプラズマ処理システムのためのプラズマソースの別の簡略化された概略表現を示す図である。 媒体の電磁波伝搬の概略表現を提供する図である。 媒体の電磁波伝搬の概略表現を提供する図である。 実施形態に係る処理チャンバの一部の分解図を提供する図である。 実施形態に係る処理チャンバの一部の分解図を提供する図である。 別の実施形態に係る処理チャンバの一部の分解図を提供する図である。 実施形態に係るガス注入グリッドの上面図を示す図である。 別の実施形態に係るガス注入グリッドの上面図を示す図である。 実施形態に係るプラズマ処理システムを操作する方法を提供する図である。 実施形態に係るプラズマ処理システムの均一性を制御する方法を提供する図である。

Claims (28)

  1. プラズマに隣接する電磁気(EM)波ラウンチャのプラズマ表面上に表面波を生成することによって、所望のEM波モードのEMエネルギをプラズマに結合させるように構成された前記EM波ラウンチャと;
    前記EM波ラウンチャに結合され、前記プラズマを形成するための前記EM波ラウンチャに前記EMエネルギを提供するように構成されたパワー結合システムと;
    前記EM波ラウンチャの前記プラズマ表面に結合され、前記所望のEM波モードと、別のEM波モードとの間のモードジャンプを減少するように構成されたモードスクランブラとを具備する表面波プラズマ(SWP)ソース。
  2. 前記EM波ラウンチャは、TM01モードとして前記所望のEM波モードを結合させるように構成されている請求項1のSWPソース。
  3. 前記モードスクランブラは、前記EM波ラウンチャの前記プラズマ表面に結合された1つ以上の穴を有している請求項1のSWPソース。
  4. 前記1つ以上の穴は、そこを通ってガスを流すように構成された1つ以上のガス穴を有している請求項3のSWPソース。
  5. 前記1つ以上の穴は、1つ以上の止まり穴を有している請求項3のSWPソース。
  6. 前記1つ以上の止まり穴のサイズ、ジオメトリ、数または分配のうちの少なくとも1つは、空間的に制御されたプラズマを発生するように選ばれる請求項5のSWPソース。
  7. 前記1つ以上の止まり穴は、幅および深さによって特徴づけられる請求項5のSWPソース。
  8. 前記1つ以上の止まり穴の前記幅、および、前記1つ以上の止まり穴の前記深さは、実質的に同一である請求項7のSWPソース。
  9. 前記1つ以上の止まり穴の前記幅、および、前記1つ以上の止まり穴の前記深は、1mm以下である請求項7のSWPソース。
  10. 前記1つ以上の止まり穴は、SiOを含んでいる材料で埋められる請求項5のSWPソース。
  11. 前記1つ以上の止まり穴は、SiOより少ない誘電率を有する低誘電率材料を含んでいる材料で埋められる請求項5のSWPソース。
  12. 前記1つ以上の止まり穴は、プラズマアレスタで埋められる請求項5のSWPソース。
  13. 前記プラズマアレスタは、球状ペレットを含んでいる請求項12のSWPソース。
  14. 前記球状ペレットは、SiOまたはSiOより低い誘電率を有する低誘電率材料を含んでいる請求項13のSWPソース。
  15. 前記パワー結合システムは、ラジオ周波数(RF)パワー結合システムを備えている請求項1のSWPソース。
  16. 前記パワー結合システムは、マイクロ波パワー結合システムを備えている請求項1のSWPソース。
  17. 前記マイクロ波パワー結合システムは、
    2.45GHzでマイクロ波エネルギーを発生するように構成されたマイクロ波源と;
    前記マイクロ波源の出口に結合された導波管と;
    前記導波管に結合され、前記マイクロ波源へマイクロ波エネルギーの伝播を防止するように構成されたアイソレータと;
    前記アイソレータに結合され、前記マイクロ波エネルギーを同軸フィードに結合させるように構成された同軸コンバータとを備え、
    前記同軸フィードは、前記EM波ラウンチャに更に結合されている請求項16のSWPソース。
  18. 前記パワー結合システムは、EM波エネルギを前記EM波ラウンチャに結合させるための同軸フィードを備え、
    前記EMラウンチャは、前記同軸フィードの内部導体に結合された一方の端部と、前記同軸フィードの外部導体に結合された他方の端部とを有するスロットアンテナを備え、
    前記スロットアンテナは、前記内部導体と、前記外部導体との間の前記スロットアンテナより上の第1の領域から、前記スロットアンテナの下の第2の領域に、前記EMエネルギを結合させるように構成された1つ以上のスロットを有している請求項17のSWPソース。
  19. 前記EM波ラウンチャは、
    前記第1の領域に置かれ、自由空間の波長に対して前記EMエネルギの実効波長を減少するように構成された低速波長板と;
    前記第2の領域に置かれ、前記EM波ラウンチャの前記プラズマ表面を含む下面を有する共振器プレートとを更に備えている請求項18のプラズマ処理システム。
  20. 前記低速波長板と、前記共振器プレートとは、実質的に同じ材料組成である請求項19のSWPソース。
  21. 前記低速波長板と、前記共振器プレートとは、異なる材料組成である請求項19のSWPソース。
  22. 前記低速波長板と、前記共振器プレートとは、主として石英からなる請求項20のSWPソース。
  23. 前記共振器プレートは、プラズマの空間均一性を改良するように構成された少なくとも1つの同一中心の溝を備えている請求項22のSWPソース。
  24. 前記共振器プレートは、4の値より大きい誘電率を有する高誘電率(high−k)材料である請求項19のSWPソース。
  25. 前記共振器プレートは、石英、内在性の結晶シリコン、アルミナ、およびサファイヤの1つ以上を備えている請求項19のSWPソース。
  26. 前記EM波ラウンチャに取り付けられ、前記SWPソースの腐食を低減するように構成されたカバープレートを更に具備する請求項1のSWPソース。
  27. プラズマに隣接する電磁気(EM)波ラウンチャのプラズマ表面上に表面波を生成することによって、所望のEM波モードのEMエネルギをプラズマに結合させるように構成された前記EM波ラウンチャと;
    前記EM波ラウンチャに結合され、前記プラズマを形成するための前記EM波ラウンチャに前記EMエネルギを提供するように構成されたパワー結合システムと;
    前記所望のEM波モードと、別のEM波モードとの間のモードジャンプを低減するための手段とを具備する表面波プラズマ(SWP)ソース。
  28. 前記SWPソースの腐食を低減するために、前記EM波ラウンチャに取り付けられる手段を更に具備する請求項27のSWPソース。
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