JP2008515150A - 変形する薄膜を備えたmemsスイッチ - Google Patents

変形する薄膜を備えたmemsスイッチ Download PDF

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Abstract

【解決手段】電圧が加えられると変形可能となる薄膜あるいは層を備えたMEMSスイッチが形成される。いくつかの実施形態では、電圧の印加が、スイッチコンタクトを開く。
【選択図】 図11A

Description

本発明の分野は、微小電気機械システム(MEMS)に関連する。
微小電気機械システム(MEMS)は、微小機械素子、アクチュエータ、及び電子機器を含む。微小機械素子は、堆積、エッチング、及びその他の微小機械加工処理を用いて生成される。この微小機械加工処理は、基板及び/又は堆積した材料層の部分をエッチングにより取り去ったり、又は、層を加えて、電子デバイス及び電気機械デバイスを形成するMEMSデバイスの1つのタイプは、干渉変調器と呼ばれる。本明細書で用いられるように、干渉変調器又は干渉光変調器という用語は、光干渉の原理を用いて、光を選択的に吸収及び/又は反射するデバイスを称する。ある実施形態では、干渉変調器は、一対の電導性プレートからなる。この片方あるいは両方は、全体又は部分的に透過及び/又は反射し、適切な電気信号が加えられると、関連動作を行うことができる。特定の実施形態では、一方のプレートは、基板上に堆積された固定層からなり、他方のプレートは、エアギャップによって固定層から分離された金属膜を備えている。本明細書でより詳細に記載されるように、他のプレートに対する1つのプレートの位置は、干渉変調器に入射した光の光学干渉を変える。そのようなデバイスは、幅広い範囲の用途を持ち、これらのタイプのデバイスの特性を利用及び/又は変えることは、当該技術分野において有益であろう。これによって、これら特性が、既存の製品の改良や、未開発の新製品の創造に活用できるようになる。
本発明のシステム、方法、及びデバイスは、それぞれ幾つかの局面を持ち、そのうちの1つが単独で望ましい特性をもたらしているのではない。本発明の範囲を限定することなく、そのより顕著な特徴が手短に説明される。この記述を考慮した後に、また、特に、実施形態を読んだ後に、本発明の特徴が、他のディスプレイデバイスよりも優れた点を、どのようにして提供するのかが理解されるであろう。
1つの実施形態では、本発明は、少なくとも第1及び第2の端子と、第1の電極とを含む微小電気機械システム(MEMS)スイッチを備える。このスイッチは更に、少なくとも第2の電極を形成する部分を含み、印加された電圧に応じて第2の電極と第1の電極との間で移動可能な可動素子を含む。第1の端子及び第2の端子は、この可動素子の位置に依存して、選択的に接続可能となる。そして、第2の電極と第1の電極との間の閾値よりも低い電圧は、第1の端子と第2の端子とが、電気的に接続されるようにする。
別の実施形態は、電流を流すための少なくとも第1及び第2の電導手段と、位置に基づいて、第1の電導手段と第2の電導手段とを選択的に電気的に接続する可動手段と、可動手段を移動させる移動手段とを含む微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含む。可動手段は、可動手段と移動手段との間の電位差に基づいて移動し、かつ、閾値よりも低い電圧が、可動手段と移動手段との間に印加された場合に、第1の電導手段と第2の電導手段とを電気的に接続するように構成されている。
別の実施形態は、第1及び第2の端子と、可動素子とを含む微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを操作する方法を含んでいる。この方法は、可動素子が第1の位置に移動し、かつ第1の端子と第2の端子との間の電気的接続が切断されるように、第1の閾値よりも高い第1の電位差をデバイスに加えることと、可動素子が第2の位置に移動し、かつ第1の端子と第2の端子との間の電気的接続が確立されるように、第2の閾値よりも低い第2の電位差をデバイスに加えることとを含んでいる。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法を含む。この方法は、少なくとも第1の端子及び第2の端子を形成することと、第1の電極を形成することと、少なくとも第2の電極を形成している部分を含み、かつ加えられた電位差に応じて第2の電極と第1の電極との間で移動可能である可動素子を形成することとを含み、可動素子の位置に依存して選択的に電気的に接続可能となるように第1の端子及び第2の端子を構成する。第2の電極と第1の電極との間の閾値よりも低い電圧は、第1の電極及び第2の電極が電気的に接続されるようにする。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、第1の主面及び第2の主面を有する変形可能で電気的に電導性の薄膜と、薄膜の第1の主面の反対にある電極と、変形可能な薄膜を有する移動可能な第1のスイッチ端子と、薄膜の第2の主面の反対にある第2のスイッチ端子とを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、電流を導く第1の電導手段と、第1の電導手段を移動させる移動手段と、移動手段の第1の側に配置され、移動手段を変形させる変形手段と、移動手段の第2の側に配置され、電流を導く第2の電導手段とを含む。
別の実施形態は、第1及び第2のスイッチ端子と、第1及び第2の電極とを含む微小電気機械システム(MEMS)スイッチを操作する方法を含む。この方法は、MEMSスイッチが機械的弛緩状態にある場合、第1のスイッチ端子と第2のスイッチ端子との間の電気的な接触を維持することと、第1の電極と第2の電極との間の閾値よりも大きな電場を形成することによって、第1のスイッチ端子と第2のスイッチ端子とを切断することとを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法を含んでいる。この方法は、第1の主面と第2の主面とを有する変形可能な電導性の薄膜を形成することと、薄膜の第1の主面の反対にある電極を形成することと、変形可能な薄膜によって移動可能な第1のスイッチ端子を形成することと、薄膜の第2の主面の反対にある第2のスイッチ端子を形成することとを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを開く方法を含んでいる。この方法は、第1のスイッチ端子を、電場によって、第2のスイッチ端子に対して確立された電気的結合から切断することを含む。別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを含んでいる。このスイッチは、ギャップの第1の側に少なくとも第1の電極と第1の端子とを含む可動素子と、第2の端子と、第1及び第2の電極に印加された電位差に基づいて可動素子を移動させ、第1の端子と第2の端子とを選択的に接続するように構成された、ギャップの第2の側の第2の電極とを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、第1の可動素子及び第2の可動端子を含み、第1の位置と第2の位置との間で移動可能な素子を含む。第1の可動端子と第2の可動端子とは、可動素子とともに協調して移動し、素子が第1の位置にある場合には、第1の可動端子と第2の可動端子とを接続し、素子が第2の位置にある場合には、第1の可動端子と第2の可動端子とを切断する。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、第1の可動端子と第2の可動端子とを第1の位置と第2の位置との間で移動させる手段を含む。第1の可動端子と第2の可動端子とは、移動手段と協調して移動し、移動手段が第1の位置にある場合に、第1の可動端子と第2の可動端子とを接続し、素子が第2の位置にある場合に、第1の可動端子と第2の可動端子とを切断する。
別の実施形態は、第1の可動端子と第2の可動端子とを含む微小電気機械システム(MEMS)スイッチを操作する方法を含んでいる。この方法は、第1の可動端子と第2の可動端子とが第1の位置に移動できるように、スイッチに第1の電圧を印加することを含む。第1の可動端子と第2の可動端子との間の電気的接続が確立される。
この方法は更に、第1の可動端子と第2の可動端子とが第2の位置に移動できるように第2の電位差をスイッチに印加することを含む。第2の位置では、第1の可動端子と第2の可動端子との間の電気的な接続が切断されている。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法を含む。この方法は、第1の位置と第2の位置との間で移動可能な素子を形成することと、この可動素子上に第1の可動端子と第2の可動端子とを形成することとを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを含んでいる。このスイッチは、第1のスイッチ端子及び第2スイッチ端子と、MEMSスイッチが機械的弛緩状態にある場合、第1のスイッチ端子と第2のスイッチ端子との間の電気的な接触を維持する手段と、閾値よりも大きな電位差をMEMSスイッチに印加することによって、第1のスイッチ端子と第2のスイッチ端子とを切断する手段とを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法を含む。この方法は、基板に電極と絶縁体を形成することと、絶縁体の上に第1の犠牲層を形成することと、面内張力を備えた可撓層を形成することと、可撓層の上に第1の端子を形成することと、第2の犠牲層を形成することと、第2の犠牲層の上に第2の端子を形成することと、第2の端子をサポートする上部層を形成することと、第1の犠牲層と第2の犠牲層とを除去することとを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法を含んでいる。この方法は、基板に絶縁体及び電極を形成することと、絶縁体上の犠牲層にプレートを形成することと、プレートに接続された層を形成することとを含む。この層、あるいはプレート、あるいはこれら両方は、1つ又は複数の端子を含んでいる。この方法はさらに犠牲層を除去することを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、ギャップの第1の側にあり、1つ又は複数のコンタクトコンダクタ及び第1の電極を含む可動素子と、ギャップの第1の側にある第1の固定端子及び第2の固定端子と、ギャップの第2の側にある第2の電極とを含む。この可動素子は、1つ又は複数のコンタクトコンダクタによって第1及び第2の端子を選択的に接続し、かつ第1及び第2の電極に印加された電位差に基づいて移動するように構成されている。この第1及び第2の端末は、閾値未満の電位差が各電極間に印加された場合に接続される。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、ギャップの第1の側に配置され、電気を導く第1及び第2の固定手段と、第1の固定手段と第2の固定手段との間の電気的な接続を確立する確立手段と、確立手段を変形させる第1の変形手段とを含む。第1及び第2の固定手段は、変形手段に対して閾値未満の電位差が印加された場合に接続される。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、基板と、基板に配置された第1の電極と、基板の上の複数の端子と、上部サポート構造によって第1の電極上に吊るされた可撓性プレートとを含む。可撓性プレートは、コンタクトコンダクタと第2の電極を含んでいる。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを含んでいる。このデバイスは、サポート手段と、サポート手段上に配置され、アクチュエートさせるための第1の手段と、サポート手段上に配置され、電流を導く電導手段と、少なくとも2つの電導手段を電気的に接続する接続手段と、アクチュエートさせるための第2の手段と、接続手段と、第2のアクチュエート手段とを、第1のアクチュエート手段の上に吊るす可撓手段とを含む。
別の実施形態は、微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法を含んでいる。この方法は、基板を形成することと、基板に第1の電極を配置することと、基板の上に複数の端子を形成することと、コンタクトコンダクタ及び第2の電極を含む可撓性プレートを、第1の電極の上に吊るすこととを含む。
本発明のこれら及び他の局面は、本発明を例示することが意図され、限定することが意図されていない以下の説明、及び添付図面から容易に明らかになるであろう。
以下の詳細な説明は、本発明のある具体的な実施形態に向けられる。しかしながら、本発明は、複数の別の方法でも具体化することができる。この記述では、同一部位が、全体を通じて同一符号で示されている図面が参照される。以下の記述から明らかになるように、本実施形態は、動画(例えばビデオ)あるいは静止画(例えば、静止画像)、及びテキストや写真であろうとも、イメージを表示するように構成された任意のデバイス内で実現される。本実施形態は、限定される訳ではないが、例えば、モバイル電話、無線デバイス、パーソナルデータアシスタント(PDA)、ハンドヘルドあるいはポータブルコンピュータ、GSP受信機/ナビゲータ、カメラ、MP3プレーヤ、カムコーダ、ゲームコンソール、腕時計、時計、計算機、テレビモニタ、フラットパネルディスプレイ、コンピュータモニタ、自動車ディスプレイ(例えば、走行距離ディスプレイ等)、コクピットコントロール及び/又はディスプレイ、カメラビューのディスプレイ(例えば、自動車の後方ビューカメラのディスプレイ)、電子写真、電子広告板又はサイン、プロジェクタ、建築物、パッケージ、及び芸術的構造物(例えば、宝石片のイメージのディスプレイ)において、又はこれら種々の電子デバイスと関連して実現される。ここで記述されたものと同様の構造のMEMSデバイスはまた、例えば電子スイッチングデバイスのようなディスプレイではない用途にも使用されうる。
そのようないくつかの実施形態が本明細書で記載される。これらのスイッチは、スイッチ加工ステップとディスプレイ加工ステップとの間のオーバラップにより、多くの用途において有利に使用することができる。干渉変調器と同じ基本構造から構成されるMEMSスイッチは、干渉変調器アレイを用いたロジック及びスイッチング機能の統合を容易にする。例えば、この干渉変調素子の製造に類似していない方法で製造されるスイッチや、ガラス基板上に配置された薄いシリコンフィルムを用いて製造されるより従来式の電気スイッチのような他のタイプのスイッチが統合されうることが可能である。しかしながら、干渉変調器ベースのMEMSスイッチの製造は、干渉変調器を製造する際に使用される同じ多くの処理ステップを用いて実現されるので、これらのMEMSスイッチは、例えばディスプレイ用に使用される干渉変調器のアレイと同じ基板上に低コストで統合されうる。
例えば、1つの実施形態では、MEMSスイッチ及び干渉変調器は、同じプロセスを用いて製造されうるが、製造プロセスにおいて、更なるステップが、干渉変調器及びMEMSスイッチ上で実行されうる。例えば、MEMSスイッチに端子を加える堆積及びエッチングステップは、干渉変調器の製造には不必要である。そのような実施形態では、例えば、電極を形成するため等のようないくつかの共通ステップが実施されるだろう。そしてMEMSスイッチ端子が形成されるだろう。これらのステップが、干渉変調器及びMEMSスイッチの両方に必要な更なるステップの後、統合された干渉変調器及びMEMSスイッチアレイ配列を提供する。また別の実施形態では、干渉変調器の製造のために使用されるのと同じ処理が、MEMSスイッチを製造する際にも使用される。先ず干渉変調器が基板上に加工され、次に、基板上にMEMSスイッチが加工される。同様に、先ずMEMSスイッチが基板上に加工され、次に、基板上に干渉変調器が加工される。いずれの場合も、MEMSスイッチが、干渉変調器と同じ構造を多く含むので、この製造工程は、著しい変更を必要としない。
いくつかの実施形態は、スイッチが機械的弛緩状態で閉じられる望ましい機能を示す。これらの実施形態では、印加電圧による力が、コンタクトを引き離し、スイッチを開く。これは、閉構成における固着(sticking)の発生を低減する。
可撓性薄膜光変調素子の説明から最初に始めると、干渉MEMSディスプレイ素子を備えた1つの干渉変調器ディスプレイの実施形態が、図1に示されている。これらデバイスでは、ピクセルが、明るい状態、あるいは暗い状態かの何れかにある。明るい(「オン」又は「オープンな」)状態では、ディスプレイ素子が、入射可視光の大部分をユーザに反射する。暗い(「オフ」又は「クローズな」)状態では、ディスプレイ素子が、入射可視光をほとんどユーザに反射しない。この実施形態によれば、「オン」状態と、「オフ」状態とで、光反射特性は逆転する。MEMSピクセルは、選択された色を主に反射するように構成されている。これによって、黒と白だけではなく、カラー表示が可能となる。
図1は、ビジュアルディスプレイの一連のピクセルにおける隣接した2つのピクセルを示す等測図である。ここでは、各ピクセルが、MEMS干渉変調器を備えている。いくつかの実施形態では、干渉変調器ディスプレイは、これら複数の干渉変調器の行/列アレイからなる。各干渉変調器は、互いに可変であり制御可能な距離に位置した一対の反射層を含み、少なくとも1つの可変寸法を持つ共鳴光学キャビティを形成する。1つの実施形態では、反射層の一方が、2つの位置の間を移動することができる。弛緩位置とここで称する第1の位置では、可動反射層が、固定された部分反射層から相対的に大きく離れた距離に位置される。本明細書でアクチュエート位置と称される第2の位置では、可動層が、部分反射層により近くに隣接するように位置している。この2つの層から反射する入射光は、可動反射層の位置に依存して、強めあうように又は弱めあうように干渉する。これによって、各ピクセルについて、全体的に反射的な状態になるか、あるいは非反射的な状態になるかの何れかとなる。
図1のピクセルアレイの図示された部分は、2つの隣接する干渉変調器12a,12bを含む。左側の干渉変調器12aでは、可動反射層14aが、部分反射層を含む光学スタック16aから予め定めた距離である弛緩位置にあるように示されている。右側の干渉変調器12bでは、可動反射層14bが、光学スタック16bに隣接したアクチュエート位置にあるように示されている。
本明細書で参照される光学スタック16a,16b(集合的に光学スタック16と称される)は、一般的に、インジウム酸化錫(ITO)のような電極層、クロムのような部分反射層、及び透明誘電体を含む幾つかの溶融(fused)層からなる。光学スタック16は電導性であり、部分的に透過性であり、部分的に反射性である。そして、例えば、上記層からなる1つ又は複数の層を、透明基板20上に堆積することによって製造される。いくつかの実施形態では、これら層は、平行なストリップにパターニングされ、以下に記述するようにディスプレイデバイス内に行電極を形成する。可動反射層14a,14bは、支柱18の頂上及び複数の支柱18の間に介在する犠牲材料上に堆積された(行電極16a,16bに直交する)1層又は複数の金属層の一連の平行なストリップとして形成されることができる。犠牲材料がエッチング除去されると、可動反射層14a,14bは、決められたエアギャップ19まで光学スタック16a,16bから分離される。アルミニウムのように非常に電導性があり反射性の材料が、反射層14として使用され、そして、これらストリップは、ディスプレイデバイスにおいて列電極を形成する。
印加電圧がないと、キャビティ19が、可動反射層14aと光学スタック16aとの間に維持され、可動反射層14aが、図1のピクセル12aに例示するように機械的弛緩状態にある。しかしながら、電位差が、選択された行及び列に印加されると、対応するピクセルにおける行電極及び列電極の交点に形成されたキャパシタが充電され、静電力がこれら電極を強制的に引きつける。電圧が十分に高ければ、可動反射層14が変形され、光学スタック16に対して押し付けられる。光学スタック16内の誘電層(図示せず)は、短絡を防止し、図1の右側のピクセル12bに例示するように、層14と層16との間の隔離距離を制御する。この動作は、印加された電位差の極性に拘わらず同じである。このように、反射ピクセル状態対非反射ピクセル状態を制御できる行/列アクチュエーションは、従来のLCD及びその他のディスプレイ技術において使用される多くの方法に類似している。
図2から図5は、ディスプレイ用途において干渉変調器のアレイを使用するための1つの典型的なプロセス及びシステムを示している。
図2は、本発明の局面を具体化できる電子デバイスの1つの実施形態を示すシステムブロック図である。典型的な実施形態において、この電子デバイスは、プロセッサ21を含む。このプロセッサ21は、例えば、ARM、Pentium(登録商標)、Pentium II(登録商標)、Pentium III(登録商標)、Pentium IV(登録商標)、Pentium(登録商標)Pro、8051、MIPS(登録商標)、Power PC(登録商標)、ALPHA(登録商標)のような任意の汎用シングルチップ又はマルチチップのマイクロプロセッサであるか、又は例えばディジタルシグナルプロセッサ、マイクロコントローラ、プログラマブルゲートアレイのような特殊用途マイクロプロセッサでありうる。当該技術分野において従来からあるように、プロセッサ21は、1つ又は複数のソフトウェアモジュールを実行するように構成されうる。オペレーティングシステムを実行することに加えて、プロセッサは、ウェブブラウザ、電話アプリケーション、電子メールプログラム、若しくはその他何れかのソフトウェアアプリケーションを含む1つ又は複数のソフトウェアアプリケーションを実行するように構成されうる。
1つの実施形態では、プロセッサ21はまた、アレイドライバ22と通信するように構成されている。1つの実施形態では、このアレイドライバ22は、パネル又はディスプレイアレイ(ディスプレイ)30に信号を供給する行ドライバ回路24及び列ドライバ回路26を含む。図1に示されたアレイの断面は、図2内の線1−1により示される。MEMS干渉変調器の場合、行/列アクチュエーションプロトコルは、図3に例示するようなデバイスのヒステリシス特性を利用することができる。例えば、弛緩状態からアクチュエート状態へと可動層を変形させるために、10ボルトの電位差を必要とするかもしれない。しかしながら、電圧がその値から減少する場合、電圧が10ボルト未満に戻ると、可動層はその状態を維持する。図3に示す典型的な実施形態では、可動層は、電圧が2ボルト未満まで降下するまで完全には弛緩しない。したがって、図3に例示する例では、約3Vから7Vの電圧範囲に、デバイスが弛緩状態又はアクチュエート状態のいずれかで安定である印加電圧のウィンドウが存在する。これは、「ヒステリシスウィンドウ」、又は「安定ウィンドウ」と称される。図3のヒステリシス特性を有するディスプレイアレイの場合、行/列アクチュエーションプロトコルは、行ストローブの間、アクチュエートされるストローブ行におけるピクセルが、約10ボルトの電圧差を受け、弛緩されるピクセルが、零ボルトに近い電圧差を受けるように設計することができる。ストローブの後、ピクセルは、約5ボルトの定常状態電圧差を受け、その結果、ピクセルは、行ストローブが立ち寄ったどんな状態にでもとどまることができる。書き込まれた後、各ピクセルは、この例では電位差が3〜7ボルトの「安定ウィンドウ」の範囲内であることが分かる。この特徴は、事前に存在するアクチュエート状態、又は弛緩状態かのいずれかに同様に印加された電圧条件の下で、図1に例示したピクセル設計を安定にする。アクチュエート状態又は弛緩状態であるかに拘わらず、干渉変調器の各ピクセルは、本質的には、固定反射層と移動反射層とにより形成されるキャパシタであるので、この安定状態は、ほとんど電力消費なしにヒステリシスウィンドウ内の電圧に保持されることができる。印加電位が一定であるならば、実質的に電流は、ピクセルに流れ込まない。
典型的な用途では、ディスプレイフレームは、第1行内のアクチュエートされたピクセルの所望のセットにしたがって列電極のセットをアサートすることによって生成される。その後、行パルスが行1の電極に印加され、アサートされた列ラインに対応するピクセルをアクチュエートする。その後、列電極のアサートされたセットが、第2行内のアクチュエートされたピクセルの所望のセットに対応するように変更される。その後、パルスが行2の電極に印加され、アサートされた列電極にしたがって行2内の適切なピクセルをアクチュエートする。行1ピクセルは、行2パルスに影響されず、行1パルスの間に設定された状態にとどまる。これが、連続した方式で一連の行全体に対して繰り返され、フレームが生成される。一般に、1秒当たり所望数のフレームでこの処理を連続的に繰り返すことにより、フレームは、新たなディスプレイデータでリフレッシュ及び/又は更新される。ディスプレイフレームを生成するためにピクセルアレイの行電極及び列電極を駆動するための広範なプロトコルもまた周知であり、本発明とともに使用されうる。
図4及び図5は、図2の3×3アレイでディスプレイフレームを生成するための1つの可能なアクチュエーションプロトコルを示している。図4は、列電圧レベル及び行電圧レベルの可能なセットを示している。このセットは、図3のヒステリシス曲線を示すピクセルのために使用されうる。図4の実施形態では、ピクセルをアクチュエートすることは、適切な列を−Vbiasに、適切な行+ΔVに設定することを含む。これらはそれぞれ−5V及び+5Vかもしれない。ピクセルを弛緩することは、適切な列を+Vbiasに、適切な行を同じ+ΔVに設定することにより達成され、これによって、ピクセル間で零ボルトの電位差を生成する。行電圧が零ボルトに保持される行では、列が+Vbias又は−Vbiasであるかに拘らず、ピクセルが元々どの状態にあろうとも、ピクセルはその状態で安定である。図4にも示すように、上述したものとは異なる逆の極性の電圧が用いられることも認められよう。例えば、ピクセルをアクチュエートすることは、適切な列を+Vbiasに設定し、適切な行を−ΔVに設定することを含む。この実施形態では、ピクセルをリリースすることは、適切な列を−Vbiasを、適切な行を同じ−ΔVに設定することにより達成され、これによって、ピクセル間で零ボルトの電位差を生成する。
図5Bは、図2の3×3アレイに加えられる一連の行信号及び列信号を示すタイミング図である。図2の3×3アレイは、結果的に、アクチュエートされたピクセルが非反射性である図5Aに示すディスプレイ配列となる。図5Aに示すフレームを書き込む前に、ピクセルは、任意の状態にあることができ、この例では、全ての行が0ボルトであり、全ての列が+5ボルトである。これらの印加電圧で、全てのピクセルが、自身の現在のアクチュエート状態又は弛緩状態で安定である。
図5Aのフレームでは、ピクセル(1,1),(1,2),(2,2),(3,2)及び(3,3)がアクチュエートされる。これを実現するために、行1に対する“ライン時間”中に、列1及び列2は、−5ボルトに設定され、列3は、+5ボルトに設定される。全てのピクセルが3〜7ボルトの安定ウィンドウの中にとどまるため、これは、どのピクセルの状態も変えない。行1は、その後、0から最大5ボルトまで上がり、零に戻るパルスでストローブされる。これは、(1,1)及び(1,2)ピクセルをアクチュエートし、(1,3)ピクセルを弛緩する。アレイ内のその他のピクセルは、影響されない。所望するように行2を設定するために、列2は、−5ボルトに設定され、列1及び列3は、+5ボルトに設定される。行2に印加された同じストローブは、その後、ピクセル(2,2)をアクチュエートし、ピクセル(2,1)及び(2,3)を弛緩する。同様に、アレイのその他のピクセルは、影響されない。行3は、列2及び列3を−5ボルトに、そして列1を+5ボルトに設定することより同様に設定される。行3ストローブは、図5Aに示されたように行3ピクセルを設定する。フレームを書き込んだ後、行電位は零に、そして列電位は+5又は−5ボルトのいずれかにとどまることができ、ディスプレイは、その後、図5Aの配列で安定する。同じ手順が数十から数百の行及び列のアレイに対して採用することが可能であることが認識されるであろう。しかも、行及び列アクチュエーションを実行するために使用される電圧のタイミング、シーケンス、及びレベルは、上記に概説された一般的原理において広範に変形でき、上記例は、典型例にすぎず、任意のアクチュエーション電圧方法が、ここで記載されたシステム及び方法とともに使用可能であることが認識されるであろう。
図6A及び図6Bは、ディスプレイデバイス40の実施形態を説明するシステムブロック図である。ディスプレイデバイス40は、例えば、セルラ電話又はモバイル電話でありうる。しかしながら、ディスプレイデバイス40の同じ構成要素又はそのわずかな変形も、例えばテレビ及び携帯型メディアプレーヤのような種々のタイプのディスプレイデバイスを示している。
ディスプレイデバイス40は、ハウジング41、ディスプレイ30、アンテナ43、スピーカ45、入力デバイス48、及びマイクロフォン46を含む。ハウジング41は、射出成型、及び真空形成を含み、一般に当業者に周知の各種の製造技術の何れかで形成される。更に、ハウジング41は、限定される訳ではないが、プラスチック、金属、ガラス、ゴム、及びセラミックス、又はこれらの組み合わせを含む種々の材料から形成することができる。1つの実施形態では、ハウジング41は、取り外し可能部(図示せず)を含む。この部分は、異なる色からなるか、又は異なるロゴ、絵柄、又はシンボルを含む別の取り外し可能部と交換することができる。
典型的なディスプレイデバイス40のディスプレイ30は、本明細書で説明したように、バイステイブルディスプレイを含む種々のディスプレイのうちの何れかでありうる。その他の実施形態では、当業者に周知であるように、ディスプレイ30は、上記に説明したように、例えばプラズマ、EL、OLED、STN LCD、又はTFT LCDのようなフラットパネルディスプレイ、若しくはCRT又はその他の真空管デバイスのような、非フラットパネルディスプレイを含む。しかしながら、本実施形態を説明する目的のために、ディスプレイ30は、本明細書で説明した干渉変調器ディスプレイを含む。
典型的なディスプレイデバイス40の1つの実施形態の構成要素が、図6Bに模式的に図示される。図示された典型的なディスプレイデバイス40は、ハウジング41を含み、その中に、少なくとも部分的に閉じ込められた付加的な構成要素を含むことができる。例えば、1つの実施形態では、典型的なディスプレイデバイス40は、トランシーバ47に接続されたアンテナ43を含むネットワークインタフェース27を含む。トランシーバ47は、プロセッサ21に接続され、プロセッサ21は調整ハードウェア52に接続される。調整ハードウェア52は、信号を調整する(例えば、信号をフィルタする)ように構成されうる。調整ハードウェア52は、スピーカ45及びマイクロフォン46に接続される。プロセッサ21は、入力デバイス48及びドライバコントローラ29にも接続される。ドライバコントローラ29は、フレームバッファ28、及びアレイドライバ22に接続される。また、アレイドライバ22は、ディスプレイアレイ30にも接続されている。電源50は、特定の典型的なディスプレイデバイス40設計によって必要とされるような全ての構成要素に電力を供給する。
ネットワークインタフェース27は、アンテナ43及びトランシーバ47を含んでいる。これによって、典型的なディスプレイデバイス40は、ネットワークを介して1又は複数のデバイスと通信することができる。1つの実施形態では、ネットワークインタフェース27は、プロセッサ21の要求を低減させるための処理能力を持つことができる。アンテナ43は、信号を送受信するために当業者に周知な何れかのアンテナである。1つの実施形態では、アンテナは、IEEE802.11(a),(b),又は(g)を含む、IEEE802.11規格にしたがってRF信号を送信し、受信する。他の1つの実施形態では、アンテナは、ブルートゥース(BLUETOOTH(登録商標))規格にしたがってRF信号を送信し、受信する。セルラ電話の場合、アンテナは、CDMA、GSM、AMPS、又は無線セル電話ネットワーク内で通信するために使用されるその他の公知の信号を受信するように設計される。トランシーバ47は、アンテナ43から受信された信号を前処理する。これによって、信号がプロセッサ21によって受信され、更に操作されるようになる。またトランシーバ47は、プロセッサ21から受信された信号を処理する。これによって、信号はアンテナ43を経由して、典型的なディスプレイデバイス40から送信されるようになる。
代替実施形態では、トランシーバ47は、受信機によって置き換えることが可能である。更に、別の代替実施形態では、ネットワークインタフェース27は、イメージソースによって置き換えられることができる。イメージソースは、プロセッサ21に送られるべきイメージデータを記憶又は生成することができる。例えば、イメージソースは、イメージデータを含むディジタルビデオディスク(DVD)又はハードディスクドライブであるか、あるいはイメージデータを生成するソフトウェアモジュールでありうる。
プロセッサ21は、典型的なディスプレイデバイス40の全体動作を制御する。プロセッサ21は、ネットワークインタフェース27又はイメージソースからの圧縮イメージデータのようなデータを受信し、このデータを、生のイメージデータ、又は生のイメージデータに容易に処理できるフォーマットに処理する。プロセッサ21は、その後、この処理されたデータをドライバコントローラ29へ、又は記憶するためにフレームバッファ28へ送る。生のデータは、一般に、イメージ内の各位置におけるイメージ特性を識別する情報を称する。例えば、そのようなイメージ特性は、色彩、彩度、及びグレースケールレベルを含むことができる。
1つの実施形態では、プロセッサ21は、マイクロコントローラ、CPU、若しくは論理ユニットを含み、典型的なディスプレイデバイス40の動作を制御する。調整ハードウェア52は、スピーカ45に信号を送信するために、及びマイクロフォン46から信号を受信するために、一般に増幅器及びフィルタを含む。調整ハードウェア52は、典型的なディスプレイデバイス40内部のディスクリートな構成要素、若しくは、プロセッサ21又はその他の構成要素の内部に組み込まれることができる。
ドライバコントローラ29は、プロセッサ21により生成された生のイメージデータをプロセッサ21から又はフレームバッファ28から直接的に取得し、アレイドライバ22への高速送信に適切であるように生のイメージデータを再フォーマットする。具体的には、ドライバコントローラ29は、生のイメージデータを、ラスタ状のフォーマットを有するデータフローに再フォーマットする。これによって、ディスプレイアレイ30全体をスキャンするための適切な時間順を有するようになる。そして、ドライバコントローラ29は、フォーマットされた情報をアレイドライバ22へ送る。LCDコントローラのようなドライバコントローラ29が、スタンドアローンの集積回路(IC)としてシステムプロセッサ21にしばしば関連付けられるが、そのようなコントローラは、多くの方法で実現することができる。これらは、ハードウェアとしてプロセッサ21に搭載されたり、ソフトウェアとしてプロセッサ21に組み込まれたり、あるいはアレイドライバ22と共にハードウェアに完全に統合されうる。
一般に、アレイドライバ22は、フォーマットされた情報をドライバコントローラ29から取得し、ディスプレイのピクセルのx−y行列から到来する数百本、ときには数千本の導線に毎秒何回も適用される波形のパラレルセットに、ビデオデータを再フォーマットする。
1つの実施形態では、ドライバコントローラ29、アレイドライバ22、及びディスプレイアレイ30は、本明細書に記載した何れのタイプのディスプレイに対しても適切である。例えば、1つの実施形態では、ドライバコントローラ29は、従来型のディスプレイコントローラ又はバイステイブルディスプレイコントローラ(例えば、干渉変調器コントローラ)である。別の実施形態では、アレイドライバ22は、従来型のドライバ又はバイステイブルディスプレイドライバ(例えば、干渉変調器ディスプレイ)である。1つの実施形態では、ドライバコントローラ29は、アレイドライバ22と統合される。そのような実施形態は、例えばセルラ電話、時計、及びその他の小面積ディスプレイのような高度に集積されたシステムにおいて一般的である。更に別の実施形態では、ディスプレイアレイ30は、典型的なディスプレイアレイ又はバイステイブルディスプレイアレイ(例えば、干渉変調器のアレイを含んでいるディスプレイ)である。
入力デバイス48によって、ユーザは、典型的なディスプレイデバイス40の動作を制御することが可能となる。1つの実施形態では、入力デバイス48は、クワーティ(QWERTY)キーボード又は電話キーパッドのようなキーパッド、ボタン、スイッチ、接触感応スクリーン、感圧又は感熱膜を含む。1つの実施形態では、マイクロフォン46は、典型的なディスプレイデバイス40のための入力デバイスである。マイクロフォン46がこのデバイスにデータを入力するために使用される時、典型的なディスプレイデバイス40の動作を制御するために、ユーザによって音声命令が与えられる場合がある。
電源50は、当該技術分野において周知の各種のエネルギー貯蔵デバイスを含むことができる。例えば、1つの実施形態では、電源50は、例えばニッケル−カドミウム電池又はリチウムイオン電池のような、充電可能な電池である。別の実施形態では、電源50は、キャパシタ、若しくはプラスチック太陽電池、及びソーラーセル塗料を含む太陽電池や、キャパシタ、あるいは再充電可能なエネルギー源である。別の実施形態では、電源50は、壁のコンセントから電力を受け取るように構成される。
いくつかの実施では、上述したように、制御プログラム機能が、電子ディスプレイシステム内の幾つかの場所に位置することができるドライバコントローラ内に常駐する。いくつかの場合では、制御プログラム機能が、アレイドライバ22内に常駐する。当業者であれば、上述した最適化が、任意の数のハードウェア及び/又はハードウェア構成要素において、種々の構成で実施されうることを認識するであろう。
上述された原理にしたがって動作する干渉変調器の構造の詳細は、広範に変形可能である。例えば、図7A乃至図7Eは、可動反射層14及びそのサポート構造の5つの異なる実施形態を図示している。図7Aは、図1の実施形態の断面であり、金属材料14のストリップが、直交して延びている支柱18上に堆積されている。図7Bでは、可動反射層14は、連結部32において、そのコーナのみが支柱に固定される。図7Cでは、可動反射層14は、可撓性金属からなる変形可能層34から吊り下げられている。変形可能層34は、変形可能層34の周辺において、基板20に直接的又は間接的に接続している。これらの接続部は、本明細書では、サポートポストと称される。図7Dで例示する実施形態は、変形可能層34が載るサポートポストプラグ42を有している。図7A乃至図7Cのように、可動反射層14は、キャビティ上に吊るされたままであるが、変形可能層34は、変形可能層34と光学スタック16との間のホールを満たすことにより、サポートポストを形成しない。むしろ、サポートポストは、サポートポストプラグ42を形成するために使用される平坦化材料から形成される。図7Eに例示する実施形態は、図7Dで示される実施形態に基づくが、図示されていない追加の実施形態に加えて、図7A乃至図7Cに例示される実施形態の任意と機能するように適応されうる。図7Eに示す実施形態では、金属あるいは他の電導材料からなる追加層が、バス構造44を形成するために用いられた。これは、干渉変調器の裏側に沿った信号ルーティングを可能にし、基板20上に形成されねばならない多くの電極を削減する。
図7で示されるような実施形態では、干渉変調器は、透明基板20の正面側からイメージを見ることができ、その反対側には変調器が構成される直接表示デバイスとして機能する。これら実施形態では、反射層14は、変形可能層34及びバス構造44を含む基板20の反対側である反射層側上の干渉変調器のある部分を光学的にシールドする。これは、シールドされた領域が、イメージ品質に悪影響を与えずに構成され作動されることを可能にする。この分離可能な変調器アーキテクチャによって、この変調器の電気機械的局面及び光学的局面のために使用される構造設計及び材料が選択され、互いに独立して機能することを可能にする。更に、図7C乃至図7Eに示す実施形態は、反射層14の光学特性を、その機械特性から切り離すことに由来する更なる利点を有している。これらは、変形可能層34によって実行される。これは、反射層14のために使用される構造設計及び材料が、光学特性の観点から最適化されることと、変形可能層34のために使用される構造設計及び材料が、所望の機械特性の観点から最適化されることとを可能にする。
いくつかの修正によって、干渉変調器の基本構造は、MEMSスイッチとして使用することができる。図8Aは、MEMSスイッチ700の側断面図である。図8AのMEMSスイッチ700は、図7Aの干渉変調器と同じようなつぶれるキャビティ機能を持っている。MEMSスイッチ700は、更に2つの端子706、絶縁層710、及び電導性ストリップ708を含んでいる。本明細書で使用されるように、スイッチの「端子」という用語は、スイッチからの入出力信号を提供する電導素子を示す。スイッチはそれ自体、その端子間の選択的な電気接続を提供する。以下に示すスイッチの実施形態の説明から分かるように、スイッチは、それ自身は信号の入力点でも出力点でもない電導素子を含んでいるかもしれないが、スイッチ機能を提供するために異なる端子間を選択的にブリッジする。これらの電導素子は、本明細書では、コンタクトコンダクタと呼ばれる。
したがって、MEMSスイッチ700は、2つの端子706間の選択的な電気的コンタクトを提供する構造である。更に詳しくは、端子706が電気的に接触している場合にはMEMSスイッチ700が閉じられ、端子706が電気的に接触していない場合にはMEMSスイッチが開いている。機械的弛緩状態では、端子706は電気的に接触していない。したがって、MEMSスイッチ700は開いている。図8Aに示すように、MEMSスイッチ700は、可動材料714と、電導性ストリップ708と、可動材料714と電導性ストリップ708との間の絶縁層710とを備える。基板720は、電極702、及び電極702上の絶縁層704をサポートする。距離によって分離された2つの端子706が、絶縁層704上に、及び/又は絶縁層704をスルーして配置される。端子706は、絶縁層704及び/又は電極702を介したバイアスを用いて他の回路類に接続しうる。絶縁層704及び可動材料714は、キャビティ707を規定するためにサポート718によって機械的に分離される。干渉変調器に関して上述したように、可動材料714は変形可能である。これによって、可動材料714と電極702との間に電位差が印加される場合、可動材料714は、基板720の方へ変形される。これは、図7Aの反射材料14、基板20、及び電極16と、図1の反射層14a,14b、透明基板20、及び反射層16a,16bとに類似している。可動材料714は、その下に電導性ストリップ708を持っている絶縁体710をその下に持っているかもしれない。上述したように、印加電圧によって可動材料714が基板720に向かって曲げられる場合、電導性ストリップ708が、両方の端子706とコンタクトし、もって、端子706を電気的にコンタクトさせ、MEMSデバイス700を閉じることができるように電導性ストリップ708が揃えられる。したがって、電導性ストリップは、端子が電気的に接続されるコンタクトコンダクタとして作用する。この実施形態では、端子706と可動材料714との間のコンタクトが、可動材料714と電極702との間に印加された電圧差を妨害しないように電導性ストリップ708は、絶縁体710によって、可動材料714から電気的に絶縁される。いくつかの実施形態では、そのような絶縁が必要でないところでは、電導性ストリップ708及び絶縁体710は必要ではないだろう。そして可動材料自体714が、2つの端子706をブリッジするコンタクトコンダクタとして機能することができる。可動材料714と電極702との間に印加された電圧が、(上述したように)あるレベルより下に低減する場合、可動材料714は、機械的弛緩状態に戻り、MEMSスイッチ700が開かれる。
図8Bは、MEMSスイッチ700の平面図である。サポート718、電導性ストリップ708、及び端子706は、可動材料714を通じて見たように示される。電導性ストリップ708は、可動材料714より著しく小さいかもしれない。これは、可動材料714と電極702との間の起電力が、電導性ストリップ708と電極702との間の起電力より大きいことを保証するためである。なぜなら、ストリップが電極に一旦コンタクトすると、ストリップ上の電位は、可動材料上の電位と異なるかもしれないからである。可動層が、コンタクトの第1のペアに向かって下へ曲がることができ、コンタクトの別のペアに向かって上に曲がることができる
2重キャビティスイッチ実施形態を製造することが可能である。これらの実施形態では、絶縁体710に類似した第2の絶縁体が、可動材料714の上に形成され、電導性ストリップ708に類似した第2の電導性ストリップが、第2の絶縁体の上に形成される。キャビティ707に類似した第2のキャビティが、第2の電導性ストリップと、絶縁層704に類似した第2の絶縁層との間に存在する。第2の絶縁層は、サポート718に類似した構造によってサポートされ、電極702に類似した第2の電極と、端子706に類似した第2の端子のセットとを持つであろう。可動材料714上の構造は、上述した可動層より下の構造に類似した動作を持つ。十分な電位差が、可動材料714と第2の電極との間に加えられる場合、可動材料714は、第2の電極に向かう方向に移動できるように構成される。これが生じる場合、第2の電導性ストリップは、端子の第2のセットと接触することができる。可動材料714、電極702、及び第2の電極に適切な電圧を加えることにより、このスイッチは、端子706及び第2のセットの端子と電気的に接続するように動作する。あるいは、どちらとも接続しない。これによって、3状態スイッチを形成する。いくつかの実施形態では、可動材料上の構造は、その構造及び機能において類似しているかもしれない。他の実施形態では、可動材料上の構造は、機能のみが類似しているかもしれない。
図9は、別の実施形態のMEMSスイッチ800の側断面図である。MEMSスイッチ800は、図7Cの干渉変調器と同様の構造上の特徴を持っている。さらに、図8Aに示すMEMSスイッチ700のものに類似したMEMSスイッチ機能及び特徴をも持っている。そのような特徴は、図8Aで使用されているものと同一の参照番号でラベルされる。いくつかの実施形態では、MEMSスイッチは、MEMSスイッチ900の側断面3次元図を示す10A及び図10Bに例示するような特徴を持っている。
図10A及び図10BのMEMSスイッチ900は、図7Aの干渉変調器と同様のつぶれるキャビティ機能を持っている。MEMSスイッチ900は、2つの端子906Aと906Bとの間の選択的な電気的コンタクトを提供する構造を持っている。更に詳しくは、端子906A及び端末906Bが電気的にコンタクトしている場合(図10A)、MEMSスイッチ900は閉じており、端子906A及び端末906Bが電気的にコンタクトしていない場合(図10B)、MEMSスイッチは開いている。MEMSスイッチ900は、変形可能層934と、2つの端子906A及び906Bと、変形可能層934と端末906Bの間の絶縁層910と、電極902をサポートする基板920と、電極902上の絶縁層904とを備える。絶縁層904及び変形可能層934は、キャビティ907を定義するためにサポート918によって分離される。サポート918の高さは可変であり、いくつかの実施形態では、サポート918は必要ではない。機械的弛緩状態では(図10A)、端子906A及び906Bは電気的にコンタクトしており、MEMSスイッチ900は閉じている。十分に大きな電圧差が、変形可能層934と電極902との間に印加される場合、図10Bに示すように、変形可能層934は基板920の方へそれる。これは、図7Aの基板20及び電極16に対する反射材料14の動きに類似している。そして、図1の透明基板20、反射層16a及び16bに対する反射層14a及び14bの動きに類似している。変形可能層934が基板920の方へそらされる場合、端子906Bは、端子906Aとコンタクトせず、MEMSスイッチ900を開かせる。同様に、変形可能層934と電極902との間に印加された電圧は、あるレベル未満に低減された場合、変形可能層934は、その機械的弛緩状態に戻り、端子906Bは、端子906Aとコンタクトし、MEMSスイッチ900は再び閉じる。
端子、コンタクトコンダクタ(もし存在すれば)、及び電極の相対位置、形状、及び柔/剛材料特性は、スイッチを、機械的弛緩状態にある場合には閉に、電圧起動状態にある場合には開に維持する。当業者によって理解されるように、図10A及び図10Bで示される電導素子のリード及びトレースは、最上層936上にあるかもしれない。いくつかの実施形態では、配線は電極902の下かもしれない。他の実施形態では、サポート918内又は近くに配線があるかもしれない。いくつかの実施形態では、配線は、例えば、層934と基板920との間のギャップの中のような図示する構造内であるかもしれない。スイッチの中に入る、及びスイッチの外に出る電導性トレースは、絶縁層904、変形可能層934、及び/又は最上層936の中、上、又は下でありうる。いくつかの実施形態では、スイッチの1次元アレイ又は2次元アレイが形成される。このアレイは、端子906A及び/又は908Bが、複数の隣接する又は非隣接するスイッチで接続及び共有されるように構成されうる。端子906A及び/又は906Bは、図10A及び図10Bの面に入る、又はそこから出る母線であるように構成されうる。変形可能層934、及び/又は最上層936は、複数の隣接又は非隣接スイッチで共有されうる。変形可能層934及び/又は最上層936は、図10A及び図10Bの面内を左右に走る母線であるように構成されうる。
図10A及び10Bの実施形態と、他の多くのMEMSスイッチとの間の著しい差は、変形可能層934と電極902との間に電圧加えられる場合、MEMSスイッチは開いた状態になることである。我々はこれをアサートオープンタイプのスイッチと呼ぶ。他のタイプのMEMSスイッチは、可動材料の両端に電圧が加えられる場合、閉じた状態になる。我々はこれをアサートクローズタイプのスイッチと呼ぶ。アサートクローズスイッチに対するアサートオープンスイッチの利点は、MEMSスイッチがクローズ位置で固着する傾向と関係がある。長期間クローズした場合、特に、そこを流れる電流によって、端子の金属と、端子とコンタクトしている金属との間で、機械的な結合に発展する傾向にある。機械的な接合が、MEMSスイッチを開くために作動する力より強くなる場合、それはクローズ位置で固着するだろう。アサートオープンスイッチでは、変形可能層934を電極902に向けて引くことにより、起電力は、スイッチを開くように動作する。現実的な電圧で、機械的結合に逆らう起電力は簡単に、そのようなコンタクト結合を破るのに十分大きくなる。アサートオープンスイッチを開くために作用する起電力は、一般に、アサートクローズドスイッチを開くために作用する機械的な力よりも強い。したがって、アサートオープンスイッチは、アサートクローズドスイッチよりも、固着になりにくい。
図10A及び図10Bに例示するスイッチを製造するために、機械的弛緩状態にある場合、変形可能層934が上方に曲がっていることが有利である。これは、面内張力の及ぶ範囲にあるように変形可能層934を堆積することによって達成される。変形可能層934は、長方形状へパターン化されうる。これによって、向かい合う端部の第1のペアにおいてサポート918に固定され、向かい合う端部の他のペアにおいて解放されるようになる。従って、面内張力は、解放されている端部よりもサポート918間の端部においてより高い。これは、面外ハンプ(hump)を引き起こす。ハンプの方向は、変形可能層934の厚さによって、張力内の勾配によって決定される。変形可能層934の基板920側の方が、端子906A側よりも高い張力であれば、端子906Aの方へ曲がるだろう。張力勾配は、単一層で、あるいは合成層として得られるかもしれない。変形可能層934の端子906A側に穴又は切れ目を配置することによって、曲がり応答が増幅されるだろう。サポート918のコンプライアンスを変更することもまた、曲がり応答に影響を与えるだろう。六角形又は三角形のように長方形ではない幾何形状、及びその他のサポート配置構成もまた、結果として生じる薄膜の外形を操作するために使用されうる。
図10A及び図10Bで示されるようなMEMSスイッチ用の製造工程では、絶縁体904が、電極902のまわりの基板920上に形成されうる。その後、サポート918が、基板920上に形成されうる。その後、第1の犠牲層が、絶縁体上で、かつサポート918の間に形成されうる。そして、面内張力を有する変形可能層934が、サポート918及び第1の犠牲層の上に形成される。その後、誘電層910、端子906B、及び第2の犠牲層が、変形可能層934の上に形成される。その後、端子906A及び最上層936が形成される。最後に、犠牲層が除去される。その他の方法及びステップもまた使用されうる。
アサートオープンMEMSスイッチの別の実施形態が、図11A及び図11Bに示される。このスイッチの機械的な動作は、以前に説明したものと類似している。印加電圧によってもたらされる静電力は、比較的剛性のある電導プレート411を電極403の方に引くように作用する一方、上部の可撓性サポート層407の変形によって引き起こされる機械的復元力は、電極403から電導層411を引き離す傾向がある。突起1001及び1003は、電導層411の上部側にある。突起の形状、位置、及び/又は数は、他の実施形態では異なりうる。図11Aに示すように、アサートされていない状態では、上部層407は、突起1001及び1003によって電導性のプレート411に電気的に接続される。この実施形態では、可撓層407及びプレート411は各々、スイッチの端子を形成し、このプレート411は、電極としても機能し、基板上の他の電極403とプレート411との間の電場が、プレート411を下側に引くことによって、端子411,407を切断させる。アサート状態では、図11Bに示すように、電導層411を電極403に向けて引くことにより形成された層407と突起との間のギャップ、及び誘電体415によって、上部層407が、電導層411から電気的に絶縁される。したがって、MEMSデバイス1000が操作される場合、電導層411は、上部層407に選択的に接続又は切断される。いくつかの実施形態では、弛緩状態における上部層407の曲がりは、図11Aに示すよりも小さい。いくつかの実施形態では、上部層407は、弛緩状態では曲がらず、本質的に平坦で始まる。これらの実施形態では、下方向への移動は、スイッチを開くために、突起を端子から離す。
図11A及び図11Bに示すようなMEMSスイッチの製造工程では、電極403のまわりの基板401上に絶縁体405が形成される。基板上にはサポートが形成され、サポートの間及び絶縁体の上には犠牲層が形成される。その後、プレート411を形成する材料が堆積され、その上に形成された追加の犠牲材料とともにエッチングされる。その後、可撓層407が、堆積される。その後、犠牲層が除去される。
図12に例示する実施形態では、突起1001及び1003は、図8A及び図8Bに示すストリップのようなコンタクトコンダクタとして機能する電導材料410の共通ストリップに接続される。これは、電極及び拡張部418を形成する電導層から電気的に絶縁されている。電導層411及び拡張部418は、コンタクトコンダクタ410及び絶縁体419を介して1つ又は複数のバイアスによって接続される。あるいは、コンタクトコンダクタ410及び絶縁体419は、拡張部418によって形成される中央ポストの周りに配置される。端子1220及び1222は、屈曲する薄膜407を通って伸びており、突起1001及び1003と揃っている。電導層411の位置は、電導層411と電極403との間に電圧差を加えることにより制御される。この実施形態では、図12に示すような非アサート状態の場合、コンタクトコンダクタ410は、突起1001によって1つのコンタクト1220に電気的に接続され、突起1003によって他のコンタクト1222に電気的に接続されている。アサートされた状態では、プレート411と電極413との間に加えられた十分な電位差で、コンタクトコンダクタ410は、コンタクト1220及び1222から引き離される。したがって、MEMSデバイスが操作される場合、コンタクト1220及び1222は、コンタクトコンダクタ410によって選択的に接続可能である。図11に例示するデバイスのように、コンタクト1220及び1222は、電場によって誘導された力によって開かれ、機械的弛緩状態において接続される。図12に示される実施形態の電導素子は、誘電材料1200によって互いに電気的に絶縁される。
図13に例示する実施形態では、MEMSデバイスは、ダブルポール単投スイッチとして操作されるかもしれない。この実施形態では、第1の端子1320が上部の可撓層407に取り付けられ、第2の端子1322が基板401上に堆積される。第3の端子1324は、機械的弛緩状態において第1の端子1320と電気的にコンタクトし、完全にアクチュエートされた状態において第2の端子1322とコンタクトするように構成される。この構成は、ダブルポール単投スイッチ構成を提供する。そのような実施形態では、電圧がプレート411に加えられると、電極403及び変形可能層407が適切に制御され、プレート411は、第1のコンタクト1320と第2のコンタクト1322との間で吊るされるように形成される。これは、3状態スイッチを形成する。いくつかの実施形態では、電極403は、第2のコンタクト1322を含むかもしれない。図13に示す実施形態の電導素子は、誘電材料1300によって互いから電気的に絶縁される。他の実施形態と同様に、図13の実施形態の素子を電気的に接続するために様々な配置構成が用いられる。例えば、電極403の下及び/又はそばに配線があるかもしれない。電導性の配線が、サポートポスト1318の内部、隣接、又はそばに存在しうる。図示する層の上にも配線があるかもしれない。
図14A及び図14Bは、上述したものとは異なる別の構造を備えたMSMSスイッチの実施形態を示す。この実施形態では、デバイスのギャップを覆う上部サポート構造1410は変形可能ではなく、加工された材料、又はその厚み等の何れかによって比較的剛性がある。しかしながら、電導性プレート1411は、比較的可撓性がある。本明細書で使用しているように、用語「剛性がある」は、スイッチの一部に適用される場合、通常使用時に電極に印加される電圧によって実質的に影響を受けないことを意味する。用語「可撓性」(flexible)は、スイッチの一部に適用される場合、通常使用時に電極に印加される電圧によって、その形状又は構成が、大きく影響を受けることを意味する。この実施形態では、電位差が、プレート1411と電極403との間に印加されると、図14Bに例示するように、コンタクトコンダクタ1420が端子1424及び1426とコンタクトするまで、プレート1411の端部が下方へ変形される。図14A及び図14Bに示される電導素子は、誘電材料1400によって互いに電気的に絶縁される。いくつかの実施形態では、プレート1411及びコンタクトコンダクタ1420は、電気的に絶縁されず、単一の金属プレートとして形成されうる。
図15A及び図15Bは、この種のアサートオープンスイッチを例示する。プレート1511は、中央ギャップを形成する犠牲材料が取り除かれた後に、機械的弛緩状態において上方向に曲げられるように面内張力を備えて製造される。いくつかの実施形態では、プレート1511は、弛緩状態において実質的に平面であり、上述するような突起を含みうる。弛緩状態にある場合、コンタクトコンダクタ1520は、端子1524及び1526と接触する。コンタクトコンダクタ1520を通る端子1524と1526との間の電導経路は、その全体が示されていないことに留意されたい。なぜなら、電導経路の一部は、(図12に示すのと同様に)この断面図の面の外であるからである。電位差が、プレート1511と電極403の間に印加される場合、プレート1511の端部が下方へ引かれ、コンタクトコンダクタ1520と、端子1524及び1526との間のコンタクトを壊す。いくつかの実施形態では、追加の端子1523及び1525が含まれているかもしれない。これらの実施形態では、端子1523,1525が、プレート1511によってコンタクト及びブリッジされうる。プレート1511から絶縁されるコンタクトコンダクタが望まれる場合、第2のコンタクトコンダクタ(図示せず)が、プレート1511自体から絶縁されており、かつ端子1523及び1525とコンタクトするプレート1511の底部に提供される。図15A及び図15Bに示される電導素子は、誘電材料1500によって互いから電気的に絶縁される。
いくつかの実施形態では、アサートオープンされたMEMSスイッチ及びアサートクローズされたMEMSスイッチの組み合わせが、例えばAND、NAND、NOR、OR、XOR、XNOR、及びAOIのようなデジタル論理機能を生成するために使用される。更に、他のデジタル論理機能及び組み合わせも可能である。
アサートオープンなMEMSスイッチ、又はアサートオープンなMSMSスイッチとアサートクローズされたMEMSスイッチとの組み合わせを備える論理ブロックが共に構成されて、一般に外部コンポーネントで見られる論理機能が提供される。これによって、システムコストを節約する。例えば、MEMSスイッチは、低リークトランジスター、シフトレジスター、あるいはデコーダの容量内で使用されるために構成されうる。干渉変調器ディスプレイに関連して、MEMSスイッチは、例えば、行ドライバ又は列ドライバと連携して使用されうる。有利なことに、MEMSスイッチは、例えばガラス基板、シリコン又はプラスチック基板のような様々な基板上に製造されうる。大きなガラス基板上にスイッチを配置することは、一般に、シリコン基板ほど高価ではなく、従来式のトランジスターベースのロジックの多くの形態に対する利点を与える。
上記詳細説明が、様々な実施形態に適用される新たな特徴を示し、記述し、指摘した一方、例示されたデバイス又はプロセスの形態又は詳細における様々な省略、代用、及び変更が、本発明の精神から逸脱することなく当業者によってなされることが理解されるであろう。例えば、様々な実施形態は、3、4、あるいは様々な数の端子を持つことができる。上述した多くの実施形態は、電気的に絶縁されたコンタクトコンダクタ、端子、及び電極を含むが、これらの要素のうちの任意のものが、通常動作時に素子に印加される電位差が一貫している場合、単一の素子又は部品に組み合わされうる。いくつかの実施形態では、プレートのある部分が、プレートのその他の部分とは独立して制御可能である。いくつかの実施形態は、2枚以上のプレートを持っている。他の様々な実施形態は、以前に説明した要素の組み合わせ及び代替構成を用いる。
理解されるように、本発明で記載した幾つかの特徴は、他のものとは独立して使用又は実現され、1つの実施形態の特徴は、他の実施形態の特徴と組み合わされうるので、本発明は、本明細書で記載した特徴及び利点の全ての提供する訳ではない形態内で具体化されうる。
図1は、干渉変調器ディスプレイの1つの実施形態の一部を示す等測図であり、第1の干渉変調器の可動反射層が弛緩位置にあり、第2の干渉変調器の可動反射層がアクチュエートされた位置にある図である。 図2は、3×3の干渉変調器ディスプレイを組み込んだ電子デバイスの1つの実施形態を示すシステムブロック図である。 図3は、図1に示す干渉変調器の1つの典型的な実施形態における印加電圧に対する可動ミラー位置の図である。 図4は、干渉変調器ディスプレイを駆動するために使用される行電圧と列電圧のセットを示す図である。 図5Aは、ディスプレイデータのフレームを、図2に示す3×3干渉変調器ディスプレイに書き込むために使用される行信号及び列信号のための1つの典型的なタイミング図を示す。 図5Bは、ディスプレイデータのフレームを、図2に示す3×3干渉変調器ディスプレイに書き込むために使用される行信号及び列信号のための1つの典型的なタイミング図を示す。 図6Aは、複数の干渉変調器を備えるビジュアルディスプレイデバイスの実施形態を例示するシステムブロック図である。 図6Bは、複数の干渉変調器を備えるビジュアルディスプレイデバイスの実施形態を例示するシステムブロック図である。 図7Aは、図1に示すデバイスの断面図である。 図7Bは、干渉変調器の代替実施形態を示す断面図である。 図7Cは、干渉変調器の別の代替実施形態を示す断面図である。 図7Dは、干渉変調器の更に別の代替実施形態を示す断面図である。 図7Eは、干渉変調器の追加代替実施形態を示す断面図である。 図8Aは、可撓性薄膜タイプMEMSスイッチの実施形態を示す。 図8Bは、可撓性薄膜タイプMEMSスイッチの実施形態を示す。 図9は、可撓性薄膜タイプMEMSスイッチの別の実施形態を示す。 図10Aは、電位差が加えられるとコンタクトを始めるMEMSスイッチの側断面図である。 図10Bは、電位差が加えられるとコンタクトを始めるMEMSスイッチの側断面図である。 図11Aは、電位差が加えられるとコンタクトを始めるMEMSスイッチの別の実施形態の側断面図である。 図11Bは、電位差が加えられるとコンタクトを始めるMEMSスイッチの別の実施形態の側断面図である。 図12は、電位差が加えられるとコンタクトを始めるMEMSスイッチの別の実施形態の側断面図である。 図13は、3状態スイッチとして実施可能なMEMSデバイスを例示する側断面図である。 図14Aは、可撓性薄膜タイプMEMSスイッチの別の実施形態を例示する。 図14Bは、可撓性薄膜タイプMEMSスイッチの別の実施形態を例示する。 図15Aは、可撓性薄膜タイプの別の実施形態を例示する。 図15Bは、可撓性薄膜タイプの別の実施形態を例示する。

Claims (104)

  1. 少なくとも第1の端子及び第2の端子と、
    第1の電極と、
    可動素子とを備え、
    前記可動素子は、第2の電極を形成する部分を少なくとも備え、印加された電位差に応じて前記第2の電極と前記第1の電極との間で移動可能であり、前記第1の端子と第2の端子とは、前記可動素子の位置に依存して、選択的に電気接続可能であり、前記第2の電極と前記第1の電極との間の閾値未満の電圧によって、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続させる微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  2. 前記端子の少なくとも1つは、前記可動素子とともに移動する請求項1のMEMSスイッチ。
  3. 前記可動素子は基板上にサポートされ、前記第1の電極は前記基板上に配置された請求項1のMEMSスイッチ。
  4. 前記第1の電極は絶縁材料で覆われている請求項3のMEMSスイッチ。
  5. 前記可動素子は基板上にサポートされ、少なくとも1つの端子が前記基板上に配置される請求項1のMEMSスイッチ。
  6. 前記第1の電極が前記基板上に配置される請求項5のMEMSスイッチ。
  7. 前記可動素子は、機械的弛緩状態において曲がる可撓性材料を備える請求項1のMEMSスイッチ。
  8. 前記可動素子は、剛性プレートをサポートする可撓性材料を備える請求項1のMEMSスイッチ。
  9. 前記可撓性材料は、第1の端子を備え、前記剛性プレートは、第2の端子を備える請求項8のMEMSスイッチ。
  10. 前記剛性プレートは、前記可撓性材料の方へ伸び、かつ機械的弛緩状態において1又は複数の端子とコンタクトする1つ又は複数の部分を備える請求項9のMEMSスイッチ。
  11. 前記1又は複数の剛性プレートの部分は、前記可撓性材料に直接コンタクトする請求項10のMEMSスイッチ。
  12. 前記1又は複数の剛性プレートの部分は、前記可撓性材料に取り付けられた1又は複数の端子にコンタクトする請求項10のMEMSスイッチ。
  13. 前記剛性プレートは、前記可撓性材料に取り付けられた1対の端子に電気的に接続するように構成されたコンタクトコンダクタを備える請求項8のMEMSスイッチ。
  14. 前記可動素子は基板上にサポートされ、少なくとも第1の端子が、前記基板の上に配置され、少なくとも第2の端子が、前記可撓性材料に取り付けられ、前記剛性プレートは、前記可動素子の位置に依存して、前記第1の端子又は前記第2の端子とコンタクトするか、又は何れの端子ともコンタクトしない請求項8のMEMSスイッチ。
  15. 前記可動素子は、剛性上部サポート構造からサポートされた可撓性プレートを備える請求項1のMEMSスイッチ。
  16. 前記可撓性プレートの少なくとも一部は、第2の電極を備える請求項15のMEMSスイッチ。
  17. 前記可撓性プレートは、前記剛性上部サポート構造に取り付けられた端子にコンタクトするように構成されたコンタクトコンダクタを備えた請求項15のMEMSスイッチ。
  18. 前記可撓性プレートは、前記上部サポート構造によって、基板の上にサポートされており、1対の端子が、前記基板上に配置され、前記可撓性プレートは、前記基板上に配置された1対の端子を電気的に接続するように構成された第2のコンタクトコンダクタを備える請求項17のMEMSスイッチ。
  19. 前記可動素子は、基板上にサポートされた可撓性材料を備え、少なくとも第1の端子が、前記基板の反対側において、前記可撓性材料に取り付けられ、第2の端子が、前記第1の端子に隣接した固定位置にサポートされている請求項1のMEMSスイッチ。
  20. 電流を導く少なくとも第1及び第2の電導手段と、
    位置に基づいて、前記第1の電導手段及び第2の電導手段を選択的に電気的に接続する可動手段と、
    前記可動手段を移動させる移動手段とを備え、
    前記可動手段は、前記可動手段と前記移動手段との間の電位差に基づいて移動し、かつ前記可動手段と前記移動手段との間に、閾値未満の電圧が印加された場合に、前記第1の電導手段及び第2の電導手段を電気的に接続するように構成された微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  21. 前記少なくとも第1の電導手段及び第2の電導手段はそれぞれ端子を備える請求項20のデバイス。
  22. 前記可動手段は、変形可能な薄膜を備える請求項20又は21のデバイス。
  23. 前記移動手段は電極を備える請求項20、21、あるいは22のうちの何れかのデバイス。
  24. 第1及び第2の端子と可動素子とを備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを操作する方法であって、
    第1の閾値よりも高い第1の電位差を前記デバイスに印加することによって、前記可動素子を第1の位置へ移動させ、前記第1の端子と前記第2の端子との間の電気的な接続を切断することと、
    第2の閾値よりも低い第2の電位差を前記デバイスに印加することによって、前記可動素子を第2の位置へ移動させ、前記第1の端子と前記第2の端子との間の電気的な接続を確立することと
    を備える方法。
  25. 前記第1の電位差を印加することは、前記第1の端子を前記第2の端子から離させる
    請求項24の方法。
  26. 前記第2の電位差を印加することは、機械的弛緩位置に向かって前記可動素子を移動させる請求項24の方法、
  27. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法であって、
    少なくとも第1の端子及び第2の端子を形成することと、
    第1の電極を形成することと、
    第2の電極を形成している部分を少なくとも備え、前記第2の電極と前記第1の電極との間に印加された電位差に応じて移動可能な可動素子を形成することと、
    前記可動素子の位置に依存して選択的に電気的に接続可能となるように前記第1及び第2の端子を構成することとを備え、
    前記第2の電極と前記第1の電極との間の閾値未満の電圧によって、前記第1の端子と前記第2の端子とを電気的に接続させる方法。
  28. 前記端子のうちの少なくとも1つが前記可動素子とともに移動するように構成することを更に備える請求項27の方法。
  29. 請求項27の方法によって製造される微小電気機械システム(MEMS)スイッチ。
  30. 第1及び第2の主面を有する変形可能な電導性の薄膜と、
    前記薄膜の第1の主面の反対側の電極と、
    前記変形可能な薄膜とともに移動可能な第1のスイッチ端子と、
    前記薄膜の第2の主面の反対側の第2のスイッチ端子と
    を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  31. 印加された電場に応じて前記電極の方へ向かう薄膜変形が、前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子とを更に遠くに離す請求項30のデバイス。
  32. 前記第1のスイッチ端子は、前記変形可能な薄膜である請求項30のMEMSスイッチ。
  33. 前記第1のスイッチ端子は、絶縁体を介して前記変形可能な薄膜に取り付けられている
    請求項30のMEMSスイッチ。
  34. 電流を導く第1の電導手段と、
    第1の電導手段を移動させる移動手段と、
    前記移動手段の第1の側に配置され、前記移動手段を変形させる変形手段と、
    前記移動手段の第2の側に配置され、電流を導く第2の電導手段と
    を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  35. 前記第1の電導手段は、第1のスイッチ端子を備える請求項34のデバイス。
  36. 前記移動手段は、変形可能な電導性薄膜を備える請求項34又は35のデバイス。
  37. 前記変形手段は、前記移動手段の前記第1の側の反対にある電極を備える請求項34、35、又は36のうちの何れか1つのデバイス。
  38. 前記第2の電導手段は、前記移動手段の前記第2の側にある第2のスイッチ端子を備える請求項34、35、36、又は37のうちの何れか1つのデバイス。
  39. 第1及び第2スイッチ端子と、第1及び第2の電極とを備えた微小電気機械システム(MEMS)スイッチを操作する方法であって、
    前記MEMSスイッチが機械的弛緩状態にある場合、前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子との間の電気的なコンタクトを維持することと、
    前記第1の電極と前記第2の電極との間に、閾値よりも大きな電場を形成することによって、前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子とを切断することと
    を備える方法。
  40. 前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子とを切断することは更に、前記第1の端子を前記第2の電極に向かって移動させることを備え、
    前記第2の電極は、前記第1の電極よりも前記第1の端子から離れている請求項39の方法。
  41. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法であって、
    第1及び第2の主面を有する変形可能な電導性の薄膜を形成することと、
    前記薄膜の前記第1の主面の反対側に電極を形成することと、
    前記変形可能な薄膜とともに移動可能な第1のスイッチ端子を形成することと、
    前記薄膜の前記第2の主面の反対側に第2のスイッチ端子を形成することと
    を備える方法。
  42. 前記変形可能な薄膜を形成することは、第1のスイッチ端子を形成することを備える請求項41のMEMSスイッチ
  43. 前記第1のスイッチ端子を形成することは、前記第1のスイッチ端子を、絶縁層を介して前記変形可能な薄膜へ取り付けることを備える請求項41のMEMSスイッチ。
  44. 請求項41の方法によって製造された微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  45. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチを開く方法であって、
    第1のスイッチ端子を、確立された電気的なカップリングから第2のスイッチ端子へと電場によって切断することを備える方法。
  46. 前記第1のスイッチ端子は、前記電場に応じて移動する変形可能な薄膜に取り付けられている請求項45の方法。
  47. 前記第2のスイッチ端子は、前記変形可能な薄膜に対して固定されている請求項46の方法。
  48. 前記第2のスイッチ端子は、前記変形可能な薄膜に取り付けられている請求項46の方法。
  49. 前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子とが固定され、前記電場は、可撓性プレートを変形させ、前記可撓性プレートは、前記電場が存在しない場合、前記第1の端子及び第2の端子を電気的に接続するコンタクトコンダクタを備える請求項45の方法。
  50. ギャップの第1の側にあり、少なくとも第1の電極と第1の端子とを備える可動素子と、
    第2の端子と、
    前記ギャップの第2の側にある第2の電極であって、前記第1の端子と前記第2の端子とを選択的に接続するために、前記第1の電極と前記第2の電極とに印加された電位差に基づいて前記可動素子を移動させるように構成された第2の電極と
    を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチ。
  51. 前記可動素子は、前記第2の端子を備える請求項50のMEMSスイッチ。
  52. 前記可動素子は、可撓層と、前記可撓層に取り付けられたプレートとを備える請求項50のMEMSスイッチ。
  53. 前記プレートは、前記第1の端子と前記第2の端子との各々との電気的なコンタクトを選択的に行うように構成されたコンタクトコンダクタを備える請求項50のMEMSスイッチ。
  54. 前記コンタクトコンダクタは、前記第1の端子と前記第2の端子との各々と電気的にコンタクトするポイントに突起を備える請求項53のMEMSスイッチ。
  55. 前記プレートは、前記第1の電極を備える請求項53のMEMSスイッチ。
  56. 前記コンタクトコンダクタは、前記第1の電極から電気的に絶縁される請求項55のMEMSスイッチ。
  57. 前記コンタクトコンダクタと前記第1の電極は、単一のコンダクタとして形成される請求項55のMEMSスイッチ。
  58. 前記第1の端子及び第2の端子は、閾値未満の電位差が印加された場合に接続される請求項50のMEMSスイッチ。
  59. 第1の可動端子と第2の可動端子とを備え、第1の位置と第2の位置との間で移動可能な可動素子を備え、前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とは、前記素子が前記第1の位置にある場合には前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とを接続し、前記素子が前記第2の位置にある場合には前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とを切断するように前記可動素子と協調して移動する微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  60. 前記スイッチは第1の電極及び第2の電極を備え、前記第1の位置と第2の位置との間の移動は、前記第1の電極と第2の電極との間に印加された電圧に基づく請求項59のMEMSスイッチ。
  61. 前記電極間に印加された電圧が閾値未満である場合、前記素子は第1の位置にある請求項60のMEMSスイッチ。
  62. 第1の可動端子と第2の可動端子とを第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動手段を備え、前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とは、前記移動手段が前記第1の位置にある場合には前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とを接続し、前記素子が前記第2の位置にある場合には前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とを切断するように前記移動手段と協調して移動する微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  63. 前記移動手段は、変形可能な薄膜を備える請求項62のデバイス。
  64. 前記移動手段は、印加された電圧に応じて、前記第1の位置と第2の位置との間で前記可動端子を移動させ、前記移動手段は、前記印加された電圧が閾値未満である場合には、前記可動端子を前記第1の位置に移動させる請求項62のMEMSスイッチ。
  65. 第1の可動端子と第2の可動端子とを備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチを操作する方法であって、
    前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とが第1の位置に移動し、前記第1の可動端子と前記第2の可動端子との間の電気的な接続が確立されるように、第1の電位差を前記スイッチに印加することと、
    前記第1の可動端子と前記第2の可動端子とが第2の位置に移動し、前記第1の可動端子と前記第2の可動端子との間の電気的な接続が切断されるように、第2の電位差を前記スイッチに印加することと
    を備える方法。
  66. 前記第1の電位差は、前記第2の電位差未満である請求項65の方法。
  67. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法であって、
    第1の位置と第2の位置との間で移動可能な可動素子を形成することと、
    前記可動素子の上に第1の可動端子及び第2の可動端子を形成することと
    を備える方法。
  68. 印加された電位差に基づいて前記可動素子が移動するように構成することを更に備え、前記可動素子は、前記印加された電位差が閾値未満である場合、前記第1の位置に移動する請求項67の方法。
  69. 請求項67の方法によって製造された微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  70. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチであって、
    第1のスイッチ端子及び第2のスイッチ端子と、
    前記MEMSスイッチが機械的弛緩状態にある場合、前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子との間の電気的コンタクトを維持する手段と、
    閾値よりも大きな電位差を前記MEMSスイッチに印加することによって、前記第1のスイッチ端子と前記第2のスイッチ端子とを切断する手段と
    を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチ。
  71. 前記電気的なコンタクトを維持する手段は、機械的弛緩状態において曲がる構成を維持する可撓層を備える請求項70のMEMSスイッチ。
  72. 前記切断する手段は、前記可撓層に関連付けられた少なくとも1つの電極と、少なくとも1つの他の電極とを備える請求項70又は71のMEMSスイッチ。
  73. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法であって、
    基板に電極と絶縁体を形成することと、
    前記絶縁体の上に第1の犠牲層を形成することと、
    面内張力を備えた可撓層を形成することと、
    前記可撓層の上に第1の端子を形成することと、
    第2の犠牲層を形成することと、
    前記第2の犠牲層の上に第2の端子を形成することと、
    前記第2の端子をサポートする上部層を形成することと、
    前記第1の犠牲層と第2の犠牲層とを除去することと
    を備える方法。
  74. 請求項73の方法で製造されたMEMSスイッチ。
  75. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチを製造する方法であって、
    基板に絶縁体及び電極を形成することと、
    前記絶縁体の上の犠牲層内にプレートを形成することと、
    前記プレートに接続された層を形成することであって、前記層又は前記プレート又は両者は、1又は複数の端子を備えていることと、
    前記犠牲層を除去することと
    を備える方法。
  76. 前記プレートは可撓性である請求項75の方法。
  77. 前記層は可撓性である請求項75の方法。
  78. 1又は複数のコンタクトコンダクタと第1の電極とを備え、ギャップの第1の側にある可動素子と、
    前記ギャップの前記第1の側にある第1の固定端子及び第2の固定端子と、
    前記ギャップの第2の側にある第2の電極とを備え、
    前記可動素子は、前記1又は複数のコンタクトコンダクタを介して前記第1の端子と前記第2の端子とを選択的に接続し、かつ前記第1の電極及び前記第2の電極に印加された電位差に基づいて移動し、前記第1の端子及び前記第2の端子は、閾値未満の電位差が前記電極間に印加された場合に接続される微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  79. 前記1又は複数のコンタクトコンダクタは、前記第1の電極から電気的に絶縁されている請求項78のMEMSスイッチ。
  80. 前記ギャップの第2の側にある第3の固定端子及び第4の固定端子とを更に備え、前記第2の電極は更に、前記1又は複数のコンタクトコンダクタを通じて前記第3の端子と前記第4の端子とを電気的に接続できるように、前記可動素子を移動させるように構成されている請求項78のMEMSスイッチ。
  81. 前記1又は複数のコンタクトコンダクタと前記電極は、共通のコンダクタから形成されている請求項80のMEMSスイッチ。
  82. ギャップの第1の側に配置され、電気を導く第1の固定手段及び第2の固定手段と、
    前記第1の固定手段と前記第2の固定手段との間に電気的な接続を確立する手段と、
    前記確立する手段を変形させる第1の変形手段とを備え、
    閾値未満の電位差が前記変形手段に印加された場合、前記第1の固定手段と前記第2の固定手段とが接続される微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  83. 前記変形手段は、第1の電極及び第2の電極を備える請求項82のデバイス。
  84. 前記確立する手段は可動素子を備える請求項82又は83のデバイス。
  85. 前記電気を導く第1及び第2の固定手段は、第1及び第2の固定端子を備える請求項82、83、あるいは84のうち何れか1つのデバイス。
  86. ギャップの第2の側にあり、電気を導く第3の固定手段及び第4の固定手段を更に備える請求項82のMEMSスイッチ。
  87. 前記電気を導く第3及び第4の固定手段は、第3及び第4の固定端子を備える請求項86のMEMSスイッチ。
  88. 基板と、
    前記基板に配置された第1の電極と、
    前記基板の上の複数の端子と、
    上部サポート構造によって前記第1の電極の上に吊るされた可撓性プレートとを備え、
    前記可撓性プレートは、コンタクトコンダクタ及び第2の電極を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  89. 前記複数の端子は、前記基板に配置される請求項88のMEMSスイッチ。
  90. 前記可撓性プレートは、前記コンタクトコンダクタを介して1対の前記端子を電気的に接続できるように、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加された電圧に応じて変形する請求項89のMEMSスイッチ。
  91. 前記複数の端子は、前記上部サポート構造に取り付けられた請求項88のMEMSスイッチ。
  92. 前記可撓性プレートは、1対の前記端子を電気的に切断できるように、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加された電圧に応じて変形する請求項91のMEMSスイッチ。
  93. サポート手段と、
    前記サポート手段に配置された第1のアクチュエート手段と、
    前記サポート手段の上方に配置された電導手段と、
    少なくとも2つの電導手段を電気的に接続する手段と、
    第2のアクチュエート手段と、
    前記接続する手段と、前記第2のアクチュエート手段とを前記第1のアクチュエート手段の上方に吊るす可撓手段と
    を備える微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイス。
  94. 前記サポート手段は基板を備える請求項93のデバイス。
  95. 前記第1のアクチュエート手段は、第1の電極を備える請求項93又は94のデバイス。
  96. 前記電導手段は複数の端子を備える請求項93、94、又は95のうち何れか1項のデバイス。
  97. 前記接続する手段はコンタクトコンダクタを備える請求項93、94、95、又は96のうち何れか1項のデバイス。
  98. 前記第2のアクチュエート手段は第2の電極を備える請求項93、94、95、96、又は97のうち何れか1項のデバイス。
  99. 前記可撓手段は、可撓プレートを備える請求項93、94、95、96、97、又は98のうち何れか1項のデバイス。
  100. 前記可撓性プレートは、1対の前記端子を電気的に切断できるように、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加された電圧に応じて変形する請求項93のMEMSスイッチ。
  101. 微小電気機械システム(MEMS)スイッチデバイスを製造する方法であって、
    基板を形成することと、
    前記基板に第1の電極を配置することと、
    前記基板の上に複数の端子を形成することと、
    コンタクトコンダクタと第2の電極とを備える可撓性プレートを前記第1の電極の上に吊るすことと
    を備える方法。
  102. 前記複数の端子を形成することは、前記端末を前記上部サポート構造に取り付けることを備える請求項101の方法。
  103. 前記可撓性プレートを、1対の前記端子を電気的に切断できるように、前記第1の電極と前記第2の電極との間に印加された電圧に応じて変形するように構成することを更に備える請求項102の方法。
  104. 請求項101の方法によって製造されたMEMSスイッチデバイス。
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