JP2008514916A - コリオリ流量計における左右の固有ベクトルの流入量決定 - Google Patents
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Abstract
Description
従来技術の記述
コリオリ流量計では、流体搬送管を正弦運動で振動させ、管の2つ以上の位置で振動応答間の時間遅延(又は位相角)を測定することによって、質量流量が測定される。実際の状況では、時間遅延は質量流量と共に線形に変化するが、時間遅延はゼロ質量流量では一般にゼロではない。通常は、非比例減衰、残留柔軟性応答、電磁気的漏話、計器電子回路での位相遅延などの幾つかの要素によって引き起こされる流量ゼロ遅延又はオフセットが存在する。
振動管路に対する左固有ベクトルの相対位相の周期的計算を可能にする方法及び機器が開示される。通常動作期間に2つの駆動部が連携して使用され、管路の主曲げモードが励起される。周期的に、2つの駆動部のうちの第1の駆動部が、次いで第2の駆動部が使用不能にされ、振動管路についての左固有ベクトルの相対位相の決定を可能にする測定が可能となる。
本発明の一態様は、
管路の振動モードの励起中に、管路を通じて材料を流すこと、
振動管路の相対運動を測定すること、及び
管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定すること、
を含む方法を含む。
管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定すること、及び
左固有ベクトルの相対位相と右固有ベクトルの相対位相とを使用して、管路を通る材料の実際の流量を決定すること、
を更に含む。
右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料の未補正流量を決定すること、及び
未補正流量を実際の流量と比較することにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定すること、
を更に含む。
好ましくは、この方法は、
右固有ベクトルの相対位相を決定すること、及び
右固有ベクトルの相対位相と左固有ベクトルの相対位相との平均を取ることにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定すること、
を更に含む。
好ましくは、この方法は、残留柔軟性応答及び電磁気的漏話について左固有ベクトルの相対位相が補正されることを更に含む。
第1駆動部と該第1駆動部から離間した第2駆動部とを使用して管路の振動モードを励起している間に、振動管路上の2つの離間した位置の間の第1相対位相を測定すること、
第2駆動部だけを使用して管路の振動モードを励起している間に、振動管路上の2つの離間した位置間の第2相対位相を測定すること、
第1相対位相から第2相対位相を差し引くことにより、第1駆動部に関連する残留柔軟性応答及び電磁気的漏話を計算すること、
第2駆動部だけを使用して管路の振動モードを励起している間に、振動管路上の2つの離間した位置間の第3相対位相を測定すること、及び
第1相対位相から第3相対位相を差し引くことにより、第2駆動部に関連する残留柔軟性応答及び電磁気的漏話を計算すること、
を更に含む。
離間した構成の少なくとも2つの駆動部を使用して管路の振動モードを励起している間に、管路を通じて材料を流すこと、
振動管路の運動を測定すること、
駆動部のうちの第1の駆動部だけを使用して管路の振動モードを駆動している間に、管路上の第1位置と駆動部のうちの第1の駆動部との間の第1位置関係を決定すること、
駆動部のうちの第2の駆動部だけを使用して管路の振動モードを駆動している間に、管路上の第1位置と駆動部のうちの第2の駆動部との間の第2位置関係を決定すること、及び
第1位置関係及び第2位置関係を使用して左固有ベクトルを決定すること、
を含む。
好ましくは、この方法は、
第1駆動部と第2駆動部とを使用して管路の振動モードを励起する間に、管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定すること、及び
右固有ベクトルの相対位相から左固有ベクトルの相対位相を差し引くことにより、管路を通る材料の実際の流量を決定すること、
を更に含む。
右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料の未補正流量を決定すること、
未補正流量を実際の流量と比較することにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定すること、及び
ゼロ・オフセットで補正された右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料流量を決定すること、
を更に含む。
第1駆動部と第2駆動部とを使用して管路の振動モードを励起する間に、管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定すること、
右固有ベクトルの相対位相と左固有ベクトルの相対位相との平均を取ることにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定すること、及び
ゼロ・オフセットで補正された右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料流量を決定すること、
を更に含む。
少なくとも2つの駆動部を使用して振動モードを駆動するときに、第1位置と第2位置との間の第1デルタ時間を測定すること、
駆動部のうちの第1の駆動部を除くすべての駆動部を使用して振動モードを駆動するときに、第1位置と第2位置との間の第2デルタ時間を測定すること、
駆動部のうちの第2の駆動部を除くすべての駆動部を使用して振動モードを駆動するときに、第1位置と第2位置との間の第3デルタ時間を測定すること、
第1デルタ時間及び第2デルタ時間を使用して第1補正値を計算すること、
第1デルタ時間及び第3デルタ時間を使用して第2補正値を計算すること、
左固有ベクトルを計算する前に、第1補正値を使用して第1位置関係を調節すること、及び
左固有ベクトルを計算する前に、第2補正値を使用して第2位置関係を調節すること、
を更に含む。
管路の振動モードの励起中に、管路を通じて材料を流すこと、
振動管路の相対運動を測定すること、
管路の振動モードを励起中に、右固有ベクトルの相対位相を測定すること、
ゼロ・オフセットで補正された右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料流量を決定すること、
管路を流れる材料の流れを停止させることなく、新しいゼロ・オフセットを決定すること、及び
新しいゼロ・オフセットで補正された右固有ベクトルの相対位相を使用して、管路を流れる材料流量を決定すること、
を更に含む。
好ましくは、この方法は、新しいゼロ・オフセットを周期的に決定することを更に含む。
好ましくは、この方法は、測定された環境パラメータの変化が生じたときに新しいゼロ・オフセットが決定されることを更に含む。
流れる材料を収容するように構成された管路と、
管路の複数の振動モードを励起するように構成された少なくとも2つの駆動部と、
振動管路の相対運動を測定するように構成された検出装置と、
振動管路の相対運動を使用して、管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定するように構成された装置であって、振動管路の相対運動を使用して、管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定するようにも構成された装置と、
を含む。
好ましくは、この方法は、右固有ベクトルの相対位相と左固有ベクトルの相対位相との平均を取ることにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定することを更に含む。
右固有ベクトルの相対位相から左固有ベクトルの相対位相を差し引くことにより、管路を通る材料の実際の流量が決定されること、及び
右固有ベクトルの相対位相を使用して決定された流量を実際の流量と比較することにより、管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットが決定されること、
を更に含む。
好ましくは、この方法は、
少なくとも2つの駆動部を使用して管路の振動モードを励起している間に、振動管路上の第1位置と、振動管路上の第2位置との間の第1相対位相が決定されること、
少なくとも2つの駆動部のうちの第1の駆動部を除くすべての駆動部を使用して管路の振動モードを励起する間に、振動管路上の第1位置と、振動管路上の第2位置との間の第2相対位相が決定されること、
少なくとも2つの駆動部のうちの第2の駆動部を除くすべての駆動部を使用して管路の振動モードを励起する間に、振動管路上の第1位置と、振動管路上の第2位置との間の第3相対位相が決定されること、
第1相対位相から第2相対位相を差し引くことにより、少なくとも2つの駆動部の第1の駆動部についての残留柔軟性応答及び電磁気漏話が決定されること、及び
第1相対位相から第3相対位相を差し引くことにより、少なくとも2つの駆動部の第2の駆動部についての残留柔軟性応答及び電磁気漏話が決定されること、
を更に含む。
好ましくは、この方法は、装置が、左固有ベクトル及び右固有ベクトルの相対位相を決定するプロセッサ実行コードであることを更に含む。
好ましくは、この方法は、
流れる材料を収容するように構成された管路と、
管路の振動モードを励起する手段と、
振動管路の相対運動を検知する手段と、
管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定する手段と、
管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定する手段と、
右固有ベクトルの相対位相と左固有ベクトルの相対位相との平均を取ることにより、管路を通る材料についてのゼロ・オフセットを決定する手段と、
ゼロ・オフセットで補正された右固有ベクトルの相対位相を使用することによって実際の材料流量を決定する手段と、
を更に含む。
図1〜図5及び以下の説明は、本発明の最良の形態をどのように作成及び使用するかを当業者に教示するための特定の例を示す。本発明の原理を教示する目的で、一部の従来の態様が単純化され、又は省略されている。こうした例の、本発明の範囲内に包含される変形形態を当業者は理解するであろう。当業者は理解するように、以下で説明する特徴を様々な方式で組み合わせて本発明の複数の変形形態を形成できる。その結果、本発明は、以下で説明する特定の例に限定されず、特許請求の範囲及びその均等物だけによって限定される。
コリオリ流量計の動作を数式を用いて説明することができる。線形システムの運動を記述する1次微分方程式の一般システムは、
Aq+Bq=u (2)
として書き直すことができる。ただしAは行列
式(1)及び(2)に注目することによって運動の方程式に対する洞察を得ることができる。式(2)に関連する一般化された固有値問題を、
Bφ(r)=−Aφ(r)λ (3)
のように右固有ベクトルφ(r)について解くことができる。対称なA及びB行列に対しては、固有ベクトルを使用して運動の方程式を対角化又は分離することができる。分離後の方程式は容易に解くことができる。非対称システム、例えばCがコリオリ行列を含む場合、右固有ベクトルは運動の方程式を対角化せず、結合方程式が得られる。結合方程式は、解くのがより難しく、方程式に対する洞察の妨げとなる。非対称なA又はB行列を対角化するのには左固有ベクトルが必要である。以下の導出はこの過程を示す。左固有ベクトルは
左固有ベクトル行列及び右固有ベクトル行列がシステム行列を対角化するということは、右固有ベクトルの組と左固有ベクトルの組が一次独立であることを意味する。どちらの組も、応答についての座標系の基底として使用することができる。左固有ベクトルと右固有ベクトルとの差は非対称コリオリ行列に起因することを理解することが、本発明の基礎を形成する。
図1に、管路を通して流れる材料を収容するように構成された管路102の上面図を示す。D1及びD2は管路102に沿って離間する2つの駆動部(アクチュエータとも呼ばれる)である。この好ましい形態では、この2つの駆動部は、管路の軸中心に関して対称に離間する。駆動部は、管路102に力を加えて管路102に複数の振動モードを励起するように構成される。力は、(例えば、狭い周波数に閉じ込められた)実質的にコヒーレントであっても、広帯域であってもよい。駆動部は、管路に取り付けられた磁石と、振動電流が通過する基準に取り付けられたコイルなどの周知の手段でよい。
Claims (30)
- 管路の振動モードの励起中に、前記管路を通じて材料を流すステップと、
振動管路の相対運動を測定するステップと、
前記管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定するステップ(208)と、
を含む方法。 - 前記管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定するステップ(302)と、
前記左固有ベクトルの前記相対位相と前記右固有ベクトルの前記相対位相とを使用して、前記管路を通る前記材料の実際の流量を決定するステップと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。 - 前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる前記材料の未補正流量を決定するステップと、
前記未補正流量を前記実際の流量と比較することにより、前記管路を通る前記材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定するステップ(506)と、
を更に含む、請求項2に記載の方法。 - 前記ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して前記管路を流れる材料流量を決定するステップ(502)を更に含む、請求項3に記載の方法。
- 前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定するステップと、
前記右固有ベクトルの前記相対位相と前記左固有ベクトルの前記相対位相との平均を取ることにより、前記管路を通る前記材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定するステップと、
を更に含む、請求項1に記載の方法。 - 前記ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる材料流量を決定するステップを更に含む、請求項5に記載の方法。
- 残留柔軟性応答及び電磁気的漏話について前記左固有ベクトルの前記相対位相が補正される、請求項1に記載の方法。
- 更に、
第1駆動部(304)と該第1駆動部から離間した第2駆動部とを使用して前記管路の前記振動モードを励起している間に、前記振動管路上の2つの離間した位置の間の第1相対位相を測定するステップと、
前記第2駆動部だけを使用して前記管路の前記振動モードを励起している間に、前記振動管路上の前記2つの離間した位置間の第2相対位相を測定するステップ(304)と、
前記第1相対位相から前記第2相対位相を差し引くことにより、前記第1駆動部に関連する残留柔軟性応答及び電磁気的漏話を計算するステップ(308)と、
第1駆動部だけを使用して前記管路の前記振動モードを励起している間に、前記振動管路上の前記2つの離間した位置間の第3相対位相を測定するステップ(306)と、
前記第1相対位相から前記第3相対位相を差し引くことにより、前記第2駆動部に関連する残留柔軟性応答及び電磁気的漏話を計算するステップ(308)と、
を更に含む、請求項7に記載の方法。 - 離間した構成の少なくとも2つの駆動部を使用して管路の振動モードを励起している間に、前記管路を通じて材料を流すステップと、
前記振動管路の運動を測定するステップと、
前記駆動部のうちの第1の駆動部だけを使用して前記管路の前記振動モードを駆動している間に、前記管路上の第1位置と前記駆動部のうちの前記第1の駆動部との間の第1位置関係を決定するステップ(204)と、
前記駆動部のうちの第2の駆動部だけを使用して前記管路の前記振動モードを駆動している間に、前記管路上の前記第1位置と前記駆動部のうちの前記第2の駆動部との間の第2位置関係を決定するステップ(206)と、
前記第1位置関係及び前記第2位置関係を使用して左固有ベクトルを決定するステップ(208)と、
を含む方法。 - 前記管路の運動が、前記第1駆動部と共に位置する第1センサと、前記第2駆動部と共に位置する第2センサとで測定される、請求項9に記載の方法。
- 前記第1駆動部と前記第2駆動部とを使用して前記管路の前記振動モードを励起する間に、前記管路についての前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定するステップと、
前記右固有ベクトルの前記相対位相から前記左固有ベクトルの前記相対位相を差し引くことにより、前記管路を通る前記材料の実際の流量を決定するステップと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - 前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる前記材料の未補正流量を決定するステップと、
前記未補正流量を前記実際の流量と比較することにより、前記管路を通る材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定するステップと、
前記ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる材料流量を決定するステップと、
を更に含む、請求項11に記載の方法。 - 前記第1駆動部と前記第2駆動部とを使用して前記管路の前記振動モードを励起する間に、前記管路についての前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定するステップと、
前記右固有ベクトルの前記相対位相と前記左固有ベクトルの前記相対位相との平均を取ることにより、前記管路を通る前記材料の流量についてのゼロ・オフセットを決定するステップと、
前記ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる材料流量を決定するステップと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - 少なくとも2つの駆動部を使用して前記振動モードを駆動するときに、前記第1位置と第2位置との間の第1デルタ時間を測定するステップ(302)と、
前記駆動部のうちの第1の駆動部を除くすべての駆動部を使用して前記振動モードを駆動するときに、前記第1位置と前記第2位置との間の第2デルタ時間を測定するステップ(304)と、
前記駆動部のうちの第2の駆動部を除くすべての駆動部を使用して前記振動モードを駆動するときに、前記第1位置と前記第2位置との間の第3デルタ時間を測定するステップ(306)と、
前記第1デルタ時間及び前記第2デルタ時間を使用して第1補正値を計算するステップ(308)と、
前記第1デルタ時間及び前記第3デルタ時間を使用して第2補正値を計算するステップ(308)と、
前記左固有ベクトルを計算する前に、前記第1補正値を使用して前記第1位置関係を調節するステップと、
前記左固有ベクトルを計算する前に、前記第2補正値を使用して前記第2位置関係を調節するステップと、
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - 管路の振動モードの励起中に、前記管路を通じて材料を流すステップと、
前記振動管路の相対運動を測定するステップと、
前記管路の前記振動モードを励起中に、前記右固有ベクトルの前記相対位相を測定するステップと、
ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる材料流量を決定するステップ(502)と、
前記管路を流れる材料の流れを停止させることなく、新しいゼロ・オフセットを決定するステップと、
前記新しいゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して、前記管路を流れる材料流量を決定するステップと、
を含む方法。 - 前記管路についての左固有ベクトルの相対位相を使用して前記新しいゼロ・オフセットが決定される、請求項15に記載の方法。
- 前記新しいゼロ・オフセットが周期的に決定される、請求項15に記載の方法。
- 周期性が、前記流量を測定する際に必要な精度の関数である、請求項17に記載の方法。
- 測定される環境パラメータの変化が生じたときに前記新しいゼロ・オフセットが決定される、請求項15に記載の方法。
- 流れる材料を収容するように構成された管路(102)と、
前記管路の複数の振動モードを励起するように構成された少なくとも2つの駆動部(D1、D2)と、
前記振動管路の相対運動を測定するように構成された検出装置と、
前記振動管路の相対運動を使用して、前記管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定するように構成された装置であって、前記振動管路の相対運動を使用して、前記管路についての右固有ベクトルの相対位相を決定するようにも構成された装置と、
を備える機器。 - 前記管路を通る前記材料の実際の流量が、前記右固有ベクトルの前記相対位相に対する前記左固有ベクトルの前記相対位相の差を使用することによって決定される、請求項20に記載の機器。
- 前記管路を通る前記材料の流量が、ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して決定される、請求項20に記載の機器。
- 前記右固有ベクトルの前記相対位相と前記左固有ベクトルの前記相対位相との平均を取ることにより、前記管路を通る前記材料の前記流量についての前記ゼロ・オフセットを決定することを更に含む、請求項22に記載の機器。
- 前記右固有ベクトルの前記相対位相から前記左固有ベクトルの前記相対位相を差し引くことにより、前記管路を通る前記材料の実際の流量が決定され、
前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用して決定された前記流量を前記実際の流量と比較することにより、前記管路を通る材料の流量についての前記ゼロ・オフセットが決定される、
請求項22に記載の機器。 - 前記左固有ベクトルの前記相対位相が、残留柔軟性応答及び電磁気漏話について補正される、請求項20に記載の機器。
- 前記少なくとも2つの駆動部を使用して前記管路の前記振動モードを励起している間に、前記振動管路上の第1位置と、前記振動管路上の第2位置との間の第1相対位相が決定され、
前記少なくとも2つの駆動部のうちの第1の駆動部を除くすべての駆動部を使用して前記管路の前記振動モードを励起する間に、前記振動管路上の前記第1位置と、前記振動管路上の前記第2位置との間の第2相対位相が決定され、
前記少なくとも2つの駆動部のうちの第2の駆動部を除くすべての駆動部を使用して前記管路の前記振動モードを励起する間に、前記振動管路上の前記第1位置と、前記振動管路上の前記第2位置との間の第3相対位相が決定され、
前記第1相対位相から前記第2相対位相を差し引くことにより、前記少なくとも2つの駆動部の前記第1の駆動部についての残留柔軟性応答及び電磁気漏話が決定され、
前記第1相対位相から前記第3相対位相を差し引くことにより、前記少なくとも2つの駆動部の前記第2の駆動部についての残留柔軟性応答及び電磁気漏話が決定される、
請求項25に記載の機器。 - 前記検出装置が、離間した関係の少なくとも2つのセンサを備える、請求項20に記載の機器。
- 前記装置が、前記左固有ベクトル及び前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定するプロセッサ実行コードである、請求項20に記載の機器。
- 前記装置が、前記左固有ベクトル及び前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定する回路である、請求項20に記載の機器。
- 管路を流れる材料を収容するように構成された管路(102)と、
前記管路の振動モードを励起する手段と、
前記振動管路の相対運動を検知する手段と、
前記管路についての左固有ベクトルの相対位相を周期的に決定する手段と、
前記管路についての前記右固有ベクトルの前記相対位相を決定する手段と、
前記右固有ベクトルの前記相対位相と前記左固有ベクトルの前記相対位相との平均を取ることにより、前記管路を流れる前記材料についてのゼロ・オフセットを決定する手段と、
前記ゼロ・オフセットで補正された前記右固有ベクトルの前記相対位相を使用することによって実際の材料流量を決定する手段と、
を備える機器。
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